JPH0752405Y2 - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0752405Y2 JPH0752405Y2 JP1989145761U JP14576189U JPH0752405Y2 JP H0752405 Y2 JPH0752405 Y2 JP H0752405Y2 JP 1989145761 U JP1989145761 U JP 1989145761U JP 14576189 U JP14576189 U JP 14576189U JP H0752405 Y2 JPH0752405 Y2 JP H0752405Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- molding material
- molding
- claw
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、上下一対の成形型間で成形材料をプレス成形
するとき、その成形材料の周縁部を挟持する複数のクラ
ンプを具備し、その各クランプは、互いに回動可能に枢
着された一対のクランプ爪を有し、これらのクランプ爪
は、ばね力によって成形材料の周縁部を挟持してクラン
プする爪先端部と、一対のクランプ爪の枢着部に関して
前記爪先端部とは反対側に位置する爪後端部とを有し、
各クランプは、その一対のクランプ爪が成形材料の周縁
部を挟持した状態で、成形材料を引張る向きに付勢され
ているクランプ装置に関するものである。
するとき、その成形材料の周縁部を挟持する複数のクラ
ンプを具備し、その各クランプは、互いに回動可能に枢
着された一対のクランプ爪を有し、これらのクランプ爪
は、ばね力によって成形材料の周縁部を挟持してクラン
プする爪先端部と、一対のクランプ爪の枢着部に関して
前記爪先端部とは反対側に位置する爪後端部とを有し、
各クランプは、その一対のクランプ爪が成形材料の周縁
部を挟持した状態で、成形材料を引張る向きに付勢され
ているクランプ装置に関するものである。
[従来技術] 熱可塑性合成樹脂シート、カーペット、それら両者の積
層材料などの成形材料をプレス成形するとき、その周縁
部を上記形式のクランプ装置によって挟持することは従
来より公知である。
層材料などの成形材料をプレス成形するとき、その周縁
部を上記形式のクランプ装置によって挟持することは従
来より公知である。
より具体的に示すと、例えば合成樹脂シート層が裏打ち
されたカーペットを、凹凸のある車両床面に沿うように
上下一対の成形型で成形するとき、第5図に示したよう
に、カーペット3の周縁部をクランプ4で挟み、そのク
ランプ4をばね5を介して周囲の枠6に連結した状態
で、カーペットを所定温度まで加熱したのち、上型1と
下型2との間に挿入し、両型1,2を型締めしてプレス成
形している。このときカーペット3の周囲をばね5で引
張るのは、両型1,2を型締めすると、カーペット3が型
の成形面に沿うために、型の中央に向って引き込まれる
が、その引き込まれるとき、調整されたばね5の力によ
りカーペット3に適度な緊張を与えるためのものであ
る。すなわち、カーペットが必要以上に引き込まれると
成形品にしわが発生することがあり、逆にばね5の力が
強く、引き込まれる長さが少ないと、カーペットが極度
に延伸され薄くなったり、さらに部分的に破断すること
があるからである。
されたカーペットを、凹凸のある車両床面に沿うように
上下一対の成形型で成形するとき、第5図に示したよう
に、カーペット3の周縁部をクランプ4で挟み、そのク
ランプ4をばね5を介して周囲の枠6に連結した状態
で、カーペットを所定温度まで加熱したのち、上型1と
下型2との間に挿入し、両型1,2を型締めしてプレス成
形している。このときカーペット3の周囲をばね5で引
張るのは、両型1,2を型締めすると、カーペット3が型
の成形面に沿うために、型の中央に向って引き込まれる
が、その引き込まれるとき、調整されたばね5の力によ
りカーペット3に適度な緊張を与えるためのものであ
る。すなわち、カーペットが必要以上に引き込まれると
成形品にしわが発生することがあり、逆にばね5の力が
強く、引き込まれる長さが少ないと、カーペットが極度
に延伸され薄くなったり、さらに部分的に破断すること
があるからである。
上述のように、クランプは成形材料の周縁部を挟持して
クランプするものであるが、かかるクランプが成形型間
