JPH0738306B2 - 亜鉛アルカリ電池 - Google Patents
亜鉛アルカリ電池Info
- Publication number
- JPH0738306B2 JPH0738306B2 JP3090508A JP9050891A JPH0738306B2 JP H0738306 B2 JPH0738306 B2 JP H0738306B2 JP 3090508 A JP3090508 A JP 3090508A JP 9050891 A JP9050891 A JP 9050891A JP H0738306 B2 JPH0738306 B2 JP H0738306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zinc
- zinc alloy
- indium
- alkaline battery
- alkaline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/62—Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
- H01M4/628—Inhibitors, e.g. gassing inhibitors, corrosion inhibitors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/24—Alkaline accumulators
- H01M10/26—Selection of materials as electrolytes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/38—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of elements or alloys
- H01M4/42—Alloys based on zinc
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M6/00—Primary cells; Manufacture thereof
- H01M6/04—Cells with aqueous electrolyte
- H01M6/06—Dry cells, i.e. cells wherein the electrolyte is rendered non-fluid
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、負極活物質として亜鉛、
電解液としてアルカリ水溶液、正極活物質として二酸化
マンガン、酸化銀、酸素等を用いる亜鉛アルカリ電池の
無水銀化技術に関わり、無公害でかつ貯蔵性、放電性能
に優れた亜鉛アルカリ電池を提供するものである。
電解液としてアルカリ水溶液、正極活物質として二酸化
マンガン、酸化銀、酸素等を用いる亜鉛アルカリ電池の
無水銀化技術に関わり、無公害でかつ貯蔵性、放電性能
に優れた亜鉛アルカリ電池を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】約十年前から廃電池の水銀による環境汚
染が強く懸念されるようになり、アルカリ乾電池中の水
銀量の低減の研究がなされた。その結果、耐食性亜鉛合
金等の開発により、現状ではアルカリ乾電池中に含まれ
る水銀量は電池重量に対し250ppmに低減されてい
る。ところが、フロンによるオゾン層破壊の問題に代表
されるように、世界的な工業製品による環境破壊問題が
懸念されている今日、さらにアルカリ乾電池中の水銀を
完全になくす要望が高まってきている。
染が強く懸念されるようになり、アルカリ乾電池中の水
銀量の低減の研究がなされた。その結果、耐食性亜鉛合
金等の開発により、現状ではアルカリ乾電池中に含まれ
る水銀量は電池重量に対し250ppmに低減されてい
る。ところが、フロンによるオゾン層破壊の問題に代表
されるように、世界的な工業製品による環境破壊問題が
懸念されている今日、さらにアルカリ乾電池中の水銀を
完全になくす要望が高まってきている。
【0003】アルカリ乾電池の無水銀化技術に関するア
プロ−チは、水銀を添加したアルカリ乾電池が開発され
ていた当時からなされ、特許や報文に亜鉛合金、無機系
インヒビタ−および有機系インヒビタ−に関して様々な
材料について、多数出願や発表がなされている。
プロ−チは、水銀を添加したアルカリ乾電池が開発され
ていた当時からなされ、特許や報文に亜鉛合金、無機系
インヒビタ−および有機系インヒビタ−に関して様々な
材料について、多数出願や発表がなされている。
【0004】インジウム、鉛、カドミウムなどは水素過
電圧の高い材料として、一次電池にかかわらず二次電池
の負極への添加剤として知られている。そして合金添加
元素として用いる方法や、それらの化合物を無機系イン
ヒビタ−として用いる方法についても多数出願、発表が
なされている。
電圧の高い材料として、一次電池にかかわらず二次電池
の負極への添加剤として知られている。そして合金添加
元素として用いる方法や、それらの化合物を無機系イン
ヒビタ−として用いる方法についても多数出願、発表が
なされている。
【0005】たとえば、合金添加元素として用いる方法
(特公平1−41576)、無機系インヒビタ−として
酸化インジウムおよび水酸化インジウムを用いる方法
(特公昭51−36450、特開昭49−93831、
特開昭49−112125、第56回電化大会講演要旨
集:発表番号3G05;205ペ−ジ)、酸化インジウ
ムと酸化カドミウムとを複合添加する方法(特開平1−
105466)などがある。また、二次電池の負極への
添加剤として添加する例(特開昭61−96666、特
開昭61−101955)もある。
(特公平1−41576)、無機系インヒビタ−として
酸化インジウムおよび水酸化インジウムを用いる方法
(特公昭51−36450、特開昭49−93831、
特開昭49−112125、第56回電化大会講演要旨
集:発表番号3G05;205ペ−ジ)、酸化インジウ
ムと酸化カドミウムとを複合添加する方法(特開平1−
105466)などがある。また、二次電池の負極への
添加剤として添加する例(特開昭61−96666、特
開昭61−101955)もある。
【0006】また、有機系インヒビタ−としてはジエタ
ノ−ルアミン、オレイン酸、ラウリルエ−テル、アミ
ン、あるいはエチレンオキサイド重合体(USPNo.
3847669)が、エチレンオキサイドアダクト型リ
ン酸エステル(USPNo.4195120)あるいは
エトキシルフルオロアルコール系ポリフッ化化合物(U
SPNo.4606984)が提案されている。また、
無機系インヒビタ−と有機系インヒビタ−の複合添加の
例として、水酸化インジウムとエトキシルフルオロアル
コ−ル系ポリフッ化化合物を複合添加する提案もされて
いる(特開平2−79367)。
ノ−ルアミン、オレイン酸、ラウリルエ−テル、アミ
ン、あるいはエチレンオキサイド重合体(USPNo.
