JPH0732683Y2 - 壁面等の補強構造 - Google Patents
壁面等の補強構造Info
- Publication number
- JPH0732683Y2 JPH0732683Y2 JP1987067695U JP6769587U JPH0732683Y2 JP H0732683 Y2 JPH0732683 Y2 JP H0732683Y2 JP 1987067695 U JP1987067695 U JP 1987067695U JP 6769587 U JP6769587 U JP 6769587U JP H0732683 Y2 JPH0732683 Y2 JP H0732683Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing
- wall
- holding portion
- structural
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 title claims description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 56
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、壁面あるいは天井面を部分的に補強する壁面
等の補強構造に関するものである。
等の補強構造に関するものである。
(従来技術) 例えば、壁かけクーラーが取付けられる壁面あるいは照
明器具が吊下げられる天井面のように過度の重量がかか
る壁面あるいは天井面は、これを他の壁面あるいは天井
面に比べ予め補強しておく必要がある。
明器具が吊下げられる天井面のように過度の重量がかか
る壁面あるいは天井面は、これを他の壁面あるいは天井
面に比べ予め補強しておく必要がある。
この補強手段としては、通常、壁スタッドの前面あるい
は野縁の下面に固定されるボードをある程度の強度を有
する板材によって形成するか、または内壁スタッド間に
は振れ止めを、野縁間には補強野縁をそれぞれ横設する
ような手段が採られる。
は野縁の下面に固定されるボードをある程度の強度を有
する板材によって形成するか、または内壁スタッド間に
は振れ止めを、野縁間には補強野縁をそれぞれ横設する
ような手段が採られる。
しかしながら、前者にあっては強度を高めるにも限界が
あり、また後者にあっては振れ止め等のの位置に重量物
を固定するようにしなければ効果的でない。
あり、また後者にあっては振れ止め等のの位置に重量物
を固定するようにしなければ効果的でない。
(本考案の目的) 本考案は上記した問題点に鑑み、壁面あるいは天井面の
強度を充分に高めることができ、しかも壁面あるいは天
井面の任意箇所に重量物を固定可能な補強壁体あるいは
補強天井を構築できる壁面等の補強構造を提供すること
を目的とするものである。
強度を充分に高めることができ、しかも壁面あるいは天
井面の任意箇所に重量物を固定可能な補強壁体あるいは
補強天井を構築できる壁面等の補強構造を提供すること
を目的とするものである。
(考案の構成) 本考案は上記した目的を達成するために、壁用スタッド
間の壁面や野縁間の天井面といった隣合う構造材間に形
成される平面部を補強するための壁面等の補強構造にお
いて、上記一対の構造材にそれぞれ取付けられる補強金
具と、構造材間に介装される補強ボードから成り、上記
補強金具は、中央に構造材の前面部を抱持する断面略コ
字状の抱持部とこの抱持部の少なくとも一方の側板の下
端から水平に延びた支持片とを備え、支持部の両側板は
構造材の両側面の奥行き幅よりも短めで、かつ前記補強
ボードの総厚みに相当する長さに形成され、各構成材の
少なくとも長さ方向両端部にそれぞれ上記補強金具を抱
持させると共に支持片裏面によって補強ボードの側端部
を押さえつけて、抱持部を構造材前面に固着し補強ボー
ド前面を覆うようにして構造材前面に壁パネルを固定す
る点に特徴を有するものである。
間の壁面や野縁間の天井面といった隣合う構造材間に形
成される平面部を補強するための壁面等の補強構造にお
いて、上記一対の構造材にそれぞれ取付けられる補強金
具と、構造材間に介装される補強ボードから成り、上記
補強金具は、中央に構造材の前面部を抱持する断面略コ
字状の抱持部とこの抱持部の少なくとも一方の側板の下
端から水平に延びた支持片とを備え、支持部の両側板は
構造材の両側面の奥行き幅よりも短めで、かつ前記補強
ボードの総厚みに相当する長さに形成され、各構成材の
少なくとも長さ方向両端部にそれぞれ上記補強金具を抱
持させると共に支持片裏面によって補強ボードの側端部
を押さえつけて、抱持部を構造材前面に固着し補強ボー
ド前面を覆うようにして構造材前面に壁パネルを固定す
る点に特徴を有するものである。
(実施例) 以下本考案を図示した実施例に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案を壁の補強に適用した場合の一実施例を
示すものである。図中符号1は本構造に用いられる補強
用金具で、金具1は、壁体の適宜の幅の帯状を成す薄板
鋼材を長さ方向所定箇所で幅方向に折曲して状に形成
してある。
示すものである。図中符号1は本構造に用いられる補強
用金具で、金具1は、壁体の適宜の幅の帯状を成す薄板
鋼材を長さ方向所定箇所で幅方向に折曲して状に形成
してある。
2はこの金具1の中央部に位置する抱持部で、角パイプ
から成る壁スタッド5の前面部6を抱持し得る断面コ字
状に形成されており、その両側に立上がり形成された側
板3は壁スタッド5の奥行き巾よりも短く、両壁スタッ
ド5,5間の壁空間Sに介装される補強ボード7の厚み分
に相当する長さを有する。
から成る壁スタッド5の前面部6を抱持し得る断面コ字
状に形成されており、その両側に立上がり形成された側
板3は壁スタッド5の奥行き巾よりも短く、両壁スタッ
ド5,5間の壁空間Sに介装される補強ボード7の厚み分
に相当する長さを有する。
4は壁補強用金具1の両端部に位置する支持片で、上記
した抱持部2の側板3の端部から水平に外方に向け一体
的に連設されている。この支持片4の長さは補強ボード
7の側端部内面8を支持するに充分な長さに設定されて
いる。
した抱持部2の側板3の端部から水平に外方に向け一体
的に連設されている。この支持片4の長さは補強ボード
7の側端部内面8を支持するに充分な長さに設定されて
いる。
この壁補強用金具1は、第2図から第4図に示すように
して本構造に用いられる。
して本構造に用いられる。
補強すべき壁体部分を囲む左右の壁スタッド5,5の上下
端部に(第3図参照)、それぞれ壁補強用金具1をその
抱持部2が各壁スタッド5の前面部6を抱くようにして
取付け、抱持部2の表面からビス打ち等をしてこれを固
定する。
端部に(第3図参照)、それぞれ壁補強用金具1をその
抱持部2が各壁スタッド5の前面部6を抱くようにして
取付け、抱持部2の表面からビス打ち等をしてこれを固
定する。
両壁スタッド5,5間補強空間部には、この空間部を埋め
尽くす表面積を有する補強用の合板7が複数枚重ね合わ
せて介装される。この補強用合板7は補強用金具1の抱
持部2の側板3の長さに相当する厚み分だけの枚数が収
納され、その内面8の側端部が支持片4に当接されて支
持される。介装された補強用合板7はその表面から支持
片4に向けてビス打ち等して壁スタッド5,5間に固定さ
れる。
尽くす表面積を有する補強用の合板7が複数枚重ね合わ
せて介装される。この補強用合板7は補強用金具1の抱
持部2の側板3の長さに相当する厚み分だけの枚数が収
納され、その内面8の側端部が支持片4に当接されて支
持される。介装された補強用合板7はその表面から支持
片4に向けてビス打ち等して壁スタッド5,5間に固定さ
れる。
壁スタッド前面6には、補強用合板7を覆うようにして
パネル9が打ちつけて固定される。
パネル9が打ちつけて固定される。
このようにして施工された補強壁は内部に補強合板7が
介装されており(第4図参照)、この合板7は補強用金
具1を介して壁スタッド5に連結されているので、壁パ
ネル9表面のどの箇所に重量物を固定してもその重量に
耐えることができる。
介装されており(第4図参照)、この合板7は補強用金
具1を介して壁スタッド5に連結されているので、壁パ
ネル9表面のどの箇所に重量物を固定してもその重量に
耐えることができる。
そして、壁面に固定される対象物の重量等に対応して抱
持部2の側板3の長さを調整すれば、これに支持される
補強ボード7の枚数を加減でき、所望の強度を備えた壁
体が容易に構築されることとなる。
持部2の側板3の長さを調整すれば、これに支持される
補強ボード7の枚数を加減でき、所望の強度を備えた壁
体が容易に構築されることとなる。
また、本構造が用いられた壁面と隣接する壁面は壁パネ
ルを固定するだけでも良いが、この部分も補強構造にす
る場合には未使用の他方の支持片を利用して同様なボー
ドを介装すれば良い。
ルを固定するだけでも良いが、この部分も補強構造にす
る場合には未使用の他方の支持片を利用して同様なボー
ドを介装すれば良い。
尚、本構造で使用される壁補強用金具の抱持部に連設さ
れる支持片は、抱持部の一端側にのみ設けるようにして
も良い。この場合には当然のことながら、補強されるべ
き壁体側に支持片を位置させて壁スタッド前面に固定す
るようにすれば良い。
れる支持片は、抱持部の一端側にのみ設けるようにして
も良い。この場合には当然のことながら、補強されるべ
き壁体側に支持片を位置させて壁スタッド前面に固定す
るようにすれば良い。
また、天井面の一部を補強する必要がある場合には、図
示しないが、上記金具の抱持部を補強箇所に位置する野
縁に抱かせ、上記した壁補強の場合と同様にして補強ボ
ードを装填し、天井ボードを表面に固定するようにすれ
ば良い。
示しないが、上記金具の抱持部を補強箇所に位置する野
縁に抱かせ、上記した壁補強の場合と同様にして補強ボ
ードを装填し、天井ボードを表面に固定するようにすれ
ば良い。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、壁スタッドあるいは
野縁といった構造材の前面部を抱持しつつこれに固定さ
れる抱持部と、この抱持部の両側端から一体的に外方に
向けて直角に連設された支持片とを有する補強用金具を
用い、この金具の支持片によって補強壁空間に介装され
た補強ボードの内面側端部を支持するようにしているの
で、1対の構造材の間の補強空間部が補強ボードによっ
て埋めつくされ、この補強ボードが補強金具を介して壁
スタッドあるいは野縁に固定されることとなり、壁面あ
るいは天井面の強度を充分に高めることができると共
に、補強された壁面あるいは天井面は、その任意箇所に
重量物を固定できるものである。
野縁といった構造材の前面部を抱持しつつこれに固定さ
れる抱持部と、この抱持部の両側端から一体的に外方に
向けて直角に連設された支持片とを有する補強用金具を
用い、この金具の支持片によって補強壁空間に介装され
た補強ボードの内面側端部を支持するようにしているの
で、1対の構造材の間の補強空間部が補強ボードによっ
て埋めつくされ、この補強ボードが補強金具を介して壁
スタッドあるいは野縁に固定されることとなり、壁面あ
るいは天井面の強度を充分に高めることができると共
に、補強された壁面あるいは天井面は、その任意箇所に
重量物を固定できるものである。
更に、本考案によれば、補強金具の抱持部は構造材の前
面部を浅くも広くも所望の範囲内で抱持できるから、介
装させる補強ボードの枚数をこれによって加減すること
により、所望の強度を有する壁体あるいは天井の構築が
可能となる。
面部を浅くも広くも所望の範囲内で抱持できるから、介
装させる補強ボードの枚数をこれによって加減すること
により、所望の強度を有する壁体あるいは天井の構築が
可能となる。
第1図は本考案の一実施例に係る壁面補強構造に使用さ
れる補強用金具の全体斜視図、第2図乃至第4図は上記
補強構造を示すもので、第2図は壁パネル取付け前の補
強構造を示す斜視図、第3図は壁パネルの取付け状態を
示す斜視図、第4図は本構造を用いて構築した壁体の断
面図である。 1……壁補強用金具、2……抱持部、3……側板、4…
…支持片、5……壁スタッド、6……壁スタッドの前面
部、7……補強ボード、8……補強ボードの内面、9…
…壁ボード
れる補強用金具の全体斜視図、第2図乃至第4図は上記
補強構造を示すもので、第2図は壁パネル取付け前の補
強構造を示す斜視図、第3図は壁パネルの取付け状態を
示す斜視図、第4図は本構造を用いて構築した壁体の断
面図である。 1……壁補強用金具、2……抱持部、3……側板、4…
…支持片、5……壁スタッド、6……壁スタッドの前面
部、7……補強ボード、8……補強ボードの内面、9…
…壁ボード
Claims (1)
- 【請求項1】壁用スタッド間の壁面や野縁間の天井面と
いった隣合う構造材間に形成される平面部を補強するた
めの壁面等の補強構造において、 上記一対の構造材にそれぞれ取付けられる補強金具と、
構造材間に介装される補強ボードとから成り、 上記補強金具は、中央に構造材の前面部を抱持する断面
略コ字状の抱持部とこの抱持部の少なくとも一方の側板
の下端から水平に延びた支持片とを備え、 抱持部の両側板は構造材の両側面の奥行き巾よりも短め
で、かつ前記補強ボードの総厚みに相当する長さに形成
され、 各構造材の少なくとも長さ方向両端部にそれぞれ上記補
強金具を抱持させると共に支持片裏面によって補強ボー
ドの側端部を押さえつけて、抱持部を構造材前面に固着
し、 補強ボード前面を覆うようにして構造材前面に壁パネル
を固定する、 ことを特徴とする壁面等の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987067695U JPH0732683Y2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 壁面等の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987067695U JPH0732683Y2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 壁面等の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63173408U JPS63173408U (ja) | 1988-11-10 |
JPH0732683Y2 true JPH0732683Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=30906839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987067695U Expired - Lifetime JPH0732683Y2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 壁面等の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732683Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017090073A1 (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 静止部材の固定ボルト、及び、遠心圧縮機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4725451U (ja) * | 1971-04-13 | 1972-11-22 | ||
JPS58168615U (ja) * | 1982-05-06 | 1983-11-10 | 太平洋セメント株式会社 | 遮音間仕切壁用下地 |
-
1987
- 1987-05-06 JP JP1987067695U patent/JPH0732683Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63173408U (ja) | 1988-11-10 |
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