JPH0740786Y2 - 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル - Google Patents
湯水混合水栓の温度調整用ハンドルInfo
- Publication number
- JPH0740786Y2 JPH0740786Y2 JP1989055586U JP5558689U JPH0740786Y2 JP H0740786 Y2 JPH0740786 Y2 JP H0740786Y2 JP 1989055586 U JP1989055586 U JP 1989055586U JP 5558689 U JP5558689 U JP 5558689U JP H0740786 Y2 JPH0740786 Y2 JP H0740786Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- stopper
- hot
- faucet
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims description 34
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 6
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 12
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000000344 soap Substances 0.000 description 1
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴室,洗面,流し台等に設けられる湯水混合
水栓の温度調整用ハンドルに関する。
水栓の温度調整用ハンドルに関する。
湯水混合水栓において湯温を調整する温度調整用ハンド
ルの不用意な高温側への回転を規制し、異常高温の出湯
が起きないようにした技術が例えば実公昭61−26696号
等により公知である。
ルの不用意な高温側への回転を規制し、異常高温の出湯
が起きないようにした技術が例えば実公昭61−26696号
等により公知である。
この従来技術を第7図に基づいて説明する。水栓本体10
1から突出した回転軸(図示せず)に略円柱状のハンド
ル本体102が固着されていて、該ハンドル本体102を握持
して回転軸を旋回することにより湯と水との混合比率が
調節できる。
1から突出した回転軸(図示せず)に略円柱状のハンド
ル本体102が固着されていて、該ハンドル本体102を握持
して回転軸を旋回することにより湯と水との混合比率が
調節できる。
水栓本体101には、前記回転軸を中心とした環状のスト
ツパーリング103が固設されている。このストツパーリ
ング103は、第7図中上半円弧部が下半円弧部より低く
なっていて、その境界部分に停止段部104が形成され
る。
ツパーリング103が固設されている。このストツパーリ
ング103は、第7図中上半円弧部が下半円弧部より低く
なっていて、その境界部分に停止段部104が形成され
る。
一方、ハンドル本体102には、バネ付勢によりハンドル
本体102の外部に突出していて押圧操作により出没自在
な押釦105が設けられている。この押釦105には、ハンド
ル本体102内に臨む内方端にストツパー106が一体に固着
されている。
本体102の外部に突出していて押圧操作により出没自在
な押釦105が設けられている。この押釦105には、ハンド
ル本体102内に臨む内方端にストツパー106が一体に固着
されている。
そして、押釦105を押圧しないでハンドル本体102を旋回
させると、ストツパーリング103の停止段部104にストツ
パー106が当接してハンドル本体102の高温域への過回動
を規制すると共に、押釦105を押圧することによりスト
ツパー106がストツパーリング103より中側へ入ってハン
ドル本体102を高温域へ旋回させ得るようにしたもので
ある。
させると、ストツパーリング103の停止段部104にストツ
パー106が当接してハンドル本体102の高温域への過回動
を規制すると共に、押釦105を押圧することによりスト
ツパー106がストツパーリング103より中側へ入ってハン
ドル本体102を高温域へ旋回させ得るようにしたもので
ある。
上記従来技術では、ハンドル本体102を高温域へ回すた
めに、ハンドル本体102を握る指を弛めて押釦105にも指
を掛けるため、ハンドル本体102を回転させるための力
が入れ難く、石鹸等による滑りも相俟ってハンドル本体
102を回転させ難いものであった。
めに、ハンドル本体102を握る指を弛めて押釦105にも指
を掛けるため、ハンドル本体102を回転させるための力
が入れ難く、石鹸等による滑りも相俟ってハンドル本体
102を回転させ難いものであった。
この不具合を解消するために、ハンドル本体の外周に指
を引掛けるための指掛片を設けたものもあるが、このよ
うなものでは指掛片に指を掛けているために押釦105を
押すときに持ち直す必要から二段操作となりやはり使い
難く、また、複数の指掛片を持ったものでは押釦105が
指掛片に隠れて見難い等の不具合があった。
を引掛けるための指掛片を設けたものもあるが、このよ
うなものでは指掛片に指を掛けているために押釦105を
押すときに持ち直す必要から二段操作となりやはり使い
難く、また、複数の指掛片を持ったものでは押釦105が
指掛片に隠れて見難い等の不具合があった。
また、実開昭61−152871号公報に開示された湯水混合栓
は、ハンドル本体の外周にストッパーを軸方向にスライ
ド可能に設け、該ストッパーをスプリングにより水栓本
体の方向に付勢することにより該ストッパーの先端が水
栓本体のストッパーリングに係脱するようにしている
が、その構造ではハンドルを握ったうえでその親指の先
等をストッパーの一端に係合させて該ストッパーを手前
にスライドさせる操作を必要とするので、操作性がよく
なく、ハンドルの回転位置によっては指先をうまく係合
できなくなる欠点がある。
は、ハンドル本体の外周にストッパーを軸方向にスライ
ド可能に設け、該ストッパーをスプリングにより水栓本
体の方向に付勢することにより該ストッパーの先端が水
栓本体のストッパーリングに係脱するようにしている
が、その構造ではハンドルを握ったうえでその親指の先
等をストッパーの一端に係合させて該ストッパーを手前
にスライドさせる操作を必要とするので、操作性がよく
なく、ハンドルの回転位置によっては指先をうまく係合
できなくなる欠点がある。
そこで本考案は、上記不具合を解消するため、水栓本体
から突出した回転軸にハンドル本体が固着され、該ハン
ドル本体を握持して回転軸を旋回することにより湯と水
との混合比率を調節すると共に、ハンドル本体に設けら
れたストッパーが水栓本体に設けられたストッパーリン
グに係合することで該回転軸の旋回範囲が制限できるよ
うにした湯水混合水栓において、ハンドル本体は前記回
転軸と同心状の中空円柱状でありその外周面の一部に軸
方向に長手の長孔を形成し、該長孔に軸方向に長手の突
片を出没自在でしかもその長手側面に少なくとも指が引
掛り可能なるようにバネにより弾性的に突出させて装着
し、該突片の水栓本体側端部に前記ストッパーを固着す
ると共に、該突片の反対側端部両側に支点軸を突設して
該支点軸をハンドル本体に対して回転自在に支持するこ
とにより該突片を前記長孔中に出没自在に枢支してなる
ことを特徴とする。
から突出した回転軸にハンドル本体が固着され、該ハン
ドル本体を握持して回転軸を旋回することにより湯と水
との混合比率を調節すると共に、ハンドル本体に設けら
れたストッパーが水栓本体に設けられたストッパーリン
グに係合することで該回転軸の旋回範囲が制限できるよ
うにした湯水混合水栓において、ハンドル本体は前記回
転軸と同心状の中空円柱状でありその外周面の一部に軸
方向に長手の長孔を形成し、該長孔に軸方向に長手の突
片を出没自在でしかもその長手側面に少なくとも指が引
掛り可能なるようにバネにより弾性的に突出させて装着
し、該突片の水栓本体側端部に前記ストッパーを固着す
ると共に、該突片の反対側端部両側に支点軸を突設して
該支点軸をハンドル本体に対して回転自在に支持するこ
とにより該突片を前記長孔中に出没自在に枢支してなる
ことを特徴とする。
また、前記突片は、水栓本体と相対する側にストツパー
を設けると共に、その反対側にハンドル本体に枢支する
支点を設け、突片のストツパー側をハンドル本体に出没
自在にすることが好ましい。
を設けると共に、その反対側にハンドル本体に枢支する
支点を設け、突片のストツパー側をハンドル本体に出没
自在にすることが好ましい。
そして、突片のストツパーと反対側端部両側に支点軸を
突設し、該支点軸が合致する凹穴を内側に設けた断面コ
字状の支点部材をハンドル本体の前面より形成された軸
方向の蟻溝に嵌挿することにより突片をハンドル本体に
対し回転自在に枢支することもできる。
突設し、該支点軸が合致する凹穴を内側に設けた断面コ
字状の支点部材をハンドル本体の前面より形成された軸
方向の蟻溝に嵌挿することにより突片をハンドル本体に
対し回転自在に枢支することもできる。
ハンドル本体を握って温度調整用ハンドルを回すと、指
が突片に引掛って回転が容易に行える。そして、この状
態では、ストツパーがストツパーリングの停止段部に衝
合する軌道上にあるため、所定の安全温度領域以上にハ
ンドル本体が回らない。これにより、不用意に高温の湯
が出湯することがなくなる。
が突片に引掛って回転が容易に行える。そして、この状
態では、ストツパーがストツパーリングの停止段部に衝
合する軌道上にあるため、所定の安全温度領域以上にハ
ンドル本体が回らない。これにより、不用意に高温の湯
が出湯することがなくなる。
そして、高温の湯が必要である場合には、突片に指を掛
けて握れば、突片がハンドル本体内に没入し、ストツパ
ーがハンドル本体の中心側に入ってストツパーリングの
