JPH07323661A - 感熱記録体 - Google Patents
感熱記録体Info
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- JPH07323661A JPH07323661A JP6119184A JP11918494A JPH07323661A JP H07323661 A JPH07323661 A JP H07323661A JP 6119184 A JP6119184 A JP 6119184A JP 11918494 A JP11918494 A JP 11918494A JP H07323661 A JPH07323661 A JP H07323661A
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- JP
- Japan
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- weight
- layer
- undercoat layer
- heat
- monomer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、特に耐水性及び密着性が良
く、又低光沢でスキャナー適性も良好で、しかも耐可塑
剤性、記録走行性、印字画素再現性に優れた感熱記録体
を提供することである。 【構成】支持体上に、下塗り層、感熱記録層、及び保護
層を順次積層した感熱記録体において、下塗り層の主成
分として JIS K-5101 法に基づく吸油量が100ml/
100g以上の吸油性顔料を含有し、さらに下塗り層及
び感熱記録層の接着剤として、ブタジエン単量体を25
〜45重量%含有し且つゲル含有量が60〜90%であ
るスチレン・ブタジエン系ラテックスを含有させた感熱
記録体。
く、又低光沢でスキャナー適性も良好で、しかも耐可塑
剤性、記録走行性、印字画素再現性に優れた感熱記録体
を提供することである。 【構成】支持体上に、下塗り層、感熱記録層、及び保護
層を順次積層した感熱記録体において、下塗り層の主成
分として JIS K-5101 法に基づく吸油量が100ml/
100g以上の吸油性顔料を含有し、さらに下塗り層及
び感熱記録層の接着剤として、ブタジエン単量体を25
〜45重量%含有し且つゲル含有量が60〜90%であ
るスチレン・ブタジエン系ラテックスを含有させた感熱
記録体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関し、特に
耐水性及び密着性が良く、又低光沢でスキャナー適性も
良好で、耐可塑剤性、記録走行性、印字画素再現性に優
れた感熱記録体に関するものである。
耐水性及び密着性が良く、又低光沢でスキャナー適性も
良好で、耐可塑剤性、記録走行性、印字画素再現性に優
れた感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無色ないし淡色の塩基性染料と、
有機ないし無機の呈色剤との呈色反応を利用し、熱によ
り両発色物質を接触せしめて発色像を得るようにした感
熱記録体は良く知られている。かかる感熱記録体は比較
的安価であり、また記録機器がコンパクトでかつその保
守も比較的容易であるため、ファクシミリや各種計算機
等の記録媒体としてのみならず感熱ラベル等巾広い分野
において使用されている。しかし、上記呈色反応を利用
した感熱記録体は一般に耐薬品性が不充分で、例えば記
録面に人の皮脂あるいは有機溶剤が接触すると記録濃度
が低下したり、地肌カブリと称する不要な発色を生じる
などの欠点がある。そのため感熱記録層上に、フィルム
形成能を有しかつ耐薬品性のある樹脂の水性エマルジョ
ンを塗布する方法(特開昭54−128347号公報)や、ポリ
ビニルアルコール等の水溶性高分子化合物を塗布する方
法(実開昭56−125354号公報)等が提案されている。
有機ないし無機の呈色剤との呈色反応を利用し、熱によ
り両発色物質を接触せしめて発色像を得るようにした感
熱記録体は良く知られている。かかる感熱記録体は比較
的安価であり、また記録機器がコンパクトでかつその保
守も比較的容易であるため、ファクシミリや各種計算機
等の記録媒体としてのみならず感熱ラベル等巾広い分野
において使用されている。しかし、上記呈色反応を利用
した感熱記録体は一般に耐薬品性が不充分で、例えば記
録面に人の皮脂あるいは有機溶剤が接触すると記録濃度
が低下したり、地肌カブリと称する不要な発色を生じる
などの欠点がある。そのため感熱記録層上に、フィルム
形成能を有しかつ耐薬品性のある樹脂の水性エマルジョ
ンを塗布する方法(特開昭54−128347号公報)や、ポリ
ビニルアルコール等の水溶性高分子化合物を塗布する方
法(実開昭56−125354号公報)等が提案されている。
【0003】一方、近年物流管理へのバーコードの利用
が盛んになってきており、感熱記録においても、その利
用は増加の一途をたどっている。その中でも特に航空貨
物の物流にバーコードを利用するケースが増えて来てお
り、これら航空タグに適する品質が要望されている。例
えばウエットラブに代表される耐水性(水浸漬後の表面
強度)、密着性、耐可塑剤性、記録体のスキャナー適性
等である。しかしながら従来の感熱記録体ではこれらの
適性項目を満足させることができない。例えば表面の保
護層(オーバーコート層)の耐水化ついては、接着剤成
分に対して硬化剤を使用することも可能であるが、感熱
記録層の場合、感熱発色成分があるため硬化剤の使用は
地肌カブリや保存性さらには発色感度にまで悪影響を及
ぼすことが多いため好ましくない。また下塗り層の場
合、顔料と接着剤を主成分として構成されるが、接着剤
としてポリビニルアルコール等一般に用いられている水
溶性高分子化合物を用い、耐水性改良のために単に硬化
剤を併用しても、感熱記録層との接着性が不充分だと、
結果的に記録体のウエットラブは不満足なものとなる。
またスキャナー適性については、ヘリウム・ネオンガス
レーザーの633nmや半導体レーザーの670nmの
波長での読取り率を上げるためには白紙の光沢度を出来
るだけ下げて(一般に85度の光沢度計で数値20以
下)レーザーの反射を抑えなければならないが、光沢度
を下げるために表面の保護層の平滑度を下げれば記録画
質が悪くなり、単に顔料を多くすればバリアー性が下が
り保存性が低下する等の問題点がある。
が盛んになってきており、感熱記録においても、その利
用は増加の一途をたどっている。その中でも特に航空貨
物の物流にバーコードを利用するケースが増えて来てお
り、これら航空タグに適する品質が要望されている。例
えばウエットラブに代表される耐水性(水浸漬後の表面
強度)、密着性、耐可塑剤性、記録体のスキャナー適性
等である。しかしながら従来の感熱記録体ではこれらの
適性項目を満足させることができない。例えば表面の保
護層(オーバーコート層)の耐水化ついては、接着剤成
分に対して硬化剤を使用することも可能であるが、感熱
記録層の場合、感熱発色成分があるため硬化剤の使用は
地肌カブリや保存性さらには発色感度にまで悪影響を及
ぼすことが多いため好ましくない。また下塗り層の場
合、顔料と接着剤を主成分として構成されるが、接着剤
としてポリビニルアルコール等一般に用いられている水
溶性高分子化合物を用い、耐水性改良のために単に硬化
剤を併用しても、感熱記録層との接着性が不充分だと、
結果的に記録体のウエットラブは不満足なものとなる。
またスキャナー適性については、ヘリウム・ネオンガス
レーザーの633nmや半導体レーザーの670nmの
波長での読取り率を上げるためには白紙の光沢度を出来
るだけ下げて(一般に85度の光沢度計で数値20以
下)レーザーの反射を抑えなければならないが、光沢度
を下げるために表面の保護層の平滑度を下げれば記録画
質が悪くなり、単に顔料を多くすればバリアー性が下が
り保存性が低下する等の問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来技
術の上述のような問題点を解決し、耐水性、密着性が良
く又低光沢でスキャナー適性が良く、耐可塑剤性、記録
走行性、印字画素再現性に優れた感熱記録体を提供しよ
うとするものである。
術の上述のような問題点を解決し、耐水性、密着性が良
く又低光沢でスキャナー適性が良く、耐可塑剤性、記録
走行性、印字画素再現性に優れた感熱記録体を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】支持体上に、下塗り層、
感熱記録層、及び保護層を順次積層した感熱記録体にお
いて、下塗り層の主成分として JIS K-5101 法に基づく
吸油量が100ml/100g以上の吸油性顔料を含有
し、さらに下塗り層及び感熱記録層の接着剤として、ブ
タジエン単量体を25〜45重量%含有し且つゲル含有
量が60〜90%であるスチレン・ブタジエン系ラテッ
クス(以下、SB系ラテックスと称する)を含有せしめ
ることにより、上記の目的が達成されるとを見出し本発
明を完成するに至った。
感熱記録層、及び保護層を順次積層した感熱記録体にお
いて、下塗り層の主成分として JIS K-5101 法に基づく
吸油量が100ml/100g以上の吸油性顔料を含有
し、さらに下塗り層及び感熱記録層の接着剤として、ブ
タジエン単量体を25〜45重量%含有し且つゲル含有
量が60〜90%であるスチレン・ブタジエン系ラテッ
クス(以下、SB系ラテックスと称する)を含有せしめ
ることにより、上記の目的が達成されるとを見出し本発
明を完成するに至った。
【0006】
【作用】本発明は、上述の如く下塗り層及び感熱記録層
の接着剤として特定のSB系ラテックスを用いるところ
に重大な特徴を有するものであり、かかる接着剤を使用
することで、製造時に白色度低下を来すことがなく、し
かも温度や湿度に対する白色度保持性に優れ、且つ耐水
性の強い感熱記録体を得ているものである。本発明で
は、ブタジエン単量体を25〜45重量%含有し、且つ
ゲル含有量が60〜90%、更に好ましくはブタジエン
単量体を25〜40重量%含有し、且つゲル含有量が6
0〜80%のSB系ラテックスが使用されるが、ブタジ
