JPH0738352Y2 - 粗面に切削する切刃 - Google Patents
粗面に切削する切刃Info
- Publication number
- JPH0738352Y2 JPH0738352Y2 JP1993006158U JP615893U JPH0738352Y2 JP H0738352 Y2 JPH0738352 Y2 JP H0738352Y2 JP 1993006158 U JP1993006158 U JP 1993006158U JP 615893 U JP615893 U JP 615893U JP H0738352 Y2 JPH0738352 Y2 JP H0738352Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- cutting edge
- convex portion
- rough surface
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 title claims description 42
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 206010010214 Compression fracture Diseases 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、除雪機械に装備した路面
整正用ブレードまたはプラウに装着する粗面に切削する
切刃に関するものである。
整正用ブレードまたはプラウに装着する粗面に切削する
切刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。例えば、実開平3−2141
9号で開示されているものは、刃先に凹凸を設け、凸部
と凹部の厚さを異にした粗面に切削する切刃により、雪
氷面を粗面に切削することによりタイヤと雪氷路面の摩
擦力を向上させるよう構成されたものである。そこで、
この切刃に凹凸を形成するにあたり母材を切削加工する
か、または鋳造による製作となり、いずれも単一材質も
のとなっている。
ようなものになっている。例えば、実開平3−2141
9号で開示されているものは、刃先に凹凸を設け、凸部
と凹部の厚さを異にした粗面に切削する切刃により、雪
氷面を粗面に切削することによりタイヤと雪氷路面の摩
擦力を向上させるよう構成されたものである。そこで、
この切刃に凹凸を形成するにあたり母材を切削加工する
か、または鋳造による製作となり、いずれも単一材質も
のとなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。切刃
の凹凸各部の摩耗の変化は、部材の厚さのみに左右され
るものであるため、摩耗の差異には限界がある。さら
に、母材の切削加工による凸凹の形成、または鋳造によ
る製作はコストの問題が大きな課題である。
のにあっては、下記のような問題点を有していた。切刃
の凹凸各部の摩耗の変化は、部材の厚さのみに左右され
るものであるため、摩耗の差異には限界がある。さら
に、母材の切削加工による凸凹の形成、または鋳造によ
る製作はコストの問題が大きな課題である。
【0004】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、上述の問題を解決できるものを提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、切刃1Aの母材の進行方向側である
正面部に、当該切刃の母材と同質あるいは異質の材料で
構成された縦棒状の凸部形成材料1Bを溶接などの方法
で並列状態で固着させ凹部1Cと凸部1Dが隣接状態で
交互に形成されていると共に、凹部1Cの厚さ1C1は
凸部1Dの厚さ1D1より薄く構成されている粗面に切
削する切刃である。この場合、凸部形成材料1Bの形状
を、丸棒状体1B1、角柱状体1B2、台形状体1B
3、その他の形状にすることができる。
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、切刃1Aの母材の進行方向側である
正面部に、当該切刃の母材と同質あるいは異質の材料で
構成された縦棒状の凸部形成材料1Bを溶接などの方法
で並列状態で固着させ凹部1Cと凸部1Dが隣接状態で
交互に形成されていると共に、凹部1Cの厚さ1C1は
凸部1Dの厚さ1D1より薄く構成されている粗面に切
削する切刃である。この場合、凸部形成材料1Bの形状
を、丸棒状体1B1、角柱状体1B2、台形状体1B
3、その他の形状にすることができる。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本案の粗面に切削する切刃(以下切刃1と云う)であ
る。2は自走車に装備した排雪用ブレードであり、下辺
にはこの切刃1が着脱自在に装着されている。この結
果、切刃1の下部が摩耗した場合、交換することにな
る。
は本案の粗面に切削する切刃(以下切刃1と云う)であ
る。2は自走車に装備した排雪用ブレードであり、下辺
にはこの切刃1が着脱自在に装着されている。この結
果、切刃1の下部が摩耗した場合、交換することにな
る。
【0007】そこで、この切刃1の構成を説明する。1
Aは切刃の母材で、この切刃の母材の進行方向側である
正面部に、当該切刃の母材と同質あるいは異質の材料で
構成された縦棒状の凸部形成材料1Bを溶接などの方法
で並列状態で固着させ凹部1Cと凸部1Dが隣接状態で
交互に形成されている。
Aは切刃の母材で、この切刃の母材の進行方向側である
正面部に、当該切刃の母材と同質あるいは異質の材料で
構成された縦棒状の凸部形成材料1Bを溶接などの方法
で並列状態で固着させ凹部1Cと凸部1Dが隣接状態で
交互に形成されている。
【0008】すなわち、凸部形成材料1Bの添着部分が
凸部1Dとなり、切刃の母材のみの部分は凹部1Cとな
る。そして、当然のことながら、凹部1Cの厚さ1C1
は凸部1Dの厚さ1D1より薄く構成されていることに
なる。この場合、凸部形成材料1Bの形状は、丸棒状体
1B1、角柱状体1B2、台形状体1B3であってもよ
い。さらにその他の形状でも可能である。
凸部1Dとなり、切刃の母材のみの部分は凹部1Cとな
る。そして、当然のことながら、凹部1Cの厚さ1C1
は凸部1Dの厚さ1D1より薄く構成されていることに
なる。この場合、凸部形成材料1Bの形状は、丸棒状体
1B1、角柱状体1B2、台形状体1B3であってもよ
い。さらにその他の形状でも可能である。
【0009】そして、凸部形成材料1Bの形状は、路面
状況に適合した切削ができるように適宜選択する。切刃
の母材に凸部となる材料を溶着などの方法で固着させる
ものであり、かつこの凸部の材料、形状および材質は任
意に選択できるものである。
状況に適合した切削ができるように適宜選択する。切刃
の母材に凸部となる材料を溶着などの方法で固着させる
ものであり、かつこの凸部の材料、形状および材質は任
意に選択できるものである。
【0010】本考案のものはJISによるカッティング
エッジが路面を平坦(鏡面)に切削する性質を有するの
に対して、切削面(路面)を粗雑に切削し、自動車タイ
ヤとの摩擦係数を向上させるようにしたものである。な
お、寸法は下記のものが好適であった。凹部1Cの厚さ
1C1は9mm、凸部1Dの厚さ1D1は25mm、凹
部1Cの幅1C2は14mm、凸部1Dの幅1D2は1
6mm、凸部1Dの高さ1D3は75mm。
エッジが路面を平坦(鏡面)に切削する性質を有するの
に対して、切削面(路面)を粗雑に切削し、自動車タイ
ヤとの摩擦係数を向上させるようにしたものである。な
お、寸法は下記のものが好適であった。凹部1Cの厚さ
1C1は9mm、凸部1Dの厚さ1D1は25mm、凹
部1Cの幅1C2は14mm、凸部1Dの幅1D2は1
6mm、凸部1Dの高さ1D3は75mm。
【0011】本考案のものは下記のように作用する。第
1図は自走車に装着した排雪用ブレードの略図で、自走
車の移動によってブレードはA方向に移動し雪氷Bを切
削し、整正された切削面Cを確保する。この場合、切削
による刃先の摩耗は、厚さの少ない凹部が速く、厚さの
多い凸部が遅くなるため、刃先の凹凸は常に確保され
る。
1図は自走車に装着した排雪用ブレードの略図で、自走
車の移動によってブレードはA方向に移動し雪氷Bを切
削し、整正された切削面Cを確保する。この場合、切削
による刃先の摩耗は、厚さの少ない凹部が速く、厚さの
多い凸部が遅くなるため、刃先の凹凸は常に確保され
る。
【0012】
【考案の効果】本考案は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。凸部の部材形状を任意に
選択できると共に、材質も母材と同質のものを任意に選
択固着することができることにより、切削性および路面
の状況に適合した構造の切刃を容易、かつ確実に得るこ
とができる。
で次に記載する効果を奏する。凸部の部材形状を任意に
選択できると共に、材質も母材と同質のものを任意に選
択固着することができることにより、切削性および路面
の状況に適合した構造の切刃を容易、かつ確実に得るこ
とができる。
【0013】刃先の凹凸により雪氷路面は、常に一定範
囲の凹凸をもった路面に切削されるため、安定した摩擦
抵抗をもった雪氷面を確保できる。すなわち、刃先に凹
凸が形成されているから、雪氷路面への食い込みがよく
なり、切削力が向上する。
囲の凹凸をもった路面に切削されるため、安定した摩擦
抵抗をもった雪氷面を確保できる。すなわち、刃先に凹
凸が形成されているから、雪氷路面への食い込みがよく
なり、切削力が向上する。
【0014】切刃を路面に押し付ける圧力により雪氷面
を圧縮破壊する(自走車の重量を利用する)。同上の状
態で自走車を移動させる(自走車の牽引力を利用す
る)。この結果、 1.圧縮破壊は路面との接触面積が少ないほど単位面積
当りの圧縮圧力が増大する。 A・凸部のみ接触した状態では最大の圧縮破壊が起こ
り、鏡面を粗面に整正できる。 B・凹部も接触した状態では先に接触している凸部が先
行しており、楔効果により雪氷面を破壊する。 2.自走車のタイヤが粗面に整正された摩擦力の多い雪
氷面を走行するので、牽引力が増大する。
を圧縮破壊する(自走車の重量を利用する)。同上の状
態で自走車を移動させる(自走車の牽引力を利用す
る)。この結果、 1.圧縮破壊は路面との接触面積が少ないほど単位面積
当りの圧縮圧力が増大する。 A・凸部のみ接触した状態では最大の圧縮破壊が起こ
り、鏡面を粗面に整正できる。 B・凹部も接触した状態では先に接触している凸部が先
行しており、楔効果により雪氷面を破壊する。 2.自走車のタイヤが粗面に整正された摩擦力の多い雪
氷面を走行するので、牽引力が増大する。
【図1】自走車に装着した排雪用ブレードの作用を説明
する略図的側面図である。
する略図的側面図である。
【図2】排雪用ブレードに装着する切刃の1部を省略し
た正面図である。
た正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】他の実施例の拡大平面図である。
【図5】他の実施例の拡大平面図である。
【図6】他の実施例の拡大平面図である。
1 粗面に切削する切刃 2 排雪用ブレード 1A 切刃の母材 1B 凸部形成材料 1C 凹部 1D 凸部
Claims (2)
- 【請求項1】 切刃(1A)の母材の進行方向側である
正面部に、当該切刃の母材と同質あるいは異質の材料で
構成された縦棒状の凸部形成材料(1B)を溶接などの
方法で並列状態で固着させ凹部(1C)と凸部(1D)
が隣接状態で交互に形成されていると共に、凹部(1
C)の厚さ(1C1)は凸部1Dの厚さ(1D1)より
薄く構成されていることを特徴とする粗面に切削する切
刃。 - 【請求項2】 凸部形成材料(1B)の形状が、丸棒状
