JPH07503609A - リセプターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメンバーの多量体型 - Google Patents
リセプターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメンバーの多量体型Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ヒトや他の哺乳動物、鳥、魚、昆虫なとのような複雑な真核生物の成長やホメオ
スタシス(恒常性)の転写的制御は、ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンなど
の多種多様の制御物質により調節されている。これらのホルモンは系統学的に多
様な生物の成長と分化に対して強い作用を示す。ホルモンの作用は、リセブター
と呼ばれる特異的で高親和性の結合蛋白との相互作用により仲介される。
各ステロイドホルモンに特異的なりセブター蛋白(例えばエストロゲン(エスト
ロゲンリセプター)、プロゲステロン(プロゲステロンリセブター)、糖質コル
チコイド(糖質コルチコイドリセブター)、アンドロゲン(アンドロゲンリセブ
ター)、アルドステロン(アルドステロンリセブター)、ビタミンD(ビタミン
Dリセプター))、レチノイドに特異的なりセブター蛋白(例えばレチノイン酸
すセプター)、または甲状腺ホルモンに特異的なりセブター蛋白(例えば甲状腺
ホルモンリセプター)か知られている。リセブター蛋白は、複雑な真核生物の細
胞集団中で組織特異的に分布していることが見いだされている。
分子クローニング研究により、ステロイド、レチノイドおよび甲状腺ホルモンの
りセブターはすべて構造的に関連しており、制御蛋白のスーパーファミリーを構
成していることを証明することか可能になった。これらの制御蛋白は、ホルモン
刺激に対してシス作用性成分(cis−acting elements)に直
接結合して、特異的遺伝子発現を調節することができる。
このリセブター蛋白のスーパーファミリーの性状解析における重要な進歩は、ホ
ルモンリセブターに特徴的な構造を存する多くの遺伝子産物が同定され続けてい
ることである。
ステロイドホルモンまたは甲状腺ホルモン、これらの保護された型、またはこれ
らの代謝物は細胞内に入って、対応する特異的リセブター蛋白に結合し、蛋白の
アロステリックな(allosteric)変化を引き起こすことが知られてい
る。この変化の結果、リセブターやホルモン(またはこれらの代謝物)の複合体
は、クロマチン(chromat in)上のある特定の部位に高親和性に結合
することができる。
ステロイドホルモンおよび甲状腺ホルモンの主要な作用の多くは、特定のタイプ
の細胞の遺伝子のサブセットの転写を増加させることであることも知られている
。
リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメンバーに応答するいく
つかの転写調節単位か同定されている。これらには、糖質コルチコイド、アルド
ステロンおよびアンドロゲンホルモンに応答する、マウス乳癌ウィルス5′長末
端繰り返し配列(mous6 mamary tumor virus 5’−
1ong terminal repeat (MTV LTR));糖質コル
チコイド、エストロゲンおよび甲状腺ホルモンに応答する、哺乳動物の成長ホル
モン遺伝子の転写的調節単位;エストロゲンに応答する、哺乳動物のプロラクチ
ン遺伝子およびプロゲステロンリセブター遺伝子の転写的調節単位;プロゲステ
ロンに応答する、鳥類オバルブミン遺伝子の転写的調節単位:糖質コルチコイド
に応答する、哺乳動物のメタロチオネイン遺伝子の転写的調節単位;アンドロゲ
ン、エストロゲン、甲状腺ホルモンおよび糖質コルチコイドに応答する、哺乳動
物肝α2U−グロブリン遺伝子の転写的調節単位がある。
ホルモンリセプターのステロイド/甲状腺スーパーファミリ一種々のメンバーの
さらなる理解と広範囲の利用に対する大きな障害は、ホルモンリセブターのステ
ロイド/甲状腺スーパーファミリーの種々のメンバーの相互作用の可能性に対す
る理解が欠如していることと、種々の生理的プロセスを転写的に制御する、ホル
モンリセプターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメンバーの能力に対
する、そのような相互作用の意味に対する理解が欠如していることである。
本発明において、我々はりセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリー2
つまたはそれ以上のメンバーか組合さって、2つ以上のりセブターの複合体より
なる多量体を形成することができることを発見した。従って第1のりセブターが
第2のりセブターに組合わさって、第1のりセプターの同族のリガンドの存在下
で発現調節されて維持される遺伝子の転写をトランス活性化(trans−ac
tivate)する第1のリセブターの能力を調節することができる。
図面の簡単な説明
図1は、細菌で発現させたC0UP−TFとRXR,およびC0UP−TFとR
XRの両方のDNA結合ドメインにより認識される配列を存する32P標識オリ
ゴヌクレオチドを用いるゲル移動度シフト測定法(gel mobilitys
hift assay)を示す。
図2は、RXR応答成分を介するRXR仲介トランス活性化に対する、C0UP
−TFとEAR−2の作用を要約している。
図3は、RARとRXRの間のへテロダイマー形成の証拠を示す。具体的には、
図3AはRXRとリセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの種々の
他のメンバー(これらの断片を含む)の間の免疫沈降反応の結果を示す。
図3Bは、インビトロで合成したRARおよび/またはRXRと、標識した応答
成分(CRBP−II−RXRE)を用いるゲル移動度シフト測定法を示す。
図30は、標識した応答成分と過剰の標識していない競合応答成分を用いるゲル
移動度シフト競合を示す。
図3Dは、インビトロで合成したEARおよび/またはRXRと、標識した応答
成分(βRARE)を用いるゲル移動度シフト測定法を示す。
図3Eは、標識した応答成分(βRARE)と、リセプターを過剰に発現させた
CO8細胞から調製した全細胞抽出物を用いるゲル移動度シフト測定法を示す。
図4は、RXR−TR間、およびRXR−VDR間のへテロダイマー形成の証拠
を示す。具体的には、図4AはRXRとTRまたはVDRの間の免疫沈降反応の
結果を示す。
図4Bは、インビトロで合成したRXR,TR1VDR,およびGR(図に示す
)そして、種々の応答成分をコードする標識したオリゴヌクレオチドを用いるゲ
ル移動度シフト測定法を示す。
発明の詳細な説明
本発明において、リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの少なく
とも2つの異なるメンバーの少なくともダイマー化ドメインよりなる、リセブタ
ーのステロイド/甲状腺スーパーファミリーに属する多量体リセブターが与えら
れる。
本発明においてリセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの1つのメ
