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JPH074528B2 - アルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガスの浄化用触媒の製造方法 - Google Patents

アルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガスの浄化用触媒の製造方法

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Publication number
JPH074528B2
JPH074528B2 JP61151782A JP15178286A JPH074528B2 JP H074528 B2 JPH074528 B2 JP H074528B2 JP 61151782 A JP61151782 A JP 61151782A JP 15178286 A JP15178286 A JP 15178286A JP H074528 B2 JPH074528 B2 JP H074528B2
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Japan
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alumina
catalyst
platinum
zirconia
silica
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JP61151782A
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龍次 青木
皓一 斉藤
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はアルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガ
ス中に踏まれる有害物質である未反応アルコール、一酸
化炭素(CO)、炭化水素類(HC)およびアルデヒド類を
分解除去し、無害化するための排気ガス浄化用触媒の製
造方法に関するものであり、特にアルデヒド類の低温分
解性能に優れた性能を有する触媒の製造方法を提供する
ものである。
近年内燃機関の排気ガスによる環境汚染の問題が深刻で
あり、この問題解決のためとまたエネルギー源の多様化
という観点からメタノールやエタノールなどのアルコー
ルを内燃機関の燃料として用いることにより、エネルギ
ーの供給の安定化を図るという2つの観点からこれらの
アルコールを内燃機関の燃料として用いる試みがなされ
ている。
しかしアルコールを内燃機関の燃料として用いた場合、
ガソリンまたは軽油を使用したものに比べ、排気ガス中
のアルデヒド類は何倍量もの値となることが知られる。
アルデヒド類を処理せずに大気中に放出すると、高濃度
のアルデヒドによる臭気および人体などの粘膜への刺激
が強く非常に問題である。更に大気中の窒素酸化物と光
酸化反応を起こし光化学スモッグの原因ともなり、大気
汚染上、アルデヒド類はきわめて問題とされている物質
といえる。
かくして未反応アルコール、HC、CO、アルデヒド類を完
全燃焼させたり、分解して無公害なガスとして放出する
ための浄化用触媒及びその製造方法の開発が求められる
ところである。
<従来の技術> メタノールやエタノールなどのアルコールを燃料とした
内燃機関の排気ガス浄化用触媒として、パラジウムをア
ルカリ土類金属酸化物及び/又はランタニド族元素の酸
化物で格子安定化した酸化アルミニウムを用いることを
特徴とする触媒の製造方法が提案されている。(特開昭
58−79544号公報) また銀を活性成分とし、ウォッシュコート基材に分散担
持したものを構造体に担持したメタノールを燃料とした
内燃機関からの排気ガス浄化用触媒の製造方法が提案さ
れている。(米国特許第4,304,761号) しかし、いずれにおいても本発明が目的とするような低
温活性の良好な触媒を開示するものではなく、実際に使
用に耐える水準とは大きな隔たりが認められる。
<発明が解決しようとする問題点> 確かに自動車等の内燃機関から排出されるガスによる環
境汚染の問題から、よりクリーンなエネルギーが要求さ
れ、燃料源としてアルコールが注目をあびてきてはい
る。しかしアルコールを燃料として用いると排気ガス中
に未反応アルコール、CO、HC、アルデヒド類が残存し、
特に高濃度のアルデヒド類は刺激臭および光化学スモッ
グの原因となり環境面から考えてこのアルデヒド類の分
