JPH0750595Y2 - 旋回軸受のロック装置 - Google Patents
旋回軸受のロック装置Info
- Publication number
- JPH0750595Y2 JPH0750595Y2 JP1990065748U JP6574890U JPH0750595Y2 JP H0750595 Y2 JPH0750595 Y2 JP H0750595Y2 JP 1990065748 U JP1990065748 U JP 1990065748U JP 6574890 U JP6574890 U JP 6574890U JP H0750595 Y2 JPH0750595 Y2 JP H0750595Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side base
- slewing bearing
- fixed
- locking device
- fixed side
- Prior art date
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- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【産業上の利用分野】 この考案は、外輪に内輪を嵌合して旋回可能に軸受する
旋回軸受のロック装置に関する。
旋回軸受のロック装置に関する。
従来、例えば油圧ショベルの旋回軸受では、第5図に示
すように、上部旋回体51に形成された旋回側基台52に外
輪53が固定され、下部走行体54に形成された固定側基台
55に内輪56が形成されており、上記内輪56と外輪53の対
向面にそれぞれ断面半円形状の受面56a、53aが環状に形
成され、該一対の受面56a、53aの開口を向かい合わせて
断面略円形のボール受部Rを形成し、該ボール受部Rに
ボール57を嵌挿して旋回自在としている。 尚、図中56bは内輪の内周に刻設された内歯であり、旋
回側基台52に固定されて旋回モータ58aで駆動する旋回
減速機58の出力ピニオン58bと噛合しており、この旋回
減速機58の駆動で外輪53を介して旋回側基台52を360°
旋回することができる。 この旋回軸受には第6図に示すように、一対の受面56
a、53aからなるボール受部Rとボール57との間に、軸方
向(図中a方向)の隙間と半径方向(b方向)の隙間
と、モーメント方向(c方向)の隙間が形成されて旋回
可能となっている。 そのため、外部から種々の力が働くと旋回側基台52と固
定側基台55は上記旋回軸受の各隙間のためにがたが生じ
相対的に変位する。
すように、上部旋回体51に形成された旋回側基台52に外
輪53が固定され、下部走行体54に形成された固定側基台
55に内輪56が形成されており、上記内輪56と外輪53の対
向面にそれぞれ断面半円形状の受面56a、53aが環状に形
成され、該一対の受面56a、53aの開口を向かい合わせて
断面略円形のボール受部Rを形成し、該ボール受部Rに
ボール57を嵌挿して旋回自在としている。 尚、図中56bは内輪の内周に刻設された内歯であり、旋
回側基台52に固定されて旋回モータ58aで駆動する旋回
減速機58の出力ピニオン58bと噛合しており、この旋回
減速機58の駆動で外輪53を介して旋回側基台52を360°
旋回することができる。 この旋回軸受には第6図に示すように、一対の受面56
a、53aからなるボール受部Rとボール57との間に、軸方
向(図中a方向)の隙間と半径方向(b方向)の隙間
と、モーメント方向(c方向)の隙間が形成されて旋回
可能となっている。 そのため、外部から種々の力が働くと旋回側基台52と固
定側基台55は上記旋回軸受の各隙間のためにがたが生じ
相対的に変位する。
このように従来の旋回軸受では、外部から旋回軸受に力
がかかるとボールへの負荷が不均衡になり、上記外力が
大きいときには、旋回軸受そのものを損傷または破壊す
る虞れがある。 また、油圧ショベル等の場合には旋回側基台が上部旋回
体に形成されているので、上部旋回体に設置された運転
席の揺動はオペレータにとって不快感を与えるばかりで
なく、甚だしい場合は運転不能を招来することすらあ
る。 この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、
その主たる課題は、旋回側基台と固定側基台とをロック
することにより旋回軸受の軸方向のがたと径方向のがた
を解消し、旋回側基台と固定側基台との平行状態を維持
したまま、旋回軸受に外力がかかっても相対的に変位す
ることのないロック装置を提供することにある。
がかかるとボールへの負荷が不均衡になり、上記外力が
大きいときには、旋回軸受そのものを損傷または破壊す
る虞れがある。 また、油圧ショベル等の場合には旋回側基台が上部旋回
体に形成されているので、上部旋回体に設置された運転
席の揺動はオペレータにとって不快感を与えるばかりで
