JPH0749969B2 - 容量型測定用変換器 - Google Patents
容量型測定用変換器Info
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- JPH0749969B2 JPH0749969B2 JP2132434A JP13243490A JPH0749969B2 JP H0749969 B2 JPH0749969 B2 JP H0749969B2 JP 2132434 A JP2132434 A JP 2132434A JP 13243490 A JP13243490 A JP 13243490A JP H0749969 B2 JPH0749969 B2 JP H0749969B2
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D5/00—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
- G01D5/12—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
- G01D5/14—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage
- G01D5/24—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance
- G01D5/241—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes
- G01D5/2412—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes by varying overlap
- G01D5/2415—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes by varying overlap adapted for encoders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
本発明は、直線的又は角度的な測定を行うための測定装
置に係り、特に、位置測定を行うための、改良された電
極形状を有する容量型測定用変換器に関するものであ
る。
置に係り、特に、位置測定を行うための、改良された電
極形状を有する容量型測定用変換器に関するものであ
る。
直線的及び角度的な測定を行うための多くの容量型測定
装置が開発されている。この容量型測定装置において
は、離散し、容量的に結合された電極のアレイがそれぞ
れ配置された2つの支持部材又はスケールが、相対的に
移動され、2つのスケールの相対位置が、電極のアレイ
によって発生する容量パターンの変化を感知することに
よって決定されている。典型的には、容量パターンは、
電極アレイの一方に複数の周期的な信号を供給し、電極
アレイの他方への伝達によって生じる信号のシフトを測
定することによって感知されている。このような測定装
置は、三次元座標測定システムや数値制御された仕上機
械のような大規模な測定装置から、携帯型ノギス、マイ
クロメータ等のような小規模な装置まで、広い適用範囲
を有している。 このような容量型測定装置の人気が高まっているのに加
えて、相対測定及び絶対測定の両者を達成する非常に多
様な形状やデザインが提案されている。
装置が開発されている。この容量型測定装置において
は、離散し、容量的に結合された電極のアレイがそれぞ
れ配置された2つの支持部材又はスケールが、相対的に
移動され、2つのスケールの相対位置が、電極のアレイ
によって発生する容量パターンの変化を感知することに
よって決定されている。典型的には、容量パターンは、
電極アレイの一方に複数の周期的な信号を供給し、電極
アレイの他方への伝達によって生じる信号のシフトを測
定することによって感知されている。このような測定装
置は、三次元座標測定システムや数値制御された仕上機
械のような大規模な測定装置から、携帯型ノギス、マイ
クロメータ等のような小規模な装置まで、広い適用範囲
を有している。 このような容量型測定装置の人気が高まっているのに加
えて、相対測定及び絶対測定の両者を達成する非常に多
様な形状やデザインが提案されている。
このような容量型測定装置の可能性を高めるべく、様々
な改良がなされているが、未だ、測定が達成可能な精度
を制限したり、又は、精度を補償するために測定装置の
製造コストが高くなったりするという問題点を有してい
た。特に、多くの適用分野においては、悪還流下で装置
が使用される場合であっても、低いコストで正確な測定
を行える性能が要求されている。その結果、もし装置が
使用状況の影響を非常に受け易い場合には、その使用
は、使用環境を制御する能力や、高価なデザイン又は製
造技術によって精度を得る必要性によって制限されてし
まうであろう。 即ち、既に述べたような相対移動可能な2つのスケール
を有するタイプの容量型測定装置を使用する際には、ス
ケール間のギャップが、重なりの全領域に亘って均一で
なければならない。経験及び理論的な計算によれば、XY
平面内における平行度が、精度に影響する最も重要な因
子である。このチルト(即ち、スケール面内における、
測定を意図する方向に対して垂直な軸の回りの、一方の
スケールの他方のスケールに対する回転)(TILT)に対
する感度が、2つのスケールの相対移動をガイドするサ
スペンションシステムの、与えられた機械的公差におけ
る達成可能な精度を制限する。又、精度の仕様が与えら
れている場合には、実際的でないか、又は、達成するの
に費用がかかり過ぎるような機械設計上の公差を要求す
るであろう。 本発明は、従って、容量型測定装置を得る際の、前記の
ような欠点を克服し、測定精度を向上することが可能な
電極構造を与えることを目的としている。
な改良がなされているが、未だ、測定が達成可能な精度
を制限したり、又は、精度を補償するために測定装置の
製造コストが高くなったりするという問題点を有してい
た。特に、多くの適用分野においては、悪還流下で装置
が使用される場合であっても、低いコストで正確な測定
を行える性能が要求されている。その結果、もし装置が
使用状況の影響を非常に受け易い場合には、その使用
は、使用環境を制御する能力や、高価なデザイン又は製
造技術によって精度を得る必要性によって制限されてし
まうであろう。 即ち、既に述べたような相対移動可能な2つのスケール
を有するタイプの容量型測定装置を使用する際には、ス
ケール間のギャップが、重なりの全領域に亘って均一で
なければならない。経験及び理論的な計算によれば、XY
平面内における平行度が、精度に影響する最も重要な因
子である。このチルト(即ち、スケール面内における、
測定を意図する方向に対して垂直な軸の回りの、一方の
スケールの他方のスケールに対する回転)(TILT)に対
する感度が、2つのスケールの相対移動をガイドするサ
スペンションシステムの、与えられた機械的公差におけ
る達成可能な精度を制限する。又、精度の仕様が与えら
れている場合には、実際的でないか、又は、達成するの
に費用がかかり過ぎるような機械設計上の公差を要求す
るであろう。 本発明は、従って、容量型測定装置を得る際の、前記の
ような欠点を克服し、測定精度を向上することが可能な
電極構造を与えることを目的としている。
本発明の一実施態様に従えば、容量型測定用変換器は、
相対変位可能であり、測定軸に対して変位可能な第1及
び第2の支持部材と、前記第1の支持部材上に配置され
た第1の電極構造と、前記第2の支持部材上に配置さ
れ、前記第1の電極構造に容量的に結合された第2の電
極構造とを備え、前記第1及び第2の電極構造の少なく
ともいずれか一方が、測定軸方向に多数分割され、且
つ、それぞれ、全体として測定軸方向に細長い形状を有
し、前記第1及び第2の電極手段のうち、測定軸方向の
長さが短い方の電極又は電極群の、少なくとも一方の端
部付近の形状が、前記第1及び第2の電極手段間の結合
度合に関して、該端部に向かうに従って例えば直線的に
減少するような形状とされている。 本発明の他の実施態様に従えば、容量型測定用変換器
は、第1の支持部材上に配置された第1及び第2の電極
構造と、第2の支持部材上に配置され、第3の電極構造
を介して第1と第2の電極構造間に信号を伝達するため
の、第1及び第2の電極構造と容量的に結合された第3
の電極構造とを含み、第1及び第2の電極構造の少なく
ともいずれか一方が、測定軸方向に多数分割され、且
つ、それぞれ、全体として測定軸方向に細長い形状を有
し、前記第1又は第2の電極構造のうち、測定軸方向の
長さが短い方の電極又は電極群の、少なくとも一方の端
部付近の形状が、前記第3の電極構造を介した前記第1
及び第2の電極構造間の結合度合に関して、該端部に向
かうに従って例えば直線的に減少するような形状とされ
ている。 好ましくは、前記変換器が、測定軸と整合して第1の支
持部材上に配置された第1電極のアレイと、測定軸と整
合して第2の支持部材上に配置され、第3電極アレイの
異なる部分が、支持部材の相対位置に依存して第1の電
極アレイと容量的に結合されるような第3電極のアレイ
と、第1電極アレイに対して整合して第1の支持部材上
に配置され、支持部材の相対位置に依存して第3電極ア
レイと容量的に結合するようにされた第2の電極とを備
