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JPH07314672A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

Info

Publication number
JPH07314672A
JPH07314672A JP11148294A JP11148294A JPH07314672A JP H07314672 A JPH07314672 A JP H07314672A JP 11148294 A JP11148294 A JP 11148294A JP 11148294 A JP11148294 A JP 11148294A JP H07314672 A JPH07314672 A JP H07314672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric actuator
base
recording head
ink jet
jet recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11148294A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Abe
健次 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP11148294A priority Critical patent/JPH07314672A/ja
Publication of JPH07314672A publication Critical patent/JPH07314672A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各圧電アクチュエータ間、つまり各振動子間
の相互干渉を抑制し、しかもヘッド系全体を振動に対し
て高安定とし、高密度で高印字品質のインクジェット記
録ヘッドを提供する。 【構成】 圧電アクチュエータ1のすべての合計の質量
に対して、支持台15と圧電アクチュエータ基部2の合
計の質量が十分に大きく、好ましくは10倍以上にした
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電アクチュエータを
利用して、インク室からインク液滴を吐出させて、記録
紙にインクドットを形成させるインクジェット記録ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】圧電材料と導電材料を層状に交互に積層
した圧電板を、所定の幅で切断して、一定間隔で圧電素
子を配列して、一端を基台に固定し、他端を自由端とし
てノズルプレートのノズル開口に対向させて配置し、前
記自由端と前記ノズル開口の間にインク溜を形成したイ
ンクジェット記録ヘッドとして特開平4ー1052号公
報に開示されている。この印字ヘッドは低い電圧で、高
いエネルギ効率で、インク液滴を吐出させることを可能
とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記に示す従来技術に
より、低い電圧で高いエネルギ効率でインク液滴を吐出
させることが可能となった。このため、ノズル間のピッ
チを短く、圧電素子間の間隔を小さくすることにより、
高密度の印字をさせて、上記の従来技術の効果を益々発
揮させたいのであるが、このためには圧電素子で形成さ
れた振動子間の間隔を小さく、しかも多数の振動子から
成る振動子列で形成しなければならないのである。この
ような構成をした場合には、次に示す課題が発生する。
例えば一本の振動子を駆動して、一つのノズルから、一
つのインク液滴を吐出したとき、一本の振動子から基台
に漏洩する振動波が基台の端面で反射し、再び振動子列
に戻り各振動子に不要な振動を起こす。さらに複数本の
振動子を駆動させた場合は、複数本の振動子から基台に
漏洩する振動波は、互いに干渉し、さらに端面で反射し
て再度振動子列に戻り各振動子に不要な振動を起こす。
さらに各振動子の不要な振動は、各インク室の容積の増
減を起こし、吐出してはならないノズルからのインク液
滴の吐出を起こしたり、吐出しなければならないノズル
からのインク液滴の吐出を起こさなかったり、またイン
ク液滴のサイズの不揃いの原因となって、印字品質の劣
化を招く。本発明は、このような課題を解決し、高密度
高印字品質のインクジェット記録ヘッドを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、圧電アクチュエータ基部は
下部で支持台と結合し、インク室列と圧電アクチュエー
タ基部との間には、圧電アクチュエータから成る振動子
列を配置し、各振動子は一端を各インク室の弾性壁に接
続させ、他端は圧電アクチュエータ基部に固定し、支持
台及び圧電アクチュエータ基部の合計の質量をMs
し、圧電アクチュエータから成る振動子列の質量をMp
とするとき、 質量Mpに対して、質量Msを十分に大き
く、 Ms/Mp≧10 なる条件が成立するようにした。
【0005】さらに、本発明においては、インク室列、
及び圧電アクチュエータから成る厚み辷り振動子列は、
下部で支持台と結合し、各厚み辷り振動子は一端を各イ
ンク室の弾性壁に接続させるようにした。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0007】図1、図2は、それぞれ本発明の第1実施
例を示す斜視図、断面図である。支持台15の上部の面
で、複数の圧電アクチュエータ基部2と接合し、各圧電
アクチュエータ基部2と連結する圧電アクチュエータ1
から形成され、両側に2本の電極用素子3が設置されて
いる。
【0008】図3は加工前の支持台15の構造を示し、
図4は加工前の圧電アクチュエータ板1aと圧電アクチ
ュエータ基部板2aの構造を示す。
【0009】図4で、圧電アクチュエータ板1aは、導
電層5と導電層6とが、圧電材料層4を介して交互に積
層された構成であり、圧電アクチュエータ板1aの複数
の導電層5が、露出している先端部に導電塗料を塗布し
た集電層7を形成する。集電層7は圧電アクチュエータ
基部板2aの下部にまで達している。また圧電アクチュ
エータ基部板2aの複数の導電層6が露出している端部
には導電塗料を塗布した集電層8を形成する。
【0010】図4の圧電アクチュエータ基部板2aの下
部の集電層7と、図3の支持台15の最上層の電極層1
2との間を導電性接着剤で固定し、一定間隔でダイヤモ
ンドカッター等で切り込み、この際圧電アクチュエータ
板1a、圧電アクチュエータ基部板2a及び支持台15
の電極層12を完全に切断する。切り込みは圧電アクチ
ュエータ支持部材13まで行い、基台14は切断しない
か、また場合によっては基台14まで切断することも可
能である。図1には、圧電アクチュエータ支持部材13
の途中まで切断し、基台14には切り込まない例を示
す。
【0011】各圧電アクチュエータ1の集電層7は、下
部の電極層12を介して各圧電アクチュエータの電極端
子10に至る。また各圧電アクチュエータ1の集電層8
は、共通の電極部材を介して、複数の圧電アクチュエー
タ1の両側の電極用素子3の集電層7に導通し、共通電
極端子11に至る。
【0012】したがって、電極用素子3には電圧を印加
することができず、電極用素子3を変位させることはで
きない。
【0013】各圧電アクチュエータ1は、各圧電アクチ
ュエータの電極端子10と共通電極端子11との間に電
圧を印加すると、集電層7と集電層8との間に、つま
り、導電層5と導電層6との間の圧電材料層4に電圧を
印加することになり、ここでは圧電横効果を利用して、
導電層5または導電層6に平行な方向に変位する。これ
より、各圧電アクチュエータ1は、印加する電圧に応じ
て、長軸方向に伸縮する。圧電材料層4は圧電セラミッ
クスで、例えばチタン酸・ジルコン酸鉛系のセラミック
スを用いるのが好ましい。
【0014】圧電アクチュエータ列1が導電層と圧電材
料層4とを層状に交互に積層した積層型圧電材を採用し
たことにより低電圧で、高効率のインク吐出を可能とす
る。
【0015】図1に示す圧電アクチュエータ支持部材1
3の途中まで切り込みを入れた場合には、圧電アクチュ
エータ支持部材は絶縁材料でなければならない。基台1
4を絶縁材料にする必要はない。さらにダイヤモンドカ
ッター等による切り込みに対して圧電アクチュエータ支
持部材13は、快削性材料にすることが好ましい。
【0016】1本の圧電アクチュエータ1に電圧を印加
して、長軸方向に変位を起こさせると、図5に示す圧電
アクチュエータの先端突起部26と連結するインク室の
弾性壁25を振動させて、ノズル23よりインク液滴を
吐出させる。この時、圧電アクチュエータ1は縦振動を
起こすが、この振動が漏洩して他の圧電アクチュエータ
1に影響を及ぼすことになり、各圧電アクチュエータ1
間に振動の相互干渉を起こすこととなる。
【0017】本発明では以下に示すような構造で、振動
の相互干渉の低減を図るものである。圧電アクチュエー
タ1と圧電アクチュエータ基部2は、その断面図は、図
2に示すようなL字型であるので、圧電アクチュエータ
1で発生した縦振動は圧電アクチュエータ基部2へと水
平に漏洩して行くが、圧電アクチュエータ基部2で漏洩
振動の流れは直角に方向を変え、垂直下方に流れて行く
こと、及び圧電アクチュエータ基部減衰部4aを設定し
たことの両者により振動減衰効果を起こすことができ
る。圧電アクチュエータ1と圧電アクチュエータ基部2
の断面形状としてL字型を採用したことにより、振動の
相互干渉を低減させ得る。さらにダイヤモンドカッター
等による切り込みのある位置まで、振動の漏洩は垂直下
方へと流れるが、ここまでは他の圧電アクチュエータ1
に影響を及ぼすことがないため、各圧電アクチュエータ
1間には振動の相互干渉は起こらない。しかし、切り込
みが終わった位置から下部では振動の漏洩は支持台15
の全体に拡散して行き、他の圧電アクチュエータ1にも
流れて行くこととなり、振動の相互干渉の発生原因とな
る。ここで圧電アクチュエータ1の列の全部の質量Mp
に対して、支持台15と圧電アクチュエータ基部2の合
計の質量Msが十分に大きく、好ましくは10倍以上に
する構造を採用することにより、支持台15の内部での
漏洩振動の減衰を十分に大きくすることができる。さら
に支持台15の材料密度を大きくすることにより、漏洩
振動を効果的に減衰できる。
【0018】基台14の材料は、好ましくは材料密度が
大きなタングステン、金、白金、またはタングステン、
金、白金を含む合金を使用する。これにより各圧電アク
チュエータ1間、即ち各振動子間の相互干渉を著しく低
減することが可能となる。
【0019】圧電アクチュエータ支持部材13の体積よ
り、基台14の体積を大きい構造を採用し基台14の材
料密度をできるだけ大きくすることが好ましい。さらに
支持台15、特に基台14の弾性率が大きい材料を採用
することにより基台14の内部での漏洩振動の振幅を小
さくすることができることから、各振動子間の相互干渉
が低減される。さらに、漏洩振動の振幅を小さすること
ができるということは、支持台15が外乱の影響を受け
にくい構造を有するということであり、インクジェット
記録ヘッド系全体を安定化させることができる。
【0020】即ち本発明は、インク液滴の理想的な吐出
を可能とするインクジェット記録ヘッドを提供せんとす
るものである。
【0021】さらに支持台15は、圧電アクチュエータ
支持部材13と基台14との間の接合面は接着または溶
接または圧着などの強固な接合とする。緩い接合面から
は、漏洩振動が乱反射して有害な振動が発生するので、
これを防ぐためである。
【0022】以上に述べたように、各圧電アクチュエー
タ1間に振動の相互干渉の原因となる漏洩振動を極力小
さくすることができたため、図2に示す基台14を支持
する構造は相当にroughな構造であってもよい。つまり
基台14と、比較的簡単な接着層18によって、プラス
チックなどの合成樹脂または天然樹脂から成る基板19
と接合した構造であってもよい。基板19は製作が容易
な部材、例えば射出成形が可能な材料、または加熱によ
り軟化させ、要求される形状に容易に成形できる材料、
即ちプラスチックなどの合成樹脂または天然樹脂が利用
される。また接着層18は、接着層の厚さは10μm〜
50μm程度であっても充分である。
【0023】圧電アクチュエータ1列の全部の質量Mp
に対する、支持台15と圧電アクチュエータ基部2の合
計の質量Msの比R(=Ms/Mp)は、あまり小さくて
は本発明の目的は達成されない。この比Rが、7ないし
8程度ならば、各圧電アクチュエータ1間、即ち各振動
子間の相互干渉が大きくなり、振動が干渉強調されて振
動子が不要な振動をし、吐出してはならないインク液滴
を吐出させたり、逆に必要な振動が干渉消去されて、吐
出すべきインク液滴の不発を起こすことも頻度は低いけ
れども起こるが、これは、印字品質の低下となって現れ
てくる。したがって、この比Rは、できることなら9以
上、本発明では確実に、このようなインク液滴の吐出の
誤動作の起きない範囲として、10以上を採用する。
【0024】図6には、本発明による第2実施例の断面
図を示す。第2実施例の諸寸法を、図1と図6に示す符
号を参考にして以下に示す。圧電アクチュエータ1の寸
法は長さl1=5.5mm,幅w1=0.08mm,厚さ
1=0.5mmであり、圧電アクチュエータ基部2の
寸法は長さl2=3.0mm,幅w1=0.08mm,厚
さh2=0.93mmであり、また切込み幅はw2=0.
061mmで、圧電アクチュエータ支持部材13の厚さ
はh3=0.15mmで、基部14の厚さはh4=1.3
5mmであり、支持台15の底面の二辺の大きさは d
=8.4mm,e=8.4mmであり、圧電アクチュエ
ータ基部2の位置は l3=2.775mm, l4=2.
625mmにより決められる。圧電アクチュエータ1は
32本で、電極用素子3は2本である。2本の電極用素
子3の両端間の幅は w=4.733mmである。
【0025】ここで圧電アクチュエータ1の全部の体積
p,と支持台15と圧電アクチュエータ基部2の合計
の体積Vsを求める。
【0026】
【数1】
【0027】体積比はVs/Vp=16.05である。
【0028】また材料密度は圧電アクチュエータ1と圧
電アクチュエータ基部2は7.85g/cm3,圧電ア
クチュエータ支持部材13は快削性セラミック材で2.
6g/cm3であり、基台14は鋼材で7.82g/c
3を採用すると
【0029】
【数2】
【0030】質量比はMs/Mp=14.99である。
【0031】ここまでは、圧電アクチュエータ支持部材
13への切込み量については考慮しなかった。切込み幅
2は上記の通りであるが、切込み深さが0.10mm
である場合は、Msは4.396mgの減少となり、質
量比Ms/Mpは14.91となる。本発明による第2実
施例は、質量比Ms/Mpは10を大きく越えているの
で、より一層、高安定なインクジェット記録ヘッドであ
る。
【0032】図7、図8には、本発明による第3実施例
の断面図を示す。第3実施例は、第1、第2実施例と少
し異なる構造で、圧電アクチュエータ基部減衰部4a及
び圧電アクチュエータ支持部材13を持たない構造であ
る。電極構成は図8に示す通り、集電層8に各圧電アク
チュエータの電極端子10を接続し、集電層7より共通
電極を取り出す構成である。第3実施例は上記の第2実
施例よりも、各振動子間の相互干渉は大きくなる。第3
実施例の諸寸法を、図1と図7に示す符号を参考にして
以下に示す。圧電アクチュエータ1の寸法は、長さl1
=5.5mm,幅w1=0.08mm,厚さh1=0.5
mmであり、圧電アクチュエータ基部2の寸法は長さl
2=3.0mm,幅w1=0.08mm,厚さh2=0.
5mmであり、また切込み幅はw2=0.061mm
で、基台14の厚さはh4=1.5mmであり、支持台
15の底面の二辺の大きさは d=8.4mm,e=
8.4mmであり、圧電アクチュエータ1は32本で、
電極用素子3は2本である。2本の電極用素子3の両端
間の幅は w=4.733mmである。
【0033】ここで圧電アクチュエータ1の全部の体積
p,と支持台15と圧電アクチュエータ基部2の合計
の体積Vsを求める。
【0034】
【数3】
【0035】体積比はVs/Vp=15.58である。
【0036】圧電アクチュエータ1と圧電アクチュエー
タ基部2と基台14の材料密度は、上記の第2実施例と
同じとして
【0037】
【数4】
【0038】質量比はMs/Mp=15.52である。第
3実施例は、性能面では第2実施例に及ばないが、製造
面での容易さを採用したものである。質量比で第2実施
例より改良を施した例である。
【0039】本発明による第4実施例を図9、図10に
より説明する。支持台15の上部に積層型圧電材が図1
0に示されており、加工前の図である。積層型圧電材1
6は導電層5と導電層6とが圧電材料層4を介して交互
に積層された構成であり、複数の導電層5が、露出して
いる先端部及び上部に導電塗料を塗布した集電層7を形
成する。また複数の導電層6が露出している端部及び支
持台との境界面は導電塗料による集電層8を形成する。
ダイヤモンドカッター等で切り込みをいれたものが図9
である。各圧電アクチュエータ1bの集電層7に電極端
子10を準備し、さらに集電層8は支持台15の最上部
の電極層12と導通させて、共通電極端子11を準備す
る。
【0040】圧電アクチュエータに電圧を印加して、長
軸方向に厚み辷り振動を起こす圧電材料方位を選ぶ。厚
み辷り振動子は、強いエネルギ閉じ込め効果を有するた
め支持台15への振動の漏洩は極めて少ない。このため
各厚み辷り振動子間の振動の相互干渉は著しく低減す
る。
【0041】図11には、厚み辷り振動を行う圧電アク
チュエータ16の先端の上部で部材27を介してインク
室21の弾性壁25と接続している。
【0042】本発明による第5実施例を図12により説
明する。インク室21の弾性壁25と圧電アクチュエー
タ16の上部の面との間に部材28が設置されている。
効果的に弾性壁を駆動するために圧電アクチュエータ1
6の上部の面の位置を選ぶことが大切である。適切な位
置に対応するように、部材28の長さを決定する。さら
に効果的に弾性壁を駆動するために、部材16の弾性常
数を選定する。場合によっては剛体とすることも可能で
ある。
【0043】なお図示しないが第4、第5実施例におい
ても支持台15の支持構造はroughな構造であっても良
く、プラスチックなどの合成樹脂または天然樹脂などか
ら成る基板に接着剤などで接合した構造で充分である。
【0044】
【発明の効果】本発明により、各圧電アクチュエータ
間、つまり各振動子間の振動の相互干渉が著しく低減さ
れるため、しかもヘッド系全体が振動に対して高安定と
なるため高密度で高印字品質のインクジェット記録ヘッ
ドが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例の斜視図。
【図2】本発明による第1実施例の各圧電アクチュエー
タ1の断面を含む断面図。
【図3】本発明による第1実施例の加工前の支持台を示
す図。
【図4】本発明による第1実施例の加工前の圧電アクチ
ュエータ板及び圧電アクチュエータ基部板を示す図。
【図5】本発明による第1実施例のノズル室付近及び圧
電アクチュエータとノズル室との連結部分を示す断面
図。
【図6】本発明による第2実施例の各圧電アクチュエー
タの断面を含む断面図。
【図7】本発明による第3実施例の各圧電アクチュエー
タの断面を含む断面図。
【図8】本発明による第3実施例の各圧電アクチュエー
タの断面を含む部分断面図。
【図9】本発明による第4実施例で、厚み辷り振動を行
う圧電アクチュエータ列と支持台を示す図。
【図10】本発明による第4実施例の加工前の積層型圧
電材と支持台を示す図。
【図11】本発明による第4実施例のノズル室付近及び
厚み辷り振動を行う圧電アクチュエータとノズル室との
連結部分を示す断面図。
【図12】本発明による第5実施例のノズル室付近及び
厚み辷り振動を行う圧電アクチュエータとノズル室との
連結部分を示す断面図。
【符号の説明】
1 :圧電アクチュエータ 1a:圧電アクチュエータ板 2 :圧電アクチュエータ基部 2a:圧電アクチュエータ基部板 3 :電極用素子 4 :圧電材料層 4a:圧電アクチュエータ基部減衰部 5 :導電層 6 :導電層 7 :集電層 8 :集電層 9 :共通電極部材 10 :各圧電アクチュエータの電極端子 11 :共通電極端子 12 :電極層 13 :圧電アクチュエータ支持部材 14 :基台 15 :支持台(上記12と13と14を合わせた部
材) 16 :厚み辷り振動を行う圧電アクチュエータ 17 :積層型圧電材 18 :接着層 19 :基板 21 :ノズル室 22 :ノズルプレート 23 :ノズル 24 :弾性板 25 :弾性壁 26 :圧電アクチュエータ先端突起部 27 :圧電アクチュエータ先端部材 28 :圧電アクチュエータと弾性壁との間の部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルを備えたインク室、該インク室は
    弾性壁を有し、該弾性壁には圧電アクチュエータを連結
    させ、印加する電圧に応じて該圧電アクチュエータを変
    位させ、前記弾性壁を連動させ、前記インク室の内容積
    を増減させることにより前記ノズルよりインク液滴を吐
    出させるインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記インク室及び前記圧電アクチュエータを一定間隔で
    配列したインク室列及び前記圧電アクチュエータ列から
    構成され、該圧電アクチュエータ列は圧電アクチュエー
    タ基部に連結し、該圧電アクチュエータ基部は支持台に
    設置され、さらに該支持台及び前記圧電アクチュエータ
    基部の合計の質量をMsとし、前記圧電アクチュエータ
    列の質量をMpとするとき、質量Mpと質量Msが Ms/Mp≧10 なる条件を満たすことを特徴とするインクジェット記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記圧電アクチュエータと前記圧電アク
    チュエータ基部の断面構造はL字形状であって、前記圧
    電アクチュエータ基部が圧電アクチュエータ基部減衰部
    を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記支持台は、基台と、該基台の上部の
    絶縁材料から成る圧電アクチュエータ支持部材より構成
    され、該圧電アクチュエータ支持部材と前記基台との間
    は、接着または溶接または圧着により接合されたことを
    特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記支持台は、前記基台と、該基台の上
    部の快削性材料から成る圧電アクチュエータ支持部材よ
    り構成され、該圧電アクチュエータ支持部材と前記基台
    との間は、接着または溶接または圧着により接合された
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記圧電アクチュエータ基部と前記圧電
    アクチュエータ支持部材との間の固着面には電極層が形
    成されていることを特徴とする請求項3または4記載の
    インクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記基台は、前記圧電アクチュエータ支
    持部材より材料密度が大きい材料であることを特徴とす
    る請求項3乃至5記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記基台は、前記圧電アクチュエータ支
    持部材より弾性率の大きな材料であることを特徴とする
    請求項3乃至6記載のインクジェット記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記圧電アクチュエータ列は各々積層型
    圧電材で形成され、各々印加する電圧に応じて長軸方向
    に伸縮振動を可能とする縦振動子であり、該縦振動子の
    先端は、前記インク室の弾性壁に接続したことを特徴と
    する請求項1乃至7記載のインクジェット記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記支持台はプラスチックなどの合成樹
    脂または天然樹脂などから形成された基板に接着剤によ
    り接合されたことを特徴とする請求項1乃至8記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 ノズルを備えたインク室と、前記イン
    ク室の内容積を増減させ得る、圧電アクチュエータを備
    えたインクジェット記録ヘッドにおいて、前記インク室
    及び前記圧電アクチュエータを一定間隔で配列したイン
    ク室列及び圧電アクチュエータ列から構成され、前記圧
    電アクチュエータ列は、各々は印加する電圧に応じて厚
    み辷り振動を可能とする厚み辷り振動子であり、該厚み
    辷り振動子列は支持台に設置されたことを特徴とするイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  11. 【請求項11】 前記厚み辷り振動を可能とする圧電ア
    クチュエータは、積層型圧電材で形成されたことを特徴
    とする請求項10記載のインクジェット記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 前記厚み辷り振動子列の一方の面は、
    前記支持台に設置され、他方の端子列の、各端子の先端
    の上部でインク室の弾性壁に接続したことを特徴とする
    請求項10または11記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  13. 【請求項13】 前記厚み辷り振動子列の一方の面は、
    前記支持台に設置され、他方の端子列の、各端子の上部
    の面とインク室の弾性壁との間に弾性部材または剛性部
    材を配置したことを特徴とする請求項10または11記
    載のインクジェット記録ヘッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0819526A1 (en) * 1996-07-18 1998-01-21 Océ-Technologies B.V. Ink jet nozzle head with backing member
EP0819524A1 (en) * 1996-07-18 1998-01-21 Océ-Technologies B.V. Ink jet nozzle head with backing member
WO1999062712A1 (fr) * 1998-06-02 1999-12-09 Nec Corporation Tete d'ecriture a jet d'encre et procede de fabrication associe

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