JPH07310962A - ヒートポンプ式マルチタイプ空気調和機 - Google Patents
ヒートポンプ式マルチタイプ空気調和機Info
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- JPH07310962A JPH07310962A JP6102597A JP10259794A JPH07310962A JP H07310962 A JPH07310962 A JP H07310962A JP 6102597 A JP6102597 A JP 6102597A JP 10259794 A JP10259794 A JP 10259794A JP H07310962 A JPH07310962 A JP H07310962A
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- Japan
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- heating
- refrigerant
- indoor
- electronic expansion
- cooling
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- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims abstract description 44
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 40
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 16
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 21
- 238000007664 blowing Methods 0.000 abstract 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ヒートポンプ式マルチ型空調機の室内ユニッ
トの複数台のうち、暖房運転中、停止する台は冷媒溜り
こみ防止のため電子膨張弁を全閉とせず、冷媒を微量流
し続けるが、その流量がバラツキ、過大流れの場合、室
温上昇、流動騒音等の問題があり、これの解消のため電
子膨張弁と並列に精確な微少量冷媒の流れる流路を設け
る。 【構成】 室外ユニット1に対し、電子膨張弁16a,
16b、室内熱交換器12a,12b、ファン13a,
13bを備えた複数台の室内ユニット2a,2bを接続
した個別に運転可能なヒートポン式マルチ空調機におい
て、電子膨張弁16a,16bに並列に絞り17a,1
7b、逆止弁18a,18bを直列接続し、暖房時のみ
設定された微少冷媒量を流し、電子膨張弁は室内空気の
加熱又は冷却時以外は全閉とするヒートポンプ式マルチ
空調機を構成する。
トの複数台のうち、暖房運転中、停止する台は冷媒溜り
こみ防止のため電子膨張弁を全閉とせず、冷媒を微量流
し続けるが、その流量がバラツキ、過大流れの場合、室
温上昇、流動騒音等の問題があり、これの解消のため電
子膨張弁と並列に精確な微少量冷媒の流れる流路を設け
る。 【構成】 室外ユニット1に対し、電子膨張弁16a,
16b、室内熱交換器12a,12b、ファン13a,
13bを備えた複数台の室内ユニット2a,2bを接続
した個別に運転可能なヒートポン式マルチ空調機におい
て、電子膨張弁16a,16bに並列に絞り17a,1
7b、逆止弁18a,18bを直列接続し、暖房時のみ
設定された微少冷媒量を流し、電子膨張弁は室内空気の
加熱又は冷却時以外は全閉とするヒートポンプ式マルチ
空調機を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒートポンプ式マルチタ
イプ空気調和機に関する。
イプ空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図2に示すように、1台
の室外ユニット1及び複数台(図では2台)の室内ユニ
ット2a,2bが冷媒配管で接続されてなるマルチタイ
プの空気調和機がある。
の室外ユニット1及び複数台(図では2台)の室内ユニ
ット2a,2bが冷媒配管で接続されてなるマルチタイ
プの空気調和機がある。
【0003】室外ユニット1は圧縮機3、四方切換弁
4、室外熱交換器5、ファン6、モータ7、アキュムレ
ータ8等を備えており、液管9には膨張弁10と逆止弁
11が並列に介装されている。
4、室外熱交換器5、ファン6、モータ7、アキュムレ
ータ8等を備えており、液管9には膨張弁10と逆止弁
11が並列に介装されている。
【0004】室内ユニット2a,2bは各々室内熱交換
器12a,12b、ファン13a,13b、モータ14
a,14b等を備えており、液管15a,15bには電
子膨張弁16a,16bが介装されている。
器12a,12b、ファン13a,13b、モータ14
a,14b等を備えており、液管15a,15bには電
子膨張弁16a,16bが介装されている。
【0005】冷房運転時は圧縮機3から吐出されたガス
冷媒は実線矢印で示すように、四方切換弁4を経て室外
熱交換器5に入り、ここでモータ7によって駆動される
ファン6によって導入された外気に放熱することによっ
て、凝縮液化する。この液冷媒は逆止弁11を経て室内
ユニット2a,2bに入る。そして、電子膨張弁16
a,16bで絞られることによって断熱膨張した後、室
内熱交換器12a,12bに入り、ここでモータ14
a,14bによって駆動されるファン13a,13bに
よって導入された室内空気を冷却することによって蒸発
気化する。このガス冷媒は室外ユニット1に戻り、四方
切換弁4、アキュムレータ8を経て圧縮機3に吸入され
る。
冷媒は実線矢印で示すように、四方切換弁4を経て室外
熱交換器5に入り、ここでモータ7によって駆動される
ファン6によって導入された外気に放熱することによっ
て、凝縮液化する。この液冷媒は逆止弁11を経て室内
ユニット2a,2bに入る。そして、電子膨張弁16
a,16bで絞られることによって断熱膨張した後、室
内熱交換器12a,12bに入り、ここでモータ14
a,14bによって駆動されるファン13a,13bに
よって導入された室内空気を冷却することによって蒸発
気化する。このガス冷媒は室外ユニット1に戻り、四方
切換弁4、アキュムレータ8を経て圧縮機3に吸入され
る。
【0006】暖房運転時は、四方切換弁4が上記と逆に
切換えられ、圧縮機3から吐出されたガス冷媒は破線矢
印で示すように、四方切換弁4、室内ユニット2a,2
b内の室内熱交換器12a,12b、電子膨張弁16
a,16b、室外ユニット1内の膨張弁10、室外熱交
換器5、四方切換弁4、アキュムレータ8をこの順に経
て圧縮機3に戻る。
切換えられ、圧縮機3から吐出されたガス冷媒は破線矢
印で示すように、四方切換弁4、室内ユニット2a,2
b内の室内熱交換器12a,12b、電子膨張弁16
a,16b、室外ユニット1内の膨張弁10、室外熱交
換器5、四方切換弁4、アキュムレータ8をこの順に経
て圧縮機3に戻る。
【0007】室内ユニット2a,2bは接続されたコン
トローラ(図示しない)を操作することによって、個別
に運転/停止、運転モード切換え(冷房・暖房・送風
等)室温設定等が可能であり、設定された室温に維持さ
れるよう自動運転/停止される(以下、「サーモ運転/
停止」という)。
トローラ(図示しない)を操作することによって、個別
に運転/停止、運転モード切換え(冷房・暖房・送風
等)室温設定等が可能であり、設定された室温に維持さ
れるよう自動運転/停止される(以下、「サーモ運転/
停止」という)。
【0008】そして、サーモ停止、送風運転及び停止
(他の室内ユニットは運転)においては、例えば、室内
ユニット2aがサーモ停止、送風運転停止のいずれかに
あり、室内ユニット2bが運転中においては、室内ユニ
ット2a内の電子膨張弁16aが全閉とされ、室内熱交
換器12aへの冷媒の流入が遮断される。ただし、暖房
運転時には電子膨張弁16aを全閉とすると室内熱交換
器12a内に冷媒が溜り込むこととなるので、これを防
止するため電子膨張弁16aを微少開度とし微少量の冷
媒を流している。
(他の室内ユニットは運転)においては、例えば、室内
ユニット2aがサーモ停止、送風運転停止のいずれかに
あり、室内ユニット2bが運転中においては、室内ユニ
ット2a内の電子膨張弁16aが全閉とされ、室内熱交
換器12aへの冷媒の流入が遮断される。ただし、暖房
運転時には電子膨張弁16aを全閉とすると室内熱交換
器12a内に冷媒が溜り込むこととなるので、これを防
止するため電子膨張弁16aを微少開度とし微少量の冷
媒を流している。
【0009】なお、全室内ユニット2a,2b停止(室
外ユニット1、圧縮機3停止)の場合は、室内ユニット
2a,2b側電子膨張弁16a,16bは全開とされ
る。
外ユニット1、圧縮機3停止)の場合は、室内ユニット
2a,2b側電子膨張弁16a,16bは全開とされ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマルチタイ
プ空気調和機には解決すべき次の課題があった。
プ空気調和機には解決すべき次の課題があった。
【0011】即ち、従来のマルチタイプ空気調和機にお
いては、或る室内ユニットがサーモ停止、送風運転、停
止のいずれかにある(他の室内ユニットは運転)場合、
例えば図2において、室内ユニット2aがサーモ停止等
の前記状態にあり、室内ユニット2bが運転中において
は、室内ユニット2aの電子膨張弁16aが冷房運転時
は全閉され、暖房運転時は室内熱交換器12a内への冷
媒の溜り込みを防止するため、微少開度とされ、微少量
の冷媒が流される。
いては、或る室内ユニットがサーモ停止、送風運転、停
止のいずれかにある(他の室内ユニットは運転)場合、
例えば図2において、室内ユニット2aがサーモ停止等
の前記状態にあり、室内ユニット2bが運転中において
は、室内ユニット2aの電子膨張弁16aが冷房運転時
は全閉され、暖房運転時は室内熱交換器12a内への冷
媒の溜り込みを防止するため、微少開度とされ、微少量
の冷媒が流される。
【0012】しかし、微少開度領域における電子膨張弁
開度精度にはバラツキがあり、冷媒の流れ過ぎによる能
力過剰(室温上昇)や冷媒流動音の問題(注参照)が生
ずるという問題があった。
開度精度にはバラツキがあり、冷媒の流れ過ぎによる能
力過剰(室温上昇)や冷媒流動音の問題(注参照)が生
ずるという問題があった。
【0013】注:運転中にも冷媒流動音はあるが、送風
機の騒音に打ち消され問題とならない。停止中は送風機
は停止され、問題化されることがある。
機の騒音に打ち消され問題とならない。停止中は送風機
は停止され、問題化されることがある。
【0014】本発明は上記問題を解消するため、電子膨
張弁と並列に、絞りと逆止弁を直列した流路を設け、電
子膨張弁は全閉として上記付設流路で微少量冷媒を精確
に流すヒートポンプ式マルチ空気調和機を提供すること
を目的とする。
張弁と並列に、絞りと逆止弁を直列した流路を設け、電
子膨張弁は全閉として上記付設流路で微少量冷媒を精確
に流すヒートポンプ式マルチ空気調和機を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として次の(1),(2)に記載のヒートポンプ式
マルチ空気調和機を提供しようとするものである。
手段として次の(1),(2)に記載のヒートポンプ式
マルチ空気調和機を提供しようとするものである。
【0016】(1).圧縮機、四方切換弁、室外熱交換
器、及びファンを備えた1台の室外ユニットに対して、
電子膨張弁、室内熱交換器、及びファンを備えた複数台
の室内ユニットを接続し、同複数台の室内ユニットを個
別に運転可能としてなるヒートポンプ式マルチ空気調和
機において、前記電子膨張弁と並列に、絞りと逆止弁を
直列接続してなり、暖房時のみ設定された微少冷媒量を
流す暖房運転用絞り機構を介装すると共に、前記電子膨
張弁を室内ユニットによる室内空気・加熱又は冷却時以
外に全閉となすことを特徴とするヒートポンプ式マルチ
空気調和機。
器、及びファンを備えた1台の室外ユニットに対して、
電子膨張弁、室内熱交換器、及びファンを備えた複数台
の室内ユニットを接続し、同複数台の室内ユニットを個
別に運転可能としてなるヒートポンプ式マルチ空気調和
機において、前記電子膨張弁と並列に、絞りと逆止弁を
直列接続してなり、暖房時のみ設定された微少冷媒量を
流す暖房運転用絞り機構を介装すると共に、前記電子膨
張弁を室内ユニットによる室内空気・加熱又は冷却時以
外に全閉となすことを特徴とするヒートポンプ式マルチ
空気調和機。
【0017】(2).上記(1)記載のヒートポンプ式
マルチ空気調和機において、絞りをキャピラリチューブ
で構成してなることを特徴とするヒートポンプ式マルチ
空気調和機。
マルチ空気調和機において、絞りをキャピラリチューブ
で構成してなることを特徴とするヒートポンプ式マルチ
空気調和機。
【0018】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【0019】(1).上記(1)の構成にあっては電子
膨張弁と並列に、絞りと逆止弁を直列接続した暖房運転
用絞り機構を設け、室内空気の加熱又は冷却時以外は電
子膨張弁を全閉にするため、サーモ停止、送風運転、停
止時など室内空気の冷却/加熱を必要としない室内ユニ
ットにおいては(他の室内ユニットは運転状態)冷房運
転時、暖房運転時共室内ユニット内の電子膨張弁が全閉
とされ、これを通る冷媒の流れは遮断されるが、暖房運
転時においては、上記電子膨張弁に並列に介装された絞
りと逆止弁が直列に配されてなる暖房運転用絞り機構を
通って微少な所定量の冷媒の流れが確保できる。即ち、
絞りと逆止弁よりなる高精度の流路を経て微少量の冷媒
が精確に流れるので従来のように冷媒の流れ過ぎによる
能力過剰や流動音が発生しない。
膨張弁と並列に、絞りと逆止弁を直列接続した暖房運転
用絞り機構を設け、室内空気の加熱又は冷却時以外は電
子膨張弁を全閉にするため、サーモ停止、送風運転、停
止時など室内空気の冷却/加熱を必要としない室内ユニ
ットにおいては(他の室内ユニットは運転状態)冷房運
転時、暖房運転時共室内ユニット内の電子膨張弁が全閉
とされ、これを通る冷媒の流れは遮断されるが、暖房運
転時においては、上記電子膨張弁に並列に介装された絞
りと逆止弁が直列に配されてなる暖房運転用絞り機構を
通って微少な所定量の冷媒の流れが確保できる。即ち、
絞りと逆止弁よりなる高精度の流路を経て微少量の冷媒
が精確に流れるので従来のように冷媒の流れ過ぎによる
能力過剰や流動音が発生しない。
【0020】なお、上記暖房運転用絞り機構には逆止弁
が介装されているため、冷房運転時には、冷媒の流れは
完全に遮断される。
が介装されているため、冷房運転時には、冷媒の流れは
完全に遮断される。
【0021】(2).上記(2)の構成にあっては
(1)の構成の絞りをキャピラリチューブで構成するの
で、精度が高く、かつ簡便な絞りが得られる。
(1)の構成の絞りをキャピラリチューブで構成するの
で、精度が高く、かつ簡便な絞りが得られる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。
【0023】なお、従来例と同様の構成部材には同符号
を付し、必要ある場合を除き説明を省略する。
を付し、必要ある場合を除き説明を省略する。
【0024】図1は本実施例の冷媒系統図で図におい
て、複数台(図では2台)の室内ユニット2a,2bの
液管15a,15bには電子膨張弁16a,16bと、
これに並列にキャピラリチューブ17a,17bで構成
された絞りと逆止弁18a,18bを直列に配してなる
暖房運転用絞り機構19a,19bとが介装されてい
る。
て、複数台(図では2台)の室内ユニット2a,2bの
液管15a,15bには電子膨張弁16a,16bと、
これに並列にキャピラリチューブ17a,17bで構成
された絞りと逆止弁18a,18bを直列に配してなる
暖房運転用絞り機構19a,19bとが介装されてい
る。
【0025】しかして、サーモ停止、送風運転、停止時
など室内空気の冷却/加熱を必要としない室内ユニット
2a,2bの何れかにおいては(室内ユニット2a,2
bの他の何れかは運転状態)、例えば、室内ユニット2
aがサーモ停止、送風運転、停止等のいずれかにあり、
室内ユニット2bが運転中とすると、冷房運転時、暖房
運転時とも、室外ユニット2a内の電子膨張弁16aは
全閉とされる。
など室内空気の冷却/加熱を必要としない室内ユニット
2a,2bの何れかにおいては(室内ユニット2a,2
bの他の何れかは運転状態)、例えば、室内ユニット2
aがサーモ停止、送風運転、停止等のいずれかにあり、
室内ユニット2bが運転中とすると、冷房運転時、暖房
運転時とも、室外ユニット2a内の電子膨張弁16aは
全閉とされる。
【0026】そうすると、冷房運転時は室内熱交換器1
2aへの冷媒の流入は完全に遮断され、室内熱交換器1
2aの冷却能力をなくすることができる。
2aへの冷媒の流入は完全に遮断され、室内熱交換器1
2aの冷却能力をなくすることができる。
【0027】暖房運転時には、暖房運転用絞り機構19
aを通って、微少な所定流量の冷媒が流れるので、室内
熱交換器12aの加熱能力を微少とすると共に、その内
部に冷媒が溜り込むのを防止することができる。
aを通って、微少な所定流量の冷媒が流れるので、室内
熱交換器12aの加熱能力を微少とすると共に、その内
部に冷媒が溜り込むのを防止することができる。
【0028】そして、暖房運転用絞り機構19a,19
bを構成するキャピラリチューブ17a,17bの内
径、長さは所定の微少冷媒流量を流すよう設定されてお
り、電子膨張弁16a,16bの開度のみによった従来
のように、製作上の誤差によって、この微少冷媒流量が
バラツクことはなく、従って冷媒の流れ過ぎによる能力
過剰(室温上昇)や大きな冷媒流動音の発生という問題
が生じない。
bを構成するキャピラリチューブ17a,17bの内
径、長さは所定の微少冷媒流量を流すよう設定されてお
り、電子膨張弁16a,16bの開度のみによった従来
のように、製作上の誤差によって、この微少冷媒流量が
バラツクことはなく、従って冷媒の流れ過ぎによる能力
過剰(室温上昇)や大きな冷媒流動音の発生という問題
が生じない。
【0029】なお、本実施例では絞りにキャピラリチュ
ーブを用いたが、これに限定されるものではなく、他の
適切な絞りであっても勿論よい。
ーブを用いたが、これに限定されるものではなく、他の
適切な絞りであっても勿論よい。
【0030】以上の通り本実施例によれば暖房運転中、
室内ユニット2a,2bの一方が、サーモ停止、送風運
転、停止の状態になった場合、電子膨張弁16a,16
bの対応する一つを全閉すると共に、対応する暖房運転
用絞り機構19a,19bの一つで精確に冷媒の微少流
量を流すので、従来のように電子膨張弁16a,16b
の対応する一つを微開度操作によって流す場合に比し、
流量精度が格段に高く、過大流れとなって能力過剰を生
じたり、大きな流動騒音を生じたりすることがないとい
う利点がある。
室内ユニット2a,2bの一方が、サーモ停止、送風運
転、停止の状態になった場合、電子膨張弁16a,16
bの対応する一つを全閉すると共に、対応する暖房運転
用絞り機構19a,19bの一つで精確に冷媒の微少流
量を流すので、従来のように電子膨張弁16a,16b
の対応する一つを微開度操作によって流す場合に比し、
流量精度が格段に高く、過大流れとなって能力過剰を生
じたり、大きな流動騒音を生じたりすることがないとい
う利点がある。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【0032】即ち、本発明においては、各室内ユニット
内の電子膨張弁にこれと並列にキャピラリチューブ等で
構成された絞りと逆止弁を直列に配してなる暖房運転用
絞り機構が介装され、サーモ停止、送風運転停止時など
室内空気の冷却/加熱を必要としない室内ユニットにお
いては(他の室内ユニットは運転状態)冷房運転時、暖
房運転時共室内ユニット内の電子膨張弁が全閉とされる
ので、これを通る冷媒の流れは遮断されるが、暖房運転
時においては、上記電子膨張弁に並列に介装された上記
暖房運転用絞り機構を通って微少な所定量の冷媒の流れ
が確保される。
内の電子膨張弁にこれと並列にキャピラリチューブ等で
構成された絞りと逆止弁を直列に配してなる暖房運転用
絞り機構が介装され、サーモ停止、送風運転停止時など
室内空気の冷却/加熱を必要としない室内ユニットにお
いては(他の室内ユニットは運転状態)冷房運転時、暖
房運転時共室内ユニット内の電子膨張弁が全閉とされる
ので、これを通る冷媒の流れは遮断されるが、暖房運転
時においては、上記電子膨張弁に並列に介装された上記
暖房運転用絞り機構を通って微少な所定量の冷媒の流れ
が確保される。
【0033】上記暖房運転用絞り機構を構成するキャピ
ラリチューブの内径、長さは所定の微少冷媒流量を流す
ように設定されており、電子膨張弁の微開によって微少
冷媒量を流した従来のように製作上の誤差によって、こ
の微少冷媒流量がバラツクことはなく、冷媒の流れ過ぎ
が起ることがない。従って冷媒の流れ過ぎによる能力過
剰(室温上昇)や冷媒流動音の問題が生じない。
ラリチューブの内径、長さは所定の微少冷媒流量を流す
ように設定されており、電子膨張弁の微開によって微少
冷媒量を流した従来のように製作上の誤差によって、こ
の微少冷媒流量がバラツクことはなく、冷媒の流れ過ぎ
が起ることがない。従って冷媒の流れ過ぎによる能力過
剰(室温上昇)や冷媒流動音の問題が生じない。
【0034】なお、上記暖房運転用絞り機構には逆止弁
が介装されているので、冷房運転時には室内熱交換器へ
の冷媒の流入は完全に遮断される。
が介装されているので、冷房運転時には室内熱交換器へ
の冷媒の流入は完全に遮断される。
【図1】本発明の一実施例に係る冷媒系統図、
【図2】従来のヒートポンプ式マルチタイプ空気調和機
の冷媒系統図である。
の冷媒系統図である。
1 室外ユニット 2a,2b 室内ユニット 3 圧縮機 4 四方切換弁 5 室外熱交換器 12a,12b 室内熱交換器 16a,16b 電子膨張弁 17a,17b キャピラリチューブ 18a,18b 逆止弁 19a,19b 暖房運転用絞り機構
Claims (2)
- 【請求項1】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器、及
びファンを備えた1台の室外ユニットに対して、電子膨
張弁、室内熱交換器、及びファンを備えた複数台の室内
ユニットを接続し、同複数台の室内ユニットを個別に運
転可能としてなるヒートポンプ式マルチ空気調和機にお
いて、前記電子膨張弁と並列に、絞りと逆止弁を直列接
続してなり、暖房時のみ設定された微少冷媒量を流す暖
房運転用絞り機構を介装すると共に、前記電子膨張弁を
室内ユニットによる室内空気の加熱又は冷却時以外に全
閉となすことを特徴とするヒートポンプ式マルチ空気調
和機。 - 【請求項2】 請求項1記載のヒートポンプ式マルチ空
気調和機において、絞りをキャピラリチューブで構成し
てなることを特徴とするヒートポンプ式マルチ空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102597A JPH07310962A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | ヒートポンプ式マルチタイプ空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102597A JPH07310962A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | ヒートポンプ式マルチタイプ空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07310962A true JPH07310962A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14331655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6102597A Pending JPH07310962A (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | ヒートポンプ式マルチタイプ空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07310962A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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