エンの共重合率が25重量%を下回ると成膜性が不良と
なり、45重量%を越えると凝集力が弱くなり、ドライ
ピック強度が低下してしまう。またゲル含有量が上記範
囲から外れると耐水性及び接着力の低下をきたす。
の接着剤として特定のSB系ラテックスを用いるところ
に重大な特徴を有するものであり、かかる接着剤を使用
することで、製造時に白色度低下を来すことがなく、し
かも温度や湿度に対する白色度保持性に優れ、且つ耐水
性の強い感熱記録体を得ているものである。本発明で
は、ブタジエン単量体を25〜45重量%含有し、且つ
ゲル含有量が60〜90%、更に好ましくはブタジエン
単量体を25〜40重量%含有し、且つゲル含有量が6
0〜80%のSB系ラテックスが使用されるが、ブタジ
エンの共重合率が25重量%を下回ると成膜性が不良と
なり、45重量%を越えると凝集力が弱くなり、ドライ
ピック強度が低下してしまう。またゲル含有量が上記範
囲から外れると耐水性及び接着力の低下をきたす。
【0007】本発明で使用するSB系ラテックスは、ス
チレンとブタジエンを主構成モノマーとするが、さらに
変性を目的とする各種不飽和カルボン酸単量体の少なく
とも1種を単量体組成中に含むものである。かかる不飽
和カルボン酸単量体の具体例としては、例えばイタコン
酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フマル
酸、ジカルボン酸無水物、ジカルボン酸モノアルキルエ
ステル等が挙げられ、これらの単量体を0.5〜15重
量%の割合で単量体組成中に含有せしめるのが望まし
い。尚、不飽和カルボン酸単量体の割合が0.5重量%
未満の場合には共重合体ラテックスの機械的安定性が低
下し、また15重量%を越えると共重合体ラテックスの
粘度が高くなりすぎる傾向がある。
チレンとブタジエンを主構成モノマーとするが、さらに
変性を目的とする各種不飽和カルボン酸単量体の少なく
とも1種を単量体組成中に含むものである。かかる不飽
和カルボン酸単量体の具体例としては、例えばイタコン
酸、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フマル
酸、ジカルボン酸無水物、ジカルボン酸モノアルキルエ
ステル等が挙げられ、これらの単量体を0.5〜15重
量%の割合で単量体組成中に含有せしめるのが望まし
い。尚、不飽和カルボン酸単量体の割合が0.5重量%
未満の場合には共重合体ラテックスの機械的安定性が低
下し、また15重量%を越えると共重合体ラテックスの
粘度が高くなりすぎる傾向がある。
【0008】更に上記SB系ラテックス単量体組成には
他のオレフィン系単量体を含有せしめることができ、か
かる単量体の具体例としては、例えばα−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、ジメチルスチレン等の芳香族ビニ
ル単量体、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等のア
クリレート系単量体、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のメタクリレ
ート系単量体、グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート等のグリシジル基を含有する単量体などが
挙げられる。これら単量体は本発明の効果を阻害しない
範囲で、0〜35重量%程度使用することができる。な
お、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和
ニトリル系単量体、アクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、メタクリルアミド等のアミド基を含有す
る単量体は、本発明の効果を阻害するので好ましくな
い。
他のオレフィン系単量体を含有せしめることができ、か
かる単量体の具体例としては、例えばα−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、ジメチルスチレン等の芳香族ビニ
ル単量体、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ラウリルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等のア
クリレート系単量体、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のメタクリレ
ート系単量体、グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレート等のグリシジル基を含有する単量体などが
挙げられる。これら単量体は本発明の効果を阻害しない
範囲で、0〜35重量%程度使用することができる。な
お、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和
ニトリル系単量体、アクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、メタクリルアミド等のアミド基を含有す
る単量体は、本発明の効果を阻害するので好ましくな
い。
【0009】本発明におけるSB系共重合体ラテックス
の製造方法については特に限定されるものではなく例え
ば連続乳化重合、一括乳化重合など公知の乳化重合法が
採用でき、またその際に各種公知の乳化剤、連鎖移動
剤、重合開始剤、電解質、キレート化剤など一般の乳化
重合に用いられる添加剤が適宜使用でき、更に重合温度
も高温あるいは低温のいずれを選ぶこともできる。尚こ
れら添加剤の使用量を極力少なく、中でも添加剤は使用
せずに製造したものが好ましく、このような共重合体ラ
テックスを使用することにより本発明の効果を得ること
ができる。またゲル含有量は、使用する単量体の種類や
配合割合、重合方法、乳化重合に使用する添加剤などを
調節することによってコントロールできる。
の製造方法については特に限定されるものではなく例え
ば連続乳化重合、一括乳化重合など公知の乳化重合法が
採用でき、またその際に各種公知の乳化剤、連鎖移動
剤、重合開始剤、電解質、キレート化剤など一般の乳化
重合に用いられる添加剤が適宜使用でき、更に重合温度
も高温あるいは低温のいずれを選ぶこともできる。尚こ
れら添加剤の使用量を極力少なく、中でも添加剤は使用
せずに製造したものが好ましく、このような共重合体ラ
テックスを使用することにより本発明の効果を得ること
ができる。またゲル含有量は、使用する単量体の種類や
配合割合、重合方法、乳化重合に使用する添加剤などを
調節することによってコントロールできる。
【0010】本発明のゲル含有量の測定方法について
は、ラテックスをPPフィルムの上に塗布し、室温で2
日間乾燥させた後、乾燥皮膜0.5g程度を正確に測り
(初期試料重量A)、ふた付ガラスびんに入れ、トルエ
ン30mlを加えて3時間振とうし、ステンレス製32
5メッシュで試料をろ過し、トルエンおよびトルエン可
溶分を除去し、さらに乾燥機(150℃、1時間)にて
トルエンを完全に除去し、乾燥重量を測定し(乾燥試料
重量B)、次式によって求められる。ゲル含有量(%)
=(乾燥試料重量B)/(初期試料重量A)
は、ラテックスをPPフィルムの上に塗布し、室温で2
日間乾燥させた後、乾燥皮膜0.5g程度を正確に測り
(初期試料重量A)、ふた付ガラスびんに入れ、トルエ
ン30mlを加えて3時間振とうし、ステンレス製32
5メッシュで試料をろ過し、トルエンおよびトルエン可
溶分を除去し、さらに乾燥機(150℃、1時間)にて
トルエンを完全に除去し、乾燥重量を測定し(乾燥試料
重量B)、次式によって求められる。ゲル含有量(%)
=(乾燥試料重量B)/(初期試料重量A)
【0011】本発明の感熱記録体の下塗り層において、
特定のSB系ラテックスと併用される吸油性顔料として
は、JIS K-5101法に基づく吸油量が、100ml/10
0g以上のものが選択的に使用される。具体的には、例
えば焼成カオリン、焼成クレー、珪酸アルミニウム、珪
酸カルシウム、珪酸マグネシウム、アルミノ珪酸ソー
ダ、アルミノ珪酸マグネシウム、無定形シリカ等で上記
特定の吸油量を有するもの、或いは一般の顔料を物理
的、化学的に処理して上記特定の吸油量を有するように
した無機や有機の顔料が挙げられるが、中でも、焼成カ
オリン、焼成クレー及び無定形シリカは断熱性と圧縮弾
性に優れている為、最も好ましく使用される。尚、これ
ら二種以上の併用も勿論可能である。因みに、一般的な
クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタ
ン、水酸化アルミニウム等の顔料を主成分として使用し
ても、充分な断熱性や圧縮弾性は得られず、記録層とサ
ーマルヘッドとの密着性も悪く、満足すべき印字画素、
記録濃度を得ることはできない。下塗り層において、吸
油性顔料の使用量は全固形分の60〜90重量%、好ま
しくは65〜85重量%含有せしめるのが望ましい。
特定のSB系ラテックスと併用される吸油性顔料として
は、JIS K-5101法に基づく吸油量が、100ml/10
0g以上のものが選択的に使用される。具体的には、例
えば焼成カオリン、焼成クレー、珪酸アルミニウム、珪
酸カルシウム、珪酸マグネシウム、アルミノ珪酸ソー
ダ、アルミノ珪酸マグネシウム、無定形シリカ等で上記
特定の吸油量を有するもの、或いは一般の顔料を物理
的、化学的に処理して上記特定の吸油量を有するように
した無機や有機の顔料が挙げられるが、中でも、焼成カ
オリン、焼成クレー及び無定形シリカは断熱性と圧縮弾
性に優れている為、最も好ましく使用される。尚、これ
ら二種以上の併用も勿論可能である。因みに、一般的な
クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタ
ン、水酸化アルミニウム等の顔料を主成分として使用し
ても、充分な断熱性や圧縮弾性は得られず、記録層とサ
ーマルヘッドとの密着性も悪く、満足すべき印字画素、
記録濃度を得ることはできない。下塗り層において、吸
油性顔料の使用量は全固形分の60〜90重量%、好ま
しくは65〜85重量%含有せしめるのが望ましい。
【0012】本発明における特定のSB系ラテックスの
好ましい配合割合は、下塗り層において全接着剤の90
重量%以上、さらに好ましくは90〜95重量%、且つ
感熱記録層において全接着剤の25〜80重量%、さら
に好ましくは25〜60重量%であり、下塗り層と感熱
記録層に同一のSB系ラテックスを使用することにより
両層の密着性を向上させ耐水性(水浸漬後の表面強度)
を改善させるものである。下塗り層において上記範囲か
ら外れると耐水性及び接着力の低下をきたす場合があ
り、また感熱記録層において特定のSB系ラテックスの
含有量が全接着剤の25重量%未満の場合、下塗り層と
感熱記録層との密着性が低下したり、80重量%以上の
場合、記録濃度の低下を来したり高エネルギーで印字し
た際に耐熱性が弱い為印字障害を生じる場合等がある。
上記のような配合によってラテックスの有する優れたゴ
ム弾性と強い接着力が有効に作用しポーラスな吸油性顔
料の空隙性をさほど損なうことなく、少ない接着剤量で
顔料を支持体に結着し、そして耐水性(水浸漬後の表面
強度)を向上させるものである。
好ましい配合割合は、下塗り層において全接着剤の90
重量%以上、さらに好ましくは90〜95重量%、且つ
感熱記録層において全接着剤の25〜80重量%、さら
に好ましくは25〜60重量%であり、下塗り層と感熱
記録層に同一のSB系ラテックスを使用することにより
両層の密着性を向上させ耐水性(水浸漬後の表面強度)
を改善させるものである。下塗り層において上記範囲か
ら外れると耐水性及び接着力の低下をきたす場合があ
り、また感熱記録層において特定のSB系ラテックスの
含有量が全接着剤の25重量%未満の場合、下塗り層と
感熱記録層との密着性が低下したり、80重量%以上の
場合、記録濃度の低下を来したり高エネルギーで印字し
た際に耐熱性が弱い為印字障害を生じる場合等がある。
上記のような配合によってラテックスの有する優れたゴ
ム弾性と強い接着力が有効に作用しポーラスな吸油性顔
料の空隙性をさほど損なうことなく、少ない接着剤量で
顔料を支持体に結着し、そして耐水性(水浸漬後の表面
強度)を向上させるものである。
【0013】下塗り層及び記録層用塗被液中には特定の
SB系ラテックス以外の接着剤としては、部分ケン化あ
るいは完全ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチ
ル基変性ポリビニルアルコール、カルボキシル基変性ポ
リビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコール、澱
粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、アラビアゴム、ジイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、エチ
レン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共
重合体塩、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体
エマルジョン、尿素樹脂、メラニン樹脂、アミド樹脂等
を本発明の効果を阻害しない範囲で、適宜使用すること
も可能である。下塗り層及び記録層のそれぞれにおい
て、全接着剤の使用量は上記特定のSB系ラテックスを
含め、塗液全固形分の10〜40重量%、好ましくは1
5〜35重量%程度の範囲にとどめるのが望ましい。
SB系ラテックス以外の接着剤としては、部分ケン化あ
るいは完全ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチ
ル基変性ポリビニルアルコール、カルボキシル基変性ポ
リビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコール、澱
粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、アラビアゴム、ジイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体塩、スチレン−無水マレイン酸共重合体塩、エチ
レン−アクリル酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共
重合体塩、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体
エマルジョン、尿素樹脂、メラニン樹脂、アミド樹脂等
を本発明の効果を阻害しない範囲で、適宜使用すること
も可能である。下塗り層及び記録層のそれぞれにおい
て、全接着剤の使用量は上記特定のSB系ラテックスを
含め、塗液全固形分の10〜40重量%、好ましくは1
5〜35重量%程度の範囲にとどめるのが望ましい。
【0014】下塗り層塗液の調製には、さらに必要に応
じて分散剤、消泡剤、着色染料、蛍光染料などの各種助
剤を適宜添加することもできる。かくして調製された下
塗り塗液を支持体上に例えばエアーナイフコーティン
グ、ロールコーティング、バーコーティング、ブレード
コーティング、等の公知の塗工方式で塗布するわけであ
るが、乾燥後の塗布量が5g/m2 未満では、本発明の
所望の効果を得ることはできず、その為、5g/m2 以
上、好ましくは8g/m2 以上の下塗り層を形成する必
要があるが、過度に塗布量を上げ、例えば25g/m2
を越えるような下塗り層を形成すると、得られる記録体
の取扱適性が低下し、例えばカッティング時に紙粉が多
量に発生するといった問題が発生する。その為、下塗り
層の塗布量は5〜25g/m2 、好ましくは8〜20g
/m2の範囲で調節するのが望ましい。支持体として
は、紙、プラスチックフィルム、合成紙等が用いられる
が、価格、塗布適性等の点で紙が最も好ましく用いられ
る。
じて分散剤、消泡剤、着色染料、蛍光染料などの各種助
剤を適宜添加することもできる。かくして調製された下
塗り塗液を支持体上に例えばエアーナイフコーティン
グ、ロールコーティング、バーコーティング、ブレード
コーティング、等の公知の塗工方式で塗布するわけであ
るが、乾燥後の塗布量が5g/m2 未満では、本発明の
所望の効果を得ることはできず、その為、5g/m2 以
上、好ましくは8g/m2 以上の下塗り層を形成する必
要があるが、過度に塗布量を上げ、例えば25g/m2
を越えるような下塗り層を形成すると、得られる記録体
の取扱適性が低下し、例えばカッティング時に紙粉が多
量に発生するといった問題が発生する。その為、下塗り
層の塗布量は5〜25g/m2 、好ましくは8〜20g
/m2の範囲で調節するのが望ましい。支持体として
は、紙、プラスチックフィルム、合成紙等が用いられる
が、価格、塗布適性等の点で紙が最も好ましく用いられ
る。
【0015】本発明の感熱記録体は、上記の如き特定の
下塗り層上に感熱記録層を形成することにより製造され
るが、本発明において感熱記録層に含有される無色ない
し淡色の塩基性染料と、有機ないし無機の呈色剤の組み
合わせについては特に限定されるものではなく、熱によ
って両者が接触して呈色反応を起こすような組み合わせ
なら何れも使用可能である。例えば無色ないし淡色の塩
基性染料としては各種のものが公知であり、例えば下記
が挙げられる。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−p−ジ
メチルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−3
−イル)−6−ジメチルアミノフタリド等のトリアリル
メタン系染料、4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズ
ヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコ
オーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイ
コオーラミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイル
ロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメ
チレンブルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ
−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベン
ジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト
(6′−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル
−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミ
ン−B−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロア
ニリノ)ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)
ラクタム等のラクタム系染料、3−(N−エチル−N−
イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−
ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−クロロフルオラン、3−(N−エチル
−N−イソアミルアミノ)−7−(o−クロロフェニル
アミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−p−ブチルフェニルアミノフルオラン等のフルオラン
系染料。その他特開平3−79387 号公報に記載の無色な
いし淡色の塩基性染料が挙げられる。
下塗り層上に感熱記録層を形成することにより製造され
るが、本発明において感熱記録層に含有される無色ない
し淡色の塩基性染料と、有機ないし無機の呈色剤の組み
合わせについては特に限定されるものではなく、熱によ
って両者が接触して呈色反応を起こすような組み合わせ
なら何れも使用可能である。例えば無色ないし淡色の塩
基性染料としては各種のものが公知であり、例えば下記
が挙げられる。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−p−ジ
メチルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−3
−イル)−6−ジメチルアミノフタリド等のトリアリル
メタン系染料、4,4′−ビス−ジメチルアミノベンズ
ヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコ
オーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイ
コオーラミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイル
ロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメ
チレンブルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ
−ジナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラ
ン、3−フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベン
ジル−スピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト
(6′−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル
−スピロ−ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミ
ン−B−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロア
ニリノ)ラクタム、ローダミン(o−クロロアニリノ)
ラクタム等のラクタム系染料、3−(N−エチル−N−
イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−
ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−クロロフルオラン、3−(N−エチル
−N−イソアミルアミノ)−7−(o−クロロフェニル
アミノ)フルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−p−ブチルフェニルアミノフルオラン等のフルオラン
系染料。その他特開平3−79387 号公報に記載の無色な
いし淡色の塩基性染料が挙げられる。
【0016】また塩基性無色染料と接触して呈色する無
機ないし有機の呈色剤も各種のものが公知であり、例え
ば、活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、ベントナ
イト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸
性物質、4−ヒドロキシ−4' −イソプロポキシジフェ
ニルスルホン、4,4’−イソプロピリデンジフェニー
ル(ビスフェノールA)、4−tert−ブチルフェノー
ル、4−ヒドロキシジフェノキシド、4−ヒドロキシア
セトフェノール、4−(3−p−トリルスルホニルプロ
ピルオキシ)サルチル酸の亜鉛塩等の他、特開平3−79
387 号公報に記載の呈色剤が挙げられる。本発明におい
て、記録層中の塩基性染料と呈色剤の使用比率は種類に
応じて適宜選択されるものであるが、一般に塩基性染料
1重量部に対して1〜50重量部、好ましくは1〜10
重量部程度の呈色剤が使用される。これらの物質を含む
塗布液の調製には、一般に水を分散媒体とし、ボールミ
ル、アトライター、サンドミル等の撹拌・粉砕機により
塩基性染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分散し、塗液
として調製される。
機ないし有機の呈色剤も各種のものが公知であり、例え
ば、活性白土、酸性白土、アタパルジャイト、ベントナ
イト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸
性物質、4−ヒドロキシ−4' −イソプロポキシジフェ
ニルスルホン、4,4’−イソプロピリデンジフェニー
ル(ビスフェノールA)、4−tert−ブチルフェノー
ル、4−ヒドロキシジフェノキシド、4−ヒドロキシア
セトフェノール、4−(3−p−トリルスルホニルプロ
ピルオキシ)サルチル酸の亜鉛塩等の他、特開平3−79
387 号公報に記載の呈色剤が挙げられる。本発明におい
て、記録層中の塩基性染料と呈色剤の使用比率は種類に
応じて適宜選択されるものであるが、一般に塩基性染料
1重量部に対して1〜50重量部、好ましくは1〜10
重量部程度の呈色剤が使用される。これらの物質を含む
塗布液の調製には、一般に水を分散媒体とし、ボールミ
ル、アトライター、サンドミル等の撹拌・粉砕機により
塩基性染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分散し、塗液
として調製される。
【0017】さらに、塗液中には各種の助剤を添加する
ことができ、例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、アルギン酸
塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系、トリ
アゾール系等の紫外線吸収剤、その他消泡剤、螢光染
料、着色染料等が挙げられる。
ことができ、例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、アルギン酸
塩、脂肪酸金属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系、トリ
アゾール系等の紫外線吸収剤、その他消泡剤、螢光染
料、着色染料等が挙げられる。
【0018】また必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等の滑
剤、カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成
クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活
性白土等の無機顔料、及びステアリン酸アミド、ステア
リン酸メチレンビスアミド、オレイン酸アミド、パルミ
チン酸アミド、抹香オレイン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミ
ド等の脂肪族酸アミド、1,2−ジフェノキシエタン、
1,2−ビス(3−メチルフェノキシン)エタン、1,
2−ビス(4−メチルフェノキシン)エタン等のエーテ
ル類、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステ
ル、ジベンジルテレフタレート、シュウ酸ジベンジル、
シュウ酸ビス(p−クロロベンジル)、p−ベンジルオ
キシ安息香酸ベンジル等のエステル類、p−ベンジルビ
フェニル、m−ターフェニル等の芳香族化合物や各種公
知の熱可融性物質を増感剤として添加することもでき
る。
アリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナバ
ロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等の滑
剤、カオリン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成
クレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活
性白土等の無機顔料、及びステアリン酸アミド、ステア
リン酸メチレンビスアミド、オレイン酸アミド、パルミ
チン酸アミド、抹香オレイン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミ
ド等の脂肪族酸アミド、1,2−ジフェノキシエタン、
1,2−ビス(3−メチルフェノキシン)エタン、1,
2−ビス(4−メチルフェノキシン)エタン等のエーテ
ル類、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステ
ル、ジベンジルテレフタレート、シュウ酸ジベンジル、
シュウ酸ビス(p−クロロベンジル)、p−ベンジルオ
キシ安息香酸ベンジル等のエステル類、p−ベンジルビ
フェニル、m−ターフェニル等の芳香族化合物や各種公
知の熱可融性物質を増感剤として添加することもでき
る。
【0019】記録層の塗布方法は特に限定されるもので
はなく、従来から周知慣用の技術に従って形成すること
ができ、例えばバーコーティング、エアーナイフコーテ
ィング、ロッドブレードコーティング、ピュアーブレー
ドコーティング、ショートドゥエルコーティング等によ
り塗液を塗布・乾燥する方法等によって形成される。ま
た塗液の塗布量についても特に限定されるものではない
が、通常乾燥重量で2〜15g/m2 、好ましくは3〜
10g/m2 程度の範囲である。
はなく、従来から周知慣用の技術に従って形成すること
ができ、例えばバーコーティング、エアーナイフコーテ
ィング、ロッドブレードコーティング、ピュアーブレー
ドコーティング、ショートドゥエルコーティング等によ
り塗液を塗布・乾燥する方法等によって形成される。ま
た塗液の塗布量についても特に限定されるものではない
が、通常乾燥重量で2〜15g/m2 、好ましくは3〜
10g/m2 程度の範囲である。
【0020】本発明の感熱記録体では、かくして得られ
た感熱記録層上に顔料と水溶性樹脂及び/又は水分散性
樹脂を接着剤とした保護層を設けるものであるが、保護
層に用いられる水溶性樹脂及び/又は水分散性樹脂とし
ては下記の物質が例示される。例えば完全ケン化または
部分ケン化ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコー
ルとジケテンを反応させる等によってアセトアセチル基
を導入したアセトアセチル化ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアルコールとフマル酸、無水フタル酸、無水ト
リメリット酸、無水イタコン酸等の多価カルボン酸との
反応物あるいはこれらの反応物のエステル化物、さらに
は酢酸ビニルとマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、アクリル酸、メタアクリル酸等のエチレン性
不飽和カルボン酸との共重合体のケン化物として得られ
るカルボキシ変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルと
エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸等のオレフィン
スルホン酸あるいはその塩との共重合体のケン化物とし
て得られるスルホン酸変性ポリビニルアルコール、酢酸
ビニルとエチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オ
クテン、α−ドテセン、α−オクタドデセン等のオレフ
ィン類との共重合体をケン化して得られるオレフィン変
性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のニトリル類との共重合体の
ケン化物として得られるニトリル変性ポリビニルアルコ
ール、酢酸ビニルとアクリルアミド、メタクリルアミド
等のアミド類との共重合体をケン化して得られるアミド
変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとN−ビニルピ
ロリドンとの共重合体をケン化して得られるピロリドン
変性ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ア
ラビアゴム、酸化澱粉、エーテル化澱粉、ジアルデヒド
澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類等の水溶性樹脂、ある
いはスチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、酢酸
ビニル−塩化ビニル−エチレン共重合体エマルジョン、
メタクリレート−ブタジエン共重合体エマルジョン等の
水分散性樹脂がある。これらの中でも好ましくは各種変
性ポリビニルアルコール、セルロース誘導体及びカゼイ
ンが使用される。特に好ましくは平均重合度400〜5
00、鹸化度95モル%以上のアセトアセチル基変性の
ポリビニルアルコールが用いられ、保護層用塗料の調製
において流動性が良好で、得られた記録体の耐可塑剤
性、耐水性および走行性等に優れる。これらの接着剤の
使用量は、保護層全固形分中に30重量%以上含有する
ことが望ましく、より好ましくは50〜80重量%の範
囲で用いられる。
た感熱記録層上に顔料と水溶性樹脂及び/又は水分散性
樹脂を接着剤とした保護層を設けるものであるが、保護
層に用いられる水溶性樹脂及び/又は水分散性樹脂とし
ては下記の物質が例示される。例えば完全ケン化または
部分ケン化ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコー
ルとジケテンを反応させる等によってアセトアセチル基
を導入したアセトアセチル化ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアルコールとフマル酸、無水フタル酸、無水ト
リメリット酸、無水イタコン酸等の多価カルボン酸との
反応物あるいはこれらの反応物のエステル化物、さらに
は酢酸ビニルとマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、アクリル酸、メタアクリル酸等のエチレン性
不飽和カルボン酸との共重合体のケン化物として得られ
るカルボキシ変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルと
エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸等のオレフィン
スルホン酸あるいはその塩との共重合体のケン化物とし
て得られるスルホン酸変性ポリビニルアルコール、酢酸
ビニルとエチレン、プロピレン、イソブチレン、α−オ
クテン、α−ドテセン、α−オクタドデセン等のオレフ
ィン類との共重合体をケン化して得られるオレフィン変
性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のニトリル類との共重合体の
ケン化物として得られるニトリル変性ポリビニルアルコ
ール、酢酸ビニルとアクリルアミド、メタクリルアミド
等のアミド類との共重合体をケン化して得られるアミド
変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとN−ビニルピ
ロリドンとの共重合体をケン化して得られるピロリドン
変性ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ア
ラビアゴム、酸化澱粉、エーテル化澱粉、ジアルデヒド
澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類等の水溶性樹脂、ある
いはスチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、酢酸
ビニル−塩化ビニル−エチレン共重合体エマルジョン、
メタクリレート−ブタジエン共重合体エマルジョン等の
水分散性樹脂がある。これらの中でも好ましくは各種変
性ポリビニルアルコール、セルロース誘導体及びカゼイ
ンが使用される。特に好ましくは平均重合度400〜5
00、鹸化度95モル%以上のアセトアセチル基変性の
ポリビニルアルコールが用いられ、保護層用塗料の調製
において流動性が良好で、得られた記録体の耐可塑剤
性、耐水性および走行性等に優れる。これらの接着剤の
使用量は、保護層全固形分中に30重量%以上含有する
ことが望ましく、より好ましくは50〜80重量%の範
囲で用いられる。
【0021】本発明の保護層に接着剤と併用される顔料
としては、例えば炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、二酸化珪素、酸化珪素、水酸
化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、タルク、カ
オリン、クレー、焼成クレー、コロイダルシリカ等の無
機顔料、スチレンマイクロボール、ナイロンパウダー、
ポリエチレンパウダー、尿素・ホルマリン樹脂フィラ
ー、生澱粉粒等の有機顔料等が挙げられる。これらの中
でも一般に画質、バリアー性等の点からカオリンが好ま
しく用いられる。更にスキャナー適性の面から表面の光
沢を下げるために、好ましくは酸化珪素が併用され、特
に2次凝集体の平均粒子径が1〜3μmのものが好まし
く用いられ画質及び記録走行性にも優れる。なお、保護
層中の顔料の全使用量については耐水性、耐可塑剤性、
記録走行性の点からみて、保護層の全固形分中に好まし
くは10〜70重量%、より好ましくは20〜50重量
%の範囲で配合される。また酸化珪素の使用量は、保護
層の顔料中に好ましくは5重量%以上で、さらに保護層
の全固形分中に2〜25重量%の範囲で用いるのが好ま
しい。
としては、例えば炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、二酸化珪素、酸化珪素、水酸
化アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸亜鉛、タルク、カ
オリン、クレー、焼成クレー、コロイダルシリカ等の無
機顔料、スチレンマイクロボール、ナイロンパウダー、
ポリエチレンパウダー、尿素・ホルマリン樹脂フィラ
ー、生澱粉粒等の有機顔料等が挙げられる。これらの中
でも一般に画質、バリアー性等の点からカオリンが好ま
しく用いられる。更にスキャナー適性の面から表面の光
沢を下げるために、好ましくは酸化珪素が併用され、特
に2次凝集体の平均粒子径が1〜3μmのものが好まし
く用いられ画質及び記録走行性にも優れる。なお、保護
層中の顔料の全使用量については耐水性、耐可塑剤性、
記録走行性の点からみて、保護層の全固形分中に好まし
くは10〜70重量%、より好ましくは20〜50重量
%の範囲で配合される。また酸化珪素の使用量は、保護
層の顔料中に好ましくは5重量%以上で、さらに保護層
の全固形分中に2〜25重量%の範囲で用いるのが好ま
しい。
【0022】さらに保護層を形成する塗液中には必要に
応じてグリオキザール、メチロールメラミン、過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ、塩化第二
鉄、塩化マグネシウム、硼酸、塩化アンモニウム等の硬
化剤を添加してもよく、必要に応じてステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アミド、ポ
リエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワック
ス、エステルワックス等の滑剤、ジオクチルスルホコハ
ク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、
アルギン酸塩、脂肪酸金属塩等の界面活性剤、ベンゾフ
ェノン系、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、消泡剤、
螢光染料、着色染料等の各種助剤を適宜添加することも
できる。保護層を形成するための塗液は、一般に水性系
塗液として調製され、必要に応じてミキサー、アトライ
ター、ボールミル、ロールミル等の混合・撹拌機によっ
て十分混合分散された後、各種公知の塗布装置により感
熱記録層上に塗布される。塗布後、紫外線や電子線を照
射して硬化乾燥することもできる。なお、硬化剤は、保
護層を形成する塗液とは別に塗布することもでき、その
場合には塗液のポットライフを懸念する必要がなく、強
力な硬化剤を選択できる利点がある。保護層を形成する
塗液の塗布量は、特に限定されるものではないが、2g
/m 2 未満では本発明の所望の効果を充分に得ることが
できず、また、10g/m2を越すと感熱記録体の記録
感度を著しく低下させる恐れがあるため、一般には乾燥
重量で2〜10g/m2 、好ましくは3〜7g/m2 程
度の範囲で調節される。
応じてグリオキザール、メチロールメラミン、過硫酸カ
リウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ、塩化第二
鉄、塩化マグネシウム、硼酸、塩化アンモニウム等の硬
化剤を添加してもよく、必要に応じてステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アミド、ポ
リエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワック
ス、エステルワックス等の滑剤、ジオクチルスルホコハ
ク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、
アルギン酸塩、脂肪酸金属塩等の界面活性剤、ベンゾフ
ェノン系、トリアゾール系等の紫外線吸収剤、消泡剤、
螢光染料、着色染料等の各種助剤を適宜添加することも
できる。保護層を形成するための塗液は、一般に水性系
塗液として調製され、必要に応じてミキサー、アトライ
ター、ボールミル、ロールミル等の混合・撹拌機によっ
て十分混合分散された後、各種公知の塗布装置により感
熱記録層上に塗布される。塗布後、紫外線や電子線を照
射して硬化乾燥することもできる。なお、硬化剤は、保
護層を形成する塗液とは別に塗布することもでき、その
場合には塗液のポットライフを懸念する必要がなく、強
力な硬化剤を選択できる利点がある。保護層を形成する
塗液の塗布量は、特に限定されるものではないが、2g
/m 2 未満では本発明の所望の効果を充分に得ることが
できず、また、10g/m2を越すと感熱記録体の記録
感度を著しく低下させる恐れがあるため、一般には乾燥
重量で2〜10g/m2 、好ましくは3〜7g/m2 程
度の範囲で調節される。
【0023】また、必要に応じて感熱記録体の裏面側に
も保護層と同様のコート層を設けることによって一層保
存性を高めることも可能である。さらに、支持体の記録
体裏面に粘着剤処理を施し、粘着ラベルに加工する等、
感熱記録体製造分野における各種の公知技術が必要に応
じて付加し得るものである。かくして得られた本発明の
感熱記録体は、さらに光沢度の許す範囲でスーパーキャ
レンダー等で平滑化処理して、記録濃度や記録濃度ムラ
をより一層改良することも出来る。
も保護層と同様のコート層を設けることによって一層保
存性を高めることも可能である。さらに、支持体の記録
体裏面に粘着剤処理を施し、粘着ラベルに加工する等、
感熱記録体製造分野における各種の公知技術が必要に応
じて付加し得るものである。かくして得られた本発明の
感熱記録体は、さらに光沢度の許す範囲でスーパーキャ
レンダー等で平滑化処理して、記録濃度や記録濃度ムラ
をより一層改良することも出来る。
【0024】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の「部」及び「%」は特に断らない限りそれぞ
れ「重量部」及び「重量%」を示す。
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の「部」及び「%」は特に断らない限りそれぞ
れ「重量部」及び「重量%」を示す。
【0025】実施例1 下塗り層の形成 焼成カオリン(商品名:アンシレックス,EMC社製,
吸油量110ml/100g)70部、48%SB系ラ
テックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量
体65重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量
70%)60部、カルボキシメチルセルロース(商品
名:セロゲンWSC,第一工業製薬社製)の5%水溶液
20部、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリ
ウム0.5部、水100部を均一に混合して調製した下
塗り層用塗液を、60g/m2 の上質紙に乾燥後の塗布
量が10g/m2 となるようにベントブレードコーター
で塗布乾燥し、下塗り塗布紙を得た。
吸油量110ml/100g)70部、48%SB系ラ
テックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量
体65重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量
70%)60部、カルボキシメチルセルロース(商品
名:セロゲンWSC,第一工業製薬社製)の5%水溶液
20部、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリ
ウム0.5部、水100部を均一に混合して調製した下
塗り層用塗液を、60g/m2 の上質紙に乾燥後の塗布
量が10g/m2 となるようにベントブレードコーター
で塗布乾燥し、下塗り塗布紙を得た。
【0026】 A液調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アリニ
ノフルオラン15部、1,2−ビス(3−メチルフェノ
キシ)エタン30部、メチルセルロースの5%水溶液2
0部、及び水40部からなる組成物をサンドミルで平均
粒子径が2μmとなるまで粉砕した。
ノフルオラン15部、1,2−ビス(3−メチルフェノ
キシ)エタン30部、メチルセルロースの5%水溶液2
0部、及び水40部からなる組成物をサンドミルで平均
粒子径が2μmとなるまで粉砕した。
【0027】 B液調製 4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
ホン30部、メチルセルロースの5%水溶液20部、及
び水40部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が
2μmとなるまで粉砕した。
ホン30部、メチルセルロースの5%水溶液20部、及
び水40部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が
2μmとなるまで粉砕した。
【0028】 記録層の形成 A液70部、B液90部、酸化珪素顔料(商品名;ミズ
カシルP527,水沢化学社製)10部、48%SB系
ラテックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単
量体65重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有
量70%)15部、ポリビニルアルコール(商品名:P
VA110,クラレ社製)の15%水溶液120部、グ
リオキザールの40%水溶液0.8部を混合、攪拌し塗
液とした。上記のように調製した感熱記録層用の塗液を
上記下塗り塗布紙上に乾燥後の塗布量が6g/m2 とな
るように塗布乾燥して感熱記録体を得た。
カシルP527,水沢化学社製)10部、48%SB系
ラテックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単
量体65重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有
量70%)15部、ポリビニルアルコール(商品名:P
VA110,クラレ社製)の15%水溶液120部、グ
リオキザールの40%水溶液0.8部を混合、攪拌し塗
液とした。上記のように調製した感熱記録層用の塗液を
上記下塗り塗布紙上に乾燥後の塗布量が6g/m2 とな
るように塗布乾燥して感熱記録体を得た。
【0029】 保護層の形成 保護層用塗布液としてアセトアセチル化ポリビニルアル
コール(商品名;Z−100,日本合成化学社製,平均
重合度450,鹸化度98モル%)の10%水溶液67
0部、カオリン(商品名;UW−90,EMC社製)5
0部、酸化珪素顔料(商品名;ミズカシルP527,水
沢化学社製)10部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液
33部、40%グリオキザール2.5部を調製し、上記
の感熱記録体の記録層上に、乾燥後の塗布量が4g/m
2 となるように塗布・乾燥して保護層を有する感熱記録
体を得た。
コール(商品名;Z−100,日本合成化学社製,平均
重合度450,鹸化度98モル%)の10%水溶液67
0部、カオリン(商品名;UW−90,EMC社製)5
0部、酸化珪素顔料(商品名;ミズカシルP527,水
沢化学社製)10部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液
33部、40%グリオキザール2.5部を調製し、上記
の感熱記録体の記録層上に、乾燥後の塗布量が4g/m
2 となるように塗布・乾燥して保護層を有する感熱記録
体を得た。
【0030】実施例2 下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品
名:アンシレックス,EMC社製,吸油量110ml/
100g)の代わりに、無定形シリカ(商品名;ミズカ
シルP527,水沢化学社製,吸油量160ml/10
0g)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
名:アンシレックス,EMC社製,吸油量110ml/
100g)の代わりに、無定形シリカ(商品名;ミズカ
シルP527,水沢化学社製,吸油量160ml/10
0g)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
【0031】実施例3 下塗り層用塗液、及び記録層用塗液の調製において、4
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体
55重量%, メチルメタクリレート単量体10重量%,
アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量75%)を用
い、保護層用塗液の調製において、カオリン(商品名;
UW−90,EMC社製)10部、酸化珪素顔料(商品
名;ミズカシルP527,水沢化学社製)10部を用い
た以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体
55重量%, メチルメタクリレート単量体10重量%,
アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量75%)を用
い、保護層用塗液の調製において、カオリン(商品名;
UW−90,EMC社製)10部、酸化珪素顔料(商品
名;ミズカシルP527,水沢化学社製)10部を用い
た以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0032】実施例4 下塗り層用塗液、及び記録層用塗液の調製において、4
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体40重量%, スチレン単量体
20重量%, メチルメタクリレート単量体35重量%,
アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)を用い
た以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体40重量%, スチレン単量体
20重量%, メチルメタクリレート単量体35重量%,
アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)を用い
た以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0033】実施例5 保護層用塗液の調製において、カオリン(商品名;UW
−90,EMC社製)62部、酸化珪素顔料(商品名;
ミズカシルP527,水沢化学社製)5部を用いた以外
は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
−90,EMC社製)62部、酸化珪素顔料(商品名;
ミズカシルP527,水沢化学社製)5部を用いた以外
は実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0034】実施例6 記録層用塗液の調製において、48%SB系ラテックス
(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体65重
量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)
31部、ポリビニルアルコール(商品名:PVA11
0,クラレ社製)の15%水溶液70部を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体65重
量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)
31部、ポリビニルアルコール(商品名:PVA11
0,クラレ社製)の15%水溶液70部を用いた以外は
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0035】実施例7 下塗り層塗液の調製において、48%SB系ラテックス
(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体65重
量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)
60部の代わりに、48%SB系ラテックス(ブタジエ
ン単量体30重量%, スチレン単量体65重量%, アク
リル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)48部、ポ
リビニルアルコール(商品名:PVA110,クラレ社
製)の15%水溶液38部を用いた以外は実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体65重
量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)
60部の代わりに、48%SB系ラテックス(ブタジエ
ン単量体30重量%, スチレン単量体65重量%, アク
リル酸単量体5重量%,ゲル含有量70%)48部、ポ
リビニルアルコール(商品名:PVA110,クラレ社
製)の15%水溶液38部を用いた以外は実施例1と同
様にして感熱記録体を得た。
【0036】実施例8 下塗り層用塗液、及び記録層用塗液の調製において、4
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体41重量%, スチレン単量体
56重量%, アクリル酸単量体3重量%,,ゲル含有量
90%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録
体を得た。
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体41重量%, スチレン単量体
56重量%, アクリル酸単量体3重量%,,ゲル含有量
90%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録
体を得た。
【0037】比較例1 下塗り層用塗液、及び記録層用塗液の調製において、4
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体20重量%, スチレン単量体
75重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量7
5%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体20重量%, スチレン単量体
75重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量7
5%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
【0038】比較例2 下塗り層用塗液、及び記録層用塗液の調製において、4
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体50重量%, スチレン単量体
45重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量7
5%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体50重量%, スチレン単量体
45重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量7
5%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
【0039】比較例3 下塗り層用塗液、及び記録層用塗液の調製において、4
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体
65重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量5
0%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
8%SB系ラテックス(ブタジエン単量体30重量%,
スチレン単量体65重量%, アクリル酸単量体5重量
%,ゲル含有量70%)の代わりに、48%SB系ラテ
ックス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体
65重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量5
0%)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体
を得た。
【0040】比較例4 下塗り層用塗液の調製において、48%SB系ラテック
ス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体65
重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70
%)60部の代わりに、ポリビニルアルコール(商品
名:PVA110,クラレ社製)の15%水溶液190
部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
ス(ブタジエン単量体30重量%, スチレン単量体65
重量%, アクリル酸単量体5重量%,ゲル含有量70
%)60部の代わりに、ポリビニルアルコール(商品
名:PVA110,クラレ社製)の15%水溶液190
部を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
【0041】比較例5 下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品
名:アンシレックス,EMC社製,吸油量110ml/
100g)の代わりに炭酸カルシウム(吸油量35ml
/100g)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱
記録体を得た。
名:アンシレックス,EMC社製,吸油量110ml/
100g)の代わりに炭酸カルシウム(吸油量35ml
/100g)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱
記録体を得た。
【0042】かくして得られた各感熱記録体について、
以下の品質試験を行いその結果を表1に示した。 (1) 初期発色濃度 各感熱記録体を感熱記録シミュレーター(商品名;TH-P
MD,大倉電気社製)によって画像記録を行い、印加エネ
ルギー0.5mJ/dot における記録像の発色濃度をマクベス
濃度計(商品名;RD-100R 型,マクベス社製)で測定し
た。
以下の品質試験を行いその結果を表1に示した。 (1) 初期発色濃度 各感熱記録体を感熱記録シミュレーター(商品名;TH-P
MD,大倉電気社製)によって画像記録を行い、印加エネ
ルギー0.5mJ/dot における記録像の発色濃度をマクベス
濃度計(商品名;RD-100R 型,マクベス社製)で測定し
た。
【0043】(2) 印字画素再現性 上記得られた感熱記録体の記録像の印字画素再現性につ
いて、下記の基準で評価した。 ◎:極めて優れている。 〇:優れている。 ×:不充分である。
いて、下記の基準で評価した。 ◎:極めて優れている。 〇:優れている。 ×:不充分である。
【0044】(3) 光沢度 各感熱記録体表面の光沢度を85°光沢度計(商品名;NO
VO GLOSS,マクベス社製)で測定した。(数値が小さい
程、低い光沢を示す。)
VO GLOSS,マクベス社製)で測定した。(数値が小さい
程、低い光沢を示す。)
【0045】(4) 記録走行性 各感熱記録体を航空タグ用オートラベラー(商品名;20
1 型,UBI 社製)によって画像記録を行い、記録走行性
を下記の評価基準で評価した。 ○:全く問題なく記録できる。 ×:スティック音がし、記録不良が発生した。
1 型,UBI 社製)によって画像記録を行い、記録走行性
を下記の評価基準で評価した。 ○:全く問題なく記録できる。 ×:スティック音がし、記録不良が発生した。
【0046】(5) 耐可塑剤性 ポリプロピレンパイプ(40mmφ管)上に塩化ビニルラッ
プフィルム(三井東圧社製)を3重に巻きつけ、その上
に印字発色せしめた各感熱記録体を印字発色面が外にな
るように挟み、更にその上にから塩化ビニルラップフィ
ルムを5重に巻きつけ、0.5mJ/dot の点の72時間後の印
字濃度をマクベス濃度計で測定して、濃度の維持率
(%)を計算した。(数値が大きい程、耐可塑剤性が良
好である。)
プフィルム(三井東圧社製)を3重に巻きつけ、その上
に印字発色せしめた各感熱記録体を印字発色面が外にな
るように挟み、更にその上にから塩化ビニルラップフィ
ルムを5重に巻きつけ、0.5mJ/dot の点の72時間後の印
字濃度をマクベス濃度計で測定して、濃度の維持率
(%)を計算した。(数値が大きい程、耐可塑剤性が良
好である。)
【0047】(6) 密着性 タック13のインキを数回重ね刷りし、印刷面のピッキ
ング状態を肉眼にて判定し下記の評価基準で評価した。 ◎:強い ○:普通 ×:弱い
ング状態を肉眼にて判定し下記の評価基準で評価した。 ◎:強い ○:普通 ×:弱い
【0048】(7) 耐水性〔Wet Rub 〕 各感熱記録体を水に2時間浸漬し、水から引き揚げた後
すぐに指頭で擦り、耐水性を下記の評価基準で評価し
た。 ◎:完全に密着している。 ○:少し剥がれるが、実用上問題ない。 △:半分程度剥がれる。 ×:大部分剥がれ、密着していない。
すぐに指頭で擦り、耐水性を下記の評価基準で評価し
た。 ◎:完全に密着している。 ○:少し剥がれるが、実用上問題ない。 △:半分程度剥がれる。 ×:大部分剥がれ、密着していない。
【0049】(8) スキャニング適性 記録走行性の試験において評価した各感熱記録体をスキ
ャナー(商品名;LaserChek II,東洋インキ社製)によ
ってスキャニングして読取適性を下記の評価基準で評価
した。 ○:総合評価 STI GRADEが80%以上。 ×:総合評価 STI GRADEが80%未満。
ャナー(商品名;LaserChek II,東洋インキ社製)によ
ってスキャニングして読取適性を下記の評価基準で評価
した。 ○:総合評価 STI GRADEが80%以上。 ×:総合評価 STI GRADEが80%未満。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の感熱記録体は表1の結果から明
らかなように、特に耐水性、密着性が良く、又低光沢で
スキャナー適性も良好で、耐可塑剤性、記録走行性、印
字画素再現性に優れた感熱記録体であった。
らかなように、特に耐水性、密着性が良く、又低光沢で
スキャナー適性も良好で、耐可塑剤性、記録走行性、印
字画素再現性に優れた感熱記録体であった。
Claims (3)
- 【請求項1】支持体上に、下塗り層、感熱記録層、及び
保護層を順次積層した感熱記録体において、下塗り層の
主成分として JIS K-5101 法に基づく吸油量が100m
l/100g以上の吸油性顔料を含有し、さらに下塗り
層及び感熱記録層の接着剤として、ブタジエン単量体を
25〜45重量%含有し且つゲル含有量が60〜90%
であるスチレン・ブタジエン系ラテックスを含有せしめ
たことを特徴とする感熱記録体。 - 【請求項2】スチレン・ブタジエン系ラテックスの含有
量が、下塗り層において全接着剤の90重量%以上で、
且つ感熱記録層において全接着剤の25〜80重量%で
ある請求項1記載の感熱記録体。 - 【請求項3】保護層の接着剤として、平均重合度400
〜500且つ鹸化度95モル%以上のアセトアセチル基
変性ポリビニルアルコールを主成分として用い、さらに
保護層の顔料中に酸化珪素を5重量%以上含有する請求
項1又は2記載の感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119184A JPH07323661A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119184A JPH07323661A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 感熱記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07323661A true JPH07323661A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14754997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6119184A Pending JPH07323661A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07323661A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6071851A (en) * | 1996-08-08 | 2000-06-06 | Mitsubhishi Paper Mills Limited | Heat-sensitive recording material and method for producing same |
KR100923181B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2009-10-22 | 린텍 가부시키가이샤 | 비접촉형 리라이트 서멀라벨 및 그 사용방법 |
JP2013212672A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-17 | Oji Holdings Corp | 感熱記録体 |
JP2017200760A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 弾性下層を有するサーマル印刷可能な紙物品 |
JP6919083B1 (ja) * | 2021-03-09 | 2021-08-11 | 日本エイアンドエル株式会社 | 感熱記録紙アンダー層用バインダー、及び感熱記録紙アンダー層用組成物 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6119184A patent/JPH07323661A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6071851A (en) * | 1996-08-08 | 2000-06-06 | Mitsubhishi Paper Mills Limited | Heat-sensitive recording material and method for producing same |
KR100923181B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2009-10-22 | 린텍 가부시키가이샤 | 비접촉형 리라이트 서멀라벨 및 그 사용방법 |
JP2013212672A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-17 | Oji Holdings Corp | 感熱記録体 |
JP2017200760A (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 弾性下層を有するサーマル印刷可能な紙物品 |
JP6919083B1 (ja) * | 2021-03-09 | 2021-08-11 | 日本エイアンドエル株式会社 | 感熱記録紙アンダー層用バインダー、及び感熱記録紙アンダー層用組成物 |
WO2022191208A1 (ja) * | 2021-03-09 | 2022-09-15 | 日本エイアンドエル株式会社 | 感熱記録紙アンダー層用バインダー、及び感熱記録紙アンダー層用組成物 |
CN117120271A (zh) * | 2021-03-09 | 2023-11-24 | 日本A&L株式会社 | 热敏记录纸底层用粘结剂、及热敏记录纸底层用组合物 |
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