JPH07332558A - 管体の接続部構造 - Google Patents
管体の接続部構造Info
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- JPH07332558A JPH07332558A JP6129201A JP12920194A JPH07332558A JP H07332558 A JPH07332558 A JP H07332558A JP 6129201 A JP6129201 A JP 6129201A JP 12920194 A JP12920194 A JP 12920194A JP H07332558 A JPH07332558 A JP H07332558A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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-
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-
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Joints Allowing Movement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成が簡単で、ガスケットを用いることなく
水密性ないしは気密性を確実に保持すること。 【構成】 中心部に内側管体1の内径dと略同径の貫通
孔2aが形成され且つ外周面2bが円弧状に形成された
金属製リング状芯体2が、上記芯体2の円弧状外周面2
bに沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体1の端
部の拡径部1a内に設けられ、外側管体3の端部に上記
拡径部1aの円弧状外周面6に沿うように円弧状に拡径
形成された嵌合部3aが上記拡径部1aに摺動可能に外
嵌され、前記内側管体1が芯体2及び外側管体3よりも
軟質の材料で形成され、締結具4で上記嵌合部3aを上
記拡径部1aに向けて押圧して上記嵌合部3aと拡径部
1aとの間が密閉されている。
水密性ないしは気密性を確実に保持すること。 【構成】 中心部に内側管体1の内径dと略同径の貫通
孔2aが形成され且つ外周面2bが円弧状に形成された
金属製リング状芯体2が、上記芯体2の円弧状外周面2
bに沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体1の端
部の拡径部1a内に設けられ、外側管体3の端部に上記
拡径部1aの円弧状外周面6に沿うように円弧状に拡径
形成された嵌合部3aが上記拡径部1aに摺動可能に外
嵌され、前記内側管体1が芯体2及び外側管体3よりも
軟質の材料で形成され、締結具4で上記嵌合部3aを上
記拡径部1aに向けて押圧して上記嵌合部3aと拡径部
1aとの間が密閉されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消火用配管や、衛生配
管、地下埋設配管などの管体の端部どうしを接続すると
きに、互いに摺動できて管体の端部どうしを密閉状態に
接続することができる管体の接続部構造に関する。
管、地下埋設配管などの管体の端部どうしを接続すると
きに、互いに摺動できて管体の端部どうしを密閉状態に
接続することができる管体の接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管体の接続部構造の一例として
球体継手構造がある。これは、外側管体の端部にケーシ
ングが一体形成され、内側管体の端部に一体形成した球
体部が前記ケーシング内にガスケットを介して挿入さ
れ、ケーシングの開口端に上記球体部がケーシング内か
ら抜け出るのを阻止するためのストッパー板がボルト止
めされたものであって、両管体が球体部を中心に揺動可
能に構成されている。
球体継手構造がある。これは、外側管体の端部にケーシ
ングが一体形成され、内側管体の端部に一体形成した球
体部が前記ケーシング内にガスケットを介して挿入さ
れ、ケーシングの開口端に上記球体部がケーシング内か
ら抜け出るのを阻止するためのストッパー板がボルト止
めされたものであって、両管体が球体部を中心に揺動可
能に構成されている。
【0003】上記構成によれば、ガスケットを用いてい
るため、水密性ないしは気密性を確実に保持できるとい
う利点があるが、部品点数が多く、製作費が高くつくと
共に、ガスケットが経年変化で劣化しやすいという欠点
があるため、保守点検を頻繁にする必要がある。
るため、水密性ないしは気密性を確実に保持できるとい
う利点があるが、部品点数が多く、製作費が高くつくと
共に、ガスケットが経年変化で劣化しやすいという欠点
があるため、保守点検を頻繁にする必要がある。
【0004】上記欠点を解消するものとして、従来、特
公昭59−296号公報に記載の技術がある。これは、
外側管体を第1金型内に挿入した後、該第1金型内に高
圧液を導入して、この外側管体の端部を金型に沿って膨
出させて球形状拡径部を形成し、続いて、第2金型内に
上記外側管体を挿入すると共に、内側管体の端部を上記
外側管体の拡径部に挿入した後、該第2金型内に高圧液
を導入して、内側管体の端部を上記拡径部の球形内周面
に沿って膨出させて球形状内嵌部を形成したものであっ
て、両管体が拡径部及び内嵌部を中心に揺動可能に構成
されている。
公昭59−296号公報に記載の技術がある。これは、
外側管体を第1金型内に挿入した後、該第1金型内に高
圧液を導入して、この外側管体の端部を金型に沿って膨
出させて球形状拡径部を形成し、続いて、第2金型内に
上記外側管体を挿入すると共に、内側管体の端部を上記
外側管体の拡径部に挿入した後、該第2金型内に高圧液
を導入して、内側管体の端部を上記拡径部の球形内周面
に沿って膨出させて球形状内嵌部を形成したものであっ
て、両管体が拡径部及び内嵌部を中心に揺動可能に構成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
ガスケットを用いておらず、構成は簡素であるが、拡径
部及び内嵌部を形成するためには、水密構造の第1、第
2の金型及び高圧液導入装置を必要としているから、設
備費、ひいては製作費が高くつき、しかも、拡径部と内
嵌部との面接触により水密性ないしは気密性を保持する
ものであるため、両管体内の流体圧が高くなったとき
に、拡径部と内嵌部との間から流体漏れが生じる虞れが
あるという欠点がある。
ガスケットを用いておらず、構成は簡素であるが、拡径
部及び内嵌部を形成するためには、水密構造の第1、第
2の金型及び高圧液導入装置を必要としているから、設
備費、ひいては製作費が高くつき、しかも、拡径部と内
嵌部との面接触により水密性ないしは気密性を保持する
ものであるため、両管体内の流体圧が高くなったとき
に、拡径部と内嵌部との間から流体漏れが生じる虞れが
あるという欠点がある。
【0006】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、構成が
簡単で、ガスケットを用いることなく水密性ないしは気
密性を確実に保持することができるようにした管体の接
続部構造を提供することを目的としている。
簡単で、ガスケットを用いることなく水密性ないしは気
密性を確実に保持することができるようにした管体の接
続部構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、中心部に内側管体の内径と
略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状に形成さ
れた金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状外周面に
沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の端部の拡
径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径部の円弧
状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された嵌合部が
上記拡径部に摺動可能に外嵌され、前記内側管体が芯体
及び外側管体よりも軟質の材料で形成され、締結具で上
記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡
径部との間が密閉されていることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、中心部に内側管体の内径と
略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状に形成さ
れた金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状外周面に
沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の端部の拡
径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径部の円弧
状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された嵌合部が
上記拡径部に摺動可能に外嵌され、前記内側管体が芯体
及び外側管体よりも軟質の材料で形成され、締結具で上
記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡
径部との間が密閉されていることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、中心部に内側管体
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状
に形成された金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状
外周面に沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の
端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径
部の円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された
嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、上記嵌合部
と拡径部との当接面のいずれか一方またはその両方に、
両管体よりも軟質の材料からなるシール層が形成され、
締結具で上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して上記
嵌合部と拡径部との間が密閉されていることを特徴とし
ている。
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状
に形成された金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状
外周面に沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の
端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径
部の円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された
嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、上記嵌合部
と拡径部との当接面のいずれか一方またはその両方に、
両管体よりも軟質の材料からなるシール層が形成され、
締結具で上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して上記
嵌合部と拡径部との間が密閉されていることを特徴とし
ている。
【0009】請求項3記載の発明は、中心部に内側管体
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面に傾斜角
度が少しずつ異なる複数のテーパー面を連続して形成す
ることによりその外周面が全体として円弧状に形成され
た金属製リング状芯体が、上記芯体の外周面に沿うよう
に形成された内側管体の端部の拡径部内に設けられ、外
側管体の端部に上記拡径部の外周面に沿うように円弧状
に拡径形成された嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌
され、締結具で上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧し
て上記嵌合部と拡径部との間が密閉されていることを特
徴としている。
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面に傾斜角
度が少しずつ異なる複数のテーパー面を連続して形成す
ることによりその外周面が全体として円弧状に形成され
た金属製リング状芯体が、上記芯体の外周面に沿うよう
に形成された内側管体の端部の拡径部内に設けられ、外
側管体の端部に上記拡径部の外周面に沿うように円弧状
に拡径形成された嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌
され、締結具で上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧し
て上記嵌合部と拡径部との間が密閉されていることを特
徴としている。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の発明において、前記締結具が、嵌合部ま
たは拡径部のうち、その一方に係合する袋ナットと、そ
の他方に係合する雄ねじ部材とからなり、その袋ナット
と雄ねじ部材とを互いにねじ嵌合締結させることによ
り、上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して、上記嵌
合部と拡径部との間が密閉されていることを特徴として
いる。
ずれかに記載の発明において、前記締結具が、嵌合部ま
たは拡径部のうち、その一方に係合する袋ナットと、そ
の他方に係合する雄ねじ部材とからなり、その袋ナット
と雄ねじ部材とを互いにねじ嵌合締結させることによ
り、上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して、上記嵌
合部と拡径部との間が密閉されていることを特徴として
いる。
【0011】請求項5記載の発明は、中心部に内側管体
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状
に形成された金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状
外周面に沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の
端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径
部の円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された
嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、前記内側管
体が芯体及び外側管体よりも剛性の低い部材で構成さ
れ、締結具で上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して
上記嵌合部と拡径部との間が密閉されていることを特徴
としている。
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状
に形成された金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状
外周面に沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の
端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径
部の円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された
嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、前記内側管
体が芯体及び外側管体よりも剛性の低い部材で構成さ
れ、締結具で上記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して
上記嵌合部と拡径部との間が密閉されていることを特徴
としている。
【0012】請求項6記載の発明は、中心部に内側管体
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状
に形成された金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状
外周面に沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の
端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径
部の円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された
嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、締結具で上
記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡
径部との間が密閉されていることを特徴としている。
の内径と略同径の貫通孔が形成され且つ外周面が円弧状
に形成された金属製リング状芯体が、上記芯体の円弧状
外周面に沿うように円弧状に弯曲形成された内側管体の
端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡径
部の円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径形成された
嵌合部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、締結具で上
記嵌合部を上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡
径部との間が密閉されていることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明において、継手を形成する
場合には、内側管体を拡径に形成した端部内にリング状
芯体を挿入した後、その内側管体の端部を芯体の円弧状
外周面に沿って円弧状に縮径弯曲させて拡径部を形成
し、また、該拡径部に沿うように外側管体の端部を拡径
して嵌合部を形成し、上記拡径部に上記嵌合部を嵌合さ
せた後、締結具で嵌合部を拡径部に押圧するだけよい。
場合には、内側管体を拡径に形成した端部内にリング状
芯体を挿入した後、その内側管体の端部を芯体の円弧状
外周面に沿って円弧状に縮径弯曲させて拡径部を形成
し、また、該拡径部に沿うように外側管体の端部を拡径
して嵌合部を形成し、上記拡径部に上記嵌合部を嵌合さ
せた後、締結具で嵌合部を拡径部に押圧するだけよい。
【0014】この場合、リング状芯体を金型替わりに利
用して、内側管体の端部に拡径部を形成することがで
き、構成が簡単で、簡易な設備で容易に製作することが
でき、製作費が安くつくと共に、現場で継手を簡単に組
