JPH0736084U - レーダ装置 - Google Patents
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- JPH0736084U JPH0736084U JP6169492U JP6169492U JPH0736084U JP H0736084 U JPH0736084 U JP H0736084U JP 6169492 U JP6169492 U JP 6169492U JP 6169492 U JP6169492 U JP 6169492U JP H0736084 U JPH0736084 U JP H0736084U
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L7/00—Arrangements for synchronising receiver with transmitter
- H04L7/04—Speed or phase control by synchronisation signals
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 符号化した語を、広範囲の可変の遅延時間
だけ遅延させられる、簡単な手法を得る。 【構成】 指令信号に応じてパルス列に可変の遅延を
与える遅延手段(24)には、(i)2進符号化をされ
た信号(25の出力)が例えば「高」状態のときにはビ
デオ信号に対して極性反転の操作を行わず、(ii)2
進符号化をされた信号(25の出力)が例えば「低」状
態のときにはビデオ信号に対して極性反転の操作を行う
(26a,62)、ことによって処理した、ビデオ信号
の積分の関数としての指令信号を与える。
だけ遅延させられる、簡単な手法を得る。 【構成】 指令信号に応じてパルス列に可変の遅延を
与える遅延手段(24)には、(i)2進符号化をされ
た信号(25の出力)が例えば「高」状態のときにはビ
デオ信号に対して極性反転の操作を行わず、(ii)2
進符号化をされた信号(25の出力)が例えば「低」状
態のときにはビデオ信号に対して極性反転の操作を行う
(26a,62)、ことによって処理した、ビデオ信号
の積分の関数としての指令信号を与える。
Description
【0001】
この考案は距離測定に適するレーダ装置に関する。特に、単一のクロックに同 期した2つのパルス列を同期させる装置に特徴を有するレーダ装置に関する。
【0002】
パルスレーダ装置は、従来、目標までの最大距離によって決定される比較的低 いデューテイサイクルで作動させられて来た。その結果、充分なS/N比を得る ためには、高い送信機尖頭出力が必要であった。
【0003】 デューテイサイクルは、パルス繰返し周波数を高くすることにより高めること ができる。しかし、そうすると、ほぼ同時に数個のパルスが飛ばされることにな る。このために、距離測定が不明確になるという問題の解消手段が必要となる。 非コヒーレント(non−coherent)レーダの場合には、通常ランダム パスル位置周波数ジッタ(jitter)の方式が採用される。この方式は、比 較的低いデューテイサイクルにおける改善には効果的であるが、デューテイサイ クルが高くなると、改善度は急速に劣化する。
【0004】 パルス繰返し周波数を高め、しかも不明確さを解消することは、RFパルス列 を符号化することにより達成される。符号化により、高度計パルス繰返し周波数 を少なくとも、10倍高くすることが可能である。その結果、システムループ感 度を対応するだけ高めることができる。
【0005】 従来のパルス高度計においては、任意の送信パルスが地上で反射されて、受信 機で受信されるまで、次のパルスの送信を待たねばならなかった。そうすること により、虚偽の“ロック・オン(lock on)”の可能性が回避された。
【0006】 送信パルスシーケンスの適切な符号化と、受信機における符号シーケンスの相 関とにより、同時に複数のパルスが地上に向けられ、地上から戻る状況での距離 測定が可能となる。こうして、目標に対する潜在的全平均RFエネルギーを増し 、特に、従来待時間が比較的長かった高高度での感度の改善ができる。この場合 、送信パルスの間隔は、アンテナのビーム幅内での地上における“パルス拡がり ”および符号暖昧距離除去能力によってのみ制約される。
