JPH07291310A - 易開閉性包装袋およびその製造方法 - Google Patents
易開閉性包装袋およびその製造方法Info
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- JPH07291310A JPH07291310A JP6086117A JP8611794A JPH07291310A JP H07291310 A JPH07291310 A JP H07291310A JP 6086117 A JP6086117 A JP 6086117A JP 8611794 A JP8611794 A JP 8611794A JP H07291310 A JPH07291310 A JP H07291310A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
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Abstract
(57)【要約】
【目的】納豆やマヨネーズ、ケチャップ、生クリームの
ようなゲル状又は高粘度の食品の取り出しに支障をきた
すことなく、また、取り出し作業の中断時に開口部が容
易に閉鎖できる包装袋及びその製造方法を提供すること
である。 【構成】包装袋の端部を切り取って開口部となし、該開
口部から内容物を絞り出して使用する包装袋において、
包装袋を形成する基材フィルムの該開口部を含む端部周
辺の外層側に補強用フィルムが接着積層されていること
を特徴とする易開閉性包装袋。
ようなゲル状又は高粘度の食品の取り出しに支障をきた
すことなく、また、取り出し作業の中断時に開口部が容
易に閉鎖できる包装袋及びその製造方法を提供すること
である。 【構成】包装袋の端部を切り取って開口部となし、該開
口部から内容物を絞り出して使用する包装袋において、
包装袋を形成する基材フィルムの該開口部を含む端部周
辺の外層側に補強用フィルムが接着積層されていること
を特徴とする易開閉性包装袋。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は納豆やマヨネーズ、ケチ
ャップ、生クリームのようなゲル状又は高粘度の食品等
の内容物を取り出す際には開口部が容易に開き、取り出
し作業を中断した場合には開口部が閉じて内容物がもれ
にくい包装袋及びその製造方法に関するものである。
ャップ、生クリームのようなゲル状又は高粘度の食品等
の内容物を取り出す際には開口部が容易に開き、取り出
し作業を中断した場合には開口部が閉じて内容物がもれ
にくい包装袋及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】納豆やマヨネーズ、ケチャップ、生クリ
ームのようなゲル状又は高粘度の食品はしばしば柔軟性
のある合成樹脂製袋に入れて提供されている。このよう
な柔軟性のある合成樹脂製袋に入れられた内容物は、袋
の端部を切り取って開口部を形成して絞りだすようにし
て取り出すことができるので、手を汚さず簡単に内容物
を取り出すことができる。しかしながら、このような袋
の開口部は柔軟であって弾力性に欠けるため、取り出し
作業を中断した場合は開口部が開いたままになってい
て、内容物が取出口周辺に付着したり、漏れることがあ
った。
ームのようなゲル状又は高粘度の食品はしばしば柔軟性
のある合成樹脂製袋に入れて提供されている。このよう
な柔軟性のある合成樹脂製袋に入れられた内容物は、袋
の端部を切り取って開口部を形成して絞りだすようにし
て取り出すことができるので、手を汚さず簡単に内容物
を取り出すことができる。しかしながら、このような袋
の開口部は柔軟であって弾力性に欠けるため、取り出し
作業を中断した場合は開口部が開いたままになってい
て、内容物が取出口周辺に付着したり、漏れることがあ
った。
【0003】このような問題を改善するために、開口部
を形成する袋の端部付近だけ内層側に補強用フィルムが
接着積層された合成樹脂製袋が提案されている。この場
合端部を切り取って形成した開口部付近の弾力性が高
く、その他の部分は従来と同様に柔軟であるので、内容
物の取り出しが容易でありしかも取り出しを中断した場
合は開口部がフィルム自身の弾力性によって閉じるので
上記問題は解決できる。
を形成する袋の端部付近だけ内層側に補強用フィルムが
接着積層された合成樹脂製袋が提案されている。この場
合端部を切り取って形成した開口部付近の弾力性が高
く、その他の部分は従来と同様に柔軟であるので、内容
物の取り出しが容易でありしかも取り出しを中断した場
合は開口部がフィルム自身の弾力性によって閉じるので
上記問題は解決できる。
【0004】しかしながら、補強用フィルムが袋の内層
側に接着積層されているため、開口部付近に補強用フィ
ルムによる段差を有しており、そのため内容物がこの段
差の部分で滞留しやすいという問題があった。また、こ
の滞留により接着部分に応力がかかりやすく、基材フィ
ルムと補強用フィルムの接着強度が十分でない場合に
は、補強用フィルムが部分的に剥がれて開口部を塞ぎ、
内容物が取り出せなくなることもあった。
側に接着積層されているため、開口部付近に補強用フィ
ルムによる段差を有しており、そのため内容物がこの段
差の部分で滞留しやすいという問題があった。また、こ
の滞留により接着部分に応力がかかりやすく、基材フィ
ルムと補強用フィルムの接着強度が十分でない場合に
は、補強用フィルムが部分的に剥がれて開口部を塞ぎ、
内容物が取り出せなくなることもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は、内容物の取り出しに支障をきたすことな
く、また取り出し作業の中断時に開口部が容易に閉鎖で
きる包装袋及びその製造方法を提供することである。
する課題は、内容物の取り出しに支障をきたすことな
く、また取り出し作業の中断時に開口部が容易に閉鎖で
きる包装袋及びその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、包装袋
の端部を切り取って開口部となし、該開口部から内容物
を取り出して使用する方式の包装袋において、包装袋を
形成する基材フィルムの該開口部を含む端部周辺の外層
側に補強用フィルムが接着積層されていることを特徴と
する易開閉性包装袋が提供され、更に、基材フィルムに
該基材フィルムの側辺部と平行にヒートシール剤を塗布
し、次いでその上に塗布されたヒートシール剤の幅とほ
ぼ同じ幅の補強用フィルムを重ねてヒートシールして部
分的に補強用フィルムが接着積層されたフィルムとな
し、該フィルムの補強フィルム部分が包装袋の端部外層
側にくるように製袋することを特徴とする前記易開閉性
包装袋の製造方法が提供され、更に、補強用フィルムに
ヒートシール剤を塗布した後、補強用フィルムを基材フ
ィルムに該基材フィルムの側辺部と平行になるように重
ねてヒートシールして部分的に補強用フィルムが接着積
層されたフィルムとなし、該フィルムの補強フィルム部
分が包装袋の端部外層側にくるように製袋することを特
徴とする前記易開閉性包装袋の製造方法が提供され、ま
た、前記基材フィルムが最内層にヒートシール層を有し
ており、さらに前記ヒートシール剤がヒートシール層の
融点よりも5℃以上低い温度で効果を発揮する低温タイ
プのヒートシール剤であることを特徴とする前記易開閉
性包装袋の製造方法が提供され、更にまた、前記易開閉
性包装袋を納豆やマヨネーズ、ケチャップ、生クリーム
のようなゲル状又は高粘度の食品の包装に用いる用途が
提供される。
の端部を切り取って開口部となし、該開口部から内容物
を取り出して使用する方式の包装袋において、包装袋を
形成する基材フィルムの該開口部を含む端部周辺の外層
側に補強用フィルムが接着積層されていることを特徴と
する易開閉性包装袋が提供され、更に、基材フィルムに
該基材フィルムの側辺部と平行にヒートシール剤を塗布
し、次いでその上に塗布されたヒートシール剤の幅とほ
ぼ同じ幅の補強用フィルムを重ねてヒートシールして部
分的に補強用フィルムが接着積層されたフィルムとな
し、該フィルムの補強フィルム部分が包装袋の端部外層
側にくるように製袋することを特徴とする前記易開閉性
包装袋の製造方法が提供され、更に、補強用フィルムに
ヒートシール剤を塗布した後、補強用フィルムを基材フ
ィルムに該基材フィルムの側辺部と平行になるように重
ねてヒートシールして部分的に補強用フィルムが接着積
層されたフィルムとなし、該フィルムの補強フィルム部
分が包装袋の端部外層側にくるように製袋することを特
徴とする前記易開閉性包装袋の製造方法が提供され、ま
た、前記基材フィルムが最内層にヒートシール層を有し
ており、さらに前記ヒートシール剤がヒートシール層の
融点よりも5℃以上低い温度で効果を発揮する低温タイ
プのヒートシール剤であることを特徴とする前記易開閉
性包装袋の製造方法が提供され、更にまた、前記易開閉
性包装袋を納豆やマヨネーズ、ケチャップ、生クリーム
のようなゲル状又は高粘度の食品の包装に用いる用途が
提供される。
【0007】すなわち、補強用フィルムを開口部周辺の
外層側に接着積層した包装袋は、袋内部には段差がな
く、袋全体は柔軟性を有しているので内容物の取り出し
が極めて容易であること、またこのような包装袋が基材
フィルムと補強用フィルムをヒートシール剤を介してヒ
ートシールして得られるフィルムを使用することにより
従来の製袋機で容易に連続的に製造できることを見いだ
した本発明に至ったのである。
外層側に接着積層した包装袋は、袋内部には段差がな
く、袋全体は柔軟性を有しているので内容物の取り出し
が極めて容易であること、またこのような包装袋が基材
フィルムと補強用フィルムをヒートシール剤を介してヒ
ートシールして得られるフィルムを使用することにより
従来の製袋機で容易に連続的に製造できることを見いだ
した本発明に至ったのである。
【0008】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明
する。図1に本発明の一実施例である易開閉性包装袋1
に内容物8を詰めた場合の模式平面図及び断面図を示
す。また、図2には図1で示した易閉鎖性包装袋1から
内容物8を(A)取り出し中、(B)取り出し作業中断
時の状態を表す模式平面図及び断面図を示す。
する。図1に本発明の一実施例である易開閉性包装袋1
に内容物8を詰めた場合の模式平面図及び断面図を示
す。また、図2には図1で示した易閉鎖性包装袋1から
内容物8を(A)取り出し中、(B)取り出し作業中断
時の状態を表す模式平面図及び断面図を示す。
【0009】本発明の易開閉性包装袋1を形成する基材
フィルム2は開口部7を含む端部周辺の外層側に補強用
フィルム3が接着積層されている。基材フィルム2とし
ては、最外層に耐熱性層21を最内層にシーラント層2
2を有する少なくとも2層以上の多層フィルムであるこ
とが製袋特性の面から好ましく、必要に応じて耐熱性層
21とシーラント層22の間にガスバリアー性層、接着
性樹脂層等の中間層を有していても良い。耐熱性層21
を構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が例示さ
れ、またシーラント層22を構成する樹脂としては直鎖
状低密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、
高密度ポリエチレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合
体等が例示される。これらの基材フィルム2は複数の押
出機を使用する共押出成形法、ドライラミネート法、も
しくはエクストルージョンラミネート法等の通常の方法
で製造できる。
フィルム2は開口部7を含む端部周辺の外層側に補強用
フィルム3が接着積層されている。基材フィルム2とし
ては、最外層に耐熱性層21を最内層にシーラント層2
2を有する少なくとも2層以上の多層フィルムであるこ
とが製袋特性の面から好ましく、必要に応じて耐熱性層
21とシーラント層22の間にガスバリアー性層、接着
性樹脂層等の中間層を有していても良い。耐熱性層21
を構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が例示さ
れ、またシーラント層22を構成する樹脂としては直鎖
状低密度ポリエチレン樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、
高密度ポリエチレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合
体等が例示される。これらの基材フィルム2は複数の押
出機を使用する共押出成形法、ドライラミネート法、も
しくはエクストルージョンラミネート法等の通常の方法
で製造できる。
【0010】また、基材フィルム2に接着積層する補強
用フィルム3は開口部7の開閉を容易にする目的から弾
力性が高い、剛性の高いフィルムを使用することが好ま
しい。このような条件を満足するものとして、二軸延伸
延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
プロピレンフィルム、ナイロンフィルム等が挙げられ、
厚みが基材フィルムと同等もしくはそれ以上のものを使
用することが好ましい。
用フィルム3は開口部7の開閉を容易にする目的から弾
力性が高い、剛性の高いフィルムを使用することが好ま
しい。このような条件を満足するものとして、二軸延伸
延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
プロピレンフィルム、ナイロンフィルム等が挙げられ、
厚みが基材フィルムと同等もしくはそれ以上のものを使
用することが好ましい。
【0011】次に、本発明の易開閉性包装袋1の製造方
法について説明する。本発明の特徴は袋の外層側に補強
用フィルムが接着積層されているところにある。この包
装袋1の製造に好適な基材フィルム2に補強用フィルム
3が部分的に接着積層されたフィルムは、上述したよう
に基材フィルム2の表面(最外層)が耐熱層21である
ことが好ましく、また補強用フィルム3も熱融着しにく
いフィルムを使用しているので、通常のヒートシール法
で製造することはほとんど不可能である。したがって、
このようなフィルムを製造するにはヒートシール剤4を
塗布してヒートシールする方法をとるのが望ましい。
法について説明する。本発明の特徴は袋の外層側に補強
用フィルムが接着積層されているところにある。この包
装袋1の製造に好適な基材フィルム2に補強用フィルム
3が部分的に接着積層されたフィルムは、上述したよう
に基材フィルム2の表面(最外層)が耐熱層21である
ことが好ましく、また補強用フィルム3も熱融着しにく
いフィルムを使用しているので、通常のヒートシール法
で製造することはほとんど不可能である。したがって、
このようなフィルムを製造するにはヒートシール剤4を
塗布してヒートシールする方法をとるのが望ましい。
【0012】ヒートシール剤4としては、基材フィルム
2が最内層にシーラント層22を有していることが好ま
しいということを考慮に入れると、熱融着時にシーラン
ト層22が熔けたり、変形することのない、シーラント
層の融点よりも5℃以上低い温度で効果を発揮する低温
タイプのものを用いることが好ましい。なお、低温タイ
プのヒートシール剤としては塩素化ポリプロピレン等の
溶液が例示される。なお、ヒートシール剤4は基材フィ
ルム2あるいは補強用フィルム3のいずれの側に塗布す
ることもできるが、生産性を考慮した場合、基材フィル
ム側に塗布することが好ましい。
2が最内層にシーラント層22を有していることが好ま
しいということを考慮に入れると、熱融着時にシーラン
ト層22が熔けたり、変形することのない、シーラント
層の融点よりも5℃以上低い温度で効果を発揮する低温
タイプのものを用いることが好ましい。なお、低温タイ
プのヒートシール剤としては塩素化ポリプロピレン等の
溶液が例示される。なお、ヒートシール剤4は基材フィ
ルム2あるいは補強用フィルム3のいずれの側に塗布す
ることもできるが、生産性を考慮した場合、基材フィル
ム側に塗布することが好ましい。
【0013】また、補強用フィルム3はテ−プ状とし基
材フィルム2の側辺部と平行になるように接着積層する
必要がある。なお、補強用フィルム3を接着接合する数
や位置は本発明の包装袋1の製造上の都合に合わせて適
宜決定すればよく、例えば、1枚のフィルムを折り曲げ
て1枚ずつ製袋する場合は両側辺部側にそれぞれ(合計
2カ所)補強用フィルム3を接着積層すればよく、2枚
のフィルムを重ね合わせて供給し、一枚ずつ製袋する場
合はどちらか一方の側辺部側に補強用フィルム3を接着
積層すればよい。更に、同時に2枚以上の包装袋1を製
袋する場合は、それに必要な数の補強用フィルム3を接
着積層すればよい。
材フィルム2の側辺部と平行になるように接着積層する
必要がある。なお、補強用フィルム3を接着接合する数
や位置は本発明の包装袋1の製造上の都合に合わせて適
宜決定すればよく、例えば、1枚のフィルムを折り曲げ
て1枚ずつ製袋する場合は両側辺部側にそれぞれ(合計
2カ所)補強用フィルム3を接着積層すればよく、2枚
のフィルムを重ね合わせて供給し、一枚ずつ製袋する場
合はどちらか一方の側辺部側に補強用フィルム3を接着
積層すればよい。更に、同時に2枚以上の包装袋1を製
袋する場合は、それに必要な数の補強用フィルム3を接
着積層すればよい。
【0014】図3に具体的製造手順の一例を示す。 (1)耐熱層21とシーラント層22からなる基材フィ
ルム2の耐熱層21が上になるように供給しながら両側
辺部に沿ってヒートシール剤4(塩素化ポリプロピレ
ン)を塗布する(図3(a))。 (2)次いで、基材フィルム2のシーラント層22が最
内層になるように半分折にした後、塗布されたヒートシ
ール剤4に重ねるように上下から補強用フィルム3をそ
れぞれ供給し、その上を80℃程度の低温でヒートシー
ルして部分的に補強用フィルム3が接着積層されたフィ
ルムを得る(図3(b))。 (3)その後、補強用フィルム3が接着積層された部分
を含む三方を袋の形状となるようにヒートシールする
(図3(c))。なお、この時のシール部をで表す。 (4)ヒートシールと同時又はヒートシール後に、不要
な部分をカットして本発明の包装袋1が得られる(図3
(d))。
ルム2の耐熱層21が上になるように供給しながら両側
辺部に沿ってヒートシール剤4(塩素化ポリプロピレ
ン)を塗布する(図3(a))。 (2)次いで、基材フィルム2のシーラント層22が最
内層になるように半分折にした後、塗布されたヒートシ
ール剤4に重ねるように上下から補強用フィルム3をそ
れぞれ供給し、その上を80℃程度の低温でヒートシー
ルして部分的に補強用フィルム3が接着積層されたフィ
ルムを得る(図3(b))。 (3)その後、補強用フィルム3が接着積層された部分
を含む三方を袋の形状となるようにヒートシールする
(図3(c))。なお、この時のシール部をで表す。 (4)ヒートシールと同時又はヒートシール後に、不要
な部分をカットして本発明の包装袋1が得られる(図3
(d))。
【0015】なお、本発明の易開閉性包装袋1の形状に
ついては特に限定されるものではないが、端部を切り取
って形成される開口部7は粘度の高い内容物8を取り出
す関係上、小さい方がよく、一方、内容物8を充填する
ための充填口6は大きい方が好ましい。したがって、図
1に示す形状とするのが最も好ましい。
ついては特に限定されるものではないが、端部を切り取
って形成される開口部7は粘度の高い内容物8を取り出
す関係上、小さい方がよく、一方、内容物8を充填する
ための充填口6は大きい方が好ましい。したがって、図
1に示す形状とするのが最も好ましい。
【0016】以下に、本発明の易開閉性包装袋1の使用
方法について説明する。まず、通常の三方シールされた
袋の場合と同様に、袋1の未ヒートシール部である充填
口6より内容物8を充填した後、充填口6をヒートシー
ルして封鎖して商品として供給する。次いで、この商品
を購入した消費者は、該袋1の補強用フィルム3が接着
積層されている端部を切り取り線5に沿って切り取って
開口部7を形成する。この際、補強用フィルム3の一部
が開口部7周辺に残存するように切り取る必要がある。
次いで内容物8を開口部7に向かって絞り出せば、内圧
によって取出口7が開き内容物8を簡単に取り出すこと
ができる。また、絞り出す力を解除したり、場合によっ
ては開口部7を軽くつまむことにより開口部7は周辺の
補強用フィルム3の弾力性によって容易に、確実に閉じ
ることができる。
方法について説明する。まず、通常の三方シールされた
袋の場合と同様に、袋1の未ヒートシール部である充填
口6より内容物8を充填した後、充填口6をヒートシー
ルして封鎖して商品として供給する。次いで、この商品
を購入した消費者は、該袋1の補強用フィルム3が接着
積層されている端部を切り取り線5に沿って切り取って
開口部7を形成する。この際、補強用フィルム3の一部
が開口部7周辺に残存するように切り取る必要がある。
次いで内容物8を開口部7に向かって絞り出せば、内圧
によって取出口7が開き内容物8を簡単に取り出すこと
ができる。また、絞り出す力を解除したり、場合によっ
ては開口部7を軽くつまむことにより開口部7は周辺の
補強用フィルム3の弾力性によって容易に、確実に閉じ
ることができる。
【0017】
【作用及び効果】本発明の易開閉性包装袋1は補強用フ
ィルム3によって開口部7周辺の弾力性が高められてい
るため、容易に開口部7を閉じることができるので、取
り出し作業を中断した場合でも内容物8が漏れたり、開
口部7周辺を汚すことがない。
ィルム3によって開口部7周辺の弾力性が高められてい
るため、容易に開口部7を閉じることができるので、取
り出し作業を中断した場合でも内容物8が漏れたり、開
口部7周辺を汚すことがない。
【0018】さらに、補強用フィルム3が開口部7を含
む袋1の外層側に存在するので、内容物8が滞留した
り、補強用フィルム3が剥がれて内容物8が取り出せな
くなるようなトラブルを防止することができる。
む袋1の外層側に存在するので、内容物8が滞留した
り、補強用フィルム3が剥がれて内容物8が取り出せな
くなるようなトラブルを防止することができる。
【0019】したがって、納豆やマヨネーズ、ケチャッ
プ、生クリームのようなゲル状又は高粘度の食品等の包
装に極めて適している。
プ、生クリームのようなゲル状又は高粘度の食品等の包
装に極めて適している。
【図1】本発明の一例である易開閉性包装袋1に内容物
8を詰めた場合の模式平面図及び断面図を示す。
8を詰めた場合の模式平面図及び断面図を示す。
【図2】図1の易閉鎖性包装袋1から内容物8を(A)
取り出し中、(B)取り出し作業中断時の状態を表す模
式平面図及び断面図を示す。
取り出し中、(B)取り出し作業中断時の状態を表す模
式平面図及び断面図を示す。
【図3】本発明の易開閉性包装袋1の製造方法の一例を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 易開閉性包装袋 2 基材フィルム 21 耐熱性層 22 シーラント層 3 補強用フィルム 4 ヒートシール剤 5 切り取り線 6 充填口 7 開口部 8 内容物 ヒートシール部
Claims (5)
- 【請求項1】包装袋の端部を切り取って開口部となし、
該開口部から内容物を取り出して使用する包装袋におい
て、包装袋を形成する基材フィルムの該開口部を含む端
部周辺の外層側に補強用フィルムが接着積層されている
ことを特徴とする易開閉性包装袋。 - 【請求項2】基材フィルムに該基材フィルムの側辺部と
平行にヒートシール剤を塗布し、次いでその上に塗布さ
れたヒートシール剤の幅とほぼ同じ幅の補強用フィルム
を重ねてヒートシールして、部分的に補強用フィルムが
接着積層されたフィルムとなし、該フィルムの補強フィ
ルム部分が包装袋の端部外層側にくるように製袋するこ
とを特徴とする請求項1記載の易開閉性包装袋の製造方
法。 - 【請求項3】補強用フィルムにヒートシール剤を塗布し
た後、補強用フィルムを基材フィルムに該基材フィルム
の側辺部と平行に重ねてヒートシールして、部分的に補
強用フィルムが接着積層されたフィルムとなし、該フィ
ルムの補強フィルム部分が包装袋の端部外層側にくるよ
うに製袋することを特徴とする請求項1記載の易開閉性
包装袋の製造方法。 - 【請求項4】前記基材フィルムが最内層にヒートシール
層を有しており、さらに前記ヒートシール剤がヒートシ
ール層の融点よりも5℃以上低い温度で効果を発揮する
低温タイプのヒートシール剤であることを特徴とする請
求項2又は3記載の易開閉性包装袋の製造方法。 - 【請求項5】請求項1記載の易開閉性包装袋を納豆やマ
ヨネーズ、ケチャップ、生クリームのようなゲル状又は
高粘度の食品の包装に用いる用途。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6086117A JPH07291310A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 易開閉性包装袋およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6086117A JPH07291310A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 易開閉性包装袋およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07291310A true JPH07291310A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13877759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6086117A Pending JPH07291310A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 易開閉性包装袋およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07291310A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003507271A (ja) * | 1999-08-26 | 2003-02-25 | テトラ・ゲーエムベーハー | ゲル飼料用の分割包装物 |
CN103950621A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-30 | 浙江新新包装机械有限公司 | 一种束口袋及制袋机 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP6086117A patent/JPH07291310A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003507271A (ja) * | 1999-08-26 | 2003-02-25 | テトラ・ゲーエムベーハー | ゲル飼料用の分割包装物 |
CN103950621A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-30 | 浙江新新包装机械有限公司 | 一种束口袋及制袋机 |
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