JPH0751351A - 蒸散装置 - Google Patents
蒸散装置Info
- Publication number
- JPH0751351A JPH0751351A JP5222224A JP22222493A JPH0751351A JP H0751351 A JPH0751351 A JP H0751351A JP 5222224 A JP5222224 A JP 5222224A JP 22222493 A JP22222493 A JP 22222493A JP H0751351 A JPH0751351 A JP H0751351A
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- Japan
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- heating
- space
- evaporation
- drug
- input
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Links
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Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 当該空間の大きさに合った蒸散量をもって効
率的に薬剤の蒸散を行うことができる蒸散装置を提供す
る。 【構成】 蒸散装置は、装置本体101とこの装置本体
101のカートリッジ装填部121に着脱自在に装填さ
れる薬液カートリッジとから構成される。装置本体10
1の右側面部106には、空間設定SW151と換気率
設定SW152とが配置されている。そして、空間設定
SW151のオンによりHRの値を設定し、換気率設定
SW152のオンによりKRを設定すると、HRの値に
応じたT=120〜480と、KRの値に応じたT=3
00〜1200が設定される。そして、HRに対応する
Tの値に応じて、蒸散用サーミスタ118がT秒間発熱
作動した後、KRに対応するTの値に応じて、T秒間発
熱停止する。
率的に薬剤の蒸散を行うことができる蒸散装置を提供す
る。 【構成】 蒸散装置は、装置本体101とこの装置本体
101のカートリッジ装填部121に着脱自在に装填さ
れる薬液カートリッジとから構成される。装置本体10
1の右側面部106には、空間設定SW151と換気率
設定SW152とが配置されている。そして、空間設定
SW151のオンによりHRの値を設定し、換気率設定
SW152のオンによりKRを設定すると、HRの値に
応じたT=120〜480と、KRの値に応じたT=3
00〜1200が設定される。そして、HRに対応する
Tの値に応じて、蒸散用サーミスタ118がT秒間発熱
作動した後、KRに対応するTの値に応じて、T秒間発
熱停止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香剤、消臭剤、殺菌
剤、殺虫剤等の薬剤を蒸散させる蒸散装置に関する。
剤、殺虫剤等の薬剤を蒸散させる蒸散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸散装置としては、図16及び図
17に示したものが知られている。すなわち、蒸散装置
は、装置本体61とこの装置本体61に着脱自在に装填
される薬液カートリッジ62とから構成されている。装
置本体61は、外部ケース63を有し、この外部ケース
63の上面には蒸散口64が開成され、下面には挿入口
65が形成されている。外部ケース63の内部上方に
は、筒状部66が設けられており、この筒状部66の下
部内周には雌ねじ部67が形成されている。また、筒状
部66の上端部には中央に挿通孔68を有するヒーター
69が配設されており、このヒーター69には電源コー
ド口70から配索されたコードが接続される。
17に示したものが知られている。すなわち、蒸散装置
は、装置本体61とこの装置本体61に着脱自在に装填
される薬液カートリッジ62とから構成されている。装
置本体61は、外部ケース63を有し、この外部ケース
63の上面には蒸散口64が開成され、下面には挿入口
65が形成されている。外部ケース63の内部上方に
は、筒状部66が設けられており、この筒状部66の下
部内周には雌ねじ部67が形成されている。また、筒状
部66の上端部には中央に挿通孔68を有するヒーター
69が配設されており、このヒーター69には電源コー
ド口70から配索されたコードが接続される。
【0003】一方、薬液カートリッジ62は、芳香性等
の所定の効能を有する薬液71が収容された断面円形の
薬液容器72を有し、この薬液容器72の上端周部に
は、前記雌ねじ部67に螺合する雄ねじ部73が形成さ
れている。また、薬液容器72の上端開口部には、キャ
ップ74が嵌着されており、このキャップ74の中心部
には、上端部が薬液容器72の外部に突出し、かつ下端
部が薬液容器72の底面近傍まで延設された吸液芯75
が嵌装されている。
の所定の効能を有する薬液71が収容された断面円形の
薬液容器72を有し、この薬液容器72の上端周部に
は、前記雌ねじ部67に螺合する雄ねじ部73が形成さ
れている。また、薬液容器72の上端開口部には、キャ
ップ74が嵌着されており、このキャップ74の中心部
には、上端部が薬液容器72の外部に突出し、かつ下端
部が薬液容器72の底面近傍まで延設された吸液芯75
が嵌装されている。
【0004】かかる構造において、使用に際しては挿入
口65を介して薬液カートリッジ62を外部ケース63
内に挿入して回転させる。これにより、図17に示した
ように、薬液容器72の上端部に設けられた雄ねじ部7
3が、筒状部66に設けられた雌ねじ部67に螺合し
て、薬液カートリッジ62は装置本体61に装填され
る。このように、薬液カートリッジ62が装填される
と、吸液芯75の上端部はヒーター69の挿通孔68内
に遊挿された状態となる。この状態でヒーター69が発
熱動作することにより、吸液芯75から薬剤成分が蒸散
して、蒸散口64を介して外部に拡散するものである。
口65を介して薬液カートリッジ62を外部ケース63
内に挿入して回転させる。これにより、図17に示した
ように、薬液容器72の上端部に設けられた雄ねじ部7
3が、筒状部66に設けられた雌ねじ部67に螺合し
て、薬液カートリッジ62は装置本体61に装填され
る。このように、薬液カートリッジ62が装填される
と、吸液芯75の上端部はヒーター69の挿通孔68内
に遊挿された状態となる。この状態でヒーター69が発
熱動作することにより、吸液芯75から薬剤成分が蒸散
して、蒸散口64を介して外部に拡散するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の蒸散装置にあっては、この蒸散装置が配置さ
れる空間の大きさを考慮することなく、ヒーター69を
常時発熱作動させることにより蒸散を行うように構成さ
れている。このため、空間の大きさによっては薬剤成分
の蒸散量が過剰となってしまい、当該空間の雰囲気環境
が却って悪化してしまうおそれがある。また、このよう
に蒸散量が過剰となることにより、薬液70が浪費され
るのみならず、ヒーター69により無用な熱エネルギー
が消費されることとなり、薬液710を効率的に蒸散さ
せることができるものではなかった。
うな従来の蒸散装置にあっては、この蒸散装置が配置さ
れる空間の大きさを考慮することなく、ヒーター69を
常時発熱作動させることにより蒸散を行うように構成さ
れている。このため、空間の大きさによっては薬剤成分
の蒸散量が過剰となってしまい、当該空間の雰囲気環境
が却って悪化してしまうおそれがある。また、このよう
に蒸散量が過剰となることにより、薬液70が浪費され
るのみならず、ヒーター69により無用な熱エネルギー
が消費されることとなり、薬液710を効率的に蒸散さ
せることができるものではなかった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、当該空間の大きさに合った蒸散量
をもって効率的に薬剤の蒸散を行うことができる蒸散装
置を提供することを目的とするものである。
なされたものであり、当該空間の大きさに合った蒸散量
をもって効率的に薬剤の蒸散を行うことができる蒸散装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、加熱に伴って蒸散する薬剤を供給
する薬剤供給手段と、該薬剤供給手段から供給された薬
剤を加熱する加熱手段と、前記薬剤を蒸散させる空間の
大きさを入力する入力手段と、該入力手段により入力さ
れた前記空間の大きさ応じて前記加熱手段の加熱状態を
制御する制御手段とを有している。
に本発明にあっては、加熱に伴って蒸散する薬剤を供給
する薬剤供給手段と、該薬剤供給手段から供給された薬
剤を加熱する加熱手段と、前記薬剤を蒸散させる空間の
大きさを入力する入力手段と、該入力手段により入力さ
れた前記空間の大きさ応じて前記加熱手段の加熱状態を
制御する制御手段とを有している。
【0008】また、本発明の他の構成にあっては、加熱
に伴って蒸散する薬剤を供給する薬剤供給手段と、該薬
剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段と、
前記薬剤を蒸散させる空間の大きさを入力する第1の入
力手段と、前記空間の換気状態を入力する第2の入力手
段と、この両入力手段により入力された前記空間の大き
さと換気状態とに応じて、前記加熱手段の加熱状態を制
御する制御手段とを有しており、あるいは、前記入力手
段により入力された前記空間の大きさや換気状態を表示
する表示手段がさらに設けられている。
に伴って蒸散する薬剤を供給する薬剤供給手段と、該薬
剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段と、
前記薬剤を蒸散させる空間の大きさを入力する第1の入
力手段と、前記空間の換気状態を入力する第2の入力手
段と、この両入力手段により入力された前記空間の大き
さと換気状態とに応じて、前記加熱手段の加熱状態を制
御する制御手段とを有しており、あるいは、前記入力手
段により入力された前記空間の大きさや換気状態を表示
する表示手段がさらに設けられている。
【0009】
【作用】前記構成において、薬剤供給手段より供給され
た薬剤は、加熱手段により加熱されることにより蒸散す
る。このとき、加熱手段の加熱状態は、予め入力された
空間の大きさ、あるいは空間の大きさと空間の換気状態
とに応じて、制御手段により制御される。つまり、制御
手段が蒸散させる空間の大きさや当該空間の換気状態に
応じて、加熱手段の加熱状態を制御することにより、薬
剤は当該空間の大きさや換気状態に応じた蒸散量をもっ
て蒸散する。また、入力された空間の大きさや換気状態
は表示手段により表示される。
た薬剤は、加熱手段により加熱されることにより蒸散す
る。このとき、加熱手段の加熱状態は、予め入力された
空間の大きさ、あるいは空間の大きさと空間の換気状態
とに応じて、制御手段により制御される。つまり、制御
手段が蒸散させる空間の大きさや当該空間の換気状態に
応じて、加熱手段の加熱状態を制御することにより、薬
剤は当該空間の大きさや換気状態に応じた蒸散量をもっ
て蒸散する。また、入力された空間の大きさや換気状態
は表示手段により表示される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1に示すように、蒸散装置は、装置本体10
1とこの装置本体101に着脱自在に装填される薬液カ
ートリッジ102とから構成される。前記装置本体10
1は外部ケース103を有し、この外部ケース103に
は、図2,3に示すように、上面部104、左右側面部
105,106、上部のみに設けられた前面部107及
び背面部108が一体的に形成されている。
明する。図1に示すように、蒸散装置は、装置本体10
1とこの装置本体101に着脱自在に装填される薬液カ
ートリッジ102とから構成される。前記装置本体10
1は外部ケース103を有し、この外部ケース103に
は、図2,3に示すように、上面部104、左右側面部
105,106、上部のみに設けられた前面部107及
び背面部108が一体的に形成されている。
【0011】外部ケース103の内部には、前面部7に
沿って上下方向に延在する空気流通路109が隔成され
ており、この空気流通路109は縦隔壁110により外
部ケース103の他側部側と仕切られている。また、空
気流通路109の下端部には、その全面に亙って蒸散用
空気取り入れ口111が開成されており、上端部には蒸
散口112が開成されている。空気流通路109内の下
部には、前記縦隔壁110に基板取付部116が突設さ
れており、該基板取付部116により、プリント基板1
17が支持され、該プリント基板117に蒸散用サーミ
スタ118がその基部を下方に変位させた斜状にて固定
されている。
沿って上下方向に延在する空気流通路109が隔成され
ており、この空気流通路109は縦隔壁110により外
部ケース103の他側部側と仕切られている。また、空
気流通路109の下端部には、その全面に亙って蒸散用
空気取り入れ口111が開成されており、上端部には蒸
散口112が開成されている。空気流通路109内の下
部には、前記縦隔壁110に基板取付部116が突設さ
れており、該基板取付部116により、プリント基板1
17が支持され、該プリント基板117に蒸散用サーミ
スタ118がその基部を下方に変位させた斜状にて固定
されている。
【0012】前記外部ケース103の縦隔壁110より
他側部側には、この縦隔壁110の中央部よりやや下部
に一端部を結合されて、前記上面部104と平行に横方
向へ延在する横隔壁120が一体的に形成されている。
この横隔壁120は、縦隔壁110に結合された一端部
に上方に変位した斜状であって、他端部は前記背面部1
08に結合されている。横隔壁120の上部には、カー
トリッジ装填部121が設けられており、カートリッジ
装填部121は前記背面部108に形成された挿入口1
22を介して外部に開放している。
他側部側には、この縦隔壁110の中央部よりやや下部
に一端部を結合されて、前記上面部104と平行に横方
向へ延在する横隔壁120が一体的に形成されている。
この横隔壁120は、縦隔壁110に結合された一端部
に上方に変位した斜状であって、他端部は前記背面部1
08に結合されている。横隔壁120の上部には、カー
トリッジ装填部121が設けられており、カートリッジ
装填部121は前記背面部108に形成された挿入口1
22を介して外部に開放している。
【0013】この挿入口122は、縦長の長方形状であ
って、カートリッジ装填部121は挿入口122の開口
縁に連なる左側壁124と右側壁125、及び上壁12
6と下壁127、及び前記挿入口122と対向する奥壁
128とにより隔成されている。前記下壁127は、横
隔壁120の上面であり、よって、挿入口122側から
奥壁128側に亙って徐々に上昇する傾斜状に成形され
ている。また、上壁126は下壁127と平行に延在
し、よって上壁126も挿入口122側から奥壁128
側に亙って徐々に上昇する傾斜状に成形されている。こ
の平行に延在する上壁126と下壁127とには、挿入
口122側から奥壁128側に亙って延在する一対の平
行なリブにより、上部ガイド溝129と下部ガイド溝1
30とが設けられている。また、前記奥壁128の下部
には、薬液容器取り出しボタン119が摺動自在に貫通
配置され、上部には縦隔壁110を貫通する吸液芯通路
123が設けられている。
って、カートリッジ装填部121は挿入口122の開口
縁に連なる左側壁124と右側壁125、及び上壁12
6と下壁127、及び前記挿入口122と対向する奥壁
128とにより隔成されている。前記下壁127は、横
隔壁120の上面であり、よって、挿入口122側から
奥壁128側に亙って徐々に上昇する傾斜状に成形され
ている。また、上壁126は下壁127と平行に延在
し、よって上壁126も挿入口122側から奥壁128
側に亙って徐々に上昇する傾斜状に成形されている。こ
の平行に延在する上壁126と下壁127とには、挿入
口122側から奥壁128側に亙って延在する一対の平
行なリブにより、上部ガイド溝129と下部ガイド溝1
30とが設けられている。また、前記奥壁128の下部
には、薬液容器取り出しボタン119が摺動自在に貫通
配置され、上部には縦隔壁110を貫通する吸液芯通路
123が設けられている。
【0014】一方、薬液カートリッジ102は、薬液容
器131を有し、その内部には所定の温度以上では温度
に比例した量をもって蒸発する特性の薬液132が収容
されている。この薬液容器131は、前記挿入口122
からカートリッジ装填部121に挿入可能な断面長方形
状であり、カートリッジ装填部121の奥行き寸法より
やや長尺状に形成されている。この薬液容器131の内
部には、一端部が薬液容器131の底壁に当接する吸液
芯133が配置され、該吸液芯133の他端部には薬液
容器131の前面上部から外部に突出する突設部135
が設けられている。
器131を有し、その内部には所定の温度以上では温度
に比例した量をもって蒸発する特性の薬液132が収容
されている。この薬液容器131は、前記挿入口122
からカートリッジ装填部121に挿入可能な断面長方形
状であり、カートリッジ装填部121の奥行き寸法より
やや長尺状に形成されている。この薬液容器131の内
部には、一端部が薬液容器131の底壁に当接する吸液
芯133が配置され、該吸液芯133の他端部には薬液
容器131の前面上部から外部に突出する突設部135
が設けられている。
【0015】なお、この突設部135の基端周部には耐
熱性を有するシール部材134が嵌着されている。ま
た、薬液容器131の上面と下面には、上部ガイド凸条
136と下部ガイド凸条137とが各々突設されてお
り、ガイド凸条136にあっては前記上部ガイド溝12
9に内挿し得る幅に、下部ガイド凸条137にあっては
前記下部ガイド溝130に内挿し得る幅に各々形成され
ている。
熱性を有するシール部材134が嵌着されている。ま
た、薬液容器131の上面と下面には、上部ガイド凸条
136と下部ガイド凸条137とが各々突設されてお
り、ガイド凸条136にあっては前記上部ガイド溝12
9に内挿し得る幅に、下部ガイド凸条137にあっては
前記下部ガイド溝130に内挿し得る幅に各々形成され
ている。
【0016】他方、図2に示すように、装置本体101
の右側面部106には、その外面にLCD表示部138
と、蒸散指示ボタン140、空間設定ボタン149、及
び換気率設定ボタン150が配置されている。蒸散指示
ボタン140には蒸散指示SW142が付設され、空間
設定ボタン149には空間設定SW151が付設されて
いるともに、換気率設定ボタン150には換気率設定S
W152が付設されている。これら、各SW142,1
51,152及びLCD表示部138は、右側面部10
6の内部に配置された制御回路プリント基板143に接
続されており、該制御回路プリント基板143には、制
御用LSI144が設けられている。
の右側面部106には、その外面にLCD表示部138
と、蒸散指示ボタン140、空間設定ボタン149、及
び換気率設定ボタン150が配置されている。蒸散指示
ボタン140には蒸散指示SW142が付設され、空間
設定ボタン149には空間設定SW151が付設されて
いるともに、換気率設定ボタン150には換気率設定S
W152が付設されている。これら、各SW142,1
51,152及びLCD表示部138は、右側面部10
6の内部に配置された制御回路プリント基板143に接
続されており、該制御回路プリント基板143には、制
御用LSI144が設けられている。
【0017】制御用LSI144は、図4に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146とワー
ク用のRAM153、及び前記LCD表示部138を駆
動するLCDドライバー147等で構成され、制御用電
源及び所定周波数のクロックが入力される。また、CP
U145には、前記蒸散指示SW142、空間設定SW
151、及び換気率設定SW152から、信号が入力さ
れる。そして、CPU145は、これら入力信号とRO
M146に格納されているプログラム及びRAM153
に一時記憶されるデータ等に従って動作し、前記LCD
ドライバー147を制御するとともに、サーミスタ制御
回路148に必要な指示を行う。該サーミスタ制御回路
148は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU14
5からの指示に従って蒸散用サーミスタ118を制御す
る。
に、CPU145、プログラム用のROM146とワー
ク用のRAM153、及び前記LCD表示部138を駆
動するLCDドライバー147等で構成され、制御用電
源及び所定周波数のクロックが入力される。また、CP
U145には、前記蒸散指示SW142、空間設定SW
151、及び換気率設定SW152から、信号が入力さ
れる。そして、CPU145は、これら入力信号とRO
M146に格納されているプログラム及びRAM153
に一時記憶されるデータ等に従って動作し、前記LCD
ドライバー147を制御するとともに、サーミスタ制御
回路148に必要な指示を行う。該サーミスタ制御回路
148は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU14
5からの指示に従って蒸散用サーミスタ118を制御す
る。
【0018】また、前記LCD表示部138には、図5
に示したように、点灯することにより空間の大きさであ
る“4畳”“6畳”“8畳”“12畳”表示するセグメ
ントNO.1、NO.2、NO.3、NO.4が設けら
れている。さらに、LCD表示部138には、各列ごと
に複数の矢印で構成され換気率を表示するためのセグメ
ントNO.5、NO.6、NO.7、NO.8が設けら
れている。
に示したように、点灯することにより空間の大きさであ
る“4畳”“6畳”“8畳”“12畳”表示するセグメ
ントNO.1、NO.2、NO.3、NO.4が設けら
れている。さらに、LCD表示部138には、各列ごと
に複数の矢印で構成され換気率を表示するためのセグメ
ントNO.5、NO.6、NO.7、NO.8が設けら
れている。
【0019】以上の構成にかかる本実施例において、使
用に際しては装置本体101を所定の位置に配置したま
ま、薬液カートリッジ102を、吸液芯133の突設部
135側を先端上部にして、挿入口122よりカートリ
ッジ装填部121内に挿入する。このとき、上部ガイド
溝129と上部ガイド凸条136、及び下部ガイド溝1
30と下部ガイド凸条137を各々合致させた後押し込
む。すると、このガイド溝129,130とガイド凸条
136,137とによる嵌合のみならず、左右側壁12
4,125及び上下壁126,127と摺接によりガイ
ドされて、薬液カートリッジ102はカートリッジ装填
部121の奥方向に摺動する。
用に際しては装置本体101を所定の位置に配置したま
ま、薬液カートリッジ102を、吸液芯133の突設部
135側を先端上部にして、挿入口122よりカートリ
ッジ装填部121内に挿入する。このとき、上部ガイド
溝129と上部ガイド凸条136、及び下部ガイド溝1
30と下部ガイド凸条137を各々合致させた後押し込
む。すると、このガイド溝129,130とガイド凸条
136,137とによる嵌合のみならず、左右側壁12
4,125及び上下壁126,127と摺接によりガイ
ドされて、薬液カートリッジ102はカートリッジ装填
部121の奥方向に摺動する。
【0020】そして、この摺動に伴って、吸液芯133
の突設部135が吸液芯通路123を挿通して、蒸散用
サーミスタ118上に到来する。また、薬液容器31の
下部先端が薬液容器取り出しボタン119に当接し、こ
れにより薬液容器取り出しボタン119が外部に突出し
て、薬液カートリッジ102には所定位置に到達する。
また、薬液32は吸液芯33に浸入して突設部35に浸
出し、よって突設部35には常時薬液32が供給され
る。
の突設部135が吸液芯通路123を挿通して、蒸散用
サーミスタ118上に到来する。また、薬液容器31の
下部先端が薬液容器取り出しボタン119に当接し、こ
れにより薬液容器取り出しボタン119が外部に突出し
て、薬液カートリッジ102には所定位置に到達する。
また、薬液32は吸液芯33に浸入して突設部35に浸
出し、よって突設部35には常時薬液32が供給され
る。
【0021】この状態で、図外の電源を投入すると、C
PU145は、図6に示したフローチャートに従って制
御を開始する。すなわち、先ずレジスタHRに初期値
“1”をセットするとともに(SA1)、レジスタKR
に初期値“5”をセットする(SA2)。次に、このH
R,KRの示すセグメントを点灯させ(SA3)、よっ
て、この時点ではセグメントNO.1(空間“4畳”)
と、セグメントNO.5(換気率を示す左端の矢印)と
が点灯する。
PU145は、図6に示したフローチャートに従って制
御を開始する。すなわち、先ずレジスタHRに初期値
“1”をセットするとともに(SA1)、レジスタKR
に初期値“5”をセットする(SA2)。次に、このH
R,KRの示すセグメントを点灯させ(SA3)、よっ
て、この時点ではセグメントNO.1(空間“4畳”)
と、セグメントNO.5(換気率を示す左端の矢印)と
が点灯する。
【0022】次に、空間設定SW151がONとなった
否かを判別し(SA4)、ONとなっていない場合には
SA5〜SA7の判別処理を実行することなくSA8に
進む。しかし、ユーザーが空間設定ボタン149を操作
することにより、空間設定SW151がONとなると、
SA4からSA5に進んでHR=4か否かを判別する。
HR=4となっている場合には、HRに初期値“1”を
セットし(SA6)、HR=4となっていない場合に
は、HRの値をカウントアップさせる(SA7)。した
がって、HRの値は、空間設定ボタン149の操作によ
り、空間設定SW151がONとなる都度、初期値
“1”から最大値“4”までの範囲で変化し、この変化
したHRのの値に対応するNO.のセグメントを後述す
るSA12の処理により点灯させる。
否かを判別し(SA4)、ONとなっていない場合には
SA5〜SA7の判別処理を実行することなくSA8に
進む。しかし、ユーザーが空間設定ボタン149を操作
することにより、空間設定SW151がONとなると、
SA4からSA5に進んでHR=4か否かを判別する。
HR=4となっている場合には、HRに初期値“1”を
セットし(SA6)、HR=4となっていない場合に
は、HRの値をカウントアップさせる(SA7)。した
がって、HRの値は、空間設定ボタン149の操作によ
り、空間設定SW151がONとなる都度、初期値
“1”から最大値“4”までの範囲で変化し、この変化
したHRのの値に対応するNO.のセグメントを後述す
るSA12の処理により点灯させる。
【0023】また、空間設定SW151がOFFである
場合及びSA6又はSA7の処理を実行した後には、換
気率設定SW152がONとなった否かを判別し(SA
8)、ONとなっていない場合にはSA9〜SA11の
判別処理を実行することなくSA12に進む。ユーザー
が換気率設定ボタン150を操作することにより、換気
率設定SW152がONとなると、SA8からSA9に
進んでKR=8か否かを判別する。KR=8となってい
る場合には、KRに初期値“5”をセットし(SA1
0)、KR=8となっていない場合には、KRの値をカ
ウントアップさせる(SA11)。したがって、KRの
