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JPH07298257A - 画像データの伝送方法及び復号化装置 - Google Patents

画像データの伝送方法及び復号化装置

Info

Publication number
JPH07298257A
JPH07298257A JP8679194A JP8679194A JPH07298257A JP H07298257 A JPH07298257 A JP H07298257A JP 8679194 A JP8679194 A JP 8679194A JP 8679194 A JP8679194 A JP 8679194A JP H07298257 A JPH07298257 A JP H07298257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
frame
image
inter
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8679194A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Togashi
治夫 富樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP8679194A priority Critical patent/JPH07298257A/ja
Publication of JPH07298257A publication Critical patent/JPH07298257A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレーム内において圧縮符号化した画像デー
タ(フレーム内画像データ)及びフレーム間において圧
縮符号化した画像データ(フレーム間画像データ)に、
その画像データがフレーム内画像データであるか否かを
示す識別情報を付加して伝送する。フレーム間/フレー
ム内判別回路6は、上記識別情報に基づいて、現在の画
像データがフレーム内画像データであるか否かを判別す
る。そして、選択制御回路7が、チャンネルの切り換え
を指定されたときに、上記フレーム間/フレーム内判別
回路6で、指定されたチャンネルの現在の画像データが
フレーム内画像データであると判別されるタイミング
で、複数のチャンネルの画像データが供給される選択回
路5を選択制御する。 【効果】 チャンネル切り換え直後に画像が乱れる不都
合を防止することができるうえ、必要な可変長復号化手
段を選択回路5の後段の可変長復号化器9のみとしてロ
ーコスト化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像間において圧縮符
号化した画像データ及び画像内において圧縮符号化した
画像データが複数チャンネル分供給される該画像データ
の中から、所望の画像データを選択して復号化する際に
用いて好適な画像データの伝送方法及び復号化装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送する画像データを圧縮符号化
して出力する符号化装置が知られている。この符号化装
置は、例えば前フレームの画像データと現在フレームの
画像データとの差分を検出し、この差分をいわゆるディ
スクリート・コサイン・変換処理(DCT処理)し量子
化処理するとともに、所定の単位毎に可変長符号化処理
してフレーム間圧縮符号化した画像データを形成して出
力する。また、上記フレーム間圧縮符号化した画像デー
タを復号化するためには、元となる画像データが必要と
なるため、例えば15フレームに1回、現在の画像デー
タを、前フレームの画像データとの差分をとることな
く、そのままDCT処理,量子化処理するとともに、所
定の単位毎に可変長符号化処理してフレーム内圧縮符号
化した画像データを形成して出力する。
【0003】このような圧縮符号化処理は、画像データ
の記録或いは伝送に頻繁に用いられる技術であり、デー
タ量の削減及び伝送量の削減等を図ることができる。
【0004】ここで、このように画像データを圧縮符号
化して出力する複数の符号化装置から複数のチャンネル
として伝送される複数の画像データの中から、所望の画
像データのみを選択して復号化する、図7に示すような
復号化装置が知られている。
【0005】この図7に示す従来の復号化装置は、例え
ば図8(a)〜(d)に示すような第1〜第Nチャンネ
ルの圧縮符号化された画像データが、該各チャンネルに
対応して設けられた複数の入力端子51〜入力端子54
を介して選択回路55に供給される。
【0006】上記選択回路55は、入力端子56を介し
て供給されるチャンネル指定データに応じたチャンネル
を選択するように、選択制御回路57により選択制御さ
れるようになっている。
【0007】例えば、現在、図8(c)に示す“チャン
ネル3”が選択されており、時刻t10に、上記入力端
子56を介して“チャンネル1”の選択を指定するチャ
ンネル指定データが上記選択制御回路57に供給された
場合、該選択制御回路57は、即座に上記“チャンネル
1”の画像データを選択するように上記選択回路55を
選択制御する。
【0008】これにより、図8(e)の時刻t10に示
すように、それまで上記選択回路55から出力されてい
た“チャンネル3”の画像データは、上記時刻t10を
境に“チャンネル1”の画像データに切り換わることと
なる。この選択回路55により選択された画像データ
は、可変長復号化回路60に供給される。
【0009】上記可変長復号化回路60は、上記画像デ
ータに可変長復号化処理を施し、これを復号化器58に
供給する。上記復号化器58は、上記可変長復号化処理
の施された画像データに逆量子化処理,逆DCT処理を
施すことにより、該画像データを復号化し、これを出力
画像データとして出力端子59を介して、例えば図示し
ないデータ処理回路に供給する。上記データ処理回路
は、上記復号化された画像データに所定のプロセス処理
を施し、これを例えばモニタ装置に供給する。
【0010】これにより、上記選択回路55により複数
のチャンネルの中から選択された所望のチャンネルの画
像データに応じた再生画像を、上記モニタ装置に表示す
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、フレーム間において圧縮符号化された画像データを
復号化するためには、フレーム内において圧縮符号化さ
れた元となる画像データを必要とするが、従来の復号化
装置は、チャンネル指定データが供給されると、上記選
択制御回路57が、即座にチャンネルを切り換えるよう
に上記選択回路55を選択制御するようになっていた。
【0012】このため、上述のように、例えば“チャン
ネル3”から“チャンネル1”にチャンネルの切り換え
を行い、図8(a)の時刻t10に示すように、該切り
換えられたチャンネルの画像データが、上記フレーム間
において圧縮符号化された画像データから出力される
と、このフレーム間において圧縮符号化された画像デー
タは、前に選択されていたチャンネル(この場合、チャ
ンネル3)のフレーム内圧縮符号化された画像データに
基づいて復号化されることとなるため、全く関係の無い
画像データに基づいて復号化されることとなり、同図
(a)の時刻t11に示すように、次に“チャンネル
1”のフレーム内圧縮符号化された画像データが供給さ
れるまでの間は、不正確な画像データの復号化となり、
再生画像の乱れ等を生ずる問題があった。
【0013】ここで、このような不正確な画像データの
復号化を防止するものとして、図9に示すような復号化
装置を考えることができる。
【0014】この図9に示す復号化装置は、入力端子6
1〜64を介して供給される各チャンネルの画像データ
がそれぞれ第1〜第Nの可変長復号化器65〜68に供
給される。
【0015】上記各可変長復号化器65〜68は、それ
ぞれ各チャンネルの画像データに可変長復号化処理を施
し、これを選択回路69及びフレーム間/フレーム内判
別回路70に供給する。
【0016】上記フレーム間/フレーム内判別回路70
は、上記可変長復号化処理の施された各チャンネルの現
在の画像データが、フレーム間において圧縮符号化され
たものであるかフレーム内において圧縮符号化されたも
のであるかを判別し、この判別出力を選択制御回路71
に供給する。
【0017】上記選択制御回路71には、入力端子72
を介して選択する所望のチャンネルを指定するためのチ
ャンネル指定データが供給されるようになっている。上
記選択制御回路71は、このチャンネル指定データが供
給されると、上記フレーム間/フレーム内判別回路70
からの判別出力に基づいて、その指定されたチャンネル
の現在の画像データがフレーム間において圧縮符号化さ
れたものであるかフレーム内において圧縮符号化された
ものであるかを判別し、上記現在の画像データが、フレ
ーム間において圧縮符号化されたものであると判別され
ている間は、現在選択している画像データを選択し続け
るように選択回路69を選択制御する。そして、上記現
在の画像データが、フレーム内において圧縮符号化され
たものであると判別されたタイミングで、上記指定され
たチャンネルの画像データを選択するように上記選択回
路69を選択制御する。
【0018】これにより、チャンネルを切り換えた直後
にフレーム間において圧縮符号化された画像データが出
力され、上記不正確な画像データの復号化による再生画
像の乱れ等が生ずる不都合を防止することができる。
【0019】しかし、このような復号化装置は、上記フ
レーム間/フレーム内判別回路70において、現在の画
像データが、フレーム間において圧縮符号化されたもの
であるかフレーム内において圧縮符号化されたものであ
るかを判別するためには、該フレーム間/フレーム内判
別回路70に供給する画像データを可変長復号化処理し
て供給する必要があった。このため、各チャンネル毎に
可変長復号化器65〜68が必要となり、部品点数が多
くなるうえ構成が複雑化しコスト高となる問題があっ
た。
【0020】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、チャンネルの切り換えがなされても正確な復
号化処理を行うことができ、再生画像の乱れ等を防止す
ることができるうえ、必要な可変長復号化器を削減して
構成の簡略化及びローコスト化を図ることができるよう
な画像データの伝送方法及び復号化装置の提供を目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像データ
の伝送方法は、画像間において圧縮符号化した画像間圧
縮画像データ及び画像内において圧縮符号化した画像内
圧縮画像データを、所定の単位でブロック化して伝送す
る画像データの伝送方法であって、上記ブロックの各画
像データ毎に、その画像データが上記画像間圧縮画像デ
ータであるか否かを示す識別情報を付加して伝送する。
【0022】次に、本発明に係る復号化装置は、画像間
において圧縮符号化した画像間圧縮画像データ及び画像
内において圧縮符号化した画像内圧縮画像データが所定
の単位でブロック化され、該ブロックの各画像データ毎
に、その画像データが上記画像間圧縮画像データである
か否かを示す識別情報が付加されて伝送される複数チャ
ンネルの画像データの中から所望のチャンネルの画像デ
ータを選択手段で選択して復号化する復号化装置であっ
て、上記ブロックを構成する各画像データ毎に付加され
た識別情報に基づいて、各チャンネルの現在の画像デー
タが、画像間圧縮画像データであるか、画像内圧縮画像
データであるかを判別し、この判別出力を出力する画像
間/画像内判別手段を有する。
【0023】また、所望のチャンネルが選択指定される
と、その選択指定されたチャンネルの現在の画像データ
が、画像内圧縮画像データであることを示す上記判別出
力が供給されるまで、現在選択中のチャンネルの画像デ
ータを選択し続けるように上記選択手段を制御し、画像
内圧縮画像データであることを示す上記判別出力が供給
されたときに、上記選択指定されたチャンネルの画像デ
ータを選択するように上記選択手段を選択制御する選択
制御手段を有する。
【0024】
【作用】本発明に係る画像データの伝送方法は、画像間
において圧縮符号化した画像間圧縮画像データ及び画像
内において圧縮符号化した画像内圧縮画像データを、所
定の単位でブロック化して伝送する画像データの伝送方
法であって、上記ブロックの各画像データ毎に、その画
像データが上記画像間圧縮画像データであるか否かを示
す識別情報を付加して伝送する。
【0025】これにより、上記各画像データを可変長復
号化処理する前に、その画像データが画像間圧縮画像デ
ータであるか、画像内圧縮画像データであるかを判別す
ることを可能とすることができる。
【0026】次に、本発明に係る復号化装置は、上述の
本発明に係る画像データの伝送方法により伝送された複
数チャンネルの画像データの中から所望のチャンネルの
画像データを選択して復号化するものであり、上記各チ
ャンネルの画像データは、選択手段及び画像間/画像内
判別手段に供給される。
【0027】上記画像間/画像内判別手段は、ブロック
を構成する各画像データ毎に付加された識別情報に基づ
いて、各チャンネルの現在の画像データが、画像間圧縮
画像データであるか、画像内圧縮画像データであるかを
判別し、この判別出力を選択制御手段に供給する。
【0028】上記選択制御手段は、所望のチャンネルが
選択指定されると、その選択指定されたチャンネルの現
在の画像データが、画像内圧縮画像データであることを
示す上記判別出力が供給されるまで、現在選択中のチャ
ンネルの画像データを選択し続けるように上記選択手段
を制御し、画像内圧縮画像データであることを示す上記
判別出力が供給されたときに、上記選択指定されたチャ
ンネルの画像データを選択するように上記選択手段を選
択制御する。
【0029】上記画像間圧縮画像データを正確に復号化
するためには、元となる画像内圧縮画像データが必要で
あり、上記チャンネルの切り換えを即座に行うと、切り
換え後に画像間圧縮画像データが出力された場合は、異
なるチャンネルの画像内圧縮画像データに基づいて復号
化されるため、不正確な復号化しか行うことができない
が、上述のように、チャンネルの切り換えが指定されて
も、そのときの画像データが画像間圧縮画像データであ
る場合は切り換えを行わず、画像内圧縮画像データが供
給されたときにはじめてチャンネルの切り換えを行うこ
とにより、上記チャンネルの切り換え後の画像間圧縮画
像データによる不正確な復号化を防止して、上記画像内
圧縮データから正確な復号化を行うことができ、再生画
像の乱れ等を防止することができる。
【0030】また、画像間/画像内判別手段に供給され
る画像データには、ブロックの各画像データ毎に、その
画像データが上記画像内圧縮画像データであるか否かを
示す識別情報が付加されている。このため、上記画像間
/画像内判別手段は、上記識別情報により、該画像デー
タを可変長復号化処理する前に、その画像データが画像
内圧縮画像データであるか否かを判別することができ
る。
【0031】従って、上記可変長復号化処理は、上記選
択手段により選択された1チャンネルの画像データにつ
いて行えばよいこととなり、設ける可変長復号化手段を
1つのみに削減することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る画像データの伝送方法及
び復号化装置の好ましい実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0033】本発明の実施例に係る復号化装置は、本発
明の実施例に係る画像データの伝送方法を用いて伝送さ
れた、複数チャンネルの画像データから所望の画像デー
タを選択して復号化する復号化装置であり、図1に示す
ように各チャンネルの画像間において圧縮符号化された
フレーム間画像データ及び画像内において圧縮符号化さ
れたフレーム内画像データが供給される各チャンネルの
画像データの入力端子1〜4を有している。
【0034】また、上記各入力端子1〜4を介して供給
される画像データの中から、指定されたチャンネルの画
像データを選択して出力する選択回路5と、上記各入力
端子1〜4を介して供給される可変長復号化処理される
前の画像データに基づいてその画像データがフレーム内
画像データであるか否かを判別するフレーム間/フレー
ム内判別回路6と、上記フレーム間/フレーム内判別回
路6の判別出力に基づいて、上記選択回路5を選択制御
する選択制御回路7とを有している。
【0035】また、上記選択回路5からの画像データに
可変長復号化処理を施す可変長復号化器9と、この可変
長復号化された画像データに復号化処理を施す復号化器
10とを有している。
【0036】上記入力端子1〜4を介して供給される画
像データには、本発明の実施例に係る画像データの伝送
方法が適用されており、この画像データは、例えば図2
に示すように誤り訂正のために178フレームの固定長
にブロック化されて伝送されるようになっており、各フ
レームの画像データには、フレーム同期をとるための同
期データ,フレーム番号,誤り訂正を行うためのECC
データ、及び、その画像データがフレーム内画像データ
であるか否かを示す1ビットのフレーム間/フレーム内
判別データ(同図中斜線参照)が付加され伝送されるよ
うになっている。
【0037】具体的には、上記画像データは、“1”の
フレーム間/フレーム内判別データが付加されていると
きは、その画像データがフレーム内画像データであるこ
とを示し、“0”のフレーム間/フレーム内判別データ
が付加されているときは、その画像データがフレーム間
画像データであることを示すようになっている。
【0038】このような画像データを出力する符号化装
置は、図5に示すような構成を有している。
【0039】上記図5において、上記フレーム内画像デ
ータを形成する場合、入力端子20を介して供給された
画像データが減算器21を介して、後に説明するフレー
ム間の差分がとられることなくそのままディスクリート
・コサイン・変換回路(DCT回路)22に供給され
る。上記DCT回路22は、上記画像データを周波数軸
上に変換してDCT係数を形成し、これを量子化回路2
3に供給する。上記量子化回路23は、圧縮率に応じて
量子化係数を可変して上記DCT係数を量子化し、これ
を可変長符号化回路24に供給する。上記可変長符号化
回路24は、上記量子化された画像データを所定単位毎
に可変長符号化処理するとともに、上記図2に示す
“1”のフレーム間/フレーム内判別データ等を付加す
ることにより、フレーム内で圧縮符号化された上記フレ
ーム内画像データを形成し、これを出力端子25を介し
て出力する。
【0040】このフレーム内画像データは、例えば15
フレームに1回形成され出力される。
【0041】一方、フレーム間画像データを形成する場
合、上記減算器21に、以下に説明するように形成され
た前フレームの画像データ(或いは、後フレームの画像
データ)が供給される。上記減算器21は、現在フレー
ムの画像データと、前フレームの画像データとの差分を
検出する。この差分データは、上記DCT回路22,量
子化回路23及び可変長符号化回路24によりフレーム
間の差分を示す上記フレーム間画像データとされるとと
もに、上記“0”のフレーム間/フレーム内判別データ
等が付加され出力される。
【0042】この場合、上記量子化回路23は、量子化
した上記DCT回路22からの差分データを逆量子化回
路26に供給する。上記逆量子化回路26は、上記量子
化回路23で用いられた量子化係数とは逆の逆量子化係
数により上記差分データを逆量子化し、これを逆DCT
回路27に供給する。上記逆DCT回路27は、上記逆
量子化された差分データに逆DCT処理を施し、これを
加算器28に供給する。
【0043】上記加算器28には、以下に説明する動き
補償回路29(フレームメモリ)により動き補償処理さ
れた前フレームの画像データが供給されている。上記加
算器28は、上記前フレームの画像データと、上記逆D
CT処理された差分データとを加算処理することによ
り、前フレームの画像データを形成し、これを動き補償
回路29及び動き検出回路30に供給する。
【0044】上記動き検出回路30は、上記加算器28
からの前フレームの画像データと現在フレームの画像デ
ータとを、例えば所定のブロック単位で比較して動きベ
クトルを検出し、これを上記動き補償回路29に供給す
る。上記動き補償回路29は、上記動き検出回路30か
らの動きベクトルに応じて上記前フレームの画像データ
に動き補償処理を施し、これを上記加算器28及び減算
器21に供給する。
【0045】これにより、上述のように上記減算器21
において、前フレームの画像データと現在フレームの画
像データとの差分が検出され、上記フレーム間画像デー
タが形成される。このフレーム間画像データは、上記差
分を示すものであるため、上記フレーム内画像データに
基づいて復号化される。
【0046】本実施例に係る復号化装置は、このように
フレーム間画像データ及びフレーム内画像データを形成
して出力する複数の符号化装置からの複数チャンネルの
画像データから所望のチャンネルの画像データを選択し
て復号化するようになっており、上記各チャンネルの画
像データは、それぞれ図1に示す入力端子1〜4を介し
て選択回路5及びフレーム間/フレーム内判別回路6に
供給される
【0047】上述のように、上記画像データには、その
画像データがフレーム内画像データであることを示す
“1”のフレーム間/フレーム内判別データ、或いは、
その画像データがフレーム間画像データであることを示
す“0”のフレーム間/フレーム内判別データが付加さ
れている。このため、上記フレーム間/フレーム内判別
回路6は、フレーム間/フレーム内判別データを検出す
ることにより、各チャンネルの現在の画像データが、フ
レーム内画像データであるかフレーム間画像データであ
るかを判別し、この判別出力を選択制御回路7に供給す
る。
【0048】上記選択制御回路7には、入力端子8を介
して所望のチャンネルを選択するためのチャンネル指定
データが供給されるようになっており、図3のフローチ
ャートに示すように動作する。
【0049】すなわち、この図3に示すフローチャート
は、当該復号化装置のメイン電源がオンされ、各チャン
ネルの画像データが供給されることによりスタートとな
りステップS1に進む。
【0050】上記ステップS1では、上記選択制御回路
7が、上記入力端子8を介して上記チャンネル指定デー
タが供給されたか否かを判別し、NOの場合は、該チャ
ンネル指定データが供給されるまで、現在選択している
チャンネルを選択するように上記選択回路5を選択制御
し、YESの場合はステップS2に進む。
【0051】上記ステップS2では、上記入力端子8を
介してチャンネル指定データが供給されたため、上記選
択制御回路7が、上記フレーム間/フレーム内判別回路
6からの判別出力に基づいて、その指定されたチャンネ
ルの現在の画像データがフレーム内画像データであるか
フレーム間画像データであるかを判別する。そして、N
Oの場合は、現在の画像データがフレーム内画像データ
であると判別されるまで、現在選択中のチャンネルを選
択し続けるように上記選択回路5を選択制御し、YES
の場合はステップS3に進む。
【0052】上記ステップS3では、上記選択制御回路
7が、現在の画像データがフレーム内画像データである
と判別されたため、このタイミングで、指定されたチャ
ンネルの画像データを選択するように上記選択回路5を
選択制御し、上記ステップS1に戻る。
【0053】このステップS1〜ステップS3のルーチ
ンは、当該復号化装置のメイン電源がオフされるまで繰
り返し実行される。
【0054】具体的には、上記選択回路5に、図4
(a)〜(d)に示すような各チャンネルの画像データ
が供給されており、現在、該選択回路5において、同図
(c)に示す“チャンネル3”が選択されているとす
る。そして、図4に示す時刻t1のタイミングで、上記
入力端子8を介して“チャンネル1”の選択を指定する
チャンネル指定データが上記選択制御回路7に供給され
たとすると、該選択制御回路7は、上記フレーム間/フ
レーム内判別回路6からの判別出力に基づいて、上記
“チャンネル1”の現在の画像データがフレーム内画像
データであるかフレーム間画像データであるかを検出す
る。
【0055】図4(a)の時刻t1に示すように、上記
チャンネル指定データが供給されたときの“チャンネル
1”の画像データは、フレーム間画像データであるた
め、上記選択制御回路7は、次にフレーム内画像データ
が供給される同図(a)に示す時刻t2までチャンネル
の切り換えを行わない。そして、上記フレーム内画像デ
ータが供給される上記時刻t2のタイミングで、上記
“チャンネル1”を選択するように上記選択回路5を選
択制御する。これにより、図4(e)の時刻t2に示す
ようにチャンネル切り換え後に上記選択回路5から出力
される画像データをフレーム内画像データとすることが
できる。
【0056】上記フレーム間画像データを正確に復号化
するためには、元となるフレーム内画像データが必要で
あり、チャンネルの切り換えが指定されて即座にチャン
ネルの切り換えを行うと、切り換え後にフレーム間画像
データが出力された場合は、異なるチャンネルのフレー
ム内画像データに基づいて該フレーム間画像データが復
号化されることとなり、不正確な復号化しか行うことが
できない。
【0057】しかし、本実施例に係る復号化装置のよう
に、チャンネルの切り換えが指定されても、そのときの
画像データがフレーム間画像データである場合は即座に
切り換えを行わず、フレーム内画像データが供給された
ときにはじめてチャンネルの切り換えを行うことによ
り、上記チャンネルの切り換え後のフレーム間画像デー
タによる不正確な復号化を防止して、上記フレーム内画
像データから正確な復号化を行うことができ、再生画像
の乱れ等を防止することができる。
【0058】このように、上記選択回路5で選択された
チャンネルの画像データは、可変長復号化器9に供給さ
れる。上記可変長復号化器9は、上記選択されたチャン
ネルの画像データに可変長復号化処理を施し、これを復
号化器10に供給する。
【0059】上述のように、上記フレーム間/フレーム
内判別回路6に供給される画像データには、ブロックの
各画像データ毎に、その画像データが上記フレーム内画
像データであるか否かを示すフレーム間/フレーム内判
別データが付加されている。このため、上記フレーム間
/フレーム内判別回路6は、上記フレーム間/フレーム
内判別データにより、該画像データを可変長復号化処理
する前に、その画像データがフレーム内画像データであ
るか否かを判別することができる。
【0060】従って、上記可変長復号化処理は、上記選
択手段により選択された1チャンネルの画像データにつ
いて行えばよいこととなり、当該復号化装置に設ける可
変長復号化手段を上記可変長復号化器9の1つのみに削
減することができ、部品点数の削減及び構成の簡略化を
通じて、当該復号化装置のローコスト化を図ることがで
きる。
【0061】上記復号化器10は、図6に示すような構
成を有しており、上記画像データは、入力端子41を介
して逆量子化回路42に供給される。上記逆量子化回路
42は、その画像データが量子化された量子化係数に対
応する逆量子化係数を用いて上記画像データを逆量子化
処理し、これを逆DCT回路43に供給する。上記逆D
CT回路43は、上記逆量子化処理の施された画像デー
タに逆DCT処理を施し、これを加算器44に供給す
る。上記加算器44には、動き補償回路45からの動き
補償された前フレームの画像データが供給されている。
上記加算器44は、上記動き補償された前フレームの画
像データと、上記逆DCT回路43から供給される現在
の画像データとを加算処理し、これを出力画像データと
して出力端子11を介して外部に出力する。
【0062】上記出力端子11を介して出力される画像
データは、例えば図示しないプロセス処理回路に供給さ
れ、所定のプロセス処理が施されてモニタ装置等に供給
される。これにより、上記選択されたチャンネルの画像
データに応じた再生画像を上記モニタ装置に表示するこ
とができる。
【0063】なお、上述の実施例の説明では、本発明に
係る復号化方法及び復号化装置は、フレーム間及びフレ
ーム内で圧縮符号化された画像データを復号化すること
としたが、これは、フィールド間及びフィールド内で圧
縮符号化された画像データを復号化するようにしてもよ
い。
【0064】また、伝送する画像データをブロック化す
る際に、178フレーム単位でブロック化することとし
たが、これは、160フレーム単位,180フレーム単
位等のように適宣変更可能であるうえ、この他、セクタ
単位でブロック化して伝送するようにしてもよい。
【0065】また、フレーム内画像データは、15フレ
ームに1回の割合で伝送されることとしたが、これは、
10フレームに1回,20フレームの1回等のように、
本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば種々
の変更が可能であることは勿論である。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る画像データの伝送方法は、
所定単位のブロックを構成する各画像データ毎に、その
画像データが上記画像間圧縮画像データであるか否かを
示す識別情報を付加して伝送することにより、上記各画
像データを可変長復号化処理する前に、その画像データ
が画像間圧縮画像データであるか、画像内圧縮画像デー
タであるかを判別することを可能とすることができる。
【0067】また、本発明に係る復号化装置は、チャン
ネルの切り換えが指定されても、そのときの画像データ
が画像間圧縮画像データである場合は切り換えを行わ
ず、画像内圧縮画像データが供給されたタイミングでチ
ャンネルの切り換えを行うように選択手段を選択制御す
ることにより、上記チャンネルの切り換え後の画像間圧
縮画像データによる不正確な復号化を防止して、上記画
像内圧縮画像データから復号化を行うことができる。こ
のため、正確な復号化を行うことができ、上記チャンネ
ル切り換え直後の再生画像の乱れ等を防止することがで
きる。
【0068】また、画像間/画像内判別手段に供給され
る画像データには、ブロックの各画像データ毎に、その
画像データが上記画像間圧縮画像データであるか否かを
示す識別情報が付加されているため、上記画像間/画像
内判別手段が、上記識別情報に基づいて、その画像デー
タが画像間圧縮画像データあるか否かを判別することが
でき、該画像データを可変長復号化処理する前に、その
画像データが画像間圧縮画像データであるか否かを判別
することができる。
【0069】このため、上記可変長復号化処理は、上記
選択手段により選択された1チャンネルの画像データに
ついて行うことを可能とすることができ、設ける可変長
復号化手段を1つのみに削減することができる。従っ
て、上記可変長復号化手段をチャンネル分設ける必要が
ない分、部品転送の削減及び構成の簡略化を図ることが
でき、当該復号化装置のローコスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復号化装置の実施例のブロック図
である。
【図2】本発明の実施例に係る画像データの伝送方法に
より伝送される各画像データのフォーマットを示す図で
ある。
【図3】上記実施例に係る復号化装置のチャンネル切り
換え動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記実施例に係る復号化装置のチャンネル切り
換え動作を説明するためのタイムチャートである。
【図5】画像データのフレーム内及びフレーム間の圧縮
符号化を行う符号化装置のブロック図である。
【図6】上記実施例に係る復号化装置に設けられている
復号化器のブロック図である。
【図7】従来の復号化装置のブロック図である。
【図8】従来の復号化装置の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図9】チャンネル切り換え時の不正確な画像データの
再生を防止した復号化装置のブロック図である。
【符号の説明】
1〜4 画像データの第1〜第Nの入力端子 5 選択回路 6 フレーム間/フレーム内判別回路 7 選択制御回路 8 チャンネル指定データの入力端子 9 可変長復号化器 10 復号化器 11 復号化された画像データの出力端子 41 選択された画像データの入力端子 42 逆量子化器 43 逆DCT回路 44 加算器 45 動き補償回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像間において圧縮符号化した画像間圧
    縮画像データ及び画像内において圧縮符号化した画像内
    圧縮画像データを、所定の単位でブロック化して伝送す
    る画像データの伝送方法であって、 上記ブロックの各画像データ毎に、その画像データが上
    記画像間圧縮画像データであるか否かを示す識別情報を
    付加して伝送することを特徴とする画像データの伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 画像間において圧縮符号化した画像間圧
    縮画像データ及び画像内において圧縮符号化した画像内
    圧縮画像データが所定の単位でブロック化され、該ブロ
    ックの各画像データ毎に、その画像データが上記画像間
    圧縮画像データであるか否かを示す識別情報が付加され
    て伝送される複数チャンネルの画像データの中から所望
    のチャンネルの画像データを選択手段で選択して復号化
    する復号化装置であって、 上記ブロックを構成する各画像データ毎に付加された識
    別情報に基づいて、各チャンネルの現在の画像データ
    が、画像間圧縮画像データであるか、画像内圧縮画像デ
    ータであるかを判別し、この判別出力を出力する画像間
    /画像内判別手段と、 所望のチャンネルが選択指定されると、その選択指定さ
    れたチャンネルの現在の画像データが、画像内圧縮画像
    データであることを示す上記判別出力が供給されるま
    で、現在選択中のチャンネルの画像データを選択し続け
    るように上記選択手段を制御し、画像内圧縮画像データ
    であることを示す上記判別出力が供給されたときに、上
    記選択指定されたチャンネルの画像データを選択するよ
    うに上記選択手段を選択制御する選択制御手段とを有す
    ることを特徴とする復号化装置。
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