JPH07279184A - 建築物のフローティング地中梁基礎 - Google Patents
建築物のフローティング地中梁基礎Info
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- JPH07279184A JPH07279184A JP9815094A JP9815094A JPH07279184A JP H07279184 A JPH07279184 A JP H07279184A JP 9815094 A JP9815094 A JP 9815094A JP 9815094 A JP9815094 A JP 9815094A JP H07279184 A JPH07279184 A JP H07279184A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軟弱地盤においても不等沈下が生じ難く、ま
た施工が簡単で施工期間の短縮、施工費用の低減が図れ
る建築物のフローティング地中梁基礎を提供する。 【構成】 鉄骨柱3間を連結する鉄骨地中梁4を設け、
鉄骨柱3の柱脚および鉄骨地中梁4を覆う気泡モルタル
層9,10を地中に設ける。気泡モルタルは、地盤6の
土よりも単位体積重量が軽いものとする。鉄骨柱3は、
鉄筋コンクリート製の柱脚基礎5上に立設する。柱脚基
礎5の下にも気泡モルタル層を設けても良い。地中梁
は、鉄骨地中梁4以外にも、鉄骨コンクリート製地中
梁,鉄骨鉄筋コンクリート製地中梁,鉄筋コンクリート
製地中梁,プレキャストコンクリート製地中梁の場合が
ある。
た施工が簡単で施工期間の短縮、施工費用の低減が図れ
る建築物のフローティング地中梁基礎を提供する。 【構成】 鉄骨柱3間を連結する鉄骨地中梁4を設け、
鉄骨柱3の柱脚および鉄骨地中梁4を覆う気泡モルタル
層9,10を地中に設ける。気泡モルタルは、地盤6の
土よりも単位体積重量が軽いものとする。鉄骨柱3は、
鉄筋コンクリート製の柱脚基礎5上に立設する。柱脚基
礎5の下にも気泡モルタル層を設けても良い。地中梁
は、鉄骨地中梁4以外にも、鉄骨コンクリート製地中
梁,鉄骨鉄筋コンクリート製地中梁,鉄筋コンクリート
製地中梁,プレキャストコンクリート製地中梁の場合が
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、軟弱地盤のような悪
質地盤に適した住宅その他の建築物の建築物のフローテ
ィング地中梁基礎に関する。
質地盤に適した住宅その他の建築物の建築物のフローテ
ィング地中梁基礎に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤の上に住宅等の建築物を構築す
る場合、通常は、鋼管杭,PC杭,RC杭,軽量摩擦杭
等を打ち込む杭打工法や、地盤改良工法が用いられる。
しかしこれらの工法は、いずれも大型の建築機械が必要
になり、大がかりな施工を必要として多大な費用がかか
るうえ、施工期間が長くなる。
る場合、通常は、鋼管杭,PC杭,RC杭,軽量摩擦杭
等を打ち込む杭打工法や、地盤改良工法が用いられる。
しかしこれらの工法は、いずれも大型の建築機械が必要
になり、大がかりな施工を必要として多大な費用がかか
るうえ、施工期間が長くなる。
【0003】このような問題点を解消するものとして、
本出願人は、いわゆるフローティング基礎を提案した
(例えば特開平4−185820号公報)。これは、掘
削された穴に土よりも単位体積重量が軽い気泡モルタル
の層を打設し、この層の上に建築物基礎を構築するもの
である。前記建築物基礎は、現場で型枠の中に鉄筋を組
み、コンクリートを流し込んで、鉄筋コンクリート造の
布基礎とするのが一般的である。上記基礎構造によれ
ば、掘削前の重い土が軽い気泡モルタルで置換されるこ
とになるため、その差の重量だけ上載荷重を負担する余
裕ができる。すなわち、同じ上載荷重であれば、単位接
地圧が低減し、沈下が生じ難くなる。
本出願人は、いわゆるフローティング基礎を提案した
(例えば特開平4−185820号公報)。これは、掘
削された穴に土よりも単位体積重量が軽い気泡モルタル
の層を打設し、この層の上に建築物基礎を構築するもの
である。前記建築物基礎は、現場で型枠の中に鉄筋を組
み、コンクリートを流し込んで、鉄筋コンクリート造の
布基礎とするのが一般的である。上記基礎構造によれ
ば、掘削前の重い土が軽い気泡モルタルで置換されるこ
とになるため、その差の重量だけ上載荷重を負担する余
裕ができる。すなわち、同じ上載荷重であれば、単位接
地圧が低減し、沈下が生じ難くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】軟弱地盤上の基礎は、
地盤支持力が弱いために不等沈下が生じ易い。これに対
して、前記のように気泡モルタル層上の基礎を鉄筋コン
クリート造の布基礎とした場合、その連続した基礎の剛
性のため、建築物による上載荷重が、基礎の局部荷重と
して負担されるのでなく、ある程度、基礎の全体で負担
することができ、不等沈下の発生が生じ難くなる。しか
し、鉄筋コンクリート造の布基礎では、曲げ剛性が十分
でなく、そのため一層の不等沈下の抑止効果が求められ
る。
地盤支持力が弱いために不等沈下が生じ易い。これに対
して、前記のように気泡モルタル層上の基礎を鉄筋コン
クリート造の布基礎とした場合、その連続した基礎の剛
性のため、建築物による上載荷重が、基礎の局部荷重と
して負担されるのでなく、ある程度、基礎の全体で負担
することができ、不等沈下の発生が生じ難くなる。しか
し、鉄筋コンクリート造の布基礎では、曲げ剛性が十分
でなく、そのため一層の不等沈下の抑止効果が求められ
る。
【0005】この発明の目的は、軟弱地盤においても不
等沈下が生じ難く、また施工が簡単で施工期間の短縮、
施工費用の低減が図れる建築物のフローティング地中梁
基礎を提供することである。
等沈下が生じ難く、また施工が簡単で施工期間の短縮、
施工費用の低減が図れる建築物のフローティング地中梁
基礎を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の建築物のフロ
ーティング地中梁基礎は、鉄骨柱間を連結する地中梁を
設け、前記鉄骨柱の柱脚および前記地中梁の全周または
一部分を覆う気泡モルタル層を地中に設けたものであ
る。前記気泡モルタル層の気泡モルタルは、地盤の土よ
りも単位体積重量が軽いものとする。鉄骨柱は、地盤の
掘削穴内に打設された鉄筋コンクリート製の柱脚基礎上
に立設し、前記掘削穴の前記柱脚基礎上の部分に前記気
泡モルタル層を設けても良い。また、前記柱脚基礎の下
にも気泡モルタル層を設けても良い。地中梁は、H形鋼
等の鋼材を使用した鉄骨地中梁であっても良く、また鉄
筋コンクリートによって構成される鉄筋コンクリート
(RC)製地中梁や、プレキャストコンクリート(P
C)製地中梁であっても良い。この明細書で言う「鉄骨
地中梁」は、鉄骨のみからなるものの他に、鉄骨の周囲
をコンクリート層で被覆した鉄骨コンクリート製地中梁
や、鉄骨の周辺を鉄筋で配筋した上にコンクリート層で
被覆した鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)製地中梁を含
む意味である。この鉄骨地中梁において、鉄骨の外側に
直接に気泡モルタル層を設けても良く、またコンクリー
ト層で被覆した鉄骨地中梁についてはそのコンクリート
層の外側に気泡モルタル層を設けても良い。
ーティング地中梁基礎は、鉄骨柱間を連結する地中梁を
設け、前記鉄骨柱の柱脚および前記地中梁の全周または
一部分を覆う気泡モルタル層を地中に設けたものであ
る。前記気泡モルタル層の気泡モルタルは、地盤の土よ
りも単位体積重量が軽いものとする。鉄骨柱は、地盤の
掘削穴内に打設された鉄筋コンクリート製の柱脚基礎上
に立設し、前記掘削穴の前記柱脚基礎上の部分に前記気
泡モルタル層を設けても良い。また、前記柱脚基礎の下
にも気泡モルタル層を設けても良い。地中梁は、H形鋼
等の鋼材を使用した鉄骨地中梁であっても良く、また鉄
筋コンクリートによって構成される鉄筋コンクリート
(RC)製地中梁や、プレキャストコンクリート(P
C)製地中梁であっても良い。この明細書で言う「鉄骨
地中梁」は、鉄骨のみからなるものの他に、鉄骨の周囲
をコンクリート層で被覆した鉄骨コンクリート製地中梁
や、鉄骨の周辺を鉄筋で配筋した上にコンクリート層で
被覆した鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)製地中梁を含
む意味である。この鉄骨地中梁において、鉄骨の外側に
直接に気泡モルタル層を設けても良く、またコンクリー
ト層で被覆した鉄骨地中梁についてはそのコンクリート
層の外側に気泡モルタル層を設けても良い。
【0007】
【作用】この構成によると、地盤の重い土が軽い気泡モ
ルタル層で置換されることになって、その差の重量だけ
上載荷重を負担する余裕ができる。しかも、地中梁の使
用のため、高い曲げ剛性を持った連続基礎となり、沈下
が生じる場合でも、不等沈下が発生し難く、基礎全体の
均一沈下として作用する。すなわち、基礎全体を一つの
面として考えると、面内の不陸が生じ難く、また面全体
が一定勾配に傾くような均一沈下を生じることになる。
地中梁が鉄骨地中梁である場合は、より一層高い曲げ剛
性を持った連続基礎となって不等沈下が生じ難くなる。
気泡モルタル層は、地中梁および柱脚の周囲に設けるた
め、地盤を深く掘削する必要がなく、施工が簡単で、工
期が短縮される。柱脚基礎の下にも気泡モルタル層を設
けた場合は、上載荷重の負担の余裕がより大きく得られ
る。地中梁を鉄骨地中梁とした場合では、その周囲が気
泡モルタル層で被覆されることから、鉄骨材の腐食防止
にも有効である。
ルタル層で置換されることになって、その差の重量だけ
上載荷重を負担する余裕ができる。しかも、地中梁の使
用のため、高い曲げ剛性を持った連続基礎となり、沈下
が生じる場合でも、不等沈下が発生し難く、基礎全体の
均一沈下として作用する。すなわち、基礎全体を一つの
面として考えると、面内の不陸が生じ難く、また面全体
が一定勾配に傾くような均一沈下を生じることになる。
地中梁が鉄骨地中梁である場合は、より一層高い曲げ剛
性を持った連続基礎となって不等沈下が生じ難くなる。
気泡モルタル層は、地中梁および柱脚の周囲に設けるた
め、地盤を深く掘削する必要がなく、施工が簡単で、工
期が短縮される。柱脚基礎の下にも気泡モルタル層を設
けた場合は、上載荷重の負担の余裕がより大きく得られ
る。地中梁を鉄骨地中梁とした場合では、その周囲が気
泡モルタル層で被覆されることから、鉄骨材の腐食防止
にも有効である。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。図3は建築物1の基礎2の断面を示し、
図2のA−A線断面に相当する。図2は同基礎2の全体
の平面図であり、図3のB−B線矢視図に相当する。建
築物1は住宅、集合住宅、店舗、事務所、その他の建築
物である。建築物1の鉄骨架構1′は、四隅と中間に角
形鋼管等からなる鉄骨柱3を有し、隣合う各鉄骨柱3の
下端が、H形鋼等からなる鉄骨地中梁4で相互に接合さ
れている。各鉄骨柱3は、各々独立した鉄筋コンクリー
ト製の柱脚基礎5上に立設してある。また、地盤6に掘
削した各柱脚部の掘削穴7と、鉄骨地中梁4を配置する
掘削溝8の全体に気泡モルタル層9,10を打設し、こ
の気泡モルタル層9,10で各鉄骨柱3の柱脚および鉄
骨地中梁4の全体を被覆している。GLは地盤面を示
す。
いて説明する。図3は建築物1の基礎2の断面を示し、
図2のA−A線断面に相当する。図2は同基礎2の全体
の平面図であり、図3のB−B線矢視図に相当する。建
築物1は住宅、集合住宅、店舗、事務所、その他の建築
物である。建築物1の鉄骨架構1′は、四隅と中間に角
形鋼管等からなる鉄骨柱3を有し、隣合う各鉄骨柱3の
下端が、H形鋼等からなる鉄骨地中梁4で相互に接合さ
れている。各鉄骨柱3は、各々独立した鉄筋コンクリー
ト製の柱脚基礎5上に立設してある。また、地盤6に掘
削した各柱脚部の掘削穴7と、鉄骨地中梁4を配置する
掘削溝8の全体に気泡モルタル層9,10を打設し、こ
の気泡モルタル層9,10で各鉄骨柱3の柱脚および鉄
骨地中梁4の全体を被覆している。GLは地盤面を示
す。
【0009】図1に拡大して示すように、柱脚基礎5
は、ベース部5aの中央に基礎上部5bを有し、基礎上
部5bの上面から突出するアンカーボルト11を埋め込
んである。鉄骨柱3は、ベースプレート12を基礎上部
5b上に載置して、ベースプレート12に形成された穴
にアンカーボルト11を挿通し、ナット14で締付け固
定している。鉄骨地中梁4の鉄骨柱3への接合は、鉄骨
地中梁4のエンドプレート13を鉄骨柱3に高力ボルト
やワンサイドボルト等のボルトで行っている。柱脚部の
掘削穴7は、略柱脚基礎5のベース部5aの大きさより
もやや大きな形状とする。鉄骨地中梁4を埋め込む掘削
溝8は、前記掘削穴7よりも狭いのが通常である。これ
ら掘削溝8と掘削穴7とは同じ深さとしてあるが、掘削
溝8の方を浅くしても良い。
は、ベース部5aの中央に基礎上部5bを有し、基礎上
部5bの上面から突出するアンカーボルト11を埋め込
んである。鉄骨柱3は、ベースプレート12を基礎上部
5b上に載置して、ベースプレート12に形成された穴
にアンカーボルト11を挿通し、ナット14で締付け固
定している。鉄骨地中梁4の鉄骨柱3への接合は、鉄骨
地中梁4のエンドプレート13を鉄骨柱3に高力ボルト
やワンサイドボルト等のボルトで行っている。柱脚部の
掘削穴7は、略柱脚基礎5のベース部5aの大きさより
もやや大きな形状とする。鉄骨地中梁4を埋め込む掘削
溝8は、前記掘削穴7よりも狭いのが通常である。これ
ら掘削溝8と掘削穴7とは同じ深さとしてあるが、掘削
溝8の方を浅くしても良い。
【0010】気泡モルタル層9,10の気泡モルタル
は、単位体積重量が0.3〜1.2Kg/cm3 程度のもの
であり、通常の1.4〜2.0Kg/cm3 の土に比べて軽
い特性を持つ。この気泡モルタルの圧縮強度は、5Kg/
cm2 以上の任意の値に材料の配合によって設定できる。
なお、気泡モルタルは、気泡コンクリート、エアミル
ク、泡モルタル等とも称される。
は、単位体積重量が0.3〜1.2Kg/cm3 程度のもの
であり、通常の1.4〜2.0Kg/cm3 の土に比べて軽
い特性を持つ。この気泡モルタルの圧縮強度は、5Kg/
cm2 以上の任意の値に材料の配合によって設定できる。
なお、気泡モルタルは、気泡コンクリート、エアミル
ク、泡モルタル等とも称される。
【0011】つぎに、施工手順を図4と共に説明する。
地盤6に、図2の平面図で示される各部の柱脚基礎用
の掘削穴7、および鉄骨地中梁4用の掘削溝8を必要な
断面形状に掘削する(図4(A))。ついで、鉄筋コン
クリート製の柱脚基礎5を構築する(図4(B))。
この柱脚基礎5のアンカーボルト11に鉄骨柱3のベー
スプレート12をナット14で固定して鉄骨柱3を建て
込む(図4(C))。鉄骨地中梁4のエンドプレート
13を鉄骨柱3の所定位置に当接し、ボルト等の固定手
段により鉄骨柱3に接合する(図4(D))。鉄骨地
中梁4の周囲の全体および柱脚基礎5の上面の全体に、
図1のように気泡モルタル層9,10を打設して、いわ
ゆるフローティング基礎とする。なお、気泡モルタル層
9,10は連続して一体に打設される。地盤面GLか
ら上の鉄骨架構1′を架設する。
地盤6に、図2の平面図で示される各部の柱脚基礎用
の掘削穴7、および鉄骨地中梁4用の掘削溝8を必要な
断面形状に掘削する(図4(A))。ついで、鉄筋コン
クリート製の柱脚基礎5を構築する(図4(B))。
この柱脚基礎5のアンカーボルト11に鉄骨柱3のベー
スプレート12をナット14で固定して鉄骨柱3を建て
込む(図4(C))。鉄骨地中梁4のエンドプレート
13を鉄骨柱3の所定位置に当接し、ボルト等の固定手
段により鉄骨柱3に接合する(図4(D))。鉄骨地
中梁4の周囲の全体および柱脚基礎5の上面の全体に、
図1のように気泡モルタル層9,10を打設して、いわ
ゆるフローティング基礎とする。なお、気泡モルタル層
9,10は連続して一体に打設される。地盤面GLか
ら上の鉄骨架構1′を架設する。
【0012】この構成の基礎構造によると、地盤6の重
い土が軽い気泡モルタル層9,10で置換されることに
なり、その差の重量だけ上載荷重を負担する余裕ができ
る。しかも、鉄骨地中梁4の使用のため、高い曲げ剛性
を持った連続基礎2となり、沈下が生じる場合でも、不
等地沈下が発生し難く、基礎2の全体の均一沈下として
作用する。このように上載荷重の負担余裕ができ、かつ
不等沈下が防止されるため、軟弱地盤においても堅固な
安定した基礎とできる。そのため、軟弱地盤において
も、杭打工法や地盤改良工法を採用する必要がなく、ま
た掘削穴7や掘削溝8も必ずしも大きく掘削する必要が
なく、施工が簡単で工期が短縮され、施工コストも低減
される。さらに、地盤強度や、上載荷重、地盤6の土の
単位体積重量、気泡モルタル層9,10の置換体積、置
換深さ、鉄骨地中梁4の断面、柱脚基礎5の形状等の諸
因子に対応した自由なフローティング基礎2の設計がで
きる。鉄骨地中梁4は、周囲が気泡モルタル層10で被
覆されるため、鉄骨材の腐食防止にも有効である。
い土が軽い気泡モルタル層9,10で置換されることに
なり、その差の重量だけ上載荷重を負担する余裕ができ
る。しかも、鉄骨地中梁4の使用のため、高い曲げ剛性
を持った連続基礎2となり、沈下が生じる場合でも、不
等地沈下が発生し難く、基礎2の全体の均一沈下として
作用する。このように上載荷重の負担余裕ができ、かつ
不等沈下が防止されるため、軟弱地盤においても堅固な
安定した基礎とできる。そのため、軟弱地盤において
も、杭打工法や地盤改良工法を採用する必要がなく、ま
た掘削穴7や掘削溝8も必ずしも大きく掘削する必要が
なく、施工が簡単で工期が短縮され、施工コストも低減
される。さらに、地盤強度や、上載荷重、地盤6の土の
単位体積重量、気泡モルタル層9,10の置換体積、置
換深さ、鉄骨地中梁4の断面、柱脚基礎5の形状等の諸
因子に対応した自由なフローティング基礎2の設計がで
きる。鉄骨地中梁4は、周囲が気泡モルタル層10で被
覆されるため、鉄骨材の腐食防止にも有効である。
【0013】図5ないし図12は、各々この発明の他の
実施例を示す。なお、これらの実施例において、特に説
明のない部分は、図1の実施例と同様である。図5の例
は、柱脚基礎5の下方に気泡モルタル層15を設けたも
のである。掘削穴7は、気泡モルタル層15を設けるた
めに大きく形成する。この場合、気泡モルタル層15を
打設した後に、柱脚基礎5を打設し、その後に柱脚基礎
5の上と周囲の気泡モルタル層9を打設する。気泡モル
タル層15の気泡モルタルにも前記の各種のものが使用
できる。その他の構成は図1の実施例と同様である。こ
のように気泡モルタル層15を設けることにより、一層
効果的なフローティング基礎とできる。
実施例を示す。なお、これらの実施例において、特に説
明のない部分は、図1の実施例と同様である。図5の例
は、柱脚基礎5の下方に気泡モルタル層15を設けたも
のである。掘削穴7は、気泡モルタル層15を設けるた
めに大きく形成する。この場合、気泡モルタル層15を
打設した後に、柱脚基礎5を打設し、その後に柱脚基礎
5の上と周囲の気泡モルタル層9を打設する。気泡モル
タル層15の気泡モルタルにも前記の各種のものが使用
できる。その他の構成は図1の実施例と同様である。こ
のように気泡モルタル層15を設けることにより、一層
効果的なフローティング基礎とできる。
【0014】図6(A)〜(C)の各例は、いずれも気
泡モルタル層10の打設工程を複数回に分けて配分した
例であり、これらの例では気泡モルタル層10の各部分
の配合や強度を異なるものとすることもできる。図6
(A)の例は、鉄骨地中梁4の周囲に設ける気泡モルタ
ル層10を、鉄骨地中梁4の下面レベルまで設ける気泡
モルタル層部分10aと、鉄骨地中梁4の両側面から上
面に渡って梁幅よりも若干広い程度の幅に設ける気泡モ
ルタル層部分10bと、その両側に設ける気泡モルタル
層部分10cとに分けて、複数回に分けて打設したもの
である。各気泡モルタル層部分10a〜10cは配合や
強度の異なるものとしても良い。また、鉄骨地中梁4の
周辺部の気泡モルタル層部分10bには、気泡モルタル
に代えて、高配合の強度の強いコンクリート50を使用
しても良い。図6(B)の例は、気泡モルタル層部分1
0aを鉄骨地中梁4の下面レベルからさらに下がった位
置まで打設し、鉄骨地中梁4の鉄骨の周囲を高配合の強
度の強いコンクリート50で覆ったものである。この場
合、鉄骨梁4は、コンクリート50とで鉄骨コンクリー
ト梁4′となる。さらに、図6(C)のように、鉄骨地
中梁4の鉄骨の周辺に鉄筋30を配筋することもでき
る。すなわち、上端筋31と下端筋32とスターラップ
33とで構成する鉄筋30を鉄骨地中梁4の周りに配筋
し、鉄骨地中梁4の鉄骨の周囲を高い配合のコンクリー
ト50で覆う。これにより鉄骨地中梁4は、鉄骨鉄筋コ
ンクリート(SRC)製地中梁4″となる。なお、図6
(B),(C)の例において、コンクリート50の両側
には図6(A)の例と同様に気泡モルタル層部分10c
を打設する。
泡モルタル層10の打設工程を複数回に分けて配分した
例であり、これらの例では気泡モルタル層10の各部分
の配合や強度を異なるものとすることもできる。図6
(A)の例は、鉄骨地中梁4の周囲に設ける気泡モルタ
ル層10を、鉄骨地中梁4の下面レベルまで設ける気泡
モルタル層部分10aと、鉄骨地中梁4の両側面から上
面に渡って梁幅よりも若干広い程度の幅に設ける気泡モ
ルタル層部分10bと、その両側に設ける気泡モルタル
層部分10cとに分けて、複数回に分けて打設したもの
である。各気泡モルタル層部分10a〜10cは配合や
強度の異なるものとしても良い。また、鉄骨地中梁4の
周辺部の気泡モルタル層部分10bには、気泡モルタル
に代えて、高配合の強度の強いコンクリート50を使用
しても良い。図6(B)の例は、気泡モルタル層部分1
0aを鉄骨地中梁4の下面レベルからさらに下がった位
置まで打設し、鉄骨地中梁4の鉄骨の周囲を高配合の強
度の強いコンクリート50で覆ったものである。この場
合、鉄骨梁4は、コンクリート50とで鉄骨コンクリー
ト梁4′となる。さらに、図6(C)のように、鉄骨地
中梁4の鉄骨の周辺に鉄筋30を配筋することもでき
る。すなわち、上端筋31と下端筋32とスターラップ
33とで構成する鉄筋30を鉄骨地中梁4の周りに配筋
し、鉄骨地中梁4の鉄骨の周囲を高い配合のコンクリー
ト50で覆う。これにより鉄骨地中梁4は、鉄骨鉄筋コ
ンクリート(SRC)製地中梁4″となる。なお、図6
(B),(C)の例において、コンクリート50の両側
には図6(A)の例と同様に気泡モルタル層部分10c
を打設する。
【0015】図7の例は、掘削溝8の中に、鉄骨地中梁
4の両側に各々位置する一対の型枠16,16を設け、
その中に気泡モルタル層10を打設したものである。掘
削溝8内の残りの空き空間は土砂で埋め戻す。図8の例
は、鉄骨地中梁4の上面に溝形鋼等の鋼材を溶接して露
出させ、鉄骨土台17としたものである。図9の例は、
鉄骨地中梁4の下面等にアンカー鉄筋18を溶接して、
鉄骨地中梁4と気泡モルタル層10との付着性を高めた
ものである。アンカー鉄筋18は、この他に例えば鉄骨
地中梁4の両側面で各々上下フランジに両端を溶接した
もの等としても良い。図10の例は、図1の例に比べ
て、柱脚基礎5を深くして基礎中央部5bを高く形成し
たものである。気泡モルタル層9の打設は、深く形成し
た掘削穴7の全体に行っても良く、あるいは図7の実施
例と同様に型枠を設けてその範囲内に打設しても良い。
4の両側に各々位置する一対の型枠16,16を設け、
その中に気泡モルタル層10を打設したものである。掘
削溝8内の残りの空き空間は土砂で埋め戻す。図8の例
は、鉄骨地中梁4の上面に溝形鋼等の鋼材を溶接して露
出させ、鉄骨土台17としたものである。図9の例は、
鉄骨地中梁4の下面等にアンカー鉄筋18を溶接して、
鉄骨地中梁4と気泡モルタル層10との付着性を高めた
ものである。アンカー鉄筋18は、この他に例えば鉄骨
地中梁4の両側面で各々上下フランジに両端を溶接した
もの等としても良い。図10の例は、図1の例に比べ
て、柱脚基礎5を深くして基礎中央部5bを高く形成し
たものである。気泡モルタル層9の打設は、深く形成し
た掘削穴7の全体に行っても良く、あるいは図7の実施
例と同様に型枠を設けてその範囲内に打設しても良い。
【0016】図11の例は、鉄骨地中梁に代えて鉄筋コ
ンクリート製地中梁20を設けた実施例である。鉄筋コ
ンクリート(RC)製地中梁20の周囲に設ける気泡モ
ルタル層10は、まず鉄筋コンクリート製地中梁20の
下面レベルまで設ける気泡モルタル層部分10aを打設
する。ついで、上端筋31と下端筋32と、スターラッ
プ33と、腹筋34と、幅止め筋35とによって構成さ
れる鉄筋30を配筋し、所定の鉄筋かぶり厚が確保でき
るように型枠16を、鉄筋コンクリート製地中梁20の
両側面位置に取付けて固定する。この後、高い配合の強
度の強いコンクリート50を打設し、硬化させて鉄筋コ
ンクリート製地中梁20を構築する。そして、数日間の
養生期間を経て、型枠16を脱型除去した後、残余の空
間に気泡ルタル層10cを打設する。この場合、鉄筋コ
ンクリート製地中梁20に代えて、既に梁として形成さ
れているプレキャストコンクリート(PC)製地中梁2
0′を設けても良い。その場合にはプレキャストコンク
リート(PC)製地中梁20′の据付は、両端の鉄骨柱
3とプレキャストコンクリート(PC)製地中梁20′
の端部にあるエンドプレートとの接合手段により強固に
接合することにより、あるいは鉄骨柱3とプレキャスト
コンクリート(PC)製地中梁20′との他の接合手段
(図示せず)により強固に接合することにより、そして
該プレキャストコンクリート(PC)製地中梁20′を
掘削溝8から支承する埋め殺しサポートを設けてプレキ
ャストコンクリート(PC)製地中梁20′の位置を仮
設的に安定させ、気泡モルタル層10を地中梁の全周に
一度打設が可能となる。
ンクリート製地中梁20を設けた実施例である。鉄筋コ
ンクリート(RC)製地中梁20の周囲に設ける気泡モ
ルタル層10は、まず鉄筋コンクリート製地中梁20の
下面レベルまで設ける気泡モルタル層部分10aを打設
する。ついで、上端筋31と下端筋32と、スターラッ
プ33と、腹筋34と、幅止め筋35とによって構成さ
れる鉄筋30を配筋し、所定の鉄筋かぶり厚が確保でき
るように型枠16を、鉄筋コンクリート製地中梁20の
両側面位置に取付けて固定する。この後、高い配合の強
度の強いコンクリート50を打設し、硬化させて鉄筋コ
ンクリート製地中梁20を構築する。そして、数日間の
養生期間を経て、型枠16を脱型除去した後、残余の空
間に気泡ルタル層10cを打設する。この場合、鉄筋コ
ンクリート製地中梁20に代えて、既に梁として形成さ
れているプレキャストコンクリート(PC)製地中梁2
0′を設けても良い。その場合にはプレキャストコンク
リート(PC)製地中梁20′の据付は、両端の鉄骨柱
3とプレキャストコンクリート(PC)製地中梁20′
の端部にあるエンドプレートとの接合手段により強固に
接合することにより、あるいは鉄骨柱3とプレキャスト
コンクリート(PC)製地中梁20′との他の接合手段
(図示せず)により強固に接合することにより、そして
該プレキャストコンクリート(PC)製地中梁20′を
掘削溝8から支承する埋め殺しサポートを設けてプレキ
ャストコンクリート(PC)製地中梁20′の位置を仮
設的に安定させ、気泡モルタル層10を地中梁の全周に
一度打設が可能となる。
【0017】図12の例は、図11の例の鉄筋コンクリ
ート製地中梁20に代えて、フーチング部22と立上り
部23とで構成されるプレキャストコンクリート(P
C)製地中梁20′を設けた例である。フーチング部2
2と立上り部23とは、各々別体に形成したプレキャス
トコンクリート材として現場で組立てても良く、また予
め一定に形成したものであっても良い。さらに、フーチ
ング部22と立上り部23とは、いずれか一方を現場打
ちコンクリートとしても良い。プレキャストコンクリー
ト製地中梁20′は、例えばコンクリート端面から突出
させた鉄筋等を介して柱と接合する。
ート製地中梁20に代えて、フーチング部22と立上り
部23とで構成されるプレキャストコンクリート(P
C)製地中梁20′を設けた例である。フーチング部2
2と立上り部23とは、各々別体に形成したプレキャス
トコンクリート材として現場で組立てても良く、また予
め一定に形成したものであっても良い。さらに、フーチ
ング部22と立上り部23とは、いずれか一方を現場打
ちコンクリートとしても良い。プレキャストコンクリー
ト製地中梁20′は、例えばコンクリート端面から突出
させた鉄筋等を介して柱と接合する。
【0018】
【発明の効果】この発明の建築物のフローティング地中
梁基礎は、鉄骨柱間を連結する地中梁を設け、前記鉄骨
柱の柱脚および前記地中梁の全周または一部分を覆う軽
量の気泡モルタル層を地中に設けたものであるため、軟
弱地盤においても重い上載荷重が負担でき、しかも地中
梁の高い剛性によって不等沈下が抑止される。また、地
盤の掘削範囲も少なくて済み、大型の建設機械を使用す
ることなく容易に施工できて、工期の短縮、施工コスト
の低減が図れる。しかも、気泡モルタル層により、地中
梁や鉄骨柱を構成する鋼材の腐食防止作用も得られる。
柱脚基礎の下にも気泡モルタル層を設けた場合は、上載
荷重の負担の余裕がより大きく得られる。鉄骨地中梁を
コンクリートで被覆した場合は、地中梁の強度がより向
上する。地中梁を鉄骨地中梁とした場合は、地中梁の剛
性が一層高められ、より確実に不等沈下が抑止される。
特に地中梁が一体の梁となった連続物の地中梁であっ
て、鉄骨柱との柱・梁接合部が剛結される接合部構造と
した鉄骨地中梁,鉄骨コンクリート製地中梁,鉄骨鉄筋
コンクリート(SRC)製地中梁,鉄筋コンクリート
(RC)製地中梁およびプレキャストコンクリート(P
C)製地中梁とした場合は、さらに地中梁の剛性が高め
られ、不等沈下の抑止が確実となる。
梁基礎は、鉄骨柱間を連結する地中梁を設け、前記鉄骨
柱の柱脚および前記地中梁の全周または一部分を覆う軽
量の気泡モルタル層を地中に設けたものであるため、軟
弱地盤においても重い上載荷重が負担でき、しかも地中
梁の高い剛性によって不等沈下が抑止される。また、地
盤の掘削範囲も少なくて済み、大型の建設機械を使用す
ることなく容易に施工できて、工期の短縮、施工コスト
の低減が図れる。しかも、気泡モルタル層により、地中
梁や鉄骨柱を構成する鋼材の腐食防止作用も得られる。
柱脚基礎の下にも気泡モルタル層を設けた場合は、上載
荷重の負担の余裕がより大きく得られる。鉄骨地中梁を
コンクリートで被覆した場合は、地中梁の強度がより向
上する。地中梁を鉄骨地中梁とした場合は、地中梁の剛
性が一層高められ、より確実に不等沈下が抑止される。
特に地中梁が一体の梁となった連続物の地中梁であっ
て、鉄骨柱との柱・梁接合部が剛結される接合部構造と
した鉄骨地中梁,鉄骨コンクリート製地中梁,鉄骨鉄筋
コンクリート(SRC)製地中梁,鉄筋コンクリート
(RC)製地中梁およびプレキャストコンクリート(P
C)製地中梁とした場合は、さらに地中梁の剛性が高め
られ、不等沈下の抑止が確実となる。
【図1】この発明の一実施例にかかるもので、(A)は
基礎の柱脚部付近の断面図、(B)は鉄骨地中梁部分の
断面図である。
基礎の柱脚部付近の断面図、(B)は鉄骨地中梁部分の
断面図である。
【図2】基礎全体の平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】施工手順の説明図である。
【図5】この発明の他の実施例における基礎の柱脚部分
の断面図である。
の断面図である。
【図6】(A)〜(C)は各々この発明のさらに他の実
施例における基礎の鉄骨地中梁付近の断面図である。
施例における基礎の鉄骨地中梁付近の断面図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例における基礎の鉄
骨地中梁付近の断面図である。
骨地中梁付近の断面図である。
【図8】この発明のさらに他の実施例における基礎の鉄
骨地中梁付近の断面図である。
骨地中梁付近の断面図である。
【図9】この発明のさらに他の実施例における基礎の鉄
骨地中梁付近の断面図である。
骨地中梁付近の断面図である。
【図10】この発明のさらに他の実施例における基礎の
柱脚部分の断面図である。
柱脚部分の断面図である。
【図11】この発明のさらに他の実施例における基礎の
地中梁付近の断面図である。
地中梁付近の断面図である。
【図12】この発明のさらに他の実施例における基礎の
地中梁付近の断面図である。
地中梁付近の断面図である。
2…基礎、3…鉄骨柱、4…鉄骨地中梁、4′…鉄骨コ
ンクリート製地中梁、4″…鉄骨鉄筋コンクリート製地
中梁、5…柱脚基礎、6…地盤、7…掘削穴、8…掘削
溝、9,10,15…気泡モルタル層、20…鉄筋コン
クリート製地中梁、20′…プレキャストコンクリート
製地中梁
ンクリート製地中梁、4″…鉄骨鉄筋コンクリート製地
中梁、5…柱脚基礎、6…地盤、7…掘削穴、8…掘削
溝、9,10,15…気泡モルタル層、20…鉄筋コン
クリート製地中梁、20′…プレキャストコンクリート
製地中梁
Claims (5)
- 【請求項1】 鉄骨柱間を連結する地中梁を設け、前記
鉄骨柱の柱脚および前記地中梁の全周または一部分を覆
う気泡モルタル層を地中に設け、この気泡モルタル層は
地盤の土よりも単位体積重量が軽いものとした建築物の
フローティング地中梁基礎。 - 【請求項2】 鉄骨柱は、地盤の掘削穴内に打設された
鉄筋コンクリート製の柱脚基礎上に立設し、前記掘削穴
の前記柱脚基礎上の部分に前記気泡モルタル層を設けた
請求項1記載の建築物のフローティング地中梁基礎。 - 【請求項3】 柱脚基礎の下に気泡モルタル層を設けた
請求項1または請求項2記載の建築物のフローティング
地中梁基礎。 - 【請求項4】 請求項1記載の建築物のフローティング
地中梁基礎において、前記地中梁を、鉄骨を主材とする
鉄骨地中梁とし、前記鉄骨地中梁の外側に気泡モルタル
層を設けた建築物のフローティング地中梁基礎。 - 【請求項5】 請求項1記載の建築物のフローティング
地中梁基礎において、地中梁を鉄筋コンクリート製地中
梁、またはプレキャストコンクリート製地中梁とし、前
記地中梁の外側に気泡モルタル層を設けた建築物のフロ
ーティング地中梁基礎。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9815094A JPH07279184A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 建築物のフローティング地中梁基礎 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9815094A JPH07279184A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 建築物のフローティング地中梁基礎 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07279184A true JPH07279184A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=14212152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9815094A Pending JPH07279184A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | 建築物のフローティング地中梁基礎 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07279184A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1025748A (ja) * | 1996-07-09 | 1998-01-27 | Sekisui House Ltd | 建築物の基礎とその施工方法 |
JP2000054400A (ja) * | 1998-08-05 | 2000-02-22 | Kazuaki Nishihiro | 支柱一体型基礎工法 |
JP2017203303A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 株式会社竹中工務店 | 複合基礎構造の構築方法 |
CN110984157A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-10 | 福建省东升鸿工程建设有限公司 | 一种绿色砂浆施工方法 |
CN115726394A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-03-03 | 中铁建设集团有限公司 | 一种塔吊基础结构及施工方法 |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP9815094A patent/JPH07279184A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1025748A (ja) * | 1996-07-09 | 1998-01-27 | Sekisui House Ltd | 建築物の基礎とその施工方法 |
JP2000054400A (ja) * | 1998-08-05 | 2000-02-22 | Kazuaki Nishihiro | 支柱一体型基礎工法 |
JP2017203303A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 株式会社竹中工務店 | 複合基礎構造の構築方法 |
CN110984157A (zh) * | 2019-12-24 | 2020-04-10 | 福建省东升鸿工程建设有限公司 | 一种绿色砂浆施工方法 |
CN110984157B (zh) * | 2019-12-24 | 2021-01-05 | 福建省东升鸿工程建设有限公司 | 一种绿色砂浆施工方法 |
CN115726394A (zh) * | 2022-12-19 | 2023-03-03 | 中铁建设集团有限公司 | 一种塔吊基础结构及施工方法 |
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