解除去は非常に重要な課題となる。しかもこれら未反応
アルコール、CO、HC、アルデヒド類をエンジンアイドリ
ング時に見られるような排ガス温度が低い場合にも充分
に分解除去し無害化しうる有効な触媒の製造方法につい
てはいまだ提案されていないのが現状である。
<問題を解決する為の手段> 本発明者らは、上記課題に対処する為に鋭意研究の結果
ジニトロジアンミン白金を出発原料として、白金単身あ
るいは白金を主体としこれにさらにパラジウムまたはロ
ジウムを組合せてなる触媒活性物質を、多孔性無機質基
材に分散担持せしめて、好適には空気など酸化雰囲気中
600〜900℃にて熱処理することにより未反応アルコー
ル、CO、HC、アルデヒド類を、より低温から酸化分解し
無害化する触媒の製造方法を完成するに至ったものであ
る。すなわちジニトロジアンミン白金を出発原料として
用いて、好ましくは酸化雰囲気中焼成温度として600〜9
00℃、好ましくは700〜850℃で熱処理した場合、えられ
る触媒の製造方法は従来用いられている白金族触媒では
見られなかった特に未反応アルコール、アルデヒド類の
顕著な低温酸化分解活性を有することを見い出し本発明
を完成するに至ったのである。本発明は以下の如く特定
される。
(1)出発原料としてジニトロジアンミン白金を用い、
これを多孔性耐火性無機質基材に分散担持させたのち、
600〜900℃の範囲の温度で熱処理せしめてなることを特
徴とするアルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガ
ス浄化用触媒の製造方法。
(2)当該多孔性耐火性無機質基材が、活性アルミナ、
シリカ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミナ、ア
ルミナ−ジルコニア、アルミナ−チタニア、シリカ−ジ
ルコニア、チタニア−ジルコニア、およびゼオライトよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種からなり、かつそ
の形状がペレット状または多孔性耐火性三次元構造体内
部壁面にコート層状とせしめられてなることを特徴とす
る上記(1)記載の製造方法。
(3)当該多孔性耐火性三次元構造体がセラミックフォ
ーム、セラミックハニカム、ウォールフロータイプのハ
ニカムモノリス、メタルハニカム、金属発泡体からなる
ことを特徴とする上記(2)記載の製造方法。
(4)多孔性耐火性無機質基材が活性アルミナからなり
白金が当該触媒の1あたり0.2〜5.0g含有されかつ耐
火性三次元構造体に白金含有アルミナコート層を形成し
てなることを特徴とする上記(1)記載の製造方法。
(5)熱処理温度が700〜850℃の範囲であることを特徴
とする上記(1)記載の製造方法。
(6)白金源としてジニトロジアンミン白金を用い、さ
らに白金に対し、パラジウムおよびロジウムよりなる群
から選ばれる少なくとも1種の化合物をPt/(Pd+Rh)
=1〜40(原子比)の範囲で含有してなる触媒活性物質
を多孔性耐火性無機質基材に分散担持せしめたのち、60
0〜900℃の範囲の温度で熱処理せしめてなることを特徴
とするアルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガス
浄化用触媒の製造方法。
(7)当該多孔性耐火性無機質基材が、活性アルミナ、
シリカ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミナ、ア
ルミナ−ジルコニア、アルミナ−チタニア、シリカ−ジ
ルコニア、チタニア−ジルコニア、およびゼオライトよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種からなり、かつそ
の形状がペレット状または多孔性耐火性三次元構造体内
部壁面にコート層状とせしめられてなることを特徴とす
る上記(6)記載の製造方法。
(8)当該多孔性耐火性三次元構造体がセラミックフォ
ーム、セラミックハニカム、ウォールフロータイプのハ
ニカムモノリス、メタルハニカム、金属発泡体からなる
ことを特徴とする上記(7)記載の製造方法。
(9)多孔性耐火性無機質基材が活性アルミナからなり
白金が当該触媒の1あたり0.2〜5.0g含有されかつ耐
火性三次元構造体に白金含有アルミナコート層を形成し
てなることを特徴とする上記(6)記載の製造方法。
(10)熱処理温度が700〜850℃の範囲であることを特徴
とする上記(6)記載の製造方法。
本発明触媒の製造方法における白金担持量は、金属元素
として触媒1あたり0.2〜5.0g、好ましくは0.5〜4.0g
の範囲である。白金の出発原料としては、ジニトロジア
