[go: up one dir, main page]

JPH0736229Y2 - 雄型配管継手 - Google Patents

雄型配管継手

Info

Publication number
JPH0736229Y2
JPH0736229Y2 JP1988067804U JP6780488U JPH0736229Y2 JP H0736229 Y2 JPH0736229 Y2 JP H0736229Y2 JP 1988067804 U JP1988067804 U JP 1988067804U JP 6780488 U JP6780488 U JP 6780488U JP H0736229 Y2 JPH0736229 Y2 JP H0736229Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
valve
female
male
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988067804U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01169691U (ja
Inventor
輝雄 山家
研 中拂
Original Assignee
株式会社ナブコ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ナブコ filed Critical 株式会社ナブコ
Priority to JP1988067804U priority Critical patent/JPH0736229Y2/ja
Publication of JPH01169691U publication Critical patent/JPH01169691U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736229Y2 publication Critical patent/JPH0736229Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、液漏れ防止弁を備えた雄型配管継手に関
し、雌型配管継手と対になって二つの装置間を接続する
ために用いるものであって、特に、たとえば車両等のク
ラッチ作動装置における、マスタシリンダとオペレーテ
ィングシリンダのような、車両等に組付けられる二つの
装置間を接続するのに利用して好適な技術に関する。
(従来の技術) 互いに連結される雄型、雌型の二つの配管継手であっ
て、雄型および雌型の各々に液漏れ防止弁を備えたもの
が知られている。
雄型、雌型の各配管継手は、互いに連結される前にあっ
ては、液漏れ防止弁によって自己シールされている。し
かし、雄型、雌型の両者が互いに連結されると、各々の
自己シールが解除され、内部が連通した状態になる。し
たがって、それらを用いることによって、クラッチマス
タシリンダおよびクラッチオペレーティングシリンダ
を、車両等に取付ける前に予め作動液を充填することが
できる。たとえば、特開昭60-143209号の公報は、以上
のことを明らかにしている。
(考案が解決しようとする課題) 以上のような各配管継手においては、それがマスタシリ
ンダあるいはオペレーティングシリンダ等の各装置に直
接接続されることもあるし、あるいは、配管を通して接
続されることもあるが、いずれにあっても、接続部分と
してのニップル部などが必須である。
従来、こうした接続部分は、継手本体と別体になってい
た。これは、継手本体の内部に自己シールのための液漏
れ防止弁を備えているために、それらの内部部品の組付
け等を考慮したからであると考えられる。
しかし、そうした従来の配管継手では、部品点数および
組立て工数が多くなるという問題、また、高圧を密封す
る部分の面積が大きくなり、シール性能に高いものが要
求されるという問題がある。
この考案は、以上の各問題を解決するためになされたも
のであり、特に、雄型の配管継手の改良技術を提供する
ものである。
(考案の概要) この考案では、実施例に対応する第1図および第3図に
示すように、継手本体108と接続部分120とを一体に形成
し、しかも、自己シールのための第1の弁座132aを、継
手本体108の他端側に圧入したリング部材130に形成する
ようにしている。
特に、この考案では、リング部材130と継手本体108との
結合部分を圧入によって液密化しているので、そこに密
封のためのシール材を別途に必要とはしない。また、圧
入によって液密化する部分の外側を、雌型配管継手10の
方のシール材(弁部分44)によって二重に液密化するよ
うにすれば、雄型および雌型の両配管継手100、10を互
いに連結したときのシールをより確実にすることができ
る。
これにより、全体の構造を簡略化することができるのみ
ならず、シールの安定化を図ることができる。
(実施例) 雄型配管継手100は、第1図に示すように、雌型配管継
手10と対になつて二つの装置間を連結するコネクタとし