停止段部に衝合する軌道から外れる。これによりハンド
ル本体を高温域に回すことができる。
けて握れば、突片がハンドル本体内に没入し、ストツパ
ーがハンドル本体の中心側に入ってストツパーリングの
停止段部に衝合する軌道から外れる。これによりハンド
ル本体を高温域に回すことができる。
また、突片の一方端を枢支したものでは、突片のどの部
分を押えてもストツパーが最大変位となるためストツパ
ーリングとの係脱が確実になる。
分を押えてもストツパーが最大変位となるためストツパ
ーリングとの係脱が確実になる。
さらにまた、突片を枢支する支点部材をハンドル本体と
の間に介装するようにすれば、例えば支点部材を突片の
組付けに容易な高弾性合成樹脂としておくこともでき、
ハンドル本体に特別な構造を設けることなく耐久性,装
飾性等の目的に合った最適な材料,意匠を選択すること
ができる。
の間に介装するようにすれば、例えば支点部材を突片の
組付けに容易な高弾性合成樹脂としておくこともでき、
ハンドル本体に特別な構造を設けることなく耐久性,装
飾性等の目的に合った最適な材料,意匠を選択すること
ができる。
以下に本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図示した湯水混合水栓1はサーモスタツトミキシングバ
ルブであって、水栓本体2内に湯室3,水室4,混合室5を
区画形成し、この湯室3内に供給される湯と水室4内に
供給される水を夫々混合弁6を通して混合室5内で混合
し、これを吐水管7から吐出する。混合弁6は、サーモ
スタツトエレメント8の温度感知による膨張収縮作用、
及び、水栓本体2の側面に突出する回転軸10の回転動に
伴って左右に移動し、湯と水との混合比率を調節する。
回転軸10には温度調整用ハンドル11が固着されていて、
該温度調整用ハンドル11の回転によって回転軸10を旋回
させる。
ルブであって、水栓本体2内に湯室3,水室4,混合室5を
区画形成し、この湯室3内に供給される湯と水室4内に
供給される水を夫々混合弁6を通して混合室5内で混合
し、これを吐水管7から吐出する。混合弁6は、サーモ
スタツトエレメント8の温度感知による膨張収縮作用、
及び、水栓本体2の側面に突出する回転軸10の回転動に
伴って左右に移動し、湯と水との混合比率を調節する。
回転軸10には温度調整用ハンドル11が固着されていて、
該温度調整用ハンドル11の回転によって回転軸10を旋回
させる。
しかして、水栓本体2には、前記回転軸10を中心とした
環状のストツパーリング12が固設されている。このスト
ツパーリング12は、第4図中右側略半分の円弧部12aが
他方の円弧部12bより高くなっていて、その境界部分に
停止段部12cが形成される。
環状のストツパーリング12が固設されている。このスト
ツパーリング12は、第4図中右側略半分の円弧部12aが
他方の円弧部12bより高くなっていて、その境界部分に
停止段部12cが形成される。
一方、前記温度調整用ハンドル11は、中空円柱状である
ハンドル本体13からなり、該ハンドル本体13の水栓本体
2側が開口しており、その開口周縁で前記ストツパーリ
ング12の外周を囲っている。このハンドル本体13の外周
面の一部に軸方向に長手の長孔14が開設されており、該
長孔14に突片15が装着されている。該突片15は、後述す
るようにハンドル本体13の外方に突出しており、その長
手側面に少なくとも指が引掛る大きさを有する。そし
て、突片15は、水栓本体2側の端部下面にストツパー16
をビス17によって一体的に固着し、また、他方の端部の
下側隅角部両横に支点軸18,18を突設して該支点軸18,18
をハンドル本体13に対して回転自在に支持する。なお、
支点軸18,18は、直接ハンドル本体13に取付けられるも
のではなく、支点軸18,18が合致する凹穴19を内側に設
けた断面コ字状の支点部材20に予め装着し、この支点部
材20をハンドル本体13の前面より形成された軸方向の蟻
溝21に嵌挿して取付けたものである。突片15と、ハンド
ル本体13側に固設したバネ受け22との間にバネ23を介装
し、もって、突片15を常態でハンドル本体13の外側に出
没自在な状態で突出せしめると共に、外圧を加えること
で支点軸18,18を中心に傾動するようにしている。ま
た、突片15のストツパー16は、ハンドル本体13内に臨ん
で突片15の上向き回動を規制すると共に、突片15の突出
時にはストツパーリング12の停止段部12cに衝合する軌
道上に位置している。
ハンドル本体13からなり、該ハンドル本体13の水栓本体
2側が開口しており、その開口周縁で前記ストツパーリ
ング12の外周を囲っている。このハンドル本体13の外周
面の一部に軸方向に長手の長孔14が開設されており、該
長孔14に突片15が装着されている。該突片15は、後述す
るようにハンドル本体13の外方に突出しており、その長
手側面に少なくとも指が引掛る大きさを有する。そし
て、突片15は、水栓本体2側の端部下面にストツパー16
をビス17によって一体的に固着し、また、他方の端部の
下側隅角部両横に支点軸18,18を突設して該支点軸18,18
をハンドル本体13に対して回転自在に支持する。なお、
支点軸18,18は、直接ハンドル本体13に取付けられるも
のではなく、支点軸18,18が合致する凹穴19を内側に設
けた断面コ字状の支点部材20に予め装着し、この支点部
材20をハンドル本体13の前面より形成された軸方向の蟻
溝21に嵌挿して取付けたものである。突片15と、ハンド
ル本体13側に固設したバネ受け22との間にバネ23を介装
し、もって、突片15を常態でハンドル本体13の外側に出
没自在な状態で突出せしめると共に、外圧を加えること
で支点軸18,18を中心に傾動するようにしている。ま
た、突片15のストツパー16は、ハンドル本体13内に臨ん
で突片15の上向き回動を規制すると共に、突片15の突出
時にはストツパーリング12の停止段部12cに衝合する軌
道上に位置している。
その他、図面中24は突片15と対称位置に固定的に突設し
た指掛け用のレバー、25はハンドル本体13を回転軸10に
固着するねじ、26はハンドル本体13の前面を覆うキヤツ
プである。
た指掛け用のレバー、25はハンドル本体13を回転軸10に
固着するねじ、26はハンドル本体13の前面を覆うキヤツ
プである。
次に作用を説明する。
ハンドル本体13を握って温度調整用ハンドル11を回す
と、ハンドル軸10が旋回し、これに伴って混合弁6が移
動して湯と水の混合比率が調節される。このハンドル本
体13の回動操作時において指が突片15及びレバー24に引
掛るため滑ることなく確実に回し得る。
と、ハンドル軸10が旋回し、これに伴って混合弁6が移
動して湯と水の混合比率が調節される。このハンドル本
体13の回動操作時において指が突片15及びレバー24に引
掛るため滑ることなく確実に回し得る。
そして、ハンドル本体13の回転量が予め設定した安全な
温度域の範囲を越えようとすると、第4図のように突片
15のストツパー16がストツパーリング12の停止段部12c
に衝合してそれ以上の回転が規制される。従って、ハン
ドル本体13を勢いよく回しても危険な高温の湯が出湯さ
れることがない。そして、必要により高温の湯を出させ
る場合は突片15を握って押圧する。そうすると、突片15
は支点軸18,18を中心にして回転し、水栓本体2側の端
部がハンドル本体13側に入って傾動する。これにより第
6図のようにストツパー16がストツパーリング12の内側
に入って停止段部12cとの衝合が解除され、高温域へ温
度調整用ハンドル11を回すことができる。なお、第6図
鎖線のように一旦ストツパー16が停止段部12cを過ぎた
位置で突片15の押圧を解除すると、バネ23の弾性により
突片15と共にストツパー16もハンドル本体13の外側へ復
帰しようとするが、ストツパー16がストツパーリング12
の内周面に当接するため突片15が傾動したままとなる。
この状態でハンドル本体13を低温側へ回すと、ストツパ
ー16がストツパーリング12の内周面に摺接しつつスライ
ドし、停止段部12cを越えた瞬間に突片15と一体にスト
ツパー16も元の位置に復帰する。
温度域の範囲を越えようとすると、第4図のように突片
15のストツパー16がストツパーリング12の停止段部12c
に衝合してそれ以上の回転が規制される。従って、ハン
ドル本体13を勢いよく回しても危険な高温の湯が出湯さ
れることがない。そして、必要により高温の湯を出させ
る場合は突片15を握って押圧する。そうすると、突片15
は支点軸18,18を中心にして回転し、水栓本体2側の端
部がハンドル本体13側に入って傾動する。これにより第
6図のようにストツパー16がストツパーリング12の内側
に入って停止段部12cとの衝合が解除され、高温域へ温
度調整用ハンドル11を回すことができる。なお、第6図
鎖線のように一旦ストツパー16が停止段部12cを過ぎた
位置で突片15の押圧を解除すると、バネ23の弾性により
突片15と共にストツパー16もハンドル本体13の外側へ復
帰しようとするが、ストツパー16がストツパーリング12
の内周面に当接するため突片15が傾動したままとなる。
この状態でハンドル本体13を低温側へ回すと、ストツパ
ー16がストツパーリング12の内周面に摺接しつつスライ
ドし、停止段部12cを越えた瞬間に突片15と一体にスト
ツパー16も元の位置に復帰する。
以上説明したように本考案は、ハンドル本体の外周面に
軸方向に長手の突片をストッパーと反対側の端部の支点
軸を介して回転自在に支持し、該突片を該ハンドル本体
の長孔中に出没自在なるように枢支したものであるか
ら、ハンドル全体を手の平で包むように握ればそのハン
ドルがどのような回転位置にあっても突片を同時に押圧
でき、ストッパーリングに対するストッパーの係合を解
除させて回転操作することができる。また通常はバネに
より突出状態にある突片の長手側面に指を引掛けること
により手が滑ることなく回転操作できるなど、操作性が
向上し使い勝手がよい。しかも突片のストッパー側と反
対側を枢支したことにより突片のどの部分を押えてもス
トッパー側が最大変位となりストッパーリングとの係脱
が確実となる。
軸方向に長手の突片をストッパーと反対側の端部の支点
軸を介して回転自在に支持し、該突片を該ハンドル本体
の長孔中に出没自在なるように枢支したものであるか
ら、ハンドル全体を手の平で包むように握ればそのハン
ドルがどのような回転位置にあっても突片を同時に押圧
でき、ストッパーリングに対するストッパーの係合を解
除させて回転操作することができる。また通常はバネに
より突出状態にある突片の長手側面に指を引掛けること
により手が滑ることなく回転操作できるなど、操作性が
向上し使い勝手がよい。しかも突片のストッパー側と反
対側を枢支したことにより突片のどの部分を押えてもス
トッパー側が最大変位となりストッパーリングとの係脱
が確実となる。
さらに、突片を枢支する支点部材をハンドル本体との間
に介装するようにすれば、例えば支点部材を突片の組付
けに容易な高弾性合成樹脂としておくこともでき、ハン
ドル本体に特別な構造を設けることなく耐久性,装飾性
等の目的に合った最適な材料,意匠を選択することがで
きる。また、ハンドル本体外よりピンを打ち込む等によ
る外観への露出も全く無い等の効果がある。
に介装するようにすれば、例えば支点部材を突片の組付
けに容易な高弾性合成樹脂としておくこともでき、ハン
ドル本体に特別な構造を設けることなく耐久性,装飾性
等の目的に合った最適な材料,意匠を選択することがで
きる。また、ハンドル本体外よりピンを打ち込む等によ
る外観への露出も全く無い等の効果がある。
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は湯水混合
水栓を一部断面にして示す正面図、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図、第4
図は第1図のC−C線断面図、第5図は突片を押圧した
状態を示す要部の断面正面図、第6図は第5図のD−D
線断面図、第7図は従来技術を示す斜視図である。 1…湯水混合水栓、2…水栓本体、10…回転軸、12…ス
トツパーリング、13…ハンドル本体、15…突片、16…ス
トツパー、18,18…支点軸、19…凹穴、20…支点部材、2
1…蟻溝、23…バネ。
水栓を一部断面にして示す正面図、第2図は第1図のA
−A線断面図、第3図は第1図のB−B線断面図、第4
図は第1図のC−C線断面図、第5図は突片を押圧した
状態を示す要部の断面正面図、第6図は第5図のD−D
線断面図、第7図は従来技術を示す斜視図である。 1…湯水混合水栓、2…水栓本体、10…回転軸、12…ス
トツパーリング、13…ハンドル本体、15…突片、16…ス
トツパー、18,18…支点軸、19…凹穴、20…支点部材、2
1…蟻溝、23…バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 林田 泰三 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)考案者 安達 正範 岐阜県岐阜市黒野308番地 北村バルブ株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−152871(JP,U) 実開 昭63−119988(JP,U) 実開 昭53−58318(JP,U) 実開 昭50−142228(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】水栓本体から突出した回転軸にハンドル本
体が固着され、該ハンドル本体を握持して回転軸を旋回
することにより湯と水との混合比率を調節すると共に、
ハンドル本体に設けられたストッパーが水栓本体に設け
られたストッパーリングに係合することで該回転軸の旋
回範囲が制限できるようにした湯水混合水栓において、
ハンドル本体は前記回転軸と同心状の中空円柱状であり
その外周面の一部に軸方向に長手の長孔を形成し、該長
孔に軸方向に長手の突片を出没自在でしかもその長手側
面に少なくとも指が引掛り可能なるようにバネにより弾
性的に突出させて装着し、該突片の水栓本体側端部に前
記ストッパーを固着すると共に、該突片の反対側端部両
側に支点軸を突設して該支点軸をハンドル本体に対して
回転自在に支持することにより該突片を前記長孔中に出
没自在に枢支してなることを特徴とした湯水混合水栓の
温度調整用ハンドル。 - 【請求項2】突片のストッパーと反対側端部両側に支点
軸を突設し、該支点軸が合致する凹穴を内側に設けた断
面コ字状の支点部材をハンドル本体の前面より形成され
た軸方向の蟻溝に嵌挿することにより突片をハンドル本
体に対し回転自在に枢支した請求項1に記載の湯水混合
水栓の温度調整用ハンドル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989055586U JPH0740786Y2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989055586U JPH0740786Y2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02146285U JPH02146285U (ja) | 1990-12-12 |
JPH0740786Y2 true JPH0740786Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31578667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989055586U Expired - Lifetime JPH0740786Y2 (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740786Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2511781Y2 (ja) * | 1990-11-20 | 1996-09-25 | 愛三工業株式会社 | 湯水混合栓 |
JP2577536Y2 (ja) * | 1991-11-29 | 1998-07-30 | 株式会社ケーブイケー | 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル |
KR100567657B1 (ko) * | 2004-09-13 | 2006-04-04 | 김종구 | 수도밸브 |
JP2013213313A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-17 | Lixil Corp | 水栓 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5333849Y2 (ja) * | 1974-05-13 | 1978-08-21 | ||
JPS5358318U (ja) * | 1976-10-21 | 1978-05-18 | ||
JPH0331897Y2 (ja) * | 1985-03-12 | 1991-07-05 | ||
JPS63119988U (ja) * | 1987-01-28 | 1988-08-03 |
-
1989
- 1989-05-15 JP JP1989055586U patent/JPH0740786Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02146285U (ja) | 1990-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5791025A (en) | Snap-hook with a locking bolt | |
JPH03180630A (ja) | 1本ハンドル水栓 | |
JP3459606B2 (ja) | 折り畳み式携帯電話機 | |
JPH0740786Y2 (ja) | 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル | |
US4512218A (en) | Control bar for ratchet wrench | |
JPH09177149A (ja) | 弁の調節グリップ | |
JPH05196156A (ja) | 混合バルブ用設定装置 | |
JPH0337530Y2 (ja) | ||
JP2516522Y2 (ja) | 平面ハンドル | |
CN103322279B (zh) | 操纵设备 | |
CN208039380U (zh) | 一种升降杆滑座 | |
JPH0444053Y2 (ja) | ||
JP3015539U (ja) | ガス栓操作補助具 | |
JPH067244Y2 (ja) | ロック機構付きボ−ルバルブ | |
JPH0337553Y2 (ja) | ||
CN113498921B (zh) | 一种美发器手柄及美发器 | |
JPH0646379Y2 (ja) | 衣類ハンガー等のストップリング | |
JPH0120856Y2 (ja) | ||
JPH0722168Y2 (ja) | 鍋 蓋 | |
JP3627307B2 (ja) | スライド式シャワーハンガー | |
JP3459605B2 (ja) | 折り畳み式携帯電話機 | |
JP2577536Y2 (ja) | 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル | |
JPH0412353Y2 (ja) | ||
JP2565340Y2 (ja) | スライド式シャワーフック | |
CN211021253U (zh) | 一种拉链 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |