JPH07317474A - 門扉取付用ヒンジ - Google Patents
門扉取付用ヒンジInfo
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- JPH07317474A JPH07317474A JP10994194A JP10994194A JPH07317474A JP H07317474 A JPH07317474 A JP H07317474A JP 10994194 A JP10994194 A JP 10994194A JP 10994194 A JP10994194 A JP 10994194A JP H07317474 A JPH07317474 A JP H07317474A
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- case
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支持アームの固定を上側から行ないうるよう
にすると共に、左右に勝手を変更可能で、しかも門扉の
前後・左右の傾きを容易に調整可能とする。 【構成】 ヒンジ本体ケース2と、該ケース2内に基部
3Aが挿入支持された支持アーム3と、アーム先端部3
Bに設けた左右勝手変更自在な竪支軸4と、ケース2内
に左右移動自在に嵌装されたアーム保持体5と、支持ア
ーム3の基部3Aをアーム保持体5に取付けるアーム取
付軸6と、前記ケース2の内側壁に回転自在で軸方向移
動不能に軸支されかつ前記保持体5に螺合された調整ね
じ7と、前記ケース2内に支持アーム3を保持しかつ前
後動可能とする前後傾き調整手段9を介して支持アーム
3を固定する固定ねじ8,8を設け、下側からの固定ね
じ8操作作業を回避する。
にすると共に、左右に勝手を変更可能で、しかも門扉の
前後・左右の傾きを容易に調整可能とする。 【構成】 ヒンジ本体ケース2と、該ケース2内に基部
3Aが挿入支持された支持アーム3と、アーム先端部3
Bに設けた左右勝手変更自在な竪支軸4と、ケース2内
に左右移動自在に嵌装されたアーム保持体5と、支持ア
ーム3の基部3Aをアーム保持体5に取付けるアーム取
付軸6と、前記ケース2の内側壁に回転自在で軸方向移
動不能に軸支されかつ前記保持体5に螺合された調整ね
じ7と、前記ケース2内に支持アーム3を保持しかつ前
後動可能とする前後傾き調整手段9を介して支持アーム
3を固定する固定ねじ8,8を設け、下側からの固定ね
じ8操作作業を回避する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片開き又は両開き観音
扉形式の門扉取付用ヒンジに関するものである。
扉形式の門扉取付用ヒンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】門柱に観音開き門扉を取付ける場合、門
柱の対向内側上下部に夫々1対のヒンジを取付け、該ヒ
ンジの支軸に門扉の取付筒部を外嵌し支持するのが一般
的であり、門柱へのヒンジ取付誤差による門扉の前後、
左右に傾きが生じることが多いため、門扉の傾きを門扉
取付後に修正できる機能を備えたヒンジが提案されてい
る(実開平2−87898号公報参照)。
柱の対向内側上下部に夫々1対のヒンジを取付け、該ヒ
ンジの支軸に門扉の取付筒部を外嵌し支持するのが一般
的であり、門柱へのヒンジ取付誤差による門扉の前後、
左右に傾きが生じることが多いため、門扉の傾きを門扉
取付後に修正できる機能を備えたヒンジが提案されてい
る(実開平2−87898号公報参照)。
【0003】従来の上記ヒンジは、ヒンジ本体ケース
と、該ケース内に基部が挿入されかつ先端上面に支軸が
設けられた支持アームと、該アームとケース下側壁との
間に組込まれたロック部材と、前記ケース側端板に首振
り自在に装着されかつ前記アームに螺合された調整ねじ
と、前記ロック部材を前記ケースに固定するロックねじ
とから成っており、該ロックねじは上側から回動操作し
うるようになっている。
と、該ケース内に基部が挿入されかつ先端上面に支軸が
設けられた支持アームと、該アームとケース下側壁との
間に組込まれたロック部材と、前記ケース側端板に首振
り自在に装着されかつ前記アームに螺合された調整ねじ
と、前記ロック部材を前記ケースに固定するロックねじ
とから成っており、該ロックねじは上側から回動操作し
うるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、ロック部材を前記ケースの上板とロック部材
の間に挿入した場合は、ロックねじを下側から操作しな
ければならず、極めて作業性が悪いという問題があり、
しかも、門扉の前後方向の傾き調整は門扉自体を前後動
させなければならずその微調整が面倒である。
技術では、ロック部材を前記ケースの上板とロック部材
の間に挿入した場合は、ロックねじを下側から操作しな
ければならず、極めて作業性が悪いという問題があり、
しかも、門扉の前後方向の傾き調整は門扉自体を前後動
させなければならずその微調整が面倒である。
【0005】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その第1の目的は、支持アームの固定をヒ
ンジ本体ケースの上又は下側のいずれからも行える作業
性の良い、かつ左及び右勝手いずれにも使用できるヒン
ジを提供する点にあり、第2の目的は、門扉の前後方向
の傾き調整が容易な門扉取付用ヒンジを提供するにあ
る。
れたもので、その第1の目的は、支持アームの固定をヒ
ンジ本体ケースの上又は下側のいずれからも行える作業
性の良い、かつ左及び右勝手いずれにも使用できるヒン
ジを提供する点にあり、第2の目的は、門扉の前後方向
の傾き調整が容易な門扉取付用ヒンジを提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ヒンジ本体ケースと、該ケース内に基端部が挿入
支持された支持アームと、該アームの先端部に設けた竪
支軸と、前記アームの基端部を保持すると共に左右方向
移動可能にケース内に嵌装されたアーム保持体と、前記
アームをアーム保持体に垂直軸心回りに回動可能に支え
るアーム取付軸と、前記ケース内側壁に回転自在にかつ
軸方向移動不能に水平に軸支されると共に前記アーム保
持体に螺合された調整ねじとからなる門扉取付用ヒンジ
であって、前記ケースの上下側壁に、前記アームをヒン
ジ本体ケースに固定する固定ねじが夫々螺装されている
ことを特徴としている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、ヒンジ本体ケースと、該ケース内に基端部が挿入
支持された支持アームと、該アームの先端部に設けた竪
支軸と、前記アームの基端部を保持すると共に左右方向
移動可能にケース内に嵌装されたアーム保持体と、前記
アームをアーム保持体に垂直軸心回りに回動可能に支え
るアーム取付軸と、前記ケース内側壁に回転自在にかつ
軸方向移動不能に水平に軸支されると共に前記アーム保
持体に螺合された調整ねじとからなる門扉取付用ヒンジ
であって、前記ケースの上下側壁に、前記アームをヒン
ジ本体ケースに固定する固定ねじが夫々螺装されている
ことを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記支軸が支持アームに
対して上下反転可能に取付けられていることを特徴とし
ている。そして、本発明は、ヒンジ本体ケースと、該ケ
ース内に基端部が挿入支持された支持アームと、該アー
ムの先端部に設けた竪支軸と、前記アームの基端部を保
持すると共に左右方向移動可能にケース内に嵌装された
アーム保持体と、前記アームをアーム保持体に垂直軸心
回りに回動可能に支えるアーム取付軸と、前記ケース内
側壁に回転自在にかつ軸方向移動不能に水平に軸支され
ると共に前記アーム保持体に螺合された調整ねじとから
なる門扉取付用ヒンジであって、前記本体ケース内に、
前記支持アームを保持しかつ前後動可能な前後傾き調整
手段が設けられていることを特徴としている。
対して上下反転可能に取付けられていることを特徴とし
ている。そして、本発明は、ヒンジ本体ケースと、該ケ
ース内に基端部が挿入支持された支持アームと、該アー
ムの先端部に設けた竪支軸と、前記アームの基端部を保
持すると共に左右方向移動可能にケース内に嵌装された
アーム保持体と、前記アームをアーム保持体に垂直軸心
回りに回動可能に支えるアーム取付軸と、前記ケース内
側壁に回転自在にかつ軸方向移動不能に水平に軸支され
ると共に前記アーム保持体に螺合された調整ねじとから
なる門扉取付用ヒンジであって、前記本体ケース内に、
前記支持アームを保持しかつ前後動可能な前後傾き調整
手段が設けられていることを特徴としている。
【0008】さらに、本発明は、前記ケースの上下側壁
に、前記調整手段を本体ケースに固定する固定ねじが夫
々螺装されていることを特徴としている。
に、前記調整手段を本体ケースに固定する固定ねじが夫
々螺装されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、固定ねじを緩めるこ
とにより、支持アームが取付軸を中心として前後方向に
揺動可能となり、竪支軸が前後に移動して該支軸に支持
された門扉の前後方向の傾きを調整することができ、上
側の固定ねじを上側から操作するだけで、支持アームを
ヒンジ本体ケースに固定することができる。
とにより、支持アームが取付軸を中心として前後方向に
揺動可能となり、竪支軸が前後に移動して該支軸に支持
された門扉の前後方向の傾きを調整することができ、上
側の固定ねじを上側から操作するだけで、支持アームを
ヒンジ本体ケースに固定することができる。
【0010】また、固定ねじを緩めた状態で調整ねじを
回動させることにより、支持アームがアーム保持体を介
して前記ケースから出退し、竪支軸が左右に移動して門
扉の左右方向の傾きを調整することができ、上側の固定
ねじを上側から操作するだけで、支持アームを前記ケー
スに固定することができる。請求項2の発明によれば、
支軸のヒンジ本体ケースに対する向きを、上又は下にす
ることにより、右勝手又は左勝手のヒンジとすることが
できる。
回動させることにより、支持アームがアーム保持体を介
して前記ケースから出退し、竪支軸が左右に移動して門
扉の左右方向の傾きを調整することができ、上側の固定
ねじを上側から操作するだけで、支持アームを前記ケー
スに固定することができる。請求項2の発明によれば、
支軸のヒンジ本体ケースに対する向きを、上又は下にす
ることにより、右勝手又は左勝手のヒンジとすることが
できる。
【0011】請求項3,4の発明によれば、固定ねじを
緩めて、前記前後傾き調整手段を操作することにより、
アーム取付軸を中心として支持アームが前後方向に揺動
し、支軸が前後に移動して該支軸に支持された門扉の前
後方向の傾きを微調整することができ、上側の固定ねじ
を上側から操作して支持アームを直接又は前記調整手段
を介してヒンジ本体に固定することができる。
緩めて、前記前後傾き調整手段を操作することにより、
アーム取付軸を中心として支持アームが前後方向に揺動
し、支軸が前後に移動して該支軸に支持された門扉の前
後方向の傾きを微調整することができ、上側の固定ねじ
を上側から操作して支持アームを直接又は前記調整手段
を介してヒンジ本体に固定することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図7は、本発明の第1実施例を示し、門扉取
付用ヒンジ1は、ヒンジ本体ケース2と、該ケース2内
に基部3Aが挿入支持された支持アーム3と、アーム先
端3Bに設けた竪支軸4と、アーム基端部を保持するア
ーム保持体5と、アーム取付軸6と、前記アーム保持体
5を左右方向に移動させる調整ねじ7と、前記アーム3
を前記ケース2に固定する上下一対の固定ねじ8,8
と、前記ケース2内に設けられた前後傾き調整手段9と
から成っている。
る。図1〜図7は、本発明の第1実施例を示し、門扉取
付用ヒンジ1は、ヒンジ本体ケース2と、該ケース2内
に基部3Aが挿入支持された支持アーム3と、アーム先
端3Bに設けた竪支軸4と、アーム基端部を保持するア
ーム保持体5と、アーム取付軸6と、前記アーム保持体
5を左右方向に移動させる調整ねじ7と、前記アーム3
を前記ケース2に固定する上下一対の固定ねじ8,8
と、前記ケース2内に設けられた前後傾き調整手段9と
から成っている。
【0013】前記ケース2は、開口側(後側)端上下に
門柱10への取付部11を有する箱体2Aと、後側開口
を閉塞する蓋板2Bとからなり、蓋板2Bは箱体2Aの
取付部11後面にカシメ固定されている。箱体2Aは、
左側壁にアーム挿入開口12が設けられ、右側壁に調整
ねじ挿通孔13が貫通状に設けられ、左側壁寄りの上下
壁には上下方向に固定ねじ孔14,14が貫通状に設け
られており、さらに前壁には左側壁寄りに前後調整ねじ
頭挿通孔15が設けられている。
門柱10への取付部11を有する箱体2Aと、後側開口
を閉塞する蓋板2Bとからなり、蓋板2Bは箱体2Aの
取付部11後面にカシメ固定されている。箱体2Aは、
左側壁にアーム挿入開口12が設けられ、右側壁に調整
ねじ挿通孔13が貫通状に設けられ、左側壁寄りの上下
壁には上下方向に固定ねじ孔14,14が貫通状に設け
られており、さらに前壁には左側壁寄りに前後調整ねじ
頭挿通孔15が設けられている。
【0014】前記取付部11及び蓋板2Bには、夫々貫
通状に取付孔16,16が設けられ、図外の取付ねじ等
により門柱10の所定位置に取付けられるようになって
いる。前記支持アーム3は、基部3Aに上下方向に貫通
する軸孔17を備え、前記アーム取付軸6が相対回転可
能に嵌入され、先端部3Bに上下方向に貫通する軸孔1
8を備え、前記竪支軸4が上又は下側から嵌脱自在に嵌
装されるようになっており、該先端部3Bには、前記軸
孔18に連通するねじ孔19が設けられ、該ねじ孔19
に螺合した支軸固定ねじ20により竪支軸4を支持アー
ム3に固定するようになっている。また、支持アーム3
の中間部には、前記ケース2内に位置して左右方向に長
くかつ前後方向に貫通する長孔21が設けられている。
通状に取付孔16,16が設けられ、図外の取付ねじ等
により門柱10の所定位置に取付けられるようになって
いる。前記支持アーム3は、基部3Aに上下方向に貫通
する軸孔17を備え、前記アーム取付軸6が相対回転可
能に嵌入され、先端部3Bに上下方向に貫通する軸孔1
8を備え、前記竪支軸4が上又は下側から嵌脱自在に嵌
装されるようになっており、該先端部3Bには、前記軸
孔18に連通するねじ孔19が設けられ、該ねじ孔19
に螺合した支軸固定ねじ20により竪支軸4を支持アー
ム3に固定するようになっている。また、支持アーム3
の中間部には、前記ケース2内に位置して左右方向に長
くかつ前後方向に貫通する長孔21が設けられている。
【0015】前記竪支軸4には、支持アーム3の軸孔1
8内に挿入した際に前記ねじ孔19に対応する位置に、
環状の係止溝22が設けられ、前記軸固定ねじ20の先
端が該溝22内に嵌入係止されるようになっており、該
支軸4の支持アーム3の軸孔18への挿入方向を変える
ことにより、左勝手又は右勝手用とすることができ、片
開き観音扉及び両開き観音扉の取付けに、1種類のヒン
ジ1で対応可能である。
8内に挿入した際に前記ねじ孔19に対応する位置に、
環状の係止溝22が設けられ、前記軸固定ねじ20の先
端が該溝22内に嵌入係止されるようになっており、該
支軸4の支持アーム3の軸孔18への挿入方向を変える
ことにより、左勝手又は右勝手用とすることができ、片
開き観音扉及び両開き観音扉の取付けに、1種類のヒン
ジ1で対応可能である。
【0016】前記アーム保持体5は、図7に示すよう
に、コ字状を呈し、上下片5A,5Bに上下方向に貫通
状の軸孔23,24が設けられ、前記上下片5A,5B
間に支持アーム3の基部3Aが挿入され、前記軸孔1
7,23,24に前記取付軸6が貫通状に嵌装されてお
り、さらに、アーム保持体5には、ヒンジ本体ケース2
の調整ねじ挿通孔13に対応してねじ孔25が左右方向
に貫通状に設けられ、前記調整ねじ7が回転自在に螺合
されている。なお、前記アーム取付軸6の長さは、アー
ム保持体5の高さと同一とされ、アーム保持体5と共
に、前記ケース2内で左右方向に移動自在とされてい
る。
に、コ字状を呈し、上下片5A,5Bに上下方向に貫通
状の軸孔23,24が設けられ、前記上下片5A,5B
間に支持アーム3の基部3Aが挿入され、前記軸孔1
7,23,24に前記取付軸6が貫通状に嵌装されてお
り、さらに、アーム保持体5には、ヒンジ本体ケース2
の調整ねじ挿通孔13に対応してねじ孔25が左右方向
に貫通状に設けられ、前記調整ねじ7が回転自在に螺合
されている。なお、前記アーム取付軸6の長さは、アー
ム保持体5の高さと同一とされ、アーム保持体5と共
に、前記ケース2内で左右方向に移動自在とされてい
る。
【0017】前記調整ねじ7は、ボルト状で、前記ケー
ス箱体2Aの右側壁に設けた前記挿通孔13に挿通した
後、頭部とCリング26により前記箱体2A壁に係止さ
れ、回転自在ではあるが軸方向(左右方向)に移動不能
とされており、該ねじ7を回転させることによって、前
記アーム保持体5が支持アーム3と共に左右方向に移動
して、門扉27の左右の傾きを微調整することができ
る。
ス箱体2Aの右側壁に設けた前記挿通孔13に挿通した
後、頭部とCリング26により前記箱体2A壁に係止さ
れ、回転自在ではあるが軸方向(左右方向)に移動不能
とされており、該ねじ7を回転させることによって、前
記アーム保持体5が支持アーム3と共に左右方向に移動
して、門扉27の左右の傾きを微調整することができ
る。
【0018】前記前後傾き調整手段9は、図6に示すよ
うにコ字状の保持ブロック28と、該ブロック28の上
下片28A,28B間に嵌入される板状の挟持ブロック
29と、前後調整ねじ30とから成っており、前記両ブ
ロック28,29の中央部に支持アーム3の長孔21に
対応する位置に、夫々前後方向に貫通するねじ孔31,
32が設けられ、該ねじ孔31,32に螺合されかつ前
記長孔21を貫通した前後調整ねじ30により、支持ア
ーム3を保持するようになっている。
うにコ字状の保持ブロック28と、該ブロック28の上
下片28A,28B間に嵌入される板状の挟持ブロック
29と、前後調整ねじ30とから成っており、前記両ブ
ロック28,29の中央部に支持アーム3の長孔21に
対応する位置に、夫々前後方向に貫通するねじ孔31,
32が設けられ、該ねじ孔31,32に螺合されかつ前
記長孔21を貫通した前後調整ねじ30により、支持ア
ーム3を保持するようになっている。
【0019】そして、前後調整ねじ30は、その頭部3
0Aが前記挿通孔15に回転可能に嵌合する円柱状で、
抜止め鍔部30Bを備えており、ヒンジ本体ケース2内
で回転自在ではあるが軸方向移動が拘束されている。し
たがって、該ねじ頭部30Aを外側からドライバー等に
より回転させることにより、支持アーム3を前後方向
(図5に矢印で示す方向)に、前記アーム取付軸6を中
心として揺動し、竪支軸4を前後移動させて、門扉27
の前後の傾きを微調整することができる。
0Aが前記挿通孔15に回転可能に嵌合する円柱状で、
抜止め鍔部30Bを備えており、ヒンジ本体ケース2内
で回転自在ではあるが軸方向移動が拘束されている。し
たがって、該ねじ頭部30Aを外側からドライバー等に
より回転させることにより、支持アーム3を前後方向
(図5に矢印で示す方向)に、前記アーム取付軸6を中
心として揺動し、竪支軸4を前後移動させて、門扉27
の前後の傾きを微調整することができる。
【0020】上記第1実施例において、ヒンジ1を組立
てた図1〜図7に示す状態で、門柱10の所定位置に取
付け、竪支軸4に門扉27の支持筒27Aを外嵌支持さ
せた後、門扉27の傾きを調整する場合、まず、固定ね
じ8を緩める。次に、調整ねじ7を回転工具例えばスパ
ナにより回転させ、支持アーム3をアーム保持体5を介
して左右方向に出退させることにより、竪支軸4が左右
方向に移動して、門扉27の左右方向の傾きを微調整す
ることができる。
てた図1〜図7に示す状態で、門柱10の所定位置に取
付け、竪支軸4に門扉27の支持筒27Aを外嵌支持さ
せた後、門扉27の傾きを調整する場合、まず、固定ね
じ8を緩める。次に、調整ねじ7を回転工具例えばスパ
ナにより回転させ、支持アーム3をアーム保持体5を介
して左右方向に出退させることにより、竪支軸4が左右
方向に移動して、門扉27の左右方向の傾きを微調整す
ることができる。
【0021】この場合、前記前後調整ねじ30は、支持
アーム3の長孔21に遊嵌されているので、支持アーム
3の出退動に支障をきたすことがない。次いで、門扉2
7の前後方向の傾きを調整するときは、前記固定ねじ8
を緩めたままで、前後調整ねじ30の頭部30Aを前側
から回転工具例えばドライバーにより回転させると、前
記両ブロック28,29が支持アーム3を前後から挟持
したままの状態で、両ブロック28,29と共に支持ア
ーム3が取付軸6を中心として前後方向に揺動し、竪支
軸4が前後方向に移動して該支軸4に支持された門扉2
7の前後方向の傾きを微調整することができる。
アーム3の長孔21に遊嵌されているので、支持アーム
3の出退動に支障をきたすことがない。次いで、門扉2
7の前後方向の傾きを調整するときは、前記固定ねじ8
を緩めたままで、前後調整ねじ30の頭部30Aを前側
から回転工具例えばドライバーにより回転させると、前
記両ブロック28,29が支持アーム3を前後から挟持
したままの状態で、両ブロック28,29と共に支持ア
ーム3が取付軸6を中心として前後方向に揺動し、竪支
軸4が前後方向に移動して該支軸4に支持された門扉2
7の前後方向の傾きを微調整することができる。
【0022】このようにして、門扉27の傾き調整が完
了すると、上側の固定ねじ8を回転させ、支持アーム3
を前記調整手段9の保持ブロック28を介してヒンジ本
体ケース2に固定することにより、支持アーム3の前後
・左右の動きを完全に拘束し、安定させることができ
る。また、竪支軸4の取付方向を図1に示す方向とは逆
(下)の方向にすることにより、勝手を変更でき、門柱
10への取付、門扉27の傾き調整は、前述と同様に行
なうことができ、固定ねじ8が上下に設けられているの
で、ヒンジ1の勝手が異なるときでも、上側から上側の
固定ねじ8を操作することによって、支持アーム3を前
記ケース2に固定できる。
了すると、上側の固定ねじ8を回転させ、支持アーム3
を前記調整手段9の保持ブロック28を介してヒンジ本
体ケース2に固定することにより、支持アーム3の前後
・左右の動きを完全に拘束し、安定させることができ
る。また、竪支軸4の取付方向を図1に示す方向とは逆
(下)の方向にすることにより、勝手を変更でき、門柱
10への取付、門扉27の傾き調整は、前述と同様に行
なうことができ、固定ねじ8が上下に設けられているの
で、ヒンジ1の勝手が異なるときでも、上側から上側の
固定ねじ8を操作することによって、支持アーム3を前
記ケース2に固定できる。
【0023】図8は本発明の第2実施例を示し、第1実
施例と異なるところは、前後傾き調整手段9を備えてい
ない点であり、支持アーム3の上下面3C,3Dを固定
ねじ8により直接固定するようになっている。したがっ
て、門扉27の前後方向の傾き調整は、支持アーム3と
前記ケース2の開口12の前後方向間隙に、バー等を挿
入して支持アーム3を取付軸6を中心として前後方向に
揺動させ、竪支軸4を前後移動させることにより行な
う。
施例と異なるところは、前後傾き調整手段9を備えてい
ない点であり、支持アーム3の上下面3C,3Dを固定
ねじ8により直接固定するようになっている。したがっ
て、門扉27の前後方向の傾き調整は、支持アーム3と
前記ケース2の開口12の前後方向間隙に、バー等を挿
入して支持アーム3を取付軸6を中心として前後方向に
揺動させ、竪支軸4を前後移動させることにより行な
う。
【0024】なお、第2実施例の上記以外の構成は、第
1実施例と同じであり、また、門扉27の左右方向の調
整操作は第1実施例と同じであるから、図1〜図7と同
符号を付し詳細説明を省略する。本発明は、上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、竪支軸4を支持ア
ーム3に一体的に固着し、竪支軸4の向きが上又は下に
なるように組立てることにより、左勝手及び右勝手のヒ
ンジとするなど、適宜設計変更することができる。
1実施例と同じであり、また、門扉27の左右方向の調
整操作は第1実施例と同じであるから、図1〜図7と同
符号を付し詳細説明を省略する。本発明は、上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、竪支軸4を支持ア
ーム3に一体的に固着し、竪支軸4の向きが上又は下に
なるように組立てることにより、左勝手及び右勝手のヒ
ンジとするなど、適宜設計変更することができる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、左勝手又は右
勝手になるように組立てた場合、固定ねじによる支持ア
ームの固定作業を上側から行なうことができ、下側から
のねじ固定作業を回避でき、作業性の向上を図ることが
できる。また、請求項2の発明によれば、取付け位置が
左右(左勝手、右勝手)のいずれにも対応でき、その勝
手変更も至極簡単で、一種類製作すればよいのでコスト
低下を図ることができ、販売に際しても左勝手、右勝手
の区別が不要であり、保管管理も容易である。
勝手になるように組立てた場合、固定ねじによる支持ア
ームの固定作業を上側から行なうことができ、下側から
のねじ固定作業を回避でき、作業性の向上を図ることが
できる。また、請求項2の発明によれば、取付け位置が
左右(左勝手、右勝手)のいずれにも対応でき、その勝
手変更も至極簡単で、一種類製作すればよいのでコスト
低下を図ることができ、販売に際しても左勝手、右勝手
の区別が不要であり、保管管理も容易である。
【0026】更に、請求項3の発明によれば、門扉の左
右方向はもとより前後方向の傾きの微調整を簡単かつ確
実に行なうことができ、門扉の取付調整が容易である。
そして請求項4の発明によれば、前後傾き調整手段と共
に支持アームをヒンジ本体ケースに固定することがで
き、しかも、左勝手或いは右勝手のいずれにした場合で
も支持アームの固定を上側からの作業により容易にかつ
確実に行なうことができる。
右方向はもとより前後方向の傾きの微調整を簡単かつ確
実に行なうことができ、門扉の取付調整が容易である。
そして請求項4の発明によれば、前後傾き調整手段と共
に支持アームをヒンジ本体ケースに固定することがで
き、しかも、左勝手或いは右勝手のいずれにした場合で
も支持アームの固定を上側からの作業により容易にかつ
確実に行なうことができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図2のC−C線断面図である。
【図7】図2のD−D線断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す正面図である。
1 門扉取付用ヒンジ 2 ヒンジ本体ケース 3 支持アーム 3A 基部 3B 先端部 4 竪支軸 5 アーム保持体 6 アーム取付軸 7 調整ねじ 8 固定ねじ 9 前後傾き調整手段 18 軸孔 20 支軸固定ねじ
Claims (4)
- 【請求項1】 ヒンジ本体ケース(2)と、該ケース
(2)内に基端部(3A)が挿入支持された支持アーム
(3)と、該アーム(3)の先端部(3B)に設けた竪
支軸(4)と、前記アーム(3)の基端部(3A)を保
持すると共に左右方向移動可能にケース(2)内に嵌装
されたアーム保持体(5)と、前記アーム(3)をアー
ム保持体(5)に垂直軸心回りに回動可能に支えるアー
ム取付軸(6)と、前記ケース(2)内側壁に回転自在
にかつ軸方向移動不能に水平に軸支されると共に前記ア
ーム保持体(5)に螺合された調整ねじ(7)とからな
る門扉取付用ヒンジであって、 前記ケース(2)の上下側壁に、前記アーム(3)をヒ
ンジ本体ケース(2)に固定する固定ねじ(8)が夫々
螺装されていることを特徴とする門扉取付用ヒンジ。 - 【請求項2】 竪支軸(4)が支持アーム(3)に対し
て上下反転可能に取付けられていることを特徴とする請
求項1記載の門扉取付用ヒンジ。 - 【請求項3】 ヒンジ本体ケース(2)と、該ケース
(2)内に基端部(3A)が挿入支持された支持アーム
(3)と、該アーム(3)の先端部(3B)に設けた竪
支軸(4)と、前記アーム(3)の基端部(3A)を保
持すると共に左右方向移動可能にケース(2)内に嵌装
されたアーム保持体(5)と、前記アーム(3)をアー
ム保持体(5)に垂直軸心回りに回動可能に支えるアー
ム取付軸(6)と、前記ケース(2)内側壁に回転自在
にかつ軸方向移動不能に水平に軸支されると共に前記ア
ーム保持体(5)に螺合された調整ねじ(7)とからな
る門扉取付用ヒンジであって、 前記本体ケース(2)内に、前記支持アーム(3)を保
持しかつ前後動可能な前後傾き調整手段(9)が設けら
れていることを特徴とする門扉取付用ヒンジ。 - 【請求項4】 本体ケース(2)の上下側壁に、前後傾
き調整手段(9)を本体ケース(2)に固定する固定ね
じ(8)が夫々螺装されていることを特徴とする請求項
3記載の門扉取付用ヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10994194A JPH07317474A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 門扉取付用ヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10994194A JPH07317474A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 門扉取付用ヒンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317474A true JPH07317474A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14522998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10994194A Pending JPH07317474A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 門扉取付用ヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317474A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120102674A1 (en) * | 2009-02-20 | 2012-05-03 | Gryffin Epss Pty Ltd | adjustable hinge |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP10994194A patent/JPH07317474A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120102674A1 (en) * | 2009-02-20 | 2012-05-03 | Gryffin Epss Pty Ltd | adjustable hinge |
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