JPH0750731Y2 - 縁無し眼鏡 - Google Patents
縁無し眼鏡Info
- Publication number
- JPH0750731Y2 JPH0750731Y2 JP1992090381U JP9038192U JPH0750731Y2 JP H0750731 Y2 JPH0750731 Y2 JP H0750731Y2 JP 1992090381 U JP1992090381 U JP 1992090381U JP 9038192 U JP9038192 U JP 9038192U JP H0750731 Y2 JPH0750731 Y2 JP H0750731Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- packing material
- fixed
- outer end
- inner end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Eyeglasses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レンズの内側部分相互
をブリッジ部材によって直接連結するとともに、テンプ
ル先端の連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し眼鏡
の改良に関するものである。
をブリッジ部材によって直接連結するとともに、テンプ
ル先端の連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し眼鏡
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20に示すような、レンズa,aの内
側部分相互をブリッジ部材bによって直接連結するとと
もに、テンプルcの先端に折曲自在に枢着された連結部
材dをレンズaの外側部分に直接取り付けた構造の縁無
し眼鏡(この種の縁無し眼鏡は一般にツーポイント眼鏡
と言われている)は、視野の邪魔となるレンズ縁が完全
に省略されているために、側方が見やすく又軽量でもあ
る。それ故かかる縁無し眼鏡は、眼鏡を着用している感
じを殆ど与えない長所を有し、これがために近年その需
要は増加の一途を辿っている。
側部分相互をブリッジ部材bによって直接連結するとと
もに、テンプルcの先端に折曲自在に枢着された連結部
材dをレンズaの外側部分に直接取り付けた構造の縁無
し眼鏡(この種の縁無し眼鏡は一般にツーポイント眼鏡
と言われている)は、視野の邪魔となるレンズ縁が完全
に省略されているために、側方が見やすく又軽量でもあ
る。それ故かかる縁無し眼鏡は、眼鏡を着用している感
じを殆ど与えない長所を有し、これがために近年その需
要は増加の一途を辿っている。
【0003】このような縁無し眼鏡としては、デザイン
面からは多種多様のものが提案されているが、連結部材
をレンズに取り付ける取付構造及びブリッジ部材をレン
ズに取り付ける取付構造に関しては、何れも共通してい
た。これを図20〜21に基づいて説明する。
面からは多種多様のものが提案されているが、連結部材
をレンズに取り付ける取付構造及びブリッジ部材をレン
ズに取り付ける取付構造に関しては、何れも共通してい
た。これを図20〜21に基づいて説明する。
【0004】図20の両側部分及び図21の左側部分
は、連結部材dをレンズaに取り付ける取付構造を説明
するものである。該連結部材dはL字状をなす金属製の
ものであり、本体eの前端に、レンズ外側においてレン
ズ周面fと当接する湾曲した当接部gがロウ付されると
ともに、該当接部gには、レンズ内方に突出し且つ先端
部分に挿通孔hを有する固定突片iがロウ付されてい
る。又レンズの外側部分の上縁寄り部位には、該固定突
片iの前記挿通孔hと軸線を共通にして挿通孔jが設け
られている。そして、両挿通孔h,j及びレンズ挿通孔
の両端周縁側に介在された等肉厚の樹脂ワッシャk,k
にネジmが挿通され、レンズ後面側に突出するネジ部に
ナットnが螺合緊締され、これにより連結部材dがレン
ズaに固定されていた。なお該取付構造において樹脂ワ
ッシャk,kは、ネジ頭やナットによるレンズの損傷を
防止する緩衝目的だけで使用されていた。
は、連結部材dをレンズaに取り付ける取付構造を説明
するものである。該連結部材dはL字状をなす金属製の
ものであり、本体eの前端に、レンズ外側においてレン
ズ周面fと当接する湾曲した当接部gがロウ付されると
ともに、該当接部gには、レンズ内方に突出し且つ先端
部分に挿通孔hを有する固定突片iがロウ付されてい
る。又レンズの外側部分の上縁寄り部位には、該固定突
片iの前記挿通孔hと軸線を共通にして挿通孔jが設け
られている。そして、両挿通孔h,j及びレンズ挿通孔
の両端周縁側に介在された等肉厚の樹脂ワッシャk,k
にネジmが挿通され、レンズ後面側に突出するネジ部に
ナットnが螺合緊締され、これにより連結部材dがレン
ズaに固定されていた。なお該取付構造において樹脂ワ
ッシャk,kは、ネジ頭やナットによるレンズの損傷を
防止する緩衝目的だけで使用されていた。
【0005】図20の中央部分及び図21の右側部分
は、ブリッジ部材bをレンズaに取り付ける取付構造を
説明するものである。該取付構造は基本的には前記連結
部材dの取付構造と同様であり、固定突片oの挿通孔p
とレンズaの挿通孔q、及びレンズ挿通孔の内端側に介
在された等肉厚の樹脂ワッシャk,kにネジmが挿通さ
れ、レンズ後面側に突出するネジ部に螺合したナットn
が締め付けられることにより、ブリッジ部材bがレンズ
aに固定されていた。なお該取付構造における樹脂ワッ
シャk,kも、ネジ頭やナットによるレンズの損傷を防
止する緩衝目的だけで使用されていた。
は、ブリッジ部材bをレンズaに取り付ける取付構造を
説明するものである。該取付構造は基本的には前記連結
部材dの取付構造と同様であり、固定突片oの挿通孔p
とレンズaの挿通孔q、及びレンズ挿通孔の内端側に介
在された等肉厚の樹脂ワッシャk,kにネジmが挿通さ
れ、レンズ後面側に突出するネジ部に螺合したナットn
が締め付けられることにより、ブリッジ部材bがレンズ
aに固定されていた。なお該取付構造における樹脂ワッ
シャk,kも、ネジ頭やナットによるレンズの損傷を防
止する緩衝目的だけで使用されていた。
【0006】又図22は、連結部材dをレンズaに取り
付ける取付構造の他の態様を説明するものである。該連
結部材dは、前記と同様に当接部g及び固定突片iを先
端側に具えたL字状を呈し樹脂製のものである。又レン
ズの外側部分の上縁寄り部位には、固定突片iの挿通孔
hと軸線を共通にして挿通孔jが設けられている。そし
て、固定突片の挿通孔hとレンズの挿通孔j、及びレン
ズ挿通孔の後端周縁側に介在された樹脂ワッシャkに樹
脂リベットuが挿通され、該リベットuの両端膨大部
v,vがレンズ前面及び固定突片の後面に係合され、こ
れにより連結部材dがレンズaに固定されていた。
付ける取付構造の他の態様を説明するものである。該連
結部材dは、前記と同様に当接部g及び固定突片iを先
端側に具えたL字状を呈し樹脂製のものである。又レン
ズの外側部分の上縁寄り部位には、固定突片iの挿通孔
hと軸線を共通にして挿通孔jが設けられている。そし
て、固定突片の挿通孔hとレンズの挿通孔j、及びレン
ズ挿通孔の後端周縁側に介在された樹脂ワッシャkに樹
脂リベットuが挿通され、該リベットuの両端膨大部
v,vがレンズ前面及び固定突片の後面に係合され、こ
れにより連結部材dがレンズaに固定されていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の縁無し眼鏡には、次のような各種の問題があっ
た。 連結部材が金属製である場合において、眼鏡を着用
者の頭部側面にフイットさせるためにテンプルの開き具
合を調整するには、やっとこ等の工具を用いて連結部材
の屈曲角度を適当に変える必要があり、この加工は、レ
ンズの破損を防止するために、連結部材をレンズから一
旦取り外して行わなければならなかった。
従来の縁無し眼鏡には、次のような各種の問題があっ
た。 連結部材が金属製である場合において、眼鏡を着用
者の頭部側面にフイットさせるためにテンプルの開き具
合を調整するには、やっとこ等の工具を用いて連結部材
の屈曲角度を適当に変える必要があり、この加工は、レ
ンズの破損を防止するために、連結部材をレンズから一
旦取り外して行わなければならなかった。
【0008】従ってテンプルの開き具合を調整するに
は、連結部材をレンズに仮取り付けして眼鏡を組み立
て、これを着用者に合わせてみて不都合があれば連結部
材を一旦取り外してその曲げ具合を調整し、再びこの連
結部材をレンズに取り付けて眼鏡を組み立てそのフイッ
ト性を確認する必要があり、これをさらに繰り返して再
調整しなければならないこともあった。ところでレンズ
縁を具える従来のメタルフレーム眼鏡の場合は、連結部
材がレンズ縁に取り付いたままで連結部材の屈曲状態を
微調整できるが、連結部材をレンズから一旦取り外して
調整しなければならない前記縁無し眼鏡にあっては、上
記のようにその調整に多くの手間を要して作業能率が非
常に悪い問題があったのである。
は、連結部材をレンズに仮取り付けして眼鏡を組み立
て、これを着用者に合わせてみて不都合があれば連結部
材を一旦取り外してその曲げ具合を調整し、再びこの連
結部材をレンズに取り付けて眼鏡を組み立てそのフイッ
ト性を確認する必要があり、これをさらに繰り返して再
調整しなければならないこともあった。ところでレンズ
縁を具える従来のメタルフレーム眼鏡の場合は、連結部
材がレンズ縁に取り付いたままで連結部材の屈曲状態を
微調整できるが、連結部材をレンズから一旦取り外して
調整しなければならない前記縁無し眼鏡にあっては、上
