JPH0745067Y2 - 紋り駆動装置 - Google Patents
紋り駆動装置Info
- Publication number
- JPH0745067Y2 JPH0745067Y2 JP1988036055U JP3605588U JPH0745067Y2 JP H0745067 Y2 JPH0745067 Y2 JP H0745067Y2 JP 1988036055 U JP1988036055 U JP 1988036055U JP 3605588 U JP3605588 U JP 3605588U JP H0745067 Y2 JPH0745067 Y2 JP H0745067Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- ball
- rotary cylinder
- cylinder
- fixed cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、レンズ鏡筒及びその付属品等(例えば接写
リング、テレコンバータ等)における絞り機構を駆動さ
せる絞り駆動装置に関するものである。
リング、テレコンバータ等)における絞り機構を駆動さ
せる絞り駆動装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の装置は第5図及び第6図に一部省略して
図示されているが、同図に示すように、内周側にV溝1a
及び案内溝1bを有する円筒状の固定筒1と;該固定筒1
の内周側に設けられ、外周側にV溝2aを有する円筒状の
回転筒2と;該固定筒1のV溝1aと該回転筒2のV溝2a
との間に所定間隔を置いて複数個配置され、回転筒2を
小さい駆動力で回転させる為の複数のボール3と;該複
数のボール3を所定間隔で配置させる為のリング状のリ
ティナー4とから構成されている。
図示されているが、同図に示すように、内周側にV溝1a
及び案内溝1bを有する円筒状の固定筒1と;該固定筒1
の内周側に設けられ、外周側にV溝2aを有する円筒状の
回転筒2と;該固定筒1のV溝1aと該回転筒2のV溝2a
との間に所定間隔を置いて複数個配置され、回転筒2を
小さい駆動力で回転させる為の複数のボール3と;該複
数のボール3を所定間隔で配置させる為のリング状のリ
ティナー4とから構成されている。
例えば、この絞り駆動装置を接写リングに用いた場合に
は、不図示のレンズ鏡筒とカメラボディとの間に配置さ
れて、カメラボディからの絞り駆動力をレンズ鏡筒側に
伝達する。第5図(第6図のXX断面図)及び第6図に示
すように、接写リングの絞り駆動装置は、不図示のレン
ズ鏡筒と結合するレンズマウント1dと、不図示のカメラ
ボディと結合するカメラマウント1eとが形成され、また
回転筒2のカメラマウント1e側にはカメラからの絞り駆
動力を受ける絞り駆動部2cが回転筒2に一体的に形成さ
れ、また回転筒2にはカメラからの絞り駆動力をレンズ
鏡筒の絞り装置に伝達する為の伝達ピン5が回転筒2に
螺合して植設されている。また、保持リング4には円周
方向に所定間隔毎にボール3を保持する半円状の保持部
4aが形成され、その保持部4aにボール3が回転自在に配
置されている。そして、第6図に示すように、この伝達
ピン5はその先端5aが回転筒2のV溝2a内に突出してい
る。
は、不図示のレンズ鏡筒とカメラボディとの間に配置さ
れて、カメラボディからの絞り駆動力をレンズ鏡筒側に
伝達する。第5図(第6図のXX断面図)及び第6図に示
すように、接写リングの絞り駆動装置は、不図示のレン
ズ鏡筒と結合するレンズマウント1dと、不図示のカメラ
ボディと結合するカメラマウント1eとが形成され、また
回転筒2のカメラマウント1e側にはカメラからの絞り駆
動力を受ける絞り駆動部2cが回転筒2に一体的に形成さ
れ、また回転筒2にはカメラからの絞り駆動力をレンズ
鏡筒の絞り装置に伝達する為の伝達ピン5が回転筒2に
螺合して植設されている。また、保持リング4には円周
方向に所定間隔毎にボール3を保持する半円状の保持部
4aが形成され、その保持部4aにボール3が回転自在に配
置されている。そして、第6図に示すように、この伝達
ピン5はその先端5aが回転筒2のV溝2a内に突出してい
る。
この絞り駆動装置の動作を説明する。カメラからの絞り
