JPH07333714A - データ写し込みカメラ - Google Patents
データ写し込みカメラInfo
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- JPH07333714A JPH07333714A JP6122640A JP12264094A JPH07333714A JP H07333714 A JPH07333714 A JP H07333714A JP 6122640 A JP6122640 A JP 6122640A JP 12264094 A JP12264094 A JP 12264094A JP H07333714 A JPH07333714 A JP H07333714A
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- JP
- Japan
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- light emitting
- data
- film
- sensitive layer
- emitting element
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
- G03B2217/242—Details of the marking device
- G03B2217/243—Optical devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 データの1ドットを形成する発光部をフィル
ム給送方向と直交する方向に複数個連設し、発光部をフ
ィルム給送中に選択的に点滅させることによりフィルム
面上にデータを写し込むデータ写し込みカメラにおい
て、データ写し込み位置にある被写体の色に拘わらず、
フィルム上で確実に視認可能にする。 【構成】 発光部が発光波長の異なる複数の発光素子か
ら形成される。また、発光波長が同一な発光素子のみを
フィルム給送方向と直交する方向に連設して互いに発光
波長が異なる発光素子をフィルム給送方向に対応させた
発光素子列を複数列形成し、対応した発光波長が異なる
発光素子を選択して多重露光を行う。他に、発光部が発
光波長の異なる複数の発光素子から形成され、個々の発
光部の発光面側に拡散部材を配設する。
ム給送方向と直交する方向に複数個連設し、発光部をフ
ィルム給送中に選択的に点滅させることによりフィルム
面上にデータを写し込むデータ写し込みカメラにおい
て、データ写し込み位置にある被写体の色に拘わらず、
フィルム上で確実に視認可能にする。 【構成】 発光部が発光波長の異なる複数の発光素子か
ら形成される。また、発光波長が同一な発光素子のみを
フィルム給送方向と直交する方向に連設して互いに発光
波長が異なる発光素子をフィルム給送方向に対応させた
発光素子列を複数列形成し、対応した発光波長が異なる
発光素子を選択して多重露光を行う。他に、発光部が発
光波長の異なる複数の発光素子から形成され、個々の発
光部の発光面側に拡散部材を配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、所望の文字又は記号
からなるデータをフィルムに写し込むデータ写し込みカ
メラに関する。
からなるデータをフィルムに写し込むデータ写し込みカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60-107632号公報等に、撮影後に
おけるフィルムの1駒給送中に発光素子を点滅させて、
フィルム面上にデータを写し込むカメラが開示されてい
る。例えば、この発光素子は、フィルム給送方向と直交
する方向に一次元的に連設した複数ドットのLEDが用
いられ、フィルムの給送に伴い、それぞれのドットを選
択的に点滅させ、所望の文字若しくは記号等をフィルム
に写し込むようになっている。図15は従来の発光素子を
発光部側から見た図であり、7個のLEDチップからな
る発光素子101a〜101gの如く、一次元的に配置され、
これらの各々を選択的に発光できるよう、発光素子基板
109で接続されている。従って、フィルム上に結像する
1ドットを形成する発光部はLEDの1チップで構成さ
れている。なお、Aはアノード、Kはカソードを表す。
おけるフィルムの1駒給送中に発光素子を点滅させて、
フィルム面上にデータを写し込むカメラが開示されてい
る。例えば、この発光素子は、フィルム給送方向と直交
する方向に一次元的に連設した複数ドットのLEDが用
いられ、フィルムの給送に伴い、それぞれのドットを選
択的に点滅させ、所望の文字若しくは記号等をフィルム
に写し込むようになっている。図15は従来の発光素子を
発光部側から見た図であり、7個のLEDチップからな
る発光素子101a〜101gの如く、一次元的に配置され、
これらの各々を選択的に発光できるよう、発光素子基板
109で接続されている。従って、フィルム上に結像する
1ドットを形成する発光部はLEDの1チップで構成さ
れている。なお、Aはアノード、Kはカソードを表す。
【0003】特開平3-256033号公報には、逆光検知機能
を有するカメラが開示されており、詳しくは、被写体が
逆光であると判断したときは写し込み時間を長くする
か、又は、写し込み位置の被写体輝度を検知して写し込
み時間を制御するカメラが開示されている。
を有するカメラが開示されており、詳しくは、被写体が
逆光であると判断したときは写し込み時間を長くする
か、又は、写し込み位置の被写体輝度を検知して写し込
み時間を制御するカメラが開示されている。
【0004】特開昭60-107631号公報には、低感度フィ
ルムを用いたとき、露光時間を長くすることにより生じ
るデータ像の流れを防止するため、複数列のLEDで同
一データを多重露光するカメラが開示されている。
ルムを用いたとき、露光時間を長くすることにより生じ
るデータ像の流れを防止するため、複数列のLEDで同
一データを多重露光するカメラが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】データを撮影画面内に
写し込むとき、データ写し込み位置にデータと同じ色の
被写体が写し込まれると、データが見えなくなってしま
うことが知られている。これは、フィルムが主として、
3色の感性層で形成されているために、データの色と同
じ色が重なり見えなくなってしまうからである。これを
少しでも改善するために、3つの感性層の内の2つであ
る、緑感性層と赤感性層の両方に感光するようにデータ
の波長を設定したものもあるが、被写体が同様の色であ
ったときは、やはり見えなくなってしまう。
写し込むとき、データ写し込み位置にデータと同じ色の
被写体が写し込まれると、データが見えなくなってしま
うことが知られている。これは、フィルムが主として、
3色の感性層で形成されているために、データの色と同
じ色が重なり見えなくなってしまうからである。これを
少しでも改善するために、3つの感性層の内の2つであ
る、緑感性層と赤感性層の両方に感光するようにデータ