記のようにその調整に多くの手間を要して作業能率が非
常に悪い問題があったのである。
【0009】 又調整のために行う連結部材の屈曲が
不適当であると、連結部材をレンズに取り付けた際に、
当接部とレンズ周面との当接が不良となってレンズ割れ
を来し、高価なレンズを無駄にする大きな不経済があっ
た。
不適当であると、連結部材をレンズに取り付けた際に、
当接部とレンズ周面との当接が不良となってレンズ割れ
を来し、高価なレンズを無駄にする大きな不経済があっ
た。
【0010】 特に前記金属製の連結部材にあって
は、それが複数箇所をロウ付して形成されていたため、
連結部材を曲げた際にロウ離れを起こす等ロウ付部分を
損傷する問題があった。
は、それが複数箇所をロウ付して形成されていたため、
連結部材を曲げた際にロウ離れを起こす等ロウ付部分を
損傷する問題があった。
【0011】 又前記のように、連結部材を樹脂製と
してこれをリベット止め手段によりレンズに固定する場
合は、連結部材それ自体の屈曲は不可能であることか
ら、眼鏡を着用者にフイットさせるためには、屈曲角度
の異なる幾種類もの連結部材が必要となり、個々に成形
型を設計製作する必要があってコスト上昇を招く問題が
あった。しかも部品が特殊であることから取扱店が限ら
れ、眼鏡を入手しにくい問題もあった。
してこれをリベット止め手段によりレンズに固定する場
合は、連結部材それ自体の屈曲は不可能であることか
ら、眼鏡を着用者にフイットさせるためには、屈曲角度
の異なる幾種類もの連結部材が必要となり、個々に成形
型を設計製作する必要があってコスト上昇を招く問題が
あった。しかも部品が特殊であることから取扱店が限ら
れ、眼鏡を入手しにくい問題もあった。
【0012】従来の縁無し眼鏡はこのように各種の問題
を有していたため、需要が多いにもかかわらずそれに応
じ切れないのが実情であった。本考案は、かかる問題点
を一挙に解決し、特に簡単なネジ操作で以てテンプルの
開き角度或いはブリッジ部材の取り付け角度を調整でき
るようにすることを目的とし、その一層の普及を図らん
とするものである。
を有していたため、需要が多いにもかかわらずそれに応
じ切れないのが実情であった。本考案は、かかる問題点
を一挙に解決し、特に簡単なネジ操作で以てテンプルの
開き角度或いはブリッジ部材の取り付け角度を調整でき
るようにすることを目的とし、その一層の普及を図らん
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は以下の如き手段を採用する。即ち本考案に係る
縁無し眼鏡の一は、レンズの内側部分相互をブリッジ部
材によって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲
自在に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けてな
り、該連結部材6は、レンズ周面7と当接する当接部9
と、該当接部9がレンズ周面7と当接した状態におい
て、レンズ凹面側でレンズ内方に突出する固定突片12
とを有し、該固定突片12とレンズ凹面13との間に
は、外端から内端に向かうにつれて拡張するV字状溝部
17が形成される如くなされている。該V字状溝部17
には、前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後面32
が固定突片12と当接するように外端から内端に向けて
肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材1
9が介装されている。そして、レンズ2とパッキン材1
9と固定突片12に設けられた孔心を共通にする挿通孔
43,42,11にネジ49が挿通され、固定突片側に
或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナット51
の締付け量を変えることによりパッキン材19の内端側
を外端側よりも大きく圧縮変形させ、テンプルの開き角
度を調整するように構成したことを特徴とするものであ
る。
本考案は以下の如き手段を採用する。即ち本考案に係る
縁無し眼鏡の一は、レンズの内側部分相互をブリッジ部
材によって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲
自在に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けてな
り、該連結部材6は、レンズ周面7と当接する当接部9
と、該当接部9がレンズ周面7と当接した状態におい
て、レンズ凹面側でレンズ内方に突出する固定突片12
とを有し、該固定突片12とレンズ凹面13との間に
は、外端から内端に向かうにつれて拡張するV字状溝部
17が形成される如くなされている。該V字状溝部17
には、前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後面32
が固定突片12と当接するように外端から内端に向けて
肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材1
9が介装されている。そして、レンズ2とパッキン材1
9と固定突片12に設けられた孔心を共通にする挿通孔
43,42,11にネジ49が挿通され、固定突片側に
或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナット51
の締付け量を変えることによりパッキン材19の内端側
を外端側よりも大きく圧縮変形させ、テンプルの開き角
度を調整するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0014】前記連結部材は、レンズ突面側でレンズ内
方に突出する固定突片12を具える如くなされてもよ
い。この場合には、該固定突片12とレンズ突面72と
の間に、内端から外端に向かうにつれて拡張するV字状
溝部17が形成される。該V字状溝部17には、前面3
1が固定突片12と当接し且つ後面32がレンズ突面7
2と当接するように内端から外端に向けて肉厚が増大す
る、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装され
る。そして、固定突片12とパッキン材19とレンズ2
に設けられた孔心を共通にする挿通孔11,42,43
にネジ49が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に
突出したネジ部に螺合したナット51の締付け量を変え
ることによりパッキン材19の外端側を内端側よりも大
きく圧縮変形させ、テンプルの開き角度を調整するよう
に構成してなる。前記縁無し眼鏡において、連結部材6
の少なくとも当接部9は樹脂製とするのがよい。
方に突出する固定突片12を具える如くなされてもよ
い。この場合には、該固定突片12とレンズ突面72と
の間に、内端から外端に向かうにつれて拡張するV字状
溝部17が形成される。該V字状溝部17には、前面3
1が固定突片12と当接し且つ後面32がレンズ突面7
2と当接するように内端から外端に向けて肉厚が増大す
る、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装され
る。そして、固定突片12とパッキン材19とレンズ2
に設けられた孔心を共通にする挿通孔11,42,43
にネジ49が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に
突出したネジ部に螺合したナット51の締付け量を変え
ることによりパッキン材19の外端側を内端側よりも大
きく圧縮変形させ、テンプルの開き角度を調整するよう
に構成してなる。前記縁無し眼鏡において、連結部材6
の少なくとも当接部9は樹脂製とするのがよい。
【0015】前記連結部材6の先端側の部分は上下に分
岐する二股に形成されてもよい。この場合、各分岐片7
5,76の夫々は、レンズ凹面側でレンズ内方に突出す
る固定突片12を有するものとされ、該固定突片12と
レンズ凹面13との間には、外端から内端に向かうにつ
れて拡張するV字状溝部17が形成される。該V字状溝
部17には、前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後
面32が固定突片12と当接するように外端から内端に
向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキ
ン材19が介装される。そして、レンズ2とパッキン材
19と固定突片12に設けられた孔心を共通にする挿通
孔43,42,11にネジ49が挿通され、固定突片側
に或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナット5
1の締付け量を変えることによりパッキン材19の内端
側を外端側よりも大きく圧縮変形させ、テンプルの開き
角度を調整するように構成してなる。
岐する二股に形成されてもよい。この場合、各分岐片7
5,76の夫々は、レンズ凹面側でレンズ内方に突出す
る固定突片12を有するものとされ、該固定突片12と
レンズ凹面13との間には、外端から内端に向かうにつ
れて拡張するV字状溝部17が形成される。該V字状溝
部17には、前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後
面32が固定突片12と当接するように外端から内端に
向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキ
ン材19が介装される。そして、レンズ2とパッキン材
19と固定突片12に設けられた孔心を共通にする挿通
孔43,42,11にネジ49が挿通され、固定突片側
に或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナット5
1の締付け量を変えることによりパッキン材19の内端
側を外端側よりも大きく圧縮変形させ、テンプルの開き
角度を調整するように構成してなる。
【0016】連結部材6の先端側の部分を、このように
上下に分岐する二股に形成するときは、各分岐片75,
76の夫々は、レンズ突面側でレンズ内方に突出する固
定突片12を有してもよい。この場合、該固定突片12
とレンズ突面72との間には、内端から外端に向かうに
つれて拡張するV字状溝部17が形成される。該V字状
溝部17には、前面31が固定突片12と当接し且つ後
面32がレンズ突面72と当接するように内端から外端
に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッ
キン材19が介装される。そして、固定突片12とパッ
キン材19とレンズ2に設けられた孔心を共通にする挿
通孔11,42,43にネジ49が挿通され、固定突片
側に或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナット
51の締付け量を変えることによりパッキン材19の外
端側を内端側よりも大きく圧縮変形させ、テンプルの開
き角度を調整するように構成してなる。
上下に分岐する二股に形成するときは、各分岐片75,
76の夫々は、レンズ突面側でレンズ内方に突出する固
定突片12を有してもよい。この場合、該固定突片12
とレンズ突面72との間には、内端から外端に向かうに
つれて拡張するV字状溝部17が形成される。該V字状
溝部17には、前面31が固定突片12と当接し且つ後
面32がレンズ突面72と当接するように内端から外端
に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッ
キン材19が介装される。そして、固定突片12とパッ
キン材19とレンズ2に設けられた孔心を共通にする挿
通孔11,42,43にネジ49が挿通され、固定突片
側に或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナット
51の締付け量を変えることによりパッキン材19の外
端側を内端側よりも大きく圧縮変形させ、テンプルの開
き角度を調整するように構成してなる。
【0017】本考案に係る縁無し眼鏡の他は、ブリッジ
部材の取付け構造に特徴を有するものである。該ブリッ
ジ部材3は、その端部分に、レンズ周面7と当接する当
接部56と、該当接部56がレンズ周面7と当接した状
態において、レンズ凹面側でレンズ内方に突出する固定
突片59とを有し、該固定突片59とレンズ凹面13と
の間には、外端から内端に向かうにつれて拡張するV字
状溝部17が形成される如くなされている。該V字状溝
部17には、前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後
面32が固定突片59と当接するように外端から内端に
向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキ
ン材19が介装されている。そして、レンズ2とパッキ
ン材19と固定突片59に設けられた孔心を共通にする
挿通孔43,42,57にネジ49が挿通され、固定突
片側に或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナッ
ト51の締付け量を変えることによりパッキン材19の
内端側を外端側よりも大きく圧縮変形させ、レンズに対
するブリッジ部材の取り付け角度を調整するように構成
したことを特徴とするものである。
部材の取付け構造に特徴を有するものである。該ブリッ
ジ部材3は、その端部分に、レンズ周面7と当接する当
接部56と、該当接部56がレンズ周面7と当接した状
態において、レンズ凹面側でレンズ内方に突出する固定
突片59とを有し、該固定突片59とレンズ凹面13と
の間には、外端から内端に向かうにつれて拡張するV字
状溝部17が形成される如くなされている。該V字状溝
部17には、前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後
面32が固定突片59と当接するように外端から内端に
向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキ
ン材19が介装されている。そして、レンズ2とパッキ
ン材19と固定突片59に設けられた孔心を共通にする
挿通孔43,42,57にネジ49が挿通され、固定突
片側に或いはレンズ側に突出したネジ部に螺合したナッ
ト51の締付け量を変えることによりパッキン材19の
内端側を外端側よりも大きく圧縮変形させ、レンズに対
するブリッジ部材の取り付け角度を調整するように構成
したことを特徴とするものである。
【0018】前記ブリッジ部材は、レンズ突面側でレン
ズ内方に突出する固定突片59を具える如くなされても
よい。この場合には、該固定突片59とレンズ突面72
との間に、内端から外端に向かうにつれて拡張するV字
状溝部17が形成される。該V字状溝部17には、前面
31が固定突片59と当接し且つ後面32がレンズ突面
72と当接するように内端から外端に向けて肉厚が増大
する、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装さ
れる。そして、固定突片59とパッキン材19とレンズ
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔57,42,4
3にネジ49が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側
に突出したネジ部に螺合したナット51の締付け量を変
えることによりパッキン材19の外端側を内端側よりも
大きく圧縮変形させ、レンズに対するブリッジ部材の取
り付け角度を調整するように構成してなる。
ズ内方に突出する固定突片59を具える如くなされても
よい。この場合には、該固定突片59とレンズ突面72
との間に、内端から外端に向かうにつれて拡張するV字
状溝部17が形成される。該V字状溝部17には、前面
31が固定突片59と当接し且つ後面32がレンズ突面
72と当接するように内端から外端に向けて肉厚が増大
する、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装さ
れる。そして、固定突片59とパッキン材19とレンズ
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔57,42,4
3にネジ49が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側
に突出したネジ部に螺合したナット51の締付け量を変
えることによりパッキン材19の外端側を内端側よりも
大きく圧縮変形させ、レンズに対するブリッジ部材の取
り付け角度を調整するように構成してなる。
【0019】前記縁無し眼鏡において、ブリッジ部材3
の少なくとも当接部56は樹脂製とするのがよい。
の少なくとも当接部56は樹脂製とするのがよい。
【0020】又前記した各縁無し眼鏡において、パッキ
ン材がネジと共回りしないように、パッキン材の固定突
片との当接面部には、突部或いは凹部としての第1の係
合部を設け、又固定突片のパッキン材との当接面部に
は、該第1の係合部と嵌合しうる第2の係合部を設ける
のがよい。
ン材がネジと共回りしないように、パッキン材の固定突
片との当接面部には、突部或いは凹部としての第1の係
合部を設け、又固定突片のパッキン材との当接面部に
は、該第1の係合部と嵌合しうる第2の係合部を設ける
のがよい。
【0021】本考案に係る無し眼鏡は、連結部材の前記
特徴とブリッジ部材の前記特徴を併有するものとして構
成するのがよい。
特徴とブリッジ部材の前記特徴を併有するものとして構
成するのがよい。
【0022】
【作用】然して本考案の縁無し眼鏡においては、パッキ
ン材19の肉厚が外端から内端に向けて増大するように
構成されている(図4、図7及び図17参照)ことか
ら、ナット51の締め付けでレンズ2及び固定突片12
を介してパッキン材19が圧縮される際に、レンズ2の
凹面がパッキン材19の傾斜面に当たり、この傾斜面に
均等に圧縮圧が作用したときに、パッキン材19の厚肉
の内端側の方が薄肉の外端側よりも変形量が大きくなる
(厚み変化によって所謂ばね定数が異なる為)。その結
果、レンズ2の中心側が固定突片12側に相対的に接近
し、V字状溝17は狭くなる。従って、固定突片12を
有する前記連結部材6に繋がるテンプル5の開きが狭く
なる。逆に、ナット51を緩めることで、パッキン材1
9の厚肉の内端側が外端側よりも一層伸長することにな
り、テンプル5が開くことになる。 このように、ナット
51の締め加減によって、特異形状のパッキン材19の
特異変形をもたらし、以て、テンプル5の開き角度を容
易に自在に調整できることになる。 又、パッキン材19
の肉厚が内端から外端に向けて増大するように構成され
ている(図13及び図19参照)場合には、ナット51
の締め付けでレンズ及び固定突片を介してパッキン材1
9が圧縮される際に、レンズの外面がパッキン材19の
傾斜面に当たり、この傾斜面に均等に圧縮圧が作用した
ときに、パッキン材19の厚肉の内端側の方が薄肉の外
端側よりも変形量が大きくなる(厚み変化によって所謂
ばね定数が異なる為)。その結果、レンズ周面7側が固
定突片12側に相対的に接近し、V字状溝17は狭くな
る。従って、固定突片12を有する前記連結部材6に繋
がるテンプル5の開きが狭くなる。逆に、ナット51を
緩めることで、パッキン材19の厚肉の外端側が内端側
よりも一層伸長することになり、テンプル5が開くこと
になる。
ン材19の肉厚が外端から内端に向けて増大するように
構成されている(図4、図7及び図17参照)ことか
ら、ナット51の締め付けでレンズ2及び固定突片12
を介してパッキン材19が圧縮される際に、レンズ2の
凹面がパッキン材19の傾斜面に当たり、この傾斜面に
均等に圧縮圧が作用したときに、パッキン材19の厚肉
の内端側の方が薄肉の外端側よりも変形量が大きくなる
(厚み変化によって所謂ばね定数が異なる為)。その結
果、レンズ2の中心側が固定突片12側に相対的に接近
し、V字状溝17は狭くなる。従って、固定突片12を
有する前記連結部材6に繋がるテンプル5の開きが狭く
なる。逆に、ナット51を緩めることで、パッキン材1
9の厚肉の内端側が外端側よりも一層伸長することにな
り、テンプル5が開くことになる。 このように、ナット
51の締め加減によって、特異形状のパッキン材19の
特異変形をもたらし、以て、テンプル5の開き角度を容
易に自在に調整できることになる。 又、パッキン材19
の肉厚が内端から外端に向けて増大するように構成され
ている(図13及び図19参照)場合には、ナット51
の締め付けでレンズ及び固定突片を介してパッキン材1
9が圧縮される際に、レンズの外面がパッキン材19の
傾斜面に当たり、この傾斜面に均等に圧縮圧が作用した
ときに、パッキン材19の厚肉の内端側の方が薄肉の外
端側よりも変形量が大きくなる(厚み変化によって所謂
ばね定数が異なる為)。その結果、レンズ周面7側が固
定突片12側に相対的に接近し、V字状溝17は狭くな
る。従って、固定突片12を有する前記連結部材6に繋
がるテンプル5の開きが狭くなる。逆に、ナット51を
緩めることで、パッキン材19の厚肉の外端側が内端側
よりも一層伸長することになり、テンプル5が開くこと
になる。
【0023】この作用を図面に基づいてより具体的に説
明すると、連結部材の取付け部分52においてナット5
1の締め付け量を多くしてパッキン材19の圧縮量を増
大するに従い、展開状態のテンプル5を該取付け部分5
2を中心として内方向に傾かせることができる。例え
ば、パッキン材の圧縮量に応じてテンプル5を、図7
(A)に示す状態(図11の右側部分において実線で示
す状態に同じ)から図7(B)に示す状態(図11の右
側部分において一点鎖線で示す状態に同じ)に内方向に
傾かせることができる。
明すると、連結部材の取付け部分52においてナット5
1の締め付け量を多くしてパッキン材19の圧縮量を増
大するに従い、展開状態のテンプル5を該取付け部分5
2を中心として内方向に傾かせることができる。例え
ば、パッキン材の圧縮量に応じてテンプル5を、図7
(A)に示す状態(図11の右側部分において実線で示
す状態に同じ)から図7(B)に示す状態(図11の右
側部分において一点鎖線で示す状態に同じ)に内方向に
傾かせることができる。
【0024】又ブリッジ部材の取付け部分71において
も、ナット51の締め付け量を多くしてパッキン材19
の圧縮量を増大するに従い、レンズ2を該取付け部分7
1を中心として後方向に傾かせることができ、該パッキ
ン材の圧縮量に応じてレンズ2を、例えば、図10(A)
に実線で示す状態から図10(B) に示すように後方向に
傾かせることができる。そして結果的に、展開状態のテ
ンプル5を、該取付け部分71を中心として内方向に傾
かせることができる。例えば、図11の左側部分におい
て実線で示す状態から同部分において一点鎖線で示す状
態に内方向に傾かせることができる。加えて、連結部材
の取付け部分52においてもナットの締め付け量を多く
してパッキン材の圧縮量を増大するに従い、テンプル5
を図11の左側部分における一点鎖線で示す状態から二
点鎖線で示す状態に、さらに内方向に傾かせることがで
きる。
も、ナット51の締め付け量を多くしてパッキン材19
の圧縮量を増大するに従い、レンズ2を該取付け部分7
1を中心として後方向に傾かせることができ、該パッキ
ン材の圧縮量に応じてレンズ2を、例えば、図10(A)
に実線で示す状態から図10(B) に示すように後方向に
傾かせることができる。そして結果的に、展開状態のテ
ンプル5を、該取付け部分71を中心として内方向に傾
かせることができる。例えば、図11の左側部分におい
て実線で示す状態から同部分において一点鎖線で示す状
態に内方向に傾かせることができる。加えて、連結部材
の取付け部分52においてもナットの締め付け量を多く
してパッキン材の圧縮量を増大するに従い、テンプル5
を図11の左側部分における一点鎖線で示す状態から二
点鎖線で示す状態に、さらに内方向に傾かせることがで
きる。
【0025】なお当接部9,当接部56が樹脂製である
ときには、レンズ周面と当接部が柔らかく当たる。
ときには、レンズ周面と当接部が柔らかく当たる。
【0026】このように本考案によるときには、連結部
材の取付け部分やブリッジ部材の取付け部分におけるパ
ッキン材の圧縮量を加減することにより、眼鏡を着用者
に容易にフイットさせることができる。
材の取付け部分やブリッジ部材の取付け部分におけるパ
ッキン材の圧縮量を加減することにより、眼鏡を着用者
に容易にフイットさせることができる。
【0027】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1実施例 図1において本考案に係る縁無し眼鏡1は、レンズ2,
2の内側部分相互をブリッジ部材3によって連結すると
ともに、テンプル5の先端に折曲自在に枢着された連結
部材6をレンズ2の外側部分に取り付けてなる。
る。第1実施例 図1において本考案に係る縁無し眼鏡1は、レンズ2,
2の内側部分相互をブリッジ部材3によって連結すると
ともに、テンプル5の先端に折曲自在に枢着された連結
部材6をレンズ2の外側部分に取り付けてなる。
【0028】該連結部材6は、図1〜3に示すように全
体が例えばナイロン系の合成樹脂素材を以て一体に製作
されたL字状を呈しており、レンズ周面7と当接する湾
曲した当接部9を本体10の前端に有し、該当接部9の
後面側の中央部位には、レンズ内方に突出し且つ先端部
分に挿通孔11を有する固定突片12が突設され、該固
定突片12はレンズ凹面側に配置されている。そして該
当接部9がレンズ周面7と当接した状態において、固定
突片12とレンズ凹面13との間には、図4に示すよう
に、外端15から内端16に向かうにつれて拡張するV
字状溝部17が形成され、該V字状溝部17には、弾力
性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装されている。
体が例えばナイロン系の合成樹脂素材を以て一体に製作
されたL字状を呈しており、レンズ周面7と当接する湾
曲した当接部9を本体10の前端に有し、該当接部9の
後面側の中央部位には、レンズ内方に突出し且つ先端部
分に挿通孔11を有する固定突片12が突設され、該固
定突片12はレンズ凹面側に配置されている。そして該
当接部9がレンズ周面7と当接した状態において、固定
突片12とレンズ凹面13との間には、図4に示すよう
に、外端15から内端16に向かうにつれて拡張するV
字状溝部17が形成され、該V字状溝部17には、弾力
性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装されている。
【0029】又前記本体10には、図5、図7(A) に示
すように、蝶番片20の基部に設けられた固定片21
が、該蝶番片20を本体10の後端部分の内面側に突出
させて埋設され、該固定片21に設けた固定孔22にお
いて表裏樹脂が継がっており、蝶番片20は該埋設固定
片21を介して連結部材6に強固に取着されている。
すように、蝶番片20の基部に設けられた固定片21
が、該蝶番片20を本体10の後端部分の内面側に突出
させて埋設され、該固定片21に設けた固定孔22にお
いて表裏樹脂が継がっており、蝶番片20は該埋設固定
片21を介して連結部材6に強固に取着されている。
【0030】前記テンプル5は、図1、図5〜6に示す
ように、金属製芯金23を有する後テンプル25を樹脂
製の前テンプル26に連結してなり、その連結は、固定
孔27を有する芯金前端の突出部分29を前テンプル2
6の後端部分に埋設し、該固定孔27において表裏樹脂
を継げて行っている。そして前テンプル26の前端部分
には、前記連結部材におけると同様に、固定孔24を有
する固定片28が埋設されて、前テンプルの前端部分の
内面側に突出するように蝶番片30が取着されており
(図5)、該蝶番片30が前記蝶番片20に枢着29さ
れることにより(図1、図7(A) )、テンプル5の先端
に連結部材6が折曲自在とされている。
ように、金属製芯金23を有する後テンプル25を樹脂
製の前テンプル26に連結してなり、その連結は、固定
孔27を有する芯金前端の突出部分29を前テンプル2
6の後端部分に埋設し、該固定孔27において表裏樹脂
を継げて行っている。そして前テンプル26の前端部分
には、前記連結部材におけると同様に、固定孔24を有
する固定片28が埋設されて、前テンプルの前端部分の
内面側に突出するように蝶番片30が取着されており
(図5)、該蝶番片30が前記蝶番片20に枢着29さ
れることにより(図1、図7(A) )、テンプル5の先端
に連結部材6が折曲自在とされている。
【0031】前記パッキン材19は、図2〜4に示すよ
うに、例えばウレタン樹脂を以て形成された円筒状をな
し、その前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後面3
2が固定突片12と当接するように、外端33から内端
35に向けて肉厚が増大する。そして後端部分36は、
固定突片12の前面側に凹設された円形凹部37と嵌合
するものとなされ、該後端部分36と円形凹部37とが
嵌合した状態においては、後端部分の例えば内側周縁部
分に設けられた円形の係合凹部39が、円形凹部37の
内側周縁部分に設けられた円形の係合突部41と嵌合す
る如くなされ、これによりパッキン材19が回り止めさ
れる。又該パッキン材19には、固定突片12の挿通孔
11と軸線を共通にする挿通孔42が設けられている。
うに、例えばウレタン樹脂を以て形成された円筒状をな
し、その前面31がレンズ凹面13と当接し且つ後面3
2が固定突片12と当接するように、外端33から内端
35に向けて肉厚が増大する。そして後端部分36は、
固定突片12の前面側に凹設された円形凹部37と嵌合
するものとなされ、該後端部分36と円形凹部37とが
嵌合した状態においては、後端部分の例えば内側周縁部
分に設けられた円形の係合凹部39が、円形凹部37の
内側周縁部分に設けられた円形の係合突部41と嵌合す
る如くなされ、これによりパッキン材19が回り止めさ
れる。又該パッキン材19には、固定突片12の挿通孔
11と軸線を共通にする挿通孔42が設けられている。
【0032】又レンズ2の外側部分の上縁寄り部位に
は、当接部9がレンズ周面7と当接した状態でレンズ内
方に突出する固定突片12の挿通孔11と軸線を共通に
する挿通孔43が設けられている。該挿通孔43は本実
施例においては、前端周縁に鍔45が周設された筒体4
6を、固定突片12の挿通孔11と軸線を共通にして設
けられたレンズの貫通孔47に嵌装して形成された該筒
体の孔48として形成されている。
は、当接部9がレンズ周面7と当接した状態でレンズ内
方に突出する固定突片12の挿通孔11と軸線を共通に
する挿通孔43が設けられている。該挿通孔43は本実
施例においては、前端周縁に鍔45が周設された筒体4
6を、固定突片12の挿通孔11と軸線を共通にして設
けられたレンズの貫通孔47に嵌装して形成された該筒
体の孔48として形成されている。
【0033】そしてV字状溝部17には、図4に示すよ
うに、前記係合凹部39と係合突部41とが嵌合せしめ
られてパッキン材19が納装されており、孔心を共通に
するレンズの挿通孔43、パッキン材の挿通孔42、固
定突片の挿通孔11にレンズ側からネジ49が挿通さ
れ、固定突片側に突出したネジ部50にナット51が螺
合されており、該ナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の圧縮量が可変とされている。なお
パッキン材の肉厚が外端から内端に向けて増大するた
め、ナットを締付けると厚肉部分がより多く弾性圧縮変
形する。
うに、前記係合凹部39と係合突部41とが嵌合せしめ
られてパッキン材19が納装されており、孔心を共通に
するレンズの挿通孔43、パッキン材の挿通孔42、固
定突片の挿通孔11にレンズ側からネジ49が挿通さ
れ、固定突片側に突出したネジ部50にナット51が螺
合されており、該ナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の圧縮量が可変とされている。なお
パッキン材の肉厚が外端から内端に向けて増大するた
め、ナットを締付けると厚肉部分がより多く弾性圧縮変
形する。
【0034】従って、連結部材の取付け部分52におい
てナット51の締め付け量を多くしてパッキン材19の
圧縮量を増大するに従い、展開状態のテンプル5を該取
付け部分52を中心として内方向に傾かせることができ
る。例えば、パッキン材の圧縮量に応じてテンプル5
を、図7(A) に示す状態(図11の右側部分において実
線で示す状態に同じ)から図7(B) に示す状態(図11
の右側部分において一点鎖線で示す状態に同じ)に内方
向に傾かせることができる。
てナット51の締め付け量を多くしてパッキン材19の
圧縮量を増大するに従い、展開状態のテンプル5を該取
付け部分52を中心として内方向に傾かせることができ
る。例えば、パッキン材の圧縮量に応じてテンプル5
を、図7(A) に示す状態(図11の右側部分において実
線で示す状態に同じ)から図7(B) に示す状態(図11
の右側部分において一点鎖線で示す状態に同じ)に内方
向に傾かせることができる。
【0035】前記ブリッジ部材3は全体が樹脂を以て一
体に製作されており、図1、図8に示すように、水平連
結部53の両端に、レンズ周面7との当接面55を具え
る湾曲した当接部56,56が門形を呈するように一体
に折曲形成されている。該当接部56,56には、その
後面側の中央部位において、レンズ内方に突出し且つ先
端部分に挿通孔57を有する固定突片59が突設され、
該固定突片59はレンズ凹面側に配置されている。又各
当接部56,56には、パッド60の連結突片61(図
9)を遊嵌するための上下に長い空所62を形成する支
持片63,63を対向して具えた箱状部65が、L字状
の腕片66を介して連設されており、該箱状部66の相
対する支持片63,63には、前記連結突片61に設け
た取付孔67と孔心を共通にする止孔69,69が、上
下に複数段例えば二段に設けられている。
体に製作されており、図1、図8に示すように、水平連
結部53の両端に、レンズ周面7との当接面55を具え
る湾曲した当接部56,56が門形を呈するように一体
に折曲形成されている。該当接部56,56には、その
後面側の中央部位において、レンズ内方に突出し且つ先
端部分に挿通孔57を有する固定突片59が突設され、
該固定突片59はレンズ凹面側に配置されている。又各
当接部56,56には、パッド60の連結突片61(図
9)を遊嵌するための上下に長い空所62を形成する支
持片63,63を対向して具えた箱状部65が、L字状
の腕片66を介して連設されており、該箱状部66の相
対する支持片63,63には、前記連結突片61に設け
た取付孔67と孔心を共通にする止孔69,69が、上
下に複数段例えば二段に設けられている。
【0036】そして眼鏡着用者に合わせて所要高さの止
孔が選択され、図9に示すように、左右対向する止孔に
止着された枢軸(例えば止めネジ)70が連結突片61
の取付孔67に遊挿せしめられて、前記パッド60が箱
状部65に回動可能に取り付けられている。
孔が選択され、図9に示すように、左右対向する止孔に
止着された枢軸(例えば止めネジ)70が連結突片61
の取付孔67に遊挿せしめられて、前記パッド60が箱
状部65に回動可能に取り付けられている。
【0037】そして当接部56がレンズ周面7と当接し
た状態において、固定突片59とレンズ凹面13との間
には、図10(A) に示すように、外端15から内端16
に向かうにつれて拡張するV字状溝部17が形成されて
いる。該V字状溝部17には、前記と同様の構成を有す
るパッキン材19が介装され、同様に、レンズ2とパッ
キン材19と固定突片59に設けられた孔心を共通にす
る挿通孔43,42,57にレンズ側からネジ49が挿
通され、固定突片側に突出したネジ部50にナット51
が螺合されている。
た状態において、固定突片59とレンズ凹面13との間
には、図10(A) に示すように、外端15から内端16
に向かうにつれて拡張するV字状溝部17が形成されて
いる。該V字状溝部17には、前記と同様の構成を有す
るパッキン材19が介装され、同様に、レンズ2とパッ
キン材19と固定突片59に設けられた孔心を共通にす
る挿通孔43,42,57にレンズ側からネジ49が挿
通され、固定突片側に突出したネジ部50にナット51
が螺合されている。
【0038】従って、ナット51の締め付け量を多くし
てパッキン材19の圧縮量を増大するに従い、レンズ2
を、ブリッジ部材3の取付け部分71を中心として後方
向に傾かせることができ、該パッキン材の圧縮量に応じ
てレンズ2を、例えば、図10(A) に実線で示す状態か
ら図10(B) に示すように後方向に傾かせることができ
る。そして結果的に、展開状態のテンプル5を、該取付
け部分71を中心として内方向に傾かせることができ
る。例えば、図11の左側部分において実線で示す状態
から同部分において一点鎖線で示す状態に内方向に傾か
せることができる。加えて、連結部材の取付け部分52
においてもナットの締め付け量を多くしてパッキン材の
圧縮量を増大するに従い、テンプル5を図11の左側部
分における一点鎖線で示す状態から二点鎖線で示す状態
に、さらに内方向に傾かせることができる。
てパッキン材19の圧縮量を増大するに従い、レンズ2
を、ブリッジ部材3の取付け部分71を中心として後方
向に傾かせることができ、該パッキン材の圧縮量に応じ
てレンズ2を、例えば、図10(A) に実線で示す状態か
ら図10(B) に示すように後方向に傾かせることができ
る。そして結果的に、展開状態のテンプル5を、該取付
け部分71を中心として内方向に傾かせることができ
る。例えば、図11の左側部分において実線で示す状態
から同部分において一点鎖線で示す状態に内方向に傾か
せることができる。加えて、連結部材の取付け部分52
においてもナットの締め付け量を多くしてパッキン材の
圧縮量を増大するに従い、テンプル5を図11の左側部
分における一点鎖線で示す状態から二点鎖線で示す状態
に、さらに内方向に傾かせることができる。
【0039】第2実施例 図12〜13は本考案に係る縁無し眼鏡1の他の実施例
を説明するものであり、テンプル5の先端に折曲自在に
枢着された連結部材6は、全体が樹脂素材を以て一体に
製作されたL字状を呈しており、レンズ周面7と当接す
る湾曲した当接部9を本体10の前端に有し、該当接部
9の前面側の中央部位には、レンズ内方に突出し且つ先
端部分に挿通孔11を有する固定突片12が突設され、
該固定突片12はレンズ突面側に配置されている。
を説明するものであり、テンプル5の先端に折曲自在に
枢着された連結部材6は、全体が樹脂素材を以て一体に
製作されたL字状を呈しており、レンズ周面7と当接す
る湾曲した当接部9を本体10の前端に有し、該当接部
9の前面側の中央部位には、レンズ内方に突出し且つ先
端部分に挿通孔11を有する固定突片12が突設され、
該固定突片12はレンズ突面側に配置されている。
【0040】そして該当接部9がレンズ周面7と当接し
た状態において、固定突片12とレンズ突面72との間
には、図13に示すように、内端16から外端15に向
かうにつれて拡張するV字状溝部17が形成される如く
なされている。又該V字状溝部17には、前面31が固
定突片12と当接し且つ後面32がレンズ突面72と当
接するように、内端から外端に向かって肉厚が次第に増
大する、前記と同様構成の弾力性を具えた樹脂製のパッ
キン材19が介装されている。
た状態において、固定突片12とレンズ突面72との間
には、図13に示すように、内端16から外端15に向
かうにつれて拡張するV字状溝部17が形成される如く
なされている。又該V字状溝部17には、前面31が固
定突片12と当接し且つ後面32がレンズ突面72と当
接するように、内端から外端に向かって肉厚が次第に増
大する、前記と同様構成の弾力性を具えた樹脂製のパッ
キン材19が介装されている。
【0041】又固定突片12とパッキン材19とレンズ
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔11,42,4
3(前記と同様の筒体46をレンズ貫通孔にレンズ凹面
側から嵌装して形成された挿通孔)に固定突片側からネ
ジ49が挿通され、レンズ側に突出したネジ部にはナッ
ト51が螺合されており、該ナットの締付け量を変える
ことによりパッキン材19の圧縮量が可変とされてい
る。つまり前記と同様、テンプルの最大開き状態が可変
とされている。図14及び図13の左側部分において一
点鎖線で示す状態は、パッキン材19の圧縮によりテン
プル5が内方向に傾いた状態を示す。
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔11,42,4
3(前記と同様の筒体46をレンズ貫通孔にレンズ凹面
側から嵌装して形成された挿通孔)に固定突片側からネ
ジ49が挿通され、レンズ側に突出したネジ部にはナッ
ト51が螺合されており、該ナットの締付け量を変える
ことによりパッキン材19の圧縮量が可変とされてい
る。つまり前記と同様、テンプルの最大開き状態が可変
とされている。図14及び図13の左側部分において一
点鎖線で示す状態は、パッキン材19の圧縮によりテン
プル5が内方向に傾いた状態を示す。
【0042】又レンズの内側部分相互を連結するブリッ
ジ部材3は、全体が樹脂製の一体成形品であり、前記第
1実施例における場合とは逆に、固定突片59がレンズ
突面側において突出されている。そして前記第2実施例
におけると同様、固定突片59とレンズ突面72との間
に形成されたV字状溝部17に、弾力性を具えた樹脂製
のパッキン材19が介装されている。
ジ部材3は、全体が樹脂製の一体成形品であり、前記第
1実施例における場合とは逆に、固定突片59がレンズ
突面側において突出されている。そして前記第2実施例
におけると同様、固定突片59とレンズ突面72との間
に形成されたV字状溝部17に、弾力性を具えた樹脂製
のパッキン材19が介装されている。
【0043】又固定突片59とパッキン材19とレンズ
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔57,42,4
3(前記と同様の筒体46をレンズ貫通孔にレンズ凹面
側から嵌装して形成された挿通孔)に固定突片側からネ
ジ49が挿通され、レンズ側に突出したネジ部にはナッ
ト51が螺合されており、該ナットの締付け量を変える
ことによりパッキン材19の圧縮量が可変とされてい
る。つまりテンプルの最大開き状態が可変とされてい
る。該パッキン材19の圧縮により、図15及び図13
において一点鎖線で示すようにレンズ2を後方向に傾か
せることができ、従って、図11の左側部分において一
点鎖線で示すようにテンプル5を内方向に傾かせること
ができる。
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔57,42,4
3(前記と同様の筒体46をレンズ貫通孔にレンズ凹面
側から嵌装して形成された挿通孔)に固定突片側からネ
ジ49が挿通され、レンズ側に突出したネジ部にはナッ
ト51が螺合されており、該ナットの締付け量を変える
ことによりパッキン材19の圧縮量が可変とされてい
る。つまりテンプルの最大開き状態が可変とされてい
る。該パッキン材19の圧縮により、図15及び図13
において一点鎖線で示すようにレンズ2を後方向に傾か
せることができ、従って、図11の左側部分において一
点鎖線で示すようにテンプル5を内方向に傾かせること
ができる。
【0044】第3実施例 図16〜17は、本考案に係る縁無し眼鏡1のその他の
実施例を説明するものであり、全体が樹脂素材を以て一
体に製作された連結部材6の先端側の部分は、上下に分
岐する二股に形成され、各分岐片75,76の夫々は、
レンズ凹面側においてレンズ内方に突出する固定突片1
2及びレンズ周面7と当接する当接部9を有する。
実施例を説明するものであり、全体が樹脂素材を以て一
体に製作された連結部材6の先端側の部分は、上下に分
岐する二股に形成され、各分岐片75,76の夫々は、
レンズ凹面側においてレンズ内方に突出する固定突片1
2及びレンズ周面7と当接する当接部9を有する。
【0045】その余の構成は前記第1実施例における場
合と同様であり、固定突片12とレンズ凹面13との間
には、外端から内端に向かうにつれて拡張するV字状溝
部17が形成される如くなされている。そして該V字状
溝部17には、前面がレンズ凹面と当接し且つ後面が固
定突片と当接するように外端から内端に向けて肉厚が増
大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装
されている。又レンズ2とパッキン材19と固定突片1
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔にレンズ側から
ネジ49が挿通され、固定突片側に突出したネジ部にナ
ット51が螺合されており、該ナットの締付け量を変え
ることによりパッキン材19の圧縮量が可変とされてい
る。つまりテンプルの最大開き状態が可変とされてい
る。図17の一点鎖線で示すテンプル5の状態は、パッ
キン材19の圧縮によりそれが内方向に傾いた状態を示
す。
合と同様であり、固定突片12とレンズ凹面13との間
には、外端から内端に向かうにつれて拡張するV字状溝
部17が形成される如くなされている。そして該V字状
溝部17には、前面がレンズ凹面と当接し且つ後面が固
定突片と当接するように外端から内端に向けて肉厚が増
大する、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装
されている。又レンズ2とパッキン材19と固定突片1
2に設けられた孔心を共通にする挿通孔にレンズ側から
ネジ49が挿通され、固定突片側に突出したネジ部にナ
ット51が螺合されており、該ナットの締付け量を変え
ることによりパッキン材19の圧縮量が可変とされてい
る。つまりテンプルの最大開き状態が可変とされてい
る。図17の一点鎖線で示すテンプル5の状態は、パッ
キン材19の圧縮によりそれが内方向に傾いた状態を示
す。
【0046】第4実施例 図18〜19は前記実施例で示すものの変形態様を示
し、連結部材6の先端側の部分は上下に分岐する二股に
形成され、各分岐片75,76の夫々は、レンズ突面側
においてレンズ内方に突出する固定突片12を有する。
そして前記第2実施例におけると同様にして、固定突片
12とレンズ突面72との間に形成されたV字状溝部1
7に、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装さ
れている。又固定突片12とパッキン材19とレンズ2
に設けられた孔心を共通にする挿通孔に、固定突片側か
らネジ49が挿通され、レンズ側に突出したネジ部には
前記と同様の筒体46を嵌めてナット51が螺合されて
おり、該ナットの締付け量を変えることによりパッキン
材19の圧縮量が可変とされている。つまりテンプルの
最大開き状態が可変とされている。図19の一点鎖線で
示すテンプル5の状態は、パッキン材19の圧縮により
それが内方向に傾いた状態を示す。
し、連結部材6の先端側の部分は上下に分岐する二股に
形成され、各分岐片75,76の夫々は、レンズ突面側
においてレンズ内方に突出する固定突片12を有する。
そして前記第2実施例におけると同様にして、固定突片
12とレンズ突面72との間に形成されたV字状溝部1
7に、弾力性を具えた樹脂製のパッキン材19が介装さ
れている。又固定突片12とパッキン材19とレンズ2
に設けられた孔心を共通にする挿通孔に、固定突片側か
らネジ49が挿通され、レンズ側に突出したネジ部には
前記と同様の筒体46を嵌めてナット51が螺合されて
おり、該ナットの締付け量を変えることによりパッキン
材19の圧縮量が可変とされている。つまりテンプルの
最大開き状態が可変とされている。図19の一点鎖線で
示すテンプル5の状態は、パッキン材19の圧縮により
それが内方向に傾いた状態を示す。
【0047】
【考案の効果】本考案は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本考案によるときは、連結部材の取付け部分やブリ
ッジ部材の取付け部分におけるパッキン材の圧縮量を加
減することにより、個々の着用者に合わせて、テンプル
の最大開き状態の微調整を容易に行うことができる。従
って、従来のように連結部材を屈曲させる場合とは異な
り、テンプルの微調整をそれがレンズに取り付いたまま
の状態で行うことができ、調整に要する手間を大幅に削
減できしかも確実に微調整しうる。又眼鏡調整のために
行う連結部材の屈曲の不適合を原因として生じた従来の
レンズ割れの問題を一掃でき、高価なレンズを無駄にす
るという不経済を解消しうる。更に、複数部分をロウ付
によって一体化した金属製の連結部材を用いる場合にお
いても、連結部材を屈曲させる必要がほとんどないこと
から、ロウ離れを引き起こす恐れがない。又連結部材が
樹脂製とされる場合であっても、パッキン材の圧縮量を
加減することによりテンプルの最大開き状態を微調整し
うることから、一種類の連結部材を以て多くの場合に応
じうることとなり、従来のように、眼鏡を着用者にフイ
ットさせるだけの目的で幾種類もの連結部材を設計製作
する必要がなくなる。
る。 本考案によるときは、連結部材の取付け部分やブリ
ッジ部材の取付け部分におけるパッキン材の圧縮量を加
減することにより、個々の着用者に合わせて、テンプル
の最大開き状態の微調整を容易に行うことができる。従
って、従来のように連結部材を屈曲させる場合とは異な
り、テンプルの微調整をそれがレンズに取り付いたまま
の状態で行うことができ、調整に要する手間を大幅に削
減できしかも確実に微調整しうる。又眼鏡調整のために
行う連結部材の屈曲の不適合を原因として生じた従来の
レンズ割れの問題を一掃でき、高価なレンズを無駄にす
るという不経済を解消しうる。更に、複数部分をロウ付
によって一体化した金属製の連結部材を用いる場合にお
いても、連結部材を屈曲させる必要がほとんどないこと
から、ロウ離れを引き起こす恐れがない。又連結部材が
樹脂製とされる場合であっても、パッキン材の圧縮量を
加減することによりテンプルの最大開き状態を微調整し
うることから、一種類の連結部材を以て多くの場合に応
じうることとなり、従来のように、眼鏡を着用者にフイ
ットさせるだけの目的で幾種類もの連結部材を設計製作
する必要がなくなる。
【0048】 本考案に係る縁無し眼鏡において、連
結部材の取付け部分とブリッジ部材の取付け部分の双方
において、テンプルの開き状態を可変としたときは、調
整範囲がより広くなり、眼鏡の調整をより的確に行うこ
とができる。
結部材の取付け部分とブリッジ部材の取付け部分の双方
において、テンプルの開き状態を可変としたときは、調
整範囲がより広くなり、眼鏡の調整をより的確に行うこ
とができる。
【0049】 特に当接部を樹脂製としたときはレン
ズ周面と当接部とが柔らかく当たることとなる。従って
レンズ挿通孔を設ける際に多少の寸法誤差が生じたとし
ても、それが吸収されるためレンズ割れを生じさせるお
それがない。 以上のように本考案によるときは、眼鏡調整の容易化、
確実化が達成されることとなり、潜在需要の多い縁無し
眼鏡の一層の普及を図ることができる。
ズ周面と当接部とが柔らかく当たることとなる。従って
レンズ挿通孔を設ける際に多少の寸法誤差が生じたとし
ても、それが吸収されるためレンズ割れを生じさせるお
それがない。 以上のように本考案によるときは、眼鏡調整の容易化、
確実化が達成されることとなり、潜在需要の多い縁無し
眼鏡の一層の普及を図ることができる。
【図1】本考案の一実施例を説明する斜視図である。
【図2】レンズへの連結部材の取付構造を説明する分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】連結部材をパッキン材とともに説明する斜視図
である。
である。
【図4】レンズへの連結部材の取付構造を説明する断面
図である。
図である。
【図5】連結部材の後端部分及びテンプルの前端部分に
設けられる蝶番片を説明する斜視図である。
設けられる蝶番片を説明する斜視図である。
【図6】前テンプルと後テンプルの連結要領を説明する
斜視図である。
斜視図である。
【図7】連結部材の取付け部における、パッキン材の圧
縮に伴うテンプルの傾きの作用を説明する断面図であ
る。
縮に伴うテンプルの傾きの作用を説明する断面図であ
る。
【図8】レンズへのブリッジ部材の取付構造を説明する
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図9】ブリッジ部材へのパッドの取付態様を説明する
説明図である。
説明図である。
【図10】ブリッジ部材の取付け部分における、パッキ
ン材の圧縮に伴う作用を説明する断面図である。
ン材の圧縮に伴う作用を説明する断面図である。
【図11】パッキン材の圧縮に伴うテンプルの内方向へ
の傾き状態を説明する平面図である。
の傾き状態を説明する平面図である。
【図12】固定突片をレンズの突面側に配した本考案の
他の実施例を説明する斜視図である。
他の実施例を説明する斜視図である。
【図13】固定突片をレンズの突面側に配置した場合の
連結部材及びブリッジ部材の取付構造を説明する説明図
である。
連結部材及びブリッジ部材の取付構造を説明する説明図
である。
【図14】固定突片をレンズの突面側に配した連結部材
の取付構造における、パッキン材の圧縮に伴うテンプル
の傾きの作用を説明する断面図である。
の取付構造における、パッキン材の圧縮に伴うテンプル
の傾きの作用を説明する断面図である。
【図15】ブリッジ部材の固定突片をレンズ突面側に配
した場合における、パッキン材の圧縮作用を説明する断
面図である。
した場合における、パッキン材の圧縮作用を説明する断
面図である。
【図16】連結部材の先端側の部分を二股状に形成し且
つ固定突片をレンズ凹面側に配した本考案に係る縁無し
眼鏡を説明する側面図である。
つ固定突片をレンズ凹面側に配した本考案に係る縁無し
眼鏡を説明する側面図である。
【図17】図16における場合の、レンズへの連結部材
の取付構造を説明する断面図である。
の取付構造を説明する断面図である。
【図18】連結部材の先端側の部分を二股状に形成し且
つ固定突片をレンズ突面側に配した本考案に係る縁無し
眼鏡を説明する側面図である。
つ固定突片をレンズ突面側に配した本考案に係る縁無し
眼鏡を説明する側面図である。
【図19】図18における場合の、レンズへの連結部材
の取付構造を説明する断面図である。
の取付構造を説明する断面図である。
【図20】従来の縁無し眼鏡を説明する正面図である。
【図21】従来の縁無し眼鏡における、レンズへの連結
部材の取付構造及びレンズへのブリッジ部材の取付構造
を、ネジ止めの手段によった場合について説明する断面
図である。
部材の取付構造及びレンズへのブリッジ部材の取付構造
を、ネジ止めの手段によった場合について説明する断面
図である。
【図22】従来の縁無し眼鏡における、レンズへの連結
部材の取付構造を、リベット止め手段によった場合につ
いて説明する断面図である。
部材の取付構造を、リベット止め手段によった場合につ
いて説明する断面図である。
1 縁無し眼鏡 2 レンズ 3 ブリッジ部材 5 テンプル 6 連結部材 7 レンズ周面 9 当接部 11 固定突片の挿通孔 12 固定突片 13 レンズ凹面 17 V字状溝部 19 パッキン材 42 パッキン材の挿通孔 43 レンズの挿通孔 49 ネジ 51 ナット 72 レンズ突面 75 分岐片 76 分岐片
Claims (9)
- 【請求項1】 レンズの内側部分相互をブリッジ部材に
よって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲自在
に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し
眼鏡であって、 該連結部材6は、レンズ周面7と当接する当接部9と、
該当接部9がレンズ周面7と当接した状態において、レ
ンズ凹面側でレンズ内方に突出する固定突片12とを有
し、該固定突片12とレンズ凹面13との間には、外端
から内端に向かうにつれて拡張するV字状溝部17が形
成される如くなされており、 該V字状溝部17には、前面31がレンズ凹面13と当
接し且つ後面32が固定突片12と当接するように外端
から内端に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂
製のパッキン材19が介装されており、 又、レンズ2とパッキン材19と固定突片12に設けら
れた孔心を共通にする挿通孔43,42,11にネジ4
9が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に突出した
ネジ部に螺合したナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の内端側を外端側よりも大きく圧縮
変形させ、テンプルの開き角度を調整するように構成し
たことを特徴とする縁無し眼鏡。 - 【請求項2】 レンズの内側部分相互をブリッジ部材に
よって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲自在
に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し
眼鏡であって、 該連結部材6は、レンズ周面7と当接する当接部9と、
該当接部9がレンズ周面7と当接した状態において、レ
ンズ突面側でレンズ内方に突出する固定突片12とを有
し、該固定突片12とレンズ突面72との間には、内端
から外端に向かうにつれて拡張するV字状溝部17が形
成される如くなされており、 該V字状溝部17には、前面31が固定突片12と当接
し且つ後面32がレンズ突面72と当接するように内端
から外端に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂
製のパッキン材19が介装されており、 又、固定突片12とパッキン材19とレンズ2に設けら
れた孔心を共通にする挿通孔11,42,43にネジ4
9が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に突出した
ネジ部に螺合したナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の外端側を内端側よりも大きく圧縮
変形させ、テンプルの開き角度を調整するように構成し
たことを特徴とする縁無し眼鏡。 - 【請求項3】 連結部材6の少なくとも当接部9は樹脂
製である請求項1又は2記載の縁無し眼鏡。 - 【請求項4】 レンズの内側部分相互をブリッジ部材に
よって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲自在
に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し
眼鏡であって、 該連結部材6の先端側の部分は上下に分岐する二股に形
成され、各分岐片75,76の夫々は、レンズ凹面側で
レンズ内方に突出する固定突片12を有し、該固定突片
12とレンズ凹面13との間には、外端から内端に向か
うにつれて拡張するV字状溝部17が形成される如くな
されており、 該V字状溝部17には、前面31がレンズ凹面13と当
接し且つ後面32が固定突片12と当接するように外端
から内端に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂
製のパッキン材19が介装されており、 又、レンズ2とパッキン材19と固定突片12に設けら
れた孔心を共通にする挿通孔43,42,11にネジ4
9が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に突出した
ネジ部に螺合したナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の内端側を外端側よりも大きく圧縮
変形させ、テンプルの開き角度を調整するように構成し
たことを特徴とする縁無し眼鏡。 - 【請求項5】 レンズの内側部分相互をブリッジ部材に
よって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲自在
に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し
眼鏡であって、 該連結部材6の先端側の部分は上下に分岐する二股に形
成され、各分岐片75,76の夫々は、レンズ突面側で
レンズ内方に突出する固定突片12を有し、該固定突片
12とレンズ突面72との間には、内端から外端に向か
うにつれて拡張するV字状溝部17が形成される如くな
されており、 該V字状溝部17には、前面31が固定突片12と当接
し且つ後面32がレンズ突面72と当接するように内端
から外端に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂
製のパッキン材19が介装されており、 又、固定突片12とパッキン材19とレンズ2に設けら
れた孔心を共通にする挿通孔11,42,43にネジ4
9が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に突出した
ネジ部に螺合したナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の外端側を内端側よりも大きく圧縮
変形させ、テンプルの開き角度を調整するように構成し
たことを特徴とする縁無し眼鏡。 - 【請求項6】 レンズの内側部分相互をブリッジ部材に
よって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲自在
に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し
眼鏡であって、 該ブリッジ部材3は、その端部分に、レンズ周面7と当
接する当接部56と、該当接部56がレンズ周面7と当
接した状態において、レンズ凹面側でレンズ内方に突出
する固定突片59とを有し、該固定突片59とレンズ凹
面13との間には、外端から内端に向かうにつれて拡張
するV字状溝部17が形成される如くなされており、 該V字状溝部17には、前面31がレンズ凹面13と当
接し且つ後面32が固定突片59と当接するように外端
から内端に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂
製のパッキン材19が介装されており、 又、レンズ2とパッキン材19と固定突片59に設けら
れた孔心を共通にする挿通孔43,42,57にネジ4
9が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に突出した
ネジ部に螺合したナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の内端側を外端側よりも大きく圧縮
変形させ、レンズに対するブリッジ部材の取り付け角度
を調整するように構成したことを特徴とする縁無し眼
鏡。 - 【請求項7】 レンズの内側部分相互をブリッジ部材に
よって直接連結するとともに、テンプル先端に折曲自在
に枢着された連結部材をレンズに直接取り付けた縁無し
眼鏡であって、 レンズの内側部分相互を連結するブリッジ部材3は、そ
の端部分に、レンズ周面7と当接する当接部56と、該
当接部56がレンズ周面7と当接した状態において、レ
ンズ突面側でレンズ内方に突出する固定突片59とを有
し、該固定突片59とレンズ突面72との間には、内端
から外端に向かうにつれて拡張するV字状溝部17が形
成される如くなされており、 該V字状溝部17には、前面31が固定突片59と当接
し且つ後面32がレンズ突面72と当接するように内端
から外端に向けて肉厚が増大する、弾力性を具えた樹脂
製のパッキン材19が介装されており、 又、固定突片59とパッキン材19とレンズ2に設けら
れた孔心を共通にする挿通孔57,42,43にネジ4
9が挿通され、固定突片側に或いはレンズ側に突出した
ネジ部に螺合したナット51の締付け量を変えることに
よりパッキン材19の外端側を内端側よりも大きく圧縮
変形させ、レンズに対するブリッジ部材の取り付け角度
を調整するように構成したことを特徴とする縁無し眼
鏡。 - 【請求項8】 ブリッジ部材3の少なくとも当接部56
は樹脂製である請求項6又は7記載の縁無し眼鏡。 - 【請求項9】 パッキン材がネジと共回りしないよう
に、パッキン材の固定突片との当接面部には、突部或い
は凹部としての第1の係合部を設け、又固定突片のパッ
キン材との当接面部には、該第1の係合部と嵌合しうる
第2の係合部を設けた請求項1〜8記載の縁無し眼鏡。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090381U JPH0750731Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 縁無し眼鏡 |
US08/163,056 US5412440A (en) | 1992-12-08 | 1993-12-08 | Rimless spectacles with adjustable temples and lenses |
KR1019930026855A KR940015556A (ko) | 1992-12-08 | 1993-12-08 | 무테 안경 |
EP93309884A EP0601849A1 (en) | 1992-12-08 | 1993-12-08 | Rimless spectacles |
CN93120784A CN1089728A (zh) | 1992-12-08 | 1993-12-08 | 无镜框眼镜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090381U JPH0750731Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 縁無し眼鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650027U JPH0650027U (ja) | 1994-07-08 |
JPH0750731Y2 true JPH0750731Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=13996997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992090381U Expired - Lifetime JPH0750731Y2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 縁無し眼鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750731Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100452708B1 (ko) * | 2002-07-18 | 2004-10-13 | 김형식 | 무테안경용 렌즈고정장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0479366U (ja) * | 1990-11-24 | 1992-07-10 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP1992090381U patent/JPH0750731Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650027U (ja) | 1994-07-08 |
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