【0007】 現在未解決の問題は、符号化した語の発生に関するものではなく、(単一のパ ルスではなく)符号化した語の全体について、その元来の符号化語に対して、無 限に近い分解能で、かつ、広範囲な遅延時間にわたっての可変の遅延を得るため の簡単な手法を確立することにある。
【0008】
パルス同期化装置には、高周波クロックからパルス列を導出するのに、プログ ラマブル遅延手段を利用する。このプログラマブル遅延手段は、指令信号に応答 してパルス列を、高周波クロックに対して、一様に進ませあるいは遅らせる。
【0009】 レーダ高度計に採用される場合、しばしば、ビデオ信号と呼ばれる受信パルス 列は、同じ符号化特性をもつ他のパルス列と比較される。その他のパルス列は、 ビデオ信号に同期するように、強制的に遅延させられる。比較結果が積分され、 プログラマブル遅延線を制御して、その他のパルス列を適切に進ませたり、遅ら せたりする。同期がとれると、“ストップ”パルスがタイマーに与えられ、タイ マー出力が、レーダから目標までの時間を示す。
【0010】
この考案をレーダ高度計に応用した例について記述する。 図1において、クロック10は、固定繰返し周波数の等間隔パルス列である第 1のクロック信号C1を発生する。除算器(分周器)11は、この第1のクロッ ク信号C1を受けて、整数Nで除算(分周)し、第1のパルス列を出力する。
【0011】 符号発生器12は、第1のパルス列を受けて、繰返しパルス符号をもつ第2の パルス列を出力する。この第2のパルス列はパルス発生器13をトリガする。パ ルス発生器13の出力は、第2のパルス列のパルス符号によって定まる鋭いパル ス列であり、送信機15へ入力され、アンテナ17から送信される。パルス符号 の各繰返し語はよく知られた方法で決定される。
【0002】 図1に示すレーダ高度計の送信アンテナの出力は、コヒーレントまたは非コヒ ーレントレーダパルスなどの繰返しレーダパルス符号である。繰返しパルス符号 が、送信アンテナ17から放射され、地上あるいは他の目標で反射され、受信ア ンテナ20および受信機21へ戻される。受信機21はビデオ増幅器22を付勢 し、ビデオ増幅器22から、パルス発生機13の出力に対して、反射目標までの 距離を表す時間だけの遅れをもった反射パルス列を得る。送信アンテナ17およ び受信アンテナ20は、送信切換器から給電される単一のアンテナでもよい。
【0013】 ビデオ増幅器22からの出力パルスは、ゲート回路27および加算器29を通 って積分器30により積分される。積分器30の出力は比較器31へ加えられる 。比較器31の出力は指令信号50として、アップダウンホールドカウンタ(u p−down−hold counter)34に加えられる。また、比較器3 1の出力は、検索/追跡ロジック(search−and−track log ic)33に入力され、その出力は、追跡/非追跡指示器(track/non −track indicator)35に加えられる。
【0014】 図1に示されるごとく、第1のクロック信号C1はプログラマブル遅延線24 を通って第2の除算器(分周器)23へ加えられる。プログラマブル遅延手段( 以下遅延線と略す)24の出力は第2のクロック信号C2で、この第2のクロッ ク信号C2は、第1のクロック信号に対し遅れをもつことを除いて第1のクロッ ク信号C1とほとんど同一である。第2のクロック信号C2は、第2の除算器2 3を通って同じ除数Nで除算され、第3のパルス列となる。第3のパルス列は、 符号発生器12とほぼ同一の第2の符号発生器25を通り第4のパルス列となる 。第4のパルス列は、時間遅れをもつことを除いて、第2のパルス列と同一の繰 返し符号をもつ。
【0015】 遅延線24は、カウンタ34のデジタル出力である指令信号76に従って時間 遅れを発生させる。カウンタ34は、後述するように判断信号50に従って、ク ロック信号75を計数する。第2のクロック信号C2と第1のクロック信号C1 の間に得られる全時間遅れは、ある固定値(0を含む)と、遅延線を通るクロッ ク信号C1の周期と正確に一致する値との間になければならない。すなわち、連 続するあるいは、一様に遅延の増分の整数値の和は、クロック信号C1の周期に 等しくなければならない。
【0016】 カウンタ34は、通常遅延線を通る信号よりも遥かに遅い速度で、クロック信 号75によりクロックされるので、遅延線24を通る遅れは、入力75に加えら れる各クロック信号に対し、単調に一増分だけ変化する。 遅延線24とカウンタ34の組合せは、カウンタ34によって与えられる一連 のステップ的変化の結果、遅れが遅延線の最大遅れに達したとき、その遅れは、 自動的に遅延線の他端に切換えられ、カウンタがオーバフローあるいは、アンダ ーフローしたときの“ロールオーバ(roll−over)”と全く同じように 再びシーケンスを続ける。
【0017】 遅延線の一方向(遅れ方向ないし進み方向)への連続的なシフトに対しては、 位相遅延線制御カウンタがロールオーバする度に、クロック10からのクロック 入力が完全に1サイクルスキップされたり、付加される結果になる。
【0018】 図1において、除算器(分周器)11は、単純なデジタ除算器であり、他の除 数のための出力タップをもつ。したがって、クロック信号75は、図示のように 、除算器11のタップの1つから取り出すことができる。そうすると不要かも知 れないが、クロック75はクロック信号C1と同期する。
【0019】 上述の微小増分の位相シフト技術は、単側波帯抑圧搬送波変調器のそれと同様 に機能する。移相器からの平均出力周波数は、主クロックの周波数から移相器が 360°クロックシフトを通して駆動される割合だけ異なるという結果になる。 これは、符号発生器25へ入力される第3のパルス列の平均周波数を(微小増分 で)効果的に増減する独特の周波数制御メカニズムである。
【0020】 符号発生器25の出力はゲート発生器26へ入力される。クロック10で与え られる第1のクロック信号が16レーダフィート(約31MHz)の伝播時間に 等しい周期をもつように選ばれたとする。この選択においては、1フィートの増 分シフトに対して、ゲートクロックの位相シフトメカニズムは、4ビットデジタ ル制御機器であればよい。他の応用では、クロック周波数と増分シフトの他の組 合せが便利であるかも知れない。ディスクリート部品による移相器あるいはシフ トレジスタよりも、プログラマブル遅延線が経済的にのぞましい。
【0021】 図1において、遅延線への指令信号76は、高度計の探索あるいは追跡の最大 要求速度に等しい速度でクロックされる4ビットカウンタ34によって駆動され る。これは、クロック信号75で決められる。これは、各シフトに対し、1フィ ートの増分を選定したことによる。必要に応じて、他の組合せを用いることがで きる。例えば、2000Hzクロック信号75は2000フィート/秒のゲート シフト速度を生じる。カウンタ34への“アップ/ダウン/ホールド”の判断信 号50は、高速の比較器31から、入力される。比較器31は、従来の高度計と 同様に、ゲートされ、積分された積分器30からの“レンジエラー(range error)”信号を固定参照電圧信号REFと比較して、追跡ループを閉じ る。通常のAGCおよび探索−追跡機能は、従来の高度計におけると同様に構成 される。
【0022】 カウンタを16ビットまで拡張して、最初の4ビットを遅延線24の駆動に用 いるならば、特定の用途に対しこのカウンタから直接に16ビットのデジタル高 度が抽出できる。しかし、大抵の航空機が必要とする“0フィート”遅れの調整 を容易にするために、平均デジタル高度出力情報は、符号発生器12から“スタ ート”パルス44を、また符号発生器25から“ストップ”パルス46を得る従 来型の時間/デジタル変換器40によって導出される。時間/デジタル変換器4 0の出力は高度を示す。もちろん、これは、システムが追跡モードにあるときに 限られる。
【0023】 ゲート発生器26は、1組のANDゲート26aおよび26bとして示される 。各ゲートは、第1の入力として除算器23からの短いゲートすなわちSYNC パルスを受ける。ANDゲート26aは、第2の入力として、符号発生器25の 出力を受ける。それゆえゲート26aはSYNCパルスの入力と、論理値“1” すなわち正の符号化パルス列が、同時に入力されるときのみ、パルス42を出力 する。同様にしてANDゲート26bは第2の入力として符号発生器25の反転 出力を受ける。それゆえ、ゲート26bはSYNCパルスの入力と、論理値“0 ”すなわち負の符号化パルス列が同時に入力されるときにのみ、パルス43を出 力する。
【0024】 ゲート回路27は、ゲート26aの出力42によって制御されるゲートスイッ チ60を含み、このゲートスイッチ60によって信号線61に対するビデオ増幅 器22の出力の接続が制御される。更に、ゲート回路27はゲート26bの出力 43によって制御されるゲートスイッチ62を含み、このゲートスイッチ62に よって信号線63に対するビデオ増幅器22の出力ぼ接続が制御される。信号線 61は加算器29のプラス入力へ、信号線63は加算器29のマイナス入力へそ れぞれ接続される。ゲート26aとゲート26bとが同時に出力を生じることは ないから、ゲートスイッチ60とゲートスイッチ62が同時にオンとなることも ない。したがって、ビデオ増輻器22からのビデオ信号は、ゲートスイッチ60 がオンの時は正極性で加算器29に与えられ、ゲートスイッチ62がオンの時は 逆極性(すなわち負極性)で加算器29に与えられる。
【0025】 ゲート発生器26とゲート回路27の組合せは次のように機能する。もし符号 発生器12および25それぞれから与えられる第2のパルス列と第4のパルス列 の間における遅れが、各パルスがその送信後地上で反射されて戻るまでに要する 時間と等しく、その結果、繰返される符号語それぞれの最初の戻り(すなわちビ デオパルス)が最初のゲートパルスと同期しているならば、その符号語に含まれ るビデオパルスはすべてゲートパルスに同期することになり、最大信号が加算器 29への入力線61を通って積分器30へ供給される。この状態では積分器30 の出力は、比較器31へ入力される参照信号入力REF32よりも充分大きな値 になる。したがって比較器31は、カウンタ34が計数動作をしないような電圧 信号50を与える。この状態では、遅延線24によって与えられる遅れは一定値 に保たれ、符号発生器25からの出力パルス列はビデオ増幅器22からの受信パ ルスに正確に同期した状態を維持する。
【0026】 もし、最初のビデオパルスが最初のゲートパルス以外の他のゲートパルスと同 期する状態に、第4のパルス列が遅延させられていると、ゲートパルスのいずれ とも同期しないビデオパルスが存在することになるので、積分器にはより小さい 信号が入力される。比較器31の出力50によりこの状態が示されると、カウン タ34が計数を開始し、遅延線24へ出力されるデジタル信号出力を単調に変化 させ、符号発生器25から出力されるパルス列を更に、同期が得られるまで遅ら せる。
【0027】 この考案の周波数制御機構を通して、ゲート発生器26によって制御されるゲ ートの開放は、受信パルスから導出されたビデオパルスに対し、クロック信号C 2の進み又は遅れによって内側に(INBOUND)または外側に(OUTBO UND)移動する。これは除算器23のパルス列出力の“ゲートクロック”周波 数を変化させることになる。“ゲートクロック”周波数が高くなると、ゲートの 開放は内側に移動し、低くなると、外側に移動する。“ゲートクロック”周波数 が変らなければ、ゲートの開放は除算器11により与えられる送信パルスに対し て、静止状態にとどまる。
【0028】 もし符号発生器12および25が乱数発生器ならばスイッチ60および62に 加えられるパルスの数の差は、互いに1以内である。 加算器29は正および直流反転ビデオ信号を加算するので、各語に対するビデ オ信号にのったノイズ成分による積分器30の出力は0に近い。したがって積分 器出力は、実質的に符号化パルスに一致するビデオ信号のみを示す。 この回路構成は干渉および地上クラッタ、および虚偽信号を十分に抑圧する。