駆動力は回転筒2の絞り駆動部2cに伝わり、絞り情報に
対応する量だけ回転筒2を固定筒1に対して回動させ、
その回転量を伝達ピン5を介してレンズの絞り機構に伝
達するように成っている。
駆動力は回転筒2の絞り駆動部2cに伝わり、絞り情報に
対応する量だけ回転筒2を固定筒1に対して回動させ、
その回転量を伝達ピン5を介してレンズの絞り機構に伝
達するように成っている。
また、第7図に示すように、接写リングの絞り駆動装置
は、前述の接写リングと同様にレンズマウント1dとカメ
ラマウント1eとが形成され、また回転筒12には絞り駆動
部12cが一体的に形成されている。回転筒12には伝達ピ
ン5のねじ穴12bがV溝12aに達しており、ねじ穴12bに
は伝達ピン5が8割程度しか螺合していないので、ねじ
穴12bがV溝12aに穴を形成することになる。
は、前述の接写リングと同様にレンズマウント1dとカメ
ラマウント1eとが形成され、また回転筒12には絞り駆動
部12cが一体的に形成されている。回転筒12には伝達ピ
ン5のねじ穴12bがV溝12aに達しており、ねじ穴12bに
は伝達ピン5が8割程度しか螺合していないので、ねじ
穴12bがV溝12aに穴を形成することになる。
(考案の解決しようとする問題点) 第5図及び第6図の絞り駆動装置では、伝達ピン5のね
じ部5aが回転筒2のV溝2a内に突出量lだけ突出してい
るので、保持リング4に保持されたボール3が位置C′
に来ると、伝達ピン5のねじ部5aがボール3を直接押す
ようになり、しかもラジアル方向へ押す力も発生する為
にボール3が転がらずにV溝2aとかじってしまい作動不
良となることがある。
じ部5aが回転筒2のV溝2a内に突出量lだけ突出してい
るので、保持リング4に保持されたボール3が位置C′
に来ると、伝達ピン5のねじ部5aがボール3を直接押す
ようになり、しかもラジアル方向へ押す力も発生する為
にボール3が転がらずにV溝2aとかじってしまい作動不
良となることがある。
また、第7図の絞り駆動装置では、回転筒12のねじ穴12
bには伝達ピン5が8割程度しか螺合していないので、
ねじ穴12bがV溝12aに穴を形成することになる。そうす
ると、ボール3は、ボール3′の如くそのV溝12aの穴
に落ち込み、ボール3′とリティナー4がせってしまい
作動不良となることがある。
bには伝達ピン5が8割程度しか螺合していないので、
ねじ穴12bがV溝12aに穴を形成することになる。そうす
ると、ボール3は、ボール3′の如くそのV溝12aの穴
に落ち込み、ボール3′とリティナー4がせってしまい
作動不良となることがある。
本考案は、上述したような問題点を解決し、ボール3と
回転筒のV溝に突出した突出部あるいはリティナーとが
かじることなく、回転筒ガスムースに滑る絞り駆動装置
を提供することを目的とする。
回転筒のV溝に突出した突出部あるいはリティナーとが
かじることなく、回転筒ガスムースに滑る絞り駆動装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決する為の手段) 請求項1では、交換レンズ及びその付属品等における絞
り機構を駆動する絞り駆動装置おいて、内周側にV溝を
有する固定筒(1)と;該固定筒の内周面側に回転可能
に設けられ、外周面側にV溝を有する回転筒(2)と;
前記固定筒のV溝と前記回転筒のV溝との間に円周上に
配置された複数個のボールと(3)と;前記固定筒と前
記回転筒との間に、前記固定筒に案内されて回転自在に
配置され、前記複数個のボールを円周上に所定間隔をお
いて保持する保持リング(4)とを具備し、 前記回転筒(2)のV溝の一部に突出部(15b)を設け
ると共に、前記保持リング(4)の前記ボール(3)の
保持されていない部分の周方向に前記回転筒(2)が前
記固定筒(1)に対して所定角度回転したときに前記ボ
ール(3)が前記固定筒(1)に対して自転しながら公
転する際の略公転角度の切り欠き部を設け、前記突出部
(15b)と前記保持リング(4)の前記切り欠き部を係
合させることによって前記突出部(15b)に対する前記
ボール(3)の角度位置関係を制限することを特徴とす
る絞り駆動装置。
り機構を駆動する絞り駆動装置おいて、内周側にV溝を
有する固定筒(1)と;該固定筒の内周面側に回転可能
に設けられ、外周面側にV溝を有する回転筒(2)と;
