JPH07336539A - 画像処理方法 - Google Patents
画像処理方法Info
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- JPH07336539A JPH07336539A JP6122225A JP12222594A JPH07336539A JP H07336539 A JPH07336539 A JP H07336539A JP 6122225 A JP6122225 A JP 6122225A JP 12222594 A JP12222594 A JP 12222594A JP H07336539 A JPH07336539 A JP H07336539A
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- Japan
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/11—Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine
Landscapes
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】画像の撮像時に得られた輝度信号を補正するこ
とにより、軟調な調子を硬調に補正して良好な再生画像
を得る。 【構成】階調補正回路50に入力する輝度信号(Y)の
階調データの最大値Dmaxと最小値DminをCPU
22により算出し、そのDmax、Dminに基づいて
階調データのレンジ幅DRを算出する。DRが軟調な階
調データを示す基準値を越えた場合には、階調補正回路
50を駆動して入力する輝度信号(Y)の階調データD
を、ガンマ補正値γを差し引いた階調データD´に補正
する。これにより、全体として軟調の階調データDは、
ハイライト域の階調データHLとシャドウ域の階調デー
タSHが調子の寝た軟調に補正され、そして、中間階調
データSEが調子の立った硬調に補正されて出力され
る。従って、軟調な調子を硬調に補正することができ
る。
とにより、軟調な調子を硬調に補正して良好な再生画像
を得る。 【構成】階調補正回路50に入力する輝度信号(Y)の
階調データの最大値Dmaxと最小値DminをCPU
22により算出し、そのDmax、Dminに基づいて
階調データのレンジ幅DRを算出する。DRが軟調な階
調データを示す基準値を越えた場合には、階調補正回路
50を駆動して入力する輝度信号(Y)の階調データD
を、ガンマ補正値γを差し引いた階調データD´に補正
する。これにより、全体として軟調の階調データDは、
ハイライト域の階調データHLとシャドウ域の階調デー
タSHが調子の寝た軟調に補正され、そして、中間階調
データSEが調子の立った硬調に補正されて出力され
る。従って、軟調な調子を硬調に補正することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法に係り、特
にカラーネガフイルムの画像を読み取るフイルムスキャ
ナの画像処理方法に関する。
にカラーネガフイルムの画像を読み取るフイルムスキャ
ナの画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラーネガフイルムのコマ画
像をCCD等の固体撮像素子で撮像し、このCCDから
出力されるR,G,B信号を画像処理してモニタTVに
表示するフイルムスキャナが提案されている。かかるネ
ガフイルムの画像処理方法として、例えば、特開昭63
−124665号公報に開示されたものがある。この画
像処理方法は、CCDから出力されるR,G,B信号の
全ての階調(8bit)に対するヒストグラムをR,
G,B信号別に作成し、このヒストグラムの最大度数の
1/16をしきい値として、R,G,B信号毎に基準最
小値と基準最大値とを算出し、そして、算出した前記基
準最小値、及び基準最大値を各々近づける画像処理を行
っている。
像をCCD等の固体撮像素子で撮像し、このCCDから
出力されるR,G,B信号を画像処理してモニタTVに
表示するフイルムスキャナが提案されている。かかるネ
ガフイルムの画像処理方法として、例えば、特開昭63
−124665号公報に開示されたものがある。この画
像処理方法は、CCDから出力されるR,G,B信号の
全ての階調(8bit)に対するヒストグラムをR,
G,B信号別に作成し、このヒストグラムの最大度数の
1/16をしきい値として、R,G,B信号毎に基準最
小値と基準最大値とを算出し、そして、算出した前記基
準最小値、及び基準最大値を各々近づける画像処理を行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理方法では、画像の撮像時に得られた輝度信号を
補正していないので、前記輝度信号の階調データのレン
ジ幅が所定の値(軟調な階調データを示す基準値)を越
えたものは全体の調子が軟調になり、良好な再生画像を
得ることができないという欠点がある。
画像処理方法では、画像の撮像時に得られた輝度信号を
補正していないので、前記輝度信号の階調データのレン
ジ幅が所定の値(軟調な階調データを示す基準値)を越
えたものは全体の調子が軟調になり、良好な再生画像を
得ることができないという欠点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、画像の撮像時に得られた輝度信号を補正して
良好な再生画像を得ることができる画像処理方法を提供
することを目的とする。
たもので、画像の撮像時に得られた輝度信号を補正して
良好な再生画像を得ることができる画像処理方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、撮影レンズ系を介して得られた画像光を固体
撮像素子に取り込み、該固体撮像素子から出力される画
像信号から得られた輝度信号の階調データのレンジ幅を
算出し、該レンジ幅が所定の値を越えた場合には、ハイ
ライト域の階調データ及びシャドウ域の階調データを軟
調に補正すると共に、中間階調データを硬調に補正する
ようにしたことを特徴とする。
する為に、撮影レンズ系を介して得られた画像光を固体
撮像素子に取り込み、該固体撮像素子から出力される画
像信号から得られた輝度信号の階調データのレンジ幅を
算出し、該レンジ幅が所定の値を越えた場合には、ハイ
ライト域の階調データ及びシャドウ域の階調データを軟
調に補正すると共に、中間階調データを硬調に補正する
ようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、画像信号から得られた輝度信
号の階調データのレンジ幅を算出し、このレンジ幅が所
定の値を越えた場合には、ハイライト域の階調データ及
びシャドウ域の階調データを軟調に補正し、そして、中
間階調データを硬調に補正する。これにより、本発明に
よれば、全体として軟調な調子を硬調に補正することが
できるので、良好な再生画像を得ることができる。
号の階調データのレンジ幅を算出し、このレンジ幅が所
定の値を越えた場合には、ハイライト域の階調データ及
びシャドウ域の階調データを軟調に補正し、そして、中
間階調データを硬調に補正する。これにより、本発明に
よれば、全体として軟調な調子を硬調に補正することが
できるので、良好な再生画像を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る画像処理
方法の好ましい実施例について詳説する。図1は、本発
明に係る画像処理方法が適用されたフイルムスキャナの
実施例を示す要部ブロック図である。前記フイルムスキ
ャナは図1に示すように、写真フイルムFを搬送するフ
イルム駆動装置10、照明用の光源12、撮影レンズ1
4、CCDラインセンサ16、信号処理回路18、積算
ブロック20、及び中央処理装置(CPU)22等を備
えている。
方法の好ましい実施例について詳説する。図1は、本発
明に係る画像処理方法が適用されたフイルムスキャナの
実施例を示す要部ブロック図である。前記フイルムスキ
ャナは図1に示すように、写真フイルムFを搬送するフ
イルム駆動装置10、照明用の光源12、撮影レンズ1
4、CCDラインセンサ16、信号処理回路18、積算
ブロック20、及び中央処理装置(CPU)22等を備
えている。
【0008】フイルム駆動装置10は、フイルムカート
リッジ24のスプール軸26と係合し、そのスプール軸
26を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、このフイ
ルム供給部から送り出される現像済みの写真フイルムF
を巻き取るフイルム巻取部と、フイルム搬送路に配設さ
れ、写真フイルムFをモータによって駆動されるキャプ
スタン28とピンチローラ30とで挟持して写真フイル
ムFを所望の速度で搬送する手段とから構成されてい
る。前記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ24
のスプール軸26を図中で反時計回り方向に駆動し、フ
イルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られるまで
フイルムカートリッジ24から写真フイルムFを送り出
すようにしている。
リッジ24のスプール軸26と係合し、そのスプール軸
26を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、このフイ
ルム供給部から送り出される現像済みの写真フイルムF
を巻き取るフイルム巻取部と、フイルム搬送路に配設さ
れ、写真フイルムFをモータによって駆動されるキャプ
スタン28とピンチローラ30とで挟持して写真フイル
ムFを所望の速度で搬送する手段とから構成されてい
る。前記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ24
のスプール軸26を図中で反時計回り方向に駆動し、フ
イルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られるまで
フイルムカートリッジ24から写真フイルムFを送り出
すようにしている。
【0009】前記光源12は、フイルムカートリッジ2
4内から引き出される写真フイルムFを赤外カットフィ
ルタ32を介して照明し、写真フイルムFを透過した透
過光は、撮影レンズ14を介してCCDラインセンサ1
6の受光面に結像される。CCDラインセンサ16は、
フイルム搬送方向と直交する方向に多数の受光部が配設
されており、CCDラインセンサ16の受光面に結像さ
れた画像光はR,G,Bフイルタが設けられた各受光部
で電荷蓄積され、光の強さに応じた量のR,G,Bの信
号電荷に変換される。このようにして蓄積されたR,
G,Bの電荷は、CCD駆動回路34から1ライン周期
のリードゲートパルスが加えられると、シフトレジスタ
に転送されたのち、レジスタ転送パルスによって順次電
圧信号として出力される。出力されたR,G,Bの電圧
信号は、CDSクランプ36によって保持されて図示し
ないアナログアンプに加えられ、このアナログアンプに
よってゲインが制御される。
4内から引き出される写真フイルムFを赤外カットフィ
ルタ32を介して照明し、写真フイルムFを透過した透
過光は、撮影レンズ14を介してCCDラインセンサ1
6の受光面に結像される。CCDラインセンサ16は、
フイルム搬送方向と直交する方向に多数の受光部が配設
されており、CCDラインセンサ16の受光面に結像さ
れた画像光はR,G,Bフイルタが設けられた各受光部
で電荷蓄積され、光の強さに応じた量のR,G,Bの信
号電荷に変換される。このようにして蓄積されたR,
G,Bの電荷は、CCD駆動回路34から1ライン周期
のリードゲートパルスが加えられると、シフトレジスタ
に転送されたのち、レジスタ転送パルスによって順次電
圧信号として出力される。出力されたR,G,Bの電圧
信号は、CDSクランプ36によって保持されて図示し
ないアナログアンプに加えられ、このアナログアンプに
よってゲインが制御される。
【0010】アナログアンプから出力されるR,G,B
の電圧信号は、A/Dコンバータ38によってR,G,
Bデジタル信号に変換されたのち、信号処理回路18に
出力される。ここで、例えば図2(A)に示すようにリ
ニアに階調が増加する被写体が撮影されたコマ画像をC
CDラインセンサ16で撮像すると、CCDラインセン
サ16から出力されるR,G,Bの出力信号は、ネガフ
イルムの持っているガンマにより図2(B)に示すよう
な波形になる。
の電圧信号は、A/Dコンバータ38によってR,G,
Bデジタル信号に変換されたのち、信号処理回路18に
出力される。ここで、例えば図2(A)に示すようにリ
ニアに階調が増加する被写体が撮影されたコマ画像をC
CDラインセンサ16で撮像すると、CCDラインセン
サ16から出力されるR,G,Bの出力信号は、ネガフ
イルムの持っているガンマにより図2(B)に示すよう
な波形になる。
【0011】信号処理回路18は、入力するR,G,B
信号の黒レベル、ネガポジ反転、白レベル、ガンマ補
正、及び輝度信号(Y)の階調補正の信号処理を行うも
ので、先ず、入力するR,G,B信号に対してR,G,
B信号別のオフセット値を図1に示す加算回路40で加
算することによってR,G,B信号のピーク値(ポジ画
像の黒レベル)を合わせる(図2(C)参照)。
信号の黒レベル、ネガポジ反転、白レベル、ガンマ補
正、及び輝度信号(Y)の階調補正の信号処理を行うも
ので、先ず、入力するR,G,B信号に対してR,G,
B信号別のオフセット値を図1に示す加算回路40で加
算することによってR,G,B信号のピーク値(ポジ画
像の黒レベル)を合わせる(図2(C)参照)。
【0012】続いて、ネガポジ反転回路42によって所
定のピーク値から前記オフセットされたR,G,B信号
を減算し、ネガポジ反転を行う。図2(D)はネガポジ
反転されたR,G,B信号を示す。次に、ネガポジ反転
されたR,G,B信号に対して、それぞれ各R,G,B
信号別のゲイン量を乗算回路44で乗算することによ
り、ホワイトバランス補正を行う。即ち、図2(E)に
示すように、R,G,B信号の他方のピーク値(ポジ画
像の白レベル)を合わせる。
定のピーク値から前記オフセットされたR,G,B信号
を減算し、ネガポジ反転を行う。図2(D)はネガポジ
反転されたR,G,B信号を示す。次に、ネガポジ反転
されたR,G,B信号に対して、それぞれ各R,G,B
信号別のゲイン量を乗算回路44で乗算することによ
り、ホワイトバランス補正を行う。即ち、図2(E)に
示すように、R,G,B信号の他方のピーク値(ポジ画
像の白レベル)を合わせる。
【0013】ガンマ補正回路46は、ホワイトバランス
補正されたR,G,B信号に対してそれぞれ異なるガン
マ補正を行うことにより、R,G,B信号の中間調を合
わせるとともに、所定のガンマ(γ=0.45)を示す階調
となるようにしている(図2(F)参照)。ガンマ補正
回路46から出力されたR,G,Bデジタル信号は、Y
C(輝度信号/色差信号)変換回路48によって輝度信
号(Y)と2つの色差信号(R−Y)、(B−Y)に変
換される。また、前記輝度信号(Y)は、階調補正回路
50によって後述する階調補正が行われた後、前記色差
信号(R−Y)、(B−Y)と共に、図示しないD/A
コンバータによってアナログ信号に変換され、そして図
示しないエンコーダによってNTSC方式の映像信号に
変換される。
補正されたR,G,B信号に対してそれぞれ異なるガン
マ補正を行うことにより、R,G,B信号の中間調を合
わせるとともに、所定のガンマ(γ=0.45)を示す階調
となるようにしている(図2(F)参照)。ガンマ補正
回路46から出力されたR,G,Bデジタル信号は、Y
C(輝度信号/色差信号)変換回路48によって輝度信
号(Y)と2つの色差信号(R−Y)、(B−Y)に変
換される。また、前記輝度信号(Y)は、階調補正回路
50によって後述する階調補正が行われた後、前記色差
信号(R−Y)、(B−Y)と共に、図示しないD/A
コンバータによってアナログ信号に変換され、そして図
示しないエンコーダによってNTSC方式の映像信号に
変換される。
【0014】一方、前記A/Dコンバータ38から出力
された写真フイルムFの1コマ分のR,G,Bデジタル
信号は、積算ブロック20に入力される。積算ブロック
20は、1画面のR,G,Bデジタル信号毎に所定画素
数のデジタル信号を積算してその平均を求め、1画面に
つき5000〜10000点数の階調データを作成す
る。更に、積算ブロック20は、各階調(本実施例では
8bit(255)の階調とする)毎の度数をカウント
し、この度数が前記階調データの総点数のしきい値(T
H:本実施例では1%とする)を越えた場合にはカウン
トを停止する。即ち、本実施例の積算ブロック20は、
前記しきい値以上の階調データはカウントしない。この
ようにして積算ブロック20は、0〜255までの全て
の階調に対して前記しきい値までカウントした図3中斜
線で示す簡易形のヒストグラム60を作成し、CPU2
2に出力する。CPU22は、図3に示したヒストグラ
ム60の階調の小さい方からカウントした累積度数が総
点数の所定の値(本実施例では1%とする)を越えた点
を階調データの基準最小値としてR,G,B信号毎に算
出すると共に、頻度分布60の階調の大きい方からカウ
ントした累積度数が総点数の所定の値(本実施例では1
%とする)を越えた点を階調データの基準最大値として
R,G,B信号毎に算出する。
された写真フイルムFの1コマ分のR,G,Bデジタル
信号は、積算ブロック20に入力される。積算ブロック
20は、1画面のR,G,Bデジタル信号毎に所定画素
数のデジタル信号を積算してその平均を求め、1画面に
つき5000〜10000点数の階調データを作成す
る。更に、積算ブロック20は、各階調(本実施例では
8bit(255)の階調とする)毎の度数をカウント
し、この度数が前記階調データの総点数のしきい値(T
H:本実施例では1%とする)を越えた場合にはカウン
トを停止する。即ち、本実施例の積算ブロック20は、
前記しきい値以上の階調データはカウントしない。この
ようにして積算ブロック20は、0〜255までの全て
の階調に対して前記しきい値までカウントした図3中斜
線で示す簡易形のヒストグラム60を作成し、CPU2
2に出力する。CPU22は、図3に示したヒストグラ
ム60の階調の小さい方からカウントした累積度数が総
点数の所定の値(本実施例では1%とする)を越えた点
を階調データの基準最小値としてR,G,B信号毎に算
出すると共に、頻度分布60の階調の大きい方からカウ
ントした累積度数が総点数の所定の値(本実施例では1
%とする)を越えた点を階調データの基準最大値として
R,G,B信号毎に算出する。
【0015】CPU22は、前記基準最小値を用いて
R,G,B毎のオフセット値を算出し、このオフセット
値を加算回路40に出力する。これにより、R,G,B
信号のピーク値(ポジ画像の黒レベル)を加算回路40
によって図2(C)で示したように合わせることができ
る。また、CPU22は、前記基準最小値に基づいて
R,G,B毎のゲイン量を算出し、このゲイン量を乗算
回路44に出力する。これにより、R,G,B信号のピ
ーク値(ポジ画像の白レベル)を乗算回路44によって
図2(E)に示したように合わせることができる。尚、
図3中二点鎖線で示すヒストグラム61は、全ての階調
データをカウントした場合のヒストグラムを示してい
る。
R,G,B毎のオフセット値を算出し、このオフセット
値を加算回路40に出力する。これにより、R,G,B
信号のピーク値(ポジ画像の黒レベル)を加算回路40
によって図2(C)で示したように合わせることができ
る。また、CPU22は、前記基準最小値に基づいて
R,G,B毎のゲイン量を算出し、このゲイン量を乗算
回路44に出力する。これにより、R,G,B信号のピ
ーク値(ポジ画像の白レベル)を乗算回路44によって
図2(E)に示したように合わせることができる。尚、
図3中二点鎖線で示すヒストグラム61は、全ての階調
データをカウントした場合のヒストグラムを示してい
る。
【0016】次に、前記階調補正回路50による輝度信
号(Y)の信号処理について説明する。先ず、CPU2
2は、R,G,B信号毎の基準最大値(Rmax、Gm
ax、Bmax)、及び基準最小値(Rmin、Gmi
n、Bmin)に基づいて、階調補正回路50に入力す
る輝度信号(Y)の階調データの最大値Dmaxと最小
値Dminを次式により算出する。
号(Y)の信号処理について説明する。先ず、CPU2
2は、R,G,B信号毎の基準最大値(Rmax、Gm
ax、Bmax)、及び基準最小値(Rmin、Gmi
n、Bmin)に基づいて、階調補正回路50に入力す
る輝度信号(Y)の階調データの最大値Dmaxと最小
値Dminを次式により算出する。
【0017】 Dmax=(Rmax+Gmax+Bmax)/3 Dmin=(Rmin+Gmin+Bmin)/3 そして、CPU22は、算出した前記Dmax、Dmi
nに基づいて階調データのレンジ幅DRを次式により算
出する。 DR=Dmax/Dmin そして、CPU22は、前記DRが所定の値(軟調な階
調データを示す基準値:本実施例では50)を越えた場
合には、前記階調補正回路50を駆動制御して入力する
前記輝度信号(Y)を補正し、また、DRが前記所定の
値以下の場合には輝度信号(Y)を補正することなくそ
のままの状態で出力させる。
nに基づいて階調データのレンジ幅DRを次式により算
出する。 DR=Dmax/Dmin そして、CPU22は、前記DRが所定の値(軟調な階
調データを示す基準値:本実施例では50)を越えた場
合には、前記階調補正回路50を駆動制御して入力する
前記輝度信号(Y)を補正し、また、DRが前記所定の
値以下の場合には輝度信号(Y)を補正することなくそ
のままの状態で出力させる。
【0018】階調補正回路50は、入力する輝度信号
(Y)に対して図4に示すガンマ補正値γをもってい
る。これにより、階調補正回路50が駆動されると、入
力する輝度信号(Y)の階調データ(図5中点線で示す
軟調の階調データD)は、前記ガンマ補正値γが差し引
かれた図5中実線で示す階調データD´に補正される。
これにより、軟調の階調データDは、ハイライト域の階
調データHLとシャドウ域の階調データSHが調子の寝
た軟調に補正され、そして、中間階調データSEが調子
の立った硬調に補正されて出力される。
(Y)に対して図4に示すガンマ補正値γをもってい
る。これにより、階調補正回路50が駆動されると、入
力する輝度信号(Y)の階調データ(図5中点線で示す
軟調の階調データD)は、前記ガンマ補正値γが差し引
かれた図5中実線で示す階調データD´に補正される。
これにより、軟調の階調データDは、ハイライト域の階
調データHLとシャドウ域の階調データSHが調子の寝
た軟調に補正され、そして、中間階調データSEが調子
の立った硬調に補正されて出力される。
【0019】従って、本実施例では、軟調な調子の階調
データを調子の立った硬調なデータに補正することがで
きるので、良好な再生画像を得ることができる。
データを調子の立った硬調なデータに補正することがで
きるので、良好な再生画像を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像処
理方法によれば、輝度信号の階調データのレンジ幅が所
定の値を越えた場合には、ハイライト域の階調データ及
びシャドウ域の階調データを軟調に補正すると共に中間
階調データを硬調に補正して、全体として軟調な調子を
硬調に補正するようにしたので、良好な再生画像を得る
ことができる。
理方法によれば、輝度信号の階調データのレンジ幅が所
定の値を越えた場合には、ハイライト域の階調データ及
びシャドウ域の階調データを軟調に補正すると共に中間
階調データを硬調に補正して、全体として軟調な調子を
硬調に補正するようにしたので、良好な再生画像を得る
ことができる。
【図1】本発明に係る画像処理方法が適用されたフイル
ムスキャナの実施例を示すブロック図
ムスキャナの実施例を示すブロック図
【図2】(A)乃至(F)は図1における各部の出力信
号の階調を示す説明図
号の階調を示す説明図
【図3】画像信号の各階調に対するヒストグラム
【図4】輝度信号の階調データのガンマ補正値を示す説
明図
明図
【図5】ガンマ補正された輝度信号の階調データの説明
図
図
16…CCDラインセンサ 18…信号処理回路 20…積算ブロック 22…CPU 48…YC変換回路 50…階調補正回路 F…写真フイルム
Claims (1)
- 【請求項1】撮影レンズ系を介して得られた画像光を固
体撮像素子に取り込み、該固体撮像素子から出力される
画像信号から得られた輝度信号の階調データのレンジ幅
を算出し、該レンジ幅が所定の値を越えた場合には、ハ
イライト域の階調データ及びシャドウ域の階調データを
軟調に補正すると共に、中間階調データを硬調に補正す
るようにしたことを特徴とする画像処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122225A JPH07336539A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122225A JPH07336539A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 画像処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07336539A true JPH07336539A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14830667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6122225A Pending JPH07336539A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07336539A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086548A (ja) * | 2009-11-10 | 2010-04-15 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6122225A patent/JPH07336539A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086548A (ja) * | 2009-11-10 | 2010-04-15 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
JP4557090B2 (ja) * | 2009-11-10 | 2010-10-06 | セイコーエプソン株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
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