JPH0739164Y2 - 偏向ヨーク装置 - Google Patents
偏向ヨーク装置Info
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- JPH0739164Y2 JPH0739164Y2 JP1989111091U JP11109189U JPH0739164Y2 JP H0739164 Y2 JPH0739164 Y2 JP H0739164Y2 JP 1989111091 U JP1989111091 U JP 1989111091U JP 11109189 U JP11109189 U JP 11109189U JP H0739164 Y2 JPH0739164 Y2 JP H0739164Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばテレビジョン受像機、ディスプレイ装
置等の受像管に装着される偏向ヨーク装置に係り、ミス
コンバージェンスを補正する補正コイル装置を具備した
偏向ヨーク装置に関する。
置等の受像管に装着される偏向ヨーク装置に係り、ミス
コンバージェンスを補正する補正コイル装置を具備した
偏向ヨーク装置に関する。
一般に、偏向ヨーク装置は筒状のコイルボビンと、該コ
イルボビンに設けられ、水平偏向電流の供給により水平
偏向磁界をピンクッション磁界として発生する水平偏向
コイルと、前記コイルボビンに該水平偏向コイルと絶縁
した状態で設けられ、垂直偏向電流の供給により垂直偏
向磁界をバレル磁界として発生する垂直偏向コイルとを
備えて構成されている。そして、前記偏向ヨーク装置
は、レッド,グリーン,ブルーの各電子ビームを出力す
る3電子銃を水平方向にインライン配列して設けたカラ
ー受像管のネック部に装着され、水平偏向コイルに水平
偏向電流を供給し、また、垂直偏向コイルに垂直偏向電
流を供給して、各コイルから発生する水平偏向磁界,垂
直偏向磁界を利用して各電子銃からの各色の電子ビーム
を偏向するようにしている。
イルボビンに設けられ、水平偏向電流の供給により水平
偏向磁界をピンクッション磁界として発生する水平偏向
コイルと、前記コイルボビンに該水平偏向コイルと絶縁
した状態で設けられ、垂直偏向電流の供給により垂直偏
向磁界をバレル磁界として発生する垂直偏向コイルとを
備えて構成されている。そして、前記偏向ヨーク装置
は、レッド,グリーン,ブルーの各電子ビームを出力す
る3電子銃を水平方向にインライン配列して設けたカラ
ー受像管のネック部に装着され、水平偏向コイルに水平
偏向電流を供給し、また、垂直偏向コイルに垂直偏向電
流を供給して、各コイルから発生する水平偏向磁界,垂
直偏向磁界を利用して各電子銃からの各色の電子ビーム
を偏向するようにしている。
しかしながら、このように構成した場合、画面の上下点
で、中央に位置するグリーンの電子ビームが両サイドに
位置するレッドとブルーの電子ビームに対して感度が不
足し、レッドとブルーの電子ビームに対して、グリーン
の電子ビームがずれるというミスコンバージェンス(こ
のミスコンバージェンスを垂直コマ収差といい、このコ
マ収差を補正することをコマ補正という)が生じるとい
う問題点があった。
で、中央に位置するグリーンの電子ビームが両サイドに
位置するレッドとブルーの電子ビームに対して感度が不
足し、レッドとブルーの電子ビームに対して、グリーン
の電子ビームがずれるというミスコンバージェンス(こ
のミスコンバージェンスを垂直コマ収差といい、このコ
マ収差を補正することをコマ補正という)が生じるとい
う問題点があった。
そこで、水平偏向コイルによる水平偏向磁界および垂直
偏向コイルによる垂直偏向磁界を補正する補正コイル装
置をコイルボビンの後端拡大部の上下位置に設けて、中
央に位置するグリーンの電子ビームの偏向感度を、両サ
イドに位置するレッドとブルーの電子ビームの偏向感度
より大きくすることにより、前述のミスコンバージェン
スを補正するようにした偏向ヨーク装置が知られてい
る。
偏向コイルによる垂直偏向磁界を補正する補正コイル装
置をコイルボビンの後端拡大部の上下位置に設けて、中
央に位置するグリーンの電子ビームの偏向感度を、両サ
イドに位置するレッドとブルーの電子ビームの偏向感度
より大きくすることにより、前述のミスコンバージェン
スを補正するようにした偏向ヨーク装置が知られてい
る。
第7図ないし第11図により従来技術による補正コイルを
具備した偏向ヨーク装置について述べる。
具備した偏向ヨーク装置について述べる。
図中、1は偏向ヨーク装置で、該偏向ヨーク装置1は絶
縁樹脂材によって朝顔状に形成されたコイルボビン2を
有し、該コイルボビン2は後述の第2図に示すような朝
顔状に拡径する周胴部2Aと、該周胴部2Aの前端側に鍔状
に拡径する前端拡大部2Bと、前記周胴部2Aの後端側に鍔
状に拡径する後端拡大部2Cと、該後端拡大部2Cの後端に
設けられた締付け部2Dとから構成されている。ここで、
前記コイルボビン2の内周側には一対の鞍型水平偏向コ
イル(図示せず)が設けられ、該コイルボビン2の外周
側にはコア3に巻回された一対のトロイダル型垂直偏向
コイル4,4が設けられている。そして、偏向ヨーク装置
1はR,G,Bの三電子銃がインライン配列された受像管の
ネック部5に装着され、締付け部2Dを締付けリング等に
よって締付けることによって固定されるようになってい
る。
縁樹脂材によって朝顔状に形成されたコイルボビン2を
有し、該コイルボビン2は後述の第2図に示すような朝
顔状に拡径する周胴部2Aと、該周胴部2Aの前端側に鍔状
に拡径する前端拡大部2Bと、前記周胴部2Aの後端側に鍔
状に拡径する後端拡大部2Cと、該後端拡大部2Cの後端に
設けられた締付け部2Dとから構成されている。ここで、
前記コイルボビン2の内周側には一対の鞍型水平偏向コ
イル(図示せず)が設けられ、該コイルボビン2の外周
側にはコア3に巻回された一対のトロイダル型垂直偏向
コイル4,4が設けられている。そして、偏向ヨーク装置
1はR,G,Bの三電子銃がインライン配列された受像管の
ネック部5に装着され、締付け部2Dを締付けリング等に
よって締付けることによって固定されるようになってい
る。
6,6はコイルボビン2の後端拡大部2C後面側に取付けら
れた補正コイル装置を示し、該各補正コイル装置6はR,
G,Bの電子ビームにインライン配列と直交方向の両側に
位置するように、上下位置に配設されている。ここで、
前記各補正コイル装置6は脚部がカラー受像管のネック
部5に向かい合うように配置されたコ字状のコア7と、
該コア7の中央部に設けられたボビン8と、該ボビン8
に巻回された補正コイル9とから構成されている。
れた補正コイル装置を示し、該各補正コイル装置6はR,
G,Bの電子ビームにインライン配列と直交方向の両側に
位置するように、上下位置に配設されている。ここで、
前記各補正コイル装置6は脚部がカラー受像管のネック
部5に向かい合うように配置されたコ字状のコア7と、
該コア7の中央部に設けられたボビン8と、該ボビン8
に巻回された補正コイル9とから構成されている。
ここで、第8図ないし第11図に基づいて補正コイル装置
6のコア7について説明する。該コア7はフェライト等
の磁性体材料で形成したL字状のコア形成部材10,11に
よって構成されている。即ち、該コア7は脚部10Aと脚
部10Aに対してほぼ直角な腕部をなすボビン嵌合部10Bと
からなる右側コア形成部材10と、同じく脚部11Aと脚部1
1Aに対してほぼ直角な腕部をなすボビン嵌合部11Bとか
らなる左側コア形成部材11とからなり、該ボビン嵌合部
10B,11Bを部分的に重ねあわせ、ボビン8内に嵌合する
ことによって、コ字状に形成している。
6のコア7について説明する。該コア7はフェライト等
の磁性体材料で形成したL字状のコア形成部材10,11に
よって構成されている。即ち、該コア7は脚部10Aと脚
部10Aに対してほぼ直角な腕部をなすボビン嵌合部10Bと
からなる右側コア形成部材10と、同じく脚部11Aと脚部1
1Aに対してほぼ直角な腕部をなすボビン嵌合部11Bとか
らなる左側コア形成部材11とからなり、該ボビン嵌合部
10B,11Bを部分的に重ねあわせ、ボビン8内に嵌合する
ことによって、コ字状に形成している。
このように構成される補正コイル装置6では、各補正コ
イル9を垂直偏向コイル4,4と直列に接続し、垂直偏向
電流を供給することにより、第8図に符号12として示す
補正磁界を発生させ、コマ補正を行なうことができる。
イル9を垂直偏向コイル4,4と直列に接続し、垂直偏向
電流を供給することにより、第8図に符号12として示す
補正磁界を発生させ、コマ補正を行なうことができる。
さて、前述のように構成される補正コイル装置6につい
てみると、コア7はL字状のコア形成部材10,11を重ね
合わせることによってコ字状に形成し、しかも該各コア
部材10,11は平板をL字状に成形したに過ぎない。この
ため、コア形成部材10,11の脚部10A,11Aの先端は、これ
らの断面積だけであって磁界発生部となる表面積が小さ
く、受像管ネック部5に与える補正磁界12が小さく、つ
まりコマ補正の感度があまりよくないという問題点があ
る。
てみると、コア7はL字状のコア形成部材10,11を重ね
合わせることによってコ字状に形成し、しかも該各コア
部材10,11は平板をL字状に成形したに過ぎない。この
ため、コア形成部材10,11の脚部10A,11Aの先端は、これ
らの断面積だけであって磁界発生部となる表面積が小さ
く、受像管ネック部5に与える補正磁界12が小さく、つ
まりコマ補正の感度があまりよくないという問題点があ
る。
また、補正磁界12を大きくするためには、補正コイル9
の巻数を多くすることが考えられるが、この場合には、
補正コイル9自体の自己インピーダンスが大きくなって
しまう。このため、垂直偏向回路から供給される垂直偏
向電流が補正コイル9に取られ、本来の垂直偏向コイル
4への供給電流が減ってしまい、垂直偏向磁界が減少す
る等の問題が生じる場合もある。
の巻数を多くすることが考えられるが、この場合には、
補正コイル9自体の自己インピーダンスが大きくなって
しまう。このため、垂直偏向回路から供給される垂直偏
向電流が補正コイル9に取られ、本来の垂直偏向コイル
4への供給電流が減ってしまい、垂直偏向磁界が減少す
る等の問題が生じる場合もある。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みなされた
もので、確実にミスコンバージェンスを補正できるいよ
うにした偏向ヨーク装置を提供することを目的とする。
もので、確実にミスコンバージェンスを補正できるいよ
うにした偏向ヨーク装置を提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、本考案が採用する手段の
特徴は、補正コイル装置を構成するコ字状のコアを、脚
部と、該脚部に対してほぼ直角な腕部と、脚部の先端を
受像管のネック部に沿って折曲げた折曲げ部とによって
L字状に形成した左,右2枚毎からなる4枚のコア形成
部材を組合せることに形成し、左,右2枚毎のコア形成
部材による2個ずつの折曲げ部をもって左,右の磁界発
生部を構成したことにある。
特徴は、補正コイル装置を構成するコ字状のコアを、脚
部と、該脚部に対してほぼ直角な腕部と、脚部の先端を
受像管のネック部に沿って折曲げた折曲げ部とによって
L字状に形成した左,右2枚毎からなる4枚のコア形成
部材を組合せることに形成し、左,右2枚毎のコア形成
部材による2個ずつの折曲げ部をもって左,右の磁界発
生部を構成したことにある。
上記構成により、脚部と腕部とによってL字状に形成し
た4枚のコア形成部材を左,右に2枚ずつ組合せてコ字
状コアを形成したとき、左,右に位置する2枚毎のコア
形成部材は2個ずつの折曲げ部がそれぞれの表面積をな
した磁界発生部を構成することになり、コアの先端の磁
界発生部の面積を広げることができ、補正磁界を増加す
ることができる。
た4枚のコア形成部材を左,右に2枚ずつ組合せてコ字
状コアを形成したとき、左,右に位置する2枚毎のコア
形成部材は2個ずつの折曲げ部がそれぞれの表面積をな
した磁界発生部を構成することになり、コアの先端の磁
界発生部の面積を広げることができ、補正磁界を増加す
ることができる。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を第1図ないし第6図に基づいて
説明する。なお、前述した従来技術と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
説明する。なお、前述した従来技術と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、21,21は本実施例の補正コイル装置(片方のみ示
す)で、該各補正コイル装置21はR,G,Bの電子ビームに
インライン配列と直交方向の両側に位置するように、上
下位置に配設されている。ここで、前記補正コイル装置
21は、従来技術のものと同様に脚部がカラー受像管のネ
ック部5に向かい合うように配置されたコ字状のコア22
と、該コア22の中央部に設けられたボビン23と、該ボビ
ン23に巻回された補正コイル装置24とから構成されてい
る。
す)で、該各補正コイル装置21はR,G,Bの電子ビームに
インライン配列と直交方向の両側に位置するように、上
下位置に配設されている。ここで、前記補正コイル装置
21は、従来技術のものと同様に脚部がカラー受像管のネ
ック部5に向かい合うように配置されたコ字状のコア22
と、該コア22の中央部に設けられたボビン23と、該ボビ
ン23に巻回された補正コイル装置24とから構成されてい
る。
然るに、本実施例のコア22はフェライト等の磁性体材料
で形成された4枚のコア形成部材25,26,27,28を組合せ
ることによって構成されている。ここで、各コア形成部
材25〜28は、脚部25A〜28Aと、該脚部25A〜28Aに対して
ほぼ直角な腕部をなすボビン嵌合部25B〜28Bと、脚部25
A〜28Aの先端を折曲げることによって形成され、脚部25
A〜28Aの幅よりも大きく、かつ受像管のネック部5の管
面に沿って幅を持つように湾曲させた折曲げ部25C〜28C
とからそれぞれ構成され、コア形成部材25と28、26と27
が同一形状になっている。
で形成された4枚のコア形成部材25,26,27,28を組合せ
ることによって構成されている。ここで、各コア形成部
材25〜28は、脚部25A〜28Aと、該脚部25A〜28Aに対して
ほぼ直角な腕部をなすボビン嵌合部25B〜28Bと、脚部25
A〜28Aの先端を折曲げることによって形成され、脚部25
A〜28Aの幅よりも大きく、かつ受像管のネック部5の管
面に沿って幅を持つように湾曲させた折曲げ部25C〜28C
とからそれぞれ構成され、コア形成部材25と28、26と27
が同一形状になっている。
ここで、右側に位置する2枚のコア形成部材25,26と左
側に位置する2枚のコア形成部材27,28とを組合せ、左
側のボビン嵌合部25B,26Bと右側のボビン嵌合部27B,28B
とを部分的に重ね合せ、ボビン23に嵌合することによっ
て、コ字状のコア22を形成する。この際、コア形成部材
25,26の折曲げ部25C,26Cが受像管のネック部5に対面す
る右側の磁界発生部となり、同じくコア形成部材27,28
の折曲げ部27C,28Cが左側の磁界発生部となる。
側に位置する2枚のコア形成部材27,28とを組合せ、左
側のボビン嵌合部25B,26Bと右側のボビン嵌合部27B,28B
とを部分的に重ね合せ、ボビン23に嵌合することによっ
て、コ字状のコア22を形成する。この際、コア形成部材
25,26の折曲げ部25C,26Cが受像管のネック部5に対面す
る右側の磁界発生部となり、同じくコア形成部材27,28
の折曲げ部27C,28Cが左側の磁界発生部となる。
本実施例はこのように構成されるが、偏向ヨーク装置お
よび補正コイル装置21自体の作用については従来技術の
ものと変わることがない。
よび補正コイル装置21自体の作用については従来技術の
ものと変わることがない。
然るに、従来では磁界発生部が脚部の先端の板断面積だ
けであったのが、本実施例の磁界発生部では折曲げ部25
C〜28Cの表面積となり、右側の磁界発生部は折曲げ部25
C,26Cを合計した表面積となり、左側の磁界発生部は折
曲げ部27C,28Cを合計した表面積となり、磁界の発生部
分が極めて広くなり、補正磁界が増加し、受像管のネッ
ク部5に確実に補正磁界を与えることができる。
けであったのが、本実施例の磁界発生部では折曲げ部25
C〜28Cの表面積となり、右側の磁界発生部は折曲げ部25
C,26Cを合計した表面積となり、左側の磁界発生部は折
曲げ部27C,28Cを合計した表面積となり、磁界の発生部
分が極めて広くなり、補正磁界が増加し、受像管のネッ
ク部5に確実に補正磁界を与えることができる。
この結果、補正感度の向上を図ることができると共に、
コマ補正を確実に行なうことができ、歪のない映像を受
像管に映すことができる。また、本実施例ではコア形成
部材25〜28は左,右対称であるために、コア形成部材製
作時における加工,組付け作業を簡略化できる。さら
に、従来技術のように補正コイル24の巻数を増やす必要