の波長を設定したものもあるが、被写体が同様の色であ
ったときは、やはり見えなくなってしまう。
【0006】従って、特開平3-256033号公報において
も、被写体の色がデータの色と同じときには、前述の問
題を解決できない。
も、被写体の色がデータの色と同じときには、前述の問
題を解決できない。
【0007】以上の問題は、フィルムが3色の感性層を
有するのに対し、従来より用いられている1個のLED
を1ドットとする発光部では単色のため、多くても2色
までの感性層にしか写し込みができないからである。
有するのに対し、従来より用いられている1個のLED
を1ドットとする発光部では単色のため、多くても2色
までの感性層にしか写し込みができないからである。
【0008】また、特開昭60-107631号公報では、低感
度のフィルムに対しては有効であるが、上記の被写体色
に対する問題は解消できない。更に、同公報の実施例に
記載されているように、フィルム裏面側からの写し込み
ではネガフィルムにイエローフィルタが内蔵されている
ため、緑感性層と赤感性層以外に露光できない。
度のフィルムに対しては有効であるが、上記の被写体色
に対する問題は解消できない。更に、同公報の実施例に
記載されているように、フィルム裏面側からの写し込み
ではネガフィルムにイエローフィルタが内蔵されている
ため、緑感性層と赤感性層以外に露光できない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本願発明にお
ける、データの1ドットを形成する発光部をフィルム給
送方向と直交する方向に複数個連設し、前記発光部をフ
ィルム給送中に選択的に点滅させることによりフィルム
面上にデータを写し込むデータ写し込みカメラにおい
て、前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から
形成されること、前記発光部が発光波長の異なる複数の
発光素子から形成され、発光波長が同一な前記発光素子
のみをフィルム給送方向と直交する方向に連設して互い
に発光波長が異なる発光素子をフィルム給送方向に対応
させた発光素子列を複数列形成し、前記対応した発光波
長が異なる発光素子を選択して多重露光を行うこと、又
は、前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から
形成され、個々の前記発光部の発光面側に拡散部材を配
設したこと、により解決される。
ける、データの1ドットを形成する発光部をフィルム給
送方向と直交する方向に複数個連設し、前記発光部をフ
ィルム給送中に選択的に点滅させることによりフィルム
面上にデータを写し込むデータ写し込みカメラにおい
て、前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から
形成されること、前記発光部が発光波長の異なる複数の
発光素子から形成され、発光波長が同一な前記発光素子
のみをフィルム給送方向と直交する方向に連設して互い
に発光波長が異なる発光素子をフィルム給送方向に対応
させた発光素子列を複数列形成し、前記対応した発光波
長が異なる発光素子を選択して多重露光を行うこと、又
は、前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から
形成され、個々の前記発光部の発光面側に拡散部材を配
設したこと、により解決される。
【0010】
【作用】本願の第1の発明によるデータ写し込みカメラ
では、データを構成する1ドットを発光波長の異なる複
数の発光素子で形成することにより、カラーフィルムの
3色の感性層の個々の層に、前記発光波長の異なる発光
素子のうち少なくとも一方は露光を与えることができる
ようになり、データ写し込み位置の被写体色に応じて、
発光波長の異なる複数の発光素子のうち少なくとも一方
は視認可能となり、データ写し込み位置にいかなる被写
体色のものがあってもデータが埋没することがなくな
る。
では、データを構成する1ドットを発光波長の異なる複
数の発光素子で形成することにより、カラーフィルムの
3色の感性層の個々の層に、前記発光波長の異なる発光
素子のうち少なくとも一方は露光を与えることができる
ようになり、データ写し込み位置の被写体色に応じて、
発光波長の異なる複数の発光素子のうち少なくとも一方
は視認可能となり、データ写し込み位置にいかなる被写
体色のものがあってもデータが埋没することがなくな
る。
【0011】本願の第2の発明によるデータ写し込みカ
メラでは、データを構成する1ドットを発光波長の異な
る複数の発光素子で多重露光を行うことにより形成し、
カラーフィルムの3色の感性層全てにデータ像を露光す
ることができるようになり、データ写し込み位置にいか
なる被写体色があってもデータが視認可能となる。更
に、発光素子の形状を変えることにより、微小な発光制
御の誤差に対しても重ね合わせが可能となる。
メラでは、データを構成する1ドットを発光波長の異な
る複数の発光素子で多重露光を行うことにより形成し、
カラーフィルムの3色の感性層全てにデータ像を露光す
ることができるようになり、データ写し込み位置にいか
なる被写体色があってもデータが視認可能となる。更
に、発光素子の形状を変えることにより、微小な発光制
御の誤差に対しても重ね合わせが可能となる。
【0012】本願の第3の発明によるデータ写し込みカ
メラでは、データを構成する1ドットを発光波長の異な
る複数の発光素子の光を個々のドット毎に拡散板で混色
することにより形成し、これを写し込むことによりカラ
ーフィルムの3色の感性層全てにデータ像を露光し、デ
ータの埋没を防止できる。
メラでは、データを構成する1ドットを発光波長の異な
る複数の発光素子の光を個々のドット毎に拡散板で混色
することにより形成し、これを写し込むことによりカラ
ーフィルムの3色の感性層全てにデータ像を露光し、デ
ータの埋没を防止できる。
【0013】
【実施例】本願発明を図1乃至図14に基づき、詳細に説
明する。
明する。
【0014】先ず、本願発明の基本構想を図1により説
明する。図1は、カラーフィルムの分光感度分布の1例
である。
明する。図1は、カラーフィルムの分光感度分布の1例
である。
【0015】同図において、Bは青感性層、Gは緑感性
層、Rは赤感性層である。フィルムはこの3色を基本と
しているため、被写体の色は大別してB,G,Rの単色
と、B,Gの混色(C:シアン)、G,Rの混色(Y:
イエロー)、R,Bの混色(M:マゼンタ)の6種とし
てプリントされる。
層、Rは赤感性層である。フィルムはこの3色を基本と
しているため、被写体の色は大別してB,G,Rの単色
と、B,Gの混色(C:シアン)、G,Rの混色(Y:
イエロー)、R,Bの混色(M:マゼンタ)の6種とし
てプリントされる。
【0016】例えばデータ用の発光素子の波長が赤感性
層にのみ感光するものであった場合、データ写し込み位
置の被写体が赤感性層の感じる色、即ちR、若しくは
G,Rの混色(Y:イエロー)、若しくはR,Bの混色
(M:マゼンタ)のとき、データが埋もれて見えなくな
るか、若しくは見え難くなり、大別して6色の内3色に
