JPH0729308Y2 - クラッチカバー組立体 - Google Patents
クラッチカバー組立体Info
- Publication number
- JPH0729308Y2 JPH0729308Y2 JP1989130768U JP13076889U JPH0729308Y2 JP H0729308 Y2 JPH0729308 Y2 JP H0729308Y2 JP 1989130768 U JP1989130768 U JP 1989130768U JP 13076889 U JP13076889 U JP 13076889U JP H0729308 Y2 JPH0729308 Y2 JP H0729308Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch cover
- clutch
- diaphragm spring
- flywheel
- cover assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車等の動力伝達系に使用される引張り型ク
ラッチのクラッチカバー組立体に関する。
ラッチのクラッチカバー組立体に関する。
従来の技術 一般にクラッチカバー組立体は、フライホイールに固定
されるクラッチカバーにストラッププレートを介してプ
レッシャプレートが軸方向移動可能に連結され、このプ
レッシャプレートがクラッチカバーに支持されたダイヤ
フラムスプリングにより押圧されてクラッチフェーシン
グをフライホイールとの間に挾圧するようになってい
る。
されるクラッチカバーにストラッププレートを介してプ
レッシャプレートが軸方向移動可能に連結され、このプ
レッシャプレートがクラッチカバーに支持されたダイヤ
フラムスプリングにより押圧されてクラッチフェーシン
グをフライホイールとの間に挾圧するようになってい
る。
ところが、このような構造にあっては、クラッチカバー
とダイヤフラムスプリングの軸芯位置にずれがあると、
クラッチの荷重分布が不均一となり、所望のクラッチ機
能が発揮されなくなる。
とダイヤフラムスプリングの軸芯位置にずれがあると、
クラッチの荷重分布が不均一となり、所望のクラッチ機
能が発揮されなくなる。
そこで、実開昭60−145622号公報に開示されたように、
クラッチカバーに半径方向内方へ突出する爪部を複数形
成し、この爪部にダイヤフラムスプリングの外周端を当
接させて、クラッチカバーとダイヤフラムスプリングの
芯合わせを行っていた。
クラッチカバーに半径方向内方へ突出する爪部を複数形
成し、この爪部にダイヤフラムスプリングの外周端を当
接させて、クラッチカバーとダイヤフラムスプリングの
芯合わせを行っていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来例にあっては、クラッチ
カバーに爪部を形成するため、クラッチカバーの形成が
複雑となり、製造コストの高騰を招来していた。
カバーに爪部を形成するため、クラッチカバーの形成が
複雑となり、製造コストの高騰を招来していた。
課題を解決するための手段 そこで、本考案のクラッチカバー組立体は上記従来技術
の問題点を解決するため、ダイヤフラムスプリングの外
周端に、クラッチカバーの円筒部内周面に当接する位置
決め用突起が少なくとも3箇所形成されたことを特徴と
している。
の問題点を解決するため、ダイヤフラムスプリングの外
周端に、クラッチカバーの円筒部内周面に当接する位置
決め用突起が少なくとも3箇所形成されたことを特徴と
している。
作用 ダイヤフラムスプリングの外周端の位置決め用突起をク
ラッチカバーの円筒部内周面に当接させて、クラッチカ
バーとダイヤフラムスプリングの芯合わせを行う。
ラッチカバーの円筒部内周面に当接させて、クラッチカ
バーとダイヤフラムスプリングの芯合わせを行う。
実施例 以下本考案の実施例を図面に基づき詳述する。
第1図〜第2図において1はフライホイール2に固定さ
れるクラッチカバーであり、このクラッチカバー1には
弾性変形可能な板状のストラッププレート3を介してプ
レッシャプレート4が軸方向移動可能に連結されてい
る。5は略円板状のダイヤフラムスプリングである。こ
のダイヤフラムスプリング5は、その外周端に円周方向
略等間隔で3個の位置決め用突起6が形成されており
(第4図参照)、その位置決め用突起6がクラッチカバ
ー1の円筒部内周面1aに当接し(第3図参照)、クラッ
チカバー1に対して芯合わせがされるようになってい
る。そして、このダイヤフラムスプリング5は、その内
周端を図外のクラッチレリーズベアリングによって第2
図中右側に引かれない限り、そのばね力によりプレッシ
ャプレート4をクラッチフェーシング7側へ常時押圧す
るようになっている。
れるクラッチカバーであり、このクラッチカバー1には
弾性変形可能な板状のストラッププレート3を介してプ
レッシャプレート4が軸方向移動可能に連結されてい
る。5は略円板状のダイヤフラムスプリングである。こ
のダイヤフラムスプリング5は、その外周端に円周方向
略等間隔で3個の位置決め用突起6が形成されており
(第4図参照)、その位置決め用突起6がクラッチカバ
ー1の円筒部内周面1aに当接し(第3図参照)、クラッ
チカバー1に対して芯合わせがされるようになってい
る。そして、このダイヤフラムスプリング5は、その内
周端を図外のクラッチレリーズベアリングによって第2
図中右側に引かれない限り、そのばね力によりプレッシ
ャプレート4をクラッチフェーシング7側へ常時押圧す
るようになっている。
尚、クラッチカバー1は、適宜治具等を使用して図外の
クランクシャフト及び出力軸に対して芯合わせをし、フ
ライホイール2に固定される。従って、ダイヤフラムス
プリング5もクラッチカバー1と共に図外のクランクシ
ャフト及び出力軸に対して芯合わせされる。
クランクシャフト及び出力軸に対して芯合わせをし、フ
ライホイール2に固定される。従って、ダイヤフラムス
プリング5もクラッチカバー1と共に図外のクランクシ
ャフト及び出力軸に対して芯合わせされる。
以上の実施例構造によれば、ダイヤフラムスプリング5
は、その位置決め用突起6がクラッチカバー1の円筒部
内周面1aに当接・支持され、図外のクランクシャフト及
び出力軸の軸芯に対して芯合わせされるため、クラッチ
接続時に、クラッチフェーシング7とフライホイール2
の摩擦面8の全周にわたり均一のばね力(クラッチ荷
重)を作用させることができる。これにより、クラッチ
の断・続を適正かつスムーズに行うことができる。
は、その位置決め用突起6がクラッチカバー1の円筒部
内周面1aに当接・支持され、図外のクランクシャフト及
び出力軸の軸芯に対して芯合わせされるため、クラッチ
接続時に、クラッチフェーシング7とフライホイール2
の摩擦面8の全周にわたり均一のばね力(クラッチ荷
重)を作用させることができる。これにより、クラッチ
の断・続を適正かつスムーズに行うことができる。
尚、本実施例は、位置決め用突起6をダイヤフラムスプ
リング5の外周端に3箇所設ける態様を示したが、3箇
所以上設けるようにしてもよい。又、各位置決め用突起
6,6間の間隔は、等間隔が好ましいが、必ずしも等間隔
である必要はない。
リング5の外周端に3箇所設ける態様を示したが、3箇
所以上設けるようにしてもよい。又、各位置決め用突起
6,6間の間隔は、等間隔が好ましいが、必ずしも等間隔
である必要はない。
考案の効果 以上述べたように本考案は、ダイヤフラムスプリングの
外周端に、クラッチカバーの円筒部内周面に当接する位
置決め用突起が少なくとも3箇所形成されているため、
クラッチカバーとダイヤフラムスプリングとの軸芯位置
を合わせることができる。従って、クラッチ接続時に、
クラッチフェーシングとフライホイールの摩擦面の全周
にわたり均一のばね力を作用させることができ、長期に
亘り円滑かつ確実なクラッチ操作を可能にすることがで
きる。
外周端に、クラッチカバーの円筒部内周面に当接する位
置決め用突起が少なくとも3箇所形成されているため、
クラッチカバーとダイヤフラムスプリングとの軸芯位置
を合わせることができる。従って、クラッチ接続時に、
クラッチフェーシングとフライホイールの摩擦面の全周
にわたり均一のばね力を作用させることができ、長期に
亘り円滑かつ確実なクラッチ操作を可能にすることがで
きる。
第1図は本考案の一実施例であるクラッチカバー組立体
の一部を切り欠いて示す正面図、第2図は第1図のA−
A断面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図はダイ
ヤフラムスプリングの正面図である。 1……クラッチカバー、1a……円筒部内周面、2……フ
ライホイール、3……ストラッププレート、4……プレ
ッシャプレート、5……ダイヤフラムスプリング、6…
…位置決め用突起、7……クラッチフェーシング。
の一部を切り欠いて示す正面図、第2図は第1図のA−
A断面図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図はダイ
ヤフラムスプリングの正面図である。 1……クラッチカバー、1a……円筒部内周面、2……フ
ライホイール、3……ストラッププレート、4……プレ
ッシャプレート、5……ダイヤフラムスプリング、6…
…位置決め用突起、7……クラッチフェーシング。
Claims (1)
- 【請求項1】クラッチカバーにストラッププレートを介
して軸方向移動可能にプレッシャプレートが連結され、
このプレッシャプレートがクラッチカバーに支持された
ダイヤフラムスプリングにより押圧されてクラッチフェ
ーシングをフライホイールとの間に挾圧するクラッチカ
バー組立体において、前記ダイヤフラムスプリングの外
周端に、クラッチカバーの円筒部内周面に当接する位置
決め用突起が少なくとも3箇所形成されたことを特徴と
するクラッチカバー組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989130768U JPH0729308Y2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | クラッチカバー組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989130768U JPH0729308Y2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | クラッチカバー組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368627U JPH0368627U (ja) | 1991-07-05 |
JPH0729308Y2 true JPH0729308Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31678319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989130768U Expired - Lifetime JPH0729308Y2 (ja) | 1989-11-09 | 1989-11-09 | クラッチカバー組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729308Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180062019A (ko) * | 2016-11-30 | 2018-06-08 | 주식회사평화발레오 | 더블 클러치 조립체 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040823A (ja) * | 1983-08-17 | 1985-03-04 | Daikin Mfg Co Ltd | クラツチカバ−組立体 |
JPS62220719A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-28 | Daikin Mfg Co Ltd | クラツチカバ−組立体 |
-
1989
- 1989-11-09 JP JP1989130768U patent/JPH0729308Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180062019A (ko) * | 2016-11-30 | 2018-06-08 | 주식회사평화발레오 | 더블 클러치 조립체 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368627U (ja) | 1991-07-05 |
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