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JPH07503320A - アレイ状渦電流プローブシステム - Google Patents

アレイ状渦電流プローブシステム

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Publication number
JPH07503320A
JPH07503320A JP5513289A JP51328993A JPH07503320A JP H07503320 A JPH07503320 A JP H07503320A JP 5513289 A JP5513289 A JP 5513289A JP 51328993 A JP51328993 A JP 51328993A JP H07503320 A JPH07503320 A JP H07503320A
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JP
Japan
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core
probe
wall
coil
eddy current
Prior art date
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Pending
Application number
JP5513289A
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English (en)
Inventor
シェパード・ウィリアム・アール
タム・ケント・キンマン
Original Assignee
ノースロップ・コーポレーション
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Filing date
Publication date
Application filed by ノースロップ・コーポレーション filed Critical ノースロップ・コーポレーション
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
    • G01N27/90Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws using eddy currents
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    • GPHYSICS
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    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アレイ状渦電流プローブシステム 技術の分野 本発明は、積層構造物中のひび割れ、傷及びその他の欠陥を検出する装置に係わ る。より具体的には、該装置は前記構造物の層中のひび割れ、傷及びその他の欠 陥を検出するために前記構造物の層中に発生された渦電流を利用するものである 。
背景技術 試験される構造物体中での渦電流の発生に依存した、構造物中の傷を検出するた めの装置は種々開発されている。金属構造物中の傷は構造物の渦電流の摂動によ り検出される。渦電流は、その金属構造体を交流磁場中に置くことにより構造体 中に発生される。金属構造物中の欠陥の偏在による渦電流の摂動は、結果として これらの渦電流に関連した磁束中の変化を発生する。そのような変化が検出され ると、これが構造物中の欠陥の存在を示すことになる。このような渦電流の使用 は、金属板、金属バイブ、あるいは航空機の外表面のような積層金属構造物中の 傷を検出するために実用化されてきた。
Arneloの米国特許第3,437,918号は板状の構造物用の渦電流検出 システムを記載している。板用の渦電流検出システムは、Hulek等の米国特 許第4,534,405号、ソ連特許第1,155.930号、特公昭60−1 47648号、持分P59−1624413 号し’:−モ記tBすれている。
Bergstrand等の米国特許第3,694,740号、特公昭61−14 569、Rudorffの英国特許631,987号、C1erk等の米国特許 第4,855,677号は種実パイプ様の構造物の渦電流の検出を記載している 。積層構造物用の検出システムは、Roge 1等の米国特許第4,219.7 74号、Davis等の米国特許第4,414,508号、Lakin等の米国 特許第4,495,466号、Harrisonの米国特許第4,496.90 4号、Harrisonの米国特許第4,445.089号、A rnaud等 の米国特許第4.677.379号及び)larris等の米国特許第4,09 5,181号に見られる。
上記の特許の多くは、試験ピース中に磁界を誘導するのに単一のコイルを使用す るシステムを記載している。傷は試験コイルのインピーダンスの変化に注目する ことにより検出される。上記の特許のその他のものでは、駆動コイルと感知コイ ルの両方が使用される。一般的には傷の検出は感知コイル中の電圧の変動を利用 して行われる。電圧の変動は、ヌルブリッジ(null bridge)を使用 して検出される。
上記したC1erkの米国特許第4.855,677号においては、それぞれが 異なる周波数で駆動される同軸の複数のコイルがバイブ中の異なる深さにおける 傷を検出するのに使用される。上記した特公昭59−162448号においては 、駆動コイルから独立した感知エレメントが、180°離れた2つの半径に沿っ て2セツト配置されている。感知コイルのセットは、駆動コイルの中心の直下で 回転する。
上記したLakinの米国特許第4,495,466号に記載されたように、航 空機の翼及び胴体上の表皮はいくつかの留められた層と多数の留め具(ファスナ ー)から構成されている。各留め具は層のそれぞれを貫通する穴に位置する。航 空機構造物の応力に呼応して留め具の穴の周辺に疲労ひび割れが進行する。
航空機構造物においては、このようなひび割れが小さいうちに検出されると、そ のそばにひび割れを有する留め具を外し、穴をえぐって少し大きな直径にしてそ の中にひび割れが入るようにした穴が境界となるようにし、より大きな留め具を 挿入することができる。従って、これによりひび割れを除去することができ、こ のようにして最初に欠陥を生じた部分の一体性を著しく損なうことなく構造的欠 陥を除去することができる。
航空機構造物(あるいはその他の構造物)については、上記したRoge lの 米国特許第4,219.774号及びDavisの米国特許第4,414,50 8号では、留め真穴の検査のために留め具を外す必要がある。これは時間を要し 、手間のかがる作業である。
さらに、時間と費用のことは置くとしても、留め具を取り除く工程において積層 構造物中に新たな傷が入る可能性がある。
例えば2層系の2番目の層のような、さらに深い層中の欠陥を検出するためには 、最初の層からの信号を2番目の層からの信号から分離するための手段が工夫さ れている。このような手段としては、上記のLakinの米国特許第4,495 ,466号に論じられている多重周波数感知、あるいは上記の)Iarrisの 米国特許第4,095,181号、Harrisonの米国特許第4,445, 089号及び第4,496,904号及びArnaudの米国特許第4,667 .379号に共通するセンサの運動等がある。これ等の特許で実施されている方 法はより古い方法を改良するものではあるが、傷の検出はやはり困難で時間のか かる工程であることに変わりはない。
航空機、特に軍用機の構造には複合材が使用される場合が増加している。このよ うな複合材においては、その複合材が固定されるより深い下層の金属構造物の傷 の検出が遮られるものである。さらに、下層の金属構造体は複雑な形状である傾 向にあり、例えば上記したArnaud特許第4,677.379号のもののよ うな検出システムに歪みを生じ得る。これは、Arnaudの特許が実質的に平 坦で均一な構造物における均一な間隔のリベットの配列に沿った均一な検出器の 動きに依存していることによるものである。実際、この特許に記載されているよ うに、探査コイルは、リベットの連続における隣接するリベット間の距離の2分 の1に等しい距離だけ一次巻線から離れたものとして記載されている。これは留 め具のパターンが極めて均一であることを要求するものである。複合材が下層の 金属構造物に固定されている構造物においてはそのような均一のパターンは使用 されているかもしれないが、使用されていないかもしれない、−上記Arnau d等の米国特許第4,677.379号及びHarrisonの米国特許第4. 496,904号の両方において直角位相検出(quadrature det ection)が挙げられている。この検出法は、信号の分析のために該信号の 大きさと位相成分の両方を使用するものである。しかし、上記したように、Ar naudの特許は留め具の幾何学的配置に対応する検出器の幾何学的形状を必要 とするものであり、Harrisonの第4,496,904号特許は、欠陥検 知のために留め具の中心の直上で回転する検出器を必要とする。
その他の航空機構造物の検査に使用される方法としては、放射線写真法がある。
しかしこのような放射線写真法は、その中に小さなひび割れを有する部分とクラ ンクを有しない部分の間で密度の差がないため、ひび割れの75%までが見過ご されてしまう。さらに、航空機の幾何学的形状は、構造物の一方の側にX−線フ ィルムを置き、他方に適当なX−線発生装置を置くことを阻むので、このような 検出法は航空機の多くの領域で実施するのが困難である。
発明の開示 本発明の目的は、例えば航空機構造物のような積層構造物中の欠陥を検出するた めの改良された検出システムを提供することにある。
本発明の別の目的は、積層構造物の金属層に発生する渦電流を利用する検出シス テムを提供することにある。
本発明の別の目的は、例えば航空機のような複雑な構造物について、例えば検査 される留め具当たり30秒未満といった妥当な検査速度で、簡単な方法により実 施することができ、また検査される構造物から留め具を除去することな〈実施す ることができる検査システム及び方法を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、金属層が複合材層の下に埋め込まれており、金属層 が検査中の1の領域と次に検査される領域とが異なるような複雑な形状を有する 可能性があるような積層構造物を検査するための装置及び方法を提供することに ある。
これら及びその他の目的に従い、本明細書の以下の記載から明らかなように、高 透磁率物質から形成されたボディを有する渦電流プローブ検出器が提供される。
前記ボディは中央コアと該中央コアから離れた追加の壁部を含むような形とされ る。前記中央コアはその上に巻かれたコア駆動コイルを有する。前記追加の壁部 はその上に巻かれたもう1つの駆動コイルを有する。複数の独立した感知コイル が前記追加の壁部に関連して対称なアレイの形態で配置される。
さらに本発明によれば、高い透磁率を有する物質から形成されたボディを有する 渦電流プローブが提供され、前記ボディは中央コアと、該中央コアから発して径 方向に伸びる壁部と、前記径方向の壁部から伸びる円周状に伸びる前記コアと同 心の壁部を含むような形とされる。前記中央コアはその上に巻かれた駆動コイル を有する。円周状の壁部は、径方向の壁部から離れた端部(rim)を有する。
前記端部は、複数の隙間を有し、該隙間は端部を複数の対称な独立した分割部分 に分けており、これらは円周状に伸びる壁部上に対称に配置されている。これら の分割部分は軸が中央コアの軸に実質的に平行であるように伸びる形状にある。
分割部分の数と同数の複数の独立した感知コイルは、分割部分のそれぞれの1つ の周りに感知コイルのそれぞれの1つが巻かれ、各分割部分がその周りに巻がれ た独立した感知コイルを有するように、分割部分上に位置する。さらに外側の駆 動コイルは、円周状に伸びる壁部の外側の周りに巻がれる。好ましい態様におい ては、複数の隙間と複数の分割部分とで、実質的に直線的な側面の挟間を開けた 開口部(crenelated opening、隙間を形成する開口部)によ り分離される実質的にプリズム状の分割部分からなる城壁型の(castel  fated)構造物を形成する。
さらに、本発明によれば、高透磁率物質から形成されたボディを有する渦電流プ ローブが提供され、前記ボディは中央コアと、該コアから発して径方向に伸びる 壁部と、前記径方向の壁部から伸びる円周状に伸びる前記コアと同心の壁部を含 むような形とされる。前記中央コアはその上に巻かれたコア駆動コイルを有する 。円周状に伸びる壁部は、径方向の壁部がら離れた端部を有する。前記端部は、 複数の隙間を有し、該隙間は端部を複数の対称な分割部分に分けており、これら は円周状に伸びる壁部上に対称に位置している。これらの各分割部分は、中央コ アの軸に実質的に垂直である平面上で空間に位置するその部分を含むような形状 を有する。分割部分の数と同数の複数の感知コイルは、それぞれの感知コイルが 、中央コアの軸に実質的に垂直な空間中の平面に位置するそれぞれの分割部分の 部分の周りに巻かれるように分割部分上に位置する。このように位置することに より、各独立した分割部分はその周りに巻かれた独立した感知コイルを有する。
好ましい態様においては、前記構造物はさらに、円周状に伸びる壁部の外側の周 りに巻かれた外側駆動コイルを有する。
さらに本発明によれば、高透磁率物質から形成された第1のボディを有し、前記 第1のボディは中央コアと、該コアから発して径方向に伸びる壁部と、前記径方 向の壁部から伸び円周状に伸びる前記コアと同心の壁部を含むような形とされる 渦電流プローブが提供される。前記中央コアはその上に巻かれたコア駆動コイル を有する。円周状に伸びる壁部は、径方向の壁部がら離れたへり部(tip)を 有する。第1のボディとは構造的に独立したもう1つのボディは複数の個々の部 分に対称に分割可能なものである。このもう1つのボディは第1のボディの円周 状に伸びる壁部上に該壁部のへり部に関連して装着されている。前記もう1つの ボディの部分の数と同数の複数の独立したトランスデユーサ手段が、トランスデ ユーサ手段のそれぞれの1つが前記もう1つのボディの部分のそれぞれの1つに っいて位置し、各独立した部分がそれと作動的に関連する独立したトランスデユ ーサ手段を有するように、前記もう1つのボディ上に位置する。トランスデユー サ手段は渦電流を感知するためのものであり、円周状に伸びる壁部の端部につい て対称な少なくとも1つのアレイの形で位置する。
1つの本発明の好ましい態様においては、前記トランスデユーサ手段はそれぞれ 感知コイルを含んでおり、前記もう1つの部分の少なくとも部分は高透磁率物質 から形成されている。好ましくは、前記もう1つのボディのそのような部分は、 前記もう1つのボディに装着されたフェライトコアとして形成され、それぞれの 感知コイルは各フェライトコアのそれぞれの周りに巻かれている。本発明の第1 の態様においては、感知コイルは、前記もう1つのボディが第1のボディ上に装 着されているときに各感知コイルの軸が第1のボディの中央コアの軸と実質的に 平行に位置するようにもう1つのボディ上に配向される。本発明のもう1つの態 様においては、感知コイルは、前記もう1つのボディが第1のボディ上に装着さ れているときに各感知コイルの軸が第1のボディの中央コアの軸と実質的に垂直 な平面上の空間中に位置するようにもう1つのボディ上に配向される。もう1つ の好ましい態様においては、外側駆動コイルは、円周状に伸びる壁部の外側の周 りに巻かれる。さらにもう1つの好ましい態様においては、複数の感知コイルは 第1及び第2の環状アレイに分けることができ、第1の環状アレイは中央コアか ら第1の半径距離に広がって位置し、第2の環状アレイは中央コアから第2の半 径距離に広がって位置する。第1と第2の半径距離は異なるものである。
本発明のさらに別の態様においては、第1のボディの中央コアは中空であっても よく、その中空中央コア内に位置する調心コイルを含んでいてもよい。さらに、 第1のボディからは独立した、その上に中央突起を有する内部ボディを前記中空 中央コア中に位置させ、内部ボディの中央突起の周りに調心コイルを巻くことが できる。
本発明のさらに別の好ましい態様においては、上記したトランスデユーサ手段の それぞれはホール効果センサエレメントを含むことができ、このようなポール効 果センサエレメントは前記もう1つのボディ上のそれぞれの部分に位置し、複数 のホール効果センサエレメントの全部は円周状に伸びる壁部の端部に関して対称 な少なくとも1つのアレイの形に配向されるっさらにより好ましい態様において は、前記もう1つのボディはその上に一体的に形成された前記ホール効果センサ エレメントを有する一体のボディである。
またさらに好ましい本発明の態様においては、欠陥について分析される積層構造 物に対してプローブあるいはその部分を運動させる手段を含むことができる。
従って本発明はさらに、高透磁率物質から形成された第1のボディを有し、前記 第1のボディは中央コアと、該コアから発して径方向に伸びる壁部と、前記径方 向の壁部から伸びる円周状に伸びる前記コアと同心の壁部を含むような形とされ る渦電流プローブを包含する。前記中央コアはその上に巻かれたコア駆動コイル を有する。第1のボディとは構造的に独立したもう1つのボディは複数の個々の 部分に対称に分けられるものであり、このもう1つのボディは第1のボディの円 周状の壁部に動くことができるように関連している。前記もう1つのボディは複 数の独立したトランスデユーサ手段を有し、前記もう1つのボディの部分のそれ ぞれがその中に位置するトランスデユーサ手段の1つを含み、トランスデユーサ 手段の全部が円周状に伸びる壁部の端部について対称な少なくとも1つのアレイ の形に配向されている。前記もう1つのボディに対して閉鎖された所定の軌道内 で第1のボディを動かす手段がさらに備えられる9本発明の1つの態様において は、第1のボディの中央コアの軸からは半径方向に離れているが平行である軸の 周りを第1のボディが回転する。別の態様においては、前記ボディの中央コアの 軸からは半径方向に離れているが平行である軸の周りを前記ボディが振動し、第 1のボディはこの軸の周りを回転しない、本発明によればさらに、高透磁率物質 から形成された線形ボディを含む渦電流プローブが提供される。線形ボディは、 第1の種実な細長い部分、第1の複数の個々の分割部分、及び第2の個々の複数 の分割部分を有するものと見ることができる。第1の種実な細長い部分はその種 実な細長い部分の細長い方向に沿って伸びる対向する側部を有している。第1の 複数の個々の分割部分は種実な細長い部分の側部の第1のものに沿って第1の線 形アレイの形で配置されている。第2の複数の個々の分割部分は種実な細長い部 分の側部の第2のものに沿って第2の線形アレイの形で配置されている。そのよ うに配置されることにより、第1のアレイの個々の分割部分はそれぞれ互いに離 れており、種実な細長い部分に実質的に垂直であり、互いに実質的に平行である 。さらに第2のアレイの個々の分割部分もそれぞれ互いに離れており、種実な細 長い部分に対して実質的に垂直に配向しており、実質的に互いに平行である。前 記種実部分の側部の間の種実部分の周りに駆動コイルが巻かれている。第2の分 割部分の数と同数の複数の個々の感知コイルは、第2の分割部分上に位置し、感 知コイルのそれぞれの1つは第2の複数の分割部分のそれぞれの1つの上に巻か れ、第2の複数の分割部分のそれぞれはその周りに巻かれた独立した感知コイル を有するようになっている。この検出器の1つの態様においては、外側駆動コイ ルをプローブのボディの辺縁部分の上に巻(ことができる。この線形のプローブ のもう1つの態様においては、ボディは第2の種実な細長い部分と、第3の複数 の個々の分割部分を有することができる。
第2のボディ部分は第1のボディ部分と結合し、第2の複数の分割部分が第1と 第2のボディの部分の間に位置するようにされている。第2の駆動コイルは第2 の部分の側部の間の第2の細長い部分の周りに巻かれており、第3の複数の分割 部分は第2の種実な細長い部分の反対の側部に沿って第3の線形アレイの形で配 置される。
さらに本発明により、積層構造物を検査する方法が提供され、該方法は高い透磁 率の物質から形成されたボディを有し、該ボディは中央コアとその上に巻かれた コア駆動コイルを含む形とされたものであるプローブを選択することを含む。
該ボディはさらに中央コアから離れた追加の壁部を有する。追加の壁部は、それ に関連して位置する複数の感知コイルとその上に巻かれたもう1つの駆動コイル を有する。プローブは積層構造物に対して検査する領域上のほぼ中心に位置する ようにされる。コア駆動コイルは第1の交流周波数の第1の入力信号により駆動 され、構造物中に渦電流を発生する。感知コイルは、構造物中に発生された渦電 流に関連する最初の出力信号を検出するように作動される。検出された最初の出 力信号は、構造物の上層中にある欠陥を示す偏差について分析される。コア駆動 コイルは第2の交流周波数の第2の入力信号により駆動され、構造物中に渦電流 を発生する。第2の交流周波数は、第1の周波数よりも低い周波数であるように 選択される。感知コイルは、構造物中に発生された渦電流に関連する別の出力信 号を検出するようにさらに作動される。これらの別の出力信号は記憶される。前 記もう1つの駆動コイルは前記第2の入力信号により駆動され、構造物中で別の 渦電流を発生する。再度、構造物中に発生された渦電流に関連する追加の出力信 号を検出するように感知コイルが作動され、これらの追加の出力信号も記憶され る。追加の出力信号は記憶された別の出力信号に換算され、換算された出力信号 は構造物の下層の欠陥を示す偏差について前記側の出力信号と比較される。
直前の段落の方法は、さらにコア駆動コイルを第1の入力信号で駆動し、各感知 コイルを作動させて構造物中に発生した渦電流に関する出力信号を検出すること によってプローブを中心に位置させることを含むことができる。これらの検出さ れた出力信号は、プローブが検査される領域の中心からずれていることを示す偏 差について分析される。前記方法はさらに、各感知コイルで検出された最初の出 力信号を記憶し、記憶された最初の出力信号を記憶された別の出力信号に換算す ることを含むことができる。この換算された最初の出力信号は、プローブが検査 される領域の中心からずれていること、あるいはプローブが検査される領域に対 して平行に向いていないこと、即ち傾斜しあるいは傾いていることを示す偏差に ついて別の出力信号と比較される。前記方法は、欠陥がないことが判っている積 層構造物に対してプローブを置き中心に位置させ、コア駆動コイルを第2の入力 信号で駆動することによりプローブをカリプレート(較正)することを含むこと ができる。次いで各感知コイルが作動され、構造物中に発生した渦電流に関する カリブレーション信号を検出する。これらのカリプレートされた信号は記憶され 、追加の出力信号と比較され、換算係数が決定される。
さらに本発明の目的によれば、積層構造物を検査する方法が提供され、該方法は 、高透磁率物質から形成されたボディを有し、該ボディは中実軸を有する中央コ アとその上に巻かれたコア駆動コイルを含む形とされたものであるプローブを選 択することを含む。該ボディは中央コアから離れた追加の壁部を有する。追加の 壁部は、該追加の壁部に関連して位置する複数の独立した感知コイルを有する。
該方法は、検査される領域のほぼ近くで積層構造物に対してプローブを置き、コ アの中心軸に平行でそれから半径方向に離れた中心からはずれた軸の周辺に中心 が位置する閉鎖サーキット中でプローブを運動させることを含む。次いでコア駆 動コイルが交流周波数の信号で駆動され、構造物中に渦電流を発生させる。感知 コイルが作動されて構造物中に発生した渦電流に関連する信号を検出する。次い で検出された信号は、構造物中の欠陥を示す偏差について分析される。軌道中の プローブの運動は、プローブが中心からはずれた軸の周りを回転することなく中 心からはずれた軸の周りを動く振動運動であるか、あるいはプローブが中心から はずれた軸の周りを回転する回転運動であることができる。好ましい態様におい ては、前記追加の壁部は、中央コアから半径方向に離れた円周状に伸びる壁部で あり、感知コイルはこの円周状に伸びる壁部の周りに対称なアレイの形で位置す る。
さらに本発明の目的によれば、積層構造を検査するもう1つの方法が提供され、 該方法は、高透磁率物質で形成された第1のボディを有し、該第1のボディはコ ア軸を有する中央コアとその上に巻かれたコア駆動コイルを含む形状とされるプ ローブを選択することを含む。プローブはさらにもう1つのボディを有し、該も う1つのボディはもう1つのボディの中心軸を有し、該もう1つのボディの中心 軸の周りに位置する複数の独立した感知コイルを有し、前記もう1つのボディは 前記第1のボディのそばに位置し、前記もう1つのボディの中実軸はコア軸に平 行であるが、それから半径方向に離れて位置するものである。プローブはさらに 、第1のボディを第1のボディについての所定の閉鎖軌道内で運動させるための 手段を有する。前記方法は、プローブの第1のボディを積層構造物に対して検査 される領域のほぼ近(に位置させ、前記もう1つのボディ軸の周辺に中心を位置 させた閉鎖軌道中をプローブの第1のボディを運動させることを含む。次いでコ ア駆動コイルは交流周波数の信号で駆動されて構造物中で渦電流を発生し、感知 コイルは渦電流に関連する信号を検出するように作動される。検出された信号は 、その後、構造物の層中の欠陥を示す偏差について分析される。閉鎖軌道中での 第1のボディの運動は、第1のボディをもう1つのボディの軸について回転させ ることによるものか、あるいは第1のボディがもう1つのボディの軸の周りで振 動し、もう1つのボディの軸の周りの第1のボディの回転に対して固定した第1 のボディを保持する運動であってもよい。