み立てることができる。また、芯体によって拡径部が剛
体構造になっているため、耐衝撃性の点でも優れてい
る。更に、内側管体が芯体及び外側管体よりも軟質の材
料で形成されているから、拡径部と嵌合部との密着性を
良好に保持でき、しかも、芯体と締結具とで嵌合部及び
拡径部を挟持しているから、ガスケットを用いることな
く、水密性ないしは気密性を確実に確保することがで
き、両管体内の流体圧が高くなったときでも、流体漏れ
の虞れがない。
用して、内側管体の端部に拡径部を形成することがで
き、構成が簡単で、簡易な設備で容易に製作することが
でき、製作費が安くつくと共に、現場で継手を簡単に組
み立てることができる。また、芯体によって拡径部が剛
体構造になっているため、耐衝撃性の点でも優れてい
る。更に、内側管体が芯体及び外側管体よりも軟質の材
料で形成されているから、拡径部と嵌合部との密着性を
良好に保持でき、しかも、芯体と締結具とで嵌合部及び
拡径部を挟持しているから、ガスケットを用いることな
く、水密性ないしは気密性を確実に確保することがで
き、両管体内の流体圧が高くなったときでも、流体漏れ
の虞れがない。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、拡径
部と嵌合部との当接面のいずれか一方またはその両方
に、両管体よりも軟質の材料からなるシール層が形成さ
れているから、水密性ないしは気密性を一層確実に確保
することができる。
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、拡径
部と嵌合部との当接面のいずれか一方またはその両方
に、両管体よりも軟質の材料からなるシール層が形成さ
れているから、水密性ないしは気密性を一層確実に確保
することができる。
【0016】請求項3記載の発明によれば、拡径部の外
周面に形成された複数のテーパー面の境界に生じた環状
稜線が嵌合部の内周面に局部的に圧接されることによ
り、接触部面圧を高めて水密性ないしは気密性を高度に
維持することができる。
周面に形成された複数のテーパー面の境界に生じた環状
稜線が嵌合部の内周面に局部的に圧接されることによ
り、接触部面圧を高めて水密性ないしは気密性を高度に
維持することができる。
【0017】請求項4記載の発明によれば、袋ナットと
雄ねじ部材とを互いにねじ嵌合締結させるだけで、嵌合
部を拡径部に強固に押圧して、水密性ないしは気密性を
確実に確保することができ、特に、嵌合部の外周面を押
圧する袋ナットまたは雄ねじ部材の押圧面は、この押圧
面で水密性ないしは気密性を確保しているわけではない
から、精密加工をする必要がなく、締結具に要する製作
コストを大幅に低減させることができる。
雄ねじ部材とを互いにねじ嵌合締結させるだけで、嵌合
部を拡径部に強固に押圧して、水密性ないしは気密性を
確実に確保することができ、特に、嵌合部の外周面を押
圧する袋ナットまたは雄ねじ部材の押圧面は、この押圧
面で水密性ないしは気密性を確保しているわけではない
から、精密加工をする必要がなく、締結具に要する製作
コストを大幅に低減させることができる。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、内側
管体が芯体及び外側管体よりも剛性の低い部材で構成さ
れているから、締結具で嵌合部を拡径部に向けて押圧す
ることにより、その拡径部が変形して嵌合部に密着し、
その両者間の水密性ないしは気密性を確実に確保するこ
とができる。
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、内側
管体が芯体及び外側管体よりも剛性の低い部材で構成さ
れているから、締結具で嵌合部を拡径部に向けて押圧す
ることにより、その拡径部が変形して嵌合部に密着し、
その両者間の水密性ないしは気密性を確実に確保するこ
とができる。
【0019】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、締結
具で嵌合部を拡径部に向けて押圧することにより、その
嵌合部及び拡径部が変形して互いに密着し、その両者間
の水密性を確実に確保することができる。
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、締結
具で嵌合部を拡径部に向けて押圧することにより、その
嵌合部及び拡径部が変形して互いに密着し、その両者間
の水密性を確実に確保することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は、本発明の第1の実施例である管体
の接続部構造を示すものであって、内側管体1の端部に
リング状芯体2に嵌合する拡径部1aが形成されると共
に、外側管体3の端部に拡径部1aに嵌合する嵌合部3
aが形成され、その嵌合部3aを拡径部1aに向けて押
圧する締結具4が設けられている。
する。図1〜図3は、本発明の第1の実施例である管体
の接続部構造を示すものであって、内側管体1の端部に
リング状芯体2に嵌合する拡径部1aが形成されると共
に、外側管体3の端部に拡径部1aに嵌合する嵌合部3
aが形成され、その嵌合部3aを拡径部1aに向けて押
圧する締結具4が設けられている。
【0021】芯体2は、ステンレス材や鋼材などからな
り、その中心部に内側管体1の内径dと略同径の貫通孔
2aが形成されると共に、その外周面2bが円弧状に形
成され、且つ、その一方端部に軸心方向に対して直交す
る方向に沿う端面2cが形成され、その他方端部に先す
ぼまり部2dが形成されている。
り、その中心部に内側管体1の内径dと略同径の貫通孔
2aが形成されると共に、その外周面2bが円弧状に形
成され、且つ、その一方端部に軸心方向に対して直交す
る方向に沿う端面2cが形成され、その他方端部に先す
ぼまり部2dが形成されている。
【0022】この場合、芯体2は、内側管体1とは別個
に大量生産できるから、その製作費を安くできる。
に大量生産できるから、その製作費を安くできる。
【0023】内側管体1は、芯体2や外側管体3よりも
軟質の金属材料(例えば銅材など)からなり、その端部
がその中に挿入された芯体2の円弧状外周面2bに沿っ
て円弧状に弯曲されると共に、その芯体2の端面2cに
沿って折曲されて段部5が形成されており、これによっ
て、内側管体1の端部に拡径部1aが形成されている。
軟質の金属材料(例えば銅材など)からなり、その端部
がその中に挿入された芯体2の円弧状外周面2bに沿っ
て円弧状に弯曲されると共に、その芯体2の端面2cに
沿って折曲されて段部5が形成されており、これによっ
