JPH0740004Y2 - 支柱への壁パネル等の係止装置 - Google Patents
支柱への壁パネル等の係止装置Info
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- JPH0740004Y2 JPH0740004Y2 JP16271788U JP16271788U JPH0740004Y2 JP H0740004 Y2 JPH0740004 Y2 JP H0740004Y2 JP 16271788 U JP16271788 U JP 16271788U JP 16271788 U JP16271788 U JP 16271788U JP H0740004 Y2 JPH0740004 Y2 JP H0740004Y2
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Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属板製の係止金具を介して、間仕切におけ
る中空状等の支柱に壁パネルを着脱自在に装置したり、
室内に立設した板状等の支柱に金属板製棚を着脱自在に
係止したりするための係止装置に関するものである。
る中空状等の支柱に壁パネルを着脱自在に装置したり、
室内に立設した板状等の支柱に金属板製棚を着脱自在に
係止したりするための係止装置に関するものである。
この種の係止金具20として、先行技術の実公昭35−310
号公報に開示され、且つ、第8図に記載しているよう
に、互いに平行に延びる第1係止爪21と第2係止爪22と
を、その両者の上下中途部において支持部23を介して一
体的に連設して略H字状に形成したものがある。
号公報に開示され、且つ、第8図に記載しているよう
に、互いに平行に延びる第1係止爪21と第2係止爪22と
を、その両者の上下中途部において支持部23を介して一
体的に連設して略H字状に形成したものがある。
そして、この係止金具20は、前記第1係止爪22を支柱24
における係止孔25に挿入してから、前記第1係止爪22と
第2係止爪22との連設部である支持部23の下端面が係止
孔25の下端縁に接当するように、係止金具20を落とし込
み係止し、次いで、支持部23の上方に形成された上向き
開口溝26に、壁パネル等の板状係止部27を落とし込み係
止するようにしている。
における係止孔25に挿入してから、前記第1係止爪22と
第2係止爪22との連設部である支持部23の下端面が係止
孔25の下端縁に接当するように、係止金具20を落とし込
み係止し、次いで、支持部23の上方に形成された上向き
開口溝26に、壁パネル等の板状係止部27を落とし込み係
止するようにしている。
この場合、先行技術では、該係止金具20にける第2係止
爪22の上端を前記第1係止爪21の上端よりも高い位置に
なるように形成することにより、該係止金具20における
第1係止爪21を支柱24の面板24aに穿設した縦長の係止
孔25に挿入するに際して、第2係止爪23が誤って係止孔
25内に入り込まないようにしている。
爪22の上端を前記第1係止爪21の上端よりも高い位置に
なるように形成することにより、該係止金具20における
第1係止爪21を支柱24の面板24aに穿設した縦長の係止
孔25に挿入するに際して、第2係止爪23が誤って係止孔
25内に入り込まないようにしている。
また、第2係止爪22における上端の内角部22aを凸湾曲
状に切欠くことにより、第1係止爪22の係止孔25への差
し込みを容易ならしめると共に、壁パネル等の板状係止
部27の上向き開口溝26への落とし込みをガイドするよう
にしている。
状に切欠くことにより、第1係止爪22の係止孔25への差
し込みを容易ならしめると共に、壁パネル等の板状係止
部27の上向き開口溝26への落とし込みをガイドするよう
にしている。
さらに、前記支持部23の下端から第1係止爪21の上端ま
での高さ寸法(H1)を、支柱24における係止孔25の上下
