JPH0741713A - スタンプ台用油性インキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルコール系溶剤、グリコール系溶剤を単独
または混合してなる溶剤、及び、染料からなるスタンプ
台用油性インキにおいて、トレハロース型二糖類の安息
香酸エステル、及び、ポリエチレンポリプロピレングリ
コールアルキルエーテル、及び、モノグリセリドからな
る添加剤を配合させてなるスタンプ台用油性インキ。 【効果】 特定の添加剤を配合することにより、耐光性
を憂慮せず染料を自由に選択でき、かつ、コート紙、ア
ート紙、上質紙等の吸収紙にニジミや裏抜けを生じない
ですみやかに吸収され、さらに、スタンプ台の蓋を開放
放置しても盤面が乾燥しない染料系のスタンプ台用油性
インキを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インキを吸収するコー
ト紙、アート紙、上質紙等（以下、「吸収紙」と総称す
る。）を被押印対象とする染料系のスタンプ台用油性イ
ンキに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のスタンプ台用インキは、着色材と
して顔料を用いたものと染料を用いたものに大別でき
る。前者は、顔料の性質上耐光性に優れているが、一般
に発色性が悪く、望ましい色彩のインキが製造しにくい
欠点がある。一方、後者は、発色性が良く、種々の色彩
のインキを製造できるが、一般に耐光性が劣り、インキ
の退色が顕著であった。これは、光の照射によって染料
が酸化・還元・重合等の化学反応を起こすためである。
そこで、紫外線吸収剤を配合させた染料系油性インキが
提唱されているが、１〜２日は効果があるもののそれ以
後は紫外線吸収剤を配合させなかったインキと同様に退
色してしまう欠点があった。また、耐光性を上げるた
め、金属錯塩型の染料、例えばクロム錯体染料などを用
いたインキも存在するが、染料の選択の幅を狭める結果
となっていた。また、他のインキの区分の方法として、
溶剤が水性のものと油性のものに大別できる。水性のも
のは、主に上質紙を被押印対象とし、インキが吸収乾燥
されることによって着色する。また、溶剤の特性から、
スタンプ台の盤面が乾燥しないという優れた性質を有し
ている。しかし、表面を酸化チタン等でコーティングし
たコート紙などに対しては、インキの吸収が極めて遅
く、手指を汚すばかりか他の書類を汚し、事実上使用不
可能であった。一方、油性のものは、更に揮発性有機溶
剤のものと不揮発性有機溶剤のものとに区分できる。揮
発性有機溶剤からなる油性インキは、押印後、すぐに溶
剤が揮発し、着色材を樹脂によって固着させるものなの
で、一見被押印対象を選ばないかに思われる。しかし、
コート紙、上質紙等に対しては、浸透力が過剰であり、
ニジミや裏抜けが顕著であって、とても使用には耐えら
れないものであった。更に、スタンプ台の蓋を開けたま
ま放置したり、スタンプ台の密閉が完全でない場合は、
短時間で盤面が乾燥してしまい、しばしば押印不可能と
なっていた。このような場合、使用者は溶剤を滴下し
て、染料や樹脂を再溶解して使用しなければならず、不
便きわまりなかった。不揮発性有機溶剤からなる油性イ
ンキは、粘度が高いのでニジミや裏抜けがほとんど無
く、また、盤面が乾燥しないという優れた性質を有する
が、表面を酸化チタン等でコーティングしたコート紙な
どでは、インキの吸収が極めて遅く、手指を汚すばかり
か他の書類を汚し、事実上使用不可能であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、耐光性を憂慮
せず染料を自由に選択でき、かつ、各種の吸収紙にニジ
ミや裏抜けを生じないですみやかに吸収され、さらに、
スタンプ台の蓋を開放放置しても短時間で盤面が乾燥し
ない油性インキが望まれていた。本願発明者は鋭意研究
の結果、特定の添加剤を用いることによって、前記欠点
を克服した染料系のスタンプ台用油性インキを見い出す
ことに成功した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】アルコール系溶剤、グリ
コール系溶剤を単独または混合してなる溶剤、及び、染
料からなるスタンプ台用油性インキにおいて、トレハロ
ース型二糖類の安息香酸エステル、及び、ポリエチレン
ポリプロピレングリコールアルキルエーテル、及び、モ
ノグリセリドからなる添加剤を配合させてなるスタンプ
台用油性インキ。

【０００５】

【作用】本発明インキは、揮発性溶剤、染料、特定の添
加剤を必須構成要件とする。本発明インキに用いられる
溶剤は、アルコール系、グリコール系から適宜選択され
る。アルコール系溶剤としては、エタノール、イソプロ
パノール、ノルマルプロパノール、イソブタノール、ノ
ルマルブタノール等の脂肪族低級アルコール、ベンジル
アルコール等の芳香族アルコールが挙げられる。グリコ
ール系溶剤としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコ
ール等のグリコール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、３−メトキシ−１−
ブタノール、エチレングリコールモノブチルエーテル、
３−メチル−３−メトキシ−１−ブタノール、エチレン
グリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレ
ングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテ
ルが挙げられる。本発明インキに使用する際は、得られ
るインキが適当な粘度となるように上記の溶剤を単独ま
たは二種以上混合して用いることができ、その配合比は
インキ組成中４０〜９０重量％、好ましくは４５〜８０
重量％である。

【０００６】本発明インキに用いられる染料としては、
上記の溶剤に可溶な公知の直接染料、酸性染料、塩基性
染料、分散染料、油溶性染料などを用いることができ
る。本発明インキに使用する際は、これらの染料を単独
または二種以上併用して用いることができ、その配合比
はインキ組成中１〜２０重量％、好ましくは２〜１５重
量％とするのがよい。金属錯塩型染料を用いた場合は耐
光性が更に向上する。また、本発明インキに顔料を混合
しても、本発明の効果を損なうものでなく、任意に混合
することができる。

【０００７】本発明インキに用いられる特定の添加剤
は、トレハロース型二糖類の安息香酸エステル、及
び、ポリエチレンポリプロピレングリコールアルキル
エーテル、及び、モノグリセリドからなる添加剤であ
る。以下、各成分を詳細に説明する。 トレハロース型二糖類の安息香酸エステルについて トレハロース型二糖類の安息香酸エステルとは、トレハ
ロース、ショ糖等のトレハロース型二糖類と安息香酸の
エステルを指す。ここで、二糖類は、８個の水酸基を有
するため、モノ及至オクタエステルを得ることができ、
本発明インキにおいてはいずれをも使用することができ
るが、水酸基が多く残存すると他の成分との親和力が低
下するので、ヘキサ及至オクタエステルが好ましく用い
られる。 ポリエチレンポリプロピレングリコールアルキルエー
テルについて ポリエチレンポリプロピレングリコールアルキルエーテ
ルとは、エタノール、ブタノール、イソブタノール、プ
ロパノール、イソプロパノール等の直鎖または側鎖の低
級アルコールに酸化プロピレンおよび酸化エチレンを付
加重合させたものを指す。本発明では、平均分子量が１
０００〜５０００の水溶性液状体のものが用いられる。 モノグリセリドについて 本発明に用いられるモノグリセリドは液状体のものであ
って、ベヘニン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸等の高
級飽和脂肪酸モノグリセリド、オレイン酸等の高級不飽
和脂肪酸モノグリセリド、ヒドロキシステアリン酸等の
高級飽和ヒドロキシ脂肪酸モノグリセリド、リシノール
酸等の高級不飽和ヒドロキシ脂肪酸モノグリセリド、ひ
まし油、あまに油等の油脂脂肪酸モノグリセリドが用い
られる。

【０００８】本発明に用いられる特定の添加剤は、上記
、、の物質を混合したものであって、インキ全量
に対して２０〜４０重量％、好ましくは２５〜３５重量
％用いられる。添加剤の各物質の配合比は、トレハロー
ス型二糖類の安息香酸エステルが１０〜２０％、ポリエ
チレンポリプロピレングリコールアルキルエーテルが２
５〜４０％、モノグリセリドが５０〜７５％である。

【０００９】上記物質を所定量混合して得られる添加剤
が何故、耐光性を付与し、ニジミや裏抜けを防止し、イ
ンキをすみやかに吸収させ、盤面を乾燥させないかは定
かでないが、以下のように推定される。 （１）押印すると、当該添加剤がインキ表面に薄い被膜
を形成し、紫外線等の高エネルギーの光を吸収または反
射することにより染料の化学変化を押さえると同時に、
染着した部分が直接空気に触れることを防ぐことにより
染料の酸化を防止ので、インキが退色しない。 （２）当該添加剤が適度な粘性を有すると共に溶剤と優
れた親和性を有するため、インキ表面に形成される薄い
被膜によって溶剤の拡散を防止し、ニジミや裏抜けが生
じない。 （３）当該添加剤が溶剤の揮発を妨げず、かつ、インキ
が紙面に吸収されるのを助長するので、短時間で紙面に
吸収乾燥される。 （４）通常、盤面表面に薄い被膜が形成されているの
で、インキの揮発を防止する。

【００１０】本発明は、吸収紙を対象とし、インキを吸
収しない金属、ガラス、ビニール、ビニールコートされ
た紙を対象外とするため、樹脂を必要としないが、フェ
ノール樹脂、ケトン樹脂、アクリル樹脂、ロジン樹脂、
ナイロン樹脂、セルロース系化合物等の油溶性樹脂を適
宜配合しても本発明の効果を妨げるものではない。ま
た、オレイン酸、アルキルエーテルリン酸エステル、ア
ルキルリン酸エステル等の染料溶解助剤、ポリオキシプ
ロピレングリコール、グリセリンポリオキシプロピレン
トリオール等の界面活性剤、ｐＨ調整剤、防腐防黴剤、
防錆剤を適宜配合することができる。

【００１１】

【実施例】以下に実施例により、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるも
のではない。尚、単に「部」とあるのは「重量部」を示
す。

【００１２】 （添加剤の配合例１） ショ糖の安息香酸オクタエステル １５部 ポリエチレンポリプロピレングリコールブチルエーテル ３０部 ひまし油脂肪酸モノグリセリド ５５部

【００１３】 （添加剤の配合例２） ショ糖の安息香酸オクタエステル １０部 ポリエチレンポリプロピレングリコールエチルエーテル ３５部 ヒドロキシステアリン酸モノグリセリド ５５部

【００１４】 （添加剤の配合例３） トレハロースの安息香酸オクタエステル １０部 ポリエチレンポリプロピレングリコールブチルエーテル ３０部 ステアリン酸モノグリセリド ６０部

【００１５】 （実施例１） エチレングリコールモノブチルエーテル ３０部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル ３０部 Ｃ．Ｉ．ソルベントブルー ２ ８部 配合例１の添加剤 ３０部 ポリオキシエチレンアルキルエーテルの リン酸エステル ２部 上記の成分を常温で攪拌し、粘度４２ｃｐｓ（２５℃）
の青色インキを得た。

【００１６】 （実施例２） エチレングリコールモノブチルエーテル ２０部 ジエチレングリコールモノブチルエーテル ２０部 ベンジルアルコール １０部 Ｃ．Ｉ．ソルベントブルー ２ ６部 Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー ３４ ６部 配合例１の添加剤 ３５部 オレイン酸 ３部 上記の成分を常温で攪拌し、粘度５３ｃｐｓ（２５℃）
の緑色インキを得た。

【００１７】 （実施例３） エチレングリコールモノブチルエーテル ３２部 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル ３０部 Ｃ．Ｉ．ソルベントレッド １８ ５部 配合例２の添加剤 ３０部 ケトン樹脂 ３部 上記の成分を常温で攪拌し、粘度４３ｃｐｓ（２５℃）
の赤色インキを得た。

【００１８】 （実施例４） エチレングリコールモノブチルエーテル ３０部 ジプロピレングリコールモノメチルエーテル ２０部 ベンジルアルコール １２部 Ｃ．Ｉ．ソルベントバイオレット ８ ５部 配合例３の添加剤 ３０部 ケトン樹脂 ２部 オレイン酸 １部 上記の成分を常温で攪拌し、粘度４２ｃｐｓ（２５℃）
の紫色インキを得た。

【００１９】（比較例１−）配合例１からショ糖の安
息香酸オクタエステルを除き、配合例１の粘度とほぼ同
一に調製した添加剤（比較配合例１−）を、配合例１
の代わりに実施例１に３０部配合し、青色インキを得
た。

【００２０】（比較例１−）配合例１からポリエチレ
ンポリプロピレングリコールブチルエーテルを除き、配
合例１の粘度とほぼ同一に調製した添加剤（比較配合例
１−）を、配合例１の代わりに実施例１に３０部配合
し、青色インキを得た。

【００２１】（比較例１−）配合例１からひまし油脂
肪酸モノグリセリドを除き、配合例１の粘度とほぼ同一
に調製した添加剤（比較配合例１−）を、配合例１の
代わりに実施例１に３０部配合し、青色インキを得た。

【００２２】（比較例２−）比較配合例１−を、配
合例１の代わりに実施例２に３５部配合し、緑色インキ
を得た。

【００２３】（比較例２−）比較配合例１−を、配
合例１の代わりに実施例２に３５部配合し、緑色インキ
を得た。

【００２４】（比較例２−）比較配合例１−を、配
合例１の代わりに実施例２に３５部配合し、緑色インキ
を得た。

【００２５】（比較例３−）配合例２からショ糖の安
息香酸オクタエステルを除き、配合例２の粘度とほぼ同
一に調製した添加剤（比較配合例２−）を、配合例２
の代わりに実施例３に３０部配合し、赤色インキを得
た。

【００２６】（比較例３−）配合例２からポリエチレ
ンポリプロピレングリコールエチルエーテルを除き、配
合例２の粘度とほぼ同一に調製した添加剤（比較配合例
２−）を、配合例２の代わりに実施例３に３０部配合
し、赤色インキを得た。

【００２７】（比較例３−）配合例２からヒドロキシ
ステアリン酸モノグリセリドを除き、配合例２の粘度と
ほぼ同一に調製した添加剤（比較配合例２−）を、配
合例２の代わりに実施例３に３０部配合し、赤色インキ
を得た。

【００２８】（比較例４−）配合例３からトレハロー
スの安息香酸オクタエステルを除き、配合例３の粘度と
ほぼ同一に調製した添加剤（比較配合例３−）を、配
合例３の代わりに実施例４に３０部配合し、紫色インキ
を得た。

【００２９】（比較例４−）配合例３からポリエチレ
ンポリプロピレングリコールブチルエーテルを除き、配
合例３の粘度とほぼ同一に調製した添加剤（比較配合例
３−）を、配合例３の代わりに実施例４に３０部配合
し、紫色インキを得た。

【００３０】（比較例４−）配合例３からステアリン
酸モノグリセリドを除き、配合例３の粘度とほぼ同一に
調製した添加剤（比較配合例３−）を、配合例３の代
わりに実施例４に３０部配合し、紫色インキを得た。

【００３１】各実施例、及び、各比較例のインキをスタ
ンプ台に含浸させ、市販のゴム印をもってコート紙、ア
ート紙、上質紙にそれぞれに押印した。次に、これらの
印影の状態、フェード・メーターで１０時間照射した後
の状態を観察した。また、スタンプ台の蓋を開放放置し
た状態において、盤面が押印不可能となるまでの時間を
計った。その結果を以下に示す。

【００３２】

【表１】

【００３３】

【表２】

【００３４】（試験方法及び評価基準） ※被押印対象物…コート紙、アート紙、上質紙 ニジミ試験…印影を目視により観察した。 ◎…ほとんど無し △…若干有り ×…かなり有り 裏抜け試験…印影を目視により観察した。 ◎…ほとんど無し △…若干有り ×…かなり有り セット時間…押印後、上質紙を重ねて１ｋｇ／ｃｍ2
の力を加え、転写しなくなるまでの時間を計測した。 耐光性試験…フェード．メーター１０時間照射後、変
退色用グレースケール（ＪＩＳ Ｌ ０８０４）を用い
て観察した。 ５号（変退色小）〜１号（変退色大）の間で比較した。 盤面乾燥時間…スタンプ台の蓋を開放放置した状態に
おいて、盤面が押印不可能となるまでの時間を計測し
た。

【００３５】（表１、表２）の結果より、本発明のイン
キはフェード・メーターで照射後も、高い耐光性を示し
た。また、押印後の印影のニジミ及び裏抜け、及び、セ
ット時間は、本発明はニジミ及び裏抜けがなく、セット
時間も安定した値が得られたが、比較例はニジミ及び裏
抜けを生じ、セット時間は遅いものとなった。更に、ス
タンプ台の蓋を開放放置した状態における盤面の押印不
可能となるまでの時間は、本発明のインキは優れた特性
を示したが、比較例は通常消費者が使用するには不都合
が生じる程の時間で乾燥してしまった。さてここで、本
発明の添加剤の代わりに、その中のひとつの物質のみを
多量に加えたインキを製造したときは、本発明の効果の
中のひとつは満足することができるかもしれないが、他
の効果を満足することができないであろうと思われる。
例えば、モノグリセリドのみを多量に加えたインキは、
盤面の乾燥を生じさせないが、インキのセット時間が著
しく遅延し、なおかつ耐光性が著しく劣る。従って、本
発明の目的を同時にすべて満足するためには、前述した
物質を配合した特定の添加剤を用いることが必須要件と
なる。

【００３６】

【効果】以上の通り本発明は、特定の添加剤を配合する
ことにより、耐光性を憂慮せず染料を自由に選択でき、
かつ、コート紙、アート紙、上質紙等の吸収紙にニジミ
や裏抜けを生じないですみやかに吸収され、さらに、ス
タンプ台の蓋を開放放置しても盤面が乾燥しない染料系
のスタンプ台用油性インキを得ることができる

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】アルコール系溶剤、グリコール系溶剤を単
   独または混合してなる溶剤、及び、染料からなるスタン
   プ台用油性インキにおいて、トレハロース型二糖類の安
   息香酸エステル、及び、ポリエチレンポリプロピレング
   リコールアルキルエーテル、及び、モノグリセリドから
   なる添加剤を配合させてなるスタンプ台用油性インキ。