て機能する。この場合、雌型配管継手10が配管を通して
もう一つの装置に接続されるのに対し、雄型配管継手10
0は配管を用いることなく一つの装置の吐出部などに直
接取付けられる。しかし、前に述べたように、雄型と雌
型との配置を逆にしたり、あるいは、雄型、雌型の両方
の配管継手をともに配管を通して各装置に接続するよう
にすることもできることは勿論である。
まず、第1図および第2図を参照しながら、この考案に
よる雄型配管継手100の相手方である、雌型配管継手10
について説明する。
雌型配管継手10は、配管が接続されるニップル部などの
接続部分12と、内部に弁孔14を有する継手本体16とが一
体に形成されている。接続部分12と継手本体16とは金属
製の一体物である。弁孔14は継手本体16の軸線に沿って
設けられ、一端が開口し、また、接続部分12は開口部14
aとは反対側の底部の中央に設けられている。接続部分1
2は、弁孔14に連通する連通孔12aを有するのは勿論であ
る。開口部14aに近い、継手本体16の一部16aが少し大径
となっているが、その大径部16aには、雄型配管継手100
を抜くときに用いるリング部材18が配置されている。リ
ング部材18は、常時は継手本体16の大径部16aの内壁に
沿うようにその径を拡げている。しかし、外に突き出た
両端部18a,18bを摘まむことによってその径を縮めるこ
とができ、それによって、雄型配管継手100側の抜止め1
02の爪102aを外すことができる。さらに、継手本体16そ
れ自体は、底部の内面にテーパー部16bが形成され、ま
た、そのテーパー部16bに続く部分16cの内径が隣り合う
他の部分よりも少し大きくなっており、段部16dが形成
されている。これらの段部16dおよびテーパー部16bは、
内部部品の組付けの上で大事である。
雌型配管継手10の継手部材16の弁孔14の内部に配置する
内部部品には、弁孔14の最も奥に取付けられる係止部材
20と、係止部材20に移動を制限される弁棒30と、弁棒30
と協働して配管継手10の自己シール機能を生じる弁体40
と、弁体40に付勢力を与えるばね50とがある。
係止部材20はプラスチックの成形品であり、先端にテー
パー面22aをもつ頭部22と、その頭部22の後端から延び
た内部中空の胴部24とからなる。頭部22には、弁棒30を
通す中央孔22bのほか、中央孔22bの周りの放射状の切欠
き孔22c、および接続部分12の方への液の連通を助ける
凹部22dが形成されている。一方、胴部24は、頭部22に
比べて薄手であり、頭部22側の円錐形の部分24aと、そ
れに続く円筒形の部分24bとからなる。円筒形の部分24b
の外径は、弁孔14の奥の部分16cの径にほぼ合致し、ま
た、円錐形の部分24aの先端部の径は、継手本体16の内
径よりも少し小さく設定されている。しかも、胴部24に
は、周方向の複数個所に軸線方向に沿う切欠き24cが形
成されている。複数の各切欠き24cは、胴部24を分割す
ることになり、それによって、胴部24を継手本体16の弁
孔14の奥深く挿入するとき、胴部24を無理なく弾性変形
させることができる。このような係止部材20は、段部16
dを越えて弁孔14の最も奥まで挿入されるが、そのと
き、頭部22先端のテーパー面22aは、係止部材20の中心
を継手本体16の軸線に合致させるような作用をするの
で、安定した組付けを行なうことができる。そして、一
旦、組付けられると、段部16dがストッパーとなるの
で、係止部材20の抜けが防止される。なお、実際の組付
けは、他の部品をも取付けた形態で行なう。
弁棒30は、その先端部分が係止部材20の中央孔22bを貫
くようにして係止部材20と結合されている。弁棒30の先
端部分には、適当な距離をおいて二つの外向きフランジ
32,34が設けられている。これらのフランジ32,34は、係
止部材20に対する弁棒30の移動を制限するものである。
弁棒30の移動範囲は両フランジ32,34間の距離によって
制限されるが、弁棒30と係止部材20との取付けに問題が
生じない範囲でその移動範囲をほぼゼロにすることもで
きる。弁棒30の反対側の端部36は、雌型および雄型の両
配管継手10,100を結合するとき、雄型配管継手100側の
弁体104を押しその自己シールを解除する作用を生じる
ことになる。そして、その端部36には、また、一周した
テーパー部分36aが形成されており、そのテーパー部分3
6aは、雌型配管継手10における自己シールのための弁座
を形成する。
その弁座と協働して自己シールのための液漏れ防止弁を
構成するのが、弁第40である。弁体40は、金属などの剛
性材料からなる本体42と、本体42に支持されるゴム製の
弁部分44とからなる。本体42は、弁孔14の内壁に沿って
移動可能な大きさの、比較的に大径な径をもつ大径部42
aと、取付けフランジ42bおよび取付け溝42cをもつ小径
な取付け部42dとを有する。他方、ゴム製の弁部分44
は、その内周の一方側に、本体42側の取付け部42dに対
応する取付け部44a、また、内周の他方側に、弁棒30に
設けた弁座に着座する部分44bを有する。さらに、ゴム
製の弁部分44の外周側には、弁孔14あるいは継手本体16
の内壁に密に係合するシール部44cがある。そして、こ
のシール部44cよりも開口部14aに近いところは、開口部
14aに向かうにつれてより大きく口を開いた筒状部44dが
ある。この筒状部44dは、その一方の端部が弁部分44の
本体と一体になり、また、その反対側の自由な端部に
は、筒状部44d自体の径を大きくするようなシール部44e
を有する。これらのシール部44eおよび44cをもつ弁部分
44は、雄型および雌型の両配管継手100,10を連結したと
き、弁孔14周りをシールするシール材として機能する。
したがって、連結部分に対する、弁孔14周りのシールの
ために、弁部分44とは別にシールリング等を設けること
は不要である。こうした弁体40はリング形であり、弁棒
30の周りに取付けられる。コイル形状のばね50が、係止
部材20の頭部22の一側と弁体40の本体42の一側との間に
設けられている。このばね50は、雌型および雄型の両配
管継手10,100を連結する前において、弁体40の弁部分44
を弁棒30側のテーパー部分36aに押し付け、液漏れ防止
弁のシール作用を確実にしている。
次に、雌型および雄型の両配管継手10,100の連結状態を
示す第1図のほか、連結前の状態を示す第3図を参照し
ながら、雄型配管継手100の方を説明する。
雄型配管継手100も、内孔106を有する継手本体108と、
配管接続部である接続部分120とが金属によって一体に
形成されている。内孔106は一方で開口し、他方が、接
続部分120の連通孔120aに連絡している。継手本体108
は、その外径が雌型配管継手10の継手本体16の弁孔14に
適合する大きさである。この継手本体108の外周部分に
は、開口側にリング部材130が圧入され、また、接続部
分120に近い側に抜止め102がはめ込まれている。リング
形状の抜止め102は、前述したように、複数の爪102aを
有する。また、リング部材130を圧入する継手本体108の
部分108aは、少し小径になっている。リング部材130
は、その部分108aの内周に圧入される小径部132と、そ
れに隣り合う大径部134とを有する。ここで、大径部134
の外径は、継手本体108側の部分108aの外径と等しくす
ることによって、外周部分に、雌型の方の筒状部44dが
入り込む空間を設けるようにする。なお、リング部材13
0の圧入部は、低圧でのシール、すなわち、連結する前
の作動圧がかからない状態でのシールが保持されるよう
にする。
こうしたリング部材130には、小径部132の端部にテーパ
ー状の第1の弁座132aが、その反対側の大径部134の端
に平坦な第2の弁座134aが、各々形成されている。平坦
な方の第2の弁座134aは、雌型および雄型の両配管継手
10,100を互いに連結したとき、雌型配管継手10の方の弁
体40の弁部分44の一面に当たり、その部分をシールす
る。一方、テーパー状の第1の弁座132aは、内孔106の
内側に配置する弁体104に相対するものであり、雄型配
管継手100の自己シール機能を生じる。内部のばね136
は、弁体104を押し、第1の弁座132aに対するシールを
確実にする。
さて、雄型配管継手100およぴ雌型配管継手10は、とも
に自己シール機能を有するので、それら各々を各装置に
接続した形態で作動液を有効に充填することができる。
そして、各々について、予め作動液を充填し、しかも、
車両等に取付けた後、雌型、雄型の各配管継手10,100を
互いに連結することによって、各々の自己シール作用を
解除することができる。
なお、図示した実施例では、シール部44eをもつ筒状部4
4dを弁部分44と一体に設けていることから、シール材の
部品点数を最小の一個にすることができるが、シール部
44eによるシール機能を、雄型の方の部分108aにセット
したシールリングによって行なうようにすることもでき
る。
また、連結時におけるシールのための第2の弁座134aを
リング部材130ではなく、継手本体108自体に設けること
もできる。
(考案の効果) この考案によれば、全体の構造を簡略にし、しかも、シ
ールの安定性を向上した雄型配管継手を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の雄型配管継手、および、それと対
となる雌型配管継手との連結した状態を示す側断面図、 第2図は、第1図における雌型配管継手の、連結前の状
態を示す側断面図、 第3図は、第1図における雄型配管継手の、連結前の状
態を示す側断面図である。 10……雌型配管継手、100……雄型配管継手、104……弁
体、106……内孔、108……継手本体、120……接続部
分、130……リング部材、132a……第1の弁座、134a…
…第2の弁座、136……ばね。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌型配管継手と対になって、二つの装置間
    を接続するのに用いる雄型配管継手であって、一端側に
    一方の装置側に接続される接続部分があり、他端側が雌
    型配管継手の内部に嵌入される継手本体と、この継手本
    体の内孔の前記他端側に形成される第1の弁座と、前記
    継手本体の内孔に配置され、雌型配管継手への前記嵌入
    により第1の弁座から離れるようにした弁体とを備えた
    雄型配管継手において、前記継手本体と接続部分とを一
    体に形成し、しかも、前記第1の弁座を、継手本体の他
    端側に圧入により液密に結合されるリング部材に形成
    し、なおかつ、前記圧入により液密に結合した、リング
    部材と継手本体との結合部分の外側を、雌型配管継手の
    方のシール材によって二重にシールするような雌型−雄
    型の各配管継手の配置にした、雄型配管継手。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のものにおいて、リング部
    材は、雄型および雌型の両配管継手を互いに連結したと
    き、雌型配管継手の内部部品に接してシールをする第2
    の弁座を有する、雄型配管継手。
JP1988067804U 1988-05-23 1988-05-23 雄型配管継手 Expired - Lifetime JPH0736229Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988067804U JPH0736229Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 雄型配管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988067804U JPH0736229Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 雄型配管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01169691U JPH01169691U (ja) 1989-11-30
JPH0736229Y2 true JPH0736229Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31293150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988067804U Expired - Lifetime JPH0736229Y2 (ja) 1988-05-23 1988-05-23 雄型配管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736229Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5526169U (ja) * 1978-08-09 1980-02-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01169691U (ja) 1989-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4332402A (en) Quick connect hydraulic coupling assembly
JP2534577Y2 (ja) 流体用コネクタアセンブリ
US6106030A (en) Tubular coupling
JP3724360B2 (ja) コネクタ
US4844512A (en) Freely rotatable snap-fit connector for pipes
US3711125A (en) Quick connect fitting for a hydraulic conduit
JPH0322621Y2 (ja)
EP1235023B1 (en) Coupling assembly
JPH028591A (ja) 管継手
JP3031959B2 (ja) 配管接続用コネクター
JP3029520B2 (ja) 管継手のソケット
JPH0736229Y2 (ja) 雄型配管継手
US5746248A (en) Sealed hydraulic coupling
JPH0712797Y2 (ja) 雌型配管継手
JPH0587393U (ja) 管継手
US4438959A (en) Torsionally deflectable seal ring assembly for fluid-receiving systems
JPH0722553Y2 (ja) ワンタツチコネクタ
JPH09286318A (ja) マスタシリンダ
JPS5915830Y2 (ja) 管継手
JPH0380189U (ja)
JPH0323288U (ja)
JPH0637257Y2 (ja) ホースアセンブリ用継手金具
JPH04165190A (ja) 目玉継手
JP2554658Y2 (ja) 管継手
JPS6224877Y2 (ja)