3847669)が、エチレンオキサイドアダクト型リ
ン酸エステル(USPNo.4195120)あるいは
エトキシルフルオロアルコール系ポリフッ化化合物(U
SPNo.4606984)が提案されている。また、
無機系インヒビタ−と有機系インヒビタ−の複合添加の
例として、水酸化インジウムとエトキシルフルオロアル
コ−ル系ポリフッ化化合物を複合添加する提案もされて
いる(特開平2−79367)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】純亜鉛を無水銀のまま
負極の活物質に用いた電池では、亜鉛の水素発生を伴っ
た腐食反応が激しく起こり、電池内圧が増加して電解液
を外部へ押し出し、耐漏液性の低下を招くという問題が
ある。
負極の活物質に用いた電池では、亜鉛の水素発生を伴っ
た腐食反応が激しく起こり、電池内圧が増加して電解液
を外部へ押し出し、耐漏液性の低下を招くという問題が
ある。
【0008】また部分的に放電した電池では亜鉛負極の
水素発生速度が加速され、耐漏液性はさらに低下する。
これらは亜鉛表面の水素過電圧を高めることで、腐食反
応を抑制していた水銀がなくなったことに起因してい
る。
水素発生速度が加速され、耐漏液性はさらに低下する。
これらは亜鉛表面の水素過電圧を高めることで、腐食反
応を抑制していた水銀がなくなったことに起因してい
る。
【0009】亜鉛負極の低水銀化で耐食性の効果が証明
されているインジウム、アルミニウムおよび鉛を含む耐
食性亜鉛合金でも無水銀のまま電池を構成すれば、部分
放電後の電池の耐漏液性は確保できない。また、純亜鉛
粉末を負極の活物質としたゲル負極に通常市販されてい
る酸化インジウムあるいは水酸化インジウムを添加して
構成した電池でも、上述の耐食性合金のみで構成した電
池と同様に実用的な電池の耐漏液性は確保できない。
されているインジウム、アルミニウムおよび鉛を含む耐
食性亜鉛合金でも無水銀のまま電池を構成すれば、部分
放電後の電池の耐漏液性は確保できない。また、純亜鉛
粉末を負極の活物質としたゲル負極に通常市販されてい
る酸化インジウムあるいは水酸化インジウムを添加して
構成した電池でも、上述の耐食性合金のみで構成した電
池と同様に実用的な電池の耐漏液性は確保できない。
【0010】また、インジウム、アルミニウム、鉛を含
む耐食性亜鉛合金を負極の活物質としたゲル負極に有機
系インヒビタ−として、低水銀化で効果のあるアミン系
界面活性剤を添加して電池を構成しても、耐漏液性は確
保できない。
む耐食性亜鉛合金を負極の活物質としたゲル負極に有機
系インヒビタ−として、低水銀化で効果のあるアミン系
界面活性剤を添加して電池を構成しても、耐漏液性は確
保できない。
【0011】さらに、純亜鉛粉末を負極の活物質とした
ゲル負極にエトキシルフルオロアルコ−ル系ポリフッ化
化合物を複合添加して構成した電池でも部分放電後の電
池の耐漏液性は確保できない。
ゲル負極にエトキシルフルオロアルコ−ル系ポリフッ化
化合物を複合添加して構成した電池でも部分放電後の電
池の耐漏液性は確保できない。
【0012】以上のように、今までのシ−ズはそれぞれ
腐食抑制効果が完全でなく、少なくとも密閉系の電池に
は実用的なものとはいえない。
腐食抑制効果が完全でなく、少なくとも密閉系の電池に
は実用的なものとはいえない。
【0013】アルカリ乾電池の無水銀化の実現を可能に
するにあたり、本発明者等は耐食性亜鉛合金と有機系イ
ンヒビタ−のそれぞれについて、最高に効果を発揮でき
る材料およびその最適な添加状態や濃度について検討し
た。
するにあたり、本発明者等は耐食性亜鉛合金と有機系イ
ンヒビタ−のそれぞれについて、最高に効果を発揮でき
る材料およびその最適な添加状態や濃度について検討し
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の負極は、有機系
インヒビタ−として適正な次の化学構造式
インヒビタ−として適正な次の化学構造式
【0015】
【化4】 (X)-CnF2n-(Y)-(CH2CH2O)m-(Z) X:-H Y:-C2H4-O-CH2CH(OH)-CH2O- Z:-CH3 n:9
【0016】をもつ界面活性剤を亜鉛合金に対して0.
001〜0.1wt%添加したアルカリ電解液と耐食性亜
鉛合金とにより構成される。
001〜0.1wt%添加したアルカリ電解液と耐食性亜
鉛合金とにより構成される。
【0017】上記の耐食性亜鉛合金はインジウム、鉛、
ビスマス、リチウム、カルシウム、およびアルミニウム
を適正な組合せで適正な量だけ添加した耐食性亜鉛合金
粉末とにより構成される。
ビスマス、リチウム、カルシウム、およびアルミニウム
を適正な組合せで適正な量だけ添加した耐食性亜鉛合金
粉末とにより構成される。
【0018】さらに、耐食性亜鉛合金はインジウムを
0.01〜1wt%、鉛およびビスマスの一種または二種
を合計で0.005〜0.5wt%含有した亜鉛合金、あ
るいはインジウムを0.01〜1wt%、鉛およびビスマ
スの一種または二種を合計で0.005〜0.5wt%、
リチウム、カルシウムおよびアルミニウムの一種または
二種以上を合計で0.005〜0.2wt%含有した亜鉛
合金が望ましい。
0.01〜1wt%、鉛およびビスマスの一種または二種
を合計で0.005〜0.5wt%含有した亜鉛合金、あ
るいはインジウムを0.01〜1wt%、鉛およびビスマ
スの一種または二種を合計で0.005〜0.5wt%、
リチウム、カルシウムおよびアルミニウムの一種または
二種以上を合計で0.005〜0.2wt%含有した亜鉛
合金が望ましい。
【0019】
【作用】本発明の有機系インヒビタ−、耐食性亜鉛合金
の材料、およびそれらの複合における組合せや組成につ
いては、それぞれが複合効果を最高に発揮できるように
鋭意研究した結果、見出したものである。その作用機構
の解明は今のところ不明確であるが、以下のように推察
される。
の材料、およびそれらの複合における組合せや組成につ
いては、それぞれが複合効果を最高に発揮できるように
鋭意研究した結果、見出したものである。その作用機構
の解明は今のところ不明確であるが、以下のように推察
される。
【0020】まず、界面活性剤はアルカリ電解液中に亜
鉛合金と共存すると、金属石けんの原理で亜鉛合金表面
に化学吸着して疎水性の単分子層を形成し、防食効果を
示す。
鉛合金と共存すると、金属石けんの原理で亜鉛合金表面
に化学吸着して疎水性の単分子層を形成し、防食効果を
示す。
【0021】分子構造において、ポリエチレンオキサイ
ドを親水部に持つ界面活性剤はアルカリ電解液に対しミ
セルとしての溶解性が高く、電解液に投入させた場合、
亜鉛合金表面への移動、吸着が速やかに起こるため防食
効果が高い。ポリエチレンオキサイドの重合度は長いほ
ど溶解性が高いが、疎水性の強いフッ化アルキル基をも
つ場合、重合度は20以上が望ましい。また、ポリエチ
レンオキサイドの末端が水酸基つまりアルコ−ルである
と、アルカリ電解液中で加水分解を受けやすいので、末
端基は耐アルカリ性が強いメチル基、スルホン基、燐酸
基がよい。フッ化アルキル基を親油部に持てば、これが
亜鉛合金表面に吸着した場合、電気絶縁性が高いため腐
食反応の電子授受を効果的に疎外する。親水部と親油部
の間の結合基は撥水性のアルキル基より、親水性のエー
テル結合と水酸基を有すれば、この部分での亜鉛との吸
着が起こり、高い防食性が現われる。
ドを親水部に持つ界面活性剤はアルカリ電解液に対しミ
セルとしての溶解性が高く、電解液に投入させた場合、
亜鉛合金表面への移動、吸着が速やかに起こるため防食
効果が高い。ポリエチレンオキサイドの重合度は長いほ
ど溶解性が高いが、疎水性の強いフッ化アルキル基をも
つ場合、重合度は20以上が望ましい。また、ポリエチ
レンオキサイドの末端が水酸基つまりアルコ−ルである
と、アルカリ電解液中で加水分解を受けやすいので、末
端基は耐アルカリ性が強いメチル基、スルホン基、燐酸
基がよい。フッ化アルキル基を親油部に持てば、これが
亜鉛合金表面に吸着した場合、電気絶縁性が高いため腐
食反応の電子授受を効果的に疎外する。親水部と親油部
の間の結合基は撥水性のアルキル基より、親水性のエー
テル結合と水酸基を有すれば、この部分での亜鉛との吸
着が起こり、高い防食性が現われる。
【0022】また、合金中の添加元素のうちインジウ
ム、鉛およびビスマスはそれらの元素自身の水素過電圧
が高く、亜鉛に添加されて、その表面の水素過電圧を高
める作用がある。これらを均一に合金中に添加した場
合、粉末のどの深さにも添加元素が存在するため、この
作用は放電により新しい亜鉛表面が現れたとしても保持
される。また、リチウム、アルミニウムやカルシウムは
亜鉛粒子を球形化させる作用があり、真の比表面積を少
なくさせるため亜鉛粉末の単位重量当たりの腐食量を低
下させる。
ム、鉛およびビスマスはそれらの元素自身の水素過電圧
が高く、亜鉛に添加されて、その表面の水素過電圧を高
める作用がある。これらを均一に合金中に添加した場
合、粉末のどの深さにも添加元素が存在するため、この
作用は放電により新しい亜鉛表面が現れたとしても保持
