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JPH0736339Y2 - カメラ用駆動機構 - Google Patents

カメラ用駆動機構

Info

Publication number
JPH0736339Y2
JPH0736339Y2 JP1990040766U JP4076690U JPH0736339Y2 JP H0736339 Y2 JPH0736339 Y2 JP H0736339Y2 JP 1990040766 U JP1990040766 U JP 1990040766U JP 4076690 U JP4076690 U JP 4076690U JP H0736339 Y2 JPH0736339 Y2 JP H0736339Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratchet wheel
camera
electromagnet
distance ring
drive mechanism
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP1990040766U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH041520U (ja
Inventor
倍男 荻原
圓男 篠崎
聖一 今野
Original Assignee
株式会社精工舎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
Priority to JP1990040766U priority Critical patent/JPH0736339Y2/ja
Publication of JPH041520U publication Critical patent/JPH041520U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736339Y2 publication Critical patent/JPH0736339Y2/ja
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  • Focusing (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カメラのレンズ等のカメラ部材を駆動するカ
メラ用駆動機構に関する。
〔従来の技術〕 従来のカメラ用駆動機構は、たとえば第7図に示すよう
に構成されている。同図において、符号101は駆動リン
グであり、この駆動リング101は図示されない地板に光
軸Oを中心として回動可能に取付けられ、駆動リング10
1のギア部101aと噛合うアイドラ102を介して、図示され
ないステップモータのロータ軸に取付けられたロータギ
ア103により駆動される。また駆動リング101の周上に
は、セクタ開閉レバー104に作用して図示されないセク
タを開閉するための、セクタ開閉用カム101bが形成され
ている。
符号105は距離リングであり、この距離リング105は駆動
リング101と同様に、図示されない地板に光軸Oを中心
として回動可能に取付られている。また、この距離リン
グ105はバネ105bにより時計回り方向に常時付勢されて
おり、駆動リング101上のピン101cと係合する突起部105
cを介して、バネ105bの付勢力により駆動リング101に時
計回り方向に追従し、レンズ駆動部105aを介して図示さ
れないレンズを合焦位置に移動する。
符号106はラチェット車であり、このラチェット車106上
のピニオン106aは距離リング105のギア部105dと噛合っ
ている。また、ラチェット車106の周上には複数の合焦
位置決め用の歯部106bが形成され、この歯部106bの最初
の歯の手前側(図中反時計回り側)には、係止レバー10
7の爪107aを非係合位置に退避させるための大径部106c
が形成されている。係止レバー107は図示されない地板
に回動可能に取付けられており、バネ107bにより時計回
り方向に常時付勢され、この係止レバー107の一端は鉄
片108aを介して通電(ON)した電磁石108に吸引保持さ
れる。
次に上述の構成のカメラ用駆動機構の作動について説明
する。まずレリーズ前の図示の状態において、電磁石10
8はOFFしており、バネ107bにより付勢された係止レバー
107は時計回り方向に回動し、爪107aをラチェット車106
の歯部106bの最初の歯の手前側に係止させて、距離リン
グ105の回動を規制している。この状態からカメラの図
示してないレリーズ釦を操作するとステップモータは逆
転を行い、駆動リング101とこれに追従する距離リング1
05を反時計回り方向に回動して、ラチェット車106を時
計回り方向に回転させて係止レバー107の爪107aを大径
部106cに押上げることにより歯部106bとの係合をはず
す。
次にステップモータは正転し、これと同時に電磁石108
をONして係止レバー107を鉄片108aを介して吸引保持
し、爪107aを非係合位置に退避させて距離リング105の
回動を許容する。距離リング105がレンズの合焦位置ま
で回動すると、特願昭61-213991号に示す如き方法で、
図示されない制御装置によりステップモータは一旦停止
するとともに、電磁石108がOFFし、係止レバー107がバ
ネ107bにより時計回り方向に回動して、爪107aがラチェ
ット車106の歯部106bに係止することにより、ラチェッ
ト車106を介して距離リング105を係止する。
ステップモータの引き続く正転により駆動リング101は
さらに時計回り方向に回転し、セクタ開閉用カム101bが
セクタ開閉レバー104に作用して図示しないセクタにシ
ャッタ開口の開動作を行わせる。そして輝度情報により
決定された露出位置まで開放した後、駆動リング101は
逆転して反時計回り方向に回動することにより、セクタ
を閉止作動させて露出動作を終了する。露出動作終了後
駆動リング101は反時計回りに回動を続け、距離リング1
05に作用して距離リング105も反時計回りに回動し、図
示の状態に戻って作動を終了する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のカメラ用駆動機構にあ
っては、ラチェット車106は地板に回動可能に取付けら
れているだけであって、特に歯車のバックラッシュや軸
部のクリアランス等によるガタを取除くようにはなって
いない。このため、ステップモータから距離リング10
5、ラチェット車106にいたるまでの伝達系における部品
製作誤差や、歯車のバックラッシュとか軸部のクリアラ
ンス等によるガタにより、ラチェット車106の歯部106b
の各歯のその都度の停止位置が不安定となり、係止レバ
ー107の爪107aが所定の歯部106bと係合しないため、ラ
チェット車106を介して係止レバー107により係止される
距離リング105の係止位置がその都度少しずつ異なった
位置となってしまい、撮影レンズの停止精度が悪化して
いるという問題があった。
そこで本考案は、このような問題点を解決することを課
題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本考案は、制御回路により駆
動制御されるモータによってカメラ部材を駆動する駆動
部材と、電磁石により制御され前記駆動部材と歯車連結
されたラチェット車を介して前記駆動部材の回転を停止
・許容する制御機構と、前記ラチェット車の停止位置を
安定させる停止位置安定手段とを備えた構成としたもの
である。
〔作用〕
このような構成のカメラ用駆動機構によれば、ラチェッ
ト車は停止位置安定手段により上記ガタを取り除き、何
度も停止する都度、同じ停止位置に安定して停止できる
ため、ラチェット車の各停止位置精度が向上して、ラチ
ェット車を介して係止される距離リングによって駆動さ
れる撮影レンズの停止位置精度を向上させることができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案によるカメラ用駆動機構の第1実施
例の要部を示す図である。以下、従来のカメラ用駆動機
構と共通する構成や動作の説明は省略する。
第1図において、符号6は周部に歯部6bが形成されたラ
チェット車であり、このラチェット車6は永久磁石によ
り形成されている。ラチェット車6上のピニオン6aには
距離リング5のギア部5dが噛合っており、この距離リン
グ5は磁性材料で形成されている。このような第1実施
例においては、ラチェット車6と距離リング5の磁気吸
引力により、回転軸部のクリアランス及び歯車部6a,5d
のバックラッシュが一定方向に寄せられて零の状態とな
るため、ラチェット車6の停止位置精度が向上し、ラチ
ェット車6に係止レバー7が正確に係止され、距離リン
グ5を介して駆動される撮影レンズ(図示せず)の停止
位置精度が向上する。尚ラチェット車6は、磁性材料が
添加されたプラスチック材料を、射出成形加工により形
成した後に着磁を行って永久磁石化するものである。
第2図は本考案の第2実施例を示す図である。この第2
実施例は、ラチェット車6が第1実施例と同様に永久磁
石で形成され、その近傍に磁性材で形成された補極9が
後述するような関係で配置される。すなわち、ラチェッ
ト車6の歯部6bと補極9との磁気結合力によりラチェッ
ト車6がステップ的に回動し、かつそのステップ的な停
止位置がステップモータのステップ角により決定される
ような位置であり、ラチェット車6と干渉しないように
補極9は配置される(第3図)。この第2実施例は、距
離リング5を非磁性材で形成するとともに、上述のラチ
ェット車6と補極9の構成を除いては従来と同様の構成
である。
次にこのカメラ用駆動機構の作動について説明する。第
2図はレリーズ前の状態であり、作動については従来と
同様である。この第2実施例によるものは、距離リング
5の回動に従いラチェット車6が、補極9の影響をステ
ップ的に受けながら回動するものであり、ラチェット車
6の停止位置が補極9の位置に規制されるため、ラチェ
ット車6や距離リング5等のバックラッシュやクリアラ
ンスによるガタの影響を受けないので、ラチェット車6
の停止位置精度が向上して第1実施例と同様に、ラチェ
ット車と係止レバーの係合が正確に行われる。
なお、上記磁気結合力は、距離リング5を常時付勢する
バネ力や図示されないステップモータの出力以下であ
り、ラチェット車6の位置規制を行える範囲内で設定さ
れるものである。
第4図は本考案の第3実施例を示す図である。この第3
実施例は、ラチェット車6が磁性材で形成され、その近
傍には第2電磁石19が後述するような関係になるように
配置される。すなわち、第2電磁石19とラチェット車6
の歯部6bとの磁気結合力により、ラチェット車6がステ
ップ的に回動し、かつそのステップ的な停止位置がステ
ップモータのステップ角により決定される位置となるよ
うな関係に、第2電磁石19とラチェット車6はある。こ
のような第3実施例は、距離リング5を非磁性材で形成
するとともに、上述のラチェット車6と第2電磁石19の
構成を除いては第1実施例と同様の構成をとる。
次にこのカメラ用駆動機構の作動について説明する。第
4図はレリーズ前の状態であり、作動についても第2電
磁石19を除いては従来と同じである。第2電磁石19は、
撮影レンズの停止位置を決定するためにラチェット車6
と係止レバー7が係止を行う時のみON作動して磁力を発
生させる。このため、第2電磁石19は第2実施例と同様
にラチェット車6の停止位置を規制し、ラチェット車6
の停止位置精度を向上させることができる。第2電磁石
19はこのように必要なときだけONされるため、ラチェッ
ト車6と第2電磁石19の磁気結合力がステップモータや
距離リング作動等に対して負荷となることを防止でき、
ステップモータの電力節約や小型化に有利である。
第5図は本考案の第4実施例を示す図である。この第4
実施例は、クリックレバー29が図示されない地板に回動
可能に取付けられ、バネ29aにより時計回り方向に付勢
されている。先端部29bはラチェット車6の歯部6bに係
止しており、ラチェット車6の回動に伴なって、歯部6b
と接触しながら揺動し、ラチェット車6がステップ的に
回動するように作用する。このような第4実施例は、上
述の構成を除いては従来と同様の構成及び作動である。
この第4実施例によるものは、ラチェット車6をプラス
ティック材などの非磁性材で形成し、クリックレバー29
により機械的な位置規制手段によりラチェット車6の停
止位置精度を向上させるものである。
なお、前記実施例においてはカメラ部材を距離リングに
ついて説明したが、絞り機構のような他のカメラ部材を
駆動する駆動機構に用いてもよい。
また、前記第1実施例においてラチェット車6を永久磁
石、距離リング5を磁性材にて形成したが、ラチェット
車6を磁性材、距離リング5を永久磁石にて形成しても
よい。また前記第2実施例においてラチェット車6を永
久磁石、補極9を磁性材にて形成したが、ラチェット車
6を磁性材、補極9を永久磁石で形成してもよい。
また、前記第4実施例のクリックレバー29を磁性材で形
成し、クリックレバー29のクリック作動を規制する第2
電磁石39を設け(第6図)、前記第3実施例のようにラ
チェット車6と係止レバー7の係止を行う時のみ第2電
磁石39をON作動させれば、第3実施例と同様の効果が得
られる。さらに、前記第1〜第3実施例でのラチェット
車は、ピニオン、歯部、大径部が一体的に構成している
が、磁性材とプラスティック材の2部品に分割してそれ
らを結合する構成としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ラチェット車の各
停止位置精度が向上して、ラチェット車を介して係止さ
れる距離リングによって駆動される撮影レンズの停止位
置精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るカメラ用駆動機構の
要部を示す側面断面図、第2図および第3図は本考案の
第2実施例を示す図であり、第2図はカメラ用駆動機構
の構成図、第3図はその要部を示す側面断面図、第4図
は本考案の第3実施例を示すカメラ用駆動機構の構成
図、第5図は本考案の第4実施例を示すカメラ用駆動機
構の構成図、第6図は本考案の他の実施例に係るカメラ
用駆動機構の要部を示す正面図、第7図は従来のカメラ
用駆動機構を示すその構成図である。 5……距離リング、6……ラチェット車、7……係止レ
バー、8……電磁石、9……補極、19……第2電磁石、
29……クリックレバー、39……第2電磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御回路によって駆動制御されるモータに
    よってカメラ部材を駆動する駆動部材と、前記駆動部材
    と歯車連結されたラチェット車と、前記制御回路によっ
    て通電を制御される電磁石と、前記電磁石により制御さ
    れ前記ラチェット車を介して前記駆動部材の回動を係止
    または許容する係止レバーと、前記ラチェット車を所定
    の停止位置に安定させるため、前記ラチェット車の回動
    中に前記ラチェット車に作用する停止位置安定手段とを
    備えたことを特徴とするカメラ用駆動機構。
JP1990040766U 1990-04-17 1990-04-17 カメラ用駆動機構 Expired - Fee Related JPH0736339Y2 (ja)

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JPH041520U JPH041520U (ja) 1992-01-08
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JPS6273243A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 Seiko Koki Kk カメラの自動焦点調節装置

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