さらに、本発明により、高透磁性物質から形成されるボディを含む構造的欠陥検 出システムが提供される。該検出システムは、さらに複数の独立した駆動コイル を含み、各コイルはボディ上に独立して位置し、それぞれは駆動コイル中を伝導 するAC信号に応答して金属構造物中に渦電流を誘導することができるものであ る。複数の独立したトランスデユーサ手段がボディに対して作動的な関係におい て対称なアレイの形態で位置する。各トランスデユーサ手段は構造物中の渦電流 を感知し、感知した渦電流に応答して出力信号を発生するためのものである。
トランスデユーサ手段は、独立した駆動コイルから形成されている。検出システ ムはさらに、選択された周波数の選択されたAC信号を少なくとも1つ発生する ための信号発生手段と、選択された信号により駆動コイルの1つを独立して駆動 するための駆動選択手段を有する。検出システムはさらに、複数のトランスデユ ーサ手段のそれぞれの出力を独立に加工し、トランスデユーサ手段の出力信号の 間の相違を示す出力を生成するための、複数のトランスデユーサ手段と作動的に 関連した信号処理手段を有する。好ましい態様においては、トランスデユーサ手 段はボディに装着された感知コイルを含む。別の好ましい態様においては、信号 発生手段が駆動信号及び第1及び第2の参照信号を発生し、少なくとも第2の参 照信号は駆動信号及び第1の参照信号と位相が異なるものである。駆動選択手段 は駆動信号で駆動コイルを駆動し、信号処理手段は第1及び第2の両方の参照信 号に関連してトランスデユーサのそれぞれの出力信号を処理し、それに応答して 位相及び大きさの両方の成分を有する出力を発生する。
さらに本発明により、構造物中の欠陥を検出する方法が提供され、該方法は、高 透磁率物質から形成されたボディを有し、その上に位置する少なくとも1つの駆 動コイルであって該駆動コイル中に伝導するAC信号に応答して金属構造物中に 渦電流を導入することができる駆動コイルを有するプローブを選択することを含 む。さらにそれは前記ボディに対して作動的な関係にある対称なアレイの形で位 置する複数の独立したトランスデユーサ手段を有し、各トランスデユーサ手段は 金属構造物中の渦電流を感知することができ、それに応答して出力信号を発生で きるものである。トランスデユーサ手段は駆動コイルから独立したものである。
プローブは構造物と関連した位置に置かれる。AC駆動信号が、第1及び第2の AC参照信号と同様に発生される。少なくとも第2の参照信号は駆動信号及び第 1の参照信号とは位相において異なっている。駆動コイルは駆動信号で駆動され 、構造物中に渦電流を誘導する。トランスデユーサ手段には構造物中の渦電流に 応答して生成されたトランスデユーサ出力信号のために信号が送られる。各トラ ンスデユーサ手段の出力信号は第1及び第2の参照信号の両方に関連して処理さ れ、それに応答して位相及び大きさの両方の成分を有する多重成分出力信号が発 生される。各トランスデユーサ手段の多重成分出力信号の位相及び大きさの成分 が比較され、構造物中の欠陥を検出する。
図面の簡単な説明 図1は、従来技術のプローブを絵で表した図である。
図2は、本発明のプローブを絵で表した図である。
図3aは、構造物中に位置する留め具の断面を取り囲む渦電流の描写的な図であ り、図3bは、同様な描写的な図であり、さらに構造物中に位置するひび割れを 含むものである。
図4は、その中に留め具を有する積層構造物の側両立面図である。
図5は、図4の構造物の最下層の上部平面図である。
図6は、本発明のプローブとその中に留め具を有する積層構造物の断面の側両立 面図である。
図7.8.9及び10は、本発明のプローブを使用して発生される信号の絵で表 した出力ディスプレイを示すグラフである。
図11は、本発明の別のプローブの絵で表した図である。
図12は、図11のプローブの断面における側両立面図である。
図13.14及び15は、本発明のプローブの部分を絵で表した図である。
図16は、本発明のプローブの部分を絵で表した図である。
図17は、本発明の別のプローブの等角投影図である。
図18は、本発明のもう1つのプローブの等角投影図である。
図19は、本発明の検出システムの概略図である。
図20は、図19のシステムの部分をより詳細に説明する簡略化した概略ブロッ ク図である。
図21は、図19のシステムの別の部分をより詳細に説明する簡略化した概略ブ ロック図である。
図22.23.24及び25は、本発明のプローブを使用して発生される信号の 別の絵で表した出力ディスプレイである。
図26は、本発明の検出方法のステップを示すブロック図である。
図27aは、本発明のもう1つのプローブの立面図であり、図27bは、図27 aのプローブのある部品とこれらの部品が互いに動いてそれらが横切る通路を概 略的に示す平面図である。
図28aは、本発明のさらにもう1つのプローブの立面図であり、図28bは、 図28aのプローブのある部品とこれらの部品が互いに動いてそれらが横切る通 路を概略的に示す平面図である。
図29aは、本発明のさらにもう1つのプローブの立面図であり、図29bは、 図29aのプローブのある部品とこれらの部品が互いに動いてそれらが横切る通 路を概略的に示す平面図である。
発明を実施する態様 航空機は通常、多数の層の表皮部を留め具を用いて下部構造に固定することによ り製造されている。この設計は、隠れた下部構造中に位置する無数の留め具の穴 をもたらす。疲労ひび割れは往々にしてそのような留め具の穴から始まる。この ような疲労ひび割れを発見するために、各穴の周りの直近の領域を検査する必要 がある。疲労ひび割れの位置を特定することは、航空機の航行安全のために最重 要である。
超音波法は、積層構造物の最上層の疲労ひび割れを検出するのには有用であるが 、下部層については使用できない。放射線写真検出及び慣用の渦電流検出は、ひ び割れが修理するのにコストがががったり困難であるようなサイズにまで大きく なったときに初めてひび割れを発見できるに過ぎない。実際に、放射線写真法で は、例えばひび割れが翼桁全体に拡がり、がなりの幅になるまで疲労ひび割れを 発見できないことが示されている。留め具の穴に入るプローブを使用してひび割 れを検出するために留め具を外すことは困難で費用のかがる作業であり、またそ れ自体構造物を損傷し得るものである。
設計基準としては、6.35mm (0,25インチ)の最上層、例えば0.2 5−1’ ンチ(6,35)のアルミニウム表皮材で、鋼、チタンあるいはアル ミニウムの留め具を有する表皮材を使用する航空機構造物の下部層中の2.5n o++ (0,1インチ)のひび割れを検出するということが望ましい。さらに 、そのような検査は込み入らないものであって、高度に熟練した作業員を必要と せず、かなり早い検査速度で実施できるものであるべきである。
本発明によればそのような設計上の特徴が達成され、留め真穴あたり30秒以下 という検査速度が示された。ひび割れは、留め真穴をくり抜き、大きめの留め具 を設置することにより除去できるような小さいサイズにあるうちに発見できる。
さらに、ひび割れの検出は、少なくとも、アルミニウム上にアルミニウム、アル ミニウム上にチタン、チタン上にチタン、チタン上に複合材、及びアルミニウム 上に複合材を有する航空機フレーム構造物の中の強磁性または非強磁性の留め具 を使用して行うことができる。このような検出は、最上層が金属である場合はそ の最上層、及び航空機フレーム、翼アセンブリ、尾翼アセンブリ等の金属構造部 品の下部の層中に誘導された渦電流を利用して行われる。さらにそのような検査 は、近傍に縁、表面あるいは留め具のような特徴が存在し、それら自体が渦電流 を妨害し、従って信号を遮断するような構造部品について達成された。
本発明の1つの態様においては、本発明はLakinにより米国特許第4,49 5.466号に記載されたようなプローブシステムの改良を含む。米国特許第4 ,495,466号の記載の全体はそのまま参考文献として本明細書の一部とす る。Lakinと同様に、本発明においては、割れ目はその渦電流の摂動により 検出される。誘導された渦電流の摂動は関連する磁束中の変化を起こす。そして その磁束中の変化がプローブによって検出される。
米国特許第4,495,466号とは異なり、本発明のプローブは近傍にある縁 、表面あるいは留め具の特徴のようなそれら自体が渦電流を妨害するような、即 ち妨害信号を生成するような構造的特徴の検出を可能とする多数の駆動コイルを 使用するものである。米国特許第4,495,466号は、そのような多数の駆 動コイルを使用するものではなく、従って例えば近傍の縁、表面あるいは留め具 の特徴のような妨害的な構造的特徴を検出する能力を有しない。
図1に示したのは、米国特許第4,495,466号のプローブである。該プロ ーブは番号30で示される。プローブ3oは、中央ポストまたはコア34及びL akinがカップコアセグメント38と指称するものを規定する複数の鍵穴形の 開口部36を有するコアボディ32を含む。中央コイル4oは中央コア34の周 りに巻かれている。集合的に番号42で示される複数の感知コイルは、それぞれ のカップコアセグメント38がその基部にまがれた感知コイル42を有するよう に開口部36の間に巻かれている。
図2は本発明のプローブの例である。図2において、プローブ44は、中央コア 48を含むボディ46がら形成されており、中央コア48はその上に巻がれた駆 動コイル50を有する。真っ直ぐな側面の隙間を形成する開口部52により複数 の分割部分54が規定されており、これらのそれぞれはその上に巻かれた独立し た感知コイル56を有する。さらに、外側の駆動コイル58がボディ46の周囲 の周りに、感知コイル56の半径方向外側に巻かれている。
隙間を形成する開口部52は、ボディ46の円周状に伸びる壁部62の端部6o に城壁のような構造を形成する。これにより真っ直ぐな壁を有するプリズム状の 形状で断面が先端を切り取ったパイのような形状の分割部分54が残基れる。
ボディ46は高透磁率物質、例えばフェライト物質から形成されている。中央コ ア駆動コイル50及び外側駆動コイル58は互いに完全に独立したものである。
さらに、感知コイル56はそれぞれ互いに独立しており、同様に駆動コイル5o 及び58からも独立している。
図3a及び図3bにおいては、米国特許第4,459,466号のプローブ3o の作動と、米国特許第4,459.466号と共通な本発明のプローブ46の特 徴とが示されている。
この図においては、中央コ乙例えば米国特許第4,459.466号のプローブ 3oのコア34、あるいは本発明のプローブ44のコア48は留め具64の上に 位置するようにされ、AC電流がプローブの中央コアを取り巻くコイルを通され たとき、図3aにおいて線66によって示される渦電流が、留め具64が位置す る金属構造物中に発生される。プローブコアを取り巻くコイル中を流れる電流に より発生された磁束により渦電流66が金属構造中に誘導される。図3bに示し たように、例えばひび割れ68のような欠陥が留め具64に隣接して構造物中に 存在すると、図3bの線7oで示したように渦電流がひび割れ68の存在によっ て摂動し、そしてこれがこれらの渦電流に関連する磁束を摂動させる。
米国特許第4,495,466号のプローブ30及び本発明のプローブ44の両 方において、プローブの感知コイルは磁束に対して感受性を有する。磁束の変化 に応答して、感知コイル中に電流が誘導されるものである。ひび割れ68によっ て生じた磁束の摂動は感知コイルによって感知され、これらの感知コイルは留め 具64の周りの電流の空間的分布を測定する。割れ目は電流分布中の摂動として 検出される。
構造物が留め具の幾何学的形状に対して実質的に無限大に大きく、構造物のその 他の部分が留め具の周りの渦電流の分布に影響を及ぼさないような構造物中に留 め具が単に位置するのならば、米国特許第4,459,466号のプローブ3o のような検出器はひび割れ68のような欠陥を検出するのに非常に有効であろう 。しかしながら、実際には、特に複合材構造物から形成される航空機については 、留め具が同様に通る下部の層あるいは第2の層は、図3aに示したような渦電 流の理想的な円形分布を妨害するような幾何学的形状あるいは特別な特徴を有し ているのが一般的である。
図4に示したように、複合材の外皮72がアルミニウム翼桁74の上に積層され ており、所定位置に留め具76により保持されている。図5においては、−翼桁 74のみを示したものである。示されるように、翼桁74は貝殻のような側部7 8と真っ直ぐなウェブ側部80を有する。集合的に番号82により示されている 留め真穴は、真っ直ぐなウェブ側部80よりも貝殻状の側部78に近い方に位置 する。これ自体で、留め真穴82の周りの幾何学的形状は、留め真穴82の周り の渦電流を摂動させるのに充分な程度に貝殻状の側部と真っ直ぐなウェブ側部と の間で異なっている。米国特許第4,459,466号の図1のプローブ3oの ようなプローブは、留め真穴82の周りのひび割れとアルミニウム翼桁74の複 雑な幾何学的形状とを見分けることができない。
