JPH07329699A - センサの強制作動構造 - Google Patents
センサの強制作動構造Info
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- JPH07329699A JPH07329699A JP12351294A JP12351294A JPH07329699A JP H07329699 A JPH07329699 A JP H07329699A JP 12351294 A JP12351294 A JP 12351294A JP 12351294 A JP12351294 A JP 12351294A JP H07329699 A JPH07329699 A JP H07329699A
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インフレータを車両に取り付けたままで強制
作動可能とする。 【構成】 着火ピン30と係合するトリガレバー50が
アーム42に回転可能に係合される。アーム42の受け
部42Aに慣性質量体40が当接され、慣性質量体40
の移動により着火ピン30の係合が解除される。トリガ
レバー50の両端部に軸52が取り付けられ、ボディブ
ロック18内に軸52が挿入される。ボディブロック1
8に係合レバー82が嵌合されており、ボディブロック
18の軸52が挿入される凹部の内壁面と係合レバー8
2に挟まれるようにトリガレバー50の軸52が位置し
ている。係合レバー82をワイヤ等で引っ張ることによ
り、係合レバー82による軸52の支持が解除されて、
トリガレバー50のトリガ本体50Aが矢印F方向に移
動する。
作動可能とする。 【構成】 着火ピン30と係合するトリガレバー50が
アーム42に回転可能に係合される。アーム42の受け
部42Aに慣性質量体40が当接され、慣性質量体40
の移動により着火ピン30の係合が解除される。トリガ
レバー50の両端部に軸52が取り付けられ、ボディブ
ロック18内に軸52が挿入される。ボディブロック1
8に係合レバー82が嵌合されており、ボディブロック
18の軸52が挿入される凹部の内壁面と係合レバー8
2に挟まれるようにトリガレバー50の軸52が位置し
ている。係合レバー82をワイヤ等で引っ張ることによ
り、係合レバー82による軸52の支持が解除されて、
トリガレバー50のトリガ本体50Aが矢印F方向に移
動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センサを強制的に作動
させることのできるセンサの強制作動構造に関する。
させることのできるセンサの強制作動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の乗員保護装置としてエアバッグ装
置が一般に知られている。このようなエアバッグ装置
は、車両急減速時に乗員を保護する為、車両の急減速を
センサで検出して袋体が膨張するようになっている。
置が一般に知られている。このようなエアバッグ装置
は、車両急減速時に乗員を保護する為、車両の急減速を
センサで検出して袋体が膨張するようになっている。
【0003】つまり、車両急減速時には、エアバッグ装
置に内蔵されたインフレータのセンサがこの急減速を検
出して、センサが雷管を着火することによって、インフ
レータよりガスを袋体内に供給して袋体が膨張されるよ
うになっている。
置に内蔵されたインフレータのセンサがこの急減速を検
出して、センサが雷管を着火することによって、インフ
レータよりガスを袋体内に供給して袋体が膨張されるよ
うになっている。
【0004】一方、このようなエアバッグ装置が設置さ
れた車両の廃車時やステアリングホイールの交換時等に
おいて、安全性を考慮してエアバッグ装置のインフレー
タを強制的に着火させた後、エアバッグ装置を廃棄する
必要がある。
れた車両の廃車時やステアリングホイールの交換時等に
おいて、安全性を考慮してエアバッグ装置のインフレー
タを強制的に着火させた後、エアバッグ装置を廃棄する
必要がある。
【0005】従って、図12に示すように、タイヤ21
0を積み重ねた中でエアバッグ装置212をロープ21
4によって吊るした状態から落下させて、エアバッグ装
置212内のインフレータのセンサを作動させることに
より、インフレータを強制的に着火するようにしてい
る。このため、タイヤを積み重ねるため等の労力と時間
が必要であった。
0を積み重ねた中でエアバッグ装置212をロープ21
4によって吊るした状態から落下させて、エアバッグ装
置212内のインフレータのセンサを作動させることに
より、インフレータを強制的に着火するようにしてい
る。このため、タイヤを積み重ねるため等の労力と時間
が必要であった。
【0006】さらには、エアバッグ装置が廃棄以外の目
的で故意に取り外されたり、あるいは振動等で緩んだり
することがないように、エアバッグ装置212は厳重に
車体側に固定されていることが多く、エアバッグ装置2
12の車体よりの取り外しにも、非常に多くの労力と時
間を要していた。
的で故意に取り外されたり、あるいは振動等で緩んだり
することがないように、エアバッグ装置212は厳重に
車体側に固定されていることが多く、エアバッグ装置2
12の車体よりの取り外しにも、非常に多くの労力と時
間を要していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実に
鑑み、センサを強制作動する状態を採り得るような構造
として、車両に取り付けたまま簡単な操作で強制作動可
能とし、安全且つ簡易にエアバッグ装置等を廃棄できる
センサの強制作動構造を提供することが目的である。
鑑み、センサを強制作動する状態を採り得るような構造
として、車両に取り付けたまま簡単な操作で強制作動可
能とし、安全且つ簡易にエアバッグ装置等を廃棄できる