に引き込まれてしまうと、型締め時にそのクランプが破
損することがある。
クランプするものであるが、かかるクランプが成形型間
に引き込まれてしまうと、型締め時にそのクランプが破
損することがある。
そこで、成形型の端面に当接し得るストッパをクランプ
に設け、成形材料の成形時に、クランプが成形型内へ引
き込まれないように工夫したクランプ装置が提案されて
いる(実公平1−26448号公報参照)。
に設け、成形材料の成形時に、クランプが成形型内へ引
き込まれないように工夫したクランプ装置が提案されて
いる(実公平1−26448号公報参照)。
ところが、上述したクランプ装置によると、そのクラン
プが成形型内へ引き込まれて破損される不具合がなくな
るものの、ストッパが成形型に接したのちは、成形材料
の型内への引き込まれが阻止され、成形材料がクランプ
挟持位置まで破断することがある。また成形終了後に成
形材料からクランプを開放し、取除く必要があり、作業
性が低下する不具合も免れない。
プが成形型内へ引き込まれて破損される不具合がなくな
るものの、ストッパが成形型に接したのちは、成形材料
の型内への引き込まれが阻止され、成形材料がクランプ
挟持位置まで破断することがある。また成形終了後に成
形材料からクランプを開放し、取除く必要があり、作業
性が低下する不具合も免れない。
本考案の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって
除去したクランプ装置を提案することにある。
除去したクランプ装置を提案することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形
式のクランプ装置において、一対のクランプ爪のうちの
少なくとも一方に回動可能に枢着されたクランプ解除部
材を有し、該クランプ解除部材は、成形時に成形材料が
成形型の中央に向って引き込まれ、該クランプが成形型
に対し所定の距離まで近接したとき、成形型に当接して
その成形型から反力を受ける解除部材先端部と、クラン
プ爪に対するクランプ解除部材の枢着部に関して前記解
除部材先端部とは反対側に位置し、かつ当該解除部材先
端部が成形型から受ける反力によってクランプ解除部材
がその枢着部のまわりに回動したとき、前記クランプ爪
の爪後端部を加圧して当該クランプ爪をその枢着部のま
わりに回動させ、一対のクランプ爪による成形材料の挟
持を解除させる解除部材後端部とを有しているクランプ
装置を提案する。
式のクランプ装置において、一対のクランプ爪のうちの
少なくとも一方に回動可能に枢着されたクランプ解除部
材を有し、該クランプ解除部材は、成形時に成形材料が
成形型の中央に向って引き込まれ、該クランプが成形型
に対し所定の距離まで近接したとき、成形型に当接して
その成形型から反力を受ける解除部材先端部と、クラン
プ爪に対するクランプ解除部材の枢着部に関して前記解
除部材先端部とは反対側に位置し、かつ当該解除部材先
端部が成形型から受ける反力によってクランプ解除部材
がその枢着部のまわりに回動したとき、前記クランプ爪
の爪後端部を加圧して当該クランプ爪をその枢着部のま
わりに回動させ、一対のクランプ爪による成形材料の挟
持を解除させる解除部材後端部とを有しているクランプ
装置を提案する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
する。
第1図は、この考案の一例を示す断面図である。成形材
料3は左右のクランプ21を有するクランプ装置で張設さ
れていて、クランプ21はその一対のクランプ爪22の一端
に係止されたコイルばね31を介して図示していない外枠
に連結されている。第1図は成形の第1段階を示すもの
で、所定温度に保たれた成形材料3は上型1と下型2と
の間に挿入されている。このように、図示したクランプ
装置は、上下一対の成形型間で成形材料3をプレス成形
するとき、その成形材料3の周縁部を挟持する複数のク
ランプ21を具備している。
料3は左右のクランプ21を有するクランプ装置で張設さ
れていて、クランプ21はその一対のクランプ爪22の一端
に係止されたコイルばね31を介して図示していない外枠
に連結されている。第1図は成形の第1段階を示すもの
で、所定温度に保たれた成形材料3は上型1と下型2と
の間に挿入されている。このように、図示したクランプ
装置は、上下一対の成形型間で成形材料3をプレス成形
するとき、その成形材料3の周縁部を挟持する複数のク
ランプ21を具備している。
第2図は、成形の第2段階を示す図であるが、その詳細
を説明する前に、この図を参照してクランプ装置の構成
をより具体的に明らかにする。各クランプ21は、ピン40
を介して互いに回動可能に枢着された上述の一対のクラ
ンプ爪22を有し、これらのクランプ爪22は、捩りばね26
のばね力によって成形材料3の周縁部を挟持してクラン
プする爪先端部41と、一対のクランプ爪22の枢着部、す
なわちピン40に関して爪先端部41とは反対側に位置する
爪後端部42とを有している。両爪先端部41の互いに対向
した部分には歯が形成され、捩りばね26による加圧作用
により、両方の歯が成形材料3に係合し、その成形材料
3を挟持してクランプする。先に説明したように、一方
のクランプ爪22にはコイルばね31が連結され、これによ
って、各クランプ21は、その一対のクランプ爪22が成形
材料3の周縁部を挟持した状態で、成形材料3を引張る
向きに付勢されている。
を説明する前に、この図を参照してクランプ装置の構成
をより具体的に明らかにする。各クランプ21は、ピン40
を介して互いに回動可能に枢着された上述の一対のクラ
ンプ爪22を有し、これらのクランプ爪22は、捩りばね26
のばね力によって成形材料3の周縁部を挟持してクラン
プする爪先端部41と、一対のクランプ爪22の枢着部、す
なわちピン40に関して爪先端部41とは反対側に位置する
爪後端部42とを有している。両爪先端部41の互いに対向
した部分には歯が形成され、捩りばね26による加圧作用
により、両方の歯が成形材料3に係合し、その成形材料
3を挟持してクランプする。先に説明したように、一方
のクランプ爪22にはコイルばね31が連結され、これによ
って、各クランプ21は、その一対のクランプ爪22が成形
材料3の周縁部を挟持した状態で、成形材料3を引張る
向きに付勢されている。
またクランプ装置は、その各クランプ21の一対のクラン
プ爪22のうちの少なくとも一方に、ピン43を介して回動
可能に枢着されたクランプ解除部材23を有している。こ
の実施例では、各クランプ21の両クランプ爪22にクラン
プ解除部材23が付設され、各クランプ爪22の背面中央部
に、各クランプ解除部材23がピン43によって枢着されて
いる。各クランプ解除部材23は、解除部材先端部24と、
クランプ爪22に対するクランプ解除部材23の枢着部、す
なわちピン43に関して上述の解除部材先端部24とは反対
側に位置する解除部材後端部25とを有している。
プ爪22のうちの少なくとも一方に、ピン43を介して回動
可能に枢着されたクランプ解除部材23を有している。こ
の実施例では、各クランプ21の両クランプ爪22にクラン
プ解除部材23が付設され、各クランプ爪22の背面中央部
に、各クランプ解除部材23がピン43によって枢着されて
いる。各クランプ解除部材23は、解除部材先端部24と、
クランプ爪22に対するクランプ解除部材23の枢着部、す
なわちピン43に関して上述の解除部材先端部24とは反対
側に位置する解除部材後端部25とを有している。
ここで、前述のように第2図は成形の第2段階を示す図
であり、第1図に示した状態から、図示していない油圧
装置により、上下型1,2が接近したときの要部を拡大し
て示した図である。上下型1,2が接近すると、成形材料
3は上下型1,2の凹凸に倣うため、型の中心に向って引
き摺り込まれ、従ってクランプ21に枢着されたクランプ
解除部材23の解除部材先端部24が上下型1,2の側面に当
接する。このように、成形時の成形材料3が成形型の中
央に向って引き込まれ、クランプ21が成形型に対して所
定の距離まで近接したとき、解除部材先端部24は成形型
に当接し、これによってその先端部24は成形型から反力
を受けることになる。
であり、第1図に示した状態から、図示していない油圧
装置により、上下型1,2が接近したときの要部を拡大し
て示した図である。上下型1,2が接近すると、成形材料
3は上下型1,2の凹凸に倣うため、型の中心に向って引
き摺り込まれ、従ってクランプ21に枢着されたクランプ
解除部材23の解除部材先端部24が上下型1,2の側面に当
接する。このように、成形時の成形材料3が成形型の中
央に向って引き込まれ、クランプ21が成形型に対して所
定の距離まで近接したとき、解除部材先端部24は成形型
に当接し、これによってその先端部24は成形型から反力
を受けることになる。
第3図は成形の第3段階を示す図で、第2図からさらに
上下型1,2が接近した状態を示す要部断面図である。成
形材料3がさらに成形型内に引き摺り込まれ、解除部材
先端部24が成形型から受ける反力により、その成形型の
側面に沿ってクランプ爪22から離れる向きに動き、クラ
ンプ解除部材23がピン43のまわりを回動する。これによ
って解除部材後端部25がクランプ爪22の爪後端部42を加
圧する。
上下型1,2が接近した状態を示す要部断面図である。成
形材料3がさらに成形型内に引き摺り込まれ、解除部材
先端部24が成形型から受ける反力により、その成形型の
側面に沿ってクランプ爪22から離れる向きに動き、クラ
ンプ解除部材23がピン43のまわりを回動する。これによ
って解除部材後端部25がクランプ爪22の爪後端部42を加
圧する。
第4図は成形の最終段階を示す要部断面図である。上下
型1,2が成形材料3を圧縮する所定位置に接近するよう
になり、成形材料3が型内に最大限に近く引き摺り込ま
れたとき、クランプ解除部材23の解除部材後端部25がク
ランプ爪22の爪後端部42を、捩りばね26の力に抗して押
圧し、その結果クランプ爪22の爪先端部41の歯が互いに
開き、成形材料3がクランプ21から開放される。そして
上下型1,2が所定位置で型締めされて成形が終了する。
型1,2が成形材料3を圧縮する所定位置に接近するよう
になり、成形材料3が型内に最大限に近く引き摺り込ま
れたとき、クランプ解除部材23の解除部材後端部25がク
ランプ爪22の爪後端部42を、捩りばね26の力に抗して押
圧し、その結果クランプ爪22の爪先端部41の歯が互いに
開き、成形材料3がクランプ21から開放される。そして
上下型1,2が所定位置で型締めされて成形が終了する。
上述のように、解除部材先端部24が成形型から受ける反
力によって、クランプ解除部材23が、その枢着部、すな
わちピン43のまわりに回動したとき、解除部材後端部25
は、クランプ爪22の爪後端部42を加圧してクランプ爪22
をその枢着部、すなわちピン40のまわりに回動させ、一
対のクランプ爪22による成形材料3の挟持を解除させる
のである。
力によって、クランプ解除部材23が、その枢着部、すな
わちピン43のまわりに回動したとき、解除部材後端部25
は、クランプ爪22の爪後端部42を加圧してクランプ爪22
をその枢着部、すなわちピン40のまわりに回動させ、一
対のクランプ爪22による成形材料3の挟持を解除させる
のである。
上記構成によれば、成形材料3をクランプする必要のあ
るときは、クランプ21がその成形材料3の周縁部を確実
に挟持してこれをクランプし、しかもそのクランプ21が
成形型に近接したとき、そのクランプ21に枢着されたク
ランプ解除部材23の解除部材先端部24が成形型に当接す
るので、クランプ21が成形型間に引き込まれてこれが破
損するおそれはない。しかも解除部材先端部24が成形型
に当接して成形型から反力を受けることにより、クラン
プ解除部材23が回動し、その解除部材後端部25がクラン
プ爪22の爪後端部42を加圧し、一対のクランプ爪22によ
る成形材料3の挟持を解除させるので、成形材料3に過
大な外力が加えられてこれが破断するおそれもない。ま
たクランプ爪22によって成形材料3が極度に引張られる
ことがないので、その爪先端部41によって成形材料3に
付けられる痕跡も僅かなものとなり、その成形材料3が
繊維質のものである場合、これをトリミングせずに、そ
のまま製品周端部として使用することも可能となる。
るときは、クランプ21がその成形材料3の周縁部を確実
に挟持してこれをクランプし、しかもそのクランプ21が
成形型に近接したとき、そのクランプ21に枢着されたク
ランプ解除部材23の解除部材先端部24が成形型に当接す
るので、クランプ21が成形型間に引き込まれてこれが破
損するおそれはない。しかも解除部材先端部24が成形型
に当接して成形型から反力を受けることにより、クラン
プ解除部材23が回動し、その解除部材後端部25がクラン
プ爪22の爪後端部42を加圧し、一対のクランプ爪22によ
る成形材料3の挟持を解除させるので、成形材料3に過
大な外力が加えられてこれが破断するおそれもない。ま
たクランプ爪22によって成形材料3が極度に引張られる
ことがないので、その爪先端部41によって成形材料3に
付けられる痕跡も僅かなものとなり、その成形材料3が
繊維質のものである場合、これをトリミングせずに、そ