前記固定筒のV溝と前記回転筒のV溝との間に円周上に
配置された複数個のボールと(3)と;前記固定筒と前
記回転筒との間に、前記固定筒に案内されて回転自在に
配置され、前記複数個のボールを円周上に所定間隔をお
いて保持する保持リング(4)とを具備し、 前記回転筒(2)のV溝の一部に突出部(15b)を設け
ると共に、前記保持リング(4)の前記ボール(3)の
保持されていない部分の周方向に前記回転筒(2)が前
記固定筒(1)に対して所定角度回転したときに前記ボ
ール(3)が前記固定筒(1)に対して自転しながら公
転する際の略公転角度の切り欠き部を設け、前記突出部
(15b)と前記保持リング(4)の前記切り欠き部を係
合させることによって前記突出部(15b)に対する前記
ボール(3)の角度位置関係を制限することを特徴とす
る絞り駆動装置。
また、請求項2では、交換レンズ及びその付属品等にお
ける絞り機構を駆動する絞り駆動装置において、内周側
にV溝を有する固定筒(1)と;前記固定筒の内周面側
に回転可能に設けられ、外周面側にV溝を有する回転筒
(2)と;前記固定筒のV溝と前記回転筒のV溝との間
に円周上に配置された複数個のボール(3)と;前記固
定筒と前記回転筒との間に、前記固定筒に案内されて回
転自在に配置され、前記複数個のボールを円周上に所定
間隔をおいて且つ所定角度(θ)移動可能に保持する切
り欠き部(114a)を有する保持リング(114)とを具備
し、 前記ボールを、前記保持リングの切り欠き部において前
記ボールの略公転角度(θ)だけ前記保持リングに対し
て相対回転可能に制限する為に、前記回転筒のV溝に穴
部(12b)を前記回転筒に形成し、且つ該穴部に係合す
る突出部(114b)を前記保持リングに形成して、前記回
転筒と前記保持リングとを一体的に回転するよう係合さ
せたことを特徴とする絞り駆動装置。
ける絞り機構を駆動する絞り駆動装置において、内周側
にV溝を有する固定筒(1)と;前記固定筒の内周面側
に回転可能に設けられ、外周面側にV溝を有する回転筒
(2)と;前記固定筒のV溝と前記回転筒のV溝との間
に円周上に配置された複数個のボール(3)と;前記固
定筒と前記回転筒との間に、前記固定筒に案内されて回
転自在に配置され、前記複数個のボールを円周上に所定
間隔をおいて且つ所定角度(θ)移動可能に保持する切
り欠き部(114a)を有する保持リング(114)とを具備
し、 前記ボールを、前記保持リングの切り欠き部において前
記ボールの略公転角度(θ)だけ前記保持リングに対し
て相対回転可能に制限する為に、前記回転筒のV溝に穴
部(12b)を前記回転筒に形成し、且つ該穴部に係合す
る突出部(114b)を前記保持リングに形成して、前記回
転筒と前記保持リングとを一体的に回転するよう係合さ
せたことを特徴とする絞り駆動装置。
(作用) 請求項1の考案では、保持リングと回転筒とをボールの
略公転角度だけ相対回転可能にする構成を、保持リング
の切り欠き部をボールを保持する部分以外の位置に設け
ると共に該切り欠き部に回転筒のV溝からの突出部を係
合させる構成としたので、ボールとV溝からの突出部と
が接触することなく、回転筒がスムースに回転するよう
に出来た。
略公転角度だけ相対回転可能にする構成を、保持リング
の切り欠き部をボールを保持する部分以外の位置に設け
ると共に該切り欠き部に回転筒のV溝からの突出部を係
合させる構成としたので、ボールとV溝からの突出部と
が接触することなく、回転筒がスムースに回転するよう
に出来た。
また、請求項2の考案では、保持リングと回転筒とを一
体的に連結し、保持リングのボール保持部をボールの略
公転角度だけ範囲を設けたことにより、ボールがV溝の
穴に落ち込むことなく、回転筒がスムースに回動するよ
うに出来た。
体的に連結し、保持リングのボール保持部をボールの略
公転角度だけ範囲を設けたことにより、ボールがV溝の
穴に落ち込むことなく、回転筒がスムースに回動するよ
うに出来た。
(実施例) 第1図及び第2図は、本考案の第1実施例であり、第5
図〜第7図と同様な構成には同一な符号を付して説明を
省略する。第1図は第2図のYY矢視の絞り駆動装置の断
面図であり、第2図は該絞り駆動装置の一部正面図であ
る。
図〜第7図と同様な構成には同一な符号を付して説明を
