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JPH0728354A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH0728354A
JPH0728354A JP17178193A JP17178193A JPH0728354A JP H0728354 A JPH0728354 A JP H0728354A JP 17178193 A JP17178193 A JP 17178193A JP 17178193 A JP17178193 A JP 17178193A JP H0728354 A JPH0728354 A JP H0728354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
transfer material
image forming
releasing
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17178193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Taguchi
泰彦 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP17178193A priority Critical patent/JPH0728354A/ja
Publication of JPH0728354A publication Critical patent/JPH0728354A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置の未使用時に加圧ローラの圧を解除して定
着ベルトの変形を防止し、定着不良及びオフセットを防
止できる画像形成装置を提供する。 【構成】転写材Pが通紙されていない状態で、加圧レバ
ー53の軸53aを長穴57aの下端部に係合させて上
方に移動し、加圧スプリング55の緊縮力に抗して加圧
レバー軸54を中心として反時計方向へ加圧レバー53
を回動させて加圧ローラ25を自重により下方に下げ、
加圧ローラ25の発熱体21aに対する加圧を解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トナーを加熱溶融し
て転写材上に未定着トナー画像を定着させる定着装置を
有する複写機やプリンター、および、ファクシミリ等の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置における定着装置
は、一般に、所定の温度に維持された加熱ローラと、こ
の加熱ローラに弾性層を圧接させて回転する加圧ローラ
とにより、未定着トナー画像の形成された転写材を挾持
搬送しながら、トナーを加熱溶融して転写材上に未定着
トナー画像を定着させる定着方式を多く使用している。
【0003】しかしながら、この定着方式による定着装
置では、加熱ローラの熱容量不足による定着温度変動に
よってトナーの低温オフセットや高温オフセットが発生
し易い。このため、この種の定着装置では、通常、加熱
ローラの熱容量を大きく設定してトナーのオフセット防
止を図っているが、このように熱容量を大きく設定した
場合には、加熱ローラの立上り(ウォームアップ)に長
い時間を要し、装置の使用初期時における待機時間が長
くなる不具合がある。
【0004】そこで、このような定着装置の不具合を解
消するために、従来、転写材上に、加熱溶融性の樹脂等
からなるトナーにより未定着画像を形成する画像形成手
段を有し、上記転写材と同速度で移動する耐熱性シート
(定着ベルト)を介して、パルス状に通電発熱する発熱
体(サーマルヘッド)と加圧ローラによって未定着トナ
ーを上記転写材に定着するように構成した画像形成装置
が提案されている(特開昭63−313182号公
報)。また、関連技術として、特開昭62−22228
1号公報記載の「定着方法」、特開昭64−38775
号公報記載の「定着装置」などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
画像形成装置におけるサーマルヘッドを使用した定着装
置では、そのサーマルヘッドの加熱部が凸状に形成され
ているため、装置を使用しない状態が長期に及ぶと、こ
のサーマルヘッドと加圧ローラに挾まれた定着ベルトが
変形し、その定着時に定着不良及びオフセットなどを生
じることがあった。請求項1記載の発明は、上述の点に
鑑みてなされたものであって、その目的は、装置の未使
用時に加圧ローラの圧を解除して定着ベルトの変形を防
止し、定着不良及びオフセットを防止できる画像形成装
置を提供することにある。
【0006】このように、この種の画像形成装置では、
その未使用時に加圧ローラの圧を解除することにより、
定着ベルトの変形を防止できるが、この定着ベルトは、
通常、張られた状態にあるため、それが長期にわたり未
使用状態におかれることにより、この定着ベルトにベル
トの伸びによる変形が生じ、定着ベルトの機械的な寿命
が低下する。また、このベルトの伸びにより、定着ベル
トの厚みが不均一になるため、その定着時に温度ムラが
発生して定着不良及びオフセットなどが生じる。請求項
2記載の発明は、この点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、装置の未使用時に定着ベルトを駆動す
るベルト従動ローラの圧を解除して定着ベルトの伸び変
形を防止し、定着ベルトの寿命低下や定着不良及びオフ
セットを防止できる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0007】また、この種の画像形成装置では、その加
圧ローラの加圧解除機構として、図8及び図9に示すよ
うに、加熱ローラ100に対して転写材を加圧するため
の加圧ローラ200に所定の圧を加えるための加圧レバ
ー300と、この加圧レバー300の加圧力を解除する
ための解除レバー160と、加圧レバー300の加圧力
を解除する解除位置に解除レバー160を変位させる解
除レバー変位手段(ソレノイド150)とを有する加圧
解除機構が提唱されている。しかしながら、この加圧解
除機構を有する従来の画像形成装置では、その加圧ロー
ラ200に所定の圧を加えるための加圧用のスプリング
400,180が、加圧レバー300と解除レバー16
0とにそれぞれ配設されているため、これらの2つのス
プリング400,180の加圧力のバラツキによって加
熱ローラ100への加圧ローラ200の加圧力が変動
し、この加熱ローラ100と加圧ローラ200とのニッ
プ幅が変化して、その定着時に定着ムラ及びはオフセッ
トなどを生じることがあった。請求項3記載の発明は、
上述の点に鑑みてなされたものであって、その目的は、
サーマルヘッドへの加圧ローラの加圧力を安定化させ
て、定着ムラ及びオフセットを防止できる画像形成装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上述の課題を解決するために、転写材上に、加熱溶融性
の樹脂等からなるトナーにより未定着画像を形成する画
像形成手段を有し、上記転写材と同速度で移動する耐熱
性シートを介して、パルス状に通電発熱する発熱体によ
って未定着トナーを上記転写材に定着する画像形成装置
において、上記発熱体に対して転写材を加圧するための
加圧ローラの所定の圧を、画像形成装置がオンしたとき
のみかけ、それ以外の時は上記加圧ローラの圧を解除す
るための加圧ローラ圧解除手段を有する構成とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上述の課題を解決
するために、転写材上に、加熱溶融性の樹脂等からなる
トナーにより未定着画像を形成する画像形成手段を有
し、上記転写材と同速度で移動する耐熱性シートを介し
て、パルス状に通電発熱する発熱体によって未定着トナ
ーを上記転写材に定着する画像形成装置において、上記
耐熱性シートを移動させるためのベルト従動ローラの所
定の圧を、画像形成装置がオンしたときのみかけ、それ
以外の時は上記ベルト従動ローラの圧を解除するための
ベルト従動ローラ圧解除手段を有する構成とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上述の課題を解決
するために、転写材上に、加熱溶融性の樹脂等からなる
トナーにより未定着画像を形成する画像形成手段を有
し、上記転写材と同速度で移動する耐熱性シートを介し
て、パルス状に通電発熱する発熱体によって未定着トナ
ーを上記転写材に定着する画像形成装置において、上記
発熱体に対して転写材を加圧するための加圧ローラに所
定の圧を加えるための加圧レバーに設けた軸と、この加
圧レバーの加圧力を解除するための解除レバーに設けら
れた上記軸が嵌合する長穴と、この長穴の第1端部に上
記軸が係合移動されて上記加圧レバーの加圧力を解除す
る解除位置と上記長穴の第1端部及び第2端部に対して
上記軸が係合しない加圧位置とに上記解除レバーを変位
させる解除レバー変位手段とを有し、上記加圧位置にお
ける上記軸と上記長穴の第1端部との離間距離をL1,
上記加圧位置における上記軸と上記長穴の第2端部との
離間距離をL2,上記解除レバー変位手段による上記解
除レバーの変位量をSとしたとき、L1<S<L2なる
関係を満足する構成とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、上記発熱体に対
して転写材を加圧するための加圧ローラの所定の圧が、
画像形成装置がオンしたときのみかかり、それ以外の時
は上記加圧ローラの圧が解除される。
【0012】請求項2記載の発明によれば、上記耐熱性
シートを移動させるためのベルト従動ローラの所定の圧
が、画像形成装置がオンしたときのみかかり、それ以外
の時は上記ベルト従動ローラの圧が解除される。
【0013】請求項3記載の発明によれば、上記転写材
の通紙時における上記加圧ローラへの加圧力が、上記加
圧レバーの加圧力のみによって付勢される。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図によって詳細に
説明する。図1は、本発明の実施例の画像形成装置の全
体の概略断面図である。図1において、装置本体1の下
部のカセット2内に収納された転写材Pは、給紙ローラ
3により分離給紙され、搬送ローラ4を介してレジスト
ローラ5に送られる。
【0015】一方、装置本体1のコンタクトガラス6上
にセットされた原稿Oの画像は、スキャナ7によって読
み取られ、書込装置8によって感光体ドラム9上に静電
潜像として書き込まれた後、この感光体ドラム9上の静
電潜像に同期してレジストローラ5により給送された転
写材P上に、加熱溶融性の樹脂等からなるトナーにより
未定着画像として形成(転写)される。
【0016】この転写材P上への未定着トナー画像の形
成は、感光体ドラム9の周囲に配置された、感光体ドラ
ム9上の残留トナーを除去するクリーニングユニット1
0,感光体ドラム9上の残留電荷を除去する除電ランプ
11,感光体ドラム9の表面を一様に帯電させる帯電チ
ャージャ12,感光体ドラム9上に書き込まれた静電潜
像をトナーにより顕像化する現像ユニット13,感光体
ドラム9上に形成された未定着画像を転写材P上に転写
する転写チャージャ14,未定着画像の転写された転写
材Pを感光体ドラム9から分離させる分離チャージャ1
5等からなる画像形成手段によって、周知の電子写真プ
ロセスにより行なわれる。
【0017】このようにして未定着トナー画像が形成さ
れて感光体ドラム9から分離された転写材Pは、搬送ガ
イドユニット16により定着ユニット17に送られて未
定着トナーを定着された後、一対の排紙ローラ18,1
9により、装置本体1の側部に配置された排紙トレイ2
0上に排出される。
【0018】この実施例における定着ユニット17は、
図2に示すように、サーマルヘッド21、定着ベルト2
2、ベルト駆動ローラ23、ベルト従動ローラ24、加
圧ローラ25、及び、転写材ガイド26,27などで構
成されている。
【0019】ここで、定着ベルト22は、定着時の発熱
に対する耐熱性、及び、加熱溶融されたトナーに対する
離型性の高い、透明なテフロン等の樹脂材料からなる耐
熱性シートにより、無端ベルト状に形成されている。
【0020】また、この定着ベルト22は、ベルト駆動
ローラ23とベルト従動ローラ24とによって、転写材
Pの搬送速度と略同速度で、図2において時計方向にエ
ンドレス回転される。
【0021】サーマルヘッド21は、その発熱体21a
が、定着ベルト22の内側、すなわち、定着ベルト22
を挾んで転写材Pの搬送経路と対向するように配設され
ている。
【0022】発熱体21aは、通常のトナーの定着可能
な温度(120℃)より高い温度(180℃)に維持さ
れており、定着ベルト22は、トナーが発熱体21aの
発熱部を8msの速度で通過するように、その回転速度
が定められている。なお、特開平1−263679号公
報に記載されているように、発熱体の定着可能な温度を
180℃にした場合には、十分な定着性が得られるまで
トナーを加熱するのに長い時間を要する。
【0023】サーマルヘッド21のベルト駆動ローラ2
3側の部分には、定着ベルト22が当接・摺動する摺接
部21bが設けられている。
【0024】加圧ローラ25は、この転写材Pの搬送経
路及び定着ベルト22を挾んで、サーマルヘッド21の
発熱体21aに対して圧接するように回転自在に配置さ
れている。
【0025】また、転写材ガイド26は、定着ベルト2
2と加圧ローラ25のニップ部に向けて転写材Pをガイ
ドするように配置されている。更に、転写材ガイド27
は、定着ベルト22と加圧ローラ25のニップ部から搬
出された転写材Pを、一対の排紙ローラ18,19のニ
ップ部に向けてガイドするように配置されている。
【0026】図3は、加圧ローラ25と、サーマルヘッ
ド21と、発熱体(加熱部)21aと、定着ベルト22
との、定着時における状態図である。図3から明らかな
ように、この定着時の状態では、サーマルヘッド21へ
の加圧ローラ25の加圧力によって、定着ベルト22が
発熱体21aに押されて加圧ローラ25側へ食い込んだ
状態となる。このため、駆動が停止された時点で図3に
示すような状態におかれる従来の装置では、この状態で
長期間放置されることによって、定着ベルト22が変形
を起こす。
【0027】このような不具合を解消するために、本実
施例には、図4に示すような、発熱体21aに対して転
写材Pを加圧するための加圧ローラ25に所定の圧を加
えるための加圧レバー53に設けた軸53aと、この軸
53aが嵌合する加圧レバー53の加圧力を解除するた
めの解除レバー57に設けられた長穴57aと、この長
穴57aの第1端部に軸53aが係合移動されて加圧レ
バー53の加圧力を解除する解除位置と長穴57aの第
1端部及び第2端部に対して軸53aが係合しない加圧
位置とに解除レバー57を変位させる解除レバー変位手
段(ソレノイド58)とを有し、加圧位置における53
a軸と長穴57aの第1端部との離間距離をL1,加圧
位置における軸53aと長穴57aの第2端部との離間
距離をL2,ソレノイド58による解除レバー57の変
位量をSとしたとき、L1<S<L2なる関係を満足す
る加圧ローラの加圧解除機構が設けられている。
【0028】すなわち、図4において、解除レバー57
は、これに設けられた他の長穴57bに嵌合する前側板
51に取り付けられた段ビス66により、前側板51に
対して上下方向にスライド可能に支持されている。ま
た、この解除レバー57は、転写材Pが通紙されていな
い状態では、その上端と不動部との間に張架された解除
スプリング64の緊縮力によって、上方側(解除位置
側)へ引っ張り上げられている。
【0029】これにより、この転写材Pが通紙されてい
ない状態では、加圧レバー53の軸53aが長穴57a
の第1端部(下端部)に係合して上方に移動され、この
軸53aの上方への移動により、加圧レバー53がその
自由端と前側板51との間に張架された加圧スプリング
55の緊縮力に抗して加圧レバー軸54を中心として反
時計方向へ回動されて、加圧ローラ25が自重により下
方に下がる。
【0030】これによって、この加圧ローラ25の発熱
体21aに対する加圧が解除される。ここで、解除スプ
リング64の緊縮力は、加圧スプリング55の緊縮力よ
りも大きな値に設定されている。
【0031】一方、この画像形成装置がオンした状態、
例えば図5に示すように、複写機のコピースタートボタ
ンがオンされた場合には、そのオン信号によってソレノ
イド58がオンされ、このソレノイド58のオンによっ
て解除スプリング64の緊縮力に抗して解除レバー57
が図4に示す加圧位置側に変位される。
【0032】この時、本実施例における加圧ローラの加
圧解除機構は、前述のように、加圧位置における53a
軸と長穴57aの第1端部(下端部)との離間距離をL
1,加圧位置における軸53aと長穴57aの第2端部
(上端部)との離間距離をL2,ソレノイド58による
解除レバー57の変位量をSとしたとき、L1<S<L
2なる関係を満足するように設定されているので、この
ソレノイド58がオンした状態では、加圧レバー53に
設けられた軸53aが、解除レバー57に設けられた長
穴57aの第1端部及び第2端部に対して係合しないフ
リーな位置に臨む。
【0033】従って、本実施例における加圧レバー53
は、その加圧スプリング55の緊縮力のみよって、加圧
レバー軸54を中心として図4において時計方向へ回動
され、加圧ローラ25が自重に抗して上方に引き上げら
れて、サーマルヘッド21の発熱体21aに安定した一
定の加圧力で圧接される。
【0034】これにより、転写材Pのトナーの定着が実
行され、この定着を終えた転写材Pが排紙されて、この
排紙部に配設された排紙センサ28(図2)がオンし、
その後、図5に示すように、連続通紙信号の有無が判断
され、この連続通紙信号が無いと判断されると、その信
号に基いてソレノイド58がオフされて、定着ローラ2
5がその初期状態(解除位置)に復帰される。
【0035】図6に加圧ローラ25の駆動系を示す。装
置本体からの駆動は、アイドラギヤ33から連結ギヤ3
2を介して定着ギヤ31に伝達される。連結ギヤ32
は、アーム36に回転自在に取付けられており、アーム
軸37を中心にアームスプリング34によって図6にお
いて上方に引っ張り上げられて、アイドラギヤ33及び
定着ギヤ31に連結されている。この連結ギヤ32の位
置は、アーム36がストッパー35に当接することによ
って規制されている。このように構成された駆動系を使
用することにより、上述した加圧ローラ25の上下方向
の位置の変化に対応して加圧ローラ25を駆動できる。
【0036】ところで、従来の画像形成装置の定着ベル
トには、常時一定の張力が作用しているため、前述した
ように、装置が長期間放置された場合にベルトに伸びが
生じてベルト厚が変化する不具合がある。
【0037】そこで、本実施例では、装置がオンしてい
ない状態では、従動レバー71が、ベルトスプリング7
2によって従動軸52を中心に、図7において時計方向
に回転して軸受74を押し、ベルト従動ローラ24を左
方に移動させて、定着ベルト22を弛めるように構成さ
れる。
【0038】この従動レバー71は、装置がオンしてい
ない状態では、前述の加圧レバー53の場合と同様に、
ソレノイド75がオンすることにより、従動軸52を中
心にしてベルトスプリング72に抗して反時計方向に回
転される。
【0039】これにより、ベルト従動ローラ24は、そ
の軸受74が従動スプリング73によって前側板51に
設けられた長穴51aに沿って、図7において右方に移
動されることにより、定着ベルト22を再び緊張させ
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、装置の未
使用状態において加圧ローラの圧が解除されるので、定
着ベルトの変形が防止され、定着不良及びオフセットを
防止できるとともに、加圧ローラ部で発生したジャム紙
の除去を容易に取り除くことができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、装置の未使
用状態において定着ベルトに対するベルト従動ローラの
圧を解除できるので、定着ベルトの伸び変形を防止で
き、定着ベルトの長寿命化を図ることができるととも
に、定着不良及びオフセットを防止できる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、転写材の通
紙時における加圧ローラの加圧力が加圧スプリングの緊
縮力のみによって与えられるので、加圧ローラの加圧力
を安定化させることができ、定着ムラ及びオフセットを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の画像形成装置の概略断面図
である。
【図2】この発明の実施例の画像形成装置における定着
ユニットの概略断面図である。
【図3】この発明の実施例の画像形成装置における加圧
ローラとサーマルヘッドと発熱体と定着ベルトとの定着
時における状態図である。
【図4】この発明の実施例の画像形成装置における加圧
ローラの加圧解除機構の概略側面図である。
【図5】この発明の実施例の画像形成装置における制御
動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例の画像形成装置における加圧
ローラの駆動系の概略側面図である。
【図7】この発明の実施例の画像形成装置における定着
ベルトの圧解除機構の概略側面図である。
【図8】従来の画像形成装置における加圧ローラの加圧
解除機構の圧解除状態の概略側面図である。
【図9】従来の画像形成装置における加圧ローラの加圧
解除機構の加圧状態の概略側面図である。
【符号の説明】
17 定着ユニット 21 サーマルヘッド 21a 発熱体 22 定着ベルト 23 ベルト駆動ローラ 24 ベルト従動ローラ 25 加圧ローラ 28 排紙センサ 51 前側板 52 従動軸 53 加圧レバー 53a 軸 54 加圧レバー軸 55 加圧スプリング 57 解除レバー 57a 長穴 58 ソレノイド 64 解除スプリング 71 従動レバー 72 ベルトスプリング 73 従動スプリング 74 軸受 75 ソレノイド P 転写材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写材上に、加熱溶融性の樹脂等からなる
    トナーにより未定着画像を形成する画像形成手段を有
    し、上記転写材と同速度で移動する耐熱性シートを介し
    て、パルス状に通電発熱する発熱体によって未定着トナ
    ーを上記転写材に定着する画像形成装置において、上記
    発熱体に対して転写材を加圧するための加圧ローラの所
    定の圧を、画像形成装置がオンしたときのみかけ、それ
    以外の時は上記加圧ローラの圧を解除するための加圧ロ
    ーラ圧解除手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】転写材上に、加熱溶融性の樹脂等からなる
    トナーにより未定着画像を形成する画像形成手段を有
    し、上記転写材と同速度で移動する耐熱性シートを介し
    て、パルス状に通電発熱する発熱体によって未定着トナ
    ーを上記転写材に定着する画像形成装置において、上記
    耐熱性シートを移動させるためのベルト従動ローラの所
    定の圧を、画像形成装置がオンしたときのみかけ、それ
    以外の時は上記ベルト従動ローラの圧を解除するための
    ベルト従動ローラ圧解除手段を有することを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】転写材上に、加熱溶融性の樹脂等からなる
    トナーにより未定着画像を形成する画像形成手段を有
    し、上記転写材と同速度で移動する耐熱性シートを介し
    て、パルス状に通電発熱する発熱体によって未定着トナ
    ーを上記転写材に定着する画像形成装置において、上記
    発熱体に対して転写材を加圧するための加圧ローラに所
    定の圧を加えるための加圧レバーに設けた軸と、この加
    圧レバーの加圧力を解除するための解除レバーに設けら
    れた上記軸が嵌合する長穴と、この長穴の第1端部に上
    記軸が係合移動されて上記加圧レバーの加圧力を解除す
    る解除位置と上記長穴の第1端部及び第2端部に対して
    上記軸が係合しない加圧位置とに上記解除レバーを変位
    させる解除レバー変位手段とを有し、上記加圧位置にお
    ける上記軸と上記長穴の第1端部との離間距離をL1,
    上記加圧位置における上記軸と上記長穴の第2端部との
    離間距離をL2,上記解除レバー変位手段による上記解
    除レバーの変位量をSとしたとき、L1<S<L2なる
    関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
JP17178193A 1993-07-12 1993-07-12 画像形成装置 Pending JPH0728354A (ja)

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JP17178193A JPH0728354A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 画像形成装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17178193A JPH0728354A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 画像形成装置

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Publication Number Publication Date
JPH0728354A true JPH0728354A (ja) 1995-01-31

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ID=15929569

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17178193A Pending JPH0728354A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 画像形成装置

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JP (1) JPH0728354A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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