本発明の代表的なプローブ84を図6に示す。プローブ84は、図2のプローブ 躬と共通する多くのものを有すると共に、それに加えて別の特徴も有する。プロ ーブ84は留め具86の上に位置している。ナツト88と共に、留め具86は積 層構造物の第1の層90と第2の層92を一体に保持している。第2の層92は 、第1の層90とは異なる幾何学的形状を有していることが判る。従って、図6 で見て留め具の右側の渦電流は図6で見て留め具の左側の渦電流とは異なってい る。
プローブ84は中央コア94を有しており、その周りには中央コアコイル96が 巻かれている。径方向に伸びる壁部98は中央コア94から径方向に伸び、円周 状に伸びる壁部100と結合する。壁部100は、第1の層90の上部に対して 置かれる端部102を有する。端部102は図2のプローブ44について説明し たように隙間が設けられており、その円周の周りに個々の分割部分を形成してい る。感知コイル104及び106は壁部100の端部102上のこれらの分割部 分の2つの周りに位置している。
もちろん、図6では見えないが、図2に示したようなそれぞれそれ自身の検知コ イルを有するその他の分割部分がある。感知コイル104及び106の半径方向 の外側には外側駆動コイル108がある。プローブ84の中央コア94は中空で あり、その中に位置する中央ボディ110を有する。中央ボディ110はその上 に突起112を有し、その上には中央ボディコイル114が巻かれている。
電流(入力信号)が中央コアコイル96に流れると、磁束線116が第1及び第 2の層90及び92を貫通し、そしてこれらの層が金属製である場合にはその中 に渦電流を誘導する。図4の構造については、複合材層92が金属製ではないた め、その中にはごく僅かの渦電流しか発生しない。しかし、アルミニウム翼桁7 4においては、それが金属製であるため、有意な愚の渦電流が発生する。説明の 目的のため、図6の第1及び第2の層90及び92が金属製であると仮定すると 、磁束線116はこれらの層の両方に渦電流を発生する。そしてこれらの渦電流 は感知コイル104及び106(及び円周状に伸びる壁部100の円周上に並ぶ その他の感知コイル)により感知される。
図6より、この領域の層92の縁118の存在のため第2の層92中の磁束は留 め具86の右手側と留め具86の左手側とでかなり異なることは明らかである。
従って、感知コイル104は、単にその空間的位置により、感知コイル106と は異なる第2の層92内における渦電流環境を検知することになる。しかし、こ の相違は層92のひび割れによるものではなく、単に層92の幾何学的形状を示 すものである。
本発明のプローブを使用して、外側駆動コイル108を活性化することにより発 生される磁束で第1及び第2の層90及び92を独立して検出にかけて、第2の 層92中の渦電流の摂動をひび割れ及びその他の欠陥により生じたものから区別 できる。
外側駆動コイル108を駆動することに応答して円周状に伸びる壁部100から 放射される磁束線は、これらの外側駆動コイルに隣接する構造材料の層の幾何学 的形状、即ち縁108に感応するが、留め具86は外側駆動コイル108から内 側に離れているので留め具86には感応しない。
外側駆動コイル108により誘導される渦電流に応答して感知コイル104及び 106により測定を行うと、これらの測定は、留め具86から外側向きのこの構 造物のこれらの領域で走査された構造物の幾何学的形状を示すものとなる。そし てこれらの測定を、中央コアフィル96を駆動した場合に行った測定と比較し、 この2つの測定の結果を一方から他方に換算すると、構造の幾何学的形状により 発生された出力信号の部分を除去して、ひび割れやその他の欠陥を示す信号を、 試験される構造物の幾何学的形状のみによって生じた信号から区別することがで きる。外側駆動コイル108あるいはその他の追加のコイルを導入することによ りこれが可能になるものである。
図7.8.9及び10は、プローブ、例えば16の個々の感知コイルを有する図 2のプローブ44についての応答曲線を示すものである。縦軸はプローブの応答 の大きさを示すものであり、水平軸は個々の16の感知コイルのそれぞれのにつ いて応答を示すように分割されている。図2のプローブ44が、構造物、例えば 複雑な幾何学的形状の部品、即ち貝殻状とウェブ化された側部を有する層74を 下部の部品として含む図4及び5の構造物に対して置かれる。特定する目的のた め、プローブの感知コイルに1から16までの番号を付す。プローブは、感知コ イル5番が貝殻状の側部の直近に位置し、感知コイル13番がウェブ化された側 部の直近に位置するように置かれる。感知コイルの個々の応答を結合して大まか な曲線を作成する。
図7に示した曲線は、プローブ44の中央またはコアフィル50を適当な選択さ れた周波数のAC信号で駆動したときに得られるものである。図8に示した応答 は、この場合には外側駆動コイル58をこの同じ信号で駆動したことを除いて同 じ位置にある前記プローブを示したものである。図7及び図8を比較すると明ら かなように、プローブ応答を結合することにより得られる曲線の形状は換算定数 を除いて非常によく似ている。図8のスケールは図7のスケールよりもかなり大 きい。
この曲線の形状がいくらかは複雑であることは明らかであり、ひび割れが留め真 穴82の1つの周りに存在するか否かを決定することは直ちには明らかではない 。
これらは複雑には見えるが、図7及び図8の応答は、複雑な幾何学形状の積層構 造物中の留め真穴の周りにひび割れあるいはその他の欠陥がない場合に得られた 応答の例示である。
図9及び図10においては、図7及び図8に示したものと同様の応答を測定した ものであるが、この場合は試験した留め真穴の近傍にひび割れがあったものであ る。図9は、中央コイルが作動されたときに得られた応答曲線であり、図10は 外側コイルが作動されたときに生成された応答曲線である。この場合、曲線の形 状は、コイル5番あたりに通常中心が置かれる貝殻状の縁の周辺は、コイル13 番あたりに中心が置かれるウェブ側部の周辺と比較して異なっているように見え る。曲線はウェブ化側部近くにおいては大体似ており、貝殻状側部近くにおいて は異なっている。
図9の曲線から、それ自体では、幾何学的形状により生成された応答か、あるい は欠陥により生成された応答を見ているのかどうかは判らないであろう。しかし 、図9の曲線を図10の曲線と比較し、図10の曲線を試験されている構造物の 幾何学的形状を示すのみの応答を除去するのに使用すると、留め真穴の近傍のひ び割れの存在を決定することができる。図10の曲線を図9のものに換算し差し 引くと、センサ4または5に隣接してひび割れが位置することが明らかになるこ とが判る。
本発明により、プローブボディの外側の近傍に第2の駆動コイルを置くことによ り、第2の駆動コイルを、試験されている構造物の境界に感応するが、試験され る留め真穴の近傍の小さい割れ目については感応しない渦電流分布を発生するの に使用することができる。この外側コイルを駆動したときに得た測定を使用して 、中央コイルを駆動したときに得た測定から境界の変化の影響を除去することが できる。残ったものが、留め真穴の周囲の割れ目を示す信号である。
図6に戻ると、プローブボディの中央コア94を中空に形成することにより、鋼 製留め具の周囲の領域を検査するのにプローブを使用することができる。中空の 中央コアを使用することにより、鋼製の留め具の頭部に発生する渦電流は限定さ れる。これにより、留め真穴周囲の割れ目に対するより高い感応を得ることがで きる。もう1つのコアボディ、中央ボディ110を中空中央コア中に置くことに よりさらに利点が得られる。中央コアボディコイル114を鋼製留め具の直上で 作動させることにより、そのような鋼製留め具の上で、便利にプローブ84の中 心を決定することができる。中央ボディコイル114を駆動することによって、 渦電流が留め具頭部に発生し、これは感知コイルアレイによって感知される。個 々の感知コイルにより感知される信号がほぼ等しくなるまでプローブ84を動か すことにより、留め真上でプローブ84の中心の位置を便利に決めることができ る。
図11から図16は、本発明のもう1つの態様の説明である。この態様において は、図11及び12に示したプローブ120は、実質的にプローブ84について 説明したのと同様にミ中央コア124、径方向に伸びる壁部126及び円周状の 壁部128を有するボディ122から形成されている。中央コイル130は中央 コア124の上に巻かれており、外側コイル132は円周状の壁部128の上に 巻かれている。しかしながら、円周状の壁部128の端部は、前出のプローブの ように分割部分に分けられておらず、即ち隙間が設けられていない。その代わり に、種実のへり部134で終わっている。もう1つのボディ13Bがへり部13 4の上に装着される。図11及び図12においては、前記もう1つのボディ13 Bは単に一体的なボディとして示されており、それに関連する感知エレメント、 即ち感知コイルは示されていない。好ましくは、プローブ120の主ボディ12 2は高い透磁率の材料、例えばフェライト材料で形成されている。しかし、ボデ ィ136はそのようなフェライト材料で形成されていなくてもよく、より容易に 加工できる、例えば樹脂等の材料から形成されていてもよい。
図11においては、説明の目的で、集合的に番号138で示される一連の仮想の 線が示され、ボディ136を複数の部分に分けている。これらの部分は、コア1 24から発して広がる仮想の線138に関して対称である。図13から図16に さらに示されているように、仮想の分割線138で規定される各部分にトランス デユーサが位置している。従って、中央コア124についてボディ136の周り に位置する円周状の対称が存在する。これは当然、図2のプローブ44及びプロ ーブ44の構造の部分である複数の分割部分54及び感知コイル56において説 明した対称と同一である。
図13においては、ボディ136は集合的に番号140で示される複数の感知コ イルを有している。感知コイル140のそれぞれはフェライトコア142の周り に巻かれていてもよい。フェライトコア142は、単なるフェライトロッドの小 部分であり、適当なフェライトロッドを適当な位置に部分として形成することに より得られる。そのフェライトコア142に巻かれた感知コイル140は樹脂マ トリックス144に埋め込まれ、もう1つのボディの1つの態様を形成している 。この態様においては、感知コイル140の軸は、ボディ136がボディ122 に装着されたとき、中央コア124の軸に平行であり、それから半径方向に離れ ている。感知コイル140とそれに付随するフェライトコア142は対称なアレ イの形態で円周状に樹脂144中に配置され、ボディ122上に装着されたとき にボディ136内で対称なアレイを形成する。感知コイル140とその中央フェ ライトコア142のそれぞれは、線138で規定される部分の1つの適当に位置 する。
次に図13とともに図14を参照すると、中央フェライトコア148を有してい てもよい複数の感知コイル146は、樹脂マトリックス150中に位置している 。しかし、図13の態様とは異なり、図14の態様においては、感知コイル14 6及びそのフェライトコア148の軸はボディ122の中央コア124の軸に垂 直な平面上にある。図13の対称と同様に、図14の感知コイル146のそれぞ れは、図11の線138により規定される部分の1つに位置する。
図15には本発明のもう1つの態様が示されている7この態様においては、中央 コア124について見た場合、感知コイルは同一の弧状の距離だけの間隔を有す るが、中央コア124がら異なる半径方向の距離に位置している。図15の態様 においては、感知コイル152のアレイが外側の環状の対称プレイを形成し、さ らに感知コイル154のもう1つのアレイが内側の環状の対称アレイを形成する 。図の説明を容易にするため、図15の感知コイル152及び154にはフェラ イトコアは含まれていないが、そのようなフェライトコアは容易にその中に導入 することができる。感知コイルはフェライトコアと共にあるいはそれなしで作動 する。外側の環状の対称アレ伺52についてはフェライトコアを使用することが 好ましい、感知コイル152及び154の位置を決める際には、感知コイル15 2を図11の線138により規定される部分の1つに置き、そして次に感知コイ ル154を次の隣接する部分に置き同様にプローブ120の周囲全体にわたり交 互に行う。使用する際には、感知コイル152のアレイは感知コイル154のア レイがらは独立したものと見られ、これはそれらを含むプローブを構造物の留め 具入の周りを走査するのに使用したときにやや異なる磁束環境にさらされること になるからである。
図16には、図11のプローブ120のもう1つの態様が示されている。この態 様においては、もう1つのボディ136はその中に形成された複数のホール効果 センサ158を有する一体のボディ156として形成されている。ホール効果セ ンサは、適当なICデバイス製造法を使用して一体のボディ156中に一体に形 成できる。
そのように形成されると、ホール効果センサはそのような一体のボディの表面上 だけに形成することができるので、一体のボディの厚さを非常に薄(することが できる。作動の際は、ホール効果センサ158は、他の態様について記載した感 知コイルに類似した形で作動する。
図17及び18においては、さらにもう1つの本発明のプローブが示されている 。図17においては、第1の線形プローブ160が示されている。線形プローブ 160は、全体的に番号162で示される第1の細長い部分を有している。この 部分は第1の側部164と第2の側部166を有している。細長い部分162の 細長い方向の周りは駆動コイル168に包まれている。該駆動コイルは、実質的 に第1及び第2の側部164及び166の間に位置している。番号170で集合 的に示される複数の個々の分割部分は第1の側部164に沿って伸びている。分 割部分170のそれぞれは互いに離間しており、種実な細長い部分162に実質 的に垂直な方向に向いている。さらに、分割部分170は実質的に互いに平行で ある。分割部分170は、分割部分の第1のアレイを形成している。同様に、複 数の分割部分172が側部166に沿って位置している。第1の分割部分と同様 に、分割部分172は互いに離間しており、種実な細長い部分162に実質的に 垂直な方向に向いており、それらは互いに平行である。
集合的に番号174で示される複数の感知コイルは分割部分172の周りに巻か れている。従って、各分割部分172はその周りに巻がれた感知コイル174を 有する。
感知コイル174は互いに独立しており、駆動コイル168からも独立している 、別の駆動コイル176がプローブ160の辺縁部分に巻かれている。プローブ 160は上述の円形のプローブと同等な形で作動される。検査について選択され るプローブの幾何学的形状、即ち円形であるか線形であるかは検査される領域の 対称性に依る。円形あるいは線形プローブを選択するにあたっては、渦電流が発 生されて検査される部分に達したときに、渦電流が検査される領域の対称性に合 致し、予測される割れ目により摂動されるようにプローブの幾何学的形状を選択 する。
図18においては、図17のプローブのを拡張したもう1つのプローブが示され ている。この図においては、プローブ178は、実質的に図17について記載し た第1の細長い部分の第2の側部166の上で第1の細長い部分162に結合す る第2の細長い部分180を有すること以外、プローブ160の特徴の全てを有 する。集合的に番号182で示される第3の分割部分のアレイが線形のプレイの 形状で第2の細長い部分180の外側の縁に沿って伸びている。感知コイル17 4はプローブの中央アレイ中に位置している。第2の駆動コイル184が第2の 細長い部分180の周りに位置している。
図19は、本発明のプローブに関連するエレクトロニクス装置の概略図である。
図19に示されているのは、ポータプルパーソナルコンピュータ186と、コン ピュータ186の適当な周辺スロットに挿入される3つのボードである。ボード はコンピュータの内部バス、コンピュータバス188上に接続されている、これ らのボードの最初のものは、ジェネレータ及びプログラマブルシグナルソースボ ード190である。第2のボードは、16チヤンネル直角位相検出ボード1’1 2であり、第3のボードはデータ獲得ボード194である。このシステムには、 プローブ196で示されるプローブも接続されている。プローブ196は上記の プローブのいずれのものであってもよい。
使用に際しては、プローブ196は試験される留め具の上の適当な位置に置かれ 、オペレータはコンピュータ186に適当なコマンドを入力し、ボード190上 に信号が発生され、プローブ196を駆動するのに使用されるようにする。プロ ーブの感知コイルの出力信号は検出のためのボード192に向けられ、そこから コンピュータ+86上で適当な読み取りを与えるためのバス188上に戻して導 入するためのデジタル形状に変換するためのボード194に向けられる。
ボード190は低周波ソース手段198、増幅器手段2oo、及び駆動手段20 2を含む。低周波ソース198は選択された周波数の適当なAC信号を発生する のに使用される。これは増幅器200で増幅され、駆動手段202を経由してプ ローブ196中の適当な駆動コイルに向けられる。
感知コイルのそれぞれは、ボード192上の集合的に番号204で示される独立 した直角位相検出手段に接続されている。直角位相検出手段204がらの出力は 、やはりボード192上にあるマルチプレクサ手段206に向けられる。第1及 び第2の検出出力は、以下に記載するように、ボード194上の番号208で集 合的に表される標準アナログ−デジタル変換器手段に供給される。デジタル信号 はその後、コンピュータ186により分析されディスプレイされるためにバス1 88にフィードバックされる。
図19のボード190が図20により詳細に示されている。インタフェイス手段 210が図19のコンピュータバス188に接続されている。これは内部ボード バス212をコンピュータバス188に接続している。ボード190はさらにプ ログラマブル周波ソース214を含む。プログラマブル周波ソース214からの 選択された周波数の適当な信号は独立して内部バス212上、第1、第2及び第 3のプリセッタブルカウンタ216.218及び220にそれぞれ送られる。ク ロック信号はさらにクロックライン222上のカウンタに送られる。
それぞれのカウンタ216.218及び220は、任意の波形、例えばサイン波 形を記憶するそれぞれのメモリユニットに関連させられている。これらのメモリ ユニットは番号224.226及び228で示されている。これらは、EFRO M%ROMあるいはその他の前もって選択された適当な波形を記憶することがで きる適当なICデバイスとして選択することができる。プリセットされた周波数 と波形の信号はメモリユニット224がらD−A変換器230へ供給され、次に 既知の前もって選択された位相の第1の参照出力を発生するためのローパスフィ ルタ232に供給される。同様な方法により、メモリユニット226からの既知 の周波数及び位相の信号はD−A変換器234及びローパスフィルタ236を通 して供給され、既知の周波数及び位相の第2の参照信号を発生する。一般に、第 2の参照信号は、例えば90℃だけ位相がずれていること以外は、第1の参照信 号と同じ周波数及び大きさを有する。例えば、ローパスフィルタ232がらの信 号がサイン波信号であり、ローパスフィルタ236からの信号がコサイン波信号 である(即ち、位相が90℃ずれている)。
同様な方法により、メモリユニット228からの信号はD−A変換器238及び ローパスフィルタ240を通して供給される。しかしこの信号は、パワーアンプ 242を通り、次に駆動選択リレー244を通る。部品の214から240は全 体で図19の低周波ソース手段198を含んでいる。増幅器242は増幅手段2 00を含み、駆動選択リレー244は駆動手段202を含んでいる。
さらに、図20に見られるように、ボード190上にはマルチプレクサ及びシス テムコントロールモジュール246が配置され、以下に詳細に説明するように、 ボード192上でのゲイン及びマルチプレックス選択を制御する。さらにモジュ ール246はデジタル獲得ボード194のデジタル出力信号を制御する。さらに 、ボード192のためのDC電源248がボード190上に配置されている。
ボード190の特徴を要約すると、これは3チヤンネルのサイン波出力(あるい はその他の任意の波形)を発生し3つの全てのチャンネルの位相をコントロール し、チャンネルの1つ、即ちパワーアンプ242の大きさのコントロールを行う ソフトウェアを有するものである。周波数もソフトウェアコントロール下にあり 、適当なステップにおいて20Hz〜20kl(zの範囲にあるものとすること ができる。アンプ242の出力は、駆動選択リレー244を介して、プローブの 種々の駆動コイルに向かわせることができ、例えば上山のプローブについて記載 した中央コイル、外側コイルあるいは調心コイルに向かわせることができる。選 択リレー244を介する駆動コイルへの出力及びバス188及び212を介する コンピュータ186がらの入力もソフトウェア制御下にある。そして、直角位相 検出ボード192のための電源供給電圧は電源248がら供給される。
直角位相検出ボード192は、適当なケーブルを介してプローブ196に結合さ れている。これは16チヤンネルボードであり、各特定のチャンネルはプローブ 196中の個々の感知コイルに接続されている。各チャンネルは感知コイルの低 周波出力を増幅し、直角位相成分によりそれを並列化し、出力をローパスフィル ターにかける。出力は、感知コイル出力の直角位相成分を表す2種のDC信号で ある。
これらのチャンネルの出力は以下のようにソフトウェア制御下に多重化される。
図21に示したのは、図19に示されるような16の直角位相検出手段204の 1つである。感知コイルからの出力は、ボード190上にある多重化及びシステ ム制御ユニット246の制御下にあるプリアンプ250に向がわせられる。プリ アンプ250からの出力は、ボード190上のローパスフィルタ232からの第 1の参照位相出力信号も受ける第1の4つの四分割マルチプライヤ252に供給 される。プリアンプ250からの出力は、さらにローパスフィルタ236からの 出力、即ち第1の参照信号とは位相のずれた第2の参照信号を受ける、第2の4 つの四分割マルチプライヤ254にも供給される。4つの四分割マルチプライヤ 252がらの出力は、ローパスフィルタ256を通り、そこから第1のマルチプ レクサ258に供給される。第2の4つの四分割マルチプライヤ254からの出 力は、ローパスフィルタ260を通り、そこから第2のマルチプレクサ262に 供給される。
マルチプレクサ258及び262の全体で、ボード192上のマルチプレクサ手 段2゜6を含む。プローブ196の感知コイルのチャンネル204のそれぞれか らの出力信号は等しくマルチプレクサ258及び262に向がわされる。このマ ルチプレクサ258及び262の信号獲得は、図20に見られるようにボード1 90上のマルチプレクサ及びシステムコントロール制御モジュール246の制御 下にある。マルチプレクサ258からの第1のプローブ出力は、ボード194上 のA−D変換器208への入力であり、マルチプレクサ262からの第2のプロ ーブ出力は、ボード194上のA−り変換器208への入力である。デジタル形 への変換の後、信号はコンピュータ186上での適当な処理とディスプレイのた めにコンピュータバス188に供給される。
要約すると、図19.20及び21に示した部品については、少なくとも1つの 選択された周波数の選択されたAC信号を発生するための信号発生手段とともに 上記したような適当なプローブを含む、構造的欠陥検出システムが示されている ものである。駆動選択手段は独立して前記信号をプローブの駆動コイルの1つに 伝達する。プローブのトランスデユーサ手段と関連する信号処理手段は複数のト ランスデユーサ手段のそれぞれにおいて独立して出力信号を処理し、複数のトラ ンスデユーサ手段の出力信号中の相違を示すその出力を生成する。
上記のプローブにおいて示したように、好ましくはトランスデユーサ手段は感知 コイルまたはホール効果センサを含む。さらに、これらのボード上に示したよう に、信号発生手段は駆動信号及び第1及び第2の参照信号を発生し、少なくとも 第2の参照信号は駆動信号及び第1の参照信号とは位相において異なっている。
駆動信号はまた、第1の参照信号と異なっていてもよく、例えば位相が45°ず れていてもよい。従って、第1の参照信号は0位相信号、即ちサイン信号であり 、駆動信号は45°位相駆動信号であり、第2の参照信号は90°位相駆動信号 、即ちコサイン信号であってもよい。
駆動選択手段は駆動信号により選択された駆動コイルを駆動し、信号処理手段は 第1及び第2の参照信号の両方と関連して各トランスデユーサの出力信号を加工 し、それに応答して出力を発生する。この出力は、ボード192の直角位相検出 法を用いることにより、位相及び大きさの両成分を有する。
一般には、図19.20及び21に示したように、本発明は構造物中の欠陥を検 出する方法を使用し、該方法においては、図19.20及び210部品は上記し たプローブと共に利用される。プローブは試験される構造物の領域に関連する位 置に置かれる。AC駆動信号及び第1及び第2のAC参照信号が、少なくとも第 2の参照信号が位相において駆動信号及び第1の参照信号とは異なるように発生 される。駆動コイルは駆動信号により駆動され、構造物中に渦電流を導入する。
検出器中の感知コイルあるいは他のトランスデユーサ手段は、構造物中の渦電流 に応答して生成される出力信号のために個々に信号を送られる。これらの出力信 号は、第1及び第2の参照信号の両方と関連して処理され、これに応答して位相 及び大きさの両成分を有する多重成分出力信号が発生される。それぞれのトラン スデユーサ手段の多重成分出力信号の位相及び振幅成分の比較を行うことにより 、構造物中の欠陥を検出することができる。
ここで図22及び23を参照すると、図19の独立した直角位相プローブ204 の出力信号の位相及び大きさ成分の両方の有用性が示されている。図7.8.9 及び10のグラフのように個々のセンサコイルの出力が水平軸に沿ってプロット されている。垂直軸は相対的大きさを表す。大きさ及び位相の両方がプロットさ れている。第1の層の信号は図22のものであり、高周波信号を用いて最も良く 検出され、非常に小さい大きさの位相成分263及び高い相対的大きさの振幅成 分264を有する。下層に存在する下に埋まった層中の欠陥を示す信号について は、図23に示すように振幅成分265は高い相対大きさを有するが、その位相 成分266は、第1の層の信号とは異なり、これも高い相対大きさを有する。図 22及び23を比較すると、位相の相対大きさは、第1の層から第2の層へと欠 陥の深さが増加するにつれて増加していることが判る。従って、留め真穴周辺の 欠陥の深さを区別することができ、即ち各感知コイルで検出された位相及び信号 の大きさの成分の両方を見ることにより、欠陥が第1の層あるいは第2の層のい ずれにあるかを区別することができる。
上記に引用した米国特許第4.459,466号において言及されているように 、上部層におけるひび割れを検出するためには高い周波数が最も適しており、一 方、下部層のひび割れを検出するためにはより低い周波数を使用する必要がある 。図20に示したボードのプログラマブル周波ソース214によれば、約20H z〜約20kHzの有用な範囲の適当な検出周波数を選択することが可能である 。一般に、クランク応答の大きさはひび割れのサイズに比例する。さらに、ひび 割れ応答の位相及びスペクトル内容及び周波数依存性はひび割れの特徴にシステ マティックな形で関連する。
表面近くあるいは第1の層のひび割れについては、図22に示した通り高い周波 数の応答が鋭敏であり、それが近い部分のひび割れであることを示す位相応答を 有する。第2の層のひび割れは、低い周波数の応答中においてのみ検出されるこ とになる。それはより広く、より鋭敏でない応答を示すことになる。さらに図2 3に示したように、位相応答はひび割れが構造物中のより深い部分から生じてい ることも示すことになる。
一般的に考えると、中央駆動コイルにより発生された渦電流分布はプローブの周 りに均一には分布しない。隣接する構造的な縁、プローブの置き方等が電流分布 に歪みを生じさせ、プローブ感知コイルで測定されることになる。理論に拘束さ れることは望まないが、現在のところプローブ応答の全体はこれらの効果の線形 重畳として扱うことができると考えられる。チェックされる表面に対してプロー ブが傾いたり持ち上がったりすることは、プローブがチェックされる留め具から 中心がずれていることと同様にひび割れ応答に影響を及ぼすが、その程度は小さ いものである。現在のところ、プローブ応答のトータルはひび割れ応答に、隣接 する構造による応答、中心がずれていることによる応答、持ち上がりによる応答 、留め具自体に関する応答をプラスしたものの合計であると考えられる。
上述したプローブ及び回路機構を使用することにより、ひび割れ応答ではない応 答を除去して、隣接する構造による応答がらひび割れ応答を区別することができ る。記載したように、構造物の幾何学的形状は、特に第2の層のひび割れについ て渦電流応答をマスクすることになる。さらに、表皮部分の厚さ及び縁から穴ま での距離もこれに影響する。図7.8.9及び1oについて記載したように、外 側駆動コイルを使用することにより、感知コイルアレイは、隣接する構造にのみ 依存し、留め具穴には感受性を有しない応答を感知する。そしてこの応答は留め 具穴に感受性を有する中央駆動コイルからの応答に換算することができる。換算 した後、隣接する構造の応答を除去して構造的な応答から直接ひび割れの存在の 結果である応答を区別する。言い換えると、中央駆動コイルの作動に対する応答 は構造的な影響とひび割れ成分を含んでおり、外側駆動コイルからのものは構造 的な影響のみを含んでおり、この構造的影響は換算して構造による応答を除去す るのに使用することができる。
同様な方法により、持ち上がり(プローブ面が試験される表面について完全に平 行であるが上方にある)、傾斜または傾斜した持ち上がり(プローブ面が試験さ れる表面に対して角度を有している)、あるいは中心がずれていることによる応 答も除去することができる。傾斜、持ち上がり及び中心のずれは表面の特徴に関 連する。これらの表面の特徴に対するプローブの応答は表面に近い渦電流により 優勢に発生される。多重周波数法を使用することにより、高い周波数での測定で 、構造物のより深い部分から発生する効果から表面に近い効果を単離することが できる。さらに、傾斜、持ち上がり及び中心のずれによる応答は特徴的な位相応 答を有する。これらを高い周波数で測定することにより、これらを換算し低周波 数での応答から除去することができる。これは高周波数応答を低周波数応答に換 算することにはほぼ直線的な関係があるがらである。これにより傾斜、持ち上が り及び中心のずれによる応答を除去することができる。
中心のずれによる応答の除去を図24及び25に示した。前のグラフと同様に、 水平軸は個々のセグメントを表し、垂直軸は相対的大きさを表す。図24の線2 67は中心がずれていることに対する補償がない出力を表している。中心のずれ を前記応答線について補償した場合が線268により示されている。中心のずれ に対する補償がされないと、線267で表されるような線であり得るひび割れの 応答を検出することは困難であろう。しかし、中心に対する補償がなされた後に は、線268よりひび割れが存在しないことは明らかである。これは、線269 が中心に位置させる補償の前の応答を表し、線270が中心に位置させる補償を 行った場合を示す図25と比較される。線270は、線269においてはそれが 中心のずれによる応答を含んでいるために単純には明らかでないひび割れの存在 を示している。
欠陥を有しない留め具について、直角位相検出を使用し、「インピーダンスダイ アグラム」上(この場合、応答の実在の成分を横座標にプロットし、応答の仮想 の成分を縦座標にプロットする擬似インピーダンスダイアグラム上)にプロット すると、一般には全ての応答は起源のものに近いものとなるが、もし中心のずれ が存在すると、実在の成分は個々のセンサについて仮想の成分よりも変化する。
これに対して、傾斜または持ち上がりがあると、仮想の成分は実在の成分よりも 大きな程度で変化する。これらの特徴により、持ち上がり、中心のずれの結果に よる誤った応答を特定し、除去することができる。
留め具も誤った応答を生成し得る。留め具の頭部はい(らか楕円の形状を有し得 、この頭部のパターンが異なったり、留め具穴が傾斜している可能性がある。
そのような留め具の特徴による応答は一般に表面の形状の位相の特徴を有するが 、表面に近いひび割れのスペクトル応答特性は有しない。留め具について対称な 円錐形の角度や大きめの穴の変化はプローブ応答のDCシフトに影響するだけで 、それらは対称であるのでプローブ応答には影響しない。
従って、図26のフローチャートに示したような以下のステップが、種々の応答 を峻別し、例えば留め具穴におけるひび割れのような欠陥を区別するのに使用さ れる。図26のステップ272においては、欠陥を有しないことが判っている留 め具穴を測定することによりプローブのカリブレーションが行われる。そして検 出器はステップ274において、高周波数信号及び出力276におけるリアルタ イムディスプレイを使用して中心に置かれる。上記したように直角位相分析の実 在の成分を使用して、適当なリアルタイムディスプレイにおいて個々のセンサ応 答の間の変化が殆ど見られなくなるまでプローブを移動させることができる。
ステップ278において殆ど中心に置かれたプローブにおいて、高周波信号によ り中央ドライブが駆動され、次にやはりこの高周波信号により外側ドライブが駆 動される。次いで図7から10について説明したような方法を使用して、第1の 層における欠陥は出力280においてリアルタイム出力として観察される。ステ ップ282においては、中央ドライブは今度は低周波信号によって駆動され、中 心のずれ及び持ち上がりの補償の決定のために高周波信号と比較される。傾斜、 持ち上がり及び中心のずれは多くは表面的な影響であるので、これらは高周波信 号中に検出可能であり、適当に換算された高周波信号を使用することによって低 周波信号から除去することができる。このような補償はステップ284で行われ る。ステップ286においては、外側ドライブは低周波信号で駆動されて隣接す る構造を検出する。このような隣接する構造の補償は、ステップ288で行われ る。カリブレーションステップ272からの入力は次にステップ290において 、欠陥がないことが判明している隣接する穴からの内側及び外側駆動応答の両方 を換算するのに使用される。そのような換算の際、第2の層の欠陥は出力292 において明らかであり、欠陥が特定されると、プローブはステップ294におい て次の穴に移動される。
隣接する穴をカリブレーションに使用するのとは異なり、プローブあるいはその 個々の部分を移動することができる、中央コイルが駆動されたときに発生される 渦電流中の電流密度は、留め具穴に隣接した位置から、プローブのボディの下に 位置するが留め具穴からは離れた最大値まで増加し、そしてプローブのボディの 外側の最小値に下降する。中央駆動コイル及び外部駆動コイルの間の実質的中間 にある位置で最大電流密度になるという利点が得られる。
図27aに示したように、本発明のプローブ296が構造物300中にある留め 具298上に置かれる。プローブ296は、プローブ296の外側直径よりも大 きい内部直径を有する円形ガイド302内にはめ込まれている。そしてガイド3 02内においてガイド302の範囲内での円形状の動きでプローブを運動させる ことによってプローブ296をガイド302内で振動させることができる。この 運動は図27bに示した。図27bにおいては、中央コイルの通路が線304に よって示されており、適当な代表的感知コイルの通路が線306で表されている 。プローブはそれを回転させることなくガイド302内でプローブの中心につい て振動される。中央コイルと感知コイルは、図27bの線304及び306によ って示された軌道を通って運動する。プローブの感知コイルはこのようにして振 動されるが、プローブ自体の回転の中心については回転しない。
図28aにおいては、別の運動方法が示されている。軸心308がプローブ31 0にプローブの中央コアから中心をずらして装着されている。軸心308は、実 質的に留め具312の中心とともに中心に位−する。そしてプローブは軸心30 8について回転し、これは軸心308の軸に沿った回転の中央線について中央コ イル及び感知コイルの位置を変える。これはプローブをこの軸に対して回転させ るものである。中心のずれた回転運動の通路は図28bに示した。
別の実施態様を図29aに示した。この実施態様においては、感知コイル314 が、中央駆動コイル320を含むボディ318から独立したボディ316中に位 置している。軸心322がボディ318に結合され、ボディ316の周りに装着 されたケース324内でボディ318を回転させる。感知コイルはその位置に止 まる炉、駆動コイルは留め具326の中心から中心のずれた回転をする。これは 図28bにおいて検出器全体について見られた回転と等価であるが、中央駆動コ イルを含むプローブの主ボディのみがそのように回転する。この中心のずれた回 転の通路は図29bに示した。
図27bに示したのと同様な方法で、中央ボディ318及びその駆動コイル32 0はケース324に沿って振動できる(ただし、回転については固定されている )。
いずれの場合においても、軸心の軸は実質的にボディ316の中心、即ち感知コ イル314の中心にある。
図1 先行技術 図2 図30− 図3b 図4 図5 図6 図7 感知エレメント 図8 1357’/111315/ 感知エレメント 図9 ノ 3579 ツノ ノ3 ノー5− l感知エレメント 図10 図11 図13 図14 図16 図18 図19 図20 図22 図23 24 と−8ノθ ノ2 /4 必 感知エレメント 2 4 6 8 10 /2 /4 /(a感知エレメント 図25 24 乙 δ 10 /2 /4 /4感知エレメント 図26 図27. 図27b ρCT/US 93100419

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.高透磁率物質から形成されたボディであって、中央コアと該中央コアから離 れた追加の壁部を含むような形であり、前記中央コアはその上に巻かれた中央コ ア駆動コイルを有する前記ボディ、前記追加の壁部に関連してアレイの形態で配 置される複数の感知コイル、及び前記追加の壁部の上に巻かれ、前記コア駆動コ イルからは独立したもう1つの駆動コイルを含むことを特徴とする渦電流プロー ブ。
  2. 2.高透磁率物質から形成されたボディであって、中央コアと、該中央コアから 発して径方向に伸びる壁部と、前記径方向に伸びる壁部から伸びる円周状に伸び る前記コアと同心の壁部を含むような形であって、前記中央コアはその上に巻か れたコア駆動コイルを有し、前記円周状に伸びる壁部は、前記径方向に伸びる壁 部から離れた端部を有し、前記端部は複数の隙間を有し、該隙間は端部を複数の 対称な独立した分割部分に分けており、これらは円周伏に伸びる壁部上に対称に 配置され、これらの分割部分は軸が中央コアの軸に実質的に平行であるように伸 びるような形状にある前記ボディ、前記分割部分の数と同数の複数の独立した感 知コイルであって、分割部分のそれぞれの1つの周りに感知コイルのそれぞれの 1つが巻かれ、各分割部分がその周りに巻かれた独立した感知コイルを有する前 記感知コイル、及び円周伏に伸びる童部の外側の周りに巻かれる外側の駆動コイ ルを含むことを特徴とする渦電流プローブ。
  3. 3.前記外側駆動コイルが前記コア駆動コイルから独立していることを特徴とす る請求項2記載の渦電流プローブ。
  4. 4.前記複数の隙間と複数の分割部分との全部で、実質的に直線的な側面の隙間 を形成する開口部により分離される実質的にプリズム状の分割部分からなる城壁 型の構造物を形成することを特徴とする請求項2記載の渦電流プローブ。
  5. 5.高透磁率物質から形成されたボディであって、中央コアと、該コアから発し て径方向に伸びる壁部と、前記径方向に伸びる壁部から伸びる円周伏に伸びる前 記コアと同心の壁部を含むような形で、前記中央コアはその上に巻かれたコア駆 動コイルを有し、円周伏に伸びる壁部は前記径方向の壁部から離れた端部を有し 、前記端部は複数の隙間を有し、該隙間は端部を複数の対称な分割部分に分けて おり、これらは円周状に伸びる壁部の周りに対称に位置しており、各分割部分は 中央コアの軸に実質的に垂直である平面中で空間に位置する部分を含むような形 状を有する前記ボディ、及び分割部分の数と同数の複数の感知コイルであって、 感知コイルのそれぞれの1つが、前記平面に位置するそれぞれの分割部分の1つ の前記部分の周囲に巻かれ、それぞれの独立した分割部分はその周りに巻かれた 独立した感知コイルを有するものである感知コイルを含むことを特徴とする渦電 流プローブ。
  6. 6.さらに、円周状に伸びる壁部の外側の周りに巻かれた外側駆動コイルを含む ことを特徴とする請求項5記載の渦電流プローブ。
  7. 7.高透磁率物質から形成された第1のボディであって、中央コアと、該コアか ら発して径方向に伸びる壁部と、前記径方向に伸びる壁部から伸びる円周状に伸 びる前記コアと同心の壁部を含むような形であり、前記中央コアはその上に巻か れた中央コア駆動コイルを有し、前記円周状に伸びる壁部は、径方向に伸びる壁 部から離れたへり部を有する前記第1のボディ、第1のボディとは構造的に独立 したもう1つのボディであって、複数の個々の部分に対称に分割可能なものであ り、前記円周状に伸びる壁部上に前記へり部に関連して装着されているもう1つ のボディ、及び前記もう1つのボディの部分の数と同数の複数の独立したトラン スデューサ手段であって、渦電流を感知するためのものであり、前記もう1つの ボディ上に位置し、トランスデューサ手段のそれぞれの1つが前記部分のそれぞ れの1つについて位置し、各独立した部分がそれと作動的に関連する独立したト ランスデューサ手段を有しており、全部で円周状に伸びる壁部の端部について対 称な少なくとも1つのアレイの形で配向される複数のトランスデューサ手段を含 むことを特徴とする渦電流プローブ。
  8. 8.前記トランスデューサ手段のそれぞれが感知コイルを含んでおり、感知コイ ルは、感知コイルのそれぞれの1つが前記部分のそれぞれの1つに位置して、各 独立した部分がそれと作動的に関連する独立した感知コイルを有するように、前 記もう1つのボディ上に位置し、複数の感知コイルは全部が前記円周状に伸びる 壁部の端部について対称な少なくとも1つのアレイの形で配向されることを特徴 とする請求項7記載の渦電流プローブ。
  9. 9.前記もう1つの部分の少なくとも部分は高透磁率物質から形成されているこ とを特徴とする請求項8記載の渦電流プローブ。
  10. 10.前記部分のそれぞれが高透磁率物質から形成されている部分のコアを有す ることを特徴とする請求項9記載の渦電流プローブ。
  11. 11.さらに、前記感知コイルの数と同数の複数の独立したフェライトコアを含 み、該複数の独立したフェライトコアは前記もう1つのボディに装着され、独立 した感知コイルの1つが前記独立したフェライトコアのそれぞれの1つの周りに 巻かれていることを特徴とする請求項8記載の渦電流プローブ。
  12. 12.感知コイルは、前記もう1つのボディが第1のボディ上に装着されたとき に各感知コイルの軸が第1のボディの中央コアの軸と実質的に平行に位置するよ うにもう1つのボディ上に配向されることを特徴とする請求項8記載の渦電流プ ローブ。
  13. 13.感知コイルは、前記もう1つのボディが第1のボディ上に装着されたとき に各感知コイルの軸が第1のボディの中央コアの軸と実質的に垂直な平面上で空 間中に位置するようにもう1つのボディ上に配向されることを特徴とする請求項 8記載の渦電流プローブ。
  14. 14.前記円周状に伸びる壁部の外側の周りに巻かれる外側駆動コイルをさらに 含むことを特徴とする請求項7記載の渦電流プローブ。
  15. 15.前記円周状に伸びる壁部の外側の周りに巻かれる外側駆動コイルをさらに 含むことを特徴とする請求項12記載の渦電流プローブ。
  16. 16.前記円周状に伸びる壁部の外側の周りに巻かれる外側駆動コイルをさらに 含むことを特徴とする請求項13記載の渦電流プローブ。
  17. 17.前記複数の感知コイルは第1の環状アレイ及び第2の環状アレイに分けら れており、第1の環状アレイは中央コアから第1の半径距離に広がって位置し、 第2の環状アレイは中央コアから第2の半径距離に広がって位置し、第1の半径 距離と第2の半径距離は異なるものであることを特徴とする請求項8記載の渦電 流プローブ。
  18. 18.前記中央コアは中空であり、第1のボディからは独立した内部コアボデイ であって、中央突起を有し、前記第1のボディの中空コア中にはめ込まれ保持さ れるためのサイズと形を有する内部コアボディ、及び内部コアボディの中央突起 の周りに巻かれる調心コイルをさらに含むことを特徴とする請求項8記載の渦電 流プローブ。
  19. 19.上記トランスデューサ手段のそれぞれはホール効果センサエレメントを含 み、該ホール効果センサエレメントのそれぞれの1つは前記部分のそれぞれの1 つに位置してホール効果センサエレメントは前記もう1つのボディ上に位置し、 前記独立した部分のそれぞれはそれと作動的に関連した独立したホール効果セン サエレメントを含み、複数のホール効果センサーエレメントは全部が円周状に伸 びる壁部の端部に関して対称な少なくとも1つのアレイの形に配向されることを 特徴とする請求項7記載の渦電流プローブ。
  20. 20.前記第1のボディに関連する、前記第1のボディを前記中央コアの中心か らずれた点の周りの閉鎖軌道内で運動させる手段をさらに含むことを特徴とする 請求項7記載の渦電流プローブ。
  21. 21.高透磁率物質から形成されたボディであって、中央コアと、該中央コアか ら発して径方向に伸びる壁部と、前記径方向の壁部から伸びる円周状に伸びる前 記中央コアと同心の壁部を含むような形とされ、前記中央コアは中心軸を有し、 前記中央コアはその上に巻かれたコア駆動コイルを有する前記ボディ、複数の独 立した渦電流を感知するためのトランスデューサ手段であって、円周状に伸びる 壁部について作動的な関係において対称な環状アレイに形に位置するトランスデ ューサ手段、及び前記ボディを所定の軌道内で運動させる手段を合むことを特徴 とする渦電流プローブ。
  22. 22.前記ボディを所定の閉鎖軌道内で運動させる手段が、前記ボディを中心が ずれた軸の周りの軌道内を運動させるものであり、前記中心がずれた軸は前記中 央コアの軸に平行であるが半径方向に離れているものであることを特徴とする請 求項21記載の渦電流プローブ。
  23. 23.前記ボディが前記中心のずれた軸の周りを回転することを特徴とする請求 項22記載の渦電流プローブ。
  24. 24.前記ボディが前記中心のずれた軸の周りを振動するが前記中心のずれた軸 の周りを回転しないことを特徴とする請求項22記載の渦電流プローブ。
  25. 25.高透磁率物質から形成された第1のボディであって、中央コアと、該コア から発して径方向に伸びる壁部と、前記径方向の壁部から伸びる円周状に伸びる 前記コアと同心の壁部を含むような形とされ、前記中央コアはその上に巻かれた コア駆動コイルを有する前記第1のボディ、第1のボディとは構造的に独立した もう1つのボディであって、複数の個々の部分に対称に分けられ、第1のボディ の円周状に伸びる壁部に動くことができるように関連するもう1つのボディ、前 記もう1つのボディの前記部分の数と同数の複数の独立したトランスデューサ手 段であって、渦電流を感知するためのものであり、前記もう1つのボディ上に位 置し、トランスデューサ手段のそれぞれの1つが前記部分のそれぞれの1つに位 置して前記独立した部分のそれぞれがそれと作動的に関連する独立したランスデ ューサ手段を含み、複数のトランスデューサ手段が全部で円周状に伸びる壁部の 端部について対称な少なくともも1つのアレイの形に配向されている前記トラン スデューサ手段、及び前記もう1つのボディに対して閉鎖された所定の軌道内で 第1のボディを運動させる手段を含むことを特徴とする渦電流プローブ。
  26. 26.前記もう1つのボディが中央軸を有し、前記もう1つのボディの中央軸が 第1のボディの中央コアの軸に平行であるが半径方向に離れて位置し、前記もう 1つのボディに対して閉鎖された所定の軌道内で第1のボディを動かす手段が、 前記第1のボディを、前記もう1つのボディの中央軸を中心とし、前記第1のボ ディの前記中央コアの軸からは中心がすれている軌道内を運動させるものである ことを特徴とする請求項25記載の渦電流プローブ。
  27. 27.前記第1のボディが前記もう1つのボディの中央軸の周りを回転すること を特徴とする請求項26記載の渦電流プローブ。
  28. 28.前記第1のボディが前記もう1つのボディの中央軸の周りを振動するが前 記もう1つのボディの中央軸の周りを回転しないことを特徴とする請求項27記 載の渦電流プローブ。
  29. 29.高透磁率物質から形成された第1のボディであって、コアから径方向に伸 びる径方向に伸びる壁部と、前記径方向の壁部から伸びる前記コアと同心の円周 状に伸びる壁部を含むような形とされ、前記中央コアはその上に巻かれたコア駆 動コイルを有し、前記円周状に伸びる壁部は前記径方向に伸びる壁部から離れた へり部を有する前記第1のボディ、及び第1のボディとは構造的に独立したもう 1つのボディであって、このもう1つのボディの周りの少なくとも1つのアレイ の形で対称に位置する複数のホール効果センサエレメントを有するもう1つのボ ディを有し、前記もう1つのボディは前記円周状に伸びる壁部のへり部上に装着 されることを特徴とする渦電流プローブ。
  30. 30.前記もう1つのボディがその中に一体に形成された前記ホール効果センサ エレメントを有する一体のボディであることを特徴とする請求項29記載の渦電 流プローブ。
  31. 31.高透磁率物質から形成された第1のボディであって、中空の中央コアと、 該中央コアから発し径方向に伸びる壁部と、前記径方向の壁部から伸びる円周状 に伸びる前記コアと同心の壁部を含むような形とされ、前記中空の中央コアはそ の上に巻かれたコア駆動コイルを有し、前記円周状に伸びる壁部は前記径方向に 伸びる壁部から離れた端部を有し、前記端部は前記端部を円周状に伸びる壁部に ついて対称に位置する対称な独立した複数の分割部分に分ける隙間を有し、前記 分割部分は前記中央コアの軸と実質的に平行な軸に沿って伸びる形である前記第 1のボディ、前記分割部分の数と同数の複数の独立した感知コイルであって、各 分割部分がその周りに巻かれた独立した感知コイルを有するように、前記分割部 分のそれぞれの1つの周りにそれぞれの1つが巻かれた感知コイル、及び前記第 1のボディの中空のコア中に位置する調心コイルを含むことを特徴とする渦電流 プローブ。
  32. 32.第1のボディから独立した内側コアボディであって、前記第1のボディの 中空のコア中にはめ込まれ保持されるサイズと形を有し、高透磁率物質から形成 された中央突起を有する内側コアボディをさらに有し、前記調心コイルが前記中 央突起の周りに巻かれていることを特徴とする請求項31記載の渦電流プローブ 。