センサの強制作動構造を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1によるセンサの
強制作動構造は、車両急減速を検出する検出部材と、移
動可能に配置され且つ弾性部材による付勢力を常時受け
る着火部材と、前記検出部材に接続されると共に前記着
火部材と係合され且つ前記検出部材による車両急減速の
検出に伴って前記着火部材との間の係合を解除するトリ
ガ材と、前記着火部材を介して伝達される前記弾性部材
による付勢力に抗して前記トリガ材を支持し且つ支持の
解除を可能に形成される支持部材と、を有することを特
徴とする。
強制作動構造は、車両急減速を検出する検出部材と、移
動可能に配置され且つ弾性部材による付勢力を常時受け
る着火部材と、前記検出部材に接続されると共に前記着
火部材と係合され且つ前記検出部材による車両急減速の
検出に伴って前記着火部材との間の係合を解除するトリ
ガ材と、前記着火部材を介して伝達される前記弾性部材
による付勢力に抗して前記トリガ材を支持し且つ支持の
解除を可能に形成される支持部材と、を有することを特
徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に係るセンサの強制作動構造の作用を
以下に説明する。
以下に説明する。
【0010】車両の走行時等には、検出部材が車両急減
速を検出し、この検出部材に接続されるトリガ材が作動
して、このトリガ材と着火部材との間の係合が解除され
る。従って、弾性部材による付勢力を受ける着火部材が
付勢力により移動して、例えば、雷管と衝突して雷管が
着火される。
速を検出し、この検出部材に接続されるトリガ材が作動
して、このトリガ材と着火部材との間の係合が解除され
る。従って、弾性部材による付勢力を受ける着火部材が
付勢力により移動して、例えば、雷管と衝突して雷管が
着火される。
【0011】また、車両の廃棄時等には、支持部材によ
るトリガ材の支持が解除されて、このトリガ材が移動可
能になる。そして、これに伴って、トリガ材と係合され
ていた着火部材が弾性部材による付勢力により移動し、
上記と同様に、例えば、雷管と衝突して雷管が着火され
る。
るトリガ材の支持が解除されて、このトリガ材が移動可
能になる。そして、これに伴って、トリガ材と係合され
ていた着火部材が弾性部材による付勢力により移動し、
上記と同様に、例えば、雷管と衝突して雷管が着火され
る。
【0012】従って、検出部材が車両急減速を検出しな
い場合でも、支持の解除を可能に形成される支持部材で
トリガ材が支持されているので、車両に取り付けたまま
簡単な操作で強制的にセンサを作動可能となり、安全且
つ簡易に例えばエアバッグ装置等を廃棄できるようにな
った。
い場合でも、支持の解除を可能に形成される支持部材で
トリガ材が支持されているので、車両に取り付けたまま
簡単な操作で強制的にセンサを作動可能となり、安全且
つ簡易に例えばエアバッグ装置等を廃棄できるようにな
った。
【0013】
【実施例】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用さ
れた第1実施例を図1から図6に示し、これらの図に基
づき本実施例を説明する。
れた第1実施例を図1から図6に示し、これらの図に基
づき本実施例を説明する。
【0014】図示しないエアバッグ装置の袋体を膨張さ
せる為のインフレータには、インフレータを作動する為
の図1から図3に示すような加速度センサ10が取り付
けられており、この加速度センサ10を有したインフレ
ータがステアリングホイール(図示せず)に支持され
て、車両に取付けられている。
せる為のインフレータには、インフレータを作動する為
の図1から図3に示すような加速度センサ10が取り付
けられており、この加速度センサ10を有したインフレ
ータがステアリングホイール(図示せず)に支持され
て、車両に取付けられている。
【0015】図1から図3に示される如く、この加速度
センサ10は、一端に壁部14を有する略円管形に形成
されたセンサカバー12を備えている。このセンサカバ
ー12の内部には、ボディブロック18、ホルダ36及
び蓋ブロック20が連続して配置されていて、上部側に
位置するボディブロック18は略円筒形に形成されてい
る。また、下部側の蓋ブロック20は円管状に形成され
ており、センサカバー12と蓋ブロック20との間には
Oリング24が配置され、密閉封止を確実にしている。
センサ10は、一端に壁部14を有する略円管形に形成
されたセンサカバー12を備えている。このセンサカバ
ー12の内部には、ボディブロック18、ホルダ36及
び蓋ブロック20が連続して配置されていて、上部側に
位置するボディブロック18は略円筒形に形成されてい
る。また、下部側の蓋ブロック20は円管状に形成され
ており、センサカバー12と蓋ブロック20との間には
Oリング24が配置され、密閉封止を確実にしている。
【0016】さらに、壁部14の中央部には透孔16が
形成されており、ボディブロック18には、この透孔1
6と同軸的な位置に透孔26が形成されている。そし
て、ホルダ36内には、加速度センサ10の軸線P1と
同軸的にスライド可能に円筒状の着火部材である着火ピ
ン30が配置されており、この軸線P1に沿って着火ピ
ン30が移動可能とされている。
形成されており、ボディブロック18には、この透孔1
6と同軸的な位置に透孔26が形成されている。そし
て、ホルダ36内には、加速度センサ10の軸線P1と
同軸的にスライド可能に円筒状の着火部材である着火ピ
ン30が配置されており、この軸線P1に沿って着火ピ
ン30が移動可能とされている。
【0017】着火ピン30のボディブロック18に対応
する側には、尖部が形成されており、着火ピン30が最
もボディブロック18の底壁22の側へ移動した状態
(図1及び図2の想像線の状態)において、この尖部は
前述の透孔26から加速度センサ10の外部へ突出する
ことになる。
する側には、尖部が形成されており、着火ピン30が最
もボディブロック18の底壁22の側へ移動した状態
(図1及び図2の想像線の状態)において、この尖部は
前述の透孔26から加速度センサ10の外部へ突出する
ことになる。
【0018】一方、着火ピン30には凹部30Aが着火
ピン30の外周部と同軸的に形成されており、この凹部
30Aには、ホルダ36に形成された円柱状のガイド部
36Aが挿入されている。このホルダ36と凹部30A
の底部との間には、着火ピン30を発火薬としての雷管
90側へ付勢する為の弾性部材であるファイアリングス
プリング38が配置されており、常に着火ピン30を透
孔26の方向(矢印F方向)へ付勢している。
ピン30の外周部と同軸的に形成されており、この凹部
30Aには、ホルダ36に形成された円柱状のガイド部
36Aが挿入されている。このホルダ36と凹部30A
の底部との間には、着火ピン30を発火薬としての雷管
90側へ付勢する為の弾性部材であるファイアリングス
プリング38が配置されており、常に着火ピン30を透
孔26の方向(矢印F方向)へ付勢している。
【0019】他方、慣性質量体40は球形とされてお
り、ホルダ36に嵌合されて配置される円管状のケース
41内に移動可能に保持されていて、所定値以上の加速
度の作用時に、図1及び図2の位置から矢印B方向へ慣
性移動する。
り、ホルダ36に嵌合されて配置される円管状のケース
41内に移動可能に保持されていて、所定値以上の加速
度の作用時に、図1及び図2の位置から矢印B方向へ慣
性移動する。
【0020】また、慣性質量体40は、アーム42の一
端側に円盤状に形成された受け部42Aに当接されてい
る。このアーム42の一端側寄りには、軸線P1方向を
長手方向として形成された長孔43が穿設されており、
また、アーム42の他端側寄りには、板状に形成された
バネ受け材46が固着されていて、このバネ受け材46
とホルダ36との間にはバイアススプリング44が配置
されている。従って、バイアススプリング44がアーム
42を介して、常に慣性質量体40を矢印F方向へ付勢
して図1及び図2の位置に保持している。そして、これ
ら慣性質量体40及びアーム42等で検出部材が構成さ
れることになる。
端側に円盤状に形成された受け部42Aに当接されてい
る。このアーム42の一端側寄りには、軸線P1方向を
長手方向として形成された長孔43が穿設されており、
また、アーム42の他端側寄りには、板状に形成された
バネ受け材46が固着されていて、このバネ受け材46
とホルダ36との間にはバイアススプリング44が配置
されている。従って、バイアススプリング44がアーム
42を介して、常に慣性質量体40を矢印F方向へ付勢
して図1及び図2の位置に保持している。そして、これ
ら慣性質量体40及びアーム42等で検出部材が構成さ
れることになる。
【0021】一方、トリガ材であるトリガレバー50
は、両端部に軸52が突出して取り付けられた円柱状の
トリガ本体50A及び、このトリガ本体50Aを貫通し
て伸びるドライブシャフト50Bを有しており、このド
ライブシャフト50Bの先端側にアーム42の他端側に
回転可能に係合される係合軸53が固定されている。
は、両端部に軸52が突出して取り付けられた円柱状の
トリガ本体50A及び、このトリガ本体50Aを貫通し
て伸びるドライブシャフト50Bを有しており、このド
ライブシャフト50Bの先端側にアーム42の他端側に
回転可能に係合される係合軸53が固定されている。
【0022】そして、図4に示されるように、ボディブ
ロック18に一部が開放された状態で形成された第1の
凹部18Aにトリガレバー50の軸52が挿入される。
また、この第1の凹部18Aに隣り合ってボディブロッ
ク18に形成される第2の凹部18Bに図6に示すよう
なU字状をした支持部材である係合レバー82が嵌合さ
れており、第1の凹部18Aと左端部が対向して配置さ
れることになる係合レバー82によって、第1の凹部1
8Aの開放された部分が閉止されて、第1の凹部18A
の内壁面と係合レバー82に挟まれるようにトリガレバ
ー50の軸52が位置している。従って、ボディブロッ
ク18にトリガレバー50が支持されることになり、ト
リガレバー50は、軸52を中心にして図1及び図2に
示された位置から反時計回転方向(矢印A方向)へ回転
可能となっている。
ロック18に一部が開放された状態で形成された第1の
凹部18Aにトリガレバー50の軸52が挿入される。
また、この第1の凹部18Aに隣り合ってボディブロッ
ク18に形成される第2の凹部18Bに図6に示すよう
なU字状をした支持部材である係合レバー82が嵌合さ
れており、第1の凹部18Aと左端部が対向して配置さ
れることになる係合レバー82によって、第1の凹部1
8Aの開放された部分が閉止されて、第1の凹部18A
の内壁面と係合レバー82に挟まれるようにトリガレバ
ー50の軸52が位置している。従って、ボディブロッ
ク18にトリガレバー50が支持されることになり、ト
リガレバー50は、軸52を中心にして図1及び図2に
示された位置から反時計回転方向(矢印A方向)へ回転
可能となっている。
【0023】さらに、着火ピン30に付勢力を与えるフ
ァイアリングスプリング38の付勢力により係合レバー
82の左端側が変形しないように、この係合レバー82
の左端部には、当接部82Aが図4上、上方向に突出し
て、第2の凹部18Bの内壁面に当接している。そし
て、係合レバー82の右部には、係合レバー82を右方
に引き出す為の解除部82Bが右部側に伸びるように形
成されていて、この解除部82Bの右端部に解除ピン8
4が貫通されつつ固定されている。
ァイアリングスプリング38の付勢力により係合レバー
82の左端側が変形しないように、この係合レバー82
の左端部には、当接部82Aが図4上、上方向に突出し
て、第2の凹部18Bの内壁面に当接している。そし
て、係合レバー82の右部には、係合レバー82を右方