省略する。第1図は第2図のYY矢視の絞り駆動装置の断
面図であり、第2図は該絞り駆動装置の一部正面図であ
る。
円筒状の固定筒1の案内溝1bには、複数のボール3を保
持するリティナー14が設けられている。このリティナー
14は、第2図に示すように、複数のボール3を円周方向
に所定間隔で保持する半円状の保持部14aと、ボール3
のほぼ公転角度θの範囲を有する切り欠き部14bとが内
周側に形成されている。
持するリティナー14が設けられている。このリティナー
14は、第2図に示すように、複数のボール3を円周方向
に所定間隔で保持する半円状の保持部14aと、ボール3
のほぼ公転角度θの範囲を有する切り欠き部14bとが内
周側に形成されている。
回転筒2は、リティナー14と複数のボール3とからなる
ボールレースを介して、固定筒1に回転自在に設けられ
ている。また、回転筒2は、回転筒2の回転をレンズ鏡
筒の絞り機構に伝達すべく伝達ピン15(第5図の伝達ピ
ン5と同様な機能を有する)が内周側に植設されている
が、この伝達ピン15の先端部15bはV溝2a内に突出して
リティナー14の切り欠き部14b内に入り込み、この切り
欠き部14bの両端部において係合するように成ってい
る。その為に、リティナー14は、回転筒2に対して所定
角度θの範囲でのみ回転可能となる。
ボールレースを介して、固定筒1に回転自在に設けられ
ている。また、回転筒2は、回転筒2の回転をレンズ鏡
筒の絞り機構に伝達すべく伝達ピン15(第5図の伝達ピ
ン5と同様な機能を有する)が内周側に植設されている
が、この伝達ピン15の先端部15bはV溝2a内に突出して
リティナー14の切り欠き部14b内に入り込み、この切り
欠き部14bの両端部において係合するように成ってい
る。その為に、リティナー14は、回転筒2に対して所定
角度θの範囲でのみ回転可能となる。
従って、回転筒2に植設された伝達ピン15の先端部15b
がリティナー14の切り欠き部14bに入り込んでいるの
で、回転筒2が回転しても伝達ピン15とボール3とはい
かなる時にも接触することはない。また、リティナー14
の切り欠き部14bは所定角度θの範囲で形成されている
ので、ボール3の公転を妨げることなくスムースな作動
を行うことができる。また、伝達ピン15の先端部15bと
リティナー14の切り欠き部14aの両端部とが、作動中に
当接してもリティナー14の両端部の端面が略回転中心方
向に沿って形成されているので、リティナー14の作動に
悪影響を及ぼすことはない。
がリティナー14の切り欠き部14bに入り込んでいるの
で、回転筒2が回転しても伝達ピン15とボール3とはい
かなる時にも接触することはない。また、リティナー14
の切り欠き部14bは所定角度θの範囲で形成されている
ので、ボール3の公転を妨げることなくスムースな作動
を行うことができる。また、伝達ピン15の先端部15bと
リティナー14の切り欠き部14aの両端部とが、作動中に
当接してもリティナー14の両端部の端面が略回転中心方
向に沿って形成されているので、リティナー14の作動に
悪影響を及ぼすことはない。
第3図及び第4図は、本考案の第2実施例であり、第5
図〜第7図と同様な構成には同一な符号を付して説明を
省略する。第3図は第4図のZZ矢視の絞り駆動装置の断
面図であり、第4図は該絞り駆動装置の一部正面図であ
る。
図〜第7図と同様な構成には同一な符号を付して説明を
省略する。第3図は第4図のZZ矢視の絞り駆動装置の断
面図であり、第4図は該絞り駆動装置の一部正面図であ
る。
回転筒12に設けられた伝達ピン5のねじ穴12bには、リ
ティナー114の一部に設けられた内周側に突出した突起
部114bが嵌まり込んでいる。そして、固定筒12とリティ
ナー114とが一体的に回転するように成っている。
ティナー114の一部に設けられた内周側に突出した突起
部114bが嵌まり込んでいる。そして、固定筒12とリティ
ナー114とが一体的に回転するように成っている。
リティナー114には、内周側に所定間隔毎にボール3の
公転角度より大きい範囲θ′で切り欠かれた切り欠き部
114aが形成され、該切り欠き部114aに複数のボール3が
それぞれ所定間隔毎に配置されている。従って、リティ
ナー114が回転した際に、ボール3は切り欠き部114a内
において移動量αだけボール3″の如く移動できる。こ
の切り欠き部114aの両端部の端面は、回転中心方向に沿
って形成され、且つ両端部の底部114cがボール3の中心
より内径側に位置していると共に端面が略回転中心方向
に沿って形成されているので、ボール3がボール3″へ
移動したとしても切り欠き部114aの両端部がボール3に
乗り上げることはなく、良好な作動を行うことができ
る。
公転角度より大きい範囲θ′で切り欠かれた切り欠き部
114aが形成され、該切り欠き部114aに複数のボール3が
それぞれ所定間隔毎に配置されている。従って、リティ
ナー114が回転した際に、ボール3は切り欠き部114a内
において移動量αだけボール3″の如く移動できる。こ
の切り欠き部114aの両端部の端面は、回転中心方向に沿
って形成され、且つ両端部の底部114cがボール3の中心
より内径側に位置していると共に端面が略回転中心方向
に沿って形成されているので、ボール3がボール3″へ
移動したとしても切り欠き部114aの両端部がボール3に
乗り上げることはなく、良好な作動を行うことができ
る。
従って、回転筒12が回転してもねじ穴12bには、リティ
ナー114の突起部114bが嵌まり込んでいるので、回転筒1
2が作動しても絶対にボール3がねじ穴12bに落ち込むこ
とはない。また、リティナー114には所定角度θ′を有
する切り欠き部114bにボール3が保持されているので、
ボール3の公転を妨げることはなく、回転筒12はスムー
スな作動を行うことができる。
ナー114の突起部114bが嵌まり込んでいるので、回転筒1
2が作動しても絶対にボール3がねじ穴12bに落ち込むこ
とはない。また、リティナー114には所定角度θ′を有
する切り欠き部114bにボール3が保持されているので、
ボール3の公転を妨げることはなく、回転筒12はスムー
スな作動を行うことができる。
(考案の効果) 以上のように請求項1の考案では、保持リングと回転筒
とをボールの略公転角度だけ相対回転可能にする構成
を、保持リングの制限部をボールを保持する部分以外の
位置に設けると共に該制限部に回転筒のV溝からの突出
部を係合させる構成としたので、ボールとV溝からの突
出部とがかじることなく、回転筒がスムースに回動する
ように出来た。
とをボールの略公転角度だけ相対回転可能にする構成
を、保持リングの制限部をボールを保持する部分以外の
位置に設けると共に該制限部に回転筒のV溝からの突出
部を係合させる構成としたので、ボールとV溝からの突
出部とがかじることなく、回転筒がスムースに回動する
ように出来た。
また、請求項2の考案では、保持リングと回転筒とを一
体的に連結し、保持リングのボール保持部をボールの略
公転角度だけ範囲を設けたことにより、ボールと保持リ
ングとがせることなく、回転筒がスムースに回動するよ
うに出来た。
体的に連結し、保持リングのボール保持部をボールの略
公転角度だけ範囲を設けたことにより、ボールと保持リ
ングとがせることなく、回転筒がスムースに回動するよ
うに出来た。
第1図及び第2図は、本考案の第1実施例であり、第1
図は第2図のYY矢視の絞り駆動装置の断面図であり、第
2図は該絞り駆動装置の一部正面図である。 第3図及び第4図は、本考案の第2実施例であり、第3
図は第4図のZZ矢視の絞り駆動装置の断面図であり、第
4図は該絞り駆動装置の一部正面図である。 第5図〜第7図は、従来の絞り駆動装置であり、第5図
は絞り駆動装置の第6図のXX矢視断面図であり、第6図
は絞り駆動装置の一部正面図であり、第7図は第5図と
は別の絞り駆動装置の断面図である。 (主要部分の符号の説明) 1……固定筒、2;12……回転筒、3……ボール、4;14;1
14……リティナー(保持リング)、5;15……伝達ピン
図は第2図のYY矢視の絞り駆動装置の断面図であり、第
2図は該絞り駆動装置の一部正面図である。 第3図及び第4図は、本考案の第2実施例であり、第3
図は第4図のZZ矢視の絞り駆動装置の断面図であり、第
4図は該絞り駆動装置の一部正面図である。 第5図〜第7図は、従来の絞り駆動装置であり、第5図
は絞り駆動装置の第6図のXX矢視断面図であり、第6図
は絞り駆動装置の一部正面図であり、第7図は第5図と
は別の絞り駆動装置の断面図である。 (主要部分の符号の説明) 1……固定筒、2;12……回転筒、3……ボール、4;14;1
14……リティナー(保持リング)、5;15……伝達ピン
Claims (2)
- 【請求項1】交換レンズ及びその付属品等における絞り
機構を駆動する絞り駆動装置において、 内周側にV溝を有する固定筒と、 該固定筒の内周面側に回転可能に設けられ、外周面側に
V溝を有する回転筒と、 前記固定筒のV溝と前記回転筒のV溝との間に円周上に
配置された複数個のボールと、 前記固定筒と前記回転筒との間に、前記固定筒に案内さ
れて回転自在に配置され、前記複数個のボールを円周上
に所定間隔をおいて保持する保持リングとを具備し、 前記回転筒のV溝の一部に突出部を設けると共に、前記
保持リングの前記ボールの保持されていない部分の周方
向に前記回転筒が前記固定筒に対して所定角度回転した
ときに前記ボールが前記固定筒に対して自転しながら公
転する際の略公転角度の切り欠き部を設け、前記突出部
と前記保持リングの前記切り欠き部を係合させることに
よって前記突出部に対する前記ボールの角度位置関係を
制限することを特徴とする絞り駆動装置。 - 【請求項2】交換レンズ及びその付属品等における絞り
機構を駆動する絞り駆動装置において、 内周側にV溝を有する固定筒と、 前記固定筒の内周面側に回転可能に設けられ、外周面側
にV溝を有する回転筒と、 前記固定筒のV溝と前記回転筒のV溝との間に円周上に
配置された複数個のボールと、 前記固定筒と前記回転筒との間に、前記固定筒に案内さ
れて回転自在に配置され、前記複数個のボールを円周上
に所定間隔をおいて且つ所定角度移動可能に保持する切
り欠き部を有する保持リングとを具備し、 前記ボールを、前記保持リングの切り欠き部において前
記ボールの略公転角度だけ前記保持リングに対して相対
回転可能に制限する為に、前記回転筒のV溝に穴部を前
記回転筒に形成し、且つ該穴部に係合する突出部を前記
保持リングに形成して、前記回転筒と前記保持リングと
を一体的に回転するよう係合させたことを特徴とする絞
り駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988036055U JPH0745067Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 紋り駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988036055U JPH0745067Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 紋り駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01140521U JPH01140521U (ja) | 1989-09-26 |
JPH0745067Y2 true JPH0745067Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31262673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988036055U Expired - Lifetime JPH0745067Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 紋り駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745067Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5960607U (ja) * | 1982-10-16 | 1984-04-20 | 株式会社三協精機製作所 | レンズ鏡筒のボ−ルネジ機構 |
JPS6296625U (ja) * | 1985-12-09 | 1987-06-19 |
-
1988
- 1988-03-18 JP JP1988036055U patent/JPH0745067Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01140521U (ja) | 1989-09-26 |
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