対して弱い発光波長であるということができる。
層にのみ感光するものであった場合、データ写し込み位
置の被写体が赤感性層の感じる色、即ちR、若しくは
G,Rの混色(Y:イエロー)、若しくはR,Bの混色
(M:マゼンタ)のとき、データが埋もれて見えなくな
るか、若しくは見え難くなり、大別して6色の内3色に
対して弱い発光波長であるということができる。
【0017】この問題解決のため、発光素子の波長を
G,Rの混色であるY:イエローとして、G(緑感性
層)とR(赤感性層)の2つに感光する様に設定したも
のがある。この場合は、データ写し込み位置の被写体色
がG,Rのとき感光する色、即ちイエローのときに埋も
れて見えなくなり、6色中1色に対して弱い発光波長と
いうことになり、従来より改善されるが完全な対策には
なっていない。
G,Rの混色であるY:イエローとして、G(緑感性
層)とR(赤感性層)の2つに感光する様に設定したも
のがある。この場合は、データ写し込み位置の被写体色
がG,Rのとき感光する色、即ちイエローのときに埋も
れて見えなくなり、6色中1色に対して弱い発光波長と
いうことになり、従来より改善されるが完全な対策には
なっていない。
【0018】以上のことから分かることは、B,G,R
のそれぞれに感光する様に発光波長を設定すれば良いこ
とが分かる。しかし、一般に用いられるLEDはその性
質上単波長であり、このままでは全ての感性層に露光を
与えることはできない。
のそれぞれに感光する様に発光波長を設定すれば良いこ
とが分かる。しかし、一般に用いられるLEDはその性
質上単波長であり、このままでは全ての感性層に露光を
与えることはできない。
【0019】図2は、画面サイズの切り換え可能なデー
タ写し込みカメラの内部の模式図である。
タ写し込みカメラの内部の模式図である。
【0020】同図において、パトローネ1からフィルム
Fが引き出され、1駒撮影毎にリール2に巻き取られ
る。画面サイズを24mm×36mmの標準サイズで撮影すると
きは、遮光板3,4が上下に退避しているので、撮影レ
ンズLにより標準サイズの撮影画面Faが撮影される。
また、画面サイズを13mm×36mmのパノラマサイズで撮影
するときは、外部操作により遮光板3,4を2点鎖線で
示すように各々中央に移動させ、撮影画面の短辺を縮め
て横長のパノラマサイズを形成する。
Fが引き出され、1駒撮影毎にリール2に巻き取られ
る。画面サイズを24mm×36mmの標準サイズで撮影すると
きは、遮光板3,4が上下に退避しているので、撮影レ
ンズLにより標準サイズの撮影画面Faが撮影される。
また、画面サイズを13mm×36mmのパノラマサイズで撮影
するときは、外部操作により遮光板3,4を2点鎖線で
示すように各々中央に移動させ、撮影画面の短辺を縮め
て横長のパノラマサイズを形成する。
【0021】次に、データ写し込み装置について説明す
る。本願発明におけるデータ写し込みは、撮影後にフィ
ルムFの1駒分をリール2に巻き取るときのフィルム走
行中に、発光素子を点滅させて数字及びアルファベット
等からなるデータを写し込む方式である。標準サイズで
撮影のときは、データを写し込むための発光素子6がデ
ータ写し込み光学系7の光軸8より下方の位置6hに設
けられ、発光素子6はデータ写し込み光学系7によりフ
ィルムFのデータ写し込み位置9hに結像する。一方、
パノラマサイズで撮影のときは、外部操作による遮光板
3,4の切換と共に、発光素子6は光軸8に対して略対
象の上方位置6pに移動し、同様にデータ写し込み光学
系7によりフィルムFのデータ写し込み位置9pに結像
する。
る。本願発明におけるデータ写し込みは、撮影後にフィ
ルムFの1駒分をリール2に巻き取るときのフィルム走
行中に、発光素子を点滅させて数字及びアルファベット
等からなるデータを写し込む方式である。標準サイズで
撮影のときは、データを写し込むための発光素子6がデ
ータ写し込み光学系7の光軸8より下方の位置6hに設
けられ、発光素子6はデータ写し込み光学系7によりフ
ィルムFのデータ写し込み位置9hに結像する。一方、
パノラマサイズで撮影のときは、外部操作による遮光板
3,4の切換と共に、発光素子6は光軸8に対して略対
象の上方位置6pに移動し、同様にデータ写し込み光学
系7によりフィルムFのデータ写し込み位置9pに結像
する。
【0022】ここで、画面サイズの切換に応じて発光素
子6の結像位置を移動させるのは、データ写し込み位置
9hに固定するとパノラマサイズのとき画面外に写し込
まれてしまうためであり、データ写し込み位置9pに固
定すると標準サイズのとき画面の中央近くに写し込まれ
て見苦しいからである。また、発光素子6及びデータ写
し込み光学系7は、撮影光学系の光束を避けた位置に配
設されることは言うまでもない。
子6の結像位置を移動させるのは、データ写し込み位置
9hに固定するとパノラマサイズのとき画面外に写し込
まれてしまうためであり、データ写し込み位置9pに固
定すると標準サイズのとき画面の中央近くに写し込まれ
て見苦しいからである。また、発光素子6及びデータ写
し込み光学系7は、撮影光学系の光束を避けた位置に配
設されることは言うまでもない。
【0023】なお、データ写し込み制御の方法について
は特開昭60-107631と同様のものでよく、写し込みたい
データをデータ入力手段125で入力し、それをデータ記
憶手段126で記憶しておき、フィルムの移動に対応した
出力をする回転検出器124の出力に応じてLED点灯回
路及び発光制御手段127によりデータ写し込み制御が行
われる。この回転検出器124はフィルム給送を行うモー
タ122、モータ制御手段123及び動力伝達機構121のう
ち、動力伝達機構121内のフィルムの移動と対応する回
転部材の回転角を検出するものである。
は特開昭60-107631と同様のものでよく、写し込みたい
データをデータ入力手段125で入力し、それをデータ記
憶手段126で記憶しておき、フィルムの移動に対応した
出力をする回転検出器124の出力に応じてLED点灯回
路及び発光制御手段127によりデータ写し込み制御が行
われる。この回転検出器124はフィルム給送を行うモー
タ122、モータ制御手段123及び動力伝達機構121のう
ち、動力伝達機構121内のフィルムの移動と対応する回
転部材の回転角を検出するものである。
【0024】図3乃至図7に、第1の実施例乃至第5の
実施例を示す。これらの実施例は、写し込まれるデータ
の文字、記号等の1ドットを構成する各発光部を更に分
割し、発光波長を異ならせることによりB,G,Rの全
ての感光層に写し込まれる様に発光波長を設定し、上述
の問題を解決するものである。
実施例を示す。これらの実施例は、写し込まれるデータ
の文字、記号等の1ドットを構成する各発光部を更に分
割し、発光波長を異ならせることによりB,G,Rの全
ての感光層に写し込まれる様に発光波長を設定し、上述
の問題を解決するものである。
【0025】図3は、本願発明の第1の実施例であり、
図3(A)は発光素子列の図であり、図3(B)は図3
(A)の発光素子で写し込まれたデータの図である。
図3(A)は発光素子列の図であり、図3(B)は図3
(A)の発光素子で写し込まれたデータの図である。
【0026】本実施例は、図15の従来例と異なり、1ド
ットに相当する発光部を左右に2個ずつ分割され、11a
と12a〜11gと12gの如く1対のLEDからなる発光素
子で形成されており、フィルム給送方向と直交する方向
に連設されている。更に、それぞれの対の発光素子が同
時に発光するように、発光素子基板19上で結線されてい
る。なお、Aはアノード、Kはカソードである。また、
11a〜11gの発光素子列と12a〜12gの発光素子列は異
なる発光波長を有する発光素子を用いて配設してある。
例えば、11a〜11gの発光素子列はカラーフィルムの青
感性層と緑感性層の重複する部分、即ち青と緑の両感性
層に感光する発光波長(例えば、500nm前後)の発光素
子を使用し、12a〜12gの発光素子列は緑感性層と赤感
性層の重複する部分、即ち緑と赤の両感性層に感光する
発光波長(例えば、580nm前後)の発光素子を使用す
る。この2列の発光素子はそれぞれ同一波長である必要
があるが、左右逆でもよい。
ットに相当する発光部を左右に2個ずつ分割され、11a
と12a〜11gと12gの如く1対のLEDからなる発光素
子で形成されており、フィルム給送方向と直交する方向
に連設されている。更に、それぞれの対の発光素子が同
時に発光するように、発光素子基板19上で結線されてい
る。なお、Aはアノード、Kはカソードである。また、
11a〜11gの発光素子列と12a〜12gの発光素子列は異
なる発光波長を有する発光素子を用いて配設してある。
例えば、11a〜11gの発光素子列はカラーフィルムの青
感性層と緑感性層の重複する部分、即ち青と緑の両感性
層に感光する発光波長(例えば、500nm前後)の発光素
子を使用し、12a〜12gの発光素子列は緑感性層と赤感
性層の重複する部分、即ち緑と赤の両感性層に感光する
発光波長(例えば、580nm前後)の発光素子を使用す
る。この2列の発光素子はそれぞれ同一波長である必要
があるが、左右逆でもよい。
【0027】また、この2列の発光素子列の発光波長に
ついては前述の様に、フィルムの3つの感性層の各々に
感光させるのが目的であるため、上記の発光波長以外
に、青と緑の両感性層に感光する発光波長と赤感性層の
みに感光する発光波長の組み合わせでもよいし、緑と赤
の両感性層に感光する発光波長と青感性層のみに感光す
る発光波長の組み合わせでもよい。
ついては前述の様に、フィルムの3つの感性層の各々に
感光させるのが目的であるため、上記の発光波長以外
に、青と緑の両感性層に感光する発光波長と赤感性層の
みに感光する発光波長の組み合わせでもよいし、緑と赤
の両感性層に感光する発光波長と青感性層のみに感光す
る発光波長の組み合わせでもよい。
【0028】このようにLEDアレイからなる発光素子
列を用い、フィルム給送中にそれぞれの対の発光素子を
選択的に点滅させ、データの写し込みを行う。データの
写し込みに伴う制御方法は、それぞれの対の発光素子
(例えば、11aと12a)を従来の1個のLEDチップと
同等に扱えるため、公知の制御方法と同じでよいので割
愛する。
列を用い、フィルム給送中にそれぞれの対の発光素子を
選択的に点滅させ、データの写し込みを行う。データの
写し込みに伴う制御方法は、それぞれの対の発光素子
(例えば、11aと12a)を従来の1個のLEDチップと
同等に扱えるため、公知の制御方法と同じでよいので割
愛する。
【0029】図3(B)にこの発光素子で写し込まれた
データの拡大図を示す。同図において、無地で表された
ドットと斜線で表されたドットにより2色のドットを1
ドットとして、文字、記号等が形成される。
データの拡大図を示す。同図において、無地で表された
ドットと斜線で表されたドットにより2色のドットを1
ドットとして、文字、記号等が形成される。
【0030】このように、1ドットを2色の対とする
と、前述の如く、データ写し込み位置にいかなる色の被
写体があっても、データを視認できるようになる。例え
ば、データ写し込み位置に青、緑若しくはシアンの被写
体があると、対の一方は青と緑の感性層のドットは埋も
れて見えなくなるが、対の他方のドットは赤感性層にも
感光しているため、最終的にデータは残り、視認可能と
なる。一方、逆の場合、即ちデータ写し込み位置に赤、
緑若しくはイエローの被写体があると、赤と緑の感性層
に感光する一方のドットは埋もれて見えなくなるが、他
方のドットは青感性層にも感光しているため、上記と同
様に視認可能となり、データ写し込み位置にどのような
色の被写体があっても、データが埋没することがない。
と、前述の如く、データ写し込み位置にいかなる色の被
写体があっても、データを視認できるようになる。例え
ば、データ写し込み位置に青、緑若しくはシアンの被写
体があると、対の一方は青と緑の感性層のドットは埋も
れて見えなくなるが、対の他方のドットは赤感性層にも
感光しているため、最終的にデータは残り、視認可能と
なる。一方、逆の場合、即ちデータ写し込み位置に赤、
緑若しくはイエローの被写体があると、赤と緑の感性層
に感光する一方のドットは埋もれて見えなくなるが、他
方のドットは青感性層にも感光しているため、上記と同
様に視認可能となり、データ写し込み位置にどのような
色の被写体があっても、データが埋没することがない。
【0031】なお、図3(B)において、データ写し込
み位置の被写体色により、無地で表されたドットと斜線
で表されたドットの両方が見える場合と、どちらか一方
のドットのみ見える場合とがあるが、どの場合でもデー
タとして視認可能である。
み位置の被写体色により、無地で表されたドットと斜線
で表されたドットの両方が見える場合と、どちらか一方
のドットのみ見える場合とがあるが、どの場合でもデー
タとして視認可能である。
【0032】図4は、本願発明の第2の実施例であり、
図4(A)は発光素子列の図であり、図4(B)は図4
(A)の発光素子で写し込まれたデータの図である。
図4(A)は発光素子列の図であり、図4(B)は図4
(A)の発光素子で写し込まれたデータの図である。
【0033】第1の実施例が左右に発光部を2分割した
のに対し、本実施例は21aと22a〜21gと22gに示すよ
うに発光部を上下に2分割し、これらの1対の発光素子
を同時に発光するように、発光素子基板29上で結線され
ている。対の発光素子は発光波長を異ならせてあり、発
光素子21a〜21gの発光波長と発光素子22a〜22gの発
光波長を実施例1と同様に設定している。図4(B)の
写し込まれたデータにおいて、2色のドットが上下に分
割されたデータになり、第1の実施例と同等な効果を奏
する。
のに対し、本実施例は21aと22a〜21gと22gに示すよ
うに発光部を上下に2分割し、これらの1対の発光素子
を同時に発光するように、発光素子基板29上で結線され
ている。対の発光素子は発光波長を異ならせてあり、発
光素子21a〜21gの発光波長と発光素子22a〜22gの発
光波長を実施例1と同様に設定している。図4(B)の
写し込まれたデータにおいて、2色のドットが上下に分
割されたデータになり、第1の実施例と同等な効果を奏
する。
【0034】図5は、本願発明の第3の実施例であり、
図5(A)は1部の発光部のみを拡大した発光素子の図
であり、図5(B)は図5(A)の発光素子で写し込ま
れたデータの図である。31a〜31bの発光波長と32a〜
32bの発光波長を実施例1と同様に異ならせて設定して
あり、その他の構成及びその効果は実施例1と同等であ
る。
図5(A)は1部の発光部のみを拡大した発光素子の図
であり、図5(B)は図5(A)の発光素子で写し込ま
れたデータの図である。31a〜31bの発光波長と32a〜
32bの発光波長を実施例1と同様に異ならせて設定して
あり、その他の構成及びその効果は実施例1と同等であ
る。
【0035】図6は、本願発明の第4の実施例であり、
図6(A)は1部の発光部のみを拡大した発光素子の図
であり、図6(B)は図6(A)の発光素子で写し込ま
れたデータの図である。41a〜41bの発光波長と42a〜
42bの発光波長を実施例1と同様に異ならせて設定して
あり、その他の構成及びその効果は実施例1と同等であ
る。
図6(A)は1部の発光部のみを拡大した発光素子の図
であり、図6(B)は図6(A)の発光素子で写し込ま
れたデータの図である。41a〜41bの発光波長と42a〜
42bの発光波長を実施例1と同様に異ならせて設定して
あり、その他の構成及びその効果は実施例1と同等であ
る。
【0036】図7は、本願発明の第5の実施例であり、
図7(A)は1部の発光部のみ拡大した発光素子の図で
あり、図7(B)は図7(A)の発光素子で写し込まれ
たデータの図である。本実施例は、1ドットを3分割し
て51a〜51bの列、52a〜52bの列及び53a〜53bの列
の3列をそれぞれ青感性層、緑感性層及び赤感性層の感
光する帶域の波長のLEDを用いたものであり、その他
の構成及びその効果は実施例1と同等である。
図7(A)は1部の発光部のみ拡大した発光素子の図で
あり、図7(B)は図7(A)の発光素子で写し込まれ
たデータの図である。本実施例は、1ドットを3分割し
て51a〜51bの列、52a〜52bの列及び53a〜53bの列
の3列をそれぞれ青感性層、緑感性層及び赤感性層の感
光する帶域の波長のLEDを用いたものであり、その他
の構成及びその効果は実施例1と同等である。
【0037】図8乃至図12に、第6の実施例乃至第8の
実施例を示す。これらの実施例は、データの1ドットを
異なる波長の発光素子で多重露出することにより、カラ
ーフィルムの全てに感光させ、データ写し込み位置の背
景色によるデータの埋没を防止するものである。
実施例を示す。これらの実施例は、データの1ドットを
異なる波長の発光素子で多重露出することにより、カラ
ーフィルムの全てに感光させ、データ写し込み位置の背
景色によるデータの埋没を防止するものである。
【0038】図8は、第6の実施例に用いる発光素子列
の図であり、図2の発光部材6を発光部側から見た図で
ある。7個のLEDからなる発光素子列61a〜61gと7
個のLEDからなる発光素子列62a〜62gはそれぞれ別
々に発光可能となるように、61a〜61gはカソードK1
とアノードA11〜A17で駆動され、62a〜62gはカソー
ドK2とアノードA21〜A27で駆動される様、発光素子
基板69上で接続されている。更に、発光素子61aと62a
〜発光素子61gと62gは各々対になっており、フィルム
給送方向に平行移動した位置関係を保つように配設され
ている。
の図であり、図2の発光部材6を発光部側から見た図で
ある。7個のLEDからなる発光素子列61a〜61gと7
個のLEDからなる発光素子列62a〜62gはそれぞれ別
々に発光可能となるように、61a〜61gはカソードK1
とアノードA11〜A17で駆動され、62a〜62gはカソー
ドK2とアノードA21〜A27で駆動される様、発光素子
基板69上で接続されている。更に、発光素子61aと62a
〜発光素子61gと62gは各々対になっており、フィルム
給送方向に平行移動した位置関係を保つように配設され
ている。
【0039】ここで、発光素子列61a〜61gと発光素子
列62a〜62gは異なる波長のLEDを使用する。例え
ば、発光素子列61a〜61gはカラーフィルムの青感性層
と緑感性層に重複する部分、即ち青と緑の両感性層に感
光するような発光波長(例えば、500nm前後) のLED
を使用し、発光素子列62a〜62gは緑感性層と赤感性層
に重複する部分、即ち緑と赤の両感性層に感光するよう
な発光波長(例えば、580nm前後) のLEDを使用す
る。
列62a〜62gは異なる波長のLEDを使用する。例え
ば、発光素子列61a〜61gはカラーフィルムの青感性層
と緑感性層に重複する部分、即ち青と緑の両感性層に感
光するような発光波長(例えば、500nm前後) のLED
を使用し、発光素子列62a〜62gは緑感性層と赤感性層
に重複する部分、即ち緑と赤の両感性層に感光するよう
な発光波長(例えば、580nm前後) のLEDを使用す
る。
【0040】また、これらの2列の発光波長について
は、前述のようにフィルムの3つの感性層の各々に感光
させるのが目的であるため、上記の感性層以外に、青と
緑の両感性層に感光する発光波長と赤感性層のみに感光
する発光波長の組み合わせでも良いし、緑と赤の両感性
層に感光する発光波長と青感性層のみに感光する発光波
長の組み合わせでもよい。
は、前述のようにフィルムの3つの感性層の各々に感光
させるのが目的であるため、上記の感性層以外に、青と
緑の両感性層に感光する発光波長と赤感性層のみに感光
する発光波長の組み合わせでも良いし、緑と赤の両感性
層に感光する発光波長と青感性層のみに感光する発光波
長の組み合わせでもよい。
【0041】図9に、第6の実施例を適用したデータ写
し込みカメラの横断面図を示す。
し込みカメラの横断面図を示す。
【0042】Lは撮影レンズ、1はパトローネ、2はリ
ール、7はデータ写し込み光学系である。図8に示した
発光素子列61a〜61gと発光素子列62a〜62gは、基板
69上でDの距離だけ離れており、フィルムF上ではデー
タ写し込み光学系7により縮小されて、dの距離だけ離
れた位置F1及びF2に結像する。即ち、発光素子列61a
〜61gと発光素子列62a〜62gを多重露光するには、フ
ィルムFがF2の位置で発光素子列62a〜62gの中で選
択された発光素子(例えば62b)が発光して写し込みが
行われた後、フィルムFがdだけ移動し、F1の位置に
来たとき発光素子列61a〜61gの中で同じ位置の発光素
子(例えば62a)が発光するように制御すればよい。
ール、7はデータ写し込み光学系である。図8に示した
発光素子列61a〜61gと発光素子列62a〜62gは、基板
69上でDの距離だけ離れており、フィルムF上ではデー
タ写し込み光学系7により縮小されて、dの距離だけ離
れた位置F1及びF2に結像する。即ち、発光素子列61a
〜61gと発光素子列62a〜62gを多重露光するには、フ
ィルムFがF2の位置で発光素子列62a〜62gの中で選
択された発光素子(例えば62b)が発光して写し込みが