え、第1電極アレイと第2の電極の一方が、少なくとも
1つの端部を有するように構成されている。 本発明の更に他の側面に従えば、第1の電極が、所定数
の近接した電極からなる連続したグループを構成するよ
うに配置され、各グループは波長Ltを有し、第2の電極
が、第1電極アレイの長さよりも短く、波長Ltの整数倍
に実質的に等しい長さを有する。好ましくは、前記第2
の電極は、その両端部がテーパ形状で終了するような形
状とされている。更に好ましくは、前記第2の電極が、
各端部の有効幅が、完全な幅から、波長Ltの整数倍に実
質的に等しい距離に亘って電極の各終端で終了するよう
なテーパ状とされている。 本発明の更に他の側面に従えば、第1電極のアレイが、
全体として、第2の電極の長さよりも短く、波長Ltの整
数倍に実質的に等しい長さの細長い形状を有する包絡線
を測定するように形成されている。前記第1電極アレイ
の包絡線は、好ましくは、更に、各電極の長さ及び/又
は幅が、完全な長さ及び/又は幅から、波長Ltの整数倍
に実質的に等しい距離に亘ってアレイの各終端で終了す
る略連続的なテーパ状の端部を含む。 これらの、及び他の本発明による新規な特徴及び利点
が、好ましい実施例についての次の詳細な説明に記載さ
れており、又はそれから明らかであろう。 例えば、前記第1の電極手段が、測定軸方向に関して前
記第2の電極手段よりも短い長さを有し、前記第1の電
極手段が、前記第1及び第2の電極手段の一方を構成す
ることができる。 更に、前記第1の電極手段の長さを、波長Ltの整数倍に
実質的に等しくすることができる。 又、前記第1及び第2の電極手段が、それぞれ、離散し
た電極のアレイを有し、該電極のそれぞれが、測定軸方
向に関して長さと幅を有し、該電極の長さや幅のサイズ
が、前記直線的に減少する結合度合を達成するように、
前記少なくとも1つの端部の連続的なテーパを有するが
できる。 更に、前記電極を均一な矩形状とし、前記連続的なテー
パを直線とすることができる。 又、前記第1の電極手段が、前記第1及び第2の電極手
段の一方を構成して、測定軸方向に関して前記第2の電
極手段よりも短い長さを有し、第1の矩形状部と、該矩
形状部の両端から伸びて、前記少なくとも1つの端部を
構成する第2及び第3の端部の3つの部分を有すること
ができる。 更に、前記第1の電極手段の電極が、N個(Nは1より
大きい整数)の近接した電極の連続したグループを構成
するように周期的に配列され、各グループは波長Ltを有
し、前記第1の電極手段の長さが、波長Ltの整数倍に実
質的に等しく、前記第2及び第3の端部が、波長Ltの整
数倍に実質的に等しい長さを有することができる。 又、前記第2及び第3の端部が、それぞれ、測定軸方向
に関して、波長Ltの整数倍に実質的に等しい長さを有す
ることができる。 又、前記第2及び第3の端部が、それぞれ、前記直線的
に減少する結合度合を得るように、測定軸方向に関して
連続的にテーパとなる有効幅を有することができる。 更に、前記各有効幅のテーパを直線とすることができ
る。 更に、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、前記第2
の電極手段の中心線に関して対称な三角形状とすること
ができる。 又、前記第1の電極手段が、N個(Nは1より大きい整
数)の隣接した電極の連続したグループを構成するよう
に周期的に配列された、離散した第1の電極のアレイを
有し、各グループは波長Ltを有し、前記第1及び第2の
電極手段の一方を構成し、測定軸方向に関して前記第2
の電極手段の長さよりも短く、波長Ltの整数倍に実質的
に等しい長さを有することができる。 更に、前記第2及び第3の端部が、それぞれ、測定軸方
向に関して、波長の整数倍に実質的に等しい長さを有す
ることができる。 更に、前記第2の電極手段を矩形状とすることができ
る。 更に、前記第1の電極手段の第1の電極が、それぞれ、
測定軸方向に関して長さと幅を有し、前記第2及び第3
の端部における第1の電極の長さや幅が、前記直線的に
減少する結合度合を得るように、連続的にテーパするサ
イズを有することができる。 更に、前記第3の電極手段が、離散した第3の電極のア
レイを有し、該第3の電極を均一な矩形状とし、前記連
続的なテーパを直線とすることできる。 又、前記検出電極手段が矩形の形状を有し、前記包絡線
の第2及び第3の端部が、それぞれ、送信波長の整数倍
と実質的に等しい距離に亘って延びていることができ
る。 更に、前記第1の送信電極が、それぞれ、測定軸方向に
関して長さと幅を有し、前記第2及び第3の端部におけ
る第1の送信電極の長さや幅が、前記直線的に減少する
結合度合を得るように、連続的にテーパするサイズを有
することができる。 更に、前記第1の受信電極を、均一な矩形の形状とし、
前記連続的なテーパを直線とすることができる。 更に、前記第2及び第3の端部における第1の送信電極
の長さのみを連続的なテーパとし、前記第2及び第3の
端部を、それぞれ、前記第1の送信電極アレイの中心線
に関して対称な三角形状とすることができる。 又、前記第2及び第3のテーパ状端部を、それぞれ、対
称な三角形状とすることがでる。 更に、前記第1の電極アレイ手段が、第1の電極の連続
するグループが、同じ数の近接した第1の送信電極によ
って形成されるように、測定軸に沿って互いに間隔を開
けて配置された第1の電極を有し、各グループが波長Lt
を有し、測定軸方向に関する前記第3の電極手段の長さ
が、前記第1の電極アレイ手段の包絡線の所定長さより
も短く、波長Ltの整数倍に実質的に等しくすることがで
きる。 更に、前記第2及び第3のテーパ状端部を、それぞれ、
前記測定軸方向に関して、波長Ltの整数倍に実質的に等
しい長さとすることができる。 又、前記各テーパ状端部を、それぞれ、前記測定軸方向
に関して、前記波長の半分に実質的に等しい長さとする
ことができる。 又、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、対称な三角
形状とすることができる。 更に、前記第1の電極アレイ手段が、第1の電極の連続
するグループが、同じ数の近接した第1の電極によって
形成されるように、測定軸に沿って互いに間隔を開けら
れた第1の電極を有し、各グループが波長Ltを有し、前
記第1の電極アレイ手段の包絡線の長さが、前記第3の
電極手段の長さよりも短く、波長Ltの整数倍に実質的に
等しくすることができる。 更に、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、前記測定
軸方向に関して、波長Ltの整数倍に実質的に等しい長さ
とすることができる。 又、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、前記測定軸
方向に関して、前記波長Ltの半分に実質的に等しい長さ
とすることができる。
相対変位可能であり、測定軸に対して変位可能な第1及
び第2の支持部材と、前記第1の支持部材上に配置され
た第1の電極構造と、前記第2の支持部材上に配置さ
れ、前記第1の電極構造に容量的に結合された第2の電
極構造とを備え、前記第1及び第2の電極構造の少なく
ともいずれか一方が、測定軸方向に多数分割され、且
つ、それぞれ、全体として測定軸方向に細長い形状を有
し、前記第1及び第2の電極手段のうち、測定軸方向の
長さが短い方の電極又は電極群の、少なくとも一方の端
部付近の形状が、前記第1及び第2の電極手段間の結合
度合に関して、該端部に向かうに従って例えば直線的に
減少するような形状とされている。 本発明の他の実施態様に従えば、容量型測定用変換器
は、第1の支持部材上に配置された第1及び第2の電極
構造と、第2の支持部材上に配置され、第3の電極構造
を介して第1と第2の電極構造間に信号を伝達するため
の、第1及び第2の電極構造と容量的に結合された第3
の電極構造とを含み、第1及び第2の電極構造の少なく
ともいずれか一方が、測定軸方向に多数分割され、且
つ、それぞれ、全体として測定軸方向に細長い形状を有
し、前記第1又は第2の電極構造のうち、測定軸方向の
長さが短い方の電極又は電極群の、少なくとも一方の端
部付近の形状が、前記第3の電極構造を介した前記第1
及び第2の電極構造間の結合度合に関して、該端部に向
かうに従って例えば直線的に減少するような形状とされ
ている。 好ましくは、前記変換器が、測定軸と整合して第1の支
持部材上に配置された第1電極のアレイと、測定軸と整
合して第2の支持部材上に配置され、第3電極アレイの
異なる部分が、支持部材の相対位置に依存して第1の電
極アレイと容量的に結合されるような第3電極のアレイ
と、第1電極アレイに対して整合して第1の支持部材上
に配置され、支持部材の相対位置に依存して第3電極ア
レイと容量的に結合するようにされた第2の電極とを備
え、第1電極アレイと第2の電極の一方が、少なくとも
1つの端部を有するように構成されている。 本発明の更に他の側面に従えば、第1の電極が、所定数
の近接した電極からなる連続したグループを構成するよ
うに配置され、各グループは波長Ltを有し、第2の電極
が、第1電極アレイの長さよりも短く、波長Ltの整数倍
に実質的に等しい長さを有する。好ましくは、前記第2
の電極は、その両端部がテーパ形状で終了するような形
状とされている。更に好ましくは、前記第2の電極が、
