JPH0738327U - 金物間接合構造 - Google Patents
金物間接合構造Info
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- JPH0738327U JPH0738327U JP6828993U JP6828993U JPH0738327U JP H0738327 U JPH0738327 U JP H0738327U JP 6828993 U JP6828993 U JP 6828993U JP 6828993 U JP6828993 U JP 6828993U JP H0738327 U JPH0738327 U JP H0738327U
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】埋込み金物への座ぐり状の凹み形成を抑えた金
物間接合構造を目的としている。 【構成】埋込み金物2の水平部2aに長穴7及び頭部挿
通穴部が形成されている。その長穴7及び頭部挿通穴部
の下端開口部を覆うようにキャップ9が固着している。
埋込み金物2の水平部2a上面にはファスナー3が着座
している。そして、頭部10aをキャップ9内に収納さ
れた接合ボルト10が、上記埋込み金物2の長穴7,及
びファスナー3の長穴3cを挿通して両金物2,3間を
接合している。上記ボルト10の頭部10aと埋込み金
物2下面との間には座金11が介装されている。その座
金11は、座金本体部から左右方向に張出し部11bが
張り出し、また、上記座金本体部の上面側には、凸部1
1cが形成されている。
物間接合構造を目的としている。 【構成】埋込み金物2の水平部2aに長穴7及び頭部挿
通穴部が形成されている。その長穴7及び頭部挿通穴部
の下端開口部を覆うようにキャップ9が固着している。
埋込み金物2の水平部2a上面にはファスナー3が着座
している。そして、頭部10aをキャップ9内に収納さ
れた接合ボルト10が、上記埋込み金物2の長穴7,及
びファスナー3の長穴3cを挿通して両金物2,3間を
接合している。上記ボルト10の頭部10aと埋込み金
物2下面との間には座金11が介装されている。その座
金11は、座金本体部から左右方向に張出し部11bが
張り出し、また、上記座金本体部の上面側には、凸部1
1cが形成されている。
Description
【0001】
本考案は、躯体構造物にカーテンウォール等を接合するために、該躯体構造物 に固定された埋込み金物に対してファスナー等の取付け金物を取付ける際の金物 間接合構造に関するものである。
【0002】
従来、例えば,カーテンウォールの取り付けにあっては、図8に示すように、 躯体構造物の床や梁3に埋込み金物2を固定することで、躯体構造物側の接合部 を強固にすると共に水平面を形成し、その水平面を形成する水平部2aに、略L 字形状をした取付け金物であるファスナー3の着座部本体3aを着座させる。
【0003】 そして、ファスナー3を埋込み金物2へボルト10によって仮止めし位置調整 をした後に溶接等により両金物2,3間を固定すると共に、上記ファスナー3の 壁取付け部3bとカーテンウォール4とをボルト等によって固定することで、カ ーテンウォール4が躯体構造物に接合される。 このとき、上記埋込み金物2の水平部2aには、図9に示すように、接合ボル ト10の頭部10aが挿通可能な頭部挿通穴部8が開設されていると共に、その 頭部挿通穴部8に連続して接合ボルト10の軸部10bがスライド可能な幅を有 する長穴7が所定方向に延びるように開設されており、さらに、その頭部挿通穴 部8及び長穴7の下端開口部を覆うようにキャップ9が固着されている。
【0004】 そして、上記埋込み金物2とファスナー3との接合は、躯体構造物に固定され た埋込み金物2の頭部挿通穴部8を介して接合ボルト10の頭部10aをキャッ プ9内に入れ、続いて長穴7側にボルト10をずらすことで、ボルト10を埋込 み金物2に取り付けると共に、該ボルト10の軸部10bを埋込み金物2から突 出状態とし、さらに、そのボルト10の軸部10bに、ファスナー3の取付け穴 を挿入して、埋込み金物2上にファスナー3を着座せしめ、続けて上記接合ボル ト10にナットを螺合することで接合している。
【0005】
しかしながら上記のような従来の金物間接合構造では、ボルト10の頭部10 aは、埋込み金物2の長穴7下端開口部辺縁のわずかな部分としか接触しないの で、摩擦抵抗が小さいと共に、所定以上の締め付けトルクでボルト10を締め付 けると、上記長穴7の下端開口部辺縁に掛かる応力が大きく該下端開口部辺縁に 座ぐり状の凹みが形成される恐れがある。かかる凹みAが形成されると図10に 示すように反対側の上面が相対的に盛り上がってしまい(図10中B部分)、埋 込み金物2とファスナー3との密着性が悪くなるという問題がある。
【0006】 なお、従来であっても緩み止め等のためにボルト10に座金を介装することが あっても、その座金の大きさは、ほぼボルト10の頭部10aと同じ大きさであ り、上記問題は依然として発生する。 本考案は、上記のような問題点に着目してなされたもので、埋込み金物への凹 み形成を抑える金物間接合構造を目的としている。
【0007】
上記目的を達成するために、本考案の金物間接合構造は、躯体構造物に固定さ れていると共に、接合ボルトの頭部を遊挿可能な頭部挿通穴部とその頭部挿通穴 部に連続し且つ接合ボルトの軸部がスライド可能な幅をもって延びる長穴とを有 する埋込み金物に対して、接合ボルトが、その頭部を上記頭部挿通穴部に通し長 穴側に移動することで取り付けられ、その埋込み金物から突出状態となっている 接合ボルトの軸部に、取付け金物のボルト穴を挿入して、該埋込み金物と取付け 金物とを上記ボルトでボルト接合する金物間接合構造において、上記ボルトの頭 部と埋込み金物との間に座金を介装してなり、その座金は、少なくとも長穴の幅 方向へ上記ボルトの頭部よりも側方に張り出した張出し部を有することを特徴と している。
【0008】 または、躯体構造物に固定されていると共に、接合ボルトの頭部を遊挿可能な 頭部挿通穴部とその頭部挿通穴部に連続し且つ接合ボルトの軸部がスライド可能 な幅をもって延びる長穴とを有する埋込み金物に対して、接合ボルトが、その頭 部を上記頭部挿通穴部に通し長穴側に移動することで取り付けられ、その埋込み 金物から突出状態となっている接合ボルトの軸部に、取付け金物のボルト穴を挿 入して、該埋込み金物と取付け金物とを上記ボルトでボルト接合する金物間接合 構造において、上記ボルトの頭部と埋込み金物との間に座金を介装してなり、そ の座金は、少なくとも長穴の幅方向へ上記ボルトの頭部よりも側方に張り出した 張出し部を有すると共に、埋込み金物と対向する面から突出して長穴の内面と摺 動可能に係合することで座金本体を長穴の延び方向にのみ移動可能にガイドする ガイド用凸部を有することを特徴としている。
【0009】
埋込み金物と座金との接触面積は、従来のように座金を介装しない場合の埋込 み金物とボルトの頭部との接触面積よりも広くなるので、締め付け時の摩擦抵抗 が大きくなると共に、ボルトの頭部を介して埋込み金物の長穴下端開口部辺縁に 掛かる荷重は分散されて、該埋込み金物下面への座ぐり状の凹み形成が抑えられ る。これによって、埋込み金物と取付け金物との密着性の悪化が防止される。
【0010】 また、請求項2に記載されたような構造とすることで、上記のように摩擦抵抗 が大きくなると共に締め付け時にガイド用凸部の側面が長穴の内面と当接して座 金本体の回転を拘束するので、締め付け時に座金が共廻りすることが防止される 。 なお、ボルト自体の頭部を横方向に張出した形状に成形して埋込み金物との接 触面積を広くすることも考えられる。しかし、ボルトは所定の規格に従って製造 されていると共に多品種であるので、在庫管理などの手間を考えると個々に対応 することは難しい。これに対して、本願考案では、従来の種々のボルトに対して 、座金を取付けるだけで容易に対処することが可能となる。
【0011】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例では、カーテンウォール の取付けの例をもって説明する。 まず構成を説明すると、図1に示すように、躯体構造物のスラブ1に固定され た埋込み金物2にファスナー3がボルト接合され、そのファスナー3にカーテン ウォール4が取付けられている。
【0012】 上記埋込み金物2は、縦断面略L字形状のアングル材であって、躯体構造物で あるスラブ1上面に固定されて上面が水平となっている水平部2aと、そのスラ ブ1外面に固定される垂直部2bとからなる。上記水平部2a下面にはウェルド ナット5を介して埋込みボルト6が固定されており、その埋込みボルト6が、ス ラブ1に埋設されることでスラブ1に対する埋込み金物2のアンカーとなって、 該埋込み金物2がスラブ1に対して強固に固定されている。
【0013】 また、上記埋込み金物2の水平部2aには、図2に示すように、ボルト10の 軸部を遊挿可能な幅をもった長穴7が左右方向に延びて開設され、その長穴7の 長手方向一端部側には、ボルト10の頭部10a及び後述する座金11が上下に 遊挿可能な大きさ且つ形状に拡径された頭部挿通穴部8が開設されている。そし て、その長穴7及び頭部挿通穴部8の下端開口部を下側から覆うようにキャップ 9が固着している。そのキャップ9内は、上記ボルト10の頭部10a及び座金 11が上記長穴7の長径方向にスライド可能なだけの広さを有している。
【0014】 そして、上記埋込み金物2の水平部2a上面に、縦断面略L字状のファスナー 3が着座している。 そのファスナー3は、該埋込み金物2の水平部2a上面に着座する水平板形状 の着座部本体3aと、その着座部本体3aから上方に延設されてカーテンウォー ル4に固定される壁取付け部3bとから構成され、上記着座部本体3aには、埋 込み金物2に着座した際に、該埋込み金物2の長穴7と上下に対向し、且つその 長穴7と直交する方向,即ち前後方向に延びる長穴3cが開設されている。また 、上記壁取付け部3bは、平板状部材からなり、ボルト10穴を介してカーテン ウォール4をボルト接合している。
【0015】 また、頭部10aをキャップ9内に収納された接合ボルト10が、上記埋込み 金物2の水平部2aの長穴7,及びファスナー3の着座部本体3aの長穴3cに 挿通されていると共にナット13と螺合して両金物2,3間を接合している。 また、上記ボルト10の頭部10aと埋込み金物2下面との間には座金11が 介装されている。その座金11は、図3に示すように、中央部にボルト10穴が 開設されていて、ボルト10の頭部10aとほぼ等しい面積を有する座金本体部 11aから左右方向にそれぞれ円弧形状の張出し部11bが張り出しており、さ らに、上記座金本体部11aの上面側には、上記張出し部11bと直交する方向 に延びたガイド用凸部11cが形成されている。そのガイド用凸部11cの幅は 、上記埋込み金物2の長穴7の幅とほぼ同一になっていて、そのガイド用凸部1 1cを該長穴7に挿入した際に、そのガイド用凸部11cの幅方向側面がそれぞ れ上記長穴7の内面と摺動可能に係合して、該長穴7の延び方向に沿ってのみ移 動可能となっている。
【0016】 次に、埋め込む金物2とファスナー3との接合手順を説明すると、予め、埋込 み金物2のウェルドナット5に長軸の埋込みボルト6を螺合し、また、埋込み金 物2の長穴7の上面開口部側に、その開口部を覆う図示しない剥離可能な粘着テ ープを被着する。そして、その埋込み金物2を、スラブ1形成のためのコンクリ ートを打設した際に、上記ボルト10をスラブ1内に埋没させて、埋込み金物2 の水平部2aの上面がスラブ1上面に水平状態となるようにして固定する。
【0017】 このとき、スラブ1内に埋没したボルト10は、埋込み金物2のをスラブ1に 固定するアンカーの役割をして、埋込み金物2が躯体構造物のスラブ1へ強固に 固定される。 次に、埋込み金物2上面に被着した粘着テープを剥がし、接合ボルト10の軸 部10bに上記座金11を挿入する。そして、その接合ボルト10の頭部10a 及び座金11を、一緒に埋込み金物2の頭部挿通穴部8に挿通してキャップ9内 に入れ、軸部10bを上方に向けた状態で長穴7の長径方向に沿って所定量だけ 該ボルト10をスライドさせる。
【0018】 このとき、上記ボルト10及び座金11を挿入する際には、図4(a)に示す ように、座金11の張出し部11bが長穴7の長手方向に向けて入れると共に、 その挿入が完了したら90度軸回転して引き上げ、座金11のガイド用凸部11 cの長手方向を長穴7の長手方向に向けて該ガイド用凸部11cを長穴7の内面 に係合させる。これによって、上記頭部挿通穴部8の大きさは、従来よりも片側 の張出し部11b相当部分だけ広くして必要以上に開口することが防止される。 そして、図4(b)に示すように、ガイド用凸部11cを長穴7に案内させるよ うにして、ボルト10を該長穴7に沿ってスライドする。
【0019】 次に、上記接合ボルト10の軸部10bをファスナー3の長穴3cに遊挿させ て、該ファスナー3の着座部本体3aを上記埋込み金物2の水平部2a上に着座 させ、その状態で上記接合ボルト10にナット13を螺合することで、該ファス ナー3を埋込み金物2に仮止めする。 そして、上記ファスナー3が所定の設定位置になるように、上記接合ボルト1 0の位置を相対的に上記埋込み金物2の長穴7及び着座部本体3aの長穴7に沿 って移動して、上記ファスナー3の位置を調整した後、上記接合ボルト10を本 締めして該ファスナー3を埋込み金物2に固定する。
【0020】 なお、上記接合ボルト10としては、例えば高力ボルト10が使用される。そ の高力ボルト10は、軸部10b先端部に括れ部を介して多角に形成された螺合 入力部10cを備えていて、ナット13を所定トルクで仮締めした後に、該螺合 入力部を介して締め付け、その締め付けトルクが所定値を越えた時点で、該括れ 部が破断されて螺合括れ部が脱落し、上記ファスナー3と埋込み金物2とが必要 な所定の締結力で固定されるようになる。
【0021】 このとき、上記ボルト10の締め付けによって、ボルト10の頭部10aが座 金11を介して埋込み金物2の長穴7下端開口部辺縁に荷重を負荷するが、上記 座金11と埋込み金物2との接触面積は、該座金11の張出し部11b部分だけ 従来よりも増加しているので、埋込み金物2にかかる荷重が分散されて、該埋込 み金物2の下端面に従来発生していた座ぐり状の凹み形成が抑止される。
【0022】 これによって、上記凹みのために生じていた埋込み金物2上面の盛り上がり発 生が防止されて、該埋込み金物2とファスナー3との密着性が良好状態に維持さ れる。 また、上記ボルト10による締め付けの際、上記のように、埋込み金物2と座 金11の接触面が広くなって摩擦抵抗を大きくなると共に、ガイド用凸部11c が長穴7と当接して座金11の共廻りが防止される。
【0023】 なお、上記実施例では、ボルト10の軸を上下に向けた状態でボルト10の頭 部10a及び座金11を遊挿可能な形状の頭部挿通穴部8で説明しているが、該 ボルト10の頭部10a及び座金11が遊挿可能な形状であればよいので、例え ば、図5に示すように、ボルト10の軸を寝かした状態でボルト10の頭部10 a及び座金11を遊挿可能な開口形状にしてもよい。この場合には、座金11の 張出し部11bを上下方向に向けて挿入することで、座金11の張出し部11b に対応する張出し部11bが不要となる。
【0024】 また、座金11の形状は、上記実施例の形状に限定されるものではなく、例え ば、図6に示すような座金形状であってもよい。 この座金11は、ガイド凸部11d以外は、上記と同様な形状をしている。ガ イド凸部は、ボルト穴を中心にして突設された4本の円柱体から構成されていて 、図7に示すように、2本の円柱体が長穴7の一方の内面と摺動可能に当接する と共に残りの2本の円柱体が他方の内面と摺動可能に当接する。これによって、 座金本体部11aは、回転不能に規制されて、該長穴7の延び方向にのみ移動可 能に該ガイド凸部11dに案内されるようになる。
【0025】 ここで、図6中,11eは、円柱体を挿入可能な中空部で、該座金11を積み 重ねた際に嵩張ることを回避する働きをする。 また、上記実施例では、座金11の張出し部11bを円弧形状に張出している が、この形状に限定されることはなく、矩形等の公知の形状して張出してもよい し、また、張出し方向も左右方向のみに限定されるものではなく全周に渡って張 り出すようにしても構わない。
【0026】 さらに、耐蝕性を向上させるために、上記座金11やボルト10などにダクロ タイズド処理を施しておくとよい。 また、上記全実施例では、座金本体部11aの上面にガイド用凸部11cが形 成されているが、該ガイド用凸部11cがなくてもよい。 この場合には、ボルト10締付け時の共周り防止性は若干落ちるが、座金11 と埋込み金物2との接触面積は、該座金11の張出し部11b部分だけ従来より も増加しているので、埋込み金物2にかかる荷重が分散されて、該埋込み金物2 の下端面に従来発生していた座ぐり状の凹み形成が抑止される。
【0027】 これによって、上記凹みのために生じていた埋込み金物2上面の盛り上がり発 生が防止されて、該埋込み金物2とファスナー3との密着性が良好状態に維持さ れる。 このときの座金11は、例えば、上記のような特殊な形状であってもよいが、 単に、ボルト頭の径よりも大径の通常の座金を使用してもよい。
【0028】
以上説明してきたように、本考案の金物間接合構造では、埋込み金物に対する 座金の接触面積が広いので、安定した摩擦抵抗が確保されると共にボルトの頭部 から埋込み金物に負荷される荷重が分散されて座ぐり状の凹み形成が抑えられ、 もって埋込み金物と取付け金物間の密着性が不良になることがない。
【0029】 また、座金にガイド用凸部を設けることで、締め付け時に座金の共廻りが防止 される。
【図1】本考案に係る実施例の金物間接合構造を示す側
面図である。
面図である。
【図2】本考案に係る実施例の埋込み金物を示す上面図
である。
である。
【図3】本考案に係る実施例の座金を示す図である。
【図4】本考案に係る実施例のボルト及び座金の取付け
を示す概念図である。
を示す概念図である。
【図5】本考案に係る第2実施例の埋込み金物の長穴を
示す図である。
示す図である。
【図6】本考案に係る別の形状をした座金を示す図であ
る。
る。
【図7】本考案に係る実施例の座金と長穴の関係を示す
図である。
図である。
【図8】従来の金物間接合構造を示す側面図である。
【図9】従来の埋込み金物を示す上面図である。
【図10】埋込み金物に形成される座ぐり状の凹みを示
す図である。
す図である。
1 スラブ 2 埋込み金物 3 ファスナー 7 長穴 8 頭部挿通穴部 9 キャップ 10 ボルト 11 座金 11a 座金本体部 11b 張出し部 11c,11d ガイド用凸部
Claims (2)
- 【請求項1】 躯体構造物に固定されていると共に、接
合ボルトの頭部を遊挿可能な頭部挿通穴部とその頭部挿
通穴部に連続し且つ接合ボルトの軸部がスライド可能な
幅をもって延びる長穴とを有する埋込み金物に対して、
接合ボルトが、その頭部を上記頭部挿通穴部に通し長穴
側に移動することで取り付けられ、その埋込み金物から
突出状態となっている接合ボルトの軸部に、取付け金物
のボルト穴を挿入して、該埋込み金物と取付け金物とを
上記ボルトでボルト接合する金物間接合構造において、
上記ボルトの頭部と埋込み金物との間に座金を介装して
なり、その座金は、少なくとも長穴の幅方向へ上記ボル
トの頭部よりも側方に張り出した張出し部を有すること
を特徴とする金物間接合構造。 - 【請求項2】 躯体構造物に固定されていると共に、接
合ボルトの頭部を遊挿可能な頭部挿通穴部とその頭部挿
通穴部に連続し且つ接合ボルトの軸部がスライド可能な
幅をもって延びる長穴とを有する埋込み金物に対して、
接合ボルトが、その頭部を上記頭部挿通穴部に通し長穴
側に移動することで取り付けられ、その埋込み金物から
突出状態となっている接合ボルトの軸部に、取付け金物
のボルト穴を挿入して、該埋込み金物と取付け金物とを
上記ボルトでボルト接合する金物間接合構造において、
上記ボルトの頭部と埋込み金物との間に座金を介装して
なり、その座金は、少なくとも長穴の幅方向へ上記ボル
トの頭部よりも側方に張り出した張出し部を有すると共
に、埋込み金物と対向する面から突出して長穴の内面と
摺動可能に係合することで座金本体を長穴の延び方向に
のみ移動可能にガイドするガイド用凸部を有することを
特徴とする金物間接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6828993U JPH0738327U (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 金物間接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6828993U JPH0738327U (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 金物間接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738327U true JPH0738327U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13369470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6828993U Pending JPH0738327U (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 金物間接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738327U (ja) |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP6828993U patent/JPH0738327U/ja active Pending
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