ンバーの「ダイマー化ドメイン」という用語は、多量体リセブターの形成に関与
すると考えられているリセプターの部分を意味する。典型的にはこのドメインは
、リセブターのカルボキシ末端(すなわち、リセブターのDNA結合ドメインに
対して3°であるリセブターの部分)よりなる。
本発明において、リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの少なく
とも2つの異なるメンバーよりなるリセプターの組合せも与えられ、ここでリセ
ブターは多量体の形で会合しており、この組合せには、メンバーの1つはRAR
α、RARβまたはRARγより選択され、他のメンバーはTRαまたはTRβ
より選択される2つからなる組合せは含まれない。
本発明の組合せは広義に「多量体」と呼ぶことができ、リセブターのステロイド
/甲状腺スーパーファミリー(これらのダイマー化ドメインよりなるこれらの断
片を含む)のメンバーが会合できる種々のオリゴマー型のすべてを包含する。
すなわちステロイドリセブターの「組合せ」すなわちステロイドリセブターの[
多量体」型は、単一のりセプタ−(これらのダイマー化ドメインよりなるこれら
の断片を含む)のホモダイマー性組合せ、2つの異なるリセブタ−(これらのダ
イマー化ドメインよりなるこれらの断片を含む)のへテロダイマー性組合せ、単
一のりセブタ−(これらのダイマー化ドメインよりなるこれらの断片を含む)の
ホモトリマー性組合せ、2つまたは3つの異なるリセブター(これらのダイマー
化ドメインよりなるこれらの断片を含む)のヘテロトリマー性組合せ、単一のり
セブター(これらのダイマー化ドメインよりなるこれらの断片を含む)のホモテ
トラマー性組合せ、2つまたはそれ以上の異なるリセプタ−(これらのダイマー
化ドメインよりなるこれらの断片を含む)のへテロテトラマー性組合せなどを含
む。
本発明において、rリセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメン
バー」という用語は、リガント依存性転写因子として作用するホルモン結合性蛋
白の種々のアイソフオーム(isoform)のすべて(特異的リガンドがいま
だに同定されてないリセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメン
バー(以後「オーファンリセブター」と呼ぶ)を含む)を意味する。そのような
蛋白のそれぞれは、漂的遺伝子中の特異的DNA配列に結合する本質的能力を存
する。結合の後、遺伝子の転写活性は同族ホルモン(リガンド)の存在または欠
如により調節される。このリセブターのスーパーファミリーのすべてのメンバー
のDNA結合ドメインは関連しており、66−68個のアミノ酸残基よりなり、
9個のソステインを含む約20個の不変のアミノ酸残基を存する。このスーパー
ファミリーのメンバーは、これらの診断用のアミノ酸残基を含む蛋白として同定
。
することができ、これらはヒト糖質コルチコイドリセブター・(アミノ酸421
−486)、エストロゲンリセプタ−(アミノ酸185−25OL無機コルチコ
イドリセブタ−(アミノ酸603−668)、ヒトレチノイン酸すセブタ−(ア
ミノ@88−153)なとの公知のステロイドリセブターのDNA結合ドメイン
の一部である。このスーパーファミリーメンバーのDNA結合ドメインの高度に
保存されたアミノ酸は以下の通りである:Cys −X −X −Cys −X
−X −Asp* −X −人工a会 −X −Gly* −X −Tyr*
−X −X −X −X −Cys −X −X −Cys −Lys* −
X −Pha −Pha −X −krq* −X −X −X −X −x−
x−x−x−x−(x−x−)Cys−X−X −X −X −X −(X −
X −X −) Cys −X −X −X −Lys −X −X −Arg
−X −X −CYS −X −X −CYS −Arg會 −X −X −
Lys會 −Cys −X −X −X −Gly” −Mat(配列番号1)
ここでXはDNA結合ドメイン中の非保存アミノ酸であり:星印で示すアミノ酸
残基は、はとんど普遍的に保存される残基であるか、いくつかの同定されたホル
モンクセブタ−中で変種が見いだされている:および括弧内の残基は任意の残基
である(すなわちDNA結合ドメインは長さが最低66個のアミノ酸であるが、
数個の残基を追加的に含む)。
リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーのメンバー(これらの種々
のアイソフオームを含む)の例としては、糖質コルチコイドリセブター、無機コ
ルチコイドリセブター、プロゲステロンリセブター、アンドロゲンリセプター、
ビタミンD3リセブターなどのステロイドリセブター;およびRARの種々のア
イソフオーム(例えばRARα、RARβ、またはRARγ)、RXRの種々の
アイソフオーム(例えばRXRα、RXRβ、またはRXRγ)などのレチノイ
ドリセブター;TRα、TRβなどの甲状腺リセプター;および前記に定義した
ようにその構造と性質からスーパーファミリーのメンバーと考えられる他の遺伝
子産物(およびこれらの種々のアイソフオームを含む)を含む。オーファンリセ
ブターの例としては、HNF4[例えばスラブツク(S 1 a d e k)
ら、Genes & Development 4:2353−2365(19
90)を参照]、リセプターのC0UPフアミリー[例えばミャジマ(Miya
jima)ら、Nucleic Ac1ds Re5earch 16:110
57−11074 (1988) 、およびワンプ(Wang)ら、Natur
e 340:163−166 (1989)を参照]、例えばムロシック(Ml
odzik)ら、Ce1l 60:211−224 (1990)およびラジア
ス(Ladias)ら、5cience 251:561−565 (1991
)の記載するC0UP様リセプターやC0UP同族体、種々のベルオキシソーム
増殖物質活性化すセブター(peroxisome proliferator
−activatedreceptors)(PPARs ;例えばイッセマン
とグリーン(lssemann and Green)、Nature 347
:645−650(1990)を参照)の種々のアイソフオーム、ウルトラスパ
イラクル(ultraspiracle)リセブター[例えば、才口(Oro)
ら、Nature 347:298−301 (1990)を参照コなどがある
。本発明の実施において利用するのに好適なスーパーファミリーのメンバーは、
以下に詳細に記載するように、 [直接繰り返し配列」ホルモン応答成分を認識
するものである。
多量体の形成は、第1のりセプターのリガンドの存在下で発現が調節されて維持
される遺伝子の転写をトランス活性化する、第1のりセブターの能力を調節する
ことができる。転写の活性化に対する実際の効果(すなわち転写活性の増強また
は抑制)は、多量体の一部であるリセブターに依存して、および多量体と相互作
用する応答成分に依存して変化する。例えばRXRとRARのへテロダイマーの
形成は、RXR仲介プロセスをトランス活性化するRXRの能力を阻害し、同じ
へテロダイマーは、RAR仲介プロセスをトランス活性化するRARの能力に関
するトランス活性化能を増強させる。
本発明の別の実施態様において、ある発現系において、遺伝子の発現はホルモン
応答成分の調節下で維持される、リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファ
ミリーの第1のメンバーによる遺伝子の転写活性化を調節する方法が与えられ、
該方法は、第1のメンバーと多量体複合体を形成するのに有効な量で、リセブタ
ーのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの第2のメンバーの少なくともダイ
マー化ドメインに、数基を暴露させることよりなる。
リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの第2のメンバーの少なく
ともダイマー化ドメインに数基を暴露させることは、数基に第2のメンバー(ま
たはそのダイマー化ドメイン)を直接与えるか、または第2のメンバー(または
そのダイマー化ドメイン)の発現を誘導する化合物および/または条件に数基を
暴露することにより達成される。得られる多量体は、リセブターのステロイド/
甲状腺スーパーファミリーの第1のメンバーによる遺伝子のトランス活性化を調
節するのに有効である。
本発明において[調節する」という用語は、複合体ではない状態のりセプターの
能力に比較して、標的遺伝子の転写を誘導するりセブターの能力を増強または抑
制する特定の多量体の能力を意味する。リセブターの転写活性に対する実際の効
果は、多量体の一部である特定のりセブターに依存して、および多量体と相互作
用する応答成分に依存して変化する。例えばRXRとTRのへテロダイマーの形
成は、RXR仲介プロセスをトランス活性化するRXRの能力を阻害し、一方同
じへテロダイマーは、TR仲介プロセスをトランス活性化するTRの能力に関す
るトランス活性化能を増強させる。
本発明の1つの実施態様において、リセブターのステロイド/甲状腺スーパーフ
ァミリーの第1のメンバーはRXRのアイソフオームであり、第2のメンバーは
C0UP−TF、EAR−2、PPARlVDRSTRSRARlまたはそれら
のアイソフオームより選択される。当業者は、前記の1つまたはそれ以上の第2
のメンバーの発現を誘導する化合物および/または条件を容易に同定することか
できる。
この実施態様において第1のメンバーは、肝臓、牌1腎臓および/または小腸中
で発現される遺伝子によりコードされる。コードされる成分は脂質代謝および/
またはコレステロールのホメオスタシス(homeos tas is)に関与
している。
本発明の別の実施態様において、リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファ
ミリーの第1のメンバーはRARのアイソフオームであり、第2のメンバーはR
XRのアイソフオームである。当業者は、前記の第2のメン/<−(RXR)の
1つまたはそれ以上のアイソフオームの発現を誘導することができる化合物およ
び/または条件を容易に同定することができる。
本発明のさらに別の実施態様において、リセブターのステロイド/甲状腺スーパ
ーファミリーの第1のメンバーはTRのアイソフオームであり、第2のメンバー
はRXRのアイソフオームである。当業者は、前記の第2のメンバー(RXR)
の1つまたはそれ以上のアイソフオームの発現を誘導することができる化合物お
よび/または条件を容易に同定することができる。
本発明のさらに別の実施態様において、リセブターのステロイド/甲状腺スーパ
ーファミリーの第1のメンバーはVDRのアイソフオームであり、第2のメンバ
ーはRXRのアイソフオームである。当業者は、前記の第2のメンバー(RXR
)の1つまたはそれ以上のアイソフオームの発現を誘導することができる化合物
および/または条件を容易に同定することができる。
本発明の実施において利用されるホルモン応答成分は、天然に存在する応答成分
、または2つまたはそれ以上の「半部位J (”half−sites″)より
なる合成応答成分を含み、ここで各半部位は配列−RGBNNM−
ここで、RはAまたはGから選択され、BはG、CまたはTから選択され、各N
はA、T、CまたはGから11に選択され、MはAまたはCから選択されるが、
ただし上記−RGBNNM−配列の少なくとも4つのヌクレオチドは、配列−A
GGTCA−の対応する位置のヌクレオチドと同じであり、ここで、半部位のそ
れぞれの間のヌクレオチドのスペースは0から15個のヌクレオチド(N)の範
囲内にある。
半部位の1つか−AGGTCA−の好適な配列からヌクレオチド2個だけ異なる
時、応答成分の他の半部位は好適な配列と同じであるか、またはヌクレオチドが
1個だけしか異ならないことか好ましい。一対の半部位の3°半部位(または下
流の半部位)は好適な配列とはせいぜいヌクレオチド1個しか異ならないことが
好ましい。
半部位は直接の繰り返し配列(パリンドローム作成体ではなく)で組合わされる
ため、得られる合成応答成分はrDR−XIと呼ばれる(ここで「DR」は半部
位間の会合の直接重複配列(direct repeat)性を意味し、「X」
は各半部位間のスペーサーヌクレオチドの数を示す)。
本発明の実施に作用な応答成分の例は、例えば−AGGTCA−1−GGTTC
A−1−GC;GTTA−1−GGGTGA−1−AGGTGA−1−GGGT
CA−などから選択される配列を存する半部位の種々の組合せから得られる。
非ゼロスペーサーに使用されるヌクレオチドは、CST、 Gまたは八から独立
に選択される。
3つのヌクレオチドスペーサーの例には、−AGG−1−ATG−1−ACG−
1−CGA−なとがある。4つのヌクレオチドスペーサーの例には、−CAGG
−1−GGC;G−1−TTTC−などがある。5つのヌクレオチドスペーサー
の例には、−CCAGG−1−ACAGG−1−CCGAA−1−CTGAC−
1−TTGAC−などかある。
本発明の応答成分には、以下のDR−3成分:5’ −AGGTCA−AGG−
AGGTCA−3’ (配列番号2)、5’ −GGGTGA−ATG−AGG
ACA−3’ (配列番号3)、5° GGGTGA ACG GGGGCA−
3’ (配列番号4)、5° −GGTTCA−CGA−GGTTCA−3°
(配列番号5)、以下のDR−4成分:
5° −AGGTCA−CAGG−AGGTCA−3’ (配列番号6)、5°
−AGGTGA−CAGG−AGGTCA−3’ (配列番号7)、5’ −A
GGTGA−CAGG−AGGACA−3’ (配列番号8)、5’ −GGG
TTA−GGGG−AGGACA−3’ (配列番号9)、5’ −GC;GT
CA−TTTC−AGGTCC−3’ (配列番号10)、以下のDR−5配列
成分:
5°−AGGTCA−CCAGG−AGGTCA−3° (配列番号11)、5
’ −AGGTGA−ACAGG−AGGTCA−3’ (配列番号12)、5
° −GGTTCA−CCGAA−AGTTCA−3° (配列番号13)、5
°−GGTTCA−CCGAA−AGTTCA−3° (配列番号14)、5’
−AGGTCA−CTGAC−AGGGCA−3’ (配列番号15)、5’
−GGGTCA−TTCAG−AGTTCA−3° (配列番号16)、5°
−AAGCTTAAG−GGTTCA−CCGAA−AGTTCA−CTCAG
CTT−3’ (配列番号17)、5°−AAGCTTAAG−GGTTCA−