寸法(L)よりも大きい寸法に設定することにより、支
柱24の内側に挿入した第1係止爪22の上部側を、係止孔
15の上方において面板24a内面に接当させ、第1係止爪2
1が係止孔25から抜け出ないようにしている。
での高さ寸法(H1)を、支柱24における係止孔25の上下
寸法(L)よりも大きい寸法に設定することにより、支
柱24の内側に挿入した第1係止爪22の上部側を、係止孔
15の上方において面板24a内面に接当させ、第1係止爪2
1が係止孔25から抜け出ないようにしている。
ところで、この種の係止金具20における第2係止爪23側
にかかる壁パネル等の係止荷重及びそのモーメント(第
8図のA,Bで示す方向)により、前記第1係止爪21の上
部側は、係止孔25の上方において支柱24内側から面板24
aの内面を外向きに押圧するから、間仕切パネルの荷重
等に良く耐える強度の大きい係止金具とするには、前記
第1係止爪22の上向き寸法、ひいては支持部23の下端か
ら第1係止爪の上端迄の高さ寸法(H)を大きくする必
要がある。
にかかる壁パネル等の係止荷重及びそのモーメント(第
8図のA,Bで示す方向)により、前記第1係止爪21の上
部側は、係止孔25の上方において支柱24内側から面板24
aの内面を外向きに押圧するから、間仕切パネルの荷重
等に良く耐える強度の大きい係止金具とするには、前記
第1係止爪22の上向き寸法、ひいては支持部23の下端か
ら第1係止爪の上端迄の高さ寸法(H)を大きくする必
要がある。
しかるに、前記先行技術の係止金具20の形態では、第1
係止爪21を係止孔25に挿入するに際して、第2係止爪22
の上端が支柱24の外面にすぐに支えてしまうと共に、第
1係止爪21の下端部が係止孔25の下端面にすぐ支えてし
まうため、第1係止爪21の突出高さ寸法(H)を大きく
することができなかった。
係止爪21を係止孔25に挿入するに際して、第2係止爪22
の上端が支柱24の外面にすぐに支えてしまうと共に、第
1係止爪21の下端部が係止孔25の下端面にすぐ支えてし
まうため、第1係止爪21の突出高さ寸法(H)を大きく
することができなかった。
その結果、第1係止爪21の上端部を極く僅かの面積でし
か支柱24の内面に接当させることができず、このため、
第1係止爪21に作用する壁パネル等の荷重が係止孔25の
上端縁に集中して作用することになり、壁パネル等に対
する支柱24の支持強度が低い問題があった。
か支柱24の内面に接当させることができず、このため、
第1係止爪21に作用する壁パネル等の荷重が係止孔25の
上端縁に集中して作用することになり、壁パネル等に対
する支柱24の支持強度が低い問題があった。
さらに、この係止金具20を支持部23下方の下向き開口溝
28は、支柱24の面板24aの内外両面にきっちり被嵌する
ように形成しないと、第2係止爪の立ち上がり姿勢が定
まらず、係止金具20に間仕切パネルを係止した状態で、
当該係止金具20が前後方向にガタ付くと言う不都合があ
る。
28は、支柱24の面板24aの内外両面にきっちり被嵌する
ように形成しないと、第2係止爪の立ち上がり姿勢が定
まらず、係止金具20に間仕切パネルを係止した状態で、
当該係止金具20が前後方向にガタ付くと言う不都合があ
る。
しかるに、この係止金具20を打ち抜きプレス加工にて製
造する場合、前記下向き開口溝28の前後溝巾寸法(S)
を面板24aの板厚寸法に一致させるように造型したプレ
ス加工の雌型では、この下向き開放溝28の形成箇所にお
いて細巾部が形成されることになるため、この細巾部に
おいて欠けが発生しやすく、金型の耐久性が低くなると
いう問題があった。
造する場合、前記下向き開口溝28の前後溝巾寸法(S)
を面板24aの板厚寸法に一致させるように造型したプレ
ス加工の雌型では、この下向き開放溝28の形成箇所にお
いて細巾部が形成されることになるため、この細巾部に
おいて欠けが発生しやすく、金型の耐久性が低くなると
いう問題があった。
本考案は、これらの問題を解決することを目的とするも
のである。
のである。
この目的を達成するために本考案は、支柱に対して金属
板製の係止金具を介して壁パネル等を着脱自在に係止す
るための係止装置であって、前記係止金具を、支柱の面
板に穿設した縦長の係止孔に挿入して該面板内面に接当
する縦長の第1係止爪と、前記支柱の外面に沿って延び
る縦長の第2係止爪とを、当該両係止爪の中途高さ部位
間を支持部にて繋いで、該両係止爪の間にて上下に開放
する上下一対の開口溝が形成されるように構成し、前記
上向き開口溝に、第2係止爪に係止する壁パネル等にお
ける板状係止部を係脱自在に嵌挿し、前記支持部の下端
から第1係止爪の上端までの高さ寸法を前記係止孔の上
下寸法よりも大きくなるように設定し、前記第2係止爪
の上端を第1係止爪の上端よりも低くすると共に、該第
2係止爪における上部の内角部を切欠き形成する一方、
前記下向き開口溝の溝巾寸法を、前記支柱における面板
の肉厚寸法よりも大きい寸法に設定し、前記第2係止爪
の下端を第1係止爪の下端よりも下方に位置させると共
に、該第2係止爪の下端には、前記支柱の外面に接当す
る突起を一体的に造形し、且つ、前記第1係止爪を、下
端に行くに従って細くなる下窄まり状に形成する構成に
したものである。
板製の係止金具を介して壁パネル等を着脱自在に係止す
るための係止装置であって、前記係止金具を、支柱の面
板に穿設した縦長の係止孔に挿入して該面板内面に接当
する縦長の第1係止爪と、前記支柱の外面に沿って延び
る縦長の第2係止爪とを、当該両係止爪の中途高さ部位
間を支持部にて繋いで、該両係止爪の間にて上下に開放
する上下一対の開口溝が形成されるように構成し、前記
上向き開口溝に、第2係止爪に係止する壁パネル等にお
ける板状係止部を係脱自在に嵌挿し、前記支持部の下端
から第1係止爪の上端までの高さ寸法を前記係止孔の上
下寸法よりも大きくなるように設定し、前記第2係止爪
の上端を第1係止爪の上端よりも低くすると共に、該第
2係止爪における上部の内角部を切欠き形成する一方、
前記下向き開口溝の溝巾寸法を、前記支柱における面板
の肉厚寸法よりも大きい寸法に設定し、前記第2係止爪
の下端を第1係止爪の下端よりも下方に位置させると共
に、該第2係止爪の下端には、前記支柱の外面に接当す
る突起を一体的に造形し、且つ、前記第1係止爪を、下
端に行くに従って細くなる下窄まり状に形成する構成に
したものである。
この構成において、壁パネル等の係止方法は従来の同じ
であり、係止金具における第1係止爪を斜めに上むきに
した状態で係止孔に挿入して後、姿勢を戻して下方にず
らして支持部下端を係止孔の下端に接当させることによ
り、係止金具を支柱に係止し、次いで、支柱の面板外側
に位置した上向きの第2係止爪の上部と支柱外面との間
の上向き開口溝に、壁パネル等における板状係止部を落
とし込めば良い。
であり、係止金具における第1係止爪を斜めに上むきに
した状態で係止孔に挿入して後、姿勢を戻して下方にず
らして支持部下端を係止孔の下端に接当させることによ
り、係止金具を支柱に係止し、次いで、支柱の面板外側
に位置した上向きの第2係止爪の上部と支柱外面との間
の上向き開口溝に、壁パネル等における板状係止部を落
とし込めば良い。
その場合、支柱の面板外側に位置する第2係止爪の上端
を、前記面板よりも内側に挿入する第1係止爪の上端よ
りも低くしたことと、第2係止爪における上端の内角部
を切欠いたこととが相まって、第1係止爪を係止孔に差
し込み挿入するに際して、第2係止爪が支柱外面に支え
ることが低減され、しかも、第1係止爪を下窄まり状に
形成したことにより、当該第1係止爪自体が係止孔の下
端面に支えることが低減されるから、従来の技術に比べ
て、支持部からの第1係止爪の突出高さ寸法を大きくし
た場合であっても、係止金具を係止孔に円滑に挿入する
ことができる。
を、前記面板よりも内側に挿入する第1係止爪の上端よ
りも低くしたことと、第2係止爪における上端の内角部
を切欠いたこととが相まって、第1係止爪を係止孔に差
し込み挿入するに際して、第2係止爪が支柱外面に支え