  33. 33.前記円周状に伸びる壁部の外側の周りに巻かれた外側駆動コイルをさらに 含むことを特徴とする請求項31記載の渦電流プローブ。
  34. 34.高透磁率物質から形成された線形ボディであって、第1の稠実な細長い部 分、第1の複数の個々の分割部分、及び第2の個々の複数の分割部分を含み、稠 実な細長い部分はその稠実な細長い部分の細長い方向に沿って伸びる対向する側 部を有し、第1の複数の個々の分割部分は稠実な細長い部分の側部の第1のもの に沿って第1の線形アレイの形で配置され、第2の複数の個々の分割部分は稠実 な細長い部分の側部の第2のものに沿って第2の線形アレイの形で配置され、第 1のアレイの個々の分割部分はそれぞれ互いに離れており、おのおの稠実な細長 い部分に実質的に垂直で、互いに実質的に平行に配向されており、第2のアレイ の個々の分割部分はそれぞれ互いに離れており、おのおの稠実な細長い部分に実 質的に垂直で、互いに実質的に平行に配向されている、前記線型のボディ、前記 稠実な部分の側部の間の稠実部分の周りに巻かれた駆動コイル、及び第2の分割 部分と数が同数の複数の個々の感知コイルであって、感知コイルのそれぞれの1 つは第2の複数の分割部分のそれぞれの1つの上に巻かれ、第2の複数の分割部 分の各分割部分はその周りに巻かれた独立した感知コイルを有するようになって いる感知コイルを含むことを特徴とする渦電流プローブ。
  35. 35.前記ボディの辺縁部分の上に巻かれた外側駆動コイルをさらに含むことを 特徴とする請求項34記載の渦電流プローブ。
  36. 36.さらに、第2の稠実な細長い部分と、第3の複数の個々の分割部分を有す る前記ボディを含み、第2の稠実な細長い部分は側部を有し、第2の稠実な細長 い部分はその第1の側部に沿って前記第1の稠実な細長い部分に前記第1の細長 い稠実な部分の第2の側部上に結合され、第1及び第2の稠実な細長い部分は同 一平面を形成し、互いに平行であって、第2の線型アレイは前記第1と第2の細 長い部分の間に位置するようにされており、第2の駆動コイルは前記第2の稠実 な細長い部分の側部の間の前記第2の稠実な細長い部分の周りに巻かれており、 前記第3のアレイの個々の分割部分は互いに離間しており、それぞれ前記第2の 稠実な細長い部分に対して実質的に垂直で実質的に互いに平行に配向しており、 前記第3の複数の分割部分は前記第2の稠実な細長い部分の別の側部に沿って第 3の線形アレイの形で配置されることを特徴とする請求項34記載の渦電流プロ ーブ。
  37. 37.積層構造物を検査する方法であって、高透磁率物質から形成されたボディ を有し、該ボディは中央コアとその上に巻かれたコア駆動コイルと中央コアから 離れた追加の壁部をを含む形とされたものであって、さらに追加の壁部に関連し て位置する独立した複数の感知コイル及び追加の壁部の上に巻かれたもう1つの 駆動コイルを有するプローブを選択し、前記プローブを構造物に対して検査する 領域上のほぼ中心に位置するように置き、 コア駆動コイルを第1の交流周波数の第1の入力信号により駆動して構造物中に 渦電流を発生させ、 各感知コイルを、構造物中に発生された渦電流に関連する最初の出力信号を検出 するように作動させ、検出された最初の出力信号を、構造物の上層中にある欠陥 を示す偏差について分析し、 コア駆動コイルを第2の交流周波数の第2の入力信号により駆動し、構造物中に 渦電流を発生させ、ここで第2の交流周波数は、第1の周波数よりも低い周波数 であり、 各感知コイルを、構造物中に発生された渦電流に関連する別の出力信号を検出す るように作動させ、 各感知コイルにより検出された別の出力信号を記憶させ、前記外側駆動コイルを 前記第2の入力信号により駆動して構造物中で渦電流を発生させ、 構造物中に発生された渦電流に関連する追加の出力信号を検出するように感知コ イルを作動させ、 各感知コイルにより検出された追加の出力信号を記憶させ、前記個々の感知コイ ルのそれぞれからの記憶された追加の出力信号を記憶された個々の感知コイルの それぞれからの別の出力信号に換算し、換算された追加の出力信号を構造物の下 層の欠陥を示す偏差について前記別の出力信号と比較することを含むことを特徴 とする積層構造物を検査する方法。
  38. 38.コア暴動コイルを前記第1の入力信号で駆動してプローブを中心に位置さ せ、 前記感知コイルのそれぞれを作動させて前記構造物中に発生された渦電流に関連 する出力信号を検出し、 これらの検出された出力信号を、プローブが検査される領域の中心からずれてい ることを示す偏差について分析することを含むことを特徴とする請求項37記載 の方法。
  39. 39.さらに、各感知コイルで検出された最初の出力信号を記憶させ、記憶され た個々の感知コイルのそれぞれからの最初の出力信号を記憶された個々の感知コ イルのそれぞれからの別の出力信号に換算し、前記換算された最初の出力信号を 、プローブが検査される領域の中心からずれていること、及びプローブが検査さ れる領域に対して平行に向いていないことを示す偏差について別の出力信号と比 較するステップをさらに含むことを特徴とする請求項37記載の方法。
  40. 40.さらに、欠陥がないことが判っている積層構造物に対してプローブを置き 中心に位置させることによりプローブをカリブレートし、コア駆動コイルを第2 の入力信号で駆動し、各感知コイルを作動させて構造物中に発生した渦電流に関 するカリプレーション信号を検出し、 各感知コイルで検出されたカリプレーション信号を記憶させ、追加の出力信号を 前記カリプレーション信号と比較して換算係数を決定するステップ含むことを特 徴とする請求項37記載の方法。
  41. 41.積層構造物を検査する方法であって、高透磁率物質から形成されたボディ を有し、該ボディは中央コアとその上に巻かれたコア駆動コイルと追加の壁部を 含む形とされたものであって、追加の壁部は該追加の壁部に関連して位置する複 数の独立した感知コイルを有する検出器を選択し、 検査される領域のほぼ近くで積層構造物に対してプローブを置き、コアの中心軸 に平行でそれから半径方向に離れた中心からはずれた軸の周辺に中心が位置する 閉鎖軌道中でプローブを運動させ、コア駆動コイルを交流周波数で駆動して構造 物中に渦電流を発生させ、各感知コイルを作動させて構造物中に発生した渦電流 に関連する信号を検出し、検出された信号を、構造物の層中の欠陥を示す偏差に ついて分析することを含むことを特徴とする積層構造物を検査する方法。
  42. 42.プローブを中心からはずれた軸の周りを回転させることなく中心からはず れた軸の周りを振動させることにより、プローブを前記軌道中で運動させること を特徴とする請求項41記載の方法。
  43. 43.プローブを中心からはずれた軸の周りを回転させることにより、プローブ を前記軌道中で運動させることを特徴とする請求項41記載の方法。
  44. 44.積層構造物を検査する方法であって、高透磁率物質で形成された第1のボ ディを有し、該第1のボディはコア軸を有する中央コアとその上に巻かれたコア 駆動コイルを含む形状とされるプローブであって、さらにもう1つのボディを有 し、該もう1つのボディはもう1つのボディの中心軸を有し、該もう1つのボデ ィの中心軸の周りに位置する複数の独立した感知コイルを有し、前記もう1つの ボディは前記第1のボディのそばに位置し、前記もう1つのボディの中心軸はコ ア軸に平行であるが、それから半径方向に離れて位置するものであり、さらに、 第1のボディをもう1つのボディに対して所定の閉鎖軌道内で運動させるための 手段を有するプローブを選択し、検査される領域のほぼ近くで前記構造物に対し てプローブのもう1つのボディを置き、 前記もう1つのボディの軸の周辺に中心がある閉鎖軌道中を前記プローブの第1 のボディを運動させ、 コア駆動コイルを交流周波数の信号で駆動して構造物中に渦電流を発生させ、各 感知コイルを作動して構造物中に発生した渦電流に関連する信号を検出し、検出 された信号を、構造物の層中の欠陥を示す偏差について分析することを含むこと を特徴とする積層構造物を検査する方法。
  45. 45.もう1つのボディの軸の周りを前記第1のボディを回転させることにより 前記閉鎖軌道中で前記第1のボディを運動させることを特徴とする請求項44記 載の方法。
  46. 46.第1のボディをもう1つのボディの軸の周りで振動させ、もう1つのボデ ィの軸の周りの第1のボディの回転に対して固定した第1のボディを保持するこ とにより、前記第1のボディを前記閉鎖軌道内で運動させることを特徴とする請 求項44記載の方法。
  47. 47.渦電流による構造的欠陥検出システムであって、高透磁性物質から形成さ れるボディ、 複数の独立した駆動コイルであって、各駆動コイルはボディ上に独立して位置し 、各駆動コイルは各駆動コイル中を伝導する交流信号に応答して金属構造物中に 渦電流を誘導することができる前記駆動コイル、ボディに対して作動的な関係に おいて対称なアレイの形態で位置する複数の独立したトランスデューサ手段であ って、それぞれが金属構造物中の渦電流を感知し、感知した渦電流に応答して出 力信号を生成するためのものであり、各トランスデューサ手段は駆動コイルから は独立している前記トランスデューサ手段、選択された周波数の交流駆動信号を 発生するための信号発生手段、前記交流駆動信号により選択された駆動コイルの 1つを独立して駆動するための駆動選択手段であって、前記交流駆動信号は、前 記選択された1つの駆動コイルのみを伝導するものであり、これにより前記駆動 コイルの選択された1つのみによって渦電流が前記金属構造物中に誘導されるも のである駆動選択手段、及び複数のトランスデューサ手段と作動的に関連した信 号処理手段であって、複数のトランスデューサ手段のそれぞれの出力信号を独立 して同時に処理し、各トランスデューサ手段の独立して処理されたそれぞれの出 力信号から形成されたマルチプレックス信号を含む検出出力信号を生成するため の信号処理手段であり、前記独立して処理された出力信号のそれぞれは位相成分 と大きさの成分を有するものであり、前記検出された出力信号は前記複数のトラ ンスデューサ手段の出力信号の間の相違を示すものである信号処理手段を含むこ とを特徴とする渦電流による構造的欠陥検出システム。
  48. 48.トランスデューサ手段のそれぞれがボディに装着された感知コイルを含む ことを特徴とする請求項47記載の渦電流による構造的欠陥検出システム。
  49. 49.信号発生手段がさらに第1及び第2の参照信号を発生する手段を有し、第 2の参照信号は交流駆動信号及び第1の参照信号と位相が異なるものであり、駆 動選択手段は駆動信号で駆動コイルを駆動し、信号処理手段は第1及び第2の両 方の参照信号に関連して各トランスデューサ手段の出力信号を独立して同時に処 理するものであることを特徴とする請求項47記載の渦電流による構造的欠陥検 出システム。
  50. 50.金属構造物中の欠陥を検出する方法であって、高透磁率物質から形成され たボディを有し、その上に位置する少なくとも1つの駆動コイルであって該駆動 コイル中に伝導する交流駆動信号に応答して金属構造物中に渦電流を誘導するこ とができる駆動コイルを有するプローブであって、さらに該プローブは前記ボデ ィに対して作動的な関係にある対称なアレイの形で位置する複数の独立したトラ ンスデューサ手段を有し、各トランスデューサ手段は金属構造物中の渦電流を感 知することができ、感知した渦電流に応答して出力信号を発生でき、トランスデ ューサ手段は駆動コイルから独立したものであるプローブを選択し、 前記プローブを構造物と関連した位置に置き、前記駆動信号、第1及び第2の参 照信号を発生させ、ここで第2の参照信号は駆動信号及び第1の参照信号とは位 相において異なっており、選択された駆動コイルを駆動信号で駆動して構造物中 に渦電流を誘導し、トランスデューサ手段に構造物中に発生した渦電流に応答し て生成されたトランスデューサ出力信号のために信号を送り、各トランスデュー サ手段の出力信号を第1及び第2の参照信号の両方に関連して処理し、それに応 答して位相及び大きさの両方の成分を有する多重成分出力信号を発生し、 各トランスデューサ手段の多重成分出力信号の位相及び大きさの成分を比較し、 これにより構造物中の欠陥を検出することを含むことを特徴とする金属構造物中 の欠陥を検出する方法。
  51. 51.前記トランスデューサ手段のそれぞれがホール効果センサを含むことを特 徴とする請求項47記載の渦電流による構造的欠陥検出システム。
  52. 52.さらに前記駆動信号が、位相において前記第1の参照信号及び第2の参照 信号と異なっていることを特徴とする請求項49記載の渦電流による構造的欠陥 検出システム。
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