行われた後、フィルムFがdだけ移動し、F1の位置に
来たとき発光素子列61a〜61gの中で同じ位置の発光素
子(例えば62a)が発光するように制御すればよい。
【0043】フィルムFの移動量の検出は、フィルムロ
ーラ63によりなされ、図10のフィルム移動量検出機構に
示すように、ローラ63の回転を透過と不透過を繰り返す
パターンを有するフィルム状の回転円盤64若しくはプロ
ペラ状の部材へ伝達し、回転円盤64の回転をフォトイン
タラプタ65で検出する。また、回転円盤64を反射と非反
射を繰り返すパターンに形成し、フォトリフレクタで検
出してもよい。
ーラ63によりなされ、図10のフィルム移動量検出機構に
示すように、ローラ63の回転を透過と不透過を繰り返す
パターンを有するフィルム状の回転円盤64若しくはプロ
ペラ状の部材へ伝達し、回転円盤64の回転をフォトイン
タラプタ65で検出する。また、回転円盤64を反射と非反
射を繰り返すパターンに形成し、フォトリフレクタで検
出してもよい。
【0044】このようにして、図9における写し込みた
いデータをデータ入力手段66で入力し、それをデータ記
憶手段67で記憶しておき、フィルム移動量検出手段60で
時々刻々のフィルム移動を検出しながら、発光制御手段
及びLED点灯回路68により多重露出による写し込みが
可能となる。
いデータをデータ入力手段66で入力し、それをデータ記
憶手段67で記憶しておき、フィルム移動量検出手段60で
時々刻々のフィルム移動を検出しながら、発光制御手段
及びLED点灯回路68により多重露出による写し込みが
可能となる。
【0045】これにより、フィルムに露光されたデータ
像は2列のLED波長の混合色となり、フィルムの主要
な3色(青、緑、赤)の感性層に露光されることにな
り、データ写し込み位置の被写体色に拘わらず、データ
が視認できるようになる。
像は2列のLED波長の混合色となり、フィルムの主要
な3色(青、緑、赤)の感性層に露光されることにな
り、データ写し込み位置の被写体色に拘わらず、データ
が視認できるようになる。
【0046】図11は、本願発明の第7の実施例であり、
図11(A)は発光素子列の図であり、図11(B)は図11
(A)の発光素子で写し込まれたデータの図である。
図11(A)は発光素子列の図であり、図11(B)は図11
(A)の発光素子で写し込まれたデータの図である。
【0047】同図の発光素子列71a〜71gと発光素子列
72a〜72gは、波長が異なるのみならず、大きさも異な
る発光素子を用いている。図11(B)における発光素子
で写し込まれたデータ中、中央の白色部が発光素子列71
a〜71gと発光素子列72a〜72gとで多重露光される部
分で、それぞれの波長の混合色として再現される。一
方、周囲の黒色部は発光素子列71a〜71gのみにより露
光される部分である。
72a〜72gは、波長が異なるのみならず、大きさも異な
る発光素子を用いている。図11(B)における発光素子
で写し込まれたデータ中、中央の白色部が発光素子列71
a〜71gと発光素子列72a〜72gとで多重露光される部
分で、それぞれの波長の混合色として再現される。一
方、周囲の黒色部は発光素子列71a〜71gのみにより露
光される部分である。
【0048】また、発光素子列72a〜72gをやや左上方
へずらし、発光素子列71a〜71gを6角形状のものとし
て多重露光したものが第8の実施例であり、図12に写し
込まれたデータの図を示す。第7の実施例と同様に、白
色部が混合色となり、黒色部が発光素子列71a〜71gの
みで露光される部分となる。
へずらし、発光素子列71a〜71gを6角形状のものとし
て多重露光したものが第8の実施例であり、図12に写し
込まれたデータの図を示す。第7の実施例と同様に、白
色部が混合色となり、黒色部が発光素子列71a〜71gの
みで露光される部分となる。
【0049】更に、発光素子列を3列に形成し、フィル
ム感性層の青、緑及び赤の感性層にのみ、それぞれ感光
する波長を設定して写し込みを行ってもよい。
ム感性層の青、緑及び赤の感性層にのみ、それぞれ感光
する波長を設定して写し込みを行ってもよい。
【0050】図13乃至図14に、第9の実施例乃至第10の
実施例を示す。これらの実施例は、データの1ドットに
相当する複数の発光波長の異なる発光素子の光を拡散板
で混色し、この拡散板を2次光源として写し込むことに
よりカラーフィルムの感性層である3色の全てにデータ
を写し込み、データ写し込み位置の背景色によるデータ
の埋没を防止するものである。
実施例を示す。これらの実施例は、データの1ドットに
相当する複数の発光波長の異なる発光素子の光を拡散板
で混色し、この拡散板を2次光源として写し込むことに
よりカラーフィルムの感性層である3色の全てにデータ
を写し込み、データ写し込み位置の背景色によるデータ
の埋没を防止するものである。
【0051】図13は、本願発明の第9の実施例であり、
図13(A)は発光素子列の図であり、図13(B)はその
縦断面図である。第9の実施例は、第2の実施例と同様
に、81aと82a〜81gと82gに示すように発光部を上下
に2分割し、これを1対として同時に発光するように、
発光素子基板89上で結線されている。対の発光素子は発
光波長を異ならせてあり、81a〜81gの発光波長と82a
〜82gの発光波長を実施例1と同様に設定している。
図13(A)は発光素子列の図であり、図13(B)はその
縦断面図である。第9の実施例は、第2の実施例と同様
に、81aと82a〜81gと82gに示すように発光部を上下
に2分割し、これを1対として同時に発光するように、
発光素子基板89上で結線されている。対の発光素子は発
光波長を異ならせてあり、81a〜81gの発光波長と82a
〜82gの発光波長を実施例1と同様に設定している。
【0052】図13(B)において、83が遮光部材、84が
拡散板である。拡散板84は対の発光素子に対し、1個ず
つ分離されて発光素子の上方に配設される。更に、遮光
部材83は拡散板84を保持すると共に隣接する他の対のL
EDと境界を形成している。この境界は光の回り込みを
防止するためであり、拡散板を利用するとき必要なもの
である。
拡散板である。拡散板84は対の発光素子に対し、1個ず
つ分離されて発光素子の上方に配設される。更に、遮光
部材83は拡散板84を保持すると共に隣接する他の対のL
EDと境界を形成している。この境界は光の回り込みを
防止するためであり、拡散板を利用するとき必要なもの
である。
【0053】このような構成により、それぞれの対の発
光素子が同時発光して異なる波長の光が拡散板中で混色
し、LEDからなる発光素子は混色の発光をしているよ
うに見える。即ち、拡散板84を2次光源と見なし、図2
のデータ写し込み光学系7は拡散板84にピントを合わせ
てフィルムFに露光する様に設定してある。このような
発光素子アレイを用い、本願の第1の発明に示される制
御方法と同様にして、フィルム給送中にそれぞれの対を
選択的に点滅させ、データの写し込みを行う。
光素子が同時発光して異なる波長の光が拡散板中で混色
し、LEDからなる発光素子は混色の発光をしているよ
うに見える。即ち、拡散板84を2次光源と見なし、図2
のデータ写し込み光学系7は拡散板84にピントを合わせ
てフィルムFに露光する様に設定してある。このような
発光素子アレイを用い、本願の第1の発明に示される制
御方法と同様にして、フィルム給送中にそれぞれの対を
選択的に点滅させ、データの写し込みを行う。
【0054】これにより、データ像はフィルムの主要な
3色の感性層の全てに記録され、データ写し込み位置の
被写体色に拘わらず視認可能となる。
3色の感性層の全てに記録され、データ写し込み位置の
被写体色に拘わらず視認可能となる。
【0055】また、拡散板84の形状は、円形、矩形、そ
の他任意の形状を選択でき、発光素子の形状に左右され
ない。拡散板84の材料としては、一般にオパールグラス
が用いられる。
の他任意の形状を選択でき、発光素子の形状に左右され
ない。拡散板84の材料としては、一般にオパールグラス
が用いられる。
【0056】なお、同実施例では上下に対の発光素子を
用いたが、左右に対の発光素子を用いてもよい。
用いたが、左右に対の発光素子を用いてもよい。
【0057】図14は、本願発明の第10の実施例であり、
1部の発光部のみ拡大した発光素子の図である。1ドッ
トに相当する発光部を3分割し、91aと91bの列、92a
と92b及び93aと93bの列をそれぞれ青感性層、緑感性
層及び赤感性層に感光する発光波長の発光素子を用いた
ものであり、第9の実施例と同様に、遮光部材と拡散板
を配設することにより、前述と同様の効果を奏する。
1部の発光部のみ拡大した発光素子の図である。1ドッ
トに相当する発光部を3分割し、91aと91bの列、92a
と92b及び93aと93bの列をそれぞれ青感性層、緑感性
層及び赤感性層に感光する発光波長の発光素子を用いた
ものであり、第9の実施例と同様に、遮光部材と拡散板
を配設することにより、前述と同様の効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】本願発明のデータ写し込みカメラによれ
ば、データ写し込み位置にある被写体の色に拘わらず、
フィルム上に写し込まれるデータを確実に視認でき、特
別な発光制御を必要とせず、写し込み位置の被写体輝度
の測定も不要で、良好な品質のデータが得られる。
ば、データ写し込み位置にある被写体の色に拘わらず、
フィルム上に写し込まれるデータを確実に視認でき、特
別な発光制御を必要とせず、写し込み位置の被写体輝度
の測定も不要で、良好な品質のデータが得られる。
【図1】カラーフィルムの分光感度分布の1例である。
【図2】画面サイズの切り換え可能なデータ写し込みカ
メラの内部の模式図である。
メラの内部の模式図である。
【図3】本願発明の第1の実施例の図である。
【図4】本願発明の第2の実施例の図である。
【図5】本願発明の第3の実施例の図である。
【図6】本願発明の第4の実施例の図である。
【図7】本願発明の第5の実施例の図である。
【図8】本願発明の第6の実施例の発光素子列の図であ
る。
る。
【図9】第6の実施例を適用したデータ写し込みカメラ
の横断面図である。
の横断面図である。
【図10】フィルム移動量検出機構の図である。
【図11】本願発明の第7の実施例の図である。
【図12】第8の実施例で写し込まれたデータの図であ
る。
る。
【図13】本願発明の第9の実施例の図である。
【図14】本願発明の第10の実施例の図である。
【図15】従来の発光素子の図である。
F フィルム 6 発光素子 7 データ写し込み光学系 11a〜11g,12a〜12g,21a〜21g,22a〜22g 発
光素子 31a〜31b,32a〜32b,41a〜41b,42a〜42b 発
光素子 51a〜51b,52a〜52b,53a〜53b,61a〜61g 発
光素子 62a〜62g,71a〜71g,72a〜72g,81a〜81g 発
光素子 82a〜82g,91a〜91b,92a〜92b,93a〜93b 発
光素子 101a〜101g 発光素子 64 回転円盤 65 フォトインタラプタ 84 拡散板
光素子 31a〜31b,32a〜32b,41a〜41b,42a〜42b 発
光素子 51a〜51b,52a〜52b,53a〜53b,61a〜61g 発
光素子 62a〜62g,71a〜71g,72a〜72g,81a〜81g 発
光素子 82a〜82g,91a〜91b,92a〜92b,93a〜93b 発
光素子 101a〜101g 発光素子 64 回転円盤 65 フォトインタラプタ 84 拡散板
Claims (15)
- 【請求項1】 データの1ドットを形成する発光部をフ
ィルム給送方向と直交する方向に複数個連設し、前記発
光部をフィルム給送中に選択的に点滅させることにより
フィルム面上にデータを写し込むデータ写し込みカメラ
において、 前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から形成
されることを特徴とするデータ写し込みカメラ。 - 【請求項2】 発光波長が同一な前記発光素子のみをフ
ィルム給送方向と直交する方向に連設し、互いに発光波
長が異なる発光素子をフィルム給送方向に対応させた発
光素子列を複数列形成したことを特徴とする請求項1に
記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項3】 前記発光部をフィルム給送方向と直交す
る方向に1列に連設し、発光波長が同一な前記発光素子
を所定の間隔で配設したことを特徴とする請求項1に記
載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項4】 前記発光部が、第1の発光素子と、該第
1の発光素子と発光波長が異なり該第1の発光素子に周
設する第2の発光素子とからなることを特徴とする請求
項1に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項5】 前記第2の発光素子が、前記第1の発光
素子に略半周の長さで周設することを特徴とする請求項
4に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項6】 データの1ドットを形成する発光部をフ
ィルム給送方向と直交する方向に複数個連設し、前記発
光部をフィルム給送中に選択的に点滅させることにより
フィルム面上にデータを写し込むデータ写し込みカメラ
において、 前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から形成
され、発光波長が同一な前記発光素子のみをフィルム給
送方向と直交する方向に連設して互いに発光波長が異な
る発光素子をフィルム給送方向に対応させた発光素子列
を複数列形成し、前記対応した発光波長が異なる発光素
子を選択して多重露光を行うことを特徴とするデータ写
し込みカメラ。 - 【請求項7】 前記複数の発光素子列における発光素子
を、列単位で異なる形状、大きさ若しくは位置としたこ
とを特徴とする請求項6に記載のデータ写し込みカメ
ラ。 - 【請求項8】 給送するフィルムの移動量を検出するフ
ィルム移動量検出手段と、該フィルム移動量検出手段の
出力により前記発光素子列毎に前記発光素子の発光を制
御する発光制御手段とを備えたことを特徴とする請求項
6又は請求項7に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項9】 前記フィルム移動量検出手段が、フィル
ム給送に伴って回転するパターン円盤と、該パターン円
盤の回転角を検出するフォトインタラプタ若しくはフォ
トリフレクタを備えたことを特徴とする請求項8に記載
のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項10】 データの1ドットを形成する発光部を
フィルム給送方向と直交する方向に複数個連設し、前記
発光部をフィルム給送中に選択的に点滅させることによ
りフィルム面上にデータを写し込むデータ写し込みカメ
ラにおいて、 前記発光部が発光波長の異なる複数の発光素子から形成
され、個々の前記発光部の発光面側に拡散部材を配設し
たことを特徴とするデータ写し込みカメラ。 - 【請求項11】 前記発光部と隣接する前記発光部との
間に遮光部材を配設したことを特徴とする請求項10に記
載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項12】 前記発光波長が異なる複数の発光素子
が、カラーフィルムの分光感度分布における、青感性層
と緑感性層の両層に感光する帯域の波長、及び緑感性層
と赤感性層の両層に感光する帯域の波長であることを特
徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のデータ写し
込みカメラ。 - 【請求項13】 前記発光波長が異なる複数の発光素子
が、カラーフィルムの分光感度分布における、青感性層
と緑感性層の両層に感光する帯域の波長、及び赤感性層
のみに感光する帯域の波長であることを特徴とする請求
項1〜12の何れか1項に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項14】 前記発光波長が異なる複数の発光素子
が、カラーフィルムの分光感度分布における、緑感性層
と赤感性層の両層に感光する帯域の波長、及び青感性層
のみに感光する帯域の波長であることを特徴とする請求
項1〜12の何れか1項に記載のデータ写し込みカメラ。 - 【請求項15】 前記発光波長が異なる複数の発光素子
が、カラーフィルムの分光感度分布における、青感性
層、緑感性層及び赤感性層のそれぞれにのみ感光する帯
域の波長であることを特徴とする請求項1〜12の何れか
1項に記載のデータ写し込みカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122640A JPH07333714A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | データ写し込みカメラ |
US08/455,132 US5655165A (en) | 1994-06-03 | 1995-05-31 | Photographic data recording camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6122640A JPH07333714A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | データ写し込みカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333714A true JPH07333714A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14840977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6122640A Pending JPH07333714A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | データ写し込みカメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5655165A (ja) |
JP (1) | JPH07333714A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100672635B1 (ko) * | 2001-12-29 | 2007-01-23 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치의 구동방법 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58219543A (ja) * | 1982-06-15 | 1983-12-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | サイドプリント方法及び装置 |
JPS60107631A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-13 | Canon Inc | デ−タ写し込みカメラ |
JPS60107632A (ja) * | 1983-11-16 | 1985-06-13 | Canon Inc | デ−タ写し込みカメラ |
US5128711A (en) * | 1989-04-28 | 1992-07-07 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Apparatus for recording position information of principal image and method of detecting principal image |
JPH03256033A (ja) * | 1990-03-07 | 1991-11-14 | Ricoh Co Ltd | カメラのデータ写し込み装置 |
US5389989A (en) * | 1993-10-29 | 1995-02-14 | Eastman Kodak Company | Camera for recording digital and pictorial images on photographic film |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6122640A patent/JPH07333714A/ja active Pending
-
1995
- 1995-05-31 US US08/455,132 patent/US5655165A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5655165A (en) | 1997-08-05 |
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