に引き出す為の解除部82Bが右部側に伸びるように形
成されていて、この解除部82Bの右端部に解除ピン8
4が貫通されつつ固定されている。
【0024】また、図1及び図2に示される如く、トリ
ガ本体50Aの一部が切り欠かれていて、着火ピン30
側寄りの縁部が係合爪部56となっており、着火ピン3
0の尖部側の肩部には、係合凹部54が形成されてい
て、この係合凹部54に係合爪部56が係合している。
そして、この係合した状態で、ファイアリングスプリン
グ38により付勢された着火ピン30の尖部が透孔26
から離間した位置(図1及び図2の実線の位置)で保持
されている。また、トリガレバー50が、軸52を中心
にして矢印A方向へ回転した場合に、係合爪部56と係
合凹部54との間の係合が解除されるようになってい
る。
ガ本体50Aの一部が切り欠かれていて、着火ピン30
側寄りの縁部が係合爪部56となっており、着火ピン3
0の尖部側の肩部には、係合凹部54が形成されてい
て、この係合凹部54に係合爪部56が係合している。
そして、この係合した状態で、ファイアリングスプリン
グ38により付勢された着火ピン30の尖部が透孔26
から離間した位置(図1及び図2の実線の位置)で保持
されている。また、トリガレバー50が、軸52を中心
にして矢印A方向へ回転した場合に、係合爪部56と係
合凹部54との間の係合が解除されるようになってい
る。
【0025】以上より、解除ピン84を図示しないワイ
ヤ等で矢印C方向に引き出すことにより、図5に示すよ
うに、係合レバー82による軸52の支持が解除され
て、トリガレバー50のトリガ本体50Aが矢印F方向
に移動する。この結果、係合凹部54と係合爪部56と
の間の係合が解除され、図3に示すような位置に着火ピ
ン30を強制的に移動するようになる。
ヤ等で矢印C方向に引き出すことにより、図5に示すよ
うに、係合レバー82による軸52の支持が解除され
て、トリガレバー50のトリガ本体50Aが矢印F方向
に移動する。この結果、係合凹部54と係合爪部56と
の間の係合が解除され、図3に示すような位置に着火ピ
ン30を強制的に移動するようになる。
【0026】他方、アーム42の受け部42Aの外周側
には、先端側がコイルスプリング62と接してこのコイ
ルスプリング62により矢印F方向に付勢される円管状
の安全解除蓋64が配置されていて、この安全解除蓋6
4の基端側にシャフト74の一方の端部が係合されてい
る。
には、先端側がコイルスプリング62と接してこのコイ
ルスプリング62により矢印F方向に付勢される円管状
の安全解除蓋64が配置されていて、この安全解除蓋6
4の基端側にシャフト74の一方の端部が係合されてい
る。
【0027】また、シャフト74は、蓋ブロック20を
貫通しており、蓋ブロック20から突出したシャフト7
4の先端部には、円盤状に形成されたレリーズ板80が
取り付けられている。
貫通しており、蓋ブロック20から突出したシャフト7
4の先端部には、円盤状に形成されたレリーズ板80が
取り付けられている。
【0028】この安全解除蓋64の先端側には、アーム
42の長孔43に緩く嵌合される凸部66が形成されて
おり、図1に示すような慣性質量体40の移動を防止す
る状態では、長孔43の上端側に凸部66が隣接するよ
うな位置関係となる。
42の長孔43に緩く嵌合される凸部66が形成されて
おり、図1に示すような慣性質量体40の移動を防止す
る状態では、長孔43の上端側に凸部66が隣接するよ
うな位置関係となる。
【0029】他方、エアバッグ装置には、先端側が二股
形状とされるロッド材86が移動可能に配置されてお
り、このロッド材86が図2上、右側に移動して、加速
度センサ10のレリーズ板80と係合しつつレリーズ板
80を下側に押し下げることができる。
形状とされるロッド材86が移動可能に配置されてお
り、このロッド材86が図2上、右側に移動して、加速
度センサ10のレリーズ板80と係合しつつレリーズ板
80を下側に押し下げることができる。
【0030】そして、ロッド材86をレリーズ板80に
係合させることにより、図2に示すように、慣性質量体
40による加速度の検出を可能とする作動可能状態とな
り、この状態では、長孔43の下端側に凸部66が隣接
するような位置関係となる。
係合させることにより、図2に示すように、慣性質量体
40による加速度の検出を可能とする作動可能状態とな
り、この状態では、長孔43の下端側に凸部66が隣接
するような位置関係となる。
【0031】また、加速度センサ10が取り付けられる
インフレータには、雷管90の他にそれぞれ図示しない
が、エンハンサ、ガス発生物質等が収容され、車両急減
速時には、加速度センサ10の着火ピン30が雷管90
と衝突して雷管90が着火され、その着火に基づきガス
発生物質が燃焼してガスが発生し、このガスがインフレ
ータのガス孔を介して袋体内に供給されて袋体が膨張さ
れる。
インフレータには、雷管90の他にそれぞれ図示しない
が、エンハンサ、ガス発生物質等が収容され、車両急減
速時には、加速度センサ10の着火ピン30が雷管90
と衝突して雷管90が着火され、その着火に基づきガス
発生物質が燃焼してガスが発生し、このガスがインフレ
ータのガス孔を介して袋体内に供給されて袋体が膨張さ
れる。
【0032】次に、本実施例の作用を説明する。車両へ
のインフレータの装着に際しては、レリーズ板80及び
安全解除蓋64が図1に示すような位置にある為、安全
解除蓋64の凸部66によりアーム42が固定され、加
速度センサ10が誤作動することはない。また、インフ
レータの装着後に、図2に示すような作動可能状態の位
置に、ロッド材86によりレリーズ板80を移動する。
この結果、シヤフト74及び安全解除蓋64が矢印B方
向へ移動し、慣性質量体40及びアーム42が矢印B方
向へ移動可能な状態となる。これにより、加速度センサ
10が作動可能な状態にセットされる。
のインフレータの装着に際しては、レリーズ板80及び
安全解除蓋64が図1に示すような位置にある為、安全
解除蓋64の凸部66によりアーム42が固定され、加
速度センサ10が誤作動することはない。また、インフ
レータの装着後に、図2に示すような作動可能状態の位
置に、ロッド材86によりレリーズ板80を移動する。
この結果、シヤフト74及び安全解除蓋64が矢印B方
向へ移動し、慣性質量体40及びアーム42が矢印B方
向へ移動可能な状態となる。これにより、加速度センサ
10が作動可能な状態にセットされる。
【0033】一方、車両の走行時等には、上記のように
慣性質量体40による車両急減速の検出を可能とする作
動可能状態に、安全解除蓋64がロッド材86により切
替えられているので、この慣性質量体40が車両急減速
を検出すると、慣性質量体40にアーム42を介して接
続されるトリガレバー50が回動して、このトリガレバ
ー50と着火ピン30との間の係合が解除される。
慣性質量体40による車両急減速の検出を可能とする作
動可能状態に、安全解除蓋64がロッド材86により切
替えられているので、この慣性質量体40が車両急減速
を検出すると、慣性質量体40にアーム42を介して接
続されるトリガレバー50が回動して、このトリガレバ
ー50と着火ピン30との間の係合が解除される。
【0034】従って、ファイアリングスプリング38に
よる付勢力を受ける着火ピン30がこの付勢力により移
動して、雷管90と衝突して雷管90が着火される。
よる付勢力を受ける着火ピン30がこの付勢力により移
動して、雷管90と衝突して雷管90が着火される。
【0035】また、車両の廃棄時等には、解除ピン84
を引き出すことにより、係合レバー82によるトリガレ
バー50の支持が解除されて、このトリガレバー50が
移動可能になる。これに伴って、トリガレバー50と係
合している着火ピン30がファイアリングスプリング3
8による付勢力により移動し、上記と同様に、雷管90
と衝突して雷管90が着火される。
を引き出すことにより、係合レバー82によるトリガレ
バー50の支持が解除されて、このトリガレバー50が
移動可能になる。これに伴って、トリガレバー50と係
合している着火ピン30がファイアリングスプリング3
8による付勢力により移動し、上記と同様に、雷管90
と衝突して雷管90が着火される。
【0036】つまり、トリガレバー50の軸52の支持
が解除されることにより、図3に示すように、トリガレ
バー50が係合軸53を中心として回動する。そして、
トリガレバー50の係合爪部56が着火ピン30の係合
凹部54から離間して着火ピン30の保持を解除する。
このため、着火ピン30がファイアリングスプリング3
8の付勢力によって矢印F方向に移動し、着火ピン30
の尖部が透孔26から突出して雷管90に衝突し雷管9
0が着火される。これにより、エンハンサが着火され、
続いてガス発生剤が着火燃焼される。
が解除されることにより、図3に示すように、トリガレ
バー50が係合軸53を中心として回動する。そして、
トリガレバー50の係合爪部56が着火ピン30の係合
凹部54から離間して着火ピン30の保持を解除する。
このため、着火ピン30がファイアリングスプリング3
8の付勢力によって矢印F方向に移動し、着火ピン30
の尖部が透孔26から突出して雷管90に衝突し雷管9
0が着火される。これにより、エンハンサが着火され、
続いてガス発生剤が着火燃焼される。
【0037】以上より、慣性質量体40が車両急減速を
検出しない場合でも、支持の解除を可能に形成される係
合レバー82でトリガレバー50が支持されているの
で、強制的に係合レバー82によるトリガレバー50の
支持を解除して加速度センサ10が作動する状態を採り
得るようになり、車両に取り付けたまま簡単な操作で強
制作動することが可能となった。この為、安全且つ簡易
にエアバッグ装置を廃棄できるようになった。
検出しない場合でも、支持の解除を可能に形成される係
合レバー82でトリガレバー50が支持されているの
で、強制的に係合レバー82によるトリガレバー50の
支持を解除して加速度センサ10が作動する状態を採り
得るようになり、車両に取り付けたまま簡単な操作で強
制作動することが可能となった。この為、安全且つ簡易
にエアバッグ装置を廃棄できるようになった。
【0038】次に、本発明に係るセンサの強制作動構造
が適用された第2実施例を図7及び図8に示し、これら
の図に基づき本実施例を説明する。なお、第1実施例に
示された部材と同様の部材には同一の符号を付し、重複
した説明を省略する。
が適用された第2実施例を図7及び図8に示し、これら
の図に基づき本実施例を説明する。なお、第1実施例に
示された部材と同様の部材には同一の符号を付し、重複
した説明を省略する。
【0039】図7及び図8に示すように、第1実施例と
同様に着火ピン30がファイアリングスプリング38に
より付勢されている。加速度センサ10の合成樹脂で形
成されたボディブロック18には、第1実施例のような
係合レバー82の替わりに、合成樹脂製であって円環状
の支持部材である軸受け部92が一対の形成されてお
り、トリガレバー50の軸52がこの軸受け部92によ
り回転可能に支持されている。つまり、着火ピン30を
介して伝達されるファイアリングスプリング38の付勢
力に抗して、軸受け部92がトリガレバー50の軸52
を支持している。
同様に着火ピン30がファイアリングスプリング38に
より付勢されている。加速度センサ10の合成樹脂で形
成されたボディブロック18には、第1実施例のような
係合レバー82の替わりに、合成樹脂製であって円環状
の支持部材である軸受け部92が一対の形成されてお
り、トリガレバー50の軸52がこの軸受け部92によ
り回転可能に支持されている。つまり、着火ピン30を
介して伝達されるファイアリングスプリング38の付勢
力に抗して、軸受け部92がトリガレバー50の軸52
を支持している。
【0040】また、この軸受け部92の近傍のボディブ
ロック18内にはニクロム線94がインサート成形等に
より配置されている。そして、ニクロム線94の両端部
がそれぞれ配線96に連結されており、この配線96の
端部が加速度センサ10外まで伸びている。
ロック18内にはニクロム線94がインサート成形等に
より配置されている。そして、ニクロム線94の両端部
がそれぞれ配線96に連結されており、この配線96の
端部が加速度センサ10外まで伸びている。
【0041】この為、配線96に通電されてニクロム線
94が加熱されると、軸受け部92が溶けて軸52が軸
受け部92より抜け出してトリガレバー50が移動する
ことにより、トリガレバー50と着火ピン30との間の
係合が解除されて、着火ピン30がファイアリングスプ
リング38の付勢力により移動する。
94が加熱されると、軸受け部92が溶けて軸52が軸
受け部92より抜け出してトリガレバー50が移動する
ことにより、トリガレバー50と着火ピン30との間の
係合が解除されて、着火ピン30がファイアリングスプ
リング38の付勢力により移動する。
【0042】次に、本実施例の作用を説明する。車両へ
のインフレータの装着に際しては、第1実施例と同様に
加速度センサ10が誤作動することはない。また、イン
フレータの装着後に、図7で示すような作動可能状態の
位置にレリーズ板80を移動する。この結果、加速度セ
ンサ10が作動可能な状態にセットされる。
のインフレータの装着に際しては、第1実施例と同様に
加速度センサ10が誤作動することはない。また、イン
フレータの装着後に、図7で示すような作動可能状態の
位置にレリーズ板80を移動する。この結果、加速度セ
ンサ10が作動可能な状態にセットされる。
【0043】さらに、車両の走行時等には、第1実施例
と同様に、安全解除蓋64がロッド材86により切替え
られているので、慣性質量体40が車両急減速を検出し
て移動することにより、加速度センサ10が作動する。
と同様に、安全解除蓋64がロッド材86により切替え
られているので、慣性質量体40が車両急減速を検出し
て移動することにより、加速度センサ10が作動する。
【0044】また、車両の廃棄時等には、外部より配線
96に電流を流し、軸受け部92を加熱して溶かして、
軸受け部92による軸52の支持を解除することによ
り、係合軸53を中心としてトリガレバー50を回動さ
せる。従って、第1実施例と同様に、着火ピン30の尖
部が透孔26から突出して雷管90に衝突し、雷管90
が着火される。これにより、エンハンサが着火され、続
いてガス発生剤が着火燃焼される。
96に電流を流し、軸受け部92を加熱して溶かして、
軸受け部92による軸52の支持を解除することによ
り、係合軸53を中心としてトリガレバー50を回動さ
せる。従って、第1実施例と同様に、着火ピン30の尖
部が透孔26から突出して雷管90に衝突し、雷管90
が着火される。これにより、エンハンサが着火され、続
いてガス発生剤が着火燃焼される。
【0045】以上より、強制的に軸受け部92を溶かし
てトリガレバー50の軸52の支持を解除して、加速度
センサ10を作動する状態を採り得るようになったの
で、第1実施例と同様に、車両に取り付けたまま簡単な
操作で強制作動することが可能となった。この為、安全
且つ簡易にエアバッグ装置を廃棄できるようになった。
てトリガレバー50の軸52の支持を解除して、加速度
センサ10を作動する状態を採り得るようになったの
で、第1実施例と同様に、車両に取り付けたまま簡単な
操作で強制作動することが可能となった。この為、安全
且つ簡易にエアバッグ装置を廃棄できるようになった。
【0046】次に、本発明に係るセンサの強制作動構造
が適用された第3実施例を図9から図11に示し、これ
らの図に基づき本実施例を説明する。なお、第1実施例
及び第2実施例に示された部材と同様の部材には同一の
符号を付し、重複した説明を省略する。
が適用された第3実施例を図9から図11に示し、これ
らの図に基づき本実施例を説明する。なお、第1実施例
及び第2実施例に示された部材と同様の部材には同一の
符号を付し、重複した説明を省略する。
【0047】図9及び図10に示すように、本実施例の
加速度センサ10は、第1実施例及び第2実施例とほぼ
同様な構造のトリガレバー50を有しているが、本実施
例に係るトリガレバー50は、両端部から軸52が突出
して取り付けられておらず、この替わりに、軸52が取
り付けられた部分に該当する箇所に係合用の凹部112
が形成されている。
加速度センサ10は、第1実施例及び第2実施例とほぼ
同様な構造のトリガレバー50を有しているが、本実施
例に係るトリガレバー50は、両端部から軸52が突出
して取り付けられておらず、この替わりに、軸52が取
り付けられた部分に該当する箇所に係合用の凹部112
が形成されている。
【0048】一方、ボディブロック18内には、支軸1
14を中心として回動可能に支持されている一対の解除
レバー116が配置されていて、弧状に形成された係合
棒118の基端側に屈曲して形成された係止部118A
が、これら一対の解除レバー116にそれぞれ係止され
ている。そして、この係合棒118の先端側がトリガレ
バー50の凹部112に挿入されて、トリガレバー50
がこれら一対の係合棒118に支持されている。
14を中心として回動可能に支持されている一対の解除
レバー116が配置されていて、弧状に形成された係合
棒118の基端側に屈曲して形成された係止部118A
が、これら一対の解除レバー116にそれぞれ係止され
ている。そして、この係合棒118の先端側がトリガレ
バー50の凹部112に挿入されて、トリガレバー50
がこれら一対の係合棒118に支持されている。
【0049】さらに、第1実施例と同様に、着火ピン3
0はファイアリングスプリング38により付勢されてい
て、着火ピン30を介して伝達されるファイアリングス
プリング38の付勢力に抗して、係合棒118がトリガ
レバー50を支持している。
0はファイアリングスプリング38により付勢されてい
て、着火ピン30を介して伝達されるファイアリングス
プリング38の付勢力に抗して、係合棒118がトリガ
レバー50を支持している。
【0050】この為、図11に示すように、係合棒11
8の基端側を係止する解除レバー116が支軸114を
中心として回動されると、先端側がトリガレバー50の
凹部112に挿入されている係合棒118が凹部112
から抜け出してトリガレバー50が移動する。そして、
トリガレバー50と着火ピン30との間の係合が解除さ
れて、着火ピン30がファイアリングスプリング38の
付勢力により移動することになる。
8の基端側を係止する解除レバー116が支軸114を
中心として回動されると、先端側がトリガレバー50の
凹部112に挿入されている係合棒118が凹部112
から抜け出してトリガレバー50が移動する。そして、
トリガレバー50と着火ピン30との間の係合が解除さ
れて、着火ピン30がファイアリングスプリング38の
付勢力により移動することになる。
【0051】つまり、これら凹部112、解除レバー1
16及び係合棒118等が支持部材を構成する。
16及び係合棒118等が支持部材を構成する。
【0052】次に、本実施例の作用を説明する。車両へ
のインフレータの装着に際しては、第1実施例と同様に
加速度センサ10が誤作動することはない。また、イン
フレータの装着後に、作動可能状態の位置にレリーズ板
80を移動する。この結果、加速度センサ10が作動可
能な状態にセットされる。
のインフレータの装着に際しては、第1実施例と同様に
加速度センサ10が誤作動することはない。また、イン
フレータの装着後に、作動可能状態の位置にレリーズ板
80を移動する。この結果、加速度センサ10が作動可
能な状態にセットされる。
【0053】さらに、車両の走行時等には、第1実施例
と同様に、安全解除蓋64がロッド材86により切替え
られているので、慣性質量体40が車両急減速を検出し
て移動することにより、加速度センサ10が作動する。
と同様に、安全解除蓋64がロッド材86により切替え
られているので、慣性質量体40が車両急減速を検出し
て移動することにより、加速度センサ10が作動する。
【0054】また、車両の廃棄時等には、外部より解除
レバー116が操作されて、解除レバー116が支軸1
14を中心として回動されると、これに伴って基端側が
係止される係合棒118が凹部112より抜け出して、
トリガレバー50の支持が解除される。
レバー116が操作されて、解除レバー116が支軸1
14を中心として回動されると、これに伴って基端側が
係止される係合棒118が凹部112より抜け出して、
トリガレバー50の支持が解除される。
【0055】そして、係合軸53を中心としてトリガレ
バー50が回動するのに伴って、トリガレバー50と着
火ピン30との間の係合が解除されて、第1実施例と同
様に、着火ピン30の尖部が透孔26から突出して雷管
90に衝突し、雷管90が着火される。これにより、エ
ンハンサが着火され、続いてガス発生剤が着火燃焼され
る。
バー50が回動するのに伴って、トリガレバー50と着
火ピン30との間の係合が解除されて、第1実施例と同
様に、着火ピン30の尖部が透孔26から突出して雷管
90に衝突し、雷管90が着火される。これにより、エ
ンハンサが着火され、続いてガス発生剤が着火燃焼され
る。
【0056】以上より、強制的にトリガレバー50を回
動させて加速度センサ10を作動する状態を採り得るよ
うになったので、第1実施例と同様に、車両に取り付け
たまま簡単な操作で強制作動することが可能となった。
この為、安全且つ簡易にエアバッグ装置を廃棄できるよ
うになった。
動させて加速度センサ10を作動する状態を採り得るよ
うになったので、第1実施例と同様に、車両に取り付け
たまま簡単な操作で強制作動することが可能となった。
この為、安全且つ簡易にエアバッグ装置を廃棄できるよ
うになった。
【0057】尚、上記実施例において、検出部材を機械
的に加速度を検出する加速度センサ10としたが、他の
形式の加速度センサとしてもよい。また、安全解除蓋6
4、シャフト74及びレリーズ板80で安全装置を構成
するようにしたが、他の形式の安全装置を応用してもよ
い。
的に加速度を検出する加速度センサ10としたが、他の
形式の加速度センサとしてもよい。また、安全解除蓋6
4、シャフト74及びレリーズ板80で安全装置を構成
するようにしたが、他の形式の安全装置を応用してもよ
い。
【0058】一方、上記実施例において、検出部材を球
状の慣性質量体40としたが、この替わりに他の形状の
慣性質量体、例えば円筒状に形成された慣性質量体とし
てもよい。さらに、着火部材も円筒状の着火ピン30の
替わりに他の形状としてもよいことは言うまでもない。
状の慣性質量体40としたが、この替わりに他の形状の
慣性質量体、例えば円筒状に形成された慣性質量体とし
てもよい。さらに、着火部材も円筒状の着火ピン30の
替わりに他の形状としてもよいことは言うまでもない。
【0059】また、本発明は、上記各実施例に限定され
るものではなく、種々変更可能である。例えば、上記各
実施例では、乗員保護装置がエアバッグ装置とされてい
るが、これに限定されるものではなく、ウエビング巻取
り装置にあって、車両急減速時にウエビングを乗員に対
して緊密に装着させるためにプリローダを起動するもの
にも、勿論適用可能である。
るものではなく、種々変更可能である。例えば、上記各
実施例では、乗員保護装置がエアバッグ装置とされてい
るが、これに限定されるものではなく、ウエビング巻取
り装置にあって、車両急減速時にウエビングを乗員に対
して緊密に装着させるためにプリローダを起動するもの
にも、勿論適用可能である。
【0060】
【発明の効果】本発明に係るセンサの強制作動構造によ
れば、センサを強制作動する状態を採り得るような構造
として、車両に取り付けたまま簡単な操作で強制作動可
能とし、安全且つ簡易にエアバッグ装置等を廃棄できる
という優れた効果を有する。
れば、センサを強制作動する状態を採り得るような構造
として、車両に取り付けたまま簡単な操作で強制作動可
能とし、安全且つ簡易にエアバッグ装置等を廃棄できる
という優れた効果を有する。
【図1】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第1実施例の断面図であって、慣性質
量体の移動が停止されている状態を示す図である。
た加速度センサの第1実施例の断面図であって、慣性質
量体の移動が停止されている状態を示す図である。
【図2】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第1実施例の断面図であって、作動可
能状態を示す図である。
た加速度センサの第1実施例の断面図であって、作動可
能状態を示す図である。
【図3】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第1実施例の断面図であって、強制作
動状態を示す図である。
た加速度センサの第1実施例の断面図であって、強制作
動状態を示す図である。
【図4】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第1実施例の要部を示す拡大図であっ
て、図1及び図2に対応する図である。
た加速度センサの第1実施例の要部を示す拡大図であっ
て、図1及び図2に対応する図である。
【図5】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第1実施例の要部を示す拡大図であっ
て、図3に対応する図である。
た加速度センサの第1実施例の要部を示す拡大図であっ
て、図3に対応する図である。
【図6】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第1実施例に採用されるトリガレバー
及び係合レバーの分解斜視図である。
た加速度センサの第1実施例に採用されるトリガレバー
及び係合レバーの分解斜視図である。
【図7】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第2実施例の断面図であって、作動可
能状態を示す図である。
た加速度センサの第2実施例の断面図であって、作動可
能状態を示す図である。
【図8】図7の8−8矢視線断面図である。
【図9】本発明に係るセンサの強制作動構造が適用され
た加速度センサの第3実施例の断面図であって、作動可
能状態を示す図である。
た加速度センサの第3実施例の断面図であって、作動可
能状態を示す図である。
【図10】図9の10−10矢視線断面図である。
【図11】図9の10−10矢視線断面に対応する図で
あって、強制作動状態を示す図である。
あって、強制作動状態を示す図である。
【図12】従来のエアバッグ装置の廃棄を示す図であ
る。
る。
10 加速度センサ 30 着火ピン(着火部材) 38 ファイアリングスプリング(弾性部材) 40 慣性質量体(検出部材) 42 アーム(検出部材) 50 トリガレバー(トリガ材) 82 係合レバー(支持部材) 92 軸受け部(支持部材) 112 凹部(支持部材) 116 解除レバー(支持部材) 118 係合棒(支持部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大江 直己 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両急減速を検出する検出部材と、 移動可能に配置され且つ弾性部材による付勢力を常時受
ける着火部材と、 前記検出部材に接続されると共に前記着火部材と係合さ
れ且つ前記検出部材による車両急減速の検出に伴って前
記着火部材との間の係合を解除するトリガ材と、 前記着火部材を介して伝達される前記弾性部材による付
勢力に抗して前記トリガ材を支持し且つ支持の解除を可
能に形成される支持部材と、 を有することを特徴とするセンサの強制作動構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12351294A JPH07329699A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | センサの強制作動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12351294A JPH07329699A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | センサの強制作動構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329699A true JPH07329699A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14862448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12351294A Pending JPH07329699A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | センサの強制作動構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07329699A (ja) |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP12351294A patent/JPH07329699A/ja active Pending
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