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JPH07287858A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

Info

Publication number
JPH07287858A
JPH07287858A JP6081255A JP8125594A JPH07287858A JP H07287858 A JPH07287858 A JP H07287858A JP 6081255 A JP6081255 A JP 6081255A JP 8125594 A JP8125594 A JP 8125594A JP H07287858 A JPH07287858 A JP H07287858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
pickup device
optical pickup
holder
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6081255A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehide Ono
武英 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6081255A priority Critical patent/JPH07287858A/ja
Publication of JPH07287858A publication Critical patent/JPH07287858A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型、軽量で、常に安定した制御が行える光
ピックアップ装置を提供する。 【構成】 対物レンズ9を保持する対物レンズホルダ1
4と、この対物レンズホルダ14を変位自在に支持する
ホルダ支持部材17と、レンズ駆動手段とを有する対物
レンズ駆動機構21を設け、この対物レンズ駆動機構2
1内の対物レンズ9の下方に偏向プリズム7の1/4波
長板8が貼付けられた出射面7dを配置させ、その偏向
プリズム7の出射方向に延出された延出部7aをハウジ
ング20に固定することにより、可動部Aとなる対物レ
ンズ駆動機構21側の軽量化を図ると共に、可動部Aの
上下方向の厚みを薄く形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対物レンズ駆動機構に
よりフォーカス制御やトラッキング制御を行う光ピック
アップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ピックアップ装置を、図7に示
すような分離型の装置を例にとって説明する。本装置は
固定光学系1と可動光学系2とに分離されており、ま
ず、固定光学系1内のレーザ光源としての半導体レーザ
3から出射した直線偏光の出射光aは、コリメートレン
ズ4により平行光となり、偏光ビームスプリッタ5を透
過して固定光学系1から出射し可動光学系2へと進んで
いく。その可動光学系2内に進入した出射光aは、ベー
ス6上に設けられた偏向プリズム7により上方に反射さ
れ、1/4波長板8により円偏光となり、対物レンズ9
により集光されて光情報記録媒体としての光ディスク1
0の面上に約1μmの微小な光スポットを形成し、これ
により情報の記録や消去等が行われる。また、光ディス
ク10からの反射光bは、入射光路とは逆の経路を辿っ
ていき、1/4波長板8により直線偏光(S偏光)にな
り、偏向プリズム7で反射されて再度固定光学系1内に
導かれる。そして、そのS偏光となった反射光bは、偏
光ビームスプリッタ5により今度は反射され、集光レン
ズ11により集光されてシリンドリカルレンズ12を通
過して受光素子13に導かれる。これにより、情報の再
生や、周知の非点収差法を用いてフォーカスエラー信号
の検出、周知のプッシュプル法を用いてトラックエラー
信号の検出が行われる。この場合、対物レンズ9は対物
レンズホルダ14により保持され、この対物レンズホル
ダ14の周囲に配置されたフォーカスコイル15により
レンズ光軸方向(Z方向)に上下動されてフォーカシン
グが行われる。また、対物レンズホルダ14の周囲にト
ラッキングコイル(図示せず)を配置することにより、
ディスク半径方向(X方向)へのトラッキングの微調整
を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような分離型
の光ピックアップ装置(この分離型だけではなく、一体
型の光ピックアップ装置の場合も同様)では、対物レン
ズ9を保持する対物レンズホルダ14の下方に1/4波
長板8が取付けられているため、対物レンズホルダ14
やフォーカスコイル15などのアクチュエータボビンか
らなる可動部Aの重量が増えてしまい、高速動作を行う
ことができない。また、対物レンズ9の下方に1/4波
長板8が位置し、この1/4波長板8の下方に偏向プリ
ズム7が位置するため、可動部Aの上下方向の厚さD
(すなわち対物レンズ9の上面から偏向プリズム7の底
面までの距離)が厚くなり、薄型化を図ることができな
い。
【0004】また、特願平5−320261号に「対物
レンズ駆動機構」として本出願人により出願されている
ものがある。これは、図8(a)に示すように、対物レ
ンズホルダ14の上部の突き出た部分には対物レンズ9
が保持され、その下方の窪んだ領域には偏向プリズム7
が配設されている。そして、このような可動部Aを上下
2本ずつの計4本の板バネ17を用いて固定部18にて
支持することにより、偏向プリズム7は、図8(b)に
示すように、可動部Aの上下方向の厚さd(対物レンズ
9の上面から偏向プリズム7の底面までの距離)の範囲
内にすっぽりと収められた形となり、これにより、前述
した従来例(図7参照)の厚さDよりも薄型化を図るこ
とができる(d<D)。しかし、このように、薄型化の
ために可動部Aの重心Gの位置を偏向プリズム7とほぼ
同じ位置まで下げて偏向プリズム7を支持するようにし
た場合、1/4波長板8を偏向プリズム7と対物レンズ
9との間の重心Gよりも上の位置の可動部A内に取付け
るためには、重心Gよりも下の位置に同程度の重りを付
ける必要があり、さらに重くなってしまう。
【0005】しかも、図8のように対物レンズ9の光軸
が重心Gを通らない場合、対物レンズ9が可動部Aの中
央にないため、図9(a)のフォーカシング(フォーカ
ス方向FoすなわちZ方向)や図10(a)のトラッキ
ング(トラッキング方向TrすなわちX方向)の際に、
図9(b)及び図10(b)に示すようにP点以外の重
心Gの回りに回転する共振19が発生したとき、対物レ
ンズ9の変位が大きくなり、その結果、フォーカシング
やトラッキングの制御が不安定になりやすいという問題
がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レーザ光源からの出射光を対物レンズにより集光し
て光情報記録媒体の面上に照射することにより情報の記
録等を行うと共に、その光情報記録媒体からの反射光を
偏光ビームスプリッタにより前記出射光と分離して受光
素子に導き情報の再生等を行う光ピックアップ装置にお
いて、前記対物レンズを保持する対物レンズホルダと、
この対物レンズホルダを変位自在に支持するホルダ支持
部材と、前記対物レンズホルダをフォーカス方向及びト
ラッキング方向に変位させるレンズ駆動手段とを有する
対物レンズ駆動機構を設け、この対物レンズ駆動機構内
の前記対物レンズの下方に位置し1/4波長板が貼付け
られた出射面と、この出射面の下方に位置する反射面
と、この反射面から前記レーザ光源の出射方向に延出さ
れ一部がハウジングに固定された延出部と、この延出部
の一端に形成された入射面とを有する偏向プリズムを設
けた。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、1/4波長板が貼付られた偏向プリズム
の出射面を、対物レンズのレンズ光軸に対して傾斜して
形成した。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、偏向プリズムの入射面に偏光ビームスプ
リッタを一体に取付けた。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明において、対物レンズホルダは、レンズ光軸が重心
を通るように対物レンズを保持した。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明においては、レーザ光源か
らの出射光は、偏向プリズムの入射面から入射して延出
部中を進行していき、対物レンズ駆動機構内に位置する
反射面により上方に反射されて出射面から出射し、その
出射面に貼られた1/4波長板を通過して対物レンズに
より集光されて光情報記録媒体の面上に照射される。こ
れにより、1/4波長板を従来のように対物レンズ駆動
機構側に搭載せずに偏向プリズム側に取付けたので、可
動部である対物レンズホルダを軽量化することが可能と
なる。また、偏向プリズムは対物レンズ駆動機構の外ま
で延びた延出部をハウジングにて固定したので、従来の
ように偏向プリズムが対物レンズ駆動機構の上下方向に
重なって配置されるようなことがなくなり、薄型化させ
ることが可能となる。
【0011】請求項2記載の発明においては、1/4波
長板の表面で反射したフレア光が受光素子に入射するよ
うなことを防止することが可能となる。
【0012】請求項3記載の発明においては、偏向プリ
ズムと偏光ビームスプリッタとを一体化したので、精密
な研磨が必要な光透過面の数を減らし部品点数を削減す
ることが可能となる。
【0013】請求項4記載の発明においては、レンズ光
軸が対物レンズホルダの重心を通るようにしたので、そ
の重心回りに回転する共振の影響を受けにくくすること
が可能となる。
【0014】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1〜図5及び図
9、図10に基づいて説明する。なお、従来例と同一部
分についての説明は省略し、その同一部分については同
一符号を用いる。図1〜図3は一体型の光ピックアップ
装置の構成を示すものである。まず、対物レンズ駆動機
構21の構成について述べる。対物レンズ9は対物レン
ズホルダ14の中央上部で保持されている。この場合、
対物レンズ9のレンズ光軸Lが対物レンズホルダ14の
重心Gを通るように設定されている。この対物レンズホ
ルダ14のY方向(出射光aの進行方向に直交する方
向)の側面にはフォーカスコイル15a,15bが配置
され、これらのコイルと一定間隔を開けてマグネット2
2a,22bとバックヨーク23a,23bとがハウジ
ング20側に固定されている。また、対物レンズホルダ
14のX方向(出射光aの進行方向)の側面にはトラッ
キングコイル16a,16bが配置されている。これに
よりレンズ駆動手段を構成している。そして、このレン
ズ駆動手段に囲まれた対物レンズホルダ14は、その突
起部24にて上下2本ずつの計4本からなるホルダ支持
部材としての板バネ17の一端に支持されている。この
ようにして対物レンズホルダ14を支持する板バネ17
は固定部18に固定され可動部Aを構成している。
【0015】次に、偏向プリズム7の構成について述べ
る。この偏向プリズム7にはX方向に配置される直線状
の延出部7aが設けられており、この延出部7aの一端
には出射光aが入射する入射面7bが形成され、その他
端には反射面7cが形成され、この反射面7cの上部に
は出射面7dが形成されている。この出射面7dには1
/4波長板8が貼付けられている。そして、このような
偏向プリズム7は、その延出部7aの部分がハウジング
20の仕切部20aにて固定保持されている。対物レン
ズ9側の筐体内に位置する偏向プリズム7は、その延出
部7aが可動部Aたる対物レンズホルダ14の側面に形
成された穴25から挿入され、その出射面7dが対物レ
ンズ9の下方に位置している。また、偏向プリズム7の
半導体レーザ3側の筐体内に位置する入射面7bには、
偏光ビームスプリッタ5が一体に取付けられている。
【0016】このような構成において、対物レンズホル
ダ14は、4本の平行な板バネ17により支持され変位
自在とされている。そして、図4に示すように、フォー
カスコイル15a,15bやトラッキングコイル16
a,16bに電流を流すことにより、電流とマグネット
22a,22bの発生する磁界とにより、可動部Aであ
る対物レンズホルダ14をフォーカス方向Fo及びトラ
ッキング方向Trに変位させ、光ディスク10の面ブレ
やトラックブレに追従させることができる。このとき、
対物レンズ9はそのレンズ光軸Lが対物レンズホルダ1
4の中央部の重心Gを通るように保持されているため、
その重心Gの回りに回転する共振が発生しても、対物レ
ンズ9はその共振の影響をほとんど受けることがなく、
これにより常に安定した制御を行うことができる。この
ことは、図9(a)及び図10(a)の対物レンズホル
ダ14に例えると、ホルダの中央部たる点Qに重心Gが
位置するため、その重心Gの回りに回転する共振が発生
しても図9(c)及び図10(c)に示すようなゲイン
ー周波数特性となり、その結果、従来のような共振19
は発生せず、常に安定した制御を行うことができる。
【0017】また、ここでは、1/4波長板8を従来の
ように対物レンズ駆動機構21側に搭載せずに偏向プリ
ズム7側に取付けたので、可動部Aである対物レンズホ
ルダ14を軽量化することができる。また、偏向プリズ
ム7は対物レンズ駆動機構21の外まで延びた延出部7
aをハウジング20の仕切部20aにて固定したので、
従来のように偏向プリズム7が対物レンズ駆動機構21
の上下方向に重なって配置されるようなことがなくな
り、上下方向の厚さdを従来の厚さDよりも薄型化させ
ることができる。従って、このようなことから、常に安
定した状態で高速動作が行える光ピックアップ装置を提
供することができる。さらに、偏向プリズム7と偏光ビ
ームスプリッタ5とを一体化して設けたので、精密な研
磨が必要な光透過面の数を減らし、部品点数を削減する
ことができ、装置の低コスト化を実現することができ
る。しかも、このように一体化することによりハウジン
グ20の組付け精度を高めることなく、偏向プリズム7
と偏光ビームスプリッタ5との相対位置精度を高めるこ
とができる。また、ここでは、対物レンズホルダ14の
側面の穴25に偏向プリズム7の延出部7aを挿入する
ようにしたので、光ピックアップ装置の上下方向の厚み
を薄型化することができる。
【0018】次に、偏向プリズム7の変形例を図5に基
づいて述べる。ここでは、1/4波長板8が貼付られた
偏向プリズム7の出射面7dを、対物レンズ9のレンズ
光軸Lに対して一定角度だけ傾斜して形成したものであ
る。今、出射面7d及び1/4波長板8の水平方向から
の傾き角度をθ、出射面7d及び1/4波長板8の法線
に対する反射光bの傾き角度をθ´、ガラスの屈折率を
nとすると、 sinθ´=sinθ/n となる。これにより、反射光bのレンズ光軸Lに対する
傾き角はθ−θ´となり、プリズム中を水平に進行する
出射光aを垂直方向に対してθ−θ´だけ傾けて反射さ
せるには、予め45°に設定された反射面7cを(θ−
θ´)/2だけ45°から傾斜させる。例えば、θ=2
°に設定したとき、反射面7cの傾きψは、 ψ=45−(θ−θ´)/2≒44.333°、(n=
1.5) となる。このような構成とすることにより、1/4波長
板8の表面で反射したフレア光26が受光素子13に入
射するようなことを防止することができ、これによりノ
イズ等を含むことなく正確に信号検出を行うことができ
る。
【0019】次に、本発明の第二の実施例を図6に基づ
いて説明する。なお、前述した第一の実施例と同一部分
についての説明は省略し、その同一部分については同一
符号を用いる。前述した第一の実施例では光ピックアッ
プ装置を一体型として設けたが、ここでは分離型として
構成したものである。可動光学系2において、偏向プリ
ズム7の一端部はハウジング29に設けられた穴27に
固定されている。1/4波長板8の貼付けられた偏向プ
リズム7の出射面7dは対物レンズ9の下方に位置して
いる。対物レンズ9のレンズ光軸Lは対物レンズホルダ
14の重心Gを通るようになっている。一方、固定光学
系1内には、半導体レーザ3、コリメートレンズ4、偏
光ビームスプリッタ5等がハウジング30にそれぞれ固
定されており、出射光aはそのハウジング30に設けら
れた穴28を通じて出射し偏向プリズム7の入射面7a
に導かれる。
【0020】このような構成において、アクセス時に可
動光学系2のみを平行移動(X方向)させることによ
り、前述した第一の実施例に比べて高速アクセスを実現
することができる。また、偏向プリズム7の入射面7b
でハウジング29の穴7bを塞いでいるため、可動光学
系2がアクセス方向に移動したとき塵埃等がハウジング
29内に侵入するのを防ぐことができる。これにより、
ハウジング29内の偏向プリズム7の反射面7cや出射
面7dが汚れることがなくなるため、長期間性能を維持
することができる。また、その偏向プリズム7の入射面
7bはハウジング29の外部に位置するため、その入射
面7bに付着した汚れは簡単な清掃により除去すること
ができる。従って、このように分離型の装置とすること
により、薄型、軽量で高速アクセスを実現することがで
きると共に、長期間に渡り高性能を維持することが可能
な光ピックアップ装置を提供することができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、レーザ光源から
の出射光を対物レンズにより集光して光情報記録媒体の
面上に照射することにより情報の記録等を行うと共に、
その光情報記録媒体からの反射光を偏光ビームスプリッ
タにより前記出射光と分離して受光素子に導き情報の再
生等を行う光ピックアップ装置において、前記対物レン
ズを保持する対物レンズホルダと、この対物レンズホル
ダを変位自在に支持するホルダ支持部材と、前記対物レ
ンズホルダをフォーカス方向及びトラッキング方向に変
位させるレンズ駆動手段とを有する対物レンズ駆動機構
を設け、この対物レンズ駆動機構内の前記対物レンズの
下方に位置し1/4波長板が貼付けられた出射面と、こ
の出射面の下方に位置する反射面と、この反射面から前
記レーザ光源の出射方向に延出され一部がハウジングに
固定された延出部と、この延出部の一端に形成された入
射面とを有する偏向プリズムを設けたことにより、可動
部となる対物レンズ駆動機構側に1/4波長板が含まれ
なくなるため可動部の軽量化を図ることができ、また、
対物レンズホルダの側面から偏向プリズムの延出部を挿
入しその延出部の一端をハウジングに固定するため光ピ
ックアップ装置の上下方向の厚みを薄型化させることが
できる。これにより、小型、軽量で高速アクセスが可能
な光ピックアップ装置を提供することができる。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、1/4波長板が貼付られた偏向プリズムの
出射面を、対物レンズのレンズ光軸に対して傾斜して形
成したので、1/4波長板での反射により生じたフレア
光が受光素子に入射するようなことがなくなり、これに
よりノイズ等を含むことなく正確な信号検出を行うこと
ができる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、偏向プリズムの入射面に偏光ビームスプリ
ッタを一体に取付けたので、精密な研磨が必要な光透過
面の数を減らし部品点数を削減することができ、低コス
ト化を実現することができると共に、安易な製造により
偏向プリズムと偏光ビームスプリッタとの相対位置精度
を高めることができる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、対物レンズホルダは、レンズ光軸が重心を
通るように対物レンズを保持したので、重心回りに回転
する共振の影響を受けにくくすることができ、常に安定
した状態でフォーカス制御やトラッキング制御を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である一体型の光ピック
アップ装置を示す分解斜視図である。
【図2】光ピックアップ装置の平面図である。
【図3】図2のA−A断面を示す縦断正面図である。
【図4】時期回路の構成を示す斜視図である。
【図5】偏向プリズムの変形例を示す正面図である。
【図6】本発明の第二の実施例である分離型の光ピック
アップ装置を示す縦断正面図である。
【図7】従来の分離型の光ピックアップ装置を示す正面
図である。
【図8】(a)は従来の対物レンズ駆動機構を示す斜視
図、(b)はその正面図である。
【図9】(a)は従来の対物レンズホルダにおけるフォ
ーカス時の変位状態を示す正面図、(b)はその従来の
対物レンズホルダにおいて共振が発生しているときのオ
ープンループ周波数特性を示す特性図、(c)は本発明
の対物レンズホルダの重心位置Qを(a)の従来の対物
レンズホルダに置き換えて説明した場合におけるオープ
ンループ周波数特性を示す特性図である。
【図10】(a)は従来の対物レンズホルダにおけるト
ラッキング時の変位状態を示す平面図、(b)はその従
来の対物レンズホルダにおいて共振が発生しているとき
のオープンループ周波数特性を示す特性図、(c)は本
発明の対物レンズホルダの重心位置Qを(a)の従来の
対物レンズホルダに置き換えて説明した場合におけるオ
ープンループ周波数特性を示す特性図である。
【符号の説明】
3 レーザ光源 5 偏光ビームスプリッタ 7 偏向プリズム 7a 延出部 7b 入射面 7c 反射面 7d 出射面 8 1/4波長板 9 対物レンズ 10 光情報記録媒体 14 対物レンズホルダ 17 ホルダ支持部材 20,29,30 ハウジング 21 対物レンズ駆動機構 L レンズ光軸 G 重心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からの出射光を対物レンズに
    より集光して光情報記録媒体の面上に照射することによ
    り情報の記録等を行うと共に、その光情報記録媒体から
    の反射光を偏光ビームスプリッタにより前記出射光と分
    離して受光素子に導き情報の再生等を行う光ピックアッ
    プ装置において、前記対物レンズを保持する対物レンズ
    ホルダと、この対物レンズホルダを変位自在に支持する
    ホルダ支持部材と、前記対物レンズホルダをフォーカス
    方向及びトラッキング方向に変位させるレンズ駆動手段
    とを有する対物レンズ駆動機構を設け、この対物レンズ
    駆動機構内の前記対物レンズの下方に位置し1/4波長
    板が貼付けられた出射面と、この出射面の下方に位置す
    る反射面と、この反射面から前記レーザ光源の出射方向
    に延出され一部がハウジングに固定された延出部と、こ
    の延出部の一端に形成された入射面とを有する偏向プリ
    ズムを設けたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 1/4波長板が貼付られた偏向プリズム
    の出射面を、対物レンズのレンズ光軸に対して傾斜して
    形成したことを特徴とする請求項1記載の光ピックアッ
    プ装置。
  3. 【請求項3】 偏向プリズムの入射面に偏光ビームスプ
    リッタを一体に取付けたことを特徴とする請求項1記載
    の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 対物レンズホルダは、レンズ光軸が重心
    を通るように対物レンズを保持したことを特徴とする請
    求項1記載の光ピックアップ装置。
JP6081255A 1994-04-20 1994-04-20 光ピックアップ装置 Pending JPH07287858A (ja)

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JP6081255A JPH07287858A (ja) 1994-04-20 1994-04-20 光ピックアップ装置

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JP (1) JPH07287858A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008299888A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Konica Minolta Opto Inc 光ピックアップ装置及びホルダ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008299888A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Konica Minolta Opto Inc 光ピックアップ装置及びホルダ

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