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JPH07311704A - ディレクトリシステム - Google Patents

ディレクトリシステム

Info

Publication number
JPH07311704A
JPH07311704A JP6105388A JP10538894A JPH07311704A JP H07311704 A JPH07311704 A JP H07311704A JP 6105388 A JP6105388 A JP 6105388A JP 10538894 A JP10538894 A JP 10538894A JP H07311704 A JPH07311704 A JP H07311704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
directory
hash
identifier
information
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6105388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Wakamoto
雅晶 若本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6105388A priority Critical patent/JPH07311704A/ja
Publication of JPH07311704A publication Critical patent/JPH07311704A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ディレクトリシステムに関し、オ
ブジェクトに関する情報の高速な検索、高信頼性を得る
ことを提供することをその目的とする。 【構成】 オブジェクトに関する情報(以下、単に情報
という。)へのアクセスの発生に応答したシステム制御
部がディレクトリアクセス部を起動してディレクトリを
検索して情報を得るディレクトリシステムにおいて、ハ
ッシュディレクトリと、ハッシュディレクトリアクセス
部と、ハッシュ関数作用部と設け、ディレクトリの検索
において情報がないとき、システム制御部は、ハッシュ
関数作用部を起動し、オブジェクトの識別子にハッシュ
関数を作用させてハッシュディレクトリの識別子を決定
し、該識別子で識別されるハッシュディレクトリアクセ
ス部を起動して該ハッシュディレクトリを検索し、情報
を得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハッシュディレクトリ
を用いたディレクトリシステムに関する。情報処理シス
テムでは、従来からアクセスしたいアプリケーション及
びデータなど(以下、これらをオブジェクトという。)
に関する情報(オブジェクトの存在するマシンやアクセ
ス方法等)を読み出すのにディレクトリが用いられてい
る。そのディレクトリの用い方は、自己のディレクトリ
に所望のオブジェクトに関する情報がないときには、他
の(複数の)ディレクトリをアクセスするようにしてい
る。その際に、高速性、信頼性が要求される。
【0002】
【従来の技術】前述のようにディレクトリをアクセスす
る際に、自己のディレクトリに所望の情報がないとき
に、他のディレクトリをアクセスする従来のアクセス方
法には、次のような3つの方法が知られている。
【0003】その第1のアクセス方法は、図10の(1)
に示すように、多重紹介モードによるアクセス方法であ
る。このアクセス方法は、他の複数のディレクトリに対
して要求を発し、その要求に対する応答の中の適切なも
のを選択することで所望の情報を得るものである。
【0004】第2のアクセス方法は、図10の(2) に示
すように、連鎖モードによるアクセス方法である。この
アクセス方法は、先ず自己のディレクトリで所望の情報
が得られないとき、自己以外の1つのディレクトリに対
して要求を出してその要求が満足されるまでディレクト
リの間を回覧し、得られる情報は要求と逆の経路を経て
要求元に返すことで所望の情報を得るものである。
【0005】第3のアクセス方法は、先ず自己のディレ
クトリで所望の情報が得られないとき、自己以外のの他
のディレクトリに対して要求を出してその要求が満たさ
れないとき他のディレクトリを紹介して貰うという手順
を順次に行うことで所望の情報を得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記3つのいずれのア
クセス方法も、逐次的な処理を繰り返して所望の情報を
得るものてある。
【0007】従って、所望の情報を得るのにかなりの時
間が掛かることになる。特に、セル数が増大した場合に
その傾向が顕著になり、リアルタイム性が要求されるア
プリケーションには不向きである。セルとは、オブジェ
クト群の管理単位をいい、セル毎にディレクトリを有す
る。又、ディレクトリにレプリカを持たせるにしても、
どの程度の範囲のレプリカを持たせるかを判断すること
は難しいと考えられる。その理由は、レプリカの範囲を
広げれば広げるほど、検索時間は少なくて済むが、その
分ディレクトリの内容(オブジェクトに関する情報)を
更新した場合、オリジナルとレプリカとの間の整合性を
維持するのが困難になるからである。
【0008】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、オブジェクトに関する情報の高速な検
索、高信頼性を得ることのできるディレクトリシステム
を提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1乃至請
求項5記載の発明の原理ブロック図を示す。請求項1記
載の発明は、図1に示すように、オブジェクトに関する
情報へのアクセスの発生に応答したシステム制御部2が
ディレクトリアクセス部3を起動してディレクトリ4を
検索して前記オブジェクトに関する情報を得るサブディ
レクトリシステムに、ハッシュディレクトリ6と、ハッ
シュディレクトリアクセス部8と、ハッシュ関数作用部
10とを設けたディレクトリシステムと、該ディレクト
リシステム間を接続する通信制御部12とを設け、前記
ディレクトリの検索において前記オブジェクトに関する
情報がないとき、前記システム制御部2は、ハッシュ関
数作用部8を起動し、前記オブジェクトの識別子にハッ
シュ関数を作用させて前記ハッシュディレクトリのハッ
シュディレクトリ識別子を決定し、該ハッシュディレク
トリ識別子で識別されるハッシュディレクトリ6が自デ
ィレクトリしのものであるとき、ハッシュディレクトリ
アクセス部8を起動して該ハッシュディレクトリ6を検
索し、オブジェクトに関する情報を得、決定されたハッ
シュディレクトリ識別子が自ディレクトリシステムのも
のでないとき、該ハッシュディレクトリ識別子を前記通
信制御部(12)を介して当該ハッシュディレクトリ識
別子で識別されるハッシュディレクトリを有するディレ
クトリシステムへ転送してオブジェクトに関する情報の
検索を依頼し、前記ハッシュディレクトリ識別子で識別
されるハッシュディレクトリを有するディレクトリシス
テムのハッシュディレクトリアクセス部(8)を起動し
て当該ディレクトリシステムのハッシュディレクトリ
(6)を検索して前記オブジェクトに関する情報を前記
依頼されたディレクトリシステムへ返すことを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明は、図1に示すよう
に、請求項1記載のディレクトリシステムにおいて、実
在するハッシュディレクトリがないとき、ハッシュディ
レクトリ識別子にサブハッシュ関数を作用させて実在す
るハッシュディレクトリのハッシュディレクトリ識別子
を決定し、該ハッシュディレクトリ識別子で実在するハ
ッシュディレクトリ(6)を検索することを特徴とす
る。
【0011】請求項3記載の発明は、図1に示すよう
に、請求項1及び請求項2いずれかに記載のディレクト
リシステムにおいて、実在するハッシュディレクトリ6
に新たなハッシュディレクトリを追加したとき、新たな
実在するハッシュディレクトリに対しては、オブジェク
トの識別子にハッシュ関数を作用させて前記ハッシュデ
ィレクトリのハッシュディレクトリ識別子を決定し、該
ハッシュディレクトリ識別子で実在するハッシュディレ
クトリの検索を行い、オブジェクトの識別子にハッシュ
関数を作用させて決定したハッシュディレクトリのハッ
シュディレクトリ識別子に対応するハッシュディレクト
リが実在しないとき、当該決定されたハッシュディレク
トリ識別子にサブハッシュ関数を作用させて実在するハ
ッシュディレクトリのハッシュディレクトリ識別子を決
定し、該ハッシュディレクトリ識別子で実在するハッシ
ュディレクトリ6を検索することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、図1に示すよう
に、請求項1乃至請求項3いずれかに記載のディレクト
リシステムにおいて、ディレクトリが障害となったと
き、直接オブジェクトの識別子にハッシュ関数を作用さ
せることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、図1に示すよう
に、請求項1乃至請求項3いずれかに記載のディレクト
リシステムにおいて、オブジェクトに関する情報にディ
レクトリ管理情報を付加してハッシュディレクトリ6を
構成し、ディレクトリ4の障害時にディレクトリ管理情
報でハッシュディレクトリ6を検索して障害となったデ
ィレクトリの情報を復旧させることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明は、システム制御部2が、
オブジェクトに関する情報へのアクセスの発生に応答し
てディレクトリアクセス部3を起動してディレクトリ4
を検索したとき、当該オブジェクトに関する情報がない
とき、システム制御部2は、ハッシュ関数作用部8を起
動して前記オブジェクトの識別子にハッシュ関数を作用
させてハッシュディレクトリ6のハッシュディレクトリ
識別子を決定する。ハッシュディレクトリが自システム
内のものであるとき、ハッシュディレクトリ識別子でハ
ッシュディレクトリアクセス部8を起動してハッシュデ
ィレクトリ6を検索してオブジェクトに関する情報を得
る。
【0015】ハッシュディレクトリ識別子が自システム
内のものでないとき、当該ハッシュディレクトリ識別子
を通信制御部12を経てハッシュディレクトリ識別子で
識別されるディレクトリシステムにオブジェクトに関す
る情報の検索を依頼してそこからオブジェクトに関する
情報を得るようにしたものである。
【0016】このようにして、オブジェクトに関する情
報を有するハッシュディレクトリを即座に見付け出すこ
とができるから、ディレクトリ間のインタラクションに
よるオーバーヘッドを大幅に削減することができる。
【0017】請求項2記載の発明は、実在するハッシュ
ディレクトリがないときに、ハッシュディレクトリ識別
子に更にサブハッシュ関数を作用させて実在するハッシ
ュディレクトリのハッシュディレクトリ識別子を得て当
該ハッシュディレクトリ識別子で識別されるハッシュデ
ィレクトリからオブジェクトに関する情報を得るように
したものである。
【0018】従って、単にハッシュ関数を作用させただ
けでは、実在するハッシュディレクトリのハッシュディ
レクトリ識別子を決定し得ないときでも、実在するハッ
シュディレクトリのハッシュディレクトリ識別子を決定
してオブジェクトに関する情報を得ることができる。
【0019】請求項3記載の発明は、ハッシュ関数及び
サブハッシュ関数を用いることにより、ハッシュディレ
クトリを追加したときでも、既設のハッシュディレクト
リ、又は追加のハッシュディレクトリのいずれかから所
望のオブジェクトに関する情報を得ることができる。
【0020】請求項4記載の発明は、ディレクトリが障
害になったとき、当該ディレクトリに対するアクセスを
することなしに、直接オブジェクトの識別子にハッシュ
関数を作用させることができるから、ディレクトリが障
害となったとしても、所望のオブジェクトに関する情報
を得ることができる。
【0021】請求項5記載の発明は、オブジェクトに関
する情報にディレクトリ管理情報を付加することによ
り、障害発生以外のハッシュディレクトリをディレクト
リ管理情報で検索して障害発生のディレクトリを復旧す
ることができる。
【0022】
【実施例】図2は、請求項1乃至請求項5記載の発明の
実施例を示す。図2において、30はシステム制御部、
32はディレクトリアクセス部、34はディレクトリ、
36はハッシュ関数作用部、38はハッシュディレクト
リアクセス部、40はハッシュディレクトリ、42は通
信制御部である。44はディレクトリシステムであり、
システム制御部30、ディレクトリアクセス部32、デ
ィレクトリ34、ハッシュ関数作用部36、ハッシュデ
ィレクトリアクセス部38、ハッシュディレクトリ4
0、及び通信制御部42は、ディレクトリシステムを構
成している。ディレクトリシステムは、セル毎に設けら
れる。セルは、後述するところから明らかなようにオブ
ジェクト群の管理単位である。ここでいうところのセル
は、OSF/DCE(Open Systems Foundation/Distr
ibuted Computing Environment)におけるセル、並びに
セル内の各ディレクトリの管理領域を総称したものをい
う。
【0023】システム制御部30は、オブジェクトに関
する情報の登録及びその検索の制御を行う。システム制
御部30により起動されたディレクトリアクセス部32
は、ディレクトリ34をアクセスする。ディレクトリ3
4にオブジェクトに関する情報がないとき、ハッシュ関
数作用部36は、オブジェクトの識別子にハッシュ関数
を作用させてハッシュディレクトリのハッシュディレク
トリ識別子を決定する。ハッシュディレクトリアクセス
部38は、ハッシュディレクトリ識別子に応答してハッ
シュディレクトリ40の検索を行う。ハッシュ関数作用
部36で決定されたハッシュディレクトリ識別子が自デ
ィレクトリシステム内のハッシュディレクトリでないと
き、システム制御部30は通信制御部42を介して他の
ハッシュディレクトリに対するアクセスを行う。
【0024】図2において、システム制御部30は、図
1のシステム制御部2に対応し、ディレクトリアクセス
部32は、図1のディレクトリアクセス部3に対応す
る。ディレクトリ34は、図1のディレクトリ4に対応
し、ハッシュディレクトリ40は、図1に示すハッシュ
ディレクトリ6に対応する。ハッシュディレクトリアク
セス部38は、図1のハッシュディレクトリアクセス部
8に対応し、ハッシュ関数作用部36は、図1に示すハ
ッシュ関数作用部10に対応する。
【0025】このように構成されたディレクトリシステ
ムの内の請求項1記載の発明に係る動作を図2乃至図8
を参照して以下に説明する。先ず、オブジェクトに関す
る情報の登録について説明する。
【0026】図示しない情報処理システムで生成された
オブジェクト(このオブジェクトをオブジェクトAとい
う。)が、該オブジェクトに関する情報の登録要求をデ
ィレクトリシステムに転送して来ると、当該ディレクト
リシステムのシステム制御部300 は、自ディレクトリ
システムのディレクトリアクセス部320 を起動してデ
ィレクトリ340 にオブジェクトに関する情報を登録す
る(図3の(1),(2) 参照) 。
【0027】次いで、システム制御部300 は、ハッシ
ュ関数作用部360 を起動して登録されたオブジェクト
の識別子に予め決められたハッシュ関数を作用させてそ
の結果であるハッシュディレクトリのハッシュディレク
トリ識別子を決定する。
【0028】決定されたハッシュディレクトリ識別子に
より識別されるハッシュディレクトリ440 が、自ディ
レクトリシステム内のものであるか否かを判定して自デ
ィレクトリシステム内のハッシュディレクトリであると
される場合には、システム制御部300 は、自ディレク
トリシステム内のハッシュディレクトリアクセス部38
0 を起動して前記ハッシュディレクトリ識別子で指定さ
れるハッシュディレクトリ400 に登録する。前記判定
が他のディレクトリシステムのものであることを示すと
きには、システム制御部300 は、通信制御部42を起
動して前記決定されたハッシュディレクトリ識別子で指
定されるハッシュディレクトリを有するディレクトリシ
ステム441 にオブジェクトに関する情報を送信する
(図3の(3) 参照) 。
【0029】オブジェクトに関する情報を受け取り、且
つ前記ハッシュディレクトリ識別子で識別されるディレ
クトリシステム441 のシステム制御部301 は、自デ
ィレクトリシステム441 内のハッシュディレクトリア
クセス部381 を起動してオブジェクトに関する情報を
そのハッシュディレクトリ401 に登録する(図3の
(4) 参照) 。
【0030】次に、前述のようにして登録されたオブジ
ェクトAに関する情報の検索について説明する。或るセ
ルに属するオブジェクト(このオブジェクトをオブジェ
クトBとする。オブジェクトBは、オブジェクトAと同
一のセル内にあるとは限らない。)がオブジェクトAに
関する情報を得たい場合に、オブジェクトBは、先ず自
セル内のディレクトリシステム442 (添字2はセル#
2であることを示す。以下同じである。)に対し、オブ
ジェクトAに関する情報の検索を要求する(図4の(1)
参照) 。該要求に応答したシステム制御部302 は、デ
ィレクトリアクセス部32を起動してディレクトリ34
2 をオブジェクトAに関する情報について検索を行う
(図4の(2) 参照) 。検索してその情報が得られたとき
には、システム制御部302 は、当該情報をオブジェク
トBに渡す。
【0031】前記検索によりオブジェクトAに関する情
報が得られないときには、システム制御部302 は、オ
ブジェクトAの識別子に予め決められたハッシュ関数を
作用させてハッシュディレクトリのハッシュディレクト
リ識別子を決定する。そのハッシュディレクトリ識別子
で識別されるハッシュディレクトリが、自ディレクトリ
システム442 内のものであるならば、システム制御部
302 は、ハッシュディレクトリアクセス部382 を起
動してハッシュディレクトリ402 を検索して得られた
情報をオブジェクトBに渡す。
【0032】前記決定された識別子で識別されるハッシ
ュディレクトリが、自ディレクトリシステム内のもので
ないならば、システム制御部302 は、通信制御部42
2 を起動して該当するハッシュディレクトリを有するデ
ィレクトリシステムにオブジェクトAに関する情報の検
索を依頼する(図4の(3) 参照) 。
【0033】依頼されたディレクトリシステム、例えば
ディレクトリシステム441 では、そのシステム制御部
301 が、ハッシュディレクトリアクセス部381 を起
動してハッシュディレクトリ401 の検索を行い、オブ
ジェクトAに関する情報を得る(図4の(4) 参照) 。依
頼されたディレクトリシステム441 のシステム制御部
301 は、通信制御部421 を起動して得られたオブジ
ェクトAに関する情報を依頼元のディレクトリシステム
442 に返す(図4の(5) 参照) 。依頼元のディレクト
リシステム442 では、受け取ったオブジェクトに関す
る情報を当該ディレクトリシステム442 のシステム制
御部302 を経てオブジェクトBに渡す(図5の(6) 参
照) 。ディレクトリ342 に所望のオブジェクトに関す
る情報がなかったとき、ハッシュディレクトリからその
オブジェクトAに関する情報を即座に得ることができる
から、ディレクトリ間のインタラクションによるオーバ
ーヘッドが大幅に削減され、高速にオブジェクトに関す
る情報を得ることかできる。
【0034】次に、請求項2及び請求項3記載の発明の
実施例を以下に説明する。この実施例は、ハッシュ関数
及びサブハッシュ関数を用いる例である。オブジェクト
の識別子にハッシュ関数を作用させて得られるハッシュ
ディレクトリ識別子は、共に整数で表現され、ハッシュ
関数としては100で割った余りを求める演算であると
する。従って、ハッシュ関数の識別子としては0番から
99番まで割り振られた100個のハッシュディレクト
リを設けることができる。しかし、実際に存在するハッ
シュディレクトリとしては、0番から9番までの10個
のハッシュディレクトリ、即ちセル数は10であるとす
る。そして、10個のハッシュディレクトリに対してハ
ッシュディレクトリの識別子を配分させるために、ハッ
シュ関数を作用させることによって得られる0から99
までの整数を更に0から9までに配分するためにサブハ
ッシュ関数として10で割った余りを求める演算を使用
するとする。
【0035】このような条件の下で、オブジェクトの識
別子が3210(図9参照)であるオブジェクトAの登
録について説明する。オブジェクトの識別子として32
10を割り振られたオブジェクトAの識別子に100の
ハッシュ関数を作用させると、ハッシュディレクトリの
ハッシュディレクトリ識別子として10番を得ることか
できる。
【0036】しかし、前記設例の下では、ハッシュディ
レクトリが10個しかないから、10のハッシュディレ
クトリ識別子に対して10のサブハッシュ関数を作用さ
せると、0番のハッシュディレクトリのハッシュディレ
クトリ識別子を得ることがてきる。
【0037】このようにして得られたハッシュディレク
トリのハッシュディレクトリ識別子は、0番であるか
ら、3210の識別子を有するオブジェクトAに関する
情報は、0番目のハッシュディレクトリに登録される。
同様にして、ハッシュ関数を作用させて得られたハッシ
ュディレクトリ識別子のうち、10番目以外のハッシュ
ディレクトリ識別子20,30,40,50,60,7
0,80,90は、10のサブハッシュ関数を作用させ
ると、いずれも0番目のハッシュディレクトリ識別子と
なるから、ハッシュ関数及びサブハッシュ関数を順次に
作用させて得られる0番目のハッシュディレクトリ識別
子を決定し得るオブジェクトの識別子を有するいずれの
オブジェクトも、0番のハッシュディレクトリに登録さ
れる(図5のハッシュディレクトリ#0参照)。
【0038】同様に、ハッシュディレクトリ識別子1、
11、21、・・・、91を決定したオブジェクトのオ
ブジェクトに関する情報は、1番目のハッシュディレク
トリに登録される。以下同様に、ハッシュディレクトリ
識別子2、22、・・・、92を決定したオブジェクト
のオブジェクトに関する情報は、2番目のハッシュディ
レクトリに登録される。以下同様である。
【0039】又、或るディレクトリシステムでのオブジ
ェクトに関する情報の検索は、前述した準じて行う。次
に、10番目のハッシュディレクトリが新たに追加設置
されたとする。これは、10番目のセルが新設されたこ
とに等しい。
【0040】この場合に、0番のハッシュディレクトリ
に登録されていたオブジェクトに関する情報のうち、本
来10番目のハッシュディレクトリに登録されるべきで
あった情報を抽出し、それらの情報を0番のハッシュデ
ィレクトリから10番のハッシュディレクトリに移す。
【0041】この処理を行うと、前記3210の識別子
を有するオブジェクトAに関する情報は、10番目のハ
ッシュディレクトリに移される(図6参照)。そして、
ハッシュ関数の作用によってハッシュディレクトリ識別
子が11番目から99番目と決定し得る識別子を有する
オブジェクトについては、それらのハッシュディレクト
リ識別子に対しては、従来通り10のサブハッシュ関数
を作用させて1番目から9番目までのハッシュディレク
トリ識別子を決定してオブジェクトに関する情報をそれ
らハッシュディレクトリ識別子で識別されるハッシュデ
ィレクトリに登録する。例えば、オブジェクトの識別子
が5411である場合には、ハッシュ関数を作用させる
ことでハッシュディレクトリ識別子として11のハッシ
ュディレクトリ識別子が得られ、更にサブハッシュ関数
を作用させることにより、1番目のハッシュディレクト
リ識別子が得られるから、5411なる識別子を有する
オブジェクトのオブジェクトに関する情報は、1番目の
ハッシュディレクトリに登録される。
【0042】他のオブジェクトの識別子についても同様
である。又、オブジェクトに関する情報をディレクトリ
システムから検索して該情報を要求したオブジェクトに
渡す動作も、前述したところに準じて行われる。
【0043】サブハッシュ関数を用いることにより、ハ
ッシュディレクトリの数がハッシュ関数だけ用いた場合
には、ハッシュディレクトリの数が足りなくなるときで
も、その数のハッシュディレクトリに配分して登録する
ことができる。又、ハッシュディレクトリの増設や減設
にも対応することができる。
【0044】次に、請求項4記載の発明の実施例を以下
に説明する。この実施例は、或るディレクトリシステム
のディレクトリに障害が発生した場合の実施例である。
【0045】この実施例の動作は、請求項1記載の実施
例におけるオブジェクトBがオブジェクトAに関する情
報を得たい場合に、オブジェクトBが属するセル(ディ
レクトリシステム)のディレクトリに障害が発生したと
きオブジェクトAに関する情報をどのようにして得るか
という実施例である。
【0046】オブジェクトBが属するディレクトリシス
テムのディレクトリからは、オブジェクトに関する情報
を得ることはできないから、オブジェクトBが属するデ
ィレクトリシステムのハッシュディレクトリの検索処理
に入る。この検索処理は、請求項1記載の発明で詳細に
述べたので、その説明は省略する。 従って、ディレク
トリに障害が発生しても、或るオブジェクトが、他のオ
ブジェクトに関する情報を得ることができる。
【0047】最後に、請求項5記載の発明の実施例を以
下に説明する。この実施例は、ディレクトリに障害が発
生したときの当該ディレクトリの復旧に係る発明であ
る。
【0048】この場合には、ハッシュディレクトリの各
々に、図7に示すように、管理セル識別子を付加してい
る(図6参照)。ディレクトリ34に障害が発生したと
き、0番目(#0)のハッシュディレクトリ乃至9番目
(#9)のハッシュディレクトリにある管理セル識別子
をキーにしてディレクトリが一時的に障害となったセル
に属するオブジェクトに関する情報のみを検索収集して
それらのオブジェクトに関する情報を一時的に障害が発
生したディレクトリに再登録することにより、障害が発
生したディレクトリの復旧を行うことができる。例え
ば、0番目のセルのディレクトリ34が障害になった場
合に、ハッシュディレクトリ0番目からハッシュディレ
クトリ9番目のハッシュディレクトリの管理セル識別子
が0であるハッシュディレクトリのオブジェクトに関す
る情報を検索収集して一時的な障害がなくなったディレ
クトリに再登録する。
【0049】このようにすることにより、一時的障害が
発生したディレクトリの復旧を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィレクトリにオブジェクトに関する情報がなくでも、オ
ブジェクトの識別子に予め決められたハッシュ関数を作
用させることにより、前記オブジェクトに関する情報を
登録しているハッシュディレクトリを即座に見出すこと
ができるから、ディレクトリ間のインタラクションによ
るオーバーヘッドを大幅に削減し得ると共に、障害発生
時に対する対応も取れる。従って、高速で信頼性のある
ディレクトリサービスを提供することができる。サブハ
ッシュ関数を使用することにより、ハッシュディレクト
リの増設及び減設にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項5記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図2】請求項1乃至請求項5記載の発明の一実施例を
示す図である。
【図3】オブジェクトに関する情報の登録例を示す図で
ある。
【図4】オブジェクトに関する情報の検索例を示す図で
ある。
【図5】各ハッシュディレクトリへの初期設定を示す図
である。
【図6】ハッシュディレクトリを追加した場合の処理例
を示す図である。
【図7】ハッシュディレクトリを用いて一時的障害とな
ったディレクトリの復旧を示す図である。
【図8】ハッシュディレクトリ内のデータ構成例を示す
図である。
【図9】従来のディレクトリの検索例を示す図である。
【符号の説明】
2 システム制御部 3 ディレクトリアクセス部 4 ディレクトリ 6 ハッシュディレクトリ 8 ハッシュディレクトリアクセス部 10 ハッシュ関数作用部 12 通信制御部 30 システム制御部 32 ディレクトリアクセス部 34 ディレクトリ 36 ハッシュ関数作用部 38 ハッシュディレクトリアクセス部 40 ハッシュディレクトリ 42 通信制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクトに関する情報へのアクセス
    の発生に応答したシステム制御部(2)がディレクトリ
    アクセス部(3)を起動してディレクトリ(4)を検索
    して前記オブジェクトに関する情報を得るディレクトリ
    システムに、 ハッシュディレクトリ(6)と、 ハッシュディレクトリアクセス部(8)と、 ハッシュ関数作用部(10)とを設けたディレクトリシ
    ステムと、 ディレクトリシステム間を接続する通信制御部(12)
    とを設け、 前記ディレクトリの検索において前記オブジェクトに関
    する情報がないとき、前記システム制御部(2)は、ハ
    ッシュ関数作用部(8)を起動し、前記オブジェクトの
    識別子にハッシュ関数を作用させて前記ハッシュディレ
    クトリのハッシュディレクトリ識別子を決定し、該ハッ
    シュディレクトリ識別子で識別されるハッシュディレク
    トリ(6)が自ディレクトリシステムのものであると
    き、ハッシュディレクトリアクセス部(8)を起動して
    該ハッシュディレクトリ(6)を検索し、オブジェクト
    に関する情報を得、 決定されたハッシュディレクトリ識別子が自ディレクト
    リシステムのものでないとき、該ハッシュディレクトリ
    識別子を前記通信制御部(12)を介して当該ハッシュ
    ディレクトリ識別子で識別されるハッシュディレクトリ
    を有するディレクトリシステムへ転送してオブジェクト
    に関する情報の検索を依頼し、 前記ハッシュディレクトリ識別子で識別されるハッシュ
    ディレクトリを有するディレクトリシステムのハッシュ
    ディレクトリアクセス部(8)を起動して当該ディレク
    トリシステムのハッシュディレクトリ(6)を検索して
    前記オブジェクトに関する情報を前記依頼されたディレ
    クトリシステムへ返すことを特徴とするディレクトリシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディレクトリシステムに
    おいて、 実在するハッシュディレクトリがないとき、ハッシュデ
    ィレクトリ識別子にサブハッシュ関数を作用させて実在
    するハッシュディレクトリのハッシュディレクトリ識別
    子を決定し、該ハッシュディレクトリ識別子で実在する
    ハッシュディレクトリ(6)を検索することを特徴とす
    るディレクトリシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至請求項4いずれかに記載の
    ディレクトリシステムにおいて、 実在するハッシュディレクトリ(6)に新たなハッシュ
    ディレクトリを追加したとき、新たな実在するハッシュ
    ディレクトリに対しては、オブジェクトの識別子にハッ
    シュ関数を作用させて前記ハッシュディレクトリのハッ
    シュディレクトリ識別子を決定し、該ハッシュディレク
    トリ識別子で実在するハッシュディレクトリの検索を行
    い、オブジェクトの識別子にハッシュ関数を作用させて
    決定したハッシュディレクトリのハッシュディレクトリ
    識別子に対応するハッシュディレクトリが実在しないと
    き、当該決定されたハッシュディレクトリ識別子にサブ
    ハッシュ関数を作用させて実在するハッシュディレクト
    リのハッシュディレクトリ識別子を決定し、該ハッシュ
    ディレクトリ識別子で実在するハッシュディレクトリ
    (6)を検索することを特徴とするディレクトリシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項5いずれかに記載の
    ディレクトリシステムにおいて、 ディレクトリが障害となったとき、直接オブジェクトの
    識別子にハッシュ関数を作用させることにより、オブジ
    ェクトに関する情報を得ることを特徴とするディレクト
    リシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項5いずれかに記載の
    ディレクトリシステムにおいて、 オブジェクトに関する情報にディレクトリ管理情報を付
    加してハッシュディレクトリ(6)を構成し、 ディレクトリ(4)の一時的障害時にディレクトリ管理
    情報でハッシュディレクトリ(6)を検索して一時的に
    障害となったディレクトリの情報を復旧させることを特
    徴とするディレクトリシステム。
JP6105388A 1994-05-19 1994-05-19 ディレクトリシステム Withdrawn JPH07311704A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100325688B1 (ko) * 1999-11-19 2002-02-25 오길록 해쉬 인덱스 구조의 확장 해슁 디렉토리 분할 시점 제어방법 및 이를 이용한 엔트리 삽입, 삭제, 검색 방법
WO2004081794A1 (ja) * 2003-03-10 2004-09-23 Sharp Kabushiki Kaisha データ処理装置、データ処理用のプログラムおよび記録媒体
JP2005025759A (ja) * 2003-07-01 2005-01-27 Microsoft Corp インスタントメッセージングオブジェクトストア
US8171084B2 (en) 2004-01-20 2012-05-01 Microsoft Corporation Custom emoticons
US8185635B2 (en) 2003-07-01 2012-05-22 Microsoft Corporation Transport system for instant messaging

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