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JPH07301868A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

Info

Publication number
JPH07301868A
JPH07301868A JP6093421A JP9342194A JPH07301868A JP H07301868 A JPH07301868 A JP H07301868A JP 6093421 A JP6093421 A JP 6093421A JP 9342194 A JP9342194 A JP 9342194A JP H07301868 A JPH07301868 A JP H07301868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
photosensitive material
light emitting
slit
exposure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6093421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3346646B2 (ja
Inventor
Atsuhiro Doi
篤博 土居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP09342194A priority Critical patent/JP3346646B2/ja
Priority to US08/429,554 priority patent/US5712674A/en
Publication of JPH07301868A publication Critical patent/JPH07301868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3346646B2 publication Critical patent/JP3346646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光装置を低コストでかつ小型にする。 【構成】 感光材料の1ライン方向に略直交する方向に
沿って近接して設けられたLED30Rと、LED30
Bと、LED30Gから発光した光の各々は、シリンド
リカルレンズ34を透過して感光材料の1ライン方向と
対応する方向のスリット光線となる。このスリット光線
は、液晶光シャッターアレイ36の感光材料の1ライン
の画素列を構成する画素に対応して配列された複数の液
晶セルのうち開いている液晶セルを透過する。この透過
したスリット光線は、SLA38によって、感光材料に
結像される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光装置に係り、より
詳しくは、スリット光線とこのスリット光線が照射され
る感光材料との少なくとも一方を相対的に移動させて感
光材料を露光する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光材料を露光して画像を形
成する装置として、楕円筒ミラー内に収納されて線状光
を照射する線状光源と、この線状光が入射し平行光のみ
を透過する光規制部材と、感光材料の1ライン分の画素
に対応した電極に電圧が印加されて光遮断状態から光透
過状態に変化する液晶を用いた液晶光シャッタアレイ
と、透明なシリンダの周面に青色フイルタ、緑フイル
タ、赤色フイルタ及びマスクが貼着されたフイルタシリ
ンダと、プーリーを回転させることによりベルトを介し
てフイルタシリンダを回転させるステッピングモータ
と、フイルタシリンダ内に固定された自己集束性光ファ
イバーと、搬送ローラを回転させることによりカラー感
光材料を間欠的にピッチ送りするステッピングモータと
を備えた装置が提案されている(特開昭61−2949
66号公報)。この装置では、ステッピングモータによ
ってフイルタシリンダを回転させて、線状光(平行光)
を、順次青色フイルタ、緑色フイルタ、赤色フイルタを
透過させることにより青色光、緑色光、赤色光にして自
己集束性光ファイバーに順次入射させている。そして、
自己集束性光ファイバーに順次入射した各色の光はスポ
ット光としてカラー感光材料を露光する。1ラインの露
光が終了した後、感光材料を1ライン分間欠移送して、
前述した処理を繰り返す。
【0003】また、ハロゲンランプ等の光源と、ライン
状に配列された電圧が印加されると閉じて光源からの光
を遮断し電圧が印加されないと開いて光源からの光を透
過する感光材料の1ラインにおける各画素に対応する複
数の液晶セルからなる液晶光シャッタアレイと、ステッ
ピングモータにより回動する赤色、緑色、青色の各フイ
ルター、これら各色フイルターに対応して露光量を制御
するNDフイルター及びマスクからなる色分解フイルタ
ーと、色分解フイルター内に固定されたセルフォックレ
ンズアレイとを備えた装置が提案されている(特開昭6
3−92161号公報)。この装置では、ステッピング
モータにより色分解フイルターを回動して、光源からの
光を、赤色、緑色、青色の各フイルター、セルフォック
レンズアレイ及び各色フイルターに対応するNDフイル
ターを透過させて、順次R光、G光、B光で感光材料を
1ライン分露光する。1ラインの露光が終了した後、感
光材料を1ライン分間欠移送して、前述した処理を繰り
返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た両装置いずれも、光源として白色光源を用いているこ
とからカラー画像を形成するため、白色光をR、G、B
光に色分解する必要がある。このため、該装置は、ステ
ッピングモータにより赤色、緑色、青色の各フイルター
が貼着されたフイルタシリンダを回転させ、白色光を赤
色、緑色、青色の各フイルターを透過させてR、G、B
光に色分解している。よって、このような装置は、ステ
ッピングモータでフイルタシリンダを回転させているた
め、大型化を招くと共にコストも高くなる。
【0005】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、低コストでかつ小型の露光装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、各々異なる色の光を発光する少なく
とも3つの発光素子を備え各々の発光素子から発光され
た光をスリット光線にして照射する光源系と、前記光ス
リット光線と感光材料との少なくとも一方を前記スリッ
ト光線の長手方向に交差する方向に相対的に移動させる
移動手段と、前記光源系と前記感光材料との間に配置さ
れかつ開閉されることにより前記光源系から入射したス
リット光線を透過及び遮断する光シャッター素子を前記
スリット光線の長手方向に対応した方向に感光材料の1
ラインの画素列を構成する画素に対応して複数配列した
光シャッターアレイと、前記光シャッター素子を透過し
たスリット光線による感光材料の画素に対応する部分の
露光量がカラー画像データの対応する画素の露光量と略
等しくなるように前記発光素子及び前記光シャッター素
子の少なくとも1つを制御する制御手段と、を備えてい
る。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
制御手段は、前記光源系からの各色のスリット光線を複
数回に分けて照射することにより、前記光シャッター素
子を透過したスリット光線による感光材料の画素に対応
する部分の露光量がカラー画像データの対応する画素の
露光量と略等しくなるようにしている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記各々異なる色の光を発光
する少なくとも3つの発光素子が配列されかつこの発光
素子の各々が配列された方向における発光位相が互いに
略同じになるように近接して設けられると共にこれらの
発光素子を一発光素子群とし、この発光素子群を一定の
ピッチで配列している。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記光源系は、前記各々異な
る色の光を発光する少なくとも3つの発光素子と、前記
発光素子の各々を端部に配置し、前記発光素子から発光
した光を伝送する長尺状に形成された光導波路と、前記
光導波路を伝送した光を散乱させかつスリット光線にし
て照射する前記光導波路に設けられた光出射部と、から
構成している。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記各々
異なる色の光を発光する少なくとも3つの発光素子が配
列され、前記配列された発光素子の配列ピッチに応じた
形状の開口部を有する露光量補正板を前記感光材料の前
記光源側近傍に配置している。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記感光
材料に照射される光の照度の時間積分値が前記スリット
光線の長手方向各部において一定となるように前記感光
材料に照射される光の光量を調整する露光量調節手段を
前記光シャッターアレイと前記感光材料との間でかつ前
記光シャッターアレイの近傍に設けている。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、少なくとも3つの発
光素子を備えた光源系は、各々の発光素子から各々異な
る色の光を発光しかつ発光された光をスリット光線にし
て照射する。移動手段は、光スリット光線と感光材料と
の少なくとも一方をスリット光線の長手方向に交差する
方向に相対的に移動させる。
【0013】ここで、光源系と感光材料との間には、光
シャッターアレイが配置されている。光シャッターアレ
イには、開閉されることにより光源系から入射したスリ
ット光線を透過及び遮断する光シャッター素子がスリッ
ト光線の長手方向に対応した方向に感光材料の1ライン
の画素列を構成する画素に対応して複数配列されてい
る。
【0014】制御手段は、光シャッター素子を透過した
スリット光線による感光材料の画素に対応する部分の露
光量がカラー画像データの対応する画素の露光量と略等
しくなるように発光素子及び光シャッター素子の少なく
とも1つを制御する。
【0015】このように、光源系には各々異なる色の光
を発光する少なくとも3つの発光素子を備え、発光素子
及び光シャッター素子の少なくとも1つを制御して感光
材料の画素に対応する部分の露光量がカラー画像データ
の対応する画素の露光量と略等しくなるようにしている
ので、白色光をR光、G光及びB光にするフイルタシリ
ンダ等の可動部を備える必要がなく、小型かつ低テスト
の露光装置を提供することができる。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
制御手段の制御に応じて光源系から、各色のスリット光
線を複数回に分けて照射する。
【0017】このように、各色のスリット光線を複数回
に分けて照射することから、感光材料の画素に対応する
部分の露光量をカラー画像データの対応する画素の露光
量と精度よく一致させることができる。
【0018】なお、請求項1又は請求項2記載の感光材
料を、光シャッターアレイに密着するようにしてもよ
い。このように感光材料を光シャッターアレイに密着さ
せるようにすると、光シャッターアレイを透過したスリ
ット光線を感光材料の1ラインに精度よく一致させるこ
とができる。
【0019】また、請求項1又は請求項2記載の発明
に、光シャッター素子を透過したスリット光線を感光材
料に結像する自己集束性ファイバーアレイを更に備える
ようにしてもよい。このように自己集束性光ファイバー
アレイによって光シャッター素子を透過したスリット光
線を感光材料に結像させることにより、光シャッターア
レイを透過したスリット光線を感光材料の1ラインに精
度よく一致させることができる。
【0020】さらに、請求項1又は請求項2記載の発明
に、光源系から照射されたスリット光線を拡散する拡散
手段を光シャッターアレイの光源側近傍に設けるように
してもよい。このように拡散手段によってスリット光線
を拡散して光シャッターアレイに照射することにより、
スリット光線を有効に利用することができる。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、一定のピッチで配列された発
光素子群の少なくとも3つの発光素子は、各々異なる色
の光を発光する。発光された光は、発光素子の各々が配
列された方向に発光位相が略同じになると共に発光素子
群が配列された方向と対応する方向に長手方向となるス
リット光線となって照射する。
【0022】このように、少なくとも3つの発光素子か
ら発光された光が、発光素子の各々が配列された方向に
発光位相が略同じになると共に発光素子群が配列された
方向と対応する方向に長手方向となるスリット光線とな
って照射することから、発光素子を単に線状に配列して
そのまま照射する場合に生じる配列ピッチに応じた色ム
ラを生じさせることがない。
【0023】請求項4記載の発明では、請求項1又は請
求項2記載の光源系の少なくとも3つの発光素子を端部
に配置した長尺状に形成された光導波路は、発光素子か
ら発光した光を伝送する。光導波路に設けられた光出射
部は、光導波路を伝送した光を散乱させかつスリット光
線にして照射する。
【0024】このように、光出射部によって光導波路を
伝送した光を散乱させかつスリット光線にして照射する
ことから、スリット光線がスリット光線の長手方向に一
様な光量となり、感光材料へのスリット光線の光量ムラ
や色ムラをなくすことができる。
【0025】請求項5記載の発明では、請求項1ないし
請求項4のいずれか1項に記載の発明において、光シャ
ッター素子を透過したスリット光線が配列された発光素
子の配列ピッチに応じた形状の開口部を有する露光量補
正板を透過して感光材料を照射する。
【0026】このように、露光量補正板に発光素子の配
列ピッチに応じた形状の開口部を有することから、光シ
ャッターアレイを透過して感光材料を照射する際、発光
素子の配列ピッチに応じた光量ムラをこの開口部によっ
て除去することかできる。
【0027】請求項6記載の発明では、請求項1ないし
請求項5のいずれか1項に記載の発明の感光材料の光源
側近傍に設けた露光量調節手段は、感光材料に照射され
る光の照度の時間積分値がスリット光線の長手方向各部
において一定となるように感光材料に照射される光の光
量を調整する。
【0028】このように、露光量調節手段によって感光
材料に照射される光の照度の時間積分値をスリット光線
の長手方向各部において一定となるように感光材料に照
射される光の光量を調整することらから、感光材料への
スリット光線の光量ムラをなくすことができる。
【0029】なお、請求項1ないし請求項6のいずれか
1項に記載の移動手段によって、スリット光線と感光材
料とのすくなくとも一方を感光材料の1ライン毎に相対
的に移動させるようにしてもよい。このように、スリッ
ト光線と感光材料とのすくなくとも一方を感光材料の1
ライン毎に相対的に移動させることにより、光シャッタ
ーアレイを透過したスリット光線を感光材料の1ライン
に精度よく一致させることができる。
【0030】また、請求項1ないし請求項6のいずれか
1項に記載の移動手段によって、スリット光線と感光材
料との少なくとも一方を相対的に連続移動させるように
してもよい。このように、スリット光線と感光材料との
少なくとも一方を相対的に連続移動させることにより、
感光材料を高速に露光することができる。ここで、スリ
ット光線と感光材料との少なくとも一方を相対的に連続
移動させるようにする場合、光シャッター素子を透過し
たスリット光線と感光材料との少なくとも一方を、スリ
ット光線と感光材料とを相対的に連続移動させる方向と
略同方向でかつ移動速度と略同速度で感光材料の1ライ
ン毎に移動させるスリット光線移動手段を設けるように
してもよい。このように、光シャッター素子を透過した
スリット光線と感光材料との少なくとも一方を、スリッ
ト光線と感光材料とを相対的に連続移動させる方向と略
同方向でかつ移動速度と略同速度で感光材料の1ライン
毎に移動させることにより、感光材料を高速に露光する
ことができると共に光シャッターアレイを透過したスリ
ット光線を感光材料の1ラインに精度よく一致させるこ
とができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1には、画像記録装置10の概略全体構
成図が示されている。なお、画像記録装置10は、熱現
像感光材料へ画像を露光し、かつ受像材料へ熱現像転写
して画像を形成する装置に本実施例に係る露光装置25
を適用した例である。
【0032】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、図示しない前面扉、側面扉
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。また、機台12
の上面には、操作パネルが配設されている。
【0033】図1に示される如く、画像記録装置10の
機台12内には感材マガジン14が配置されており、感
光材料16がロール状に巻取られて収納されている。こ
の感光材料16は、感光(露光)面が装置の下方へ向い
て巻き取られている。
【0034】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、ニツプローラ18およびカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン14から感光材料16を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0035】カッタ20の側方には、本発明の移動手段
としての複数の搬送ローラ19、21、23A、23
B、24A、24B、26と、ガイド板27が配置され
ており、所定長さに切断された感光材料16を露光部2
2へ搬送することができる。
【0036】露光部22は搬送ローラ23A、23Bと
搬送ローラ24A、24Bとの間に位置しており、これ
らの搬送ローラ間が露光部(露光点)とされて感光材料
16が通過するようになっている。
【0037】露光部22の上方の空間部には、露光装置
25が設けられている。露光装置25には、図2に示す
ように、光源系27Aを備えている。光源系27Aに
は、一対の部材32が水平方向(XY方向)に離間して
対向配置されている。一対の部材32によって形成され
た空洞部の上端部は、該一対の部材32で挟まれた支持
部材31で閉成されている。支持部材31の長手方向
(XY方向にと交差する方向、例えば、XY方向に略直
交する方向(なお、XY方向に直交する方向であっても
よい))は、感光材料16の1ライン方向に対応してい
る。
【0038】支持部材31の下面には本発明の発光素子
としての発光ダイオード(以下、LEDという)が複数
設けられている。すなわち、図3に示す如く、赤色の光
(R光)を発光するLED30Rと、青色の光(B光)
を発光するLED30Bと、緑色の光(G光)を発光す
るLED30Gとが感光材料16の1ライン方向に直交
する方向に沿って近接して設けられており、これらによ
って発光素子群33が構成されている。さらに、この発
光素子群33が感光材料16の1ライン方向に沿って所
定ピッチP1 (通常、約3mm程度)で配列された構成
とされている。したがって、LED30R、LED30
B及びLED30Gは、発光素子群33の配列方向(感
光材料16の1ライン方向)における発光位相が互いに
同じに(同位相と)なっている。
【0039】前述した空洞部の下端部(図2参照)に
は、シリンドリカルレンズ34が取付けられている。シ
リンドリカルレンズ34は、軸方向が支持部材31の長
手方向(感光材料16の1ライン方向)と平行とされ、
LED30R、LED30G及びLED30Bから発光
した光の各々を感光材料16の1ライン方向と対応する
方向のスリット光線とする。
【0040】ここで、例えば図5に示す如きLEDを単
に線状に配列して構成された通常のLEDアレイ200
によって光を照射する場合には、図6(A)及び(B)
に示す如く、LEDの配列ピッチに応じて照度(光量)
にムラが生じるのみならず各LEDの配列ピッチに応じ
た色ムラが生じる。これに対し、光源系27Aでは、各
発光素子群33におけるBGRの各LEDが近接して設
けられており略同位相で各色を発光するため、図4
(B)に示す如く色ムラを生じさせることがない。
【0041】シリンドリカルレンズ34の下方(図2参
照)には、本発明の光シャッターアレイとしての液晶光
シャッターアレイ36が設けられている。液晶光シャッ
ターアレイ36は、感光材料16の1ラインの画素列を
構成する画素に対応して光シャッター素子としての液晶
セル36S1、36S2、・・・36Sn(図7も参
照)がスリット光線の長手方向に対応した方向に配列さ
れて、形成されている。液晶セル36S1、36S2、
・・・36Snは、電圧が印加されたとき開いてスリッ
ト光線を透過し、電圧が印加されなくなったとき閉じて
スリット光線を遮断する。なお、液晶セルとしては、電
圧が印加されなくなったとき開いてスリット光線を遮断
し、電圧が印加されたとき閉じてスリット光線を透過す
るものであってもよい。
【0042】液晶光シャッターアレイ36の下方には、
自己集束性ファイバーアレイ(以下、SLAという)3
8が設けられている。SLA38は、液晶セル36S
1、36S2、・・・36Snを透過したスリット光線
を感光材料16に結像させる。
【0043】露光部22(図1参照)の側方にはスイッ
チバック部40が設けられており、また、露光部22の
下方には水塗布部62が設けられている。感材マガジン
14の側方を上昇し露光部22にて露光された感光材料
16は、一旦スイッチバック部40へ送り込まれた後
に、搬送ローラ26の逆回転によって、露光部22の下
方に設けられた搬送経路を経て水塗布部62へ送り込ま
れる構成である。
【0044】水塗布部62には複数のパイプが連結され
て水を供給できるようになっている。
【0045】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された感光材料16が送り
込まれるようになっている。
【0046】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が
塗布されており、この画像形成面が装置の上方へ向いて
巻き取られている。
【0047】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0048】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。ニップローラ110の
側方にはカッタ112が配置されている。
【0049】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182が配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料108を熱現像転写
部104へ搬送できる。
【0050】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ先行した状
態で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間
に送り込まれて重ね合わせられるようになっている。
【0051】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置され、加熱ドラム
116の表面を昇温できるようになっている。
【0052】無端圧接ベルト118は、5本の巻き掛け
ローラ134、135、136、138、140に巻き
掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛けロー
ラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の外周
に圧接されている。
【0053】無端圧接ベルト118の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、屈曲案内ローラ142
が配置されている。屈曲案内ローラ142の材料供給方
向下流側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が
軸によって回動可能に軸支されている。
【0054】剥離爪154によって剥離された感光材料
16は、屈曲案内ローラ142に巻き掛けられ、廃棄感
光材料収容箱178へ集積される。
【0055】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174および剥離爪176
の下方には受材ガイド170が配置されると共に、受材
排出ローラ172、173、175が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0056】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥された受像材料108は、受材ガイド170
及び受材排出ローラ172、173、175によって搬
送されてトレイ177へ排出される構成である。
【0057】次に、露光装置25の制御系を図7を参照
して説明する。図7に示すように、露光装置25の制御
系は、本発明の制御手段としての制御回路50を備えて
いる。制御回路50には、ドライバー52Rを介してL
ED30R、ドライバー52Gを介してLED30G、
ドライバー52Bを介してLED30Bがそれぞれ接続
されている。また、制御回路50は、液晶セル36S
1、36S2、・・・36Snを駆動する駆動回路54
が接続されている。さらに、制御回路には、ドライバー
56Dを介して搬送ローラ19、21、23A、23
B、24A、24B、26を駆動させるモータ58がそ
れぞれ接続されている。
【0058】次に、本実施例の作用を説明する。操作パ
ネル44の操作によって倍率、処理枚数等が指定され、
スタートの指示があると、画像処理が開始される。すな
わち、感材マガジン14がセットされた状態で、ニツプ
ローラ18が作動され、感光材料16がニツプローラ1
8によって引き出される。感光材料16が所定長さ引き
出されると、カッタ20が作動し、感光材料16が所定
長さに切断される。
【0059】カッタ20の作動後は、感光材料16は、
反転されてその感光(露光)面を上方へ向けた状態で露
光部22へ搬送される。
【0060】露光装置25における制御回路は、液晶セ
ル36S1、36S2、・・・36Snを透過したスリ
ット光線による感光材料16の画素に対応する部分の露
光量が、図示しないメモリに記憶されたカラー画像デー
タの対応する画素の露光量と略等しくなるように、次の
ように液晶セル36S1、36S2、・・・36Snを
制御する。
【0061】すなわち、図8に示すように、所定の時間
間隔t0で、パルス電圧を所定時間tRだけLED30
Rに、所定時間tGだけLED30Gに、所定時間tB
だけLEDBにそれぞれ入力して、LED30R、LE
D30G、LEDBを発光させる。これにより、LED
30R、LED30G、LEDBから、所定の時間間隔
t0で、時間tRだけR光が、時間tGだけG光が、時
間tBだけB光がそれぞれ順次照射される。
【0062】所定の時間間隔t0で順次照射されたR
光、G光、B光は、シリンドリカルレンズ34を透過し
てスリット光線になり、液晶光シャッターアレイ36を
照射する。
【0063】制御回路50は、駆動回路54を制御し
て、液晶セル36S1、36S2、・・・36Snを透
過して順次照射されるR光、G光、B光の感光材料16
の画素に対応する部分の露光量がカラー画像データの対
応する画素の露光量と略等しくなるように、液晶セル3
6S1、36S2、・・・36Snの開閉を、所定のパ
ルス電圧を印加して、制御する。これを、感光材料16
のある画素に対応する液晶セル36Siを例にとり説明
すると、図8に示すように、R光については照射される
時間tRのうち時間tS1だけ開き(液晶セル36Si
の最終開度100%)、G光については照射される時間
tGのうち時間tS2だけ開き(同最終開度50%)、
B光については照射される時間tBのうち時間tS3だ
け開く(同最終開度20%)ように、液晶セル36Si
を駆動させる。
【0064】ここで、図8に示すように、液晶セル36
Siには、印加された所定のパルス電圧に即応して完全
に開かず徐々に開いていく過渡現象が生ずる。よって、
R光、G光、B光の感光材料16の画素に対応する部分
の露光量は、徐々に多くなっていく。同様に、液晶セル
36Siには、所定のパルス電圧が印加されなくなった
時に即応して完全に閉じず徐々に閉じていく過渡現象が
生ずる。よって、液晶セル36Siにパルス電圧が印加
されなくなった時(時間tS2、tS3の経過時)以降
も感光材料16の画素に対応する部分は、G光、B光に
より露光される。このような過渡現象も考慮して、順次
照射されるR光、G光、B光の感光材料16の画素に対
応する部分の露光量がカラー画像データの対応する画素
の露光量と略等しくなくように、時間tS1、tS2、
tS3が設定されている。
【0065】そして、このように感光材料16の1ライ
ンが露光された後、制御回路50は、ドライバー26D
を介してモータ58を駆動させることにより、搬送ロー
ラ19、21、23A、23B、24A、24B、26
を駆動させて、感光材料16を1ライン搬送して、次ラ
インを露光する。次ラインを露光する際本実施例では、
図8に示すように、R光、G光及びG光の発光終了時ま
で開度が連続的に大きくなるように液晶セル36Siを
開くようにしている。なお、この場合、順次照射される
R光、G光、B光の感光材料16の画素に対応する部分
の露光量がカラー画像データの対応する画素の露光量と
略等しくなくようにするため、時間tS1、tS2′、
tS3′が設定されている。すなわち、ここでは、G光
及びB光に対して、液晶セル36Siを開かせる時期
を、G光及びB光が発光する時より遅くなるようにして
いる。このようにして、露光部22に位置する感光材料
16が走査露光される。
【0066】露光が開始された後は、露光後の感光材料
16が一旦スイッチバック部40へ送り込まれた後に、
搬送ローラ26の逆回転によって水塗布部62へ送り込
まれる。
【0067】水塗布部62では、感光材料16に水が塗
布され、さらに、スクイズローラ68によって余分な水
が除去されながら水塗布部62を通過する。
【0068】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0069】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。
【0070】カッタ112の作動後は、ガイド板182
によって案内されながら搬送ローラ190、186、1
14によって搬送され、熱現像転写部104の直前で待
機状態となる。
【0071】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。
【0072】この場合、この貼り合わせローラ120と
水塗布部62のスクイズローラ68との間にはガイド板
122が配置されており、スクイズローラ68から送ら
れる感光材料16は確実に貼り合わせローラ120へ案
内される。
【0073】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で挟持され、加熱ドラム116のほぼ2/3周
(巻き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)
に渡って搬送される。これにより感光材料16と受像材
料108が加熱され、可動性の色素を放出し、同時にこ
の色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像
が得られる。
【0074】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動され廃棄感光材料収
容箱178内に集積される。
【0075】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られ剥離される。
【0076】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170に案内されながら受材排出ローラ172、1
73、175によって搬送されてトレイ177へ排出さ
れる。
【0077】以上説明したように、光源として赤色、緑
色及び青色の光を照射する発光ダイオードを用い液晶セ
ルを制御して感光材料の画素に対応する部分の露光量が
カラー画像データの対応する画素の露光量と略等しくな
るようにしているので、白色光をR光、G光及びB光に
するフイルタシリンダ等の可動部を備える必要がなく、
小型かつ低テストの露光装置を提供することができる。
【0078】以上説明した実施例では、光源系27A
は、発光素子としてのB光用のLEDと、G光用のLE
Dと、R光用のLEDを感光材料16の1ラインの方向
に直交する方向に沿って近接して設けて発光素子群33
を構成し、この発光素子群33を感光材料16の1ライ
ンの方向にに沿って所定ピッチP1 で配列した構成とし
たが、BGRの各LEDの配列方向や個数はこれに限る
ものではない。
【0079】例えば、図9に示す如く、発光素子として
のB光用のLEDと、G光用のLEDと、R光用のLE
Dを感光材料16の1ラインの方向に沿ってピッチP2
が0.5mm程度で近接して設けて発光素子群35を構
成し、この発光素子群35を感光材料16の1ラインの
方向に沿って所定ピッチP1 で配列した構成としてもよ
く、あるいは、図10に示す如く、他のLEDに比べて
光量の少ない色のLED(例えば、B光用のLED)を
他のLEDよりも多く設けて発光素子群37を構成して
もよい。この場合には、前述の実施例と略同様に、発光
素子群37の各LEDの発光位相が互いに略同じにな
り、従来に比べて大幅に色ムラを低減することができ
る。
【0080】また例えば、図11に示す如く、発光素子
としてのLEDを感光材料16の1ラインの方向に直交
する方向および感光材料16の1ラインの方向に共に接
近して二列あるいは三列以上に設けて発光素子群37を
形成する構成としてもよい。この場合には、他のLED
に比べて光量の少ない色のLED(例えば、B光用のL
ED)を他のLEDよりも多く設け、あるいは感光材料
16の感度に応じて個数を設定し、さらに、多く設けら
れたLEDが一つの発光素子群37のなかで分散して配
置されるように設定することが好ましい。この場合に
も、前述の実施例と略同様に、発光素子群37の各LE
Dの発光位相が互いに略同じになり、従来に比べて大幅
に色ムラを低減することができる。
【0081】また、前述した実施例においては、光源系
27Aは、発光素子としてのBGRのLEDを用いた構
成としたが、発光素子としてはこれに限らず、例えば
R、R、Gのフォールス系あるいは4色以上の種類の波
長を組み合わせた光源を用いてもよい。
【0082】また、以上説明した実施例では、SLAを
用いて液晶光シャッターアレイを透過したスリット光線
を感光材料に結像させているが、これに限定されるもの
でなく、図12に示したように、感光材料を液晶光シャ
ッターアレイに密着するようにしてもよい。これによ
り、SLA等の結像レンズ系を除去することができ、露
光装置を更に小型化することができる。
【0083】また、図13に示すように、前述の実施例
における液晶光シャッターアレイ36の光源側近傍に、
シリンドリカルレンズを透過してスリット光線となった
光を拡散する拡散手段としての拡散板42を用いるよう
にしてもよい。これにより、スリット光線が拡散するこ
とになり、液晶セルへの照射ムラをなくすことができ、
光の利用効率を向上させることができる。
【0084】さらに、前述の実施例は、LEDから下方
に向けて3色の光を直接照射する光源系を用いている
が、これに限定するものでなく、図14乃至図16に示
すように、光導波路を備えた光源系27Bを用いるよう
にしてもよい。
【0085】ここで、図14には光源系27Bの構成が
縦断面図にて示されている。また、図15には図14の
2−2線に沿った光源系27Bの断面図が示されてお
り、図16には図14の3−3線に沿った光源系27B
の断面図が示されている。
【0086】光源系27Bは、光導波路を構成する反射
板41を備えている。反射板41は、底部が開口する樋
形に形成されており、その反射面の縦及び横断面形は方
物曲線状に形成された放物線形反射板とされている。こ
の反射板41の長手方向一端部には、LED42が取り
付けられている。LED42は、B光を発光する発光素
子としてのLEDと、G光を発光する発光素子としての
LEDと、R光を発光する発光素子としてのLEDが隣
接配置された構成とされている。なお、各LEDは、で
きるだけ集中して配置することが好ましい。これによ
り、LED42からの光は、反射板41の内方へ向けて
照射され、反射板41の内周反射面によって底部開口へ
向けて一様に反射される構成である。反射板41の底部
開口には基板43が取り付けられると共に、基板43の
中央部には光出射部としての散乱板44が取り付けられ
ている。図16に示す如く、散乱板44は狭幅(例え
ば、1mm〜20mm)のスリット状に形成されてい
る。この散乱板44(光出射部)は、光を散乱させなが
ら透過させることができ、このため、LED42から発
光され反射板41によって長手方向各部へ伝送された光
は散乱板44を透過することで散乱し、散乱板44の長
手方向に沿ってLED42から発光した光をスリット光
線として一様に照射される構成である。
【0087】また、光源系27BのLED42は、各L
EDが独立してその発光時間及び発光輝度が制御可能と
なっている。このため、光軸上に光量や光質を制御する
ためのカラーフィルタや絞り機構を設ける必要がなく、
光量や光質の制御をLEDの電流制御によって行うこと
ができるようになっている。
【0088】図17には、他の光源系27Cの構成が縦
断面図にて示されている。光源系27Cでは、光導波路
を構成する反射板51を備えている。反射板51は、長
手方向中間部を中心に左右がそれぞれ方物曲線状に形成
されている。この反射板51の長手方向両端部には、L
ED42がそれぞれ取り付けられている。これにより、
各LED42からの光は、反射板51の内方へ向けて照
射され、反射板51の内周反射面によって散乱板44へ
向けて反射される構成である。さらにこの場合、反射板
51は前述の如き形状であるため、各LED42から離
れた位置(反射板51の長手方向中間部)においても、
各LED42の近傍位置と同様に一様に光が反射され
る。このため、LED42から発光され反射板51によ
って長手方向各部へ伝送された光は散乱板44を透過す
ることで散乱し、散乱板44の長手方向に沿ってLED
42から発光した光をスリット光線として一様に照射さ
れる構成である。図18には、更に他の光源系27Dの
構成が縦断面図にて示されている。光源系27Dでは、
前述の光源系27Bの反射板31や光源系27Cの反射
板51に代えて、光導波路を構成するライトガイド56
を備えている。
【0089】ライトガイド56は、その上周囲が、縦及
び横断面において方物曲線状に形成されており、光を屈
折あるいは反射しながら伝送することができる。また、
ライトガイド56の底面には、表面が凹凸状に形成され
て光出射部58が設けられている。この光出射部58
は、伝送された光を散乱させながら透過させることがで
きる。したがって、LED32からの光は、ライトガイ
ド56の内方へ向けて照射され、ライトガイド56によ
って伝送された後に光出射部58へ向けて反射され、光
出射部58を透過することで散乱し、光出射部58の長
手方向に沿ってスリット光線が一様に照射される構成で
ある。
【0090】また、光源系27Dにおいて、ライトガイ
ド56のシェーディングがあれば、これを補正するため
に図19に示す如く、光出射部58に補正用のマスク6
0を設けることができる。これにより、照射される光の
照度ムラが一層低減される。
【0091】また、前述した実施例では、LED30R
と、LED30Bと、LED30Gとを近接して設けて
発光素子群33を構成した光源系を用いているが、これ
に限定されるものでなく、LED30Rと、LED30
Bと、LED30Gとを順次配列したLEDを1単位と
し、該LEDの1単位を多数配列したLEDアレイ(従
って、LEDアレイは、LEDを3の倍数個備えてい
る)と、このLEDアレイに対応するロッドレンズとを
備えた光源系を用いてもよい。この場合、SLA38と
感光材料16との間でかつ感光材料16の光源側近傍
に、露光量調節手段としての露光量補正板(アパーチ
ャ)61を配置する。露光量補正板61には、図20に
詳細に示す如くスリット状の開口62が形成されてい
る。開口62の一辺は、前述したLEDアレイの各LE
Dおよびロッドレンズアレイの各レンズの配列ピッチに
応じた形状(波形)の補正部63が形成されている。す
なわち、図21(A)に示す如く、LEDアレイは各L
EDの配列ピッチに応じてその照度(光量)にムラがあ
り、また、図21(B)に示す如く、ロッドレンズアレ
イは各レンズの配列ピッチに応じて同様に照度にムラが
あり、したがって、両者のムラを総合すると、図21
(C)に示す如く感光材料16の照射される光にはムラ
がある。この総合されたムラの波形に応じて開口62の
補正部63の形状が設定されている。これにより、LE
Dアレイの光による原稿42からの反射光がロッドレン
ズアレイを介して感光材料16に照射される際には、露
光量補正板61の開口62を通過することにより感光材
料16への露光量が均一化されるようになっている。
【0092】感光材料16に照射される際には露光量補
正板61の開口62を通過する。ここで、LEDアレイ
から発光されロッドレンズアレイを通過した光には、図
22(A)に示す如く各素子の配列方向に沿って光量に
ムラがある。しかしながら、露光量補正板61の開口6
2には、図22(B)に示す如く、LEDアレイの各L
EDおよびロッドレンズアレイの各レンズの配列ピッチ
に起因する照度ムラに応じた波形の補正部63が形成さ
れているため、照度ムラはこの露光量補正板61の開口
62を通過することにより補正され、感光材料16の露
光量は図22(C)に示す如くムラが生じること無く均
一化される。
【0093】換言すれば、開口62には補正部63が形
成されているため、走査によって感光材料16の感光面
に照射される光の照度の時間積分値が開口62の長手方
向各部において一定となり、感光材料16の露光量はム
ラが生じること無く均一化される。
【0094】以上の如く、光源系におけるLEDアレイ
やロッドレンズアレイの各素子の配列ピッチ毎に照明ム
ラが生じても、各素子の配列ピッチに起因する照度ムラ
に応じた波形の補正部63が形成された開口62を有す
る露光量補正板61が光路中に設けられているため、こ
の露光量補正板61の開口62を介して露光される感光
材料16の露光量はムラが生じること無く一定となる。
したがって、画像ムラの無い高画質の画像が得られる。
【0095】なお、露光量補正板61の開口62に設け
られた補正部63は、LEDアレイの各LEDの配列ピ
ッチに起因する照度(光量)ムラと、ロッドレンズアレ
イの各レンズの配列ピッチに起因する照度ムラとを総合
した照度ムラの波形に応じた形状に設定する構成とした
が、これに限らず、LEDアレイの各LEDの配列ピッ
チに起因する照度ムラに対応する補正部と、ロッドレン
ズアレイの各レンズの配列ピッチに起因する照度ムラに
対応する補正部とを別個に設ける構成としてもよい。す
なわち、図23に示す如く、露光量補正板61の開口6
2に、LEDアレイの各LEDの配列ピッチに起因する
照度ムラに対応する補正部64を設けると共に、ロッド
レンズアレイの各レンズの配列ピッチに起因する照度ム
ラに対応する補正部65を設ける構成としてもよい。こ
の場合であっても、前述の照度ムラが補正され、露光量
補正板61の開口62を介して露光される感光材料16
の露光量はムラが生じること無く一定となる。したがっ
て、画像ムラの無い高画質の画像が得られる。
【0096】前述した実施例では、制御回路50は、液
晶セルの開閉のみを制御する第1の制御方法を説明した
が、液晶セルを透過したスリット光線による感光材料1
6の画素に対応する部分の露光量がカラー画像データの
対応する画素の露光量と略等しくする制御方法はこれに
限定するものでなく、図24ない図27に示した種々の
制御方法を用いることができる。
【0097】図24には、LED30Rを例にとった液
晶セル及びLED30Rを制御する第2の制御方法を示
すタイミングチャートが示されている。なお、LED3
0G、LED30Bも同様に制御されるが、第2の制御
方法に限定されるものでなく、前述した第1の制御方
法、後述する第3ないし第5のいずれか1の制御方法で
あってもよい。図24に示すように、第2の制御方法
は、LED30Rの制御時間と液晶セルの開時間を一致
させかつLED30Rをパルス発光させるものである。
【0098】すなわち、第2の制御方法は、パルス電圧
を時間間隔t90で、所定時間t91連続的にLED3
0Rに印加して、発光するR光の光量をディジタル的に
変化させる。このパルス電圧を印加する時間と一致する
時間tS9の間、パルス電圧を液晶セル36Siに印加
して、液晶セル36Siを開くように駆動する。
【0099】このように、LEDから発光された光の光
量を少なくすると共に液晶セルの開時間を制御すること
から、感光材料16の画素に対応する部分の露光量をカ
ラー画像データの対応する画素の露光量に精度よく一致
させることかできる。
【0100】図25には、LED30Rを例にとった液
晶セル及びLED30Rを制御する第3の制御方法を示
すタイミングチャートが示されている。なお、LED3
0G、LED30Bも同様に制御されるが、第3の制御
方法に限定されるものでなく、前述した第1又は第2の
制御方法、後述する第4又は第4の制御方法のいずれか
1の制御方法であってもよい。図25に示すように、第
3の制御方法は、LED30Rの制御時間と液晶セルの
開時間を一致させかつLED30Rに印加するパルス電
圧の印加時間を可変したものである。すなわち、LED
30Rの制御時間t10Rの間、液晶セル36iを開
き、かつ、LED30Rへのパルス電圧の印加時間をt
101、t102、t103、t104、t105と可
変するものである。
【0101】このように、LED30Rに印加するパル
ス電圧の印加時間を変化させてLEDから発光された光
の光量を少なくしかつLED30Rの制御時間と液晶セ
ルの開時間とを一致させていることから、感光材料16
の画素に対応する部分の露光量をカラー画像データの対
応する画素の露光量に精度よく一致させることかでき
る。
【0102】図26には、液晶セル及びLED30R、
30G、30Bを制御する第4の制御方法を示すタイミ
ングチャートが示されている。図26に示すように、第
4の制御方法は、LEDにパルス電圧を印加して発光す
る光の光量をディジタル的に変化させるものでなく、印
加する電圧を徐々に高くしてLEDの発光する光の光量
をアナログ的に徐々に多くしかつ液晶セル36Siの開
時間をLEDの制御時間に一致させたものである。これ
により、液晶セルの制御を簡略することができる。
【0103】図27には、液晶セル及びLED30R、
30G、30Bを制御する第5の制御方法を示すタイミ
ングチャートが示されている。この図27に示すよう
に、第5の制御方法は、専ら液晶セルの過渡現象を利用
するものである。すなわち、LED30Rにパルス電圧
を印加する時に、液晶セル36Siへのパルス電圧の印
加時間を終了する。これにより、パルス電圧の印加が止
まった時から液晶セル36Siが閉じる過渡現象のみを
利用して、該液晶セル36Siを透過するR光の光量を
減少させている。LED30Gに対しても同様に制御す
る。なお、液晶セル36Siに印加するパルス電圧の時
間に応じて液晶セル36Siの開度も変化するので、L
ED30R、LED30Gへのパルス電圧の印加時間を
変えることにより、該液晶セル36Siを透過するR
光、G光の光量を変化させることができる。また、LE
D30Bにパルス電圧を印加した時から一定時間経過し
た時に液晶セル36Siにパルス電圧を印加すると共に
LED30Bへのパルス電圧の印加時間が終了した時に
液晶セル36Siへのパルス電圧の印加を終了する。こ
れにより、液晶セル36Siが徐々に開く過渡現象のみ
を利用して透過するB光の光量を徐々に多くしている。
【0104】このように、液晶セルの過渡現象のみを利
用することから、液晶セルの過渡現象時の開度とLED
から発光した光の光量との関係のみを演算すればよいの
で、液晶セルの制御を簡略することができる。
【0105】以上説明した種々の実施例では、感光材料
16の1ラインが露光された後、感光材料16を1ライ
ン間欠搬送して、次ラインを露光する例について説明し
たが、これに限定されるものでなく、感光材料16を連
続搬送してもよい。この場合、感光材料16へのR光、
G光、B光を1照射するのでなく、図28(a)に示す
ように、複数回(例えば、2回、3回、4回、5回、・
・・)、本実施例では各々2回照射するものである。こ
れにより、図28(b)に示すように、感光材料の1ラ
インを構成する画素には、各々2回照射によるR光、G
光、B光の光量が多重露光されたかたちとなっている。
この場合、感光材料16を連続搬送すると、感光材料1
6への露光ラインがカラー画像データの1ラインに対応
するラインからずれる場合があり、このため、適正画像
を形成することができなくなるおそれがある。そこで、
図29に示すように、スリット光移動手段としてのピエ
ゾ素子70を用いてバー72を介して液晶光シャッター
アレイ36を移動するようにしている。ピエゾ素子70
による液晶光シャッターアレイ36の移動は、図30に
示すように、感光材料16の連続搬送させる方向(図3
0中のy方向)と略同方向でかつ搬送速度と略同速度で
行っている。これを、露光する感光材料16の1ライン
毎に繰り返す。すなわち、感光材料16の1ラインの露
光を始める時から液晶光シャッターアレイ36の移動を
開始し、該ラインの露光が終了した時、液晶光シャッタ
ーアレイ36を初期位置にもどし、再度次ラインの露光
を始める時から液晶光シャッターアレイ36の移動を開
始する。これにより、液晶光シャッターアレイ36を透
過したスリット光線を、カラー画像データの1ラインに
対応した感光材料16の露光ラインに略一致させるよう
に照射することができる。
【0106】このように、スリット光線を、感光材料の
連続搬送方向と略同方向でかつ搬送速度と略同速度で感
光材料の1ライン毎に移動させることから、スリット光
線による感光材料16への露光ラインをカラー画像デー
タの1ラインに対応するラインに略一致させることがで
きる。なお、スリット光線による感光材料16への露光
ラインをカラー画像データの1ラインに対応するライン
に常に一致させるため、ピエゾ素子70を用いて液晶光
シャッターアレイ36を移動させるようにしているが、
これに限定するものでなく、偏心カムを利用して液晶光
シャッターアレイ36を移動させるようにしてもよい。
【0107】前述した実施例では、光シャッター素子と
して液晶セルを配列した光シャッターアレイとしての光
シャッターアレイを用いているが、これに限定すもので
なく、偏光子と、偏光面が偏光子の偏光面と90°の角
度を成すように配置された検光子と、偏光子と検光子と
の間に配置されたPLZT基板とにより構成した光シャ
ッターアレイを用いるようにしてもよい。PLZT基板
には、複数の電極が等間隔に配列させる。この電極はA
uとCrの合金やIn2 3 で構成することができ、各
々独立に電圧を印加できるように制御回路50に接続さ
れている。偏光子側から光ビームが入射されると、偏光
子を透過して直線偏光となった後PLZT基板に入射さ
れる。このとき、PLZT基板の隣接する電極に電圧を
印加すると、光ビームは電界の2乗に比例した位相変化
を受けてPLZT基板の電極間を透過し楕円偏光とな
る。この楕円偏光は、検光子に入射され、検光子の偏光
面と一致した成分のみが検光子を通過する。この結果、
電極と電極との間が光シャッター素子として作用し、電
界が印加されていない光シャッター素子は閉じたままの
状態であるが、電界が印加されている光シャッター素子
は直線状光線が透過することになる。
【0108】このように、複数の電極が等間隔に配列さ
れているPLZT基板の電極と電極との間が光シャッタ
ー素子として作用することから、全体として、前述した
液晶セルを複数配列した液晶光シャッターアレイと同様
の作用を奏し、前述した効果を達成することができる。
【0109】前述した実施例では、感光材料を搬送する
ようにしているが、これに限定するものでなく、感光材
料に対して、光源系、液晶光シャッターアレイ等を移動
させてもよく、感光材料及び光源系、液晶光シャッター
アレイ等を移動させてもよい。このようにしても前述し
た種々の効果を得ることができる。
【0110】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、光源系には各々
異なる色の光を発光する少なくとも3つの発光素子を備
え、発光素子及び光シャッター素子の少なくとも1つを
制御して感光材料の画素に対応する部分の露光量がカラ
ー画像データの対応する画素の露光量と略等しくなるよ
うにしているので、白色光をR光、G光及びB光にする
フイルタシリンダ等の可動部を備える必要がなく、小型
かつ低テストの露光装置を提供することができる、とい
う効果を有する。
【0111】請求項2記載の発明は、各色のスリット光
線を複数回に分けて照射することから、感光材料の画素
に対応する部分の露光量をカラー画像データの対応する
画素の露光量と精度よく一致させることができる、とい
う効果を有する。
【0112】請求項3記載の発明は、少なくとも3つの
発光素子から発光された光が、発光素子の各々が配列さ
れた方向に発光位相が略同じになると共に発光素子群が
配列された方向と対応する方向に長手方向となるスリッ
ト光線となって照射することから、発光素子を単に線状
に配列してそのまま照射する場合に生じる配列ピッチに
応じた色ムラを生じさせることがない、という効果を有
する。
【0113】請求項4記載の発明は、光出射部によって
光導波路を伝送した光を散乱させかつスリット光線にし
て照射することから、スリット光線がスリット光線の長
手方向に一様な光量となり、感光材料へのスリット光線
の光量ムラや色ムラをなくすことができる、という効果
を有する。
【0114】請求項5記載の発明は、露光量補正板に発
光素子の配列ピッチに応じた形状の開口部を有すること
から、光シャッターアレイを透過して感光材料を照射す
る際、発光素子の配列ピッチに応じた光量ムラをこの開
口部によって除去することかできる、という効果を有す
る。
【0115】請求項6記載の発明は、露光量調節手段に
よって感光材料に照射される光の照度の時間積分値をス
リット光線の長手方向各部において一定となるように感
光材料に照射される光の光量を調整することらから、感
光材料へのスリット光線の光量ムラをなくすことができ
る、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録装置の概略全体構成図である。
【図2】露光装置の概略全体構成図である。
【図3】LEDの配置図である。
【図4】(A)は光量ムラを示す線図であり、(B)は
色ムラを示す線図である。
【図5】従来のLEDアレイの素子配列状態を示す平面
図である。
【図6】従来のLEDアレイの照明状態を示し、(A)
は光量ムラを示す線図であり、(B)は色ムラを示す線
図である。
【図7】露光装置の制御系の回路図である。
【図8】露光装置の制御系の制御回路により第1の制御
方法を示したタイミングチャートである。
【図9】LEDの配列状態の他の例を示す平面図であ
る。
【図10】LEDの配列状態の他の例を示す平面図であ
る。
【図11】LEDの配列状態の他の例を示す平面図であ
る。
【図12】露光装置の他の実施例の概略全体構成図であ
る。
【図13】露光装置の他の実施例の概略全体構成図であ
る。
【図14】光源系の構成を示す縦断面図である。
【図15】光源系の構成を示す図14の2−2線に沿っ
た断面図である。
【図16】光源系の構成を示す図14の3−3線に沿っ
た断面図である。
【図17】光源系の構成を示す縦断面図である。
【図18】光源系の構成を示す縦断面図である。
【図19】光源系の変形例を示す横断面図である。
【図20】露光量補正板を示す平面図である。
【図21】LEDアレイ及びロッドレンズアレイの照度
ムラの状態を示す線図である。
【図22】LEDアレイ及びロッドレンズアレイの照度
ムラ、補正部の形状、及び露光量の関係を示す線図であ
る。
【図23】露光量補正板の他の例を示す図20に対応す
る平面図である。
【図24】露光装置の制御系の制御回路により第2の制
御方法を示したタイミングチャートである。
【図25】露光装置の制御系の制御回路により第3の制
御方法を示したタイミングチャートである。
【図26】露光装置の制御系の制御回路により第4の制
御方法を示したタイミングチャートである。
【図27】露光装置の制御系の制御回路により第5の制
御方法を示したタイミングチャートである。
【図28】感光材料を連続送りしたときのLED、液晶
セル、モータへのパルス信号のタイミングチャート及び
露光量の平均値を示した図である。
【図29】感光材料を連続送りしたするの光シャッター
アレイの移動のための装置を示した図である。
【図30】感光材料を連続送りしたするのLEDへのパ
ルス信号のタイミングチャート及び光シャッターアレイ
の位置の時間変化を示した図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 25 露光装置 30R、30G、30B LED 34 シリンドリカルレンズ 36 液晶光シャッターアレイ 38 SLA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々異なる色の光を発光する少なくとも
    3つの発光素子を備え各々の発光素子から発光された光
    をスリット光線にして照射する光源系と、 前記光スリット光線と感光材料との少なくとも一方を前
    記スリット光線の長手方向に交差する方向に相対的に移
    動させる移動手段と、 前記光源系と前記感光材料との間に配置されかつ開閉さ
    れることにより前記光源系から入射したスリット光線を
    透過及び遮断する光シャッター素子を前記スリット光線
    の長手方向に対応した方向に感光材料の1ラインの画素
    列を構成する画素に対応して複数配列した光シャッター
    アレイと、 前記光シャッター素子を透過したスリット光線による感
    光材料の画素に対応する部分の露光量がカラー画像デー
    タの対応する画素の露光量と略等しくなるように前記発
    光素子及び前記光シャッター素子の少なくとも1つを制
    御する制御手段と、を備えた露光装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記光源系からの各色
    のスリット光線を複数回に分けて照射することにより、
    前記光シャッター素子を透過したスリット光線による感
    光材料の画素に対応する部分の露光量がカラー画像デー
    タの対応する画素の露光量と略等しくなるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記各々異なる色の光を発光する少なく
    とも3つの発光素子が配列されかつこの発光素子の各々
    が配列された方向における発光位相が互いに略同じにな
    るように近接して設けられると共にこれらの発光素子を
    一発光素子群とし、この発光素子群を一定のピッチで配
    列したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の露
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記光源系を、 前記各々異なる色の光を発光する少なくとも3つの発光
    素子と、 前記発光素子の各々を端部に配置し、前記発光素子から
    発光した光を伝送する長尺状に形成された光導波路と、 前記光導波路を伝送した光を散乱させかつスリット光線
    にして照射する前記光導波路に設けられた光出射部と、 から構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記各々異なる色の光を発光する少なく
    とも3つの発光素子が配列され、 前記配列された発光素子の配列ピッチに応じた形状の開
    口部を有する露光量補正板を前記感光材料の前記光源側
    近傍に配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記感光材料に照射される光の照度の時
    間積分値が前記スリット光線の長手方向各部において一
    定となるように前記感光材料に照射される光の光量を調
    整する露光量調節手段を前記感光材料の前記光源側近傍
    に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のい
    ずれか1項に記載の露光装置。
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JP2005520215A (ja) * 2002-01-15 2005-07-07 ヴォルピ・アクチエンゲゼルシャフト ライン照明

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