のまま製品周端部として使用することも可能となる。
そのうえ、成形終了時にクランプ21が形成材料3から開
放されているので、クランプ21の解除作業を行う必要は
なく、作業性が向上する。
放されているので、クランプ21の解除作業を行う必要は
なく、作業性が向上する。
さらにクランプ装置の構成は極めて簡単であり、しかも
確実に作動し、そのコストを低減できる利点も得られ
る。
確実に作動し、そのコストを低減できる利点も得られ
る。
なお、上記実施例を示す図面は一断面を示したものであ
るが、クランプ解除部材23が枢着されたクランプ21は、
成形前に成形材料3の周囲に多数個設置されるものであ
り、その各々の型側面からの隔たり、コイルばね31の強
さなどは、成形する形状、材料により適宜調整されるも
のである。
るが、クランプ解除部材23が枢着されたクランプ21は、
成形前に成形材料3の周囲に多数個設置されるものであ
り、その各々の型側面からの隔たり、コイルばね31の強
さなどは、成形する形状、材料により適宜調整されるも
のである。
また上記の実施例では、一対のクランプ爪22の両者にク
ランプ解除部材23を設けたが、成形時の成形材料が比較
的剛性の高い材料の場合は、一方のクランプ爪22にの
み、クランプ解除部材23を設けるだけでもよいことは、
先にも説明した通りである。
ランプ解除部材23を設けたが、成形時の成形材料が比較
的剛性の高い材料の場合は、一方のクランプ爪22にの
み、クランプ解除部材23を設けるだけでもよいことは、
先にも説明した通りである。
この考案において成形される材料としては、熱可塑性合
成樹脂シート、繊維材料、フエルトおよびそれらの材料
が組合された複層材料などがある。また、本考案に係る
クランプ装置は、上下一対の成形型の下型上に基材とし
て、あらかじめ成形された合成樹脂成形品、合成樹脂を
含む成形品等を載置し、その表面に必要に応じて接着剤
を塗布したのち、成形型間で成形材料のプレス成形及び
成形材料と基材の接着を同時に行なうときにも採用でき
るものである。
成樹脂シート、繊維材料、フエルトおよびそれらの材料
が組合された複層材料などがある。また、本考案に係る
クランプ装置は、上下一対の成形型の下型上に基材とし
て、あらかじめ成形された合成樹脂成形品、合成樹脂を
含む成形品等を載置し、その表面に必要に応じて接着剤
を塗布したのち、成形型間で成形材料のプレス成形及び
成形材料と基材の接着を同時に行なうときにも採用でき
るものである。
[考案の効果] 本考案によれば、成形材料をクランプする必要のあると
きは、クランプがその成形材料の周縁部を確実に挟持し
てこれをクランプし、しかもそのクランプが成形型に近
接したとき、そのクランプに枢着されたクランプ解除部
材の解除部材先端部が成形型に当接するので、クランプ
が成形型間に引き込まれてこれが破損するおそれはな
い。
きは、クランプがその成形材料の周縁部を確実に挟持し
てこれをクランプし、しかもそのクランプが成形型に近
接したとき、そのクランプに枢着されたクランプ解除部
材の解除部材先端部が成形型に当接するので、クランプ
が成形型間に引き込まれてこれが破損するおそれはな
い。
しかも解除部材先端部が成形型に当接して成形型からの
反力を受けることにより、クランプ解除部材が回動し、
その解除部材後端部がクランプ爪の爪後端部を加圧し、
一対のクランプ爪による成形材料の挟持を解除させるの
で、成形材料に過大な外力が加えられてこれが破断する
おそれもない。
反力を受けることにより、クランプ解除部材が回動し、
その解除部材後端部がクランプ爪の爪後端部を加圧し、
一対のクランプ爪による成形材料の挟持を解除させるの
で、成形材料に過大な外力が加えられてこれが破断する
おそれもない。
またクランプ爪によって成形材料が極度に引張られるこ
とがないので、その爪先端部によって成形材料に付けら
れる痕跡も僅かなものとなる。
とがないので、その爪先端部によって成形材料に付けら
れる痕跡も僅かなものとなる。
そのうえ、成形終了時にクランプが成形材料から開放さ
れているので、クランプの解除作業を行う必要はなく、
作業性が向上する。
れているので、クランプの解除作業を行う必要はなく、
作業性が向上する。
さらにクランプ装置の構成は極めて簡単であり、しかも
確実に作動し、そのコストを低減できる利点も得られ
る。
確実に作動し、そのコストを低減できる利点も得られ
る。
第1図は、本考案の一例を示す断面図であって、成形の
第1段階を示し、第2図乃至第4図は、成形の第2乃至
第4段階をその順に示す要部断面図、そして第5図は従
来例を示す断面図である。 3…成形材料、21…クランプ 22…クランプ爪、23…クランプ解除部材 24…解除部材先端部、25…解除部材後端部 41…爪先端部、42…爪後端部
第1段階を示し、第2図乃至第4図は、成形の第2乃至
第4段階をその順に示す要部断面図、そして第5図は従
来例を示す断面図である。 3…成形材料、21…クランプ 22…クランプ爪、23…クランプ解除部材 24…解除部材先端部、25…解除部材後端部 41…爪先端部、42…爪後端部
Claims (1)
- 【請求項1】上下一対の成形型間で成形材料をプレス成
形するとき、その成形材料の周縁部を挟持する複数のク
ランプを具備し、その各クランプは、互いに回動可能に
枢着された一対のクランプ爪を有し、これらのクランプ
爪は、ばね力によって成形材料の周縁部を挟持してクラ
ンプする爪先端部と、一対のクランプ爪の枢着部に関し
て前記爪先端部とは反対側に位置する爪後端部とを有
し、各クランプは、その一対のクランプ爪が成形材料の
周縁部を挟持した状態で、成形材料を引張る向きに付勢
されているクランプ装置において、前記一対のクランプ
爪のうちの少なくとも一方に回動可能に枢着されたクラ
ンプ解除部材を有し、該クランプ解除部材は、成形時に
成形材料が成形型の中央に向って引き込まれ、該クラン
プが成形型に対し所定の距離まで近接したとき、成形型
に当接してその成形型から反力を受ける解除部材先端部
と、クランプ爪に対するクランプ解除部材の枢着部に関
して前記解除部材先端部とは反対側に位置し、かつ当該
解除部材先端部が成形型から受ける反力によってクラン
プ解除部材がその枢着部のまわりに回動したとき、前記
クランプ爪の爪後端部を加圧して当該クランプ爪をその
枢着部のまわりに回動させ、一対のクランプ爪による成
形材料の挟持を解除させる解除部材後端部とを有してい
ることを特徴とするクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989145761U JPH0752405Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989145761U JPH0752405Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | クランプ装置 |
Publications (2)
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---|---|
JPH0384405U JPH0384405U (ja) | 1991-08-27 |
JPH0752405Y2 true JPH0752405Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31692384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1989145761U Expired - Lifetime JPH0752405Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | クランプ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0752405Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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Family Cites Families (2)
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JPH0512435Y2 (ja) * | 1987-08-06 | 1993-03-30 |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP1989145761U patent/JPH0752405Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0384405U (ja) | 1991-08-27 |
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