なく、甚だしい場合は運転不能を招来することすらあ
る。 この考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、
その主たる課題は、旋回側基台と固定側基台とをロック
することにより旋回軸受の軸方向のがたと径方向のがた
を解消し、旋回側基台と固定側基台との平行状態を維持
したまま、旋回軸受に外力がかかっても相対的に変位す
ることのないロック装置を提供することにある。
上記課題を解決するためにこの考案では、 平行に離間する旋回側基台と固定側基台とのいずれか一
方に環状の外輪が固定され、他方に上記外輪内に嵌め込
まれる内輪が固定されると共に、上記内輪と外輪の対向
面に断面半円形状の受面を開口側が向い合うように形成
して断面略円形状のボール受部を設け、該ボール受部に
複数のボールを嵌挿して旋回自在とした旋回軸受のロッ
ク装置において、 (a).旋回側基台に、固定側基台に向かって軸方向に
伸動し先端が固定側基台と衝合し旋回側基台と固定側基
台との間の間隔を一定に維持して平行とする伸縮可能な
往復直線運動体を旋回軸受の外側でその外周方向に沿っ
て略等間隔で複数設ける、 (b).固定側基台に衝合した往復直線運動体の先端を
旋回軸受の半径方向に拘束する拘束壁部を設ける、 という技術的手段を講じている。
方に環状の外輪が固定され、他方に上記外輪内に嵌め込
まれる内輪が固定されると共に、上記内輪と外輪の対向
面に断面半円形状の受面を開口側が向い合うように形成
して断面略円形状のボール受部を設け、該ボール受部に
複数のボールを嵌挿して旋回自在とした旋回軸受のロッ
ク装置において、 (a).旋回側基台に、固定側基台に向かって軸方向に
伸動し先端が固定側基台と衝合し旋回側基台と固定側基
台との間の間隔を一定に維持して平行とする伸縮可能な
往復直線運動体を旋回軸受の外側でその外周方向に沿っ
て略等間隔で複数設ける、 (b).固定側基台に衝合した往復直線運動体の先端を
旋回軸受の半径方向に拘束する拘束壁部を設ける、 という技術的手段を講じている。
はじめに往復直線運動体の先端は短縮位置にあるので、
旋回軸受は旋回自在となっている。 次に、ロックが必要な場合には、往復直線運動体の先端
を伸動させ固定側基台に衝合させて軸方向に押し、旋回
軸受の軸方向のがたを解消する。 更に、往復直線運動体の先端は拘束壁部によって径方向
に拘束されるので、径方向のがたも解消する。 またこれによって、モーメント方向へのがたも生じるこ
とがない。 このように旋回側基台と固定側基台とは平行状態を維持
して軸方向及び径方向に拘束されるので、旋回軸受に外
部から力が加わっても相対的に変位することがなくな
る。
旋回軸受は旋回自在となっている。 次に、ロックが必要な場合には、往復直線運動体の先端
を伸動させ固定側基台に衝合させて軸方向に押し、旋回
軸受の軸方向のがたを解消する。 更に、往復直線運動体の先端は拘束壁部によって径方向
に拘束されるので、径方向のがたも解消する。 またこれによって、モーメント方向へのがたも生じるこ
とがない。 このように旋回側基台と固定側基台とは平行状態を維持
して軸方向及び径方向に拘束されるので、旋回軸受に外
部から力が加わっても相対的に変位することがなくな
る。
以下にこの考案に係る旋回軸受のロック装置を油圧ショ
ベルに用いた場合の好適実施例について図面を参照しつ
つ説明する。 油圧ショベル40は、第4図に示すように、作業機41を保
持し運転席42を有する上部旋回体43の基部に旋回側基台
5が形成され、足廻り装置となる下部走行体44上に固定
側基台6が形成されており、上記旋回側基台5には外輪
3が固定され、上記固定側基台6には内輪2が固定され
て旋回軸受1を構成する公知構成からなっている。 この旋回軸受1は、第1図に示すように上記内輪2と外
輪3の対向面に断面半円形状の受面2a、3aを開口側が向
い合うように形成し、両者を組み合わせて断面略円形状
のボール受部Rを構成しており、該ボール受部Rに複数
のボール4を嵌挿して滑動自在としている。 尚、図中2bは内輪の内周に刻設された内歯であり、旋回
側基台5に固定された旋回減速機の出力ピニオン(図示
せず)と噛合して、旋回側基台5を介して上部旋回体43
を旋回可能としている。 この旋回軸受1には、第2図及び第3図に一層明瞭なよ
うにロック装置10が設けられている。 このロック装置10は往復直線運動体の一例を示す伸縮ロ
ッド21を備えた油圧ロックシリンダ20と、伸縮ロッド21
の先端22と係合し拘束受部となるロックプレート30との
組合せからなっている。 本実施例で油圧ロックシリンダ20は、旋回側基台5上に
旋回軸受1の外周に沿って好ましくは3個所以上(図示
例では4個所)に設けられている。 即ち、油圧ロックシリンダ20は、旋回側基台5に基端を
固定し垂直に(軸方向と平行に)立設されており、旋回
軸受1と同心で対向する外輪3の外側に想定される円周
