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JPH0741756B2 - 手型、足型等の製作方法 - Google Patents

手型、足型等の製作方法

Info

Publication number
JPH0741756B2
JPH0741756B2 JP2168841A JP16884190A JPH0741756B2 JP H0741756 B2 JPH0741756 B2 JP H0741756B2 JP 2168841 A JP2168841 A JP 2168841A JP 16884190 A JP16884190 A JP 16884190A JP H0741756 B2 JPH0741756 B2 JP H0741756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
hand
foot
resin
concave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2168841A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0462199A (ja
Inventor
信一 吉野
豊博 田邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanaka Industry Co Ltd
Original Assignee
Yamanaka Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanaka Industry Co Ltd filed Critical Yamanaka Industry Co Ltd
Priority to JP2168841A priority Critical patent/JPH0741756B2/ja
Publication of JPH0462199A publication Critical patent/JPH0462199A/ja
Publication of JPH0741756B2 publication Critical patent/JPH0741756B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、誕生記念用等の手型、足型等を製作する方法
に関するものである。
(従来の技術) 従来この種の手型、足型等を製作する方法として特公昭
58−39643号が提案されている。
この技術は、枠内に粘土を詰め、これを平滑化して手型
等を採り、この上に別の枠を重ね、該枠内面に下塗り材
を塗布してこれに樹脂材等の本流し材を充填し、固化し
た樹脂製の手型等を取り出し、爾後該手型等にメッキ処
理を施し、手型等のメダルを得る。
(発明が解決しよとする課題) 以上の従来技術は、先ず、単に粘土に手等を押し付けて
手型等の凹部を採取しているので深さのある手型等の凹
部が得られ難く、従って得られた手型等は厚みに乏し
く、即ち、立体感に乏しい。次に、樹脂製のものにメッ
キ処理を施しているので、表面の剥離等が発生する虞が
あり、耐久性の点で問題があり、又、重量感、質感の点
でも劣る。更に、上記した工程を経て製作するため家庭
で手型等を採取することが難しく、従ってコストの点で
不利であり、出生記念や入園、入学記念用として家庭で
容易に、安価に記念用手型等を得ることは難しい。
本発明は以上の従来技術の問題点を解消すべくなされた
もので、その目的とする処は、家庭に於いて簡単に、安
価に手型等得ることができ、得られた手型等は極めて高
精度であり、立体感、質感に優れ、又重量感を備え、且
つ耐久性にも優れ、真に記念用の手型等として有用であ
る手型、足型等の製作方法を得せしめるにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するための作業は、家庭で行う作業と
製作者側の行う作業とから成り、家庭での作業は、容器
に収納された二種類のシリコン樹脂の如き樹脂を均一と
なるように混ぜ合わせ、且つ内部の空気を抜気する工程
と、ロール材等で該混合樹脂塊を押圧してフラットとな
るように展張させ、手型、足型等の採取用樹脂ブロック
を得る工程と、該樹脂ブロックに手、足等を押し付けて
凹状の手型、足型等を採取する工程とから成り、製作者
側の作業は、該手型、足型等の凹部を形成した樹脂ブロ
ックの該凹部の周縁部に油性粘土等を貼着し、該凹部を
囲むように堤部を形成する工程と、該堤部を周囲に形成
した凹部に石膏を流し込み、硬化後手型、足型等の同大
の石膏型を得る工程と、該石膏型周に空間を開けて囲む
ように枠を設け、該枠内にシリコン樹脂等の樹脂を流し
込み、硬化後石膏型を取り出して手型、足型等を形成し
た凹型を得る工程と、該樹脂凹型に溶融金属を流し込
み、凝固後該凹型によって鋳造された金属の鋳物製手
型、足型等を取り出す工程とからなる手型、足型等の製
作方法である。又、家庭で採取した手型、足型等の樹脂
ブロックは、箱に収納して固定し製作者側に郵送等搬送
する様にしたことである。
(上記した手段による作用) 上記した手段によれば、箱等に収納して家庭に頒布し、
手型等を採取して再度箱に収納し、業者等に送って製作
することができ、又、凹部を設けて金属で手型等を製作
するので高精度のものが得られる。
(実施例) 次に本発明の一実施例を添付図面に従って詳述する。
図面は本発明に係る製作方法を工程順に示し、第1図は
箱に材料を収納した状態の斜視図、第2図は二種類の樹
脂を混ぜ合わせた状態の斜視図、第3図は樹脂塊を展張
する作業を示す説明図、第4図は手型採取の説明図、第
5図は手型凹部周に堤部を形成した斜視図、第6図は第
5図の6−6線断面図、第7図は上記した凹部に石膏を
流し込んだ状態の断面図、第8図は上記で得られた石膏
型を枠にセットした断面図、第9図はこれに樹脂を流し
込んだ状態の断面図、第10図は上記で得られた凹型の断
面図、第11図はこれに錫を流し込んで手型を鋳造する状
態を説明する断面図、第12図は得られた手型の断面図、
第13図は手型の斜視図である。
実施例は手型採取の例を示し、第1図は手型採取セット
1で、開閉自在な蓋2aを備える矩形の箱体2bからなる収
納箱2内に二種類の樹脂、例えばシリコン樹脂で、東レ
・ダウコーニングシリコン株式会社製SE9530A、SE9530B
(商品名)を互に混ざらないように収納し、各樹脂は夫
々塊4,5をなし、箱体2b内に収納されている。箱体2b内
には幅方向の一側寄りに長さ方向に区画板2cを嵌装し、
パイプ状のロール3を収納し、箱2、ロール3は腰の強
い紙で形成する。蓋2aの内面、即ち見開き面には手型の
製作(採取)手順を表示2dし、蓋2aを閉じて梱包してエ
ンドユーザー、即ち、記念手型、足型の製作を希望する
家庭に郵便等で送付し、家庭では受領したセット1の梱
包を開き、蓋2aを開いて製作手順を一読し、手型の採取
を行なう。
前記した箱体2bは奥側の枠2eを脱着自在としてこれを外
し、一方、樹脂4,5を取りだし、樹脂4,5を合せて均一に
混ざるように手で捏ねて第2図のように団子状にし、こ
の作業で内部の空気を充分に抜く。均一に混合させて得
られた樹脂塊6を抜気した状態で第2図のように箱体2b
の底板2f上に戻し、これを第2図に示し、次にかかる樹
脂塊6を前記したロール3で上から転動させつつ押圧
し、樹脂塊6を箱体2aの高さと略同一となるように表面
をフラットに成形する。これを第3図で示した。
以上で得られた樹脂ブロック7が硬化しない状態で(例
えば硬化迄20分)乳児等の手、或いは足を該ブロックD
の表面7aに押し付け、手、足に倣った手型等の凹部8を
成形する。かかる手型等の凹部8の成形は、手等をある
程度強く押し付け、手等の肉厚相当分の凹部を得るよう
にすることが好ましい。得られた凹部8を有する樹脂ブ
ロック7を第4図で示し、手型などの凹部8を採取後、
既述の枠2eで奥側を塞ぎ、蓋2aを閉じて梱包し、手型を
製作する業者、即ち販売者に郵送等する。
ところで、手型凹部等を採取した樹脂ブロックは、ブロ
ックの表面が箱体と同レベルであって、これに手型凹部
が凹設されているので、閉蓋状態で該蓋に凹部が干渉す
ることがなく、手型製作用凹部を傷めることがなく、且
つ箱体内に収納されているので確実に保持、保護され、
郵送等で傷めることなく業者等に送ることができる。
郵送されてきた手型採取セットの梱包を解き、手型製作
用凹部8を有する樹脂ブロック7を取りだし、該ブロッ
ク7の凹部上端周に該凹部8の全周を囲むように堤部9
を起設する。これを第5図で示し、かかる堤部9は油性
粘土等で形成するものとし、これにより第6図で明らか
なように凹部8の深さを大きくする。
このように堤部9を設けて深さを大きくした凹部8内に
石膏10を流し込み、これを第7図で示し、これの硬化後
手型の母型である石膏型を得る。得られた石膏母型11を
第8図の如く枠12の底12aに臨ませ、該母型11は周囲を
離間して周枠12bで囲まれる。この枠12内に樹脂13、例
えば、東レ・ダウコーニングシリコン株式会社製RTVシ
リコンゴムを流し込み、これを第9図で示した。
上記した樹脂13が完全に硬化した後、硬化した樹脂型14
を枠12から取りだし、前記母型11を除去し、第10図の如
き樹脂型14を得る。樹脂型14は手型製品を後に形成する
凹状キャビテイ15を上向きとし、実施例では治具16でキ
ャビテイ15の略中心部上に長ビス17を垂直に支持せしめ
た。
以上の樹脂型14のキャビテイ15に溶融した錫18を流し込
み、これを第11図で示した。溶融金属としては低融点金
属を用い、実施例では錫、或いは錫合金を用いたが、他
の低融点金属を用いてもよい。錫の流し込み後、所定時
間が経過した後、錫は冷却凝固し、キャビテイ15から凝
固した製品である錫の鋳物である手型19を取りだす。か
かる取りだしに際し、予め前記したビス17を螺回動させ
て取外し、これにより裏面にネジ孔20を有する第12図、
第13図の如き錫鋳物製手型18が得られる。
得られた手型は錫の鋳物で、キャビテイを形成する母型
が前記したように堤部により充分の深さがあって、キャ
ビテイを必要、且つ充分の深さに形成でき、従って高精
度の、肉厚で立体感溢れた手型を得ることができる。
以上で得られた手型は、金属製なのでその侭メッキ処理
等の表面処理を施すことなく金属面の侭台上に飾った
り、或いは額等に前記したビス孔を利用して取り付けて
飾ったりすることができる。
以上実施例は、手型を製作する例として説明したが、足
型も同様の手順で製作でき、又、手型、足型の他、釣果
記念として往々製作される魚拓等も同様の手順で製作で
きる。従って、手型、足型の製作に、本発明の実施対象
は限定されるものではない。
(発明の効果) 以上で明らかなように本発明によれば、 家庭等に手型等の型採取セッットを郵送等し、家庭で簡
単な作業で手型等を採取することができ、採取した手型
等はこれを傷めることなく、安全、確実に郵送等するこ
とができ、後は業者等により金属製の記念手型等を得る
ことができ、記念の手型、足型等を、従来の如く特別な
注文や、製作過程を経ることなく、家庭に型取りセット
を頒布し、回収するという、簡単な作業で行なえ、家庭
の特別な作業や、業者の元迄出掛けていって製作する等
の負担を要することなく簡単に得ることができ、又これ
によりコストの点でも安価に提供することができる。
次に、採取した手型等の採取用凹部は、周囲に堤部を設
けるので、凹部の深さが充分に採れ、これにより石膏母
型を得るので、キャビテイを通して得られた手型は高精
度、且つ肉厚で立体感溢れたものとなり、又、錫等の金
属の鋳造で金属鋳物の手型、足型を得るので、樹脂にメ
ッキ処理した従来品では想像できなかった重量感溢れる
優れた記念用の手型、足型をえることができ、金属表面
をその侭利用して後処理を必要とすることなく品質に優
れたものが得られ、更にメッキ処理をすることなく得ら
れるので工程上も有利であってコストの点でも安価に提
供でき、記念用手型、足型等の一般化、普及に資する処
極めて大である等多大の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、製作方法を工程順に示
したもので、第1図は箱に材料を収納した状態の斜視
図、第2図は二種類の樹脂を混ぜ合わせた状態の斜視
図、第3図は樹脂塊を展張する作業を示す説明図、第4
図は手型採取の説明図、第5図は手型凹部周に堤部を形
成した斜視図、第6図は第5図の6−6線断面図、第7
図は上記した凹部に石膏を流し込んだ状態の断面図、第
8図は上記で得られた石膏型を枠にセットした断面図、
第9図はこれに樹脂を流し込んだ状態の断面図、第10図
は上記で得られた凹型の断面図、第11図はこれに錫を流
し込んで手型を鋳造する状態を説明する断面図、第12図
は得られた手型の断面図、第13図は手型の斜視図であ
る。 尚図面中1は箱、3はロール、4,5は二種類の樹脂、6
は樹脂塊、7は樹脂ブロック、8は凹部、9は堤部、10
は石膏、13は樹脂、14は樹脂凹型、18は錫、19は得られ
た手型である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家庭で行う作業と製作者側の行う作業とか
    ら成り、 家庭での作業は、容器に収納された二種類のシリコン樹
    脂の如き樹脂を均一となるように混ぜ合わせ、且つ内部
    の空気を抜気する工程と、 ロール材等で該混合樹脂塊を押圧してフラットとなるよ
    うに展張させ、手型、足型等の採取用樹脂ブロックを得
    る工程と、 該樹脂ブロックに手、足等を押し付けて凹状の手型、足
    型等を採取する工程とから成り、 製作者側の作業は、該手型、足型等の凹部を形成した樹
    脂ブロックの該凹部の周縁部に油性粘土等を貼着し、該
    凹部を囲むように堤部を形成する工程と、 該堤部を周囲に形成した凹部に石膏を流し込み、硬化後
    手型、足型等と同大の石膏型を得る工程と、 該石膏型周に空間を開けて囲むように枠を設け、該枠内
    にシリコン樹脂等の樹脂を流し込み、硬化後石膏型を取
    り出して手型、足型等を形成した凹型を得る工程と、 該樹脂凹型に溶融金属を流し込み、凝固後該凹型によっ
    て鋳造された金属の鋳物製手型、足型等を取り出す工程
    と、 からなることを特徴とする手型、足型等の製作方法。
  2. 【請求項2】前記家庭で採取した手型、足型等の樹脂ブ
    ロックは、箱に収納して固定し製作者側に郵送等搬送す
    ることを特徴とする請求項1の手型、足型等の製作方
    法。
JP2168841A 1990-06-27 1990-06-27 手型、足型等の製作方法 Expired - Lifetime JPH0741756B2 (ja)

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JPH0462199A JPH0462199A (ja) 1992-02-27
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JPH0462199A (ja) 1992-02-27

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