値は、換気率設定ボタン149の操作により、換気率設
定SW152がONとなる都度、初期値“5”から最大
値“8”までの範囲で変化する。引き続き、このように
して変化させたHR及びKRの値に対応するNO.のセ
グメントを、点灯させる(SA12)。
場合及びSA6又はSA7の処理を実行した後には、換
気率設定SW152がONとなった否かを判別し(SA
8)、ONとなっていない場合にはSA9〜SA11の
判別処理を実行することなくSA12に進む。ユーザー
が換気率設定ボタン150を操作することにより、換気
率設定SW152がONとなると、SA8からSA9に
進んでKR=8か否かを判別する。KR=8となってい
る場合には、KRに初期値“5”をセットし(SA1
0)、KR=8となっていない場合には、KRの値をカ
ウントアップさせる(SA11)。したがって、KRの
値は、換気率設定ボタン149の操作により、換気率設
定SW152がONとなる都度、初期値“5”から最大
値“8”までの範囲で変化する。引き続き、このように
して変化させたHR及びKRの値に対応するNO.のセ
グメントを、点灯させる(SA12)。
【0024】次に、蒸散指示SW142がONとなった
か否かを判別し(SA13)、ONとなっていない場合
にはSA4に戻る。ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより蒸散指示SW142がONになる
と、蒸散処理を実行した後(SA14)、再度蒸散指示
SW142がONとなったか否かを判別する。そして、
蒸散指示SW142がOFF状態を継続する限りSA1
4→SA15→SA14のループを繰り返して、蒸散処
理を継続し、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作す
ることにより、蒸散指示SW142がONとなった時点
で蒸散処理を終了してSA4に戻る。
か否かを判別し(SA13)、ONとなっていない場合
にはSA4に戻る。ユーザーが蒸散指示ボタン140を
操作することにより蒸散指示SW142がONになる
と、蒸散処理を実行した後(SA14)、再度蒸散指示
SW142がONとなったか否かを判別する。そして、
蒸散指示SW142がOFF状態を継続する限りSA1
4→SA15→SA14のループを繰り返して、蒸散処
理を継続し、ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作す
ることにより、蒸散指示SW142がONとなった時点
で蒸散処理を終了してSA4に戻る。
【0025】前記蒸散処理(SA14)は、図7に示し
たフローチャートに従って実行され、先ず蒸散用サーミ
スタ118を通電させる(SB1)。次に、HRの値を
判別して、HR=1である場合(SB2がYES)には
レジスタTに“120”を格納し(SB3)、HR=2
である場合(SB4がYES)には“240”を格納す
る(SB5)。また、HR=3である場合(SB6がY
ES)には“360”を格納し(SB7)、HR=4で
ある場合(SB2,SB4,SB6がNO)には“48
0”を格納する(SB8)。
たフローチャートに従って実行され、先ず蒸散用サーミ
スタ118を通電させる(SB1)。次に、HRの値を
判別して、HR=1である場合(SB2がYES)には
レジスタTに“120”を格納し(SB3)、HR=2
である場合(SB4がYES)には“240”を格納す
る(SB5)。また、HR=3である場合(SB6がY
ES)には“360”を格納し(SB7)、HR=4で
ある場合(SB2,SB4,SB6がNO)には“48
0”を格納する(SB8)。
【0026】このように対応する各ステップSB3,S
B5,SB7,SB8で、HRの値に応じてTの値を格
納した後、続くSB9では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SB10)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SB11)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SB12)、T≠0である場合にはSB9に戻る。よ
って、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、
T=0となるまでSB9〜SB12のループが繰り返さ
れる。したがって、その間蒸散用サーミスタ118がオ
ンである状態が、T秒間継続する。そして、T=0とな
ってT秒間が経過すると、SB12からSB13に進
み、蒸散用サーミスタ118の通電を停止させる。
B5,SB7,SB8で、HRの値に応じてTの値を格
納した後、続くSB9では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SB10)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SB11)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SB12)、T≠0である場合にはSB9に戻る。よ
って、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、
T=0となるまでSB9〜SB12のループが繰り返さ
れる。したがって、その間蒸散用サーミスタ118がオ
ンである状態が、T秒間継続する。そして、T=0とな
ってT秒間が経過すると、SB12からSB13に進
み、蒸散用サーミスタ118の通電を停止させる。
【0027】次に、KRの値を判別して、KR=8であ
る場合(SB14がYES)にはレジスタTに“30
0”を格納し(SB15)、KR=7である場合(SB
16がYES)には“600”を格納する(SB1
7)。また、KR=6である場合(SB18がYES)
には“900”を格納し(SB19)、KR=5である
場合(SB14,SB16,SB18がNO)には“1
200”を格納する(SB20)。
る場合(SB14がYES)にはレジスタTに“30
0”を格納し(SB15)、KR=7である場合(SB
16がYES)には“600”を格納する(SB1
7)。また、KR=6である場合(SB18がYES)
には“900”を格納し(SB19)、KR=5である
場合(SB14,SB16,SB18がNO)には“1
200”を格納する(SB20)。
【0028】そして、各ステップSB15,SB17,
SB19,SB20で、KRの値に応じてTの値が格納
した後、続くSB21では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SB22)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SB23)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SB24)、T≠0である場合にはSB9に戻る。よ
って、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、
T=0となるまでSB21〜SB24のループが繰り返
される。したがって、その間蒸散用サーミスタ118が
オフである状態が、T秒間継続する。そして、T=0と
なってT秒間が経過すると、SB24からSB1に戻
り、SB1からの判別処理を繰り返す。
SB19,SB20で、KRの値に応じてTの値が格納
した後、続くSB21では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SB22)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SB23)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SB24)、T≠0である場合にはSB9に戻る。よ
って、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、
T=0となるまでSB21〜SB24のループが繰り返
される。したがって、その間蒸散用サーミスタ118が
オフである状態が、T秒間継続する。そして、T=0と
なってT秒間が経過すると、SB24からSB1に戻
り、SB1からの判別処理を繰り返す。
【0029】つまり、この実施例においては、空間設定
ボタン149の操作によりHRの値を設定し、換気率設
定ボタン150の操作によりKRを設定すると、HRの
値に応じたT=120〜480と、KRの値に応じたT
=300〜1200が設定される。そして、HRに対応
するTの値に応じて、蒸散用サーミスタ118がT秒間
発熱作動した後、KRに対応するTの値に応じて、T秒
間発熱停止する。したがって、蒸散用サーミスタ118
は、120秒(2分)〜480秒(8分)までのON時
間と、300秒(5分)〜1200秒(20分)までの
いずれかのOFF時間との組み合わせからなる周期で間
欠的に発熱作動する。よって、吸液芯133の突設部1
35(図1参照)も同周期で間欠的に加熱され、吸液芯
133に浸出している薬液132が間欠的に蒸散する。
ボタン149の操作によりHRの値を設定し、換気率設
定ボタン150の操作によりKRを設定すると、HRの
値に応じたT=120〜480と、KRの値に応じたT
=300〜1200が設定される。そして、HRに対応
するTの値に応じて、蒸散用サーミスタ118がT秒間
発熱作動した後、KRに対応するTの値に応じて、T秒
間発熱停止する。したがって、蒸散用サーミスタ118
は、120秒(2分)〜480秒(8分)までのON時
間と、300秒(5分)〜1200秒(20分)までの
いずれかのOFF時間との組み合わせからなる周期で間
欠的に発熱作動する。よって、吸液芯133の突設部1
35(図1参照)も同周期で間欠的に加熱され、吸液芯
133に浸出している薬液132が間欠的に蒸散する。
【0030】なお、蒸散用サーミスタ118が通電状態
であるとき、あるいは間欠的に通電停止しているとき、
ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作することによ
り、蒸散指示SW142がONになると、SB11若し
くはSB23から図6のSA4に戻る。したがって、図
7のフローに従って蒸散用サーミスタ118が間欠的に
動作している状態で、蒸散指示ボタン140を操作する
ことにより、この蒸散用サーミスタ118の間欠的な動
作状態を停止させることができる。
であるとき、あるいは間欠的に通電停止しているとき、
ユーザーが蒸散指示ボタン140を操作することによ
り、蒸散指示SW142がONになると、SB11若し
くはSB23から図6のSA4に戻る。したがって、図
7のフローに従って蒸散用サーミスタ118が間欠的に
動作している状態で、蒸散指示ボタン140を操作する
ことにより、この蒸散用サーミスタ118の間欠的な動
作状態を停止させることができる。
【0031】図8〜図15は、本発明の第2実施例を示
すものであり、図8に示すように、蒸散装置は、装置本
体1とこの装置本体1に着脱自在に装填される薬液カー
トリッジ2とから構成される。前記装置本体1は外部ケ
ース3を有し、この外部ケース3には、図9、10に示
すように、上面部4、左右側面部5,6、前面部7及び
背面部8が一体的に形成されている。
すものであり、図8に示すように、蒸散装置は、装置本
体1とこの装置本体1に着脱自在に装填される薬液カー
トリッジ2とから構成される。前記装置本体1は外部ケ
ース3を有し、この外部ケース3には、図9、10に示
すように、上面部4、左右側面部5,6、前面部7及び
背面部8が一体的に形成されている。
【0032】外部ケース3の内部には、前面部7に沿っ
て上下方向に延在する空気流通路9が隔成されており、
この空気流通路9は縦隔壁10により外部ケース3の他
側部側と仕切られている。また、空気流通路9の下端部
には、その全面に亙って蒸散用空気取り入れ口11が開
成されており、上端部には蒸散用空気取り入れ口11よ
り小径の蒸散口12が開成されている。空気流通路9の
内部には、前記前面部7の内側に基板取付部13a,1
3bが突設されており、この取付片13a,13bによ
り第1サーミスタ取付基板14が支持され、該第1サー
ミスタ取付基板14には第1蒸散用サーミスタ15の端
部が固着されている。さらに、前空気通流路9内には、
前記縦隔壁10に基板取付部16が突設されており、該
基板取付部16により、第2サーミスタ取付基板17が
支持され、該第2サーミスタ取付基板17に第2蒸散用
サーミスタ18の端部が固着されている。
て上下方向に延在する空気流通路9が隔成されており、
この空気流通路9は縦隔壁10により外部ケース3の他
側部側と仕切られている。また、空気流通路9の下端部
には、その全面に亙って蒸散用空気取り入れ口11が開
成されており、上端部には蒸散用空気取り入れ口11よ
り小径の蒸散口12が開成されている。空気流通路9の
内部には、前記前面部7の内側に基板取付部13a,1
3bが突設されており、この取付片13a,13bによ
り第1サーミスタ取付基板14が支持され、該第1サー
ミスタ取付基板14には第1蒸散用サーミスタ15の端
部が固着されている。さらに、前空気通流路9内には、
前記縦隔壁10に基板取付部16が突設されており、該
基板取付部16により、第2サーミスタ取付基板17が
支持され、該第2サーミスタ取付基板17に第2蒸散用
サーミスタ18の端部が固着されている。
【0033】各蒸散用サーミスタ15,18は、図11
に拡大して示したように、各々一対の導電端子19a,
19bを介して、対応する各々のサーミスタ取付基板1
4,17に固定されており、後述する吸液芯33よりも
幅広状であって、連なるように対向配置されている。ま
た、図12に示したように、第1蒸散用サーミスタ15
にあっては、動作後約1分で180℃に到達し以降ほぼ
当該温度を維持する発熱特性を有し、第2蒸散用サーミ
スタ18にあっては、動作後約1分で100℃に到達し
以降ほぼ当該温度を維持する発熱特性を有している。
に拡大して示したように、各々一対の導電端子19a,
19bを介して、対応する各々のサーミスタ取付基板1
4,17に固定されており、後述する吸液芯33よりも
幅広状であって、連なるように対向配置されている。ま
た、図12に示したように、第1蒸散用サーミスタ15
にあっては、動作後約1分で180℃に到達し以降ほぼ
当該温度を維持する発熱特性を有し、第2蒸散用サーミ
スタ18にあっては、動作後約1分で100℃に到達し
以降ほぼ当該温度を維持する発熱特性を有している。
【0034】前記外部ケース3の縦隔壁10より他側部
側には、この縦隔壁10の中央部よりやや下部に一端部
を結合された横隔壁20が設けられており、該横隔壁2
0は前記上面部4と平行に横方向へ延在している。この
横隔壁20は、縦隔壁10に結合された一端部を下方に
変位した斜状であって、他端部は前記背面部8に結合さ
れている。横隔壁20の上部には、カートリッジ装填部
21が設けられており、カートリッジ装填部21は前記
背面部8に形成された挿入口22を介して外部に開放し
ている。この挿入口22は、縦長の長方形状であり、ま
た、前記カートリッジ装填部21は、左側壁24と右側
壁25、及び上壁26と下壁27、及び前記挿入口22
と対向する奥壁28とにより隔成されている。
側には、この縦隔壁10の中央部よりやや下部に一端部
を結合された横隔壁20が設けられており、該横隔壁2
0は前記上面部4と平行に横方向へ延在している。この
横隔壁20は、縦隔壁10に結合された一端部を下方に
変位した斜状であって、他端部は前記背面部8に結合さ
れている。横隔壁20の上部には、カートリッジ装填部
21が設けられており、カートリッジ装填部21は前記
背面部8に形成された挿入口22を介して外部に開放し
ている。この挿入口22は、縦長の長方形状であり、ま
た、前記カートリッジ装填部21は、左側壁24と右側
壁25、及び上壁26と下壁27、及び前記挿入口22
と対向する奥壁28とにより隔成されている。
【0035】前記下壁27は、横隔壁20の上面であ
り、よって、挿入口22側から奥壁28側に亙って徐々
に下降する傾斜状に成形さており、その斜度は、前記両
蒸散用サーミスタ15,18と同一角度に設定されてい
る。また、上壁26は下壁27と平行に延在し、よって
上壁26も挿入口22側から奥壁28側に亙って徐々に
下降する傾斜状に成形されている。この平行に延在する
上壁26と下壁27とには、挿入口22側から奥壁28
側に亙って延在する一対の平行なリブにより、上部ガイ
ド溝29と下部ガイド溝30とが設けられている。ま
た、前記奥壁28の下部には、縦隔壁10を貫通する吸
液芯通路23が設けられており、該吸液芯通路23はそ
の下面が両蒸散用サーミスタ15,18の上面とほぼ同
高さ位置となるように形成されている。
り、よって、挿入口22側から奥壁28側に亙って徐々
に下降する傾斜状に成形さており、その斜度は、前記両
蒸散用サーミスタ15,18と同一角度に設定されてい
る。また、上壁26は下壁27と平行に延在し、よって
上壁26も挿入口22側から奥壁28側に亙って徐々に
下降する傾斜状に成形されている。この平行に延在する
上壁26と下壁27とには、挿入口22側から奥壁28
側に亙って延在する一対の平行なリブにより、上部ガイ
ド溝29と下部ガイド溝30とが設けられている。ま
た、前記奥壁28の下部には、縦隔壁10を貫通する吸
液芯通路23が設けられており、該吸液芯通路23はそ
の下面が両蒸散用サーミスタ15,18の上面とほぼ同
高さ位置となるように形成されている。
【0036】一方、薬液カートリッジ2は、薬液容器3
1を有し、その内部には芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫
剤等であって、かつ、常温ではほとんど蒸発せず、所定
の温度以上では温度に比例した量をもって蒸発する特性
の薬液32が収容されている。この薬液容器31は、前
記挿入口22からカートリッジ装填部21に挿入可能な
断面長方形状であり、カートリッジ装填部21の奥行き
寸法よりやや長尺状に形成されている。この薬液容器3
1の内部には、底面の全長に亙る吸液芯33が敷設され
ており、この吸液芯33の一端部には薬液容器31の前
面下部から外部に突出する突設部35が設けられてい
る。
1を有し、その内部には芳香剤、消臭剤、殺菌剤、殺虫
剤等であって、かつ、常温ではほとんど蒸発せず、所定
の温度以上では温度に比例した量をもって蒸発する特性
の薬液32が収容されている。この薬液容器31は、前
記挿入口22からカートリッジ装填部21に挿入可能な
断面長方形状であり、カートリッジ装填部21の奥行き
寸法よりやや長尺状に形成されている。この薬液容器3
1の内部には、底面の全長に亙る吸液芯33が敷設され
ており、この吸液芯33の一端部には薬液容器31の前
面下部から外部に突出する突設部35が設けられてい
る。
【0037】なお、この突設部35の基端周部には耐熱
性シール剤34が塗布されている。また、薬液容器31
の上面と下面には、上部ガイド凸条36と下部ガイド凸
条37とが各々突設されており、ガイド凸条36にあっ
ては前記上部ガイド溝29に内挿し得る幅に、下部ガイ
ド凸条37にあっては前記下部ガイド溝30に内挿し得
る幅に各々形成されている。
性シール剤34が塗布されている。また、薬液容器31
の上面と下面には、上部ガイド凸条36と下部ガイド凸
条37とが各々突設されており、ガイド凸条36にあっ
ては前記上部ガイド溝29に内挿し得る幅に、下部ガイ
ド凸条37にあっては前記下部ガイド溝30に内挿し得
る幅に各々形成されている。
【0038】他方、前記装置本体1の左側面部5には、
その外面にLCD表示部138と、蒸散指示ボタン14
0、空間設定ボタン149、及び換気率設定ボタン15
0が配置されている。蒸散指示ボタン140には蒸散指
示SW142が付設され、空間設定ボタン149には空
間設定SW151が付設されているともに、換気率設定
ボタン150には換気率設定SW152が付設されてい
る。これら、各SW142,151,152及びLCD
表示部138は、右側面部106の内部に配置された制
御回路プリント基板143に接続されており、該制御回
路プリント基板143には、制御用LSI144が設け
られている。
その外面にLCD表示部138と、蒸散指示ボタン14
0、空間設定ボタン149、及び換気率設定ボタン15
0が配置されている。蒸散指示ボタン140には蒸散指
示SW142が付設され、空間設定ボタン149には空
間設定SW151が付設されているともに、換気率設定
ボタン150には換気率設定SW152が付設されてい
る。これら、各SW142,151,152及びLCD
表示部138は、右側面部106の内部に配置された制
御回路プリント基板143に接続されており、該制御回
路プリント基板143には、制御用LSI144が設け
られている。
【0039】制御用LSI144は、図13に示すよう
に、CPU145、プログラム用のROM146、前記
LCD表示部138を駆動するLCDドライバー147
等で構成され、制御用電源及び所定周波数のクロックが
入力される。また、CPU145には、前記蒸散指示S
W142、空間設定SW151、及び換気率設定SW1
52から、信号が入力される。そして、CPU145
は、これら入力信号とROM146に格納されているプ
ログラム等に従って動作し、前記LCDドライバー14
7を制御するとともに、第1サーミスタ用制御回路44
と第2サーミスタ用制御回路45とに必要な指示を行
う。該第1及び第2サーミスタ用制御回路44,45
は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU145から
の指示に従って各々第1蒸散用サーミスタ15と第2蒸
散用サーミスタ18とを制御する。
に、CPU145、プログラム用のROM146、前記
LCD表示部138を駆動するLCDドライバー147
等で構成され、制御用電源及び所定周波数のクロックが
入力される。また、CPU145には、前記蒸散指示S
W142、空間設定SW151、及び換気率設定SW1
52から、信号が入力される。そして、CPU145
は、これら入力信号とROM146に格納されているプ
ログラム等に従って動作し、前記LCDドライバー14
7を制御するとともに、第1サーミスタ用制御回路44
と第2サーミスタ用制御回路45とに必要な指示を行
う。該第1及び第2サーミスタ用制御回路44,45
は、蒸散用電源を与えられて動作し、CPU145から
の指示に従って各々第1蒸散用サーミスタ15と第2蒸
散用サーミスタ18とを制御する。
【0040】以上の構成にかかる本実施例において、使
用に際しては薬液カートリッジ2を把持し、吸液芯33
の突設部35側を先端下部にして、挿入口22よりカー
トリッジ装填部21内に挿入する。このとき、上部ガイ
ド溝29と上部ガイド凸条36、及び下部ガイド溝30
と下部ガイド凸条37を各々合致させた後、軽く押し込
む。すると、このガイド溝29,30とガイド凸条3
6,37とによる嵌合のみならず、左右側壁24,25
及び上下壁26,27と摺接によりガイドされて、薬液
カートリッジ2は自重によりカートリッジ装填部21の
奥方向に摺動する。そして、この摺動に伴って、吸液芯
33の突設部35が吸液芯通路23を挿通して、両蒸散
用サーミスタ15,18上に到来した後、薬液容器31
の先端面が奥壁28に当接して位置決めされる。この位
置決めされた状態において、薬液32は吸液芯33に浸
入して突設部35に浸出し、よって突設部35には常時
薬液32が供給される状態となる。
用に際しては薬液カートリッジ2を把持し、吸液芯33
の突設部35側を先端下部にして、挿入口22よりカー
トリッジ装填部21内に挿入する。このとき、上部ガイ
ド溝29と上部ガイド凸条36、及び下部ガイド溝30
と下部ガイド凸条37を各々合致させた後、軽く押し込
む。すると、このガイド溝29,30とガイド凸条3
6,37とによる嵌合のみならず、左右側壁24,25
及び上下壁26,27と摺接によりガイドされて、薬液
カートリッジ2は自重によりカートリッジ装填部21の
奥方向に摺動する。そして、この摺動に伴って、吸液芯
33の突設部35が吸液芯通路23を挿通して、両蒸散
用サーミスタ15,18上に到来した後、薬液容器31
の先端面が奥壁28に当接して位置決めされる。この位
置決めされた状態において、薬液32は吸液芯33に浸
入して突設部35に浸出し、よって突設部35には常時
薬液32が供給される状態となる。
【0041】この状態で、図外の電源を投入すると、C
PU145は、前述した第1実施例と同様に、図6に示
したフローチャートに従って制御を実行する。したがっ
て、図6のSA14において蒸散処理を実行するが、こ
の蒸散処理は、図14,15に示した一連のフローチャ
ートに従って行われる。すなわち、先ずHRの値が1又
は2であるか否かを判別し(SC1)、HR=1or2
である場合には、第2蒸散用サーミスタ18を通電させ
る(SC2)。しかる後に、HR=1であるか否かを判
別し(SC3)、HR=1である場合にはTに“12
0”を格納し(SC4)、HR≠1である場合(必然的
にHR=2)には、Tに“240”を格納する(SC
5)。
PU145は、前述した第1実施例と同様に、図6に示
したフローチャートに従って制御を実行する。したがっ
て、図6のSA14において蒸散処理を実行するが、こ
の蒸散処理は、図14,15に示した一連のフローチャ
ートに従って行われる。すなわち、先ずHRの値が1又
は2であるか否かを判別し(SC1)、HR=1or2
である場合には、第2蒸散用サーミスタ18を通電させ
る(SC2)。しかる後に、HR=1であるか否かを判
別し(SC3)、HR=1である場合にはTに“12
0”を格納し(SC4)、HR≠1である場合(必然的
にHR=2)には、Tに“240”を格納する(SC
5)。
【0042】また、SC1の判別を行った際にHR≠1
or2である場合、つまりHR=3or4の場合には、
第1蒸散用サーミスタ115を通電させる(SC6)。
次に、HR=3であるか否かを判別し(SC7)、HR
=3である場合にはTに“120”を格納し(SC
8)、HR≠である場合(必然的にHR=4)には、T
に“240”を格納する(SC9)。
or2である場合、つまりHR=3or4の場合には、
第1蒸散用サーミスタ115を通電させる(SC6)。
次に、HR=3であるか否かを判別し(SC7)、HR
=3である場合にはTに“120”を格納し(SC
8)、HR≠である場合(必然的にHR=4)には、T
に“240”を格納する(SC9)。
【0043】このように対応する各ステップSC3,S
C5,SC7,SC8で、HRの値に応じてTの値
(“120”又は“240”)を格納した後、続くSC
10(図15)では1秒間タイマーを起動させ、1秒経
過した時点でTをデクリメントし(SC11)、しかる
後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを判別す
る(SC12)。該蒸散指示SW142がONとなって
いない場合には、T=0となったか否かを判別し(SC
13)、T≠0である場合にはSC10に戻る。よっ
て、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、T
=0となるまでSC10〜SC13のループが繰り返さ
れる。したがって、その間第1蒸散用サーミスタ15又
は第2蒸散用サーミスタ18がオンである状態が、T秒
間継続する。そして、T=0となってT秒間が経過する
と、SC13からSC14に進み、オン状態となってい
た第1蒸散用サーミスタ15又は第2蒸散用サーミスタ
18の通電を停止させる。
C5,SC7,SC8で、HRの値に応じてTの値
(“120”又は“240”)を格納した後、続くSC
10(図15)では1秒間タイマーを起動させ、1秒経
過した時点でTをデクリメントし(SC11)、しかる
後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを判別す
る(SC12)。該蒸散指示SW142がONとなって
いない場合には、T=0となったか否かを判別し(SC
13)、T≠0である場合にはSC10に戻る。よっ
て、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限り、T
=0となるまでSC10〜SC13のループが繰り返さ
れる。したがって、その間第1蒸散用サーミスタ15又
は第2蒸散用サーミスタ18がオンである状態が、T秒
間継続する。そして、T=0となってT秒間が経過する
と、SC13からSC14に進み、オン状態となってい
た第1蒸散用サーミスタ15又は第2蒸散用サーミスタ
18の通電を停止させる。
【0044】次に、KRの値を判別して、KR=8であ
る場合(SC15がYES)にはレジスタTに“30
0”を格納し(SC16)、KR=7である場合(SC
17がYES)には“600”を格納する(SC1
8)。また、KR=6である場合(SC19がYES)
には“900”を格納し(SC20)、KR=5である
場合(SC15,SC17,SC19がNO)には“1
200”を格納する(SC20)。
る場合(SC15がYES)にはレジスタTに“30
0”を格納し(SC16)、KR=7である場合(SC
17がYES)には“600”を格納する(SC1
8)。また、KR=6である場合(SC19がYES)
には“900”を格納し(SC20)、KR=5である
場合(SC15,SC17,SC19がNO)には“1
200”を格納する(SC20)。
【0045】そして、各ステップSC16,SC18,
SC20,SC21で、KRの値に応じてTの値が格納
した後、続くSC22では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SC23)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SC24)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SC25)、T≠0である場合にはSC22に戻る。
よって、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限
り、T=0となるまでSC22〜SC25のループが繰
り返される。したがって、その間、両蒸散用サーミスタ
15,18がオフである状態が、T秒間継続する。そし
て、T=0となってT秒間が経過すると、SC24から
SC1に戻り、SC1からの判別処理を繰り返す。
SC20,SC21で、KRの値に応じてTの値が格納
した後、続くSC22では1秒間タイマーを起動させ、
1秒経過した時点でTをデクリメントし(SC23)、
しかる後に蒸散指示SW142がONとなったか否かを
判別する(SC24)。該蒸散指示SW142がONと
なっていない場合には、T=0となったか否かを判別し
(SC25)、T≠0である場合にはSC22に戻る。
よって、蒸散指示SW142がオフ状態を継続する限
り、T=0となるまでSC22〜SC25のループが繰
り返される。したがって、その間、両蒸散用サーミスタ
15,18がオフである状態が、T秒間継続する。そし
て、T=0となってT秒間が経過すると、SC24から
SC1に戻り、SC1からの判別処理を繰り返す。
【0046】つまり、この実施例においては、空間設定
ボタン149の操作によりHRの値を設定し、HR=の
値に応じて下記のように第1又は第1蒸散用サーミスタ
15,18を通電させる。
ボタン149の操作によりHRの値を設定し、HR=の
値に応じて下記のように第1又は第1蒸散用サーミスタ
15,18を通電させる。
【0047】HR=1(4畳を指定した場合):第2
蒸散用サーミスタ18が間欠的に2分間オン、 HR=2(6畳を指定した場合):第2蒸散用サーミ
スタ18が4分間オン、 HR=3(8畳を指定した場合):第1蒸散用サーミ
スタ15が2分間オン、 HR=4(12畳を指定した場合):第1蒸散用サー
ミスタ18が4分間オン。
蒸散用サーミスタ18が間欠的に2分間オン、 HR=2(6畳を指定した場合):第2蒸散用サーミ
スタ18が4分間オン、 HR=3(8畳を指定した場合):第1蒸散用サーミ
スタ15が2分間オン、 HR=4(12畳を指定した場合):第1蒸散用サー
ミスタ18が4分間オン。
【0048】このとき、図12をもって説明したよう
に、第1蒸散用サーミスタ15にあっては、第2蒸散用
サーミスタ18より発熱温度が高いことから、HR=4
であって12畳が指定された時には、発熱温度が高い第
1蒸散用サーミスタ15が4分間発熱動作することによ
り、最も広い12畳の空間に合った蒸散量が確保され
る。また、HR=3であって8畳が指定された時には、
発熱温度が高い第1蒸散用サーミスタ15が12畳の場
合より短い2分間発熱動作することにより、次に広い8
畳の空間に合った蒸散量が確保される。さらに、HR=
2であって6畳が指定された時には、発熱温度が低い第
2蒸散用サーミスタ18が4分間発熱動作することによ
り、6畳の空間に合った蒸散量が確保され、HR=1で
あって4畳が指定された時には、発熱温度が低い第2蒸
散用サーミスタ18が6畳の場合より短い2分間発熱動
作することにより、最も狭い4畳の空間に合った蒸散量
が確保される。
に、第1蒸散用サーミスタ15にあっては、第2蒸散用
サーミスタ18より発熱温度が高いことから、HR=4
であって12畳が指定された時には、発熱温度が高い第
1蒸散用サーミスタ15が4分間発熱動作することによ
り、最も広い12畳の空間に合った蒸散量が確保され
る。また、HR=3であって8畳が指定された時には、
発熱温度が高い第1蒸散用サーミスタ15が12畳の場
合より短い2分間発熱動作することにより、次に広い8
畳の空間に合った蒸散量が確保される。さらに、HR=
2であって6畳が指定された時には、発熱温度が低い第
2蒸散用サーミスタ18が4分間発熱動作することによ
り、6畳の空間に合った蒸散量が確保され、HR=1で
あって4畳が指定された時には、発熱温度が低い第2蒸
散用サーミスタ18が6畳の場合より短い2分間発熱動
作することにより、最も狭い4畳の空間に合った蒸散量
が確保される。
【0049】なお、各蒸散用サーミスタ15,18が発
熱を停止している時間は、KRの値により決定されるこ
とから、ユーザーにおいて当該空間の換気状態を考慮
し、換気状態が極めて良い場合にはKR=8(T=30
0)、換気状態が良い場合にはKR=7(T=60
0)、換気状態が悪い場合にはKR=8(T=30
0)、換気状態が極めて悪い場合にはKR=7(T=6
00)を設定する。これにより、換気状態が良い場合に
は発熱停止時間が長く、また換気状態が悪い場合には発
熱停止時間が短い制御が実行され、これによっても過剰
な蒸散が抑制される。
熱を停止している時間は、KRの値により決定されるこ
とから、ユーザーにおいて当該空間の換気状態を考慮
し、換気状態が極めて良い場合にはKR=8(T=30
0)、換気状態が良い場合にはKR=7(T=60
0)、換気状態が悪い場合にはKR=8(T=30
0)、換気状態が極めて悪い場合にはKR=7(T=6
00)を設定する。これにより、換気状態が良い場合に
は発熱停止時間が長く、また換気状態が悪い場合には発
熱停止時間が短い制御が実行され、これによっても過剰
な蒸散が抑制される。
【0050】なお、実施例においては、4,6,8,1
2畳の空間を表示して、いずれかを選択するようにした
が、空間の種類はこれに限ることなく、より複数の空間
を表示及び指定できるようにしてもよい。
2畳の空間を表示して、いずれかを選択するようにした
が、空間の種類はこれに限ることなく、より複数の空間
を表示及び指定できるようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、蒸散可能
な薬剤を加熱する加熱手段の加熱状態を、蒸散空間の大
きさあるいは蒸散空間の大きさと換気状態とに応じて制
御するようにした。よって、当該蒸散空間の大きさや換
気状態に応じて、過不足のない量の薬剤を蒸散させて、
適正な蒸散環境を形成することができる。また、当該蒸
散空間に対して過不足のない量の薬剤を蒸散し得る結
果、蒸散に要する熱エネルギーの消費量を抑制すること
ができるとともに、過剰な薬剤の蒸散を抑制することが
でき、これにより効率的な蒸散が可能となる。また 入
力された空間の大きさや換気状態を表示するようにした
ことから、これらを視覚的に認識することにより、蒸散
装置の制御状態を把握することができる。
な薬剤を加熱する加熱手段の加熱状態を、蒸散空間の大
きさあるいは蒸散空間の大きさと換気状態とに応じて制
御するようにした。よって、当該蒸散空間の大きさや換
気状態に応じて、過不足のない量の薬剤を蒸散させて、
適正な蒸散環境を形成することができる。また、当該蒸
散空間に対して過不足のない量の薬剤を蒸散し得る結
果、蒸散に要する熱エネルギーの消費量を抑制すること
ができるとともに、過剰な薬剤の蒸散を抑制することが
でき、これにより効率的な蒸散が可能となる。また 入
力された空間の大きさや換気状態を表示するようにした
ことから、これらを視覚的に認識することにより、蒸散
装置の制御状態を把握することができる。
【図1】本発明の第1実施例において装置本体に薬液カ
ートリッジを装填した状態における図2のa−a線に沿
う断面図である。
ートリッジを装填した状態における図2のa−a線に沿
う断面図である。
【図2】同装置本体の背面図である。
【図3】図2のa−a線に沿う断面図である。
【図4】第1実施例の回路図である。
【図5】同実施例のLCD表示部を示す平面図である。
【図6】同実施例のフローチャートである。
【図7】同実施例の蒸散処理の内容を示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】本発明の第2実施例において装置本体に薬液カ
ートリッジを装填した状態における図9のb−b線に沿
う断面図である。
ートリッジを装填した状態における図9のb−b線に沿
う断面図である。
【図9】同装置本体の背面図である。
【図10】図9のb−b線に沿う断面図である。
【図11】第1蒸散用サーミスタと第2蒸散用サーミス
タの配置構造を示す平面図である。
タの配置構造を示す平面図である。
【図12】第1蒸散用サーミスタと第2蒸散用サーミス
タの温度特性図である。
タの温度特性図である。
【図13】第2実施例の回路図である。
【図14】同実施例の蒸散処理の内容を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【図16】従来の蒸散装置の装置本体を薬液カートリッ
ジとを示す垂直断面図である。
ジとを示す垂直断面図である。
【図17】同蒸散装置の装置本体に薬液カートリッジを
装填した状態の垂直断面図である。
装填した状態の垂直断面図である。
1 装置本体 2 薬液カートリッジ 9 空気流通路 15 第1蒸散用サーミスタ 18 第2蒸散用サーミスタ 21 カートリッジ装填部 32 薬液 33 吸液芯 44 第1サーミスタ用制御回路 45 第2サーミスタ用制御回路 138 LCD表示部 142 蒸散指示SW 151 空間設定SW 152 換気率間設定SW
Claims (10)
- 【請求項1】 加熱に伴って蒸散する薬剤を供給する薬
剤供給手段と、 該薬剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段
と、 前記薬剤を蒸散させる空間の大きさを入力する入力手段
と、 該入力手段により入力された前記空間の大きさ応じて前
記加熱手段の加熱状態を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする蒸散装置。 - 【請求項2】 加熱に伴って蒸散する薬剤を供給する薬
剤供給手段と、 該薬剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段
と、 前記薬剤を蒸散させる空間の大きさを入力する入力手段
と、 該入力手段により入力された前記空間の大きさ応じて前
記加熱手段の加熱状態を制御する制御手段と、 前記入力手段により入力された空間の大きさを表示する
表示手段と、 を有することを特徴とする蒸散装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記空間の大きさに応
じて前記加熱手段の加熱動作時間を可変的に制御するこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の蒸散装置。 - 【請求項4】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第2
の加熱手段とで構成され、前記制御手段は、前記空間の
大きさに応じて前記第1及び第2の加熱手段の加熱動作
時間を可変的に制御することを特徴とする請求項1又は
2記載の蒸散装置。 - 【請求項5】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段と
は、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項4
記載の蒸散装置。 - 【請求項6】 加熱に伴って蒸散する薬剤を供給する薬
剤供給手段と、 該薬剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段
と、 前記薬剤を蒸散させる空間の大きさを入力する第1の入
力手段と、 前記空間の換気状態を入力する第2の入力手段と、 この両入力手段により入力された前記空間の大きさと換
気状態とに応じて、前記加熱手段の加熱状態を制御する
制御手段と、 を有することを特徴とする蒸散装置。 - 【請求項7】 加熱に伴って蒸散する薬剤を供給する薬
剤供給手段と、 該薬剤供給手段から供給された薬剤を加熱する加熱手段
と、 前記薬剤を蒸散させる空間の大きさを入力する第1の入
力手段と、 前記空間の換気状態を入力する第2の入力手段と、 この両入力手段により入力された前記空間の大きさと換
気状態とに応じて、前記加熱手段の加熱状態を制御する
制御手段と、 前記両入力手段により入力された前記空間の大きさと換
気状態とを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする蒸散装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記空間の大きさに応
じて前記加熱手段の加熱動作時間を制御するとともに、
前記換気状態に応じて前記加熱手段の加熱停止時間を制
御することを特徴とする請求項6又は7記載の蒸散装
置。 - 【請求項9】 前記加熱手段は、第1の加熱手段と第2
の加熱手段とで構成され、前記制御手段は、前記空間の
大きさに応じて前記第1及び第2の加熱手段の加熱動作
時間を制御するとともに、前記換気状態に応じて前記加
熱手段の加熱停止時間を制御することを特徴とする請求
項6又は7記載の蒸散装置。 - 【請求項10】 前記第1の加熱手段と第2の加熱手段
とは、相互に発熱特性が異なることを特徴とする請求項
3記載の蒸散装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5222224A JPH0751351A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 蒸散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5222224A JPH0751351A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 蒸散装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751351A true JPH0751351A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16779071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5222224A Pending JPH0751351A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 蒸散装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751351A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517170A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | サラ リー/デーイー エヌ.ヴェー | 芳香剤供給システム |
JP2009517171A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | サラ リー/デーイー エヌ.ヴェー | 芳香剤供給システム |
JP2011036166A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Oshimo Sangyo Kk | 加熱蒸散装置 |
JP2011515113A (ja) * | 2007-03-26 | 2011-05-19 | プロリテック インコーポレイテッド | 液体拡散器具の作動を制御するシステム及び方法 |
-
1993
- 1993-08-13 JP JP5222224A patent/JPH0751351A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517170A (ja) * | 2005-12-01 | 2009-04-30 | サラ リー/デーイー エヌ.ヴェー | 芳香剤供給システム |
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