各端部の有効幅が、完全な幅から、波長Ltの整数倍に実
質的に等しい距離に亘って電極の各終端で終了するよう
なテーパ状とされている。 本発明の更に他の側面に従えば、第1電極のアレイが、
全体として、第2の電極の長さよりも短く、波長Ltの整
数倍に実質的に等しい長さの細長い形状を有する包絡線
を測定するように形成されている。前記第1電極アレイ
の包絡線は、好ましくは、更に、各電極の長さ及び/又
は幅が、完全な長さ及び/又は幅から、波長Ltの整数倍
に実質的に等しい距離に亘ってアレイの各終端で終了す
る略連続的なテーパ状の端部を含む。 これらの、及び他の本発明による新規な特徴及び利点
が、好ましい実施例についての次の詳細な説明に記載さ
れており、又はそれから明らかであろう。 例えば、前記第1の電極手段が、測定軸方向に関して前
記第2の電極手段よりも短い長さを有し、前記第1の電
極手段が、前記第1及び第2の電極手段の一方を構成す
ることができる。 更に、前記第1の電極手段の長さを、波長Ltの整数倍に
実質的に等しくすることができる。 又、前記第1及び第2の電極手段が、それぞれ、離散し
た電極のアレイを有し、該電極のそれぞれが、測定軸方
向に関して長さと幅を有し、該電極の長さや幅のサイズ
が、前記直線的に減少する結合度合を達成するように、
前記少なくとも1つの端部の連続的なテーパを有するが
できる。 更に、前記電極を均一な矩形状とし、前記連続的なテー
パを直線とすることができる。 又、前記第1の電極手段が、前記第1及び第2の電極手
段の一方を構成して、測定軸方向に関して前記第2の電
極手段よりも短い長さを有し、第1の矩形状部と、該矩
形状部の両端から伸びて、前記少なくとも1つの端部を
構成する第2及び第3の端部の3つの部分を有すること
ができる。 更に、前記第1の電極手段の電極が、N個(Nは1より
大きい整数)の近接した電極の連続したグループを構成
するように周期的に配列され、各グループは波長Ltを有
し、前記第1の電極手段の長さが、波長Ltの整数倍に実
質的に等しく、前記第2及び第3の端部が、波長Ltの整
数倍に実質的に等しい長さを有することができる。 又、前記第2及び第3の端部が、それぞれ、測定軸方向
に関して、波長Ltの整数倍に実質的に等しい長さを有す
ることができる。 又、前記第2及び第3の端部が、それぞれ、前記直線的
に減少する結合度合を得るように、測定軸方向に関して
連続的にテーパとなる有効幅を有することができる。 更に、前記各有効幅のテーパを直線とすることができ
る。 更に、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、前記第2
の電極手段の中心線に関して対称な三角形状とすること
ができる。 又、前記第1の電極手段が、N個(Nは1より大きい整
数)の隣接した電極の連続したグループを構成するよう
に周期的に配列された、離散した第1の電極のアレイを
有し、各グループは波長Ltを有し、前記第1及び第2の
電極手段の一方を構成し、測定軸方向に関して前記第2
の電極手段の長さよりも短く、波長Ltの整数倍に実質的
に等しい長さを有することができる。 更に、前記第2及び第3の端部が、それぞれ、測定軸方
向に関して、波長の整数倍に実質的に等しい長さを有す
ることができる。 更に、前記第2の電極手段を矩形状とすることができ
る。 更に、前記第1の電極手段の第1の電極が、それぞれ、
測定軸方向に関して長さと幅を有し、前記第2及び第3
の端部における第1の電極の長さや幅が、前記直線的に
減少する結合度合を得るように、連続的にテーパするサ
イズを有することができる。 更に、前記第3の電極手段が、離散した第3の電極のア
レイを有し、該第3の電極を均一な矩形状とし、前記連
続的なテーパを直線とすることできる。 又、前記検出電極手段が矩形の形状を有し、前記包絡線
の第2及び第3の端部が、それぞれ、送信波長の整数倍
と実質的に等しい距離に亘って延びていることができ
る。 更に、前記第1の送信電極が、それぞれ、測定軸方向に
関して長さと幅を有し、前記第2及び第3の端部におけ
る第1の送信電極の長さや幅が、前記直線的に減少する
結合度合を得るように、連続的にテーパするサイズを有
することができる。 更に、前記第1の受信電極を、均一な矩形の形状とし、
前記連続的なテーパを直線とすることができる。 更に、前記第2及び第3の端部における第1の送信電極
の長さのみを連続的なテーパとし、前記第2及び第3の
端部を、それぞれ、前記第1の送信電極アレイの中心線
に関して対称な三角形状とすることができる。 又、前記第2及び第3のテーパ状端部を、それぞれ、対
称な三角形状とすることがでる。 更に、前記第1の電極アレイ手段が、第1の電極の連続
するグループが、同じ数の近接した第1の送信電極によ
って形成されるように、測定軸に沿って互いに間隔を開
けて配置された第1の電極を有し、各グループが波長Lt
を有し、測定軸方向に関する前記第3の電極手段の長さ
が、前記第1の電極アレイ手段の包絡線の所定長さより
も短く、波長Ltの整数倍に実質的に等しくすることがで
きる。 更に、前記第2及び第3のテーパ状端部を、それぞれ、
前記測定軸方向に関して、波長Ltの整数倍に実質的に等
しい長さとすることができる。 又、前記各テーパ状端部を、それぞれ、前記測定軸方向
に関して、前記波長の半分に実質的に等しい長さとする
ことができる。 又、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、対称な三角
形状とすることができる。 更に、前記第1の電極アレイ手段が、第1の電極の連続
するグループが、同じ数の近接した第1の電極によって
形成されるように、測定軸に沿って互いに間隔を開けら
れた第1の電極を有し、各グループが波長Ltを有し、前
記第1の電極アレイ手段の包絡線の長さが、前記第3の
電極手段の長さよりも短く、波長Ltの整数倍に実質的に
等しくすることができる。 更に、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、前記測定
軸方向に関して、波長Ltの整数倍に実質的に等しい長さ
とすることができる。 又、前記第2及び第3の端部を、それぞれ、前記測定軸
方向に関して、前記波長Ltの半分に実質的に等しい長さ
とすることができる。
以下、直線測定装置への適用例に関して、本発明を詳細
に説明する。 なお、本発明の適用対象は、そのような測定装置に限定
されず、多様な測定を行うための他の装置の広い範囲に
適用できる。 第7図には、容量型直線測定ノギス10が示されている。
ノギス10の構成及び形状は、多様な形態のいずれであっ
てもよく、そのいくつかの例が、発明者の先行出願であ
る米国特許出願07/200368(対応日本特許出願は特願平
1−171378号)及び米国特許出願07/200580(対応日本
特許出願は特願平1−171379号)(米国出願日は共に19
88年5月31日)に、より詳細に説明されている。 簡単に説明すると、ノギス10は、容量変換器(TRANSDUC
ER)12と、電子測定装置(ELECTRONIC MEASURING APPAR
ATUS)100とを含んでいる。 該電子測定装置100は、電気的な励起信号を変換器12に
供給するための信号発生器(SIGNAL GENERATOR)102
と、所定の測定位置を確定するために、変換器12によっ
て発生した出力信号を処理するための信号処理器(SIGN
AL PROCESSOR)104とを備えている。 変換器12は、直線状の第1スケール又は支持部材20と、
所定の測定軸Xに沿って部材20に対して縦方向の軸変位
を行うように摺動可能にマウントされた、部材20より短
い直線状の第2のスケール又は支持部材30とを備えてい
る。 支持部材30は、ピックオフ部材として一般的に知られて
おり、部材20及び30は、それぞれ、物体の寸法測定を可
能とするのに使われる、延びたノギスアーム(図示省
略)を通常備えている。 前記支持部材20及び30は、それぞれ、平らな表面を有し
ており、その上に、以下より詳しく説明するように、様
々な電極配列又は構造210、220及び310、320が、それぞ
れ配置されている。支持部材20と30は、互いに間隔を隔
てて対向する平行な関係とされ、支持部材30が、部材20
に対して測定軸に沿って縦方向に変位できるように、摺
動自在に支持されている。この例によれば、支持部材20
と30を隔てる距離dは、好ましくは0.05mm(0.002イン
チ)のオーダーである。 次に説明するように、電極構造310と320は、測定軸Xに
対して整合して支持部材30上に互いに近接して配置され
ている。同様に、電極構造210と220は電気的に接続さ
れ、測定軸に対して整合して支持部材20上に互いに近接
して配置されている。図示されているように、信号発生
器102の励起信号出力は、電極構造310の各電極に接続さ
れ、信号処理器104は、変換器12の出力を受信するため
電極構造320に接続されている。従って、説明の便宜
上、電極構造310(以下アレイ310と称する)の電極を第
1の送信電極と称し、電極構造210(以下アレイ210と称
する)の電極を第1の受信電極と称し、電極構造220
(以下アレイ220と称する)の電極を第2の送信電極と
称し、電極構造320を第2の受信電極又は検出電極と称
する。 なお、位置を示す信号を発生する変換器12の能力は、変
換器を介した信号の伝達方向に依存しないことに注意さ
れたい。従って、励起信号を電極320に供給して、この
電極を送信電極とし、変換器の出力を電極アレイ310か
ら得て、この電極アレイを受信電極とすることも可能で
ある。(この場合、アレイ220と210が、それぞれ、第1
の受信アレイ及び第2の送信アレイとなる。)更に、電
極アレイ210と220は、機能的には、アレイ310と電極320
を容量的に結合する単一のアレイ構造と考えられること
にも注意されたい。更に、発明者の前記米国特許出願07
/200368にも示されているように、電極320が電極のアレ
イであってもよいことに注意されたい。第1図に示した
ように、電極アレイ310と電極320は、支持部材20と30が
測定軸に沿って相対移動する間、電極210と220に対し
て、それぞれ、間隔を開けて向合った関係となるよう
に、支持部材30上に配置されている。 図示した例において、第1の送信電極310は、測定軸X
の方向に延びる幅Wt及び長さTlの矩形包絡線を形成する
ように、ピッチPtの所定間隔で互いに均一の間隔を開け
て近接するようにされた、同一形状の複数の矩形電極と
して形成されている。図示されているように、近接する
電極312の1以上の所定数(図では8)の連続するシリ
ーズが、それぞれ、対応する一連の異なる励起又は入力
信号に接続されており、電極の各シリーズが、1送信波
長Ltを規定する距離に亘る長さのグループを構成してい
る。 前記検出電極320は、前記第1の送信電極310に近接して
平行に配置された、測定軸Xの方向に延びる幅Wr及び長
さRlの略細長い形状を有する。 前記第1の受信電極アレイ210は、測定軸Xの方向に、
支持部材20上に互いに均一の間隔を開けて近接するよう
にされた、それぞれが矩形の電極要素212を複数個備え
ている。 前記第2の送信電極アレイ220も、同様に、測定軸Xの
方向に、互いに間隔を開けて近接するようにされた、そ
れぞれが矩形の電極要素222を複数個備えている。この
第2の送信電極アレイ220の個々の電極要素222は、それ
ぞれ、前記第1の受信電極アレイ210の対応する個々の
電極要素212に電気的に結合されている。 前記第1の送信電極312及び第1の受信電極212は、それ
ぞれ、支持部材20及び30上に配置され、測定軸に沿う支
持部材20と30の相対移動の間、間隔を開けて向合った関
係を維持するようにされている。同様に、検出電極320
と第2の送信電極222も、それぞれ、支持部材30と20上
に配置され、測定軸に沿う支持部材20と30の移動の間、
間隔を開けて向合った関係を維持するようにされてい
る。 前記関連出願により詳しく説明したように、周期的に変
化する励起信号が、信号発生器102によって前記第1の
送信電極310の各グループに印加される。前記第1の送
信電極312からの信号は、第1の受信電極212に容量的に
結合され、そして第2の送信電極222に電気的に結合さ
れる。前記信号は、その後、容量性結合によって検出電
極320に伝達され、この検出電極320が出力信号を発生し
て、この出力信号が信号処理器104によって検出され
る。信号処理器104は、その後、前記第1の送信電極312
に送信された信号と、前記検出電極320で受信された信
号の間の関係を感知することによって、位置の指示を与
える。 既に述べたように、ここで説明したようなタイプの容量
型測定装置においては、測定方向以外の方向への支持部
材20と30の相対移動は、測定精度に重大な影響を与え
る。即ち、第8A図に、三次元座標測定システムに配置し
た支持部材20及び30の概念図を示す。この座標測定シス
テムは、各軸が他の軸と直交するように互いに交差する
3つの軸X、Y及びZによって規定される。支持部材20
及び30は、互いに平行であり、且つ、X軸及びY軸によ
って形成される平面に対して平行な平面内で、互いに向
合った関係に配置されて示されている。更に、支持部材
20及び30は、測定軸Xに沿う方向における部材の相対移
動を検出するように配置されている。 理解されるように、測定誤差は、測定軸に沿う方向以外
の方向への支持部材20と30、及びこれらに関連した電極
相互の動きによって生じる。このような動きは、ノギス
装置内で各部材20と30をマウントして、その相対移動を
ガイドする部品の機械的な公差の結果として生じる。こ
のような動きは、又、第8B図から第8E図に、それぞれ詳
細に示した、ロール、チルト、ヨー及びラテラルオフセ
ットによって特定され得る4つの整合パラメータによっ
て特徴付けられる。即ち、部材20及び30のいずれかのX
軸回りの動きは、第8B図に示したように、ロール(ROL
L)として特定される。支持部材20と30のY軸回りの動
きは、第8C図に示したように、チルト(TILT)として特
定される。支持部材20と30のZ軸回りの動きは、第8D図
に示したように、ヨー(YAW)として特定される。部材2
0と30相互のY軸に沿う動きは、第8E図に示すように、
変位のラテラルオフセット(Ld)として特定される。 容量型測定装置においては、ヨー、ロール、チルト及び
ラテラルオフセットLdによって特定される4つの整合パ
ラメータのそれぞれが、測定精度に影響を与え得る。こ
のような動きは、いずれも、測定方向以外の方向であ
り、そのどれもが、動きの程度によって測定精度に影響
を与える。従って、支持部材20と30の相対位置を維持
し、それらの相対移動をガイドする機構に大きな機械的
な公差をもって製造された容量型測定装置が、不正確な
測定に繋がるであろうことは明らかである。同様に、こ
のような公差を詰めることは、より高価な製造のための
構成をもたらし、従って、測定装置のコストを一層高く
する。 既に述べたようなタイプの容量型測定装置において、ヨ
ー、ロール及びラテラルオフセットの影響は、様々な技
術によって軽減されている。特に、ヨー及びラテラルオ
フセットに対する感度は、支持部材20と30上の電極アレ
イ間の重なりを充分なものとすることによって、軽減さ
れ得る。更に、ロールは、第1の受信電極と第2の送信
電極を介して第1の送信電極と検出電極間で結合される
様々な信号間のバランスに影響することはないように見
える。しかしながら、チルトの影響は、大きな機械的公
差を持った装置において、重大な測定誤差を発生させ
る。 様々なデザインにおけるチルトの影響は、例えば第8F図
を参照することによって、より明確に理解される。第8F
図は、測定軸の長さに沿う支持部材20と30間のギャップ
又はスペースdの変動を示したもので、一端ではスペー
スh1、他端ではスペースh2を生じている。チルトによっ
て生じるギャップ変動の影響を図示するため、第8F図に
おいて、2つの部材20と30間の公称ギャップが50μmで
あり、部材30の長さ1mm当り、1μmのチルトが発生し
ていると仮定する。すると、40mmの長さの支持部材30に
対しては、一端のスペースh1は30μm、他端のスペース
h2は70μmとなる。 米国特許4420754に記載した、スケール波長が2.54mm、
送信位相が4、送信電極のピッチが0.635mm、送信電極
の波長が2.54mmの容量型測定装置の実施例を使った第1
例においては、前記のチルトの結果生じる誤差は、スケ
ール20の波長に亘って変化し、ピークーピークの振幅
で、約140μmの誤差を有していた。これは、分解能が1
0μmの電子ノギスのような装置においては、受入れ難
い誤差である。チルトによる誤差を分解能の半分(即
ち、5μm)に下げるためには、2つのスケールの位置
を互いに制御するためのガイドシステムの機械的な公差
は、1mm当り0.025μm以上、即ち、スケール30の40mmの
長さにおいて1μmのギャップの変動以上とならないよ
うに改良される必要がある。 発明者が前記米国特許出願07/200580に記載した、5ス
ケール波長に亘って分布した送信電極を有し、スケール
波長が0.256mm、送信位相が8、送信電極のピッチが0.1
60mm、送信波長が1.28mmの容量型測定装置の実施例を使
った第2例においては、前記のチルトの値に対する誤差
は、やはりスケール20の波長にわたって変化し、ピーク
ーピークの振幅で約2.5μmであった。これは、波長が
短く、位相が接続される異なるシークエンスを有するた
め(位相シークエンスは発明者の前記米国特許出願07/2
00368に記載されている)、第1例に比べて非常に小さ
な誤差となっている。しかしながら、このような容量性
センサには、1μmの分解能/精度を要求する新しい用
途があり、可能性のある要求としては、0.1μmまで更
に改良することが求められている。これらの場合、2.5
μmの誤差は受入られない。いずれの例においても、支
持部材30の長さは、所定のチルト角に対する誤差の大き
さに関して、周辺的な影響をもっているにすぎない。 本発明に従えば、支持部材30上に配置される電極の幾何
学的な形状を改良することによって、チルトの影響が大
きく減少される。特に、送信電極アレイ310又は検出電
極320の端部の幾何学的な形状を、第1受信電極アレイ
及び第2送信電極アレイを介した第1の送信電極アレイ
と検出電極間の結合度合が、以下に詳しく説明するよう
に、測定軸に対して各端部の長さに沿って直線的に減少
するように改良すれば、チルトによって生ずる誤差は非
常に大きく改善される。例えば、前記第1例において
は、チルトによって生じる誤差は約1/50に軽減され、2.
8μmとなる。又、前記第2例においては、誤差は約1/2
00に減少し、0.01μmという非常に小さな値となる。従
って、容量型測定装置を、より大きな機械的な公差で組
立てることができ、精度の水準を向上させた上で、より
安価に装置を製造することができるようになる。
に説明する。 なお、本発明の適用対象は、そのような測定装置に限定
されず、多様な測定を行うための他の装置の広い範囲に
適用できる。 第7図には、容量型直線測定ノギス10が示されている。
ノギス10の構成及び形状は、多様な形態のいずれであっ
てもよく、そのいくつかの例が、発明者の先行出願であ
る米国特許出願07/200368(対応日本特許出願は特願平
1−171378号)及び米国特許出願07/200580(対応日本
特許出願は特願平1−171379号)(米国出願日は共に19
88年5月31日)に、より詳細に説明されている。 簡単に説明すると、ノギス10は、容量変換器(TRANSDUC
ER)12と、電子測定装置(ELECTRONIC MEASURING APPAR
ATUS)100とを含んでいる。 該電子測定装置100は、電気的な励起信号を変換器12に
供給するための信号発生器(SIGNAL GENERATOR)102
と、所定の測定位置を確定するために、変換器12によっ
て発生した出力信号を処理するための信号処理器(SIGN
AL PROCESSOR)104とを備えている。 変換器12は、直線状の第1スケール又は支持部材20と、
所定の測定軸Xに沿って部材20に対して縦方向の軸変位
を行うように摺動可能にマウントされた、部材20より短
い直線状の第2のスケール又は支持部材30とを備えてい
る。 支持部材30は、ピックオフ部材として一般的に知られて
おり、部材20及び30は、それぞれ、物体の寸法測定を可
能とするのに使われる、延びたノギスアーム(図示省
略)を通常備えている。 前記支持部材20及び30は、それぞれ、平らな表面を有し
ており、その上に、以下より詳しく説明するように、様
々な電極配列又は構造210、220及び310、320が、それぞ
れ配置されている。支持部材20と30は、互いに間隔を隔
てて対向する平行な関係とされ、支持部材30が、部材20
に対して測定軸に沿って縦方向に変位できるように、摺
動自在に支持されている。この例によれば、支持部材20
と30を隔てる距離dは、好ましくは0.05mm(0.002イン
チ)のオーダーである。 次に説明するように、電極構造310と320は、測定軸Xに
対して整合して支持部材30上に互いに近接して配置され
ている。同様に、電極構造210と220は電気的に接続さ
れ、測定軸に対して整合して支持部材20上に互いに近接
して配置されている。図示されているように、信号発生
器102の励起信号出力は、電極構造310の各電極に接続さ
れ、信号処理器104は、変換器12の出力を受信するため
電極構造320に接続されている。従って、説明の便宜
上、電極構造310(以下アレイ310と称する)の電極を第
1の送信電極と称し、電極構造210(以下アレイ210と称
する)の電極を第1の受信電極と称し、電極構造220
(以下アレイ220と称する)の電極を第2の送信電極と
称し、電極構造320を第2の受信電極又は検出電極と称
する。 なお、位置を示す信号を発生する変換器12の能力は、変
換器を介した信号の伝達方向に依存しないことに注意さ
れたい。従って、励起信号を電極320に供給して、この
電極を送信電極とし、変換器の出力を電極アレイ310か
ら得て、この電極アレイを受信電極とすることも可能で
ある。(この場合、アレイ220と210が、それぞれ、第1
の受信アレイ及び第2の送信アレイとなる。)更に、電
極アレイ210と220は、機能的には、アレイ310と電極320
を容量的に結合する単一のアレイ構造と考えられること
にも注意されたい。更に、発明者の前記米国特許出願07
/200368にも示されているように、電極320が電極のアレ
イであってもよいことに注意されたい。第1図に示した
ように、電極アレイ310と電極320は、支持部材20と30が
測定軸に沿って相対移動する間、電極210と220に対し
て、それぞれ、間隔を開けて向合った関係となるよう
に、支持部材30上に配置されている。 図示した例において、第1の送信電極310は、測定軸X
の方向に延びる幅Wt及び長さTlの矩形包絡線を形成する
ように、ピッチPtの所定間隔で互いに均一の間隔を開け
て近接するようにされた、同一形状の複数の矩形電極と
して形成されている。図示されているように、近接する
電極312の1以上の所定数(図では8)の連続するシリ
ーズが、それぞれ、対応する一連の異なる励起又は入力
信号に接続されており、電極の各シリーズが、1送信波
長Ltを規定する距離に亘る長さのグループを構成してい
る。 前記検出電極320は、前記第1の送信電極310に近接して
平行に配置された、測定軸Xの方向に延びる幅Wr及び長
さRlの略細長い形状を有する。 前記第1の受信電極アレイ210は、測定軸Xの方向に、
支持部材20上に互いに均一の間隔を開けて近接するよう
にされた、それぞれが矩形の電極要素212を複数個備え
ている。 前記第2の送信電極アレイ220も、同様に、測定軸Xの
方向に、互いに間隔を開けて近接するようにされた、そ
れぞれが矩形の電極要素222を複数個備えている。この
第2の送信電極アレイ220の個々の電極要素222は、それ
ぞれ、前記第1の受信電極アレイ210の対応する個々の
電極要素212に電気的に結合されている。 前記第1の送信電極312及び第1の受信電極212は、それ
ぞれ、支持部材20及び30上に配置され、測定軸に沿う支
持部材20と30の相対移動の間、間隔を開けて向合った関
係を維持するようにされている。同様に、検出電極320
と第2の送信電極222も、それぞれ、支持部材30と20上
に配置され、測定軸に沿う支持部材20と30の移動の間、
間隔を開けて向合った関係を維持するようにされてい
る。 前記関連出願により詳しく説明したように、周期的に変
化する励起信号が、信号発生器102によって前記第1の
送信電極310の各グループに印加される。前記第1の送
信電極312からの信号は、第1の受信電極212に容量的に
結合され、そして第2の送信電極222に電気的に結合さ
れる。前記信号は、その後、容量性結合によって検出電
極320に伝達され、この検出電極320が出力信号を発生し
て、この出力信号が信号処理器104によって検出され
る。信号処理器104は、その後、前記第1の送信電極312
に送信された信号と、前記検出電極320で受信された信
号の間の関係を感知することによって、位置の指示を与
える。 既に述べたように、ここで説明したようなタイプの容量
型測定装置においては、測定方向以外の方向への支持部
材20と30の相対移動は、測定精度に重大な影響を与え
る。即ち、第8A図に、三次元座標測定システムに配置し
た支持部材20及び30の概念図を示す。この座標測定シス
テムは、各軸が他の軸と直交するように互いに交差する
3つの軸X、Y及びZによって規定される。支持部材20
及び30は、互いに平行であり、且つ、X軸及びY軸によ
って形成される平面に対して平行な平面内で、互いに向
合った関係に配置されて示されている。更に、支持部材
20及び30は、測定軸Xに沿う方向における部材の相対移
動を検出するように配置されている。 理解されるように、測定誤差は、測定軸に沿う方向以外
の方向への支持部材20と30、及びこれらに関連した電極
相互の動きによって生じる。このような動きは、ノギス
装置内で各部材20と30をマウントして、その相対移動を
ガイドする部品の機械的な公差の結果として生じる。こ
のような動きは、又、第8B図から第8E図に、それぞれ詳
細に示した、ロール、チルト、ヨー及びラテラルオフセ
ットによって特定され得る4つの整合パラメータによっ
て特徴付けられる。即ち、部材20及び30のいずれかのX
軸回りの動きは、第8B図に示したように、ロール(ROL
L)として特定される。支持部材20と30のY軸回りの動
きは、第8C図に示したように、チルト(TILT)として特
定される。支持部材20と30のZ軸回りの動きは、第8D図
に示したように、ヨー(YAW)として特定される。部材2
0と30相互のY軸に沿う動きは、第8E図に示すように、
変位のラテラルオフセット(Ld)として特定される。 容量型測定装置においては、ヨー、ロール、チルト及び
ラテラルオフセットLdによって特定される4つの整合パ
ラメータのそれぞれが、測定精度に影響を与え得る。こ
のような動きは、いずれも、測定方向以外の方向であ
り、そのどれもが、動きの程度によって測定精度に影響
を与える。従って、支持部材20と30の相対位置を維持
し、それらの相対移動をガイドする機構に大きな機械的
な公差をもって製造された容量型測定装置が、不正確な
測定に繋がるであろうことは明らかである。同様に、こ
のような公差を詰めることは、より高価な製造のための
構成をもたらし、従って、測定装置のコストを一層高く
する。 既に述べたようなタイプの容量型測定装置において、ヨ
ー、ロール及びラテラルオフセットの影響は、様々な技
術によって軽減されている。特に、ヨー及びラテラルオ
フセットに対する感度は、支持部材20と30上の電極アレ
イ間の重なりを充分なものとすることによって、軽減さ
れ得る。更に、ロールは、第1の受信電極と第2の送信
電極を介して第1の送信電極と検出電極間で結合される
様々な信号間のバランスに影響することはないように見
える。しかしながら、チルトの影響は、大きな機械的公
差を持った装置において、重大な測定誤差を発生させ
る。 様々なデザインにおけるチルトの影響は、例えば第8F図
を参照することによって、より明確に理解される。第8F
図は、測定軸の長さに沿う支持部材20と30間のギャップ
又はスペースdの変動を示したもので、一端ではスペー
スh1、他端ではスペースh2を生じている。チルトによっ
て生じるギャップ変動の影響を図示するため、第8F図に
おいて、2つの部材20と30間の公称ギャップが50μmで
あり、部材30の長さ1mm当り、1μmのチルトが発生し
ていると仮定する。すると、40mmの長さの支持部材30に
対しては、一端のスペースh1は30μm、他端のスペース
h2は70μmとなる。 米国特許4420754に記載した、スケール波長が2.54mm、
送信位相が4、送信電極のピッチが0.635mm、送信電極
の波長が2.54mmの容量型測定装置の実施例を使った第1
例においては、前記のチルトの結果生じる誤差は、スケ
ール20の波長に亘って変化し、ピークーピークの振幅
で、約140μmの誤差を有していた。これは、分解能が1
0μmの電子ノギスのような装置においては、受入れ難
い誤差である。チルトによる誤差を分解能の半分(即
ち、5μm)に下げるためには、2つのスケールの位置
を互いに制御するためのガイドシステムの機械的な公差
は、1mm当り0.025μm以上、即ち、スケール30の40mmの
長さにおいて1μmのギャップの変動以上とならないよ
うに改良される必要がある。 発明者が前記米国特許出願07/200580に記載した、5ス
ケール波長に亘って分布した送信電極を有し、スケール
波長が0.256mm、送信位相が8、送信電極のピッチが0.1
60mm、送信波長が1.28mmの容量型測定装置の実施例を使
った第2例においては、前記のチルトの値に対する誤差
は、やはりスケール20の波長にわたって変化し、ピーク
ーピークの振幅で約2.5μmであった。これは、波長が
短く、位相が接続される異なるシークエンスを有するた
め(位相シークエンスは発明者の前記米国特許出願07/2
00368に記載されている)、第1例に比べて非常に小さ
な誤差となっている。しかしながら、このような容量性
センサには、1μmの分解能/精度を要求する新しい用
途があり、可能性のある要求としては、0.1μmまで更
に改良することが求められている。これらの場合、2.5
μmの誤差は受入られない。いずれの例においても、支
持部材30の長さは、所定のチルト角に対する誤差の大き
さに関して、周辺的な影響をもっているにすぎない。 本発明に従えば、支持部材30上に配置される電極の幾何
学的な形状を改良することによって、チルトの影響が大
きく減少される。特に、送信電極アレイ310又は検出電
極320の端部の幾何学的な形状を、第1受信電極アレイ
及び第2送信電極アレイを介した第1の送信電極アレイ
と検出電極間の結合度合が、以下に詳しく説明するよう
に、測定軸に対して各端部の長さに沿って直線的に減少
するように改良すれば、チルトによって生ずる誤差は非
常に大きく改善される。例えば、前記第1例において
は、チルトによって生じる誤差は約1/50に軽減され、2.
8μmとなる。又、前記第2例においては、誤差は約1/2
00に減少し、0.01μmという非常に小さな値となる。従
って、容量型測定装置を、より大きな機械的な公差で組
立てることができ、精度の水準を向上させた上で、より
安価に装置を製造することができるようになる。
以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明す
る。 第1図は、本発明の第1実施例を示したものであり、第
7図に示した従来例と同様の全体的なノギス構造が示さ
れている。 しかしながら、第1図に示した本発明の第1実施例にお
いては、検出電極320′が、両端がテーパ部によって終
了する矩形状の細長い形を有するように構成されてい
る。即ち、検出電極320′は、矩形状の中間部322と、電
極の有効幅が、測定軸に関して、中間部322の完全な幅W
rから距離TAlに亘って各終端326A及び326Bでそれぞれ終
了する直線的なテーパを有するテーパ状電極形状を形成
するように、中間部322の両端から延びる三角形状の端
部324Aと324Bによって特定される、3つの部分を含んで
いる。 好ましくは、前記三角形状部324A及び324Bは、距離TAl
にわたって、電極中心軸fについて対称なテーパを形成
する二等辺三角形として形成される。この実施例におい
て、第1の送信電極アレイ310の電極要素312は、長さTl
の略矩形状の包絡線を形成し、電極グループを形成する
複数のN電極要素312は、1送信波長Ltの距離に亘って
いる。検出電極320′は、前記第1の送信電極310の包絡
線の長さTlよりも短い長さRl(終端から終端まで)を有
する細長い電極として形成されている。更に、検出電極
320′は、好ましくは、テーパ状部324A及び324Bの長さT
Alが、1送信波長Ltと等しく、検出電極320′の長さRl
が、送信波長Ltの整数倍に等しくなるように構成されて
いる。 次に、第2図を参照して、本発明の第2実施例を詳細に
説明する。 この第2実施例は、本発明に従った、支持部材30上の電
極の幾何学的形状の他の形状を取入れている。この第2
実施例において、検出電極320は、長さRlの矩形の形状
を有する。しかしながら、第1の送信電極アレイ310′
の包絡線は、検出電極320の長さRlよりも短く、送信波
長Ltの整数倍に等しい長さTlを有するように形成されて
いる。この第2実施例において、第1の送信電極要素31
2′は、第1図にそれぞれ符号322、324A及び324Bで示し
た部分と同様の形状を有する中間部314と2つの端部316
A及び316Bによって規定される包絡線を形成している。 より詳しくは、包絡線の部分314は、略矩形状であり、
包絡線が中間部314の完全な幅Wtから距離TAlに亘って各
終端318A及び318Bで終了する直線的なテーパとなるよう
に、2つの三角形状部316Aと316Bが、それぞれ、中間部
314の両端から延びている。前記包絡線の部分316Aと316
Bは、好ましくは、図示したように、細長いアレイ310′
の長さ方向に延びる中心軸gに関して対称なテーパ状電
極包絡線部を形成する二等辺三角形の形状を有する。第
1図に関連して説明したように、テーパ状部316Aと316B
の長さTAlは、1送信波長と等しいことが望ましい。し
かしながら、第2図に示した実施例のように、長さTAl
が送信波長の半分に等しい場合であっても、容量型測定
装置の特定形状においては、誤差を1/10に改善すること
ができた。 次に、第3図を参照して、本発明の第3実施例を詳細に
説明する。 この第3実施例においては、離散した電極のアレイ、例
えば、第1の送信電極アレイ310の形の電極構造の端部
が、直線的に減少する結合勾配を与え得るように、即
ち、第1の送信電極アレイと検出電極間の結合度合が、
前記のように直線的に変化するように、前記端部316A及
び316Bを構成する個々の電極要素312″の、測定軸Xに
対する長さを、中間部314の完全な長さLeから、距離TAl
に亘って各終端318A及び318Bのそれぞれで終了するよう
に、連続的にテーパさせて減少させたものである。図示
したように、端部316A及び316Bのテーパされた電極要素
312″は、中間部314の均一長さの電極と同じピッチPt
(近接電極の中心線間で測定)を有している。好ましく
は、前記テーパされた電極要素は、それぞれ、電極中心
線に関して対称となるようにテーパされている。即ち、
連続するテーパされた電極要素の長さは、それぞれ、電
極中心線の両側において同じ長さとなるように減少され
ている。 なお、これまでは、直線的にテーパする幾何学形状を有
する実施例について本発明が説明されていたが、変換器
12を構成する電極アレイの一方の個々の電極要素、例え
ば、第1の送信電極要素312、312′、312″又は第1の
受信電極要素212が矩形状でない形状、例えば、発明者
の前記米国特許出願07/200368に示したような三角形状
又は正弦波状の形状を有する場合には、第1の送信電極
アレイと検出電極間で、テーパ状の幾何学形状を与えら
れた電極アレイ/電極の端部に亘って直線的に結合する
勾配を達成するために、直線的でないテーパ状の幾何学
形状が要求されるであろう。 更に、これまでは、1送信波長に等しい長さのテーパを
持った対称のテーパ状幾何学形状を有する電極構造につ
いて、好適な実施例が説明されていたが、他のテーパ状
幾何学形状についても様々な度合の改良が達成されるで
あろう。例えば、既に記載したように、特定の容量セン
サ形状においては、送信波長の半分に等しいテーパ長さ
であっても、チルト運動に対する精度向上を達成するこ
とができる。更に、コンピュータを使ったモデル計算に
よれば、送信波長の任意の整数倍に等しいテーパ長さに
よって、1送信波長に亘るテーパと同様に、チルトによ
って生じる誤差をほぼ同様に改善できるであろう。 更に、対称形状以外のテーパ状部分の使用も、本発明に
よって検討されている。例えば、発明者の前記米国特許
出願07/200368の第2A図で示した、第2の受信電極アレ
イ320A及び320Bのテーパ形状は、ここで第7図に示した
非テーパ状の幾何学形状に対して、かなりの改良を与え
た。実際、容量性のエッジ効果が問題でない場合には、
検出電極又は送信電極の、X座標(測定方向)の関数で
ある有効幅が、前記直線的な結合の勾配を与える限り、
電極/包絡線のテーパ状部分の範囲内で、幾何学的な形
状をほとんど任意に変えることができる。第1図に示し
た電極320′の対称な三角形状テーパと等価な、非対称
で不規則的な形状の端部324A及び324Bを有する検出電極
320′の3つの変形例を、第4図乃至第6図にそれぞれ
示す。好ましくは、図示したように、端部324A及び324B
が相補的な形状を有することが望ましい。即ち、支持部
材20及び30間にチルトが存在しない時に、変換器12を通
して(第1の送信電極アレイ310と検出電極320間で、第
1の受信電極アレイ210と第2の送信電極アレイ220を通
して)伝達される多相信号の2つの端部の位相に関して
結合された結果が、同じ長さの矩形状端部によって与え
られるものと実質的に同一であることが望ましい。 支持部材20及び30間のスペース又はギャップの公称寸法
に接近する幅寸法を有するテーパ状部分の領域が、1送
信波長Ltに対してテーパ部分の相対的に小さな割合を構
成する場合には、容量性のエッジ効果について考慮する
必要はない。即ち、例えば第5図の電極320を参照する
と、支持部材20及び30間のギャップの大きさに近付く幅
Wma、Wmbをそれぞれ有する、電極端部324A及び324Bの領
域327A及び327Bの長さLma、Lmbは、それぞれ、好ましく
は、距離Ltの約5%以下であることが望ましい。 更に、第1図及び第2図に示した実施例の場合のよう
に、支持部材20上の共働する電極要素222及び212が、そ
れぞれ矩形の形状である場合には、検出電極320′のテ
ーパ状部分、又は、第1の送信電極アレイ310′の包絡
線は、X座標の関数であるそれらの有効幅が、既に述べ
たような直線的な結合の勾配を与える限り、共働する電
極要素の包絡線の範囲内において、Y軸方向のどの位置
にあってもよい(即ち、スキューしていてもよい)。 前記の好ましい実施例を用いることによって、大きな改
善が達成されるものではあるが、必要な改善の度合又は
与えられた形状について達成可能な改善の度合に応じ
て、テーパ状の幾何学形状の他の形状を用いることがで
きる。従って、支持部材30上の電極形状の1つがテーパ
状の幾何学形状を有するように改良することによって、
本発明の教えは、多様な容量型測定用変換器を改良する
ために使用可能である。例えば、各支持部材が唯一の電
極アレイを含むようなタイプの容量性エンコーダの場合
にも、本発明は、チルトに対する感度について同様の効
果を与えるように適用できる。この場合、第2図に示し
たように、送信電極又は受信電極のいずれかを問わず、
2つの支持部材のうち、短い方に配置された電極の包絡
線をテーパ状とすることが好ましい。 以上の説明から明らかなように、本発明による例えば直
線的な結合勾配の形状を容量型測定装置に用いることに
よって、支持部材20及び30の他方に対するチルトの変動
に対する改善された精度の出力を得ることができる。直
線的な結合勾配は、細長い電極アレイ中の個々の電極要
素の長さ又は幅のいずれかの形状を改良したり、又は、
細長い一体電極構造の幅を改良することによって、容易
に得ることができる。いずれの場合においても、この形
状は、少ない費用で測定精度を改善することができ、容
量型測定装置を構成する機械的な要素の製造に、より厳
格でない公差を許容する。これは、全コストを低減し、
高いコスト又は複雑さによって、これまで禁止されてい
た適用分野に、この測定装置が使われるのを許容する。
る。 第1図は、本発明の第1実施例を示したものであり、第
7図に示した従来例と同様の全体的なノギス構造が示さ
れている。 しかしながら、第1図に示した本発明の第1実施例にお
いては、検出電極320′が、両端がテーパ部によって終
了する矩形状の細長い形を有するように構成されてい
る。即ち、検出電極320′は、矩形状の中間部322と、電
極の有効幅が、測定軸に関して、中間部322の完全な幅W
rから距離TAlに亘って各終端326A及び326Bでそれぞれ終
了する直線的なテーパを有するテーパ状電極形状を形成
するように、中間部322の両端から延びる三角形状の端
部324Aと324Bによって特定される、3つの部分を含んで
いる。 好ましくは、前記三角形状部324A及び324Bは、距離TAl
にわたって、電極中心軸fについて対称なテーパを形成
する二等辺三角形として形成される。この実施例におい
て、第1の送信電極アレイ310の電極要素312は、長さTl
の略矩形状の包絡線を形成し、電極グループを形成する
複数のN電極要素312は、1送信波長Ltの距離に亘って
いる。検出電極320′は、前記第1の送信電極310の包絡
線の長さTlよりも短い長さRl(終端から終端まで)を有
する細長い電極として形成されている。更に、検出電極
320′は、好ましくは、テーパ状部324A及び324Bの長さT
Alが、1送信波長Ltと等しく、検出電極320′の長さRl
が、送信波長Ltの整数倍に等しくなるように構成されて
いる。 次に、第2図を参照して、本発明の第2実施例を詳細に
説明する。 この第2実施例は、本発明に従った、支持部材30上の電
極の幾何学的形状の他の形状を取入れている。この第2
実施例において、検出電極320は、長さRlの矩形の形状
を有する。しかしながら、第1の送信電極アレイ310′
の包絡線は、検出電極320の長さRlよりも短く、送信波
長Ltの整数倍に等しい長さTlを有するように形成されて
いる。この第2実施例において、第1の送信電極要素31
2′は、第1図にそれぞれ符号322、324A及び324Bで示し
た部分と同様の形状を有する中間部314と2つの端部316
A及び316Bによって規定される包絡線を形成している。 より詳しくは、包絡線の部分314は、略矩形状であり、
包絡線が中間部314の完全な幅Wtから距離TAlに亘って各
終端318A及び318Bで終了する直線的なテーパとなるよう
に、2つの三角形状部316Aと316Bが、それぞれ、中間部
314の両端から延びている。前記包絡線の部分316Aと316
Bは、好ましくは、図示したように、細長いアレイ310′
の長さ方向に延びる中心軸gに関して対称なテーパ状電
極包絡線部を形成する二等辺三角形の形状を有する。第
1図に関連して説明したように、テーパ状部316Aと316B
の長さTAlは、1送信波長と等しいことが望ましい。し
かしながら、第2図に示した実施例のように、長さTAl
が送信波長の半分に等しい場合であっても、容量型測定
装置の特定形状においては、誤差を1/10に改善すること
ができた。 次に、第3図を参照して、本発明の第3実施例を詳細に
説明する。 この第3実施例においては、離散した電極のアレイ、例
えば、第1の送信電極アレイ310の形の電極構造の端部
が、直線的に減少する結合勾配を与え得るように、即
ち、第1の送信電極アレイと検出電極間の結合度合が、
前記のように直線的に変化するように、前記端部316A及
び316Bを構成する個々の電極要素312″の、測定軸Xに
対する長さを、中間部314の完全な長さLeから、距離TAl
に亘って各終端318A及び318Bのそれぞれで終了するよう
に、連続的にテーパさせて減少させたものである。図示
したように、端部316A及び316Bのテーパされた電極要素
312″は、中間部314の均一長さの電極と同じピッチPt
(近接電極の中心線間で測定)を有している。好ましく
は、前記テーパされた電極要素は、それぞれ、電極中心
線に関して対称となるようにテーパされている。即ち、
連続するテーパされた電極要素の長さは、それぞれ、電
極中心線の両側において同じ長さとなるように減少され
ている。 なお、これまでは、直線的にテーパする幾何学形状を有
する実施例について本発明が説明されていたが、変換器
12を構成する電極アレイの一方の個々の電極要素、例え
ば、第1の送信電極要素312、312′、312″又は第1の
受信電極要素212が矩形状でない形状、例えば、発明者
の前記米国特許出願07/200368に示したような三角形状
又は正弦波状の形状を有する場合には、第1の送信電極
アレイと検出電極間で、テーパ状の幾何学形状を与えら
れた電極アレイ/電極の端部に亘って直線的に結合する
勾配を達成するために、直線的でないテーパ状の幾何学
形状が要求されるであろう。 更に、これまでは、1送信波長に等しい長さのテーパを
持った対称のテーパ状幾何学形状を有する電極構造につ
いて、好適な実施例が説明されていたが、他のテーパ状
幾何学形状についても様々な度合の改良が達成されるで
あろう。例えば、既に記載したように、特定の容量セン
サ形状においては、送信波長の半分に等しいテーパ長さ
であっても、チルト運動に対する精度向上を達成するこ
とができる。更に、コンピュータを使ったモデル計算に
よれば、送信波長の任意の整数倍に等しいテーパ長さに
よって、1送信波長に亘るテーパと同様に、チルトによ
って生じる誤差をほぼ同様に改善できるであろう。 更に、対称形状以外のテーパ状部分の使用も、本発明に
よって検討されている。例えば、発明者の前記米国特許
出願07/200368の第2A図で示した、第2の受信電極アレ
イ320A及び320Bのテーパ形状は、ここで第7図に示した
非テーパ状の幾何学形状に対して、かなりの改良を与え
た。実際、容量性のエッジ効果が問題でない場合には、
検出電極又は送信電極の、X座標(測定方向)の関数で
ある有効幅が、前記直線的な結合の勾配を与える限り、
電極/包絡線のテーパ状部分の範囲内で、幾何学的な形
状をほとんど任意に変えることができる。第1図に示し
た電極320′の対称な三角形状テーパと等価な、非対称
で不規則的な形状の端部324A及び324Bを有する検出電極
320′の3つの変形例を、第4図乃至第6図にそれぞれ
示す。好ましくは、図示したように、端部324A及び324B
が相補的な形状を有することが望ましい。即ち、支持部
材20及び30間にチルトが存在しない時に、変換器12を通
して(第1の送信電極アレイ310と検出電極320間で、第
1の受信電極アレイ210と第2の送信電極アレイ220を通
して)伝達される多相信号の2つの端部の位相に関して
結合された結果が、同じ長さの矩形状端部によって与え
られるものと実質的に同一であることが望ましい。 支持部材20及び30間のスペース又はギャップの公称寸法
に接近する幅寸法を有するテーパ状部分の領域が、1送
信波長Ltに対してテーパ部分の相対的に小さな割合を構
成する場合には、容量性のエッジ効果について考慮する
必要はない。即ち、例えば第5図の電極320を参照する
と、支持部材20及び30間のギャップの大きさに近付く幅
Wma、Wmbをそれぞれ有する、電極端部324A及び324Bの領
域327A及び327Bの長さLma、Lmbは、それぞれ、好ましく
は、距離Ltの約5%以下であることが望ましい。 更に、第1図及び第2図に示した実施例の場合のよう
に、支持部材20上の共働する電極要素222及び212が、そ
れぞれ矩形の形状である場合には、検出電極320′のテ
ーパ状部分、又は、第1の送信電極アレイ310′の包絡
線は、X座標の関数であるそれらの有効幅が、既に述べ
たような直線的な結合の勾配を与える限り、共働する電
極要素の包絡線の範囲内において、Y軸方向のどの位置
にあってもよい(即ち、スキューしていてもよい)。 前記の好ましい実施例を用いることによって、大きな改
善が達成されるものではあるが、必要な改善の度合又は
与えられた形状について達成可能な改善の度合に応じ
て、テーパ状の幾何学形状の他の形状を用いることがで
きる。従って、支持部材30上の電極形状の1つがテーパ
