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JPH0736466Y2 - 回転検知装置 - Google Patents

回転検知装置

Info

Publication number
JPH0736466Y2
JPH0736466Y2 JP187389U JP187389U JPH0736466Y2 JP H0736466 Y2 JPH0736466 Y2 JP H0736466Y2 JP 187389 U JP187389 U JP 187389U JP 187389 U JP187389 U JP 187389U JP H0736466 Y2 JPH0736466 Y2 JP H0736466Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
pole
pulse
magnetic
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP187389U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0294474U (ja
Inventor
一志 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP187389U priority Critical patent/JPH0736466Y2/ja
Publication of JPH0294474U publication Critical patent/JPH0294474U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736466Y2 publication Critical patent/JPH0736466Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Brushless Motors (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンパクトディスクプレーヤやフロッピーディ
スクプレーヤなどにおいて、ディスク駆動用のモータの
ロータなどの回転位相を検知するための回転検知装置に
関する。
〔従来の技術〕
第6図はコンパクトディスクプレーヤなどの駆動源とし
て用いられるモータの全体構造を示す断面図、第7図か
ら第9図は従来のモータの回転検知装置の拡大平面図、
第10図から第12図はそれぞれ第7図から第9図の検知装
置によって検知される超電力の波形図である。
第6図において、符号1はシャフトを示しており、スラ
スト軸受2とラジアル軸受3によって回動自在に支持さ
れている。このシャフト1にはロータヨーク4が固設さ
れており、その外周にはモータの回動位置を検知するた
めのパルスを形成するマグネット8が設けられている。
また、ロータヨーク4の下面にはN,S極が回転方向に交
互に着磁されたロータマグネット5が固定されている。
符号6は磁性材によって形成されたステータベースを示
しており、ステータベース6上にはロータマグネット5
に対向する複数のステータコイル7が固設されている。
また、ステータベース6には、マグネット8に対向する
位置に磁気検知部材Aが設けられている。
この磁気検知部材Aとしては、ホール素子やMR素子など
が使用されるが、各図ではホール素子の場合について示
している。前記モータにおいてロータヨーク4が回転し
マグネット8が磁気検知部材Aの対向部を通過すると、
マグネット8の磁界によりホール素子に電圧が生じる。
実際の装置では、この電力の出力波形を方形波整形し、
この整形されたパルスの立ち上がりを検知時点としてモ
ータの回転位相の制御などに用いられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
第7図に示す従来例では、マグネット8の磁気検知部材
Aに対する対向面8aが全面にN極に着磁されている。よ
って逆側の面はS極である。ロータヨーク4がα方向に
回動されて、マグネット8が磁気検知部材Aを通過する
際には、マグネット8のN極より発生される磁束のう
ち、ロータヨーク4の回転方向αと垂直な磁束(以下垂
直な磁束と記す)M1が作用してホール素子に電圧が生じ
第10図に示すようなパルスPが形成される。しかしなが
ら、この場合、N極の両端部において図に示すようにN
極からS極へ向かう磁束M2が回転方向αとほぼ垂直な方
向へ延びている。よってマグネット8が磁気検知部材A
の対向部を通過する際、ホール素子には磁束M2による逆
電圧が生じる。よって、第10図に示すように、マグネッ
ト8が磁気検知部材Aを通過することによって生じる電
圧のパルスPの立上がりP1ならびに立下がりP2がだれた
形となる。その結果、このパルスPの立上がりあるいは
立下がり時点を精度良く検知することができなくなる。
一方、出力波形のだれを抑えて立上がりあるいは立下が
りのうちいずれか一方を急峻にして、検知タイミングを
高い精度に保つためのものとして、第8図や第9図に示
す従来例がある。第8図に示す従来例では、マグネット
8の磁気検知部材Aに対する対向面がそれぞれ同一の表
面積を有するN,S極に着磁されている。しかしながら第
7図の回転検知装置においては、パルスPと逆極性のパ
ルスP3が比較的高いレベルで生じる(第11図参照)。こ
の従来例では方形波整形することによりパルスの立ち上
がりSを精度良く出すことが可能であるが、逆方向パル
スP3が生じるため、波形整形回路などの処理手段が複雑
になる。
一方、第9図に示す回転位置検知装置では、マグネット
8の表面におけるS極の着磁面積をN極よりも小さく
し、第12図に示すように逆極性のパルスP3を小さくして
いる。しかしながら、この場合には逆極性のパルスの高
さ管理が非常に困難となる。さらに第8図と第9図に示
す従来例では、N極とS極との境界位置を正確に出すよ
うに着磁することが非常に困難であり、両極の境界位置
のバラツキが生じやすくなっている。
本考案は上記従来の課題に着目してなされたものであ
り、モータの回転検知を高い精度の下で行えるようなモ
ータの回転検知装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、回転体にマグネットが設けられ、回転体の回
転により前記マグネットが通過する位置に磁気検知部材
が対向して配置されている回転検知装置において、前記
マグネットは、磁気検知部材に対向する対向面とこの対
向面の縁部から回転体の周方向に向かって磁気検知部材
と逆の方向へ傾斜して延びる傾斜面とを有しており、前
記対向面と傾斜面とに異なる磁極が着磁されていること
を特徴とするものである。
〔作用〕
上記手段によれば、モータの回転検知装置の被磁気検知
部材となるマグネットに対し移動方向に互いにN,S極を
着磁するとともに、N,S極のうちの一方の極を回転体の
周方向に向かって磁気検知部材と逆の方向へ傾斜させて
いるので、傾斜面の極へ向かう磁束が回転体の回転方向
に対して垂直な方向から強制的にずらされることにな
る。また、傾斜面の極へ向かう磁束が傾斜面に向かって
収束されるため、磁束が分散されるようになる。したが
って、逆極性のパルスの電圧を非常に小さくでき、しか
も両極の境界が磁気検知部材を通過する際に生じる電圧
の波形の立上がりあるいは立下がりを急峻にできる。さ
らに対向面と傾斜面との境界がエッジ状であるため、N
極とS極との境界も明確になる。よって、パルスの立ち
上がり位置の検知精度を高くできる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案に係る回転検知装置を説明するための平
面図、第2図は第1図のマグネットならびにマグネット
磁気検知部材を拡大して示す平面図、第3図は第1図の
の回転位置検知装置によって検知される電圧の波形図で
ある。
第1図において符号4は第6図で示したモータを構成す
るロータヨーク(回転体)を示しており、スラスト軸受
2ならびにラジアル軸受3とによって回転自在に支持さ
れたシャフト1に固定されている。なお、符号Aは磁気
検知部材を示しており、この実施例ではホール素子が示
されている。ロータヨーク4の外周には、モータの回転
位相を検知する際の被磁気検知部材となる一対のマグネ
ット20と21が固設されている。マグネット20と21は180
°の配置角度にて対向しており、第1図の状態からロー
タヨークが1回転されると、2つのパルスPA,PBが発生
されるようになっている(第3図参照)。なおパルスPA
は、マグネット20の通過によって形成されたパルス、パ
ルスPBはマグネット21の通過によって形成されたパルス
を示している。
マグネット20,21には、磁気検知部材Aに対向する対向
平面Eと、この対向平面Eの縁部から回転体の周方向に
向かって磁気検知部材Aと逆の方向に延びる傾斜面Fが
形成されており、一方のマグネット20では、対向平面E
にN極が、傾斜平面FにS極がそれぞれ着磁されてい
る。他方のマグネット21には、第1図に示すように対向
平面にS極が、傾斜面FにN極が着磁されている。
なお、上記傾斜面Fは、第4図に示すような曲面F1であ
ってもよい。
次に検知動作について説明する。
ロータヨーク4がα方向に回動され、マグネット20が磁
気検知部材Aに対向する位置に到り、S極とN極との境
界部が通過する際に生ずる磁束の変化により、ホール素
子に電圧が発生し、第3図に示すようなプラスレベルの
パルスPAが形成される。この場合において、磁気検知部
材AにはまずS極が対向するが、磁気検知部材Aに対し
て斜めの面Fが形成されているため、第2図の磁束M3
示されるように、S極に入る磁束が分散されるととも
に、βで示すように、ロータヨーク4の回転方向に対し
て斜め方向の磁束になるため、電圧を生じさせる垂直成
分が非常に小さくなる。一方、N極では、ホール素子に
対する垂直なしかも磁束密度の高い磁束M4が延びてい
る。したがって、プラスレベルのパルスPAに先だって形
成されるマイナスレベルのパルスPA′の形成を充分に抑
えることができる。また、N極とS極との境界におい
て、N極からは密度の高い磁束M4がホール素子に対して
垂直に延びているため、急峻な立上がりSを有するパル
スが形成されるようになる。そして、パルスPAは立上が
りSに同期して方形波整形され、整形後のパルスの立ち
上りを明確にできるこになる。また第2図に示すマグネ
ット形状では、N極とS極との境界がエッジ状になって
いるため、両極の着磁境界も明確になる。よってパルス
の立ち上がり位置の精度も高くなる。
また、他方のマグネット21が磁気検知部材Aに対向する
位置に到った場合には、第3図に示すようにマイナスレ
ベルのパルスPBが形成される。この場合も同様に、プラ
スレベルのパルスPBの形成を充分に抑えることができる
ようになる。またN極において、磁束が分散されるなど
の上記と同様の理由により、磁気検知部材Aより急峻な
立下がりS′を有するパルスPBが形成されるようにな
る。
なお本考案は、上記実施例に限定されるものではない。
すなわち、上記実施例では、ロータが一方向に回転され
る場合について説明しているが第5図に示すようにN極
あるいはS極の両端に磁気検知部材Aに斜めに対向する
面を有する異なった極を着磁してロータヨーク4が両方
向に回転されるような構成にすることもできる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、検知磁極と逆の極性のパ
ルスを非常に小さくでき、しかも極間のパルスの立ち上
がりを明確にできる。さらに磁極の着磁境界がエッジ状
となるため、着磁境界を明確にでき、検知位置精度を高
くできるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るモータの回転検知装置を説明する
ための平面図、第2図は第1図のマグネットならびに磁
気検知部材を拡大して示す平面図、第3図は第1図のモ
ータの回転位置検知装置によって検知される電圧の波形
図、第4図ならびに第5図は本考案の他の実施例を説明
するための平面図、第6図はコンパクトディスクプレー
ヤなどの駆動源として用いられるモータの全体構造を示
す断面図、第7図から第9図は従来のモータの回転検知
装置の拡大平面図、第10図から第12図はそれぞれ第7図
から第9図の検知装置によって検知される電圧の波形図
である。 1……シャフト、4……ロータヨーク、20,21……マグ
ネット、A……磁気検知部材、E……対向面、F……傾
斜面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体にマグネットが設けられ、回転体の
    回転により前記マグネットが通過する位置に磁気検知部
    材が対向して配置されている回転検知装置において、前
    記マグネットは、磁気検知部材に対向する対向面と、こ
    の対向面の縁部から回転体の周方向に向かって磁気検知
    部材と逆の方向へ傾斜して延びる傾斜面とを有してお
    り、前記対向面と傾斜面とに異なる磁極が着磁されてい
    ることを特徴とする回転検知装置
JP187389U 1989-01-10 1989-01-10 回転検知装置 Expired - Lifetime JPH0736466Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP187389U JPH0736466Y2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 回転検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP187389U JPH0736466Y2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 回転検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0294474U JPH0294474U (ja) 1990-07-26
JPH0736466Y2 true JPH0736466Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31202142

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP187389U Expired - Lifetime JPH0736466Y2 (ja) 1989-01-10 1989-01-10 回転検知装置

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JP (1) JPH0736466Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6801170B2 (ja) * 2015-09-10 2020-12-16 日立金属株式会社 回転角検出用磁石、回転角検出装置及び回転角検出用磁石の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0294474U (ja) 1990-07-26

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