体(1B1)、角柱状体(1B2)、台形状体(1B
3)、その他の形状である請求項1記載の粗面に切削す
る切刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006158U JPH0738352Y2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 粗面に切削する切刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993006158U JPH0738352Y2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 粗面に切削する切刃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0660618U JPH0660618U (ja) | 1994-08-23 |
JPH0738352Y2 true JPH0738352Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=11630726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993006158U Expired - Lifetime JPH0738352Y2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 粗面に切削する切刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738352Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001248127A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-09-14 | Komatsu Ltd | カッティングエッジ |
KR102546924B1 (ko) * | 2022-08-22 | 2023-06-23 | 주식회사 자동기 | 제설 삽 장치 및 이의 구동 방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109331U (ja) * | 1977-02-08 | 1978-09-01 | ||
SE458532B (sv) * | 1987-03-25 | 1989-04-10 | Sandvik Ab | Verktyg med haardmetallspets avsett att roterbart monteras i ett vaeghyvelskaer |
JP3021419U (ja) * | 1995-07-20 | 1996-02-20 | 官秀 李 | 鞄用止め金 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP1993006158U patent/JPH0738352Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0660618U (ja) | 1994-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2002154308A (ja) | 重荷重支持タイヤ用トレッド | |
US6443200B1 (en) | Tread including relief elements having undercut lateral walls and incision that does not cut into ridge | |
JPH0738352Y2 (ja) | 粗面に切削する切刃 | |
JP2536852B2 (ja) | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ | |
US5482365A (en) | Rubber grousered track shoe | |
CA2995291C (en) | Snow plow blade | |
JP3517721B2 (ja) | 空気入りタイヤ及びタイヤのサイプ形成片構造 | |
JPH05338418A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH077378Y2 (ja) | 雪氷面を粗面に切削する切刃 | |
US20240025498A1 (en) | Vehicle track pad assembly | |
JP4149437B2 (ja) | 凍結路面用刻溝装置およびそれを利用したスリップ防止用横縞溝の刻設方法 | |
JP3137185U (ja) | 除雪用ドーザー | |
JP2000203471A (ja) | クロ―ラ軌道リンク部材 | |
JPH10511754A (ja) | 線 路 | |
JPH09158144A (ja) | 除雪用エッジ部材 | |
JPH0621941Y2 (ja) | 道路敷設レールの脇溝清掃装置 | |
JPH11222171A (ja) | ゴムクロ−ラ | |
JPH0426493Y2 (ja) | ||
JP3012954U (ja) | 除雪用ブレード | |
JP2000240002A (ja) | 舗装用コンクリートブロック | |
JPS62253801A (ja) | 路面の目地用シ−リング材除去方法及び装置 | |
JPH05112107A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPH0246498Y2 (ja) | ||
JPS6216139Y2 (ja) | ||
JPH0322325Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |