JPH0747551Y2 - 開閉式天窓 - Google Patents
開閉式天窓Info
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- JPH0747551Y2 JPH0747551Y2 JP1990101757U JP10175790U JPH0747551Y2 JP H0747551 Y2 JPH0747551 Y2 JP H0747551Y2 JP 1990101757 U JP1990101757 U JP 1990101757U JP 10175790 U JP10175790 U JP 10175790U JP H0747551 Y2 JPH0747551 Y2 JP H0747551Y2
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Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋根面などに設けられる開閉可能な天窓に関す
る。
る。
(従来の技術) 第6図は従来の開閉式天窓を示したもので、建物の屋根
傾斜面Cに沿って配設された天窓枠A上に障子取付周枠
Bが取付けられ、該周枠Bの上辺部b上に開閉窓障子D
の障子枠上辺部dが蝶番(図示せず)によって開閉自在
に取付けられている。
傾斜面Cに沿って配設された天窓枠A上に障子取付周枠
Bが取付けられ、該周枠Bの上辺部b上に開閉窓障子D
の障子枠上辺部dが蝶番(図示せず)によって開閉自在
に取付けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように従来の天窓では天窓枠Aの上に障子取付周
枠Bが取付てあり、更にこの周枠Bの上に開閉窓障子D
が配されて普通の蝶番で枢着されていることから、天窓
全体が屋根面Cから相当突き出た状態になり、このため
外観上の体裁が損なわれ易くなる上に、降雨時には屋根
面Cの上流より流れてくる雨水の一部がゴミ等と共に障
子取付周枠Bの上辺部bと屋根面Cとの隅部Eに滞溜
し、周枠Bを腐食させるという問題があった。
枠Bが取付てあり、更にこの周枠Bの上に開閉窓障子D
が配されて普通の蝶番で枢着されていることから、天窓
全体が屋根面Cから相当突き出た状態になり、このため
外観上の体裁が損なわれ易くなる上に、降雨時には屋根
面Cの上流より流れてくる雨水の一部がゴミ等と共に障
子取付周枠Bの上辺部bと屋根面Cとの隅部Eに滞溜
し、周枠Bを腐食させるという問題があった。
本考案はこのような問題点を解決するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案による天窓は、屋根傾斜面に沿って配設された天
窓枠4の内周側に、開閉窓障子6を閉じた位置で天窓枠
4と面一状態に嵌合支持する障子取付周枠5であって、
それぞれ同一型材により形成された上下及び左右辺側枠
部材9,10,11,11からなる障子取付周枠5が設けられ、前
記開閉窓障子6の障子枠上辺部16には、立上部片20を介
して水平ピボット軸21が一体条設され、前記障子取付周
枠5の上辺側枠部材9には、当該上辺側枠部材9に取付
けられる取付台片46に立上部片50を介して一体突設され
た断面略逆C字状の水切突条片23が全長にわたって設け
られ、この水切突条片23は、前記水平ピボット軸21を軸
方向から挿入嵌合して前記開閉窓障子6を開閉可能に枢
着するための軸受部22を形成し且つ当該軸受部22の下側
部分に水平ピボット軸21の外径より若干小さい開口幅の
開口部51を形成してなることを特徴とする。
窓枠4の内周側に、開閉窓障子6を閉じた位置で天窓枠
4と面一状態に嵌合支持する障子取付周枠5であって、
それぞれ同一型材により形成された上下及び左右辺側枠
部材9,10,11,11からなる障子取付周枠5が設けられ、前
記開閉窓障子6の障子枠上辺部16には、立上部片20を介
して水平ピボット軸21が一体条設され、前記障子取付周
枠5の上辺側枠部材9には、当該上辺側枠部材9に取付
けられる取付台片46に立上部片50を介して一体突設され
た断面略逆C字状の水切突条片23が全長にわたって設け
られ、この水切突条片23は、前記水平ピボット軸21を軸
方向から挿入嵌合して前記開閉窓障子6を開閉可能に枢
着するための軸受部22を形成し且つ当該軸受部22の下側
部分に水平ピボット軸21の外径より若干小さい開口幅の
開口部51を形成してなることを特徴とする。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明すると、第1図は建
物の屋根に設置された言わば連窓式の天窓を示したもの
で、第2図〜第4図はその要部拡大断面図である。
物の屋根に設置された言わば連窓式の天窓を示したもの
で、第2図〜第4図はその要部拡大断面図である。
第1図によれば、それぞれ複数本の縦枠1と横枠2,3と
が格子状に枠組みされて、例えば九つの天窓枠が区画形
成され、これらの天窓枠のうち中央の一つの天窓枠4の
内周側に障子取付周枠5(第2図、第3図参照)が配設
されて、該周枠5の上辺部に開閉窓障子6が開閉可能に
枢着され、これによって開閉式天窓7が形成される。他
の天窓枠にはそれぞれ単に窓ガラス8が嵌め殺し式に嵌
装されて固定式天窓とされる。開閉窓障子6は閉じた位
置で天窓枠4と面一状態となるように障子取付周枠5に
嵌合支持される。
が格子状に枠組みされて、例えば九つの天窓枠が区画形
成され、これらの天窓枠のうち中央の一つの天窓枠4の
内周側に障子取付周枠5(第2図、第3図参照)が配設
されて、該周枠5の上辺部に開閉窓障子6が開閉可能に
枢着され、これによって開閉式天窓7が形成される。他
の天窓枠にはそれぞれ単に窓ガラス8が嵌め殺し式に嵌
装されて固定式天窓とされる。開閉窓障子6は閉じた位
置で天窓枠4と面一状態となるように障子取付周枠5に
嵌合支持される。
上記開閉式天窓7の構造について第2図〜第5図により
更に詳細に説明すれば、障子取付周枠5は、それぞれア
ルミ押出し型材製の上辺及び下辺側枠部材9,10と左右辺
側枠部材11,11とによって形成され、これらの枠部材9,1
0,11,11は、第2図、第3図から明らかなように、それ
ぞれ同一のアルミ押出し型材、つまり断面の形状及びそ
の大きさが同一であるアルミ押出し型材によって形成さ
れたもので、天窓枠4を構成する横枠2,2及び縦枠1,1の
内側面部にそれぞれ係合されると共に互いの上面が実質
的に面一に配置された状態でビス12止めされている。こ
の障子取付周枠5の内周側にはテーパ状のパッキン受け
座13と外側及び内側シールパッキン14,15がそれぞれ全
周に亘って設けられている。
更に詳細に説明すれば、障子取付周枠5は、それぞれア
ルミ押出し型材製の上辺及び下辺側枠部材9,10と左右辺
側枠部材11,11とによって形成され、これらの枠部材9,1
0,11,11は、第2図、第3図から明らかなように、それ
ぞれ同一のアルミ押出し型材、つまり断面の形状及びそ
の大きさが同一であるアルミ押出し型材によって形成さ
れたもので、天窓枠4を構成する横枠2,2及び縦枠1,1の
内側面部にそれぞれ係合されると共に互いの上面が実質
的に面一に配置された状態でビス12止めされている。こ
の障子取付周枠5の内周側にはテーパ状のパッキン受け
座13と外側及び内側シールパッキン14,15がそれぞれ全
周に亘って設けられている。
開閉窓障子6は、それぞれアルミ押出し型材製の上辺及
び下辺側枠部材16,17と左右辺側枠部材18,18とからなる
障子枠にガラス19を水密状に嵌装してなるもので、上辺
側枠部材16の上側縁部には立上部片20を介して水平ピボ
ット軸21が立上部片50を介して一体突設されている。そ
してこの水平ピボット軸21を軸方向から挿入嵌合して開
閉窓障子6を開閉可能に枢着させるための軸受部22が障
子取付周枠5の上辺側枠部材9に設けられている。
び下辺側枠部材16,17と左右辺側枠部材18,18とからなる
障子枠にガラス19を水密状に嵌装してなるもので、上辺
側枠部材16の上側縁部には立上部片20を介して水平ピボ
ット軸21が立上部片50を介して一体突設されている。そ
してこの水平ピボット軸21を軸方向から挿入嵌合して開
閉窓障子6を開閉可能に枢着させるための軸受部22が障
子取付周枠5の上辺側枠部材9に設けられている。
すなわち、上辺側枠部材9には、第2図更には第5図で
明らかなように、当該上辺側枠部材9に取着してある断
面略L字状の取付台片46に立上部片50を介して一体突設
された断面略C字状の水切突条片23が全長にわたって設
けてあり、この水切突条片23の先端部後面側に上記軸受
部22が形成されると共に、この軸受部22の下側部分に、
水平ピボット軸21を一体条設した立上部片20を軸方向に
挿入しうる開口部51が軸受部22全長にわたって形成され
ている。この開口部51は、第2図から明らかなように、
水平ピボット軸21の直径よりも若干小さく且つ上記立上
部片20が水平ピボット軸21の周りに所要角度範囲回動し
うる開口幅を有する。しかして、上記軸受部22と開口部
51とに開閉窓障子6側の水平ピボット軸21と立上部片20
とが支障なく軸方向から挿入され、この水平ピボット軸
21は上記軸受部22に同心状に嵌合支持されると共に、こ
うして嵌合支持されたピボット軸21は常時上記開口部51
からの抜け出しを阻止されることになる。従って、開閉
窓障子6は、閉止時に風圧によってその上辺側枠部材9
が浮き上がったり、ずり上がったりして、ガタつきを生
じるようなことがなく、また閉止状態からの回動開放操
作時に水平ピボット軸21が開口部51から抜け出て開閉窓
障子6が障子取付周枠5から外れるようなことがなく、
開閉窓障子6の開閉操作を円滑にしかも容易に行うこと
ができる。
明らかなように、当該上辺側枠部材9に取着してある断
面略L字状の取付台片46に立上部片50を介して一体突設
された断面略C字状の水切突条片23が全長にわたって設
けてあり、この水切突条片23の先端部後面側に上記軸受
部22が形成されると共に、この軸受部22の下側部分に、
水平ピボット軸21を一体条設した立上部片20を軸方向に
挿入しうる開口部51が軸受部22全長にわたって形成され
ている。この開口部51は、第2図から明らかなように、
水平ピボット軸21の直径よりも若干小さく且つ上記立上
部片20が水平ピボット軸21の周りに所要角度範囲回動し
うる開口幅を有する。しかして、上記軸受部22と開口部
51とに開閉窓障子6側の水平ピボット軸21と立上部片20
とが支障なく軸方向から挿入され、この水平ピボット軸
21は上記軸受部22に同心状に嵌合支持されると共に、こ
うして嵌合支持されたピボット軸21は常時上記開口部51
からの抜け出しを阻止されることになる。従って、開閉
窓障子6は、閉止時に風圧によってその上辺側枠部材9
が浮き上がったり、ずり上がったりして、ガタつきを生
じるようなことがなく、また閉止状態からの回動開放操
作時に水平ピボット軸21が開口部51から抜け出て開閉窓
障子6が障子取付周枠5から外れるようなことがなく、
開閉窓障子6の開閉操作を円滑にしかも容易に行うこと
ができる。
尚、この軸受部22の両端部には第5図に示すようにねじ
栓24が螺合されて開栓される。
栓24が螺合されて開栓される。
また、開閉窓障子6の外周には障子取付周枠5のテーパ
状パッキン受け座13に密接してこれら周枠5と窓障子6
との間を水密シールするシールパッキン25が全周に亘り
取着されている。またこれら周枠5と窓障子6との間に
は、上記シールパッキン25の外側において両者間への雨
水等の浸入を阻止するための水切りゴム片26が前記突条
片23部分を除く左右側辺及び下辺に介装してある。すな
わち、障子取付周枠5を構成する下辺側枠部材10及び左
右辺側枠部材11,11の各枠部材に取付部材27がそれぞれ
取着してあって、これにひれ状の水切ゴム片26が取付け
られ、各水切りゴム片26は第2図及び第3図のように開
閉窓障子6が閉じた状態のときこの窓障子6の下辺側及
び左右右辺側枠部材17,18,18の各々の上面部を被うよう
に弾接するようになっている。
状パッキン受け座13に密接してこれら周枠5と窓障子6
との間を水密シールするシールパッキン25が全周に亘り
取着されている。またこれら周枠5と窓障子6との間に
は、上記シールパッキン25の外側において両者間への雨
水等の浸入を阻止するための水切りゴム片26が前記突条
片23部分を除く左右側辺及び下辺に介装してある。すな
わち、障子取付周枠5を構成する下辺側枠部材10及び左
右辺側枠部材11,11の各枠部材に取付部材27がそれぞれ
取着してあって、これにひれ状の水切ゴム片26が取付け
られ、各水切りゴム片26は第2図及び第3図のように開
閉窓障子6が閉じた状態のときこの窓障子6の下辺側及
び左右右辺側枠部材17,18,18の各々の上面部を被うよう
に弾接するようになっている。
尚、天窓枠を構成している縦枠1及び横枠2,3の上面側
には支持部材28を介してカバー部材29が設けてあり、そ
して前記水切突条片23と天窓枠4の横枠2側のカバー部
材29との間隙部、及び前記水切りゴム片26取付用の各取
付部材27とこれに隣接する天窓枠4の各カバー部材29と
の間隙部にはシール材30が装填され、またこれらの箇所
以外の所要箇所にも従来の天窓構造と同様にそれぞれシ
ール材が装填されている。
には支持部材28を介してカバー部材29が設けてあり、そ
して前記水切突条片23と天窓枠4の横枠2側のカバー部
材29との間隙部、及び前記水切りゴム片26取付用の各取
付部材27とこれに隣接する天窓枠4の各カバー部材29と
の間隙部にはシール材30が装填され、またこれらの箇所
以外の所要箇所にも従来の天窓構造と同様にそれぞれシ
ール材が装填されている。
また、開閉窓障子6は閉じた状態で障子取付周枠5に対
して適宜にロックできるようにしてある。
して適宜にロックできるようにしてある。
上記のような天窓構造によれば、開閉式天窓7の開閉窓
障子6が閉止された状態ではこの開閉窓障子6の障子面
と天窓枠4の上面と当該開閉式天窓の周囲の固定式天窓
の窓面とが第1図で明らかなようにほとんど面一状態と
なる。
障子6が閉止された状態ではこの開閉窓障子6の障子面
と天窓枠4の上面と当該開閉式天窓の周囲の固定式天窓
の窓面とが第1図で明らかなようにほとんど面一状態と
なる。
したがって、降雨時に雨水が開閉式天窓7の上辺側や下
辺側に滞ることなく下流側へスムーズに流出される。ま
た、開閉窓障子6の上辺部が枢着される障子取付周枠5
の上辺部には軸受部22を形成した断面略逆C字状の水切
り突条片23が立上部片50を介して上記周枠5の全長にわ
たって一体条設してあるため、この水切突条片23と立上
部片50とによって、上流から流下してくる雨水が開閉窓
障子6の上辺側枠部材16と障子取付周枠5の上辺側枠部
材9との間隙部より雨水が直接侵入するのを阻止するこ
とができる。
辺側に滞ることなく下流側へスムーズに流出される。ま
た、開閉窓障子6の上辺部が枢着される障子取付周枠5
の上辺部には軸受部22を形成した断面略逆C字状の水切
り突条片23が立上部片50を介して上記周枠5の全長にわ
たって一体条設してあるため、この水切突条片23と立上
部片50とによって、上流から流下してくる雨水が開閉窓
障子6の上辺側枠部材16と障子取付周枠5の上辺側枠部
材9との間隙部より雨水が直接侵入するのを阻止するこ
とができる。
また、障子取付周枠5と開閉窓障子6との間には上記突
条片23部分を除く左右側辺及び下辺にそれぞれ水切りゴ
ム片26が介装してあるため、雨水が周枠5の左右辺側枠
部材11及び下辺側枠部材10と、窓障子6の左右辺側枠部
材18及び下辺側枠部材17との隙間部より内方へ容易に浸
入することができない。
条片23部分を除く左右側辺及び下辺にそれぞれ水切りゴ
ム片26が介装してあるため、雨水が周枠5の左右辺側枠
部材11及び下辺側枠部材10と、窓障子6の左右辺側枠部
材18及び下辺側枠部材17との隙間部より内方へ容易に浸
入することができない。
仮に、雨水が軸受部22内に浸入して水平ピボット軸21と
の間隙を通り周枠5と窓障子6との間に入り込んでも、
これら周枠5と窓障子6との間にはシールパッキン25が
全周に設けてあるため、それより内部への雨水の浸入が
阻止される。
の間隙を通り周枠5と窓障子6との間に入り込んでも、
これら周枠5と窓障子6との間にはシールパッキン25が
全周に設けてあるため、それより内部への雨水の浸入が
阻止される。
また、上記シールパッキン25が長期の使用により変質し
てシール機能が低下し、このシールパッキン25と障子取
付周枠5のパッキン受け座13との間から内方側へ雨水が
浸入するような場合について第2図〜第4図を参照して
説明すると、そのようにして浸入した雨水は、障子取付
周枠5を構成する上下辺側枠部材9,10及び左右辺側枠部
材11,11の凹溝部31,32,33,33に流入することになるが、