CCGAA−AGTTCA−CTCGCATAGCTT−3’ (配列番号18
)、5’ −AAGCTTAAG−GGTTCA−CCC;AA−AGTTCA
−CTCGCATATATTAGCTT−3’ (配列番号19)などがある。
本発明の実施での利用に好適な応答成分には:5’ −AGGTCA−AGG−
AGGTCA−3’ (配列番号2)、5′−AGGTCA−CAGG−AGG
TCA−3’ (配列番号6)、5’ −AGGTGA−CAGG−AC;GT
CA−3° (配列番号7)、5′ −AGGTCA−CCAGG−AGGTC
A−3’ (配列番号11)、5°−AGGTGA−ACAGG−AGGTCA
−3″ (配列番号12)などがある。これらは天然には観察されていない合成
配列であるため特に好適であり、従って広範囲のレポーター系に適している(す
なわち、配列の供給源に基づき任意の種に利用てきるため、これらの応答成分の
利用は限定されない)。
以下の非限定例で本発明をさらに詳細に記載する。
寒黒聾
同時トランスフェクション(cotransfection)測定法に使用され
るリセブター発現プラスミツドは、マンゲルスドルフ(Mangelsdorf
)ら[Ce1l 66:555−561 (1991)を参照]、およびウメソ
ノ(Umesono)ら[Ce1l 65:1−20 (1991)を参照]に
より記載されている。
R3−C0UP−TF発現プラスミツドは、EAR−3(すなわちC0UP)コ
ード領域を含有するAsp718−BamHI断片[ミャジv(Miyajim
a) ら、Nucleic Ac1ds Re5earch 16:11057
−11074 (1988)]を、Asp718−BamHIで切断したI)R
3発現ベクター中に挿入することにより作成した。
RS−EAR−2発現プラスミツドを作成するために、EAR−2コード領域を
含有するEco471fl−Bglll断片(ミャジv (Miya j im
a)ら、前述)をフレノウ(Klenow)で平滑末端にし、同じくフレノウで
末端を充填しておいたAsp718−BamHIで切断したpR3中に挿入した
。
使用したすべての組換えレポーター作成体は、基礎レポーター作成体Δ5v−C
AT (ウメソノ(Umesono)ら、前述)の上流の単一のHindllf
部位に、記載したオリゴヌクレオチドの1つまたは2つのコピーを挿入して含有
する。U挿入されたオリゴヌクレオチドの本体および配向は配列決定により確認
した。
同時トランスフェクション測定法
CV−1、He ] a、およびF9奇形癌腫細胞培養、トランスフェクション
およびCAT測定法は、前述した(マンゲルスドルフ(Mange l 5do
rf)ら、前述:ウメソノ(Umesono)ら、前述)ように行った。発現プ
ラスミツドR5−C0UP−TFおよびRS−EAR−2(図2を参照)を含む
同時トランスフェクション実験では、これらの蛋白はβ−ガラクトシダーゼ発現
ベクターの発現を強く抑制することが証明されていたため、CAT測定法で使用
するため細胞抽出物を総蛋白量に対して標準化した。
RXRとC0UP−TFの細菌による発現pGEX−2T発現ベクター[スミス
とジョンソン(Smith and Johnson)、Gene 67:3l
−40(1988)]を用いてグルタチオン−s−トランスフェラーゼとの融合
蛋白として、hRXRαを細菌中で発現した。融合蛋白の精製とトロンビンによ
るRXRからのグルタチオン−8−トランスフェラーゼ蛋白の切断は、マンゲル
スドルフ(Mange 15dorf)らの方法(前述)により実施した。
細菌でのC0UP−TFの発現のために、EAR−3(ミャジマ(MiyaJi
ma)ら、前述)の全コード領域を含有する1、8kbのNcol −BamH
I断片を、PET−8C発現ベクター[スッジェル(Studier)ら、Me
thods in Enzymology 185:6O−89(1990)]
中に挿入した。P e t −8C−C0UP−TF発現作成体を含有するBL
21(DE3)p 1ysS細胞[スッジェル(Studier)ら、前述)を
、0゜6mMのイソプロピルチオガラクトシド(IPTG)で3時間誘導し、次
に溶解緩衝液[50mMのトリス(pH8,0)、250mMのKCI、1mM
のDTT、ImMのPMSF、1%のトリトンX−100]中で、細胞を凍結−
溶解により溶解した。
溶解物をTi60ローター(ベックマン)中で45.00Orpmで1時間遠心
分離して清澄化した。C0UP−TFを含有する粗細菌性溶解物を、KCIの欠
如している溶解緩衝液中で最終濃度が100mMのKCIになるまで希釈し、ヘ
パリン−アガロースカラムにのせた。カラムを緩衝液A[20mMのトリス(1
)H8,0)、20%のグリセロール、1mMのDTT、1mMのPMSF]で
洗浄し、次にC0UP−TFを800mMのKCIを含有する緩衝液Aで溶出し
た。
溶出した蛋白をlOUmMのKCIで透析し、モノQカラム(ファルマシア(P
harmac 1a))にのせ、緩衝液A中の直線塩勾配(100mM−800
mM)で溶出した。C,0UP−TF結合活性を含有する画分(300−350
mMのKClで溶出する)をプールし、ゲル移動度シフト測定法で使用するため
に分注した。C0UP−TF特異的抗血清を用いたウェスタンプロット解析によ
り、部分的に精製したC0UP−TFは5DS−PAGEで〜45キロダルトン
蛋白として移動することを確認した。
DNA結合測定法
ゲル移動度シフト測定系(20μl)は、IOmM(7)トリス(pH8,0)
、40mM(7)KCI、0.1%(7)NP−40,6%のグリセロール、l
11g0)ポリ(d I−dC)、そして図の凡例に示した特異的リセブターを
含有していた。氷の上で10分間インキュベートした後、lnHの32P標識オ
リゴヌクレオチドを加え、さらに10分間インキュベートを続けた。DNA蛋白
複合体を0.5XTBE (IXTBE=90mMのトリス、90mMのホウ酸
、2mM@EDTA)中の4%ポリアクリルアミドゲル上で分解した。ゲルを乾
燥し、−70″Cでオートラジオグラフィーを行った。以下のオリゴヌクレオチ
ドとその相補体(comp ] emen t)を32Pで標識し、プローブと
して使用した:DR−0 :AGCTTC−AGGTCA−AGC;TCA−G
AGAGCT (配列番号20);
DR−1:AGCTTC−AGGTCA−G−AGGTCA−GAGAGCT(
配列番号21);
DR−2:AGCTTC−AGGTCA−GC;−AGGTCA−GAGCT(
配列番号22):
DR−3:AGCTTC−AGGTCA−AGG−AGC;TCA−GAGAG
CT(配列番号23):
DR−4:AGCTTC−AGGTCA−CAGG−AGGTCA−GAGAG
CT (配列番号24);
DR−5:AGCTTC−AGGTCA−CCAGC;−AGCTCA−GAG
AGCT (配列番号25);
βRARE:AGCTTAAG−GGTTCA−CCGAA−AGTTCA−C
TCGCATAGCTGCT (配列番号26);C0UP−TF RE:AG
CTTG−GTGTCA−A−AGGTCA−AACTTAGCT (配列番号
27);工旦Δ−C−AGGTCA−C−へGTTCA−AGCT (配列番号
28);RXR抗血清
リビエラ(Rivier)らの方法[5cience 224 :889−89
1(1984)]に従い、hRXRαのアミノ酸214−229に対応するペプ
チドを合成した。ボーガン(Vaughan)ら、Methods in En
zymology 168:588−617 (1989)に記載されているよ
うにビスジアゾ化ベンザジン(benzadine)を用いて、ヒトα−グロブ
リンに結合させるためにカルボキシ末端にグリシンとチロシンを加えた。最初の
注入ではフロイントの完全アジュバントを、Img結合結合体/m台有する等量
の生理食塩水と混合した。追加免疫のためにフロイントの不完全アジュバントを
、0.5mg結合体/mlを含有する等量の生理食塩水と混合した。各免疫でウ
サギに複数の皮肉部位に全部で1mlのエマルジョンを加えた。3週置きにウサ
ギに注射し、各追加免疫の7日後、耳静脈から出血させた。抗血清を集め、hR
XRαでトランスフェクションしたCO8細胞抽出物のウェスタンプロット解析
に基づき、リセブター抗体を評価した。ここで使用した抗血清は6回目の追加免
疫の後に集めた。
実施例1
COUP−TFとRXRはインビトロでヘテロダイマーを形成する細菌で発現さ
せたC0UP−TFとRXR−グルタチオン−5−)ランスフェラーゼ融合蛋白
(RXR−GST)をa合し、得られる複合体を32P標識DR−1オリゴヌク
レオチド(すなわち配列番号21)をプローブとしてゲル移動度シフト測定法に
より解析した。C0UP−TFとRXR複合体の間で観察された移動度の差異を
最大にするために、大きいRXR融合蛋白を用いた。RXR−GSTは、他のD
Rに比較してDR−1に対して顕著な選択性を示すなと、試験したすべての応答
成分との結合特異性の面で非融合蛋白と同じ挙動を示した。
図1に記載したように部分的に精製したC0UP−TF (500ng)と増加
する濃度の部分的に精製したRXR(lx−50ng)の存在下で、32P標識
DR−1オリゴヌクレオチド(配列番号21)を用いてゲル移動度シフト測定法
を実施した。測定系には0,3μmまたは1μmのRXR特異的抗血清を含めた
(それぞれレーンIIと12に示しである)。RXR特異的複合体とC0UP−
TF特異的複合体の位置は図1に実線[−」で示しである。GOUP−TF−R
XRへテロダイマー複合体の位置は図に矢印で示してあり、スーパーシフトした
複合体は図に矢印の先端で示しである。遊離のプローブはゲルから流されており
、図には示されていない。
図1 (レーン2)に示しであるように、少量のRXR−GSTはDR−1に弱
く結合したのみであるが、高濃度ではホモダイマー複合体が見られた(レーン8
)。しかし一定量のC0UP−TFに増加する濃度のRXR−GSTを加えると
、C0UP−TFとRXR−GSTのみの場合の移動度の中間の移動度を存する
複合体か出現し、同時にC0UP−TF特異的複合体か消失した(レーン3.6
および9)。精製したGSTのみを加えてもC0UP−TF複合体の移動度に影
響を与えなかった。使用した条件下ではいずれかのホモダイマーの形成よりも、
C0UP−TF−RXRヘテロダイマーの形成は勝っていた。 C0UP−TF
とRXR−GSTの両方を含む測定系にRXR特異的抗血清を加えると、C0U
P−TF−RXR複合体の「スーパーシフト」が起きた(レーンl)。RXR特
異的抗血清は、細菌で発現させたC0UP−TFと交差反応をしなかった。ゲル
移動度シフト測定法に増加する量の抗血清を加えると、最終的にC0UP−TF
−RXR相互作用の破壊とC0UP−TF特異的複合体の再出現が見られた(レ
ーン+2)。この複合体からのC0UP−TFの放出は、RXRホモダイマーを
安定化している多量の抗体の起きやすい結果である。
放射能標識オバルブミンC0UP−TF REをプローブとして用いて、C0U
P−TF−RXRヘテロダイマー複合体の形成を示す、同様のスーパーシフトデ
ータも得られた。これらの結果はまとめると、インビトロでC0UP−TFとR
XRは高度に安定はへテロダイマー複合体を形成することができるという強力な
証拠を示している。
RXRはC0UP−TF認識成分を介して転写を刺激することができるという観
察は、C0UP−TFはCRBPI[部位を介して補完的に活性化することを示
唆している。上記のインビトロ結合データは、この仮説を強く支持する。しかし
同時トランスフェクション解析では、R9、CV−1、またはHe1a細胞(図
2A、レーン9と10)中で試験する時、レポータープラスミツドのC0UPR
E2−Δ5V−CATまた+ICRBPrl−4SV−CATから、C0UP−
TFが仲介する存意な発現活性化を得ることは不可能であった。密接に関連した
レポーター(EAR−2と呼ぶ(ミヤジ7 (Mi ya j ima)ら、前
述))もまた、CRBP11レポーターを介する転写の活性化をしない(図2A
、レーン11と12)、C0UP−TFとEAR−2はオーファンリセブタ−(
orphanreceptor)であるため、C0UP−TFとCRBP[[応
答成分を介する効率的なトランス活性化が外因性リガンドの添加を必要とするこ
とはあり得る。
別のアプローチとして、C0UP−TFはRXRの仲介するCRBPI[−RX
REからの誘導を変化させることができるかを調べた。すなわちCRBP[[遺
伝子のインタクトのプロモーター領域を含有するCRBP[1−CATレポータ
ーを、RXR発現プラスミツドのみ、またはC0UP−TFまたはEAR−2に
対する発現プラスミツドとともに、R9細胞中に同時トランスフェクションした
。R9細胞は2重測定で、3μgのレポーターpcRBPl[−CATおよび1
8gのR3−hRXRα、および0,5μgの対照のR3−LUC(レーンlと
2)、R3−hRARa (レ−:/3と4)、R3−C0UP−TF (Iz
−ン5と6)、またはR3−EAR−2(レーン7と8)で同時トランスフェク
ションした。各10cmのプレートのトランスフェクションにも、担体としての
5μgのRAS−β−ガラクトシダーゼと5.5μgのpUC19を含有させた
。RS−hRXRαの欠如する条件下でレポーターpCRBP[I−CATと0
. 5μgのR5−C0UP−TF (レーン9と10)または0.5μgのR
3−EAR−2(レーンtiと12)で行った同時トランスフェクションは、図
2に示しである。細胞をエタノール(−)または10gMのRA (+)で30
時間処理し、次に細胞抽出物のCAT活性を測定した。2重測定のCATの1つ
のセットを図に示しである。
予想されたように、CRBPI[−CATレポーターとRXR発現プラスミツド
て同時トランスフェクションした細胞にレチノイン酸を加えると、CAT活性が
劇的に(約90倍)誘導された(図2A、レーン1と2を比較)。しかしCRB
Pl+プロモーターによるRXR仲介活性化は、RXR発現プラスミツドの同時
トランスフェクションにより弱められた(レーン3と4)。篤いたことにC0U
P−TFまたはEAR−2をコードする発現プラスミツドを同時トランスフェク
ション測定法に含めると、CRBPIIプロモーターによるRXR仲介トランス
活性化が完全になくなった(レーン5−8)。すなわちC0UP−TFとEAR
−2のいずれも、インタクトのCRBP[lプロモーターを介するRXR仲介ト
ランス活性化の強力な抑制物質として機能することができる。
この抑制はCRBP[[成分に仲介されることを証明するために、CRBP[[
−Δ5V−CATレポーターを用いてCV−1細胞中で平行実験を行った。0.
5agR3−LUC[対照として:図では(C)と記載しである]、または0.
2μgと05μgのR3−C0UP−TFまたはR3−EAR−2の存在下で、
CV−1細胞を2重測定でレポーターCRBPI[−Δ5V−CATとR3−h
RXRα(18g)と同時トランスフェクションした。細胞をエタノール(−)
または108MのRA (+)で処理し、次に細胞抽出物のCAT活性を測定し
た。
CAT活性は図2Bに最大変換率で示してあり、ここではRS−hRXRαのみ
の存在下てCRBPII−Δ5V−CATから得られたRA誘導活性を任意に1
0096とした。
C0UP−TFとEAR−2の両方がRXR仲介活性化のインヒビターとして機
能させて、同様の結果か得られた(図2B)。図20に示すように、C0UP−
TFまたはEAR−2のいずれかが存在すると、βRAREによるRAR仲介ト
ランス活性化の全体的レベルは有意に低下したが、RAの非存在下ではCAT活
性のわずかな(2倍から3倍)上昇か再現性よく見られた。CV−1細胞を2重
測定でレポーターβRARE−Δ3V−CAT (ウメソノ(Umesono)
ら、前述)とR3−RARα(18g)、および0.5μgのRS−LUC[対
照として:図では(C)と記載しである]、R3−C0UP−TFまたはR3−
EAR−2と同時トランスフェクションした。細胞をエタノール(−)または1
08MのRA (+)で処理し、次に細胞抽出物のCAT活性を測定した。CA
T活性は図2C1mfi大変換率で示してあり、ここてはR3−hRARaのみ
の存在下でβRARE−Δ5V−CATから得られたRA誘導性活性を任意に1
00%とした。
これらの結果は、レポーター活性のC0UP−TF/EAR−2仲介抑制はRX
Rとその応答成分に特異的であることを示している。
実施例3
細菌で発現したRXRとインビトロで合成した35Sメチオニン標識RARを用
いて免疫沈降実験を行った。RAR,LBD、またはGRRNAを調製し、次に
販売会社(プロメガ(Promega))の指示に従い、ウサギの赤血球溶解物
中で翻訳した。マンゲルスドルフ(Mangelsdorf)ら(前述)の記載
する方法に従いpGEX−2μ発現ベクター(ファルマシア(Pharmaci
a))を用いて、RXRをグルタチオン−S−+−ランスフェラーゼの融合蛋白
として細菌中で発現させた。免疫沈降反応物(20μl)は、20mMのトリス
、pH8,0中に5μIの[35S ]メチオニン標識リセブター蛋白と150
nHの精製したGST−RXRまたはGSTのみを含有していた。5μmのポリ
クローナルRXR抗血清の添加の前に、蛋白を氷の上で20分間インキュベート
した。
蛋白A−セファロース(ファルマシア(Pharmac 1a))を添加して抗
原抗体複合体を集め、400μlのRIPA緩衝液[10mMのトリス(pH8
゜0)、150mMのNaCL 1%のトリトンX−100,1%のデオキシコ
ール酸ナトリウム]て免疫複合体を3回洗浄した。免疫沈降した複合体を10%
のゲルのポリアクリルアミドゲル電気泳動で分解し、次にこれを30%メタノー
ル、1096酢酸で固定し、乾燥し、オートラジオグラフィーを行った。ゲル遅
延(retardation)測定系(20μl)は、10mMのトリス(pH
8゜0)、40mMのKCI、0. 1%のNP−40,6%のグリセロール、
0.2mMのEDTA、0.1mMのDTT、0.2μgのポリ(di−dC)
およびインビトロで合成した2、5μlのRARとRXR蛋白を含有していた。
RARまたはRXRを省略した時は、反応物には等量のプログラムしていない赤
血球溶解物を補足した。氷上で10分間インキュベートした後、1nGの32P
標識オリゴヌクレオチドを加え、さらに10分間インキュベートを続けた。DN
A蛋白複合体を、0.5XTBE (IXTBE=90mMのトリス、90mM
のホウ酸、2mMのEDTA)中の4%のポリアクリルアミドゲル上で分解した
。ゲルを乾燥し、−70°Cでオートラジオグラフィーを行った。R3−hRA
Rα、R3−hRXRα、または両方の発現プラスミツドでトランスフェクショ
ンしたCos細胞から調製した全細胞抽出物を用いて、ウメソノ(Umeson
o)らの方法(前述)により、Cos細胞で発現したりセブターを用いるゲル移
動度シフト測定法を行った。
図3Aに示すようにRXRとRARのブレインキュベートの後、抗RXR抗血清
で沈降させると、放射能標識RARの効率的な同時トランスフェクションが起き
た(図3A、レーン2)。これに対して反応物からRXRを省略した時はRAR
は検出されなかった(図3A、レーンl)。
RARを放射能標識GRで置換した同様の実験ではRXR−GR相互作用は現れ
ず、これらの条件下でのRAR−RXR相互作用の特異性を示していた(図3A
、レーン5と6)。RAR−RXR相互作用の仲介におけるRARのカルボキシ
末端の重要性を示すトランスフェクションデータに一致して、RARのC−末端
のみからなる、端を切りとったRAR蛋白も、効率的にRXRと同時トランスフ
ェクションした(図3A、レーン3と4)。すなわちRARとRXRは溶液中で
極めて安定なヘテロダイマーを形成する。リガンド結合およびダイマー化ドメイ
ンを含有するRARのカルボキシ末端はこの相互作用に充分である。
溶液中のRAR−RXRヘテロダイマーの安定性は、これらの2つの蛋白は相互
作用し、DNAに会合した時折たな性質を示すかも知れないことを示唆している
。この可能性を試験するために、インビトロで合成したRARとRXR,そして
CRBPII−RXREをコードする放射能標識オリゴヌクレオチド(すなわち
配列番号28)を用いて、まずゲル移動度シフト実験を行った。図3Bに示すよ
うに、インビトロで合成したRARは非常に弱い親和力でCRBPII−RXR
Eに結合した(レーン3)。しかしインビトロで合成したRXRを添加すること
により、CRBPII−RXREに結合するRARの親和性は劇的に上昇した(
図38ル−ン4)。インビトロで合成したRXRのみでは結合活性は検出できな
かった(図3B、レーン2)。RARまたはRXRに対して調製したポリクロー
ナル抗血清を反応混合物に加えると、蛋白−DNA複合体が破壊され、移動度が
低下した新規の複合体が出現しく図3B、レーン5と6)、これは複合体中にR
ARとRXRの両方が存在していることを示している。すなわちRAR−RXR
ヘテロダイマーは、強い親和力でCRBPI[−RXREと相互作用することが
できる。
上記の相互作用解析の結果は、使用した条件下でRAR−RXRヘテロダイマー
は転写的にはCRBP[[−RXREに対して不活性であることを示している。
次に非標識オリゴヌクレオチドを競合物質として用いてRAR−RXRのDNA
との相互作用の特異性を調べた。CRBPII−RXREを含有するオリゴヌク
レオチド(配列番号28)は、10倍モル過剰でRAR−RXRへテロダイマー
結合に対して効率的に競合しく図3C,レーン2)、関連のない糖質コルチコイ
ド応答成分(GRE:シュール(Schule)ら、Ce1l 62:1217
−1226 (1990)’)を含有するオリゴヌクレオチドは、放射能標識C
RBpH−RXREに対して40倍モル過剰で使用した時、競合しなかった(図
30、レーン7)。興味深いことにRARβプロモーターのRAREを含有する
オリゴヌクレオチド(βRARE 、配列番号26)もまた、CRBP[[に対
するRAR−RXRの結合に対して効率的に競合した(図3C,レーン4と5)
。
RAR−RXRヘテロダイマーとβRARE (すなわち配列番号26)とのこ
の相互作用をさらに調べるために、βRAREを含有するオリゴヌクレオチドを
標識し、ゲル移動度シフト測定法でプローブとして用いた。CRBPII−RX
REの場合のように、βRAREとの高親和性のDNA−蛋白相互作用には、イ
ンビトロで合成したRARとRXRが必要であった(図3D、レーン2−4)。
RARのみ、RXRのみ、またはRARとRXRの両方でトランスフェクション
してあったCos細胞から調製した全細胞抽出物を用いて、βRARE上の高親
和性のDNA−蛋白複合体の形成にはRAR,!−RXRの両方が必要であると
いう同様の結果が得られた(図3E)。まとめるとこれらの結果は、RXRは強
いレチノイン酸応答成分への結合親和性を劇的に上昇させ、RAR−RXR複合
体はインビボで存在する可能性があることを示している。
同様に免疫沈降実験では、インビトロで合成した甲状腺リセブターーベータ(T
Rβ)およびビタミンDリセブター(VDR)は、細菌で発現したRXRと同時
沈降することが見いだされた(図4A、レーン1−6)。これらのリセブターの
RXRとの相互作用は、DNA結合のレベルでも存在していた:インビトロで合
成したRXRは、MLV−LTR(ウメソノ(Umesono)ら、前述)やオ
ステオボンチンVDRE (ウメソノ(Umesono)ら、前述)へのTRβ
やVDHの結合を劇的に上昇させることか見いだされた(図4B、レーン1−8
)。
これらのデータはまとめると、RAR,TRおよびVDRを介して与えられるホ
ルモン応答の調節における、リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリ
ーのメンバー(例えばRXR)の中心的な役割を強く示唆している。
本発明を好適な実施態様に関連して詳細に記載したが、これらの修飾や変更は本
発明に記載され請求の範囲で請求されている精神と範囲に包含されることを理解
すべきである。
配列リスト
(1)一般的情報
1)出願人:エバンス、ロナルド(Evans、Ronald M、)クリ−バ
ー、スチーブン(Kl iewer、5teven A、)ウメソノ、カズヒ:
l (Umesono Kazuhiko)2)発明の名称:リセブターのステ
ロイド/甲状腺スーパーファミリーの多量体型
3)配列の数:28
4)住所:
a)受信人:ブレティー、シュレーダー、ブルーゲマン アンド クラーク(P
retty、SchroederlBrueggemann & C1ark)
b)通り=444 サウスフラワーストリート、スィート2000 (Sout
h Flower 5treet、5uite 2000)C)市:ロサンゼル
ス
d)州:カリホルニア
e)国:アメリカ合衆国
f)郵便番号:90071
5)コンピューターで読める型:
a)媒体:フロッピーディスク
b)コンピューター:IBMPCコンパチブルC)オペレーティングシステム:
PC−DO8/MS−DoSd)ソフトウェア:Patenln Re1eas
e#1.0、バージョン#1.256)出願データ:
a)出願番号:米国07/803,163b)出願日:1991年12月6日
C)分類:
8)弁護士/弁理士情報:
a)名称ニレイタ−、ステフェン(Reiter、5tephen E、)b)
登録番号:31.192
C)参考/書類番号:P31 91369)!信情報:
a)を話: (619)535−9001b)ファックス: (619)535
−8949(2)配列番号lの情報:
l)配列の特徴:
a)長さニア1アミノ酸
b)型・アミノ酸
c)M:未知
d)形L!!:未知
2)分子の型:ペプチド
II)配列:配列番号l:
Lys Cys Xaa Xaa Xaa GLy 1(ee657゜
(2)配列番号2の情報:
l)配列の特徴・
a)長さ=15塩基対
b)型:核酸
C)鎖、1本鎖
d)形態:線状
++)配列、配列番号2:
AGGTCMGGA GGTCA
(2)配列番号3の情報:
l)配列の特徴:
a)長さ=15塩基対
b)型:核酸
C)鎖:1本鎖
d)形態二線状
11)配列:配列番号3:
GGGTGMTGA GGACA
(2)配列番号4の情報:
l)配列の特徴:
a)長さ:15塩基対
b)型:核酸
C)鎖、1本鎖
d)形態・線状
11)配列・配列番号4:
GGGTGAACGG GGGCA
(2)配列番号5の情報:
l)配列の特徴:
a)長さ、15塩基対
b)型:核酸
C)鎖:1本鎖
d)形態二線状
11)配列:配列番号5:
GGTTCACGAG GTTCA
(2)配列番号6の情報:
l)配列の特徴:
a)長さ=16塩基対
b)型:核酸
11)配列:配列番号13:
GGTrCACCGA AAGTrCA(2)配列番号I4の情報。
l)配列の特@:
a)長さ=17塩基対
b)梨:核酸
C)鎖:l*鎖
d)形態:線状
11)配列:配列番号14:
GGTrCACCGA MG’1TCA(2)配列番号15の情報:
l)配列の特徴:
a)長さ:17塩基対
b)型:核酸
C)鎖=1本鎖
d)形態:線状
11)配列:配列番号15:
AGGTCACTGA CAGGGCA(2)配列番号16の情報:
1)配列の特徴:
a)長さ:17塩基対
b)型−核酸
C)鎖=1本鎖
d)形態二線状
II)配列:配列番号16:
GGGTCATTCA GAGITCA(2)配列番号I7の情報=
1)配列の特徴:
a)長さ:34塩基対
b)型:核酸
c)M:1本鎖
d)形態二線状
11)配列:配列番号17゜
AAGCTTAAGG GTrCACCGAA AGTrCACTCA GCT
r(2)配列番号18の情報:
l)配列の特徴:
a)長さ:38塩基対
b)型:核酸
C)鎖:1本鎖
d)形態、線状
II)配列:配列番号18+
AAGCTTAAGG GTTCACCGM AGTTCACTCG CATA
GCTT(2)配列番号I9の情報。
l)配列の特徴:
a)長さ=43塩基対
b)型:核酸
C)鎖=1本鎖
d)形態二線状
11)配列:配列番号19:
AAGCTTAAGG GTTCACCGAA AGTTCACTCG CAT
ATAT’rAG CTr(2)配列番号20のIW報:
l)配列の特@:
a)長さ:25塩基対
b)型:核酸
C)鎖:1本鎖
d)形態二線状
11)配列:配列番号20゜
AGCTTCAGGT CAAGGTCAGA GAGCTa)長さ=40塩基
対
b)型:核酸
C)鎖=1本鎖
d)形態:線状
II)配列:配列番号28:
AGCTGTCACA GGTCACAGGT CACAGGTCACAGTT
CAAGCTRXRα
レーン 1234 56 789
FIG、 3A
レーン 1234567
FIG、 3B
m−
レーン 1234567
FIG、 3G
RAR−−+ + + + +
RXR−+ −+ + + +
レーン 1234567
FIG、 3D
RXR−−+十+十十十+
6am
レーン 1 23456789
FIG、 3E
FIG、 4B
、 Ns PCT/us 92/1050Bフロントページの続き
(51)Int、C1,’ 識別記号 庁内整理番号Cl2R1:01)
(C12P 21102
CI2R1:91)
(72)発明者 クリーワー、スチーブン、エイ。
アメリカ合衆国92122 カリフォルニア州サン ディエゴ、ナンバー 58
.ポーテデ パルマス 4250
I
(72)発明者 ウメソノ、カズヒコ
アメリカ合衆国92037 カリフォルニア州う ジョラ、スウィート シー、
プロスペクト ストリート 1295
Claims (21)
- (1)リセプターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの少なくとも2つの 異なるメンバーよりなるリセブターの組合せであって、リセプターは多量体の形 で会合しており、この組合せには、メンバーの1つはRARα、RARβまたは RARγより選択され、他のメンバーはTRαまたはTRβより選択される2つ からなる組合せは含まれない、上記組合せ。
- (2)組合せはヘテロダイマーの型である、請求項1に記載のリセブターの組合 せ。
- (3)組合せはヘテロトリマーの型である、請求項1に記載のリセプターの組合 せ。
- (4)組合せはヘテロテトラマーの型である、請求項1に記載のリセプターの組 合せ。
- (5)メンバーの1つは、RXRα、RXRβ、またはRXRγより選択される 、請求項1に記載のリセプターの組合せ。
- (6)メンバーの別の1つは、COUP−TF、PPARまたはEAR−2より 選択される、請求項5に記載のリセプターの組合せ。
- (7)メンバーの別の1つはVDRである、請求項5に記載のリセプターの組合 せ。
- (8)メンバーの別の1つはTRαまたはTRβである、請求項5に記載のリセ プターの組合せ。
- (9)メンバーの1つはRARα、RARβ、またはRARγである、請求項5 に記載のリセプターの組合せ。
- (10)メンバーの1つはRXRαであり、メンバーの他の1つはRXRβまた はRXRγである、請求項1に記載のリセプターの組合せ。
- (11)メンバーの1つはRARαであり、メンバーの他の1つはRARβまた はRARγである、請求項1に記載のリセプターの組合せ。
- (12)リセブターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの少なくとも2つ の異なるメンバーの少なくともダイマー化ドメインよりなる多量体。
- (13)ある発現系において、該遺伝子の発現はホルモン応答成分の調節下で維 持される、リセプターのステロイド/甲状腺スーパーファミリーの第1のメンバ ーによる遺伝子の転写活性化を調節する方法であって、第1のメンバーと多量体 複合体を形成するのに有効な量で、リセプターのステロイド/甲状腺スーパーフ ァミリーの第2のメンバーの少なくともダイマー化ドメインの発現を誘導する化 合物および/または条件に該系を暴露させることよりなる上記方法。
- (14)ホルモン応答成分は配列: 5′−NNNNNN−(NX−NNNNNN)Y−3′(式中、各Nは独立にA 、T、C、またはGより選択されるが、ただしヌクレオチドの各−NNNNNN −基の少なくとも3つのヌクレオチドは、配列−AGGTCA−の同等の部分の ヌクレオチドと同じであり、Xはゼロまたは1から15までの整数であり、Yは 少なくとも1の整数でる) を有する、請求項13に記載の方法。
- (15)第1のメンバーはRXRであり、第2のメンバーはCOUP−TF、P PAR、EAR−2、VDR、TR、またはRARより選択される、請求項13 に記載の方法。
- (16)遺伝子は少なくとも肝臓または小腸内で発現される、請求項15に記載 の方法。
- (17)遺伝子は脂質代謝に関与する生成物をコードする、請求項16に記載の 方法。
- (18)遺伝子はコレステロールのホメオスタシスに関与する生成物をコードす る、請求項16に記載の方法。
- (19)第1のメンバーはRARであり、第2のメンバーはRXRである、請求 項13に記載の方法。
- (20)第1のメンバーはTRであり、第2のメンバーはRXRである、請求項 13に記載の方法。
- (21)第1のメンバーはVDRであり、第2のメンバーはRXRである、請求 項13に記載の方法。
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