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JPH0751183Y2 - エアセパレータ - Google Patents

エアセパレータ

Info

Publication number
JPH0751183Y2
JPH0751183Y2 JP7347790U JP7347790U JPH0751183Y2 JP H0751183 Y2 JPH0751183 Y2 JP H0751183Y2 JP 7347790 U JP7347790 U JP 7347790U JP 7347790 U JP7347790 U JP 7347790U JP H0751183 Y2 JPH0751183 Y2 JP H0751183Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
powder
classification
upper casing
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7347790U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0433976U (ja
Inventor
喜代司 笹原
勤 川合
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP7347790U priority Critical patent/JPH0751183Y2/ja
Publication of JPH0433976U publication Critical patent/JPH0433976U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0751183Y2 publication Critical patent/JPH0751183Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエアセパレータに関するものである。
[従来の技術] 第4図は従来のエアセパレータの一例を示すもので、1
はセパレータ本体、2はエアファン、3はベーン、4は
分級羽根、5はサイクロンを示しており、エアファン2
からの分級エアー6をセパレータ本体1の下部ケーシン
グ7側部より内部に導き、所定角度を有して筒状に配設
された複数のベーン3の間を通過せしめることにより上
昇旋回流とする。一方上部ケーシング8上端中央よりに
接続された粉体供給管9から投入される原料粉10を、駆
動シャフト11により回転される分散板12に一旦落とし、
その遠心力で分散させながら更に落下させる。このよう
にして落下された原料粉10は、前記分級エアー6の上昇
旋回流に乗り、遠心力の作用により前記原料粉10中の比
較的粒度の大きな粗粉10aは外周側に自然分散されて下
部ケーシング7下端より取り出され、且つ比較的粒度の
小さな精粉10bは上方へと旋回上昇し搬送される。分級
エアー6により上方へ搬送される精粉10bは、前記分散
板12と一体に回転する取付板13の外周部に所要間隔で放
射状に取付けられた複数枚の分級羽根4を、図中矢印A
で示す如くその回転中に通過することにより更に分級さ
れて中央側に導かれ、分級エアー6と共に上部ケーシン
グ8頂部に接続された精粉搬出ダクト14を介してサイク
ロン5に旋回流を起こすべく接線方向から流入され、そ
の旋回流による遠心力で分級エアー6と分離されて前記
サイクロン5下端より取り出され、分級エアー6はサイ
クロン5上部中央に挿入された送気管15よりエアファン
2へと戻されて循環される。
以上に述べた如く、セパレータ本体1内に投入された原
料粉10は粗粉10aと精粉10bに分離されて夫々回収され
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来構造のエアセパレータでは、原
料粉10を落下させる分散板12が分級羽根4に近接して設
けられていた為、前記原料粉10は分級エアー6の上昇旋
回流に乗ると直ちに分級羽根4によって分級されること
になり、前記原料粉10が十分な分散状態で分級羽根4に
導かれず、且つ原料粉10に遠心力の作用による自然分離
の機会が十分に安定して与えられないことから回収され
る精粉10b中に混じる粗粉10の比率が高く、しかも、遠
心力の作用や分級羽根4によって外周側に分離されて落
下する粗粉10aは、再度の分級機会を与えられることな
くそのまま回収されてしまうので、回収される粗粉10a
中に混じる精粉10bの比率も高く、精度の高い原料粉10
の分級を行うことができなかった。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、従来のエア
セパレータと比較して大幅に分級精度を向上し得るエア
セパレータを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は内部上方位置に回転可能な分級羽根を備え且つ
該分級羽根の上側に精粉搬出ダクトを接続した上向きに
流路断面積が増加する形状の上部ケーシングを設け、該
上部ケーシング下方の小径部下端に、分級エアーを接線
方向から導入し得る分級エアー導入口を有し且つ下端部
に粗粉切出しノズルを有した上向きに流路断面積が増加
する形状の下部ケーシングを接続してなるエアセパレー
タであって、前記上部ケーシング下方の小径部の軸心位
置に、上向きに幅狭となる環状絞り流路を周囲に形成す
る逆円錐状の原料受台を設けてノズル部を構成し、且つ
該ノズル部と前記分級羽根との間に原料粉の分散及び自
然分離を安定して行わせるに十分な上下方向の長さ寸法
を有する分離滞留空間を形成し、更に前記原料受台直上
に原料粉を投入するようにした原料供給機を前記上部ケ
ーシングに挿入設置したことを特徴とするエアセパレー
タにかかるものである。
[作用] 従って本考案では、分級エアー導入口より導入された分
級ガスは、下部ケーシング内で旋回流となって上昇し、
ノズル部の絞り流路にて一旦流速を高められて上部ケー
シング内を更に旋回上昇し、回転する分級羽根を通過し
て精粉搬出ダクトへと流入するよう流れる。
一方、原料供給機により原料受台に投入された原料粉
は、前記絞り流路にて流速を高められた上昇旋回流に乗
って旋回上昇しつつ分離滞留空間にて十分に分散され且
つ遠心力の作用によって原料粉中の比較的粒度の大きな
粗粉が外周側に自然分離され、更にここで分離されなか
った原料粉はそのまま旋回上昇して回転する分級羽根を
通過することにより更に分散されて精粉だけが精粉搬出
ダクトへと導かれる。
又、前記遠心力の作用により外周側に分離された粗粉、
及び分級羽根によりはじかれた粗粉は、上部ケーシング
内側壁に沿って落下し、ノズル部にて選別されて再度上
昇旋回流に乗り、分級機会を繰り返し与えられる。
更に、ノズル部の上昇旋回流に乗りきれない粗粉は下部
ケーシングへと落下して粗粉切出しノズルか切出され
る。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例であり、図中第4図
と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図示するように、内部上方位置に回転可能な分級羽根16
を備え且つ該分級羽根16の上側に精粉搬出ダクト17を接
続した上向きに広がるコーン形状の上部ケーシング18を
設け、該上部ケーシング18下方の小径部19下端に、分級
エアー6を接線方向から導入し得る分級エアー導入口20
を有し且つ下端部に粗粉切出しノズル21を有した上向き
に広がるコーン形状の下部ケーシング22を接続する。
ここで、前記分級羽根16は第2図に示す如く、駆動モー
タ23にトルク伝達可能に接続された駆動シャフト24によ
って回転可能に支持した回転板25の周囲に、所定開度を
設定されて冠状に取付けられ、又、前記精粉搬出ダクト
17は前記各分級羽根16間を通過した分級エアー6だけを
導くようにした絞り凸部26の側壁に接続されている。
更に、前記上部ケーシング18の小径部19の軸心位置に、
上向きに幅狭となる環状絞り流路27を周囲に形成する逆
円錐状の原料受台28を設けて前記上部ケーシング18下部
にノズル部29を構成し、且つ、該ノズル部29と前記分級
羽根16との間に分離滞留空間30を形成する。
ここで、前記分離滞留空間30を形成するノズル部29と分
級羽根16との距離lは、後述するエアセパレータ運転時
に、原料粉10の分散及び遠心力の作用による自然分離を
安定して行わせるに十分な分離滞留空間30を形成するよ
う比較的長い寸法で設定される。
尚、前記原料受台28は、例えば第3図に示すように、半
径方向に所要数のサポート31を周囲の小径部19内周壁に
渡して、分級エアー6の流れをできるだけ阻害しないよ
うに支持してある。
更に、前記上部ケーシング18の中途部所要位置に、前記
原料受台28真上に原料粉10を投入するようにした原料供
給機32を挿入設置する。
ここで、前記原料供給機32は、内部に備えたスクリュー
コンベヤ33によって原料粉10を移送し、且つその基端側
に備えたロータリバルブ34を介して原料粉10を供給する
ように構成されているので、上部ケーシング18内部の分
級エアー6は露出しないように封じられている。
尚、図中35は粗粉切出しノズル21に備えたロータリバル
ブ、36は原料供給機32の原料投入口、37はスクリューコ
ンベヤ33の駆動モータ、38は各分級羽根16の上端を一体
に固定する固定リングを示す。
以下、作用を説明する。
分級羽根16を回転すると共に、分級エアー6を分級エア
ー導入口20より下部ケーシング22内部に導入すると、前
記分級エアー6は下部ケーシング22内で旋回流となって
上昇し、絞り流路27にて一旦流速を高められた後、上部
ケーシング18内を更に旋回上昇し、回転する分級羽根16
を通過して精粉搬出ダクト17へと流入する。
斯かる状態で原料供給機32により原料粉10を原料受台28
上面に投入すると、前記原料粉10はしだいに原料受台28
上面より溢れて周囲の絞り流路27に落下する。
前述したように前記絞り流路27には、流速を高められた
分級エアー6の上昇旋回流が生じており、前記落下した
原料粉10はこの上昇旋回流に吹き上げられて旋回上昇し
つつ分離滞留空間30にて十分に分散される。
この時、分離滞留空間30では、遠心力の作用によって前
記原料粉10中の粗粉10aが外周側に自然分離され、且つ
精粉10bはそのまま上方に旋回上昇されて分級羽根16に
到る。
前記分級羽根16では、前記の遠心力による自然分離で分
離しきれず精粉10b中に混在して搬送された粗粉10aが、
回転する分級羽根16を通過する間にはじかれ、分級羽根
16を通過し得る精粉10bだけが分級されて精粉搬出ダク
ト17へと導かれ、図示しないサイクロン等によって捕集
される。
又、前記分離滞留空間30にて遠心力の作用により外周側
に分離された粗粉10a、及び分級羽根16によりはじかれ
た粗粉10aは、上部ケーシング18内側壁に沿って落下す
るが、ノズル部29の絞り流路27に流速の高い上昇旋回流
が生じている為、精粉10bに近い粒度の粗粉10aは再度こ
の上昇旋回流に乗り、前述と同様の分級機会を繰り返し
与えられる。
尚、比較的粒度の大きな粗粉10aは上昇旋回流に乗りき
れずにそのまま下部ケーシング22へと落下し、粗粉切出
しノズル21からロータリバルブ35を介して切出される。
而して、前記分離滞留空間30には中間粒度の原料粉10が
旋回上昇・落下を繰り返しながら滞留し、徐々に粉体濃
度が高まってくるが、所定の圧力で導入された分級エア
ー6の有する粉体浮上エネルギーには上限がある為、前
記分離滞留空間30中に滞留している粉体の総重量が前記
粉体浮上エネルギーの上限を超えた時点より、粒度の大
きな(重量の大きい)粗粉10aから下部ケーシング22に
落下して切出されることになる。
従って上記によれば、分離滞留空間30にて原料粉10を十
分な分散状態とすることができると共に、前記原料粉10
に、遠心力の作用による自然分離の機会を十分に且つ安
定して与えることができ、更に分級羽根16による分級機
会を繰り返し与えると共に、確実に粒度の大きな粗粉10
aから落下させて切出すことができるので、従来のエア
セパレータと比較して大幅に分級精度を向上することが
できる。
尚、本考案のエアセパレータは、上述の実施例にのみ限
定されるものではなく、原料供給機の原料粉移送方式は
スクリューコンベヤに限定されないこと、その他本考案
の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得る
ことは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のエアセパレータによれば、
分離滞留空間にて原料粉を十分な分散状態とすることが
できると共に、前記原料粉に遠心力の作用による自然分
離の機会を十分に且つ安定して与えることができ、更に
分級羽根による分級機会を繰り返し与えると共に、確実
に粒度の大きな粗粉から落下させて切出すことができる
ので、従来のエアセパレータと比較して大幅に分級精度
を向上することができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
上部ケーシングの上部を切欠いて示す斜視図、第3図は
第1図のIII-III方向の矢視図、第4図は従来例を示す
断面図である。 図中、6は分級エアー、10は原料粉、16は分級羽根、17
は精粉搬出ダクト、18は上部ケーシング、19は小径部、
20は分級エアー導入口、21は粗粉切出しノズル、22は下
部ケーシング、27は絞り流路、28は原料受台、29はノズ
ル部、30は分離滞留空間、32は原料供給機を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部上方位置に回転可能な分級羽根を備え
    且つ該分級羽根の上側に精粉搬出ダクトを接続した上向
    きに流路断面積が増加する形状の上部ケーシングを設
    け、該上部ケーシング下方の小径部下端に、分級エアー
    を接線方向から導入し得る分級エアー導入口を有し且つ
    下端部に粗粉切出しノズルを有した上向きに流路断面積
    が増加する形状の下部ケーシングを接続してなるエアセ
    パレータであって、前記上部ケーシング下方の小径部の
    軸心位置に、上向きに幅狭となる環状絞り流路を周囲に
    形成する逆円錐状の原料受台を設けてノズル部を構成
    し、且つ該ノズル部と前記分級羽根との間に原料粉の分
    散及び自然分離を安定して行わせるに十分な上下方向の
    長さ寸法を有する分離滞留空間を形成し、更に前記原料
    受台直上に原料粉を投入するようにした原料供給機を前
    記上部ケーシングに挿入設置したことを特徴とするエア
    セパレータ。
JP7347790U 1990-07-11 1990-07-11 エアセパレータ Expired - Lifetime JPH0751183Y2 (ja)

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JPH0433976U (ja) 1992-03-19

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