ることが低減され、しかも、第1係止爪を下窄まり状に
形成したことにより、当該第1係止爪自体が係止孔の下
端面に支えることが低減されるから、従来の技術に比べ
て、支持部からの第1係止爪の突出高さ寸法を大きくし
た場合であっても、係止金具を係止孔に円滑に挿入する
ことができる。
そして、このように係止孔に対して係止金具を円滑に挿
入できるものでありながら、支持部下端面から第1係止
爪上端までの高さ寸法を大きく形成できて、該第1係止
爪の上部側と面板内面との接触面積を大きくできるか
ら、係止孔上方における支柱の支持強度を格段に向上で
きることになる。
入できるものでありながら、支持部下端面から第1係止
爪上端までの高さ寸法を大きく形成できて、該第1係止
爪の上部側と面板内面との接触面積を大きくできるか
ら、係止孔上方における支柱の支持強度を格段に向上で
きることになる。
また、第2係止爪の下端を第1係止爪の下端よりも下方
に位置させて、この第1係止爪の下端に形成した突起
を、支柱の面板外面に接当させるようにしたことによ
り、係止孔下方において支柱の面板外面に作用するモー
メントの腕長さ寸法が長くなり、一定モーメント下にお
いて支柱の外面に作用す押圧荷重が小さくなるから、係
止孔下方における支柱の支持強度も向上できることにな
る。
に位置させて、この第1係止爪の下端に形成した突起
を、支柱の面板外面に接当させるようにしたことによ
り、係止孔下方において支柱の面板外面に作用するモー
メントの腕長さ寸法が長くなり、一定モーメント下にお
いて支柱の外面に作用す押圧荷重が小さくなるから、係
止孔下方における支柱の支持強度も向上できることにな
る。
更に、支持部の下方に形成された下向き開口溝の溝巾
を、支柱における面板の肉厚寸法よりも大きく設定した
ことと、第2係止爪下端の突起が第1係止爪部の下端よ
りも下方に位置していることとにより、係止金具を金属
板から打抜き形成するに際して、その打抜きのための金
型に細巾部が形成されることを防止できるから、金型の
耐久性も向上できるのである。
を、支柱における面板の肉厚寸法よりも大きく設定した
ことと、第2係止爪下端の突起が第1係止爪部の下端よ
りも下方に位置していることとにより、係止金具を金属
板から打抜き形成するに際して、その打抜きのための金
型に細巾部が形成されることを防止できるから、金型の
耐久性も向上できるのである。
従って本考案によれば、係止金具に作用する壁パネル等
の荷重が、係止孔の上下両方において支柱に集中的に作
用するものを防止することができるから、支柱の肉厚を
厚くすることなく壁パネル等の支持強度を向上すること
ができ、しかも、係止金具のガタ付きをもたらすことな
くプレス加工用の金型の耐久性を向上できるから、係止
金具の製造コストも低減できる効果を有する。
の荷重が、係止孔の上下両方において支柱に集中的に作
用するものを防止することができるから、支柱の肉厚を
厚くすることなく壁パネル等の支持強度を向上すること
ができ、しかも、係止金具のガタ付きをもたらすことな
くプレス加工用の金型の耐久性を向上できるから、係止
金具の製造コストも低減できる効果を有する。
次に、本考案を、間仕切における壁パネルの係止装置と
して適用した場合の実施例を図面に基づいて説明する
と、図において符号1は、天井面Aと床面Bとの間に左
右適宜隔てて突っ張り固定した支柱を、符号2は、前記
左右支柱1の表裏両面に配置した壁パネルをそれぞれ示
し、該壁パネル2は、本考案に係る4個の係止金具3を
介して着脱自在に係止されている。
して適用した場合の実施例を図面に基づいて説明する
と、図において符号1は、天井面Aと床面Bとの間に左
右適宜隔てて突っ張り固定した支柱を、符号2は、前記
左右支柱1の表裏両面に配置した壁パネルをそれぞれ示
し、該壁パネル2は、本考案に係る4個の係止金具3を
介して着脱自在に係止されている。
前記支柱1は略角形に形成されており、その表面板1aの
左右中間部と背面板1bの左右中間部とに、棚板支持ブラ
ケット(図示せず)等を係止するための係止溝孔4を上
下適宜間隔で多数穿設する一方、該支柱1の表面板1a及
び裏面板1bの上下適宜隔てた複数箇所に、前記係止金具
3を係止するための縦長の係止孔5を左右に1個所ずつ
穿設している。
左右中間部と背面板1bの左右中間部とに、棚板支持ブラ
ケット(図示せず)等を係止するための係止溝孔4を上
下適宜間隔で多数穿設する一方、該支柱1の表面板1a及
び裏面板1bの上下適宜隔てた複数箇所に、前記係止金具
3を係止するための縦長の係止孔5を左右に1個所ずつ
穿設している。
他方、前記壁パネル2は、基板2aに金属板製表面板2bを
固着した構造になっており、前記表面2bの左右側縁を断
面コ字状に折り返して板状係止部6を形成し、該板状係
止部6において前記支柱1の係止孔5に対応した高さ位
置には、前記支柱1の係止孔5に係止された係止金具3
に対する係合孔7を穿設している。
固着した構造になっており、前記表面2bの左右側縁を断
面コ字状に折り返して板状係止部6を形成し、該板状係
止部6において前記支柱1の係止孔5に対応した高さ位
置には、前記支柱1の係止孔5に係止された係止金具3
に対する係合孔7を穿設している。
前記係止金具3は、支柱1の係止孔5に差し込み挿入自
在な縦長の第1係止爪8と、支柱1の表面に近接して配
設される縦長の第2係止爪9とを、当該係止爪8,9の中
途高さ部位の支持部10にて繋いで、支持部10の上下に上
向き開口溝11と下向き開口溝12とを形成した形態であ
り、前記上向き開口溝11の溝巾寸法(e)を、支柱1に
おける表裏面板1a,1bの板厚寸法と壁パネル2における
板状係止部7の板厚寸法との和と略同じ法に設定する一
方、下向き開口溝12の溝巾寸法(s)も、前記上向き開
口溝11の溝巾寸法(e)と略同じ程度の寸法にしてい
る。
在な縦長の第1係止爪8と、支柱1の表面に近接して配
設される縦長の第2係止爪9とを、当該係止爪8,9の中
途高さ部位の支持部10にて繋いで、支持部10の上下に上
向き開口溝11と下向き開口溝12とを形成した形態であ
り、前記上向き開口溝11の溝巾寸法(e)を、支柱1に
おける表裏面板1a,1bの板厚寸法と壁パネル2における
板状係止部7の板厚寸法との和と略同じ法に設定する一
方、下向き開口溝12の溝巾寸法(s)も、前記上向き開
口溝11の溝巾寸法(e)と略同じ程度の寸法にしてい
る。
また、支持部10の下端から第1係止爪8の上端までの高
さ寸法(h1)を、係止孔5の上下寸法(l)よりも大き
い寸法にすることにより、係止孔5に係止した状態にお
いて、第1係止爪8の上端部が支柱1における表裏面板
1a,1bの内面に接当するように構成する一方、第2係止
爪9の上端を第1係止爪8の上端よりも適宜寸法(h2)
だけ下方に位置さると共に、第2係止爪9における上端
の内角部9aを凸湾曲状に切欠き形成している。
さ寸法(h1)を、係止孔5の上下寸法(l)よりも大き
い寸法にすることにより、係止孔5に係止した状態にお
いて、第1係止爪8の上端部が支柱1における表裏面板
1a,1bの内面に接当するように構成する一方、第2係止
爪9の上端を第1係止爪8の上端よりも適宜寸法(h2)
だけ下方に位置さると共に、第2係止爪9における上端
の内角部9aを凸湾曲状に切欠き形成している。
そして、第2係止爪9の下端を第1係止爪8の下端より
も適宜寸法(h3)だけ下方に位置させると共に、該第2
係止爪9の下端には、第1係止爪8の方向に突出する突
起13を一体的に造形し、第1係止爪8が支柱1における
表裏面板1a,1bの内面に接当した状態で、突起13は表裏
面板1a,1bの外面に接当するように構成する。
も適宜寸法(h3)だけ下方に位置させると共に、該第2
係止爪9の下端には、第1係止爪8の方向に突出する突
起13を一体的に造形し、第1係止爪8が支柱1における
表裏面板1a,1bの内面に接当した状態で、突起13は表裏
面板1a,1bの外面に接当するように構成する。
更に、前記第1係止爪8は、下端に行くに従って横巾が
細くなるように下窄まりに形成し、その面積を第2係止
爪9よりも小さくして、第2係止爪9の重量を第1係止
爪8の重量よりも小さくすることにより、係止金具3を
支柱1に係止した状態で、第2係止爪9が支柱1の外側
方に倒れ勝手となるようにしている。
細くなるように下窄まりに形成し、その面積を第2係止
爪9よりも小さくして、第2係止爪9の重量を第1係止
爪8の重量よりも小さくすることにより、係止金具3を
支柱1に係止した状態で、第2係止爪9が支柱1の外側
方に倒れ勝手となるようにしている。
なお、支柱1の内部には、前記係止溝孔4を通じて間仕
切の表裏両側に光や音が漏れるのを防止するための遮蔽
体14がその略全長にわたって挿入されている。該遮蔽体
14は、縦長凸条15a付きの前後一対のケース15を互いに
嵌め合せて、その内部にグラスウール等の弾性体16を充
填した構造であり、第7図に示すように、前後ケース15
を互いに近接するように押さえて弾性体16を圧縮した状
態で、支柱1に端面から差し込み挿入し、弾性体16の弾
性によって、支柱1内面に間に突っ張らせて固定してい
る。
切の表裏両側に光や音が漏れるのを防止するための遮蔽
体14がその略全長にわたって挿入されている。該遮蔽体
14は、縦長凸条15a付きの前後一対のケース15を互いに
嵌め合せて、その内部にグラスウール等の弾性体16を充
填した構造であり、第7図に示すように、前後ケース15
を互いに近接するように押さえて弾性体16を圧縮した状
態で、支柱1に端面から差し込み挿入し、弾性体16の弾
性によって、支柱1内面に間に突っ張らせて固定してい
る。
以上の構造において、第5図に示すように、第1係止爪
8を斜めにして係止孔5に挿入してから落とし込むこと
により、第1係止爪8を係止孔5に係止し、次いで、第
6図に示すように、上向き開口溝11に、壁パネル2にお
ける板条係止部6の係合孔7を被嵌して落とし込むこと
により、壁パネル2を支柱1に係止することができる。
8を斜めにして係止孔5に挿入してから落とし込むこと
により、第1係止爪8を係止孔5に係止し、次いで、第
6図に示すように、上向き開口溝11に、壁パネル2にお
ける板条係止部6の係合孔7を被嵌して落とし込むこと
により、壁パネル2を支柱1に係止することができる。
この場合、第2係止爪9の上端を第1係止爪8の上端よ
りも下方に位置させたことと、第2係止爪9における上
端の内角部9aを凸湾曲状に切欠き形成したこととが相ま
って、係止孔5への第1係止爪8の挿入が第2係止爪9
によって阻害されることを極力防止でき、しかも、第1
係止爪8自身を下窄まり状に形成したことにより、当該
第1係止爪8自身は係止孔5の下面に支えることが低減
され、その挿入を容易ならしめることができるから、支
持部10から第1係止爪8の上端までの寸法(h1)を大き
くすることができ、係止孔5の上方における第1係止爪
8と表裏等面板1a,1bとの接触面積を大きくできるか
ら、係止孔5上方における支柱1の支持強度を向上する
ことができるのである。
りも下方に位置させたことと、第2係止爪9における上
端の内角部9aを凸湾曲状に切欠き形成したこととが相ま
って、係止孔5への第1係止爪8の挿入が第2係止爪9
によって阻害されることを極力防止でき、しかも、第1
係止爪8自身を下窄まり状に形成したことにより、当該
第1係止爪8自身は係止孔5の下面に支えることが低減
され、その挿入を容易ならしめることができるから、支
持部10から第1係止爪8の上端までの寸法(h1)を大き
くすることができ、係止孔5の上方における第1係止爪
8と表裏等面板1a,1bとの接触面積を大きくできるか
ら、係止孔5上方における支柱1の支持強度を向上する
ことができるのである。
また、第2係止爪9を第1係止爪8の下端よりも下方に
位置させて、この第2係止爪9の下端に造形した突起13
を表裏面板1a,1bの外面に接当させるようにしたことに
より、係止孔5の下方おいて表裏等面板1a,1bの外面に
押圧力として作用するモーメントの腕の長さが長くなる
から、表裏等面板1a,1bの外面に作用する押圧荷重も低
減し、係止孔5下方における支柱1の支持強度も向上さ
せることができるのである。
位置させて、この第2係止爪9の下端に造形した突起13
を表裏面板1a,1bの外面に接当させるようにしたことに
より、係止孔5の下方おいて表裏等面板1a,1bの外面に
押圧力として作用するモーメントの腕の長さが長くなる
から、表裏等面板1a,1bの外面に作用する押圧荷重も低
減し、係止孔5下方における支柱1の支持強度も向上さ
せることができるのである。
更に、下向き開口溝12の溝巾(s)を、支柱1における
面板1a,1bの肉厚寸法よりも大きい値にしたことと、突
起13を第1係止爪8の下端よりも下方に位置させたこと
とにより、係止金具3を打抜き形成するに当って、金型
の雌型に細巾部が形成されることを防止できるから、当
該金型の耐久性を向上できるのであり、しかも、第1係
止爪8を表裏面板1a,1bの内面に接当させた状態で、第
2係止爪9の下端の突起13が支柱1外面に接当するか
ら、下向き開口溝13の溝巾(s)を広げて金型の耐久性
を向上させたものでありながら、係止金具3が支柱1に
対してガタ付くこともないのである。
面板1a,1bの肉厚寸法よりも大きい値にしたことと、突
起13を第1係止爪8の下端よりも下方に位置させたこと
とにより、係止金具3を打抜き形成するに当って、金型
の雌型に細巾部が形成されることを防止できるから、当
該金型の耐久性を向上できるのであり、しかも、第1係
止爪8を表裏面板1a,1bの内面に接当させた状態で、第
2係止爪9の下端の突起13が支柱1外面に接当するか
ら、下向き開口溝13の溝巾(s)を広げて金型の耐久性
を向上させたものでありながら、係止金具3が支柱1に
対してガタ付くこともないのである。
以上の実施例は、間仕切の壁パネルを支柱に係止する場
合に適用した場合であったが、本考案にかかる係止金具
は、支柱に金属板製棚板を係止する場合等のように、板
状係止部を備えた部材を支柱に係止する場合一般につい
て適用することができるのであり、また、壁パネル等に
おける板状係止部は、実施例のように係合孔を穿設して
上向き開口溝に落とし込むことに代えて、下向き鉤状に
形成して上向き開口溝に落とし込むようにしても良いの
である。
合に適用した場合であったが、本考案にかかる係止金具
は、支柱に金属板製棚板を係止する場合等のように、板
状係止部を備えた部材を支柱に係止する場合一般につい
て適用することができるのであり、また、壁パネル等に
おける板状係止部は、実施例のように係合孔を穿設して
上向き開口溝に落とし込むことに代えて、下向き鉤状に
形成して上向き開口溝に落とし込むようにしても良いの
である。
第1〜7図は本考案の実施例を示し、第1図は間仕切の
正面図、第2図は第1図のII−II視断面図、第3図は第
2図のIII−III視正面図、第4図は第2図のIV−IV視断
面図、第5図及び第6図は係止方法を示す説明図、第7
図は支柱と遮蔽体との分離平面図、第8図は従来技術を
示す図である。 1……支柱、1a……表面板、1b……裏面板、2……壁パ
ネル、3……係止金具、5……係止孔、6……板状係止
部、7……係合孔、8……第1係止爪、9……第2係止
爪、10……支持部、11……上向き開口溝。12……下向き
開口溝、13……突起。
正面図、第2図は第1図のII−II視断面図、第3図は第
2図のIII−III視正面図、第4図は第2図のIV−IV視断
面図、第5図及び第6図は係止方法を示す説明図、第7
図は支柱と遮蔽体との分離平面図、第8図は従来技術を
示す図である。 1……支柱、1a……表面板、1b……裏面板、2……壁パ
ネル、3……係止金具、5……係止孔、6……板状係止
部、7……係合孔、8……第1係止爪、9……第2係止
爪、10……支持部、11……上向き開口溝。12……下向き
開口溝、13……突起。
Claims (1)
- 【請求項1】支柱に対して金属板製の係止金具を介して
壁パネル等を着脱自在に係止する係止装置において、前
記係止金具を、前記支柱の面板に穿設した縦長の係止孔
に挿入して該面板内面に接当する縦長の第1係止爪と、
前記支柱の外面に沿って延びる縦長の第2係止爪とを、
当該両係止爪の中途高さ部位間を支持部にて繋いで、該
両係止爪の間にて上下に開放する上下一対の開口溝が形
成されるように構成し、この上向き開口溝に、第2係止
爪に係止する壁パネル等における板状係止部を係脱自在
に嵌挿し、前記支持部の下端から第1係止爪の上端まで
の高さ寸法を前記係止孔の上下寸法よりも大きくなるよ
うに設定し、前記第2係止爪の上端を第1係止爪の上端
よりも低くすると共に、該第2係止爪における上部の内
角部を切欠き形成する一方、前記下向き開口溝の溝巾寸
法を、前記支柱における面板の肉厚寸法よりも大きい寸
法に設定し、前記第2係止爪の下端を第1係止爪の下端
よりも下方に位置させると共に、該第2係止爪の下端に
は、前記支柱の外面に接当する突起を一体的に造形し、
且つ、前記第1係止爪を、下端に行くに従って細くなる
下窄まり状に形成したことを特徴とする支柱への壁パネ
ル等の係止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16271788U JPH0740004Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 支柱への壁パネル等の係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16271788U JPH0740004Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 支柱への壁パネル等の係止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283910U JPH0283910U (ja) | 1990-06-28 |
JPH0740004Y2 true JPH0740004Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31446797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16271788U Expired - Lifetime JPH0740004Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 | 支柱への壁パネル等の係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740004Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2589277Y2 (ja) * | 1990-11-01 | 1999-01-27 | ナカ工業株式会社 | パネル支持装置におけるパネル係止具 |
JP5256500B2 (ja) * | 2009-06-15 | 2013-08-07 | コクヨ株式会社 | 壁体 |
JP5896655B2 (ja) * | 2011-09-08 | 2016-03-30 | 小松ウオール工業株式会社 | 間仕切りパネルの取付装置 |
JP5929650B2 (ja) * | 2012-09-10 | 2016-06-08 | 株式会社イトーキ | 耐震性間仕切パネル |
JP6299163B2 (ja) * | 2013-11-11 | 2018-03-28 | 株式会社イトーキ | 耐震性間仕切装置における連結装置 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP16271788U patent/JPH0740004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0283910U (ja) | 1990-06-28 |
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