JPH0743023U - 作業機の連結部の構造 - Google Patents
作業機の連結部の構造Info
- Publication number
- JPH0743023U JPH0743023U JP7596693U JP7596693U JPH0743023U JP H0743023 U JPH0743023 U JP H0743023U JP 7596693 U JP7596693 U JP 7596693U JP 7596693 U JP7596693 U JP 7596693U JP H0743023 U JPH0743023 U JP H0743023U
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- movable bracket
- leaf spring
- leaf springs
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業機連結部のリーフスプリングの塑性変形
や疲労を防止する。 【構成】 機体1側に取り付けられる固定ブラケット1
3と作業機連結用のトップリンク12に連結されて揺動
する可動ブラケット16との間に、2枚以上の板ばねか
らなるリーフスプリング31,32を重ねて設け、その
重なり合った部分で可動ブラケット16側のドラフト力
を受け止める構造とした。
や疲労を防止する。 【構成】 機体1側に取り付けられる固定ブラケット1
3と作業機連結用のトップリンク12に連結されて揺動
する可動ブラケット16との間に、2枚以上の板ばねか
らなるリーフスプリング31,32を重ねて設け、その
重なり合った部分で可動ブラケット16側のドラフト力
を受け止める構造とした。
Description
【0001】
この考案はトラクター等の走行機体に作業機を連結するための連結部の構造に 関する。
【0002】
一般に、この種移動農機の走行機体に三点リンク機構を介してプラウ等の索引 作業機を連結して索引作業を行う場合、作業機に加わる索引負荷によってロアリ ンク側の支点を中心にして作業機の前端上部を前方方向に回動しようとする反力 が生じ、このためトップリンクにも走行機体側連結部を前方に突く方向の負荷が 加わる。このため、トップリンクが連結された可動ブラケットは、機体側に支持 された所定の弾圧力を有する板ばねからなるリーフスプリングを介してトップリ ンク側からの負荷を受け止めるように構成された機構が広く知られている。(実 公昭63−35521号参照)
【0003】
しかし上記の装置では、可動ブラケットを介して作業機側からの強力なドラフ ト力が作用し、あるいは繰り返し作用すると、リーフスプリングが塑性変形し又 は破損する等の問題点があり、リーフスプリングの弾力によね作業機の正常姿勢 への復帰が行われない等の欠点があった。
【0004】
上記ような問題点を解決するための本考案の連結部構造は、作業機連結用のリ ンク12を連結する可動ブラケット16を走行機体1側の固定ブラケット13に 取り付け、可動ブラケット16を介した作業機側からの負荷を弾力的に受け止め る板ばねからなるリーフスプリングを上記両ブラケット13,16間に介設した ものにおいて、上記リーフスプリングを前記可動ブラケット16からの負荷を受 けた際に多重的に作用する複数枚のスプリング31,32を対向させて構成した ことを特徴としている。
【0005】
作業機側からのドラフト力は可動ブラケット16の揺動作動により、リーフス プリング31,32を介して固定ブラケット13側に弾力的に受け止められるが 、リーフスプリング31,32が複数枚対向させて重ね合わされ、各別に弾力作 用するように構成されているので、ドラフト力はそれぞれのスプリング31,3 2に分散されて吸収され、リーフスプリング31,32の塑性変形や疲労が防止 され、スプリング本来の作用も長期に持続する。
【0006】
図1はトラクターの機体1における後部ミッションケース2上に油圧ケース3 を設け、その後端に構成した作業機の連結部の機構を示し、油圧ケース3内には リフトシリンダ4と該リフトシリンダ4によってストロークするコネクションロ ッド6,該コネクションロッド6の先端にロッドピン10によって連結され、ア ーム軸7によって回動自在に軸支されたパワーアーム8とが設けられ、上記リフ トシリンダ4の下部にはリフトシリンダ4の油圧を制御するコントロールバルブ 9が設けられている。
【0007】 また上記油圧ケース3の両外側にはアーム軸7が突出し、該アーム軸7の両端 にはリフトシリンダ4によって揺動するリフトアーム11の基端部が嵌着されて いる。該リフトアーム11の先端と、作業機連結用ロアリンク(図示しない)と の間はマスト12で連結され、リフトシリンダ4の作動によりロアリンク後端を 揺動させ、作業機を昇降させる公知の昇降機構が構成されている。
【0008】 なお上記コネクションロッド6のリング状ボス5との接合部は、ロッド6の先 端が円錐台形に、ボス5には摺鉢状の凹部が互いに適合し合うように形成され、 両部を適合させて突き合わせた後に外周を溶着固定した構造となっており、両者 の接合部の受圧面積が広くなり、溶接部の圧縮応力、曲げ応力が減少する補強構 造をなしている。またコネクションロッド6のストロークエンドは、パワーアー ム8の下部後面が油圧ケース3の後壁3aの肉厚部に当接することによって形成 されている。
【0009】 ミッションケース2及び油圧ケース3の後端には、背面視長方形の固定ブラケ ット13が着脱自在に上下方向に取り付けられ、該固定ブラケット13の下端に 後向きに左右一対突設した突起14には、固定ブラケット13の背面側で前後に 揺動する可動ブラケット16の下端が軸17によって軸支されている。該可動ブ ラケット16左右2枚の平行な縦長の揺動プレート18と、その前端上部に左右 方向にゲート状をなして固着される押圧プレート19とから構成され、揺動プレ ート18にはトップリンク21の前端を上下選択的に連結するための連結孔22 が複数段設けられている。
【0010】 そして上記押圧プレート19の前面上下位置には2本の棒状部材よりなる押圧 部材23a,23bが固着され、下部押圧部材23aは可動ブラケット16が前 傾揺動した時に後述するリーフスプリングに当接し、上部押圧部材23bは可動 ブラケット16の側端より突出していて、可動ブラケット16の前傾時にドラフ トリンク24に当接してこれを回動させる。
【0011】 即ちドラフトリンク24は、固定ブラケット13の背面側端にピン26によっ て回動自在に軸支されていて、可動ブラケット16がトップリンク21よりドラ フト力を受けて前傾揺動した時に回動し、この回動端とコントロールバルブ9の 駆動アーム27の揺動端との間はロッド又はワイヤ等の連動手段28で連結して いるため、上記ドラフトリンク24の回動により、リフトシリンダ4が作業機を 上昇させて走行抵抗を低下させるように作用する。
【0012】 そして固定ブラケット13の背面側の中央上下端には、ばね定数の異なる2枚 の板ばね31,32が、互いに先端のカール部分31a,32aが逆方向に反り 合った状態で重なるように上下方向から対向して取り付けられ、リーフスプリン グを構成している。33はボス34を介して下部板ばね32を取り付けるボルト で、上部板ばね31はボルト36によって取り付けられている。
【0013】 上記構成では、可動ブラケット16が前傾揺動した時に、リーフスプリング3 1,32の重なり合った先端のカール部分31a,32aに下部押圧部材23a が当接するようになっており、この時ばね定数の低い方が先に弾性変形し、続い てばね定数の高い方のスプリングが後に変形するが、いずれにしても両スプリン グは多重的に変形する。そしてリーフスプリング31,32の復元力によりプラ ウ等の作業機側は再度元の通常の負荷を受ける姿勢に復元する。
【0014】 なお上記実施例では可動ブラケット16の揺動により油圧コントロールバルブ 9を制御する例を示したが、本例の連結部構造は、油圧制御に連動しないものに も応用できるものである。
【0015】 図2,図3は作業機連結部の異なる構造例を示し、図2の例では平面視でチャ ンネル状をなすように固定ブラケット13の背面の左右両端に縦方向の側板41 ,41を固設したもので、側板41,41の内側において2列のボルト42で油 圧ケース3の背面に取り付けられ、固定ブラケット13の下端には油圧ケース3 の後端底面を下側より覆うL字形のリブ43と、油圧ケース3の後端両側を覆う 左右端の三角形の補強リブ44とを一体的に備えて、固定ブラケット13の剛性 を高める補強が図られている。この例は可動ブラケットを用いない構造である。
【0016】 また油圧ケース3の肉厚の後壁3aには、コネクションロッド6のボス5の後 端が当接する規制ピン46が嵌合され、該規制ピン46は後端が固定ブラケット 13の正面側に当接する機構となっており、油圧ケース3の後壁3aの高負荷に よる損傷を防止している。
【0017】 さらに固定ブラケット13の前面には左右方向のコッター状の段部13aが上 下2本突設され、油圧ケース3の後壁3aの取付面には、上記段部13aを嵌合 する凹溝47が形成され、両者が互いに嵌合し合って固定ブラケット13が取り 付けられる。上記段部13aは前記規制ピン46によって加わる荷重に対して固 定ブラケット13がたわむのを防止する剛性を与えるもので、固定ブラケット1 3のたわみによるボルト42への集中荷重と、ボルトの緩みを防止するものであ る。
【0018】 図3は図2に示す規制ピン46を左右2本とし、その後端に円板状のプレート 48が付設されたものが油圧ケース後壁3aに嵌合され、上記左右の規制ピン4 6,46にコネクションロッド6の先端が当接し、該当接力はプレート48の背 面に分散されて固定ブラケット13の前面に作用するものである。この機構によ り固定ブラケット13への集中荷重が低減され、薄肉化が図れるとともに、ボル トの緩みも防止できる。
【0019】
以上のように構成される本考案の連結部構造によれば、可動ブラケットを介し て強力なドラフト力が作用しても、リーフスプリングの弾性変形が少なくとも最 終的には複数枚の板ばねに分散して除々に生じるので、衝撃的な負荷が吸収され 、板ばねの塑性変形や破損を生じないだけでなく、リーフスプリングの弾力によ る作業機の正常姿勢への復元も確実に行われる利点がある。 またドラフト力の反復的な作用によるリーフスプリングの変形や疲労等の問題 も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作業機連結部の構造を示す側断面図で
ある。
ある。
【図2】作業機連結部の他の例を示す側断面図である。
【図3】同じく作業機連結部の他の例を示す要部平断面
図である。
図である。
1 機体 12 リンク 13 固定ブラケット 16 可動ブラケット 31,32 リーフスプリング(板ばね)
Claims (1)
- 【請求項1】 作業機連結用のリンク(12)を連結す
る可動ブラケット(16)を走行機体(1)側の固定ブ
ラケット(13)に取り付け、可動ブラケット(16)
を介した作業機側からの負荷を弾力的に受け止める板ば
ねからなるリーフスプリングを上記両ブラケット(1
3),(16)間に介設したものにおいて、上記リーフ
スプリングを前記可動ブラケット(16)からの負荷を
受けた際に多重的に作用する複数枚のスプリング(3
1),(32)を対向させて構成した作業機の連結部の
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7596693U JPH0743023U (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | 作業機の連結部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7596693U JPH0743023U (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | 作業機の連結部の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0743023U true JPH0743023U (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=13591482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7596693U Pending JPH0743023U (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | 作業機の連結部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0743023U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170058168A (ko) * | 2015-11-18 | 2017-05-26 | 대동공업주식회사 | 트랙터의 견인 제어 장치 및 이를 포함하는 트랙터 |
-
1993
- 1993-12-31 JP JP7596693U patent/JPH0743023U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170058168A (ko) * | 2015-11-18 | 2017-05-26 | 대동공업주식회사 | 트랙터의 견인 제어 장치 및 이를 포함하는 트랙터 |
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