状の幾何学形状を有するように改良することによって、
本発明の教えは、多様な容量型測定用変換器を改良する
ために使用可能である。例えば、各支持部材が唯一の電
極アレイを含むようなタイプの容量性エンコーダの場合
にも、本発明は、チルトに対する感度について同様の効
果を与えるように適用できる。この場合、第2図に示し
たように、送信電極又は受信電極のいずれかを問わず、
2つの支持部材のうち、短い方に配置された電極の包絡
線をテーパ状とすることが好ましい。 以上の説明から明らかなように、本発明による例えば直
線的な結合勾配の形状を容量型測定装置に用いることに
よって、支持部材20及び30の他方に対するチルトの変動
に対する改善された精度の出力を得ることができる。直
線的な結合勾配は、細長い電極アレイ中の個々の電極要
素の長さ又は幅のいずれかの形状を改良したり、又は、
細長い一体電極構造の幅を改良することによって、容易
に得ることができる。いずれの場合においても、この形
状は、少ない費用で測定精度を改善することができ、容
量型測定装置を構成する機械的な要素の製造に、より厳
格でない公差を許容する。これは、全コストを低減し、
高いコスト又は複雑さによって、これまで禁止されてい
た適用分野に、この測定装置が使われるのを許容する。
第1図は、本発明によるテーパ状電極構造を取入れた容
量型測定用変換器の第1実施例を含む容量型測定装置の
構成を示す斜視図、 第2図は、同じく第2実施例を含む容量型測定装置の構
成を示す斜視図、 第3図は、同じく第3実施例のテーパ状電極構造を示す
平面図、 第4図乃至第6図は、同じくテーパ状電極構造の変形例
をそれぞれ示す平面図、 第7図は、従来の容量型測定用変換器を含む容量型測定
装置の構成例を示す斜視図、 第8A図乃至第8F図は、容量型測定装置で3次元座標シス
テムに配置された2つの支持部材の可能な動きを示す線
図である。 12…容量変換器、20、30…支持部材、X…測定軸、100
…電子測定装置、102…信号発生器、104…信号処理器、
210…第1の受信電極(アレイ)、212、312、312′、31
2″…電極要素、220…第2の送信電極(アレイ)、31
0、310′…第1の送信電極(アレイ)、314、322…矩形
状中間部、316A、316B、324A、324B…三角形状(テーパ
状)端部、318A、318B、326A、326B…終端、320、320′
…検出電極(第2の受信電極)。
量型測定用変換器の第1実施例を含む容量型測定装置の
構成を示す斜視図、 第2図は、同じく第2実施例を含む容量型測定装置の構
成を示す斜視図、 第3図は、同じく第3実施例のテーパ状電極構造を示す
平面図、 第4図乃至第6図は、同じくテーパ状電極構造の変形例
をそれぞれ示す平面図、 第7図は、従来の容量型測定用変換器を含む容量型測定
装置の構成例を示す斜視図、 第8A図乃至第8F図は、容量型測定装置で3次元座標シス
テムに配置された2つの支持部材の可能な動きを示す線
図である。 12…容量変換器、20、30…支持部材、X…測定軸、100
…電子測定装置、102…信号発生器、104…信号処理器、
210…第1の受信電極(アレイ)、212、312、312′、31
2″…電極要素、220…第2の送信電極(アレイ)、31
0、310′…第1の送信電極(アレイ)、314、322…矩形
状中間部、316A、316B、324A、324B…三角形状(テーパ
状)端部、318A、318B、326A、326B…終端、320、320′
…検出電極(第2の受信電極)。
Claims (5)
- 【請求項1】相対変位可能であり、少なくとも一方が測
定軸に沿って変位可能な第1及び第2の支持部材と、 前記第1支持部材上に配置された第1の電極手段と、 前記第2の支持部材上に配置され、前記第1の電極手段
に容量的に結合された第2の電極手段とを備え、 前記第1及び第2の電極手段の少なくともいずれか一方
が、測定軸方向に多数分割され、且つ、それぞれ、全体
として測定軸方向に細長い形状を有し、 前記第1及び第2の電極手段のうち、測定軸方向の長さ
が短い方の電極又は電極群の、少なくとも一方の端部付
近の形状が、前記第1及び第2の電極手段間の結合度合
に関して、該端部に向かうに従って減少するような形状
とされていることを特徴とする容量型測定用変換器。 - 【請求項2】相対変位可能であり、少なくとも一方が測
定軸に沿って変位可能な、第1及び第2の支持部材と、 前記第1の支持部材上に配置された第1及び第2の電極
手段と、 前記第2の支持部材上に配置され、前記第1及び第2の
電極手段を容量的に結合して、該第1及び第2の電極手
段間の信号を仲介して伝達するための第3の電極手段と
を備え、 前記第1及び第2の電極手段の少なくともいずれか一方
が、測定軸方向に多数分割され、且つ、それぞれ、全体
として測定軸方向に細長い形状を有し、 前記第1又は第2の電極手段のうち、測定軸方向の長さ
が短い方の電極又は電極群の、少なくとも一方の端部付
近の形状が、前記第3の電極手段を介した前記第1及び
第2の電極手段間の結合度合に関して、該端部に向かう
に従って減少するような形状とされていることを特徴と
する容量型測定用変換器。 - 【請求項3】相対変位可能であり、少なくとも一方が測
定軸に沿って変位可能な、第1及び第2の支持部材と、 測定軸と整合して前記第1の支持部材上に配置された第
1の送信電極アレイと、 測定軸と整合して前記第2の支持部材上に配置され、前
記支持部材間の相対的な位置に依存して、異なる部分が
第1の送信電極アレイと容量的に結合されるようにされ
た第1の受信電極アレイと、 前記第1の受信電極アレイと相対的に整合して第2の支
持部材上に配置され、各電極が前記第1の受信電極の対
応する1つと電気的に接続された第2の送信電極アレイ
と、 前記第1の送信電極アレイと相対的に整合して第1の支
持部材上に配置され、前記支持部材間の相対的な位置に
依存して前記第2の送信電極アレイと容量的に結合され
た検出電極手段とを備え、 前記第1の送信電極アレイ又は検出電極手段のうち、測
定軸方向の長さが短い方の電極又は電極群の、少なくと
も一方の端部付近の形状が、前記第1の受信電極アレイ
及び第2の送信電極アレイを介した該第1の送信電極ア
レイと検出電極手段間の結合度合に関して、該端部に向
かうに従って減少するような形状とされていることを特
徴とする容量型測定用変換器。 - 【請求項4】間隔を開けて対向する関係に配置され、測
定軸に沿って相対移動可能な第1及び第2の支持部材
と、 前記測定軸に沿って前記第1の支持部材上に配置され、
全体として所定の長さを有する矩形の包絡形状を形成す
る第1の電極アレイ手段と、 前記第1及び第2の支持手段の相対移動に応じて、異な
る部分が前記第1の電極アレイ手段と容量的に結合され
るように、前記測定軸に沿って前記第2の支持部材上に
配置された第2の電極アレイ手段と、 前記第1及び第2の支持部材の相対移動に応じて、前記
第2の電極アレイ手段の異なる部分と容量的に結合され
るように、前記測定軸に沿って前記第1の支持部材上に
配置された第3の電極手段とを備え、 前記第3の電極手段が、前記第1の電極アレイ手段の測
定軸方向の全長よりも短い長さの細長い形状を有すると
共に、第1の矩形状部と該矩形状部の両端から前記測定
軸に沿って延びる第2及び第3の端部を含み、各端部
が、前記第2の電極アレイ手段を介した前記第1の電極
アレイ手段と第3の電極手段間の結合度合に関して、前
記第2及び第3の端部に向かうに従って徐々に減少する
ような、前記測定軸に沿って略連続的にテーパする有効
幅を有することを特徴とする容量型測定用変換器。 - 【請求項5】間隔を開けて対向する関係に配置され、測
定軸に沿って相対移動可能な第1及び第2の支持部材
と、 前記測定軸に沿って前記第1の支持部材上に配置され
た、所定長さの細長い形状を有し、第1の矩形状部と該
第1の矩形状部の両端から前記測定軸に沿って延びた第
2及び第3の端部を有する包絡線を形成する第1の電極
アレイ手段と、 前記第1及び第2の支持手段の相対移動に応じて、異な
る部分が前記第1の電極アレイ手段と容量的に結合され
るように、前記測定軸に沿って前記第2の支持部材上に
配置された第2の電極アレイ手段と、 前記第1及び第2の支持部材の相対移動に応じて、前記
第2の電極アレイ手段の異なる部分と容量的に結合され
るように、前記測定軸に沿って前記第1の支持部材上に
配置された第3の電極手段とを備え、 前記第3の電極手段が矩形の形状を有し、 前記第1の電極アレイ手段の前記第2及び第3の端部
が、それぞれ、前記第2の電極アレイ手段を介した前記
第1の電極アレイ手段と第3の電極手段間の結合度合に
関して、前記第2及び第3の端部に向かうに従って徐々
に減少するような形状とされていることを特徴とする容
量型測定用変換器。
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