JPH0751352Y2 - かしめ固定構造 - Google Patents
かしめ固定構造Info
- Publication number
- JPH0751352Y2 JPH0751352Y2 JP3334591U JP3334591U JPH0751352Y2 JP H0751352 Y2 JPH0751352 Y2 JP H0751352Y2 JP 3334591 U JP3334591 U JP 3334591U JP 3334591 U JP3334591 U JP 3334591U JP H0751352 Y2 JPH0751352 Y2 JP H0751352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- fixing member
- annular
- fixed
- taper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Clips For Writing Implements (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筆記具のクリップ取り
付けなどに適用されるかしめ固定構造に関するものであ
る。
付けなどに適用されるかしめ固定構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4および図5に示すように、第一固定
部材 10 の固定面 11 から突出する筒部 12 を第二固定
部材 20 の円環部 21 に挿入し、筒部 12 の先端縁をそ
の全周にわたって外側に折り曲げて第一固定部材 10 に
第二固定部材 20 をかしめ固定する構造は、構造が簡単
でしかも簡単な操作で固定できるので、各分野において
幅広く利用されているが、筆記具においてもしばしば利
用される。例えば、筆記具用キャップにおいて、図3に
示すように、蓋栓 80 にクリップ 90 を取り付ける場
合、クリップ 90 の円環部 91 の孔に筒部 81 を挿入
し、筒部 81 の先端縁81a を外側に折り曲げてかしめ固
定する。
部材 10 の固定面 11 から突出する筒部 12 を第二固定
部材 20 の円環部 21 に挿入し、筒部 12 の先端縁をそ
の全周にわたって外側に折り曲げて第一固定部材 10 に
第二固定部材 20 をかしめ固定する構造は、構造が簡単
でしかも簡単な操作で固定できるので、各分野において
幅広く利用されているが、筆記具においてもしばしば利
用される。例えば、筆記具用キャップにおいて、図3に
示すように、蓋栓 80 にクリップ 90 を取り付ける場
合、クリップ 90 の円環部 91 の孔に筒部 81 を挿入
し、筒部 81 の先端縁81a を外側に折り曲げてかしめ固
定する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】このとき、図5に示す
折り曲げ角度θ2 は、90゜以上にすることができず、
スプリングバックも起るので、折り曲げ角度θ2 はせい
ぜい80゜程度である。そして、折り曲げたときに筒部
12 にRが付くので、筒部 12 は円環部 21 の隅部のみ
に接した状態、つまり線接触の状態で固定することにな
る。従って、強固に固定することができない。このた
め、前記のクリップの例では、クリップに大きな力が作
用するので、クリップがぐらつく不具合がある。また、
筒部 12 の外周面と円環部 21 の中心孔の間にはクリア
ランスがあるが、筒部 12 を折り曲げて固定したとき
に、自動調芯機能がほとんど働かないので、筒部 12 と
円環部 21 の中心がずれる不具合がある。
折り曲げ角度θ2 は、90゜以上にすることができず、
スプリングバックも起るので、折り曲げ角度θ2 はせい
ぜい80゜程度である。そして、折り曲げたときに筒部
12 にRが付くので、筒部 12 は円環部 21 の隅部のみ
に接した状態、つまり線接触の状態で固定することにな
る。従って、強固に固定することができない。このた
め、前記のクリップの例では、クリップに大きな力が作
用するので、クリップがぐらつく不具合がある。また、
筒部 12 の外周面と円環部 21 の中心孔の間にはクリア
ランスがあるが、筒部 12 を折り曲げて固定したとき
に、自動調芯機能がほとんど働かないので、筒部 12 と
円環部 21 の中心がずれる不具合がある。
【0003】そこで本考案は、強固にかしめ固定するこ
とができ、かつ自動調芯機能が十分に働いて中心がずれ
ずに固定することができるかしめ固定構造を提供するこ
とを目的とするものである。
とができ、かつ自動調芯機能が十分に働いて中心がずれ
ずに固定することができるかしめ固定構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案のかしめ固定構造は、第一固定部材の固定
面から突出する筒部を第二固定部材の円環部に挿入し、
筒部の先端縁を外側に折り曲げて第一固定部材に第二固
定部材をかしめ固定する構造において、筒部の先端外周
に鍔部を一体に形成するとともに、筒部の固定面側から
鍔部にかけて角度が60゜〜80゜程度のテーパー部を
形成し、筒部とテーパー部の境界から固定面の距離が円
環部の板厚よりも僅かに短くなるようにする。
めに、本考案のかしめ固定構造は、第一固定部材の固定
面から突出する筒部を第二固定部材の円環部に挿入し、
筒部の先端縁を外側に折り曲げて第一固定部材に第二固
定部材をかしめ固定する構造において、筒部の先端外周
に鍔部を一体に形成するとともに、筒部の固定面側から
鍔部にかけて角度が60゜〜80゜程度のテーパー部を
形成し、筒部とテーパー部の境界から固定面の距離が円
環部の板厚よりも僅かに短くなるようにする。
【0005】
【作用】すなわち、筒部の外周面にテーパー部に続いて
鍔部が形成されているので、筒部を外側に折り曲げたと
きに、その折り曲げ角度θ2 が80゜以下であっても、
テーパー部から鍔部にかけた部分が円環部に面接触し、
強固にかしめ固定することかできる。また、筒部とテー
パー部の境界から固定面の距離が円環部の板厚よりも僅
かに短いので、折り曲げる過程で、テーパー部が円環部
をその全周にわたって外側に押しやる。従って、自動調
芯機能が十分に働いて両者の中心がずれることがない。
鍔部が形成されているので、筒部を外側に折り曲げたと
きに、その折り曲げ角度θ2 が80゜以下であっても、
テーパー部から鍔部にかけた部分が円環部に面接触し、
強固にかしめ固定することかできる。また、筒部とテー
パー部の境界から固定面の距離が円環部の板厚よりも僅
かに短いので、折り曲げる過程で、テーパー部が円環部
をその全周にわたって外側に押しやる。従って、自動調
芯機能が十分に働いて両者の中心がずれることがない。
【0006】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本考案を具
体的に説明する。図1において、第一固定部材 10 の固
定面 11 から筒部 12 が突出している。そして、筒部 1
2の先端外周に鍔部 13 が一体に成形されている。つま
り、筒部 12 の先端が大径になっている。また、固定面
11 から距離lだけ離間した位置から鍔部 13 にかけて
テーパー部 14 が形成されている。ここで、テーパー部
14 の角度θ1 は60゜〜80゜程度である。この角度
範囲は厳密なものではないが、例えば45゜では、折り
曲げの過程で角度が小さい間にテーパー部 14 が次に説
明する円環部21 に大きな角度で当たり、それ以上折り
曲げることが困難になる。第二固定部材 20 には、円環
部 21 が形成されており、その中心孔に筒部 12 を挿入
する。第二固定部材 20 の板厚dは、前記の距離lより
も僅かに大きくなっている。つまり、円環部 21 の隅部
はテーパー部 14 に対面している。
体的に説明する。図1において、第一固定部材 10 の固
定面 11 から筒部 12 が突出している。そして、筒部 1
2の先端外周に鍔部 13 が一体に成形されている。つま
り、筒部 12 の先端が大径になっている。また、固定面
11 から距離lだけ離間した位置から鍔部 13 にかけて
テーパー部 14 が形成されている。ここで、テーパー部
14 の角度θ1 は60゜〜80゜程度である。この角度
範囲は厳密なものではないが、例えば45゜では、折り
曲げの過程で角度が小さい間にテーパー部 14 が次に説
明する円環部21 に大きな角度で当たり、それ以上折り
曲げることが困難になる。第二固定部材 20 には、円環
部 21 が形成されており、その中心孔に筒部 12 を挿入
する。第二固定部材 20 の板厚dは、前記の距離lより
も僅かに大きくなっている。つまり、円環部 21 の隅部
はテーパー部 14 に対面している。
【0007】しかして、図2に示すように、筒部 12 の
先端をその全周にわたって外側に折り曲げるが、折り曲
げ角度θ2 が70゜ないし80゜になると、テーパー部
14から鍔部 13 にかけた部分が円環部 21 の表面に密
着する。つまり、テーパー部14 から鍔部 13 にかけた
部分が円環部 21 に面接触し、強固にかしめ固定するこ
とができる。
先端をその全周にわたって外側に折り曲げるが、折り曲
げ角度θ2 が70゜ないし80゜になると、テーパー部
14から鍔部 13 にかけた部分が円環部 21 の表面に密
着する。つまり、テーパー部14 から鍔部 13 にかけた
部分が円環部 21 に面接触し、強固にかしめ固定するこ
とができる。
【0008】次に、円環部 21 の隅部はテーパー部 14
に対面しているので、折り曲げる過程で、テーパー部 1
4 が円環部 21 の隅部に当たり、円環部 21 をその全周
にわたって外側に押しやる。このため、自動調芯機能が
十分に働いて筒部 12 と円環部 21 の中心が一致した状
態で固定することができる。従って、本考案のかしめ固
定構造を例えば図3に示す筆記具用キャップに提供する
と、クリップを強固に、かつ正確な位置に固定すること
ができる。
に対面しているので、折り曲げる過程で、テーパー部 1
4 が円環部 21 の隅部に当たり、円環部 21 をその全周
にわたって外側に押しやる。このため、自動調芯機能が
十分に働いて筒部 12 と円環部 21 の中心が一致した状
態で固定することができる。従って、本考案のかしめ固
定構造を例えば図3に示す筆記具用キャップに提供する
と、クリップを強固に、かつ正確な位置に固定すること
ができる。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のかしめ固
定構造は、第一固定部材の固定面から突出する筒部の先
端外周に鍔部を一体に形成するとともに、筒部の固定面
側から鍔部にかけて角度が60゜〜80゜程度のテーパ
ー部を形成し、筒部とテーパー部の境界から固定面の距
離が第二固定部材の円環部の板厚よりも僅かに短くなる
ようにするので、強固にかしめ固定することができ、か
つ自動調芯機能が十分に働いて中心がずれることがな
い。
定構造は、第一固定部材の固定面から突出する筒部の先
端外周に鍔部を一体に形成するとともに、筒部の固定面
側から鍔部にかけて角度が60゜〜80゜程度のテーパ
ー部を形成し、筒部とテーパー部の境界から固定面の距
離が第二固定部材の円環部の板厚よりも僅かに短くなる
ようにするので、強固にかしめ固定することができ、か
つ自動調芯機能が十分に働いて中心がずれることがな
い。
【図1】本考案実施例の断面図である。
【図2】本考案実施例のかしめ状態の説明図である。
【図3】本考案を筆記具用キャップに適用した例の説明
図である。
図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】従来例のかしめ状態の説明図である。
10 第一固定部材 11 固定面 12 筒部 13 鍔部 14 テーパー部 20 第二固定部材 21 円環部
Claims (1)
- 【請求項1】 第一固定部材の固定面から突出する筒部
を第二固定部材の円環部に挿入し、該筒部の先端縁を外
側に折り曲げて第一固定部材に第二固定部材をかしめ固
定する構造において、前記筒部の先端外周に鍔部が一体
に形成されるとともに、該筒部の固定面側から該鍔部に
かけて角度が60゜〜80゜程度のテーパー部が形成さ
れ、筒部とテーパー部の境界から該固定面の距離が該円
環部の板厚よりも僅かに短いことを特徴とするかしめ固
定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334591U JPH0751352Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | かしめ固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3334591U JPH0751352Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | かしめ固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120090U JPH04120090U (ja) | 1992-10-27 |
JPH0751352Y2 true JPH0751352Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31916038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3334591U Expired - Lifetime JPH0751352Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | かしめ固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751352Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3334591U patent/JPH0751352Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04120090U (ja) | 1992-10-27 |
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