これらの凹溝31〜33は互いに連通しているため、上辺側
枠部材9の凹溝部31に流入した雨水は、これと連通して
いる左右辺側枠部材11,11の凹溝部33,33へ流れ込んで、
この左右辺側枠部材11,11の凹溝部33,33に流入した雨水
と共に下辺側枠部材10の凹溝部32に貯められることにな
る。こうして下辺側枠部材10の凹溝部32に貯まった雨水
は、第2図に示すように該凹溝部32の底壁に設けられた
水抜穴34からその下方の中空枠部35へ流出され、更にこ
の中空枠部35の排出口36より天窓枠4を構成する横枠2
の溝条37へ排出される。尚、上記凹溝部32に貯まった雨
水がシールパッキン14部分の隙間から下方の中空溝枠部
38に流出した場合には、第2図に示すように雨水は排出
口39,40,41を通って、上記横枠2の中空部42内へ排出さ
れる。この横枠2の溝条37及び中空部42に流入した雨水
は、第4図に示すように縦枠1との接続端部に設けられ
た排水孔43,44より縦枠1の樋溝部45に排出され、そし
てこの樋溝部45の下流側端部より天窓の外に適宜排水さ
れる。
てシール機能が低下し、このシールパッキン25と障子取
付周枠5のパッキン受け座13との間から内方側へ雨水が
浸入するような場合について第2図〜第4図を参照して
説明すると、そのようにして浸入した雨水は、障子取付
周枠5を構成する上下辺側枠部材9,10及び左右辺側枠部
材11,11の凹溝部31,32,33,33に流入することになるが、
これらの凹溝31〜33は互いに連通しているため、上辺側
枠部材9の凹溝部31に流入した雨水は、これと連通して
いる左右辺側枠部材11,11の凹溝部33,33へ流れ込んで、
この左右辺側枠部材11,11の凹溝部33,33に流入した雨水
と共に下辺側枠部材10の凹溝部32に貯められることにな
る。こうして下辺側枠部材10の凹溝部32に貯まった雨水
は、第2図に示すように該凹溝部32の底壁に設けられた
水抜穴34からその下方の中空枠部35へ流出され、更にこ
の中空枠部35の排出口36より天窓枠4を構成する横枠2
の溝条37へ排出される。尚、上記凹溝部32に貯まった雨
水がシールパッキン14部分の隙間から下方の中空溝枠部
38に流出した場合には、第2図に示すように雨水は排出
口39,40,41を通って、上記横枠2の中空部42内へ排出さ
れる。この横枠2の溝条37及び中空部42に流入した雨水
は、第4図に示すように縦枠1との接続端部に設けられ
た排水孔43,44より縦枠1の樋溝部45に排出され、そし
てこの樋溝部45の下流側端部より天窓の外に適宜排水さ
れる。
(考案の効果) 本考案の開閉式天窓によれば、天窓枠の枠上面と開閉窓
障子の障子面とが面一状態となるため、屋根面上に天窓
が突き出ることがなく、外観上の体裁が良くなり、しか
も降雨の際に雨水が天窓の上辺側に滞溜しないためこの
滞溜箇所からの雨水の内部浸入や障子取付周枠の腐食を
防止することができる。
障子の障子面とが面一状態となるため、屋根面上に天窓
が突き出ることがなく、外観上の体裁が良くなり、しか
も降雨の際に雨水が天窓の上辺側に滞溜しないためこの
滞溜箇所からの雨水の内部浸入や障子取付周枠の腐食を
防止することができる。
また、開閉窓障子を障子取付周枠の上辺部に枢着するヒ
ンジ手段として、開閉窓障子の障子枠上辺部に立上部片
を介して水平ピボット軸を一体条設すると共に、該水平
ピボット軸を軸方向から挿入嵌合しうる軸受部を形成し
た断面略C字状の水切突条片を、立上部片を介して前記
障子取付周枠の上辺部全長にわたって設けてなる構成を
採用しているため、上流より下流してくる雨水が障子取
付周枠の上辺部と開閉窓障子の上辺部との隙間から直接
窓内部側へ侵入しようとするのを上記水切突条片と立上
部片とによって阻止でき、これによってヒンジ手段から
の雨水の室内侵入を防止することができる。
ンジ手段として、開閉窓障子の障子枠上辺部に立上部片
を介して水平ピボット軸を一体条設すると共に、該水平
ピボット軸を軸方向から挿入嵌合しうる軸受部を形成し
た断面略C字状の水切突条片を、立上部片を介して前記
障子取付周枠の上辺部全長にわたって設けてなる構成を
採用しているため、上流より下流してくる雨水が障子取
付周枠の上辺部と開閉窓障子の上辺部との隙間から直接
窓内部側へ侵入しようとするのを上記水切突条片と立上
部片とによって阻止でき、これによってヒンジ手段から
の雨水の室内侵入を防止することができる。
また、上記断面略C字状水切突条片の軸受部は、水平ピ
ボット軸を軸方向から挿入嵌合しうるように形成されて
いると共に、該軸受部の下側部分に水平ピボット軸の外
径よりも若干小さい開口幅の開口部を形成しているた
め、該軸受部に挿入された水平ピボット軸を同心状態で
嵌合支持することができると共に、水平ピボット軸の上
記開口部からの抜け出しを阻止することができ、従って
開閉窓障子は、閉止時にその障子枠上辺部側が風圧によ
り浮き上がったりずり上がったりしてガタつきを生じる
ようなことがなく確実に閉止固定され、また斯かる閉止
状態からの回動開放操作時に水平ピボット軸が上記開口
部から抜け出て開閉窓障子が障子取付周枠から外れるよ
うなことがなく、開閉窓障子の開閉操作を円滑にしかも
容易に行うことができる。
ボット軸を軸方向から挿入嵌合しうるように形成されて
いると共に、該軸受部の下側部分に水平ピボット軸の外
径よりも若干小さい開口幅の開口部を形成しているた
め、該軸受部に挿入された水平ピボット軸を同心状態で
嵌合支持することができると共に、水平ピボット軸の上
記開口部からの抜け出しを阻止することができ、従って
開閉窓障子は、閉止時にその障子枠上辺部側が風圧によ
り浮き上がったりずり上がったりしてガタつきを生じる
ようなことがなく確実に閉止固定され、また斯かる閉止
状態からの回動開放操作時に水平ピボット軸が上記開口
部から抜け出て開閉窓障子が障子取付周枠から外れるよ
うなことがなく、開閉窓障子の開閉操作を円滑にしかも
容易に行うことができる。
さらに、上記水切突条片は、障子取付周枠の上辺側枠部
材と一体に形成されたものではなく、それとは別個に形
成されたものであって、それぞれ同一型材により形成し
た上下及び左右辺側枠部材からなる障子取付周枠の上辺
側枠部材に、当該水切突条片の取付台片を取付けるよう
にしたものであるため、障子取付周枠を製作するにあた
っては、一種類の型材で上辺及び下辺側枠部材と左右辺
側部材の全枠部材を形成できて、障子取付周枠の製作コ
ストを安くでき、しかも水切突条片が破損した場合に
は、水切突条片のみを取り替えればよいから、その取り
替えを簡単容易に行えると共に、きわめて経済的であ
る。
材と一体に形成されたものではなく、それとは別個に形
成されたものであって、それぞれ同一型材により形成し
た上下及び左右辺側枠部材からなる障子取付周枠の上辺
側枠部材に、当該水切突条片の取付台片を取付けるよう
にしたものであるため、障子取付周枠を製作するにあた
っては、一種類の型材で上辺及び下辺側枠部材と左右辺
側部材の全枠部材を形成できて、障子取付周枠の製作コ
ストを安くでき、しかも水切突条片が破損した場合に
は、水切突条片のみを取り替えればよいから、その取り
替えを簡単容易に行えると共に、きわめて経済的であ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す天窓の外観斜視図、第
2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図は第1図の
III−III線拡大断面図、第4図は第1図のIV−IV線拡大
断面図、第5図は第1図の天窓における水切突条片の部
分を示す拡大斜視図、第6図は従来例を示す開閉式天窓
の縦断面図である。 1…天窓枠を構成する縦枠、2…横枠、4…天窓枠、5
…障子取付周枠、6…開閉窓障子、7…開閉式天窓、9
…障子取付周枠の上辺側枠部材、10…下辺側枠部材、11
…左右辺側枠部材、16…開閉窓障子の上辺側枠部材、17
…下辺側枠部材、18…左右辺側枠部材、20…立上部片、
21…水平ピボット軸、22…軸受部、23…水切突条片、46
…取付台片、50…立上部片、51…開口部。
2図は第1図のII−II線拡大断面図、第3図は第1図の
III−III線拡大断面図、第4図は第1図のIV−IV線拡大
断面図、第5図は第1図の天窓における水切突条片の部
分を示す拡大斜視図、第6図は従来例を示す開閉式天窓
の縦断面図である。 1…天窓枠を構成する縦枠、2…横枠、4…天窓枠、5
…障子取付周枠、6…開閉窓障子、7…開閉式天窓、9
…障子取付周枠の上辺側枠部材、10…下辺側枠部材、11
…左右辺側枠部材、16…開閉窓障子の上辺側枠部材、17
…下辺側枠部材、18…左右辺側枠部材、20…立上部片、
21…水平ピボット軸、22…軸受部、23…水切突条片、46
…取付台片、50…立上部片、51…開口部。
Claims (1)
- 【請求項1】屋根傾斜面に沿って配設された天窓枠4の
内周側に、開閉窓障子6を閉じた位置で天窓枠4と面一
状態に嵌合支持する障子取付周枠5であって、それぞれ
同一型材により形成された上下及び左右辺側枠部材9,1
0,11,11からなる障子取付周枠5が設けられ、前記開閉
窓障子6の障子枠上辺部16には、立上部片20を介して水
平ピボット軸21が一体条設され、前記障子取付周枠5の
上辺側枠部材9には、当該上辺側枠部材9に取付けられ
る取付台片46に立上部片50を介して一体突設された断面
略逆C字状の水切突条片23が全長にわたって設けられ、
この水切突条片23は、前記水平ピボット軸21を軸方向か
ら挿入嵌合して前記開閉窓障子6を開閉可能に枢着する
ための軸受部22を形成し且つ当該軸受部22の下側部分に
水平ピボット軸21の外径より若干小さい開口幅の開口部
51を形成してなることを特徴とする開閉式天窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990101757U JPH0747551Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 開閉式天窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990101757U JPH0747551Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 開閉式天窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0459223U JPH0459223U (ja) | 1992-05-21 |
JPH0747551Y2 true JPH0747551Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31845472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990101757U Expired - Lifetime JPH0747551Y2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 開閉式天窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747551Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2756914B2 (ja) * | 1994-01-28 | 1998-05-25 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 天窓のヒンジ構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58153614U (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-14 | 協和ガス化学工業株式会社 | 温室のような構造体 |
JPS6348726Y2 (ja) * | 1984-09-27 | 1988-12-15 | ||
JPH0356581Y2 (ja) * | 1985-03-08 | 1991-12-19 |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP1990101757U patent/JPH0747551Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0459223U (ja) | 1992-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |