JPH07277171A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置Info
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- JPH07277171A JPH07277171A JP7019307A JP1930795A JPH07277171A JP H07277171 A JPH07277171 A JP H07277171A JP 7019307 A JP7019307 A JP 7019307A JP 1930795 A JP1930795 A JP 1930795A JP H07277171 A JPH07277171 A JP H07277171A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラクションコントロール実施中に、マスタ
ーシリンダのリザーバ内のブレーキ液がブレーキ回路に
吸引されることによるマスターシリンダの損傷を防止す
る。 【構成】 主流路3中に車輪ブレーキ液圧制御弁5を設
け、その弁から排出されたブレーキ液を貯留する排出液
溜め6と、液溜め6中のブレーキ液を主流路3の還流点
8に還流するポンプ7と、還流点8からマスターシリン
ダ1へ向かう液流を阻止するトラクションコントロール
切換弁16と、主流路3から分岐する補給流路11上
に、通常ブレーキ時は主流路3に連通する中間液溜め1
2を付加し、主流路3から分岐した連絡流路14の途中
にリリーフ弁15を設け、さらに、トラクションコント
ロール実施中に補給流路11から中間液溜め12に向か
う液流を阻止し、中間液溜め12と排出液溜め6とを連
通する第2の切換弁13を付加する。
ーシリンダのリザーバ内のブレーキ液がブレーキ回路に
吸引されることによるマスターシリンダの損傷を防止す
る。 【構成】 主流路3中に車輪ブレーキ液圧制御弁5を設
け、その弁から排出されたブレーキ液を貯留する排出液
溜め6と、液溜め6中のブレーキ液を主流路3の還流点
8に還流するポンプ7と、還流点8からマスターシリン
ダ1へ向かう液流を阻止するトラクションコントロール
切換弁16と、主流路3から分岐する補給流路11上
に、通常ブレーキ時は主流路3に連通する中間液溜め1
2を付加し、主流路3から分岐した連絡流路14の途中
にリリーフ弁15を設け、さらに、トラクションコント
ロール実施中に補給流路11から中間液溜め12に向か
う液流を阻止し、中間液溜め12と排出液溜め6とを連
通する第2の切換弁13を付加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンチロック機能と
所謂トラクション機能を併せ持つブレーキ液圧制御装置
に関する。
所謂トラクション機能を併せ持つブレーキ液圧制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】アンチロック装置(ABS)のうちもっ
とも簡単なものとして、マスターシリンダから車輪ブレ
ーキに至る主流路中に排出弁を含む車輪ブレーキ液圧制
御弁を設け、さらに、排出弁から排出されたブレーキ液
を一時的に貯留する排出液溜めと、この液溜め中のブレ
ーキ液を汲み上げて主流路に戻すポンプを設ける所謂還
流式が知られている。この装置にトラクション機能を付
加する場合、アンチロック用の還流ポンプをトラクショ
ンコントロール用の加圧源として用いれば、構造の簡素
化に関して最大級の効果を期待できる。
とも簡単なものとして、マスターシリンダから車輪ブレ
ーキに至る主流路中に排出弁を含む車輪ブレーキ液圧制
御弁を設け、さらに、排出弁から排出されたブレーキ液
を一時的に貯留する排出液溜めと、この液溜め中のブレ
ーキ液を汲み上げて主流路に戻すポンプを設ける所謂還
流式が知られている。この装置にトラクション機能を付
加する場合、アンチロック用の還流ポンプをトラクショ
ンコントロール用の加圧源として用いれば、構造の簡素
化に関して最大級の効果を期待できる。
【0003】しかし、そのような方法を採る場合には、
ポンプ吸い込み口側にブレーキ液を補給してやらねばな
らない。その補給法については、いくつかの公知例があ
る。これらの公知例は、マスターシリンダのリザーバか
らポンプ吸い込み口側に直接補給流路を設ける方式と、
マスターシリンダの吐出口と車輪ブレーキを連通する主
流路から補給流路を分岐させる方式に分類されるが、こ
れらの中でも、車輪への装着の便、及び余剰ブレーキ液
をマスターシンリダの吸入口からリザーバに逆流させる
必要性の有無を考えると後者の方が有利である。
ポンプ吸い込み口側にブレーキ液を補給してやらねばな
らない。その補給法については、いくつかの公知例があ
る。これらの公知例は、マスターシリンダのリザーバか
らポンプ吸い込み口側に直接補給流路を設ける方式と、
マスターシリンダの吐出口と車輪ブレーキを連通する主
流路から補給流路を分岐させる方式に分類されるが、こ
れらの中でも、車輪への装着の便、及び余剰ブレーキ液
をマスターシンリダの吸入口からリザーバに逆流させる
必要性の有無を考えると後者の方が有利である。
【0004】補給流路を主流路から分岐する後者の方式
では、トラクションコントロール実施時にポンプからの
還流点からマスターシリンダに向かう液流を阻止するト
ラクションコントロール切換弁と、通常のブレーキ操作
時(マスターシリンダ加圧時)に補給流路から排出液溜
めに向かう液流を阻止する遮断弁を必要とする。
では、トラクションコントロール実施時にポンプからの
還流点からマスターシリンダに向かう液流を阻止するト
ラクションコントロール切換弁と、通常のブレーキ操作
時(マスターシリンダ加圧時)に補給流路から排出液溜
めに向かう液流を阻止する遮断弁を必要とする。
【0005】また、補給流路から分岐する後者の方式の
問題点は、マスターシリンダの吸入口での吸入抵抗、マ
スターシリンダからブレーキ液圧制御装置までの配管抵
抗、更に通常ブレーキ時に補給流路を閉鎖する遮断弁内
部での抵抗等により、ポンプへのブレーキ液補給流量が
制限され、トラクションコントロール初期のブレーキ液
圧立ち上がりが遅れる可能性があるため、かかる不具合
を無くすために、補給流路に連通する中間液溜めを設け
ているものがある。
問題点は、マスターシリンダの吸入口での吸入抵抗、マ
スターシリンダからブレーキ液圧制御装置までの配管抵
抗、更に通常ブレーキ時に補給流路を閉鎖する遮断弁内
部での抵抗等により、ポンプへのブレーキ液補給流量が
制限され、トラクションコントロール初期のブレーキ液
圧立ち上がりが遅れる可能性があるため、かかる不具合
を無くすために、補給流路に連通する中間液溜めを設け
ているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】補給流路に連通する中
間液溜めを設けている方式の問題点は、以下のようなも
のがある。
間液溜めを設けている方式の問題点は、以下のようなも
のがある。
【0007】中間液溜めは、中間液溜めの内部液圧が大
気圧以下となるとき、内外の圧力差で液溜めの体積を減
少させて内部液圧をほぼ大気圧に近い値に保つよう構成
されている。また、トラクションコントロール終了時に
は、スプリング力やゴム等の弾性復元力により、初期状
態たる容積拡張側に復帰するように構成されている。
気圧以下となるとき、内外の圧力差で液溜めの体積を減
少させて内部液圧をほぼ大気圧に近い値に保つよう構成
されている。また、トラクションコントロール終了時に
は、スプリング力やゴム等の弾性復元力により、初期状
態たる容積拡張側に復帰するように構成されている。
【0008】そのため、トラクションコントロールが長
時間に及ぶときには、中間液溜めが容積拡張側に戻ろう
とする作用により、トラクションコントロール実施中に
も中間液溜めが補給流路を介してマスターシリンダのリ
ザーバからブレーキ液を吸い込んでしまう。
時間に及ぶときには、中間液溜めが容積拡張側に戻ろう
とする作用により、トラクションコントロール実施中に
も中間液溜めが補給流路を介してマスターシリンダのリ
ザーバからブレーキ液を吸い込んでしまう。
【0009】この吸込みが生じているときに運転者が制
動をかけると、通常のブレーキ操作をしたときのブレー
キペダルの入り込み量に対応してブレーキ回路に送り込
まれるブレーキ液量以上のブレーキ液がブレーキ回路に
送り込まれた状態が現出する。
動をかけると、通常のブレーキ操作をしたときのブレー
キペダルの入り込み量に対応してブレーキ回路に送り込
まれるブレーキ液量以上のブレーキ液がブレーキ回路に
送り込まれた状態が現出する。
【0010】この状態に陥った後に運転者がブレーキペ
ダルから足を離すと、ブレーキ回路にトラップされた高
圧の液により、コンベンショナル型のマスターシリンダ
ではシリンダ内のカップシールがサイドポートを通過す
る際にかじられ、またセンタバルブ型のマスターシリン
ダではセンタバルブのゴム製シールがかじられるという
不具合が生じる。
ダルから足を離すと、ブレーキ回路にトラップされた高
圧の液により、コンベンショナル型のマスターシリンダ
ではシリンダ内のカップシールがサイドポートを通過す
る際にかじられ、またセンタバルブ型のマスターシリン
ダではセンタバルブのゴム製シールがかじられるという
不具合が生じる。
【0011】かかる問題は、マスターシリンダが、上記
コンベンショナル型、或いはセンタバルブ型のシングル
マスターシリンダでも、コンベンショナル+コンベンシ
ョナル、センターバルブ+センターバルブ、センターバ
ルブ+コンベンショナルのタンデムマスターシリンダで
も生じうるし、これ等以外の方式(例えばティルトバル
ブ方式など)のマスターシリンダでも生じる。
コンベンショナル型、或いはセンタバルブ型のシングル
マスターシリンダでも、コンベンショナル+コンベンシ
ョナル、センターバルブ+センターバルブ、センターバ
ルブ+コンベンショナルのタンデムマスターシリンダで
も生じうるし、これ等以外の方式(例えばティルトバル
ブ方式など)のマスターシリンダでも生じる。
【0012】この発明の課題は上記のような従来装置の
問題点を解決するために、トラクションコントロール実
施中にブレーキペダルが踏込まれてもブレーキ回路に必
要以上にブレーキ液が送り込まれないようにすることで
ある。
問題点を解決するために、トラクションコントロール実
施中にブレーキペダルが踏込まれてもブレーキ回路に必
要以上にブレーキ液が送り込まれないようにすることで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はトラクションコントロール弁を有する
ブレーキ液圧制御装置の補給流路上に、少なくとも通常
ブレーキ時は主流路に連通する中間液溜めを付加し、こ
の補給流路と排出液溜めの間に、トラクションコントロ
ール時には、補給流路と排出液溜めの連通を遮断する第
2の切換弁を設ける構成を採用した。
めに、この発明はトラクションコントロール弁を有する
ブレーキ液圧制御装置の補給流路上に、少なくとも通常
ブレーキ時は主流路に連通する中間液溜めを付加し、こ
の補給流路と排出液溜めの間に、トラクションコントロ
ール時には、補給流路と排出液溜めの連通を遮断する第
2の切換弁を設ける構成を採用した。
【0014】かかるブレーキ装置は、上記中間液溜め
が、先に述べた容積拡張型である場合、即ち中間液溜め
の内部液圧が大気圧以下となるとき、液溜めの体積を減
少させて内部液圧をほぼ大気圧に近い値に保ち、中間液
溜めの容積が初期位置よりも小さい状態で、補給流路か
ら中間液溜めに向かう流路が連通し、かつマスターシリ
ンダのリザーバからの液圧が内部液圧として作用すると
き、中間液溜めの体積を増加させるものである場合に、
特に顕著な効果を奏する。
が、先に述べた容積拡張型である場合、即ち中間液溜め
の内部液圧が大気圧以下となるとき、液溜めの体積を減
少させて内部液圧をほぼ大気圧に近い値に保ち、中間液
溜めの容積が初期位置よりも小さい状態で、補給流路か
ら中間液溜めに向かう流路が連通し、かつマスターシリ
ンダのリザーバからの液圧が内部液圧として作用すると
き、中間液溜めの体積を増加させるものである場合に、
特に顕著な効果を奏する。
【0015】なお、トラクションコントロール切換弁及
び第2の切換弁は、電磁弁でもよいし、マスターシリン
ダ圧力をトリガーとする応圧切換弁であってもよい。
び第2の切換弁は、電磁弁でもよいし、マスターシリン
ダ圧力をトリガーとする応圧切換弁であってもよい。
【0016】また、連絡流路の途中に設けるリリーフ弁
は、トラクションコントロール実施時にリリーフ弁位置
をとり、マスターシリンダ加圧時には流路の全開放位置
をとる2位置切換弁が好ましい。さらに、この2位置切
換えのリリーフ弁は、電磁弁であるのがよい。その2位
置切換えの電磁リリーフ弁を用いてトラクションコント
ロール実施時にのみリリーフ弁位置をとる構成、或いは
トラクションコントロール終了時に一定時間流路の全開
放位置をとる構成にしておくと、実施例で述べる懸念も
無くし得る。
は、トラクションコントロール実施時にリリーフ弁位置
をとり、マスターシリンダ加圧時には流路の全開放位置
をとる2位置切換弁が好ましい。さらに、この2位置切
換えのリリーフ弁は、電磁弁であるのがよい。その2位
置切換えの電磁リリーフ弁を用いてトラクションコント
ロール実施時にのみリリーフ弁位置をとる構成、或いは
トラクションコントロール終了時に一定時間流路の全開
放位置をとる構成にしておくと、実施例で述べる懸念も
無くし得る。
【0017】
【作用】トラクションコントロール実施中は、、第2の
切換弁により、ポンプ吸入口と補給流路の連通が完全に
遮断される。
切換弁により、ポンプ吸入口と補給流路の連通が完全に
遮断される。
【0018】このため、ポンプが液を吸引するのは中間
液溜め及び排出液溜めからだけとなり、マスターシリン
ダのリザーバから液を吸い込むことがなくなる。
液溜め及び排出液溜めからだけとなり、マスターシリン
ダのリザーバから液を吸い込むことがなくなる。
【0019】
【実施例】図1は、3位置制御ABSの場合で、主流路
と補給流路が常時連通しており、トラクションコントロ
ール切換弁が主流路と補給流路の分岐点とポンプからの
還流点との間に設けられた2ポート2位置弁である例を
示している。
と補給流路が常時連通しており、トラクションコントロ
ール切換弁が主流路と補給流路の分岐点とポンプからの
還流点との間に設けられた2ポート2位置弁である例を
示している。
【0020】ブレーキペダルで操作するマスターシリン
ダ1(これには任意のブースタを組合わせることができ
る)は、二つの吐出口を持つが、両系統は全く対称であ
るので、ここでは、第1の系統についてのみ説明する。
ダ1(これには任意のブースタを組合わせることができ
る)は、二つの吐出口を持つが、両系統は全く対称であ
るので、ここでは、第1の系統についてのみ説明する。
【0021】吐出口2と車輪ブレーキ4を連通する主流
路3の途中に排出弁を含んだ車輪ブレーキ液圧制御弁5
が設けられている。この車輪ブレーキ液圧制御弁は、加
圧、保持、減圧を行う図のような3位置型であってもよ
いし、保持位置のない2位置型であってもよい。また、
この制御弁には、アンチロック制御中にブレーキペダル
を弛めたとき迅速にブレーキ液圧を低下させるための逆
止弁を並列に付加することが多い(図では省略してあ
る)。
路3の途中に排出弁を含んだ車輪ブレーキ液圧制御弁5
が設けられている。この車輪ブレーキ液圧制御弁は、加
圧、保持、減圧を行う図のような3位置型であってもよ
いし、保持位置のない2位置型であってもよい。また、
この制御弁には、アンチロック制御中にブレーキペダル
を弛めたとき迅速にブレーキ液圧を低下させるための逆
止弁を並列に付加することが多い(図では省略してあ
る)。
【0022】車輪ブレーキ液圧制御弁5が排出位置にあ
るとき、車輪ブレーキ4は排出液溜め6に連通される。
ポンプ7は排出液溜め6中のブレーキ液を汲み出して主
流路中の還流点8に送り出す。また、図示省略してある
がポンプ7の吐出脈動を抑制するために緩衝液溜め及び
絞りの組合せが好んで用いられる。
るとき、車輪ブレーキ4は排出液溜め6に連通される。
ポンプ7は排出液溜め6中のブレーキ液を汲み出して主
流路中の還流点8に送り出す。また、図示省略してある
がポンプ7の吐出脈動を抑制するために緩衝液溜め及び
絞りの組合せが好んで用いられる。
【0023】以上は還流式アンチロックブレーキ液圧制
御装置の基本構成であり、これをトラクションコントロ
ール兼用となすために以下の諸要素を付加する。還流点
8よりも主流路3の上流に配置する分岐点と中間液溜め
12を連通する補給流路11を設け、更にこの補給流路
11と前記排出液溜め6と中間液溜め12の間に第2の
切換弁13を設ける。また、中間液溜め12と主流路3
を通じる連絡流路14にはリリーフ弁15を設け、上記
還流点8と上記分岐点との間に遮断弁を含んだトラクシ
ョンコントロール切換弁16を設ける。
御装置の基本構成であり、これをトラクションコントロ
ール兼用となすために以下の諸要素を付加する。還流点
8よりも主流路3の上流に配置する分岐点と中間液溜め
12を連通する補給流路11を設け、更にこの補給流路
11と前記排出液溜め6と中間液溜め12の間に第2の
切換弁13を設ける。また、中間液溜め12と主流路3
を通じる連絡流路14にはリリーフ弁15を設け、上記
還流点8と上記分岐点との間に遮断弁を含んだトラクシ
ョンコントロール切換弁16を設ける。
【0024】上記中間液溜め12は、図4に示すように
内部にピストン20とスプリング21を有し、上部は連
絡流路14に通じ、下部は大気に通じているから、内部
の液圧が大気圧以下になるとピストン20の下部に加わ
る大気圧により、ピストン20がスプリング21を圧縮
して上昇し、上部の液溜めの容積を減少させるように働
く。
内部にピストン20とスプリング21を有し、上部は連
絡流路14に通じ、下部は大気に通じているから、内部
の液圧が大気圧以下になるとピストン20の下部に加わ
る大気圧により、ピストン20がスプリング21を圧縮
して上昇し、上部の液溜めの容積を減少させるように働
く。
【0025】上記実施例では車輪ブレーキ液圧制御弁5
として加圧、保持、減圧を行う3ポート、3位置の電磁
式の切換弁、第2の切換弁13としては3ポート2位置
の応圧式の切換弁、トラクションコントロール切換弁1
6として電磁式の切換弁を採用している。
として加圧、保持、減圧を行う3ポート、3位置の電磁
式の切換弁、第2の切換弁13としては3ポート2位置
の応圧式の切換弁、トラクションコントロール切換弁1
6として電磁式の切換弁を採用している。
【0026】なお、図示省略してあるが、車輪の回転数
を検出する回転数センサからの信号を受けて、各電磁式
切換弁からなる上記制御弁5や切換弁16およびポンプ
7を制御する電子制御装置を設ける。
を検出する回転数センサからの信号を受けて、各電磁式
切換弁からなる上記制御弁5や切換弁16およびポンプ
7を制御する電子制御装置を設ける。
【0027】上記の実施例において、通常ブレーキ時は
図1のように車輪ブレーキ液圧制御弁5の排出弁は主流
路3を排出液溜め6から遮断し、車輪ブレーキ4に通じ
ている。また、通常ブレーキ及びアンチロックブレーキ
作動中は第2の切換弁13は図1のように補給流路11
と中間液溜め12を連通する位置となっている。
図1のように車輪ブレーキ液圧制御弁5の排出弁は主流
路3を排出液溜め6から遮断し、車輪ブレーキ4に通じ
ている。また、通常ブレーキ及びアンチロックブレーキ
作動中は第2の切換弁13は図1のように補給流路11
と中間液溜め12を連通する位置となっている。
【0028】トラクションコントロール実施時にはトラ
クションコントロール切換弁16が働いて主流路3を補
給流路11と連絡流路14の接続点の間で遮断し、マス
ターシリンダ圧力をトリガーとする第2の切換弁13
は、バネによりバイアスがかかる通常位置で補給流路1
1を中間液溜め12から遮断し、中間液溜め12と排出
液溜め6を連通させる。このためポンプ7が液を吸引す
るのは中間液溜め12および排出液溜め6のみとなり、
マスターシリンダ1のリザーバから液を吸い込むおそれ
がなくなる。
クションコントロール切換弁16が働いて主流路3を補
給流路11と連絡流路14の接続点の間で遮断し、マス
ターシリンダ圧力をトリガーとする第2の切換弁13
は、バネによりバイアスがかかる通常位置で補給流路1
1を中間液溜め12から遮断し、中間液溜め12と排出
液溜め6を連通させる。このためポンプ7が液を吸引す
るのは中間液溜め12および排出液溜め6のみとなり、
マスターシリンダ1のリザーバから液を吸い込むおそれ
がなくなる。
【0029】図2の実施例2では、第2の切換弁13と
して電磁式の切換弁、トラクションコントロール切換弁
16として応圧弁式の切換弁を採用したものを示してい
る。その他の部分の構成や作用は実施例1と同様である
から同一の符号を付して説明を省略する。
して電磁式の切換弁、トラクションコントロール切換弁
16として応圧弁式の切換弁を採用したものを示してい
る。その他の部分の構成や作用は実施例1と同様である
から同一の符号を付して説明を省略する。
【0030】図3の実施例3は、2位置制御ABSにこ
の発明を実施した場合を示し、トラクションコントロー
ル切換弁16として3ポート2位置の電磁式切換弁、第
2の切換弁13としてマスターシリンダ圧力をトリガー
とする応圧式の切換弁を用いている。この場合、3ポー
ト2位置式のトラクションコントロール切換弁16はト
ラクションコントロール実施中にマスターシリンダ1と
車輪ブレーキ4を連通するように接続されており、トラ
クションコントロール実施中に急制動を掛けたときに急
加圧が可能となっている。
の発明を実施した場合を示し、トラクションコントロー
ル切換弁16として3ポート2位置の電磁式切換弁、第
2の切換弁13としてマスターシリンダ圧力をトリガー
とする応圧式の切換弁を用いている。この場合、3ポー
ト2位置式のトラクションコントロール切換弁16はト
ラクションコントロール実施中にマスターシリンダ1と
車輪ブレーキ4を連通するように接続されており、トラ
クションコントロール実施中に急制動を掛けたときに急
加圧が可能となっている。
【0031】なお、図3(I)は通常ブレーキ時、図3
(II)はトラクションコントロール実施時を示してい
る。
(II)はトラクションコントロール実施時を示してい
る。
【0032】図5及び図6は、リリーフ弁15を2位置
切換えの電磁リリーフ弁とした例(実施例4及び5)で
ある。
切換えの電磁リリーフ弁とした例(実施例4及び5)で
ある。
【0033】先に示した構成のリリーフ弁であると、ト
ラクションコントロールがひとたび実施されたトラクシ
ョンコントロールが終了した直後は、リリーフ弁15の
設定圧相当のブレーキ液が中間液溜めに還れない状態が
生じ、通常ブレーキ操作がなされて初めて中間液溜めに
ブレーキ液が満たされる。
ラクションコントロールがひとたび実施されたトラクシ
ョンコントロールが終了した直後は、リリーフ弁15の
設定圧相当のブレーキ液が中間液溜めに還れない状態が
生じ、通常ブレーキ操作がなされて初めて中間液溜めに
ブレーキ液が満たされる。
【0034】そのため、トラクションコントロールが一
旦終了してその後再度繰返され、その間に通常ブレーキ
操作がなされない場合、2回目以降のトラクションコン
トロール実施の際、中間液溜め12にポンプ7が吸うべ
きブレーキ液が充分に存在しない状態が現出する。即
ち、該当車両のブレーキ系の液圧剛性と所望のトラクシ
ョン制御液圧から求められるブレーキ液の容量よりも、
中間液溜め12に存在するブレーキ液の容量が不足し、
2回目以降のトラクションコントロールに際し、満足な
ブレーキ加圧が得られない事態を招くおそれがある。
旦終了してその後再度繰返され、その間に通常ブレーキ
操作がなされない場合、2回目以降のトラクションコン
トロール実施の際、中間液溜め12にポンプ7が吸うべ
きブレーキ液が充分に存在しない状態が現出する。即
ち、該当車両のブレーキ系の液圧剛性と所望のトラクシ
ョン制御液圧から求められるブレーキ液の容量よりも、
中間液溜め12に存在するブレーキ液の容量が不足し、
2回目以降のトラクションコントロールに際し、満足な
ブレーキ加圧が得られない事態を招くおそれがある。
【0035】そこで、図5のブレーキ装置は、リリーフ
弁15を、リリーフ弁位置と流路抵抗が0又は0に近い
状態になる流路の全開放位置をもつ2位置切換えの電磁
リリーフ弁とし、この弁を、トラクションコントロール
実施時にリリーフ弁位置をとり、マスターシリンダ加圧
時に流路の全開放位置をとるように制御する構成にして
いる。その制御は図5の装置では非通電時にリリーフ弁
15が流路の全開放位置をとるので、トラクションコン
トロール実施時にのみ通電するように行う。このときの
リリーフ弁位置への切換えは、通常ブレーキでの信頼確
保の面からトラクションコントロールの開始時点で行う
のが望ましい。
弁15を、リリーフ弁位置と流路抵抗が0又は0に近い
状態になる流路の全開放位置をもつ2位置切換えの電磁
リリーフ弁とし、この弁を、トラクションコントロール
実施時にリリーフ弁位置をとり、マスターシリンダ加圧
時に流路の全開放位置をとるように制御する構成にして
いる。その制御は図5の装置では非通電時にリリーフ弁
15が流路の全開放位置をとるので、トラクションコン
トロール実施時にのみ通電するように行う。このときの
リリーフ弁位置への切換えは、通常ブレーキでの信頼確
保の面からトラクションコントロールの開始時点で行う
のが望ましい。
【0036】一方、図6のブレーキ装置は、非通電時に
リリーフ弁位置をとる2位置切換えの電磁リリーフ弁1
5を採用しているので、トラクションコントロール時だ
けでなく通常ブレーキ時もリリーフ弁位置をとらせ、ト
ラクションコントロール終了直後に一定時間だけ流路の
全開放位置をとらせるようにしている。流路の全開放位
置をとる時間は、特に一定時間に制限される訳ではない
が、中間液溜め12に還るべき液が無くなった後も引き
続き流路の全開放位置をとるのは意味がない。電磁弁を
無駄に作動させる分、電力のロスがでる。
リリーフ弁位置をとる2位置切換えの電磁リリーフ弁1
5を採用しているので、トラクションコントロール時だ
けでなく通常ブレーキ時もリリーフ弁位置をとらせ、ト
ラクションコントロール終了直後に一定時間だけ流路の
全開放位置をとらせるようにしている。流路の全開放位
置をとる時間は、特に一定時間に制限される訳ではない
が、中間液溜め12に還るべき液が無くなった後も引き
続き流路の全開放位置をとるのは意味がない。電磁弁を
無駄に作動させる分、電力のロスがでる。
【0037】なお、この図6の構成でリリーフ弁15が
流路の全開放位置をとっているときに改めてトラクショ
ンコントロールが再開されるときには、当然にその時点
で弁15を切換えてリリーフ弁位置をとらせる。
流路の全開放位置をとっているときに改めてトラクショ
ンコントロールが再開されるときには、当然にその時点
で弁15を切換えてリリーフ弁位置をとらせる。
【0038】このようにしておけば、トラクションコン
トロール終了後速やかに主流路3と中間液溜め12が連
通して中間液溜め12にブレーキ液が充填され、2回目
以降のトラクションコントロール時にポンプがブレーキ
液を吸い込むことが可能となり、トラクションコントロ
ールが円滑に遂行される。
トロール終了後速やかに主流路3と中間液溜め12が連
通して中間液溜め12にブレーキ液が充填され、2回目
以降のトラクションコントロール時にポンプがブレーキ
液を吸い込むことが可能となり、トラクションコントロ
ールが円滑に遂行される。
【0039】
【効果】この発明は補給流路中に中間液溜めを設け、こ
の中間液溜めとして先に述べた容積拡張型のものを採用
しているので、マスターシリンダ吸入口での吸入抵抗、
マスターシリンダからブレーキ液圧制御装置までの配管
抵抗の影響が回避されてポンプへの補給能力が高まり、
制御装置の最簡素化を図ってもトラクションコントロー
ル初期のブレーキ液圧の立ち上りの遅れが無くなる。
の中間液溜めとして先に述べた容積拡張型のものを採用
しているので、マスターシリンダ吸入口での吸入抵抗、
マスターシリンダからブレーキ液圧制御装置までの配管
抵抗の影響が回避されてポンプへの補給能力が高まり、
制御装置の最簡素化を図ってもトラクションコントロー
ル初期のブレーキ液圧の立ち上りの遅れが無くなる。
【0040】しかし、一方で、トラクションコントロー
ルが長時間に及ぶときには、中間液溜めが容積拡張側に
戻ろうとする作用により、トラクションコントロール実
施中にも中間液溜めが補給流路を介してマスターシリン
ダのリザーバからブレーキ液を吸い込んでしまう状態で
運転者が制動をかけると、通常のブレーキ操作をしたと
きのブレーキペダルの入り込み量に対応してブレーキ回
路に送り込まれるブレーキ液量以上のブレーキ液がブレ
ーキ回路に送り込まれた状態が現出し、ブレーキ解除時
にマスターシリンダに不具合を生じるおそれがある。こ
の発明では、中間液溜めと共に付加した第2の切換弁に
より、トラクションコントロール実施中にはポンプ吸入
口と補給流路の間が完全に遮断されるため、トラクショ
ンコントロール実施中にマスターシリンダのリザーバか
らブレーキ液がブレーキ回路に吸引されるという事態が
さけられ、これにより、マスターシリンダが損傷するお
それがなくなる。
ルが長時間に及ぶときには、中間液溜めが容積拡張側に
戻ろうとする作用により、トラクションコントロール実
施中にも中間液溜めが補給流路を介してマスターシリン
ダのリザーバからブレーキ液を吸い込んでしまう状態で
運転者が制動をかけると、通常のブレーキ操作をしたと
きのブレーキペダルの入り込み量に対応してブレーキ回
路に送り込まれるブレーキ液量以上のブレーキ液がブレ
ーキ回路に送り込まれた状態が現出し、ブレーキ解除時
にマスターシリンダに不具合を生じるおそれがある。こ
の発明では、中間液溜めと共に付加した第2の切換弁に
より、トラクションコントロール実施中にはポンプ吸入
口と補給流路の間が完全に遮断されるため、トラクショ
ンコントロール実施中にマスターシリンダのリザーバか
らブレーキ液がブレーキ回路に吸引されるという事態が
さけられ、これにより、マスターシリンダが損傷するお
それがなくなる。
【0041】なお、連絡流路の液を中間液溜めにリリー
フする弁として、図5、6で述べた2位置切換えの電磁
リリーフ弁を用いるものは、トラクションコントロール
終了時に速やかに中間液溜めにブレーキ液が充填される
ため、連続的にトラクションコントロールの必要が生じ
た時も中間液溜めにポンプが吸うべきブレーキ液が充分
に存在しており、そのため、所望のトラクション加圧が
可能となり、トラクションコントロールの信頼性が向上
する。
フする弁として、図5、6で述べた2位置切換えの電磁
リリーフ弁を用いるものは、トラクションコントロール
終了時に速やかに中間液溜めにブレーキ液が充填される
ため、連続的にトラクションコントロールの必要が生じ
た時も中間液溜めにポンプが吸うべきブレーキ液が充分
に存在しており、そのため、所望のトラクション加圧が
可能となり、トラクションコントロールの信頼性が向上
する。
【図1】実施例1の回路図
【図2】実施例2の回路図
【図3】実施例3の回路図
【図4】中間液溜めの実施例を示す拡大縦断面図
【図5】実施例4の回路図
【図6】実施例5の回路図
1 マスターシリンダ 3 主流路 4 車輪ブレーキ 5 車輪ブレーキ液圧制御弁 6 排出液溜め 7 ポンプ 8 還流点 11 補給流路 12 中間液溜め 13 第2の切換弁 14 連絡流路 15 リリーフ弁 16 トラクションコントロール切換弁
Claims (12)
- 【請求項1】 マスターシリンダから車輪ブレーキに至
る主流路中に設けられる、少なくとも排出弁を含んだ車
輪ブレーキ液圧制御弁と、 上記排出弁から排出されたブレーキ液を一時的に貯留す
る排出液溜めと、 この排出液溜め中のブレーキ液を汲み上げて主流路中の
還流点に還流するポンプと、 トラクションコントロール実施時に上記還流点からマス
ターシリンダへ向かう液流を阻止するトラクションコン
トロール切換弁とを有するブレーキ液圧制御装置におい
て、 上記トラクションコントロール切換弁よりも上流で主流
路から分岐する補給流路を設け、該補給流路上に、少な
くとも通常ブレーキ時は主流路に連通する中間液溜めを
付加し、 上記トラクションコントロール切換弁よりも下流で主流
路から分岐し、上記中間液溜めに至る連絡流路を設け、 該連絡流路の途中にはトラクション制御に必要な最高液
圧よりも該連絡流路の液圧が高くなったときに上記中間
液溜めに液をリリーフするリリーフ弁を設けるととも
に、 トラクションコントロール実施中に上記補給流路から中
間液溜めに向かう液流を阻止し、上記中間液溜めと上記
排出液溜めとを連通する第2の切換弁を付加したことを
特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項2】 前記第2の切換弁が、通常ブレーキ及び
アンチロックブレーキ作動中は上記補給流路と中間液溜
めを連通するように構成したことを特徴とする請求項1
記載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項3】 前記中間液溜めを、中間液溜めの内部液
圧が大気圧以下となるとき、内外の圧力差で液溜めの体
積を減少させて内部液圧をほぼ大気圧に近い値に保ち、
中間液溜めの容積が初期位置よりも小さい状態で、補給
流路から中間液溜めに向かう流路が連通し、かつマスタ
ーシリンダのリザーバからの液圧が内部液圧として作用
するとき、弾性復元力で中間液溜めの体積を増加させる
ように構成したことを特徴とする請求項1または2記載
のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項4】 前記第2の切換弁を、マスターシリンダ
圧力をトリガーとする応圧切換弁としたことを特徴とす
る請求項1、2又は3記載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項5】 前記トラクションコントロール切換弁
を、マスターシリンダ圧力をトリガーとする応圧切換弁
としたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のブレ
ーキ液圧制御装置。 - 【請求項6】 トラクションコントロール切換弁を主流
路と補給流路の分岐点の下流に設け、かつ、このトラク
ションコントロール切換弁として、マスターシリンダと
の連通をポンプからの還流点またはホイールシリンダの
いずれかに切換える3ポート2位置弁を用いたことを特
徴とする請求項1、2又は3記載のブレーキ液圧制御装
置。 - 【請求項7】 前記リリーフ弁を、トラクションコント
ロール実施時にリリーフ弁位置をとり、マスターシリン
ダ加圧時には流路の全開放位置をとる2位置切換弁とし
て構成したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
に記載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項8】 前記2位置切換えのリリーフ弁として電
磁弁を用いることを特徴とする請求項7記載のブレーキ
液圧制御装置。 - 【請求項9】 前記2位置切換えの電磁リリーフ弁とし
て、非通電時に流路の全開放位置をとるものを用いるこ
とを特徴とする請求項8記載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項10】 前記2位置切換えの電磁リリーフ弁
を、トラクションコントロールの開始時点でリリーフ弁
位置に切換える構成にしたことを特徴とする請求項9記
載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項11】 前記2位置切換えの電磁リリーフ弁と
して、非通電時にリリーフ弁位置をとるものを用いるこ
とを特徴とする請求項8記載のブレーキ液圧制御装置。 - 【請求項12】 前記リリーフ弁を、非通電時にリリー
フ弁位置をとり、通電時に流路の全開放位置をとる2位
置切換えの電磁リリーフ弁としてトラクションコントロ
ール終了直後に一定時間だけ流路の全開放位置をとるよ
うに構成した請求項1乃至6のいずれかに記載のブレー
キ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019307A JPH07277171A (ja) | 1994-02-16 | 1995-02-07 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-19232 | 1994-02-16 | ||
JP1923294 | 1994-02-16 | ||
JP7019307A JPH07277171A (ja) | 1994-02-16 | 1995-02-07 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07277171A true JPH07277171A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=26356062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7019307A Pending JPH07277171A (ja) | 1994-02-16 | 1995-02-07 | ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07277171A (ja) |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP7019307A patent/JPH07277171A/ja active Pending
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