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JPH0733502U - スローアウェイチップ - Google Patents

スローアウェイチップ

Info

Publication number
JPH0733502U
JPH0733502U JP6463193U JP6463193U JPH0733502U JP H0733502 U JPH0733502 U JP H0733502U JP 6463193 U JP6463193 U JP 6463193U JP 6463193 U JP6463193 U JP 6463193U JP H0733502 U JPH0733502 U JP H0733502U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corners
throw
corner
cutting edge
away tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6463193U
Other languages
English (en)
Inventor
敦彦 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP6463193U priority Critical patent/JPH0733502U/ja
Publication of JPH0733502U publication Critical patent/JPH0733502U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切刃のコーナ数が多くて経済的なスローアウ
ェイチップを提供する。 【構成】 上面2と下面3を、正方形の2つを相対的に
45°回転させて重ねた形状にしてそれぞれの面に正三
角形のコーナを8つずつ設ける。側面4は上下面2、3
に対して直角とし、中心には座(図は環状突条)付きの
取付穴5をあける。これにより、上下面の各コーナを切
刃として16コーナ(勝手違いの使用では32コーナ)
の使用が可能となり、コーナ1つ当りのコストが下が
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、切刃コーナの数を増やして経済効果を高めた切削加工用のスローア ウェイチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
旋削或いは転削加工に用いられる従来のスローアウェイチップは、円形、三角 形、四角形、六角形、四角形のコーナを斜めに切取ってできる八角形と云った形 状にしてある。これはISO規格、JIS(CIS)規格に定められた形状であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のスローアウェイチップは、切刃の使用可能数コーナ数が少ない 。例えば、八角形のチップは短辺をサラエ刃として使用するようにしてあり、実 質使用コーナ数はポジティブ型のもので4コーナ、切味の悪い刃形になるネガテ ィブ型のもので8コーナである。
【0004】 また、正六角形のチップは、底面を円形にしてポジティブ型にしてあるので、 上面の6コーナしか使用できない。
【0005】 四角形のチップはポジティブ型で4コーナ、両面を使用するネガティブ型で8 コーナである。三角形のチップは角形が少ない分、使用可能コーナ数が更に少な い。勝手違いの使用ができれば使用コーナ数は上述した数の2倍になるが、従来 のスローアウェイチップは、切刃が被削材と干渉しないことが条件となるので、 勝手違いの使用が許容されるものが少ない。
【0006】 一方、円形のチップは、軸心を中心に回転させて切刃のコーナチェンジを行う ので、円の辺の全域を切刃として有効に利用できるが、このタイプのチップは用 途が限定され、切刃の正確なコーナチェンジも回転量を規制する面がないため難 しい。
【0007】 そこで、本考案は、切刃となるコーナ数を大巾に増加させて円形チップに見ら れる不具合を生じさせずに経済性を向上させたスローアウェイチップを提供する ことを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する本考案のスローアウェイチップは、上下面が、同一サイ ズの2つの正方形を相対的に45°回転させて重ね、直角三角形のコーナを各々 8コーナ生じさせた形状を有している。また、側面は上下面に対して直角である 。上下面の中心には座付きの取付穴が存在していてもよい。
【0009】 このスローアウェイチップの各コーナの突端部は用途に合わせてR面にしたり 、90°以上の角度で交差するチャンファ面を付す。
【0010】 かかるチップは、コーナ部の上下面に、切刃ランドとこのランドに連なるブレ ーカ凹部がコーナ角の2等分線を基準にして対称に設けられているものが、より 好ましい。
【0011】
【作用】
本考案のスローアウェイチップは、上下面の各コーナを切刃として16コーナ の使用が可能である。また、各コーナにチャンファ面を付したものは勝手違いの 加工に対応でき使用可能コーナ数が32コーナにもなり、経済性が大巾に向上す る。
【0012】 また、各コーナ部に、切刃ランドとこれに連なるブレーカ凹部をコーナ角の2 等分線を基準にして対称に設けたものは、すくい面にすくい角がついて切味が向 上し、さらに、勝手違いの使用でも円滑な切屑処理が望める。
【0013】
【実施例】
図1に本考案のスローアウェイチップの一例を示す。
【0014】 図に示すように、このスローアウェイチップ1の上面2は、同一サイズの2つ の正方形を相対的に45°回転させて重ねた状態の輪郭を有しており、直角三角 形のコーナが周方向の等分点に計8個ある。下面3も上面2と同一サイズ、同一 形状である。
【0015】 また、上下面の中心には、座付きの取付穴5が貫通して設けられている。この 取付穴5に皿ねじ(図示せず)を挿入して係止させ、このねじでチップ1をカッ タボディに取付ける。図示の取付穴5は、内面中心に半円断面の環状突条6を設 けてこの突条で皿ねじの頭部を受けるようにしているが、皿ねじを係止させる座 はねじの頭部形状に対応させた通常の円錐形の座であってもよい。
【0016】 7はコーナの辺に沿って上下面に設けた切刃ランドである。このランドは側面 4に対して鋭角に交わるポジランド、直角に交わるネガランドのどちらであって もよい。切刃ランド7の幅bは、先強度を確保するため、図2(a)、(b)に 示すように、傾斜角θが大きくなるほど大きくするのがよい。
【0017】 コーナ部の上下面には、この切刃ランド7に連ねてブレーカ凹部8を設けてあ る。このブレーカ凹部8は左右の切刃ランド直線部から徐々に掘り下げた凹部を 合成して作られており、コーナ角の2等分線を基準にして対称形になっている。 このブレーカ凹部8の曲面の半径r、切刃ランド7の傾斜角θ、及び幅bは、b =0.1〜0.7mm、θ=0°〜15°、r=1〜5mmぐらいが適当である 。
【0018】 なお、図示のチップはコーナをR面にしたが、図3に示すように、コーナ角を 鈍角にするチャンファ面を付すと、例えば、図3(b)のの辺を主切刃、の 辺をサラエ刃としたときに、の部分に逃げ角が生じるので、勝手違いの使用 が許容されて使用可能なコーナ数が32になる。
【0019】 このように構成したスローアウェイチップ1は、1個当りのコストが汎用チッ プに比べて4〜8割程度割高になるが、使用コーナ数が多いため、1コーナ当り のコストはかなり(1〜3割程度)割安になる。
【0020】 また、ブレーカ凹部の有るチップと無いチップの切削抵抗の変化を示した図5 から明らかなように、主分力、送り分力、背分力が小さく抑えられ、安定した切 削が可能である。なお、図5は、直径200mmのカッタ(正面フライス)を用 いて幅100mmのワークを、切削速度V=100m/min、送り速度F=0 .3mm/刃、切り込みd=3mmの条件で加工したときのデータである。
【0021】 図4は、本考案のスローアウェイチップを正面フライスに装着する場合の一例 を示している。図の10はカッタボディ、11はボディ10にねじ止めしたロケ ータである。図のようにロケータ11に設けた座溝にスローアウェイチップを皿 ねじ12でクランプして取付けると正面フライスになるが、本考案のスローアウ ェイチップは、勿論、正面フライス以外の転削工具や旋削工具にも利用できる。
【0022】 また、以上の説明は穴付きのチップについて行ったが、穴なしの場合には通常 のクサビによるクランプで使用できる。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のスローアウェイチップは、少なくて16コーナ、 勝手違いの使用では32コーナを切刃として使用でき、1コーナ当りのコストが 低減して経済性が高まる。
【0024】 また、切刃ランドとブレーカ凹部を付加すれば切味の向上、切削抵抗の低減効 果も得られ、コストパフォーマンスの面で更に有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):本考案のスローアウェイチップの一例
を示す平面図 (b):同上の部分破断側面図
【図2】(a):図1(a)のII−II線部の拡大断面図 (b):図1(a)のII−II線部の断面の変形例を示す
拡大断面図
【図3】(a):チャンファ面を付したコーナ部の斜視
図 (b):同上のコーナ部の平面図
【図4】本考案のスローアウェイチップの使用の一例を
示す斜視図
【図5】ブレーカ凹部の有無による切削抵抗の比較図
【符号の説明】
1 スローアウェイチップ 2 上面 3 下面 4 側面 5 座付き取付穴 6 環状突条 7 切刃ランド 8 ブレーカ凹部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面が、同一サイズの2つの正方形を
    相対的に45°回転させて重ね、直角三角形のコーナを
    各々8コーナ生じさせた形状を有し、側面は上下面に対
    して直角であるスローアウェイチップ。
  2. 【請求項2】 前記コーナ部の上下面に、切刃ランドと
    このランドに連なるブレーカ凹部がコーナ角の2等分線
    を基準にして対称に設けられている請求項1記載のスロ
    ーアウェイチップ。
  3. 【請求項3】 チップ中心に取付け用の座付きの穴を有
    している請求項1又は2記載のスローアウェイチップ。
JP6463193U 1993-12-02 1993-12-02 スローアウェイチップ Pending JPH0733502U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6463193U JPH0733502U (ja) 1993-12-02 1993-12-02 スローアウェイチップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6463193U JPH0733502U (ja) 1993-12-02 1993-12-02 スローアウェイチップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0733502U true JPH0733502U (ja) 1995-06-20

Family

ID=13263813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6463193U Pending JPH0733502U (ja) 1993-12-02 1993-12-02 スローアウェイチップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733502U (ja)

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