JPH0746633A - 偏光制御型空間光スイッチ - Google Patents
偏光制御型空間光スイッチInfo
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- JPH0746633A JPH0746633A JP6015544A JP1554494A JPH0746633A JP H0746633 A JPH0746633 A JP H0746633A JP 6015544 A JP6015544 A JP 6015544A JP 1554494 A JP1554494 A JP 1554494A JP H0746633 A JPH0746633 A JP H0746633A
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- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、設定されるパスにかかわらず常に同
一数のスイッチ素子を通り、伝送損失及びクロストーク
のばらつきを抑制する偏光制御型空間光スイッチを提供
することを目的とする 【構成】各入力光の偏光方向を維持、あるいは直交方向
へ回転させて出力する要素を入力光路数と同数有する偏
光制御手段1aと、偏光制御手段1aから出力される各
光情報の光路を、この光情報の偏光方向に応じて変更す
る光路変換素子とを備える偏光制御型光スイッチ1を複
数備え、これらの偏光制御型光スイッチをマトリクス
状、あるいは縦列に接続して構成される偏光制御型空間
光スイッチ。
一数のスイッチ素子を通り、伝送損失及びクロストーク
のばらつきを抑制する偏光制御型空間光スイッチを提供
することを目的とする 【構成】各入力光の偏光方向を維持、あるいは直交方向
へ回転させて出力する要素を入力光路数と同数有する偏
光制御手段1aと、偏光制御手段1aから出力される各
光情報の光路を、この光情報の偏光方向に応じて変更す
る光路変換素子とを備える偏光制御型光スイッチ1を複
数備え、これらの偏光制御型光スイッチをマトリクス
状、あるいは縦列に接続して構成される偏光制御型空間
光スイッチ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入射側の光ファイバ伝
送路と、出力側の光ファイバ伝送路との間に、パスを設
定する空間光スイッチに関する。
送路と、出力側の光ファイバ伝送路との間に、パスを設
定する空間光スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、光ファイバを情報伝送路として利
用する情報伝送システムの開発が進められている。特
に、入力側の光ファイバ伝送路と、出力側の光ファイバ
伝送路との間で、光情報を電気信号に変換せず、光信号
のまま交換処理する偏光制御型空間光スイッチが望まれ
ている。
用する情報伝送システムの開発が進められている。特
に、入力側の光ファイバ伝送路と、出力側の光ファイバ
伝送路との間で、光情報を電気信号に変換せず、光信号
のまま交換処理する偏光制御型空間光スイッチが望まれ
ている。
【0003】図31は、従来の偏光制御型光空間スイッ
チの構成を示す図である。この偏光制御型空間光スイッ
チは、n入力且つn出力のスイッチであり、p偏光で入
射される光情報の光路変換を行うスイッチである。
チの構成を示す図である。この偏光制御型空間光スイッ
チは、n入力且つn出力のスイッチであり、p偏光で入
射される光情報の光路変換を行うスイッチである。
【0004】偏光制御型空間光スイッチは、n2個のス
イッチ素子SW11〜SWnnを、n行且つn列のマト
リクス状に配置している。この偏光制御型空間光スイッ
チの入力側には、n本の入力ファイバIi(i=1、
2、・・・、n)が配置されている。さらに、各入力フ
ァイバIiと偏光制御型空間光スイッチの各入力光路と
の間には、レンズLと偏光子Pi(i=1、2、・・
・、n)とが配置されている。
イッチ素子SW11〜SWnnを、n行且つn列のマト
リクス状に配置している。この偏光制御型空間光スイッ
チの入力側には、n本の入力ファイバIi(i=1、
2、・・・、n)が配置されている。さらに、各入力フ
ァイバIiと偏光制御型空間光スイッチの各入力光路と
の間には、レンズLと偏光子Pi(i=1、2、・・
・、n)とが配置されている。
【0005】レンズLは、入力ファイバから出力された
光情報を集光させる収束レンズである。偏光子Piは、
偏光方向がp偏光である光情報のみを透過する素子であ
る。
光情報を集光させる収束レンズである。偏光子Piは、
偏光方向がp偏光である光情報のみを透過する素子であ
る。
【0006】また、偏光制御型空間光スイッチの出力側
には、出力光路数と同数のレンズLが配置されている。
各レンズLの出力側には、n本の出力ファイバOi(i
=1、2、3、・・・n)が配置されている。
には、出力光路数と同数のレンズLが配置されている。
各レンズLの出力側には、n本の出力ファイバOi(i
=1、2、3、・・・n)が配置されている。
【0007】入力ファイバIiから出力された光情報
は、レンズLで収束され偏光子Piへ入射される。偏光
子Piは、入射した光情報の偏光方向がp偏光であれ
ば、この光情報を透過し、第1列目のスイッチ素子SW
i1(i=1、2、・・・、n)へ入射させる。
は、レンズLで収束され偏光子Piへ入射される。偏光
子Piは、入射した光情報の偏光方向がp偏光であれ
ば、この光情報を透過し、第1列目のスイッチ素子SW
i1(i=1、2、・・・、n)へ入射させる。
【0008】また、第n行目のスイッチ素子SWnj
(j=1、2、・・・、n)から出力された光情報は、
レンズLで収束されて出力ファイバOiへ入射される。
ここで、各スイッチ素子SWijは、偏光分離器と、液
晶を用いて形成された二つの偏光制御素子とを組み合わ
せた構成を有している。二つの偏光制御素子は、偏光分
離器の入射側と反射側とに配置されている。
(j=1、2、・・・、n)から出力された光情報は、
レンズLで収束されて出力ファイバOiへ入射される。
ここで、各スイッチ素子SWijは、偏光分離器と、液
晶を用いて形成された二つの偏光制御素子とを組み合わ
せた構成を有している。二つの偏光制御素子は、偏光分
離器の入射側と反射側とに配置されている。
【0009】偏光分離器は、入射された光情報の偏光方
向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過し、入
射された光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報
を垂直方向へ反射する部材である。
向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過し、入
射された光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報
を垂直方向へ反射する部材である。
【0010】偏光制御素子には、外部から任意に電圧を
印加できるようになっている。偏光制御素子は、電圧を
印加していないときに入射した光情報の偏光方向を回転
させず、電圧を印加したときに入射した光情報の偏光方
向をπ/2回転させる素子である。
印加できるようになっている。偏光制御素子は、電圧を
印加していないときに入射した光情報の偏光方向を回転
させず、電圧を印加したときに入射した光情報の偏光方
向をπ/2回転させる素子である。
【0011】例えば、スイッチ素子SW11に入射され
た光情報をスイッチ素子SW12へ出力する場合、スイ
ッチ素子SW11へ入射される光情報の偏光方向はp偏
光であるから、入射側の偏光制御素子には電圧を印加し
ない。このとき、スイッチ素子SW11に入射される光
情報は、先ず入射側の偏光制御素子へ入射される。入射
側の偏光制御素子は、この光情報をp偏光のまま透過
し、偏光分離器へ入射させる。
た光情報をスイッチ素子SW12へ出力する場合、スイ
ッチ素子SW11へ入射される光情報の偏光方向はp偏
光であるから、入射側の偏光制御素子には電圧を印加し
ない。このとき、スイッチ素子SW11に入射される光
情報は、先ず入射側の偏光制御素子へ入射される。入射
側の偏光制御素子は、この光情報をp偏光のまま透過
し、偏光分離器へ入射させる。
【0012】偏光分離器は、入射されたp偏光を直進方
向へ透過し、スイッチ素子SW12へ出力する。また、
スイッチ素子11に入射された光情報をスイッチ素子2
1へ出力する場合、スイッチ素子11の入射側の偏光制
御素子と反射側の偏光制御素子とに電圧を印加する。こ
のとき、スイッチ素子11へ入射されるp偏光は、先ず
入射側の偏光制御素子へ入射される。入射側の偏光制御
素子は、入射されたp偏光をs偏光へ回転させ、偏光分
離器へ入射させる。
向へ透過し、スイッチ素子SW12へ出力する。また、
スイッチ素子11に入射された光情報をスイッチ素子2
1へ出力する場合、スイッチ素子11の入射側の偏光制
御素子と反射側の偏光制御素子とに電圧を印加する。こ
のとき、スイッチ素子11へ入射されるp偏光は、先ず
入射側の偏光制御素子へ入射される。入射側の偏光制御
素子は、入射されたp偏光をs偏光へ回転させ、偏光分
離器へ入射させる。
【0013】偏光分離器は、入射されたs偏光を垂直下
方向へ反射し、反射側の偏光制御素子へ入射させる。反
射側の偏光制御素子は、入射したs偏光をp偏光へ回転
させ、スイッチ素子SW21へ出力する。
方向へ反射し、反射側の偏光制御素子へ入射させる。反
射側の偏光制御素子は、入射したs偏光をp偏光へ回転
させ、スイッチ素子SW21へ出力する。
【0014】ここで、スイッチ素子SW21は、スイッ
チ素子SW11から入射したp偏光を透過して、スイッ
チ素子SW31へ出力させる。このようにして、p偏光
はスイッチ素子SWn1へ入射される。
チ素子SW11から入射したp偏光を透過して、スイッ
チ素子SW31へ出力させる。このようにして、p偏光
はスイッチ素子SWn1へ入射される。
【0015】スイッチ素子SWn1は、入射したp偏光
は直進方向へ透過し、出力ファイバO1へ出力する。従
って、スイッチ素子SW11の入射側の偏光制御素子
と、反射側の偏光制御素子とに電圧を印加することによ
り、入力ファイバI1と出力ファイバO1との間にパス
を設定することができる。
は直進方向へ透過し、出力ファイバO1へ出力する。従
って、スイッチ素子SW11の入射側の偏光制御素子
と、反射側の偏光制御素子とに電圧を印加することによ
り、入力ファイバI1と出力ファイバO1との間にパス
を設定することができる。
【0016】同様にして、各スイッチ素子SWijの偏
光制御素子を外部から制御することにより、所望の入力
ファイバと出力ファイバとの間にパスを設定することが
できる。
光制御素子を外部から制御することにより、所望の入力
ファイバと出力ファイバとの間にパスを設定することが
できる。
【0017】ところで、従来の偏光制御型空間光スイッ
チは、マトリクス交点上にスイッチ素子を配置している
ため、接続パスを設定する際に一つのスイッチ素子当り
二つの偏光制御素子を制御しなければならない。
チは、マトリクス交点上にスイッチ素子を配置している
ため、接続パスを設定する際に一つのスイッチ素子当り
二つの偏光制御素子を制御しなければならない。
【0018】さらに、上記の偏光制御型空間光スイッチ
は、設定されるパス毎に通過するスイッチ素子数が異な
り、伝送損失及びクロストークが異なるという問題があ
る。
は、設定されるパス毎に通過するスイッチ素子数が異な
り、伝送損失及びクロストークが異なるという問題があ
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、前
記問題点に鑑みてなされたものであり、パスにかかわら
ず常に同一数のスイッチ素子を通り、伝送損失及びクロ
ストークのばらつきを抑制する偏光制御型空間光スイッ
チを提供することを課題とする。
記問題点に鑑みてなされたものであり、パスにかかわら
ず常に同一数のスイッチ素子を通り、伝送損失及びクロ
ストークのばらつきを抑制する偏光制御型空間光スイッ
チを提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下のようにした。これを図1の原理図に
沿って説明する。
決するために以下のようにした。これを図1の原理図に
沿って説明する。
【0021】本発明の偏光制御型空間光スイッチは、複
数の偏光制御型光スイッチ1の組合せから構成されてい
る。各偏光制御型光スイッチ1は、偏光制御手段1aと
光路変換素子1bとを備える。
数の偏光制御型光スイッチ1の組合せから構成されてい
る。各偏光制御型光スイッチ1は、偏光制御手段1aと
光路変換素子1bとを備える。
【0022】偏光制御手段1aは、入力光の偏光方向を
回転させない、あるいは直交方向へ回転させる要素を入
力光路数と同数有して構成されている。光路変換素子1
bは、偏光制御手段1aから出力される光情報の光路
を、この光情報の偏光方向に応じて変更するものであ
る。
回転させない、あるいは直交方向へ回転させる要素を入
力光路数と同数有して構成されている。光路変換素子1
bは、偏光制御手段1aから出力される光情報の光路
を、この光情報の偏光方向に応じて変更するものであ
る。
【0023】詳細には、偏光制御手段1aは、電圧を印
加したときに入力された光情報の偏光を直交方向へ回転
させ、且つ電圧を印加していないときに入力された光情
報の偏光方向を回転させない要素と、電圧を印加したと
きに入力された光情報の偏光方向を回転させず、且つ電
圧を印加していないときに入力された光情報の偏光方向
を直交方向へ回転させる要素との組み合わせて構成され
ている。これらの各要素は、偏光制御型光スイッチ1の
入力光路毎に設けている。
加したときに入力された光情報の偏光を直交方向へ回転
させ、且つ電圧を印加していないときに入力された光情
報の偏光方向を回転させない要素と、電圧を印加したと
きに入力された光情報の偏光方向を回転させず、且つ電
圧を印加していないときに入力された光情報の偏光方向
を直交方向へ回転させる要素との組み合わせて構成され
ている。これらの各要素は、偏光制御型光スイッチ1の
入力光路毎に設けている。
【0024】次に、光路変換素子1bの構成について説
明する。(1)光路変換素子1bの第1の構成 光路変換素子1bは、偏光分離手段と、透過側λ/4波
長板と、反射側λ/4波長板と、透過側反射ブロック
と、反射側反射ブロックとから構成されている。
明する。(1)光路変換素子1bの第1の構成 光路変換素子1bは、偏光分離手段と、透過側λ/4波
長板と、反射側λ/4波長板と、透過側反射ブロック
と、反射側反射ブロックとから構成されている。
【0025】偏光分離手段は、入射した光情報の偏光方
向が入射面と平行なp偏光のときにこの光情報を透過
し、偏光方向が入射面と垂直なs偏光のときにならばこ
の光情報を反射するものである。
向が入射面と平行なp偏光のときにこの光情報を透過
し、偏光方向が入射面と垂直なs偏光のときにならばこ
の光情報を反射するものである。
【0026】透過側λ/4波長板は、偏光分離手段のp
偏光の出力側に、光路と垂直になるように配置される。
透過側反射ブロックは、透過側λ/4波長板の後方に配
置され、この透過側λ/4波長板から入射された光情報
を、入力光路と隣接する光路へ反射させ、再度透過側λ
/4波長板へ入射させるものである。
偏光の出力側に、光路と垂直になるように配置される。
透過側反射ブロックは、透過側λ/4波長板の後方に配
置され、この透過側λ/4波長板から入射された光情報
を、入力光路と隣接する光路へ反射させ、再度透過側λ
/4波長板へ入射させるものである。
【0027】反射側λ/4波長板は、偏光分離手段のs
偏光の出力側に、光路と垂直になるように配置される。
反射側反射ブロックは、反射側λ/4波長板の後方に配
置され、この反射側λ/4波長板から入射した光情報
を、入力光路に隣接する光路へ反射し、再度反射側λ/
4波長板へ入射させるものである。
偏光の出力側に、光路と垂直になるように配置される。
反射側反射ブロックは、反射側λ/4波長板の後方に配
置され、この反射側λ/4波長板から入射した光情報
を、入力光路に隣接する光路へ反射し、再度反射側λ/
4波長板へ入射させるものである。
【0028】(2)光路変換素子1bの第2の構成光路
変換素子1bは、第1の偏光ルーティング素子と、位相
素子と、第2の偏 光ルーティング素子とから構成するようにしてもよい。
変換素子1bは、第1の偏光ルーティング素子と、位相
素子と、第2の偏 光ルーティング素子とから構成するようにしてもよい。
【0029】第1の偏光ルーティング素子は、偏光制御
手段1aから出力される光情報の偏光方向に応じて光情
報の光路を偏移させるものである。位相素子は、第1ル
ーティング素子から出力される光情報のうち、所定の光
路から入射される光情報の偏光方向を直交方向へ回転さ
せるものである。
手段1aから出力される光情報の偏光方向に応じて光情
報の光路を偏移させるものである。位相素子は、第1ル
ーティング素子から出力される光情報のうち、所定の光
路から入射される光情報の偏光方向を直交方向へ回転さ
せるものである。
【0030】第2の偏光ルーティング素子は、位相素子
から出力される光情報の偏光方向に応じて光情報の光路
を偏移させるものである。尚、第1の偏光ルーティング
素子の偏移方向と、第2の偏光ルーティング素子の偏移
方向とは逆方向にする。
から出力される光情報の偏光方向に応じて光情報の光路
を偏移させるものである。尚、第1の偏光ルーティング
素子の偏移方向と、第2の偏光ルーティング素子の偏移
方向とは逆方向にする。
【0031】この場合、偏光制御型光スイッチ1は、並
列に進行する光情報の光路上に縦続に配置するようにす
る。そして、位相素子は、第1の偏光ルーティング素子
から出力される複数の光情報のうち、両端の光路を除く
光路から入射される光情報の偏光方向を直交方向へ回転
させるようにしている。
列に進行する光情報の光路上に縦続に配置するようにす
る。そして、位相素子は、第1の偏光ルーティング素子
から出力される複数の光情報のうち、両端の光路を除く
光路から入射される光情報の偏光方向を直交方向へ回転
させるようにしている。
【0032】さらに、第1のルーティング素子と第2の
ルーティング素子とは、各光情報を隣接する光路へ偏移
して出力するようにしている。具体的には、第1の偏光
ルーティング素子は、入射される光情報の偏光方向がp
偏光ならば透過させ、且つ入射される光情報の偏光方向
がs偏光ならば光路を上方向へシフトさせる。これに対
応して、第2の偏光ルーティング素子は、入射される光
情報の偏光方向がp偏光ならば透過させ、且つ入射され
る光情報の偏光方向がs偏光ならば光路を下方向へシフ
トさせる。
ルーティング素子とは、各光情報を隣接する光路へ偏移
して出力するようにしている。具体的には、第1の偏光
ルーティング素子は、入射される光情報の偏光方向がp
偏光ならば透過させ、且つ入射される光情報の偏光方向
がs偏光ならば光路を上方向へシフトさせる。これに対
応して、第2の偏光ルーティング素子は、入射される光
情報の偏光方向がp偏光ならば透過させ、且つ入射され
る光情報の偏光方向がs偏光ならば光路を下方向へシフ
トさせる。
【0033】また、第1の偏光ルーティング素子は、入
射される光情報の偏光方向がp偏光ならば透過させ、且
つ入射される光情報の偏光方向がs偏光ならば光路を下
方向へシフトさせるようにしてもよい。この場合は、第
2の偏光ルーティング素子は、入射される光情報の偏光
方向がp偏光ならば透過させ、且つ入射される光情報の
偏光方向がs偏光ならば光路を上方向へシフトさせるよ
うにする。
射される光情報の偏光方向がp偏光ならば透過させ、且
つ入射される光情報の偏光方向がs偏光ならば光路を下
方向へシフトさせるようにしてもよい。この場合は、第
2の偏光ルーティング素子は、入射される光情報の偏光
方向がp偏光ならば透過させ、且つ入射される光情報の
偏光方向がs偏光ならば光路を上方向へシフトさせるよ
うにする。
【0034】上記の第1の偏光ルーティング素子と第2
の偏光ルーティング素子とは、例えば、複屈折板と、複
数の偏光ビームスプリッタを組み合わせた偏光ビームス
プリッタアレイと、液晶ホログラムとから選択される部
材からなるようにしてもよい。 位相素子は、例えば、
λ/2波長板の両端に透過部材を備えたλ/2波長板ア
レイからなるようにしてもよい。
の偏光ルーティング素子とは、例えば、複屈折板と、複
数の偏光ビームスプリッタを組み合わせた偏光ビームス
プリッタアレイと、液晶ホログラムとから選択される部
材からなるようにしてもよい。 位相素子は、例えば、
λ/2波長板の両端に透過部材を備えたλ/2波長板ア
レイからなるようにしてもよい。
【0035】(3)偏光制御型空間光スイッチの他の構
成 偏光制御型空間光スイッチの入出力光路数をm個とし
た場合に、この偏光制御型空間光スイッチは、m個の入
出力光路を有する偏光制御型光スイッチ1をm個直列に
配置して構成する。
成 偏光制御型空間光スイッチの入出力光路数をm個とし
た場合に、この偏光制御型空間光スイッチは、m個の入
出力光路を有する偏光制御型光スイッチ1をm個直列に
配置して構成する。
【0036】偏光制御型空間光スイッチの入出力光路
数をm個とした場合に、この偏光制御型空間光スイッチ
は、m個の入出力光路を有する偏光制御型光スイッチ1
を(m−1)個直列に配置して構成する。
数をm個とした場合に、この偏光制御型空間光スイッチ
は、m個の入出力光路を有する偏光制御型光スイッチ1
を(m−1)個直列に配置して構成する。
【0037】偏光制御型空間光スイッチの入出力光路
数をm×n個とした場合に、この偏光制御型空間光スイ
ッチは、m個の入出力光路数を有する偏光制御型空間光
スイッチをn行且つn列のマトリクス状に配置する。そ
して、マトリクス状スイッチの入力側には、1入力且つ
n出力の入力側光スイッチをm×n個配置すると同時
に、マトリクス上スイッチの出力側には、n入力且つ1
出力の出力側光スイッチをm×n個配置する。ここで、
m×n個の入力光路をm個毎にn個のグループに分割し
て第iグループ第j番目の入力光路を#(i、j)(1
≦i≦n、1≦j≦m)と表現する場合に、入力光路#
(i、j)に対応する1×nスイッチのn個の出力を、
マトリクス状スイッチの第i列に配置された偏光制御型
空間光スイッチの第j番目の入力光路へ接続するように
する。さらに、m×n個の出力光路をm個毎にn個のグ
ループに分割して第rグループ第s番目の出力光路を#
(r、s)(1≦r≦n、1≦s≦m)と表現する場合
に、マトリクス状スイッチの第r列に配置された偏光制
御型空間光スイッチの第s番目の出力を、出力光路#
(r、s)に対応する出力側光スイッチへ接続するよう
にする。
数をm×n個とした場合に、この偏光制御型空間光スイ
ッチは、m個の入出力光路数を有する偏光制御型空間光
スイッチをn行且つn列のマトリクス状に配置する。そ
して、マトリクス状スイッチの入力側には、1入力且つ
n出力の入力側光スイッチをm×n個配置すると同時
に、マトリクス上スイッチの出力側には、n入力且つ1
出力の出力側光スイッチをm×n個配置する。ここで、
m×n個の入力光路をm個毎にn個のグループに分割し
て第iグループ第j番目の入力光路を#(i、j)(1
≦i≦n、1≦j≦m)と表現する場合に、入力光路#
(i、j)に対応する1×nスイッチのn個の出力を、
マトリクス状スイッチの第i列に配置された偏光制御型
空間光スイッチの第j番目の入力光路へ接続するように
する。さらに、m×n個の出力光路をm個毎にn個のグ
ループに分割して第rグループ第s番目の出力光路を#
(r、s)(1≦r≦n、1≦s≦m)と表現する場合
に、マトリクス状スイッチの第r列に配置された偏光制
御型空間光スイッチの第s番目の出力を、出力光路#
(r、s)に対応する出力側光スイッチへ接続するよう
にする。
【0038】偏光制御型空間光スイッチの入出力光路
数をm×n個とした場合に、この偏光制御型空間光スイ
ッチは、n個の入出光路を有する偏光制御型空間光スイ
ッチをm段積層したスイッチ群Aの入力側に、m個の入
出光路を有する偏光制御型空間光スイッチを前記スイッ
チ群と直行する方向に沿ってn段積層した入力側スイッ
チ群Bを配置すると同時に、スイッチ群Aの出力側にm
個の入出光路を有する偏光制御型空間光スイッチをスイ
ッチ群Aと直行する方向にそってn段積層した出力側ス
イッチ群Cを配置する。そして、これらのスイッチ群を
縦続に接続する。
数をm×n個とした場合に、この偏光制御型空間光スイ
ッチは、n個の入出光路を有する偏光制御型空間光スイ
ッチをm段積層したスイッチ群Aの入力側に、m個の入
出光路を有する偏光制御型空間光スイッチを前記スイッ
チ群と直行する方向に沿ってn段積層した入力側スイッ
チ群Bを配置すると同時に、スイッチ群Aの出力側にm
個の入出光路を有する偏光制御型空間光スイッチをスイ
ッチ群Aと直行する方向にそってn段積層した出力側ス
イッチ群Cを配置する。そして、これらのスイッチ群を
縦続に接続する。
【0039】上記の偏光制御型空間光スイッチの構
成に加え、スイッチ群Aの入力側に入力側反射板を設け
ると同時に、スイッチ群Aの出力側に出力側反射板を設
ける。各スイッチ群と反射板とは、入力側スイッチ群B
から出力される光情報が入力側反射板を介してスイッチ
群Aに入射され、且つスイッチ群Aから出力される光情
報が出力側反射板を介して出力側スイッチ群Cへ入射さ
れる位置に配置する。
成に加え、スイッチ群Aの入力側に入力側反射板を設け
ると同時に、スイッチ群Aの出力側に出力側反射板を設
ける。各スイッチ群と反射板とは、入力側スイッチ群B
から出力される光情報が入力側反射板を介してスイッチ
群Aに入射され、且つスイッチ群Aから出力される光情
報が出力側反射板を介して出力側スイッチ群Cへ入射さ
れる位置に配置する。
【0040】上記の偏光制御型空間光スイッチの構
成に加え、入力側スイッチ群Bの出力側に液晶ホログラ
ムaを設ける同時に、スイッチ群Aの入力側に液晶ホロ
グラムbを設ける。これに対応して、スイッチ群Aの出
力側に液晶ホログラムcを設けると同時に、出力側スイ
ッチ群Cの入力側に液晶ホログラムdを設ける。
成に加え、入力側スイッチ群Bの出力側に液晶ホログラ
ムaを設ける同時に、スイッチ群Aの入力側に液晶ホロ
グラムbを設ける。これに対応して、スイッチ群Aの出
力側に液晶ホログラムcを設けると同時に、出力側スイ
ッチ群Cの入力側に液晶ホログラムdを設ける。
【0041】さらに、入力側スイッチ群Bの液晶ホログ
ラムaから出力される光情報をスイッチ群Aの液晶ホロ
グラムbへ入射させる位置に反射板を配置すると同時
に、スイッチ群Aの液晶ホログラムbから出力される光
情報を出力側スイッチ群Cの液晶ホログラムdへ入射さ
せる位置に反射板を配置する。
ラムaから出力される光情報をスイッチ群Aの液晶ホロ
グラムbへ入射させる位置に反射板を配置すると同時
に、スイッチ群Aの液晶ホログラムbから出力される光
情報を出力側スイッチ群Cの液晶ホログラムdへ入射さ
せる位置に反射板を配置する。
【0042】m個の入出力光路数を有する偏光制御型
空間光スイッチの場合に、この偏光制御型空間光スイッ
チは、m個の入力光路数を有する偏光制御型空間光スイ
ッチを2段並列に配置した光路変換部と、入力側偏光制
御手段1aと、偏光分離手段と、偏光修正手段と、出力
側偏光制御手段1aとから構成する。
空間光スイッチの場合に、この偏光制御型空間光スイッ
チは、m個の入力光路数を有する偏光制御型空間光スイ
ッチを2段並列に配置した光路変換部と、入力側偏光制
御手段1aと、偏光分離手段と、偏光修正手段と、出力
側偏光制御手段1aとから構成する。
【0043】光路変換部の一方の偏光制御型空間光スイ
ッチは、偏光方向が入射面と平行なp偏光で入射される
光情報の光路変換を行う偏光制御型空間光スイッチとす
る。また、光路変換部の他方の偏光制御型空間光スイッ
チは、偏光方向が入射面と垂直なs偏光で入射される光
情報の光路変換を行う偏光制御型空間光スイッチとす
る。
ッチは、偏光方向が入射面と平行なp偏光で入射される
光情報の光路変換を行う偏光制御型空間光スイッチとす
る。また、光路変換部の他方の偏光制御型空間光スイッ
チは、偏光方向が入射面と垂直なs偏光で入射される光
情報の光路変換を行う偏光制御型空間光スイッチとす
る。
【0044】入力側偏光制御手段1aは、入射される光
情報の偏光方向を回転させない、あるいは直交方向へ回
転させるものである。偏光分離手段は、入力側偏光制御
手段1aから出力される光情報を、その偏光方向に応じ
て、光路変換部の二つの偏光制御型空間光スイッチへ分
配するものである。
情報の偏光方向を回転させない、あるいは直交方向へ回
転させるものである。偏光分離手段は、入力側偏光制御
手段1aから出力される光情報を、その偏光方向に応じ
て、光路変換部の二つの偏光制御型空間光スイッチへ分
配するものである。
【0045】偏光修正手段は、光路変換部の各偏光制御
型空間光スイッチから出力される光情報を、所定の出力
光路上へ出力させるためのものでる。出力側偏光制御手
段1aは、偏光修正手段から出力される光情報の偏光方
向を回転させない、あるいは直交方向へ回転させるもの
である。
型空間光スイッチから出力される光情報を、所定の出力
光路上へ出力させるためのものでる。出力側偏光制御手
段1aは、偏光修正手段から出力される光情報の偏光方
向を回転させない、あるいは直交方向へ回転させるもの
である。
【0046】偏光分離手段と偏光修正手段は、例えば、
複屈折板と、二つの偏光ビームスプリッタを組み合わせ
た偏光ビームスプリッタアレイと、液晶ホログラムとか
ら選択される部材から構成する。
複屈折板と、二つの偏光ビームスプリッタを組み合わせ
た偏光ビームスプリッタアレイと、液晶ホログラムとか
ら選択される部材から構成する。
【0047】
【作用】本発明の偏光制御型光スイッチは、複数の光情
報が入力されたとき、これらの光情報を偏光制御手段1
aへ入射させる。
報が入力されたとき、これらの光情報を偏光制御手段1
aへ入射させる。
【0048】偏光制御手段1aは、外部からの制御信号
に応じて各光情報の偏光方向を回転させない、あるいは
直交方向へ回転させる。偏光制御手段1aから出力され
る光情報は、光路変換素子1bへ入射される。
に応じて各光情報の偏光方向を回転させない、あるいは
直交方向へ回転させる。偏光制御手段1aから出力され
る光情報は、光路変換素子1bへ入射される。
【0049】光路変換素子1bは、入射された光情報の
偏光方向に応じて、この光情報を直進、あるいは他の光
路へ偏移させる。上記の動作を行うことにより、偏光制
御型光スイッチ1は、複数の入力光路から入射される光
情報を所望の出力光路へ出力することができる。
偏光方向に応じて、この光情報を直進、あるいは他の光
路へ偏移させる。上記の動作を行うことにより、偏光制
御型光スイッチ1は、複数の入力光路から入射される光
情報を所望の出力光路へ出力することができる。
【0050】ここで、本発明の偏光制御型空間光スイッ
チは、上記の偏光制御型光スイッチを複数組み合わせて
構成されている。この偏光制御型空間光スイッチは、複
数の入力光路から入射される光情報を所望の出力光路へ
入射させる場合に、単一の偏光制御型光スイッチに制御
をかければよい。即ち、ある入力光路から入射される光
情報を所望の出力光路へ出力する場合に、これらの入力
光路と出力光路とが交差するクロスポイント上に設置さ
れた偏光制御型光スイッチ1の偏光制御手段1aに電圧
を印加すればよい。
チは、上記の偏光制御型光スイッチを複数組み合わせて
構成されている。この偏光制御型空間光スイッチは、複
数の入力光路から入射される光情報を所望の出力光路へ
入射させる場合に、単一の偏光制御型光スイッチに制御
をかければよい。即ち、ある入力光路から入射される光
情報を所望の出力光路へ出力する場合に、これらの入力
光路と出力光路とが交差するクロスポイント上に設置さ
れた偏光制御型光スイッチ1の偏光制御手段1aに電圧
を印加すればよい。
【0051】また、本発明の偏光制御型空間光スイッチ
は、如何なる経路を設定した場合も各光情報が通過する
偏光制御型光スイッチの数が一定となり、伝送損失やク
ロストークのばらつきを抑制することができる。
は、如何なる経路を設定した場合も各光情報が通過する
偏光制御型光スイッチの数が一定となり、伝送損失やク
ロストークのばらつきを抑制することができる。
【0052】さらに、入出力光路数が増加した場合に
は、偏光制御型空間光スイッチをモジュール化し、複数
のモジュールをマトリクス状あるいは縦続に接続するこ
とにより対応することができる。
は、偏光制御型空間光スイッチをモジュール化し、複数
のモジュールをマトリクス状あるいは縦続に接続するこ
とにより対応することができる。
【0053】
【実施例】(偏光制御型空間光スイッチの論理構成)図
2は、本発明に係る偏光制御型空間光スイッチ(PI−
LOSS型スイッチモジュール)の論理構成図である。
2は、本発明に係る偏光制御型空間光スイッチ(PI−
LOSS型スイッチモジュール)の論理構成図である。
【0054】偏光制御型空間光スイッチは、m=4の場
合の4入力且つ4出力のスイッチ構成を有している。こ
の偏光制御型空間光スイッチは、16個のスイッチ素子
S00〜S33を4行且つ4列(以下、4×4と記す)
のマトリクス状に配列して構成されている。
合の4入力且つ4出力のスイッチ構成を有している。こ
の偏光制御型空間光スイッチは、16個のスイッチ素子
S00〜S33を4行且つ4列(以下、4×4と記す)
のマトリクス状に配列して構成されている。
【0055】各スイッチ素子S00〜S33は、クロス
バー型のスイッチ素子であり、各スイッチ素子は電圧を
印加していない通常状態では、クロス状態になってい
る。光路変換する場合には、あるスイッチ素子S00〜
S33に電圧をかけ、クロス状態からバー状態(スルー
状態)へ状態遷移させる。
バー型のスイッチ素子であり、各スイッチ素子は電圧を
印加していない通常状態では、クロス状態になってい
る。光路変換する場合には、あるスイッチ素子S00〜
S33に電圧をかけ、クロス状態からバー状態(スルー
状態)へ状態遷移させる。
【0056】例えば、入力光路#iからの光情報を、出
力光路#jへ出力させる場合には、入力光路#iと出力
光路#jとが交差するクロスポイント上に配置したスイ
ッチ素子Sijに電圧をかける。これによりスイッチ素
子Sijはクロス状態からバー状態へ状態遷移する。具
体的には、入力光路#0からの光情報を出力光路#2へ
出力する場合には、入力光路#0と出力光路#2とが交
差するクロスポイント状に配置したスイッチ素子S02に
電圧をかける。電圧のかかったスイッチ素子S 02は、ク
ロス状態からバー状態へ状態遷移する。この状態におい
て、光情報は、スイッチ素子S02→S12→S32→S22を
経て出力光路#2へ出力される。
力光路#jへ出力させる場合には、入力光路#iと出力
光路#jとが交差するクロスポイント上に配置したスイ
ッチ素子Sijに電圧をかける。これによりスイッチ素
子Sijはクロス状態からバー状態へ状態遷移する。具
体的には、入力光路#0からの光情報を出力光路#2へ
出力する場合には、入力光路#0と出力光路#2とが交
差するクロスポイント状に配置したスイッチ素子S02に
電圧をかける。電圧のかかったスイッチ素子S 02は、ク
ロス状態からバー状態へ状態遷移する。この状態におい
て、光情報は、スイッチ素子S02→S12→S32→S22を
経て出力光路#2へ出力される。
【0057】また、入力光路#2からの光情報を出力光
路#1へ出力する場合には、スイッチ素子S21に電圧を
かければよい。電圧のかかったスイッチ素子S21はクロ
ス状態からバー状態へ状態遷移する。この状態におい
て、光情報は、スイッチ素子S 20→S21→S01→S11を
経て出力光路#1へ出力される。
路#1へ出力する場合には、スイッチ素子S21に電圧を
かければよい。電圧のかかったスイッチ素子S21はクロ
ス状態からバー状態へ状態遷移する。この状態におい
て、光情報は、スイッチ素子S 20→S21→S01→S11を
経て出力光路#1へ出力される。
【0058】このように、光路変換処理において、ただ
一つのスイッチ素子を制御すれば良く、且つ如何なる光
路変換においても4つのスイッチ素子を通過するパスが
設定することができる。つまり、光情報の損失のばらつ
き、クロストークのばらつきを抑え、光情報の増幅制御
やクロストークの軽減制御を画一的且つ簡略に行うこと
ができる。
一つのスイッチ素子を制御すれば良く、且つ如何なる光
路変換においても4つのスイッチ素子を通過するパスが
設定することができる。つまり、光情報の損失のばらつ
き、クロストークのばらつきを抑え、光情報の増幅制御
やクロストークの軽減制御を画一的且つ簡略に行うこと
ができる。
【0059】m2個のスイッチ素子S00〜Smmをm
行且つm列のマトリクス状に配置した偏光制御型空間光
スイッチの場合は、光路変換する際に単一のスイッチ素
子S00〜Smmに電圧をかければ良い。さらに、この
偏光制御型空間光スイッチでは、光情報は、如何なるパ
スを通ってもm個のスイッチ素子を通過することにな
る。 以下、上記論理構成を実現する偏光制御型光スイ
ッチのハードウェア構成について説明する。
行且つm列のマトリクス状に配置した偏光制御型空間光
スイッチの場合は、光路変換する際に単一のスイッチ素
子S00〜Smmに電圧をかければ良い。さらに、この
偏光制御型空間光スイッチでは、光情報は、如何なるパ
スを通ってもm個のスイッチ素子を通過することにな
る。 以下、上記論理構成を実現する偏光制御型光スイ
ッチのハードウェア構成について説明する。
【0060】
【実施例1】(偏光制御型光スイッチのハードウェア構
成)図3に、本実施例1における偏光制御型光スイッチ
のハードウェア構成を示す。 偏光制御型光スイッチ1
は、図2の論理構成においてm(行)×m(列)のマト
リクス状に配列されたスイッチ素子群のうち、各列に配
列されたm個のスイッチ素子をハードウェア化したもの
である。
成)図3に、本実施例1における偏光制御型光スイッチ
のハードウェア構成を示す。 偏光制御型光スイッチ1
は、図2の論理構成においてm(行)×m(列)のマト
リクス状に配列されたスイッチ素子群のうち、各列に配
列されたm個のスイッチ素子をハードウェア化したもの
である。
【0061】偏光制御型光スイッチ1は、光路変換素子
1bと、この光路変換素子1bの入力側に配置した偏光
制御器1aとから構成されている。偏光制御器1aは、
入射された光情報の偏光方向を回転させずに出力する機
能と、偏光方向を直交方向へ回転させて出力する機能と
を有している。この二つの機能の切替は電圧の印加によ
り行う。例えば、偏光制御器1aは、電圧を印加してい
ないときに入射された光情報の偏光方向を回転させずに
出力し、電圧を印加したときに入射された光情報の偏光
方向を直交方向へ回転させて出力する。また、偏光制御
器1aは、電圧を印加していないときに入射された光情
報の偏光方向を直交方向へ回転させて出力し、電圧を印
加したときに入射された光情報の偏光方向を回転させず
に出力するようにしてもよい。尚、図3に示す偏光制御
型光スイッチ1の偏光制御器1aは、電圧を印加してい
ないときに入射された光情報の偏光方向を直交方向へ回
転させて出力し、電圧を印加したときに入射された光情
報の偏光方向を回転させずに出力するものとしている。
さらに、偏光制御器1aは、入力光路数(m)と同数の
偏光制御部PLC0〜PLCmから構成されている。
光路変換素子1aは、偏光分離器2と、反射側λ/4波
長板3と、反射側反射ブロック5と、透過側λ/4波長
板4と、透過側反射ブロック6とを備えている。
1bと、この光路変換素子1bの入力側に配置した偏光
制御器1aとから構成されている。偏光制御器1aは、
入射された光情報の偏光方向を回転させずに出力する機
能と、偏光方向を直交方向へ回転させて出力する機能と
を有している。この二つの機能の切替は電圧の印加によ
り行う。例えば、偏光制御器1aは、電圧を印加してい
ないときに入射された光情報の偏光方向を回転させずに
出力し、電圧を印加したときに入射された光情報の偏光
方向を直交方向へ回転させて出力する。また、偏光制御
器1aは、電圧を印加していないときに入射された光情
報の偏光方向を直交方向へ回転させて出力し、電圧を印
加したときに入射された光情報の偏光方向を回転させず
に出力するようにしてもよい。尚、図3に示す偏光制御
型光スイッチ1の偏光制御器1aは、電圧を印加してい
ないときに入射された光情報の偏光方向を直交方向へ回
転させて出力し、電圧を印加したときに入射された光情
報の偏光方向を回転させずに出力するものとしている。
さらに、偏光制御器1aは、入力光路数(m)と同数の
偏光制御部PLC0〜PLCmから構成されている。
光路変換素子1aは、偏光分離器2と、反射側λ/4波
長板3と、反射側反射ブロック5と、透過側λ/4波長
板4と、透過側反射ブロック6とを備えている。
【0062】偏光分離器2は、入射面に平行な光情報
(p偏光)を透過し且つ入射面に垂直な光情報(s偏
光)を反射する部材である。反射側λ/4波長板3は、
偏光分離器2から反射された光情報の出力側に設置され
ている。そして、反射側λ/4波長板3は、入射された
光情報の偏光方向をπ/4回転させて反射側反射ブロッ
ク5へ入射させる機能を有している。
(p偏光)を透過し且つ入射面に垂直な光情報(s偏
光)を反射する部材である。反射側λ/4波長板3は、
偏光分離器2から反射された光情報の出力側に設置され
ている。そして、反射側λ/4波長板3は、入射された
光情報の偏光方向をπ/4回転させて反射側反射ブロッ
ク5へ入射させる機能を有している。
【0063】反射側反射ブロック5は、反射側λ/4波
長板3の後方に配置されている。そして、反射側反射ブ
ロック5は、全ての光路から入射した光を隣接する光路
へ変更して反射する形状を有している。例えば、第1段
目の光路から入射した光情報を第2段目の光路へ反射
し、第2段目の光路から入射した光情報を第1段目の光
路へ反射し、第3段目の光路から入射した光情報を第4
段目の光路へ反射し、第4段目の光路から入射した光情
報を第3段目の光路へ反射する。
長板3の後方に配置されている。そして、反射側反射ブ
ロック5は、全ての光路から入射した光を隣接する光路
へ変更して反射する形状を有している。例えば、第1段
目の光路から入射した光情報を第2段目の光路へ反射
し、第2段目の光路から入射した光情報を第1段目の光
路へ反射し、第3段目の光路から入射した光情報を第4
段目の光路へ反射し、第4段目の光路から入射した光情
報を第3段目の光路へ反射する。
【0064】透過側λ/4波長板4は、偏光分離器2か
ら透過された光情報の出力側に配置されている。そし
て、透過側λ/4波長板4は、入射された光情報の偏光
方向をπ/4回転させて透過側反射ブロック6へ入射さ
せる機能を有している。
ら透過された光情報の出力側に配置されている。そし
て、透過側λ/4波長板4は、入射された光情報の偏光
方向をπ/4回転させて透過側反射ブロック6へ入射さ
せる機能を有している。
【0065】透過側反射ブロック6は、透過側λ/4波
長板4の出力側に設置されている。そして、透過側反射
ブロック6は、最上位列の光路と最下位列の光路とから
入射した光情報の光路を変えずに反射し、上記以外の光
路から入射した光情報の光路を隣接する光路へ変更して
反射する形状を有している。例えば、透過側反射ブロッ
ク6は、第1段目の光路から入射された光情報を、入射
時の光路と同一の第1段目の光路へ反射し、第4段目の
光路から入射された光情報を第4段目の光路へ反射す
る。また、透過側反射ブロック6は、第2段目の光路か
ら入射された光情報を第3段目の光路へ反射し、第3段
目の光路から入射された光情報を第2段目の光路へ反射
する。(偏光制御型光スイッチの動作) 以下、偏光制御型光ス
イッチ1の動作についてm=4の場合を例に挙げて説明
する。
長板4の出力側に設置されている。そして、透過側反射
ブロック6は、最上位列の光路と最下位列の光路とから
入射した光情報の光路を変えずに反射し、上記以外の光
路から入射した光情報の光路を隣接する光路へ変更して
反射する形状を有している。例えば、透過側反射ブロッ
ク6は、第1段目の光路から入射された光情報を、入射
時の光路と同一の第1段目の光路へ反射し、第4段目の
光路から入射された光情報を第4段目の光路へ反射す
る。また、透過側反射ブロック6は、第2段目の光路か
ら入射された光情報を第3段目の光路へ反射し、第3段
目の光路から入射された光情報を第2段目の光路へ反射
する。(偏光制御型光スイッチの動作) 以下、偏光制御型光ス
イッチ1の動作についてm=4の場合を例に挙げて説明
する。
【0066】偏光制御部PLC0〜PLC3は、電圧の
印加されていない通常の状態では、各入力光路#0〜#
3から入力されるp偏光をs偏光に回転させて偏光分離
器2へ入射させる(図4(a)参照)。
印加されていない通常の状態では、各入力光路#0〜#
3から入力されるp偏光をs偏光に回転させて偏光分離
器2へ入射させる(図4(a)参照)。
【0067】そして、偏光分離器2は、入力光路#0〜
#3から入射したs偏光を反射する。この偏光分離器2
で反射された光情報は、反射側λ/4波長板3を経て反
射側反射ブロック5へ入射される。
#3から入射したs偏光を反射する。この偏光分離器2
で反射された光情報は、反射側λ/4波長板3を経て反
射側反射ブロック5へ入射される。
【0068】反射側反射ブロック5は、光情報の光路を
隣接する光路へ1光路分シフトして反射する。反射側反
射ブロック5で反射された光情報は、再度反射側λ/4
波長板3を経て偏光分離器2へ入射される。
隣接する光路へ1光路分シフトして反射する。反射側反
射ブロック5で反射された光情報は、再度反射側λ/4
波長板3を経て偏光分離器2へ入射される。
【0069】ここで、光情報は、往復で二度反射側λ/
4波長板3を通過するので、この光情報の偏光方向はs
偏光からp偏光に回転されている。s偏光からp偏光に
変換された光情報は、偏光分離器2を透過して出力され
る。
4波長板3を通過するので、この光情報の偏光方向はs
偏光からp偏光に回転されている。s偏光からp偏光に
変換された光情報は、偏光分離器2を透過して出力され
る。
【0070】図3においては、入力光路#0からの入射
光は出力光路#1’へ、入力光路#1からの入射光は出
力光路#0’へ、入力光路#2からの入射光は出力光路
#3’へ、入力光路#3からの入射光は出力光路#2’
へ、それぞれ出力される。この偏光制御型光スイッチ1
は、図2の論理構成図における第1列目に示したスイッ
チ素子BSWに対応する。
光は出力光路#1’へ、入力光路#1からの入射光は出
力光路#0’へ、入力光路#2からの入射光は出力光路
#3’へ、入力光路#3からの入射光は出力光路#2’
へ、それぞれ出力される。この偏光制御型光スイッチ1
は、図2の論理構成図における第1列目に示したスイッ
チ素子BSWに対応する。
【0071】また、図2の論理構成図において、入力光
路#0からの光情報を出力光路#2へ出力する場合に
は、スイッチ素子S02を電圧制御することにより行う
が、実際のハードウェアでは、偏光制御部PLC0を電
圧制御して行う。この電圧制御により、偏光制御部PL
C0は、入射される光情報の偏光方向を回転させずに出
力する。つまり、偏光制御部PLC0は、p偏光をp偏
光のまま偏光分離器2へ入射させる。
路#0からの光情報を出力光路#2へ出力する場合に
は、スイッチ素子S02を電圧制御することにより行う
が、実際のハードウェアでは、偏光制御部PLC0を電
圧制御して行う。この電圧制御により、偏光制御部PL
C0は、入射される光情報の偏光方向を回転させずに出
力する。つまり、偏光制御部PLC0は、p偏光をp偏
光のまま偏光分離器2へ入射させる。
【0072】偏光分離器2は、偏光制御部PLC0から
入射したp偏光を透過して透過側λ/4波長板4へ入射
させる。透過側λ/4波長板4は、上記p偏光の偏光方
向を1/4π回転させて透過側反射ブロック6へ入射さ
せる。
入射したp偏光を透過して透過側λ/4波長板4へ入射
させる。透過側λ/4波長板4は、上記p偏光の偏光方
向を1/4π回転させて透過側反射ブロック6へ入射さ
せる。
【0073】透過側反射ブロック6は最上位列に位置す
る入力光路#0から入射された光情報の光路をシフトせ
ずに反射するので、光情報は入力光路#0を戻ることに
なる。
る入力光路#0から入射された光情報の光路をシフトせ
ずに反射するので、光情報は入力光路#0を戻ることに
なる。
【0074】透過側反射ブロック6から反射された光情
報は、再度透過側λ/4波長板4を経て偏光分離器2へ
入射される。このとき、光情報は、往復で二度透過側λ
/4波長板4を通過することになるのでp偏光からs偏
光へ回転されている。そして、光情報は、偏光分離器2
で反射され、出力光路#0’へ出力される。この光情報
のパスは、図2のスイッチ素子S02の点線に相当す
る。
報は、再度透過側λ/4波長板4を経て偏光分離器2へ
入射される。このとき、光情報は、往復で二度透過側λ
/4波長板4を通過することになるのでp偏光からs偏
光へ回転されている。そして、光情報は、偏光分離器2
で反射され、出力光路#0’へ出力される。この光情報
のパスは、図2のスイッチ素子S02の点線に相当す
る。
【0075】従って、この偏光制御型光スイッチ1によ
れば、所定の偏光制御部PLC0〜PLC3に電圧をか
けることにより、4個の入力光路から入射される光情報
を所望の出力光路へ出力することが可能になる。(偏光制御型空間光スイッチのハードウェア構成) 図2
の論理構成に対応する偏光制御型空間光スイッチのハー
ドウェア構成を図5に示す。
れば、所定の偏光制御部PLC0〜PLC3に電圧をか
けることにより、4個の入力光路から入射される光情報
を所望の出力光路へ出力することが可能になる。(偏光制御型空間光スイッチのハードウェア構成) 図2
の論理構成に対応する偏光制御型空間光スイッチのハー
ドウェア構成を図5に示す。
【0076】この偏光制御型空間光スイッチは、4個の
入力光路と4個の出力光路との間に設置され、4つの偏
光制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを備えてい
る。偏光制御型光スイッチ1Aは、図2の第1列目に配
列された4段のスイッチ素子の実現例であり、偏光制御
型光スイッチ1Bは図2の第2列目に配列された4断の
スイッチ素子の実現例であり、偏光制御型光スイッチ1
Cは図2の第3列目に配列された4段のスイッチ素子の
実現例であり、偏光制御型光スイッチ1Dは図2の第4
列目に配列された4段のスイッチ素子の実現例である。
入力光路と4個の出力光路との間に設置され、4つの偏
光制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを備えてい
る。偏光制御型光スイッチ1Aは、図2の第1列目に配
列された4段のスイッチ素子の実現例であり、偏光制御
型光スイッチ1Bは図2の第2列目に配列された4断の
スイッチ素子の実現例であり、偏光制御型光スイッチ1
Cは図2の第3列目に配列された4段のスイッチ素子の
実現例であり、偏光制御型光スイッチ1Dは図2の第4
列目に配列された4段のスイッチ素子の実現例である。
【0077】偏光制御型光スイッチ1Aと偏光制御型光
スイッチ1Cとは、図3に示した偏光制御型光スイッチ
1と同一の構成を有する。偏光制御型光スイッチ1Bの
反射側反射ブロック5は、偏光制御型光スイッチ1Aの
透過側反射ブロック6と同一の形状を有している。
スイッチ1Cとは、図3に示した偏光制御型光スイッチ
1と同一の構成を有する。偏光制御型光スイッチ1Bの
反射側反射ブロック5は、偏光制御型光スイッチ1Aの
透過側反射ブロック6と同一の形状を有している。
【0078】また、偏光制御型光スイッチ1Bの透過側
反射ブロック6は、偏光制御型光スイッチ1Aの反射側
反射ブロックと同一の形状を有している。また、第4列
目の偏光制御型光スイッチ1Dは、入射光を透過すれば
良いので、光路変換素子1bは、偏光分離器2のみから
構成されている。(偏光制御型空間光スイッチの動作) 以下、本実施例1
における偏光制御型空間光スイッチの動作について説明
する。
反射ブロック6は、偏光制御型光スイッチ1Aの反射側
反射ブロックと同一の形状を有している。また、第4列
目の偏光制御型光スイッチ1Dは、入射光を透過すれば
良いので、光路変換素子1bは、偏光分離器2のみから
構成されている。(偏光制御型空間光スイッチの動作) 以下、本実施例1
における偏光制御型空間光スイッチの動作について説明
する。
【0079】例えば、入力光路#0からの光情報を出力
光路#2へ出力する場合、偏光制御型光スイッチ1Aに
おける入力光路#0に対応する偏光制御部PLC0に電
圧をかける。このとき、偏光制御部PLC0は、入力光
路#0から入射された光情報をp偏光のまま偏光分離器
2へ入射させる。偏光分離器2は、入力光路#0から入
射したp偏光を透過し、透過側λ/4波長板4へ出力す
る。
光路#2へ出力する場合、偏光制御型光スイッチ1Aに
おける入力光路#0に対応する偏光制御部PLC0に電
圧をかける。このとき、偏光制御部PLC0は、入力光
路#0から入射された光情報をp偏光のまま偏光分離器
2へ入射させる。偏光分離器2は、入力光路#0から入
射したp偏光を透過し、透過側λ/4波長板4へ出力す
る。
【0080】透過側λ/4波長板4は、p偏光の偏光方
法を1/4π回転させて透過側反射ブロック6へ出力す
る。透過側反射ブロック6は、入力光路#0から入射し
たp偏光の光路を変更せずに光路#0へ反射する。
法を1/4π回転させて透過側反射ブロック6へ出力す
る。透過側反射ブロック6は、入力光路#0から入射し
たp偏光の光路を変更せずに光路#0へ反射する。
【0081】光路#0へ反射された光は、再度透過側λ
/4波長板4へ入射され、s偏光へ変換される。そし
て、透過側λ/4波長板4から出力されたs偏光は、偏
光分離器2へ入射され、光路#0’へ反射される。光路
#0’へ反射されたs偏光は、偏光制御型光スイッチ1
Bの偏光制御器1aでs偏光からp偏光へ変換され、偏
光分離器2へ入力される。
/4波長板4へ入射され、s偏光へ変換される。そし
て、透過側λ/4波長板4から出力されたs偏光は、偏
光分離器2へ入射され、光路#0’へ反射される。光路
#0’へ反射されたs偏光は、偏光制御型光スイッチ1
Bの偏光制御器1aでs偏光からp偏光へ変換され、偏
光分離器2へ入力される。
【0082】偏光分離器2は、p偏光を透過し、透過側
λ/4波長板4へ出力する。透過側λ/4波長板4は、
p偏光の偏光方向を1/4π回転して透過側反射ブロッ
ク6へ出力する。
λ/4波長板4へ出力する。透過側λ/4波長板4は、
p偏光の偏光方向を1/4π回転して透過側反射ブロッ
ク6へ出力する。
【0083】透過側反射ブロック6は、光路#0’から
入射された光情報を、光路#1’へ反射し、透過側λ/
4波長板4へ出力する。透過側λ/4波長板4は、光情
報の偏光方向を1/4π回転させる。このとき、光情報
は、s偏光に変換される。
入射された光情報を、光路#1’へ反射し、透過側λ/
4波長板4へ出力する。透過側λ/4波長板4は、光情
報の偏光方向を1/4π回転させる。このとき、光情報
は、s偏光に変換される。
【0084】s偏光は、偏光分離器2で反射されて、光
路#1”へ出力される。次に、偏光制御型光スイッチ1
Cは、光路#1”から入射されたs偏光を偏光制御器1
aによりp偏光へ変換する。
路#1”へ出力される。次に、偏光制御型光スイッチ1
Cは、光路#1”から入射されたs偏光を偏光制御器1
aによりp偏光へ変換する。
【0085】p偏光に変換された光情報は、偏光分離器
2へ入射される。偏光分離器2は、p偏光を透過して透
過側λ/4波長板4へ出力する。透過側λ/4波長板4
は、p偏光の偏光方向を1/4π回転させて透過側反射
ブロック6へ出力する。
2へ入射される。偏光分離器2は、p偏光を透過して透
過側λ/4波長板4へ出力する。透過側λ/4波長板4
は、p偏光の偏光方向を1/4π回転させて透過側反射
ブロック6へ出力する。
【0086】透過側反射ブロック6は、光路#1”から
入射された光情報を、光路#2”へ反射する。反射され
た光情報は、光路#2”を経て、再度透過側λ/4波長
板4へ入射される。
入射された光情報を、光路#2”へ反射する。反射され
た光情報は、光路#2”を経て、再度透過側λ/4波長
板4へ入射される。
【0087】透過側λ/4波長板4は、光情報の偏光方
向を1/4π回転させる。このとき、光情報はs偏光と
なる。このs偏光は、再度偏光分離器2へ入力される。
偏光分離器2は、光路#2”から入射されたs偏光を反
射して光路#02へ出力する。
向を1/4π回転させる。このとき、光情報はs偏光と
なる。このs偏光は、再度偏光分離器2へ入力される。
偏光分離器2は、光路#2”から入射されたs偏光を反
射して光路#02へ出力する。
【0088】光路#02から出力されたs偏光は、偏光
制御型光スイッチ1Dへ入射される。偏光制御型光スイ
ッチ1Dの偏光制御器1aは、光路#02から入射した
s偏光を、p偏光へ変換して偏光分離器2へ出力する。
制御型光スイッチ1Dへ入射される。偏光制御型光スイ
ッチ1Dの偏光制御器1aは、光路#02から入射した
s偏光を、p偏光へ変換して偏光分離器2へ出力する。
【0089】偏光分離器2は、光路#02から入射した
p偏光を透過して出力光路#2へ出力する。これによ
り、入力光路#0からの入射光は、出力光路#2へ出力
される。
p偏光を透過して出力光路#2へ出力する。これによ
り、入力光路#0からの入射光は、出力光路#2へ出力
される。
【0090】次に、入力光路#2からの入射光を出力光
路#3へ出力する場合には、図2におけるスイッチ素子
S23を電圧制御すればよい。このスイッチ素子は、図
2の偏光制御型空間光スイッチの論理構成図においては
第4行、第3列に位置しているため、図5の偏光制御型
空間光スイッチにおいては偏光制御型光スイッチ1Cの
偏光制御部PLC3に相当する。従って、入力光路#2
からの入射光を出力光路#3へ出力する場合には、偏光
制御型光スイッチ1Cの偏光制御部PLC3に電圧を印
加すればよい。
路#3へ出力する場合には、図2におけるスイッチ素子
S23を電圧制御すればよい。このスイッチ素子は、図
2の偏光制御型空間光スイッチの論理構成図においては
第4行、第3列に位置しているため、図5の偏光制御型
空間光スイッチにおいては偏光制御型光スイッチ1Cの
偏光制御部PLC3に相当する。従って、入力光路#2
からの入射光を出力光路#3へ出力する場合には、偏光
制御型光スイッチ1Cの偏光制御部PLC3に電圧を印
加すればよい。
【0091】以上、本実施例1によれば、入力光路から
入射した光情報を所望の出力光路へ出力する場合には、
ただ一つの偏光制御器に電圧をかければよい。さらに、
入力光路から出力光路までのパスにかかわらず、全ての
光情報は同一数(m個)の偏光制御型光スイッチ1A、
1B、1C、1D(以下総称して偏光制御型光スイッチ
1と記す)を通過することになり、偏光制御型光スイッ
チ1の通過による損失量、及びクロストークの値は同一
になる。(偏光制御型空間光スイッチの他のハードウェア構成)
図2の論理構成に対応する偏光制御型空間光スイッチの
他のハードウェア構成を図6に示す。
入射した光情報を所望の出力光路へ出力する場合には、
ただ一つの偏光制御器に電圧をかければよい。さらに、
入力光路から出力光路までのパスにかかわらず、全ての
光情報は同一数(m個)の偏光制御型光スイッチ1A、
1B、1C、1D(以下総称して偏光制御型光スイッチ
1と記す)を通過することになり、偏光制御型光スイッ
チ1の通過による損失量、及びクロストークの値は同一
になる。(偏光制御型空間光スイッチの他のハードウェア構成)
図2の論理構成に対応する偏光制御型空間光スイッチの
他のハードウェア構成を図6に示す。
【0092】この偏光制御型空間光スイッチは4個の入
力光路と4個の出力光路との間に設置され、3つの偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1Cを備えている。偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1Cの各々の構成は、図
5に示した偏光制御型光スイッチ1A、1B、1Cと同
様である。
力光路と4個の出力光路との間に設置され、3つの偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1Cを備えている。偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1Cの各々の構成は、図
5に示した偏光制御型光スイッチ1A、1B、1Cと同
様である。
【0093】つまり、前述の図5に示した偏光制御型空
間光スイッチでは、第4列目に配置した偏光制御型光ス
イッチ1Dは、偏光制御型光スイッチ1Cから入射した
光情報を透過すればよいので、この偏光制御型光スイッ
チ1Dは省略することができる。
間光スイッチでは、第4列目に配置した偏光制御型光ス
イッチ1Dは、偏光制御型光スイッチ1Cから入射した
光情報を透過すればよいので、この偏光制御型光スイッ
チ1Dは省略することができる。
【0094】この偏光制御型空間光スイッチの動作は、
図5に示した偏光制御型空間光スイッチと同様であり、
説明は省略する。
図5に示した偏光制御型空間光スイッチと同様であり、
説明は省略する。
【0095】
【実施例2】(偏光制御型光スイッチのハードウェア構
成)図7に実施例2における偏光制御型光スイッチ1の
構成を示す。
成)図7に実施例2における偏光制御型光スイッチ1の
構成を示す。
【0096】この偏光制御型光スイッチ1は、8本の入
力光路と8本の出力光路を有している。そして、偏光制
御型光スイッチ1の光路変換素子1bは、p偏光を透過
し且つs偏光を反射する偏光分離器20と、偏光分離器
20が反射した光情報の出力側に配置される反射側λ/
4波長板30と、この反射側λ/4波長板30の出力側
に配置される反射側反射ブロック50と、偏光制御器2
0の透過した光情報の出力側に配置される透過側λ/4
波長板40と、この透過側λ/4波長板4の出力側に配
置される透過側反射ブロック60とから構成される。
力光路と8本の出力光路を有している。そして、偏光制
御型光スイッチ1の光路変換素子1bは、p偏光を透過
し且つs偏光を反射する偏光分離器20と、偏光分離器
20が反射した光情報の出力側に配置される反射側λ/
4波長板30と、この反射側λ/4波長板30の出力側
に配置される反射側反射ブロック50と、偏光制御器2
0の透過した光情報の出力側に配置される透過側λ/4
波長板40と、この透過側λ/4波長板4の出力側に配
置される透過側反射ブロック60とから構成される。
【0097】また、偏光制御型光スイッチ1の偏光制御
器1aは、8個の偏光制御部PLC0〜PLC7から構
成されている。各偏光制御部PLC0〜PLC8の機能
は、電圧のかかっていない状態ではp偏光をs偏光に変
換し、電圧をかけた状態ではp偏光をp偏光に維持した
まま出力するものとする。
器1aは、8個の偏光制御部PLC0〜PLC7から構
成されている。各偏光制御部PLC0〜PLC8の機能
は、電圧のかかっていない状態ではp偏光をs偏光に変
換し、電圧をかけた状態ではp偏光をp偏光に維持した
まま出力するものとする。
【0098】偏光分離器20は、s偏光を反射し、p偏
光を透過するものである。透過側λ/4波長板40と反
射側λ/4波長板30とは、光情報の偏光方向をπ/4
回転させるものである。
光を透過するものである。透過側λ/4波長板40と反
射側λ/4波長板30とは、光情報の偏光方向をπ/4
回転させるものである。
【0099】透過側反射ブロック60は、最上位列の光
路(第1列の光路#0)から入射した光情報と最下位列
の光路(第8列の光路#7)から入射した光情報を入射
した光路(光路#0から入射した光情報は光路#0へ、
光路#7から入射した光情報は光路#7へ)へ反射する
機能と、上記以外の光路(光路#1〜光路#6)から入
射した光情報を隣接する光路へ反射する形状を有してい
る。具体的には、透過側反射ブロック60は、第2列の
光路#1から入射した光情報を隣接する第3列の光路#
2へ反射し、第3列の光路#2から入射した光情報を隣
接する第2列の光路#1へ反射し、第4列の光路#3か
ら入射した光情報を隣接する第5列の光路#4へ反射
し、第5列の光路#4から入射した光情報を隣接する第
4列の光路#3へ反射し、さらに第6列の光路#5から
入射した光情報を隣接する第7列の光路#6へ反射し、
第7列の光路#6から入射した光情報を隣接する第6列
の光路#5へ反射する形状を有している。
路(第1列の光路#0)から入射した光情報と最下位列
の光路(第8列の光路#7)から入射した光情報を入射
した光路(光路#0から入射した光情報は光路#0へ、
光路#7から入射した光情報は光路#7へ)へ反射する
機能と、上記以外の光路(光路#1〜光路#6)から入
射した光情報を隣接する光路へ反射する形状を有してい
る。具体的には、透過側反射ブロック60は、第2列の
光路#1から入射した光情報を隣接する第3列の光路#
2へ反射し、第3列の光路#2から入射した光情報を隣
接する第2列の光路#1へ反射し、第4列の光路#3か
ら入射した光情報を隣接する第5列の光路#4へ反射
し、第5列の光路#4から入射した光情報を隣接する第
4列の光路#3へ反射し、さらに第6列の光路#5から
入射した光情報を隣接する第7列の光路#6へ反射し、
第7列の光路#6から入射した光情報を隣接する第6列
の光路#5へ反射する形状を有している。
【0100】また、反射側反射ブロック50は、全ての
光路から入射された光情報を隣接する光路へ反射する形
状を有している。具体的には、反射側反射ブロック50
は、第1列の光路#0から入射した光情報を隣接する第
2列の光路#1へ反射し、第2列の光路#1から入射し
た光情報を隣接する第1列の光路#0へ反射し、第3列
の光路#2から入射した光情報を隣接する第4列の光路
#3へ反射し、第4列の光路#3から入射した光情報を
隣接する第3列の光路#2へ反射し、第5列の光路#4
から入射した光情報を隣接する第6列の光路#5へ反射
し、第6列の光路#5から入射した光情報を隣接する第
5列の光路#4へ反射し、第7列の光路#6から入射し
た光情報を隣接する第8列の光路#7へ反射し、第8列
の光路#7から入射した光情報を隣接する第7列の光路
#6へ反射する形状を有している。
光路から入射された光情報を隣接する光路へ反射する形
状を有している。具体的には、反射側反射ブロック50
は、第1列の光路#0から入射した光情報を隣接する第
2列の光路#1へ反射し、第2列の光路#1から入射し
た光情報を隣接する第1列の光路#0へ反射し、第3列
の光路#2から入射した光情報を隣接する第4列の光路
#3へ反射し、第4列の光路#3から入射した光情報を
隣接する第3列の光路#2へ反射し、第5列の光路#4
から入射した光情報を隣接する第6列の光路#5へ反射
し、第6列の光路#5から入射した光情報を隣接する第
5列の光路#4へ反射し、第7列の光路#6から入射し
た光情報を隣接する第8列の光路#7へ反射し、第8列
の光路#7から入射した光情報を隣接する第7列の光路
#6へ反射する形状を有している。
【0101】この偏光制御型光スイッチ1を8列接続す
ることにより、8入力且つ8出力の偏光制御型空間光ス
イッチを構成することができる。
ることにより、8入力且つ8出力の偏光制御型空間光ス
イッチを構成することができる。
【0102】
【実施例3】(偏光制御型光スイッチのハードウェア構
成)図8に、本実施例3における偏光制御型光スイッチ
1のハードウェア構成を示す。
成)図8に、本実施例3における偏光制御型光スイッチ
1のハードウェア構成を示す。
【0103】この偏光制御型光スイッチは、4入力且つ
4出力のスイッチである。偏光制御型光スイッチ1は、
前述の実施例1と同様に偏光制御器1aと光路変換素子
1bとから構成されている。
4出力のスイッチである。偏光制御型光スイッチ1は、
前述の実施例1と同様に偏光制御器1aと光路変換素子
1bとから構成されている。
【0104】偏光制御器1aは、電圧制御により、入射
光の偏光方向を回転させない、あるいは直交方向に回転
する機能を有している。具体的には、偏光制御器1a
は、入力光路数と同数の偏光制御部PLC0〜PLC3
から構成されている。各偏光制御部PLC0〜PLC3
は、電圧制御により、入射された光情報の偏光方向を回
転させない、あるいはπ/2回転させる機能を有してい
る。
光の偏光方向を回転させない、あるいは直交方向に回転
する機能を有している。具体的には、偏光制御器1a
は、入力光路数と同数の偏光制御部PLC0〜PLC3
から構成されている。各偏光制御部PLC0〜PLC3
は、電圧制御により、入射された光情報の偏光方向を回
転させない、あるいはπ/2回転させる機能を有してい
る。
【0105】例えば、図8では、光路#0上に配置され
た偏光制御部PLC0と、光路#2上に配置された偏光
制御部PLC2とは、電圧を印加していないときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させる。即ち、偏光
制御部PLC0と偏光制御部PLC2は、電圧を印加し
てていないときに入射したp偏光をs偏光へ回転し、s
偏光をp偏光へ回転する。また、偏光制御部PLC0と
偏光制御部PLC2とは、電圧を印加していないときに
入射した光情報の偏光方向を回転させない。すなわち、
偏光制御部PLC0と偏光制御部PLC2とは、電圧を
印加したときに入射したp偏光をp偏光のまま透過し、
s偏光をs偏光のまま透過する。
た偏光制御部PLC0と、光路#2上に配置された偏光
制御部PLC2とは、電圧を印加していないときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させる。即ち、偏光
制御部PLC0と偏光制御部PLC2は、電圧を印加し
てていないときに入射したp偏光をs偏光へ回転し、s
偏光をp偏光へ回転する。また、偏光制御部PLC0と
偏光制御部PLC2とは、電圧を印加していないときに
入射した光情報の偏光方向を回転させない。すなわち、
偏光制御部PLC0と偏光制御部PLC2とは、電圧を
印加したときに入射したp偏光をp偏光のまま透過し、
s偏光をs偏光のまま透過する。
【0106】光路#1に配置された偏光制御部PLC1
と光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電圧
を印加していないときに入射したp偏光をp偏光のまま
出力し、s偏光をs偏光のまま出力する。また、偏光制
御部PLC1と偏光制御部PLC3は、電圧を印加した
ときに入射したp偏光をs偏光に回転させ、s偏光をp
偏光に回転させる。
と光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電圧
を印加していないときに入射したp偏光をp偏光のまま
出力し、s偏光をs偏光のまま出力する。また、偏光制
御部PLC1と偏光制御部PLC3は、電圧を印加した
ときに入射したp偏光をs偏光に回転させ、s偏光をp
偏光に回転させる。
【0107】次に、光路変換素子1bは、前述の図2に
示した論理構成におけるスイッチ素子の各行、及び各列
のクロス接続を実現するためのものである。この光路変
換素子1bは、下方向の偏光ルーティング素子7と上方
向の偏光ルーティング素子8との間に、λ/2波長板ア
レイ9を配置して構成されている。
示した論理構成におけるスイッチ素子の各行、及び各列
のクロス接続を実現するためのものである。この光路変
換素子1bは、下方向の偏光ルーティング素子7と上方
向の偏光ルーティング素子8との間に、λ/2波長板ア
レイ9を配置して構成されている。
【0108】本実施例3における偏光ルーティング素子
7、8は、方解石等から形成された複屈折板で構成して
いる。下方向の偏光ルーティング素子7は、入射した光
情報がp偏光のとき、光情報を直進方向へ透過し、且つ
入射した光情報がs偏光のとき、光情報を一段下の光路
へ回折させる機能を有している。すなわち、下方向の偏
光ルーティング素子7は、光路#iからp偏光を入射し
たときにこのp偏光を光路#iへ出力し、光路#iから
s偏光を入射したときにこのs偏光を光路#(i+1)
へ出力する。
7、8は、方解石等から形成された複屈折板で構成して
いる。下方向の偏光ルーティング素子7は、入射した光
情報がp偏光のとき、光情報を直進方向へ透過し、且つ
入射した光情報がs偏光のとき、光情報を一段下の光路
へ回折させる機能を有している。すなわち、下方向の偏
光ルーティング素子7は、光路#iからp偏光を入射し
たときにこのp偏光を光路#iへ出力し、光路#iから
s偏光を入射したときにこのs偏光を光路#(i+1)
へ出力する。
【0109】一方、上方向の偏光ルーティング素子8
は、入射した光情報がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、且つ入射した光情報がs偏光のときにこ
の光情報を一段上の光路へ回折させる機能を有してい
る。すなわち、上方向の偏光ルーティング素子8は、光
路#iからp偏光を入射したときにこのp偏光を光路#
iへ出力し、光路#iからs偏光を入射したときにこの
s偏光を光路#(i−1)へ出力する。
は、入射した光情報がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、且つ入射した光情報がs偏光のときにこ
の光情報を一段上の光路へ回折させる機能を有してい
る。すなわち、上方向の偏光ルーティング素子8は、光
路#iからp偏光を入射したときにこのp偏光を光路#
iへ出力し、光路#iからs偏光を入射したときにこの
s偏光を光路#(i−1)へ出力する。
【0110】λ/2波長板アレイ9は、5光路分の幅を
有する部材であり、両端にそれぞれ1光路分の幅を有す
る透過部材と、これらの透過部材の間に配置された3光
路分の幅を有するλ/2波長板とから構成されている。
最上段に配置した透過部材は光路#0上に位置し、λ/
2波長板は光路#1〜光路#3上に位置している。
有する部材であり、両端にそれぞれ1光路分の幅を有す
る透過部材と、これらの透過部材の間に配置された3光
路分の幅を有するλ/2波長板とから構成されている。
最上段に配置した透過部材は光路#0上に位置し、λ/
2波長板は光路#1〜光路#3上に位置している。
【0111】透過部材は、ガラス等で生成された部材で
あり、入射した光情報の偏光方向を回転せずに透過する
部材である。λ/2波長板は、入射した光情報の偏光方
向をπ/2回転させる素子である。具体的には、λ/2
波長板は、入射した光情報がp偏光のときにこの光情報
をs偏光へ回転させる。また、λ/2波長板は、入射し
た光情報がs偏光のときにこの光情報をp偏光へ回転さ
せる。(偏光制御型光スイッチの動作) 以下、偏光制御型光ス
イッチ1の動作について説明する。
あり、入射した光情報の偏光方向を回転せずに透過する
部材である。λ/2波長板は、入射した光情報の偏光方
向をπ/2回転させる素子である。具体的には、λ/2
波長板は、入射した光情報がp偏光のときにこの光情報
をs偏光へ回転させる。また、λ/2波長板は、入射し
た光情報がs偏光のときにこの光情報をp偏光へ回転さ
せる。(偏光制御型光スイッチの動作) 以下、偏光制御型光ス
イッチ1の動作について説明する。
【0112】偏光制御器1aに電圧を印加していないと
きに、入力光路#0からp偏光を入射すると、偏光制御
部PLC0はp偏光をs偏光へ回転させて出力する。偏
光制御部PLC0から出力されたs偏光は、下方向の偏
光ルーティング素子へ入射される。
きに、入力光路#0からp偏光を入射すると、偏光制御
部PLC0はp偏光をs偏光へ回転させて出力する。偏
光制御部PLC0から出力されたs偏光は、下方向の偏
光ルーティング素子へ入射される。
【0113】下方向の偏光ルーティング素子7は、s偏
光の光路を一段下の光路#1へシフトして出力する。下
方向の偏光ルーティング素子7から光路#1を経て出力
されたs偏光は、λ/2波長板アレイ9に入射される。
光の光路を一段下の光路#1へシフトして出力する。下
方向の偏光ルーティング素子7から光路#1を経て出力
されたs偏光は、λ/2波長板アレイ9に入射される。
【0114】λ/2波長板アレイ9は、s偏光をp偏光
へ回転させる。λ/2波長板アレイ9から出力されたp
偏光は、上方向の偏光ルーティング素子8へ入射され
る。
へ回転させる。λ/2波長板アレイ9から出力されたp
偏光は、上方向の偏光ルーティング素子8へ入射され
る。
【0115】上方向の偏光ルーティング素子8は、光路
#1から入射されたp偏光を直進方向へ透過する。従っ
て、偏光制御部PLC0に電圧を印加していない場合に
は、入力光路#0から入射されたp偏光は、光路#1へ
出力される。
#1から入射されたp偏光を直進方向へ透過する。従っ
て、偏光制御部PLC0に電圧を印加していない場合に
は、入力光路#0から入射されたp偏光は、光路#1へ
出力される。
【0116】次に、偏光制御部PLC0に電圧をかけた
場合の動作について説明する。入力光路#0から入射さ
れたp偏光は、偏光制御部PLC0へ入射される。電圧
のかかった偏光制御部PLC0は、入射したp偏光をp
偏光のまま出力する。
場合の動作について説明する。入力光路#0から入射さ
れたp偏光は、偏光制御部PLC0へ入射される。電圧
のかかった偏光制御部PLC0は、入射したp偏光をp
偏光のまま出力する。
【0117】偏光制御部PLC0から出力されたp偏光
は、下方向の偏光ルーティング素子7へ入射される。下
方向の偏光ルーティング素子7は、入射したp偏光を直
進方向へ透過する。
は、下方向の偏光ルーティング素子7へ入射される。下
方向の偏光ルーティング素子7は、入射したp偏光を直
進方向へ透過する。
【0118】下方向の偏光ルーティング素子7から出力
されたp偏光は、λ/2波長板アレイ9の上端の光路へ
入射される。λ/2波長板アレイ9は、上端の光路に入
射されたp偏光の偏光方向を回転させずに出力する。
されたp偏光は、λ/2波長板アレイ9の上端の光路へ
入射される。λ/2波長板アレイ9は、上端の光路に入
射されたp偏光の偏光方向を回転させずに出力する。
【0119】λ/2波長板アレイ9から出力されたp偏
光は、上方向の偏光ルーティング素子8へ入力される。
上方向の偏光ルーティング素子8は、入射したp偏光を
直進方向へ透過する。従って、偏光制御部PLC0に電
圧を印加した場合には、入力光路#0から入射されたp
偏光は、光路#0へ出力される。
光は、上方向の偏光ルーティング素子8へ入力される。
上方向の偏光ルーティング素子8は、入射したp偏光を
直進方向へ透過する。従って、偏光制御部PLC0に電
圧を印加した場合には、入力光路#0から入射されたp
偏光は、光路#0へ出力される。
【0120】このように、各偏光制御部PLC0〜3を
電圧制御することにより、入力光路#0〜#3から入射
された光情報を、所望の光路#0〜#3へ出力すること
ができる。(偏光制御型空間光スイッチの構成) 本実施例3の偏光
制御型光スイッチ1を用いた偏光制御型空間光スイッチ
の構成について説明する。
電圧制御することにより、入力光路#0〜#3から入射
された光情報を、所望の光路#0〜#3へ出力すること
ができる。(偏光制御型空間光スイッチの構成) 本実施例3の偏光
制御型光スイッチ1を用いた偏光制御型空間光スイッチ
の構成について説明する。
【0121】図9に本実施例3における偏光制御型空間
光スイッチの構成を示す。偏光制御型空間光スイッチ
は、4個の偏光制御型光スイッチ1A、1B、1C、1
Dを縦列に接続し、4入力且つ4出力の空間光スイッチ
を実現した例である。
光スイッチの構成を示す。偏光制御型空間光スイッチ
は、4個の偏光制御型光スイッチ1A、1B、1C、1
Dを縦列に接続し、4入力且つ4出力の空間光スイッチ
を実現した例である。
【0122】入力側から第1列目の偏光制御型光スイッ
チ1Aは、図8に示す偏光制御型光スイッチ1と同様の
構成を有している。また、第2列目の偏光制御型光スイ
ッチ1Bと第3列目の偏光制御型光スイッチ1Cとは、
偏光制御型光スイッチ1Aと偏光制御器1aの設定が異
なる。つまり、偏光制御型光スイッチ1Aの偏光制御器
1aは、光路#1上に配置された偏光制御部PLC1と
光路#3上に配置された偏光制御部PLC3とは、電圧
を印加していないときに入射した光情報の偏光方向を回
転させずに出力するように設定されている。これに対し
て、第2列目の偏光制御型光スイッチ1Bの有する4つ
の偏光制御部PLC0〜PLC3と、第3列目の偏光制
御型光スイッチ1Cの有する4つの偏光制御部PLC0
〜PLC3とは、電圧のかかっていない状態では、p偏
光をs偏光へ回転させると同時に、s偏光をp偏光へ回
転させるように設定されている。
チ1Aは、図8に示す偏光制御型光スイッチ1と同様の
構成を有している。また、第2列目の偏光制御型光スイ
ッチ1Bと第3列目の偏光制御型光スイッチ1Cとは、
偏光制御型光スイッチ1Aと偏光制御器1aの設定が異
なる。つまり、偏光制御型光スイッチ1Aの偏光制御器
1aは、光路#1上に配置された偏光制御部PLC1と
光路#3上に配置された偏光制御部PLC3とは、電圧
を印加していないときに入射した光情報の偏光方向を回
転させずに出力するように設定されている。これに対し
て、第2列目の偏光制御型光スイッチ1Bの有する4つ
の偏光制御部PLC0〜PLC3と、第3列目の偏光制
御型光スイッチ1Cの有する4つの偏光制御部PLC0
〜PLC3とは、電圧のかかっていない状態では、p偏
光をs偏光へ回転させると同時に、s偏光をp偏光へ回
転させるように設定されている。
【0123】そして、第4列目の偏光制御型光スイッチ
1Dは、偏光制御器1aと下方向の偏光ルーティング素
子7とから構成されている。偏光制御器1aのうち、光
路#0に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2に
配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかってい
ない状態では、p偏光をp偏光のまま透過すると同時に
s偏光をs偏光のまま透過するものとする。そして、こ
れらの偏光制御部PLC0、PLC2は、電圧のかかっ
た状態では、p偏光をs偏光へ回転させると同時に、s
偏光をp偏光へ回転させるものとする。
1Dは、偏光制御器1aと下方向の偏光ルーティング素
子7とから構成されている。偏光制御器1aのうち、光
路#0に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2に
配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかってい
ない状態では、p偏光をp偏光のまま透過すると同時に
s偏光をs偏光のまま透過するものとする。そして、こ
れらの偏光制御部PLC0、PLC2は、電圧のかかっ
た状態では、p偏光をs偏光へ回転させると同時に、s
偏光をp偏光へ回転させるものとする。
【0124】また、光路#1に配置された偏光制御部P
LC1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていない状態では、p偏光をs偏光へ
回転させると同時にs偏光をp偏光へ回転させるものと
する。そして、これらの偏光制御部PLC1、PLC3
は、電圧のかかった状態では、p偏光をp偏光のまま透
過し、s偏光をs偏光のまま透過するものとする。
LC1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていない状態では、p偏光をs偏光へ
回転させると同時にs偏光をp偏光へ回転させるものと
する。そして、これらの偏光制御部PLC1、PLC3
は、電圧のかかった状態では、p偏光をp偏光のまま透
過し、s偏光をs偏光のまま透過するものとする。
【0125】下方向の偏光ルーティング素子7は、各光
路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向がp偏光
ならば、この光情報を透過して出力光路#0〜#3へ入
射させる機能を有している。(偏光制御型空間光スイッチの動作) 以下、偏光制御型
空間光スイッチの動作について説明する。
路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向がp偏光
ならば、この光情報を透過して出力光路#0〜#3へ入
射させる機能を有している。(偏光制御型空間光スイッチの動作) 以下、偏光制御型
空間光スイッチの動作について説明する。
【0126】本実施例では偏光制御型空間光スイッチの
入力光路#0〜#3に入射される光情報はすべてp偏光
とする。ここで、入力光路#0と出力光路#1との間に
パスを設定する場合について説明する。
入力光路#0〜#3に入射される光情報はすべてp偏光
とする。ここで、入力光路#0と出力光路#1との間に
パスを設定する場合について説明する。
【0127】入力光路#0と出力光路#1との間にパス
を設定する場合、図2の論理構成では、第3行且つ第3
列目に配置されたスイッチ素子S01に電圧をかければ
よい。
を設定する場合、図2の論理構成では、第3行且つ第3
列目に配置されたスイッチ素子S01に電圧をかければ
よい。
【0128】従って、本偏光制御型空間光スイッチの第
3列目に配置された偏光制御型光スイッチ1Cの偏光制
御部PLC2(図9中の斜線部分)に電圧をかければよ
い。この偏光制御部PLC2は、電圧を印加したとき
に、p偏光をp偏光のまま出力し、s偏光をs偏光のま
ま出力する。
3列目に配置された偏光制御型光スイッチ1Cの偏光制
御部PLC2(図9中の斜線部分)に電圧をかければよ
い。この偏光制御部PLC2は、電圧を印加したとき
に、p偏光をp偏光のまま出力し、s偏光をs偏光のま
ま出力する。
【0129】入力光路#0から入射した光情報は、第1
列目の偏光制御型光スイッチ1Aに入射される。第1列
目の偏光制御型光スイッチ1Aは、入力光路#0から入
射した光情報を偏光制御部PLC0へ入射する。
列目の偏光制御型光スイッチ1Aに入射される。第1列
目の偏光制御型光スイッチ1Aは、入力光路#0から入
射した光情報を偏光制御部PLC0へ入射する。
【0130】偏光制御部PLC0は、光情報をp偏光か
らs偏光へ回転させる。偏光制御部PLC0から出力さ
れた光情報は、光路変換素子1bへ入射される。
らs偏光へ回転させる。偏光制御部PLC0から出力さ
れた光情報は、光路変換素子1bへ入射される。
【0131】光路変換素子1bの下方向の偏光ルーティ
ング素子7は、光路#0から入射された光情報を光路#
1へシフトする。下方向の偏光ルーティング素子7から
出力された光情報は、光路#1を経てλ/2波長板アレ
イ9へ入射される。
ング素子7は、光路#0から入射された光情報を光路#
1へシフトする。下方向の偏光ルーティング素子7から
出力された光情報は、光路#1を経てλ/2波長板アレ
イ9へ入射される。
【0132】λ/2波長板アレイ9は、光情報の偏光方
向をs偏光からp偏光へ回転させ、上方向の偏光ルーテ
ィング素子8へ入射させる。上方向の偏光ルーティング
素子8は、光情報を直進させて光路#1へ出力する。
向をs偏光からp偏光へ回転させ、上方向の偏光ルーテ
ィング素子8へ入射させる。上方向の偏光ルーティング
素子8は、光情報を直進させて光路#1へ出力する。
【0133】光路#1へ出力された光情報は、第2列の
偏光制御型光スイッチ1Bへ入射される。第2列の偏光
制御型光スイッチ1Bは、光路#1から入射した光情報
を、偏光制御部PLC1へ入射させる。
偏光制御型光スイッチ1Bへ入射される。第2列の偏光
制御型光スイッチ1Bは、光路#1から入射した光情報
を、偏光制御部PLC1へ入射させる。
【0134】偏光制御部PLC1は、光路#1から入射
した光情報(p偏光)をs偏光へ回転させ、光路変換素
子1bへ入射させる。光路変換素子1bは、光路#1か
ら入射した光情報を下方向の偏光ルーティング素子7へ
入射させる。
した光情報(p偏光)をs偏光へ回転させ、光路変換素
子1bへ入射させる。光路変換素子1bは、光路#1か
ら入射した光情報を下方向の偏光ルーティング素子7へ
入射させる。
【0135】下方向の偏光ルーティング素子7は、光路
#1から入射した光情報(s偏光)を光路#2へシフト
させ、λ/2波長板アレイ9へ入射させる。λ/2波長
板アレイ9は、光路#2から入射した光情報(s偏光)
をp偏光へ回転させ、上方向の偏光ルーティング素子8
へ入射させる。
#1から入射した光情報(s偏光)を光路#2へシフト
させ、λ/2波長板アレイ9へ入射させる。λ/2波長
板アレイ9は、光路#2から入射した光情報(s偏光)
をp偏光へ回転させ、上方向の偏光ルーティング素子8
へ入射させる。
【0136】上方向の偏光ルーティング素子8は、光路
#2から入射した光情報(p偏光)を光路#2のまま出
力する。第2列の偏光制御型光スイッチ1Bから光路#
2へ出力された光情報(p偏光)は、第3列の偏光制御
型光スイッチ1Cへ入射される。
#2から入射した光情報(p偏光)を光路#2のまま出
力する。第2列の偏光制御型光スイッチ1Bから光路#
2へ出力された光情報(p偏光)は、第3列の偏光制御
型光スイッチ1Cへ入射される。
【0137】第3列の偏光制御型光スイッチ1Cは、光
路#2から入射した光情報を、電圧制御された偏光制御
部PLC2へ入射させる。電圧のかかった偏光制御部P
LC2は、入射した光情報(p偏光)をp偏光のまま透
過し、光路変換素子1bへ入射させる。
路#2から入射した光情報を、電圧制御された偏光制御
部PLC2へ入射させる。電圧のかかった偏光制御部P
LC2は、入射した光情報(p偏光)をp偏光のまま透
過し、光路変換素子1bへ入射させる。
【0138】光路変換素子1bは、光情報を下方向の偏
光ルーティング素子7へ入射させる。下方向の偏光ルー
ティング素子7は、光路#2から入射した光情報(p偏
光)を光路#2のままλ/2波長板アレイ9へ入射させ
る。
光ルーティング素子7へ入射させる。下方向の偏光ルー
ティング素子7は、光路#2から入射した光情報(p偏
光)を光路#2のままλ/2波長板アレイ9へ入射させ
る。
【0139】λ/2波長板アレイ9は、光路#2から入
射した光情報(p偏光)をs偏光へ回転させ、上方向の
偏光ルーティング素子8へ入射させる。上方向の偏光ル
ーティング素子8は、光路#2から入射した光情報(s
偏光)を、光路#1へシフトさせて出力する。
射した光情報(p偏光)をs偏光へ回転させ、上方向の
偏光ルーティング素子8へ入射させる。上方向の偏光ル
ーティング素子8は、光路#2から入射した光情報(s
偏光)を、光路#1へシフトさせて出力する。
【0140】第3列の偏光制御型光スイッチ1Cから光
路#1へ出力された光情報(s偏光)は、第4列の偏光
制御型光スイッチ1Dへ入射される。第4列の偏光制御
型光スイッチ1Dは、光路#1から入射した光情報を偏
光制御部PLC1へ入射させる。
路#1へ出力された光情報(s偏光)は、第4列の偏光
制御型光スイッチ1Dへ入射される。第4列の偏光制御
型光スイッチ1Dは、光路#1から入射した光情報を偏
光制御部PLC1へ入射させる。
【0141】偏光制御部PLC1は、光路#1から入射
した光情報(s偏光)をp偏光へ回転させ、下方向の偏
光ルーティング素子7へ入射させる。下方向の偏光ルー
ティング素子7は、光路#1から入射された光情報(p
偏光)を透過し、出力光路#1へ出力する。
した光情報(s偏光)をp偏光へ回転させ、下方向の偏
光ルーティング素子7へ入射させる。下方向の偏光ルー
ティング素子7は、光路#1から入射された光情報(p
偏光)を透過し、出力光路#1へ出力する。
【0142】従って、入力光路#0と出力光路#1との
間にパスを設定されたことになる。以上、本実施例3の
偏光制御型空間光スイッチによれば、入力光路#iと出
力光路#jとの間にパスを設定する場合に、ただ一つの
偏光制御部PLCを制御すればよい。
間にパスを設定されたことになる。以上、本実施例3の
偏光制御型空間光スイッチによれば、入力光路#iと出
力光路#jとの間にパスを設定する場合に、ただ一つの
偏光制御部PLCを制御すればよい。
【0143】
【実施例4】(偏光制御型光スイッチのハードウェア構
成)図10に、本実施例4における偏光制御型光スイッ
チの構成を示す。
成)図10に、本実施例4における偏光制御型光スイッ
チの構成を示す。
【0144】この偏光制御型光スイッチ1は、4入力且
つ4出力のスイッチであり、p偏光で入射される光情報
のパスを設定するスイッチである。偏光制御型光スイッ
チ1は、偏光制御器1aと、光路変換素子1bから構成
されている。
つ4出力のスイッチであり、p偏光で入射される光情報
のパスを設定するスイッチである。偏光制御型光スイッ
チ1は、偏光制御器1aと、光路変換素子1bから構成
されている。
【0145】偏光制御器1aは、前述の実施例3と同様
に4つの偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。
尚、この偏光制御器1aの光路#0上に位置する偏光制
御部PLC0と、光路#2上に位置する偏光制御部PL
C2とは、電圧を印加していないときに入射された光情
報の偏光方向を回転させずに出力し、電圧を印加したと
きに入射された光情報の偏光方向を直交方向へ回転させ
るように設定されている。さらに、光路#1上に位置す
る偏光制御部PLC1と光路#3上に位置する偏光制御
器3とは、電圧を印加していないときに偏光方向を直交
方向へ回転させ、電圧を印加しているときに偏光方向を
回転させずに出力するように設定されている。
に4つの偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。
尚、この偏光制御器1aの光路#0上に位置する偏光制
御部PLC0と、光路#2上に位置する偏光制御部PL
C2とは、電圧を印加していないときに入射された光情
報の偏光方向を回転させずに出力し、電圧を印加したと
きに入射された光情報の偏光方向を直交方向へ回転させ
るように設定されている。さらに、光路#1上に位置す
る偏光制御部PLC1と光路#3上に位置する偏光制御
器3とは、電圧を印加していないときに偏光方向を直交
方向へ回転させ、電圧を印加しているときに偏光方向を
回転させずに出力するように設定されている。
【0146】光路変換素子1bは、入力側から、上方向
の偏光ルーティング素子70と、λ/2波長板アレイ9
と、下方向の偏光ルーティング素子80とを縦続して構
成している。
の偏光ルーティング素子70と、λ/2波長板アレイ9
と、下方向の偏光ルーティング素子80とを縦続して構
成している。
【0147】上方向の偏光ルーティング素子70は、入
射される光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報
を直進方向へ透過し、入射される光情報の偏光方向がs
偏光のときにこの光情報を一段上の光路へ回折させる素
子である。
射される光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報
を直進方向へ透過し、入射される光情報の偏光方向がs
偏光のときにこの光情報を一段上の光路へ回折させる素
子である。
【0148】また、下方向の偏光ルーティング素子80
は、入射される光情報の偏光方向がs偏光のときにこの
光情報の光路を一段下の光路へ回折し、入射される光情
報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報の光路を回折
せずに直進方向へ透過する素子である。
は、入射される光情報の偏光方向がs偏光のときにこの
光情報の光路を一段下の光路へ回折し、入射される光情
報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報の光路を回折
せずに直進方向へ透過する素子である。
【0149】λ/2波長板アレイ9の構成は、最上段と
最下段とにそれぞれ1光路分の透過部材を備え、これら
の透過部材の間に3光路分のλ/2波長板を備えてい
る。最上段の透過部材は光路#0上に位置し、3光路分
のλ/2波長板は光路#1〜#3上に位置している。
最下段とにそれぞれ1光路分の透過部材を備え、これら
の透過部材の間に3光路分のλ/2波長板を備えてい
る。最上段の透過部材は光路#0上に位置し、3光路分
のλ/2波長板は光路#1〜#3上に位置している。
【0150】上方向の偏光ルーティング素子70と下方
向の偏光ルーティング素子80とは、前述の実施例3と
同様に複屈折板で構成されている。(偏光制御型空間光スイッチの構成) 以下、本実施例4
の偏光制御型光スイッチを用いた偏光制御型空間光スイ
ッチについて説明する。
向の偏光ルーティング素子80とは、前述の実施例3と
同様に複屈折板で構成されている。(偏光制御型空間光スイッチの構成) 以下、本実施例4
の偏光制御型光スイッチを用いた偏光制御型空間光スイ
ッチについて説明する。
【0151】図11に、本実施例4の偏光制御型空間光
スイッチの構成を示す。この偏光制御型空間光スイッチ
は、4個の偏光制御型光スイッチ1A、1B、1C、1
Dを縦列に接続し、4入力且つ4出力の空間光スイッチ
を実現した例である。
スイッチの構成を示す。この偏光制御型空間光スイッチ
は、4個の偏光制御型光スイッチ1A、1B、1C、1
Dを縦列に接続し、4入力且つ4出力の空間光スイッチ
を実現した例である。
【0152】入力側から第1列目の偏光制御型光スイッ
チ1Aは、図10に示す偏光制御型光スイッチ1と同様
の構成を有している。また、第2列目の偏光制御型光ス
イッチ1Bと第3列目の偏光制御型光スイッチ1Cと
は、電圧の印加されていないときに入射された光情報の
偏光方向を直交方向へ回転させ、電圧の印加されている
ときに入射された光情報の偏光方向を回転させずに出力
する偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。
チ1Aは、図10に示す偏光制御型光スイッチ1と同様
の構成を有している。また、第2列目の偏光制御型光ス
イッチ1Bと第3列目の偏光制御型光スイッチ1Cと
は、電圧の印加されていないときに入射された光情報の
偏光方向を直交方向へ回転させ、電圧の印加されている
ときに入射された光情報の偏光方向を回転させずに出力
する偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。
【0153】第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏
光制御器1aと上方向の偏光ルーティング素子70とか
ら構成されている。偏光制御器1aは、各光路#0〜#
3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。光
路#0に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配
置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていな
いときに光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のか
かっているときに光情報の偏光方向を回転させない。
光制御器1aと上方向の偏光ルーティング素子70とか
ら構成されている。偏光制御器1aは、各光路#0〜#
3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。光
路#0に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配
置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていな
いときに光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のか
かっているときに光情報の偏光方向を回転させない。
【0154】また、上方向の偏光ルーティング素子70
は、光路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向が
p偏光ならば、この光情報を透過して出力光路#0〜#
3へ入射させる機能を有している。
は、光路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向が
p偏光ならば、この光情報を透過して出力光路#0〜#
3へ入射させる機能を有している。
【0155】この偏光制御型空間光スイッチの動作は前
述の実施例3と同様であり、説明は省略する。
述の実施例3と同様であり、説明は省略する。
【0156】
【実施例5】(偏光制御型空間光スイッチの構成)図1
2に本実施例5における偏光制御型空間光スイッチの構
成を示す。
2に本実施例5における偏光制御型空間光スイッチの構
成を示す。
【0157】この偏光制御型空間光スイッチ1は、前述
の実施例3の偏光制御型空間光スイッチがp偏光の光情
報のパスを設定するスイッチであるのに対し、s偏光の
光情報のパスを設定するスイッチである。
の実施例3の偏光制御型空間光スイッチがp偏光の光情
報のパスを設定するスイッチであるのに対し、s偏光の
光情報のパスを設定するスイッチである。
【0158】偏光制御型空間光スイッチ1は、前述の実
施例3と同様に4個の偏光制御型光スイッチ1A〜1D
を縦続してある。第1列の偏光制御型光スイッチ1A
は、偏光制御器1aと、光路変換素子1bとから構成さ
れている。
施例3と同様に4個の偏光制御型光スイッチ1A〜1D
を縦続してある。第1列の偏光制御型光スイッチ1A
は、偏光制御器1aと、光路変換素子1bとから構成さ
れている。
【0159】光路変換素子1bは、実施例3と同様に、
下方向の偏光ルーティング素子10と、λ/2波長板ア
レイ9と、上方向の偏光ルーティング素子11とから構
成されている。これら各部の機能は、実施例3と同様で
ある。
下方向の偏光ルーティング素子10と、λ/2波長板ア
レイ9と、上方向の偏光ルーティング素子11とから構
成されている。これら各部の機能は、実施例3と同様で
ある。
【0160】偏光制御部1aは、各光路毎に偏光制御部
PLC0〜PLC3を有している。光路#0に配置され
た偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制御
部PLC2とは、電圧のかかっていないときに光情報の
偏光方向を回転させず、電圧のかかっているときに光情
報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてある。これ
にともなって、光路#1に配置された偏光制御部PLC
1と光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電
圧のかかっていないときに光情報の偏光方向をπ/2回
転させ、電圧のかかったときに光情報の偏光方向を回転
させないようにしてある。
PLC0〜PLC3を有している。光路#0に配置され
た偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制御
部PLC2とは、電圧のかかっていないときに光情報の
偏光方向を回転させず、電圧のかかっているときに光情
報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてある。これ
にともなって、光路#1に配置された偏光制御部PLC
1と光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電
圧のかかっていないときに光情報の偏光方向をπ/2回
転させ、電圧のかかったときに光情報の偏光方向を回転
させないようにしてある。
【0161】また、第2列の偏光制御型光スイッチ1B
は、偏光制御器1aと光路偏光素子1bとを備えてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を有している。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかったと
きに光情報の偏光方向を回転させないようにしてある。
は、偏光制御器1aと光路偏光素子1bとを備えてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を有している。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかったと
きに光情報の偏光方向を回転させないようにしてある。
【0162】光路偏光素子1bの構成は、第1列の偏光
制御型光スイッチ1Aと同様である。第3列の偏光制御
型光スイッチは、第2列の偏光制御型光スイッチと同様
の構成及び機能を有している。
制御型光スイッチ1Aと同様である。第3列の偏光制御
型光スイッチは、第2列の偏光制御型光スイッチと同様
の構成及び機能を有している。
【0163】さらに、第4列の偏光制御型光スイッチ
は、偏光制御器1aと下方向の偏光ルーティング素子1
0とから構成されている。第4列の偏光制御器1aは、
各光路#0〜#3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を
有している。
は、偏光制御器1aと下方向の偏光ルーティング素子1
0とから構成されている。第4列の偏光制御器1aは、
各光路#0〜#3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を
有している。
【0164】光路#0に配置された偏光制御部PLC0
と光路#2に配置された偏光制御部PLC2とは、電圧
のかかっていないときに光情報の偏光方向をπ/2回転
させ、電圧のかかったときに光情報の偏光方向を回転さ
せないようにしてある。また、光路#1に配置された偏
光制御部PLC1と光路#3に配置された偏光制御部P
LC3とは、電圧のかかっていないときに光情報の偏光
方向を回転させず、電圧のかかったときに光情報の偏光
方向をπ/2回転させるようにしてある。
と光路#2に配置された偏光制御部PLC2とは、電圧
のかかっていないときに光情報の偏光方向をπ/2回転
させ、電圧のかかったときに光情報の偏光方向を回転さ
せないようにしてある。また、光路#1に配置された偏
光制御部PLC1と光路#3に配置された偏光制御部P
LC3とは、電圧のかかっていないときに光情報の偏光
方向を回転させず、電圧のかかったときに光情報の偏光
方向をπ/2回転させるようにしてある。
【0165】下方向の偏光ルーティング素子10は、光
路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向がs偏光
ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#3へ入
射させる機能を有している。
路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向がs偏光
ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#3へ入
射させる機能を有している。
【0166】
【実施例6】(偏光制御型空間光スイッチの構成)本実
施例6における偏光制御型空間光スイッチの構成を図1
3に示す。
施例6における偏光制御型空間光スイッチの構成を図1
3に示す。
【0167】この偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例4の偏光制御型空間光スイッチがp偏光の光情報
のパスを設定するスイッチであるのに対し、s偏光の光
情報のパスを設定するスイッチである。
実施例4の偏光制御型空間光スイッチがp偏光の光情報
のパスを設定するスイッチであるのに対し、s偏光の光
情報のパスを設定するスイッチである。
【0168】偏光制御型空間光スイッチは、前述の実施
例4と同様に4個の偏光制御型光スイッチ1A、1B、
1C、1Dを縦続して構成されている。第1列の偏光制
御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと、光路変換素
子1bとから構成されている。
例4と同様に4個の偏光制御型光スイッチ1A、1B、
1C、1Dを縦続して構成されている。第1列の偏光制
御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと、光路変換素
子1bとから構成されている。
【0169】光路変換素子1bは、実施例4と同様に、
上方向の偏光ルーティング素子100と、λ/2波長板
アレイ9と、下方向の偏光ルーティング素子110とを
備えている。これら各部の構成及び機能は、実施例4と
同様である。
上方向の偏光ルーティング素子100と、λ/2波長板
アレイ9と、下方向の偏光ルーティング素子110とを
備えている。これら各部の構成及び機能は、実施例4と
同様である。
【0170】偏光制御器1aは、光路#0〜#3毎に偏
光制御部PLC0〜PLC3を有している。光路#0に
配置された偏光制御部PLC0と、光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていないとき
に光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかって
いるときに光情報の偏光方向を回転させないようにして
ある。
光制御部PLC0〜PLC3を有している。光路#0に
配置された偏光制御部PLC0と、光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていないとき
に光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかって
いるときに光情報の偏光方向を回転させないようにして
ある。
【0171】また、光路#1に配置された偏光制御部P
LC1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに光情報の偏光方向を回
転させず、電圧のかかっているときに光情報の偏光方向
をπ/2回転させるようにしてある。
LC1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに光情報の偏光方向を回
転させず、電圧のかかっているときに光情報の偏光方向
をπ/2回転させるようにしてある。
【0172】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと光路変更素子1bとを備えている。偏光
制御器1aは、4つの偏光制御部PLC0〜PLC3を
備えており、これらの偏光制御部PLC0〜PLC3
は、電圧の印加されていないときに入射された光情報の
偏光方向をπ/2回転させ、電圧の印加しているときに
入射した光情報の偏光方向を回転せずに出力する。
光制御器1aと光路変更素子1bとを備えている。偏光
制御器1aは、4つの偏光制御部PLC0〜PLC3を
備えており、これらの偏光制御部PLC0〜PLC3
は、電圧の印加されていないときに入射された光情報の
偏光方向をπ/2回転させ、電圧の印加しているときに
入射した光情報の偏光方向を回転せずに出力する。
【0173】第3列の偏光制御型光スイッチ1Cは、第
2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様の構成及び機能
を有している。さらに、第4列の偏光制御型光スイッチ
は、偏光制御器1aと上方向の偏光ルーティング素子1
00とから構成されている。
2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様の構成及び機能
を有している。さらに、第4列の偏光制御型光スイッチ
は、偏光制御器1aと上方向の偏光ルーティング素子1
00とから構成されている。
【0174】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。光路#0
に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていないとき
に光情報の偏光方向を回転させず、電圧のかかったとき
に光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてあ
る。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC1と
光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電圧の
かかっていないときに光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかったときに光情報の偏光方向を回転させ
ないようにしてある。
偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。光路#0
に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていないとき
に光情報の偏光方向を回転させず、電圧のかかったとき
に光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてあ
る。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC1と
光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電圧の
かかっていないときに光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかったときに光情報の偏光方向を回転させ
ないようにしてある。
【0175】上方向の偏光ルーティング素子100は、
光路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向がs偏
光ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#3へ
入射させる機能を有している。
光路#0〜#3から入射された光情報の偏光方向がs偏
光ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#3へ
入射させる機能を有している。
【0176】以上、本実施例3から実施例6では、偏光
ルーティング素子として、複屈折板を例に挙げて説明し
たが、下記の実施例7から実施例10では、偏光ルーテ
ィング素子として偏光ビームスプリッタ(PBS)を用
いた例について説明する。
ルーティング素子として、複屈折板を例に挙げて説明し
たが、下記の実施例7から実施例10では、偏光ルーテ
ィング素子として偏光ビームスプリッタ(PBS)を用
いた例について説明する。
【0177】
【実施例7】(偏光制御型空間光スイッチの構成)図1
4に、本実施例7における偏光制御型空間光スイッチの
構成を示す。
4に、本実施例7における偏光制御型空間光スイッチの
構成を示す。
【0178】この偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例3と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光の光情報のパスを設定するスイッ
チの例である。
実施例3と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光の光情報のパスを設定するスイッ
チの例である。
【0179】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
し、4入力且つ4出力の空間光スイッチを実現した例で
ある。
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
し、4入力且つ4出力の空間光スイッチを実現した例で
ある。
【0180】入力側から第1列目の偏光制御型光スイッ
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。この偏
光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路変換
素子1bとから構成されている。
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。この偏
光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路変換
素子1bとから構成されている。
【0181】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。光路#0
に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかったときに入射された光情報の偏光方向を回転させ
ないようにしてある。また、光路#1に配置された偏光
制御部PLC1と、光路#3に配置された偏光制御部P
LC3とは、電圧のかかっていないときに入射した光情
報の偏光方向を回転させず、電圧のかかったときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてあ
る。
偏光制御部PLC0〜PLC3を有している。光路#0
に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかったときに入射された光情報の偏光方向を回転させ
ないようにしてある。また、光路#1に配置された偏光
制御部PLC1と、光路#3に配置された偏光制御部P
LC3とは、電圧のかかっていないときに入射した光情
報の偏光方向を回転させず、電圧のかかったときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてあ
る。
【0182】次に、第1列の光路変換素子1bは、入力
側から下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12と、λ
/2波長板アレイ9と、上方向の偏光ビームスプリッタ
アレイ13とを縦列に接続して構成されている。
側から下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12と、λ
/2波長板アレイ9と、上方向の偏光ビームスプリッタ
アレイ13とを縦列に接続して構成されている。
【0183】下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
は、5個の偏光ビームスプリッタから構成されている。
上から4個の偏光ビームスプリッタは、各光路#0〜#
3上に配置されている。そして、下方向の偏光ビームス
プリッタアレイ12は、入射された光情報の偏光方向が
p偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過し、入射さ
れた光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報を一
段下の光路へ回折させる機能を有している。例えば、光
路#0から入射されたs偏光は、第1段目の偏光ビーム
スプリッタにより下方向へ垂直に反射される。そして、
s偏光は、第2行目の偏光ビームスプリッタにより反射
され光路#1へ出力される。
は、5個の偏光ビームスプリッタから構成されている。
上から4個の偏光ビームスプリッタは、各光路#0〜#
3上に配置されている。そして、下方向の偏光ビームス
プリッタアレイ12は、入射された光情報の偏光方向が
p偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過し、入射さ
れた光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報を一
段下の光路へ回折させる機能を有している。例えば、光
路#0から入射されたs偏光は、第1段目の偏光ビーム
スプリッタにより下方向へ垂直に反射される。そして、
s偏光は、第2行目の偏光ビームスプリッタにより反射
され光路#1へ出力される。
【0184】λ/2波長板アレイ9は、実施例3と同様
の構成及び機能を有している。上方向の偏光ビームスプ
リッタアレイ13は、5個の偏光ビームスプリッタから
構成されている。上から4個の偏光ビームスプリッタ
は、各光路#0〜#3上に配置されている。この上方向
の偏光ビームスプリッタアレイ13は、入射された光情
報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ
透過し、入射された光情報の偏光方向がs偏光のときに
この光情報を一段上の光路へ回折させる機能を有してい
る。
の構成及び機能を有している。上方向の偏光ビームスプ
リッタアレイ13は、5個の偏光ビームスプリッタから
構成されている。上から4個の偏光ビームスプリッタ
は、各光路#0〜#3上に配置されている。この上方向
の偏光ビームスプリッタアレイ13は、入射された光情
報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ
透過し、入射された光情報の偏光方向がs偏光のときに
この光情報を一段上の光路へ回折させる機能を有してい
る。
【0185】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を回転
させないようにしてある。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を回転
させないようにしてある。
【0186】光路変換素子1bの構成は、第1列の偏光
制御型光スイッチ1aと同様である。第3列の偏光制御
型光スイッチ1Cの構成及び機能は、第2列の偏光制御
型光スイッチ1Bと同様である。
制御型光スイッチ1aと同様である。第3列の偏光制御
型光スイッチ1Cの構成及び機能は、第2列の偏光制御
型光スイッチ1Bと同様である。
【0187】第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏
光制御部1aと、下方向の偏光ビームスプリッタアレイ
12とから構成されている。偏光制御部1aは、各光路
#0〜#3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えて
いる。
光制御部1aと、下方向の偏光ビームスプリッタアレイ
12とから構成されている。偏光制御部1aは、各光路
#0〜#3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えて
いる。
【0188】光路#0上に配置された偏光制御部PLC
0と、光路#2上に配置された偏光制御部PLC2と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向を回転させずに維持し、電圧のかかっているときに
入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにし
てある。
0と、光路#2上に配置された偏光制御部PLC2と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向を回転させずに維持し、電圧のかかっているときに
入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにし
てある。
【0189】また、光路#1上に配置した偏光制御部P
LC1と、光路#3上に配置した偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させ、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向を回転させないようにしてある。
LC1と、光路#3上に配置した偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させ、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向を回転させないようにしてある。
【0190】下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
の構成は、第1列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様で
ある。そして、この下方向の偏光ビームスプリッタアレ
イ12は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方
向がp偏光ならば、この光情報を透過して出力光路#0
〜#3へ入射させる機能を有している。
の構成は、第1列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様で
ある。そして、この下方向の偏光ビームスプリッタアレ
イ12は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方
向がp偏光ならば、この光情報を透過して出力光路#0
〜#3へ入射させる機能を有している。
【0191】
【実施例8】(偏光制御型空間光スイッチの構成)図1
5に、本実施例8における偏光制御型空間光スイッチの
構成を示す。
5に、本実施例8における偏光制御型空間光スイッチの
構成を示す。
【0192】この偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例4と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光の光情報のパスを設定するスイッ
チの例である。
実施例4と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光の光情報のパスを設定するスイッ
チの例である。
【0193】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
し、4入力且つ4出力の空間光スイッチを実現した例で
ある。
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
し、4入力且つ4出力の空間光スイッチを実現した例で
ある。
【0194】入力側から第1列目の偏光制御型光スイッ
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。第1列
の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路
変更素子1bとから構成されている。
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。第1列
の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路
変更素子1bとから構成されている。
【0195】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向を回転させずに維持し、電
圧のかかったときに入射された光情報の偏光方向をπ/
2回転させるようにしてある。また、光路#1に配置さ
れた偏光制御部PLC1と、光路#3に配置された偏光
制御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかっ
たときに入射した光情報の偏光方向を回転させずに維持
するようにしてある。
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
に配置された偏光制御部PLC0と光路#2に配置され
た偏光制御部PLC2は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向を回転させずに維持し、電
圧のかかったときに入射された光情報の偏光方向をπ/
2回転させるようにしてある。また、光路#1に配置さ
れた偏光制御部PLC1と、光路#3に配置された偏光
制御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかっ
たときに入射した光情報の偏光方向を回転させずに維持
するようにしてある。
【0196】第1列の光路変更素子1bは、入力側から
上方向の偏光ビームスプリッタアレイ120と、λ/2
波長板アレイ9と、下方向の偏光ビームスプリッタアレ
イ130とを縦列に接続して構成されている。
上方向の偏光ビームスプリッタアレイ120と、λ/2
波長板アレイ9と、下方向の偏光ビームスプリッタアレ
イ130とを縦列に接続して構成されている。
【0197】上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0は、5個の偏光ビームスプリッタから構成されてい
る。これらの偏光ビームスプリッタのうち、第2行目の
偏光ビームスプリッタは光路#0上に、第3行目の偏光
ビームスプリッタは光路#1上に、第4行目の偏光ビー
ムスプリッタは光路#2上に、第5行目の偏光ビームス
プリッタは光路#3上にそれぞれ配置されている。そし
て、上方向の偏光ビームスプリッタ120は、入射され
た光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、入射された光情報の偏光方向がs偏光の
ときにこの光情報を一段上の光路へ回折させる機能を有
している。例えば、光路#0から入射されたs偏光は、
第2行目の偏光ビームスプリッタにより上方向へ垂直に
反射される。反射されたs偏光は、第1行目の偏光ビー
ムスプリッタにより光路#0〜#3と平行な光路上へ反
射される。
0は、5個の偏光ビームスプリッタから構成されてい
る。これらの偏光ビームスプリッタのうち、第2行目の
偏光ビームスプリッタは光路#0上に、第3行目の偏光
ビームスプリッタは光路#1上に、第4行目の偏光ビー
ムスプリッタは光路#2上に、第5行目の偏光ビームス
プリッタは光路#3上にそれぞれ配置されている。そし
て、上方向の偏光ビームスプリッタ120は、入射され
た光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、入射された光情報の偏光方向がs偏光の
ときにこの光情報を一段上の光路へ回折させる機能を有
している。例えば、光路#0から入射されたs偏光は、
第2行目の偏光ビームスプリッタにより上方向へ垂直に
反射される。反射されたs偏光は、第1行目の偏光ビー
ムスプリッタにより光路#0〜#3と平行な光路上へ反
射される。
【0198】λ/2波長板9は、実施例3と同様の構成
及び機能を有している。次に、下方向の偏光ビームスプ
リッタアレイ130は、5個の偏光ビームスプリッタか
ら構成されている。これらの偏光ビームスプリッタのう
ち下から4個の偏光ビームスプリッタは、各光路#0〜
#3上に配置されている。そして、下方向の偏光ビーム
スプリッタアレイ130は、入射された光情報の偏光方
向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過し、入
射された光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報
を一段下の光路へ反射する機能を有している。
及び機能を有している。次に、下方向の偏光ビームスプ
リッタアレイ130は、5個の偏光ビームスプリッタか
ら構成されている。これらの偏光ビームスプリッタのう
ち下から4個の偏光ビームスプリッタは、各光路#0〜
#3上に配置されている。そして、下方向の偏光ビーム
スプリッタアレイ130は、入射された光情報の偏光方
向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過し、入
射された光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報
を一段下の光路へ反射する機能を有している。
【0199】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を回転
させずに維持するようにしてある。第2列の光路変換素
子1bの構成及び機能は、第1列の偏光制御型光スイッ
チ1Aと同様である。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を回転
させずに維持するようにしてある。第2列の光路変換素
子1bの構成及び機能は、第1列の偏光制御型光スイッ
チ1Aと同様である。
【0200】第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成
及び機能は、第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様
である。第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏光制
御部1aと、上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0とから構成されている。偏光制御部1aは、各光路#
0〜#3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えてい
る。
及び機能は、第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様
である。第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏光制
御部1aと、上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0とから構成されている。偏光制御部1aは、各光路#
0〜#3毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えてい
る。
【0201】光路#0上に配置された偏光制御部PLC
0と、光路#2上に配置された偏光制御部PLC2と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させ、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向を回転させずに維持するようにし
てある。また、光路#1上に配置した偏光制御部PLC
1と、光路#3上に配置した偏光制御部PLC3とは、
電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向
を回転させずに維持し、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてあ
る。
0と、光路#2上に配置された偏光制御部PLC2と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させ、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向を回転させずに維持するようにし
てある。また、光路#1上に配置した偏光制御部PLC
1と、光路#3上に配置した偏光制御部PLC3とは、
電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向
を回転させずに維持し、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてあ
る。
【0202】上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方向が
p偏光ならば、この光情報を透過して出力光路#0〜#
3上へ入射させる機能を有している。
0は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方向が
p偏光ならば、この光情報を透過して出力光路#0〜#
3上へ入射させる機能を有している。
【0203】
【実施例9】(偏光制御型空間光スイッチの構成)図1
6に、本実施例9における偏光制御型空間光スイッチの
構成を示す。この偏光制御型空間光スイッチは、4入力
且つ4出力のスイッチであり、偏光方向がs偏光の光情
報のパスを設定するスイッチの例である。偏光制御型空
間光スイッチは、4個の偏光制御型光スイッチ1A、1
B、1C、1Dを縦列に接続し、4入力且つ4出力の空
間光スイッチを実現した例である。
6に、本実施例9における偏光制御型空間光スイッチの
構成を示す。この偏光制御型空間光スイッチは、4入力
且つ4出力のスイッチであり、偏光方向がs偏光の光情
報のパスを設定するスイッチの例である。偏光制御型空
間光スイッチは、4個の偏光制御型光スイッチ1A、1
B、1C、1Dを縦列に接続し、4入力且つ4出力の空
間光スイッチを実現した例である。
【0204】入力側から第1列目の偏光制御型光スイッ
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。この偏
光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路変更
素子1bとから構成されている。
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。この偏
光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路変更
素子1bとから構成されている。
【0205】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と光路#2上に配置
された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていない
ときに入射された光情報の偏光方向を維持し、電圧のか
かったときに入射された光情報の偏光方向をπ/2回転
させるようにしてある。また、光路#1上に配置された
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置された偏光制
御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射し
た光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかった
ときに入射した光情報の偏光方向を維持するようにして
ある。
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と光路#2上に配置
された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていない
ときに入射された光情報の偏光方向を維持し、電圧のか
かったときに入射された光情報の偏光方向をπ/2回転
させるようにしてある。また、光路#1上に配置された
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置された偏光制
御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射し
た光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかった
ときに入射した光情報の偏光方向を維持するようにして
ある。
【0206】第1列の光路変更素子1bは、入力側から
下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12と、λ/2波
長板アレイ9と、上方向の偏光ビームスプリッタアレイ
13とから構成されている。これらの構成及び機能は実
施例7と同様である。
下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12と、λ/2波
長板アレイ9と、上方向の偏光ビームスプリッタアレイ
13とから構成されている。これらの構成及び機能は実
施例7と同様である。
【0207】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路毎に偏光制御部PLC0
〜PLC3を備えている。これらの偏光制御部PLC0
〜PLC3は、電圧のかかっていないときに入射された
光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかってい
るときに入射された光情報の偏光方向を維持するように
してある。光路変換素子の構成及び機能は、第1列の偏
光制御型光スイッチ1Aと同様である。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路毎に偏光制御部PLC0
〜PLC3を備えている。これらの偏光制御部PLC0
〜PLC3は、電圧のかかっていないときに入射された
光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかってい
るときに入射された光情報の偏光方向を維持するように
してある。光路変換素子の構成及び機能は、第1列の偏
光制御型光スイッチ1Aと同様である。
【0208】第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成
及び機能は、第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様
である。第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏光制
御部1aと、下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
とから構成されている。
及び機能は、第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様
である。第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏光制
御部1aと、下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
とから構成されている。
【0209】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に配
置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていな
いときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させ、
電圧のかかっているときに入射した光情報の偏光方向を
維持するようにしてある。また、光路#1上に配置した
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光制御
部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射した
光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかっているときに
入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにし
てある。
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に配
置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていな
いときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させ、
電圧のかかっているときに入射した光情報の偏光方向を
維持するようにしてある。また、光路#1上に配置した
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光制御
部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射した
光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかっているときに
入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにし
てある。
【0210】下方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方向がs
偏光ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#3
へ入射させる機能を有している。
は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方向がs
偏光ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#3
へ入射させる機能を有している。
【0211】
【実施例10】(偏光制御型空間光スイッチの構成)図
17に、本実施例10における偏光制御型空間光スイッ
チの構成を示す。
17に、本実施例10における偏光制御型空間光スイッ
チの構成を示す。
【0212】この偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例6と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がs偏光の光情報のパスを設定するスイッ
チの例である。
実施例6と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がs偏光の光情報のパスを設定するスイッ
チの例である。
【0213】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
し、4入力且つ4出力の空間光スイッチを実現した例で
ある。
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
し、4入力且つ4出力の空間光スイッチを実現した例で
ある。
【0214】入力側から第1列目の偏光制御型光スイッ
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。第1列
の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路
変更素子1bとから構成されている。
チ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。第1列
の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏光制御器1aと光路
変更素子1bとから構成されている。
【0215】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と光路#2上に配置
された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていない
ときに入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、
電圧のかかったときに入射された光情報の偏光方向を維
持するようにしてある。また、光路#1上に配置された
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置された偏光制
御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射し
た光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかったときに入
射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにして
ある。
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と光路#2上に配置
された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていない
ときに入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、
電圧のかかったときに入射された光情報の偏光方向を維
持するようにしてある。また、光路#1上に配置された
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置された偏光制
御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射し
た光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかったときに入
射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにして
ある。
【0216】第1列の光路変更素子1bの構成及び機能
は、前述の実施例8と同様である。第2列の偏光制御型
光スイッチ1Bは、偏光制御器1aと、光路変更素子1
bとから構成されている。
は、前述の実施例8と同様である。第2列の偏光制御型
光スイッチ1Bは、偏光制御器1aと、光路変更素子1
bとから構成されている。
【0217】偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。これらの
偏光制御部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていな
いときに入射された光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかっているときに入射された光情報の偏光
方向を維持するようにしてある。光路変換素子の構成及
び機能は、第1列の偏光制御型光スイッチと同様であ
る。
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。これらの
偏光制御部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていな
いときに入射された光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかっているときに入射された光情報の偏光
方向を維持するようにしてある。光路変換素子の構成及
び機能は、第1列の偏光制御型光スイッチと同様であ
る。
【0218】第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成
及び機能は、第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様
である。第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏光制
御部1aと、上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0とから構成されている。
及び機能は、第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様
である。第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏光制
御部1aと、上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0とから構成されている。
【0219】偏光制御部1aは、各光路#0〜#3毎に
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に配
置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていな
いときに入射した光情報の偏光方向を維持し、電圧のか
かっているときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回
転させるようにしてある。また、光路#1上に配置した
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光制御
部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射した
光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかってい
るときに入射した光情報の偏光方向を維持するようにし
てある。
偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0
上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に配
置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかっていな
いときに入射した光情報の偏光方向を維持し、電圧のか
かっているときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回
転させるようにしてある。また、光路#1上に配置した
偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光制御
部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射した
光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかってい
るときに入射した光情報の偏光方向を維持するようにし
てある。
【0220】上方向の偏光ビームスプリッタアレイ12
0は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方向が
s偏光ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#
3へ入射させる機能を有している。
0は、光路#0〜#3から入射した光情報の偏光方向が
s偏光ならば、この光情報を反射して出力光路#0〜#
3へ入射させる機能を有している。
【0221】以上の実施例7から実施例10では、偏光
ルーティング素子として、偏光ビームスプリッタ(PB
S)を利用した例について説明したが、下記の実施例1
1から実施例14では、偏光ルーティング素子として液
晶ホログラムを利用した例について説明する。
ルーティング素子として、偏光ビームスプリッタ(PB
S)を利用した例について説明したが、下記の実施例1
1から実施例14では、偏光ルーティング素子として液
晶ホログラムを利用した例について説明する。
【0222】
【実施例11】(偏光制御型空間光スイッチの構成)本
実施例11における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図18に示すこの偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例7と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
実施例11における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図18に示すこの偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例7と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
【0223】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
して構成されている。入力側から第1列目の偏光制御型
光スイッチ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチであ
る。
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
して構成されている。入力側から第1列目の偏光制御型
光スイッチ1Aは、4入力且つ4出力のスイッチであ
る。
【0224】第1列の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0に配置さ
れた偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制
御部PLC2は、電圧のかかっていないときに入射され
た光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかった
ときに入射された光情報の偏光方向を維持するようにし
てある。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC
1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、
電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向
を維持し、電圧のかかったときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させるようにしてある。
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0に配置さ
れた偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制
御部PLC2は、電圧のかかっていないときに入射され
た光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかった
ときに入射された光情報の偏光方向を維持するようにし
てある。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC
1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、
電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向
を維持し、電圧のかかったときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させるようにしてある。
【0225】第1列の光路変更素子1bは、入力側から
下方向の液晶ホログラム14と、λ/2波長板アレイ9
と、上方向の液晶ホログラム15とを縦列に接続して構
成されている。
下方向の液晶ホログラム14と、λ/2波長板アレイ9
と、上方向の液晶ホログラム15とを縦列に接続して構
成されている。
【0226】下方向の液晶ホログラム14は、入射した
光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進方
向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のとき
にこの光情報を一段下の光路へシフトする機能を有す
る。
光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進方
向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のとき
にこの光情報を一段下の光路へシフトする機能を有す
る。
【0227】λ/2波長板アレイ9の構成及び機能は、
実施例7と同様である。上方向の液晶ホログラム15
は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光
情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向が
s偏光のときにこの光情報を一段上の光路へシフトする
機能を有している。
実施例7と同様である。上方向の液晶ホログラム15
は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光
情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向が
s偏光のときにこの光情報を一段上の光路へシフトする
機能を有している。
【0228】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を維持
するようにしてある。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を維持
するようにしてある。
【0229】光路変換素子1bの構成及び機能は、第1
列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。第3列の
偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、第2列の
偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。第3列の
偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、第2列の
偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
【0230】第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏
光制御部1aと、下方向の液晶ホログラム14とから構
成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3毎
に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#
0上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に
配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかってい
ないときに入射した光情報の偏光方向を維持し、電圧の
かかっているときに入射した光情報の偏光方向をπ/2
回転させるようにしてある。また、光路#1上に配置し
た偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光制
御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射し
た光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかって
いるときに入射した光情報の偏光方向を維持するように
してある。
光制御部1aと、下方向の液晶ホログラム14とから構
成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3毎
に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#
0上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に
配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかってい
ないときに入射した光情報の偏光方向を維持し、電圧の
かかっているときに入射した光情報の偏光方向をπ/2
回転させるようにしてある。また、光路#1上に配置し
た偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光制
御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射し
た光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のかかって
いるときに入射した光情報の偏光方向を維持するように
してある。
【0231】下方向の液晶ホログラム14は、光路#0
〜#3から入射した光情報の偏光方向がp偏光ならば、
この光情報を透過して出力光路#0〜#3へ入射させる
機能を有している。尚、この第4列の偏光制御型光スイ
ッチ1Dは、偏光制御器1aと上方向の液晶ホログラム
14から構成するようにしてよい。(偏光制御型空間光スイッチの動作) 以下、本実施例1
1の偏光制御型空間光スイッチの動作について説明す
る。
〜#3から入射した光情報の偏光方向がp偏光ならば、
この光情報を透過して出力光路#0〜#3へ入射させる
機能を有している。尚、この第4列の偏光制御型光スイ
ッチ1Dは、偏光制御器1aと上方向の液晶ホログラム
14から構成するようにしてよい。(偏光制御型空間光スイッチの動作) 以下、本実施例1
1の偏光制御型空間光スイッチの動作について説明す
る。
【0232】ここでは、入力光路#0と出力光路#2と
の間にパスを設定する場合の、偏光制御型空間光スイッ
チの動作について説明する。図2の論理構成において、
入力光路#0と出力光路#2との間にパスを設定する場
合、第1行且つ第1列に位置するスイッチ素子S02を
クロス状態からバー状態へ切り替える。これに対応し
て、偏光制御型空間光スイッチの第1列目の偏光制御器
1aのうち、第1行目に配置された偏光制御部PLC0
に電圧をかける。
の間にパスを設定する場合の、偏光制御型空間光スイッ
チの動作について説明する。図2の論理構成において、
入力光路#0と出力光路#2との間にパスを設定する場
合、第1行且つ第1列に位置するスイッチ素子S02を
クロス状態からバー状態へ切り替える。これに対応し
て、偏光制御型空間光スイッチの第1列目の偏光制御器
1aのうち、第1行目に配置された偏光制御部PLC0
に電圧をかける。
【0233】入力光路#0から入射されたp偏光は、先
ず第1列目の偏光制御型光スイッチ1Aに入射される。
第1列目の偏光制御型光スイッチ1Aは、p偏光を偏光
制御部PLC0へ入射させる。
ず第1列目の偏光制御型光スイッチ1Aに入射される。
第1列目の偏光制御型光スイッチ1Aは、p偏光を偏光
制御部PLC0へ入射させる。
【0234】偏光制御部PLC0は、電圧のかかった状
態にあり、入射したp偏光をp偏光のまま透過し、光路
変更素子1bの下方向の液晶ホログラム14へ入射させ
る。下方向の液晶ホログラム14は、p偏光を直進方向
へ透過し、λ/2波長板アレイ9へ入射する。
態にあり、入射したp偏光をp偏光のまま透過し、光路
変更素子1bの下方向の液晶ホログラム14へ入射させ
る。下方向の液晶ホログラム14は、p偏光を直進方向
へ透過し、λ/2波長板アレイ9へ入射する。
【0235】λ/2波長板アレイ9において、光路#0
に対応する位置には、透過部材が配置されているので、
p偏光は直進して、上方向の液晶ホログラム15へ入射
される。
に対応する位置には、透過部材が配置されているので、
p偏光は直進して、上方向の液晶ホログラム15へ入射
される。
【0236】上方向の液晶ホログラム15は、p偏光を
直進方向へ透過し、第2列の偏光制御型光スイッチ1B
へ入射させる。第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、
光路#0から入射したp偏光を、偏光制御部PLC0へ
入射させる。
直進方向へ透過し、第2列の偏光制御型光スイッチ1B
へ入射させる。第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、
光路#0から入射したp偏光を、偏光制御部PLC0へ
入射させる。
【0237】偏光制御部PLC0は、光路#0から入射
したp偏光をs偏光へ回転させ、光路変更素子1bへ入
射させる。第2列の光路変更素子1bは、光路#0から
入射したs偏光を、下方向の液晶ホログラム14へ入射
させる。
したp偏光をs偏光へ回転させ、光路変更素子1bへ入
射させる。第2列の光路変更素子1bは、光路#0から
入射したs偏光を、下方向の液晶ホログラム14へ入射
させる。
【0238】下方向の液晶ホログラム14は、光路#0
から入射したs偏光を一段下の光路#1へシフトし、λ
/2波長板アレイ9へ入射させる。λ/2波長板アレイ
9において、光路#1に対応する位置には、λ/2波長
板が配置されているので、s偏光はp偏光へ回転され、
上方向の液晶ホログラム15へ入射される。
から入射したs偏光を一段下の光路#1へシフトし、λ
/2波長板アレイ9へ入射させる。λ/2波長板アレイ
9において、光路#1に対応する位置には、λ/2波長
板が配置されているので、s偏光はp偏光へ回転され、
上方向の液晶ホログラム15へ入射される。
【0239】上方向の液晶ホログラム15は、光路#1
から入射したp偏光を、直進方向へ透過し、第3列の偏
光制御型光スイッチ1Cへ入射させる。第3列の偏光制
御型光スイッチ1Cは、光路#1から入射したp偏光を
偏光制御部PLC1へ入射させる。
から入射したp偏光を、直進方向へ透過し、第3列の偏
光制御型光スイッチ1Cへ入射させる。第3列の偏光制
御型光スイッチ1Cは、光路#1から入射したp偏光を
偏光制御部PLC1へ入射させる。
【0240】偏光制御部PLC1は、光路#1から入射
したp偏光をs偏光へ回転させ、第3列の光路変更素子
1bへ入射させる。第3列の光路変更素子1bは、光路
#1から入射したs偏光を下方向の液晶ホログラム14
へ入射させる。
したp偏光をs偏光へ回転させ、第3列の光路変更素子
1bへ入射させる。第3列の光路変更素子1bは、光路
#1から入射したs偏光を下方向の液晶ホログラム14
へ入射させる。
【0241】下方向の液晶ホログラム14は、光路#1
から入射したs偏光を一段下の光路#2へシフトして、
λ/2波長板アレイ9へ入射させる。λ/2波長板アレ
イ9において、光路#2の位置には、λ/2波長板が配
置されているので、s偏光はp偏光へ回転し、上方向の
液晶ホログラム15へ入射される。
から入射したs偏光を一段下の光路#2へシフトして、
λ/2波長板アレイ9へ入射させる。λ/2波長板アレ
イ9において、光路#2の位置には、λ/2波長板が配
置されているので、s偏光はp偏光へ回転し、上方向の
液晶ホログラム15へ入射される。
【0242】上方向の液晶ホログラム15は、光路#2
から入射したp偏光を直進方向へ透過して、第4列の偏
光制御型光スイッチ1Dへ入射させる。第4列の偏光制
御型光スイッチ1Dは、光路#2から入射したp偏光を
偏光制御部PLC2へ入射させる。
から入射したp偏光を直進方向へ透過して、第4列の偏
光制御型光スイッチ1Dへ入射させる。第4列の偏光制
御型光スイッチ1Dは、光路#2から入射したp偏光を
偏光制御部PLC2へ入射させる。
【0243】偏光制御部PLC2は、p偏光をp偏光の
まま透過し、下方向の液晶ホログラム14へ入射させ
る。下方向の液晶ホログラム14は、光路#2から入射
したp偏光を直進方向へ透過し、出力光路#2へ入射さ
せる。
まま透過し、下方向の液晶ホログラム14へ入射させ
る。下方向の液晶ホログラム14は、光路#2から入射
したp偏光を直進方向へ透過し、出力光路#2へ入射さ
せる。
【0244】
【実施例12】(偏光制御型空間光スイッチの構成)本
実施例12における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図19に示す。
実施例12における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図19に示す。
【0245】この偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例8と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
実施例8と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がp偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
【0246】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C,1Dを縦列に接続
して構成されている。第1列目の偏光制御型光スイッチ
1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。
制御型光スイッチ1A、1B、1C,1Dを縦列に接続
して構成されている。第1列目の偏光制御型光スイッチ
1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。
【0247】第1列の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0に配置さ
れた偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制
御部PLC2は、電圧のかかっていないときに入射され
た光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかったときに入
射された光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにし
てある。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC
1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、
電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向
をπ/2回転させ、電圧のかかったときに入射した光情
報の偏光方向を維持するようにしてある。
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。光路#0に配置さ
れた偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制
御部PLC2は、電圧のかかっていないときに入射され
た光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかったときに入
射された光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにし
てある。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC
1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、
電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向
をπ/2回転させ、電圧のかかったときに入射した光情
報の偏光方向を維持するようにしてある。
【0248】第1列の光路変更素子1bは、上方向の液
晶ホログラム140と、λ/2波長板アレイ9と、下方
向の液晶ホログラム150とを縦列に接続して構成され
ている。
晶ホログラム140と、λ/2波長板アレイ9と、下方
向の液晶ホログラム150とを縦列に接続して構成され
ている。
【0249】上方向の液晶ホログラム140は、入射し
た光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のと
きにこの光情報を一段上の光路へシフトする機能を有す
る。
た光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のと
きにこの光情報を一段上の光路へシフトする機能を有す
る。
【0250】λ/2波長板アレイ9の構成及び機能は、
実施例8と同様である。下方向の液晶ホログラム150
は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光
情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向が
s偏光のときにこの光情報を一段下の光路へシフトする
機能を有している。
実施例8と同様である。下方向の液晶ホログラム150
は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光
情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向が
s偏光のときにこの光情報を一段下の光路へシフトする
機能を有している。
【0251】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を維持
するようにしてある。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を維持
するようにしてある。
【0252】光路変換素子1bの構成及び機能は、第1
列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。第3列の
偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、第2列の
偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。第3列の
偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、第2列の
偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
【0253】第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏
光制御部1aと、上方向の液晶ホログラム140とから
構成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3
毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路
#0上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上
に配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかって
いないときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかっているときに入射した光情報の偏光方
向を維持するようにしてある。また、光路#1上に配置
した偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光
制御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射
した光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかっていると
きに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるよう
にしてある。
光制御部1aと、上方向の液晶ホログラム140とから
構成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3
毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路
#0上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上
に配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかって
いないときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかっているときに入射した光情報の偏光方
向を維持するようにしてある。また、光路#1上に配置
した偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光
制御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射
した光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかっていると
きに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるよう
にしてある。
【0254】下方向の液晶ホログラム140は、光路#
0〜#3から入射した光情報の偏光方向がp偏光なら
ば、この光情報を透過して出力光路#0〜#3へ入射さ
せる機能を有している。
0〜#3から入射した光情報の偏光方向がp偏光なら
ば、この光情報を透過して出力光路#0〜#3へ入射さ
せる機能を有している。
【0255】尚、第4列の偏光制御型光スイッチ1D
は、偏光制御器1aと下方向の液晶ホログラム150か
ら構成するようにしてもよい。
は、偏光制御器1aと下方向の液晶ホログラム150か
ら構成するようにしてもよい。
【0256】
【実施例13】(偏光制御型空間光スイッチの構成)本
実施例13における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図20に示すこの偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例9と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がs偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
実施例13における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図20に示すこの偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例9と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がs偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
【0257】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C,1Dを縦列に接続
して構成されている。第1列目の偏光制御型光スイッチ
1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。
制御型光スイッチ1A、1B、1C,1Dを縦列に接続
して構成されている。第1列目の偏光制御型光スイッチ
1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。
【0258】第1列の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、光路#0〜#3毎に偏光制御部
PLC0〜PLC3を備えている。光路#0に配置され
た偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制御
部PLC2は、電圧のかかっていないときに入射された
光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかったときに入射
された光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにして
ある。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC1
と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電
圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向を
π/2回転させ、電圧のかかったときに入射した光情報
の偏光方向を維持するようにしてある。
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、光路#0〜#3毎に偏光制御部
PLC0〜PLC3を備えている。光路#0に配置され
た偏光制御部PLC0と光路#2に配置された偏光制御
部PLC2は、電圧のかかっていないときに入射された
光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかったときに入射
された光情報の偏光方向をπ/2回転させるようにして
ある。また、光路#1に配置された偏光制御部PLC1
と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3とは、電
圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光方向を
π/2回転させ、電圧のかかったときに入射した光情報
の偏光方向を維持するようにしてある。
【0259】第1列の光路変更素子1bは、入力側から
下方向の液晶ホログラム14と、λ/2波長板アレイ9
と、上方向の液晶ホログラム15とを縦列に接続して構
成されている。
下方向の液晶ホログラム14と、λ/2波長板アレイ9
と、上方向の液晶ホログラム15とを縦列に接続して構
成されている。
【0260】下方向の液晶ホログラム14は、入射した
光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進方
向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のとき
にこの光情報を一段下の光路へシフトする機能を有す
る。
光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進方
向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のとき
にこの光情報を一段下の光路へシフトする機能を有す
る。
【0261】λ/2波長板アレイ9の構成及び機能は、
実施例9と同様である。上方向の液晶ホログラム15
は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光
情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向が
s偏光のときにこの光情報を一段上の光路へシフトする
機能を有している。
実施例9と同様である。上方向の液晶ホログラム15
は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光
情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向が
s偏光のときにこの光情報を一段上の光路へシフトする
機能を有している。
【0262】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1a、各光路#0〜#3毎に偏光制御部
PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御部
PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに入
射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のか
かっているときに入射された光情報の偏光方向を維持す
るようにしてある。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1a、各光路#0〜#3毎に偏光制御部
PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御部
PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに入
射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧のか
かっているときに入射された光情報の偏光方向を維持す
るようにしてある。
【0263】第2列の光路変換素子1bの構成及び機能
は、第1列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。
第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、
第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
は、第1列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。
第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、
第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
【0264】第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏
光制御部1aと、下方向の液晶ホログラム14とから構
成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3毎
に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#
0上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に
配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかってい
ないときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかっているときに入射した光情報の偏光方
向を維持するようにしてある。また、光路#1上に配置
した偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光
制御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射
した光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかっていると
きに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるよう
にしてある。
光制御部1aと、下方向の液晶ホログラム14とから構
成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3毎
に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。光路#
0上に配置された偏光制御部PLC0と、光路#2上に
配置された偏光制御部PLC2とは、電圧のかかってい
ないときに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転さ
せ、電圧のかかっているときに入射した光情報の偏光方
向を維持するようにしてある。また、光路#1上に配置
した偏光制御部PLC1と、光路#3上に配置した偏光
制御部PLC3とは、電圧のかかっていないときに入射
した光情報の偏光方向を維持し、電圧のかかっていると
きに入射した光情報の偏光方向をπ/2回転させるよう
にしてある。
【0265】下方向の液晶ホログラム14は、光路#0
〜#3から入射した光情報の偏光方向がs偏光ならば、
この光情報の光路を反射して出力光路#0〜#3へ入射
させる機能を有している。尚、この第4列の偏光制御型
光スイッチ1Dは、偏光制御器1aと上方向の液晶ホロ
グラム15とから構成するようにしてもよい。
〜#3から入射した光情報の偏光方向がs偏光ならば、
この光情報の光路を反射して出力光路#0〜#3へ入射
させる機能を有している。尚、この第4列の偏光制御型
光スイッチ1Dは、偏光制御器1aと上方向の液晶ホロ
グラム15とから構成するようにしてもよい。
【0266】
【実施例14】(偏光制御型空間光スイッチの構成)本
実施例14における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図21に示すこの偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例10と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がs偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
実施例14における偏光制御型空間光スイッチの構成を
図21に示すこの偏光制御型空間光スイッチは、前述の
実施例10と同様に、4入力且つ4出力のスイッチであ
り、偏光方向がs偏光となる光情報のパスを設定するス
イッチの例である。
【0267】偏光制御型空間光スイッチは、4個の偏光
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
して構成されている。第1列目の偏光制御型光スイッチ
1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。
制御型光スイッチ1A、1B、1C、1Dを縦列に接続
して構成されている。第1列目の偏光制御型光スイッチ
1Aは、4入力且つ4出力のスイッチである。
【0268】第1列の偏光制御型光スイッチ1Aは、偏
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。
光制御器1aと光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。
【0269】光路#0に配置された偏光制御部PLC0
と光路#2に配置された偏光制御部PLC2は、電圧の
かかっていないときに入射された光情報の偏光方向をπ
/2回転させ、電圧のかかったときに入射された光情報
の偏光方向を維持するようにしてある。
と光路#2に配置された偏光制御部PLC2は、電圧の
かかっていないときに入射された光情報の偏光方向をπ
/2回転させ、電圧のかかったときに入射された光情報
の偏光方向を維持するようにしてある。
【0270】また、光路#1に配置された偏光制御部P
LC1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向を維持し、電圧のかかったときに入射した光情報の
偏光方向をπ/2回転させるようにしてある。
LC1と、光路#3に配置された偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向を維持し、電圧のかかったときに入射した光情報の
偏光方向をπ/2回転させるようにしてある。
【0271】第1列の光路変更素子1bは、入力側から
上方向の液晶ホログラム140と、λ/2波長板アレイ
9と、下方向の液晶ホログラム150とを縦列に接続し
て構成されている。
上方向の液晶ホログラム140と、λ/2波長板アレイ
9と、下方向の液晶ホログラム150とを縦列に接続し
て構成されている。
【0272】上方向の液晶ホログラム140は、入射し
た光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のと
きにこの光情報を一段上の光路へシフトする機能を有す
る。
た光情報の偏光方向がp偏光のときにこの光情報を直進
方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向がs偏光のと
きにこの光情報を一段上の光路へシフトする機能を有す
る。
【0273】λ/2波長板アレイ9の構成及び機能は、
実施例10と同様である。下方向の液晶ホログラム15
0は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの
光情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向
がs偏光のときにこの光情報を一段下の光路へシフトす
る機能を有している。
実施例10と同様である。下方向の液晶ホログラム15
0は、入射した光情報の偏光方向がp偏光のときにこの
光情報を直進方向へ透過し、入射した光情報の偏光方向
がs偏光のときにこの光情報を一段下の光路へシフトす
る機能を有している。
【0274】第2列の偏光制御型光スイッチ1Bは、偏
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を維持
するようにしてある。
光制御器1aと、光路変更素子1bとから構成されてい
る。偏光制御器1aは、各光路#0〜#3毎に偏光制御
部PLC0〜PLC3を備えている。これらの偏光制御
部PLC0〜PLC3は、電圧のかかっていないときに
入射された光情報の偏光方向をπ/2回転させ、電圧の
かかっているときに入射された光情報の偏光方向を維持
するようにしてある。
【0275】第2列の光路変換素子1bの構成及び機能
は、第1列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。
第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、
第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
は、第1列の偏光制御型光スイッチ1Aと同様である。
第3列の偏光制御型光スイッチ1Cの構成及び機能は、
第2列の偏光制御型光スイッチ1Bと同様である。
【0276】第4列の偏光制御型光スイッチ1Dは、偏
光制御部1aと、上方向の液晶ホログラム140とから
構成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3
毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。
光制御部1aと、上方向の液晶ホログラム140とから
構成されている。偏光制御部1aは、各光路#0〜#3
毎に偏光制御部PLC0〜PLC3を備えている。
【0277】光路#0上に配置された偏光制御部PLC
0と、光路#2上に配置された偏光制御部PLC2と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向を維持し、電圧のかかっているときに入射した光情
報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてある。
0と、光路#2上に配置された偏光制御部PLC2と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向を維持し、電圧のかかっているときに入射した光情
報の偏光方向をπ/2回転させるようにしてある。
【0278】また、光路#1上に配置した偏光制御部P
LC1と、光路#3上に配置した偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させ、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向を維持するようにしてある。
LC1と、光路#3上に配置した偏光制御部PLC3と
は、電圧のかかっていないときに入射した光情報の偏光
方向をπ/2回転させ、電圧のかかっているときに入射
した光情報の偏光方向を維持するようにしてある。
【0279】下方向の液晶ホログラム140は、光路#
0〜#3から入射した光情報の偏光方向がs偏光なら
ば、この光情報の光路を反射して出力光路#0〜#3へ
入射っせる機能を有している。
0〜#3から入射した光情報の偏光方向がs偏光なら
ば、この光情報の光路を反射して出力光路#0〜#3へ
入射っせる機能を有している。
【0280】尚、第4列の偏光制御型光スイッチ1D
は、偏光制御器1aと下方向の液晶ホログラム150か
ら構成するようにしてもよい。以上、実施例1から実施
例14では、偏光制御型空間光スイッチについて説明し
たが、下記の実施例15から実施例22では、偏光制御
型空間光スイッチをモジュール化し、このモジュール化
した偏光制御型空間光スイッチを複数組み合わせた空間
分割型光通話路について説明する。
は、偏光制御器1aと下方向の液晶ホログラム150か
ら構成するようにしてもよい。以上、実施例1から実施
例14では、偏光制御型空間光スイッチについて説明し
たが、下記の実施例15から実施例22では、偏光制御
型空間光スイッチをモジュール化し、このモジュール化
した偏光制御型空間光スイッチを複数組み合わせた空間
分割型光通話路について説明する。
【0281】
【実施例15】(空間分割型光通話路の構成)図22
に、本実施例15における空間分割型光通話路の構成を
示す。
に、本実施例15における空間分割型光通話路の構成を
示す。
【0282】この空間分割型光通話路は、4入力且つ4
出力のs偏光制御型空間光スイッチ20bと、4入力且
つ4出力のp偏光制御型空間光スイッチ20aとを組合
せた4入力且つ4出力の光通話路である。
出力のs偏光制御型空間光スイッチ20bと、4入力且
つ4出力のp偏光制御型空間光スイッチ20aとを組合
せた4入力且つ4出力の光通話路である。
【0283】空間分割型光通話路は、入力側から順に、
偏光制御器16と、複屈折板17と、偏光制御型空間光
スイッチ部20と、複屈折板18と、偏光制御器19と
を縦列に接続している。
偏光制御器16と、複屈折板17と、偏光制御型空間光
スイッチ部20と、複屈折板18と、偏光制御器19と
を縦列に接続している。
【0284】偏光制御型空間光スイッチ部20は、s偏
光制御型空間光スイッチ20bと、p偏光制御型空間光
スイッチ20aとを並列に配置している。具体的には、
偏光制御型空間光スイッチ部20は、上段にs偏光制御
型空間光スイッチ20bを配置し、下段にp偏光制御型
空間光スイッチ20aを配置している。
光制御型空間光スイッチ20bと、p偏光制御型空間光
スイッチ20aとを並列に配置している。具体的には、
偏光制御型空間光スイッチ部20は、上段にs偏光制御
型空間光スイッチ20bを配置し、下段にp偏光制御型
空間光スイッチ20aを配置している。
【0285】s偏光制御型空間光スイッチ20bは、4
入力且つ4出力を有するスイッチであり、偏光方向がs
偏光となる光情報のパスを設定するスイッチである。p
偏光制御型空間光スイッチ20aは、4入力且つ4出力
を有するスイッチであり、偏光方向がp偏光となる光情
報のパスを設定するスイッチである。
入力且つ4出力を有するスイッチであり、偏光方向がs
偏光となる光情報のパスを設定するスイッチである。p
偏光制御型空間光スイッチ20aは、4入力且つ4出力
を有するスイッチであり、偏光方向がp偏光となる光情
報のパスを設定するスイッチである。
【0286】これらの偏光制御型空間光スイッチ20
a、20bは、前述の実施例1〜実施例14で説明した
偏光制御型空間光スイッチから選択されるものとする。
偏光制御型スイッチ部20の入力側には、本発明の偏光
分離手段として複屈折板17を配置してある。この複屈
折板17は、入射された光情報の偏光方向がp偏光のと
きに、この光情報を直進方向へ透過してp偏光制御型空
間光スイッチ20aへ入射させる機能と、入射された光
情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報を4段上方
の光路へシフトさせてs偏光制御型空間光スイッチ20
bへ入射させる機能とを有している。
a、20bは、前述の実施例1〜実施例14で説明した
偏光制御型空間光スイッチから選択されるものとする。
偏光制御型スイッチ部20の入力側には、本発明の偏光
分離手段として複屈折板17を配置してある。この複屈
折板17は、入射された光情報の偏光方向がp偏光のと
きに、この光情報を直進方向へ透過してp偏光制御型空
間光スイッチ20aへ入射させる機能と、入射された光
情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情報を4段上方
の光路へシフトさせてs偏光制御型空間光スイッチ20
bへ入射させる機能とを有している。
【0287】複屈折板17の入力側には、偏光制御器1
6を配置してある。この偏光制御器16は、4個の偏光
制御部から構成されている。各偏光制御部は、入力光路
#0〜#3上に配置され、入射された光情報の偏光を維
持あるいはπ/2回転させるものである。
6を配置してある。この偏光制御器16は、4個の偏光
制御部から構成されている。各偏光制御部は、入力光路
#0〜#3上に配置され、入射された光情報の偏光を維
持あるいはπ/2回転させるものである。
【0288】一方、偏光制御型空間光スイッチ部20の
出力側には、本発明の偏光修正手段として複屈折板18
を配置している。この複屈折板18は、s偏光制御側空
間光スイッチ20bから出力されたs偏光を4段下方の
光路へシフトさせて偏光制御器19へ入射させる機能
と、p偏光制御型空間光スイッチ20aから出力された
p偏光を直進方向へ透過して偏光制御器19へ入射させ
る機能とを有する部材である。
出力側には、本発明の偏光修正手段として複屈折板18
を配置している。この複屈折板18は、s偏光制御側空
間光スイッチ20bから出力されたs偏光を4段下方の
光路へシフトさせて偏光制御器19へ入射させる機能
と、p偏光制御型空間光スイッチ20aから出力された
p偏光を直進方向へ透過して偏光制御器19へ入射させ
る機能とを有する部材である。
【0289】さらに、複屈折板18の出力側には、偏光
制御器19を配置してある。この偏光制御器19は、入
力側の偏光制御器16と同様に、電圧制御により、入射
された光情報の偏光方向を維持あるいはπ/2回転させ
るものである。偏光制御器19は、各出力光路#0〜#
3毎に偏光制御部を有している。(空間分割型光通話路の動作) 空間分割型光通話路は、
第i行目の入力光路からp偏光を入射すると、このp偏
光を偏光制御器16へ入射させる。
制御器19を配置してある。この偏光制御器19は、入
力側の偏光制御器16と同様に、電圧制御により、入射
された光情報の偏光方向を維持あるいはπ/2回転させ
るものである。偏光制御器19は、各出力光路#0〜#
3毎に偏光制御部を有している。(空間分割型光通話路の動作) 空間分割型光通話路は、
第i行目の入力光路からp偏光を入射すると、このp偏
光を偏光制御器16へ入射させる。
【0290】偏光制御器16は第i行目の入力光路#i
から入射されたp偏光を、電圧制御により、p偏光のま
ま、あるいはs偏光へ回転させて出力する。ここで、偏
光制御器16がp偏光をp偏光のまま出力した場合、こ
のp偏光は、複屈折板17を直進方向へ透過し、p偏光
制御型空間光スイッチ20aの第i行目の入力光路へ入
射される。
から入射されたp偏光を、電圧制御により、p偏光のま
ま、あるいはs偏光へ回転させて出力する。ここで、偏
光制御器16がp偏光をp偏光のまま出力した場合、こ
のp偏光は、複屈折板17を直進方向へ透過し、p偏光
制御型空間光スイッチ20aの第i行目の入力光路へ入
射される。
【0291】また、偏光制御器16がp偏光をs偏光へ
回転させて出力した場合、このs偏光は、複屈折板17
により4段上方の光路へシフトされる。そして、s偏光
は、s偏光制御型空間光スイッチ20bの第i行目の入
力光路#iへ入射される。
回転させて出力した場合、このs偏光は、複屈折板17
により4段上方の光路へシフトされる。そして、s偏光
は、s偏光制御型空間光スイッチ20bの第i行目の入
力光路#iへ入射される。
【0292】一方、s偏光制御型空間光スイッチ20b
の第i行目から出力されたs偏光は、複屈折板18に入
射される。複屈折板18は、s偏光を4段下の光路(第
i行目の出力光路)へシフトさせ、偏光制御器19の第
i行目の光路#iへ入射させる。
の第i行目から出力されたs偏光は、複屈折板18に入
射される。複屈折板18は、s偏光を4段下の光路(第
i行目の出力光路)へシフトさせ、偏光制御器19の第
i行目の光路#iへ入射させる。
【0293】偏光制御器19は、このs偏光をp偏光へ
回転させて第i行目の出力光路#iへ出力する。また、
p偏光制御型空間光スイッチ20aの第i行目から出力
されたp偏光は、複屈折板18を直進方向へ透過され、
偏光制御器19へ入射される。偏光制御器は、p偏光を
p偏光に維持したまま、第i行目の出力光路#iへ入射
させる。
回転させて第i行目の出力光路#iへ出力する。また、
p偏光制御型空間光スイッチ20aの第i行目から出力
されたp偏光は、複屈折板18を直進方向へ透過され、
偏光制御器19へ入射される。偏光制御器は、p偏光を
p偏光に維持したまま、第i行目の出力光路#iへ入射
させる。
【0294】
【実施例16】(空間分割型光通話路の構成)本実施例
16における空間分割型光通話路の構成を図23に示
す。
16における空間分割型光通話路の構成を図23に示
す。
【0295】この空間分割型光通話路は、前述の実施例
15と同様に、4入力且つ4出力の光通話路である。そ
して、空間分割型光通話路は、入力側から順に、偏光制
御器16と、偏光ビームスプリッタアレイ(PBSアレ
イ)21と、偏光制御型空間光スイッチ部20と、偏光
ビームスプリッタアレイ(PBSアレイ)22と、偏光
制御器19とを縦列に接続して構成されている。
15と同様に、4入力且つ4出力の光通話路である。そ
して、空間分割型光通話路は、入力側から順に、偏光制
御器16と、偏光ビームスプリッタアレイ(PBSアレ
イ)21と、偏光制御型空間光スイッチ部20と、偏光
ビームスプリッタアレイ(PBSアレイ)22と、偏光
制御器19とを縦列に接続して構成されている。
【0296】偏光制御器16と偏光制御器19の構成及
び機能は、実施例15と同様である。さらに、偏光制御
型空間光スイッチ部20は、実施例15と同様の構成及
び機能を有している。
び機能は、実施例15と同様である。さらに、偏光制御
型空間光スイッチ部20は、実施例15と同様の構成及
び機能を有している。
【0297】入力側の偏光ビームスプリッタアレイ(P
BSアレイ)21は、本発明の偏光分離手段の具体例で
あり、入射された光情報の偏光方向がp偏光のときにこ
の光情報を直進方向へ透過してp偏光制御型空間光スイ
ッチ20aへ入射させる機能と、入射された光情報の偏
光方向がs偏光のときにこの光情報を4段上の光路へシ
フトさせてs偏光制御型空間光スイッチ20bへ入射さ
せる機能とを有する部材である。
BSアレイ)21は、本発明の偏光分離手段の具体例で
あり、入射された光情報の偏光方向がp偏光のときにこ
の光情報を直進方向へ透過してp偏光制御型空間光スイ
ッチ20aへ入射させる機能と、入射された光情報の偏
光方向がs偏光のときにこの光情報を4段上の光路へシ
フトさせてs偏光制御型空間光スイッチ20bへ入射さ
せる機能とを有する部材である。
【0298】出力側の偏光ビームスプリッタアレイ(P
BSアレイ)22は、本発明の偏光修正手段の具体例で
あり、p偏光制御型空間光スイッチ20aから出力され
た光情報を直進方向へ透過して偏光制御器19へ入射さ
せる機能と、s偏光制御型空間光スイッチ20bから出
力された光情報を4段下の光路へシフトさせて偏光制御
器19へ入射させる機能とを有する部材である。
BSアレイ)22は、本発明の偏光修正手段の具体例で
あり、p偏光制御型空間光スイッチ20aから出力され
た光情報を直進方向へ透過して偏光制御器19へ入射さ
せる機能と、s偏光制御型空間光スイッチ20bから出
力された光情報を4段下の光路へシフトさせて偏光制御
器19へ入射させる機能とを有する部材である。
【0299】この空間分割型光通話路の動作は、実施例
15と同様である。
15と同様である。
【0300】
【実施例17】(空間分割型光通話路の構成)本実施例
17における空間分割型光通話路の構成を図24に示
す。
17における空間分割型光通話路の構成を図24に示
す。
【0301】この空間分割型光通話路は、前述の実施例
15と同様に、4入力且つ4出力の光通話路である。そ
して、空間分割型光通話路は、入力側から順に、偏光制
御器16と、液晶ホログラム23と、偏光制御型空間光
スイッチ部20と、液晶ホログラム24と、偏光制御器
19とを縦列に接続して構成されている。
15と同様に、4入力且つ4出力の光通話路である。そ
して、空間分割型光通話路は、入力側から順に、偏光制
御器16と、液晶ホログラム23と、偏光制御型空間光
スイッチ部20と、液晶ホログラム24と、偏光制御器
19とを縦列に接続して構成されている。
【0302】偏光制御器16と偏光制御器19との構成
及び機能は、実施例15と同様である。偏光制御型空間
光スイッチ部20の機能及び構成も、実施例15と同様
である。 入力側の液晶ホログラム23は、本発明の偏
光分離手段の具体例であり、入射された光情報の偏光方
向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過してp
偏光制御型空間光スイッチ20aへ入射させる機能と、
入射された光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情
報を4段上の光路へ回折させてs偏光制御型空間光スイ
ッチ20bへ入射させる機能とを有する部材である。
及び機能は、実施例15と同様である。偏光制御型空間
光スイッチ部20の機能及び構成も、実施例15と同様
である。 入力側の液晶ホログラム23は、本発明の偏
光分離手段の具体例であり、入射された光情報の偏光方
向がp偏光のときにこの光情報を直進方向へ透過してp
偏光制御型空間光スイッチ20aへ入射させる機能と、
入射された光情報の偏光方向がs偏光のときにこの光情
報を4段上の光路へ回折させてs偏光制御型空間光スイ
ッチ20bへ入射させる機能とを有する部材である。
【0303】出力側の液晶ホログラム24は、本発明の
偏光修正手段の具体例であり、p偏光制御型空間光スイ
ッチ20aから出力された光情報を直進方向へ透過して
偏光制御器19へ入射させる機能と、s偏光制御型空間
光スイッチ20bから出力された光情報を4段下の光路
へ回折させて偏光制御器19へ入射させる機能とを有す
る部材である。
偏光修正手段の具体例であり、p偏光制御型空間光スイ
ッチ20aから出力された光情報を直進方向へ透過して
偏光制御器19へ入射させる機能と、s偏光制御型空間
光スイッチ20bから出力された光情報を4段下の光路
へ回折させて偏光制御器19へ入射させる機能とを有す
る部材である。
【0304】この空間分割型光通話路の動作は、実施例
15と同様である。
15と同様である。
【0305】
【実施例18】(空間分割型光通話路の構成)図25
は、本実施例18における空間分割型光通話路の構成を
示す図である。
は、本実施例18における空間分割型光通話路の構成を
示す図である。
【0306】この空間分割型光通話路は、m入力且つm
出力の偏光制御型空間光スイッチSW(1、1)〜SW
(n、n)をn×nのマトリクス状に配列したマトリク
ス状スイッチ部25と、このマトリクス状スイッチ部2
5の入力側に配置したm×n(=N)個の光スイッチS
I(1、1)〜SI(n、m)と、マトリクス状スイッ
チ部25の出力側に配置したN個の光スイッチSO
(1、1)〜SO(n、m)とから構成されている。
出力の偏光制御型空間光スイッチSW(1、1)〜SW
(n、n)をn×nのマトリクス状に配列したマトリク
ス状スイッチ部25と、このマトリクス状スイッチ部2
5の入力側に配置したm×n(=N)個の光スイッチS
I(1、1)〜SI(n、m)と、マトリクス状スイッ
チ部25の出力側に配置したN個の光スイッチSO
(1、1)〜SO(n、m)とから構成されている。
【0307】各偏光制御型空間光スイッチSW(1、
1)〜SW(n、n)は、前述の実施例1から実施例1
4で説明した偏光制御型空間光スイッチから選択される
スイッチであり、入力光路数と出力光路数とをmとした
スイッチである。
1)〜SW(n、n)は、前述の実施例1から実施例1
4で説明した偏光制御型空間光スイッチから選択される
スイッチであり、入力光路数と出力光路数とをmとした
スイッチである。
【0308】光スイッチSI(1、1)〜SI(n、
m)は、1入力且つn出力のスイッチである。この光ス
イッチSI(1、1)〜SI(n、m)は、マトリクス
状スイッチ部25の第1列目に配置された偏光制御型空
間光スイッチSW(1、1)、SW(1、2)、・・
・、SW(1、n)の入力光路毎に配置してある。
m)は、1入力且つn出力のスイッチである。この光ス
イッチSI(1、1)〜SI(n、m)は、マトリクス
状スイッチ部25の第1列目に配置された偏光制御型空
間光スイッチSW(1、1)、SW(1、2)、・・
・、SW(1、n)の入力光路毎に配置してある。
【0309】一方、光スイッチSO(1、1)〜SO
(n、m)は、n入力且つ1出力のスイッチである。こ
の光スイッチSO(1、1)〜SO(n、m)は、マト
リクス状スイッチ部25の最終列(第n列)に配置され
た偏光制御型空間光スイッチSW(1、n)、SW
(2、n)、・・・、SW(n、n)の出力光路毎に配
置してある。
(n、m)は、n入力且つ1出力のスイッチである。こ
の光スイッチSO(1、1)〜SO(n、m)は、マト
リクス状スイッチ部25の最終列(第n列)に配置され
た偏光制御型空間光スイッチSW(1、n)、SW
(2、n)、・・・、SW(n、n)の出力光路毎に配
置してある。
【0310】ここでは、空間分割型光通話路のN(n×
m)個の入力光路をm個毎にn個のグループに分割す
る。そして、第iグループ第j番目の入力光路を#
(i、j)(1≦i≦n、1≦j≦m)と表現する。
m)個の入力光路をm個毎にn個のグループに分割す
る。そして、第iグループ第j番目の入力光路を#
(i、j)(1≦i≦n、1≦j≦m)と表現する。
【0311】入力光路#(i、j)に対応する光スイッ
チSI(i、j)のn個の出力光路は、マトリクス状ス
イッチ部25の第i行目に配列されたn個の偏光制御型
空間光スイッチSW(i、1)、SW(i、2)、・・
・、SW(i、n)の第j番目の入力光路へ接続されて
いる。
チSI(i、j)のn個の出力光路は、マトリクス状ス
イッチ部25の第i行目に配列されたn個の偏光制御型
空間光スイッチSW(i、1)、SW(i、2)、・・
・、SW(i、n)の第j番目の入力光路へ接続されて
いる。
【0312】又、マトリクス状スイッチ部25のN個の
出力光路をm個毎にn個のグループに分割する。そし
て、第rグループ第s番目の出力光路を#(r、s)
(1≦r≦n、1≦s≦m)と表現する。
出力光路をm個毎にn個のグループに分割する。そし
て、第rグループ第s番目の出力光路を#(r、s)
(1≦r≦n、1≦s≦m)と表現する。
【0313】偏光制御型空間光スイッチSW(1、
r)、SW(2、r)、・・・、SW(n、r)の第s
番目の出力は、出力光路#(r、s)に対応するn×1
スイッチSO(r、s)に接続されている。(空間分割型光スイッチの動作) 以下、空間分割型光通
話路の動作について説明する。
r)、SW(2、r)、・・・、SW(n、r)の第s
番目の出力は、出力光路#(r、s)に対応するn×1
スイッチSO(r、s)に接続されている。(空間分割型光スイッチの動作) 以下、空間分割型光通
話路の動作について説明する。
【0314】入力光路#(i、j)から入射された光情
報を出力光路#(r、s)へ出力する場合、入力光路#
(i、j)に対応する光スイッチSI(i、j)から入
力信号を偏光制御型空間光スイッチSW(i、r)の第
j番目の入力光路へ入力する。
報を出力光路#(r、s)へ出力する場合、入力光路#
(i、j)に対応する光スイッチSI(i、j)から入
力信号を偏光制御型空間光スイッチSW(i、r)の第
j番目の入力光路へ入力する。
【0315】偏光制御型空間光スイッチSW(i、r)
では、第j番目の光路から入射した光情報を第s番目の
光路へ変換して出力する。偏光制御型空間光スイッチS
W(i、r)の第s番目の光路から出力された光情報
は、光スイッチSO(r、s)へ入射される。
では、第j番目の光路から入射した光情報を第s番目の
光路へ変換して出力する。偏光制御型空間光スイッチS
W(i、r)の第s番目の光路から出力された光情報
は、光スイッチSO(r、s)へ入射される。
【0316】従って、本実施例18の空間分割型光通話
路は、完全ノンブロッキングなN入力且つN出力の光路
変換を行うことができる。
路は、完全ノンブロッキングなN入力且つN出力の光路
変換を行うことができる。
【0317】
【実施例19】(空間分割型光通話路の構成)図26
に、本実施例19における空間分割型光通話路の構成を
示す。
に、本実施例19における空間分割型光通話路の構成を
示す。
【0318】この空間分割型光通話路は、m入力且つm
出力の偏光制御型空間光スイッチを縦方向にn層積層し
たN(=m×n)入力且つN出力の偏光制御型空間光ス
イッチ群26と、n入力且つn出力の偏光制御型空間光
スイッチをm層積層したN(m×n)入力且つN出力の
偏光制御型空間光スイッチ群27と、m入力且つm出力
の偏光制御型空間光スイッチをn層積層したN(m×
n)入力且つN出力の偏光制御型空間光スイッチ群28
とを縦列に接続して構成されている。
出力の偏光制御型空間光スイッチを縦方向にn層積層し
たN(=m×n)入力且つN出力の偏光制御型空間光ス
イッチ群26と、n入力且つn出力の偏光制御型空間光
スイッチをm層積層したN(m×n)入力且つN出力の
偏光制御型空間光スイッチ群27と、m入力且つm出力
の偏光制御型空間光スイッチをn層積層したN(m×
n)入力且つN出力の偏光制御型空間光スイッチ群28
とを縦列に接続して構成されている。
【0319】尚、偏光制御型空間光スイッチ群26の積
層方向と、偏光制御型空間光スイッチ群28の積層方向
は同一方向とし、且つ偏光制御型空間光スイッチ群26
の積層方向と偏光制御型空間光スイッチ群27の積層方
向とは垂直になるようにする。
層方向と、偏光制御型空間光スイッチ群28の積層方向
は同一方向とし、且つ偏光制御型空間光スイッチ群26
の積層方向と偏光制御型空間光スイッチ群27の積層方
向とは垂直になるようにする。
【0320】図27は、空間分割型光通話路における各
スイッチ群間の接続形態を示す図である。この空間分割
型光通話路は、N(m×n)個の入力光路をm個毎にn
個のグループに分割してある。そして、第iグループの
第j番目の入力光路を#(i、j)(1≦i≦n、1≦
j≦m)と表現するものとする。
スイッチ群間の接続形態を示す図である。この空間分割
型光通話路は、N(m×n)個の入力光路をm個毎にn
個のグループに分割してある。そして、第iグループの
第j番目の入力光路を#(i、j)(1≦i≦n、1≦
j≦m)と表現するものとする。
【0321】入力光路#(i、j)は、第1列目の偏光
制御型空間光スイッチ群のうち、第i行目の偏光制御型
空間光スイッチSW(1、i)の第j段目の入力光路に
接続されている。
制御型空間光スイッチ群のうち、第i行目の偏光制御型
空間光スイッチSW(1、i)の第j段目の入力光路に
接続されている。
【0322】そして、第1列目、第i行目の偏光制御型
空間光スイッチSW(1、i)の第j段目の出力は、第
2列目の第j行目の偏光制御型空間光スイッチSW
(2、j)の第i段目の入力光路に接続されている。さ
らに、第2列目の第j行目の偏光制御型空間光スイッチ
SW(2、j)の第i段目の出力は、第3列目の第i行
目の偏光制御型空間光スイッチSW(3、i)の第j段
目の入力光路へ接続されている。
空間光スイッチSW(1、i)の第j段目の出力は、第
2列目の第j行目の偏光制御型空間光スイッチSW
(2、j)の第i段目の入力光路に接続されている。さ
らに、第2列目の第j行目の偏光制御型空間光スイッチ
SW(2、j)の第i段目の出力は、第3列目の第i行
目の偏光制御型空間光スイッチSW(3、i)の第j段
目の入力光路へ接続されている。
【0323】以上、本実施例によれば、N(m×n)入
力且つN出力の空間分割型光通話路を(2n+m)個の
偏光制御型空間光スイッチで構成することができる。
力且つN出力の空間分割型光通話路を(2n+m)個の
偏光制御型空間光スイッチで構成することができる。
【0324】
【実施例20】(空間分割型光通話路の構成)図28
は、本実施例20における空間分割型光通話路の構成を
示す図である。
は、本実施例20における空間分割型光通話路の構成を
示す図である。
【0325】この空間分割型光通話路は、前述の実施例
19の構成に対して、m入力且つm出力の偏光制御型空
間光スイッチをn層積層した偏光制御型空間光スイッチ
群26と、n入力且つn出力の偏光制御型空間光スイッ
チをm層積層した偏光制御型空間光スイッチ群27と、
m入力且つm出力の偏光制御型空間光スイッチをn層積
層した偏光制御型空間光スイッチ群28と、反射板29
と、反射板30とから構成されている。
19の構成に対して、m入力且つm出力の偏光制御型空
間光スイッチをn層積層した偏光制御型空間光スイッチ
群26と、n入力且つn出力の偏光制御型空間光スイッ
チをm層積層した偏光制御型空間光スイッチ群27と、
m入力且つm出力の偏光制御型空間光スイッチをn層積
層した偏光制御型空間光スイッチ群28と、反射板29
と、反射板30とから構成されている。
【0326】空間分割型光通話路は、偏光制御型空間光
スイッチ群26の光路と偏光制御型空間光スイッチ群2
7の光路とが垂直であり、且つ偏光制御型空間光スイッ
チ群27の光路と偏光制御型空間光スイッチ群28の光
路が垂直になるように配置されている。
スイッチ群26の光路と偏光制御型空間光スイッチ群2
7の光路とが垂直であり、且つ偏光制御型空間光スイッ
チ群27の光路と偏光制御型空間光スイッチ群28の光
路が垂直になるように配置されている。
【0327】反射板29は、偏光制御型空間光スイッチ
群26の出力光路と45度の傾斜角を形成し、且つ偏光
制御型空間光スイッチ群27の入力光路と45度の傾斜
角を形成する位置に配置する。
群26の出力光路と45度の傾斜角を形成し、且つ偏光
制御型空間光スイッチ群27の入力光路と45度の傾斜
角を形成する位置に配置する。
【0328】また、反射板30は、偏光制御型空間光ス
イッチ群27の出力光路と45度の傾斜角を形成し、且
つ偏光制御型空間光スイッチ群28の入力光路と45度
の傾斜角を形成する位置に配置する。
イッチ群27の出力光路と45度の傾斜角を形成し、且
つ偏光制御型空間光スイッチ群28の入力光路と45度
の傾斜角を形成する位置に配置する。
【0329】偏光制御型空間光スイッチ群26から出力
された光情報は、反射板29に45度の入射角で入射さ
れ、反射角45度で反射される。これにより、偏光制御
型空間光スイッチ群26から出力された光情報は、反射
板29により90度回転されて偏光制御型空間光スイッ
チ群27へ入射される。
された光情報は、反射板29に45度の入射角で入射さ
れ、反射角45度で反射される。これにより、偏光制御
型空間光スイッチ群26から出力された光情報は、反射
板29により90度回転されて偏光制御型空間光スイッ
チ群27へ入射される。
【0330】同様にして、偏光制御型空間光スイッチ群
27から出力された光情報は、反射板30により90度
回転され、偏光制御型空間光スイッチ群28へ入射され
る。以上、本実施例によれば、光情報の進行方向におい
て、短い空間分割型光通話路を作成することができる。
27から出力された光情報は、反射板30により90度
回転され、偏光制御型空間光スイッチ群28へ入射され
る。以上、本実施例によれば、光情報の進行方向におい
て、短い空間分割型光通話路を作成することができる。
【0331】
【実施例21】(空間分割型光通話路の構成)図29
は、本実施例21における空間分割型光通話路の構成を
示す図である。
は、本実施例21における空間分割型光通話路の構成を
示す図である。
【0332】この空間分割型光通話路は、前述の実施例
19と同様に、m入力且つm出力の偏光制御型空間光ス
イッチをn層積層した偏光制御型空間光スイッチ群26
と、n入力且つn出力の偏光制御型空間光スイッチをm
層積層した偏光制御型空間光スイッチ群27と、m入力
且つm出力の偏光制御型空間光スイッチをn層積層した
偏光制御型空間光スイッチ群28とを備えている。これ
らの偏光制御型空間光スイッチ群26、27、28は、
偏光制御型空間光スイッチ群26の光路と偏光制御型空
間光スイッチ群27の光路と偏光制御型空間光スイッチ
群28の光路とが相互に平行になるように配置してあ
る。さらに、3つの偏光制御型空間光スイッチ群26、
27、28は、偏光制御型空間光スイッチ群27の光路
の進行方向が偏光制御型空間光スイッチ群26の光路の
進行方向及び偏光制御型空間光スイッチ群28の光路の
進行方向と逆方向になるように配置している。
19と同様に、m入力且つm出力の偏光制御型空間光ス
イッチをn層積層した偏光制御型空間光スイッチ群26
と、n入力且つn出力の偏光制御型空間光スイッチをm
層積層した偏光制御型空間光スイッチ群27と、m入力
且つm出力の偏光制御型空間光スイッチをn層積層した
偏光制御型空間光スイッチ群28とを備えている。これ
らの偏光制御型空間光スイッチ群26、27、28は、
偏光制御型空間光スイッチ群26の光路と偏光制御型空
間光スイッチ群27の光路と偏光制御型空間光スイッチ
群28の光路とが相互に平行になるように配置してあ
る。さらに、3つの偏光制御型空間光スイッチ群26、
27、28は、偏光制御型空間光スイッチ群27の光路
の進行方向が偏光制御型空間光スイッチ群26の光路の
進行方向及び偏光制御型空間光スイッチ群28の光路の
進行方向と逆方向になるように配置している。
【0333】そして、偏光制御型空間光スイッチ群26
の出力面には、光情報の光路を回折するホログラム33
を設けてある。偏光制御型空間光スイッチ群27の入力
面には、ホログラム34を設けてある。
の出力面には、光情報の光路を回折するホログラム33
を設けてある。偏光制御型空間光スイッチ群27の入力
面には、ホログラム34を設けてある。
【0334】偏光制御型空間光スイッチ群27の出力面
には、ホログラム35を設けてある。さらに、偏光制御
型空間光スイッチ群28の入力面には、ホログラム36
を設けてある。
には、ホログラム35を設けてある。さらに、偏光制御
型空間光スイッチ群28の入力面には、ホログラム36
を設けてある。
【0335】さらに、偏光制御型空間光スイッチ群26
の出力面と偏光制御型空間光スイッチ群27の入力面と
に望む位置には、反射板31を配置している。この反射
板31は、偏光制御型空間光スイッチ群26及び偏光制
御型空間光スイッチ群27の光路と垂直になるように配
置されている。
の出力面と偏光制御型空間光スイッチ群27の入力面と
に望む位置には、反射板31を配置している。この反射
板31は、偏光制御型空間光スイッチ群26及び偏光制
御型空間光スイッチ群27の光路と垂直になるように配
置されている。
【0336】また、偏光制御型空間光スイッチ群27の
出力面と偏光制御型空間光スイッチ群28の入力面とに
望む位置には、反射板32を配置している。この反射板
32は、偏光制御型空間光スイッチ群27の光路及び偏
光制御型空間光スイッチ群28の光路と垂直になるよう
に配置されている。
出力面と偏光制御型空間光スイッチ群28の入力面とに
望む位置には、反射板32を配置している。この反射板
32は、偏光制御型空間光スイッチ群27の光路及び偏
光制御型空間光スイッチ群28の光路と垂直になるよう
に配置されている。
【0337】この空間分割型光通話路は、偏光制御型空
間光スイッチ群26から出力される光情報をホログラム
33により回折し、反射板31へ入射させる。反射板3
1は、入射された光情報を反射して、ホログラム34へ
入射させる。
間光スイッチ群26から出力される光情報をホログラム
33により回折し、反射板31へ入射させる。反射板3
1は、入射された光情報を反射して、ホログラム34へ
入射させる。
【0338】ホログラム34は、入射された光情報を回
折して偏光制御型空間光スイッチ群27の入力光路へ入
射させる。次に、偏光制御型空間光スイッチ群27から
出力された光情報は、ホログラム35により回折され、
反射板32へ入射される。
折して偏光制御型空間光スイッチ群27の入力光路へ入
射させる。次に、偏光制御型空間光スイッチ群27から
出力された光情報は、ホログラム35により回折され、
反射板32へ入射される。
【0339】反射板32は、入射された光情報を反射し
て、ホログラム36へ入射させる。ホログラム36は、
入射された光情報の光路を回折して、偏光制御型空間光
スイッチ群28の入力光路へ入射させる。
て、ホログラム36へ入射させる。ホログラム36は、
入射された光情報の光路を回折して、偏光制御型空間光
スイッチ群28の入力光路へ入射させる。
【0340】本実施例21によれば、光情報の進行方向
において、短い光通話路を作成することができる。
において、短い光通話路を作成することができる。
【0341】
【実施例22】図30は、実施例22における空間分割
型光通話路の構成を示す図である。この空間分割型光通
話路は、m入力且つm出力の偏光制御型空間光スイッチ
を縦方向にn層積層したN(=m×n)入力且つN出力
の偏光制御型空間光スイッチ群26と、n入力且つn出
力の偏光制御型空間光スイッチを横方向にm層積層した
N(m×n)入力且つN出力の偏光制御型空間光スイッ
チ群27と、m入力且つm出力の偏光制御型空間光スイ
ッチを縦方向にn層積層したN(m×n)入力且つN出
力の偏光制御型空間光スイッチ群28とを縦列に接続し
たマトリクススイッチ群を2面(A面、B面)有してい
る。さらに、空間分割型光通話路は、各面のマトリクス
スイッチ群への入力を振り分ける1入力且つ2出力の光
スイッチSI(1、1)〜SI(n、m)をN個備えて
いる。また、空間分割型光通話路は、A面のマトリクス
スイッチ群からの出力と、B面のマトリクススイッチ群
からの出力とを選択して出力する2入力且つ1出力のス
イッチSO(1、1)〜SO(n、m)をN個備えてい
る。
型光通話路の構成を示す図である。この空間分割型光通
話路は、m入力且つm出力の偏光制御型空間光スイッチ
を縦方向にn層積層したN(=m×n)入力且つN出力
の偏光制御型空間光スイッチ群26と、n入力且つn出
力の偏光制御型空間光スイッチを横方向にm層積層した
N(m×n)入力且つN出力の偏光制御型空間光スイッ
チ群27と、m入力且つm出力の偏光制御型空間光スイ
ッチを縦方向にn層積層したN(m×n)入力且つN出
力の偏光制御型空間光スイッチ群28とを縦列に接続し
たマトリクススイッチ群を2面(A面、B面)有してい
る。さらに、空間分割型光通話路は、各面のマトリクス
スイッチ群への入力を振り分ける1入力且つ2出力の光
スイッチSI(1、1)〜SI(n、m)をN個備えて
いる。また、空間分割型光通話路は、A面のマトリクス
スイッチ群からの出力と、B面のマトリクススイッチ群
からの出力とを選択して出力する2入力且つ1出力のス
イッチSO(1、1)〜SO(n、m)をN個備えてい
る。
【0342】スイッチSI(1、1)〜SI(n、m)
の第1出力はA面のマトリクススイッチ群の入力とへ接
続し、第2出力はB面のマトリクススイッチ群の入力と
接続している。
の第1出力はA面のマトリクススイッチ群の入力とへ接
続し、第2出力はB面のマトリクススイッチ群の入力と
接続している。
【0343】スイッチSO(1、1)〜SO(n、m)
の第1入力はA面のマトリクススイッチ群の出力と接続
し、第2入力はB面のマトリクススイッチ群の出力と接
続している。
の第1入力はA面のマトリクススイッチ群の出力と接続
し、第2入力はB面のマトリクススイッチ群の出力と接
続している。
【0344】本実施例では、空間分割型光通話路のN
(m×n)個の入力光路をm個毎にn個のグループに分
割してある。そして、第iグループの第j番目の入力光
路を#(i、j)(1≦i≦n、1≦j≦m)と表現す
るものとする。
(m×n)個の入力光路をm個毎にn個のグループに分
割してある。そして、第iグループの第j番目の入力光
路を#(i、j)(1≦i≦n、1≦j≦m)と表現す
るものとする。
【0345】入力光路#(i、j)上に配置したスイッ
チSI(i、j)の第1出力は、A面のマトリクススイ
ッチ群のうち、偏光制御型空間光スイッチ群26の第i
行目のスイッチSW(1、i)の第j行目の入力光路へ
接続されている。
チSI(i、j)の第1出力は、A面のマトリクススイ
ッチ群のうち、偏光制御型空間光スイッチ群26の第i
行目のスイッチSW(1、i)の第j行目の入力光路へ
接続されている。
【0346】また、偏光制御型空間光スイッチ群26の
第r行目のスイッチSW(1、r)(1≦r≦n)の第
s行目(1≦s≦m)の出力光路は、偏光制御型空間光
スイッチ群27の第s行目のスイッチSW(2、s)の
第r行目の入力光路へ接続されている。
第r行目のスイッチSW(1、r)(1≦r≦n)の第
s行目(1≦s≦m)の出力光路は、偏光制御型空間光
スイッチ群27の第s行目のスイッチSW(2、s)の
第r行目の入力光路へ接続されている。
【0347】さらに、偏光制御型空間光スイッチ群27
の第u行目のスイッチSW(2、u)(1≦u≦m)の
第v行目(1≦v≦n)の出力光路は、偏光制御型空間
光スイッチ群28の第v行目のスイッチSW(3、v)
の第u行目の入力光路へ接続されている。
の第u行目のスイッチSW(2、u)(1≦u≦m)の
第v行目(1≦v≦n)の出力光路は、偏光制御型空間
光スイッチ群28の第v行目のスイッチSW(3、v)
の第u行目の入力光路へ接続されている。
【0348】入力光路#(i、j)上に配置されたスイ
ッチSI(i、j)の第2出力は、B面のマトリクスス
イッチ群のうち、偏光制御型空間光スイッチ群26の第
i行目のスイッチSW(1、i)の第j行目の入力光路
へ接続されている。
ッチSI(i、j)の第2出力は、B面のマトリクスス
イッチ群のうち、偏光制御型空間光スイッチ群26の第
i行目のスイッチSW(1、i)の第j行目の入力光路
へ接続されている。
【0349】また、偏光制御型空間光スイッチ群26の
第r行目のスイッチSW(1、r)(1≦r≦n)の第
s行目(1≦s≦m)の出力光路は、偏光制御型空間光
スイッチ群27の第s行目のスイッチSW(2、s)の
第r行目の入力光路へ接続されている。
第r行目のスイッチSW(1、r)(1≦r≦n)の第
s行目(1≦s≦m)の出力光路は、偏光制御型空間光
スイッチ群27の第s行目のスイッチSW(2、s)の
第r行目の入力光路へ接続されている。
【0350】さらに、偏光制御型空間光スイッチ群27
の第u行目のスイッチSW(2、u)(1≦u≦m)の
第v行目(1≦v≦n)の出力光路は、偏光制御型空間
光スイッチ群28の第v行目のスイッチSW(3、v)
の第u行目の入力光路へ接続されている。
の第u行目のスイッチSW(2、u)(1≦u≦m)の
第v行目(1≦v≦n)の出力光路は、偏光制御型空間
光スイッチ群28の第v行目のスイッチSW(3、v)
の第u行目の入力光路へ接続されている。
【0351】A面のスイッチSW(3、v)の第u行目
の出力光路は、スイッチSO(v、u)の第1入力へ接
続されている。B面のスイッチSW(3、v)の第u行
目の出力光路は、スイッチSO(v、u)の第2入力へ
接続されている。
の出力光路は、スイッチSO(v、u)の第1入力へ接
続されている。B面のスイッチSW(3、v)の第u行
目の出力光路は、スイッチSO(v、u)の第2入力へ
接続されている。
【0352】
【発明の効果】本発明の偏光制御型空間光スイッチは、
ある入力光路から入射される光情報を所望の出力光路へ
入射させる場合に、これらの入力光路と出力光路とが交
差するクロスポイント上に配置された偏光制御型光スイ
ッチただ一つを制御すればよい。これにより、制御の簡
略化を図ることができる。
ある入力光路から入射される光情報を所望の出力光路へ
入射させる場合に、これらの入力光路と出力光路とが交
差するクロスポイント上に配置された偏光制御型光スイ
ッチただ一つを制御すればよい。これにより、制御の簡
略化を図ることができる。
【0353】また、本発明の偏光制御型空間光スイッチ
では、入力光路から出力光路までに通過するスイッチ素
子数が一定であり、伝送損失やクロストークのばらつき
を抑えることができる。
では、入力光路から出力光路までに通過するスイッチ素
子数が一定であり、伝送損失やクロストークのばらつき
を抑えることができる。
【図1】本発明の原理図
【図2】実施例における偏光制御型空間光スイッチの論
理構成図
理構成図
【図3】実施例1における偏光制御型光スイッチのハー
ドウェア構成
ドウェア構成
【図4】図4(a)実施例1における偏光制御部の動作
例(1)図4(b)実施例1における偏光制御部の動作
例(2)
例(1)図4(b)実施例1における偏光制御部の動作
例(2)
【図5】実施例1における偏光制御型空間光スイッチの
ハードウェア構成図
ハードウェア構成図
【図6】実施例1における偏光制御型空間光スイッチの
他のハードウェア構成図
他のハードウェア構成図
【図7】実施例2における偏光制御型光スイッチのハー
ドウェア構成図
ドウェア構成図
【図8】実施例3における偏光制御型光スイッチのハー
ドウェア構成図
ドウェア構成図
【図9】実施例3における偏光制御型空間光スイッチの
ハードウェア構成図
ハードウェア構成図
【図10】実施例4における偏光制御型光スイッチのハ
ードウェア構成図
ードウェア構成図
【図11】実施例4における偏光制御型空間光スイッチ
のハードウェア構成図
のハードウェア構成図
【図12】実施例5における偏光制御型空間光スイッチ
のハードウェア構成図
のハードウェア構成図
【図13】実施例6における偏光制御型空間光スイッチ
のハードウェア構成図
のハードウェア構成図
【図14】実施例7における偏光制御型空間光スイッチ
のハードウェア構成図
のハードウェア構成図
【図15】実施例8における偏光制御型空間光スイッチ
のハードウェア構成図
のハードウェア構成図
【図16】実施例9における偏光制御型空間光スイッチ
のハードウェア構成図
のハードウェア構成図
【図17】実施例10における偏光制御型空間光スイッ
チのハードウェア構成図
チのハードウェア構成図
【図18】実施例11における偏光制御型空間光スイッ
チのハードウェア構成図
チのハードウェア構成図
【図19】実施例12における偏光制御型空間光スイッ
チのハードウェア構成図
チのハードウェア構成図
【図20】実施例13における偏光制御型空間光スイッ
チのハードウェア構成図
チのハードウェア構成図
【図21】実施例14における偏光制御型空間光スイッ
チのハードウェア構成図
チのハードウェア構成図
【図22】実施例15における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図23】実施例16における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図24】実施例17における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図25】実施例18における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図26】実施例19における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図27】空間分割型光通話路における各スイッチ間の
接続形態を示す図
接続形態を示す図
【図28】実施例20における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図29】実施例21における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図30】実施例22における空間分割型光通話路の構
成を示す図
成を示す図
【図31】従来の偏光制御型空間光スイッチの概略構成
図
図
1・・偏光制御型光スイッチ 1a・・偏光制御手段(偏光制御器) 1b・・光路変換素子 1A・・偏光制御型光スイッチ 1B・・偏光制御型光スイッチ 1C・・偏光制御型光スイッチ 1D・・偏光制御型光スイッチ 2・・偏光分離器 3・・反射側λ/4波長板 4・・透過側λ/4波長板 5・・反射側反射ブロック 6・・透過側反射ブロック 7・・第1の偏光ルーティング素子(下方向の偏光ルー
ティング素子) 70・・第1の偏光ルーティング素子(上方向の偏光ル
ーティング素子) 8・・第2の偏光ルーティング素子(上方向の偏光ルー
ティング素子) 80・・第2の偏光ルーティング素子(下方向の偏光ル
ーティング素子) 9・・λ/2波長板アレイ
ティング素子) 70・・第1の偏光ルーティング素子(上方向の偏光ル
ーティング素子) 8・・第2の偏光ルーティング素子(上方向の偏光ルー
ティング素子) 80・・第2の偏光ルーティング素子(下方向の偏光ル
ーティング素子) 9・・λ/2波長板アレイ
フロントページの続き (72)発明者 山本 毅 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (22)
- 【請求項1】 入射される光情報の偏光方向を直交方向
へ回転、あるいは回転させずに出力する要素を光路毎に
備えた偏光制御手段(1a)と、 前記偏光制御手段(1a)から出力される光情報の光路
を、この光情報の偏光方向に応じて変更する光路変換素
子(1b)とを備える偏光制御型光スイッチ(1)を複
数組み合わせてなることを特徴とする偏光制御型空間光
スイッチ。 - 【請求項2】 請求項1において、光路変換素子(1
b)は、入射した光情報の偏光方向が入射面と平行なp
偏光のときにこの光情報を透過し、偏光方向が入射面と
垂直なs偏光のときにこの光情報を反射する偏光分離手
段と、 前記偏光分離手段が透過したp偏光の出力側に配置さ
れ、光情報の偏光方向をπ/4回転させる透過側λ/4
波長板と、 前記透過側λ/4波長板の後方に配置され、この透過側
λ/4波長板から入射された光情報を、他の光路へ反射
し、再度透過側λ/4波長板へ入射させる透過側反射ブ
ロックと、 前記偏光分離手段が反射したs偏光の出力側に配置さ
れ、光情報の偏光方向をπ/4回転させる反射側λ/4
波長板と、 前記反射側λ/4波長板の後方に配置され、この反射側
λ/4波長板から入射された光情報を、他の光路へ反射
し、再度反射側λ/4波長板へ入射させる反射側反射ブ
ロックとから構成されることを特徴とする偏光制御型空
間光スイッチ。 - 【請求項3】 前記請求項1において、前記光路変換素
子(1b)は、前記偏光制御手段(1a)から出力され
る光情報の偏光方向に応じて光情報の光路を偏移させる
第1の偏光ルーティング素子と、 前記第1のルーティング素子から出力される光情報のう
ち、特定の光路から入射される光情報の偏光方向を直交
方向へ回転させる位相素子と、 前記位相素子から出力される光情報の偏光方向に応じて
光情報の光路を、前記第1の偏光ルーティング素子とは
逆方向へ偏移させる第2の偏光ルーティング素子とを備
えたことを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項4】 前記請求項3において、前記偏光制御型
光スイッチ(1)は、並列に進行する光情報の光路上に
縦続に配置され、 前記各偏光制御型光スイッチ(1)の位相素子は、前記
第1の偏光ルーティング素子から出力される複数の光情
報のうち、両端の光路を除く光路から入射される光情報
の偏光方向を直交方向へ回転させ、 前記第1の偏光ルーティング素子と第2の偏光ルーティ
ング素子とは、各光情報を隣接する光路へ偏移して出力
することを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項5】 前記請求項4において、前記第1の偏光
ルーティング素子は、入射される光情報の偏光方向がp
偏光ならば透過させ、且つ入射される光情報の偏光方向
がs偏光ならば光路を上方向へシフトさせ、 前記第2の偏光ルーティング素子は、入射される光情報
の偏光方向がp偏光ならば透過させ、且つ入射される光
情報の偏光方向がs偏光ならば光路を下方向へシフトさ
せることを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項6】 前記請求項4において、前記第1の偏光
ルーティング素子は、入射される光情報の偏光方向がp
偏光ならば透過させ、且つ入射される光情報の偏光方向
がs偏光ならば光路を下方向へシフトさせ、 前記第2の偏光ルーティング素子は、入射される光情報
の偏光方向がp偏光ならば透過させ、且つ入射される光
情報の偏光方向がs偏光ならば光路を上方向へシフトさ
せることを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項7】 前記請求項4において、前記第1の偏光
ルーティング素子と第2の偏光ルーティング素子とは、
複屈折板からなることを特徴とする偏光制御型空間光ス
イッチ。 - 【請求項8】 前記請求項4において、前記第1の偏光
ルーティング素子と第2の偏光ルーティング素子とは、
複数の偏光ビームスプリッタを組み合わせた偏光ビーム
スプリッタアレイからなることを特徴とする偏光制御型
空間光スイッチ。 - 【請求項9】 前記請求項4において、前記第1の偏光
ルーティング素子と第2の偏光ルーティング素子とは、
液晶ホログラムからなることを特徴とする偏光制御型空
間光スイッチ。 - 【請求項10】前記請求項4において、前記位相素子
は、λ/2波長板の両端に透過部材を備えたλ/2波長
板アレイからなることを特徴とする偏光制御型空間光ス
イッチ。 - 【請求項11】前記請求項1において、前記偏光制御手
段(1a)は、電圧を印加したときに入射光の偏光方向
を回転させ、電圧を印加していないときに入射光の偏光
方向を回転させない要素と、 電圧を印加したときに入射光の偏光方向を回転させず、
電圧を印加していないときに入射光の偏光方向を回転さ
せる要素との組合せから構成されることを特徴とする偏
光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項12】前記請求項1において、前記偏光制御型
空間光スイッチの入出力光路数がm個であり、前記偏光
制御型光スイッチ(1)の入出力光路数がm個のとき、 前記偏光制御型光スイッチ(1)をm個直列に配置し、
所定の偏光制御型光スイッチ(1)の偏光制御手段(1
a)を制御して、m個の入力光路から入射される光情報
を、m個の出力光路のうち所望の出力光路へ出力させる
ことを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項13】前記請求項1において、前記偏光制御型
空間光スイッチの入力光路数がm個であり、前記偏光制
御型光スイッチ(1)の出力光路数がm個のとき、 前記偏光制御型光スイッチ(1)を(m−1)個直列に
配置し、所定の偏光制御型光スイッチ(1)の偏光制御
手段(1a)を制御して、m個の入力光路から入射され
る光情報を、m個の出力光路のうち所望の出力光路へ出
力させることを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項14】前記請求項1において、m個の入出力光
路数を有する偏光制御型空間光スイッチをn行且つn列
のマトリクス状に配置し、 前記マトリクス状スイッチの入力側に1入力且つn出力
の入力側光スイッチをm×n個配置し、 前記マトリクス状スイッチの出力側にn入力且つ1出力
の出力側光スイッチをm×n個配置し、 前記m×n個の入力光路をm個毎にn個のグループに分
割して第iグループ第j番目の入力光路を#(i、j)
(1≦i≦n、1≦j≦m)と表現し、且つ、前記m×
n個の出力光路をm個毎にn個のグループに分割して第
rグループ第s番目の出力光路を#(r、s)(1≦r
≦n、1≦s≦m)と表現する場合に、 前記入力光路#(i、j)に対応する1×nスイッチの
n個の出力を、前記マトリクス状スイッチの第i列に配
置された偏光制御型空間光スイッチの第j番目の入力光
路へ接続すると同時に、 前記マトリクス状スイッチの第r列に配置された偏光制
御型空間光スイッチの第s番目の出力を、前記出力光路
#(r、s)に対応する出力側光スイッチへ接続して構
成されることを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項15】前記請求項1において、n個の入出光路
を有する偏光制御型空間光スイッチをm段積層したスイ
ッチ群Aの入力側に、m個の入出光路を有する偏光制御
型空間光スイッチを前記スイッチ群と直行する方向に沿
ってn段積層した入力側スイッチ群Bを配置すると同時
に、 前記スイッチ群Aの出力側に、m個の入出光路を有する
偏光制御型空間光スイッチを前記スイッチ群と直行する
方向にそってn段積層した出力側スイッチ群Cを配置
し、これらのスイッチ群を縦続に接続したことを特徴と
する偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項16】前記請求項15において、前記スイッチ
群Aの入力側に入力側反射板を設けると同時に、前記ス
イッチ群Aの出力側に出力側反射板を設け、前記入力側
スイッチ群Bから出力される光情報を前記入力側反射板
を介して前記スイッチ群Aに入射させ、 前記スイッチ群Aから出力される光情報を前記出力側反
射板を介して前記出力側スイッチ群へ入射させることを
特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項17】前記請求項16において、前記入力側ス
イッチ群Bの出力側に液晶ホログラムaを設ける同時
に、前記スイッチ群Aの入力側に液晶ホログラムbを設
け、 前記スイッチ群Aの出力側に液晶ホログラムcを設ける
と同時に、前記出力側スイッチ群Cの入力側に液晶ホロ
グラムdを設け、 前記入力側スイッチ群Bが出力した光情報を液晶ホログ
ラムaにより回折させて前記入力側反射板へ入射し、 前記入力側反射板が反射した光情報を前記液晶ホログラ
ムbにより回折させて前記スイッチ群Aへ入射させ、 前記スイッチ群Aが出力する光情報を前記液晶ホログラ
ムcにより回折させて前記出力側反射板へ入射させ、 前記出力側反射板が反射した光情報を、前記液晶ホログ
ラムdにより回折させて前記出力側スイッチ群Cへ入射
させることを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項18】 請求項1において、偏光制御型空間光
スイッチを二段並列に配置した偏光制御型空間光スイッ
チ部と、 入射光の偏光方向を直交方向へ回転させ、あるいは回転
させずに出力する入力側偏光制御手段と、 前記入力側偏光制御手段から出力される光情報の偏光方
向に応じて、この光情報を前記偏光制御型空間光スイッ
チ部の何れか一方の偏光制御型空間光スイッチへ入射さ
せる偏光分離手段と、 前記偏光制御型空間光スイッチ部から出力される光情報
を所定の光路上へ出力する偏光修正手段と、 前記偏光修正手段から出力される光情報の偏光方向を直
交方向へ回転させ、あるいは回転させずに出力する出力
側偏光制御手段とを具備したことを特徴とする偏光制御
型空間光スイッチ。 - 【請求項19】 前記請求項18において、前記偏光制
御型空間光スイッチ部の一方の偏光制御型空間光スイッ
チは偏光方向が入射面と垂直なs偏光で入射される光情
報の光路変換を行うs偏光制御型空間光スイッチであ
り、他方の偏光制御型空間光スイッチは偏光方向が入射
面と平行なp偏光で入射される光情報の光路変換を行う
p偏光制御型空間光スイッチであることを特徴とする偏
光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項20】 前記請求項18において、前記偏光分
離手段と偏光修正手段とは、複屈折板からなることを特
徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項21】 前記請求項18において、前記偏光分
離手段と偏光修正手段とは、二つの偏光ビームスプリッ
タを組み合わせた偏光ビームスプリッタアレイからなる
ことを特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。 - 【請求項22】 前記請求項18において、前記偏光分
離手段と偏光修正手段は、液晶ホログラムからなること
を特徴とする偏光制御型空間光スイッチ。
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JP5-69211 | 1993-03-04 | ||
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JP6015544A JPH0746633A (ja) | 1993-02-23 | 1994-02-09 | 偏光制御型空間光スイッチ |
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