ンミン白金であることが特定される。さらにパラジウム
の出発原料としては硝酸パラジウム、塩化パラジウム、
パラジウムテトラミンクロライド、パラジウムスルフィ
ド錯塩であり特に好ましくは硝酸パラジウムである。ま
たロジウムの出発原料としては、硝酸ロジウム、塩化ロ
ジウム、ヘキサアミノロジウムクロライド、ロジウムス
ルフィド錯塩および硫酸ロジウムであるが特に好ましく
は硝酸ロジウムである。
触媒活性成分を分散担持せしめる多孔質無機質基材とし
ては活性アルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、シ
リカ−アルミナ、アルミナ−ジルコニア、アルミナ−チ
タニア、シリカ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタ
ニア−ジルコニアおよびゼオライトよりなる群から選ば
れた少くとも1種からなり、かつその形状がペレット状
またはそれを粉末状にして水性スラリー化し耐火性三次
元構造体にウォッシュコートし、コート層を形成せしめ
て用いる。
ペレット状担体として用いる場合は粒状担体であればそ
の形状は特に限定されない。たとえば柱状、円柱状、球
状、破砕型等いずれでも良く平均粒径は2.0〜5.0mmの範
囲のものが好ましい。本発明に係る触媒の調製法を具体
的に示すと以下の如くである。
上記多孔性無機質物質たとえば活性アルミナを耐火性三
次元構造体たとえばコージェライト製ハニカムモノリス
に湿式スラリー化してウォッシュコートし、余分なスラ
リーを取り除き乾燥、焼成後、該アルミナコート三次元
構造体を触媒活性成分である白金属元素を含有する溶液
に浸漬担持し150℃〜300℃で乾燥後、600〜900℃好まし
くは700〜850℃で1〜10時間空気中で焼成し触媒を調製
する。
他の方法としては、例えば活性アルミナ粉末にあらかじ
め上述の白金族元素を担持させ、150〜300℃で乾燥後60
0〜900℃好ましくは700〜850℃で1〜10時間空気中で焼
成する。次いで湿式ミルでスラリー化して、例えばハニ
カムモノリス担体にウォッシュコートし、余分なスラリ
ーを取り除き乾燥し350〜500℃で1〜10時間焼成して触
媒を調製する。ペレット状無機質基材を用いる場合は、
白金族金属化合物の溶液を含浸させたのち150〜300℃で
乾燥させ空気600〜900℃好ましくは700〜850℃で1〜10
時間焼成して完成触媒をえる。
本発明の触媒の調製法は、これらの方法に限定されるも
のではなく、本発明の触媒の製造方法はその主旨に反し
ない限り種々の調製法で調製することが出来る。
<作用> 自動車等の内燃機関にメタノール、エタノールなどアル
コールを燃料として用いた場合、先に述べたようにアル
デヒド類の生成が特に問題となり、また移動発生源であ
る車輛の場合、アイドリングで駐車している状態で、ア
ルデヒド類がそのまま放出されると周囲の通行者に多大
な被害を与えることが予想され、特に排ガス温度の低い
アイドリング状態でも有害物質の分解能の高い触媒が要
求されるところである。
しかし、ジニトロジアンミン白金以外の白金原料例えば
塩化白金酸等を用いて触媒を調製したり、あるいは通常
の白金系触媒の調製法として提案されている400〜500℃
で熱処理したものでは、低温(140〜160℃)での未反応
アルコール、アルデヒド類の分解活性が悪く高いアルデ
ヒド残存率を示し、その刺激臭は耐えがたいものであっ
た。
我々は鋭意研究を重ねた結果、白金源としてジニトロジ
アンミン白金を用いた白金族元素を含有する触媒を好ま
しくは酸化雰囲気において600〜900℃、好ましくは700
〜850℃で熱処理することにより、未反応アルコール、
アルデヒド類を特に低温でも酸化分解する能力に優れた
触媒系を見い出したものである。より優れた低温活性を
引き出せた原因としては次の2つの要因が考えられる。
1つにはジニトロジアンミン白金を用いて酸化雰囲気下
600〜900℃好ましくは700〜850℃で熱処理すると、分散
担持された白金粒子径が透過型電子顕微鏡で観察したと
ころ100Å〜500Åの範囲でほぼ均一に揃っていることが
わかり、排ガス中のCO、HC、含酸素化合物の無害化特に
未反応アルコール、アルデヒド類の低温での酸化分解反
応に有効な粒子径の範囲にコントロールされえたという
こと。
もう1つには通常の白金含有化合物例えば塩化白金酸や
白金スルフィド錯塩を用いた場合の塩素や硫黄等の上記
酸化分解分能を阻外するような陰イオンが触媒活性物質
中に残存しないことである。
以下本発明の実施例と比較例とを示し、本発明をより具
体的に説明する。
実施例1 市販のコージェライト製ハニカム状モノリス担体(105.
3mmφ×115.0mmL、300セル/平方インチ)にスラリー化
した活性アルミナ粉体をアルミナとして100g被覆担持し
た。次に白金金属(Pt)として2.0gを含有するジニトロ
ジアンミン白金の硝酸酸性水溶液1000mlに該活性アルミ
ナ層形成モノリス担体を1時間浸漬し、活性アルミナ層
にPtを吸着させた。これを150℃で3時間乾燥後、空気
中焼成温度800℃で2時間焼成し。Ptの担持量は触媒1
当りPtとして2.0gであった。えられた触媒を透過型電
子顕微鏡で観察したところ、粒子径が200Å〜350Åの間
でほぼ揃っていた。
実施例2 焼成温度のみ600℃、2時間とした以外実施例1におけ
ると同様に触媒を調製した。Ptの担持量は触媒1当り
Ptとして2.0gであった。
実施例3 焼成温度のみ900℃、2時間とした以外実施例1におけ
ると同様に触媒を調製した。Ptの担持量は触媒1当り
Ptとして2.0gであった。
比較例1 焼成温度のみ500℃、2時間とした以外は実施例1にお
けると同様に触媒を調製した。Ptの担持量は触媒1当
りPtとして2.0gであった。えられた触媒においては、白
金粒子径が100Å以下の微細なものが多く認められた。
比較例2 焼成温度のみ1050℃、2時間とした以外は実施例1にお
けると同様に触媒を調製した。Ptの担持量は触媒1当
りPtとして2.0gであった。えられた触媒においては、白
金粒子径が500Å以上の粗大粒子が多く認められた。
実施例4 市販のコージェライト製ハニカム状モノリス担体(105.
3mmφ×115.0mm、300セル/平方インチ)にスラリー化
した活性アルミナ粉体をアルミナとして150g被覆担持し
た。
次に白金金属(Pt)として3.64gを含有するジニトロジ
アンミン白金の硝酸酸性水溶液500mlとパラジウム金属
(Pd)として0.36gを含有する硝酸パラジウムの硝酸酸
性水溶液500mlを混合した液に該活性アルミナ層形成モ
ノリス担体を1時間浸漬し活性アルミナ層にPt及びPdを
吸着させた。これを150℃で3時間乾燥後、焼成温度850
℃で空気中2時間焼成した。Pt及びPdの担持量は触媒1
当り各々3.64g、0.36gであった。
実施例5 市販のコージェライト製セラミックフォーム担体(嵩密
度0.35g/cm3、空孔率87.5%、容積1)にスラリー化
したシリカ−アルミナ粉体を100g被覆担持した。
次に白金金属(Pt)として0.15gを含有するジニトロジ
アンミン白金の硝酸酸性水溶液500mlとパラジウム金属
(Pd)として0.05gを含有する硝酸パラジウム水溶液500
mlを混合した液に、シリカ−アルミナ層形成セラミック
フォーム担体を1時間浸漬し、シリカ−アルミナ層にPt
及びPdを吸着させた。これを150℃で3時間乾燥後、焼
成温度800℃で空気中2時間焼成した。Pt及びPdの担持
量は触媒1当り、各々0.15g、0.05gであった。
実施例6 白金として15gを含有するジニトロジアンミン白金の硝
酸酸性水溶液1に活性アルミナ粉体1kgを投入し、よ
く混合して、150℃で5時間乾燥後、800℃で空気中2時
間焼成してPtを含有する粉体をえた。
該粉体を湿式ミルでスラリー化して、実施例1で用いた
のと同じ仕様のコージェライト製ハニカム状モノリス担
体に担持し150℃で3時間乾燥後、更に400℃で1時間乾
燥した。
えられた触媒のPt担持量は触媒1当りPt1.5gであっ
た。
実施例7 市販のコージライト製ハニカム状モノリス担体(105.3m
mφ×115.0mmL、300セル/平方インチ)にスラリー化し
たアルミナ−ジルコニア粉体を150g被覆担持した。
次に白金金属(Pt)として2.0g含有するジニトロジアン
ミン白金の硝酸酸性水溶液500mlとロジウム金属(Rh)
として0.2g含有する硝酸ロジウム水溶液500mlを混合し
た液に該アルミナ−ジルコニア層形成モノリス担体を1
時間浸漬し、アルミナ−ジルコニア層にPt及びRhを吸着
させた。これを150℃で3時間乾燥後、空気中焼成温度8
00℃で2時間焼成した。Pt及びRhの担持量は触媒1当
り各々2.0g、0.2gであった。
実施例8 実施例1において、白金金属(Pt)として3.0g含有する
ジニトロジアンミン白金の硝酸酸性水溶液500mlとパラ
ジウム金属(Pd)として0.5g含有する硝酸パラジウム水
溶液250mlとロジウム金属(Rh)として0.1g含有する硝
酸ロジウム水溶液250mlを混合した液を用いる以外は同
様の方法で触媒を調製し、触媒1当りPt3.0g、Pd0.5
g、Rh0.1gの担持量の触媒をえた。
実施例9 ローヌ・プーラン社製球状アルミナ担体(平均粒径2.8m
m、BET表面積100m2/g、見かけ比重0.43g/ml、全細孔容
積1.2ml/g)430gをPtとして1g、Pdとして0.g億を含むジ
ニトロジアンミン白金の硝酸酸性水溶液と硝酸パラジウ
ム水溶液の混合溶液500ml中に投入、含浸せしめた後、
熱風で表面が乾燥するまで濃縮させ、続いて150℃で2
時間乾燥後、空気中800℃で2時間焼成した。
比較例3 実施例1において、ジニトロジアンミン白金の硝酸酸性
水溶液を塩化白金酸水溶液に替える以外は全く同様の方
法で触媒を調製し、触媒1当りPt2.0gの担持量の触媒
をえた。
<性能測定> A〕実施例1〜9、比較例1〜3でえられた各触媒をダ
イヤモンドカッターで24.0mmφ×300mmL(触媒量14ml)
に切断し、25.5mmφ×300mmLのステンレス製反応管に充
填後、メタノール0.1容量%、ホルムアルデヒド0.1容量
%、水10容量%、酸素10容量%、一酸化炭素0.5容量
%、残り窒素を含有するガスをS.V50,000Hr-1、触媒層
入口ガス温140℃及び160℃の条件で導入し、入口ガス、
出口ガスのメタノール、ホルムアルデヒド濃度を分析し
た。メタノールの転化率については下記の算出式より算
出し、ホルムアルデヒドについては、出口ガス濃度とし
て表−1に示した。
尚、メタノールの分析はFIDガスクロマトグラフィーを
使用し、ホルムアルデヒドの分析はクロモトロープ酸を
用いた比色分析で行なった。
B〕実施例1〜9、比較例1〜3でえられた各触媒をダ
イヤモンドカッターで24.0mmφ×30mmL(触媒量14ml)
に切断し、25.5mmφ×300mmLのステンレス製反応管に充
填後、エタノール0.1容量%、アセトアルデヒド0.1容
量、一酸化炭素0.2容量%、水10容量%、酸素0.7容量
%、残り窒素を含有するガスをS.V50,000Hr-1、触媒層
入口ガス温160℃及び200℃の条件で導入し、入口ガス、
出口ガスのエタノール、アセトアルデヒド濃度を分析
し、エタノールの転化率については下記の算出式より算
出し、アセトアルデヒドについては出口ガス濃度として
表−2に示した。
尚エタノール、アセトアルデヒドの分析はFIDガスクロ
マトグラフィーを使用して分析した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/44 ZAB A 8017−4G 23/46 ZAB 8017−4G 311 A 8017−4G

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出発原料としてジニトロジアンミン白金を
    用い、これを多孔性耐火性無機質基材に分散担持せしめ
    のち、600〜900℃の範囲の温度で熱処理せしめてなるこ
    とを特徴とするアルコールを燃料とする内燃機関からの
    排気ガス浄化用触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】当該多孔性耐火性無機質基材が、活性アル
    ミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミ
    ナ、アルミナ−ジルコニア、アルミナ−チタニア、シリ
    カ−ジルコニア、チタニア−ジルコニア、およびゼオラ
    イトよりなる群から選ばれた少なくとも1種からなり、
    かつその形状がペレット状または多孔性耐火性三次元構
    造体内部壁面にコート層状とせしめられてなることを特
    徴とする特許請求の範囲(1)記載の製造方法。
  3. 【請求項3】当該多孔性耐火性三次元構造体がセラミッ
    クフォーム、セラミックハニカム、ウォールフロータイ
    プのハニカムモノリス、メタルハニカム、金属発泡体か
    らなることを特徴とする特許請求の範囲(2)記載の製
    造方法。
  4. 【請求項4】多孔性耐火性無機質基材が活性アルミナか
    らなり白金が当該触媒の1あたり0.2〜5.0g含有され
    かつ耐火性三次元構造体に白金含有アルミナコート層を
    形成してなることを特徴とする特許請求の範囲(1)記
    載の製造方法。
  5. 【請求項5】熱処理温度が700〜850℃の範囲であること
    を特徴とする特許請求の範囲(1)記載の製造方法。
  6. 【請求項6】白金源としてジニトロジアンミン白金を用
    い、さらに白金に対し、パラジウムおよびロジウムより
    なる群から選ばれる少なくとも1種の化合物をPt/(Pd
    +Rh)=1〜40(原子比)の範囲で含有してなる触媒活
    性物質を多孔性耐火性無機質基材に分散担持せしめたの
    ち、600〜900℃の範囲の温度で熱処理せしめてなること
    を特徴とするアルコールを燃料とする内燃機関からの排
    気ガス浄化用触媒の製造方法。
  7. 【請求項7】当該多孔性耐火性無機質基材が、活性アル
    ミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、シリカ−アルミ
    ナ、アルミナ−ジルコニア、アルミナ−チタニア、シリ
    カ−ジルコニア、チタニア−ジルコニア、およびゼオラ
    イトよりなる群から選ばれた少なくとも1種からなり、
    かつその形状がペレット状または多孔性耐火性三次元構
    造体内部壁面にコート層状とせしめられてなることを特
    徴とする特許請求の範囲(6)記載の製造方法。
  8. 【請求項8】当該多孔性耐火性三次元構造体がセラミッ
    クフォーム、セラミックハニカム、ウォールフロータイ
    プのハニカムモノリス、メタルハニカム、金属発泡体か
    らなることを特徴とする特許請求の範囲(7)記載の製
    造方法。
  9. 【請求項9】多孔性耐火性無機質基材が活性アルミナか
    らなり白金が当該触媒の1あたり0.2〜5.0g含有され
    かつ耐火性三次元構造体に白金含有アルミナコート層を
    形成してなることを特徴とする特許請求の範囲(6)記
    載の製造方法。
  10. 【請求項10】熱処理温度が700〜850℃の範囲であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲(6)記載の製造方法。
JP61151782A 1986-06-30 1986-06-30 アルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガスの浄化用触媒の製造方法 Expired - Lifetime JPH074528B2 (ja)

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JP61151782A JPH074528B2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30 アルコールを燃料とする内燃機関からの排気ガスの浄化用触媒の製造方法

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