もなく、逆に従来の補正コイルの巻数よりも少なくする
ことができる。
コマ補正を確実に行なうことができ、歪のない映像を受
像管に映すことができる。また、本実施例ではコア形成
部材25〜28は左,右対称であるために、コア形成部材製
作時における加工,組付け作業を簡略化できる。さら
に、従来技術のように補正コイル24の巻数を増やす必要
もなく、逆に従来の補正コイルの巻数よりも少なくする
ことができる。
なお、前記実施例では、コア形成部材25〜28の折曲げ部
25C〜28Cを受像管ネック部5の管面に沿った湾曲面とし
たが、第6図による変形例のように、各折曲げ部25C′
〜28C′はネック部5の管面に沿うような枝面状に形成
してもよい。
25C〜28Cを受像管ネック部5の管面に沿った湾曲面とし
たが、第6図による変形例のように、各折曲げ部25C′
〜28C′はネック部5の管面に沿うような枝面状に形成
してもよい。
また、本実施例では、コア22を4枚のコア形成部材25,2
8を重ね合せて形成したが、突き合せで形成してもよ
い。
8を重ね合せて形成したが、突き合せで形成してもよ
い。
さらに、前記各実施例ではコマ補正用の補正コイル装置
として、コイルボビンの上下方向に設けた場合について
説明したが、本考案は、画面上に発生するミスコンバー
ジェンスを画面のY軸上の上下両端部における水平方向
のミスコンバージェンスYHを補正する補正コイル装置と
して、Y軸上の左右に対向して設けてなる補正コイル装
置等にも適用できるものである。
として、コイルボビンの上下方向に設けた場合について
説明したが、本考案は、画面上に発生するミスコンバー
ジェンスを画面のY軸上の上下両端部における水平方向
のミスコンバージェンスYHを補正する補正コイル装置と
して、Y軸上の左右に対向して設けてなる補正コイル装
置等にも適用できるものである。
以上詳述した如く、本考案によれば、補正コイル装置を
構成するコ字状のコアを、脚部と、該脚部に対してほぼ
直角な腕部と、脚部の先端を受像管のネック部に沿って
折曲げた折曲げ部とによってL字状に形成した左,右2
枚毎からなる4枚のコア形成部材を組合せることに形成
し、左,右2枚毎のコア形成部材による2個ずつの折曲
げ部をもって左,右の磁界発生部を構成したから、左,
右の磁界発生部の表面積を2個ずつの折曲げ部の合計表
面積とすることができ、該磁界発生部の表面積を広くし
て補正磁界を増加させ、確実に補正磁界を発生させて、
ミスコンバージェンスの補正感度を向上させると共に、
その補正を確実に行なうことができる。
構成するコ字状のコアを、脚部と、該脚部に対してほぼ
直角な腕部と、脚部の先端を受像管のネック部に沿って
折曲げた折曲げ部とによってL字状に形成した左,右2
枚毎からなる4枚のコア形成部材を組合せることに形成
し、左,右2枚毎のコア形成部材による2個ずつの折曲
げ部をもって左,右の磁界発生部を構成したから、左,
右の磁界発生部の表面積を2個ずつの折曲げ部の合計表
面積とすることができ、該磁界発生部の表面積を広くし
て補正磁界を増加させ、確実に補正磁界を発生させて、
ミスコンバージェンスの補正感度を向上させると共に、
その補正を確実に行なうことができる。
第1図ないし第5図は本考案の実施例に係り、第1図は
コイルボビンの後面側要部拡大図、第2図は第1図の底
面図、第3図はコアの組立て状態を示す正面図、第4図
は第3図の底面図、第5図はコア形成部材の斜視図、第
6図は変形例によるコアを示す正面図、第7図ないし第
11図は従来技術を示し、第7図は従来技術による偏向ヨ
ーク装置の後面側外観図、第8図は第7図の要部拡大
図、第9図はコアの組立て状態を示す正面図、第10図は
第9図の底面図、第11図はコア形成部材の斜視図であ
る。 1……偏向ヨーク、2……コイルボビン、2B……前端拡
大部、2C……後端拡大部、4……垂直偏向コイル、21…
…補正コイル装置、22……コア、23……ボビン、24……
補正コイル装置、25,26,27,28……コア形成部材、25A,2
6A,27A,28A……脚部、25B,26B,27B,28B……ボビン嵌合
部(腕部)、25C,26C,27C,28C,27C′,28C′……折曲げ
部。
コイルボビンの後面側要部拡大図、第2図は第1図の底
面図、第3図はコアの組立て状態を示す正面図、第4図
は第3図の底面図、第5図はコア形成部材の斜視図、第
6図は変形例によるコアを示す正面図、第7図ないし第
11図は従来技術を示し、第7図は従来技術による偏向ヨ
ーク装置の後面側外観図、第8図は第7図の要部拡大
図、第9図はコアの組立て状態を示す正面図、第10図は
第9図の底面図、第11図はコア形成部材の斜視図であ
る。 1……偏向ヨーク、2……コイルボビン、2B……前端拡
大部、2C……後端拡大部、4……垂直偏向コイル、21…
…補正コイル装置、22……コア、23……ボビン、24……
補正コイル装置、25,26,27,28……コア形成部材、25A,2
6A,27A,28A……脚部、25B,26B,27B,28B……ボビン嵌合
部(腕部)、25C,26C,27C,28C,27C′,28C′……折曲げ
部。
Claims (1)
- 【請求項1】前端拡大部と後端拡大部とを有し、受像管
のネック部に装着されるコイルボビンと、該コイルボビ
ンによって絶縁された状態で該コイルボビンに設けられ
た水平偏向コイルおよび垂直偏向コイルと、前記コイル
ボビンの後端拡大部側に設けられ、コ字状のコアにコイ
ルを巻回してなる補正コイル装置とからなり、該補正コ
イル装置による補正磁界によって、ミスコンバージェン
スを補正するようにした偏向ヨーク装置において、 前記補正コイル装置のコ字状のコアは、脚部と、該脚部
に対してほぼ直角な腕部と、脚部の先端を受像管のネッ
ク部に沿って折曲げた折曲げ部とによってL字状に形成
した左,右2枚毎からなる4枚のコア形成部材を組合せ
ることにより形成し、左,右2枚毎のコア形成部材によ
る2個ずつの折曲げ部をもって左,右の磁界発生部を構
成したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989111091U JPH0739164Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 偏向ヨーク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989111091U JPH0739164Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 偏向ヨーク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0350746U JPH0350746U (ja) | 1991-05-17 |
JPH0739164Y2 true JPH0739164Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31659588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989111091U Expired - Lifetime JPH0739164Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 偏向ヨーク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739164Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58135856U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-12 | 松下電子工業株式会社 | 偏向ヨ−ク装置 |
JPS63184250A (ja) * | 1987-01-26 | 1988-07-29 | Hitachi Ltd | 偏向ヨ−ク |
JPH0364835A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-20 | Matsushita Electron Corp | 偏向ヨーク |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP1989111091U patent/JPH0739164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350746U (ja) | 1991-05-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |