JPH07337057A - 電動機制御系における機械共振検出装置及び制振制御装置 - Google Patents
電動機制御系における機械共振検出装置及び制振制御装置Info
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Abstract
整やパラメータ設定を簡便にでき、機械共振信号を高精
度で取り出すことのできる電動機制御系における機械振
動検出装置及び制振制御装置を提供する。 【構成】 角速度検出器又は角度検出器を備えた電動機
のトルクを制御する電動機制御装置において、制御装置
のトルクモニタ信号を入力する等価剛体モデルと、比例
増幅を行う第1の補償手段と、積分演算を行う第2の補
償手段とからなり、トルクモニタ信号と第1の補償手段
の出力信号と第2の補償手段の出力信号とを加算して、
等価剛体モデルに入力し、電動機制御装置の速度モニタ
信号から等価剛体モデルの出力信号を差し引いた差信号
を第1の補償手段と第2の補償手段に入力し、差信号を
機械共振信号とし、第2の補償手段の出力信号を推定外
乱信号とする手段を備えた電動機制御系における機械共
振検出装置。
Description
の機械共振信号を検出する電動機制御系における機械振
動検出装置を備えた電動機制御装置に関する。
駆動する機構制御系では、伝達機構の機械共振現象が、
制御系のループゲインの上限を決定し、制御性能を悪化
させる問題がある。例えば、電動機を取り付けたボール
ネジと可動台とからなる直動機構では、ボールネジの捩
じり振動等の機械共振を避けるため、前記電動機の制御
装置のループゲインを標準設定値(電動機単体の設定)
よりも下げざるを得ず、可動台の運動特性が劣化する問
題がある。可動台の速度が直接検出できる場合、前記速
度と電動機の角速度から前記機械共振信号を検出するこ
とができ、この信号により機械振動を減衰し、制御系の
ループゲインを高め得ることが知られている(「参照モ
デルを用いた低剛性な負荷機械を駆動する電動機制御系
の設計」、昭和62年電気学会産業応用部門全国大会予
稿集、p452)。多くの場合、可動台等に速度検出器
を取り付けることができないため速度が検出不可能とな
り、前記機械共振信号が検出できず、機械振動を制御す
ることができなかった。
を考慮して機構と電動機の運動方程式をたて、この運動
方程式から導出した状態方程式に対して状態オブザーバ
を構成し、前記オブザーバが推定する状態量から前記機
械振動信号を出力する方法が知られている(例えば、
「二慣性共振系を持つ他励直流機の一速度制御法」、電
気学会論文誌B、pp111−118(昭和61))。
また、第2の従来技術として、電流制御系シミュレータ
(1次遅れフィルタ)と慣性シミュレータ(積分)とか
らなるシミュレータ装置によって、前記機械共振信号を
検出する方法がある(「シミュレータ追従制御付速度制
御」、昭和60年電気学会全国大会講演論文集、60
4、p714)。具体的には、図16に示すように、電
動機制御装置の電流指令信号を入力した前記シミュレー
タ801の出力信号から電動機の角速度信号を差し引い
た差信号に、前記機械共振信号成分が含まれる。また、
第3の従来技術として、最小次元外乱トルクオブザーバ
を用いて、機械振動を減衰する方法がある(「外乱トル
クオブザーバに基づく多慣性系の振動抑制制御」、平成
5年電気学会全国大会講演論文集、666、p6−7
3)。前記外乱トルクオブザーバにて、電動機のトルク
外乱を推定し、これをトルク制御装置(電流調節器を通
して駆動トルクを発生)にフィードバック(ゲインK
1)して、機械振動を抑制しようとする方法である。
従来技術では、状態オブザーバを設計するために、制御
対象として、電動機と機械共振要素(2次系)のモデル
が本質的に必要である。機械振動を推定するため、前記
モデルを高速度(共振周波数の30倍程度)で計算する
必要があるが、振動周波数が高い場合、計算が追い付か
なくなるという問題点がある。例えば、モータの角度を
観測するエンコーダで生じる約1000Hzの共振で
は、計算周期は約30μs(30kHz)となり、実現
が困難である。1つの機械共振要素(2次系)のモデル
は、1周波数の機械共振現象しか記述できないので、2
周波数以上の共振現象を伴っている場合は、状態オブザ
ーバの次数が非常に大きくなり、計算量が増大する。こ
のような場合、さらに実現が困難となる。ボールネジや
モータシャフトの捩じり共振現象と前記エンコーダの共
振現象、あるいは前記捩じり共振と伝達系のカップリン
グの共振現象等、実機では、複数の共振現象が生じるこ
とが多い。また、オブザーバの動作には、電動機以外
に、機械共振系のパラメータも設定する必要があるが、
機械要素の物理パラメータは機構の種類が変われば大幅
に変化するし、また、機構毎にすべて測定することも困
難である。このため、現場等において、オブザーバに必
要なパラメータをすべて設定することは実際には不可能
に近いという問題点もある。特に、オブザーバの次数が
増大するほどオブザーバの設定すべきパラメータ数が増
大し、さらに、オブザーバの調整が著しく困難となる。
生産現場では、ゲイン調整やパラメータ設定はできるだ
け簡便でなければならず、この点で、従来技術の問題点
は深刻である。
動が直接、前記差信号に悪影響を及ぼす問題点がある。
例えば、機構の慣性モーメントが変動すると、前記慣性
シミュレータの積分ゲインが慣性モーメントに反比例す
るため、前記差信号出力において、低周波の速度信号成
分の除去が不十分となり、機械共振信号のみを取り出す
ことができなくなる(機械共振信号の品質が劣化す
る)。また、前記シミュレータでは、外乱等が存在しな
い理想状態のモデルであるから、伝達機構の摩擦力や負
荷からの反力等の外乱信号成分も前記差信号出力に直接
含まれる。このため、機械共振信号のみを取り出すこと
ができず、機械共振信号の品質が劣化するという問題が
ある。第3の従来技術では、電動機のトルク外乱の推定
信号に、機械共振信号と伝達気候の摩擦力等による外乱
信号が本質的に含まれる。本来、外乱信号は低周波成分
が主体であり、機械共振信号は高周波成分が主体である
ので、それぞれ最適な補償器の設計が異なることが普通
である。第3の従来技術では本質的に両者を分離できな
いため、外乱抑圧と機械共振抑圧とに関して最適な補償
器の設計が困難であるという大きな問題点がある。この
ことは、フィードバックゲイン調整が簡便でなくなり、
主たる制御系である速度制御系の広帯域化と機械振動抑
圧とを同時に追求することが容易でなくなるという問題
も生じる。
速で推定し、現場でのゲイン調整やパラメータ設定を簡
便にでき、機械共振信号を高精度で取り出すことのでき
る電動機制御系における機械振動検出装置及び主たる制
御系の広帯域化と機械振動の制振とを同時に達成できる
制振制御装置を提供することにある。
め、本発明の電動機制御系における機械振動検出装置
は、角速度検出器又は角度検出器を備えた電動機のトル
クを制御する電動機制御装置において、前記制御装置の
トルクモニタ信号を入力する等価剛体モデルと、比例増
幅を行う第1の補償手段と、積分演算を行う第2の補償
手段とからなり、前記トルクモニタ信号と前記第1の補
償手段の出力信号と第2の補償手段の出力信号とを加算
して、前記等価剛体モデルに入力し、前記電動機制御装
置の速度モニタ信号から前記等価剛体モデルの出力信号
を差し引いた差信号を前記第1の補償手段と前記第2の
補償手段に入力し、前記差信号を機械共振信号とし、前
記第2の補償手段の出力信号を推定外乱信号とする手段
を備えたことを特徴とする。
制御装置は、角速度検出器又は角度検出器を備えた電動
機のトルクを制御する電動機制御装置において、前記制
御装置のトルクモニタ信号を入力する等価剛体モデル
と、比例増幅を行う第1の補償手段と、積分演算を行う
第2の補償手段と、積分演算又は1次遅れ演算を行う第
3の補償手段と、積分演算あるいは1次遅れ演算を行う
第4の補償手段と、加算増幅手段とからなり、前記トル
クモニタ信号と前記第1の補償手段の出力信号と第2の
補償手段の出力信号とを加算して、前記等価剛体モデル
に入力し、前記電動機制御装置の速度モニタ信号から前
記等価剛体モデルの出力信号を差し引いた差信号を前記
第1の補償手段と前記第2の補償手段に入力し、前記差
信号を前記第3の補償手段に入力し、前記第3の補償手
段の出力を前記第4の補償手段に入力し、前記第4の補
償手段の出力と前記電動機制御装置へのトルク指令信号
とを前記加算増幅手段に入力し、前記加算増幅手段の出
力信号を前記電動機制御装置のトルク指令入力端子に入
力する構成としたことを特徴とする。
度を制御する制御系である場合には、前記第3の補償手
段の出力と前記電動機制御装置への速度指令信号とを前
記加算増幅手段に入力し、前記加算増幅手段の出力信号
を前記電動機制御装置の速度入力端子に入力する構成と
する。なお、本発明において、等価剛体モデルとは、入
出力関係が、角速度検出器を備えた電動機を含む機構系
のモデルから機械振動を生じる機械振動要素を取り除い
た残りである剛体系を意味する。
て、破線で囲まれたブロック101内が機械共振現象を
伴った機構(電動機を含む)を、一点鎖線で囲まれたブ
ロック102が本発明による機械振動検出装置をそれぞ
れ示している。機構の一例として、図2に示す2慣性の
捩じり共振系を考える。図中の機械系の運動方程式は、
度(観測出力)までの伝達関数は、
のパラメータが組み合わさっており、式を1次式と2次
式の積に因数分解することは、非常に困難であった。こ
のため、式の物理的意味が不明確であり、制御系全体に
対して状態オブザーバを構成せざるを得なかった。
の比 α=JL /Jm (8) である。(7a)〜(7c)を用いて(6)式を表現す
ると、 P(s) =s3 ((ω0/Q0)+D0)s2 +ω0 2s+ω0 2D0 (9) となる。ここで、新たに
き、
(11)式からわかるように、Q0 が大きい程、近似誤
差εは小さくなる。例えば、Q0 >10,ω0 >10D
0 のとき、ε<0.01となる。
り、特性方程式P(s) を(10a),(10b)式の
(5)式に用いると、伝達関数の近似式
により、2慣性共振系は図1の破線のブロック101内
に示す等価剛体系G1(s)
ば、観測出力から等価剛体系の検出速度を差し引いた差
信号により、機械振動成分のみが検出できる。
り、検出不可能である。そこで、状態オブザーバによっ
て、等価剛体系の速度が観測値であるため、公知の状態
オブザーバの設計理論を単純に適用するだけでは、オブ
ザーバが機械共振系G2(s)を含まざるを得ず、本発明の
目的が達せられない。このため、本発明では、機械系が
等価剛体系と共振系とに分離できたことに着目し、等価
剛体系は物理的に低域通過特性となり、高周波である共
振成分には、ほとんど応答しないと考え、敢えて、電動
機の角速度(図1で共振系の出力)を観測出力と近似し
て、等価剛体オブザーバ(等価剛体系をモデルとする状
態オブザーバ)を構成する。
(16a)〜(16c)式において、状態変数を
とA1 で構成する行列式
は可観測であり、(18a),(18b)式に関してオ
ブザーバ
式と(22a)式より
(t) に入力し、電動機の角速度をy(t) に入力して、
(25a),(25b)式を計算すると、
線のブロック102内のブロック線図で表現できるの
で、機械振動検出装置102は前記ブロック線図で構成
される。すなわち、本発明は図1に示すように、本質的
に、推定した等価剛体速度
の補償手段と、積分演算を行う第2の補償手段とで構成
される。また、(16c)式に(7c)式と(13a)
式を用いると、
DT<<JmK、DmDT<<JmKであるから、(26)式は
(8)式を用いて、
JmK、DLDT<<(1+α)JmK、DmDT<<(1+α)
JmKであるから、D0 は
明の機械振動検出装置では、状態オブザーバの帯域ωf
とQf 、および電動機を含む機構のパラメータとしてγ
とD0 のパラメータを設定しなければならない。ωf と
Qf は必要に応じて、自由に設定できるパラメータであ
る。(27)式と(28)式より、パラメータγとD0
は容易に計算あるいは測定できる電動機と負荷(伝達機
構)の慣性モーメントと粘性摩擦係数とから計算でき
る。あるいは、機械共振系の共振周波数と反共振周波数
とを測定して、ガンマを計算することも容易である。す
なわち、本発明の機械振動検出装置では、容易にパラメ
ータの調整が行なえる。
3と図4により、本発明の第1実施例を説明する。図3
は図1の機械振動検出装置(一点鎖線内)のブロック図
を等価変換したものである。図中、積分要素301とゲ
イン302,303は等価剛体モデルであり、304は
反転増幅器、305は第1の補償手段(比例要素)、3
06は第2の補償手段(積分要素)である。ゲイン30
2は電動機と負荷機械の慣性モーメントの合計を意味す
る。ゲイン303は電動機と負荷の粘性摩擦であり、通
常無視できる。
で実現したものである。図中、演算増幅回路401から
404で機械振動検出装置を構成している。積分演算回
路401が等価剛体モデルであり、図3の粘性摩擦が微
小なときなど、D0 を無視する場合、フィードバック抵
抗R3 は取り除く。電動機のトルクに比例する信号u
(t) (例えば、電動機のトルク制御装置のトルクモニタ
信号あるいはトルク指令信号等)を積分演算回路401
に入力し、電動機の角速度を観測出力信号として演算増
幅回路402に入力すると、演算増幅回路402から機
械共振信号が出力でき、積分演算回路404から推定外
乱信号が出力できる。本実施例では、機械振動信号と推
定外乱信号を独立に出力できる利点がある。
比例演算回路403と積分演算回路404を一つにまと
めることができる。これを第2の実施例として、図5に
示す。図5では、比例積分演算回路503以外はすべて
図4の実施例と同一であり、機械振動検出装置としての
動作は図4と等価である。本実施例では、演算増幅回路
3個で機械振動検出装置が構成できる利点がある。
とテーブルとからなる直動機構に、第2の実施例(図
5)を適用して得た、機械共振信号の推定実験結果を図
6に示す。図6(a)は、前記電動機を駆動するパワー
アンプのトルク指令入力から前記電動機角速度(検出出
力)までの周波数特性をサーボアナライザで測定した結
果である。低周波から約100Hzまでは、ほぼ−6d
B/OCTであり、等価剛体系の特性(図1の101参
照)が確認できる。100Hz〜1KHzに、反共振周
波数145Hz、共振周波数395Hzの機械共振特性
(図1の101参照)が確認できる。図6(b)は、前
記トルク指令から機械共振信号(機械共振検出装置10
2の出力)までの周波数特性をサーボアナライザで測定
した結果である。395Hzの共振特性以外は、ほぼ2
0dB以下に低減されているので、機械共振検出装置1
02が機械共振信号を検出できていることが確認でき
る。ゲイン調整等は以下のように行う。 (1)機械振動検出装置の帯域(図3のωf )を小さく
する。図4又は図5では、例えばR4を小さくする。図
14ではVR2を小さくする(又はゼロ)。 (2)電動機のトルク制御装置あるいは速度制御装置等
によって電動機を駆動する。但し、前記制御装置は機械
振動を起こさない程度のゲインに調整しておく。 (3)機械振動(共振)信号出力を観測する。図4又は
図5では演算増幅器402の出力である。 (4)前記信号出力がほぼゼロとなるように電動機と負
荷機械の慣性モーメントを意味するパラメータ(図3の
γ)を調整する。図4又は図5ではR2を可変すればよ
い。図14ではVR1を可変する。 (5)機械振動検出装置の帯域(図3のωf )を設計値
とする。図4又は図5では、R4を、図14ではVR2
を設計値に戻す。
制御装置に関する第3の実施例を説明する。図7は、ト
ルク制御装置に適用した本発明の制振制御装置のブロッ
ク図である。図中、電動機を含む機械系101と機械振
動検出装置102は、第1の実施例あるいは第2の実施
例と同様であるので説明を省略する。機械振動検出装置
102が推定した機械共振信号を積分要素あるいは一次
遅れ要素で構成する第3の補償手段720に入力する。
第3の補償手段720の出力を積分要素あるいは一次遅
れ要素で構成する第4の補償手段に入力し、出力を加算
増幅手段710に入力する。前記加算入力手段710は
制振フィードバックゲイン(Kf)手段712と反転/
非反転増幅手段711と加算手段(図では加算点で示
す)とからなる。前記加算手段は、第3および第4の補
償手段と反転/非反転増幅手段を通った機械共振信号と
上位の制御装置(例えば、速度制御用補償器)から出力
されるトルク指令信号を加算して、電動機のトルク制御
装置のトルク指令信号として出力する。前記電動機のト
ルク制御装置のトルク指令信号あるいは電動機のトルク
制御装置のトルクモニタ信号を電動機のトルクに比例す
る信号u(t)として、機械振動検出装置102に入力
する。
増幅手段のブロック線図を演算増幅器で実現した例を図
8に示す。図中、第3および第4の補償手段は積分器で
構成している。演算増幅器等のDCオフセット電圧が悪
影響を与える場合は、コンデンサC1あるいはC2と並
列に抵抗を入れて不完全積分器を構成し、一次遅れ系と
すればよい。反転/非反転増幅手段711は開閉手段K
を閉じれば反転増幅となり、Kを開とすれば、非反転増
幅となる。VR1,VR2,VR3を用いて、制振フィ
ードバックゲインを調整する。VR2,VR3は機械共
振信号が適当な大きさとなるように、補助的に使用し、
制振フィードバックとしては主として、VR1を用い
る。電動機(ACサーボモータ)とボールネジとテーブ
ルからなる直動機構に、第3の実施例(図7)を適用し
て得た、機械共振の制振実験結果を図9に示す。実験装
置(図示せず)では、速度指令信号と電動機角速度信号
とを入力し、トルク指令信号を出力する速度制御用補償
器(図示せず)を備えている。前記速度制御用補償器は
速度制御ゲインKv の比例制御とした。
での周波数特性の測定結果であり、(a)は、制振制御
を行わない場合(図8のVR1→0/10、Kf →
0)、(b)は制振制御の場合(図8のVR1→10/
10、Kf →100%)である。ゲイン調整等は以下の
ように行う。 (1)図8のVR1→0/10とし、直動機構のテーブ
ルを動かしながら速度制御系が発振ぎみになるまで速度
制御ゲインを上げる(図9(a))。 (2)図8において、トルク指令に含まれる振動波形を
モニタM1にて、機械共振検出装置が出力する機械共振
信号をモニタM2にて同時に観測する。 (3)モニタM1とモニタM2のそれぞれの振動波形の
振幅がほぼ、同等となるように、VR2(必要ならばV
R3も)を調整する。 (4)モニタM1とモニタM2のそれぞれの振動波形の
位相が反転位相となるように加算増幅手段710の開閉
手段Kと、機械共振検出装置が備える等価剛体オブザー
バの帯域ωf を調整する。例えば、図5のR4を可変し
て、ωf を可変すればよい。 (5)VR1を上げていくと、機械共振が消滅する。 (6)機械共振が生じるまで速度ゲインKV を上げる。 (7)VR1を上げ、機械共振を消滅する(必要なら
ば、VR2,VR3を用いる)。 (8)前記(6)と(7)を繰り返し、速度ループゲイ
ンを上げる(図9(b))。 以上の調整により、機械共振(395Hz)を抑えなが
ら、速度制御系の周波数帯域を広げ得ることが確認でき
る(図9)。
機械共振抑圧制御装置に関する第4の実施例を説明す
る。図10は、速度制御装置に適用した本発明の制振制
御装置のブロック図である。図中、電動機を含む機構系
101と機械振動検出装置102は、第1の実施例ある
いは第2の実施例と同様であるので説明を省略する。機
械振動検出装置102が推定した機械共振信号を、積分
要素あるいは一次遅れ要素で構成する第3の補償手段7
20に入力する。第3の補償手段720の出力を加算増
幅手段710に入力する。前記加算増幅手段710は制
振フィードバックゲイン(Kf )手段712と反転/非
反転増幅手段711と加算手段(図では加算点で示す)
とからなる。前記加算手段は、第3の補償手段720と
反転/非反転増幅手段711を通った機械共振信号と上
位の制御装置(例えば、位置制御用補償器)から出力さ
れる速度指令信号を加算して、電動機の速度制御装置の
速度指令信号として出力する。前記電動機の速度制御装
置のトルク指令信号あるいは電動機の速度制御装置のト
ルクモニタ信号を電動機のトルクに比例する信号u
(t)として、機械振動検出装置102に入力する。
手段710のブロック線図を演算増幅器で実現した例を
図11に示す。図中、第3の補償手段720は積分器で
構成している。演算増幅器等のDCオフセット電圧が悪
影響を与える場合は、コンデンサC1と並列に抵抗を入
れて不完全積分器を構成し、一次遅れ系とすればよい。
反転/非反転増幅手段711は開閉手段Kを閉じれば反
転増幅となり、Kを開とすれば、非反転増幅となる。V
R1,VR2を用いて、制振フィードバックゲインを調
整する。VR2は機械共振信号が適当な大きさとなるよ
うに、補助的に使用し、制振フィードバックとしては主
として、VR1を用いる。
とテーブルとからなる直動機構に、第4の実施例(図1
0)を適用して得た、機械共振の制振実験結果を図12
に示す。実験装置(図示せず)では、速度制御装置の速
度制御用補償器は速度制御ゲインKv の比例制御とし
た。図12は、速度指令から電動機角速度信号までの周
波数特性の測定結果であり、(a)は制振制御を行わな
い場合(図11のVR1→0/10、Kf →0)、
(b)は制振制御を行う場合(図11のVR1→10/
10、Kf →100%)である。(c)は制振制御を行
う場合(図11のVR1→10/10、Kf →100
%)であり、速度ループゲインKv を上げている。
ブルを動かしながら速度制御系が発振ぎみとなるまで速
度制御ゲインを上げる(図12(a))。 (2)図11において、電動機の検出速度に含まれる振
動波形を電動機の速度制御装置の速度モニタにて、機械
共振検出装置が出力する機械共振信号をモニタM2にて
同時に観測する。 (3)速度モニタとモニタM2のそれぞれの振動波形の
振幅がほぼ同等となるように、VR2を調整する。 (4)速度モニタとモニタM2のそれぞれの振動波形の
位相が反転位相となるように加算増幅手段710の開閉
手段Kと、機械共振検出装置が備える等価剛体オブザー
バの帯域ωf を調整する。例えば、図5のR4を可変し
て、ωf を可変すればよい。 (5)VR1を上げていくと、機械共振が消滅する(図
12(b))。 (6)機械共振が生じるまで速度ゲインKv を上げる。 (7)VR1を上げて機械共振を消滅させる(必要なら
ばVR2を用いる。 (8)前記(6)と(7)を繰り返し、速度ループゲイ
ンを上げる(図12(c)。 以上の調整により、機械共振(66Hz)を抑えなが
ら、速度制御系の周波数帯域を広げ得ることが確認でき
る。図12の実験結果によると、25Hz→90Hzま
で速度制御系の周波数帯域が拡大できることが確認でき
る。
ある。本実施例の機械振動抑制装置601では、第1の
コネクタ602、第2のコネクタ603、加算手段60
4、位相補償手段605を有している。第1のコネクタ
602は電動機制御装置606のコネクタ607と接続
し、電動機制御装置606のトルクモニタ信号を機械振
動検出手段608および第2のコネクタ603に伝達す
る。前記機械振動検出手段608は機械共振信号を位相
補償手段605に出力する。なお、機械振動検出手段6
08は図1およびその説明において詳述しているのでこ
こでは省略する。位相補償手段605の出力信号は制振
ゲイン調整手段609で適切にゲイン調整された後で、
加算手段604に機械共振制動信号として入力される。
第2のコネクタ603は指令側コネクタ610と接続
し、前記トルクモニタ信号と速度モニタ信号を指令側コ
ネクタ610から出力する。指令側コネクタ610の速
度指令信号は、第2のコネクタ603を通って、加算手
段604に入力される。機械共振制動信号と速度指令信
号の和である加算手段604の出力信号は第1のコネク
タ602を通って電動機制御装置606の速度指令とな
る。機械振動検出手段の例を図14に示す。同図におい
て、VR1は電動機と負荷の慣性モーメント調整用可変
抵抗器であり、VR2は振動波形の位相調整用の可変抵
抗器である。機械共振信号の検出原理については、前述
の通りである。
609と加算手段604の実施例を図15に示す。本例
では、加算手段604は反転加算増幅回路であり、位相
補償手段609は90°位相を遅らせる積分回路であ
り、制振ゲイン調整手段は可変抵抗器で実現している。
以上のように、本第5実施例では、演算増幅器によっ
て、機械振動検出手段、位相補償手段、制振ゲイン調整
手段および加算手段を実現したが、マイクロプロセッサ
等を用いて実現することも可能である。この場合、機械
振動検出手段、位相補償手段、制振ゲイン調整手段およ
び加算手段をマイクロプロセッサ内のソフトウエアにて
実現し、アナログ量の速度信号の場合にはA/D変換器
とD/A変換器を用いてマイクロプロセッサとインター
フェイスすればよい。なお、本実施例では速度指令型の
電動機制御装置の場合を説明したが、トルク指令入力型
の電動機制御装置に対しても、図13の速度指令をトル
ク指令信号に変更するだけで全く同様に実施が可能であ
る。
械共振系を等価剛体系と共振系とに理論的に明確に分離
でき、このことから、等価剛体系は物理的に低域通過特
性となり、高周波である共振成分には、ほとんど応答し
ないという考えに基づいて、電動機の角速度(図1で共
振系の出力)を観測出力と近似することによって、等価
剛体系をモデルとする状態オブザーバである等価剛体オ
ブザーバが初めて構成でき、よって電動機の角速度信号
と電動機のトルクに比例する信号とから機械振動成分と
外乱成分とを独立に検出でき、外乱成分の混入による機
械共振信号の品質劣化が防止できる。
機械振動系のモデルを用いない。このため、たとえ2周
波数以上の共振減少を伴っていても、機械振動検出装置
の次数は常に等価剛体モデルの次数+1であり、計算量
増大および設定すべきパラメータ数の増大という問題が
解決でき、測定が困難な機械共振系のパラメータが設定
不要という効果がある。また、等価剛体オブザーバに
は、前記第1の補償手段(比例)と前記第の補償手段
(積分)とからなるフィードバックループを備えている
ため、検出した機械振動信号成分にオブザーバのパラメ
ータ変動が影響しにくいという効果もある。
発明の機械共振検出装置によって、高周波の機械振動
(395Hz)が検出できており(図6)、高速高精度
で機械振動が検出できる。さらに、第3および第4の実
施例で説明したように、ホッパーの制振装置は、高周波
の機械振動(395Hzおよび660Hz)抑制と、速
度制御系も広帯域化(約3倍および3.6倍)が簡単な
調整により同時に行なえる効果がある。特に、ボールネ
ジを用いた機械系で660Hzという高周波の機械振動
抑圧は、従来技術ではほとんど不可能と考えられてお
り、本発明の効果は大きい。
る。
ある。
る。
すグラフである。
る。
示すグラフである。
る。
手段の一例を示す回路図である。
相補償手段の一例を示す回路図である。
置、301 積分要素、302,303 等価剛体モデ
ル、304 反転増幅器、305 第1の補償手段(比
例要素)、306 第2の補償手段(積分要素)、40
1 積分演算回路、402 演算増幅回路、403 比
例演算回路、404 積分演算回路、503 比例積分
演算回路、601 機械振動抑制装置、602 第1の
コネクタ、603 第2のコネクタ、604 加算手
段、605 位相補償手段、606電動機制御装置、6
07 コネクタ、608 機械振動検出手段、609
制振ゲイン調整手段、610 指令側コネクタ
Claims (3)
- 【請求項1】 角速度検出器又は角度検出器を備えた電
動機のトルクを制御する電動機制御装置において、前記
制御装置のトルクモニタ信号を入力する等価剛体モデル
と、比例増幅を行う第1の補償手段と、積分演算を行う
第2の補償手段とからなり、 前記トルクモニタ信号と前記第1の補償手段の出力信号
と第2の補償手段の出力信号とを加算して、前記等価剛
体モデルに入力し、前記電動機制御装置の速度モニタ信
号から前記等価剛体モデルの出力信号を差し引いた差信
号を前記第1の補償手段と前記第2の補償手段に入力
し、前記差信号を機械共振信号とし、前記第2の補償手
段の出力信号を推定外乱信号とする手段を備えたことを
特徴とする電動機制御系における機械共振検出装置。 - 【請求項2】 角速度検出器又は角度検出器を備えた電
動機のトルクを制御する電動機制御装置において、前記
制御装置のトルクモニタ信号を入力する等価剛体モデル
と、比例増幅を行う第1の補償手段と、積分演算を行う
第2の補償手段と、積分演算又は1次遅れ演算を行う第
3の補償手段と、積分演算あるいは1次遅れ演算を行う
第4の補償手段と、加算増幅手段とからなり、 前記トルクモニタ信号と前記第1の補償手段の出力信号
と第2の補償手段の出力信号とを加算して、前記等価剛
体モデルに入力し、前記電動機制御装置の速度モニタ信
号から前記等価剛体モデルの出力信号を差し引いた差信
号を前記第1の補償手段と前記第2の補償手段に入力
し、前記差信号を前記第3の補償手段に入力し、前記第
3の補償手段の出力を前記第4の補償手段に入力し、前
記第4の補償手段の出力と前記電動機制御装置へのトル
ク指令信号とを前記加算増幅手段に入力し、前記加算増
幅手段の出力信号を前記電動機制御装置のトルク指令入
力端子に入力する構成としたことを特徴とする電動機制
御系における制振制御装置。 - 【請求項3】 角速度検出器又は角度検出器を備えた電
動機の角速度を制御する電動機制御装置において、前記
制御装置のトルクモニタ信号を入力する等価剛体モデル
と、比例増幅を行う第1の補償手段と、積分演算を行う
第2の補償手段と、積分演算又は1次遅れ演算を行う第
3の補償手段と、積分演算あるいは1次遅れ演算を行う
第4の補償手段と、加算増幅手段とからなり、 前記トルクモニタ信号と前記第1の補償手段の出力信号
と第2の補償手段の出力信号とを加算して、前記等価剛
体モデルに入力し、前記電動機制御装置の速度モニタ信
号から前記等価剛体モデルの出力信号を差し引いた差信
号を前記第1の補償手段と前記第2の補償手段に入力
し、前記差信号を前記第3の補償手段に入力し、前記第
3の補償手段の出力と前記電動機制御装置への速度指令
信号とを前記加算増幅手段に入力し、前記加算増幅手段
の出力信号を前記電動機制御装置の速度入力端子に入力
する構成としたことを特徴とする電動機制御系における
制振制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12785994A JP3360935B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 電動機制御系における機械共振検出装置及び制振制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JPH07337057A true JPH07337057A (ja) | 1995-12-22 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12785994A Expired - Lifetime JP3360935B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 電動機制御系における機械共振検出装置及び制振制御装置 |
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-
1994
- 1994-06-09 JP JP12785994A patent/JP3360935B2/ja not_active Expired - Lifetime
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