て、内側管体1の端部に拡径部1aが形成されている。
【0024】この場合、内側管体1が芯体2よりも軟質
の金属材料で形成されているため、拡径部1a内に芯体
2を容易に包含させることができる。
の金属材料で形成されているため、拡径部1a内に芯体
2を容易に包含させることができる。
【0025】外側管体3は、ステンレス材や鋼材などか
らなり、その端部を拡径部1aの円弧状外周面6に沿う
ように円弧状に拡径形成することにより、拡径部1aに
摺動可能に外嵌する嵌合部3aが形成されている。
らなり、その端部を拡径部1aの円弧状外周面6に沿う
ように円弧状に拡径形成することにより、拡径部1aに
摺動可能に外嵌する嵌合部3aが形成されている。
【0026】この場合、内側管体1が外側管体3よりも
軟質の材料で形成されているから、拡径部1aと嵌合部
3aとの密着性を良好に保持できる。
軟質の材料で形成されているから、拡径部1aと嵌合部
3aとの密着性を良好に保持できる。
【0027】締結具4は、袋ナット4aとリング状の雄
ねじ部材4bとからなり、その袋ナット4aは、外側管
体3に外嵌すると共に、その一端内鍔部7の円弧状押圧
面7aが嵌合部3aの円弧状外周面8に係合し、雄ねじ
部材4bは、内側管体1に外嵌すると共に、その内周縁
部が拡径部1aの段部5に係合している。なお、図1
中、11は雄ねじ部材4bを回転させるための工具挿入
孔である。
ねじ部材4bとからなり、その袋ナット4aは、外側管
体3に外嵌すると共に、その一端内鍔部7の円弧状押圧
面7aが嵌合部3aの円弧状外周面8に係合し、雄ねじ
部材4bは、内側管体1に外嵌すると共に、その内周縁
部が拡径部1aの段部5に係合している。なお、図1
中、11は雄ねじ部材4bを回転させるための工具挿入
孔である。
【0028】上記構成において、袋ナット4aの雌ねじ
部9に雄ねじ部材4bの雄ねじ部10を螺合締結させる
ことにより、嵌合部3aを拡径部1aに向けて押圧し
て、嵌合部3aと拡径部1aとの間を密閉することがで
き、この場合、芯体2と締結具4とで拡径部1a及び嵌
合部3aを挟持締め付けしているから、ガスケットを用
いることなく、その水密性ないしは気密性を確実に確保
することができ、両管体1,3内の流体圧が高くなった
ときでも、流体漏れの虞れがない。また、袋ナット4a
の押圧面7aは、この押圧面7aで水密性ないしは気密
性を確保しているわけではないから、精密加工をする必
要がなく、締結具4を製作するのに要するコストを大幅
に低減させることができる。
部9に雄ねじ部材4bの雄ねじ部10を螺合締結させる
ことにより、嵌合部3aを拡径部1aに向けて押圧し
て、嵌合部3aと拡径部1aとの間を密閉することがで
き、この場合、芯体2と締結具4とで拡径部1a及び嵌
合部3aを挟持締め付けしているから、ガスケットを用
いることなく、その水密性ないしは気密性を確実に確保
することができ、両管体1,3内の流体圧が高くなった
ときでも、流体漏れの虞れがない。また、袋ナット4a
の押圧面7aは、この押圧面7aで水密性ないしは気密
性を確保しているわけではないから、精密加工をする必
要がなく、締結具4を製作するのに要するコストを大幅
に低減させることができる。
【0029】上記構成に基づいて継手を形成する場合の
要領を説明すると、内側管体1の拡径状(拡管状)に形
成した端部内にリング状芯体2を挿入した後、その内側
管体1の端部を芯体2の円弧状外周面2bに沿って円弧
状に弯曲させて、拡径部1aを形成し、また、外側管体
3の端部を大径状に形成すると共に、金型を用いて前記
拡径部1aの円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径し
て嵌合部3aを形成し、上記拡径部1aに嵌合部3aを
外嵌させ、次に、締結具4の袋ナット4aを外側管体3
に外嵌させると共に、雄ねじ部材4bを内側管体1に外
嵌させ、袋ナット4aの雌ねじ部9に雄ねじ部材4bの
雄ねじ部10を螺合締結させるだけでよい。
要領を説明すると、内側管体1の拡径状(拡管状)に形
成した端部内にリング状芯体2を挿入した後、その内側
管体1の端部を芯体2の円弧状外周面2bに沿って円弧
状に弯曲させて、拡径部1aを形成し、また、外側管体
3の端部を大径状に形成すると共に、金型を用いて前記
拡径部1aの円弧状外周面に沿うように円弧状に拡径し
て嵌合部3aを形成し、上記拡径部1aに嵌合部3aを
外嵌させ、次に、締結具4の袋ナット4aを外側管体3
に外嵌させると共に、雄ねじ部材4bを内側管体1に外
嵌させ、袋ナット4aの雌ねじ部9に雄ねじ部材4bの
雄ねじ部10を螺合締結させるだけでよい。
【0030】この場合、リング状芯体2を金型替わりに
利用して、内側管体1の端部に拡径部1aを形成するこ
とができるから、汎用されている設備で容易に製作する
ことができ、製作費が安くつく。また、芯体2によって
拡径部が剛体構造になっているため、耐衝撃性の点でも
優れている。更に、芯体2の貫通孔2aが両管体1、3
の内径dと略同径に形成されているので、両管体1,3
内を流通する流体が乱流するのを防ぐことができる。
利用して、内側管体1の端部に拡径部1aを形成するこ
とができるから、汎用されている設備で容易に製作する
ことができ、製作費が安くつく。また、芯体2によって
拡径部が剛体構造になっているため、耐衝撃性の点でも
優れている。更に、芯体2の貫通孔2aが両管体1、3
の内径dと略同径に形成されているので、両管体1,3
内を流通する流体が乱流するのを防ぐことができる。
【0031】上記実施例では、内側管体1を芯体2及び
外側管体3よりも軟質の材料で形成することにより、拡
径部1aと嵌合部3aとの密着性を良好に保持できるよ
うにしたが、これに代えて、内側管体1が芯体2及び外
側管体3と同一の鋼材またはステンレス材等により形成
されている場合には、図4に示すように、拡径部1aと
嵌合部3aとの当接面のいずれか一方(この実施例では
拡径部1a側)またはその両方に、両管体1,3よりも
軟質の材料(例えば銅材や軟質の合成樹脂材など)をコ
ーテイングまたはライニングしたシール層12を形成し
たり、あるいは、内側管体1が芯体2及び外側管体3よ
りも軟質の材料で形成されている場合には、拡径部1a
と嵌合部3aとの当接面のいずれか一方(この実施例で
は拡径部1a側)またはその両方に、両管体1よりも軟
質の材料(例えば軟質の合成樹脂材など)をコーテイン
グまたはライニングしたシール層12を形成したりして
もよい(第2の実施例)。
外側管体3よりも軟質の材料で形成することにより、拡
径部1aと嵌合部3aとの密着性を良好に保持できるよ
うにしたが、これに代えて、内側管体1が芯体2及び外
側管体3と同一の鋼材またはステンレス材等により形成
されている場合には、図4に示すように、拡径部1aと
嵌合部3aとの当接面のいずれか一方(この実施例では
拡径部1a側)またはその両方に、両管体1,3よりも
軟質の材料(例えば銅材や軟質の合成樹脂材など)をコ
ーテイングまたはライニングしたシール層12を形成し
たり、あるいは、内側管体1が芯体2及び外側管体3よ
りも軟質の材料で形成されている場合には、拡径部1a
と嵌合部3aとの当接面のいずれか一方(この実施例で
は拡径部1a側)またはその両方に、両管体1よりも軟
質の材料(例えば軟質の合成樹脂材など)をコーテイン
グまたはライニングしたシール層12を形成したりして
もよい(第2の実施例)。
【0032】この構成によれば、水密性ないしは気密性
を一層確実に確保することができると共に、両管体1,
3及び芯体2を同一材料で形成することもできるから、
その材料費を安くすることができる。
を一層確実に確保することができると共に、両管体1,
3及び芯体2を同一材料で形成することもできるから、
その材料費を安くすることができる。
【0033】上記両実施例では、拡径部1aと嵌合部3
aとを面接触させるようにしたが、図5(a)に示すよ
うに、芯体2の外周面2bに傾斜角度が少しずつ異なる
複数のテーパー面13を連続して形成することによりそ
の外周面2bを全体として円弧状に形成し、それによっ
て、拡径部1aの外周面6にも、同様の傾斜角度が少し
ずつ異なる複数のテーパー面14を形成し、図5(b)
に示すように、そのテーパー面14の境界に生じた環状
稜線15を嵌合部3aの内周面に局部的に圧接させても
よい(第3の実施例)。
aとを面接触させるようにしたが、図5(a)に示すよ
うに、芯体2の外周面2bに傾斜角度が少しずつ異なる
複数のテーパー面13を連続して形成することによりそ
の外周面2bを全体として円弧状に形成し、それによっ
て、拡径部1aの外周面6にも、同様の傾斜角度が少し
ずつ異なる複数のテーパー面14を形成し、図5(b)
に示すように、そのテーパー面14の境界に生じた環状
稜線15を嵌合部3aの内周面に局部的に圧接させても
よい(第3の実施例)。
【0034】この構成によれば、拡径部1aの外周面6
に形成された複数のテーパー面14の境界に生じた環状
稜線15が嵌合部3aの内周面に局部的に圧接されるこ
とにより、接触部面圧を高めて水密性ないしは気密性を
高度に維持することができる。なお、第1の実施例と同
様に、内側管体1を芯体2や外側管体3よりも軟質の金
属材料で形成したり、図示していないが、第2の実施例
と同様に、拡径部1aと嵌合部3aとの当接面のいずれ
か一方またはその両方に、両管体1,3よりも軟質の材
料からなるシール層12を形成した場合には、水密性な
いしは気密性を一層高度に維持できる。
に形成された複数のテーパー面14の境界に生じた環状
稜線15が嵌合部3aの内周面に局部的に圧接されるこ
とにより、接触部面圧を高めて水密性ないしは気密性を
高度に維持することができる。なお、第1の実施例と同
様に、内側管体1を芯体2や外側管体3よりも軟質の金
属材料で形成したり、図示していないが、第2の実施例
と同様に、拡径部1aと嵌合部3aとの当接面のいずれ
か一方またはその両方に、両管体1,3よりも軟質の材
料からなるシール層12を形成した場合には、水密性な
いしは気密性を一層高度に維持できる。
【0035】図6は、本発明の第4の実施例を示すもの
であって、内側管体1及び外側管体3はステンレス材や
鋼材などの同一材料からなっているが、内側管体1の肉
厚t1を外側管体3の肉厚t2よりも薄く(または、内
側管体1の肉厚t1よりも外側管体3の肉厚t2を厚
く)することにより、その内側管体1が芯体2及び外側
管体3よりも剛性の低い部材で構成されている。また、
締結具4は、外側管体3に外嵌すると共に、その中央部
に貫設した貫通孔20の円弧状内周面20aが嵌合部3
aの円弧状外周面8に係合する外側係合部材21と、内
側管体1に外嵌すると共に、その中央部に貫設した貫通
孔22の内周縁部が拡径部1aの段部5に係合する内側
係合部材23と、内外両係合部材21,23どうしを互
いに締結する複数のボルト・ナット24とから構成され
ている。上記以外の構成は前記第1の実施例とほぼ同じ
であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省
略する。
であって、内側管体1及び外側管体3はステンレス材や
鋼材などの同一材料からなっているが、内側管体1の肉
厚t1を外側管体3の肉厚t2よりも薄く(または、内
側管体1の肉厚t1よりも外側管体3の肉厚t2を厚
く)することにより、その内側管体1が芯体2及び外側
管体3よりも剛性の低い部材で構成されている。また、
締結具4は、外側管体3に外嵌すると共に、その中央部
に貫設した貫通孔20の円弧状内周面20aが嵌合部3
aの円弧状外周面8に係合する外側係合部材21と、内
側管体1に外嵌すると共に、その中央部に貫設した貫通
孔22の内周縁部が拡径部1aの段部5に係合する内側
係合部材23と、内外両係合部材21,23どうしを互
いに締結する複数のボルト・ナット24とから構成され
ている。上記以外の構成は前記第1の実施例とほぼ同じ
であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省
略する。
【0036】上記構成によれば、内側管体1が芯体2及
び外側管体3よりも剛性の低い部材で構成されているた
め、締結具4で嵌合部3aを拡径部1aに向けて押圧す
ることにより、その拡径部1aが変形して嵌合部3aに
密着し、その両者間1a,3aの水密性ないしは気密性
を確実に確保することができる。
び外側管体3よりも剛性の低い部材で構成されているた
め、締結具4で嵌合部3aを拡径部1aに向けて押圧す
ることにより、その拡径部1aが変形して嵌合部3aに
密着し、その両者間1a,3aの水密性ないしは気密性
を確実に確保することができる。
【0037】図7は、本発明の第5の実施例を示すもの
であって、内側管体1及び外側管体3がステンレス材や
鋼材などの同一材料で形成されると共に、その肉厚t
1,t2がほぼ同一の薄肉状に設定されている。上記以
外の構成は前記第4の実施例とほぼ同じであるから、同
一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
であって、内側管体1及び外側管体3がステンレス材や
鋼材などの同一材料で形成されると共に、その肉厚t
1,t2がほぼ同一の薄肉状に設定されている。上記以
外の構成は前記第4の実施例とほぼ同じであるから、同
一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】上記構成によれば、締結具4で嵌合部3a
を拡径部1aに向けて押圧することにより、その嵌合部
3a及び拡径部1aが変形して互いに密着し、その両者
1a,3a間の水密性を確実に確保することができ、構
成が簡単で製作費が安くつくから、高度のシール性が要
求されな地中埋設用通信ケーブル保護管体などの継手構
造として最適である。
を拡径部1aに向けて押圧することにより、その嵌合部
3a及び拡径部1aが変形して互いに密着し、その両者
1a,3a間の水密性を確実に確保することができ、構
成が簡単で製作費が安くつくから、高度のシール性が要
求されな地中埋設用通信ケーブル保護管体などの継手構
造として最適である。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、リング状
芯体を金型替わりに利用して、内側管体の端部に拡径部
を形成することができ、構成が簡単で、簡易な設備で容
易に製作することができ、製作費が安くつくと共に、配
管現場で簡単に組み立てることができる。また、芯体に
よって拡径部が剛体構造になっているため、耐衝撃性の
点でも優れている。更に、内側管体が芯体及び外側管体
よりも軟質の材料で形成されているから、拡径部と嵌合
部との密着性を良好に保持でき、しかも、芯体と締結具
とで嵌合部及び拡径部を挟持締め付けしているから、ガ
スケットを用いることなく、水密性ないしは気密性を確
実に確保することができ、両管体内の流体圧が高くなっ
たときでも、流体漏れの虞れがない。
芯体を金型替わりに利用して、内側管体の端部に拡径部
を形成することができ、構成が簡単で、簡易な設備で容
易に製作することができ、製作費が安くつくと共に、配
管現場で簡単に組み立てることができる。また、芯体に
よって拡径部が剛体構造になっているため、耐衝撃性の
点でも優れている。更に、内側管体が芯体及び外側管体
よりも軟質の材料で形成されているから、拡径部と嵌合
部との密着性を良好に保持でき、しかも、芯体と締結具
とで嵌合部及び拡径部を挟持締め付けしているから、ガ
スケットを用いることなく、水密性ないしは気密性を確
実に確保することができ、両管体内の流体圧が高くなっ
たときでも、流体漏れの虞れがない。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、拡径
部と嵌合部との当接面のいずれか一方またはその両方
に、両管体よりも軟質の材料からなるシール層が形成さ
れているから、水密性ないしは気密性を一層確実に確保
することができる。
載の発明と同様の効果を得ることができ、しかも、拡径
部と嵌合部との当接面のいずれか一方またはその両方
に、両管体よりも軟質の材料からなるシール層が形成さ
れているから、水密性ないしは気密性を一層確実に確保
することができる。
【0041】請求項3記載の発明によれば、拡径部の外
周面に形成された複数のテーパー面の境界に生じた環状
稜線が嵌合部の内周面に局部的に圧接されることによ
り、接触部面圧を高めて水密性ないしは気密性を高度に
維持することができる。
周面に形成された複数のテーパー面の境界に生じた環状
稜線が嵌合部の内周面に局部的に圧接されることによ
り、接触部面圧を高めて水密性ないしは気密性を高度に
維持することができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、袋ナットと
雄ねじ部材とを互いにねじ嵌合締結させるだけで、嵌合
部を拡径部に強固に押圧して、水密性ないしは気密性を
確実に確保することができ、特に、嵌合部の外周面を押
圧する袋ナットまたは雄ねじ部材の押圧面は、この押圧
面で水密性ないしは気密性を確保しているわけではない
から、精密加工をする必要がなく、締結具に要する製作
コストを大幅に低減させることができる。
雄ねじ部材とを互いにねじ嵌合締結させるだけで、嵌合
部を拡径部に強固に押圧して、水密性ないしは気密性を
確実に確保することができ、特に、嵌合部の外周面を押
圧する袋ナットまたは雄ねじ部材の押圧面は、この押圧
面で水密性ないしは気密性を確保しているわけではない
から、精密加工をする必要がなく、締結具に要する製作
コストを大幅に低減させることができる。
【0043】請求項5記載の発明によれば、内側管体が
芯体及び外側管体よりも剛性の低い部材で構成されてい
るから、締結具で嵌合部を拡径部に向けて押圧すること
により、その拡径部が変形して嵌合部に密着し、その両
者間の水密性ないしは気密性を確実に確保することがで
きる。
芯体及び外側管体よりも剛性の低い部材で構成されてい
るから、締結具で嵌合部を拡径部に向けて押圧すること
により、その拡径部が変形して嵌合部に密着し、その両
者間の水密性ないしは気密性を確実に確保することがで
きる。
【0044】請求項6記載の発明によれば、締結具で嵌
合部を拡径部に向けて押圧することにより、その嵌合部
及び拡径部が変形して互いに密着し、その両者間の水密
性を確実に確保することができる。
合部を拡径部に向けて押圧することにより、その嵌合部
及び拡径部が変形して互いに密着し、その両者間の水密
性を確実に確保することができる。
【図1】本発明の第1の実施例である管体の接続部構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】本発明の第2の実施例である管体の接続部構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図5】(a)は本発明の第3の実施例である管体の接
続部構造の要部の縦断面図、(b)は同要部の拡大縦断
面図である。
続部構造の要部の縦断面図、(b)は同要部の拡大縦断
面図である。
【図6】本発明の第4の実施例である管体の接続部構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第5の実施例である管体の接続部構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 内側管体 1a 拡径部 2 芯体 2a 貫通孔 2b 芯体の外周面 3 外側管体 3a 嵌合部 4 締結具 4a 袋ナット 4b 雄ねじ部材 12 シール層 13 テーパー面 14 テーパー面 15 環状稜線
Claims (6)
- 【請求項1】 中心部に内側管体の内径と略同径の貫通
孔が形成され且つ外周面が円弧状に形成された金属製リ
ング状芯体が、上記芯体の円弧状外周面に沿うように円
弧状に弯曲形成された内側管体の端部の拡径部内に設け
られ、外側管体の端部に上記拡径部の円弧状外周面に沿
うように円弧状に拡径形成された嵌合部が上記拡径部に
摺動可能に外嵌され、前記内側管体が芯体及び外側管体
よりも軟質の材料で形成され、締結具で上記嵌合部を上
記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡径部との間が
密閉されていることを特徴とする管体の接続部構造。 - 【請求項2】 中心部に内側管体の内径と略同径の貫通
孔が形成され且つ外周面が円弧状に形成された金属製リ
ング状芯体が、上記芯体の円弧状外周面に沿うように円
弧状に弯曲形成された内側管体の端部の拡径部内に設け
られ、外側管体の端部に上記拡径部の円弧状外周面に沿
うように円弧状に拡径形成された嵌合部が上記拡径部に
摺動可能に外嵌され、上記嵌合部と拡径部との当接面の
いずれか一方またはその両方に、両管体よりも軟質の材
料からなるシール層が形成され、締結具で上記嵌合部を
上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡径部との間
が密閉されていることを特徴とする管体の接続部構造。 - 【請求項3】 中心部に内側管体の内径と略同径の貫通
孔が形成され且つ外周面に傾斜角度が少しずつ異なる複
数のテーパー面を連続して形成することによりその外周
面が全体として円弧状に形成された金属製リング状芯体
が、上記芯体の外周面に沿うように形成された内側管体
の端部の拡径部内に設けられ、外側管体の端部に上記拡
径部の外周面に沿うように円弧状に拡径形成された嵌合
部が上記拡径部に摺動可能に外嵌され、締結具で上記嵌
合部を上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡径部
との間が密閉されていることを特徴とする管体の接続部
構造。 - 【請求項4】 前記締結具は、嵌合部または拡径部のう
ち、その一方に係合する袋ナットと、その他方に係合す
る雄ねじ部材とからなり、その袋ナットと雄ねじ部材と
を互いにねじ嵌合締結させることにより、上記嵌合部を
上記拡径部に向けて押圧して、上記嵌合部と拡径部との
間が密閉されていることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかに記載の管体の接続部構造。 - 【請求項5】 中心部に内側管体の内径と略同径の貫通
孔が形成され且つ外周面が円弧状に形成された金属製リ
ング状芯体が、上記芯体の円弧状外周面に沿うように円
弧状に弯曲形成された内側管体の端部の拡径部内に設け
られ、外側管体の端部に上記拡径部の円弧状外周面に沿
うように円弧状に拡径形成された嵌合部が上記拡径部に
摺動可能に外嵌され、前記内側管体が芯体及び外側管体
よりも剛性の低い部材で構成され、締結具で上記嵌合部
を上記拡径部に向けて押圧して上記嵌合部と拡径部との
間が密閉されていることを特徴とする管体の接続部構
造。 - 【請求項6】 中心部に内側管体の内径と略同径の貫通
孔が形成され且つ外周面が円弧状に形成された金属製リ
ング状芯体が、上記芯体の円弧状外周面に沿うように円
弧状に弯曲形成された内側管体の端部の拡径部内に設け
られ、外側管体の端部に上記拡径部の円弧状外周面に沿
うように円弧状に拡径形成された嵌合部が上記拡径部に
摺動可能に外嵌され、締結具で上記嵌合部を上記拡径部
に向けて押圧して上記嵌合部と拡径部との間が密閉され
ていることを特徴とする管体の接続部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129201A JPH07332558A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 管体の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129201A JPH07332558A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 管体の接続部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07332558A true JPH07332558A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15003647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129201A Pending JPH07332558A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 管体の接続部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07332558A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012246957A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Denso Corp | 流体通路接続装置 |
KR101238714B1 (ko) * | 2010-11-02 | 2013-03-05 | 김민철 | 파이프 연결장치 |
WO2021166564A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 株式会社ダイセル | 連結構造、エアバッグ装置、及び車両用シート |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP6129201A patent/JPH07332558A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115135917A (zh) * | 2020-02-21 | 2022-09-30 | 株式会社大赛璐 | 连结构造、气囊装置以及车辆用座椅 |
CN115135917B (zh) * | 2020-02-21 | 2024-04-19 | 株式会社大赛璐 | 连结构造、气囊装置以及车辆用座椅 |
DE112021001169B4 (de) * | 2020-02-21 | 2024-05-29 | Daicel Corporation | Kopplungsstruktur, Airbag-Vorrichtung und Fahrzeugsitz |
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