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JPH07311215A - レーザドップラ流速計 - Google Patents

レーザドップラ流速計

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Publication number
JPH07311215A
JPH07311215A JP7040933A JP4093395A JPH07311215A JP H07311215 A JPH07311215 A JP H07311215A JP 7040933 A JP7040933 A JP 7040933A JP 4093395 A JP4093395 A JP 4093395A JP H07311215 A JPH07311215 A JP H07311215A
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JP
Japan
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light
laser
optical fiber
frequency
optical
Prior art date
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Application number
JP7040933A
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English (en)
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JP3279116B2 (ja
Inventor
Satoru Kato
覚 加藤
Hiroshi Ito
伊藤  博
Tadashi Ichikawa
正 市川
Manabu Kagami
学 各務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP04093395A priority Critical patent/JP3279116B2/ja
Priority to US08/407,671 priority patent/US5587785A/en
Publication of JPH07311215A publication Critical patent/JPH07311215A/ja
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Publication of JP3279116B2 publication Critical patent/JP3279116B2/ja
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/26Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring the direct influence of the streaming fluid on the properties of a detecting optical wave
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/36Devices characterised by the use of optical means, e.g. using infrared, visible, or ultraviolet light
    • G01P3/366Devices characterised by the use of optical means, e.g. using infrared, visible, or ultraviolet light by using diffraction of light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広範囲な流速測定対象を高精度で測定する。 【構成】半導体レーザ20を鋸状注入電流で周波数変調
して発振させた光をコリメータ24、光アイソレータ2
6を介して光ファイバに伝送し、光分波器32で2分岐
する。光路長差がある光ファイバ28、30を介してプ
ローブ42にレーザ光を伝送し、集光部44に集光させ
る。集光部44で散乱された光を、プローブ42及び光
ファイバ46を介して、光検出器48に伝送し、ヘテロ
ダイン検波によってドップラ周波数のみ検出する。周波
数変調と光路長差を適当な値に定めるとオフセット周波
数を任意に設定でき、広範囲な流速測定対象を高精度で
測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザドップラ流速計に
係り、より詳しくは、レーザ光を被測定領域の少なくと
も1点に照射し、受光された信号のドップラシフト周波
数から被測定領域の流速および流速の方向を測定するレ
ーザドップラ流速計に関する。このレーザドップラ流速
計は、レーザドップラ顕微鏡やレーザドップラレーダに
も利用することができる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
の基礎になった従来のレーザドップラ流速計(特開昭5
7−59173号公報)を図1に示す。図1において、
1はレーザ光源、14は光ファイバ、2はビームスプリ
ッタ、10はマイクロレンズと光ファイバとを一体化し
た測定プローブ、11は光ファイバあるいはマイクロレ
ンズ付光ファイバプローブ、12はプローブ固定用治具
を示す。また、13はマイクロレンズ、6はAPD、フ
ォトマルPINPDのような受光素子、7は光受信機、
8は被測定流体、9は光散乱粒子である。
【0003】このレーザドップラ流速計は差動型のレー
ザドップラ流速計であり、レーザ光源1から射出された
レーザ光をビームスプリッタ2で2分割して投光2光束
とし、光ファイバで測定プローブまで送り、測定プロー
ブのマイクロレンズを用いてレーザ光を1点に集光し、
光受信機7でヘテロダイン検波された、ヘテロダイン検
波周波数から流速を検出するものである。このレーザド
ップラ流速計では、ドップラシフトが流速に比例して現
れるので流速を検出することはできるが、流速の方向は
検出できない。
【0004】すなわち、集光部では両レーザ光の周波数
は同一であり、そのときのドップラシフト周波数fD
以下の(2)式で示すことができるが、このような差動
型構成では集光部を紙面上で上から下へ移動する散乱粒
子と下から上へ移動する散乱粒子によるドップラシフト
周波数fD は同じ値となるため、流速方向は検出できな
い。
【0005】一方、2分割されたレーザ光の一方の周波
数を他方の周波数と異なる値とすると、ヘテロダイン検
波によりこの周波数の差周波を検出することができるの
で、光受信機7からの受光信号は、この差周波をオフセ
ット周波数として(1)式で表されるような流速に比例
したものとなる。すなわち、このオフセット周波数が既
知であれば、流速方向と流速値とを検出することができ
る。
【0006】そこで、従来では、流速の方向を検出する
ために、投光用の1光束を音響光学素子を通過させて周
波数をシフトさせる構成としている(特開昭57−59
173号公報第3頁左欄第15行〜第17行)。
【0007】この技術では、散乱粒子からの受光信号の
周波数fSAは次式で与えられる。 fSA=fAD+fD ・・・(1) fD =(2v/λ)sin(φ/2) ・・・(2) ここで、fADは音響光学素子による周波数シフト量、f
D は散乱粒子によるドップラシフト周波数、vは散乱粒
子の流速(ベクトル量)、λは光源光の波長、φは投光
2光束の交差角である。すなわち、受光信号の周波数は
周波数シフト量fADをオフセット周波数として検出され
るため、このオフセット周波数を予め求めておくことに
より、ドップラシフト周波数fD のみを検出することが
でき、検出したドップラシフト周波数fD から流速及び
流速方向が判別可能となる。
【0008】しかし、音響光学素子は一定の周波数でし
か安定に駆動できないため、オフセット周波数である周
波数シフト量fADを任意に設定できず、低速度の測定対
象についてはドップラシフト周波数解析器による制限
(例えば、fAD=80MHzでfD =100Hzという
ような制限)により、高精度な測定ができないのが現状
である。
【0009】この点を改善するため、’90春 第37
回 応用物理学会学術講演会 講演予稿集 28a−c
−7の「LDの周波数偏移特性とセルフミキシング効果
を用いた二次元ベクトルLDV」には、半導体レーザが
温度や注入電流の変化に伴って発振周波数が変化し、ま
た、半導体レーザの発振領域に自ら発したレーザ光の一
部が戻ると、縦モードの跳び、多数縦モードの発振化、
雑音の発生等の振舞いをするという性質を利用したシス
テムが提案されている。
【0010】このシステムは、注入電流に対する周波数
偏移の特徴を利用してビート信号にオフセット周波数を
与える周波数変調LDV(レーザドップラ流速計)と戻
り光と発振の干渉を利用したセルフミキシング型LDV
とを組み合わせることにより、図2のような二次元ベク
トルLDVを構成している。なお、M1,M2,M3は
ミラー、HMはハーフミラーである。二次元速度ベクト
ルの測定は、周波数変調LDVとセルフミキシング型L
DVで検出される速度成分との方向が各々異なるため可
能となる。また、速度成分の方向の識別は、周波数変調
LDVのオフセット周波数に対する信号周波数のシフト
の向きから、セルフミキシング型LDVが信号波として
観測される鋸波の向きから各々判別できる。
【0011】すなわち、このシステムは、光源に半導体
レーザを用い、発振周波数を注入電流により鋸波によっ
て直線的に変化させ、投光用2光束に光路長差を持たせ
た差動型の光学系によって測定対象に光を照射し、通過
した粒子からの散乱光の一方を半導体レーザに戻し、自
己混合効果(特開平2−201165号公報)を利用し
て流速及び流速の方向を測定するものである。このと
き、検出された信号の周波数成分fSMは次のようにな
る。
【0012】 fSM=fOF+fD ±(fOF+fD )・(D/c) (3) fOF=(dν/dt)・(D/c) (4) ここで、dν/dtは光源である半導体レーザの発振周
波数の時間変化率、Dは照明光1、2の光路長差、cは
真空中での光速である。
【0013】このシステムでは、大気中で光路長差を持
たせているため、システム自体が大型になり、それによ
り測定部位の範囲が制限される。また、大気の揺らぎや
システムの振動によりオフセット周波数に相当する信号
周波数が変動し、また投光用の光路長差を持った2光路
からの散乱光が同時に光源に戻るため、自己混合効果に
よる出力信号には両者の光路長差に比例したドップラシ
フト以外の周波数成分も含まれ、この結果検出信号fSM
にはfOFとfD 以外の周波数成分が現れることになり、
D のみを安定に検出できないので安定な信号解析がで
きない。さらに、システムの構造上光路長差には制限が
あるため、精度良く測定可能な範囲が狭い、等の問題が
ある。
【0014】また、複数の測定点の流速情報を同時に測
定する流速計としては、各測定プローブに所定のレーザ
波長を割当て、測定プローブと同数のレーザ光源及び光
検出器を用いた装置が知られているが、光源、測定プロ
ーブ及び光検出器が複数個必要になるため、構成が複雑
になる、という問題がある。
【0015】また、特開平2−107988号公報に示
されたレーザドップラ流速計は、1つのレーザ光源を用
いてレーザビームを直交する2偏光成分に分割して各々
異なる被測定対象に照射し、これらの複数の測定光と参
照光とを合成し、その偏光状態に応じて複数の合成光を
得て、単一の光変調器と複数の光検出器により多点を同
時に測定している。このレーザドップラ流速計では、光
源は単体であるが、各偏光により得られるドップラ信号
を検出するための光検出器が複数必要になり、また、相
互に干渉しないように直交する2偏光成分を分離してい
るため、同時に測定できるのは原理的に2測定点のみに
なる。
【0016】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたもので、広範囲な流速測定対象を高精度で測定する
ことができると共に、複数の測定点を測定する場合には
比較的簡単な構成で測定点の数に原理的に制限なく速度
情報を同時に測定することができるレーザドップラ流速
計を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、周波数が少なくとも一定期間連続的に
変化する1つのレーザ光を射出する光源と、光源から射
出されたレーザ光を少なくとも2つに分岐する分岐装置
と、分岐装置で分岐されたレーザ光の1つを各々伝送す
る一対の光ファイバで構成されると共に、該光ファイバ
の間に光路長差が設けられた少なくとも1つの光ファイ
バ対と、光ファイバ対により伝送されたレーザ光を被測
定領域に集光する少なくとも1つの集光装置と、集光装
置と対応して設けられると共に、被測定領域に集光され
たレーザ光による散乱光が入射される少なくとも1つの
入射装置と、入射装置に入射された散乱光を受光する1
つの受光装置と、受光装置で受光された受光信号の周波
数、前記光路長差及びレーザ光の周波数の変化率に基づ
いて被測定領域におけるドップラシフト周波数を少なく
とも1つ算出する算出装置と、を含んで構成したもので
ある。
【0018】また、第2の発明は、周波数が少なくとも
一定期間連続的に変化する1つのレーザ光を射出する光
源と、光源から射出されたレーザ光を少なくとも2つに
分岐する分岐装置と、分岐装置で分岐されたレーザ光の
1つを参照光として伝送する少なくとも1つの参照光用
光ファイバと、分岐装置で分岐されたレーザ光の1つを
測定光として伝送し、かつ参照光用光ファイバに対して
光路長差を有する少なくとも1つの測定光用光ファイバ
と、測定光用光ファイバにより伝送されたレーザ光を被
測定領域に集光する少なくとも1つの集光装置と、集光
装置と対応して設けられると共に、被測定領域に集光さ
れたレーザ光による散乱光が入射される少なくとも1つ
の入射装置と、入射装置に入射されたた散乱光及び参照
光用光ファイバにより伝送された参照光を受光する1つ
の受光装置と、受光装置で受光された受光信号の周波
数、前記光路長差及びレーザ光の周波数の変化率に基づ
いて被測定領域におけるドップラシフト周波数を少なく
とも1つ算出する算出装置と、を含んで構成したもので
ある。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、光源から周波数が少なく
とも一定期間連続的に変化する1つのレーザ光が射出さ
れ、このレーザ光は分岐装置によって少なくとも2つに
分岐される。光源としては、縦単一モード発振で周波数
を連続的に変調可能な半導体レーザ等のレーザが使用で
きる。光路長差が設けられた一対の光ファイバから成る
少なくとも1つの光ファイバ対が設けられており、分岐
されたレーザ光の各々は1つずつ光ファイバによって伝
送され、少なくとも1つの集光装置によって被測定領域
に集光される。そして、被測定領域を通過する液体また
は気体中の散乱粒子からの前方または後方散乱光が入射
装置に入射されて1つの受光装置により受光され、算出
装置によって受光装置で受光された受光信号の周波数、
光ファイバの光路長差及びレーザ光の周波数の変化率に
基づいて被測定領域におけるドップラシフト周波数が少
なくとも1つ算出される。
【0020】すなわち、レーザ光を2つに分岐しかつ1
つの光ファイバ対を用いる場合を考え、周波数νの時間
tに関する変化率をdν/dt、光路長差をL、レーザ
光の真空中の速度をcとすると、2つのレーザ光の周波
数差、すなわちオフセット周波数fOFは次の式で与えら
れる。
【0021】 fOF=(dν/dt)(L/c) ・・・(5) また、受光信号の周波数fS は、ドップラシフト周波数
をfD とすると、次の式で与えられる。
【0022】 fS =fOF+fD ・・・(6) このように、fOFをオフセット周波数としてドップラシ
フトが現れるため、予めオフセット周波数fOFを測定し
ておけば、ドップラシフト周波数fD のみを精度良く測
定可能となり、測定したドップラシフト周波数をfD
ら散乱粒子の速度、すなわち流速と流速方向とを算出可
能となる。
【0023】なお、分岐装置によってレーザ光を2N
(Nは自然数)に分岐し、光路長差が各々異なるN個の
光ファイバ対でレーザ光を伝送し、N個の集光装置で被
測定領域のN個の測定点に集光し、N個の入射装置に散
乱光を入射し、合成してまたは別々に1つの受光装置に
受光させれば、N個のドップラシフト周波数が得られる
ので、N個の測定点の流速と流速方向とを同時に検出可
能となる。
【0024】第2の発明は、第1の発明と原理は同一で
あり、少なくとも2つに分岐されたレーザ光の少なくと
も1つを測定光として被測定領域に集光し、他の少なく
とも1つを参照光としたものである。受光装置は、被測
定領域に集光されたレーザ光による散乱光及び参照光を
受光する。そして、第1の発明で説明したように、流速
と流速方向とが検出可能となる。
【0025】また、分岐装置によってレーザ光を2Nに
分岐し、M個(1≦M≦N)の参照光用光ファイバで参
照光を伝送し、光路長差が各々異なるN個の測定用光フ
ァイバでレーザ光を伝送し、N個の集光装置で被測定領
域のN個の測定点に集光し、N個の入射装置に散乱光を
入射し、合成してまたは別々に受光装置に受光させれ
ば、N個の測定点の流速と流速方向とを同時に検出可能
となる。
【0026】上記第1及び第2の発明によれば、光源の
周波数の変化率と光ファイバの光路長差とを適当な値に
設定することにより、オフセット周波数を任意に設定で
きるので、測定対象に制限されることなく広い設定範囲
に対して、すなわち低速から高速に渡って高精度で測定
が可能となる。また、光ファイバを用いているので、レ
ーザ光を2分岐するのに光ファイバ方向性結合器を用い
ることができ、光ファイバ方向性結合器を用いればシス
テムとして小型化と安定化を図ることができる。
【0027】また、複数の測定点を測定する場合には比
較的簡単な構成で測定点の数に原理的に制限なく速度情
報を同時に測定することができる。
【0028】さらに、各光ファイバを近接配置すれば、
各光ファイバで温度条件が同一になるので、温度変動に
よる影響がキャンセルされ、安定なオフセット周波数を
得ることができる。また、散乱光受光用に専用の光ファ
イバを用いれば、有効に散乱光を受光できる構成となり
安定に周波数解析が可能となる。
【0029】なお、光ファイバの光路長差をレーザ光の
可干渉距離より短く設定することにより、被測定領域の
集光部に形成される干渉縞の鮮明度が高くなり信号対雑
音比の高い受光信号を得ることができる。可干渉距離よ
りも長く設定しても全く信号が得られないわけではな
く、受光信号の信号対雑音比が低下するのみである。
【0030】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図3は第1実施例の差動型の光ファイバレー
ザドップラ流速計の構成図である。差動型の光ファイバ
レーザドップラ流速計は、光軸に垂直方向の速度成分を
測定可能である。光源である半導体レーザ20には、半
導体レーザの注入電流を鋸波状に変調するための駆動回
路22が接続されている。半導体レーザ20のレーザ光
射出側には、レーザ光を平行光線束にするコリメートレ
ンズ24が配置されている。コリメートレンズ24のレ
ーザ光射出側には、半導体レーザ20へ戻り光が入射し
ないようにして半導体レーザ20が安定に縦単一モード
で発振するようにするための光アイソレータ26が配置
されている。この光アイソレータ26は、光ファイバ対
で構成された光ファイバ束により、測定プローブ42に
光結合されている。
【0031】光アイソレータ26と測定プローブ42と
を光結合する光結合手段としての光ファイバ束は、第1
の投光用光ファイバ28、第2の投光用光ファイバ30
及び入力されたレーザ光を2つに分岐する光分波器を備
えている。光アイソレータ26には、第1の投光用光フ
ァイバ28の一端が光結合され、第1の投光用光ファイ
バ28の光アイソレータ26に光結合された端部近傍部
分は、一端が自由端にされた第2の投光用光ファイバ3
0の端部近傍部分と、入力されたレーザ光を2つに分岐
するための光分波器としての1入力2出力の光ファイバ
方向性結合器32によって光結合されている。
【0032】第2の投光用光ファイバ30は、第1の投
光用光ファイバ28より光路長が所定長Lだけ長くなっ
ており、光ファイバ間に光路長差Lが設けられている。
この光路長差Lは、第1の投光用光ファイバ28と第2
の投光用光ファイバ30とをコアの屈折率が各々nの同
一構成とし、第2の投光用光ファイバ30の長さを第1
の投光用光ファイバ28よりΔLだけ長くすることによ
りL=n・ΔLとして得られる。なお、第1の投光用光
ファイバ28と第2の投光用光ファイバ30の屈折率を
異ならせても光路長差Lが得られる。
【0033】また、第1の投光用光ファイバ28及び第
2の投光用光ファイバ30は、温度変動等による影響が
同等となるように可能な限り近接して配置されている。
【0034】上記実施例では、光分波器として光ファイ
バ方向性結合器32を示したが、ハーフミラーや偏光ビ
ームスプリッタ等で置き換えることも可能である。
【0035】図4にも示すように、測定プローブ42内
には、第1の投光用光ファイバ28及び第2の投光用光
ファイバ30の他端が挿入されると共に、コリメートレ
ンズ34、36、集光レンズ38及び受光レンズ40が
収納されている。
【0036】第1の投光用光ファイバ28及び第2の投
光用光ファイバ30の射出端面は、各々コリメートレン
ズ34、36の焦点位置に配置されている。これによ
り、平行な2光束(投光ビームA、投光ビームB)が得
られる。コリメートレンズ34、36の投光ビーム射出
側には、集光レンズ38が配置されている。集光レンズ
38は、2光束を焦点位置に集光(交差)する。
【0037】また、測定プローブ42内には、一端が光
検出器48に接続された受光用光ファイバ46の他端
が、受光用光ファイバ46の端面が受光レンズ40の焦
点位置に位置するように挿入されている。この光検出器
48は、散乱された光を光電変換面でヘテロダイン検波
して(6)式に示す受光信号を出力し、算出装置62は
この受光信号からドップラシフト周波数を算出し、流速
及び流速の方向を算出する。
【0038】次に本実施例の作用を説明する。駆動回路
22は、半導体レーザ20への注入13を鋸波状に変調
する。これにより、半導体レーザの発振周波数は注入電
流の大きさに比例して変化し、図5(1)に示すよう
に、周波数の直線的な変化が周期的に得られる。この注
入電流に対する周波数の変化率は、〜3GHz/mA
(波長0.8μm帯の半導体レーザ)であり、10mA
程度はモードジャンプなく縦単一モード発振で連続的に
変化させることができる。
【0039】半導体レーザ20からの射出されたレーザ
光は、コリメートレンズ24により平行光にされ、光ア
イソレータ26を通過し、光ファイバ方向性結合器32
で2つに分岐される。光アイソレータ26を設けている
ので、半導体レーザ20への戻り光はカットされる。
【0040】光ファイバ方向性結合器32で2分岐され
たレーザ光は、第1の投光用光ファイバ28及び第2の
投光用光ファイバ30によって測定プローブ42に伝送
される。測定プローブ42内に伝送されたレーザ光は、
コリメートレンズ34、36により各々平行光である投
光ビームA及び投光ビームBとして射出され、集光レン
ズ38によって集光部44に集光、すなわち交差され
る。
【0041】この集光部44を散乱粒子が通過すると、
通過する散乱粒子は、投光ビームA及び投光ビームBを
全方向に散乱する。通過する粒子からの散乱光の一部は
再び集光レンズ38を通して平行光にされ、受光レンズ
40で焦点位置に集光され受光用光ファイバ46を介し
て光検出器48に伝送される。投光用2光束からの散乱
光は、この光検出器48の光電変換面でヘテロダイン検
波され、算出装置62で(6)式に示すドップラシフト
周波数が算出される。
【0042】図5は、測定プローブ42の集光レンズ3
8で1点に集光された集光部44における投光ビームA
及び投光ビームBの時間と周波数との関係を示すもので
ある。上記のように、第2の投光用光ファイバ30は、
第1の投光用光ファイバ28より光路長差Lだけ長くな
っているので、投光ビームBは投光ビームAに比較して
光路長差Lのため次式に示す時間τだけ遅れる。
【0043】 τ=n・ΔL/c ・・・ (7) 注入電流が鋸波状に変化されるため、周波数の変化率d
ν/dtは一定であり、この時間τのため図5(1)に
示すように、投光ビームA、投光ビームBは常に周波数
が(5)式で示したオフセット周波数fOFだけ異なる。
つまり、集光部44を通過した散乱粒子からの散乱光の
周波数成分fS は、このオフセット周波数とドップラ効
果によるシフト分とを加算して上記(6)式で求められ
ることになる。また、このとき受光される受光信号
D 、すなわち散乱光の強度は、図5(2)に示すよう
になる。なお、1/fS は受光信号の1周期を示してお
り、この周期の逆数が(6)式のfS になる。
【0044】すなわち、fOFをオフセット周波数として
ドップラシフトが現れるため、予めfOFを上記(5)式
に基づいて測定しておけば、受光信号CD からドップラ
シフト周波数fD のみを精度良く測定可能となり、散乱
粒子の流速と流速方向とが検出可能となる。
【0045】本実施例は、光源の発振周波数を変化させ
ると共に、投光用光ファイバに光路長差を与えることに
より、集光部での各投光ビームに周波数差を発生させる
ようにしたものである。その周波数差は(5)式で与え
られるものであり、図5に示すfOFである。このfOF
(5)式で示すように周波数の変化率dν/dt、光路
長差、従って時間τにより変化させることができる。
【0046】現状市販されている0.8μm帯の縦単一
モード発振の半導体レーザでは、可干渉距離は十数m以
上であり、この値と半導体レーザの電流変調特性とを基
にして(5)式によるオフセット周波数fOFを演算する
と、30MHz以上になり、従来技術と同程度の値を得
ることが可能である。
【0047】本実施例では、光照射方向と反対方向に散
乱する後方散乱光を受光する構成を示したが、照射方向
に散乱する前方散乱光を受光する構成にしても同様の検
出が可能である。
【0048】図6に前方散乱受光型レーザドップラ流速
計の光学系の構成を示す。図6において、図3及び図4
と対応する部分には同一符号を付して説明する。測定プ
ローブ42において投光光学系は図4と同一の構成であ
る。受光光学系は、投光ビームA、Bの照射方向に受光
レンズ40を配置し、受光レンズ40の焦点位置に端面
が位置するように、光検出器48に光結合された受光用
光ファイバ46を配置する。光検出器48に伝送された
散乱光は光電変換面でヘテロダイン検波され、(6)式
で示されるドップラシフト周波数fD の信号が得られ
る。
【0049】図6では、受光レンズ40で受光用光ファ
イバ46の端面に集光部44の像を結像する構成を示し
たが、光検出器48の光電変換面を受光用光ファイバ4
0の端面位置、すなわち受光レンズ40の焦点位置に配
置しても(6)式で示されるドップラシフト周波数fD
の信号が得られる。
【0050】次に本発明の第2実施例について説明す
る。上記実施例では、差動型の光ファイバレーザドップ
ラ流速計を示したが、投光と受光とを1本の同一光ファ
イバで行い、ドップラシフトを受けていないレーザ光を
参照光として光検出器の光電変換面でヘテロダイン検波
する構成の参照光型レーザドップラ流速計についても、
上記と同様の原理で流速と流速方向を検出可能である。
【0051】本願発明を参照光型レーザドップラ流速計
に適用した第2実施例の構成を図7に示す。参照光型レ
ーザドップラ流速計は、光軸方向に移動する粒子の速度
成分を検出可能であり、この速度成分を積分すると変位
が得られるので、一般に振動を計測する振動計として好
適である。この参照光型レーザドップラ流速計は、光源
から光アイソレータ26を介して伝送されたレーザ光を
光ファイバ方向性結合器32で2つに分岐し、一方をド
ップラシフトを受けない参照光用光ファイバ50へ導
き、また、他方のレーザ光は投光受光を兼ねた1本の光
ファイバから成る投受光用光ファイバ54によって測定
プローブ56へ伝送する。参照光用光ファイバ50の端
面は、レーザ光を全反射するように反射膜52がコーテ
ィングされているので、光ファイバ方向性結合器32側
から入射されたレーザ光は反射膜52で反射されて折り
返される。なお、反射膜をコーティングする代わりにミ
ラー等で折り返してもよい。参照光用光ファイバ50と
投受光用光ファイバ54との間には、上記と同様に光路
長差Lが与えられている。
【0052】測定プローブ56は集光レンズ58を備え
ており、投受光用光ファイバ54の端面が集光レンズ5
8の焦点位置に位置するように、投受光用光ファイバ5
4の端部が挿入されている。従って、投受光用光ファイ
バ54の端面から射出されたレーザ光は、集光レンズ5
8で集光部44に集光される。この集光部44を矢印の
ように紙面に対して左右方向に移動する粒子からの散乱
光を、再び集光レンズ58を通して投受光用光ファイバ
54で光検出器48へ伝送する。図7から理解されるよ
うに、参照光型レーザドップラ流速計は、差動型レーザ
ドップラ流速計とは流速測定方向が90°異なってい
る。そして、光検出器48の光電変換面で粒子からの散
乱光とドップラシフトを受けていない参照光とがヘテロ
ダイン検波される。このとき得られる散乱粒子からの受
光信号の周波数fS は次式で与えられる。
【0053】 fS =fOF+fDD ・・・(8) fDD=(2v/λ)・cosθ ・・・(9) ここで、fOFは(5)式で示されるように、光ファイバ
の光路長差Lと半導体レーザの変調特性である半導体レ
ーザの発振周波数の時間変化率とによって定まるオフセ
ット周波数、fDDは散乱粒子によるドップラシフト周波
数、vは散乱粒子の流速、λは光源光の波長、θは散乱
粒子の流速vの方向と光軸との成す角である。すなわ
ち、上記と同様に、受光信号の周波数は光源での周波数
シフト量f OFをオフセット周波数として検出されるた
め、このオフセット周波数を予め求めておくことによ
り、ドップラシフト周波数fDDのみを検出することがで
き、検出したドップラシフト周波数fDDから流速及び流
速方向が判別可能となる。
【0054】次に、本発明を多点測定用の差動型レーザ
ドップラ流速計に適用した第3実施例を図8を参照して
説明する。なお、図8において図3と同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。
【0055】本実施例には、半導体レーザ20からの射
出光を2つに分岐する3つの1入力2出力の光ファイバ
方向性結合器321 、322 、323 が設けられてい
る。従って、光ファイバ方向性結合器321 で2つに分
岐された光の各々は、光ファイバ方向性結合器322
323 でさらに2つに分岐され、合計4つの分岐光が得
られる。なお、光ファイバ方向性結合器に代えてビーム
スプリッタ等を用いてもよい。
【0056】光ファイバ方向性結合器322 、32
3 は、第1の投光用光ファイバ28及び第2の投光用光
ファイバ30から成る第1の光ファイバ対601 を介し
て第1の測定プローブ421 に光結合されると共に、第
1の投光用光ファイバ28及び第2の投光用光ファイバ
30から成る第2の光ファイバ対602 を介して第2の
測定プローブ422 に光結合されている。第1の光ファ
イバ対601 の第1の投光用光ファイバ28と第2の投
光用光ファイバ30との間には光路長差L1 が設けられ
ており、第2の光ファイバ対602 の第1の投光用光フ
ァイバ28と第2の投光用光ファイバ30との間には光
路長差L2 (≠L1 )が設けられている。なお、各測定
プローブは図4と同様の構成である。
【0057】なお、図8では、光ファイバ方向性結合器
322 、323 の各々が第1の測定プローブ421 及び
第2の測定プローブ422 の各々に接続されている例を
示したが、光ファイバ方向性結合器322 を第1の測定
プローブ421 のみに光結合し、光ファイバ方向性結合
器323 を第2の測定プローブ422 のみに光結合して
もよい。
【0058】また、第1の測定プローブ421 及び第2
の測定プローブ422 は、第1の測定プローブ421
び第2の測定プローブ422 に入射された散乱光を伝送
する受光用光ファイバ46を介して光検出器48に光結
合されている。受光用光ファイバ46は、2本を束ねて
端部が光検出器48の受光面に位置するように配置して
もよいし、2入力1出力の光ファイバ方向性結合器で1
出力に合成して光検出器48の受光面に受光されるよう
にしてもよい。この光検出器48には、バンドパスフィ
ルタBPF1 、BPF2 を介して算出装置62が接続さ
れている。
【0059】本実施例では、上記の第1実施例と同様に
各光ファイバ対における2つのレーザ光の周波数差、す
なわちオフセット周波数fOF1 、fOF2 は次式で与えら
れる。
【0060】 fOF1 =(dν/dt)(L1 /c) ・・・(10) fOF2 =(dν/dt)(L2 /c) ・・・(11) また、各受光信号の周波数fS1、fS2は、ドップラシフ
ト周波数を各々fD1、fD2とすると、次式で与えられ
る。
【0061】 fS1=fOF1 +fD1 ・・・(12) fS2=fOF2 +fD2 ・・・(13) これらのオフセット周波数fOF1 、fOF2 は各々異なっ
た値であるため、図9に示すように、周波数領域で考え
ると、周波数fS1、fS2の受光信号を各々分離可能にな
る。すなわち、バンドパスフィルタBPF1 、BPF2
の各通過帯域を、オフセット周波数fOF1 、fOF2 を中
心周波数とし、かつ速度計での流速測定範囲に相当する
ドップラ周波数範囲(上記(2)式により換算すること
ができる)を通過帯域とすることにより分離して同時に
検知可能になる。
【0062】そして、検知したドップラシフト周波数f
Di(iは測定点に順に付した番号を示す)から次式に基
づいて測定点の流速及び流速方向が検出できる。
【0063】 fDi=(2vi /λ)sin(φi /2) ・・・(14) なお、オフセット周波数fOF1 、fOF2 は光路長差
1 、L2 によって定まるため、光路長差L1 、L2
適当な値に定めることにより、バンドパスフィルタBP
1 、BPF2 の各通過帯域が重ならないようにして、
精度よく受光信号を分離可能になる。
【0064】ここで、各測定プローブにおいては、投光
用光ファイバでの光路長差のみが周波数分離のパラメー
タであるため、光ファイバの絶対長については特に制限
はない。
【0065】図10に4つの測定点を同時に測定する例
を示す。なお、以下に説明する例では、半導体レーザ2
0、駆動回路22、コリメートレンズ24及び光アイソ
レータ26を単に光源と記載した。この例では、1入力
2出力の光ファイバ方向性結合器32を1個、2個、4
個の順に3段直列に配置して、1つの光源から出力され
た1つのレーザ光を8つのレーザ光に分岐して光ファイ
バ対601 〜604 を介してレーザ光を測定プローブの
各々に伝送するようにしている。光ファイバ対601
604 を構成する第1の投光用光ファイバ28と第2の
投光用光ファイバ30との間には各々異なる光路長差L
1 、L2 、L3 、L4 が設けられている。
【0066】また、測定プローブの各々に入射した散乱
光は、受光用光ファイバ46を介して光検出器48に入
射される。そして、光検出器48には、図13に示すよ
うに、オフセット周波数fOF1 、fOF2 、fOF3 、f
OF4 を通過帯域の中心周波数とするバンドパスフィルタ
BPF1 、BPF2 、BPF3 、BPF4 が接続されて
いる。受光信号の各々は強度変調されているので、光検
出器48で光電変換してバンドパスフィルタを通過させ
ることにより、測定点の各々に対応した周波数の電気信
号が得られ、この電気信号から4測定点の流速及び流速
方向が同時に判別可能となる。
【0067】レーザ光を分岐するには、図11に示すよ
うに、単一の1入力8出力の光ファイバ方向性結合器3
2を用いて行うこともできる。
【0068】図10の例では、最終段の光ファイバ方向
性結合器から出力されるレーザ光のみが測定プローブに
伝送され、図11の例では単一の光ファイバ方向性結合
器から出力されるレーザ光のみが測定プローブに伝送さ
れるので、測定プローブには光量が等しいレーザ光が伝
送され、最もSN比の高いドップラ信号が得られる。
【0069】更に、図12に示すように、1入力2出力
の光ファイバ方向性結合器32を1個、2個、2個、2
個の順に4段直列に配置して、1つの光源から出力され
たレーザ光を8つのレーザ光に分岐してもよい。図12
の例では、図10及び図11の例とは異なり、最終段の
光ファイバ方向性結合器から出力されるレーザ光の他に
中間段の光ファイバ方向性結合器から出力されるレーザ
光も測定プローブに伝送させているので、測定プローブ
に伝送されるレーザ光の光量は等しくないが、多少SN
比が低下するのみであり、このような分岐を行っても計
測することができる。
【0070】上記差動型ドップラシフト流速計の実施例
では、2測定点、4測定点を測定する場合について説明
したが、本発明は、測定プローブを2つ以上設け、各測
定プローブに光結合される光ファイバ対の光路長差を各
々異なった値に設定することにより、2以上の測定点を
同時に測定することができるものである。
【0071】すなわち、上記で説明した多点測定用の差
動型レーザドップラ流速計では、光源から射出されたレ
ーザ光を2N(Nは自然数)個に分岐し、光路長差が各
々L 1,L2,・・・LN (L1 ≠L2 ・・・≠LN
のN組の光ファイバ対で、分岐されたレーザ光をN個の
測定プローブの各々に伝送させ、N個の測定点からの散
乱光を単一の光検出器で検出し、オフセット周波数f
OFi を中心周波数としかつ通過帯域が各々異なるN個の
バンドパスフィルタで分離して検出するようにすればよ
い。
【0072】次に、本発明を多点測定用の参照型レーザ
ドップラ流速計に適用した第4実施例を図14を参照し
て説明する。なお、図14において図3と同一部分には
同一符号を付して説明する。
【0073】本実施例には、光源から射出された光を2
つに分岐する3つの1入力2出力の光ファイバ方向性結
合器321 、322 、323 が設けられている。従っ
て、3つの光ファイバ方向性結合器によって、合計4つ
の分岐光が得られる。なお、光ファイバ方向性結合器に
代えてビームスプリッタ等を用いてもよい。
【0074】光ファイバ方向性結合器322 で分岐され
た一方のレーザ光は、端面がレーザ光を全反射するよう
に反射膜がコーティングされ、かつドップラシフトを受
けない参照光用光ファイバ501 へ導き、また、他方の
レーザ光は投光受光を兼ねた1本の光ファイバから成る
投受光用光ファイバ541 によって第1の測定プローブ
へ伝送する。また、光ファイバ方向性結合器323 で分
岐された一方のレーザ光は、端面がレーザ光を全反射す
るように反射膜がコーティングされ、かつドップラシフ
トを受けない参照光用光ファイバ502 へ導き、また、
他方のレーザ光は投光受光を兼ねた1本の光ファイバか
ら成る投受光用光ファイバ542 によって第2の測定プ
ローブへ伝送する。参照光用光ファイバ501 と投受光
用光ファイバ541 との間には、光路長差L1 が設けら
れ、参照光用光ファイバ502 と投受光用光ファイバ5
2 との間には、光路長差L2 が設けられている。
【0075】本実施例では、上記の実施例と同様に各投
受光用光ファイバにおける2つのレーザ光の周波数差、
すなわちオフセット周波数fOF1 、fOF2 は上記の(1
0)、(11)で与えられる。
【0076】このように、fOF1 、fOF2 をオフセット
周波数としてドップラシフトが現れるため、上記と同様
に、バンドパスフィルタを用いてドップラシフト周波数
D1、fD2のみを精度良く測定可能となり、次式に従っ
て散乱粒子の速度、すなわち流速と流速方向とを算出可
能となる。
【0077】 fDDi =(2vi /λ)・cosθi ・・・(15) 図15は、参照光用光ファイバとして一本の参照光用光
ファイバ50を用い投受光用光ファイバ541 と投受光
用光ファイバ542 とで参照光用光ファイバを共用した
例を示すものであり、投受光用光ファイバ541 と投受
光用光ファイバ542 とは参照光用光ファイバ50に対
して各々光路長差L1 、L2 が与えられている。
【0078】図16、図17は、4つの測定点を同時に
測定する例を示すものであり、この例では、1入力2出
力の光ファイバ方向性結合器32を1個、2個、4個の
順に3段直列に配置して、1つの光源から出力された1
つのレーザ光を8つのレーザ光に分岐して投受光用光フ
ァイバ541 〜544 を介してレーザ光を測定プローブ
の各々に伝送するようにしている。また、4つの参照光
用光ファイバ501 〜544 を用いている。この例で
は、参照光用光ファイバ同士での光路長差によりオフセ
ット周波数が発生することが考えられるが、この点は参
照光用光ファイバ同士の光路長差を投受光用光ファイバ
の光路長差より充分大きく設定するか、参照光用光ファ
イバ同士の光路長差を同一値に設定する(このとき出力
は直流成分となる)ことにより、バンドパスフィルタで
分離可能となる。
【0079】図17の例は、図15と同様に、各投受光
用光ファイバ541 〜544 で一本の参照光用光ファイ
バ50を共用して4つの測定点を同時に測定する例を示
したものである。
【0080】なお、上記の投受光用光ファイバ541
544 と参照光用光ファイバ501〜504 との間(図
16の例)、投受光用光ファイバ541 〜544 と参照
光用光ファイバ50との間(図17の例)には各々異な
る光路長差L1 、L2 、L3、L4 が設けられている。
【0081】なお、上記では参照光用光ファイバを1本
または測定プローブと同数設ける例について説明した
が、1本〜測定プローブの数の間の値であれば、任意の
本数設けることができる。
【0082】上記参照型レーザドップラ流速計の実施例
では、2測定点、4測定点を測定する場合について説明
したが、本発明は、測定プローブを2つ以上設け、各測
定プローブに光結合される光ファイバ対の光路長差を各
々異なった値に設定することにより、2以上の測定点を
同時に測定することができるものである。
【0083】すなわち、上記で説明した多点測定用の参
照型レーザドップラ流速計では、光源から射出されたレ
ーザ光を2N個に分岐し、光路長差が各々L1,L2,・・
・L N (L1 ≠L2 ・・・≠LN )のN個の投受光
用光ファイバで、分岐されたレーザ光をN個の測定プロ
ーブの各々に伝送させると共に、1〜N個の参照光用光
ファイバを用い、N個の測定点からの散乱光と参照光と
を単一の光検出器で検出し、オフセット周波数fOFi
中心周波数としかつ通過帯域が各々異なるN個のバンド
パスフィルタで分離して検出するようにすればよい。
【0084】なお、上記各実施例でも第1実施例と同様
に、周囲温度の影響を低減するために、光ファイバを近
接して配置するのが好ましい。
【0085】上記各実施例では半導体レーザの注入電流
を鋸歯状に変調してオフセット周波数を発生させる例を
示したが、変調は鋸歯状に限らず三角波状でも可能であ
る。
【0086】変調波として鋸歯状波とした場合、図5
(1)に示すように集光部での投光ビームAの周波数は
投光ビームBの周波数に比較して、常にfOFだけ高いた
め、時間に依存せず(5)式で示すオフセット周波数が
得られる。一方、三角波状の変調では、図18に示すよ
うに、変調の半周期で投光ビームAの周波数は投光ビー
ムBの周波数に対して反転するため、半周期毎で流速方
向の検出結果が反転してしまう。しかし、変調状況をモ
ニタしていれば正確な流速方向は検出可能となる。
【0087】また、連続的に発振周波数が変化していれ
ば上記2種類の変調波形に限らず、他の形状で変調する
こともできる。他の形状で変調した場合(例えば、正弦
波状)では、オフセット周波数が時間的に一定な波形に
はならないので、散乱粒子が集光部44を通過した時間
を検出する別の測定系を必要とする。
【0088】また、上記では光源として半導体レーザを
用いたが、連続的に発振周波数が変化できれば、YAG
等の固体レーザでも可能であるし、縦マルチモード発振
の半導体レーザを外部共振器等により縦単一モード発振
として使用することも可能である。縦マルチモード発振
の半導体レーザを縦単一モード発振とするためには、ミ
ラーあるいは回析格子をレーザ光射出側に配置し、半導
体レーザに発振しているレーザ光をある位相条件を満た
すように直接戻せばよい。
【0089】また、光源を一定の周波数で発振させ、外
部変調素子(周波数シフタや、LiNbO3 を用いた光
集積型の光変調素子等の位相変調素子)を用いることも
可能である。
【0090】以上説明したように本実施例によれば、光
源の周波数を変調すると共に光ファイバにより光路長差
を与えているため、オフセット周波数を任意の値に設定
することが可能となり、広範囲な流速測定対象を高精度
で測定することができる。また、光路長差を得るために
光ファイバを用いることは、光路長差内での温度変化を
キャンセルできる構成であるため、安定なオフセット周
波数を得ることができ、高精度な流速と流速方向を測定
可能となる。測定プローブでの集光部を通過する粒子か
らの散乱光を受光するのに専用の光学系を構成できるた
め、信号対雑音比の高い信号を得ることができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように第1及び第2の発明
によれば、光源の周波数変調と光ファイバによる光路長
差とを与えることにより、オフセット周波数を任意の値
に設定することが可能なため、広範囲な流速測定対象を
高精度で測定することができる、という効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の差動型レーザドップラ流速計の概略図で
ある。
【図2】従来の二次元ベクトルレーザドップラ流速計の
概略図である。
【図3】本発明の第1実施例の差動型レーザドップラ流
速計の概略図である。
【図4】本発明の上記実施例のレーザドップラ流速計の
測定プローブ部分を示す概略図である。
【図5】(1)は変調波を鋸歯状波とした場合の周波数
と時間との関係を示す線図であり、(2)は受光信号の
波形を示す線図である。
【図6】前方散乱受光型レーザドップラ流速計の光の概
略図である。
【図7】本発明の第2実施例の参照光型レーザドップラ
流速計の概略図である。
【図8】本発明の第3実施例の2測定点を同時に測定す
る差動型レーザドップラ流速計の概略図である。
【図9】図8の差動型レーザドップラ流速計の周波数と
受光信号のパワースペクトルとの関係を示す線図であ
る。
【図10】4測定点を同時に測定する差動型レーザドッ
プラ流速計の要部を示す概略図である。
【図11】4測定点を同時に測定する差動型レーザドッ
プラ流速計の他の例の要部を示す概略図である。
【図12】4測定点を同時に測定する差動型レーザドッ
プラ流速計の更に他の例の要部を示す概略図である。
【図13】本発明の第4実施例のバンドパスフィルタの
接続状態を示すブロック図である。
【図14】本発明の第4実施例の2測定点を同時に測定
する参照光型レーザドップラ流速計の概略図である。
【図15】2測定点を同時に測定する参照光型レーザド
ップラ流速計他の例の要部を示す概略図である。
【図16】4測定点を同時に測定する参照光型レーザド
ップラ流速計の要部を示す概略図である。
【図17】4測定点を同時に測定する参照光型レーザド
ップラ流速計の他の例の要部を示す概略図である。
【図18】変調波を三角波とした場合の周波数と時間と
の関係を示す線図である。
【符号の説明】
20 半導体レーザ 22 駆動回路 26 光アイソレータ 28 第1の投光用光ファイバ 30 第1の投光用光ファイバ 32 光ファイバ方向性結合器 42 測定プローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 正 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 各務 学 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数が少なくとも一定期間連続的に変
    化する1つのレーザ光を射出する光源と、 光源から射出されたレーザ光を少なくとも2つに分岐す
    る分岐装置と、 分岐装置で分岐されたレーザ光の1つを各々伝送する一
    対の光ファイバで構成されると共に、該光ファイバの間
    に光路長差が設けられた少なくとも1つの光ファイバ対
    と、 光ファイバ対により伝送されたレーザ光を被測定領域に
    集光する少なくとも1つの集光装置と、 集光装置と対応して設けられると共に、被測定領域に集
    光されたレーザ光による散乱光が入射される少なくとも
    1つの入射装置と、 入射装置に入射された散乱光を受光する1つの受光装置
    と、 受光装置で受光された受光信号の周波数、前記光路長差
    及びレーザ光の周波数の変化率に基づいて被測定領域に
    おけるドップラシフト周波数を少なくとも1つ算出する
    算出装置と、 を含むレーザドップラ流速計。
  2. 【請求項2】 周波数が少なくとも一定期間連続的に変
    化する1つのレーザ光を射出する光源と、 光源から射出されたレーザ光を少なくとも2つに分岐す
    る分岐装置と、 分岐装置で分岐されたレーザ光の1つを参照光として伝
    送する少なくとも1つの参照光用光ファイバと、 分岐装置で分岐されたレーザ光の1つを測定光として伝
    送し、かつ参照光用光ファイバに対して光路長差を有す
    る少なくとも1つの測定光用光ファイバと、 測定光用光ファイバにより伝送されたレーザ光を被測定
    領域に集光する少なくとも1つの集光装置と、 集光装置と対応して設けられると共に、被測定領域に集
    光されたレーザ光による散乱光が入射される少なくとも
    1つの入射装置と、 入射装置に入射されたた散乱光及び参照光用光ファイバ
    により伝送された参照光を受光する1つの受光装置と、 受光装置で受光された受光信号の周波数、前記光路長差
    及びレーザ光の周波数の変化率に基づいて被測定領域に
    おけるドップラシフト周波数を少なくとも1つ算出する
    算出装置と、 を含むレーザドップラ流速計。
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