JPH07318650A - 障害物検知装置 - Google Patents
障害物検知装置Info
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- JPH07318650A JPH07318650A JP6109686A JP10968694A JPH07318650A JP H07318650 A JPH07318650 A JP H07318650A JP 6109686 A JP6109686 A JP 6109686A JP 10968694 A JP10968694 A JP 10968694A JP H07318650 A JPH07318650 A JP H07318650A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 霧,降雨,降雪等の視界不良状態を検出した
とき、送出光出力自体を適宜増加させることで、障害物
検知を高感度にて実施可能にする。 【構成】 霧,降雨,降雪のいずれかによる視界不良を
検出する視界不良検出手段22を設け、該視界不良検出
手段22による検出出力に応じて、レーザ強度制御手段
37に、送出光のパワーを制御させる。
とき、送出光出力自体を適宜増加させることで、障害物
検知を高感度にて実施可能にする。 【構成】 霧,降雨,降雪のいずれかによる視界不良を
検出する視界不良検出手段22を設け、該視界不良検出
手段22による検出出力に応じて、レーザ強度制御手段
37に、送出光のパワーを制御させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザレーダを用い
た車両用の障害物検知装置に関するものであり、特に
霧,降雨,降雪等の視界不良状態を検知し、レーザレー
ダの出力を制御する障害物検知装置に関するものであ
る。
た車両用の障害物検知装置に関するものであり、特に
霧,降雨,降雪等の視界不良状態を検知し、レーザレー
ダの出力を制御する障害物検知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平5―196735
号公報に示された従来の障害物検知装置を示し、図にお
いて、2はパルス状の駆動電流を発生するパルス発生回
路、3はその駆動電流を受けてレーザビームを発生する
レーザダイオード、4は送光レンズ、5は障害物からの
反射光を受光する受光レンズである。
号公報に示された従来の障害物検知装置を示し、図にお
いて、2はパルス状の駆動電流を発生するパルス発生回
路、3はその駆動電流を受けてレーザビームを発生する
レーザダイオード、4は送光レンズ、5は障害物からの
反射光を受光する受光レンズである。
【0003】また、6は上記反射光を受けて、これを電
気信号に変換するフォトダイオード、7はフォトダイオ
ード6の出力信号を増幅する増幅器、8はレーザビーム
が発生し、そのレーザビームが障害物に反射してフォト
ダイオード6に検知されるまでの時間差から障害物まで
の距離を検出する距離検出器である。
気信号に変換するフォトダイオード、7はフォトダイオ
ード6の出力信号を増幅する増幅器、8はレーザビーム
が発生し、そのレーザビームが障害物に反射してフォト
ダイオード6に検知されるまでの時間差から障害物まで
の距離を検出する距離検出器である。
【0004】さらに、9は雨量検出部、10は霧検出部
で、これらの各検出出力は信号処理部11に入力され、
この信号処理部11で決定したビーム幅決定信号にもと
づき、光学系変更部12によりビーム幅を制御可能にし
ている。
で、これらの各検出出力は信号処理部11に入力され、
この信号処理部11で決定したビーム幅決定信号にもと
づき、光学系変更部12によりビーム幅を制御可能にし
ている。
【0005】次に動作について説明する。まず、自車両
と障害物との間の距離検知は、上記レーザの送出光と反
射光との送受信タイミングの差から求めることができる
が、このとき、上記自車両と障害物との間の距離検知を
行う領域に発生する霧や降雨などの視界不良状態を検知
し、距離検知が可能な反射光パワーを確保する必要があ
る。このため、上記構成による障害物検知装置では、視
界不良時にもビーム幅の調整により、障害物までの距離
を確実に検出できるようにしている。
と障害物との間の距離検知は、上記レーザの送出光と反
射光との送受信タイミングの差から求めることができる
が、このとき、上記自車両と障害物との間の距離検知を
行う領域に発生する霧や降雨などの視界不良状態を検知
し、距離検知が可能な反射光パワーを確保する必要があ
る。このため、上記構成による障害物検知装置では、視
界不良時にもビーム幅の調整により、障害物までの距離
を確実に検出できるようにしている。
【0006】すなわち、まず、パルス発生回路2がパル
ス状の駆動電流を発生すると、この駆動電流を受けてレ
ーザダイオード3が発光し、所定のビーム幅のパルス状
のレーザビームが送光レンズ4を介して障害物に照射さ
れる。そして、この障害物はそのレーザビームを反射
し、受光レンズ5を介してフォトダイオード6に受光さ
れる。
ス状の駆動電流を発生すると、この駆動電流を受けてレ
ーザダイオード3が発光し、所定のビーム幅のパルス状
のレーザビームが送光レンズ4を介して障害物に照射さ
れる。そして、この障害物はそのレーザビームを反射
し、受光レンズ5を介してフォトダイオード6に受光さ
れる。
【0007】そして、このフォトダイオード6に当った
光はここで電気信号に変換され、増幅器7で増幅された
後距離検出部8に入力され、ここで、送光信号の受光信
号との時間差を求め、この時間差から、車両より障害物
までの距離が算出される。
光はここで電気信号に変換され、増幅器7で増幅された
後距離検出部8に入力され、ここで、送光信号の受光信
号との時間差を求め、この時間差から、車両より障害物
までの距離が算出される。
【0008】一方、雨量検出部9および霧検出部10は
雨量および霧の発生を監視しており、その各検出部の信
号を信号処理部11に入力して、霧の発生または降雨を
判定処理し、この判定結果に従って、光学系変更部12
はレーザビームのビーム幅(広がり角)を設定し、降雨
や霧の発生時にビーム幅を小さくして、レーザビームの
伝搬損失にもとづく検出能力の低下を補償している。
雨量および霧の発生を監視しており、その各検出部の信
号を信号処理部11に入力して、霧の発生または降雨を
判定処理し、この判定結果に従って、光学系変更部12
はレーザビームのビーム幅(広がり角)を設定し、降雨
や霧の発生時にビーム幅を小さくして、レーザビームの
伝搬損失にもとづく検出能力の低下を補償している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の障害物検知装置
は以上のように構成されているので、霧,降雨,降雪等
の視界不良状態による検知能力の低下を防ぐためにビー
ム幅を絞ることにより、単位面積当たりのレーザ出力を
実質的に増大させ、視界不良状態による距離検知能力の
低下を緩和するようにしているが、天気の状態により同
一の検知距離でもビームの広がり角度が変動し、検知で
きる領域が変動するなどの問題点があった。
は以上のように構成されているので、霧,降雨,降雪等
の視界不良状態による検知能力の低下を防ぐためにビー
ム幅を絞ることにより、単位面積当たりのレーザ出力を
実質的に増大させ、視界不良状態による距離検知能力の
低下を緩和するようにしているが、天気の状態により同
一の検知距離でもビームの広がり角度が変動し、検知で
きる領域が変動するなどの問題点があった。
【0010】また、視界不良状態においては、ビームが
絞られるため検知幅が狭くなり、レーザ検知による死角
部分が増加するほか、死角を補うために別のレーザレー
ダを設ける必要があり、障害物検知を行うシステムが増
大するなどの問題点があった。
絞られるため検知幅が狭くなり、レーザ検知による死角
部分が増加するほか、死角を補うために別のレーザレー
ダを設ける必要があり、障害物検知を行うシステムが増
大するなどの問題点があった。
【0011】さらに、ビーム幅を可変するために送光レ
ンズ4の駆動機構を追加する必要があり、レーザヘッド
部分が大型化し、駆動機構による作動不良が発生するな
どの問題点があった。
ンズ4の駆動機構を追加する必要があり、レーザヘッド
部分が大型化し、駆動機構による作動不良が発生するな
どの問題点があった。
【0012】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、霧,降雨,降雪等の視界
不良状態を検出したとき、送出光の出力自体を適宜増加
させることで、送出光のビームの広がり角度を絞ること
なく、障害物検知を高感度にて実施できる障害物検知装
置を得ることを目的とする。
消するためになされたもので、霧,降雨,降雪等の視界
不良状態を検出したとき、送出光の出力自体を適宜増加
させることで、送出光のビームの広がり角度を絞ること
なく、障害物検知を高感度にて実施できる障害物検知装
置を得ることを目的とする。
【0013】請求項2の発明は光の透過率から視界不良
を判断して、障害物に対する送出光のパワーを制御し、
所期の障害物検知感度を確保できる障害物検知装置を得
ることを目的とする。
を判断して、障害物に対する送出光のパワーを制御し、
所期の障害物検知感度を確保できる障害物検知装置を得
ることを目的とする。
【0014】請求項3の発明はワイパーの作動速度から
視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワーを
制御し、所期の障害物検知感度を確保できる障害物検知
装置を得ることを目的とする。
視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワーを
制御し、所期の障害物検知感度を確保できる障害物検知
装置を得ることを目的とする。
【0015】請求項4の発明は雨量増加速度から視界不
良を判断して、障害物に対する送出光のパワーを制御
し、所期の障害物検知感度を確保できる障害物検知装置
を得ることを目的とする。
良を判断して、障害物に対する送出光のパワーを制御
し、所期の障害物検知感度を確保できる障害物検知装置
を得ることを目的とする。
【0016】請求項5の発明はフォグランプの作動状態
から視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワ
ーを制御し、所期の障害物検知感度を確保できる障害物
検知装置を得ることを目的とする。
から視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワ
ーを制御し、所期の障害物検知感度を確保できる障害物
検知装置を得ることを目的とする。
【0017】請求項6の発明は道路区分ライン画像の輝
度から視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパ
ワーを制御し、所期の障害物検知感度を確保できる障害
物検知装置を得ることを目的とする。
度から視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパ
ワーを制御し、所期の障害物検知感度を確保できる障害
物検知装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る障
害物検知装置は、霧,降雨,降雪のいずれかによる視界
不良を検出する視界不良検出手段を設け、該視界不良検
出手段による検出出力に応じて、レーザ強度制御手段
に、送出光のパワーを制御させるようにしたものであ
る。
害物検知装置は、霧,降雨,降雪のいずれかによる視界
不良を検出する視界不良検出手段を設け、該視界不良検
出手段による検出出力に応じて、レーザ強度制御手段
に、送出光のパワーを制御させるようにしたものであ
る。
【0019】請求項2の発明に係る障害物検知装置は、
視界不良検出手段に、霧,降雨,降雪に対する光の透過
率を計算する伝播損失検出手段を設け、信号処理手段
に、該伝播損失検出手段で求めた光の透過率に対する受
光強度を判定させ、この判定出力をレーザ強度制御手段
に入力するようにしたものである。
視界不良検出手段に、霧,降雨,降雪に対する光の透過
率を計算する伝播損失検出手段を設け、信号処理手段
に、該伝播損失検出手段で求めた光の透過率に対する受
光強度を判定させ、この判定出力をレーザ強度制御手段
に入力するようにしたものである。
【0020】請求項3の発明に係る障害物検知装置は、
視界不良検出手段に、ワイパー作動センサの出力にもと
づいてワイパー作動速度を求めるワイパー作動速度演算
手段を設け、該ワイパー作動速度演算手段で求めたワイ
パー作動速度にもとづいて、視界不良判定手段に、降
雨,降雪による視界不良を判定させ、この判定出力をレ
ーザ強度制御手段に入力するようにしたものである。
視界不良検出手段に、ワイパー作動センサの出力にもと
づいてワイパー作動速度を求めるワイパー作動速度演算
手段を設け、該ワイパー作動速度演算手段で求めたワイ
パー作動速度にもとづいて、視界不良判定手段に、降
雨,降雪による視界不良を判定させ、この判定出力をレ
ーザ強度制御手段に入力するようにしたものである。
【0021】請求項4の発明に係る障害物検知装置は、
視界不良検出手段に、雨量センサの出力にもとづいて雨
量の増加速度を計算する雨量増加速度演算手段を設け、
該雨量増加速度演算手段で求めた雨量増加速度に応じ
て、降雨度合い判定手段に、降雨の度合いを判定させ、
この判定出力をレーザ強度制御手段に入力するようにし
たものである。
視界不良検出手段に、雨量センサの出力にもとづいて雨
量の増加速度を計算する雨量増加速度演算手段を設け、
該雨量増加速度演算手段で求めた雨量増加速度に応じ
て、降雨度合い判定手段に、降雨の度合いを判定させ、
この判定出力をレーザ強度制御手段に入力するようにし
たものである。
【0022】請求項5の発明に係る障害物検知装置は、
視界不良検出手段を視界不良時に作動されるフォグラン
プ作動検出手段としたものである。
視界不良検出手段を視界不良時に作動されるフォグラン
プ作動検出手段としたものである。
【0023】請求項6の発明に係る障害物検知装置は、
視界不良検出手段に、道路区分ラインを含む車両前方の
画像を撮像する撮像手段を設け、視界不良判定手段に、
上記道路区分ラインの画像の輝度にもとづき、霧または
降雨による視界不良を判定させ、この判定出力をレーザ
強度制御手段に入力するようにしたものである。
視界不良検出手段に、道路区分ラインを含む車両前方の
画像を撮像する撮像手段を設け、視界不良判定手段に、
上記道路区分ラインの画像の輝度にもとづき、霧または
降雨による視界不良を判定させ、この判定出力をレーザ
強度制御手段に入力するようにしたものである。
【0024】
【作用】請求項1の発明における障害物検知装置は、視
界不良検出手段で視界不良を検出したとき、この検出出
力にもとづいてレーザ強度制御手段がレーザの送出光の
パワーを自動的に高めて、送出光の透過効率を高め、障
害物の検知能力を高めるように機能する。
界不良検出手段で視界不良を検出したとき、この検出出
力にもとづいてレーザ強度制御手段がレーザの送出光の
パワーを自動的に高めて、送出光の透過効率を高め、障
害物の検知能力を高めるように機能する。
【0025】請求項2の発明における障害物検知装置
は、霧,降雨,降雪等の視界不良状態をレーザレーダに
よる透過光の透過率を検知することで判定し、その透過
率に対応する受光強度に応じて送出光のパワーを適宜増
加することにより、視界不良状態による検知距離能力の
低下を防ぐ。
は、霧,降雨,降雪等の視界不良状態をレーザレーダに
よる透過光の透過率を検知することで判定し、その透過
率に対応する受光強度に応じて送出光のパワーを適宜増
加することにより、視界不良状態による検知距離能力の
低下を防ぐ。
【0026】請求項3の発明における障害物検知装置
は、降雨、降雪をワイパーの作動速度から検出し、降
雨,降雪による距離検知能力の低下の度合いに応じて、
送出光のパワーを適宜増加させる。
は、降雨、降雪をワイパーの作動速度から検出し、降
雨,降雪による距離検知能力の低下の度合いに応じて、
送出光のパワーを適宜増加させる。
【0027】請求項4の発明における障害物検知装置
は、降雨の発生時に雨量増加速度を検出し、この雨量増
加速度から降雨の度合いを判定し、その降雨の度合いに
従って送出光のパワーを適宜増加させる。
は、降雨の発生時に雨量増加速度を検出し、この雨量増
加速度から降雨の度合いを判定し、その降雨の度合いに
従って送出光のパワーを適宜増加させる。
【0028】請求項5の発明における障害物検知装置
は、霧の発生をフォグランプの作動により判定し、その
判定結果に従って送出光のパワーを適宜増加させる。
は、霧の発生をフォグランプの作動により判定し、その
判定結果に従って送出光のパワーを適宜増加させる。
【0029】請求項6における障害物検知装置は、霧,
降雨の発生を画像カメラ撮像手段により得た道路の車線
区分ラインの輝度の違いにもとづき検出し、輝度がある
一定値以下になれば、視界不良と判定し、送出光のパワ
ーを適宜増加させる。
降雨の発生を画像カメラ撮像手段により得た道路の車線
区分ラインの輝度の違いにもとづき検出し、輝度がある
一定値以下になれば、視界不良と判定し、送出光のパワ
ーを適宜増加させる。
【0030】
実施例1.以下、請求項1および請求項2の発明の一実
施例を図について説明する。図1において、21は障害
物検知装置で、これが霧,降雨,降雪等による前方視界
不良を検出するレーザレーダを有する視界不良検出手段
22を備えている。
施例を図について説明する。図1において、21は障害
物検知装置で、これが霧,降雨,降雪等による前方視界
不良を検出するレーザレーダを有する視界不良検出手段
22を備えている。
【0031】また、23はパルスのレーザビームを出力
するレーザ出力手段、24はこのレーザビームを絞る送
光レンズ、25は障害物としての路面38からの反射光
を受光する受光レンズ、27はレーザ受光手段、28は
レーザ受光手段27が出力する電気信号を増幅する増幅
手段である。
するレーザ出力手段、24はこのレーザビームを絞る送
光レンズ、25は障害物としての路面38からの反射光
を受光する受光レンズ、27はレーザ受光手段、28は
レーザ受光手段27が出力する電気信号を増幅する増幅
手段である。
【0032】また、29は上記増幅手段28からの電気
信号にもとづいて、霧,降雨,降雪に対する光の透過率
を計算する伝播損失検出手段、30はその計算によって
得られた光の透過率に応じて受光強度を判定する信号処
理手段である。
信号にもとづいて、霧,降雨,降雪に対する光の透過率
を計算する伝播損失検出手段、30はその計算によって
得られた光の透過率に応じて受光強度を判定する信号処
理手段である。
【0033】一方、31は障害物検知装置21内に別に
設けられたレーザ出力手段、32はこのレーザ出力手段
31からのレーザビームを障害物としての前方車両26
に照射する送光レンズ、33は前方車両26からの反射
光を受光レンズ34を介して受光するレーザ受光手段、
35はそのレーザ受光手段33の出力を増幅する増幅手
段である。
設けられたレーザ出力手段、32はこのレーザ出力手段
31からのレーザビームを障害物としての前方車両26
に照射する送光レンズ、33は前方車両26からの反射
光を受光レンズ34を介して受光するレーザ受光手段、
35はそのレーザ受光手段33の出力を増幅する増幅手
段である。
【0034】また、36はレーザ出力手段31からレー
ザービームが送光された時間と障害物に反射して受光手
段33に検出されるまでの時間差から前方車両26まで
の距離を計算する距離演算手段であり、37は信号処理
手段30が判定した受光強度に応じて、レーザ出力手段
31からのビーム出力をコントロールするレーザ強度制
御手段である。
ザービームが送光された時間と障害物に反射して受光手
段33に検出されるまでの時間差から前方車両26まで
の距離を計算する距離演算手段であり、37は信号処理
手段30が判定した受光強度に応じて、レーザ出力手段
31からのビーム出力をコントロールするレーザ強度制
御手段である。
【0035】次に動作を説明する。まず、視界不良検出
手段22では、レーザ出力手段23よりパルス出力され
たレーザビームを送光レンズ24で絞って、障害物であ
る前方車両に照射し、この前方車両26からの反射光を
受光レンズ25で絞り、レーザ受光手段27に受け、そ
の受光出力を増幅手段12により増幅する。
手段22では、レーザ出力手段23よりパルス出力され
たレーザビームを送光レンズ24で絞って、障害物であ
る前方車両に照射し、この前方車両26からの反射光を
受光レンズ25で絞り、レーザ受光手段27に受け、そ
の受光出力を増幅手段12により増幅する。
【0036】このように増幅されたレーザ受光信号は、
伝播損失検出手段29に入力され、ここで霧,降雨,降
雪に対する光の透過率が計算される。この光の透過率
は、図2に示すようにレーザ受光強度が、光の透過率の
2乗にほぼ比例して増加することから容易に求めること
ができる。
伝播損失検出手段29に入力され、ここで霧,降雨,降
雪に対する光の透過率が計算される。この光の透過率
は、図2に示すようにレーザ受光強度が、光の透過率の
2乗にほぼ比例して増加することから容易に求めること
ができる。
【0037】信号処理手段30では、霧,降雨,降雪が
発生した時の透過率a,b,cに対する受光強度d,
e,fが予め設定されており、受光強度がそれぞれd,
e,f以下になれば、これらに対応して霧,降雨,降雪
が発生したと判定する。また、レーザ出力手段23より
出力したレーザビームは、通常、路面方向に向けられ自
車両と路面38との間の光の透過率を検出する。
発生した時の透過率a,b,cに対する受光強度d,
e,fが予め設定されており、受光強度がそれぞれd,
e,f以下になれば、これらに対応して霧,降雨,降雪
が発生したと判定する。また、レーザ出力手段23より
出力したレーザビームは、通常、路面方向に向けられ自
車両と路面38との間の光の透過率を検出する。
【0038】この透過率から霧,降雨,降雪の発生状態
が判定されれば、レーザ強度制御手段37は透過率の低
いものほどレーザ強度を上げるようにレーザ出力手段3
1の出力を制御し、このレーザ出力手段31から所定制
御レベルのレーザビームがパルス出力される。
が判定されれば、レーザ強度制御手段37は透過率の低
いものほどレーザ強度を上げるようにレーザ出力手段3
1の出力を制御し、このレーザ出力手段31から所定制
御レベルのレーザビームがパルス出力される。
【0039】このため、パルス出力されたレーザビーム
は送光レンズ32で絞られ前方車両26に照射され、そ
の反射光が受光レンズ34で絞られた後、レーザ受光手
段33により検出される。そして、この検出出力は増幅
手段35により増幅されて、距離演算手段36に入力さ
れる。
は送光レンズ32で絞られ前方車両26に照射され、そ
の反射光が受光レンズ34で絞られた後、レーザ受光手
段33により検出される。そして、この検出出力は増幅
手段35により増幅されて、距離演算手段36に入力さ
れる。
【0040】この距離演算手段36では、レーザビーム
がレーザ出力手段31からパルス出力され、前方車両2
6に反射して、レーザ受光手段33により検出されるま
での時間差△t1から、前方車両26までの車間距離D
1を、光速をCとして、D1=C・△t1/2により計
算する。
がレーザ出力手段31からパルス出力され、前方車両2
6に反射して、レーザ受光手段33により検出されるま
での時間差△t1から、前方車両26までの車間距離D
1を、光速をCとして、D1=C・△t1/2により計
算する。
【0041】図3は、同一検知距離gにおいて、レーザ
出力自体を増大することにより、受光強度をレーザ出力
が小さい場合の受光強度hからレーザ出力が大きい場合
の受光強度iまで増加させることができることを示す受
光強度―検知距離特性図である。これによればレーザ出
力を増大することにより、受光強度を増大させることが
でき、この結果、レーザ出力の増大により検出できる検
知距離を延ばすことができる。
出力自体を増大することにより、受光強度をレーザ出力
が小さい場合の受光強度hからレーザ出力が大きい場合
の受光強度iまで増加させることができることを示す受
光強度―検知距離特性図である。これによればレーザ出
力を増大することにより、受光強度を増大させることが
でき、この結果、レーザ出力の増大により検出できる検
知距離を延ばすことができる。
【0042】図4は、距離検出区間に発生した霧による
透過率変化と、レーザビームの出力により検出できる検
知距離との関係を表している。霧が発生した時の光の透
過率をaとすると、この透過率aで検出できる最大検知
距離は、レーザ出力が小さい場合の最大検知距離jに対
して、レーザ出力が大きい場合は最大検知距離kを大き
く延ばすことができる。
透過率変化と、レーザビームの出力により検出できる検
知距離との関係を表している。霧が発生した時の光の透
過率をaとすると、この透過率aで検出できる最大検知
距離は、レーザ出力が小さい場合の最大検知距離jに対
して、レーザ出力が大きい場合は最大検知距離kを大き
く延ばすことができる。
【0043】霧が発生した場合、霧に対する光の透過率
を伝幡損失検出手段29で計算し、信号処理手段30
で、霧に対する光の透過率がa以下になった場合を霧が
発生したものと判断する。このため、レーザ強度制御手
段37はその透過率低下の程度に応じてレーザ強度を設
定し、レーザ出力手段31により強度制御されたレーザ
ビームを前方車両26に照射する。
を伝幡損失検出手段29で計算し、信号処理手段30
で、霧に対する光の透過率がa以下になった場合を霧が
発生したものと判断する。このため、レーザ強度制御手
段37はその透過率低下の程度に応じてレーザ強度を設
定し、レーザ出力手段31により強度制御されたレーザ
ビームを前方車両26に照射する。
【0044】これにより霧が発生してもレーザ強度を適
宜増加させて出力することにより、障害物検知装置21
の距離検知能力の低下を防ぐことができる。また、霧が
発生していない時は、必然的に検知可能距離が延びるこ
とから、レーザ強度制御手段37によりレーザ強度を減
少させるように制御する。
宜増加させて出力することにより、障害物検知装置21
の距離検知能力の低下を防ぐことができる。また、霧が
発生していない時は、必然的に検知可能距離が延びるこ
とから、レーザ強度制御手段37によりレーザ強度を減
少させるように制御する。
【0045】実施例2.図5は請求項3の発明の一実施
例を示し、図において、41は自車両のワイパー作動を
検出するワイパー作動センサ、42はこのワイパー作動
センサ41の検出出力にもとづいてワイパー作動速度を
演算により求めるワイパー作動速度演算手段、43は求
めたワイパー作動速度から霧,降雨,降雪による視界不
良を判定する視界不良判定手段である。
例を示し、図において、41は自車両のワイパー作動を
検出するワイパー作動センサ、42はこのワイパー作動
センサ41の検出出力にもとづいてワイパー作動速度を
演算により求めるワイパー作動速度演算手段、43は求
めたワイパー作動速度から霧,降雨,降雪による視界不
良を判定する視界不良判定手段である。
【0046】この実施例では、距離検知領域における降
雨,降雪時のワイパーの作動をワイパー作動センサ41
が検出すると、ワイパー作動速度検出手段42はこの検
出出力を増幅するとともに、ワイパー作動速度を計算す
る。
雨,降雪時のワイパーの作動をワイパー作動センサ41
が検出すると、ワイパー作動速度検出手段42はこの検
出出力を増幅するとともに、ワイパー作動速度を計算す
る。
【0047】そして、その計算されたワイパー作動速度
がある設定値以上に達した場合には、視界不良判定手段
43はそれぞれ降雨,降雪が発生したと判定し、レーザ
強度制御手段37によりレーザ強度を設定させる。レー
ザ出力手段31はその設定されたレーザ強度のレーザビ
ームを前方車両26に照射する。このため、障害物検知
装置21と前方車両26との車間距離を実施例1と同一
の方法で検出することができる。
がある設定値以上に達した場合には、視界不良判定手段
43はそれぞれ降雨,降雪が発生したと判定し、レーザ
強度制御手段37によりレーザ強度を設定させる。レー
ザ出力手段31はその設定されたレーザ強度のレーザビ
ームを前方車両26に照射する。このため、障害物検知
装置21と前方車両26との車間距離を実施例1と同一
の方法で検出することができる。
【0048】また、ワイパー作動速度検出手段42のか
わりにワイパーへの指令信号を利用してもよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
わりにワイパーへの指令信号を利用してもよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
【0049】実施例3.図6は請求項4の発明の一実施
例を示し、図において、51は雨量センサ、52はこの
雨量センサ51の検出出力にもとづいて雨量の増加速度
を計算する雨量増加速度演算手段、53は雨量の増加速
度から降雨の度合いを判定する降雨度合い判定手段であ
る。
例を示し、図において、51は雨量センサ、52はこの
雨量センサ51の検出出力にもとづいて雨量の増加速度
を計算する雨量増加速度演算手段、53は雨量の増加速
度から降雨の度合いを判定する降雨度合い判定手段であ
る。
【0050】この実施例では、距離検知領域に発生した
降雨を雨量センサ51が検出すると、雨量増加速度演算
手段52はこの検出結果にもとづき単位時間当りの雨量
の増加速度を計算する。そして、降雨度合い判定手段5
3は雨量増加速度がある設定値以上に達した場合に、降
雨が発生したと判定し、その降雨度合いにもとづきレー
ザ強度制御手段37で増幅するレーザ強度を設定する。
降雨を雨量センサ51が検出すると、雨量増加速度演算
手段52はこの検出結果にもとづき単位時間当りの雨量
の増加速度を計算する。そして、降雨度合い判定手段5
3は雨量増加速度がある設定値以上に達した場合に、降
雨が発生したと判定し、その降雨度合いにもとづきレー
ザ強度制御手段37で増幅するレーザ強度を設定する。
【0051】このため、レーザ出力手段31は上記の設
定されたレーザ強度にて前方車両26にレーザビームを
照射し、障害物検知装置21と前方車両26との車間距
離を実施例1と同一の方法で検出することができる。
定されたレーザ強度にて前方車両26にレーザビームを
照射し、障害物検知装置21と前方車両26との車間距
離を実施例1と同一の方法で検出することができる。
【0052】実施例4.図7は請求項5の発明の一実施
例を示し、これが図1,図5,図6に示す視界不良検出
手段22を、フォグランプ作動検出手段61としたもの
である。
例を示し、これが図1,図5,図6に示す視界不良検出
手段22を、フォグランプ作動検出手段61としたもの
である。
【0053】この実施例では、距離検知領域に発生した
霧を自車両のフォグランプ作動により判定し、この判定
結果に従って、レーザ強度制御手段37でレーザ強度を
設定し、レーザ出力手段31はその設定されたレーザ強
度のレーザビームを前方車両26に照射し、障害物検知
装置21と前方車両26との車間距離を実施例1と同一
の方法により検出することができる。
霧を自車両のフォグランプ作動により判定し、この判定
結果に従って、レーザ強度制御手段37でレーザ強度を
設定し、レーザ出力手段31はその設定されたレーザ強
度のレーザビームを前方車両26に照射し、障害物検知
装置21と前方車両26との車間距離を実施例1と同一
の方法により検出することができる。
【0054】実施例5.図8は請求項6の発明の一実施
例を示す。これは距離検知領域における霧,降雨の発生
を、画像カメラを用いて検出するものであり、画像カメ
ラによる視界不良検出手段22は、撮像手段Pとしての
レンズ71と焦点距離F離れて配置されたイメージセン
サ72とを有し、車両前方路面の像は、そのレンズ71
によってイメージセンサ72上に結像されるようになっ
ている。
例を示す。これは距離検知領域における霧,降雨の発生
を、画像カメラを用いて検出するものであり、画像カメ
ラによる視界不良検出手段22は、撮像手段Pとしての
レンズ71と焦点距離F離れて配置されたイメージセン
サ72とを有し、車両前方路面の像は、そのレンズ71
によってイメージセンサ72上に結像されるようになっ
ている。
【0055】従って、この実施例では、イメージセンサ
72より得られた画像信号は、A/D変換器73にてデ
ジタル信号に変換された後、メモリ74にマイクロプロ
セッサ76の制御下で格納される。このメモリ74に格
納された画像信号により得られた画像をイメージ的に図
示したものが図9である。
72より得られた画像信号は、A/D変換器73にてデ
ジタル信号に変換された後、メモリ74にマイクロプロ
セッサ76の制御下で格納される。このメモリ74に格
納された画像信号により得られた画像をイメージ的に図
示したものが図9である。
【0056】一方、視界不良判定手段75では、図9
(a)に示す車線区分ライン77が他の周辺部より明る
いことから、距離検知領域に霧,降雨のないときの輝度
のしきい値をm1とし、霧,降雨により車線の輝度が低
下し、視界不良と確認できる時のしきい値をm2とし、
車線のない場合のしきい値をm3と予め設定しておき、
検出した輝度がm2とm3の間のレベルのとき、霧,降
雨による視界不良が発生したものと判定する。
(a)に示す車線区分ライン77が他の周辺部より明る
いことから、距離検知領域に霧,降雨のないときの輝度
のしきい値をm1とし、霧,降雨により車線の輝度が低
下し、視界不良と確認できる時のしきい値をm2とし、
車線のない場合のしきい値をm3と予め設定しておき、
検出した輝度がm2とm3の間のレベルのとき、霧,降
雨による視界不良が発生したものと判定する。
【0057】このようにして、視界不良が判定されれ
ば、視界不良判定手段75の出力にもとづきレーザ強度
制御手段37はレーザ強度を制御し、レーザ出力手段3
1から制御された所定のレーザ強度のレーザビームを前
方車両26に照射し、障害物検知装置21と前方車両2
6との車間距離を実施例1と同一の方法により検出する
ことができる。
ば、視界不良判定手段75の出力にもとづきレーザ強度
制御手段37はレーザ強度を制御し、レーザ出力手段3
1から制御された所定のレーザ強度のレーザビームを前
方車両26に照射し、障害物検知装置21と前方車両2
6との車間距離を実施例1と同一の方法により検出する
ことができる。
【0058】なお、図9(a)は、画像カメラがとらえ
た前方路面の画面を表し、図9(b)は片側の車線区分
ライン77をとらえた時の水平位置L1と各位置におけ
る輝度レベルを表すグラフを示す。また、図9(c)は
両側の車線区分ライン77をとらえた時の水平位置L2
と各位置における輝度レベルを表すグラフを示す。
た前方路面の画面を表し、図9(b)は片側の車線区分
ライン77をとらえた時の水平位置L1と各位置におけ
る輝度レベルを表すグラフを示す。また、図9(c)は
両側の車線区分ライン77をとらえた時の水平位置L2
と各位置における輝度レベルを表すグラフを示す。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、霧,降雨,降雪による視界不良を検出する視界不良
検出手段を設け、該視界不良検出手段による検出出力に
応じて、レーザ強度制御手段に、送出光のパワーを制御
させるように構成したので、霧,降雨,降雪等の視界不
良状態を検出したとき、障害物検知用のレーザビームの
送出光出力自体を適宜増加させることで、送出光のビー
ムの広がり角度を絞ることなく、障害物検知を高感度に
て実施できるものが得られる効果がある。
ば、霧,降雨,降雪による視界不良を検出する視界不良
検出手段を設け、該視界不良検出手段による検出出力に
応じて、レーザ強度制御手段に、送出光のパワーを制御
させるように構成したので、霧,降雨,降雪等の視界不
良状態を検出したとき、障害物検知用のレーザビームの
送出光出力自体を適宜増加させることで、送出光のビー
ムの広がり角度を絞ることなく、障害物検知を高感度に
て実施できるものが得られる効果がある。
【0060】請求項2の発明によれば、視界不良検出手
段に、霧,降雨,降雪に対する光の透過率を計算する伝
播損失検出手段を設け、信号処理手段により、該伝播損
失検出手段で求めた光の透過率に対する受光強度を判定
させ、この判定出力をレーザ強度制御手段に入力するよ
うに構成したので、光の透過率から視界不良を判断し
て、障害物に対する送出光のパワーを制御することで、
所期の障害物検知感度を確保できるものが得られる効果
がある。
段に、霧,降雨,降雪に対する光の透過率を計算する伝
播損失検出手段を設け、信号処理手段により、該伝播損
失検出手段で求めた光の透過率に対する受光強度を判定
させ、この判定出力をレーザ強度制御手段に入力するよ
うに構成したので、光の透過率から視界不良を判断し
て、障害物に対する送出光のパワーを制御することで、
所期の障害物検知感度を確保できるものが得られる効果
がある。
【0061】請求項3の発明によれば、視界不良検出手
段に、ワイパー作動センサの出力にもとづいてワイパー
作動速度を求めるワイパー作動速度演算手段を設け、該
ワイパー作動速度演算手段で求めたワイパー作動速度に
もとづいて、視界不良判定手段に、降雨,降雪による視
界不良を判定させ、この判定出力をレーザ強度制御手段
に入力するように構成したので、ワイパー作動速度から
視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワーを
制御することで、所期の障害物検知感度を確保できるも
のが得られる効果がある。
段に、ワイパー作動センサの出力にもとづいてワイパー
作動速度を求めるワイパー作動速度演算手段を設け、該
ワイパー作動速度演算手段で求めたワイパー作動速度に
もとづいて、視界不良判定手段に、降雨,降雪による視
界不良を判定させ、この判定出力をレーザ強度制御手段
に入力するように構成したので、ワイパー作動速度から
視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワーを
制御することで、所期の障害物検知感度を確保できるも
のが得られる効果がある。
【0062】請求項4の発明によれば、視界不良検出手
段に、雨量センサの出力にもとづいて雨量の増加速度を
計算する雨量増加速度演算手段を設け、該雨量増加速度
演算手段で求めた雨量増加速度に応じて、降雨度合い判
定手段に、降雨の度合いを判定させ、この判定出力をレ
ーザ強度制御手段に入力するように構成したので、雨量
増加速度から視界不良を判断して、障害物に対する送出
光のパワーを制御することで、所期の障害物検知感度を
確保できるものが得られる効果がある。
段に、雨量センサの出力にもとづいて雨量の増加速度を
計算する雨量増加速度演算手段を設け、該雨量増加速度
演算手段で求めた雨量増加速度に応じて、降雨度合い判
定手段に、降雨の度合いを判定させ、この判定出力をレ
ーザ強度制御手段に入力するように構成したので、雨量
増加速度から視界不良を判断して、障害物に対する送出
光のパワーを制御することで、所期の障害物検知感度を
確保できるものが得られる効果がある。
【0063】請求項5の発明によれば、視界不良検出手
段を視界不良時に作動されるフォグランプ作動検出手段
とするように構成したので、フォグランプの作動状態か
ら視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワー
を制御することで、所期の障害物検知感度を確保できる
ものが得られる効果がある。
段を視界不良時に作動されるフォグランプ作動検出手段
とするように構成したので、フォグランプの作動状態か
ら視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパワー
を制御することで、所期の障害物検知感度を確保できる
ものが得られる効果がある。
【0064】請求項6の発明によれば、視界不良検出手
段に、道路区分ラインを含む車両前方の画像を撮像する
撮像手段を設け、視界不良判定手段に、上記道路区分ラ
インの画像の輝度にもとづき、霧または降雨による視界
不良を判定させ、この判定出力をレーザ強度制御手段に
入力するように構成したので、道路区分ライン画像の輝
度から視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパ
ワーを制御することで、所期の障害物検知感度を確保で
きるものが得られる効果がある。
段に、道路区分ラインを含む車両前方の画像を撮像する
撮像手段を設け、視界不良判定手段に、上記道路区分ラ
インの画像の輝度にもとづき、霧または降雨による視界
不良を判定させ、この判定出力をレーザ強度制御手段に
入力するように構成したので、道路区分ライン画像の輝
度から視界不良を判断して、障害物に対する送出光のパ
ワーを制御することで、所期の障害物検知感度を確保で
きるものが得られる効果がある。
【図1】 請求項1および請求項2の発明の実施例によ
る障害物検知装置を示すブロック図である。
る障害物検知装置を示すブロック図である。
【図2】 請求項2の発明において車間距離を検出する
ためのレーザビームの透過率と受光強度との関係を示す
特性図である。
ためのレーザビームの透過率と受光強度との関係を示す
特性図である。
【図3】 請求項2の発明において障害物の検知距離と
レーザビームの受光強度との関係を示す特性図である。
レーザビームの受光強度との関係を示す特性図である。
【図4】 請求項2の発明においてレーザビームの透過
率とレーザレーダの最大検知距離との関係を示す特性図
である。
率とレーザレーダの最大検知距離との関係を示す特性図
である。
【図5】 請求項3の発明の一実施例による障害物検知
装置を示すブロック図である。
装置を示すブロック図である。
【図6】 請求項4の発明の一実施例による障害物検知
装置を示すブロック図である。
装置を示すブロック図である。
【図7】 請求項5の発明の一実施例による障害物検知
装置を示すブロック図である。
装置を示すブロック図である。
【図8】 請求項6の発明の一実施例による障害物検知
装置を示すブロック図である。
装置を示すブロック図である。
【図9】 図8における画像カメラによる画面と、この
画面上の車線区分ラインにおける輝度変化を示す説明図
である。
画面上の車線区分ラインにおける輝度変化を示す説明図
である。
【図10】 従来の障害物検知装置を示すブロック図で
ある。
ある。
22 視界不良検出手段、26 前方車両(障害物)、
29 伝播損失検出手段、30 信号処理手段、37
レーザ強度制御手段、42 ワイパー作動速度演算手
段、43,75 視界不良判定手段、52 雨量増加速
度検出手段、53降雨度合い判定手段、61 フォグラ
ンプ作動検出手段、P 撮像手段。
29 伝播損失検出手段、30 信号処理手段、37
レーザ強度制御手段、42 ワイパー作動速度演算手
段、43,75 視界不良判定手段、52 雨量増加速
度検出手段、53降雨度合い判定手段、61 フォグラ
ンプ作動検出手段、P 撮像手段。
Claims (6)
- 【請求項1】 送出光および反射光の送受信タイミング
の差から障害物までの距離を検出する障害物検知装置に
おいて、霧,降雨,降雪のいずれかによる視界不良を検
出する視界不良検出手段と、該視界不良検出手段による
検出出力に応じて、上記送出光のパワーを制御するレー
ザ強度制御手段とを備えたことを特徴とする障害物検知
装置。 - 【請求項2】 視界不良検出手段が、霧,降雨,降雪に
対する光の透過率を計算する伝播損失検出手段と、該伝
播損失検出手段で求めた光の透過率に対応する受光強度
を判定し、この判定出力をレーザ強度制御手段に入力す
る信号処理手段とを備えた請求項1に記載の障害物検知
装置。 - 【請求項3】 視界不良検出手段が、ワイパー作動セン
サの出力にもとづいてワイパー作動速度を求めるワイパ
ー作動速度演算手段と、該ワイパー作動速度演算手段で
求めたワイパー作動速度にもとづいて、降雨,降雪によ
る視界不良を判定し、この判定出力をレーザ強度制御手
段に入力する視界不良判定手段とを備えた請求項1に記
載の障害物検知装置。 - 【請求項4】 視界不良検出手段が、雨量センサの出力
にもとづいて雨量の増加速度を計算する雨量増加速度演
算手段と、該雨量増加速度演算手段で求めた雨量増加速
度に応じて降雨の度合いを判定し、この判定出力をレー
ザ強度制御手段に入力する降雨度合い判定手段とを備え
た請求項1に記載の障害物検知装置。 - 【請求項5】 視界不良検出手段を、視界不良時に作動
されるフォグランプ作動検出手段とした請求項1に記載
の障害物検知装置。 - 【請求項6】 視界不良検出手段が、道路区分ラインを
含む車両前方の画像を撮像する撮像手段と、上記道路区
分ラインの画像の輝度にもとづき霧または降雨による視
界不良を判定し、この判定出力をレーザ強度制御手段に
入力する視界不良判定手段とを備えた請求項1に記載の
障害物検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109686A JPH07318650A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 障害物検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109686A JPH07318650A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 障害物検知装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318650A true JPH07318650A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14516623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109686A Pending JPH07318650A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 障害物検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318650A (ja) |
Cited By (20)
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-05-24 JP JP6109686A patent/JPH07318650A/ja active Pending
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