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JPH0733470Y2 - ケーブルイコライザー - Google Patents

ケーブルイコライザー

Info

Publication number
JPH0733470Y2
JPH0733470Y2 JP1990009882U JP988290U JPH0733470Y2 JP H0733470 Y2 JPH0733470 Y2 JP H0733470Y2 JP 1990009882 U JP1990009882 U JP 1990009882U JP 988290 U JP988290 U JP 988290U JP H0733470 Y2 JPH0733470 Y2 JP H0733470Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
coaxial cable
resistor
equalizer
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990009882U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03101014U (ja
Inventor
輝雄 熊野
Original Assignee
株式会社アップル電子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アップル電子 filed Critical 株式会社アップル電子
Priority to JP1990009882U priority Critical patent/JPH0733470Y2/ja
Publication of JPH03101014U publication Critical patent/JPH03101014U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0733470Y2 publication Critical patent/JPH0733470Y2/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Waveguides (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はケーブルイコライザーつまりは同軸ケーブルに
生ずる歪みを補正するセットユニットである。
従来の技術 同軸ケーブル等の信号伝送線路ではアナログ的高周波を
伝送すると、その同軸ケーブルの高周波における減衰や
遅延時間の差から周波数スペクトルや波形歪みが生じ
る。この歪みは同軸ケーブル固有のもので、その太さ
(形式),長さによって異なる特性を示す。
考案が解決しようとする問題点 従来これ等歪みは同軸ケーブルに接続される機器の内部
で補正されるようになっていて、このため同軸ケーブル
の形式や長さを変更すると、その都度,機器内部を再調
整する必要が生じ、実用的ではなかった。
問題点を解決するための手段 このような点を考慮して、本考案人は同軸ケーブルにつ
いて種々試作や実験を試みた結果、同軸ケーブルの一端
に受動素子としてケーブルイコライザーを挿入すること
で、同軸ケーブルの高周波特性の劣化を補償することが
できる補償すべき同軸ケーブルの一端に挿入して使用す
る受動素子としてのケーブルイコライザーで、一個の筐
体3に納められ外方に取り出される2個の端子1,1′の
一方に接続されており、前記同軸ケーブルに直列に第1
の抵抗Rを挿入し、第1,第2……のコンデンサC1,C2
…CNと,第2,第3…の抵抗R1,R2,……RNの夫々の一個
づつの直列接続を複数個前記第1の抵抗Rに並列に接続
して前記同軸ケーブルの高周波特性の低下を補償すると
ともに、同軸ケーブル特性の相似性を利用して前記コン
デンサC1,C2……CNの値を変えるようにし、更に前記ケ
ーブルイコライザーの何れかの端子1或は1′と同軸ケ
ーブルの間にインピーダンス整合による波形の段差を改
善する反射防止を行うための素子として抵抗R0を接続し
うるようにしたことを特徴とするものである。
作用 かくて本考案ケーブルイコライザーによれば、同軸ケー
ブルの一端に挿入するだけで上述せる歪みの補正を行
い、又更に同軸ケーブルとの間に一本の抵抗器R0を接続
することにより、同軸ケーブルとの間のインピーダンス
不整合による波形の段差を改善し反射防止を行うことが
できる。
実施例 次に本考案のケーブルイコライザーの実施例として第1
図に回路構成図を、又第2図aに通常のケーブル伝達特
性線図を,第2図bに本考案ケーブルイコライザーによ
る伝達特性線図を示す。第1図で1,1′の一方はケーブ
ルの一端に接続される接続端子とすると、Rはこれに直
列な抵抗である。次に抵抗R1とコンデンサC1,抵抗R2
コンデンサC2,抵抗R3とコンデンサC3,とそして抵抗R4
とコンデンサC4の4直列接続を上記抵抗Rに夫々並列に
接続する。又更に抵抗R0の一方を接続端子1,1′に,他
方を抵抗R1,R2,R3,R4の一方側2aかコンデンサC1
C2,C3,C4の一方側2bに切り換えうるように切り換えス
イッチ2を設けている。これ等は1個の筐体3に納めら
れ、図示しないが接続端子1,1′のみ接続のため外方に
とりだされる。かくて通常の周波数特性を第2図aで示
す同軸ケーブルに対して同図bで示す4なる特性をもつ
本考案ケーブルイコライザーにより特性5なる補正が高
周波部分にえられるのである。尚実際の数値としてR=
220Ω,R1=470Ω,R2=180Ω,R3=82Ω,R4=24Ω,R
0=62Ω,C1=C2=C3=C4=10〜200pfの可変形,ケーブ
ルの特性インピーダンス50Ωで行われて予想通りの結果
がえられた。なおここでケーブルイコライザーの相似性
について簡単に述べるとケーブルの特性は、或る減衰量
(例えば8.7デシベル)になる周波数で正規化すると減
衰が余り大きくない範囲では略同一の特性であり、ケー
ブルの長さが変化したときは、周波数が変化するだけで
これを相似性と言う。つまり本考案では周波数が変化す
るのでイコライズはR〜Rnを一定にしてCのみ可変で調
整できる。次に本考案ケーブルイコライザーの原理につ
いて検討してみる。表−1は一般的な同軸ケーブルの特
性表である。
ここで、f1は、信号が100mこのケーブル通過したとき
振幅が1/eになるような周波数である。f2は、ケーブル
の長さが200mとなったときの同様の周波数である。即
ち、f1,f2は、各々の長さのとき、各ケーブルの補正可
能の周波数を示している。
又同軸ケーブルの周波数特性 は、ケーブルの大きさにはよらず一般的なものである。
従って3D-2Vケーブルで開発した補正回路は、そのま
ま、長さの違う他のケーブルの補正回路になる。長さL
[m]定数Kのケーブルを、1/eに減衰する周波数まで
補正することを考える。この周波数f1は、 f1=1/(2πK2L2) であたえられる。Kの異なる他のケーブルで同じ周波数
1で1/eとなるような長さは、 これらの関係を使って、補正回路の互換表を作ると、次
の表−2のようになる。
減衰曲線から、数値計算又は減衰曲線のグラフを用い
て、補償回路の定数は簡単に求めることができる。さら
に、減衰特性の一般性から、一度求めた定数は長さの異
なるケーブルに換算し直す事もできる。
考案の効果 以上のように本考案ケーブルイコライザーを同軸ケーブ
ルの一端に挿入することにより、同軸ケーブルの高周波
特性(振幅又は遅延)の劣化を補償でき、しかも同一の
セットユニットで太さの異なるケーブルを補償すること
ができ、周波数帯域は一定である。その上一個の筐体で
端子のみ外方にとりだすので、取り扱いが簡単でケーブ
ルが変わった時はセットユニットを替えればよい。
【図面の簡単な説明】
図は本考案ケーブルイコライザの実施例で、第1図は回
路構成図,第2図a,bは夫々ケーブルと本考案によるセ
ットユニットとの特性曲線図である。 1,1′は接続端子,2は切り換えスイッチ,3は筐体として
のセットユニット,4,5は特性曲線図,R,R0,R1,R2
R3,R4は抵抗,C1,C2,C3,C4はコンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】補償すべき同軸ケーブルの一端に挿入して
    使用する受動素子としてのケーブルイコライザーで、一
    個の筐体3に納められ外方に取り出される2個の端子1,
    1′の一方に接続されており、前記同軸ケーブルに直列
    に第1の抵抗Rを挿入し、第1,第2……のコンデンサ
    C1,C2……CNと,第2,第3…の抵抗R1,R2,……RNの夫
    々の一個づつの直列接続を複数個前記第1の抵抗Rに並
    列に接続して前記同軸ケーブルの高周波特性の低下を補
    償するとともに、同軸ケーブル特性の相似性を利用して
    前記コンデンサC1,C2……CNの値を変えるようにし、更
    に前記ケーブルイコライザーの何れかの端子1或は1′
    と同軸ケーブルの間にインピーダンス整合による波形の
    段差を改善する反射防止を行うための素子として抵抗R0
    を接続しうるようにしたことを特徴とするケーブルイコ
    ライザー。
JP1990009882U 1990-02-05 1990-02-05 ケーブルイコライザー Expired - Fee Related JPH0733470Y2 (ja)

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JPH03101014U JPH03101014U (ja) 1991-10-22
JPH0733470Y2 true JPH0733470Y2 (ja) 1995-07-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5737548Y2 (ja) * 1977-06-28 1982-08-18

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