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JPH0737292Y2 - ラインフイルタ用分割型ボビンとこの分割型ボビンを使用するラインフイルタ - Google Patents

ラインフイルタ用分割型ボビンとこの分割型ボビンを使用するラインフイルタ

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Publication number
JPH0737292Y2
JPH0737292Y2 JP1988038946U JP3894688U JPH0737292Y2 JP H0737292 Y2 JPH0737292 Y2 JP H0737292Y2 JP 1988038946 U JP1988038946 U JP 1988038946U JP 3894688 U JP3894688 U JP 3894688U JP H0737292 Y2 JPH0737292 Y2 JP H0737292Y2
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JP
Japan
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bobbin
line filter
coil
lead terminal
winding
Prior art date
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JP1988038946U
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JPH01143111U (ja
Inventor
覚 北原
功一 安田
敏雄 伊豆
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Priority to US07/326,812 priority patent/US4924200A/en
Priority to DE3909547A priority patent/DE3909547C2/de
Publication of JPH01143111U publication Critical patent/JPH01143111U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737292Y2 publication Critical patent/JPH0737292Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/02Casings
    • H01F27/027Casings specially adapted for combination of signal type inductors or transformers with electronic circuits, e.g. mounting on printed circuit boards
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/04Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電子機器において発生し伝送ラインに
伝わる電磁妨害ノイズ、または、伝送ラインから電子機
器内に侵入する電磁妨害ノイズを抑制するために使用さ
れるラインフィルタの改良に関するものである。
(従来の技術) 先ず、この種のラインフィルタに関する代表的な例を図
面に基づいて説明する。
従来のラインフィルタ100は、例えば第9図及び第10図
に示すような構成を有し、コイル130の形成に際して
は、その巻始め端Sを、2つ割のボビン120の両端鍔部1
21及び中央鍔部122に形成した第1及び第3の貯線用溝1
23a,123c内に数回巻付けた状態で巻線を実施し、巻線の
終了後は、各コイル130の巻終り端Eを第2及び第4の
貯線用溝123b,123d内に絡げるか、または、接着剤等に
より各々のコイル130の外周部に仮止めし、コイル巻回
済みのボビン120をボビン保持用ベース140に取付けた後
に、前記巻始め端Sと巻終り端Eとをそれぞれ貯線用溝
123a,123c及びコイル外周部の仮止め個所から解き離し
て、対応するリード端子141にそれぞれ絡げてから半田
付け処理を施すという方法を採っていた。そのため、 各々のコイル130の巻始め端Sをそれぞれの貯線用溝1
24a,124cに巻付けたり解き離したり、また、その巻終り
端Eを巻線131,132の外周部分に仮止めしたり取外した
りする動作の存在が、自動化機械によるコイル巻線作業
に馴染まない。
各コイル130の巻始め端Sを各々の貯線用溝124a,124c
から解き離した状態、また、巻終り端Eを巻線130の外
周部から取外した状態では、各々のワイヤ端部が必ずし
も真直に伸びているとは限らず、しかも、コア110とボ
ビン120との組合せ体をボビン保持用ベース140内に取付
ける際に各ワイヤ端部に振動が伴うため、この巻始め端
Sと巻終り端Eとを掴んでベース140側のリード端子141
に絡げるという動作もまた自動化機械には馴染まない。
ということが、NC(Numerical Control)巻線技術を利
用した巻線作業の自動化を図る上でのネックとなってい
た。
そのため、本出願人はこれを改善するための技術を提案
した。これは、昭和62年10月24日付け出願に係る実用新
案登録願「ラインフィルタ」(実願昭62−162692号)に
記載された技術で、その内容は第11図に示すような構成
のものである。
即ち、このラインフィルタ200は、2つ割ボビン220の両
端面鍔部221にそれぞれ2個所の外周段部222を設け、互
いに対向する各一対の段部222の間を貫通する各1本の
パイプ部材用貫通孔を形成し、この貫通孔の上側部分に
導電材料から成るパイプ部材223を嵌着して、コイル巻
回作業の際に、コイルの巻始め端Sを一方のパイプ部材
223に絡げてから巻線を開始し、コイルの巻回終了後
に、その巻終り端Eを他方のパイプ部材223に絡げてか
ら半田付け処理を施して、巻始め端Sと巻終り端Eとを
それぞれのパイプ部材223に電気的に接続する。そし
て、このコア210とボビン220との組合せ体をボビン保持
用ベース230に取付ける際には、4本のリード端子231を
前述のパイプ部材223の内部孔に挿入し、リード端子231
とパイプ部材223との電気的接続を図りながらそのまま
パイプ部材用貫通孔を貫通せしめた後、リード端子231
の下端をボビン保持用ベース側の取付け孔を通して該保
持用ベース230の下面に突出させるというものである。
(考案が解決しようとする課題) この改善されたラインフィルタ200は、コイルの巻始め
端S及び巻終り端Eの処理が容易であり、しかも、巻始
め端S及び巻終り端Eとリード端子241との電気的結合
も容易であるため、自動化処理を容易にするという初期
の目的を充分に果たすことが出来たが、2つ割ボビン22
0がコアの中央磁脚を上下方向から挟む際に、上下のボ
ビン220に亘って設けるパイプ部材用貫通孔を一直線に
連通させたり、リード端子231の長さを、コイルの巻回
作業中はその端部がパイプ部材223から完全に突出し得
るだけの長さに設定する必要があるため、ラインフィル
タ組立て時における自動化効率を著しく高めることが出
来ないという点に問題があった。
本考案は、この事情に鑑みてなされたもので、コイルの
巻始め端,巻終り端の絡げ作業やこれらコイル巻線端と
リード端子との電気的結合作業の自動化処理を容易に行
い得る構造のラインフィルタ用分割型ボビンとこの分割
型ボビンを使用するラインフィルタを提供することを目
的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この目的を達成するための本考案の請求項1の構成は、
コアに対して回転可能に嵌装し得る構造を有し、所定の
コイルを巻回した後に保持用ベースに取付ける形式のラ
インフィルタ用分割型ボビンにおいて、少なくとも該分
割型ボビンの両端に鍔部を設け、これら両鍔部のそれぞ
れの外周面に少なくとも2個所の凹段部を形成すると共
に、これらの凹段部に、棒状のリード端子が入り得る所
定深さのリード端子保持孔を設けると共に、前記リード
端子保持孔の開口部周辺にコイル巻線端を数回分絡げ得
る長さだけ突出するコイル巻線端の絡げ部を設けたこと
である。
請求項2の構成は、前記請求項1記載のラインフィルタ
用分割型ボビンにおいて、前記ボビンの中央部に、コイ
ルの巻回時に外部の駆動用歯車と噛合し得る被動用歯車
を設けたことである。
請求項3の構成は、コアに対して回転可能に嵌装し得る
構造を有し、所定のコイルを巻回した後に保持用ベース
に取付ける形式のラインフィルタ用分割型ボビンを使用
するラインフィルタにおいて、請求項1記載のラインフ
ィルタ用分割型ボビンのリード端子保持孔に絡げ部材と
してのパイプ部材を嵌入し、その一端部を周囲にコイル
巻線端を数回分絡げ得る長さだけ前記鍔部の凹段部表面
から露出せしめ、この嵌入後のパイプ部材の内部孔に前
記棒状のリード端子の一端を挿入すると共に、該リード
端子の他端を前記保持用ベースの下面より突出せしめた
ことである。
請求項4の構成は、請求項3記載のラインフィルタにお
いて、そのパイプ部材を鍔付きパイプ部材として構成し
たことである。
(作用) この構成に基づく本考案の作用は、コイル巻回作業の前
後に、ボビンの片側の鍔部に植設した複数のコイル巻線
端絡げ部またはパイプ部材に、コイルの巻線端を絡げ得
るようにすると共にその位置においてリード端子との電
気的接続を行い得るようにしたことにある。
(実施例) 以下、図示の各実施例に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係るラインフィルタの第1実施例を示
す断面構成図、第2図は第1図示のラインフィルタにお
けるコアとボビンとの組合せ体の上面図、第3図は本実
施例に使用されるコアの一例を示す斜視図、第4図は2
つ割ボビンの一方のボビン片を示す斜視構成図、第5図
はボビン保持用ベースの一例を示す斜視構成図である。
図中、本考案のラインフィルタ1は、例えば第3図示の
ようにフェライトのような磁性体から作られた「日の
字」型の閉磁路コア10と、対称形(同形)に分割された
略半円筒状の上下ボビン片20A,20Bから成る絶縁性の2
つ割ボビン20と、該ボビン20に巻回された2つのコイル
30と、前記コア10とボビン20との組合せた状態の組合せ
体(コイル巻回後のコア付きボビン)を保持する絶縁性
のボビン保持用ベース40とから構成される。
しかして、2つ割ボビン20は、第4図にその一方(上
側)を示すように、各々のボビン片20A,20Bの中心部に
コア装着孔21を有し、このコア装着孔21を使ってコア10
の中心磁脚10aを上下方向から挟み得るように構成さ
れ、両者20A,20Bをその接合面22で接合した場合には、
略円筒形の完成されたボビン20となるように構成され
る。
そして、各ボビン片20A,20Bは、その両端が同形の半円
状の鍔部23として形成されると共に、これら鍔部23と中
心に形成された被動用分割歯車24との間が2つのコイル
巻回領域25として設定される。この場合、両端鍔部23の
それぞれには、その左右対称の個所に各2つの凹段部23
a,23bが形成され、しかも、それぞれの凹段部23a,23bに
は、段部表面から上下のボビン片20A,20Bの接合面22に
向って適当な深さのリード端子保持孔26が、適宜の間隔
lをもって垂直に設けられる。尚、このリード端子保持
孔26の開口形状ならびに後述するリード端子29またはパ
イプ部材28の断面形状は、円形、多角形等いずれの形状
であっても良い。
更に、これらの各リード端子保持孔26の開口周囲には、
その両縁に沿う形で、コイル30の巻始め端S及び巻終り
端Eを一時的に絡げるためのコイル巻線端絡げ部27がボ
ビン片20A(20B)と一体的に形成される。この絡げ部27
は、分離した2本の突起と各々の突起先端に形成した鈎
部27aとから構成されるが、その突出量は、少なくとも
前述の被動用分割歯車24の外周円内に納まるような値で
あって、周囲にコイル巻線端S及びEを数回分絡げ得る
長さに予め設定しておく。29は前記リード端子保持孔26
内に嵌入される導電性の4本のリード端子である。尚、
該コイル巻線端絡げ部27は、少なくともその側面の一部
に、前記リード端子29または後述するパイプ部材28の導
電面が露出し得る構造の空所部分を備えた突起物として
構成されていればよいものである。
さて、ボビン保持用のベース40は、第5図にも示すよう
に、下面に適宜構造の脚部41aを有する箱状(または台
状)の本体41と、前記コア10とボビン20との組合せ体を
保持し得るように、該ベース本体41の中央部分に形成さ
れたボビン載置用のスペース42と、該スペース42の両端
壁に臨ませて形成された2つの湾曲部43と、前記スペー
ス42の両側部に沿って設けた絶縁性のスペーサ44とから
構成される。この場合、前記2つの湾曲部43には、4本
のリード端子29が比較的弛く嵌入し得る直径を持った各
2個の取付け孔45が前述の間隔lを隔てて形成されてい
て、前記コア10とボビン20との組合せ体がスペース42内
に装着された際には、前記4本のリード端子29がこの取
付け孔45を通ってベース本体41の下面側に所定量だけ突
出し得るように構成され、前記リード端子29の長さもこ
の意図に沿って予め決定される。
次に、このような構成から成る第1実施例のラインフィ
ルタ1の製造工程を説明する。
[2つのボビン片とコアとの結合] 先ず、2つのボビン片20A,20Bを、それらがコア10の中
央磁脚10aを上下から挟み込むような形で中央磁脚10aに
嵌装した後、適宜の接着手段により両ボビン片20A,20B
を接合して2つ割ボビン20を完成させる。
この状態では、コア10側の中央磁脚10aは該ボビン20の
コア装着孔21内を貫通し、側部磁脚10b及び連結磁脚10c
は該ボビン20の外周を取り囲む形となる。また、2つ割
ボビン20は中央磁脚10aを中心として回転可能な状態と
なり、コイル巻線端絡げ部27の突出先端は2つ割ボビン
20の回転を妨げない範囲内に位置し、被動用の分割歯車
24も円形に接合されて完全な歯車の形となる。
[コイルの形成] 巻線作業の順序を2つあるコイル30の一方を例にとって
説明する。
一方の凹段部(例えば23a)において、コイル30の
巻始め端Sをコイル巻線端絡げ部27に数回絡ませる。
ボビン側の被動用分割歯車24に図示なき駆動歯車を
噛合させ、適宜の駆動モータを作動させてボビン20をコ
ア10の中央磁脚10aの周りに回転させつつ、巻線用ワイ
ヤをコイル巻回領域25内に所定数だけ巻回してコイル30
を形成する。
コイル30の巻回が終了した時には、コイル30の巻終
り端Eを、他方の凹段部23bに形成された コイル巻線端絡げ部27に数回絡ませる。
他方のコイル30の対しても同時または順次にこの操
作を行い、2つのコイルを完成させる。
2つのコイル30が完成した後、4本のリード端子29
をそれぞれのリード端子保持孔26内に嵌入する。
前記コイル巻線端絡げ部27において、各コイル巻線
端S及びEとリード端子29とが電気的に接続されるよう
に半田付け処理50を行う。
[コア及びボビンの組合せ体とボビン保持用ベースとの
結合] 2つのコイル30を巻回した後のコア10とボビン20との組
合せ体をその状態のままボビン保持用ベース40のスペー
ス42内に収容する。この場合、ボビン20側から突出した
4本のリード端子29を、先ずベース40の湾曲部43に形成
された取付け孔45内に挿入し、その後、コア10とボビン
20との組合せ体を、コア10の側部磁脚10bと連結磁脚10c
との下面がベース40の上縁に接するまで下降させて、コ
ア10及びボビン20の組合せ体と保持用ベース40とを組合
せる。尚、この状態では、巻回されたコイル30の外周面
とコア10の側部磁脚10bとの間にスペーサ44が入り込
み、両者間の絶縁をより完全なものにする。
このように構成された第1実施例のラインフィルタ1で
は、第1図に示すように、4本のリード端子29がベース
40の下面から所定量だけ突出することになるから、この
状態のラインフィルタ1を適宜の回路基板等に取付け、
リード端子29の先端と回路基板との間に半田付けを施せ
ば、両者を電気的に接続し且つ固定することができる。
第6図に示すのは本考案の第2実施例で、これは、各ボ
ビン片20′A及び20′Bにコイル巻線端絡げ部27を設け
ない場合の例である。即ち、この例では、各ボビン片2
0′A,20′Bの凹段部23a,23bに形成されたリード端子保
持孔26内に、第7図(A)に示すような導電性材料から
成るパイプ部材28を嵌入し、コイル30の巻始め端S及び
巻終り端Eをそれぞれのパイプ部材28に絡げるように構
成した例であり、この場合における製造工程は次に示す
通りである。尚、前述の[2つのボビン片とコアとの結
合]の工程と[コア及びボビンの組合せ体とボビン保持
用ベースとの結合]の工程とは、第1実施例の場合と同
様であるので省略する。
[パイプ部材の取付け] コイル30の巻回作業の開始に先立ち、4本のパイプ部材
28を、接合状態にあるボビン20のいずれか一方のボビン
片(例えば20B)にあるリード端子保持孔26内に嵌入
し、コイル30の巻始め端S及び巻終り端Eの絡げ操作に
備える。
[コイルの形成] 一方の凹段部(例えば23a)において、コイル30の
巻始め端Sを、一方の凹段部23aのリード端子保持孔26
内に嵌入したパイプ部材28に数回絡ませる。
ボビン20を回転させつつコイル30の巻回を行う作業
は第1実施例の場合と同様である。
コイル30の巻回が終了した時には、コイル30の巻終
り端Eを、他方の凹段部23bのリード端子保持孔26内に
嵌入したパイプ部材28に数回絡ませる。
他方のコイル30に対しても同時または順次にこの操
作を行い、2つのコイルを完成させる。
2つのコイル30が完成した後、4本のリード端子29
をそれぞれのパイプ部材28の内部孔に嵌入し、各コイル
巻線端S及びEとパイプ部材28とリード端子29とが電気
的に接続されるように半田付け処理50を行う。
この第2実施例の場合にも、4本のリード端子29はベー
ス40の下面から所定量だけ突出することになる。尚、第
7図(A)に示すパイプ部材28の代りに、同図(B)に
示すような上端に環状鍔28′aの付いたパイプ部材28′
をリード端子保持孔26内に嵌入しても良い。この場合に
は、各コイル巻線端S及びEの絡げ作業が容易になる。
第8図に示すのは本考案の第3実施例で、各ボビン片20
A及び20Bにコイル巻線端絡げ部27を設け、更に、リード
端子保持孔26内にパイプ部材28を嵌入させた場合の例で
ある。この場合の製造工程は前述した第1及び第2実施
例の製造工程を組合せたものとなるが、煩雑さを避ける
ためその説明は省略する。
以上数実施例に亘って説明したように、本考案に係るラ
インフィルタ用分割型ボビン及びラインフィルタでは、
2つ割ボビン20の少なくとも両端部に設けた鍔部23にお
いてコイル30の巻線端S及びEとを直接固定し且つ電気
的にも接続するようになしたので、従来方式のものに比
べてコイル30の端部処理が極めて簡略化され、コイル巻
線作業の自動化をより容易なものにする。しかも、コイ
ル30の巻回については従来のNC巻線技術をそのまま応用
し得るので、この面からも自動化を促進することが可能
となる。更に、鍔部23でのコイル巻線端の固定に際して
は、リード端子が2つのボビン片20A,20Bを貫通しない
構造となるので、コイル巻回作業の前後においてリード
端子を移動させる必要がなくなり、その分だけ、作業の
効率化が図れることにもなる。
以上数例について説明したが、本考案はこれに限定され
るものではなく、その要旨を変更せざる範囲内で種々に
変形実施することが可能である。例えば、図示実施例で
はボビンにおけるコイル巻回領域を2個所設定した例を
示したが、コイル巻回領域の設置数は目的に応じて適宜
に決定することが出来る。この場合、鍔部,リード端
子,パイプ部材等の設置数はこれに合せて適宜に多数化
するものとする。また、本考案に適用するボビンの構造
は2つ割に限らず分割型であれば良い。
[考案の効果] 以上述べた通り本考案の請求項1及び2を用いる時は、
コイルの巻始め端,巻終り端の絡げ作業やこれらコイル
巻線端とリード端子との電気的結合作業の自動化処理を
容易に行い得る構造のラインフィルタ用分割型ボビンを
実現することが可能となり、また、請求項3及び4を用
いる時は、このような利点を備えた新規なラインフィル
タを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るラインフィルタの第1実施例を示
す断面構成図、第2図は第1図示のラインフィルタにお
けるコアとボビンとの組合せ体の上面図、第3図は本実
施例に使用されるコアの一例を示す斜視図、第4図は2
つ割ボビンの一方のボビン片を示す斜視構成図、第5図
はボビン保持用ベースの一例を示す斜視構成図、第6図
は本考案の第2実施例を示す断面構成図、第7図(A)
及び(B)は第6図示の実施例に使用するパイプ部材の
斜視概略図、第8図は本考案の第3実施例を示す断面構
成図、第9図及び第10図は従来例のラインフィルタに係
る技術を説明するための図で、第9図はボビンのみの構
成説明図を、第10図は巻線巻回を終了した後のボビンを
保持用ベースに取付ける場合の説明図をそれぞれ示す。
第11図は改善例に係るラインフィルタの技術を説明する
ための構成説明図である。 10…コア、20…2つ割ボビン、20A,20B…ボビン片、21
…コア装着孔、23…鍔部、23a,23b…凹段部、24…被動
用分割歯車、26…リード端子保持孔、27…コイル巻回端
絡げ部、27a…鈎部、28…パイプ部材、29…リード端
子、30…コイル、S…巻始め端、E…巻終り端、40…ボ
ビン保持用ベース、45…取付け孔、50…半田付け

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアに対して回転可能に嵌装し得る構造を
    有し、所定のコイルを巻回した後に保持用ベースに取付
    ける形式のラインフィルタ用分割型ボビンにおいて、少
    なくとも該分割型ボビンの両端に鍔部を設け、これら両
    鍔部のそれぞれの外周面に少なくとも2箇所の凹段部を
    形成すると共に、これらの凹段部に、棒状のリード端子
    が入り得る所定深さのリード端子保持孔を設けると共
    に、前記リード端子保持孔の開口部周囲にコイル巻線端
    を数回分絡げ得る長さだけ突出するコイル巻線端の絡げ
    部を設けて成るラインフィルタ用分割型ボビン。
  2. 【請求項2】請求項1記載のラインフィルタ用分割型ボ
    ビンにおいて、前記ボビンの中央部に、コイルの巻回時
    に外部の駆動用歯車と噛合し得る被動用歯車を設けて成
    るラインフィルタ用分割型ボビン。
  3. 【請求項3】コアに対して回転可能に嵌装し得る構造を
    有し、所定のコイルを巻回した後に保持用ベースに取付
    ける形式のラインフィルタ用分割型ボビンを使用するラ
    インフィルタにおいて、前記ボビン両端に鍔部が設けら
    れ、該鍔部外周面に凹段部が設けられ、この凹段部に所
    定深さのリード端子保持孔が設けられ、このリード端子
    保持孔にパイプ部材が嵌入され、その一端部が周囲にコ
    イル巻線端を数回分絡げ得る長さだけ前記鍔部の凹段部
    表面から露出され、この嵌入後のパイプ部材の内部孔に
    前記棒状のリード端子の一端が挿入されると共に、該リ
    ード端子の他端が前記保持用ベースの下面より突出して
    成るラインフィルタ用分割型ボビンを使用するラインフ
    ィルタ。
  4. 【請求項4】前記パイプ部材が鍔付きパイプ部材である
    請求項3記載のラインフィルタ。
JP1988038946U 1988-03-23 1988-03-23 ラインフイルタ用分割型ボビンとこの分割型ボビンを使用するラインフイルタ Expired - Lifetime JPH0737292Y2 (ja)

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