【0029】 図2A〜2Iは、7ビット語すなわち7パルス位置をもつ語の簡単な例につい ての動作を示す。 図2Aは、ゲート26aにより与えられるゲート語パルスGが反射ビデオパル スVに正しく同期した場合を示す。図2B〜2Eは、ゲート語パルスが1〜4パ ルス位置だけ早すぎる場合を、図2F〜2Iは、ゲート語パルスが1〜4パルス 位置だけ遅すぎる場合を示す。図2Aでは各ビデオ語毎に、×印をつけた4パル スがゲートパルスと一致し、図2B〜2Iでは2パルスだけが一致していること がわかる。このような短い語に対しても、一致するパルス数が3以下の積分器出 力は完全な同期がとれていないことを示す。更にビット数を増した語に対しては 同期と非同期の間の出力差は、更に大きくなる。
【0030】 図2A〜2Iでは、ビデオパルスとゲートパルスの両方が矩形波として示され るがこのようなケースは実際的にはあり得ない。ゲートパルスは実質的に矩形で あるが、ビデオパルスはその劣化が避けられない。図3は、予測できるものに近 い波形を示す。曲線Gはゲートパルスを、曲線Vは関連するビデオパルスを示す 。曲線が特定の面積Aをもって相交わるときに、比較器31の出力、すなわち対 応する判断信号が0出力となり、カウンタ34が“ホールド”状態になるように 電子回路が設定される。もし、図3B A1に示すように面積が減少すると、カ ウンタ34はカウントアップして、ゲートパルスGを遅く発生する。反対に、図 3C A2に示すように面積が増加すると、カウンタ34はカウントダウンして 、ゲートパルスGを早く発生する。これは、再び面積Aが得られるまで繰返えさ れる。正しく同期したときにのみ、このような場合の最大数が得られることは明 白である。
【0031】
この装置の動作は以下の通りである。 クロック10および符号発生器12の制御の下に、疑似乱数符号の連続パルス 列がアンテナ17から送信され、同様のパルス列が、プログラマブル遅延線24 で遅らされて、ゲート発生器26に供給される。アンテナ20からの反射パルス は、ビデオパルスとしてゲート回路27に入力される。
【0032】 システムが探索モード(search mode)の場合、積分器出力が低く 、カウンタ34は、クロック入力信号75毎に、予め決められた方向にその範囲 を繰返しステップ状に動かされる。掃引のある点で、ゲートパルスは、反射パル スと適正な同期状態になり、各ゲートパルスがビデオパルスと重なる。十分大き な信号が積分器30を通って、与えられるとロジック33は探索モードから追跡 モードに切換えられ、そのモードは追跡/非追跡指示器35で表示される。
【0033】 追跡モードでは、ビデオパルスとゲートパルスが面積Aだけ重なると、積分器 から比較器31への信号は、参照信号32に等しく、比較器は、出力0となり、 ロジック33、カウンタ34および指示器36は、それらの現在状態に留まる。 しかし、航空機の地上高さが変わると、ビデオ信号Vの遅れが変化し、重なり面 積がA1またはA2に変化し、比較器31への信号が変化する。その結果“アッ プ”あるいは“ダウン”出力がロジック33に加えられ、カウンタ34が、面積 をAの方向に変える向きに、プログラマブル遅延線24を調節する。
【0034】 上述の説明から、この考案は、信号の暖昧さを惹き起こすことなく、レーダシ ステムのパルス繰返し周波数を増加させることができる疑似乱数パルス符号を採 用する装置を含むことは明白である。この装置は、故意るいは偶然の干渉に対し 、高い裕度を有する。何故ならば、干渉信号が装置に明白な影響を与えるには、 特定の疑似乱数符号のパルスでなければならないからである。
【0035】 この考案の同期化装置を、レーダ高度計への適用例について説明した。この考 案の多くの特徴と利点はこの考案の構造と機能の詳細とともに、前述した。しか し、この考案の同期化装置は、共通のクロック信号またはパルス列に同期したあ るいはそれから導出され、未知の状況により時間的に離れた2つのパルス列を同 期させることが必要な場合には採用できる。
【0036】 しかしながら、この考案の原理内において、かつ、請求範囲の用語の意味範囲 内において形状、寸法および部品の配置の詳細を変更することは可能である。
【0037】 特に、移相器またはシフトレジスタをプログラマブル遅延線24の代わりに用 いることができる。プログラマブル遅延線の出力は、第1のクロック信号に対し て遅れをもった第2のクロック信号を用意し、その両信号とも、第1のクロック 信号から、比較および同期化のためのパルス列を導出するので、このような遅れ をつくる方法は、多数ある。通常のシフトレジスタは、プログラマブル遅延線を 用意するための一つの手法である。他の例には、カウンタ34の出力に応答して 、第1のクロック信号に対して第2のクロック信号の位相または遅れを一様に変 化させるディスクリート部品による移相器がある。
【図1】この考案の原理を採用したパルスレーダ高度計
のブロック図。
のブロック図。
【図2】受信ビデオパルスと局部ゲートパルスの関係を
示す図。
示す図。
【図3】個々のビデオ信号とゲートパルスの関係のグラ
フ表示を示す図。
フ表示を示す図。
10 クロック 11,23 除算器 12,25 符号発生器 13 パルス発生器 15 送信機 17 送信アンテナ 20 受信アンテナ 21 受信機 22 ビデオ増幅器 24 プログラマブル遅延線 26 ゲート発生器 27 ゲート回路 29 加算器 30 積分器 31 比較器 32 参照信号入力 33 検索/追跡ロジック 34 カウンタ 35 追跡/非追跡指示器 36 瞬時高度指示器 37 平均高度指示器
Claims (1)
- 【請求項1】 予定の繰返し周波数で連続的な第1のパ
ルス列を与える手段と; 前記第1のパルス列から、繰
返して所定の2進符号化された第1のデジタル信号を導
出する符号化手段と; 前記第1のデジタル信号の第1
の状態ごとにそれに同期して、選択された持続時間を有
するレーダ・パルスを送信する送信手段と; 送信され
たレーダ・パルスから遅れている戻りのレーダ・パルス
を受信し、その戻りのレーダ・パルスを表す成分が含ま
れているビデオ信号を生じる受信手段と; 前記所定の
2進符号化をされた第2のデジタル信号を与える信号発
生手段と; (i) 前記第2のデジタル信号の第1の
状態に同期した期間は前記ビデオ信号に対して極性反転
の操作を行わず、(ii)前記第2のデジタル信号の第
2の状態に同期した期間は前記ビデオ信号に対して極性
反転の操作を行い、このように処理されたビデオ信号の
関数として指令信号を与える手段とを備え; 前記信号
発生手段は、前記第2のデジタル信号が前記戻りレーダ
・パルスに同期するように、前記指令信号に応じて前記
第2のデジタル信号に可変の遅延を与える遅延手段を含
んでいるレーダ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US59509084A | 1984-03-30 | 1984-03-30 | |
US595090 | 1984-03-30 |
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JP2535816Y2 JP2535816Y2 (ja) | 1997-05-14 |
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Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1992061694U Expired - Lifetime JP2535816Y2 (ja) | 1984-03-30 | 1992-07-20 | レーダ装置 |
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JP60066370A Pending JPS60225082A (ja) | 1984-03-30 | 1985-03-29 | パルス同期化装置 |
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JP (2) | JPS60225082A (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Families Citing this family (10)
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