C上に90°間隔で4個所に配置されている。 この各油圧ロックシリンダ20は、先端22が球面状に形成
された伸縮ロッド21を有しており、該伸縮ロッド21は油
圧ロックシリンダ20に接続されたロック油圧ラインL1と
リリース油圧ラインL2とへの圧油の供給を切換えること
により伸縮駆動する。 これら油圧ラインL1、L2は油圧ショベル40の油圧系統と
接続されて運転席で切換操作可能となっており、それぞ
れの各ラインに圧油を供給して各油圧ロックシリンダ20
の伸縮ロッド21を同期して伸縮動させることができる。 一方、上記油圧ロックシリンダ20に対応して固定側基台
6にロックプレート30が固着されている。 このロックプレート30には、中央に断面テーパ状の拘束
壁部31が形成されており、該拘束壁部31は伸縮ロッド21
の先端22を半径方向に拘束すると共に中心位置に突入可
能なように漸次基端側に向かって幅狭に傾斜している。 換言すれば、油圧ロックシリンダ20の伸縮ロッド21の中
心線が拘束壁部31の凹部の中心を通る位置(第2図の円
周C上)に設定されている。 このロックプレート30乃至拘束壁部31は、伸縮ロッド21
の位置に対応して前記円周Cに沿って環状に形成される
ことが好ましいが、所定間隔毎に分離して複数設けられ
るものであってもよい。 また拘束壁部31に形成される凹部は断面テーパ状の溝で
あっても、あるいは略円錐状の穴からなるものであって
もよい。 次に、このロック装置10の作用を説明する。 初期状態では、油圧ロックシリンダ20の伸縮ロッド21は
第3図中実線で示す短縮位置にセットされている。 そしてオペレータが、油圧ショベル40の機体に大きな振
動や衝撃を受けることを予測した場合に、運転席で油圧
ロックシリンダ20のロック油圧ラインL1に圧油を送るべ
く操作を行なうと、旋回軸受1の外周に配置された全部
の油圧ロックシリンダ20が同時に作動して各伸縮ロッド
21が伸動し、その先端22が固定側基台6に設けられたロ
ックプレート30の拘束壁部31と衝合して凹部に没入し、
旋回側基台5を介して上部旋回体43全体を平行に押し上
げる(第1図参照)。 これにより旋回側基台5に取り付けられた旋回軸受1の
外輪3も軸方向の隙間分だけ上方に移動し、旋回軸受1
の外輪3、ボール4、内輪2間の軸方向のがたが解消す
る。 また、伸縮ロッド21の先端22は球面に形成されているの
で、テーパ穴31の壁面にガイドされて自動調心の働きを
しながら所定の中心位置に固定することができるので、
径方向のがたを解消することができる。 そして上記軸方向及び径方向のがたの解消と相俟ってモ
ーメント方向のがたも同時に解消する。 これにより旋回軸受1のがたを無くして旋回側基台5と
固定側基台6を平行に保持してロックすることができ
る。 次に、ロック解除時には、オペレータがリリース油圧ラ
インに圧油を送るように操作すると、全ての油圧ロック
シリンダ20の伸縮ロッド21は同期して縮動し、旋回軸受
1は旋回可能となる。 上記実施例で往復直線運動体として油圧ロックシリンダ
を例示したが、ソレノイドその他の伸縮駆動のための手
段を用いることができる。
ベルに用いた場合の好適実施例について図面を参照しつ
つ説明する。 油圧ショベル40は、第4図に示すように、作業機41を保
持し運転席42を有する上部旋回体43の基部に旋回側基台
5が形成され、足廻り装置となる下部走行体44上に固定
側基台6が形成されており、上記旋回側基台5には外輪
3が固定され、上記固定側基台6には内輪2が固定され
て旋回軸受1を構成する公知構成からなっている。 この旋回軸受1は、第1図に示すように上記内輪2と外
輪3の対向面に断面半円形状の受面2a、3aを開口側が向
い合うように形成し、両者を組み合わせて断面略円形状
のボール受部Rを構成しており、該ボール受部Rに複数
のボール4を嵌挿して滑動自在としている。 尚、図中2bは内輪の内周に刻設された内歯であり、旋回
側基台5に固定された旋回減速機の出力ピニオン(図示
せず)と噛合して、旋回側基台5を介して上部旋回体43
を旋回可能としている。 この旋回軸受1には、第2図及び第3図に一層明瞭なよ
うにロック装置10が設けられている。 このロック装置10は往復直線運動体の一例を示す伸縮ロ
ッド21を備えた油圧ロックシリンダ20と、伸縮ロッド21
の先端22と係合し拘束受部となるロックプレート30との
組合せからなっている。 本実施例で油圧ロックシリンダ20は、旋回側基台5上に
旋回軸受1の外周に沿って好ましくは3個所以上(図示
例では4個所)に設けられている。 即ち、油圧ロックシリンダ20は、旋回側基台5に基端を
固定し垂直に(軸方向と平行に)立設されており、旋回
軸受1と同心で対向する外輪3の外側に想定される円周
C上に90°間隔で4個所に配置されている。 この各油圧ロックシリンダ20は、先端22が球面状に形成
された伸縮ロッド21を有しており、該伸縮ロッド21は油
圧ロックシリンダ20に接続されたロック油圧ラインL1と
リリース油圧ラインL2とへの圧油の供給を切換えること
により伸縮駆動する。 これら油圧ラインL1、L2は油圧ショベル40の油圧系統と
接続されて運転席で切換操作可能となっており、それぞ
れの各ラインに圧油を供給して各油圧ロックシリンダ20
の伸縮ロッド21を同期して伸縮動させることができる。 一方、上記油圧ロックシリンダ20に対応して固定側基台
6にロックプレート30が固着されている。 このロックプレート30には、中央に断面テーパ状の拘束
壁部31が形成されており、該拘束壁部31は伸縮ロッド21
の先端22を半径方向に拘束すると共に中心位置に突入可
能なように漸次基端側に向かって幅狭に傾斜している。 換言すれば、油圧ロックシリンダ20の伸縮ロッド21の中
心線が拘束壁部31の凹部の中心を通る位置(第2図の円
周C上)に設定されている。 このロックプレート30乃至拘束壁部31は、伸縮ロッド21
の位置に対応して前記円周Cに沿って環状に形成される
ことが好ましいが、所定間隔毎に分離して複数設けられ
るものであってもよい。 また拘束壁部31に形成される凹部は断面テーパ状の溝で
あっても、あるいは略円錐状の穴からなるものであって
もよい。 次に、このロック装置10の作用を説明する。 初期状態では、油圧ロックシリンダ20の伸縮ロッド21は
第3図中実線で示す短縮位置にセットされている。 そしてオペレータが、油圧ショベル40の機体に大きな振
動や衝撃を受けることを予測した場合に、運転席で油圧
ロックシリンダ20のロック油圧ラインL1に圧油を送るべ
く操作を行なうと、旋回軸受1の外周に配置された全部
の油圧ロックシリンダ20が同時に作動して各伸縮ロッド
21が伸動し、その先端22が固定側基台6に設けられたロ
ックプレート30の拘束壁部31と衝合して凹部に没入し、
旋回側基台5を介して上部旋回体43全体を平行に押し上
げる(第1図参照)。 これにより旋回側基台5に取り付けられた旋回軸受1の
外輪3も軸方向の隙間分だけ上方に移動し、旋回軸受1
の外輪3、ボール4、内輪2間の軸方向のがたが解消す
る。 また、伸縮ロッド21の先端22は球面に形成されているの
で、テーパ穴31の壁面にガイドされて自動調心の働きを
しながら所定の中心位置に固定することができるので、
径方向のがたを解消することができる。 そして上記軸方向及び径方向のがたの解消と相俟ってモ
ーメント方向のがたも同時に解消する。 これにより旋回軸受1のがたを無くして旋回側基台5と
固定側基台6を平行に保持してロックすることができ
る。 次に、ロック解除時には、オペレータがリリース油圧ラ
インに圧油を送るように操作すると、全ての油圧ロック
シリンダ20の伸縮ロッド21は同期して縮動し、旋回軸受
1は旋回可能となる。 上記実施例で往復直線運動体として油圧ロックシリンダ
を例示したが、ソレノイドその他の伸縮駆動のための手
段を用いることができる。
この考案によれば、旋回のためにボールとボール受部と
の間に生じるがたを、ロック装置を用いて解消したの
で、外部から旋回軸受にかかる負荷が大きくてもボール
にかかる負荷を均一に分散することができ、旋回軸受の
信頼性を高め長寿命化を図ることができる。 また、油圧ショベル等の建設機械の場合には旋回側基台
が上部旋回体に形成されているので、上部旋回体に設置
された運転席の揺動を抑えてオペレータに快適な運転環
境を提供することができ、特に不整地等を高速で走行す
る場合に旋回軸受を保護することができて極めて有益で
ある。
の間に生じるがたを、ロック装置を用いて解消したの
で、外部から旋回軸受にかかる負荷が大きくてもボール
にかかる負荷を均一に分散することができ、旋回軸受の
信頼性を高め長寿命化を図ることができる。 また、油圧ショベル等の建設機械の場合には旋回側基台
が上部旋回体に形成されているので、上部旋回体に設置
された運転席の揺動を抑えてオペレータに快適な運転環
境を提供することができ、特に不整地等を高速で走行す
る場合に旋回軸受を保護することができて極めて有益で
ある。
第1図はこの考案の旋回軸受のロック装置の好適実施例
に係る断面図、第2図は同平面図、第3図は第2図のII
I−III線断面図、第4図は油圧ショベルの側面図、第5
図は従来の油圧ショベルの旋回軸受の断面図、第6図は
旋回軸受の隙間を説明する断面図である。 1……旋回軸受 2……内輪 2a……受面 3……外輪 3a……受面 4……ボール 5……旋回側基台 6……固定側基台 10……ロック装置 20……油圧ロックシリンダ 21……伸縮ロッド 22……伸縮ロッドの先端 30……ロックプレート 31……拘束壁部 40……油圧ショベル
に係る断面図、第2図は同平面図、第3図は第2図のII
I−III線断面図、第4図は油圧ショベルの側面図、第5
図は従来の油圧ショベルの旋回軸受の断面図、第6図は
旋回軸受の隙間を説明する断面図である。 1……旋回軸受 2……内輪 2a……受面 3……外輪 3a……受面 4……ボール 5……旋回側基台 6……固定側基台 10……ロック装置 20……油圧ロックシリンダ 21……伸縮ロッド 22……伸縮ロッドの先端 30……ロックプレート 31……拘束壁部 40……油圧ショベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 瀧本 恭三 東京都港区北青山1丁目2番3号 新キャ タピラー三菱株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−24627(JP,A)
Claims (4)
- 【請求項1】平行に離間する旋回側基台と固定側基台と
のいずれか一方に環状の外輪が固定され、他方に上記外
輪内に嵌め込まれる内輪が固定されると共に、上記内輪
と外輪の対向面に断面半円形状の受面を開口側が向い合
うように形成して断面略円形状のボール受部を設け、該
ボール受部に複数のボールを嵌挿して旋回自在とした旋
回軸受のロック装置において、 旋回側基台に、固定側基台に向かって軸方向に伸動し先
端が固定側基台と衝合し旋回側基台と固定側基台との間
の間隔を一定に維持して平行とする伸縮可能な往復直線
運動体を旋回軸受の外側でその外周方向に沿って略等間
隔で複数個所設け、 固定側基台に、上記伸動した往復直線運動体の先端と衝
合して旋回軸受の半径方向に拘束する拘束受部を設けて
なることを特徴とする旋回軸受のロック装置。 - 【請求項2】上記旋回体と下部走行体を有する建設機械
の上部旋回体に旋回側基台が形成され、下部走行体に固
定側基台が形成されてなることを特徴とする請求項1に
記載の旋回軸受のロック装置。 - 【請求項3】往復直線運動体が伸縮ロッドを有する油圧
シリンダからなっており、3個所以上に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の旋回軸受のロック装
置。 - 【請求項4】往復直線運動体の先端が球面状に形成され
ており、拘束壁部が基端側中央に向かって漸次幅狭に傾
斜するテーパ状に形成されてなることを特徴とする請求
項1に記載の旋回軸受のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990065748U JPH0750595Y2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 旋回軸受のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990065748U JPH0750595Y2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 旋回軸受のロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423837U JPH0423837U (ja) | 1992-02-26 |
JPH0750595Y2 true JPH0750595Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31597853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990065748U Expired - Lifetime JPH0750595Y2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 旋回軸受のロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750595Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2963190B1 (de) * | 2014-07-01 | 2018-04-18 | Morath GmbH | Dreh- und Schwenkvorrichtung für eine Baumaschine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824627A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-14 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 旋回体のブレ−キ装置 |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP1990065748U patent/JPH0750595Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0423837U (ja) | 1992-02-26 |
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