される。また、リチウム、アルミニウムやカルシウムは
亜鉛粒子を球形化させる作用があり、真の比表面積を少
なくさせるため亜鉛粉末の単位重量当たりの腐食量を低
下させる。
【0023】次に有機系インヒビタ−と亜鉛合金の複合
効果について説明する。界面活性剤は亜鉛合金表面に化
学吸着して作用するので、化学吸着がスム−ズにかつ均
一に起こる必要がある。耐食性の低い亜鉛合金の表面で
は著しい水素ガスの発生が起こっているため、界面活性
剤の化学吸着が疎外され、吸着被膜の状態が不均一とな
る。しかし、耐食性の良好な亜鉛合金表面では水素ガス
の発生が抑制されており、界面活性剤の亜鉛合金表面へ
の化学吸着がスム−ズにかつ均一に起こるために複合効
果が得られる。これは部分放電後の状態でも同様であ
る。
効果について説明する。界面活性剤は亜鉛合金表面に化
学吸着して作用するので、化学吸着がスム−ズにかつ均
一に起こる必要がある。耐食性の低い亜鉛合金の表面で
は著しい水素ガスの発生が起こっているため、界面活性
剤の化学吸着が疎外され、吸着被膜の状態が不均一とな
る。しかし、耐食性の良好な亜鉛合金表面では水素ガス
の発生が抑制されており、界面活性剤の亜鉛合金表面へ
の化学吸着がスム−ズにかつ均一に起こるために複合効
果が得られる。これは部分放電後の状態でも同様であ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって、本発明の詳細ならび
に効果を説明する。まず、耐食性亜鉛合金の作成方法、
本発明による効果を示すため、実施例に用いたLR6型
アルカリマンガン電池の構造、および耐漏液性の比較評
価の方法について説明する。
に効果を説明する。まず、耐食性亜鉛合金の作成方法、
本発明による効果を示すため、実施例に用いたLR6型
アルカリマンガン電池の構造、および耐漏液性の比較評
価の方法について説明する。
【0025】耐食性亜鉛合金粉末は、純度99.97%
の亜鉛を融解し、所定の添加元素を所定量加え、均一溶
解させた後、圧縮空気で噴霧して粉末化する、いわゆる
アトマイズ法で作成し、これをふるいで分級して粒度範
囲45〜150メッシュに調整した。
の亜鉛を融解し、所定の添加元素を所定量加え、均一溶
解させた後、圧縮空気で噴霧して粉末化する、いわゆる
アトマイズ法で作成し、これをふるいで分級して粒度範
囲45〜150メッシュに調整した。
【0026】亜鉛負極は以下のようにして調整した。ま
ず、40重量%の水酸化カリウム水溶液(ZnOを3wt
%含む)に3重量%のポリアクリル酸ソ−ダと1重量%
のカルボキシメチルセルロ−スを加えてゲル化する。つ
いで、このゲル状電解液を攪拌しながら界面活性剤を所
定量投入し、2〜3時間熟成する。つぎにゲル状電解液
に対して重量比で2倍の亜鉛合金粉末を加えて混合し
た。
ず、40重量%の水酸化カリウム水溶液(ZnOを3wt
%含む)に3重量%のポリアクリル酸ソ−ダと1重量%
のカルボキシメチルセルロ−スを加えてゲル化する。つ
いで、このゲル状電解液を攪拌しながら界面活性剤を所
定量投入し、2〜3時間熟成する。つぎにゲル状電解液
に対して重量比で2倍の亜鉛合金粉末を加えて混合し
た。
【0027】図1は本実施例で用いたアルカリマンガン
電池LR6の構造断面図である。図1において、1は正
極合剤、2は本発明で特徴付けられたゲル状負極、3は
セパレ−タ、4はゲル負極の集電子である。5は正極端
子キャップ、6は金属ケ−ス、7は電池の外装缶、8は
ケース6の開口部を閉塞するポリエチレン製樹脂封口
体、9は負極端子をなす底板である。
電池LR6の構造断面図である。図1において、1は正
極合剤、2は本発明で特徴付けられたゲル状負極、3は
セパレ−タ、4はゲル負極の集電子である。5は正極端
子キャップ、6は金属ケ−ス、7は電池の外装缶、8は
ケース6の開口部を閉塞するポリエチレン製樹脂封口
体、9は負極端子をなす底板である。
【0028】耐漏液性の比較評価の方法は、図1で示し
たアルカリマンガン電池を100個ずつ試作し、LR6
で最も苛酷な条件である1Aの定電流で放電電圧0.7
5Vまでの放電容量の20%まで部分放電を行い、60
℃で保存後に漏液した電池数を漏液指数(%)として評
価した。この苛酷な条件下において60℃保存30日で
漏液指数が0%であれば実用可能であるが、耐漏液性な
どの信頼性に関する性能はできるだけ長期に性能を維持
できることが望ましい。
たアルカリマンガン電池を100個ずつ試作し、LR6
で最も苛酷な条件である1Aの定電流で放電電圧0.7
5Vまでの放電容量の20%まで部分放電を行い、60
℃で保存後に漏液した電池数を漏液指数(%)として評
価した。この苛酷な条件下において60℃保存30日で
漏液指数が0%であれば実用可能であるが、耐漏液性な
どの信頼性に関する性能はできるだけ長期に性能を維持
できることが望ましい。
【0029】(実施例1)亜鉛合金と界面活性剤とを複
合した場合の界面活性剤の適正な添加量について説明す
る。
合した場合の界面活性剤の適正な添加量について説明す
る。
【0030】ここで、亜鉛合金は事前に種々の添加元素
の組成をさまざまに変化させて検討した結果、インジウ
ム、鉛、ビスマス、リチウム、カルシウムおよびアルミ
ニウムのうちのいずれかを単独または複合状態で含有す
る亜鉛合金系が良好であることがわかっている。
の組成をさまざまに変化させて検討した結果、インジウ
ム、鉛、ビスマス、リチウム、カルシウムおよびアルミ
ニウムのうちのいずれかを単独または複合状態で含有す
る亜鉛合金系が良好であることがわかっている。
【0031】上述の各種亜鉛合金に対し、(化5)の化
学構造式、
学構造式、
【0032】
【化5】 (X)-CnF2n-(Y)-(CH2CH2O)m-(Z) X:-H Y:-C2H4-O-CH2-CH(OH)-CH2O- Z:-CH3 m:60
【0033】を有する界面活性剤の添加量を変化させて
作成した電池の60℃30日保存後の漏液試験結果を
(表1)に示す。
作成した電池の60℃30日保存後の漏液試験結果を
(表1)に示す。
【0034】
【表1】
【0035】(表1)より耐食性の優れた亜鉛合金でも
それ単独ではとても実用的な耐漏液性は確保できない。
また、純亜鉛に界面活性剤を加えても耐漏液性は確保で
きない。しかし耐食性の優れた亜鉛合金に界面活性剤を
適性量加えることにより耐漏液性は確保できることがわ
かる。
それ単独ではとても実用的な耐漏液性は確保できない。
また、純亜鉛に界面活性剤を加えても耐漏液性は確保で
きない。しかし耐食性の優れた亜鉛合金に界面活性剤を
適性量加えることにより耐漏液性は確保できることがわ
かる。
【0036】(実施例2)各種亜鉛合金に対し、界面活
性剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化6)で示す
化学構造式、
性剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化6)で示す
化学構造式、
【0037】
【化6】 (X)-CnF2n-(Y)-(CH2CH2O)m-(Z) X:-H Z:-CH3 n:9 m:60
【0038】においてエチレンオキサイドの重合度mを
変化させた界面活性剤を用いて作成した電池の60℃3
0日保存後の漏液試験結果を(表2)に示す。
変化させた界面活性剤を用いて作成した電池の60℃3
0日保存後の漏液試験結果を(表2)に示す。
【0039】
【表2】
【0040】(表2)より、各々の亜鉛合金に対し界面
活性剤のエチレンオキサイドの重合度mは20以上が良
好であることがわかる。Xが−Fで、Zが−P03W2ま
たは−SO3W{Wはアルカリ金属}でも同様の結果が
得られた。重合度mが100以上は合成が困難で検討を
行っていない。
活性剤のエチレンオキサイドの重合度mは20以上が良
好であることがわかる。Xが−Fで、Zが−P03W2ま
たは−SO3W{Wはアルカリ金属}でも同様の結果が
得られた。重合度mが100以上は合成が困難で検討を
行っていない。
【0041】(実施例3)各種亜鉛合金に対し界面活性
剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化7)で示す化
学構造式、
剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化7)で示す化
学構造式、
【0042】
【化7】 (X)-CnF2n-(Y)-(CH2CH2O)m-(Z) X:-H Y:-C2H4-O-CH2-CH(OH)-CH2O- n:9 m:60
【0043】においてフッ化炭素の炭素数nを変化させ
た界面活性剤を用いて作成した電池の60℃30日保存
後の漏液試験結果を(表3)に示す。
た界面活性剤を用いて作成した電池の60℃30日保存
後の漏液試験結果を(表3)に示す。
【0044】
【表3】
【0045】(表3)より、フッ化炭素の炭素数nが4
以上が適当であることがわかる。Xが−Fで、Zが−P
03W2または−SO3W{Wはアルカリ金属}でも同様
の結果が得られた。炭素数nが15以上の界面活性剤は
合成が困難で検討を行っていない。
以上が適当であることがわかる。Xが−Fで、Zが−P
03W2または−SO3W{Wはアルカリ金属}でも同様
の結果が得られた。炭素数nが15以上の界面活性剤は
合成が困難で検討を行っていない。
【0046】(実施例4)各種亜鉛合金に対し界面活性
剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化8)で示す化
学構造式、
剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化8)で示す化
学構造式、
【0047】
【化8】
【0048】において、結合基Yを−CH2CH2−、−
SO3NH−あるいは−C2H4−O−CH2−CH(O
H)−CH2O−に変化させた界面活性剤を用いて作成
した電池の60℃で45日保存後の漏液試験結果を(表
4)に示す。
SO3NH−あるいは−C2H4−O−CH2−CH(O
H)−CH2O−に変化させた界面活性剤を用いて作成
した電池の60℃で45日保存後の漏液試験結果を(表
4)に示す。
【0049】
【表4】
【0050】(表4)より、結合基Yは−C2H4−O−
CH2−CH(OH)−CH2O−が良好である。XがF
で、Zが−PO3W2あるいは−SO3W{Wはアルカリ
金属}でも同様な結果が得られる。
CH2−CH(OH)−CH2O−が良好である。XがF
で、Zが−PO3W2あるいは−SO3W{Wはアルカリ
金属}でも同様な結果が得られる。
【0051】(実施例5)各種亜鉛合金に対し界面活性
剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化9)で示す化
学構造式、
剤の添加量を0.01wt%に固定し、(化9)で示す化
学構造式、
【0052】
【化9】
【0053】において、末端基Zを−H,−CH3、−
PO3W2あるいは−SO3W{Wはアルカリ金属}に変
化させた界面活性剤を用いて作成した電池の60℃で3
0日保存後の漏液試験結果を(表5)に示す。
PO3W2あるいは−SO3W{Wはアルカリ金属}に変
化させた界面活性剤を用いて作成した電池の60℃で3
0日保存後の漏液試験結果を(表5)に示す。
【0054】
【表5】
【0055】(表5)より、末端基が−CH3,−PO3
W2あるいは−SO3W{Wはアルカリ金属}が良好であ
る。
W2あるいは−SO3W{Wはアルカリ金属}が良好であ
る。
【0056】(実施例6)耐食性亜鉛合金の組成の限定
について説明する。(表6)に各亜鉛合金に対し有機系
インヒビタ−の添加量を最適の0.01wt%に固定し、
合金の添加元素およびそれらの添加量を変化させて作成
した電池の60℃で30日保存後の漏液試験結果を示
す。
について説明する。(表6)に各亜鉛合金に対し有機系
インヒビタ−の添加量を最適の0.01wt%に固定し、
合金の添加元素およびそれらの添加量を変化させて作成
した電池の60℃で30日保存後の漏液試験結果を示
す。
【0057】
【表6】
【0058】これより、亜鉛合金へのインジウムの添加
量は0.01〜1wt%、鉛およびビスマスはそれぞれ単
独かもしくは合計で0.005〜0.5wt%、あるいは
カルシウムおよびアルミニウムはそれぞれ単独もしくは
複合の合計で0.005〜0.2wt%が適当であること
がわかる。ところで、実施例6で用いた界面活性剤は実
施例1と同様である。また、亜鉛合金添加元素のうちア
ルミニウムをリチウムに置き換えても同様の結果が得ら
れた。
量は0.01〜1wt%、鉛およびビスマスはそれぞれ単
独かもしくは合計で0.005〜0.5wt%、あるいは
カルシウムおよびアルミニウムはそれぞれ単独もしくは
複合の合計で0.005〜0.2wt%が適当であること
がわかる。ところで、実施例6で用いた界面活性剤は実
施例1と同様である。また、亜鉛合金添加元素のうちア
ルミニウムをリチウムに置き換えても同様の結果が得ら
れた。
【0059】なお、上記の界面活性剤のうち、燐酸系の
ものは一級、二級燐酸塩の混合物でもかまわない。
ものは一級、二級燐酸塩の混合物でもかまわない。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、亜鉛ア
ルカリ電池において、ゲル状アルカリ電解液中に適正な
組成を有する亜鉛合金と、適切な化学構造式をもった界
面活性剤を適正量加えることで予想以上の複合効果が得
られ、貯蔵性の良好な、無公害の亜鉛アルカリ電池を提
供することができる。
ルカリ電池において、ゲル状アルカリ電解液中に適正な
組成を有する亜鉛合金と、適切な化学構造式をもった界
面活性剤を適正量加えることで予想以上の複合効果が得
られ、貯蔵性の良好な、無公害の亜鉛アルカリ電池を提
供することができる。
【図1】本発明の実施例におけるアルカリマンガン電池
の断面図
の断面図
1 正極合剤 2 ゲル状負極 3 セパレ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 4/42 4/62 C
Claims (6)
- 【請求項1】アルカリ電解液中に下記の化学構造式 【化1】 で表される界面活性剤を亜鉛合金に対して0.001〜
0.1wt%含有させたことを特徴とする亜鉛アルカリ電
池。 - 【請求項2】亜鉛合金組成がインジウム、鉛、ビスマ
ス、リチウム、カルシウムおよびアルミニウムからなる
群のうちの一種あるいは二種以上を約0.005〜約1
wt%含有している請求項1記載の亜鉛アルカリ電池。 - 【請求項3】亜鉛合金組成がインジウムを0.01〜1
wt%、鉛およびビスマスの一種または二種を合計で0.
005〜0.5wt%含有している請求項2記載の亜鉛ア
ルカリ電池。 - 【請求項4】インジウムを0.01〜1wt%、鉛および
ビスマスの一種または二種を合計で0.005〜0.5
wt%、リチウム、カルシウムおよびアルミニウムの一種
または二種以上を合計で0.005〜0.2wt%含有し
ている請求項2記載の亜鉛アルカリ電池。 - 【請求項5】アルカリ電解液中に下記の化学構造式 【化2】 で表される界面活性剤を亜鉛合金に対して0.001〜
0.1wt%含有させ、前記亜鉛合金組成がインジウムを
0.01〜1wt%、鉛およびビスマスの一種または二種
を合計で0.005〜0.5wt%含有し、残部が亜鉛か
らなることを特徴とする亜鉛アルカリ電池。 - 【請求項6】アルカリ電解液中に下記の化学構造式 【化3】 (X)-CnF2n-(Y)-(CH2CH2O)m-(Z) X:-F Y:-C2H4-O-CH2CH(OH)-CH2O- Z:-CH3 n:9, m:60 で表される界面活性剤を亜鉛合金に対して0.001〜
0.1wt%含有させ、前記亜鉛合金組成がインジウムを
0.01〜1wt%、鉛およびビスマスの一種または二種
を合計で0.005〜0.5wt%、リチウム,カルシウ
ムおよびアルミニウムの一種または二種を合計で0.0
05〜0.2wt%含有し、残部が亜鉛からなることを特
徴とする亜鉛アルカリ電池。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090508A JPH0738306B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 亜鉛アルカリ電池 |
US07/698,913 US5128222A (en) | 1991-04-22 | 1991-05-13 | Zinc-alkaline batteries |
CA002042527A CA2042527C (en) | 1991-04-22 | 1991-05-14 | Zinc-alkaline batteries |
AU77016/91A AU620280B1 (en) | 1991-04-22 | 1991-05-14 | Zinc-alkaline batteries |
EP91108065A EP0510239B1 (en) | 1991-04-22 | 1991-05-17 | Zinc-alkaline batteries |
DE69127190T DE69127190T2 (de) | 1991-04-22 | 1991-05-17 | Alkalische Zinkbatterien |
KR1019910008851A KR950002957B1 (ko) | 1991-04-22 | 1991-05-30 | 아연알칼리전지 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090508A JPH0738306B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 亜鉛アルカリ電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04322060A JPH04322060A (ja) | 1992-11-12 |
JPH0738306B2 true JPH0738306B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=14000428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3090508A Expired - Lifetime JPH0738306B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 亜鉛アルカリ電池 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5128222A (ja) |
EP (1) | EP0510239B1 (ja) |
JP (1) | JPH0738306B2 (ja) |
KR (1) | KR950002957B1 (ja) |
AU (1) | AU620280B1 (ja) |
CA (1) | CA2042527C (ja) |
DE (1) | DE69127190T2 (ja) |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5437944A (en) * | 1990-06-12 | 1995-08-01 | Hitachi Maxell, Ltd. | Organic electrolytic solution cell |
JP3111634B2 (ja) * | 1992-05-25 | 2000-11-27 | 松下電器産業株式会社 | 亜鉛アルカリ電池の製造法 |
US5401590A (en) * | 1992-12-07 | 1995-03-28 | Duracell Inc. | Additives for electrochemical cells having zinc anodes |
DE69434633T2 (de) * | 1993-06-18 | 2006-12-07 | Hitachi Maxell, Ltd., Ibaraki | Zelle mit organischer Elektrolytlösung |
US5626988A (en) * | 1994-05-06 | 1997-05-06 | Battery Technologies Inc. | Sealed rechargeable cells containing mercury-free zinc anodes, and a method of manufacture |
US5721068A (en) * | 1995-07-14 | 1998-02-24 | Rayovac Corporation | Electrochemical cell, gelled anode, and coated current collector therefor |
US5691081A (en) * | 1995-09-21 | 1997-11-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Battery containing bis(perfluoroalkylsulfonyl)imide and cyclic perfluoroalkylene disulfonylimide salts |
US5652072A (en) * | 1995-09-21 | 1997-07-29 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Battery containing bis(perfluoroalkylsulfonyl)imide and cyclic perfluoroalkylene disulfonylimide salts |
US5686204A (en) * | 1996-01-31 | 1997-11-11 | Rayovac Corporation | Gelling agent for alkaline electrochemical cells |
DE19615724A1 (de) * | 1996-04-20 | 1997-10-23 | Varta Batterie | Galvanische Zelle |
EP0822607A1 (en) * | 1996-07-31 | 1998-02-04 | Rayovac Corporation | Rechargeable alkaline electrochemical cell |
WO1998028805A1 (en) | 1996-12-23 | 1998-07-02 | Aer Energy Resources, Inc. | Mercury-free zinc anode for electrochemical cell and method for making same |
US6162561A (en) * | 1999-05-03 | 2000-12-19 | The Gillette Company | Akaline cell with improved cathode |
KR100756812B1 (ko) | 2000-07-17 | 2007-09-07 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 비수 전기화학 장치 |
US6872489B2 (en) * | 2002-02-27 | 2005-03-29 | Rovcal, Inc. | Alkaline cell with gassing inhibitors |
US7226696B2 (en) * | 2002-02-27 | 2007-06-05 | Rayovac Corporation | Alkaline cell with performance enhancing additives |
JP4092583B2 (ja) * | 2002-05-16 | 2008-05-28 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素水溶性非イオン型界面活性化合物及びその用途、並びに該化合物の製法 |
US6916577B2 (en) * | 2002-07-31 | 2005-07-12 | The Gillette Company | Alkaline cell with polymer electrolyte |
JP4736345B2 (ja) * | 2004-04-23 | 2011-07-27 | パナソニック株式会社 | アルカリ電池 |
US8586244B2 (en) * | 2007-04-02 | 2013-11-19 | Eveready Battery Co., Inc. | Alkaline electrochemical cell having a negative electrode with solid zinc oxide and a surfactant |
JP2008288079A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Panasonic Corp | 無水銀アルカリ乾電池 |
KR101054936B1 (ko) * | 2008-04-21 | 2011-08-05 | 삼성전기주식회사 | 수소 발생 장치 및 이를 구비한 연료 전지 발전기 |
CH704941B1 (de) * | 2010-03-17 | 2014-12-15 | Renata Ag | Galvanisches Element, insbesondere quecksilberfreie Silberoxidbatterie. |
JP5652674B2 (ja) * | 2010-11-24 | 2015-01-14 | トヨタ自動車株式会社 | 電池および電池の製造方法 |
EP2720304B1 (de) * | 2012-10-15 | 2018-03-28 | VARTA Microbattery GmbH | Elektrochemische Zelle mit Zink-Indium-Elektrode |
US10547059B2 (en) | 2018-02-21 | 2020-01-28 | Duracell U.S. Operations, Inc. | Sulfate and sulfonate based surfactants for alkaline battery anode |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3764389A (en) * | 1971-03-22 | 1973-10-09 | C Hsia | Method of producing a zinc alloy powder and an electrode therefrom |
US3847669A (en) * | 1971-10-01 | 1974-11-12 | Union Carbide Corp | Reduced mercury containing zinc alkaline cells |
US4074028A (en) * | 1977-05-09 | 1978-02-14 | General Electric Company | Dendrite-inhibiting electrolytic solution and rechargeable aqueous zinc-halogen cell containing the solution |
US4195120A (en) * | 1978-11-03 | 1980-03-25 | P. R. Mallory & Co. Inc. | Hydrogen evolution inhibitors for cells having zinc anodes |
US4397730A (en) * | 1982-06-30 | 1983-08-09 | International Business Machines Corporation | Electrolytic cells with alkaline electrolytes containing trifluoromethylane sulfonic acid |
EP0172255B1 (en) * | 1984-02-20 | 1988-12-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Zinc alkaline battery |
FR2567328B1 (fr) * | 1984-07-04 | 1986-07-11 | Wonder | Procede de stabilisation des generateurs electrochimiques primaires a anodes reactives en zinc, aluminium ou magnesium et anode pour un tel generateur stabilisee par ce procede |
JPS6149373A (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-11 | Dowa Mining Co Ltd | アルカリ乾電池用負極活物質 |
JPS6196666A (ja) * | 1984-10-16 | 1986-05-15 | Sanyo Electric Co Ltd | アルカリ亜鉛蓄電池 |
JPS61101955A (ja) * | 1984-10-23 | 1986-05-20 | Sanyo Electric Co Ltd | アルカリ亜鉛蓄電池 |
CA1267189A (en) * | 1985-06-28 | 1990-03-27 | Jerrold Winger | Alkaline cell employing a zinc electrode with reduced mercury additive |
US4812376A (en) * | 1987-10-15 | 1989-03-14 | Wilson Greatbatch Ltd. | Anode coating for lithium cell |
JPH01105466A (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-21 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | アルカリ電池用負極亜鉛ゲルの製造方法 |
FR2634594B1 (fr) * | 1988-07-25 | 1993-06-18 | Cipel Wonder | Generateur electrochimique a electrolyte alcalin et a electrode negative de zinc |
FR2634595B1 (fr) * | 1988-07-25 | 1995-07-28 | Cipel | Generateur electrochimique a electrolyte alcalin et a electrode negative de zinc |
BE1002507A3 (nl) * | 1988-09-23 | 1991-03-05 | Acec Union Miniere | Zinklegeringen voor hulzen van elektrochemische batterijen. |
DE3902650A1 (de) * | 1989-01-30 | 1990-08-02 | Varta Batterie | Galvanisches primaerelement |
EP0547354A1 (de) * | 1991-12-17 | 1993-06-23 | Dr.Ing.h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | Einstellbare Hüftgelenk-Endoprothese |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3090508A patent/JPH0738306B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-13 US US07/698,913 patent/US5128222A/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-14 CA CA002042527A patent/CA2042527C/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-14 AU AU77016/91A patent/AU620280B1/en not_active Expired
- 1991-05-17 EP EP91108065A patent/EP0510239B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-17 DE DE69127190T patent/DE69127190T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1991-05-30 KR KR1019910008851A patent/KR950002957B1/ko not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2042527A1 (en) | 1992-10-23 |
EP0510239B1 (en) | 1997-08-06 |
DE69127190T2 (de) | 1998-02-19 |
KR920020772A (ko) | 1992-11-21 |
KR950002957B1 (ko) | 1995-03-28 |
US5128222A (en) | 1992-07-07 |
CA2042527C (en) | 1994-05-10 |
DE69127190D1 (de) | 1997-09-11 |
AU620280B1 (en) | 1992-02-13 |
EP0510239A1 (en) | 1992-10-28 |
JPH04322060A (ja) | 1992-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0738306B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池 | |
KR940007633B1 (ko) | 아연알칼리전지의 제조법 | |
JP3111634B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JP3018715B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JP2754865B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JP2808823B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JP2808822B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JP3031037B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
CN1162925C (zh) | 用于碱性锰电池中的阳极材料和阳极材料凝胶 | |
JP3006269B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池 | |
JP2754864B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JPH05211060A (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JPH0426066A (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JPH07107857B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JPH04138667A (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JPH0521056A (ja) | 亜鉛アルカリ電池の製造法 | |
JPH07107858B2 (ja) | 亜鉛アルカリ電池 | |
JPH05151975A (ja) | アルカリ亜鉛電池 | |
JP2798972B2 (ja) | アルカリ電池用ゲル状負極 | |
JPH06223839A (ja) | 亜鉛アルカリ電池 | |
JP2805486B2 (ja) | アルカリ電池およびその負極活物質 | |
JP3111773B2 (ja) | 水銀無添加アルカリ電池とその製造方法 | |
JPH05174826A (ja) | 亜鉛アルカリ電池 | |
JP2792100B2 (ja) | アルカリ亜鉛電池用亜鉛合金およびそれを用いたアルカリ亜鉛電池 | |
JPH06223840A (ja) | 亜鉛アルカリ電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080426 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090426 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100426 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110426 Year of fee payment: 16 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |